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米国のGIS教育プログラム...
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米国のGIS教育プログラムにおける分野連携
2008年10月24日(金)東京大学・生産技術研究所
における分野連携
河端瑞貴(東京大学空間情報科学研究センター)THAPA Rajesh Bahadur(筑波大学大学院生命環境科学研究科)
背景
• GISの人材育成がますます重要に– 将来が期待される重要な技術(Nature 2004 Vol 427)– 将来が期待される重要な技術(Nature, 2004, Vol. 427)– さまざまな分野で雇用機会が拡大(Nature, 2006, Vol. 439)439)
– 地理空間情報高度活用社会を担う人材の育成が重要(地理空間情報活用推進基本計画,2008)(地理空間情報活用推進基本計画,2008)
• 日本の大学ではGISの体系的な教育はほとんど行本 大学 体系 な教育 行われていない– 学科や専攻別にGIS関連科目が散在学科や専攻別にGIS関連科目が散在
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課題
GISは学際性が高く分野横断的地理学 環境学 工学 情報学 人文・社会科学な– 地理学,環境学,工学,情報学,人文・社会科学など
体系的なGIS教育を行うためには体系的なGIS教育を行うためには• 分野間の効果的な連携
特 地理系と情報系 連携 強化– 特に地理系と情報系の連携の強化
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米国大学のGIS教育プログラムの調査
• 米国:GISの学位や修了証書を授与するGIS教育プログラムを提供している大学が多いグラ を提供して る大学が多
• その中に分野連携がしばしばみられる
米国大学のGIS教育プログラム調査年度 調査• 2006年度の調査
– プログラムの概要学科間連携 本研究– 学科間連携
– 地理系と工学・情報系の連携• 2007年度の調査
本研究
デューイ十進分類法を利用して 2006年度の
年度の調査– プログラムの概要– 分野間連携
地理系と情報系の連携
利用して,2006年度の
調査よりも広範な分野の構成と連携を調査
– 地理系と情報系の連携4
調査方法
• 調査対象のGIS教育プログラムを選定– URISAのリストから選定– URISAのリストから選定– 米国大学 & ウエブ上にカリキュラムの情報有
• 2007年度:163件(大学108校)• 2007年度:163件(大学108校)
URISA (Urban and Regional InformationURISA (Urban and Regional Information Association) のGIS Certificate Program リスト
http://urisa.org/career/colleges
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調査方法(つづき)
• GIS教育プログラムのデータベースを作成– ウェブ公開情報に基づく調査– ウェブ公開情報に基づく調査– カリキュラムの概要,学科,科目など
• GIS教育プログラムについて調査– 学位・修了証書別のプログラム数– 学位 修了証書別のプログラム数– 分野別の構成– 分野の連携状況分野の連携状況– 地理系と情報系の構成と連携状況
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分野の分類
デューイ十進分類法(DDC: Dewey Decimal Classification)の大分類(main classes)を利用Classification)の大分類(main classes)を利用
– 000 ‐計算機科学,情報・総記(情報系)哲学 心理学– 100 ‐哲学・心理学
– 200 ‐宗教300 社会科学 各学科・科目を– 300 ‐社会科学
– 400 ‐言語– 500 ‐科学
各学科・科目を10分野に分類
500 科学– 600 ‐技術– 700 ‐芸術・レクリエーション
学– 800 ‐文学– 900 ‐歴史・地理
7その他:GISや分類が困難なもの
GIS教育プログラム数:2006‐2007年度
学位プログラム
2007‐08
118120
1402006-07(Total: 116)2007-08(Total: 163)
プログラム28%修了証書
プログラム72%
90
80
10072%
2006‐07
1840
60学位
プログラム22%修了証書
10 6 1018
11 16
0
20
G d t B h l A i t C tifi t修 博士号 学士号 準学士号 修 証書
22%修了証書
プログラム78%
Graduate Bachelor Associate Certificate修・博士号プログラム
学士号プログラム
準学士号プログラム
修了証書プログラム
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GIS教育プログラム:科目全体に占めるGIS教育プログラム:科目全体に占める各分野の割合(2007年度)
50%全科目数:2,565(分野情報を有するもの)
33%
6% 9%15% 15%
2%
19%25%
1% 2% 0%0%
9(注)哲学・心理学系と宗教系の2つに該当する科目は存在しなかった.
各分野を含むGIS教育プログラムの割合各分野を含むGIS教育プログラムの割合(2007年度)
100%全プログラム数:159(分野情報を有するもの)
52%50%
75%
18%25%
8%
30% 28%
8%1%
29%25%
50%
1%0%
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カリキュラム構成分野数別のカリキュラム構成分野数別のGIS教育プログラムの数と割合(2007年度)
98GIS教育プログラム数
98
80
100
3分野
4+ 分野17%
60
80
2 分野14%
3 分野7%
1 分野62%
40
14%
23
11 128
4 2 1
20
4 2 10
1 2 3 4 5 6 7 8カリキ ラム構成分野数
11カリキュラム構成分野数
2つの異なる分野が連携した2つの異なる分野が連携したGIS教育プログラムの割合(2007年度)
科目に占める割合が上位5つの分野:歴史・地理系,技術系,科学系,社会科学系,情報系
75%
100%
50%
75%
8% 12%8% 11%
16%11% 13% 14% 13% 11%
25%
0%
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地理系と情報系の学科と科目数地理系と情報系の学科と科目数(2007年度)
地理系の学科と科目数 情報系の学科と科目数
学科 科目数
Applied geography 7Geography 550
学科 科目数
Computer aided design 4Communication, information & library studies 2Geography 550
Geography & anthropology 15Geography & environmental studies 8Geography & geology 35G h & i 5
Communication, information & library studies 2Computer information science 9Computer Information system(s) 27Computer information technology 5C t i 72Geography & geosciences 5
Geography & geospatial science 45Geography & planning 113Geography, planning & recreation 21
Computer science 72Computer science & engineering 7Computer science & information systems 21Computer science & mathematics 2g p y, p g
Geography & regional planning 42Total 841
pManagement information Systems 2Management science & information systems 5Mathematics & computer science 4Multimedia 3科目全体(2 565)の33% Multimedia 3
Total 163科目全体(2,565)の33%
科目全体(2,565)の6%※地理系:歴史・地理系から歴史系をのぞいたもの
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科目全体(2,565)の6%※地理系:歴史・地理系から歴史系をのぞいたもの
地理系と情報系の連携状態別の地理系と情報系の連携状態別のGIS教育プログラムの割合(2007年度)
60% 全プログラム数:159(分野情報を有するもの)
28%40% (44件)
28%
11%20%(0件)
(17件)
0%0%
(0件)
地理系 情報系 地理系と情報系地理系単独
地理系と情報系が連携
情報系単独
地理系と情報系の連携のみ:4件地理系と情報系以外の分野とも連携 件
14地理系と情報系以外の分野とも連携:13件
米国大学のGIS教育プログラム:米国大学のGIS教育プログラム:まとめ
• 米国ではGISの学位や修了証書を授与するGIS教育プログラムを開設している大学が多く その育プログラムを開設している大学が多く,その数が急速に増えている2006 2007年度 修了証書に対して 正式な学位• 2006‐2007年度:修了証書に対して,正式な学位を授与するプログラムが相対的に増えている
GISのスキルや知識を有する人材需要の拡大人材需要の拡大
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米国大学のGIS教育プログラム (2007年度):米国大学のGIS教育プログラム (2007年度):まとめ
• 複数分野の連携プログラムが約4割,4つ以上の分野の連携プログラムが約2割も存在分野の連携プログラムが約2割も存在
• 地理系が中心的役割を担っているプログラムが多いが 情報系 社会科学系 科学系 技術系多いが,情報系,社会科学系,科学系,技術系が関わるプログラムも少なからず存在
• これら5分野の中から2分野の組合せによる連携が同程度に約1割のプログラムにみられた同程度 約 割 グラ– 分野連携の在り方が多様
日本においても,米国の事例などを参考に分野連携を促進して体系的なGIS教育を!
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今後の研究
• 都市経済,都市政策におけるGISの活用法と教育
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謝辞
• 本研究は,科学研究費補助金基盤研究(A)課題番号17200052(研究代表者:岡部篤行先生)番号17200052(研究代表者:岡部篤行先生),17202023(研究代表者:村山祐司先生),およ
び財団法人福武学術文化振興財団の助成を受けび財団法人福武学術文化振興財団の助成を受けたものです.本研究を遂行するにあたり,研究メンバーより有益な意見とご協力をいただきました.特に小口高先生には貴重な助言をいただ特 高先 貴 な助言をきました.ここに感謝の意を表します.
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