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200X 年 XX 年 XX 年 年年 XX XX Data Center Business Over View

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Data Center Business Over View. 200X 年  XX 月  XX 日 講師        XX XX. Agenda. データセンターとは データセンタ最新動向 データセンタの選び方 データセンタ市場動向 将来のデータセンター. データセンタとは. データセンタの概要 ユーザー企業のサーバを預かり、その保守・運用サービスなどを提供する設備のことです。情報システムが企業活動を支える重要なインフラとなった現在、増加するサーバの設置スペースや、 安定運用のための様々な設備、 セキュリティチェックシステム などを確保することは、 - PowerPoint PPT Presentation

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                     200X 年  XX 月 XX 日

講師        XX   XX

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Agenda1. データセンターとは

2. データセンタ最新動向

3. データセンタの選び方

4. データセンタ市場動向

5. 将来のデータセンター

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データセンタとは データセンタの概要

ユーザー企業のサーバを預かり、その保守・運用サービスなどを提供する設備のことです。情報システムが企業活動を支える重要なインフラとなった現在、増加するサーバの設置スペースや、安定運用のための様々な設備、セキュリティチェックシステムなどを確保することは、情報システム部門にとって緊急の課題となっている。そこで今、データセンタが改めて注目を集めている。近年、特に重視されているポイントは、災害対策とセキュリティ対策だ。

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データセンタとは データセンタが生まれた経緯

かつてデータセンタは、メインフレーム を設置することを目的とした場所であった。当時、一般的な建物では、床がコンピュータの重さに耐えられなかったり、必要な冷却設備を設置できなかったりしたことから、堅固な設備が揃うデータセンタにコンピュータを設置したのである。その後、コンピュータの小型・軽量化によって、一般的な建物にもコンピュータが置けるようになったため、データセンタは下火となった。

2000 年の IT バブル期、 E コマース事業者などの誕生により、様々なデータセンタ事業者がサービスを開始し、再びデータセンタは注目を集めるようになったが、 IT バブル崩壊後、 IT 市場の成長率の伸び悩みもあって、一時のデータセンタのブームは去った。

しかし、昨今のサーバ台数の増加による運用管理の問題や、ここ数年のブロードバンド普及によるオンラインゲームの人気、携帯電話コンテンツ市場の盛り上がり‥などの外部環境も影響して、データセンタへの需要が再び高まっているのである。また、近年特に注目されているポイントは、データセンタにおけるセキュリティ面や災害対策への取り組みだ。

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データセンタとは 企業が抱える課題

サーバ台数の増加にともなう設置スペースの確保や、安定運用のための設備、災害対策、セキュリティ対策など、企業のシステム部門は様々な課題を抱えている。しかし、広大な設置スペースや、災害にも対応した強固な設備、管理者しか入ることができないような厳重なセキュリティチェックの設備などを自社で揃えようとすると、莫大なコストがかかってしまう。一方、 E コマース事業者などは、いかに資産を“持たない”ようにするかという論理で動いている。自前のサーバでサイトを運営した場合、新製品が登場しても、既存製品がネックとなってすぐに新製品を利用できなかったりするなどの課題があるからだ。 プロフェッショナル・サービスに何を期待してるか?

0% 20% 40% 60% 80%

ストレージの階層化

ILM)データの分類(

コンプライアンス

SANプランニング

データマイグレーション

ストレージセキュリティ

ストレージ統合

バックアップ&リカバリ

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データセンタとは

サービス名 特徴 最近の利用動向ハウジング

(コロケーション)文字通り「場所貸し」のこと。顧客のサーバをデータセンタに設置するサービス。顧客企業はサーバの安定運用に必要な設備を、自前でそろえるよりも安価に利用できる。機器の保守や監視を請け負うサービスもある。

大企業がサーバの安定運用を目的に利用することが多い。2000年頃は企業のシステム全体を預かり運用サービスを行うケースが多かったが、最近では自社運用が難しい部分に関してのみ、システムを預かるケースが増えてきている。

ホスティング データセンタ事業者が自社のサーバを顧客に貸し出すサービスのこと。1台のサーバを複数の顧客で共有するサービスや、専用サーバという形態で貸し出すサービスがある。

サービス開始当初はEC事業者などの需要が多かったが、最近では業界・企業規模を問わず、様々な目的で利用されるようになってきている。

ハウジングとホスティングの特徴と利用動向

提供するサービス内容ハウジング顧客のサーバをセンタ内に設置する、いわば“場所貸し”サービスです。機器の保守や監視まで請け負うサービスもあり、ユーザー企業はサーバの安定運用に必要な設備を安価に利用することができる。最近では自社運用の難しい部分のみ、システムを預けるケースが増えてきている。ホスティングデータセンタ事業者が用意したサーバを顧客に“貸し出す”サービスです。 1 台のサーバを複数の顧客で共有するタイプや、 1 クライアントにつき 1 台単位でサーバを貸し出すタイプがあり、最近では業界や企業規模を問わず、多様な目的で利用されるようになっている。

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データセンタとは WAN を経由でサービスを提供するデータセンター

データセンターでは、インターネットやIP ネットワークなど、 WAN を経由することでユーザーに対してさまざまなサービスを提供します。

WAN の種類WAN は、広域通信網とも呼ばれ、公衆電話回線や ISDN をはじめとして、専用線、フレームリレーやセルリレーなど、電気通信事業者によってサービスされている公衆網を意味し、また、昨今、 LAN 間接続や VoIP 実現のために注目されている IP-VPN や広域イーサネットなども WAN の仲間になります。つまり、ある特定のネットワークを意味するものではなく、広域通信網として、電気通信事業者が提供するさまざまなネットワークサービスの総称になります。 通信形態  種 類

回線交換 ISDN公衆回線網、蓄積交換(パケット交換) フレームリレー、セルリレー(メガデータネッツなど)フレーム、セル含む IP-VPN広域イーサネット、 など専用線 各種専用線サービス

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データセンタとは データセンターと xSP(x Service Provider)

データセンターは、サーバー環境を提供する以外にも、さまざまなサービスを展開し始めている。また、データセンターの環境を借り受けることでサービスを提供する業者も存在する。そしてこれらは、多種多様なものへと派生しつつある。ネットワークを介して、データセンターから多用なサービスを提供する業者は xSP(x Service Provider) と呼ばれる。 xSP は、提供するサービスによっていくつかのカテゴリーに分類されている。例えば、インターネットやその他の WAN からの不正侵入を防ぐため、ファイアウオールをはじめとする各種セキュリティサービスに特化したベンダーを SeSP(Security Service Provider) と呼ぶ。また、昨今では、巨大なデータベースを構築し、これを活用する企業も少なくないが、このような大容量ストレージの運営や管理サービスを提供する業者は SSP(Storage Service Provider) と呼ばれている。さらには、さまざまな業種に特化したソフトウエアを、ネットワークを介して提供する ASP(Application Service Provider) 、データセンターが付加価値サービスとして提供する企業管理業務の代行サービスを MSP(Management Services Provider) と呼ぶ。

SeSP

( セキュリティサービス プロバイダ)SSP

( ストレージ サービス プロバイダ)ASP( アプリケーションサービス プロバイダ)

MSP

( マネジメントサービス プロバイダ)

ファイアウオール、VPNなどセキュリティサービスの提供に特化したベンダー。

大規模ストレージを運用し、データの保管やバックアップなど各種サービスをオンラインで提供する。インターネットを介して複数のユーザーにアプリケーションを貸し出す。

運用管理ソフトをユーザー企業のシステム内に設置して、センターからリモートで監視する。

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データセンタとは データセンタを利用するメリット

データセンタを利用することの利点は、サーバの設置スペースの確保や安定した電源供給、空調設備、免震設備、厳重な入退室管理設備などを利用することによって、それらを自社でそろえる場合よりもコストを削減できることが挙げられる。また、インフラの運用を専門家に任せることにより、リスクの軽減を図ることができるのもメリットだ。また、ホスティングサービスを利用すれば資産を持たず、常に最新の機器を、セキュアな環境で利用したりすることも可能となる。データセンタは、柔軟なビジネス展開を心掛ける企業にとって不可欠なサービスなのである。

 

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データセンタ最新動向 地震対策

日本は地震大国ということもあり、データセンタの耐震及び免震対策は重要だ。耐震とは、建物自体を強固にして地震の揺れに対抗するものであるのに対し、免震とは、地震の震動を吸収して、揺れを少なくすることである。最近では、サーバラック用の免震装置をラックの下に設置したり、床全体が免震構造になっている「免震床」を導入したりするケースも増えている。地震を早期に感知してマシンを安全に停止する「地震感知装置」も注目を浴びている。

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データセンタ最新動向 火災・雷・水害対策

火災対策としては、消火能力が高く人体やマシンへの影響が少ない、サーバルームに最適な消火設備が設置される。また、火災を早期に感知し、サーバや設備機器を保護する「超高感度煙感知設備」も提供されている。一方、雷への対策法としては、落雷によるサーバ、通信機器への被害を防ぐために避雷針を立てている。また、水害対策としては、氾濫水を逃がすために施設内にプールを設けているところもある。

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データセンタ最新動向 ディザスタリカバリ対策

阪神大震災や 2001 年 9 月 11 日の米国同時多発テロにおいて、災害対策をしていた情報システムとしていなかったシステムでは、ユーザー企業が被った損失の規模に雲泥の差があった。そのことから、データセンタの災害対策が大きくクローズアップされるようになってきた。 ●遠隔地とのバックアップ体制 例えば、東京で地震が起きたとき、サービスを止めないために遠隔地のデータセンタに瞬時に運用を切り替えるのがディザスタリカバリのイメージだ。だが、実際にはコスト負担の観点から、すべてのデータセンタが遠隔地との完全なバックアップ体制を敷いているわけではなく、遠隔地のデータセンタ事業者と業務提携することで対応するデータセンタもある。また、データセンタの運用オペレータが、センタに設置されている統合バックアップ設備を使用してテープにバックアップを取り、耐火性の高いテープ保管庫に格納しておく、といったサービスによって対策をとっているデータセンタもある。

統合バックアップ仕組み

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データセンタ最新動向 電源設備

電源の多重化はデータセンタにおける重要な要素の 1 つ、電力会社から通常の電源を 2系統確保しているデータセンタも多く、非常の際にも電源供給を継続できる仕組みになっている。さらに、自家発電施設や UPSを設置して、万が一の際には数時間から数日間、電力を供給できるようになっている。例えば左記図のように、電源 2系統の他に施設内に重油やガスによる自家発電施設を持っているデータセンタもある。通常の電源供給が途切れた際には、自家発電設備の稼働準備が始まり、その間は UPS のバッテリーで電源を供給する。そして自家発電設備が稼働したら、UPS から自家発電設備に切り替えて電源を供給する、という仕組みによって非常時にも数時間から数日間のサーバの無停止を実現しているのである。

電源の多重化

自家発電設備

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データセンタ最新動向 空調設備

サーバを取り巻く外気温度が 10℃ 上昇するごとにサーバの寿命は半減するともいわれており、サーバにとって温度対策は重要なものだ。近年は、サーバの高密度化にともなって電力消費量が増加しており、サーバからの放熱量も増えてきている。そのため、データセンタにとって、空調による「熱問題」の解消は今まで以上に深刻な課題となっている。熱問題で典型的なケースが、排出熱の集中化による「ホットスポット(熱溜り)」が発生するものである。サーバは前面から冷気を吸って背面から暖気を排出する。その際空気の循環がうまくいっていないと、天井に暖気が溜まってしまう。その暖気がどんどん溜まっていくと結果としてサーバが暖気を吸ってしまうことになり、故障などの原因となってしまう。また、ラックが同じ方向に向いていると、 1列目のラックが排出した熱い空気が 2列目のラックの前面から取り込まれてしまうため、図3 のように暖気通路と冷気通路が交互に来るようにラックの列を並べることで、ホットスポット(熱溜り)の発生を抑えるなどの対策をとるデータセンタもある。

熱問題に効果的なラックの配置

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データセンタ最新動向 ブレードサーバとデータセンタ

データセンタは場所にかぎりがあるため、ラックに収容することにより集積度を高める「ラックマウントサーバ」が主に用いられてきた。その集積度をさらに高めることができると期待されるのが、超薄型サーバ「ブレードサーバ」である。ラックマウント型では 3U であれば 3 台分のサーバしか装着できないところに、ブレードサーバならば約 20 台分ものサーバを装着できるともいわれる。ブレードサーバをデータセンタに設置したいというユーザーのニーズはあるが、実際にはデータセンタへのブレードサーバ設置は進んでいない。その理由は、先に述べた熱問題がさらに深刻になるということと、ブレードサーバは従来の数倍も大きい電源供給(最大 200 アンペア)を必要するということである。

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データセンタ最新動向 データセンタのセキュリティ対策

2005 年 4 月に施行された個人情報保護法により、企業のセキュリティ意識は高まり、情報漏洩を防止するための様々な取り組みが行われている。セキュリティチェック 従来から、事前入館申請や有人チェック、 ICカードなどによるセキュリティチェックを行うデータセンタが多いが、最近では、「共連れ防止ゲート」や、個人ごとに止まれる階が設定されるエレベータなども登場している。さらに、「指」や「甲静脈」などによる生体認証を取り入れるデータセンタもある。データセンタ入館時やサーバルーム内に入る際に、上記のようなチェックを数種類組み合わせて用い、セキュリティをより強固にしているところが多い。

その他のセキュリティ関連の設備データセンタ内には監視カメラが設置され、デジタル録画によってデータセンタの館内の状況が記録されている。このことによって不審者の侵入を抑制、また追跡調査を可能にする。また、データセンタ内に保管されている、機密情報などが記録されたメディアの不正な持ち出しを防ぐために、 CD-ROM や磁気テープなどに IC タグを取り付け、そのメディアが保管室から持ち出される際には、持ち出す人の ICカードと、メディアに付いている IC タグの両方を読み取ってチェックし、権限のない人が持ち出そうとした場合にはアラームが鳴るという設備を採用するデータセンタもある

ウイルス対策及びファイアウォールセキュリティサービスとして、ウイルス対策、共用ファイアウォールの設定、 IDS の設置などが挙げられる。IDC Japan の調査によると、データセンタを利用する企業の担当者に「セキュリティサービスに含まれる内容と最も重要なサービス」を聞いたところ、「ファイアウォール」「ウイルスプロテクション」が上位にあがっている。

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データセンタ最新動向 デュアル構成による回線の完全二重化

データセンターでのインターネット接続は、システムの信頼性を高めるために、HSRP(Hot Standby Routing Protocol)

による二重接続を標準で提供し、万一、片系のネットワークが切断した場合にも、サービスが止まることなく安定した運用が可能とする。

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データセンタ最新動向 そのほかのサービス

データセンタ事業者は現在、従来よりもきめ細かいサービスを提供しようとしている。 トータルなサービス提供

データセンタ事業者が、システムの設計、サーバやネットワーク機器の設定、ラック内への設置、機器の動作確認など、システム構築から運用保守に至るまでトータルにユーザー企業をサポートするサービスが提供されている。また E コマース事業者などを対象に、新しいサービスの 1 つとして、 Web ビジネスに必要なツールをワンパッケージに収めたサービスを提供するデータセンタ事業者もあり、データセンタ活用の幅は広がっている。

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データセンタの選び方データセンタを活用しようとする企業は、どのようなデータセンタが選んでいるのかを紹介する。立地

データセンタを選ぶ際に、その建物の立地条件を確認することが必要だ。地震発生の可能性、堤防によって水害を回避できる場所であるかなど、災害への強さを考慮したい。また、サーバをメンテナンスする機会が多い場合は、都心などの自社のオフィスから近いことも重要な要件になる。

電源電源は電力会社だけでなく、自家発電やガス発電など、複数の系統が確保され、非常時にもサーバが止まる心配がないことを確認する。また、あとで電源が拡張できるかという点もチェックした方が良い。

セキュリティ入退室管理設備や監視カメラ、共連れ防止ゲート、生体認証の仕組みなど、セキュリティを確保するために必要な設備が適切に設置されているかどうかをチェックする。また、データセンタ内に置かれたサーバへのアクセス管理が正しく実施されているかも見ておきたい。見ず知らずの人が自分たちのサーバに影響を及ぼすようなことがないことを、様々な視点から検証し、確認する。また、情報セキュリティマネジメントシステム( ISMS)などの認証を取得していることなどをポイントとしてもよい。

ネットワークおよびインフララック単位で環境を監視し、設備機器の異常を早期に検出したり、必要に応じてサーバの運転を停止したりといった対応ができるかどうかを確認する。また、データセンタの利用計画と照らし合わせ、将来予定するシステム拡張計画にデータセンタが提供するサービスのキャパシティが対応できるかも見ておきたい。

サービスと料金体系システム構築から運用保守に至るまでトータルに顧客企業をサポートするサービスを提供しているデータセンタ事業者もある。また、仮眠室の設置といった付加価値を提供するセンタもある。自社のデータセンタの利用目的に合わせて、こうしたサービスも考慮に入れたい。また、料金体系ももちろん比較検討の対象だ。月額利用料がラック単位( 1/4 ラック単位など)で決まっている場合が多く、比較検討しやすくなっている。

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データセンタ市場動向年率 11%強の成長が予想されるデータセンタ市場

IDC Japan が調べたデータセンタの市場規模の予測である。市場は年平均で11.2%の成長を見込む。 2005 年は 5148億円ほどだった市場が、 4 年後の2009 年には 8754億円にまで膨れあがることを予測している。ブロードバンド環境の発展によるオンラインゲームや電子商取引、サービスプロバイダ、携帯電話関連コンテンツなどのサービスを提供するネット系企業の台頭と、セキュリティや災害対策などのリスク管理への関心の高まりなども追い風となり、データセンタへのニーズが確実に高まっていることをうかがわせる調査結果だ。一方で、システムインテグレータが運営するデータセンタについては、アプリケーションの運用・管理といった利用が増えているという。費用対効果に対する見方が厳しくなったために、利用用途に応じてベンダを使い分けるケースが多くなっている。

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データセンタ市場動向 最も利用するサービスはバックアップとセキュリティ

『データセンタで利用しているオペレーションサービス』に関する IDC Japan の調査によると、ユーザー企業がデータセンタで利用しているサービスは、全体の 45%の回答を得た「バックアップ」「セキュリティサービス」の 2 つが際だっている。ここでも、災害対策やビジネスの継続性( Business Continuity)へのユーザーの関心が高く、実際に取り組みを始めていることが分かる。その後を「セットアップ」「電源の Off/On」「運営管理ツールを用いたマネージドサービス」が 20%前後の回答率で続いた。全体的に、ユーザーが利用しているオペレーションサービスの内容には大きな違いがないことが分かる。

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データセンタ市場動向 セキュリティサービスの内容と最も重要なサービス

前頁でも際だって利用割合が高かった「セキュリティサービス」について、データセンタ事業者がユーザー向けに提供するサービス内容と、その中で最も重要であるとユーザーが位置付けているサービスを調べたものである。ユーザーが最も重要と考えているサービスの上位は、「ファイアウォール」、「ウイルスプロテクション」となっており、データセンタのファイアウォールサービスやウイルス対策が注目されていると言える。

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データセンタ市場動向 現状のデータセンタサービスに対する満足度

データセンタサービスに対する満足度について上位 10項目を挙げたものである。これによると、ユーザーは、「セキュリティの強固さ」、「通常時(平時)対応」、「運用・管理負担の軽減度」について満足度が高いことが分かる。特に「セキュリティの強固さ」の項目で満足度が高く、自社で揃えることが難しい強固なセキュリティ設備へのユーザーの満足が表れている。また、「将来の拡張性」については、「どちらともいえない」という回答が多いものの、注目すべきポイントだ。将来的にビジネスの拡大にともなって、物理的なスペース、容量、電源、回線、システム構成や、アプリケーションなどの拡張が必要になってくることが想定され、特に今後、満足度が左右されるポイントとなってくると考えられる。また、「受け取ったサービスの対価としての支払額」や「事業者によるユーザー企業のビジネスへの知識・理解度」といった項目については不満を漏らす声も多くなっており、データセンタ事業者はサービス面でさらなる満足度向上の対応が迫られそうだ。

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将来のデータセンター像 ユーティリティサービスとデータセンターの仮想化次世代データセンターを支えるサービスとして考えられているのが、グリッドコンピューティング、ユーティリティーコンピューティング、仮想化などをベースとした「ユーティリティサービス」です。ユーティリティーコンピューティングとは必要なときに必要な量だけ IT リソースを提供すること、仮想化とはサーバーやストレージの実際の位置に依存しない論理的 IT リソースを提供します。

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お疲れ様でした