世界を結ぶ韓国・静岡県フーズ・サイエンスツ …...1...
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世界を結ぶ韓国・静岡県フーズ・サイエンスツアー(派遣プログラム)
(対象国:韓国,テーマ:食)の記録
1.プログラム概要
「人」を「良」くする食。どの国でも世界でも「食」は人と切っても切れない共通言
語。経済発展と健康長寿を目指す静岡県フーズ・サイエンスヒルズプロジェクト参画企
業関係者や食に関心の高い大学生ら 29 名が韓国を訪問し,国家食品クラスターの視察
や歴史文化の実体験,関係者との交流を通じて食をキーワードに相互理解を促進すると
ともに日本や静岡県の魅力を発信しました。
一時の風潮に左右されない交流や経済活動を裏付けとするため,次世代を担う人財と
なる大学生もメンバーに加え,県ソウル駐在員事務所と連携しながら静岡県を代表する
お茶・わさび等特産物を紹介,関係者との本質的・永続的な交流を図りました。団員個
別の発信を行いつつ,マスコミやミニコミ同行による情報発信も行いました。
【訪問地】
韓国ソウル特別市,京畿道平澤市,忠清南道扶余郡,大田広域市,全羅北道全州市,全
羅南道霊岩郡,済州特別自治道
2.日程
3 月 16 日(木)
入国(仁川空港),静岡県ソウル事務所主催レセプション
3 月 17 日(金)
京畿道平澤市へ移動,【視察】毎日乳業,忠清南道扶余郡へ移動
【交流・体験】地域住民とキムチづくり等交流,大田広域市へ移動
【視察】韓国人参公社,全羅北道益山市へ移動,【視察】韓国フードポリス
全州市へ移動,【文化体験】全州韓屋村で民族衣装・民泊体験
3 月 18 日(土)
全羅南道霊岩郡へ移動,【視察】キム・ミョンソン発酵研究所,羅州市へ移動
【視察】宝城緑茶研究所,【文化体験】大韓茶屋でロケ地体験
3 月 19 日(日)
済州島へ移動,【文化体験】城山日出峰登山,済州民俗村
【視察】みかん博物館
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3 月 20 日(月)
【視察】雪緑茶研究所,済州大学校バイオ融合センター(大学生らと学食体験)
ソウル市へ移動
3 月 21 日(火)
報告会(訪韓成果・帰国後の活動計画発表),出国(仁川空港)
3.プログラム記録写真
3 月 16 日(木) 済州大学教員,大学生ら
との交流(ソウル特別市)
3 月 17 日(金) グループワーク活動(京
畿道)
3 월 16 일(목) 제주대학교 교원 및
대학생들과의 교류(서울특별시)
3 월 17 일(금) 그룹 활동(경기도)
3 月 17 日(金) 毎日乳業工場見学(京畿
道 平澤市)
3 月 17 日(金) 【体験】地域住民とキ
ムチづくり交流(忠清南道 扶余郡)
3 월 17 일(금) 매일유업 공장견학
(경기도 평택시)
3 월 17 일(금) 【체험】 지역주민과
김치만들기 교류(충청남도 부여군)
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3 月 17 日(金) 韓国フードポリス視察(全
羅北道 益山市)
3 月 17 日(金) 全州韓屋村視察(全羅北
道 全州市)
3 월 17 일(금) 한국푸드폴리스 시찰
(전라북도 익산시)
3 월 17 일(금) 전주한옥마을 시찰
(전라북도 전주시)
3 月 18 日(土) キム・ミョンソン発酵研
究所視察(全羅南道 霊岩郡)
3 月 18 日(土) 宝城緑茶研究所視察(全
羅南道 羅州市)
3 월 18 일(토) 김명성 발효연구소 시찰
(전라남도 영암군)
3 월 18 일(토) 보성녹차연구소 시찰
(전라남도 나주시)
3 月 19 日(日) 城山日出峰視察(済州特
別自治道)
3 月 19 日(日) 済州民俗村視察(済州特
別自治道)
3 월 19 일(일) 성산일출봉 시찰
(제주특별자치도)
3 월 19 일(일) 제주민속촌 시찰
(제주특별자치도)
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3 月 20 日(月) 雪緑茶研究所視察(済州
特別自治道)
3 月 20 日(月) 【講義】機能性食品開発
(済州特別自治道 済州大学校)
3 월 20 일(월) 설록차연구소 시찰
(제주특별자치도)
3 월 20 일(월) 【강의】기능성식품개발
(제주특별자치도 제주대학교)
3 月 20 日(月) 大学生と学食体験(済州
特別自治道 済州大学校)
3 月 20 日(月) 在済州総領事館表敬訪問
3 월 20 일(월) 대학생들과 학생식당 체험
(제주특별자치도 제주대학교)
3 월 20 일(월) 주제주일본국 총영사관
예방
4.参加者の感想(抜粋)
◆学生
・今回のツアーを通して,想像以上の多くのことを学ばせていただきました。
食に関する勉強をしており,海外の食文化を学びたいと思っていた私にとって今回の
経験はとても貴重なものとなりました。
実際に自分で経験し,現地の学生の話を聞いて驚いたことは,食への「健康」という
付加価値のつけ方が日本とは異なっていることでした。
また,日本食が健康というイメージは,想像していた通り浸透してはいたのですが,
少し間違ったイメージが浸透していたことが残念でした。
将来は食品会社に就職し,人々の健康のサポートをするだけでなく,和食の良さとい
うものを世界に発信していきたいと思っており,今回の経験を通してその気持ちがよ
り高まりました。
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また,韓国の食文化や歴史等について学べただけでなく,グループワークを通して,
年代や専攻分野の違う人達の意見をまとめるということの難しさや,様々な視点から
の意見があることに面白さも感じ,とてもいい経験になりました。今後もこのような
活動があれば参加していきたいです。
・韓国の同年代で流行しているスイーツは見た目が美しくびっくりすると話題にしたら,
日本の和菓子は繊細でカワイイとの反応を受けました。
・通常,足を踏み入れることのできない数多くの場所に行くことができました。タイト
ではありましたがとても充実した時間を過ごすことができました。
・韓国の人たちは日本の食べ物=すべて体に良い,と考えているようでした。ラーメン
も韓国のものに比べて体にいいからスープを全部飲んでいるというので,塩分多いで
すよと伝えたら驚いていました。
・日本の社会やマナーについて,似たような考え方であったりうらやましいと思ってい
たりしたところもありました。
◆社会人
・私自身大変勉強になり,韓国にも興味を持ちました。今後も,韓国との交流を継続で
きればと思っています。
・各訪問先で多くの人たちと交流し,日本の国民性やマナー等を発信できたと思います。
それぞれの場所で笑顔で友好的な反応を受けました。
・日本や日本人のことを友好的に見てくれていると感じました。私たちのことにも興味
を持ってくれていました。今後もつながりを持ちたい気持ちが伝わってきて,こちら
も頑張って発信していかなければという気持ちになりました。
・韓国と日本の比較から,双方の長所・短所について意見交換に積極的に応じてくれま
した。
・今回またさらに韓国の方を見る目が変わりました。お茶のこと,醗酵のこと等々勉強
させて戴きました。わさびも奥が深いです。韓国のことを発信しながらわさびのPR
と商品流通が実現するよう頑張ってまいります。
・行きも帰りも真剣な,あっという間の6日間でした。韓国の人たちの活気,若い人の
エネルギーが伝わりました。
5.受入れ側の感想
◆視察先(社会人)
・日本の静岡県より発酵食品関連の公務員,教授,学生等で構成された体験団が訪問し
ました。全羅南道農業技術院の案内で,韓国の伝統食品についての説明を受けていた
だくとともに,学生や教授から出された多くの質問に答えることができ,味見もして
もらえたことがよかったです。その 1週間前には北海道大学の教授 2 名が二度目の訪
問をしてくれました。発酵菌研究やグローバル化,マーケティング等が韓国より進ん
でいる日本から,多くの方が当研究所を訪問してくださり,私もより一層頑張らなく
ては,と身の引き締まる思いです。
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◆学生(現地大学生)
・有益なプログラムに参加させていただき本当にありがとうございました。とても勉強
になりました。
6.参加者の対外発信
期間中,日々リアルタイムに情報発信され
たフーズ・サイエンスセンターフェイスブ
ック
訪韓中の活動内容を紹介
기간 중 매일 실시간으로 정보 발신한
푸드 사이언스 센터 페이스북
방한단 활동내용에 대하여 소개
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本事業での活動所感を情報発信したフェ
イスブック
初日からの様子を twitter で紹介
본사업으로서의 활동 소감을 정보 발신한
페이스북
첫날부터 전 일정을 트위터로 소개
7.報告会での帰国後のアクション・プラン発表
SNS 等を通じて茶や茶製品に関する情報を
共有,提供。日本を訪問した海外の方への
茶の生産,科学に関する講義。韓国のみか
んと静岡の茶のコラボ機能性商品の開発。
今回体感した食事,韓国の土地と食文化の
関係,韓国での輸出入等について整理し,
SNS 等を通じて情報発信。
SNS등을 통해서 차와 차제품에 관한
정보를 공유, 제공.
일본을 방문한 외국인에게 차 생산, 과학에
관한 강의.한국 밀감과 시즈오카 차 콜라보
기능성 상품 개발
이번에 체험한 식사, 한국의 토지와 식문화
관계, 한국에서의 수출입에 대해 정리하여
SNS를 통해 정보 발신