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8 第二部 出席者自己紹介(キックオフミーティングに参加した理由・印旛沼への想いなど) 印旛沼に対する想いは、「自前で、印旛沼のおいしい水を飲みましょう」ということだ。「自前で」 ということに大きな意味がある。水の涵養域(水源地)は遠くにあるのが普通。流域に 70 万人 も住んでいて、自分の住んでいるところが水源地で、かつその水を飲んでいるところは、世界中 探しても、まずない。 この交流会の趣旨に賛同したので、参加した。 印旛沼は、水質がワースト1と問題になっているが、印旛沼の風景は日本一だと思っている。そ ういう魅力も含めて、より多くの方に印旛沼のことを知っていただきたいと思い、参加した。 印旛沼は昭和 35 年まで泳げた。ところが昭和 36 年から大腸菌が増えて、遊泳禁止になってし まった。もっと前は、長島と泳いでいたし、野球もしていた。私の思いは、「泳げる印旛沼に」 ということだ。水循環健全化計画では、2030 年には「遊び・泳げる」印旛沼を目指しており、 非常に期待している。ぜひ、泳げる印旛沼になるよう、皆さんのご協力をお願いしたい。 首都圏にこれだけ近いところに、すばらしい環境があるのを、何とか皆の力で改善できないかと 考えている。漁協の前に私の屋形船がある。23 人乗りなので、よろしければ乗っていただけれ ばと思う。そこで印旛沼を考えてほしい。泥のにおいや水のにおいは全然しない。 千葉市と印旛沼の関わりは深い。印旛沼に注ぐ鹿島川は、千葉市の緑区を源流としており、千葉 市が水の生産地である。家庭用の飲用水や工業用水として利用する消費者でもある。また、花見 川は印旛沼の水を東京湾への放水する流路でもある。印旛沼にお世話になっているので、少しで もお手伝いできることがあればと思い、参加した。 私は千葉ニュータウンで、里山保全活動をしている。ケビン・ショートという情報大学の先生と 里山を案内したり、里山の手入れをしたりしている。また、「亀成川を愛する会」で、キツネを 守ろうという活動もしている。今日は少しでも勉強になればと思い参加した。 印旛沼をもっと知りたいと思い、参加した。 今日参加したのは、印旛沼をきれいにするのが仕事の一部だということが一番だ。先日、印旛沼 で水質調査をしたら、全ての水域で透視度が 20 をきっており、茶色のプランクトンがたくさん いた。COD からみるとワースト 1 かもしれないが、私にはそれが、そんなに汚い感じがせず、 プランクトンが頑張って生きている、憎めないという実感があった。交流会を通して、皆さんの 思いも共有させていただければと思う。 印旛沼の周りを歩いていると、近藤先生に写真でお見せいただいたとおり、開発が非常に進んで いる。特に昭和 40 年以降。北総鉄道も入り、沼の水源地帯の開発が進む中で、印旛沼の水質に 関して何かできることがあるのだろうか、ということで参加した。 ここ8年ほど、ナガエツルノゲイトウの繁茂状況を毎年調査している。最近は、同じく特定外来 種のオオフサモも出てきており、その調査もしている。印旛沼を趣味に年をとっていこうと思っ ている。 今日参加したのは、まず印旛沼をきれいにしたいという気持ちからだ。先日、ふるさと広場を中 心に、株式会社TOTO の方と 60 名ほどでゴミ拾いをしたが、全部で 150 袋のゴミを回収した。 台風の影響もあるかと思うが、年に 7~8 回ゴミ拾いをしても、ゴミは増える一方だ。印旛沼の 浄化は、まずはゴミ拾いから始まるということをモットーに、これからも活動を進めていきたい。 関東平野の湿地再生が私のライフワーク。昨年 4 月から東邦大学に移り、一番近くの印旛沼を

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第二部 出席者自己紹介(キックオフミーティングに参加した理由・印旛沼への想いなど)

印旛沼に対する想いは、「自前で、印旛沼のおいしい水を飲みましょう」ということだ。「自前で」

ということに大きな意味がある。水の涵養域(水源地)は遠くにあるのが普通。流域に 70 万人

も住んでいて、自分の住んでいるところが水源地で、かつその水を飲んでいるところは、世界中

探しても、まずない。

この交流会の趣旨に賛同したので、参加した。

印旛沼は、水質がワースト1と問題になっているが、印旛沼の風景は日本一だと思っている。そ

ういう魅力も含めて、より多くの方に印旛沼のことを知っていただきたいと思い、参加した。

印旛沼は昭和 35 年まで泳げた。ところが昭和 36 年から大腸菌が増えて、遊泳禁止になってし

まった。もっと前は、長島と泳いでいたし、野球もしていた。私の思いは、「泳げる印旛沼に」

ということだ。水循環健全化計画では、2030 年には「遊び・泳げる」印旛沼を目指しており、

非常に期待している。ぜひ、泳げる印旛沼になるよう、皆さんのご協力をお願いしたい。

首都圏にこれだけ近いところに、すばらしい環境があるのを、何とか皆の力で改善できないかと

考えている。漁協の前に私の屋形船がある。23 人乗りなので、よろしければ乗っていただけれ

ばと思う。そこで印旛沼を考えてほしい。泥のにおいや水のにおいは全然しない。

千葉市と印旛沼の関わりは深い。印旛沼に注ぐ鹿島川は、千葉市の緑区を源流としており、千葉

市が水の生産地である。家庭用の飲用水や工業用水として利用する消費者でもある。また、花見

川は印旛沼の水を東京湾への放水する流路でもある。印旛沼にお世話になっているので、少しで

もお手伝いできることがあればと思い、参加した。

私は千葉ニュータウンで、里山保全活動をしている。ケビン・ショートという情報大学の先生と

里山を案内したり、里山の手入れをしたりしている。また、「亀成川を愛する会」で、キツネを

守ろうという活動もしている。今日は少しでも勉強になればと思い参加した。

印旛沼をもっと知りたいと思い、参加した。

今日参加したのは、印旛沼をきれいにするのが仕事の一部だということが一番だ。先日、印旛沼

で水質調査をしたら、全ての水域で透視度が 20 をきっており、茶色のプランクトンがたくさん

いた。COD からみるとワースト 1 かもしれないが、私にはそれが、そんなに汚い感じがせず、

プランクトンが頑張って生きている、憎めないという実感があった。交流会を通して、皆さんの

思いも共有させていただければと思う。

印旛沼の周りを歩いていると、近藤先生に写真でお見せいただいたとおり、開発が非常に進んで

いる。特に昭和 40 年以降。北総鉄道も入り、沼の水源地帯の開発が進む中で、印旛沼の水質に

関して何かできることがあるのだろうか、ということで参加した。

ここ8年ほど、ナガエツルノゲイトウの繁茂状況を毎年調査している。最近は、同じく特定外来

種のオオフサモも出てきており、その調査もしている。印旛沼を趣味に年をとっていこうと思っ

ている。

今日参加したのは、まず印旛沼をきれいにしたいという気持ちからだ。先日、ふるさと広場を中

心に、株式会社 TOTO の方と 60 名ほどでゴミ拾いをしたが、全部で 150 袋のゴミを回収した。

台風の影響もあるかと思うが、年に 7~8 回ゴミ拾いをしても、ゴミは増える一方だ。印旛沼の

浄化は、まずはゴミ拾いから始まるということをモットーに、これからも活動を進めていきたい。

関東平野の湿地再生が私のライフワーク。昨年 4 月から東邦大学に移り、一番近くの印旛沼を

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研究対象にしていきたいと思っている。頼もしい学生にも囲まれ、これから印旛沼に力を入れて

いこうと考えている。専門は水草で、日本中の水草の変化を研究している。印旛沼は、努力次第

では、たくさんの水草が復活する可能性が日本一高い湖だった。

印旛沼で年に何度か鳥の観察をしている。湿地をめぐるのが好きで、印旛沼の現状や、湿地の賢

明な利用方法(ワイズユース)などを知りたいと思い参加した。

4 年になったら、印旛沼のナガエツルノゲイトウについて調査をしようと思っている。この会を

通じて、印旛沼についての知見を広げられたらと思っている。

今日はこの交流会の活動に関心があり参加した。

卒業研究で印旛沼に関わる研究をしたいと考えている。印旛沼について色々と話を聞きたいと思

い参加した。

色々な問題がある印旛沼に関して、何かできることがあればと思っている。

リタイアしてから農業をしたいと思い、千葉県にきた。佐倉の小竹というところで、田んぼを借

りてお米を作っている。その農業用水は、印旛沼の水を使っており、出す水は印旛沼に入ってい

くのだと思う。印旛沼の水は非常に汚れていると聞いている。今日はおそらく、やるべきことを

決めるのだろうと思っている。それを全てやっていきたい。

本来は水産の技術屋で、魚が専門だ。船橋に実家があり、小学生の頃から流域で魚釣りをしてき

た。今日はご案内をいただき、魚や水辺の生き物に対して、少しでも力になれるかと思い参加し

た。

皆様方と一緒になって、印旛沼をきれいにしていきたい。

印旛沼と霞ヶ浦ではどの程度違うのかと思い、様子をうかがいにきた。

流域内で畑をやっている。流域内で畑からの汚濁を減らそうということで、完全に自然農法で、

肥料はほとんどやっていない。それを、皆さんの健康のために、楽しくおいしく食べていただこ

うと思い、松戸市でオーガニックレストランもやっている。持論は、「体内環境が良くなれば、

自然環境もよくなる」ということ。これを印旛沼にも広めていきたい。

「ウォーキング印旛沼」をやりたい。

印旛沼に関してはほとんど知らないので、勉強したいと思って参加した。印旛沼探検隊は、印旛

沼や、その周辺の自然環境で、子どもたちと一緒に遊んでいる。印旛沼をきれいにするには、そ

こに愛情がなければいけない。愛情がどこから来るのかと考えると、泳いだとか、魚釣りをした

とか、遊んだ経験がすごく大切だと思い、活動している。

佐倉市に転居して 30 年以上になるが、おいしい水を飲みたいという気持ちから、水循環に興味

を持つようになった。子どもたちとのハイキングなど、色々と活動してきたが、「合成洗剤をや

めて、石鹸を使おう」ということを主張したい。

千葉県に住んで 20 年になるが、水がどこからきて、どこに流れていくか、あまり関心がなかっ

た。今回は、環境パートナーシップで活動する中でお誘いをいただき、印旛沼のことを知らなか

ったなと、新鮮な気持ちで参加した。

皆さん、印旛沼の宝探しをしましょう。

印旛沼は私の原風景だ。母の実家が佐倉市の臼井だったので、印旛沼で小さい頃から魚釣りなど

していた。印旛沼に関心を持ってもらうには、もっと印旛沼に来てもらうことが大切だと思う。

印旛沼の交流人口を増やしていくために、活動していきたいと思っている。

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美浜区に住んで35年以上、印旛沼の水をひたすら飲み続けている。少しでもきれいになるよう、

皆様方と情報共有させていただければと思う。

千葉に住んで十数年だが、印旛沼に行ったことがなかった。いざ行ってみると、広い水面が広が

っていて、いい場所だなと思った。今後も、皆様と一緒に水質改善の取組みを進めていきたい。

本日は、近藤先生からお誘いいただき参加した。私は GIS やリモートセンシングを専門として

おり、今まで印旛沼は対象域としたことがなかったが、研究室の学生と一緒に何ができるか考え

るため、情報交換がしたいと思い参加した。

大学の卒論で印旛沼について研究したいと思っており、情報収集のために参加した。

沼の生態系についてもっと知りたいと思い参加した。

印旛沼は課題が色々出てくるが、解決しないうちにどんどん新たな課題が出てきて、困ったなと

感じている。工業用水などで印旛沼の水を使っている企業もたくさんあると思うので、ぜひ企業

の方にもご参加いただき、進んでいくとよいなと思う。

色々な流域について勉強したいと思い、参加した。

私も色々な形で印旛沼に関わってきたが、問題の解決方法はわかっているような感じがするが、

解決方法がわかっているのに解決しない。それをどうしたら解決するのかを学びたくて参加した。

文化を高めることが大切だと思っている。私は景観や谷津田の視点から、印旛沼を見てみたいと

思っている。

印旛沼周辺で、「日本で最も美しい村」ができたらいいなという思いで参加した。

「印旛沼・水棲む・コミュニティー」をつくりたいと思っている。印旛沼を愛している人が少な

いのではと思う。漁業関係の方、釣りをする方、サイクリングをする方、マラソンをする方は、

愛している。でも、それ以外で、どれぐらいの人が愛しているのだろうと、ふと疑問に思った。

畔田谷津ワークショップで印旛沼流域の手繰川のあたりで里山管理のお手伝いをしたり、自分の

調査研究で、西沼のあたりで昆虫やクモを見たりと、印旛沼にはとても馴染みがある。今日は、

「どういう方たちが印旛沼に興味があるのか」に興味があって参加した。

印旛沼の研究をしている。印旛沼はさすが水質ワースト 1 で、水を採ってプランクトンがその

まま見られる。専門はプランクトンだが、色々な面白いプランクトンを見つけている。特にツボ

カビが非常に豊富なのではという結果がでている。一方で、水質浄化についても認識を深めてき

たところで、オニビシの増加が水質に与える影響などについても研究している。研究が少しでも

印旛沼に役立てばと思っている。

NPO に所属し、谷津田の保全活動に取組んでいる。そ活動場所が、印旛沼に注ぐ高崎川の源流

域にあたるので、当然関わりがあるだろうと思い参加した。干拓時代の印旛沼は、私の子ども時

代の遊び場で、非常に豊かな自然体験の記憶がある。カラスガイなどを食べて育った。そういう

環境を取り戻して、自分の子どもの代は間に合わないとしても、孫の代で、そういう経験をさせ

てみたい。

印旛沼の色々な会議に参加して、上流域の水が汚れているのがなぜだと思ったことがきっかけで、

印旛沼に取り付かれた。色々な活動を通して、水質改善の一助になればと思っている。

かつての印旛沼は、自然が豊かだった。印旛沼の景色がとても素晴らしかった。誰にも言ってい

ないが、私の好きな印旛沼ベスト5がある。高いお寺の山の上から見たり、橋の上から見たり、

水面から見たり、ウォーキングで見たり、桜の時期の公園から見たり、色々ある。写真家の方や、

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絵を描く方に紹介したこともある。

私たちは、ホタルを増やそうと 7 年ほど前から活動を始めたが、その活動が印旛沼に注ぐ高崎

川の水の浄化に役立っているということを初めて知った。今回の会議は、どんな方がいらっしゃ

るのかと興味があって参加した。