ControlLogix,CompactLogix

PC-PLC Ethernet 接続設定 手順書

第 3 版

2012/02/28

目次

1 はじめに ..................................................................................................................... 1 2 作業を始める前に........................................................................................................ 1 3 アプリケーション設定 ................................................................................................... 2

3.1 Windowsネットワーク設定 ........................................................................................................... 2 3.1 PLCの IPアドレス設定 ................................................................................................................ 3 3.2 RS-Linx設定 ............................................................................................................................... 5

4 IPアドレスの固定化 .................................................................................................... 8 5 RSLogix5000からの接続確認....................................................................................10 6 MACアドレスについて ................................................................................................11 7 IPアドレス確認方法 ...................................................................................................12

7.1 ケーブルの接続 .......................................................................................................................... 12 7.2 パソコンのシリアルポート番号確認.............................................................................................. 12 7.3 RSLinx Classic通信設定 ........................................................................................................... 15

P C - P L C 通 信 設 定 手 順 書

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1 はじめに 本書は Rockwell Automation 社 PLC と Windows PC を Ethernet 接続する方法について説明しております。

なお、本書は簡易手順となっておりますので、詳細仕様、手順については Rockwell Automation のウェブサイト

(http://ab.rockwellautomation.com/)等のドキュメントを参照ください。

2 作業を始める前に 本書は PC に下記のソフトウェアがインストールされている事を前提とします。

・RSLinx Classic

・BOOTP-DHCP Server（RSLogix5000 インストーラーに同梱）

・RSLogix5000

接続対象 PLC は ControlLogix(Ethernet/IP モジュール)と CmpactLogix（イーサネットポート付き）となります。

また、下記の機器構成を想定して記述しております。

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3 アプリケーション設定 3.1 Windowsネットワーク設定

Windows の「スタート」→「コントロールパネル」→「ネットワークとインターネット接続」→「ネットワーク接続」

を選択します。

一覧画面の“ローカル エリア接続”を右クリックして、ポップアップメニューから“プロパティ”を選択します。

※一覧上で“無効”と表示されている場合は“有効”設定にしてください。

「インターネットプロトコル(TCP/IP)」を選択して「プロパティ」ボタンをクリックします。

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IP アドレスとサブネット マスクを設定して「OK」ボタンをクリックします。

※注意事項

PLC に IP アドレスが既に設定されている場合は、PLC のネットワークアドレスに合わせて下さい。

例：PLC が 192.168.20.10 の場合、PC を 192.168.20.20、192.168.20.30 等

PLC の IP アドレスが不明な場合は“3.1 PLC の IP アドレス設定”を参照してください。

3.1 PLCの IPアドレス設定

Windows の「スタート」→「すべてのプログラム」→「Rockwell Software」→「BOOT-DHCP Server」→「BOOT-DHCP

Server」を選択します。

初回起動時はメッセージが表示されます。

Subnet Mask に“255.255.255.0”等、ご利用のネットワーク環境に合わせて入力し、「OK」ボタンをクリックします。

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画面上に IP アドレスが設定されていない機器のリストが自動的に表示されます。

対象 PLC(Ethernet Address から判別)を選択して「Add to Relation List」ボタンをクリックします。

※Ethernet Address については「5 MAC アドレスについて」を参照してください。

対象の Ethernet Address が表示されない場合は、すでに設定されている可能性があります。

設定 IP アドレスが不明な場合は「6 IP アドレス確認方法」を参照してください。

確認後、IP アドレスが設定されていないようであれば PLC 電源の入り切りを再度実施してください。

IP アドレスを入力して「OK」ボタンをクリックします。

登録した内容が表示されていることを確認します。

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3.2 RS-Linx設定

Windows 画面右下の RS-Linx アイコンをダブルクリックします。

表示されていない場合は、Windows の「スタート」→「すべてのプログラム」→「Rockwell Software」→「RSLinx」→

「RSLinx Classic」を選択します。

下記の画面が表示されたら、ツールバーの“Configure Drivers”ボタンをクリックします。

使用可能なドライバタイプに“EtherNet/IP Driver”を選択して「Add New...」ボタンをクリックします。

※既にリスト上に EtherNet/IP Driver が存在する場合は追加不要です

Configure Drivers

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既定値のまま「OK」ボタンをクリックします。

使用するイーサネットポートを選択して「OK」ボタンをクリックします。

＜注意点＞

イーサネットポートが複数ある場合は固定ポートを選択する事をお勧めします。

※無線 LAN は社内用、有線 LAN は開発用等の区分けがある場合

“Windows Default”を選択すると、自動的に Windows 上で最初に見つかったイーサネットポートが優先される為

Status が“Running”になっている事を確認して「Close」ボタンをクリックします。

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“AB_ETHIP-1,Ethernet”下に PLC が表示されている事を確認します。

※IP アドレスを固定にする場合は「4 IP アドレス固定化」を参照してください

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4 IPアドレスの固定化 PLC 側の Ethernet モジュールの IP アドレスを固定化する方法について説明します。

Windows 画面右下の RS-Linx アイコンをダブルクリックします。

表示されていない場合は、Windows の「スタート」→「すべてのプログラム」→「Rockwell Software」→「RSLinx」→

「RSLinx Classic」を選択します。

下記の画面が表示されたら、ツールバーの“RSWho”ボタンをクリックします。

RSWho 画面が表示されたら、Ethernet モジュール上でマウス右クリックし、ポップアップメニューの「Module

Comfiguaration」をクリックします。

RSWho

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Configuration 画面が表示されたら「Port Configuration」タブ内の内容を設定します。

設定内容は、

Netwrok Configuration Type：Static

IP Address：任意

NetworkMask：任意

Auto-negotiate port speed and duplex：Ethernet 上の通信速度を設定します。

※特に物件の仕様等で指定がなれけばチェックを入れるとします。

設定後、「OK」ボタンをクリックして終了します。

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5 RSLogix5000からの接続確認 RSLogix5000 ソフトウェアを使用して PLC との接続を確認する方法について説明します。

Windows の「スタート」→「すべてのプログラム」→「Rockwell Software」→「RSLogix 5000 Enterprise Series」→

「RSLogix 5000」を選択します。

メニューの「Communications」→「Who Active」を選択します。

下記のツリー画面が表示されたら、階層を辿って PLC の CPU まで到達できる事を確認します。

各ボタン操作が有効になっていれば通信設定完了です。

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6 MACアドレスについて 各機器の MAC アドレスは機器本体にラベルが貼られています。但し、機器によって貼り付け位置が異なる場合がありま

す。

ControlLogix 用 Ethernet/IP モジュール

CompactLogix 用 CPU モジュール

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7 IPアドレス確認方法 PLC 側の IP アドレスが不明な場合、PC と PLC を RS-232C ケーブルで接続して IP アドレスを確認します。

RS-232C による接続方法と IP アドレス確認方法について説明します。

なお ControlLogix のイーサネットモジュール(1756-ENBT,1756-EN2T 等)はモジュール上に IP アドレスが表示されます。

7.1 ケーブルの接続

CPU のシリアルポートに接続する場合は RS-232C ケーブル 9 ピン メスのストレートを使用して接続します。

7.2 パソコンのシリアルポート番号確認

ウィンドウズの「スタート」→「コントロールパネル」でコントロールパネルを開きます。

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パフォーマンスとメンテナンスをクリックします。

管理ツールをクリックします。

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コンピュータの管理をダブルクリックします。

画面左の項目からデバイスマネージャをクリックし、画面右のポート(COM と LPT1)内の通信ポートを確認します。

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7.3 RSLinx Classic通信設定

※作業を始める前に※

・パソコンに RS-232C ケーブルが正しく接続されていること。

・パソコン用 RS-232C ケーブルが CompactLogix に正しく接続されていること。

RSLinxClassic の画面を表示します。

メニューの「Communications」→「RSWho」を選択します。

「RSWho」画面の中で「AB_DF1-○, DF1」設定があるか確認します。

「AB_DF1-○, DF1」設定前「＋」表示をクリックしグループを表示します。

パソコンにより、違う「AB_DF」設定を作成し、「AB_DF-1]、[AB_DF-2]など複数表示される場合があります。

無い場合は、通信ドライバを設定します。

メニューの「Communications」→「Configure Drivers」を選択します。

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Available Driver Types の一覧から「RS-232C DF1 Ddevices」を選択して「Add New...」クリックします。

「Add New...」クリック後、Add New RSLinx Classic Driver 画面が表示されるので既定値のまま「OK」をクリックします。

Comm Port に対応するポート番号を選択、Device に Logix5550 / CompactLogix を選択して「Auto-Configure」

をクリックします。

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「Auto-Configure」クリック後、正常に PLC と通信出来れば下記のようにメッセージが表示されます。

PLC と正常に通信出来なかった場合は下記のようにメッセージが表示されます。

失敗した場合は、通信ポート番号、通信ケーブルの種類、通信ケーブルの破損等が無いか確認してください。

「OK」をクリックすると、「Configure Drivers」画面の戻ります。

「Configured Drivers」枠内に、「AB_DF１ DF1 Sta：0 COM1： RUNNING」が追加され、画面右「Status」が

「Running」になっていることを確認してください。

確認が終了したら、「Close」をクリックして前画面に戻ります。

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「RSLinx Classic」画面に戻り、「Communications」→「RSWho」にて設定状況を確認します。

RSWho 画面上の「AB_DF1 DF1」左の「＋」表示をクリックしグループを表示します。

「RSWho」画面内に、「AB_DF１ DF1」が追加されているか確認してください。

「PLC」との通信接続が「不可」の場合は、「×」マークが表示されます。

１分程度経っても、「×」にならない場合は、接続可能です。

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接続が確認できたら、Ethernet モジュール上でマウス右クリックし、ポップアップメニューの「Module Comfiguaration」をクリ

ックします。

Configuration 画面が表示されたら「Port Configuration」タブにて設定されている IP アドレスを確認します。