玉川学園高等部・中学部スーパーサイエンスハイスクー...

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玉川学園高等部・中学部 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)概要図 主体性を涵養し、社会的責任を配慮した「社会との共創」を実現できる教育手法の開発』 ①サイエンス キャリア講座 全国スーパーサイエンス指定校、 その他 文部科学省 SSH企画評価会議の開催 SSH研究開発協議会の開催 管理機関 運営指導委員会(運営に関する専門的 見地からの指導助言)の開催 指導・助言・支援 指導・助言・支援 アウトカムシートを用いたリフレクションにより、自身の変化変容を感じさせ、自己効力感を育てながら自らの価値観や将来像を作り上げる。 次第に固まっていく価値観や将来像が今後取り組んでいく研究の目的や意義を生み出し、自らの意思のもとに主体性を持って研究を進める ことができる。そのような人材を育成するカリキュラムや指導法や評価法を研究開発する。 スーパーサイエンスハイスクール[玉川学園高等部・中学部] 指導・助言・評価 指導・助言・評価 指導・助言・評価 主体性とは・・・ 自らが見出した寄与できそう な事柄の意義や社会的責任 を予測し、自らの責任におい て選択実行する資質 ②データ サイエンス ③学びの技 ④自由研究 ⑤理系現代文 SSHリサーチ SSHリサーチ科学 SSHリサーチ脳科学 ⑨課外系クラブ活動 2研究開発課題 国際バカロレア教育を参考に した創造力と批判的思考力を 育成する学び 【課題研究】・【教科連携】・ 【構成主義的授業】・【高大連携】 主体的に学び、社会の発展に貢献 する責任感と実践力を持った人材へ 仮説: ①研究活動には創造力や批判的思考力とともに、 土台としての主体性の力が必要である。 ②主体性は、6つの契機(しかけ)を有機的に組み 合わせることで効果的に育成することができる。 主体性ペンタゴン

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玉川学園高等部・中学部 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)概要図

『主体性を涵養し、社会的責任を配慮した「社会との共創」を実現できる教育手法の開発』

①サイエンスキャリア講座

全国スーパーサイエンス指定校、その他

文部科学省

SSH企画評価会議の開催SSH研究開発協議会の開催

管理機関

運営指導委員会(運営に関する専門的見地からの指導助言)の開催

指導・助言・支援指導・助言・支援

アウトカムシートを用いたリフレクションにより、自身の変化変容を感じさせ、自己効力感を育てながら自らの価値観や将来像を作り上げる。次第に固まっていく価値観や将来像が今後取り組んでいく研究の目的や意義を生み出し、自らの意思のもとに主体性を持って研究を進めることができる。そのような人材を育成するカリキュラムや指導法や評価法を研究開発する。

スーパーサイエンスハイスクール[玉川学園高等部・中学部]

指導・助言・評価指導・助言・評価 指導・助言・評価

主体性とは・・・自らが見出した寄与できそうな事柄の意義や社会的責任を予測し、自らの責任において選択実行する資質

②データサイエンス③学びの技

④自由研究⑤理系現代文

⑥SSHリサーチ⑦SSHリサーチ科学⑧SSHリサーチ脳科学⑨課外系クラブ活動

第2期 研究開発課題国際バカロレア教育を参考にした創造力と批判的思考力を育成する学び【課題研究】・【教科連携】・【構成主義的授業】・【高大連携】

主体的に学び、社会の発展に貢献する責任感と実践力を持った人材へ

仮説:①研究活動には創造力や批判的思考力とともに、土台としての主体性の力が必要である。②主体性は、6つの契機(しかけ)を有機的に組み合わせることで効果的に育成することができる。

主体性ペンタゴン

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●創造力 批判的思考力育成研究グループ立上げ

各国数理英教員が集まり研究開発課題の「創造力、批判

的思考力」育成に関する「批判的思考力研究グループ」が

出来、能力・授業展開・方法等を実施しながら検討作業を

行うなど教科を超えた取り組みが行われるようになっ

た。その結果学園独自の「批判的思考力の定義」「中高一

貫批判的思考力育成の過程図」を作成。(添付資料 2-3)

●思考力育成委員会立上げ

探究型学習を行うために、幼稚部から高校 3 年(K-12)

までに必要な「思考ツール」を考えるプロジェクトを担

う「思考力育成委員会」が立ち上がった。各学年の「ラー

ニングスキルの育成ステップ」資料を作成するなど、系

統的に探究型学習を考えている。(添付資料 2-4)

●教員授業改善への教員研修

構成主義的授業を実施する際に利用している、OPPA シ

ート活用方法について研修を行った。SSH 運営指導委員

の堀哲夫山梨大学理事に、「子供の実態把握と授業改善-

OPPA の理論と実践-」と題して中高教員全員対象の講演

会を平成 26 年に実施し、情報の共有を図った。

●探究活動実施に必要な言語技術研修

課題研究・探究活動の実施に必要な思考スキル、SSH 活

動で求められる表現のための言語技術を学ぶことを重視

し、テキストを中高全専任教員に配付し研修会を平成 27

年に実施した。

■まとめ ●研究開発面での大きな成果

1)創造力と批判的思考力について各能力の

定義を明確化

2)創造力と批判的思考力育成のための教材を

開発し、改善研究、成果の普及・共有

3)創造力と批判的思考力育成のための教育

プログラムの客観的評価方法を検討・実施

生徒の変容、教員や学校の変容へ繋がる

●授業改善による創造力育成

構成主義的授業展開の中で利用しているワンページポート

フォリオアセスメントシート(以下 OPPA シートと記す)等を用い

て教員と生徒の双方向的授業展開から生徒自身の既存知識と学

習した知識を関連させて新しい知識を組み立てさせ、自分の内側

に何が変化したか意識させることで、メタ認知能力と自己効力感

を獲得させている。

【OPPA シートから生徒の変容】

例えば既存の知識と新しい知識が関連付けられ、組み立てられ

ていることを確認することができている。(添付資料 1-1)

※OPPA シートの活用(添付資料 2-5)

※改訂版 OPPA シートの活用(添付資料 2-6、2-7)

「一番大切なこと」→形成的学習をメタ認知

複合問題の「本質的な問い」→総括的学習をメタ認知

●探究型学習による批判的思考力の育成

批判的思考力テストをベネッセ総合研究所と共同で作成した。

スキルのテスト(パフォーマンス)と態度・行動のアンケートを実

施。課題研究経験あり生徒(SSH 主生徒)は、課題研究の事前事後

(1 年経過)で尺度得点が 1.5 点上昇している。課題研究経験なし

生徒(一般生徒)は事前事後(1 年経過)で 0.3 点下降している。以

上より課題研究を経験した生徒の方が、経験しなかった生徒に比

べ批判的思考力の伸びがわかった。(添付資料 1-2)

■教材開発 ●課題研究分野 教材開発

・ラーニングスキル育成に関する教材を書籍化(添付資料 1-3)

・「問いの見つけ方」「実験計画のたてかた」「表やグラフのまとめ方」

「ポスター論文の書き方」等課題研究に必要なワーク冊子を作成。

(添付資料 1-4)

・「学びの技」冊子を、総合的な学習の時間「自由研究」の冊子に

改定し、探究課題研究全体に波及。(添付資料 1-5)

・課題研究 ルーブリック・形成的評価の実践

国際バカロレア(IB)で用いている評価を参考に、独自のルーブリッ

ク・形成的評価を実践。(添付資料 1-6)

●授業分野 教科連携科目での独自教材の開発

・科学英語冊子の作成 理科と英語の教科連携で、実験計画の要点や

結果を英語で記録し、科学的内容を英語でアウトプットできる冊子

を作成。(添付資料 2-1)

・理系現代文冊子の作成 理科と国語の教科連携で、批判的思考力を

育成するための冊子を作成。(添付資料 2-2)

■生徒の変容 ■教師の変容

学校法人玉川学園 玉川学園高等部・中学部 これまでの主な成果が分かる資料

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「学習前と学習後の自分の考え方を比べて、あなたの考え方はどのように変わりましたか?自分の考え方が変わったことについてどう思いますか。」を書く。表は、二人の生徒のこの欄の記述例である。肯定的な振り返り

■添付資料1-1:OPPAシートから生徒変容文章例 ■添付資料1-2:批判的思考力テスト結果 主生徒とそれ以外の変容

・課題研究経験あり群は、課題研究の事前事後で尺度得点が1.5点上昇している。

・課題研究経験なし群は、事前事後(1年経過)で0.3点ほど下降している

■添付資料1-3:書籍の発行

『学びの技-14歳からの探究・論文・プレゼンテーション』

本学園教諭著、玉川大学出版部、2014年刊

■添付資料1-4:課題研究ワーク冊子 作成

課題研究の基本的な知識・スキルから、ポスター発表・口頭発表・論文作成まで、生徒一人ひとりで課題研究ができるワーク冊子を作成した。

■添付資料1-5:SSH課題研究冊子の全体普及

SSH「学びの技」で利用している冊子、SSH「課題研究」で利用している冊子を融合し、総合的な学習の時間「自由研究」探究するための冊子に利用する。

評価基準

9

S

S

H

S

S

H

S

S

H

知識 理解 2 2 5 5 6 6 6

意欲 態度 3 4 4 5 5

処理 評価 5 6 6 6 6

コミュニケーション 7 7 7 7 7

① ② ③

6~7 社会とのつながりを意識した具体的な活動を行い、その活動を自身の研究にフィードバックした。

4~5 社会を意識した具体的な活動を行った。

2~3 社会を意識した調べ学習を行った。

1 社会を意識した学習を行っていない。

月 月 月

6~7 研究課題に対して論文や書籍などの必然と思われる論文や書籍は調べ、取り入れている。

4~5 研究課題に対して現状で関連していそうな論文や書籍を調べ、参考にしている。

2~3 研究課題に対して、関連がありそうな論文や書籍を調べている。

1 参考資料を何も選択できなかった。

月 月

6~7 行った実験の重要性・必要性を説明し、結果を理解して研究を組み立てた。

4~5 行った実験の重要性・必要性を認識し、結果を反映して次の実験をしていた。

2~3 行った実験の手順は把握しているが、理解が浅く次の実験に活かせなかった。

1 何のために実験を行っているのかわかっていなかった。

月 月

7 適切なデータが取れるよう工夫された方法であり、処理・分析が課題に対して的確であった。

5~6 データの取り方に工夫があり、処理・分析方法は正しい。

3~4 データの取り方に工夫はないが、処理・分析は行っている。

1~2 データを取っていないか、意味のないデータ処理および分析である。

月 月

6~7 授業時間を有効に活用し、授業時間外にも活動が見られる。

4~5 授業時間を有効に活用している。

2~3 授業時間をあまり有効に活用できていない。

1 授業時間を有効活用していない。

コミュニケーション

知識と理解

知識と理解

処理・評価

理解

意欲・態度

報告書

データの取り方

活動時間

   組    番 氏名          あ

社会との関連

知識

■添付資料1-6:課題研究 ルーブリック・形成的評価の実施

IBを参考に4つの観点を用いて形成的評価を実践している。

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自己認識問題発見

能力質問力

リサーチ力

読解力 管理力分類

する力比較

する力関連

づける力関連

づける力構造化する力

構成力 構成力 表現力 質問力 表現力 メタ認知本質を

つかむ力分析力

メタ認知・分析力

自分の関心を知る

問題を発見する

問いを作る 探す読む(分析・取捨選択)

記録する 分類する 比較する多面的に見

る関連づける 構造化する

構成を考える

図式化する 話す 質問する 記述する 推敲する 要約する他者を評価

する自己を評価

する

思考ツール・型など

思考ツール・型など

思考ツール・型など

思考ツール・型など

思考ツール・型など

思考ツール・型など

思考ツール・型など

思考ツール・型など

思考ツール・型など

思考ツール・型など

思考ツール・型など

思考ツール・型など

思考ツール・型など

思考ツール・型など

思考ツール・型など

思考ツール・型など

思考ツール・型など

思考ツール・型など

思考ツール・型など

思考ツール・型など

教科 教科 教科 教科 教科 教科 教科 教科 教科 教科 教科 教科 教科 教科 教科 教科 教科 教科 教科 教科

マインドマップ

問いの生成装置

まいれふ証拠収集

シート証拠収集

シートマインドマップ

マインドマップ

マインドマップ

探究マップ

パワーポイント

ポスターセッション

ポスターセッション

論文の書き方

アブストラクト

評価シート

ルーブリック

自己分析問いの決定

参考文献管理

情報整理 情報整理 情報整理 情報整理 情報整理論理的に

構成スライド

作成プレゼン

質疑応答発表練習

Show andtell・実験デ

ザイン・OPPA

教材読解・プレゼン・実験デザイン・

OPPA

教材読解・プレゼン・実験デザイン・

OPPA

模擬会議・英文読解・スクラップ・レポート・実

教材読解・英文読解・スクラップ・レポート・実

模擬会議・英文読解・スクラップ・レポート・実

意見文・グループ学習・英文読解・スクラップ・

実験・レポート

意見文・グループ学習・英文読解・スクラップ・

実験・レポート

意見文・グループ学習・英文読解・スクラップ・

実験・レポート

意見文・グループ学習・英文読解・スクラップ・

実験・レポート

意見文・グループ学習・英文読解・スクラップ・

実験・レポート

意見文・エッセイ・要約・スピーチ・レ

ポート・OPPA

教材読解・プレゼン・スピーチ・グループ学習

模擬会議・グループ学習・Show

and Tell・英文暗唱・スピーチ・グ

ループ学習・科学英語

模擬会議・グループ学習・Show

and Tell・英文暗唱・スピーチ・グ

ループ学習・科学英語

意見文・作文・鑑賞文・エッセイ・レ

ポート

意見文・作文・鑑賞文・エッセイ・レポート・DP評

価表

教材読解・要約・レポート・DP評価

模擬会議・グループ学習・英文音読・DP評価

模擬会議・グループ学習・英文音読・DP評価表・OPPA

英◎理◎国◎英◎

理◎国○英○

理◎国○英○社◎理◎

国◎英◎社〇理◎

国〇英○社〇理◎

国◎英◎社◎理◎

国◎英◎社◎理◎

国◎英◎社◎理◎

国◎英◎社◎理◎

国◎英◎社◎理◎

国語◎英◎社◎理

国◎英◎社◎

国◎英◎社◎理◎

国◎英◎社◎理○

国◎英◎理◎

国◎英◎理◎

国○英◎理◎

国○英○理○

国◎英○理◎

プレゼン・WEB制作・

OPPA

教材読解・プレゼン・英文解釈WEB制作・OPPA

教材読解・プレゼン・OPPA

グループ学習・英文読解・科学英

教材読解・グループ学習・英文読解・科学英

教材読解・グループ学習・英文読解・科学英

教材読解・英文読解・ライティング・統計の学習・OPPA・DP評価表

教材読解・英文読解・ライティング・統計の学習・OPPA・DP評価表

教材読解・英文読解・ライティング・統計の学

習・OPPA・DP評価表

教材読解・英文読解・ライティング・統計の学

習・OPPA・DP評価表

教材読解・英文読解・ライティング・統計の学

習・OPPA・DP評価表

小論文ワークシート・ライティング・レポート・WEB作成・ポスター作製・

OPPA・DP評価表

教材読解・プレゼン・ドラマ・英文暗

唱・

教材読解・プレゼン・ドラマ・英文暗唱・科学英

教材読解・プレゼン・ドラマ・英文暗唱・科学英

小論文・鑑賞文・ライ

ティング・レポート・日

誌・DP評価表

小論文・鑑賞文・ライ

ティング・会話・レポー

ト・日誌・DP評価表

教材読解・ライティング・レポート・日誌・DP評価

グループ学習・英文暗唱・プレゼン・DP評価

グループ学習・英文暗唱・プレゼン・DP評価表・OPPA

英○情◎理◎

国◎英◎情◎理◎

国◎英○情〇理◎

国○英○理○

国◎英◎理○

国◎英○理○

国〇英◎情◎理◎

国〇英◎情◎理◎

国◎英○情◎理◎

国〇英◎情◎理◎

国〇英○情◎理◎

国◎英○社〇情◎

理◎

国◎英○情◎

国◎英◎情◎理○

国◎英◎情◎理○

国◎英◎社〇情〇

理◎

国◎英○社△情〇

理◎

国◎英○社△情○

理◎

国◎英◎理◎

国〇英○理◎

1.問いの生成 2.情報収集 3.情報を整理する4.論理的にまとめ

る5.発表する 6.論文を書く 7.評価する

客観的に振り返ることができる。

つけたい力

中学3年生

高校1年生

(

学びの技

)

中学3年

児童・生徒自ら問題を設定することができる。

スキル

ステップ感想文ではなく、レポート等で

論理的にまとめることができる。情報を収集し、それが使えるかどうか取捨選択することができる。

様々な方法を用いて整理することができる。またそれを構造化することができる。

相手が理解しやすいように、提示する順番を考えること

ができる

分かりやすく説明できる。適切に質問できる。

■添付資料2-1:科学英語冊子の作成

科学英語:理科と英語の教科連携で、実験計画の要点や結果を英語で記録し、科学的内容を英語でアウトプットできる冊子を作成。生徒実験用冊子と教員指導用冊子を作成。左図は目次である。

■添付資料2-2:理系現代文冊子の作成

理系現代文:高校3年生理系生徒が必修で履修する授業である。理科と国語の教科連携で、批判的思考力を育成するための冊子を作成。左図は、授業計画である

回数 月日 曜日 作  業  内  容 テスト・提出物

1 小論文テスト【4】(大学入試過去問題より出題)【夏休み課題提出】探究マップ・パワーポイント計画書【授業提出】小論文

2 パワーポイント作成 漢字テスト第1回(教室で受験後MMRCへ)

3 パワーポイント作成

4 パワーポイント作成 漢字テスト第2回(教室で受験後MMRCへ)

5 パワーポイント作成 【提出】パワーポイント

6 パワーポイント 班で内容チェック ※お互いにコメントのみ!

7 パワーポイント修正日、発表練習

8 パワーポイント修正日、発表練習 漢字テスト第3回(教室で受験後MMRCへ)

9 中間発表(3グループに別れる)

10 パワーポイント修正日、発表練習、口頭発表の心構え

11 パワーポイント修正日、発表練習 【最終提出】パワーポイント

12 発表 ※発表順、形態は後日発表。 相互評価シート

13 発表  相互評価シート

14 発表  相互評価シート

15 発表 相互評価シート

16 発表 相互評価シート

17 発表  相互評価シート

18 発表予備日

19 発表予備日

☆ 10月28日 放課後アトリウム集合 学びの技発表会パネル準備  

☆ 10月29日 学びの技発表会

20 発表振り返り日

21 文章読解⑦  漢字テスト第4回

22 文章読解⑦小論文

23 文章読解⑦小論文相互添削→小論文提出 小論文

24 文章読解<初見の問題> 漢字テスト第5回

25 文章読解<初見の問題>

26 小論文テスト【5】 小論文

27 後期振り返り日・ベネッセテスト 評価表提出

【評価の付け方】

① 10% 漢字テスト

② 40% 小論文(相互添削活動含む)

③ 50% 発表

     (各10% 発表構想(夏休課題)、PPt、研究過程チェック、中間発表の質問内容や評価シート類、授業内の本番発表)

【評価基準】

「5」 80点以上  「4」 79点~65点  「3」 64点~40点  「2」 39点~25点  「1」 24点以下

提出物を出さない場合と欠課時数が1/3を超える場合、無条件で評価「1」になる。

後期前半

期末テスト

 理系現代文 後期授業計画

■添付資料2-3:批判的思考力の各能力と過程

批判的思考力研究グループが批判的思考力は複数の能力育成が関わり、各授業で特に育成する能力を明確にし、生徒自身が意識できる授業への改善、評価面では批判的思考力以外の能力向上との関係や、批判的思考力向上が日常的な活動を通して様々な場面であることを示した。

■添付資料2-4:ラーニングスキルの育成ステップ

各学年で「1,問いの生成」「2,情報収集」「3,情報を整理する」「4,論理的にまとめる」「5,発表する」「6,論文を書く」「7,評価」の項目でスキル育成を整理した。

■添付資料2-5:OPPAシート活用例

構成主義的授業展開の中で利用しているOPPAシートから生徒の変容(例えば既存の知識と新しい知識が関連付けられ、組み立てられていること)を確認することができている。

■添付資料2-6:OPPAと形成的評価

毎授業で形成的評価とメタ認知にを連動させるために今日の大切なことを基礎的な宿題プリントで実施している。宿題プリントをOPPAシートと統合し実施している。

各単元の問いを、漠然とした問に設定し、単元の理解に誤解があると、解けない問題を設定する。そのために、毎回の授業で大切なことが明確にわかるような授業展開と、理解しなければならない状況の授業展開を実施している。

■添付資料2-7:OPPAと総括的学習

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玉川学園高等部・中学部 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)

課題研究 教科連携

構成主義的授業 高大連携

・生徒の思考力、初見状況理解や抽象的知識運用の研究開発・試行錯誤的に前進する力の鍛錬指導法、教材、評価法の研究開発

・既得の知識や概念を再構成、経験との照合から科学的な課題の発見

・「わかりたい」ために試行錯誤し、概念を再構成。必要な知識を自ら獲得して課題を解決するという学びを成立させ、創造性に結びつける研究開発

・科学に対する概念理解の深化や探究心の育成、高大接続の研究開発

・IBカリキュラム・指導法・評価基準・ATLを参考にした指導法・評価規準の検討

【第2期】研究開発課題国際バカロレア教育を参考にした創造力と批判的思考力を育成する学び

【第3期】研究開発課題主体性を涵養し、社会的責任を配慮した「社会との共創」を実現できる教育手法の開発

仮説:①研究活動には創造力や批判的思考力とともに、土台としての主体性の力が必要である。②主体性は、6つの契機(しかけ)を有機的に組み合わせることで効果的に育成することができる。

主体性とは・・・

自らが見出した寄与できそうな事柄の意義や社会的責任を予測し、自らの責任において選択実行する資質

主体的に学び、社会の発展に貢献する責任感と実践力を持った人材へ

サイエンスキャリア講座

データサイエンス 自由研究

第3期 新規設定

主体性ペンタゴン

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玉川学園高等部・中学部 スーパーグローバルハイスクール 構想概要

国際機関へキャリア選択する全人的リーダーの育成