Developers Summit 2013【15-B-6】開発者の "資産形成" につながる Action とは?
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20-Aug-2015 -
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Developers Summit 2013【15-B-6】
開発者の "資産形成" につながるAction とは?
インフラジスティックス・ジャパン株式会社 東 賢
Summit
Developers
INFRAGISTICS 【名】
ɪnfrədʒɪˈstɪks : インフラジスティックス
1. ニュージャージーに本社を置く UI コントロールを中心としたソフトウェア製品を開発・販売するグローバルカンパニー
2. Infrastructure(基礎構造)+ logistics(後方支援)
3. バイク乗りが社長の東京・原宿の会社【日本】
4. インフラさん【俗称】
SummitDevelopers
利用のポイント/傾向
ユーザーインターフェイス開発において、いかに生産性を高め、優れたUXを実現するための支援が出来るかを追求
•プロジェクトにおける工数の削減
•提案/設計時のラピッドプロトタイピングにも利用SIer
•自社製品の継続的アップグレードに伴う価値向上
•弊社製品による他のプラットフォームへの迅速な対応ISV
•セルフ開発スキーム確立における標準パーツとしての利用
•「作らない」ための弊社製品の利用In-house IT
• 開発/テスト双方における工数の削減• パフォーマンスの高さ(特にグリッド/チャート)• 手軽に一貫した優れたスタイルによる外観の高い品質を得ることが可能• 日本法人によるダイレクトサポート• サブスクリプション/アップグレードにおける継続的な価値向上(大小の機能追加及びバグフィックスを含む)
• ソースコードの開示(100万行以上の洗練されたコード!)• どの製品でも一貫したアーキテクチャと同じアプローチをとっていることによる学習コストの削減
SummitDevelopers
Ken Azuma
東 賢(Ken Azuma)インフラジスティックス・ジャパン株式会社
代表取締役/シニアUXアーキテクト
「全ての状況における生産性の向上」と
「優れた UI / UX をお届けすること」の二つを
コアバリューとして、様々な形で
アプリケーションにかかわる皆様が、
優れたユーザーインターフェイスを通じ、
満足度の高いサービスを展開されるための
様々なお手伝いをさせていただいております。
インフラジスティックス・ジャパン株式会社
fMicrosoft MVP
Windows Touch & Tablet PC
Blog
SummitDevelopers
NETADVANTAGE
ANDROID HTML5 iOS
Announce!
製品版Ignite UIから、グリッドを商用利用な形で無償提供しています!
Announce!
誰でも簡単に使えるプロトタイプツール、Indigo Studio を無償提供しています!
デブサミ第2章:Action!
第2章への突入、おめでとうございます!
デブサミって?
デベロッパーズサミット
≒開発者のためのコミュニティイベント
ところで、「開発」ってなんでしたっけ?
Wikipedia : 開発
• (かいほつ)もともとは仏教用語で、仏性を開き発(ほっ)せしめること
• (かいはつ、英: development)上記の仏教用語からの転用で、自然や知識を利用してより人間に有用なものを生み出す行為
ところで、「開発」ってなんでしたっけ?
Wikipedia : ソフトウェア開発
ソフトウェア開発(ソフトウェアかいはつ、Software Development)とは、ユーザーのニーズやマーケティング上の目標をソフトウェア製品に変換する作業である。
「ソフトウェア開発」ってなんでしたっけ?
つまりここに集まった皆さんは:
具体的なAction!によって、ユーザーのニーズやマーケティング上の目標をソフトウェアという形で満たし、社会をよりよく変えていく人たち。
{開発者}
ここで質問:
今回のデブサミのテーマは Action!では、皆さんのAction!の先には何がありますか?何がゴールですか?Action!して成功している人を
想像してみてください。
個人的な答え:Action!で社会を良くしていくには
あるレベル以上の「余裕」が必要になる。多くの場合、そのためになんらかの形でビジネスに関わる必要が出てくる。
Capitalism : 資本主義社会
望む/望まないに関わらず、私たちは資本主義社会に生きていて、経済活動の一部として暮らしている。
(これが嫌なら、共産圏でコルホーズで働くしかない。いまやそれすらも難しい。)
皆さんにとって開発とは:
生きるための手段ですか?趣味ですか?
Professional Developerですか?
プロフェッショナルであれば、自らの仕事を商品として売ることになります。
ここで書籍紹介:
「価値」の本質について解説しています。
結論が出ているわけではありませんが、私たちのスタンスを考える上でのヒントには大いにな
ると思います。
商品価値を決めるもの:
使用価値:使ってみて意味があるか、何かの役に立つかで測られる
交換(労働)価値:それを作るのにどれくらいの手間がかかったかで測られる
商品価値を決めるもの:
交換(労働)価値:
使用価値:
商品の価値はまず(労働)価値で決まり、その後使用価値で増減する
Gartner:先進テクノロジのハイプ・サイクル:2012年
http://www.gartner.co.jp/press/html/pr20120906-01.html
Gartner:日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2012年
http://www.gartner.co.jp/press/html/pr20121003-01.html
まつもとゆきひろさんの開発者のあるべき3つの未来:
もっと基礎的なアルゴリズムなどを見つける
お客様に対して新しいサービスを提供していく
技術面で新しさを提供していく
P/L的思考
0
2,000,000
4,000,000
6,000,000
8,000,000
10,000,000
12,000,000
14,000,000
状態A 状態B
売上げ
経費
売上げ-経費=利益(仕事の満足感-仕事の再生産のためのコスト=自己内利益)
P/L的思考
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6,000,000
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12,000,000
状態A 状態B
売上げ
経費
必要経費である仕事の再生産のためのコストが変わらなければ、早晩仕事の満足感が低下し、「損」が出るようになります。
B/S的思考
負債にならず資産化するようなスキルを蓄積することで、経費=仕事の再生産のコストを抑えることができます。陳腐化の激しいテクニカル
スキルの場合負債化するスピードが速いので、なんらかのポータブルスキルに着目して資産を増やす方がよいでしょう。
資産負債
資本(純資産)
私のAction!:
サーバサイドWebテクノロジー
ColdFusion
私のAction!:
フロントサイドアプリケーション
Flash/FlexWPF /
SilverlightHTML
私のAction!:
User InterfaceUser Experience
私のAction!:
UI, UX for the rest of us / Global work
/ Business Management
お勧めしたいポータブルスキル:
コミュニケーション能力(英語含む)
お勧めしたいポータブルスキル:
環境適応能力
お勧めしたいポータブルスキル:
デザイン思考
お勧めしたいポータブルスキル:
マクガイバリズム(!)
お勧めしたいポータブルスキル:
マクガイバリズム(!)
デザイン思考
環境適応能力
コミュニケーション能力(英語含む)
スキルとしてのデザイン:
皆さんの商品を売るにあたって、デザインスキルは必須のものである
もともとソフトウェアは目に見えないもの
ユーザーのニーズを満たすためには、UIで目に見える形にしてあげる必要がある
商品価値を決めるもの:
(労働)価値:
使用価値:
デザインスキルは使用価値も(労働)価値も高める
商品価値を決めるもの:
デザインは人間を積極的に対象にしているので、多くは普遍的であり、例えテクニカルであっても応用が効きやすい
デザインを学ぶこと:
テクニカルスキルとしてのデザインは比較的容易に習得可能な範囲があり、結果に結びつけやすい。一方でポータブルスキルとなる根本原理についても積み上げておきたい。
20% EFFORT 80%RESULT
テクニカルスキルとポータブルスキル
習得するテクニカルスキル
蓄積され、レバレッジになる部分
蓄積され、レバレッジになる部分
蓄積され、レバレッジになる部分
蓄積され、レバレッジになる部分
蓄積され、レバレッジになる部分
蓄積され、レバレッジになる部分
テクニカルスキルの習得サイクルの中で、あるポータブルスキルの獲得を意識し、変換を行っていく
トレンドの話
一昨年末~昨年の初め頃にお話していたこと
IDCの予測する2012年国内IT市場の主要10項目
1国内IT市場は、復興財政支出政策の影響を受け、スマートフォン、ITサービス、ソフトウェアが市場を押し上げる
2国内クライアント市場は「マルチデバイス」時代に入り、モバイルデバイスが国内IT市場の成長を牽引し続ける
3 クラウドサービスがITのモダン化を加速させ、「モダンPaaS」を創生する
4ハイブリッドクラウド時代を迎え、クラウドサービス向けIT市場のフレームワークが形成される
5事業継続/災害対策ソリューションは仮想化技術の進展とクラウドサービスの成熟によって再構築が進む
6モバイルデバイス、3.9G/LTEサービスの早期展開によって通信事業者ネットワークインフラ市場が活性化する
72012年はビッグデータ活用型アナリティクスビジネスのリーダーの座をかけた競争のスタートダッシュの年になる
8国内企業の海外ITシステム構築/運用を巡る、国内・グローバル・オフショアベンダー間の競争が激化する
9センサーネットからインターネットに接続する「スマートデバイス」が増え、デバイスの「ソーシャル化現象」が起きる
10次世代の最初の10万のスマートシティソリューションは「第3のITプラットフォーム」上に構築される
http://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/20111215Apr.html
ほぼ予測通りの2012年となった
IDCの予測する2013年国内IT市場の主要10項目
1国内ICT市場は緩やかに成長し、第2のプラットフォームから第3のプラットフォームへのシフトが水面下で加速する
2 第3のプラットフォームを活用した業種特化型ソリューションが拡大する
3スマートモバイルデバイス(SMD)ユーザーの増加が、マルチデバイス、アクセスプラン競争、法人利用を加速する
4 BYODの法人利用でセキュリティ脅威が顕在化し対策が求められる
5 国内クラウド市場におけるベンダー間の戦いは静かに熱いものとなる
62013年はSDN市場元年となり、OpenFlowの波がエコシステムを形成していく
7 コンバージドシステムを巡る競争がサーバーベンダーの生き残りを左右する
8第2のプラットフォームベンダーによるビッグデータビジネスは苦戦し、IT企業と非IT企業の合従連衡が加速する
9 企業向けソーシャル技術の活用ターゲット市場が明確となり競争が始まる
10 オフィス向けIT市場でITベンダーとHCPベンダー間の主導権争いが始まる
http://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/20121213Apr.html
ガートナー、2012年以降重要展望
Gartner Predicts 2012
1 2015年までに、低コスト・クラウド・サービスがアウトソーシング大手企業の収益の最大15%まで食い込む
22013年には消費者向けソーシャル・ネットワークへの投資バブルが、2014年にはエンタプライズ・ソーシャル・ソフトウェア・ベンダーへの投資バブルがはじける
32016年までに、企業における電子メール・ユーザーの少なくとも半数が、デスクトップ・クライアントではなくブラウザやタブレット、モバイル・クライアントを利用するようになる
42015年までに、スマートフォンとタブレットをターゲットにしたモバイル・アプリケーションの開発プロジェクトはネイティブPCプロジェクトを上回り、その比率は4対1になる
52016年までに、企業の40%がすべてのタイプのクラウド・サービスの利用に際し、独立した機関によるセキュリティ・テストの結果をクラウド選定条件にする
6 2016年末には、Global 1000企業の半数以上が顧客に関する機密データをパブリック・クラウドに格納するようになる
72015年までに、ほとんどの企業においてIT支出の35%がIT部門の予算枠外で管理されるようになる
8 2014年までに、米国で消費されているアジア調達の完成品およびアセンブリの20%が、北米・中南米にシフトする
9 2016年までに、新たな脆弱性を狙ったサイバー犯罪により、経済的損失は年間10%の割合で増加する
10 2015年までに、80%のクラウド・サービスの価格にグローバル燃料サーチャージが含まれるようになる
112015年までを通じ、Fortune 500企業の85%以上が、ビッグ・データを競合優位性確保のために効果的に活用することに失敗する
http://www.gartner.co.jp/press/html/pr20111214-01.html
ガートナー、2013年以降重要展望
Gartner Predicts 2013
1 2015年まで、企業の90%はWindows 8の大規模展開を回避する
2 2014年末までに、携帯端末ベンダーのトップ5社中3社が中国企業になる
32015年までに、ビッグ・データ需要により創出される雇用機会は世界で440万人に達するが、実際に採用につながるのは3分の1のみにとどまる
4 2014年までに、欧州連合 (EU) 指令によって雇用の保護が進められ、2016年までにオフショアリングは20%減少する
5 2014年までに、西欧主要市場におけるITの新規採用の大部分は、アジアを本拠とし2桁成長している企業に占められる
62017年までに、従業員によるモバイル・デバイスでのコラボレーション・アプリケーション使用の増加により、企業のコンタクト情報の40%がFacebookに漏洩する
7 2014年にかけて、従業員所有のデバイス (BYOD) は企業所有デバイスの2倍以上の率でマルウェアの被害を受ける
8 2014年にかけて、スマート・オペレーショナル・テクノロジの普及によりソフトウェア支出が25%増加する
92015年までに、グローバル1000企業の40%が、ビジネス・プロセスを変革する中心的な仕組みとしてゲーミフィケーションを採用する
10 2016年までに、靴、タトゥー、アクセサリなどのウェアラブル・スマート・エレクトロニクスは100億ドル産業に成長する
11 2014年までに、市場の統合によりITサービス・ベンダーのトップ100社中20%が市場から姿を消す
http://www.gartner.co.jp/press/html/pr20121113-01.html
20,000円を切るタブレットの登場
Nexus719,800JPY
Kindle Fire HD15,800~JPY
Kobo Arc200~USD
• コンシューマーは明らかにこれらのハードウェア利用に流れる• 最初から「クライアント環境は特定できない」ことが前提• それぞれのブラウザの仕様の違いにも注意が必要• BYODの対象ともなってくる
本格的なマルチデバイス時代への突入
利用シナリオ/スクリーンサイズ/インプットデバイス/OS/ブラウザなど様々な要素の多様化に対応する必要が出てきている
マルチ?
スクリーンサイズ
フォームファクター
インプットデバイス
ブラウザー
OS
UIテクノロジー
まだまだよく聞かれる質問は。。。
外部環境の変化が非常に早く、技術の絞り込みが非常に難しい状況
ユーザーインターフェイス開発においてどのテクノロジーを利用して開発していくべきか?
現状でテクノロジーを長期スパンで絞り込む事自体に大きなリスクがある
ペースレイヤリング
差別化システム
記録システム
革新システム
もちろん、UIを含むアプリケーションは革新システム。その他のレベルと混同せずに扱っていく。
http://www.gartner.co.jp/b3i/research/110817_app/index.html
避けることのできない大波
“Consumerization of IT”
Forrester Research, Inc.、『The Hour Of The Vendor Strategist: Three Mega Business Trends Will Reshape The Tech Sector』
ユーザーは普段の生活の中で高度なIT活用体験を当たり前に享受している
UX がConsumerization of IT を加速する
ユーザーは普段の生活の中で高度なIT活用体験を当たり前に享受している
ユーザーがエンタープライズITにおいても同様の体験を求める傾向が加速する
デバイスの時代は...
AGEDEVICE
DEVICE AGE
AGEDEV ICE
DEVICE AGE
開発者にとって「氷河期」のような危機的状況にある
DEV-ICE-AGE
「恐竜」のような組織・体制では生き残れない。俊敏に変化に適応できる必要がある。
UIの変遷とテクノロジーのギャップ
CLI
GUI
NUI
新たなUIが一般化する前に、現世代のテクノロジーで次世代のUIを実現しようとする期間がある
この期間においては淘汰されるリスクと共に市場のバランスを変える大きなチャンスがある!
DEV-ICE-AGE
この変革の時代を生き残るための2つのキーポイントとは:
開発スピードを加速させる生産性と選択能力
UIでデリバリーされるユーザー体験のデザイン
UIコントロールを使った生産性の向上
できるだけ部品をそのまま利用することによって、できるだけ「作らない」ことを検討する。
そのために、標準コントロールだけでなく、多くのUIコントロールをカードとして持っておく。
既に顧客の頭の中にあるUIのイメージは標準コントロールの範囲を大幅に超えている。
UIコントロールを使った生産性の向上
他のどの産業も生産工程で「開発」をしていない。
優れたプロトタイプを繰り返し「開発」し、最終的な生産工程でスムーズに組み立てていく。
アセットベクターやビットマップによるアイコンなど、
UI 上でそのまま表示されるもの
スタイル UI コントロールに適用される外観
モーション 状態内/状態間のアニメーション
レイアウト ネスト構造を持ったグループ化されたレイアウトコントロール
UI コントロール 多くはデータバインドの対象となる UI コントロール
スクリーン 複数のレイアウトを管理する画面の集合
組み立てるのは何か?
これらの項目はUIガイドラインの項目として書かれるようなポイントとして押さえるべき大項目となる
ユーザーインターフェイスの変遷
それぞれの段階で開発の方法も対象も変わっている。NUIへ至る過程でのタッチ UI の登場は
CUI→GUIの変革と同等あるいは更に大きなインパクトをもたらすと考えられる。
Command-line UI Graphical UI Natural UI
デザインを学ぶこと:
ソフトウェアプロダクト
ゴール:Why
タスク:What
Tools機能:How
UX
UI
テクニカルスキル
ポータブルスキル
世界を変えるのか?部品になるのか?
自分たちが考えたサービスで勝負をするために、必要なソフトウェアを自分たちの責任で設計し、
成功を収める実感を持てる場所で働こう
Call to (small) Action!:
DocZoomもチェックしてみてください!
Ignite UIをダウンロードしてください!
Indigo Studioをダウンロードしてください!
Call to Action!:
デザインをうまく利用して、皆さんの人生を実りある豊かなものにし、世界を変えてください!
開発者としての自分が、これからどこに向かっていくのかを一度真剣に考えてみてください。
これまで何を貯金してきたのか、これからは何を貯金できるのか、その貯金で何をしたいのか?
リスクをチャンスに変換していこう!
この不連続の時代において、大きく跳躍するために自らをデザインし、
大胆にアクションし社会をよりよく変えていきましょう!
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