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オーナーズ マニュアル オーナーズ マニュアル

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オーナーズマニュアル© 2006 E-MU Systems

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目次

はじめに ........................................................................... 5

パッケージ内容 : ................................................................. 6

必要なシステム環境 ............................................................. 7Windows ............................................................................................ 7Machintosh OS X ................................................................................. 7

ソフトウェアのインストール .................................................. 8Windows XP ........................................................................................ 8

Windowsロゴテストについて ................................................................... 8デバイスドライバおよびアプリケーションのアンインストール ................. 9

Macintosh OS X ................................................................................. 10デバイスドライバおよびアプリケーションのアンインストール ............... 12

接続例図 ......................................................................... 13

コントロール & ヘッドフォン出力 ......................................... 14

入出力端子 ...................................................................... 15

E-MU USB Audio Control Panel ...................................... 16

ダイレクトモニタリング ...................................................... 17

チュートリアル ................................................................. 18はじめに ............................................................................................ 18作業を始める前に ... ................................................................................ 18

Steinberg Cubase LE(Windows) ....................................................... 181 - Cubase LEの設定 ............................................................................... 182 - 基本的なマルチトラック録音 .............................................................. 203 - Proteus VXを使用した MIDIトラックの録音 ....................................... 22

Cakewalk Sonar LE(Windows) ......................................................... 261 - Sonar LEの設定 .................................................................................. 262 - 基本的なマルチトラック録音 .............................................................. 293 - Proteus VXを使用した MIDIトラックの録音 ....................................... 31

Ableton Live Lite 4(Windows/OS X) ................................................. 351 - Live Lite 4の設定 ................................................................................ 352 - オーディオクリップの再生 ................................................................. 373 - オーディオの録音 ...........................................................................................384 - Ableton Live Lite 4上で Proteus VX VSTiを使用する(Windowsのみ) ... 39その他の Cool Tips .................................................................................. 43

トラブルシューティング ...................................................... 44インターネットリファレンス ................................................................ 46フォーラム ...................................................................................... 46

製品仕様 ......................................................................... 47

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Declaration of Conformity ..............................................49

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はじめに

はじめに

この度は Creative Professional E-MU 0202 USB 2.0オーディオインターフェイスをご購入いただきまして誠にありがとうございます。この E-MU 202 USB 2.0インターフェイスは、高性能 24bit/192kHz A/D-D/Aコンバータ、超低ジッタークロック、超低ノイズのクラス A マイク /Hi-Z/ラインプリアンプを搭載し、最大24bit/192kHzという比類のない高品質なオーディオクオリティを MacintoshとWIndowsの両プラットフォームで実現します。USBによるプラグアンドプレイの手軽さに加えて、人間工学に基づいたエルゴノミックデザイン、さらにゼロレイテンシーダイレクトモニタリングといったプロフェッショナル仕様を装備したE-MU 0202 USB 2.0は USBオーディオインターフェイスの新たな標準です。さらに E-MU Production Tools Software Bundleパッケージを付属しており、録音、編集、ミックスといった音楽制作をすぐに行うことができます。

その他、以下の主要な機能を搭載しています :

• 様々なサンプリング周波数:44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、176.4kHz、192kHzを録音および再生でサポート(176.4/192kHzは PC版でのみサポートされています)

NOTE高いサンプリング周波数設定時には、いくつかの制限があります。詳しくは 16ページを参照して下さい。

• 2系統のアナログ入力に独立したグランドリフトスイッチを搭載し、グランドループ問題を解消

• レベルコントロール付きのスタジオグレードのヘッドフォンアンプを搭載

• メイン出力のレベルコントロールが可能

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パッケージ内容 :

パッケージ内容 :

• E-MU 0202 USB 2.0 AudioPod

• USBケーブル

• クイックスタートガイド

E-MU Software/Manual CD-ROM(OS X /Windows)

• Window XP、および x64ドライバ

• Mac OS Xドライバ

• オーナーズマニュアル /チュートリアル(本書です)

E-MU Production Tools Software Bundle CD-ROM(Windows)

• Cakewalk Sonar LE

• Steinberg Cubase LE

• Steinberg Wavelab Lite

• Celemony Melodyne essential

• IK Multimedia AmpliTube LE

• SFX Machine LT

• Minnetonka diskWelder BRONZE(バーニング 5回までのトライアル版)

E-MU Proteus VX CD-ROM(Windows)

• E-MU Proteus VX(1000以上のファクトリーサウンドを付属)

E-MU Production Tools Software Bundle CD-ROM(OS X)

• BIAS Peak Express

• Celemony Melodyne essential

• IK Multimedia AmpliTube LE

• SFX Machine LT

• Minnetonka diskWelder BRONZE(バーニング 5回までのトライアル版)

Ableton Live Lite for E-MU CD-ROM(OS X /Windows)

• Ableton Live Lite

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必要なシステム環境

必要なシステム環境E-MU 0202 USB 2.0を使用するためには、以下のシステム環境が必要です。

Windows• Intel® 1.2 GHzまたはそれ以上のプロセッサ

• Intel純正チップセットを推奨

• Microsoft® Windows® XP(SP 2またはそれ以上)、またはWindows XP x64

• 使用可能な USB 2.0(Hi-Speed)ポート *

• 256MB以上のシステムメモリー

• 900MB以上の空き容量のハードディスクドライブ(フルインストール時)

• ソフトウェアのインストール用に CD-ROM/CD-RWまたはDVD-ROMドライブ

• XGA(1024x768ピクセル)以上の表示が可能なディスプレイアダプター

Machintosh OS X• Apple® Macintosh® G4 800 MHzまたはそれ以上のプロセッサ

• Apple Macintosh OS X(10.4.3またはそれ以上)

• 使用可能な USB 2.0(Hi-Speed)ポート †

• 512MB以上のシステムメモリー

• 500MB以上の空き容量のハードディスクドライブ(フルインストール時)

• ソフトウェアのインストール用に CD-ROM/CD-RWまたはDVD-ROMドライブ

• XGA(1024x768ピクセル)以上の表示が可能なディスプレイアダプター

* USB 1.1ポート使用時には、最大 16bit/44.1kHzまたは 16bit/48kHzの録音、再生となります。

† Macintosh版では USB 1.1はサポートしていません。

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ソフトウェアのインストール

ソフトウェアのインストール

Windows XP以下の手順でWindows XPコンピュータに E-MU 0202 USB 2.0ドライバとソフトウェア、E-MU Production Tools Softwareをインストールして下さい。

1. 付属の USBケーブルで E-MU 0202 USB 2.0をコンピュータの USB 2.0ポートへ接続し、前面の電源スイッチで E-MU 0202 USB 2.0の電源を投入します。

2. コンピュータの電源を投入します。プラグアンドプレイによってWindowsが E-MU 0202 USB 2.0を自動認識し、デバイスドライバをインストールするよう求めてきます。デバイスドライバのインストールを促すダイアログボックスが表示されたら、[キャンセル] ボタンをクリックして下さい。

3. "E-MU USB 2.0 Software/Manual Installation CD-ROM"のラベルのついたCD-ROMを CD-ROM/DVD-ROMドライブに挿入します。インストーラーが自動的に起動し、デバイスドライバとアプリケーションのインストールが開始されます。インストーラーが自動的に起動しない場合は、Windowsのスタートメニューから[ファイル名を指定して実行]を選択して「d:\setup.exe」(dドライブが CD-ROMドライブの場合)と入力します。またはインストール CDを開き[setup.exe]をダブルクリックすることでも、インストーラーが起動します。

4. インストーラーが起動したら、画面の指示に従い、E-MU USB Audio、または Adobe Adobe Readerのインストールオプションを選択します。

5.「 Windows ロゴテストに合格していません」という警告画面が出る場合がありますが、[続行] ボタンをクリックして下さい。この警告の詳細については後述します。

6. 再起動を促されますので、指示に従ってコンピュータを再起動します。7. http://www.creative.com/register/で製品のユーザー登録をしていただくことで、アップデートのお知らせや最新ニュースなどが届くようになります。

8. 以上で E-MU 0202 USB 2.0の準備は完了です。

9. "Windows Production Tools Software Bundle CD-ROM"のラベルのついた CD-ROMを CD-ROM/DVD-ROMドライブに挿入します。

10. インストーラーが起動したら、画面の指示に従って各アプリケーションをインストールします。

Windowsロゴテストについてインストール CDからデバイスドライバをインストールした際に「Windowsロゴテストに合格していません」という旨の警告メッセージが表示される場合があります。

Creative Technology Ltd.および E-MU Systems, Inc.では、Microsoft社の認定を受けていないデバイスドライバであっても、対応する OSにおいて厳重なテストを行っており、その安全性を確認しております。したがって警告が表示された場合でも、[続行]ボタンをクリックしてそのままセットアップを続けていただいて何ら問題ありません。

8 Creative Professional

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ソフトウェアのインストール

デバイスドライバおよびアプリケーションのアンインストール何か問題が生じたとき、設定を初期設定に戻したいときや、最新のデバイスドライバやアプリケーションに更新するときは全てのデバイスドライバ・アプリケーションを一度全て削除し、インストールし直すことが必要になることがあります。この際には必ず E-MU USB 2.0 Audio Contorol Panelを終了してから行って下さい。削除作業時に起動しているアプリケーションは削除することができませんのでご注意下さい。

1.[スタート]→[設定]→[コントロールパネル](または[スタート]→[コントロールパネル])の順にクリックし、コントロールパネルを開きます。

2.[プログラムの追加と削除]アイコンをダブルクリックします。

3.[プログラムの変更と削除]タブをクリックします。

4. エントリーから[E-MU 0202 USB 2.0]を選択して、[変更 /削除]ボタンをクリックします。

5.[InstallShield Wizard]ダイアログボックスが表示されますので、[削除]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

6.[はい]をクリックします。

7. 再起動を促されますので、指示に従ってコンピュータを再起動して下さい。現行の、または最新のデバイスドライバ、およびアプリケーションを再インストールして下さい。

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ソフトウェアのインストール

Macintosh OS X以下の手順で Macintosh OS Xコンピュータに E-MU 0202 USB 2.0ドライバとソフトウェア、E-MU Production Tools Softwareをインストールして下さい。まず最初に付属の USBケーブルで E-MU 0202 USB 2.0をコンピュータの USB 2.0ポートへ接続します(13ページを参照して下さい)。

E-MU 0202 USB 2.0のソフトウェアをインストールする

1. "E-MU USB 2.0 Software/Manual Installation CD-ROM"のラベルのついたCD-ROMを CD-ROM/DVD-ROMドライブに挿入します。

2. デスクトップ上に表示された "E-MU"アイコンをダブルクリックします。

3. "Install"アイコンをダブルクリックして、インストールを開始します。

4. インストーラーが起動したら、画面の指示に従ってインストールを続行します。

5. "認証 "ダイアログボックスが表示されたら、OS Xをインストールした際に入力した管理者パスワードを入力します。

6. 画面の指示に従ってインストールを続行します。なお、以下のインストールオプションを選択できます。

• 簡易インストール : 以下のドライバとアプリケーションがインストールされます。

E-MU 0202 USB 2.0: USBドライバとコントロールアプリケーション

• カスタムインストール : インストールするコンポーネントを選択できます。

7. 必要な全てが自動的にインストールされる簡易インストールを推奨します。ソフトウェア類のインストールが完了したら、指示に従ってコンピュータを再起動します。

8. http://www.creative.com/register/で製品のユーザー登録をしていただくことで、アップデートのお知らせや最新ニュースなどが届くようになります。

E-MU 0202 USB 2.0をデフォルトのオーディオ機器として設定する9. "移動 "メニュー -> "ユーティリティ "と選択します。

10. "Audio MIDI設定 "アイコンをダブルクリックします。続いて "オーディオ装置 "ボタンをクリックすることで次ページの画面が表示されます。.

11. 以下の項目で E-MU 0202 USB 2.0を選択します : デフォルトの入力、デフォルトの出力、システム出力、プロパティ

12. iTunesで楽曲を再生し、E-MU 0202 USB 2.0がオーディオ再生のデフォルト機器となっていることを確認します。

13. 確認後 iTunesを終了します。

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ソフトウェアのインストール

MIDI機器の設定を行うMIDIキーボードなどの MIDI機器を使用するのであれば、ここで MIDI機器の設定を行います。MIDIインターフェイスと MIDIキーボードをセットアップすることで、付属のバーチャルインストゥルメントやを手軽に使用できるようになります。

14. "MIDI装置 "ボタンをクリックします。下図の画面が表示されます。

15. "装置を追加 "ボタンをクリックします。"新しい外部装置 "のアイコンが表示されます。

16. "新しい外部装置 "のアイコンをダブルクリックすることで、MIDIキーボードのプロパティを設定することができます。MIDI機器の名前とアイコンを変更したら "適用 "ボタンをクリックしてから "クローズ "ボタン( )をクリックしてプロパティ画面を閉じます。

17. "新しい外部装置 "アイコンからお使いの MIDIインターフェイスのアイコンへドラッグして入出力を接続します。

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ソフトウェアのインストール

18. 適切に MIDI接続が設定された場合、画面は下図のようになります。

19. "クローズ "ボタン( )をクリックして Audio MIDI設定画面を閉じます。

Production Tools Software Bundleをインストールする20. "Macintosh Production Tools CD"のラベルのついた CD-ROMを CD-ROM/

DVD-ROMドライブに挿入します。

21. インストーラーパッケージをダブルクリックします。22. インストーラーが起動したら、画面の指示に従ってインストールを続行、完了します。

デバイスドライバおよびアプリケーションのアンインストール何か問題が生じたとき、設定を初期設定に戻したいときや、最新のデバイスドライバやアプリケーションに更新するときは全てのデバイスドライバ・アプリケーションを一度全て削除し、インストールし直すことが必要になることがあります。この際には必ず E-MU USB 2.0 Audio Contorol Panelを終了してから行って下さい。削除作業時に起動しているアプリケーションは削除することができませんのでご注意下さい。

1. "アプリケーション "フォルダを開きます。

2. "Creative Professional"フォルダを開きます。

3. "E-MU USB Audio"フォルダを開きます。

4. "E-MU USB Audio Unistaller"をダブルクリックし、画面の指示に従います。

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接続例図

接続例図

Inputs

USB 2.0

Outputs

LR R - Hi Z / LineStereo

L - Mic L - Line Mic

AV &

AUX

&1/4” - 1/4”

1/4” - 1/4”

1/4” - RCA

注意 !コンピュータとの USB接続の際は、高速な転送が約束されている USB 2.0ケーブル(付属しています)のみを使用して下さい。USB 1.1ケーブルを使用した場合、動作の不安定などパフォーマンスに大きく影響を与えることがあります。

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コントロール & ヘッドフォン出力

コントロール & ヘッドフォン出力

1. シグナルレベル &クリップインジケータシグナルレベル LEDはアナログ入力のシグナルレベルを表示します。緑色の LEDが点灯し、赤いクリップ LEDが点灯しない状態が適切なシグナルレベルになります。

赤いクリップインジケータは、入力レベルが -2.5dBFSを超えた時点で点灯します。

2. L-Mic/Line / R-Hi-Z/Line(L/R ゲインコントロール)2つのアナログ入力の入力ゲインを 0dB~ +60dB間で調節します。

3. Direct Monitor(ダイレクトモニタリングレベルコントロール)このノブはメイン出力へミックスする入力信号を -24dB~ Offでコントロールします。

4. Direct Monitor(ダイレクトモニタリング On/Off & モノラル -ステレオ)このボタンでダイレクトモニタリング機能の On/Offとモードを切り替えます。Stereo LED点灯時には、2つのアナログ入力はそれぞれステレオチャンネルの左右となり、ダイレクトモニタリングレベルコントロールで設定されたレベルでメイン出力へ送られます。このボタンを再度押すことで、ダイレクトモニタリングの左右チャンネルはモノラルへと混合され、Mono LEDが点灯します。この機能は 2つの入力端子に異なる楽器を接続している際などに便利です。

5. ヘッドフォン出力端子このヘッドフォン出力端子は、1.4"フォン端子のステレオヘッドフォンを接続するよう設計されています。お使いのヘッドフォンが 1/8"ミニフォン端子のケーブルの場合、市販の変換プラグをご使用下さい。なお、1/8"-1/4"変換プラグは、家電量販店、大手楽器店、オーディオ専門店などで入手可能です。

6. ヘッドフォンレベルコントロールこのノブでヘッドフォン出力のレベルを調節します。またこのノブは E-MU 0202 USB 2.0の電源スイッチとしても機能します。時計回りに廻すことで電源が Onになり、反時計回りに廻すことで電源が Offになります。

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入出力端子

入出力端子

7. USB端子付属の USB2ケーブルで、このポートとコンピュータ上の USBポートとを接続します。USB接続は E-MU 0202 USB 2.0とコンピュータ間でのデータの送受信を行います。

NOTE(PCユーザー):USB 1.1ポートに接続した場合、録音 /再生において最大 16bit/44.1kHz、もしくは 16bit/48kHzとなります。

E-MU 0202 USB 2.0は USBバスパワーから電力を供給され駆動します。このため、コンピュータ本体上の USBポートに接続するようにして下さい。USBキーボードなど低い電力の USBハブに接続した場合、正しく動作しない恐れがあります。

8. R / L / Stereo Outputs(メイン出力)このアンバランスメイン出力はステレオモニタースピーカーシステムに接続して使用します。またすぐ横に搭載されている 1/8"ミニステレオ出力からはメイン出力と同じシグナルが同時に出力されますので、デスクトップ用のアクティブスピーカーシステム等にも接続することができます。またこのメイン出力は特別なノイズキャンセリング回路を搭載し、グランドループに起因する問題を低減します。

9. R - Hi Z / Line Input(Hi-Z/ライン入力)この 1/4¨フォン入力端子はギターやベースなどの Hi-Z入力、またはラインレベル入力として機能します。 この入力端子はバランス仕様ですが、バランス(TRS)、またはアンバランス(TS)のいずれのラインケーブルも使用可能です。

10. L - 1/8¨ Mic Input(1/8"マイク入力)1/8"ミニプラグのマイクを接続します。

11. L - Hi-Z / Line / Mic Input(Hi-Z/ライン /マイク入力)このコンビネーション端子は、マイク入力、Hi-Zギター入力、バランスライン入力の何れかを使用可能です。XLR端子中央部の 1/4"フォン端子が Hi-Z入力、またはライン入力として機能します。この入力端子もバランス仕様ですが、バランス(TRS)、またはアンバランス(TS)のいずれのラインケーブルも使用可能です。

� グランドリフトスイッチ本体の底面には、アナログ入力用の "グランドリフト "スイッチが装備されています。このスイッチはスタジオセットアップ内でグランドループが発生した際に、安全にハムノイズを抑えることができます。詳細は 44ページを参照して下さい。

Inputs

USB 2.0

Outputs

LR R - Hi Z / LineStereo

L - Mic L - Line Mic

7 9 118 10

L-GND LIFTR-GND LIFT 接地された入力

リフトされた入力

グランドリフトスイッチは、E-MU 0202 USB 2.0の底面、後方にあり、スイッチが"GND LIFT"ラベル側に位置している場合、入力のグランドが切り離された状態になります。

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E-MU USB Audio Control Panel

E-MU USB AUDIO CONTROL PANELドライバとアプリケーションのインストール後、E-MU USB Audio control Panelを起動することで、下図の画面が表示されます。

• PC 通常画面の下側のあるWindowsタスクバー上に表示されている E-MU USB Audio controlアイコンをクリックします。また[スタート] > [プログラム /全てのプログラム] > [Creative Professional] > [E-MU USB Audio Application]と選択することでも、起動することができます。

• Mac E-MU USB Audio control Panelは "アプリケーション "フォルダ( )にあります。またデスクトップ上のアイコンからでも起動できます。

1. Skin(スキンの変更)E-MU USB Audio Control Panelの画面表示を異なるスキンから変更することができます。

2. View(Control Panelの表示 /非表示)Control Panel画面を隠します(Ctrl+H)。またWindows版では、システムトレイ上の E-MUアイコン( )を、Macintosh版では、ドック上の E-MUアイコン( )をクリックすることで再表示されます。

NOTE高いサンプリング周波数設定時には、幾つかの制限が発生します。 PC(174.4/192kHz)・ダイレクトモニタリング は無効・ステレオ入出力のみ・MIDIは無効

Mac・176.4/192kHz - 無効

3. Help(ヘルプ項目)E-MU USB 2.0 Audio Control Panelの詳細と PDFマニュアルの起動、アップデートのチェックが行えます。

4. Device(デバイスの選択)複数の E-MU USBオーディオ機器を接続している際に、Control Panelでコントロールするデバイスを選択します。

5. Sample Rate(サンプリング周波数)システムのサンプリング周波数を 44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、176.4kHz、192kHzから選択します。

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ダイレクトモニタリング

ダイレクトモニタリングダイレクトモニタリングはコンピュータ上でアプリケーションを起動することなく、入力信号をモニターすることができます。また最小の遅延でのモニタリングが必要な場合に、ソフトウェアモニタリングの代わりとすることも可能です。

コンピュータでデジタル録音を行う場合、オーディオシグナルがコンピュータに入力され、ソフトウェアで処理されてからモニター用に出力されることから、容易に認識できる遅れが発生します。この遅れを「レイテンシー」と呼びます。

レイテンシーは CPUリソースを節約するためにバッファ設定を大きくしなければならない場合など、大きな問題となります。E-MU 0202 USB 2.0はハードウェアによるダイレクトモニタリング機能を装備していますので、バッファ設定に関わらずゼロレイテンシーで入力シグナルをモニタリングすることができます。

NOTE(PCユーザー):ダイレクトモニタリングは176.4/192kHzサンプリング周波数設定時には無効となります。

このダイレクトモニタリング機能は、録音時に入力シグナルをダイレクトに出力へと接続することから、遅れなしに入力シグナルを聞くことができます。さらに専用のレベルコントロールで入力シグナルのボリュームを調節することが可能です。

またダイレクトモニタリング機能は、E-MU 0202 USB 2.0本体上でコントロールすることができますので、録音用アプリケーションの設定を変更する必要はありません。

ダイレクトモニタリング vs ソフトウェアモニタリングダイレクトモニタリングは超低レイテンシーで、さらにアプリケーション(さらにはコンピュータも !)必要としません。

ソフトウェアモニタリングはホストアプリケーション上で出力時にオーディオエフェクトや EQを加えることができるというアドバンテージを持ちます。しかし、バッファ設定で選択されたレイテンシーによって、オーディオに遅延が生じてしまいます。ソフトウェアモニタリングを行う際には、E-MU 0202 USB 2.0上のダイレクトモニタリングは無効にすることを忘れないで下さい。両方が有効になっている場合、2つの信号がほぼ同時に出力されることから、ダブリング効果やコムフィルター効果が発生し、適切な出力が得られません。

USB

ダイレクトモニタリング機能により、録音時であってもモニタリング用シグナルがコンピュータを経由せずに直接出力へ送られることから、レイテンシーを感じることなく入力シグナルをダイレクトに聞くことができます。

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チュートリアル

チュートリアル

はじめにこのチュートリアルセクションでは E-MU 0202 USB 2.0とWindows、およびMacintoshのアプリケーションを使用した、基本的な録音の操作法法をステップ・バイ・ステップで解説しています。 このチュートリアルの最初のステップは大体 30分位で完了しますので、是非、このガイドを読みながら実際に操作を行って、マルチトラック録音の快適さを体感して下さい。

重要 :E-MU 0202 USB 2.0に付属している各種アプリケーションのより詳細なヘルプが必要な場合、それぞれの PDFマニュアルを参照して下さい。また各アプリケーションのサポートに関しては、以下のファイル(英語版)を参照して下さい。

• Windows: Program Files\Creative Professional\E-MU 0202 USB\Documents\ 3rdParty.htm.

• OS X: Library\Documentation\E-MU 0202 USB

作業を始める前に ...• デバイスドライバ、アプリケーションを正しくインストールして下さい。

注意 !(PCユーザー):オーディオの出力を確認したら、Windows Media Playerを終了して下さい。

• CDや MP3ファイルなどをWindows Media Playerや iTunesで再生し、そのサウンドが E-MU 0202 USB 2.0に接続したスピーカーやヘッドフォンから出力されていることを確認して下さい。もしもサウンドが聞こえない場合、13ページの接続図の通りに E-MU 0202 USB 2.0とスピーカーシステムが適切に接続されているかどうかを確認して下さい。

• 録音するオーディオソース(マイクや楽器、CD/MP3プレイヤーなど)がE-MU 0202 USB 2.0に適切に接続されていることを確認して下さい。

Steinberg Cubase LE(Windows)Steinberg Cubase LEは、ハイクオリティのエフェクト、オートメーション、バーチャルインストゥルメント(VSTi)や様々なプロフェッショナルな機能を装備した 24bit/96kHzマルチトラックオーディオ /MIDIシーケンサーです。

以下のステップ・バイ・ステップチュートリアルでは、Cubase LEで録音を行うための手順を解説しています。このチュートリアル終了後に、Cubase LEの優れた機能の数々を覚えるためにも Cubase LEの PDFマニュアルを読まれることをお勧めします。

1 - Cubase LEの設定以下の手順に従って設定を行い、Cubase LEが問題なく動作することを確認して下さい。Cubase LEはこれらの設定を自動的に保持しますので、今後特別な必要が無い限り、同様な設定を行う必要はないでしょう。

1. スタートメニューから Cubase LEを選択して Cubase LEを起動します。起動時に ASIOマルチメディアドライバのテストを促すダイアログボックスが表示されることがありますが、ここでは "点検作業を行わず次へ進む "を選択して下さい。

2. "ファイル "メニューから "新規プロジェクト "を選択します。

3. "空白 "を選択して "OK"をクリックします。

18 Creative Professional

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チュートリアル

4. "ディレクトリの選択 "ダイアログボックスが表示されますので、オーディオデータとシーケンスデータを保存するロケーションを選択し "OK"をクリックします。

5. Cubase LE のプロジェクトウィンドウが表示されます。

6. "デバイス "メニューから "デバイスの設定…"を選択します。

7. デバイス設定画面左側のリストから "VST Multitrack"をクリックします。

8. 設定画面右側の "ASIOドライバ "フィールドで "ASIO E-MU 0202 USB"を選択します。 ASIOドライバを切り換えるかどうかを訊ねるダイアログボックスが表示されますので、"切り換え "をクリックします。

ASIOバッファレイテンシーの設定

9. "コントロールパネル "ボタンをクリックすることで、右図の ASIOコントロールパネルが表示されます。

10. "ASIO Buffer Latency"をノイズが発生しない最低値(10ms位から始めると良いでしょう)に設定し、"OK"をクリックしてコントロールパネルを閉じます。この値を低くすることで、MIDIキーボードを弾いた時のレスポンスが向上します。バッファサイズを低くすることで、VSTインストゥルメントを使用する際の速いレスポンスと、Cubaseを経由してモニタリングを行う際の遅延を減らすことができます。しかし低すぎる設定はノイズやその他オーディオクオリティに問題が発生する可能性があります。この場合は ASIOバッファサイズを大きくして下さい 。

11. "適用 "をクリックし、"OK"をクリックしてデバイス設定画面を閉じます。

12. 注 : Cubase LEが何らかの理由でクラッシュした場合には、コンピュータを再起動することをお勧めします。

13. "プロジェクト "メニューから "プロジェクトの設定 "を選択します。ここでプロジェクトのサンプリング周波数(サンプリングレート)とビット深度(ビットデプス)やその他の設定を行うことができます。サンプリング周波数を "44.100 Hz"に、ビット深度を "24 Bit"に設定します。

TIP . . .複数のハードディスクを装着されている場合、OSがインストールされているハードディスクとは別のディスクを選択することをお勧めします。

E-MU 0202 USB 2.0オーナーズマニュアル 19

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チュートリアル

14. "デバイス "メニューから "VST入力 "を選択します。ここでは、使用する入力端子をアクティブにすることで設定することができます。

2 - 基本的なマルチトラック録音このチュートリアルでは、1つ、もしくは 1ペアの入力端子のみを使用します。より複雑な録音については Cubase LEの PDFマニュアルを参照して下さい。

オーディオトラックの追加

1. "プロジェクト "メニューから "トラックを追加 "、"オーディオ "と選択し、プロジェクトウィンドウにオーディオトラックを追加します。

20 Creative Professional

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チュートリアル

NOTE入力が表示されない場合、"デバイス "メニューの"VST入力 "を確認して下さい。

2. 上図は、トラック 1の "in:"フィールドに "IN 1"が設定されています。これはトラック 1の入力に E-MU 0202 USB 2.0のアナログ入力 "L"が選択されている状態になります(入力 L = "IN1"、入力 R = "IN2")。 ステレオでの録音を行う場合、"ステレオ /モノラル "ボタンをクリックしてトラックをステレオに変更し、トラック入力に "IN1 + IN2"を選択します。

3. モニタリングは E-MU 0202 USB 2.0上で行えますので、トラック 1のモニタリングボタン( )が Offになっていることを確認します。

4. E-MU 0202 USB 2.0上の Direct Monitorボタンを押すことで、ダイレクトモニタリングが有効となります。モノラルトラックを録音する場合は、再度Direct Monitorボタンを押してダイレクトモニタリングをモノラルに変更します。

録音を行う

5. 楽器やマイクを E-MU 0202 USB 2.0に接続します。シグナルレベルメーターを確認しながら入力レベルゲインコントロールノブを調節して、ピーク LEDが点灯せずに最適なシグナルレベルになるよう、入力レベルを調節します。

6. この状態で楽器やマイクのサウンドがモニタースピーカー、またはヘッドフォンから聞こえると思います。サウンドが出力されていない場合、上記ステップ 4~ 5と、メイン出力レベルを確認して下さい。

NOTE録音開始前に 2小節分のプリカウントを設定して下さい。

7. オプション - メトロノームの設定 : コンピュータキーボードの "C"キーを押すことで、メトロノームが On/Offされます。メトロノームの出力レベルを調整するには、まずトランスポートパネルの開始ボタンをクリックし、"トランスポート "メニューから "メトロノームの設定 ..."を選択します。画面上のボリュームスライダーで適切なレベルに調節します。

8. ゼロに戻るボタン( )をクリックします。

9. トラック 1の録音オンボタンが点灯していることを確認します(初期設定で点灯している筈です)。

10. Cubase LEのトランスポートパネルの録音ボタンをクリックして、録音を開始します。録音中は、ボタンが赤く点灯します。

インスペクターボタン ステレオ /モノラルボタン

トラック入力モニタリング

録音オンボタン

E-MU 0202 USB 2.0オーナーズマニュアル 21

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チュートリアル

11. 最初のトラックの録音が完了したら、スペースバー、もしくは停止ボタンをクリックします。

12. ゼロに戻るボタン( )をクリックします。

13. スペースバー、もしくはトランスポートパネルの開始ボタンをクリックして、録音したトラックの再生を開始します。

他のトラックへの録音を行う14. ゼロに戻るボタン( )をクリックします。

15. 録音したオーディオイベントを、マウスでドラッグ &ドロップしてすぐ下に移動します。この移動により新しいトラックが自動的に作成され、元のトラック 1にそのまま次のトラックを録音できます。これは Cubase LEで新しいトラックを作成する最も簡単な方法です。

16. トランスポートパネルの録音ボタンを再度クリックして、次のトラックの録音を開始します。録音時には最初に録音したトラックも再生されます。

17. ステップ 14~ 16を繰り返し、必要な分のオーディオトラックを録音します。

18. 再生したくないトラックがある場合には、そのトラックのミュートボタン( )をクリックします。

3 - Proteus VXを使用したMIDIトラックの録音

以下では Cubase LEで Proteus VX VSTインストゥルメントを使用する方法を解説しています。なお、以下の手順を進めるには、MIDIキーボード、または MIDI入力機器が必要です。

MIDI入力機器を接続する

1. MIDIキーボードの MIDI出力とお使いの MIDIインターフェイスの MIDI入力とを MIDIケーブルで接続します。

2. "プロジェクト "メニューから "トラックを追加 "、"MIDI"と選択します。

これで Cubase LEのプロジェクトウィンドウは、1つ以上のオーディオトラックと 1つの MIDIトラックで構成されることになります。次ページの図は 1つのオーディオトラックと 1つの MIDIトラックのプロジェクトの例になります。

録音

開始停止ゼロに戻る

22 Creative Professional

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チュートリアル

3. "デバイス "メニューから "VSTインストゥルメント "を選択します。

4. "VSTインストゥルメント "画面が表示されますので、"E-MU"サブフォルダから "ProteusVXVSTi"を選択します。

"VSTインストゥルメント "画面は下図のように変化します。

MIDIトラック

エディットボタン

E-MU 0202 USB 2.0オーナーズマニュアル 23

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チュートリアル

5. プロジェクトウィンドウ左端のインスペクターエリアで、MIDI入力ポートをお使いの MIDIインターフェイスのものに設定します。

6. 次に MIDI出力をクリックし、リストから "ProteusVXVSTi"を選択します。

7. "VSTインストゥルメント "画面のエディットボタン( )、またはインスペクター上のエディットボタンをクリックして、Proteus VXを表示します。

8. Proteus VXが表示されたら、"File"メニューから "Open"を選択して"Proteus X Composer"サウンドバンクをロードします。このバンクは"Program Files\Creative Professional\ E-MU Sound Central\Proteus X Composer"にインストールされています。なおロードには数秒掛かります。

9. Proteus VX上のフローティングキーボードアイコン( )をクリックして、フローティングキーボードを表示します。このフローティングキーボードをクリックしてサウンドが出力されることを確認します。何もサウンドが出力されない場合、E-MU 0202 USB 2.0が正しく設定されているか確認して下さい。

10. またMIDIキーボードを演奏して、Proteus VXのサウンドを確認して下さい。

11. Cubase LEのインスペクター上の "prg:"フィールドにある上下キー( )をクリックすることで、Proteus VXのプリセットが変更されます( )。Proteus VX上のプリセットが変更されない場合、Proteus VXの "Option"メニュー > "Preferences..." > "MIDI"で "Receive Program Changes"にチェックが入っているか確認して下さい。

12. Proteus X Composerサウンドバンクには 1000以上ものプリセットが収録されています。これらを自由に呼び出してその優れたサウンドを確認して下さい。また、Proteus VX上で行った作業は、"Save(保存)"するまでは、失われることはありません。

MIDIトラックの録音13. Cubase LEの MIDIトラックの録音オンボタンが点灯していることを確認します。

14. トランスポートコントロール上の録音ボタンをクリックして、MIDIトラックの録音を開始します。

15. 最初の MIDIトラックの録音が完了したら停止ボタンをクリックします。

16. ゼロに戻るボタン( )をクリックします。

17. 開始ボタン( )をクリックして、録音したトラックの再生を開始します。

録音オンボタン

録音

24 Creative Professional

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チュートリアル

他のMIDIチャンネルでの MIDIトラックの録音Proteus VX VSTi は最大 16MIDIチャンネル(トラック)を一度に受信し再生することができます。これは 1つの MIDIチャンネル毎に 1つの VSTiを使用していくよりも効率的です。

18. "プロジェクト "メニューから "トラックを追加 "、"MIDI"を選択して MIDIトラックを追加します。インスペクター上のチャンネル番号が "chn:2"となっていることを確認します。

19. インスペクター上の MIDI出力をクリックし、メニューから "ProteusVX VSTi"を選択します。

20. インスペクター上の "prg:"フィールドにある上下キー( )をクリックして新しいプリセットを選択します。

21. 準備が整ったら、トランスポートパネルの録音ボタンをクリックして MIDIトラックの録音を開始します。

22. 録音が完了したら停止ボタンをクリックし、ゼロに戻るボタンをクリックして、ソングの先頭に戻ります。開始ボタンをクリックして Proteus VXが両方の MIDIチャンネルのサウンドを再生していることを確認します。

最後にCubase LEと Proteus VXには PDF形式の優れたマニュアルが付属しています。このパワフルなソフトウェアの数々の機能を取得するためにも、これらのマニュアルを一読することをお勧めします。

チャンネル

E-MU 0202 USB 2.0オーナーズマニュアル 25

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チュートリアル

Cakewalk Sonar LE(Windows)Cakewalk Sonar LEは、ハイクオリティなエフェクト、オートメーション、バーチャルインストゥルメント(VSTi/DXi)、他プロフェッショナルな機能を搭載した 24bitのマルチトラックオーディオ /MIDIシーケンサです。

重要 : Sonar LEのインストール中に、Cakewalk VST Adapterの実行の確認がありますが、Sonar LEで Proteus VXや他の VSTプラグインを使用するためには、この Cakewalk VST Adapterの実行が必要です。

以下のステップ・バイ・ステップチュートリアルでは、Sonar LEで録音を行うための手順を解説しています。また Sonar LEの優れた機能の詳細についてはSonar LEの PDFマニュアル(英語版)も合わせて参照するようにして下さい。

1 - Sonar LEの設定以下の手順に従って設定を行い、Sonar LEが問題なく動作することを確認して下さい。Sonar LEはこれらの設定を自動的に保持しますので、今後特別な必要が無い限り、同様な設定を行う必要はないでしょう。

Sonar LEの最初の起動

1. スタートメニューから Sonar LEを選択、もしくはデスクトップ上のショートカットをダブルクリックして Sonar LEを起動します。Sonar LEの最初の起動時に下図の画面が表示されます。

2. "No"をクリックしてこの画面を閉じます。Sonar LEが起動すると下図の画面が表示されます。

3. "Close"をクリックしてこの画面を閉じ、Sonar LEのプロジェクトウィンドウを表示します。

26 Creative Professional

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チュートリアル

Audio Optionsの設定

4. "Options"メニューから "Audio…"を選択します。下図の設定画面が表示されます。

5. "Advanced"タブをクリックして、下図の画面を表示します。

6. "Driver Mode"フィールドで "ASIO"を選択します。"OK"をクリックすると、この変更を有効とするためには Sonar LEを再起動する必要がある旨を指示されます。

7. 一旦 Sonar LEを終了し、再度起動します。

E-MU 0202 USB 2.0オーナーズマニュアル 27

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チュートリアル

Audio Optionsの再設定

8. Sonar LEを再起動したら、再度 "Options"メニューから "Audio…"を選択します。

9. "ASIO Panel"をクリックすることで、右図のASIOコントロールパネルが表示されます。

10. "ASIO Buffer Latency"をノイズが発生しない最低値(10ms位から始めると良いでしょう)に設定します。この値を低くすることで、MIDIキーボードを弾いた時のレスポンスが向上します。"OK"をクリックしてコントロールパネルを閉じます。バッファサイズを低くすることで、VSTインストゥルメントを使用する際の速いレスポンスと、Sonar LEを経由してモニタリングを行う際の遅延を減らすことができます。しかし低すぎる設定はノイズやその他オーディオクオリティに問題が発生する可能性があります。この場合は ASIOバッファサイズを大きくして下さい 。

11. "OK"をクリックして "Audio Options"を閉じます。

注 : 何らかの理由で Sonar LEが強制終了した場合には、コンピュータを再起動するようにして下さい。

オーディオファイルのロケーション設定

TIP . . .複数のハードディスクを装着されている場合、OSがインストールされているハードディスクとは別のディスクを選択することをお勧めします。

12. "Options"メニューから "Global"を選択します。

13. "Audio Data"タブをクリックし、"Global Audio Folder"フィールドでオーディオファイルの保存場所を設定します。

28 Creative Professional

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チュートリアル

2 - 基本的なマルチトラック録音このチュートリアルでは、1つ、もしくは 1ペアの入力端子のみを使用します。より複雑な録音については Sonar LEの PDFマニュアル(英語版)を参照して下さい。Sonar LEは初期設定で、2つのオーディオトラックと 2つの MIDIトラックがある状態で起動します。

1. トラック 1のストリップサイズ復元ボタンをクリックします。これによりトラック 1の入出力ルーティングを設定することができます。

2. "I"フィールド右端の小さな三角形をクリックし、入力ソースを設定します。E-MU 0202 USB 2.0のアナログ入力 "L"端子のシグナルをモノラルで録音する場合、"Left ASIO E-MU 0202|USB Analog In A"を選択して下さい。両方の入力端子をステレオシグナルとして録音する場合は、"Stereo ASIO E-MU 0202|USB Analog In A"を選択して下さい。

3. モニタリングは E-MU 0202 USB 2.0上で行えますので、トラック 1の入力エコーボタン( )は Offに設定します。

4. E-MU 0202 USB 2.0上の Direct Monitorボタンを押すことで、ダイレクトモニタリングが有効となります。モノラルトラックを録音する場合は、Mono LEDが点灯するまで、再度 Direct Monitorボタンを押してダイレクトモニタリングをモノラルに変更します。

TIP . . .トラックのレベルメーターが反応しない場合、トラックの入力が正しく割り当てられているかを確認して下さい。

5. Sonar LEのトラック録音ボタン( )をクリックすることで、トラック 1が録音準備状態になり、トラック全体が薄い赤色に表示されます(前ページの図参照)。E-MU 0202 USB 2.0に接続した楽器などを演奏することで、トラックのレベルメーターが反応して動くのが確認できると思います。

6. シグナルレベルが大きすぎる、または弱すぎる場合には、E-MU 0202 USB 2.0上の入力レベルゲインコントロールで調節して下さい。

Sonar LEプロジェクトウィンドウ

トラック録音ボタン(ステップ 3)

インスペクター ストリップサイズの復元

入力 ここをクリック

出力

E-MU 0202 USB 2.0オーナーズマニュアル 29

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チュートリアル

7. オプション - メトロノームの設定 : "View"メニューから "Toolbar"を選択し、表示される画面で "Metronome"にチェックを入れることで、Metronomeツールバーが表示されます。次に、"Metronome During Record"ボタン( )をクリックして、録音中にメトロノームが鳴るように設定します。

トラックへの録音

8. Sonar LEのトランスポートコントロールの録音ボタンをクリックして録音を開始します。

9. 最初のトラックの録音が完了したら、停止ボタンをクリックします。10. トランスポートパネルの再生ボタンをクリックして再生を開始します。11. 録音を破棄してもう一度行いたい場合は、波形表示上で右クリックし、表示されるメニューから "Delete"を選択します。

他のトラックへの録音

TIP . . ."Track"メニューから"Clone"を選択することで、現在のトラックの設定を引き継いで新しいトラックが作成されます。

12. トラック 2を選択し、ストリップサイズ復元ボタン( )をクリックして、トラック 2の入出力ルーティングの設定を行います。

13. トラック入力("I"フィールド)右端の三角形( )をクリックしてトラックへの入力ソースを設定します。

14. トラック 1のトラック録音ボタン( )をクリックし、録音準備状態を解除します。

15. トラック 2のトラック録音ボタンをクリッして、トラック 2を録音準備状態にします。

16. トランスポートコントロールの録音ボタンをクリックして録音を開始します。

Hot Tip: 同じ入力端子を使用して他のトラックへ録音する簡単な方法は、録音済みのパート(オーディオリージョン)を他のトラックへドラッグし、録音するトラックの録音オンボタンを再度点灯させます(ドラッグ &ドロップ時にオプションを選択するダイアログボックスが表示された場合、"Blend Old and New"を選択します)。

プロジェクトの保存17. "File"メニューから "Save As…"を選択し、分かりやすいように名前を付けてプロジェクトを保存します。

録音

再生

停止

ゼロに戻る

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チュートリアル

3 - Proteus VXを使用したMIDIトラックの録音以下では Sonar LEで Proteus VX VSTインストゥルメントを使用する方法を解説しています。なお、以下の手順を進めるには、MIDIキーボード、またはMIDI入力機器が必要です。

• 重要 : Sonar LEを Proteus VXより前にインストールした場合、Windowsのスタートメニュー > プログラム /全てのプログラム > Cakewalk > Cakewalk VST Adapterを選択し、"Cakewalk VST Adapter"で Proteus VXを認識させる必要があります。

1. MIDIキーボードの MIDI出力とお使いの MIDIインターフェイスの MIDI入力とを MIDIケーブルで接続します。

VSTインストゥルメントの選択

2. "View"メニューから "Synth Rack"を選択します。下図の画面が表示されます。

3. "+"シンボルをクリックすることで、インストゥルメントを追加することができます。上図を参照して VSTiのリストから "Proteus VX VSTi"を選択します。下図のポップアップダイアログが表示されます。

4. 初期設定のオプション("MIDI Source Track"と "First Synth Output")が選択されているのを確認して "OK"をクリックします(この操作は数秒掛かる場合があります)。

5. Proteus VXが Synth Rack画面に表示され、プロジェクトウィンドウのトラックリスト下部に 2本の新しいトラックが追加されます。

ここをクリック

新しい Proteus VXトラック

Proteus VXからのオーディオ出力Proteus VXへの MIDI入力

ここをクリック してストリップを表示

E-MU 0202 USB 2.0オーナーズマニュアル 31

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チュートリアル

MIDI接続の設定

6. Proteus VXへのMIDI入力トラックをクリックして選択します。MIDIトラックの左側のストリップに MIDI入力設定が表示されます(下図参照)。

7. MIDI入力にお使いの MIDIインターフェイスを選択し、さらに "MIDI Omni"を選択します。"MIDI Omni"を選択することで、Proteus VXが全 16MIDIチャンネルを受信するようになります(Proteus VXはマルチティンバー音源で、16MIDIチャンネルそれぞれで異なったサウンドを鳴らすことができます)。

TIP . . .システムトレイ上の Sonar MIDIモニターでMIDI入力を確認することができます。

8. 右図のように MIDIトラック 1の MIDIチャンネルを "1"チャンネルに設定します。これにより、入力された MIDIデータが "リチャンネル "されます。

Proteus VXを開く

9. Synth Rack画面の番号欄、もしくは Proteus VXの名前をダブルクリックして Proteus VXを表示します。

10. 数秒後、次ページの Proteus VX画面が表示されます。

MIDI入力設定

Synth Rackと Proteus VX

ここをダブルクリックして Proteus VXを開く

32 Creative Professional

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Proteus X Composerバンクの演奏11. Proteus VX上の "1-16"タブをクリックします。この画面で、全 16MIDIチャンネルのプリセットを設定することができます。

12. MIDIチャンネル 1のプリセットを、右端の三角形をクリックして選択します。

13. MIDIキーボードを演奏して、サウンドを確認して下さい。

14. Proteus X Composerサウンドバンクには 1000以上ものプリセットが収録されています。これらを自由に呼び出してその優れたサウンドを確認して下さい。また、Proteus VX上で行った作業は、"Save(保存)"するまでは、失われることはありません。

MIDIトラックの録音15. 最小化ボタン( )をクリックして Proteus VXの画面を最小化します。

16. Sonar LE上の MIDIトラックのトラック録音ボタンをクリックし、録音準備状態にします。録音準備状態のトラック全体が薄い赤色に表示されます。

• 重要 : 既に録音したトラックなど、録音を行いたくないトラックのトラック録音ボタンを Offに設定するのを忘れないで下さい。

17. Sonar LEのトランスポートコントロールの録音ボタンをクリックして録音を開始します。

18. 最初のトラックの録音が完了したら、停止ボタンをクリックします。19. トランスポートパネルの再生ボタンをクリックして再生を開始します。

他のMIDIチャンネルでの MIDIトラックの録音Proteus VX VSTi は最大 16MIDIチャンネル(トラック)を一度に受信し再生することができます。これは 1つの MIDIチャンネル毎に 1つの VSTiを使用していくよりも効率的です。

20. "Insert"メニューから "MIDI Track"を選択します。

21. 追加した MIDIトラックで、前回と同様にMIDI入力にお使いの MIDIインターフェイスを選択し、さらに "MIDI Omni"を選択します。

1-16タブ プリセットを選択

トラック録音ボタン

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チュートリアル

22. 同様に MIDI出力で "Proteus VX VSTi"を選択します。

23. 下図のように、"Ch"フィールドでMIDIチャンネル 2を選択します。

24. 最小化した Proteus VXのサイズ復元ボタン( )をクリックして、再度Proteus VXを表示します。Proteus VXの MIDIチャンネル 2でプリセットを選択します。

25. プリセットの選択は MIDIキーボードでサウンドを実際に確認しながらでも行えます。

26. 準備が整ったら、追加した MIDIトラックのトラック録音ボタン( )をクリックして録音準備状態にします。複数の MIDIトラックを同時に録音する場合、録音したいトラックのトラック録音ボタンをクリックします。

27. Sonar LEのトランスポートコントロールの録音ボタンをクリックして録音を開始します。

28. 再生ボタンをクリックして Proteus VXが両方の MIDIチャンネルのサウンドを再生していることを確認します。

最後に

以上で、Cakewalk Sonar LEと Proteus VXで何ができるのか、その端緒が分かったかと思います。Proteus VXには日本語 PDFマニュアルが付属していますので、この高機能の楽器を活用するためにも、一読することをお勧めします。

また Sonar LEは英語版になりますが、PDF形式の優れたマニュアルが付属しています。このパワフルなソフトウェアの数々の機能を取得するためにも、これらのマニュアルも合わせて一読することをお勧めします

入力設定

出力設定

MIDIチャンネル設定

MIDIチャンネル 2を設定

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チュートリアル

Ableton Live Lite 4(Windows/OS X)Ableton Live Lite 4は革新的な作曲 /パフォーマンスツールです。Ableton Live Lite 4にはデジタルレコーディング、バーチャルインストゥルメント、優れた独自のインターフェイスを持つデジタルエフェクトの全てが統合されています。

以下のステップ・バイ・ステップチュートリアルでは、Live Lite 4で録音を行うための手順を解説しています。また Live Lite 4には優れたチュートリアルレッスンが用意されていますので、数々の機能を覚えるためにこのチュートリアルレッスンと Ableton Live Lite 4の PDFマニュアルを読まれることをお勧めします。

1 - Live Lite 4の設定NOTEAbleton Live Lite 4を最初に起動した際に、「オーディオは使用できれません。」、「オーディオ設定から、オーディオ出力デバイスを設定してください。」というメッセージが表示される場合があります。この場合には後述する方法でオーディオ出力を設定して下さい。

まず最初に設定画面の手順に従って、Ableton Live Lite 4 for E-MUを "アンロック "します(Windows版では : "オプション "メニュー > "初期設定 ..."、OS X版では : "Live"メニュー > "環境設定 ")。次に以下の手順に従って設定を行い、Ableton Live Lite 4が問題なく動作することを確認して下さい。Ableton Live Lite 4はこれらの設定を自動的に保持しますので、今後特別な必要が無い限り、同様な設定を行う必要はないでしょう。

プラグインの設定以下の手順を行うことで Ableton Live Lite 4で VSTプラグインと Proteus VXを使用できるようになります。

1. "オプション "メニューから "初期設定 ..."を選択(Windows)、または"Live"メニューから "環境設定 "を選択(OS X)し、"プラグイン "タブをクリックします。下図の画面が表示されます。

OS X版では :2. "Audio Unitsを使用する "をクリックしてオンに。

3. "VSTシステムフォルダを使用する "もクリックしてオンに。

4. "プラグインの再スキャン "をクリック(この操作は数秒掛かるかもしれません)。

Windows版では :5. "ブラウズ "ボタンをクリックし、VSTPluginsフォルダの場所を指定します(初期設定では C:\Program Files\Steinberg\VstPlugIns\になります)。

WindowsOS X

設定場所 : Steinberg\VSTpluginsクリックしてオンに : ・"Audio Unitsを使用する "・"VSTシステムフォルダを使用する "

次に "プラグインの再スキャン "をクリック

E-MU 0202 USB 2.0オーナーズマニュアル 35

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チュートリアル

NOTEWindowsユーザーは :正しいフォルダを指定してもプラグインが表示されない場合、この初期設定画面の "プラグインの再スキャン "ボタンをクリックして下さい。

6. "プラグインカスタムフォルダを使用する "をクリックして、VSTプラグインを有効にします(この操作は数秒掛かるかもしれません)。

オーディオパラメータの設定7. 設定画面の "オーディオ "タブをクリックします。下図の画面が表示されます。

8. Windows版では :"ドライバタイプ "に "ASIO"、"オーディオデバイス "に "E-MU 0202|USB"を選択します。

OS X版では : "ドライバタイプ "に "Core Audio"、"入力オーディオデバイス "と "出力オーディオデバイス "に "E-MU 0202|USB"を選択します。

MIDIパラメータの設定NOTELive Lite 4では、初期設定で全てのMIDI入力が有効となっています。

9. "MIDI/同期 "タブをクリックします。下図の画面が表示されます。

10. お使いの MIDIインターフェイスが表示されていて、有効になっていることを確認します。

11. これで初期設定は完了です。"閉じる "ボタンでこの画面を閉じます。

WindowsOS X

上図のようにオーディオパラメータを設定します

WindowsOS X

MIDIインターフェイスを選択

閉じる

閉じる

36 Creative Professional

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チュートリアル

2 - オーディオクリップの再生Ableton Live Lite 4には、予めレコーディングされた多数のオーディオクリップが付属しています。ここでは、オーディオクリップの選択と再生を行います。

1. "ファイル "メニューから "新規 Liveセットを作成 "を選択します。下図の様に 2つのオーディオトラックと 2つの MIDIトラックが含まれる新しいセットが表示されます。画面の表示がを異なる場合はセッションビューボタンをクリックします。

2. 上図内の手順に従って、"breaks Sounds"フォルダを開きます(注 :Macintoshでは、"Demos and Tutorials"フォルダを開いてから中の"Starter Sets"フォルダを開いて下さい)。

3. "drums01-1.wav"と "drums01.wav"クリップをオーディオトラック 1へドラッグ &ドロップします。

4. ドラッグ &ドロップした何れかのクリップのクリップ再生ボタン( )をクリックします。オーディオループの再生が始まります。

5. 最初のクリップ再生中に次のクリップのクリップ再生ボタンをクリックします。最初のクリップが終了後すぐに 2番目のクリップの再生が始まります。

6. 他のオーディオクリップもチェックしてみて下さい。オーディオクリップを削除するには、単純に削除したいクリップを選択して、コンピュータキーボードの Deleteキーを押します。

7. トランスポートの停止ボタン( )をクリックして再生を停止します。

8. オーディオクリップへの操作方法を覚えたら、次のステップに続きます。次のステップ用に、オーディオトラック 1にドラムクリップを 1つドラッグ&ドロップし、オーディオトラック 2は空のままにしておいて下さい。

入力 /出力セクションの表示 /非表示

Note...Macintoshでは、"Starter Sets"フォルダは "Demos and Tutorials"フォルダ内にあります。

セッションビューボタン

ここをクリックファイルブラウザ 1

フォルダを開くStarter Sets

フォルダを開くbreaks Sounds

ドラッグ &ドロップDrum Clips

E-MU 0202 USB 2.0オーナーズマニュアル 37

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チュートリアル

3 - オーディオの録音

1. オーディオの入っていない空のオーディオトラックを選択します。

2. "表示 "メニューから "入力 /出力 "を選択(または前ページ図にある入力 /出力セクションの表示 /非表示ボタンをクリック)します。いくつかのオプションがミキサーストリップに追加されます。

3. 入力チャンネル "1/2"が初期設定で選択されています。モノラルトラックを録音したい場合は、ドロップダウンメニューから "1"または "2"を選択します。

4. E-MU 0202 USB 2.0へ接続したギターやキーボード、CDなどのオーディオソースの演奏を開始します。入力 /出力セクション内のミニメーター( )が演奏に合わせて緑色で表示されることを確認します。

NOTEAbleton Live Lite 4でモニタリングが有効("Auto")になっていますので、E-MU 0202 USB 2.0のダイレクトモニタリングは Offにすることができます。

5. ストリップの下部にあるアームボタン( )をクリックします。ボタンが赤く点灯します。"Monitor"フィールドで "Auto"が設定されていれば、入力している信号を聞くことができます。

6. ドラムクリップの再生を開始し、それに合わせて演奏を練習します。7. 録音の準備ができたら、オーディオトラック 2のクリップ録音ボタン( )をクリックします。直ちに録音が始まります。1~ 2小節分録音したら、コンピュータキーボードのスペースバーを押して停止します。

8. 録音したオーディオクリップをダブルクリックすることで、ミキサーセクション下部にオーディオ波形が表示されます(下図参照)。ミキサーセクションで両方のクリップのクリップ再生ボタン( )をクリックして、再生を開始します。録音したクリップがドラムループのテンポに合っていることを確認します。もしテンポがずれていたら、録音したオーディオクリップは削除して、もう一度録音し直して下さい。

9. ワープマーカー 1を録音した波形の先頭までドラッグします(下図参照)。TIP . . .録音したクリップがループしていない場合、Loopボタンが有効になっていることを確認して下さい。

10.クリップループエンドをドラッグして録音したループを長さを設定します。

11. 再生を開始します。上記の手順で、録音したループはドラムループと同期します。

ワープマーカー 1

クリップループエンド

38 Creative Professional

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チュートリアル

4 - Ableton Live Lite 4上で Proteus VX VSTiを使用する(Windowsのみ)

NOTEれらの解説は Proteus X、または Emulator Xでも同様です。

以下では Ableton Live Lite 4で Proteus VXを使用する方法を解説しています。Ableton Live Lite 4の優れた長所として録音済みのオーディオと MIDIクリップを簡単に組み合わせることができます。このチュートリアルでは MIDIキーボードを使用して、または Ableton Live Lite 4に付属する MIDIループを使用してProteus VXを演奏します。

1. ファイル "メニューから "新規 Liveセットを作成 "を選択します。下図の様に 2つのオーディオトラックと 2つの MIDIトラックが含まれる新しいセットが表示されます。画面の表示がを異なる場合はセッションビューボタンをクリックします。

Proteus VXをバーチャルインストゥルメントとして起動する

2. 画面左側のプラグインデバイスブラウザボタン( )をクリックします。右図の様にプラグインが一覧表示されます。

3. プラグインリストから "Proteus VX"をMIDIトラック上部までドラッグし、上図の位置でドロップします。数秒後、ミキサーセクション下部の MIDIトラックビューに Proteus VX VSTiが表示されます。

Proteus VXを開く4. ミキサーセクション下部のエリアに表示されている

Proteus VXのレンチアイコン( )をクリックします(右図参照)。

1. ここをクリックしてプラグインを

表示

2. Proteus VXをドラッグして

3. ここへドロップ セッションビューボタン

ステップ 2: プラグインデバイスブラウザを表示

ステップ 4:レンチアイコンをクリック

E-MU 0202 USB 2.0オーナーズマニュアル 39

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チュートリアル

5. 下図のように Proteus VX画面が表示されます。

Proteus X Composerバンクのロード6. Proteus VXが起動したら、次にサウンドバンクをロードします。

7. "File"メニューの "Open"を選択し、"Proteus X Composer"サウンドバンクを選択してロードします。"Proteus X Composer"サウンドバンクは初期設定では "Cドライブ \Program Files\Creative Professional\E-MU Sound Central"フォルダにインストールされています。この大きなバンクはロード完了に数秒掛かります。

Proteus X Composerバンクの演奏

TIP . . .サウンドを聞くことができない場合、Ableton Live Liteのオーディオ設定を再度確認して下さい("オーディオパラメータの設定" 36ページ参照)。

8. Proteus VX画面上部にあるフローティングキーボードアイコン( )をクリックして、サウンドが出力されることを確認して下さい。

9. 他のプリセットを選択するには、Proteus VX画面上部のプリセット選択ボタン( )をクリックします。気に入ったプリセットが見つかったら、Ableton Live Lite 4の画面にアクセスできるよう Proteus VX画面を最小化します。

10. Ableton Live Lite 4の "表示 "メニューから "入力 /出力 "を選択します。いくつかのオプションがミキサーストリップに追加されます。

11. "MIDI From"フィールドでお使いのMIDIインターフェイスを選択し、さらに "Monitor On"をクリックして有効にします(右図参照)。

12. 以上の設定で MIDIインターフェイスに接続した MIDIキーボードを使用することができます。

13. 録音の準備ができたら Proteus VXの画面に戻り、"P0004 A KuStq"プリセットを選択してから終了ボタン( )をクリックして Proteus VX画面を閉じます。さらに Ableton Live Lite 4のミキサーセクションの "Monitor"セクションで "Auto"を選択します。

MIDIクリップの再生14. Ableton Live Lite 4画面左側のファイルブラウザ 1から "MIDI Loops by

Keyfax"をクリックして開きます(右図参照)。

フローティングキーボード

Step 14:Locate MIDI Loops

40 Creative Professional

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チュートリアル

15. "BRK_120"フォルダを開き、さらに中の "BRK-Bass.mid"フォルダを開きます。"BRK-Bass"という名前の MIDIクリップが表示されます。

16. 下図のように "BRK-Bass"MIDIクリップを MIDIトラック 3の一番上のクリップスロットへドラッグ &ドロップします。

17. ドラッグ &ドラッグした MIDIクリップのクリップ再生ボタン( )をクリックして再生を開始します。Proteus VXで選択したベースサウンドが演奏されるのが分かると思います。再生を停止するには、停止ボタンをクリックします。

18. 他の MIDIクリップを MIDIトラックの他のスロットへドラッグ &ドロップしてチェックしてみて下さい。ヒント : 他の MIDIクリップを再生するには、再生したいクリップのクリップ再生ボタンをクリックします。

他のMIDIトラックの追加Ableton Live Lite 4は 4つの MIDIトラックを使用することができます。MIDIトラック 4を使用して異なる MIDIクリップを同時に再生してみましょう。

19. "HOUSE-120"フォルダにある "House-Lead"MIDIクリップなど、他の MIDIループをMIDIトラック 4のスロットへドラッグ &ドロップします。

20. 現在の状態では、MIDIトラック 4の "MIDI To"ボックスは "No Output"と表示されていますので、クリックしてリストから "3-MIDI"を選択します。同時にすぐ下に "Track In"と表示されます。

入力 /出力セクションの表示 /非表示

停止

"3-MIDI"を選択

E-MU 0202 USB 2.0オーナーズマニュアル 41

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チュートリアル

21. "Track In"ボックスをクリックして、MIDIチャンネルのリストを表示します。

22. 左図の様に "MIDIチャンネル 2"を選択します。

23. まだ Proteus VX上で MIDIチャンネル 2にプリセットを選択していませんので、この状態で MIDIトラック 4上のクリップ再生ボタン( )をクリックしても、サウンドは何も出力されません。

Proteus VXのMIDIチャンネル 2のサウンドの選択24. MIDIトラック 3のタイトル部分をクリックして Proteus VX VSTiを画面下部のトラックビューに表示します。次にレンチアイコン( )をクリックして Proteus VX画面を表示します。

25. Proteus VX上のMIDIチャンネル選択ボタン( )をクリックして MIDIチャンネル 2を選択します。

26. MIDIチャンネル 2でプリセットを選択します。カーソルをプリセット番号フィールドに移動してコンピュータキーボードの上下の矢印キーでプリセットリストからプリセットを選択することができます。

• Note: Proteus VXにはプリセット選択の方法がいくつか用意されています。詳細は Proteus VXの PDFマニュアルを参照して下さい。

27. 以上の手順で MIDIトラック 4の MIDIクリップが異なるサウンドで再生されるようになります。正しく再生されない場合は、両方の MIDIクリップが再生されていること( )、またそれらが異なるプリセットであることを確認して下さい。

MIDIクリップの追加

NOTEProteus VXのサウンドはプリセット、またはプログラムと呼ばれています。Ableton Live Lite 4のプログラムチェンジは Proteus VXの番号に +1したものになります。

28. 幾つかの MIDIクリップを両方の MIDIトラックへドラッグ &ドロップして、様々なループを確認して下さい。

プリセットの変更Proteus VXの画面を表示せずに、MIDIプログラム(E-MUではプリセット)を変更する方法があります。

29. 現在再生している MIDIクリップのタイトル部分をダブルクリックします。クリップビューが画面下部に表示されます。

30. クリップビュー左下にあるノートボックスの表示 /非表示ボタン ( の中央の音符マーク)をクリックすることで、ノートボックスが表示されます。

31. "Program"フィールドでプリセット番号を選択します。再生している MIDIループのサウンドが変わるのが聞けると思います。好みのサウンドをここで探して下さい。

• ヒント : コンピュータキーボードの上下矢印キーでもプログラムを選択できます。また 128番以上のプリセットを選択する際は "Sub-Banks"を 2~8に設定します。

32. このプリセット変更方法の追加ボーナスとして、選択したプログラム番号(サウンド)は MIDIクリップに組み込まれる、という点があります。つまりこの MIDIクリップを選択すれば、Proteus VX上では自動的にこのサウンドで再生されるようになります。

33. 他の MIDIクリップを MIDIトラックにドラッグ &ドロップし、別のサウンドを選択して下さい。これらの MIDIクリップを交互に再生することで、それぞれ別のサウンドが出力されるのが確認できると思います。

セットの保存34. "ファイル "メニューから "Liveセットを保存 ..."を選択して、作業内容を保存します。次回このセットをロードすることで、Proteus VXバンクも自動的にロードされます。

ノートボックス

プリセットの選択

42 Creative Professional

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チュートリアル

MIDIキーボードを使用した MIDIトラック録音の設定35. 以下の手順では、MIDIチャンネル 2を指定したMIDIトラック 4を使用します。MIDIトラック 4にMIDIクリップをドラッグ &ドロップしている場合、そのMIDIクリップを削除して下さい。MIDIクリップはクリックして選択してからコンピュータキーボードの Deleteキーを押すことで削除できます。

36. 右図の様に MIDIトラックを設定します。

a. "MIDI from"フィールドでお使いの MIDIインターフェイスを設定

b. MIDI入力チャンネルをMIDIチャンネル 2に設定

c. "Monitor"フィールドを "Auto"に設定

d. MIDI情報を Proteus VXが割り当てられているトラック 3へルーティング

e. MIDI出力チャンネルをMIDIチャンネル 2に設定

f. 録音を行うためにアームボタンをクリック

37. MIDIキーボードの送信チャンネルをMIDIチャンネル 2に設定します。

38. MIDIキーボードを演奏します。 Proteus VXの MIDIチャンネル 2で選択したサウンドが聞こえることを確認して下さい。Proteus VX画面を表示するには、MIDIトラック 3のタイトル部分をクリックし、画面下部のトラックビュー上のレンチアイコンをクリックします。Proteus VX画面上でプリセットを変更する場合、MIDIチャンネル 2が表示されていることを確認して下さい。

録音の準備39. MIDIトラック 3の MIDIクリップを再生して、合わせて MIDIトラック 4に録音する演奏を練習して下さい。

40. オプション : 録音時に MIDIノートに対してクオンタイズを掛けることができます "None"でクオンタイズは無効です。

41. MIDIトラック 4内の空の MIDIクリップのクリップ録音ボタン( )をクリックして録音を開始します。

42. クリップ停止ボタン、またはスペースバーを押すことで録音は停止します。

最後にAbleton Live Lite 4はパワフルな作曲ツールであり、ストレスなく使用することができます。この革新的なアプリケーションには優れたチュートリアルレッスンが予め用意されていますので、PDFマニュアルと合わせて、これらのレッスンに一通り目を通すことをお勧めします。

その他の Cool Tips

• MIDIキーボード上のコントロールノブで Proteus VXをコントロールする :Proteus VXの MIDI Preferencesメニュー("Options" > "Preferences" > "Controller"タブ)を表示します。ここで、MIDIコントローラが送信している MIDIコンティニアスコントローラ番号と Proteus VX上の MIDIコントローラ番号 A~ Mを一致させます。詳しくは Proteus VXの PDFマニュアルを参照して下さい。

• Ableton Live Lite 4の X/Yコントロールで Proteus VXをコントロールするAbleton Live Lite 4上に装備されている X/Yコントローラの両軸に、Proteus VXのチャンネルと Proteus VX上の MIDIコントローラ A~ Mを設定します。MIDIコントローラ A~ Mが Proteus VX上でどのようなパラメータを変更するかはプリセット毎に異なります。詳しくは Proteus VXの PDFマニュアルを参照して下さい。

a

b

c

d

e

f

クオンタイズ

コントローラの割り当て

E-MU 0202 USB 2.0オーナーズマニュアル 43

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トラブルシューティング

トラブルシューティング

Windows Media Playerで再生しているサウンドが聞こえませんコントロールパネルの "サウンドとオーディオデバイス "内 "既定のデバイス "で E-MU 0202 USB 2.0が設定されていない可能性があります。

1. "コントロールパネル "を開き、[サウンドとオーディオデバイス]アイコンをダブルクリックします。

2. "オーディオ "タブをクリックし、音の再生の "既定のデバイス "で "E-MU 0202 USB 2.0"を選択します。

3. 音の再生内の "音量 "ボタンをクリックし、"Wave"ボリュームスライダーを上げます。

また、E-MU 0202 USB 2.0を使用するアプリケーションが起動している状態では、そのアプリケーションが ASIO、またはWAVEを占有していることから、他のアプリケーションではサウンドの入出力は行えませんのでご注意下さい。

アプリケーション上で E-MU 0202 USB 2.0が設定できませんAbleton Live、Cubaseや Sonarなどのオーディオアプリケーション上で入出力に E-MU 0202 USB 2.0を選択できない場合、アプリケーション上の入出力設定において、E-MU 0202 USB 2.0を再設定する必要があります。

1. アプリケーションの入出力設定を開き、入力、および出力の設定から E-MU 0202 USB 2.0を外します。

2. 変更を適用し、設定画面を閉じます。

3. 再度、入出力設定を開き、入力、および出力に E-MU 0202 USB 2.0を設定します。これでも症状が改善されない場合、アプリケーションを再起動して下さい。

グランドループが発生していますデジタルオーディオ機器とコンピュータ間で、高いピッチのオーディオグランドノイズが発生する可能性があります。

グランドループは機器間のグランド電位差により発生します。特に殆どのコンピュータがハイクオリティのオーディオを考慮せずに設計されていることから、コンピュータと共に使用するオーディオ機器はグランドノイズの影響を受けやすい傾向にあります。

E-MU 0202 USB 2.0は 2系統のアナログ入力両方に "グランドリフトスイッチ "を搭載しており、セットアップ内でグランドノイズが発生した場合にもループを軽減することができます。

グランドリフトスイッチは、E-MU 0202 USB 2.0の底面、後方にあり、スイッチが "GND LIFT"ラベル側に位置している場合、入力のグランドがリフトされた状態になります。

L-GND LIFTR-GND LIFT

接地された入力

リフトされた入力

44 Creative Professional

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トラブルシューティング

ポップノイズやクリックノイズが発生していますASIOバッファサイズ設定が低すぎる場合、オーディオにポップノイズやクリックノイズが混入します。オーディオトラックを増やしたり、VSTインストゥルメントを追加することで、CPU負荷が高まります。コンピュータ上で実行している全てのタスクを保持できなくなった場合、ポップノイズやクリックノイズが発生します。このような場合、ASIOバッファサイズを増やすことで、コンピュータにタスクを実行するための猶予を与えることになり、結果ポップノイズやクリックノイズの発生を抑えることができます。E-MU 0202 USB 2.0はハードウェアによるダイレクトモニター機能を搭載していますので、録音やオーバーダビング時のレイテンシーを気にすることなく、ASIOバッファサイズを大きくすることが出来ます。

また、USBハブが原因となることもありますので、デジタルオーディオを扱う際はできるだけ USBハブを使用しないことをお勧めします。

USB 2.0 vs. USB 1.1オペレーション(Windowsのみ)E-MU 0202 USB 2.0 は USB 2.0、または USB 1.1モードのいずれかでも動作しますが、88.2/96kHzおよび 176.4/192kHzサンプリング周波数は、USB 2.0でのみ設定可能です。

E-MU 0202 USBが USB 1.1モードで起動します(Windowsのみ)常に、USBケーブルを抜き差しする前に、E-MU 0202 USB 2.0の電源を切るようにして下さい。電源が入った状態で "ホットプラグ "を行った場合、E-MU 0202 USB 2.0は USB 1.1モードとなります。。「さらに高速で実行できるデバイス ...」というWindows のメッセージが表示された場合、E-MU 0202 USB の電源を落とし、数秒待ってから再度電源を投入して下さい。

E-MU 0202 USB 2.0オーナーズマニュアル 45

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トラブルシューティング

インターネットリファレンスインターネットにはコンピュータミュージシャンに有益な情報が多数存在しています。以下にそれら有益な情報を掲載しているサイトをリストアップしますが、実際には数えきれない程のサイトがあるでしょう。是非探してみて下さい。

ソフトウェアアップデート、Tips & チュートリアル.............................http://jp.creative.com/support(日本語)

ソフトウェアアップデート、Tips & チュートリアル.............................http://www.emu.com/support (英語)

MIDI の基本 .................................... "MIDIの基本 " で検索してみて下さい。

以下のサイトは全て英語での表記になりますが、様々な有益な情報が記載されています。

デジタルオーディオ用 PCの設定.......http://www.musicxp.net

MIDI &オーディオ録音...........................http://www.midiworld.com

MIDI &オーディオ録音...........................http://www.synthzone.com

Sonarユーザーグループ.........................http://www.cakewalknet.com/index.php

Cubase........................................ http://www.steinberg.net

Cubaseユーザーグループ......................http://www.groups.yahoo.com/group/cubase/messages

フォーラム

Unofficial E-MU Forum ................ http://www.productionforums.com/emu/

Sound-On-Sound Forum .............. http://www.soundonsound.com

Computer Music Forum ............... http://www.computermusic.co.uk/main.asp

Home Recording Forum .............. http://homerecording.com/bbs

Studio Central Forum .................. http://www.tweakheadz.com/

KVR Forum ................................. http://www.kvr-vst.com/forum/search.php

MIDI Addict Forum...................... http://forum.midiaddict.com/search.php

Sound Card Benchmarking.......... http://audio.rightmark.org

Driver Heaven Forum.................. http://www.driverheaven.net

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製品仕様

製品仕様

主な仕様サンプリング周波数 : 44.1、48、88.2、96、176.4、192kHzを内部クリスタル

から供給することが可能(サンプリング周波数変換は行いません) (注 : Macintoshでは 176.4/192kHzはサポートしていません)

ビットデプス : 24bit入出力、32bit処理

USB 2.0 Hi-Speed

全てのサンプリング周波数で 24bitのフル解像度を実現

2入力 /2出力チャンネル

ゼロレイテンシーダイレクトハードウェアモニタリング(176.4/192kHz時は無効)

ASIO2、WDM MME、Apple Core Audio、および Core MIDIドライバ

電源 On/Off時のノイズを軽減するアンチポップスピーカープロテクション

超低ジッタークロックサブシステム

100ピコ秒以下の RMS(内部クリスタル)

コンビネーションマイク /Hi-Z/ラインプリアンプ入力(1)Hi-Z/ラインプリアンプ入力(1)

タイプ : バランス型、超低ノイズクラス Aコンボマイクプリアンプ

A/Dコンバータ : AK5385A

Gain Range: +60dB

周波数特性 : 20Hz~ 20kHz(+0.1/-0.7dB、最小レンジ)

ステレオクロストーク : -110dB以下(1kHz最小ゲイン、-1dBFS)

Hi-Z/ライン入力

入力インピーダンス : 1MΩ

最大レベル : +12dBV(14.2dBu)

ダイナミックレンジ : 113dB(A-weighted、1kHz、最小ゲイン)

S/N比 : 113dB(A-weighted、最小ゲイン)

THD+N: -103dB(0.0007%、1kHz@-1dBFS、最小ゲイン)

マイク /Hi-Z/ライン入力

入力インピーダンス : 1.5KΩ(マイク)、1MΩ(ライン)

最大レベル : +6.5dBVバランス /アンバランス(+8.7dBu)

EIN: -127dBu(20Hz~ 20kHz、150Ω、unweighted)

S/N比 : 113dB(A-weighted、最小ゲイン)

THD+N: -103dB(0.0007%、1kHz@-1dBFS、最小ゲイン)

E-MU 0202 USB 2.0オーナーズマニュアル 47

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製品仕様

アナログライン出力(2)

タイプ : アンバランス型、AC結合、2ポールローパス差動フィルター

D/Aコンバータ : CS4392

レベル : 最大 +6.8dBV(アンバランス)

周波数特性 : 20Hz~ 20kHz(0.00/-0.01dB)

ダイナミックレンジ : 111dB(1kHz、A-weighted)

S/N比 : 112dB(A-weighted)

THD+N: -98dB(0.0013%、1kHz@-1dBFS)

ステレオクロストーク : -120 dB以下(1kHz@-1dBFS)

ヘッドフォンアンプタイプ : クラス Aパワーアンプ

D/Aコンバータ : CS4392(ライン出力と共用)

ゲインレンジ : 60dB

最大出力パワー : 16mW

出力インピーダンス : 22Ω

周波数特性 : 20Hz~ 20kHz(+0.02/-0.08dB)

ダイナミックレンジ : 110dB(A-weighted)

S/N比 : 108dB(A-weighted)

THD+N(300Ωロード): -98dB(0.0013%、1kHz、最大ゲイン)

ステレオクロストーク : -91dB以下(1kHz@-1dBFS、300オームロード)

サイズ / 重量

サイズ : W: 165 mm H: 50.8 mm L: 140 mm

重量 : 約 0.43 kg

48 Creative Professional

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Declaration of Conformity

DECLARATION OF CONFORMITYTrade Name: E-MU Systems

Model No.: EM8761

Responsible Party: E-MU Systems

Address: 1500 Green Hills Road, Suite 101Scotts Valley, CA 95066 U.S.A.

This device complies with Part 15 of the FCC rules. Operation is subject to the following two conditions: (1) This device may not cause harmful interference, and (2) this device must accept any interference received, including interference that may cause undesired operation.

CAUTIONYou are cautioned that any changes or modifications not expressly approved in this manual could void your authority to operate this equipment.

Note:This equipment has been tested and found to comply with the limits for a Class B digital device, pursuant to Part 15 of the FCC Rules. These limits are designed to provide reasonable protection against harmful interference in a residential installation. This equipment generates, uses, and can radiate radio frequency energy and, if not installed and used in accordance with the instructions, may cause harmful interference to radio communications. However, there is no guarantee that interference to radio or television reception, which can be determined by turning the equipment off and on, the user is encouraged to try to correct the interference by one or more of the following measures:

• Reorient or relocate the receiving antenna.

• Increase the separation between the equipment and receiver.

• Connect the equipment into an outlet on a circuit different from that to which the receiver is connected.

• Consult the dealer or an experienced radio/TV technician for help.

The supplied interface cables must be used with the equipment in order to comply with the limits for a digital device pursuant to Subpart B of Part 15 of FCC Rules.

E-MU 0202 USB 2.0オーナーズマニュアル 49

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Declaration of Conformity

Compliance Information

United States Compliance InformationFCC Part 15 Subpart B Class B using:CISPR 22 (1997) Class BANSI C63.4 (2001) methodFCC Site No. 958979

Canada Compliance InformationICES-0003 Class B using:CISPR 22 (1997) Class BANSI C63.4 (2001) methodIndustry of Canada File No. IC 5933

European Union Compliance InformationEN55024 (1998 w/A1:01 & A2:03)EN55022 (1998) Class B

Australia/New Zealand Compliance InformationAS/NZS CISPR 22 (2002) Class B using:EN55022 (1998) Class B

日本における適合安全基準VCCI (April 2000) Class B using:CISPR 22 (1997) Class BANSI C63.4 (2001) methodVCCI Acceptance Nos. R-2160 & C-2332

Attention for the Customers in EuropeThis product has been tested and found compliant with the limits set out in the EMC Directive for using connection cables shorter than 3 meters (9.8 feet).

NoticeIf static electricity or electromagnetism causes data transfer to discontinue midway (fail), restart the application or disconnect and connect the USB cable again.

50 Creative Professional