消火ポンプ制御盤取扱説明書 消火ポンプ制御盤 BN2V型 お願い...

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取扱説明書 消火ポンプ制御盤 BN2Vお願い この説明書は、消火ポンプ制御盤の操作・保守・点検を行うお客様に必ずお渡しください。 設備工事を行う皆様へ このたびは、テラル消火ポンプ制御盤をお買いあげいただきまして、まことにありがとうご ざいました。 この商品を安全に正しく使用していただくために、ご使用の前に、この取扱説明書をよくお 読みになり、充分に理解するまでは消火ポンプ制御盤の操作および保守・点検を行わない でください。 安全の為、この取扱説明書に記載されている全ての警告および、機械に貼り付けられた全 ての警告に必ず従ってください。 この取扱説明書は、消火ポンプ制御盤の操作または保守・点検を行う場合、いつも調べら れるように大切に保管してください。

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取扱説明書

消火ポンプ制御盤BN2V型

お願い

この説明書は、消火ポンプ制御盤の操作・保守・点検を行うお客様に必ずお渡しください。

設備工事を行う皆様へ

このたびは、テラル消火ポンプ制御盤をお買いあげいただきまして、まことにありがとうございました。この商品を安全に正しく使用していただくために、ご使用の前に、この取扱説明書をよくお読みになり、充分に理解するまでは消火ポンプ制御盤の操作および保守・点検を行わないでください。安全の為、この取扱説明書に記載されている全ての警告および、機械に貼り付けられた全ての警告に必ず従ってください。この取扱説明書は、消火ポンプ制御盤の操作または保守・点検を行う場合、いつも調べられるように大切に保管してください。

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保証の限定

1. 保証期間中、正常なご使用にもかかわらず、テラル株式会社が納入した機械の設計または工作の不備

が原因で故障、破損が発生した場合に限り、その部分について無償で修理または交換をします。

2. 前項による保証範囲は、不具合部分の機械的保証までとし、その故障に起因する種々の出費およびそ

の他の損害の補償はいたしません。

3. 以下の故障、破損の修理および消耗品(当初から消耗の予想される部品)は有償とさせていただきます。

(1) 故障、破損が当社の納入していない機器が原因で発生した場合

(2) 保証期間経過後の故障、破損

(3) 火災、天災、地震等の災害および不可抗力による故障、破損

(4) 当社に承諾なしで実施された修理、分解、改造による故障、破損

(5) 指定品以外の部品をご使用された場合の故障、破損

(6) 仕様範囲外での使用による故障、破損

4. 消火ポンプ制御盤の誤用や乱用が原因で発生した損害については、保障期間内であっても一切補償致

しません。また、このことによる技術員の派遣費用は、有償とさせていただきます。

5. 不具合の原因が不明確な場合は、協議の上処置を決定することとします。

6. 製品に使用している部品は性能向上のため、一部予告なしに変更する場合があります。

また、修理の際、弊社の品質基準に適合した再利用部品や、同等の機能を有する代用品を使用するこ

とがあります。

本書の目的・お願い

1. 本書の目的は、消火ポンプ制御盤について正しい操作および保守・点検方法を知っていただくため

に詳しい情報を提供することです。

分解・修理等、特別に専門知識が必要な内容につきましては、本書には記載しておりません。修理

が必要な場合は、必ずテラル株式会社または関連のサービス会社へご依頼ください。

2. 本書の内容に関しては、以下の方を対象に制作しております。

・消火ポンプ制御盤の操作経験者または操作経験者から指導を受けた人

・配線工事は、電気工事士等の資格を有する人

3. 本書の内容は、主として標準仕様の製品について記載しておりますので、特殊仕様の製品をご購入

された場合には、製品と本書の記載内容が異なる場合があります。その場合は、別途納入仕様書等

で製品仕様をご確認ください。

4. 製品仕様および取扱説明書の内容は将来予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。

5. 本書では、わかりやすく説明するために、製品を一部省略または抽象化して表現しております。こ

のため、本書に記載している図が実際の製品と異なる場合があります。

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もくじ

1. 安全について 1-1 1.1 警告用語と図記号の説明...............................................1-1 1.2 安全上の注意........................................................................1-1

2. 構成と概要 2-1 2.1 構成............................................................................................2-1

2.1.1 外形図............................................................................2-1 2.1.2 操作部の名称と機能..............................................2-2 2.1.3 機器構成.......................................................................2-3 2.1.4 制御基板について...................................................2-4

2.2 仕様............................................................................................2-6

3. 据付け 3-1 3.1 ご使用の前に........................................................................3-1 3.2 据付け時の注意事項.........................................................3-1 3.3 配線工事の注意事項.........................................................3-2

3.3.1 電源配線・電動機配線.........................................3-2 3.3.2 計装関係.......................................................................3-3 3.3.3 液面制御用配線........................................................3-4 3.3.4 外部端子接続例........................................................3-5

4. 運転準備 4-1 4.1 電気系統の確認...................................................................4-1 4.2 電源投入..................................................................................4-1 4.3 定格電流値の設定について..........................................4-2

4.3.1 設定の確認..................................................................4-2 4.3.2 設定の変更..................................................................4-2

4.4 始動方式について..............................................................4-3 4.4.1 概要.................................................................................4-3 4.4.2 始動タイマの設定...................................................4-3 4.4.3 始動動作説明.............................................................4-4 4.4.4 始動時間定格と休止時間....................................4-5

5. 試運転 5-1 5.1 手元起動の確認...................................................................5-1 5.2 遠方起動の確認...................................................................5-1

6. 基本操作と表示・設定について 6-1 6.1 消火ポンプの運転..............................................................6-1 6.2 表示部の表示について....................................................6-1

6.2.1 表示操作.......................................................................6-2 6.2.2 警報履歴表示操作...................................................6-3

6.3 パラメータの設定..............................................................6-3 6.3.1 パラメータ一覧........................................................6-3 6.3.2 パラメータ設定操作方法....................................6-4 6.3.3 パラメータ..................................................................6-5

7. 保守・点検 7-1 7.1 保守・点検の注意事項...................................................7-1 7.2 保守点検表............................................................................7-1

8. 不具合発生時の対応方法について 8-1 8.1 警報発生時の対応.............................................................8-1

8.1.1 警報内容の確認 .......................................................8-1 8.1.2 警報リセットの方法 .............................................8-1 8.1.3 ブザー停止方法 .......................................................8-2

8.2 トラブルの原因と対策...................................................8-2

9. オプション仕様 9-1 9.1 オプション基板について..............................................9-1 9.2 計装関係.................................................................................9-3 9.3 各種オプション仕様........................................................9-5

9.3.1 補給水槽仕様 ............................................................9-5 9.3.2 加圧ポンプ仕様 .......................................................9-6 9.3.3 自動点検仕様 ............................................................9-8 9.3.4 漏電仕様 .................................................................. 9-10 9.3.5 アラーム弁仕様 ................................................... 9-11

9.4 オプション仕様時のトラブルの原因と対策.. 9-12

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1. 安全について ご使用になる前に、この「安全について」をよくお読みのうえ正しくお使いください。

以下に示す内容は、製品を安全に正しくお使いいただき、危険や損害を未然に防止するために、非常

に大切なものです。

1.1 警告用語と図記号の説明

取扱説明書では、危険度の高さ(被害・損害の程度および警告の緊急性)に従って、警告用語を4段階

に分類しています。また、図記号を用いて使用者に対する指示の種類を示しています。

本書では以下の表示を使用しています。内容を充分理解した上で、本文をよくお読みください。

注 意

警告用語 意味

■警告用語表示の説明 ■図記号の説明

取り扱いを誤った場合に、使用者が死亡もしくは重傷を負うに至る、切迫した危険な状態を示します。

取り扱いを誤った場合に、使用者が死亡または重傷を負うことが想定される場合を示します。

取り扱いを誤った場合に、使用者が中・軽傷を負う、または物的損害が発生することが想定される場合を示します。

特に注意を促したり、強調したい情報を示します。

これらの図記号は禁止(してはいけないこと)を示します。

この図記号は指示する行為の強制(必ずすること)を示します。

これらの図記号は注意を示します。

危 険

注 記

水ぬれ禁止

ぬれ手禁止

分解禁止

感電注意

回転注意

高温注意

接触禁止

禁止

強制

注意

警 告

1.2 安全上の注意

ここに示した注意事項は、安全に関する重大な内容を記載していますので必ず守ってください。

  危 険

電気工事に関する作業については、電気工事士等

の有資格者以外は実施しない感電・火災・故障等のおそれがあります。

据付・保守・点検の実施は、必ず制御盤の取り扱

いの指導を受けた人がおこなう未熟な人が実施すると不慮の事故につながるおそれがあります。

良質の配線機器を使用し、電気設備技術基準、内

線規程、および消火栓設備の技術基準にしたがっ

て安全・確実におこなう感電・火災等のおそれがあります。

  警 告

主電源投入後は制御盤内外の通電部分には触れない通電部には高電圧が印加されており、感電すると大変危険です。

制御盤の操作は、現場責任者から作業許可を与え

られた人だけがおこなう未熟な人が操作すると不慮の事故につながるおそれがあります。

配線作業時には必ず元電源を遮断し、電源表示灯

が消灯している事を確認後に実施する感電のおそれがあります。

配線接続部・結線部はゆるみがないことを確認する火災・感電の原因となります。

アース線を確実に取り付け、接地工事は必ずおこ

なう漏電・感電のおそれがあります。

ガス管・水道管にアース線を接続しない感電・爆発・火災の原因となり、また法律で禁じられています。

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保守・点検を実施する前には必ずポンプを停止

し、分電盤の元電源を遮断する感電・けが・破損・漏水等のおそれがあります。

運転動作・部品等に異常がある状態で運転しないけが・故障・各種事故の原因となります。

分解を伴う点検や部品交換、修理などは専門業者

または弊社指定のサービス窓口に依頼する専門知識が必要な作業は、未熟な人が実施すると事故・故障の原

因となります。

  警 告

運転中は、必ず制御盤の扉を閉める感電・火災等のおそれがあります。

運転および保守点検を実施する時は、関係する作

業員に周知させ、危険な箇所に作業者がいないこ

とを確認する不慮の事故につながるおそれがあります。

決められた製品仕様範囲外では使用しない感電・火災・漏水・故障等の原因となります。

同一管内またはダクト内に他のケーブルや制御線

を併設させない本製品や他の機器が誤動作するおそれがあります。

  注 意

電源電圧を間違って使用しない電源電圧を間違って使用すると制御盤が破損します。

配線入線処理の際には保護具を装備し、板金の切

断部に注意するけがのおそれがあります。

復旧できない警報発生時や何らかの異常がある場

合にはすみやかに弊社またはサービス会社へ連絡

する事故に繋がるおそれがあります。

開梱時には天地確認し、特にクギに注意して丁寧

におこなうげが・破損のおそれがあります。

制御盤を踏まない正常な運転が出来なくなるおそれがあります。

各操作部はていねいに操作するけが・破損のおそれがあります。

制御盤の各種設定は使用状況に応じて正しく確実

におこなう正常な運転が出来なくなるおそれがあります。

制御盤へは絶縁抵抗試験をおこなわない(電動機

の絶縁抵抗試験時には配線を制御盤から外す)制御盤破損のおそれがあります。

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2. 構成と概要

本章では標準仕様について説明しています。ご要望により特殊仕様の製品をご購入された場合には一

部内容が異なる場合がありますので、別途納入仕様書等でご確認ください。

2.1 構成

2.1.1 外形図

制御盤の外形図は、出力・仕様等により一部内容が異なる場合がありますので、別途納入仕様書等で

ご確認ください。

タイトル銘板

操作パネル

操作説明シール

定格シール

図面ホルダ

ハンドル

(鍵付)

吊りボルト

図 2-1-1 外形図

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2.1.2 操作部の名称と機能

① 電源表示灯(白色)

電源通電中に点灯します。

② 運転表示灯(赤色)

消火ポンプ運転中に点灯します。

③ 停止表示灯(緑色)

消火ポンプ停止中に点灯します。

④ 異常表示灯(橙色)

警報出力中に点滅します。

⑤ 過電流表示灯(橙色)

過電流警報出力中に点灯します。

⑥ 呼水槽減水表示灯(橙色)

呼水槽減水警報出力中に点灯します。

呼水槽がない場合は、表示されません。

⑦ 表示部

消火ポンプ制御盤の様々な情報を表示しま

す。(⇒6.2参照)

⑧ 起動スイッチ(赤色)

消火ポンプ停止中に起動スイッチを押す

ことにより、消火ポンプを起動できます。

⑨ 停止スイッチ(緑色)

消火ポンプ運転中に停止スイッチを押す

ことにより、消火ポンプを停止できます。

ただし、外部起動信号入力中にこのスイ

ッチを押しても消火ポンプを停止するこ

とはできません。

⑩ ブザー停止/△スイッチ(白色)

警報発生中にブザーを手動で停止する場

合に使用します。

また表示切替操作や、設定モード中の"△"

スイッチとして使用します。

⑪ ▽スイッチ(白色)

表示切替操作や、設定モード中の設定操

作の"▽"スイッチとして使用します。

⑫ リセット/確定スイッチ(白色)

警報を解除するときに使用します。

警報発生時に、警報の原因を解決した後

このスイッチを押すことにより、警報を

解除することができます。

また、設定モード中等では"確定"スイッチ

として使用します。

⑬ 設定/戻るスイッチ(白色)

設定モード(⇒6.3参照)への移行・解除に

使用します。

また、設定モード中等では"戻る"スイッチ

として使用します。

設 定

戻る

起動 停止

呼水槽減水

電源

過電流異常停止運転

リセット

確定

ブザー停止

7

2 3 4 5

6

1

12

13

111098

図 2-1-2 制御盤操作パネル

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2.1.3 機器構成

通電中は制御盤内各部に高電圧が印加されており、大変危険です。感電のおそれがありますので、有資格者以外は制御盤の扉を開けないでください。

警 告

制御盤の機器構成は、出力・仕様等により一部内容が異なる場合がありますので、別途納入仕様書等

でご確認ください。

MCCB1

52 42-1

42-2 6

TBM2

TBM1

VVS-P

CT1 CT2

42-3

制御回路

制御基板

TB1-2

TB

1-1

TR1

MCX

52X TLR1

TRL2 TLR3

制御回路拡大図

タイマ

TBM1

TBM2

MCCB1

VVS-P

電源端子台

電動機用端子台

配線用遮断器

Vスター始動器

■記号の説明

CT1,CT2

52,42-1,42-2,42-3,6

変流器

電磁接触器

TB1-1/TB1-2

MCX

52X

入出力端子台

電磁継電器

補助リレー

TRL1,2,3

トランスTR1

図 2-1-3 制御盤の機器構成

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2.1.4 制御基板について

制御基板について、詳細を以下に示します。

感電のおそれがあります。

電源通電中は、入出力端子台のカバーを外さないでください。警 告

表2-1-4 (a) コネクタ接続先

番号 接続先 番号 接続先 番号 接続先

CN1 盤内機器※1 CN5 盤内機器※2 CN10 盤内機器※1

CN2 (未使用) CN7 盤内機器 CN12 盤内機器

CN3 盤内機器 CN8 盤内機器 CN13 盤内機器

CN4 盤内機器 CN9 盤内機器

※1 オプション仕様時、接続される場合があります。

※2 漏電仕様の場合のみ接続されています。

CN

8

CN

2C

N1

CN

3

CN10 CN9

2E3

2E2

2E1

1E3

1E2

1E1

P2

P1

V24T

V24R

CN

4

TB

1-1

TB1-2

F1 1A

F4

5A

F2

5A

F3

3A

L1

L2

L3

L4

L5

L6

L7

L8

VR

VT

C1

1

C1

2

C2

1

C2

2

LC

制御基板

CN7 CN12

CN

13

CN

5

図 2-1-4 制御基板詳細図

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表2-1-4 (b) 入出力端子台の記号と用途

記号 用途 記号 用途

V24R,V24T サービス電源(AC24V) L2 消火ポンプ過電流信号出力

(無電圧a接点)

P1,P2 外部起動信号入力端子※3 L3 呼水槽減水信号出力※6

(無電圧 a 接点)

1E1~1E3 呼水槽水位検出フロート(または電極)※4 L4 呼水槽満水信号出力※7

(無電圧 a 接点)

2E1~2E3 消火水槽水位検出電極※5 L5 消火水槽減水信号出力※8

(無電圧a接点)

C11,C12 消火ポンプ運転信号出力

(無電圧b接点、フリッカー動作) L6

消火水槽満水信号出力※9

(無電圧a接点)

C21,C22 消火ポンプ運転信号出力

(無電圧a接点) L7

漏電信号出力※10

(無電圧a接点)

LC 信号出力コモン L8 電源断信号出力※11

L1 消火ポンプ運転信号出力(無電圧a接点) VR,VT サービス電圧(AC200V)※12

※3 外部起動信号入力端子にはAC24Vが印加されます。

※4 押込み(呼水槽なし)の場合では、消火水槽水位検出電極となります。

※5 押込み(呼水槽なし)の場合では、補給水槽水位検出電極となります。

※6 押込み(呼水槽なし)の場合では、消火水槽減水信号出力となります。

※7 押込み(呼水槽なし)の場合では、消火水槽満水信号出力となります。

※8 押込み(呼水槽なし)の場合では、補給水槽減水信号出力となります。

※9 押込み(呼水槽なし)の場合では、補給水槽満水信号出力となります。

※10 漏電信号出力は漏電仕様の場合のみ出力が可能です。

※11 電源断信号は通電時に接点開となり、電源断時に接点閉となる信号です。

※12 400V仕様の場合はAC200V、440V仕様の場合はAC220Vとなります。

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2.2 仕様

標準品をお買い上げのお客様は標準仕様の欄をご覧ください。その他に、お客様のご希望により特殊

仕様として変更したものがありましたら、別途納入仕様書等でご確認ください。

決められた製品仕様以外でのご使用は行わないでください。感電・火災および製品故障の原因となります。注 意

表2-2 標準仕様 制御盤型式 BN2V

起動方式 特殊コンドルファ始動 (V スター始動)

設置場所 屋内(0~40℃ RH85%以下 結露なきこと)・標高 1,000m 以下

筐体材質・外観色 鋼板(マンセル 5Y7/1 半つや)

使用電源・出力範囲 三相 200/200-220V(50/60Hz)・11~110kW 三相 400/400-440V(50/60Hz)・11~132kW

配線用遮断器 - ○

漏電アラーム遮断器 - ●

回路構成 電磁接触器 - ○

警報ブザー - ○

ブザー停止スイッチ - ○ 機

消火ポンプ過電流テスト - ○

電源 - ○

運転 - ○

停止 - ○

異常(一括) - ○

過電流 - ○

呼水槽減水※1 - ○

電圧値※2 1V 単位 ○

電流値※2 0.1A 単位(運転中のみ) (100A 以上は 1A 単位) ○

消火ポンプ積算運転時間 1 時間単位 ○

消火ポンプ積算起動回数 1 回単位 ○

警報履歴 過去 5 件分 ○

消火ポンプ過電流 番号:E001 ○

漏電 番号:E002 ●

呼水槽満水※1 番号:E011 ○

呼水槽減水※1 番号:E012 ○

消火水槽満水 番号:E021 ○

消火水槽減水 番号:E022 ○

補給水槽満水※3 番号:E031 ○

補給水槽減水※3 番号:E032 ○

EEPROM エラー 番号:E080 ○

サービス電源 AC24V、AC200V ○

電源断 無電圧 b 接点 ○

消火ポンプ運転信号 ・無電圧 a 接点が 2 種類 ・フリッカー出力可能な

無電圧 b 接点が 1 種類 ○

消火ポンプ過電流 無電圧 a 接点 ○

呼水槽満水※1 無電圧 a 接点 ○

呼水槽減水※1 無電圧 a 接点 ○

消火水槽満水 無電圧 a 接点 ○

消火水槽減水 無電圧 a 接点 ○

補給水槽満水※3 無電圧 a 接点 ○

補給水槽減水※3 無電圧 a 接点 ○

漏電 無電圧 a 接点 ●

○印は標準,●印はオプション対応となります。 ※1 呼水槽付きの場合の対応となります。

※2 電圧値・電流値は目安値です。2.5%程度の誤差があります。

※3 押込み(呼水槽なし)の場合、または、呼水槽付きで補給水槽仕様(オプション仕様)の場合の対応となります。

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3-1

3. 据付け

3.1 ご使用の前に

開梱時には天地を確認のうえ、特に木枠梱包はクギに注意して開梱してください。けがをするおそれがあります。

開梱後、不要となりました梱包材は専門の業者へ依頼のうえ、処分してください。

注 意

注 記

消火ポンプ制御盤がお手元に届きましたら、開梱後、すぐに次の事項をご確認ください。

(1) 銘板記載事項がご注文通りの物かどうか。

(2) 輸送中に破損した箇所はないかどうか。

(3) ボルト・ナット等締付け部分が緩んでいないかどうか。

(4) ご注文された付属品が全てそろっているかどうか。

3.2 据付け時の注意事項

据付け環境につきましては、以下の本文中の注意事項を遵守してください。不具合・故障等の原因となります。また、機器の寿命を短くする要因となります。

注 意

(1) 次の条件を満足する場所に設置してください。

① 「表2-2 標準仕様」を満足する場所

② 通気のよい、ほこりや湿気の少ない場所

③ 関係者以外が容易に出入りしたり操作したりできない場所

(2) 安定した場所に、強固に固定してください。

(3) 修理・点検が容易に行えるよう、周囲に適切なメンテナンススペースを設けてください。

テラル株式会社

制御盤銘板(扉面に貼付)

制御盤型式 例)BN2V-2

8桁の英数字で表示

図 3-1 銘板記載事項

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3-2

3.3 配線工事の注意事項

配線は、良質の配線機器を使用し、電気設備技術基準、内線規程、および消火栓設備の技術基準にしたがって、安全かつ確実におこなってください。配線工事は必ず電気工事士等の有資格者が実施してください。無資格者による配線工事は、法律で禁じられています。

警 告

3.3.1 電源配線・電動機配線

ガス管あるいは水道管にアース線を接続することは、法律で禁止されており、また、非常に危険です。

同一管内またはダクト内に他のケーブルや制御線を併設させないでください。注 意

制御盤には、必ずアース線を確実に取り付け、接地工事は必ずおこなってください。警 告

警 告

ケーブル引込用穴開け加工時は制御盤内に切屑等が残らないように十分注意してください。注 意

(1) 屋内型は上部入線専用です。図3-3-1に従い、制御盤上部より入線してください。

(2) 感電防止のため、必ずアース線を取付けてください。

アース線は制御盤内のアース座に接続してください。

(3) 制御盤内の電源端子台に、一次側電源を配線接続してください。

(4) 電圧の変動は定格電圧の±10%以内、周波数は±5%以内におさえてください。

その範囲を超えてご使用になりますと、故障の原因になりますので注意してください。

また、電源電圧が定格電圧より低い状態では、仕様範囲内でも過負荷となる可能性があります。

(5) 制御盤内の電動機端子台に、電動機配線を接続してください。

(6) 消火ポンプを運転する前に次の点を再度ご確認ください。

・配線に間違いがないこと。

・確実にアースしてあること。

・電動機端子が、1本でも緩んだり外れたりしていないこと。

電動機端子の接続が不十分である場合、電動機が焼損するおそれがありますのでご注意ください。

75 75

10

01

00

正面

方向

ハンドル ケーブル引込位置

図 3-3-1 ケーブル引込位置図(盤上面図)

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3-3

3.3.2 計装関係

以下の通り計装配線を行ってください。計装配線は、すべて制御基板上の端子台に接続します。

表3-3-2 外部入出力端子

端子記号 名称 説明

V24R-V24T 有電圧出力 AC24V を常時出力します。

P1-P2 外部起動信号 外部起動信号(無電圧 a 接点)を接続します。

P1-P2 間には AC24V が印加されています。

1E1-1E3 呼水槽満水信号 呼水槽満水のフロートスイッチ(無電圧 a 接点)、または電極棒を接続します。

押込み(呼水槽なし)の場合では、消火水槽満水信号を接続します。

1E2-1E3 呼水槽減水信号 呼水槽減水のフロートスイッチ(無電圧 a 接点)、または電極棒を接続します。

押込み(呼水槽なし)の場合では、消火水槽減水信号を接続します。

2E1-2E3 消火水槽満水信号 消火水槽満水の電極棒を接続します。

押込み(呼水槽なし)の場合では、補給水槽満水信号を接続します。

2E2-2E3 消火水槽減水信号 消火水槽減水の電極棒を接続します。

押込み(呼水槽なし)の場合では、補給水槽減水信号を接続します。

C11-C12 消火ポンプ運転信号 消火ポンプ運転信号(無電圧 b 接点)をフリッカー出力します。

設定により連続出力に切替えることができます。(⇒6.3 参照)

C21-C22 消火ポンプ運転信号 消火ポンプ運転信号(無電圧 a 接点)を出力します。

LC-L1 消火ポンプ運転信号 消火ポンプ運転信号(無電圧 a 接点)を出力します。

LC-L2 消火ポンプ過電流信号 消火ポンプ過電流警報信号(無電圧 a 接点)を出力します。

LC-L3 呼水槽減水警報 呼水槽減水警報信号(無電圧 a 接点)を出力します。

押込み(呼水槽なし)の場合では、消火水槽減水警報となります。

LC-L4 呼水槽満水警報 呼水槽満水警報信号(無電圧 a 接点)を出力します。

押込み(呼水槽なし)の場合では、消火水槽満水警報となります。

LC-L5 消火水槽減水警報 消火水槽減水警報信号(無電圧 a 接点)を出力します。

押込み(呼水槽なし)の場合では、補給水槽減水警報となります。

LC-L6 消火水槽満水警報 消火水槽満水警報信号(無電圧 a 接点)を出力します。

押込み(呼水槽なし)の場合では、補給水槽満水警報となります。

LC-L7 漏電 漏電警報信号(無電圧 a 接点)を出力します。

漏電警報付の場合のみ出力が可能です。

LC-L8 電源断信号 電源断信号(無電圧 b 接点)を出力します。

電源断信号は通電時に接点開となり、電源断時に接点閉となります。

VR-VT 有電圧出力 電圧値を常時出力します。

400V 仕様の場合は AC200V、440V 仕様の場合は AC220V となります。

制御基板

V24R

V24T

P1 P2 1E1 1E2 1E3 2E1 2E2 2E3 C11 C12 C21 C22 LC L1 L2 L3 L4 L5 L6 L7 L8 VR VT

AC24V出力

外部起動信号

消火水槽液面信号

AC200V出力

消火ポンプ運転

消火ポンプ運転

消火ポンプ運転

消火ポンプ過電流

呼水槽減水

呼水槽満水

消火水槽減水

消火水槽満水

漏電

電源断

TB1-1 TB1-2

※2

※5

※3 ※3※4 ※4

呼水槽液面信号

※1

・破線はお客様接続範囲です。

※1 押込み(呼水槽なし)の場合、消火水槽の液面信号を接続します。※2 押込み(呼水槽なし)の場合、補給水槽の液面信号を接続します。

※3 押込み(呼水槽なし)の場合、消火水槽の満水・減水警報となります。※4 押込み(呼水槽なし)の場合、補給水槽の満水・減水警報となります。※5 漏電信号は、オプション仕様の対応となります。

図 3-3-2 計装配線

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3-4

3.3.3 液面制御用配線

消火水槽・補給水槽の電極への配線を、以下の表を参照して行ってください。

水位検出には、5 秒の確認時間を設けています。

制御盤出荷時には、減水とアース間の端子に短絡片があります。減水用電極棒を接続しない場合は、短絡片を外さずに使用してください。

注 記

表 3-3-3 液面制御配線方法

消火水槽液面信号 補給水槽液面信号

呼水槽付き

制御基板

2E1 2E2 2E3

消火水槽減水

アース

消火水槽満水

オプション仕様にて対応 「9.3.1 補給水槽仕様」をご参照ください

呼水槽なし

制御基板

1E1 1E2 1E3

消火水槽減水

アース

消火水槽満水

制御基板

2E1 2E2 2E3

補給水槽減水

アース

補給水槽満水

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3-5

3.3.4 外部端子接続例

BN2V制御盤

会社名

能美防災(株)

パナソニック電工(株)

代表型式

FYH116-40、110

BV84111H、84121

a

R

R

b

M1

MT1

c

M2

MT2

d

MV

U

e

MU

W

f

S

S

g

H

HC

h

HC

-

j

PU

UL1

k

PL2

UL2

・パナソニック電工(株)のBV84111H、BV84121は起動リレー内の端子「HC」 「+」を短絡してください。

・破線はお客様接続範囲です。

VR

C21

P2

P1

C22

VT

起動リレー

a

b

c

d

e

f

g

h

j

kPL

外部起動信号

表示灯

S1 S2 M1 M2 A2 H1 H2 PL PLCホーチキ(株) LF-2007D A1

ニッタン(株) STM-60N R M M、 PM PM、 T H H、 AL AL1

制御基板

PL

図 3-3-4(a) 起動リレー接続例

消火栓箱BN2V制御盤

P1

P2

C11

C12

C21

C22

VR

VT

V24R

V24T

AC24V

AC200V

AC24V

P101設定値が0の場合、ランプLは消火ポンプ停止時に点灯、運転時に点滅します。

P101設定値が1の場合、ランプLは消火ポンプ停止時に点灯、運転時に消灯します。

接続するランプLの容量は、合計0.5A以下にしてください。・

破線はお客様接続範囲です。・

L

制御基板

図 3-3-4(b) 消火栓箱接続例

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4-1

4. 運転準備

4.1 電気系統の確認

配線変更などの作業を実施する場合は、必ず分電盤の電源を遮断し、電源表示灯が消灯していることを確認した後に実施してください。感電するおそれがあります。

警 告

(1) 配線が正しく行われていることをご確認ください。

(2) 端子にゆるみがないか、締め付けをご確認ください。

(3) 確実にアースされていることをご確認ください。

4.2 電源投入

電源を入れた後は、以下に記載した操作箇所以外の部品に触れないでください。感電するおそれがあります。危 険

濡れた手で制御盤を操作しないでください。感電・ショートのおそれがあります。警 告

(1) 制御盤の扉を開けてください。

(2) 分電盤の元電源を投入してください。

(3) 制御盤内の配線用遮断器をONしてください。

(4) 制御盤の扉を閉じてください。

(5) 電源表示灯が点灯していることをご確認ください。

(6) この時、盤面の表示部には以下の順にプログラムバージョン等が表示されます。

① プログラムバージョン

電源を投入すると、搭載されている制御プログラムのバージョンを表示します。

プログラムバージョンは予告なく変更することがありますのでご了承ください。

② 初期チェックモニター

電源投入時にシステムの状態をチェックし、異常のない場合、盤面の表示部に

を点滅表示します。異常が認められた場合には、対応する警報を出力します。

③ 通常表示

消火ポンプ停止中の場合、表示部に電圧値を表示します。

消火ポンプ運転中の場合、表示部に電流値を表示します。(⇒6.2参照)

例:電圧値

書式変更 : 箇条書きと段落番号

削除: 4.

削除: 4.1

削除: 4.1.1

削除: 空気抜き栓をゆるめて、ポンプ内

の空気を抜いてください。

水があふれると、呼水は完了です。

削除: 4.2

削除: <#>

削除: m

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4-2

4.3 定格電流値の設定について

消火ポンプを運転する前に、電動機の定格電流値が正しく設定されていることをご確認ください。設

定が正しく行われていない場合は、設定変更を実施してください。

4.3.1 設定の確認

(1) 消火ポンプ停止中に、設定

戻るスイッチを3秒以上押し、設定モードに移行してください。

(2) ブザー停止 または スイッチを操作すると、設定するパラメータを切替えられますので、定格電流設

定値 を表示してください。

(3) 表示部に と定格電流設定値が交互に表示されますので、設定値が電動機銘板に記載さ

れた値と一致していることをご確認ください。

(4) 設定に問題がなければ、設定

戻るスイッチを押し、設定モードを解除して通常表示に移行してくださ

い。設定に問題があれば、設定変更を実施してください。(⇒4.3.2参照)

注 意 定格電流値が正しく設定されていない場合、正常な運転を行うこと設定の確認は、必ず実施してください。

ができなくなるおそれがあります。

4.3.2 設定の変更

(1) 消火ポンプ停止中に、設定

戻るスイッチを3秒以上押し、設定モードに移行してください。

(2) ブザー停止 または スイッチを操作すると、設定するパラメータを切替えられますので、定格電流設

定値 を表示してください。

(3) 表示部に と定格電流設定値が交互に表示されますので、リセット

確定スイッチを押し、設定値

変更画面に移行してください。

(4) 表示部に設定値のみが表示されますので、ブザー停止 または スイッチを操作し、設定値を電動機銘

板に記載された値と等しくしてください。

(5) リセット

確定を押し、設定値を確定してください。確定時には「ピピッ♪」と確認音が鳴り、表示が3回

点滅します。

(6) 表示部に と変更後の設定値が交互に表示されますので、設定

戻るスイッチを押し、通常表

示に移行してください。

注 意 行ってください。誤った設定をされますと、正常な運転を行うことができなくなるおそれがあります。

定格電流値の設定は電動機銘板記載の数値に合わせて正しく確実に

削除:

削除:

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4-3

4.4 始動方式について

本項目では V スター始動について説明します。

V スター始動の特徴を十分ご理解いただいたうえで、試運転を実施してください。

4.4.1 概要

単巻トランスを応用した複数のコイルを組み合わせて、電源電圧を 50%(初期)→70%(加速)→

100%(運転)と順次昇圧させる始動方式です。

4.4.2 始動タイマの設定

制御盤内部の始動タイマ TRL2 の設定値が表 4-4-2 に示す値となっていることを確認してください。

(TRL1 および TRL3 はダイヤル部に封印シールを添付して出荷しています。絶対に設定値を変更し

ないでください。)

表 4-4-2 始動タイマ設定値一覧

タイマ

記号 名称 説明

出荷時

設定

TRL1 初期始動時間

設定用

50%初期始動タップ電圧設定時間用タイマです。

出荷時設定から変更しないでください。 2秒

TRL2 加速時間

設定用

70%加速タップ電圧設定用タイマです。

電動機の始動時間を測定して、その時間より2~3秒長く設定

してください。

特に支障のない限り、出荷時設定のままご使用ください。

10秒

TRL3 運転切替用 100%電圧運転に切り換えるタイミング用タイマです。

出荷時設定から変更しないでください。 0.3秒

注 意必ず調整方法を守ってください。誤った設定をされますと、機器の故障および損傷を引き起こすおそれがあります。

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4-4

4.4.3 始動動作説明

電動機出力 37kW 以下の場合

表 4-4-3(a) 電動機出力 37kW 以下の始動動作説明

順 電圧特性 説明

① 50

電圧[%]

時間[sec]始動ON

始動条件が入力されると、Vスター始動回路のシー

ケンスに従い電磁接触器(以下MC)『6』と『42-

1』を投入し、電動機が始動します。

このとき、電動機には50%の電圧が供給されます。

② 50

電圧[%]

時間[sec]

70

TRL1(2sec)

始動ON

タイマ『TRL1』の設定時間後にMC『42-2』を投

入します。

このとき、電動機には70%の電圧が供給されます。

③ 50

電圧[%]

時間[sec]

70

TRL1(2sec)

TRL2(10sec)

始動ON

タイマ『TR2』 設定時間後にMC『6』を遮断しま

す。

④ 50

電圧[%]

時間[sec]

70

100

TRL1(2sec)

TRL2(10sec)

TRL3(0.3sec)

始動ON

その後、タイマ『TRL3』設定時間後にMC『52』

を投入し、MC『42-1』と『42-2』を遮断しま

す。

これ以降、電動機に100%電圧が供給されポンプが

定速度で運転を行います。

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4-5

電動機出力 45kW 以上の場合

表 4-4-3(b) 電動機出力 45kW 以上の始動動作説明

順 電圧特性 説明

① 50

電圧[%]

時間[sec]始動ON

始動条件が入力されると、Vスター始動回路のシー

ケンスに従い電磁接触器(以下MC)『6』、『42-

3』、『42-1』を投入し、電動機が始動します。

このとき、電動機には50%の電圧が供給されます。

② 50

電圧[%]

時間[sec]

70

TRL1(2sec)

始動ON

タイマ『TRL1』の設定時間後にMC『42-3』を遮

断し、MC『42-2』を投入します。

このとき、電動機には70%の電圧が供給されます。

③ 50

電圧[%]

時間[sec]

70

TRL1(2sec)

TRL2(10sec)

始動ON

タイマ『TR2』 設定時間後にMC『6』を遮断しま

す。

④ 50

電圧[%]

時間[sec]

70

100

TRL1(2sec)

TRL2(10sec)

TRL3(0.3sec)

始動ON

その後、タイマ『TRL3』設定時間後にMC『52』

を投入し、MC『42-1』と『42-2』を遮断しま

す。

これ以降、電動機に100%電圧が供給されポンプが

定速度で運転を行います。

4.4.4 始動時間定格と休止時間

始動時間定格 :50%タップ 5 秒と 70%タップ 30 秒の合計 35 秒

連続始動回数 :2 回(コールドスタート) ※再始動は休止時間後としてください。

休止時間 :次ページのグラフ 4-4-4 により算出してください。

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4-6

休止時間算出例

ポンプ始動時間=初期始動時間 2 秒+加速時間 10 秒=12 秒、連続起動 2 回の場合、

1 段目(50%) 2 秒×2 回=4 秒・・・約 4 分の休止時間が必要

2 段目(70%) 10 秒×2 回=20 秒・・・約 12 分の休止時間が必要

を合計した約 16 分間の休止後に再始動が可能です。

なお、V スター始動器(コイル)は始動から運転に切り換わると回路から切り離されるため、ポンプ運

転中でも V スター始動器(コイル)は休止している時間としてカウントします。

注 意始動回数および休止時間は必ず守ってください。機器の故障および損傷を引き起こすおそれがあります。

グラフ 4-4-4 V スター始動器特性表

始動時間定格  ・・・35秒始動回数  ・・・2回基準周囲温度  ・・・40℃コイル絶縁  ・・・A種

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5-1

5. 試運転

5.1 手元起動の確認

(1) 起動 スイッチを押し、消火ポンプを起動させ、すぐに 停止 スイッチを押して停止させる操作を

1~2回行い、以下について問題ないことをご確認ください。

① 据付、施工状況(水漏れ、異常振動等が無いか)

② ポンプ回転方向

電動機の外扇ファンを見て確認。電動機側から見て右回転が正しい方向。

③ 呼水状況(流水音がするか)

(2) 再度 起動 スイッチを押し、消火ポンプを起動させ、運転に異常が無いか確認しながら吐出し側の

仕切弁を徐々に開いて規定の圧力になるよう調整してください。

(3) 停止 スイッチを押して、消火ポンプを停止してください。

5.2 遠方起動の確認

(1) 外部起動信号を入力し、消火ポンプを起動してください。外部起動信号が入力できない場合は、

入出力端子のP1,P2を短絡して、擬似的に外部起動信号を入力してください。

(2) 外部起動信号の入力を止め、 停止 スイッチを押して、消火ポンプを停止させてください。

外部起動信号入力中は、消火ポンプを停止させることはできません。消火ポンプを停止させる場合は、外部起動信号の入力を止め、

注 記停止 スイッチを押してください。

の起動状態を解除することができます。

一度消火ポンプが運転すると、制御基板に実装されたキープリレーで、起動状態を機械的に保持します。その為、消火ポンプ運転中に停電等により送電が断たれた場合でも、復電とともにポンプが再起動します。注 記 スイッチを押して消火ポンプを停止させることで、制御基板停止

書式変更 : 箇条書きと段落番号

書式変更 : 箇条書きと段落番号

書式変更 : 箇条書きと段落番号

書式変更 : 箇条書きと段落番号

削除: 5.1

削除:

削除: ポンプ回転方向(電動機の外扇フ

ァンを見て確認。電動機側から見

て右回転が正しい)

呼水状況(流水音がするか)

5.2

削除: 運転に異常がな

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6-1

6. 基本操作と表示・設定について

本章の内容は主に操作・表示・設定に関する詳細について説明しています。

6.1 消火ポンプの運転

運転操作につきましては、「5. 試運転」をご参照ください。

手元起動・遠方起動によらず、消火ポンプ運転中は、運転表示灯が点灯し、停止表示灯が消灯します。また、運転信号出力を行います。

注 記

6.2 表示部の表示について

表示操作により表6-2に記載した項目を表示することができます。

表6-2 表示項目一覧

表示項目 説明 優先

順位

表示

条件

加圧ポンプ運転中※1

加圧ポンプが運転中に表示します。

「9.3.2 加圧ポンプ仕様」をご参照ください。 ①

加圧

ポンプ

運転中

自動点検中※1

自動点検運転中に表示します。

「9.3.3 自動点検仕様」をご参照ください。 ②

自動点検

運転中

発生中警報番号

警報発生中に発生している警報番号を表示します。

警報発生中のみ表示します。

複数の警報が同時に発生した場合には、2秒ごとに切替

えて順次表示します。

③ 警報

発生中

作動中

アラーム弁番号※1

アラーム弁作動中にアラーム弁番号を表示します。

「9.3.5 アラーム弁仕様」をご参照ください。

複数のアラーム弁が作動した場合には、2秒ごとに切替

えて順次表示します。

④ アラーム

弁作動中

電流値

消火ポンプの電流値を表示します。

消火ポンプ運転中のみ表示します。

表示単位:アンペア [A] <小数点1位>

100A以上の場合には小数点以下を表示しません。

消火

ポンプ

運転中

電圧値

制御基板で検出した電圧値を表示します。

表示単位:ボルト [V] ⑥ -

消火ポンプ

積算運転時間

消火ポンプの積算運転時間を表示します。

表示単位:時間

1000時間以上の場合にはスクロール表示します。※2

- -

消火ポンプ

積算起動回数

消火ポンプの積算起動回数を表示します。

1000回以上の場合にはスクロール表示します。※2 - -

※1 『加圧ポンプ』,『自動点検運転』,『アラーム弁回路』は、オプション仕様の場合の対応となります。

※2 スクロール表示を行う場合には、千の桁,百万の桁にピリオドを付加して表示します。

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6-2

6.2.1 表示操作

消火ポンプ停止中は、表示部に電圧値を表示します。

警報発生中、消火ポンプ運転中等では、表6-2の優先

順位に従い、表示項目が切り替わります。

他の表示項目を表示させたい場合には、表示切り替え

操作を行うことで表示項目を切り替えることができま

す。

表示切り替え後30秒間放置すると、通常の表示に戻り

ます。

加圧ポンプ運転中表示、自動点検中表示、発生中警報番号表示、作動中アラーム弁番号表示、運転電流値表示は、条件成立時のみ表示します。

注 記

起動 停止

異常停止運転

ブザ停止

表示部

図6-2-1(a) 表示部

(例 電圧値表示/200V)

発生中警報番号表示例)E001:消火ポンプ過電流

消火ポンプ積算運転時間例)23時間

消火ポンプ積算起動回数例)7回

警報履歴表示移行ポイント(6.2.2参照)

作動中アラーム弁番号例)AL02:アラーム弁2作動中

電圧値例)200V

方向

方向

表示切り替え操作

表示切り替え後30秒間放置

すると通常の表示にもどりま

す。

ブザー停止

電流値例)12.5A/運転中のみ

自動点検中

加圧ポンプ運転中

    部は条件成立時のみ表

示します。

図 6-2-1(b) 表示項目の切り替え

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6-3

6.2.2 警報履歴表示操作

警 報 履 歴 表 示 移 行 ポ イ ン ト

でリセット

確定スイッチを押

すと、警報履歴表示モードにな

ります。

警報履歴表示モードでは、ブザー停止

または スイッチを操作する

ことで、 大5件分の警報履歴

を確認することができます。

警報履歴表示モード中に、設定

戻る

スイッチを押すか10秒間放置す

ると通常の表示状態に戻ります。

・警報履歴は警報発生と同時に記録されます。・履歴番号は新しいものから1,2,3,4,5となります。・履歴件数が5件の状態で警報が発生すると、警報発生前の履歴番号

5番の履歴は破棄されます。・警報履歴は電源遮断中も保持されます。

注 記

6.3 パラメータの設定

各種パラメータの設定方法を説明します。パラメータの設定内容は電源遮断中も保持されます。

6.3.1 パラメータ一覧

表6-3-1 パラメータ一覧

表示 記号 パラメータ名 初期値 調整範囲

P101 運転出力 0 0 :フリッカー 1 :連続

P202※1 アラーム弁連動 1 0 :非連動 1 :連動

P300 定格電流 ※3 0.1 ~ 500 [A]

P311※2 自動点検運転時間 10 10 ~ 180 [秒]

P312※2 自動点検運転周期 24 1 ~ 336 [時間]

P313※2 自動点検初回運転時刻 0 0 ~ 1440 [分]

tSt1 消火ポンプ過電流テスト OFF OFF/ON

tSt2※2 自動点検テスト運転 OFF OFF/ON

※1 アラーム弁仕様の場合のみ表示されます。

※2 自動点検仕様の場合のみ表示されます。

※3 定格電流設定は、電動機の定格電流が設定済みです。

初期値は標準出荷状態での値です。注文時にパラメータ値を指定された場合には、指定値が設定されています。

注 記

■警報履歴が無い場合

■警報履歴がある場合

「no」と「Err」を交互に表示

履歴番号と警報番号を交互に表示

表示切り替え操作により、履歴保有件数分( 大5件)表示

・・・

1回前(前回)

E001:消火ポンプ過電流

2回前

E011:呼水槽満水

3回前

E022:消火水槽減水

方向・・・ 方向・・・

表示切り替え操作

警報履歴表示モード

10秒放置

通常表示

ブザー停止

リセット

確定

設定

戻る

図6-2-2 警報履歴表示

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6-4

6.3.2 パラメータ設定操作方法

パラメータの設定は、『設定モード』で行います。

① 設定モードにする

通常表示中に、設定

戻るスイッチを3秒以上押しつづけると『設定モード』になります。

設定モードになると、パラメータ選択画面となり、表示部に と設定値が交互に表示さ

れます。

パラメータ選択画面では、表示記号とその設定値が交互に表示されます。

② 設定するパラメータを選択する ブザー停止 または スイッチを操作すると、設定するパラメータを移動できますので、目的のパラメ

ータを表示させます。

③ 設定値を変更する

パラメータ選択画面でリセット

確定スイッチを押すと、設定値変更画面となります。

設定値変更画面では、設定値のみが表示されます。 ブザー停止 または スイッチを操作し、設定値を変更します。

④ 設定値の変更を確定する

設定値の変更が終了したら、リセット

確定スイッチを押して設定値の変更を確定します。

確定後には、「ピピッ♪」と確認音が鳴り表示が3回点滅します。

その後、自動的にパラメータ選択画面に戻ります。

ただし、消火ポンプ過電流トリップ を に設定した場合は、過電流テストト

リップを実行後、自動的に設定モードを解除します。(⇒6.3.3参照)

⑤ 設定値の変更をキャンセルする

設定値の変更をキャンセルしてパラメータ選択画面に戻りたい場合には、設定

戻るスイッチを押しま

す。

⑥ 設定モードを解除する

パラメータ選択画面で設定

戻るスイッチを押すと、設定モードを解除して通常表示に移行します。

また、設定モード中に60秒間放置すると、設定モードが自動的に解除されて通常状態に復帰しま

す。

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6-5

6.3.3 パラメータ

消火ポンプ制御盤で使用するパラメータです。

(1) 運転出力

:運転出力

機能 運転信号出力端子(C11-C12 無電圧b接点)のリレー出力方法を設定します。

調整範囲 0 :フリッカー

1 :連続

初期値 0 :フリッカー出力

備考 -

(2) アラーム弁連動

オプション仕様による設定項目です。

詳細は、「9.3.5 アラーム弁仕様」をご参照ください。

通常時の表示

設定モード

設定項目と設定値を交互に表示

設定値のみを表示

で設定値変更

3回点滅

確認音(ピピッ♪)

設定値の変更はキャンセルされる

メモリ書込み

3秒

設定値変更画面 設定値確定処理

設定

戻る

でパラメータ選択ブザー停止

パラメータ選択画面

・・・

設定

戻る

60秒放置

リセット

確定

リセット

確定

設定

戻る

ブザー停止

過電流テスト「tSt1」

消火ポンプ過電流テストトリップ「tSt1」をonにした場合、過電流トリップを実行し、自動的に設定モードを解除(通常時の表示へ移行)します。(⇒6.3.3参照)

図 6-3-2 設定モードでの操作

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6-6

(3) 定格電流

:定格電流

機能 消火ポンプの定格電流値を設定します。

調整範囲 0.1~500 [A]

初期値 電動機の定格電流が設定済み

備考 -

注 意定格電流値の設定は電動機銘板記載の数値に合わせて正しく確実に行ってください。誤った設定をされますと、正常な運転を行うことができなくなるおそれがあります。

(4) 自動点検運転時間

オプション仕様による設定項目です。

詳細は、「9.3.3 自動点検仕様」をご参照ください。

(5) 自動点検運転周期

オプション仕様による設定項目です。

詳細は、「9.3.3 自動点検仕様」をご参照ください。

(6) 自動点検初回運転時刻

オプション仕様による設定項目です。

詳細は、「9.3.3 自動点検仕様」をご参照ください。

(7) 消火ポンプ過電流テスト

:消火ポンプ過電流テスト

機能 消火ポンプ過電流警報を模擬出力する際に使用します。

調整範囲 :-

:過電流テストトリップ実行

初期値 :-

備考

に設定後は、直ちに過電流テストトリップを実行します。

テストトリップを実行した場合、「消火ポンプ過電流(E001)」が警報履

歴に記憶され、設定モードを解除します。

テスト動作確認後は必ず   スイッチを押して、警報をリセット

してください。注 記

リセット

確定

(8) 自動点検テスト運転

オプション仕様による設定項目です。

詳細は、「9.3.3 自動点検仕様」をご参照ください。

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7-1

7. 保守・点検

7.1 保守・点検の注意事項

消火ポンプ制御盤の保守・点検は、「7.2 保守点検表」に従い、行ってください。

日常点検・定期点検は、保守点検表に従って必ずおこなってください。点検を怠ると、故障を未然に防ぐ事ができず、事故に繋がるおそれがあります。また製品寿命も短くなります。

注 意

点検により異常が発覚した場合にはすぐに運転を中止し、原因を復旧するか、弊社またはサービス会社へ連絡してください。事故の原因となります。

警 告

消火ポンプユニットは法定点検の義務があります。必ず有資格者により定期点検を行ってください。注 意

■日常の点検の際、特に次のような点に注意してください。

① 運転動作に異常がないか、ご確認ください。

② 制御盤の接点・端子等のゆるみ、水滴等の混入がないかどうか、ご確認ください。

7.2 保守点検表

注 意

分解・整備を伴う点検の際には、必ず元電源を遮断してください。感電するおそれがあります。また、外部起動信号が入力されポンプが急に起動するおそれがあり、非常に危険です。

専門知識のある修理技術者以外は分解をおこなわないでください。分解を伴う点検や部品交換、修理などは、専門業者または弊社指定のサービス窓口に依頼してください。誤った作業をおこなうと、事故や故障の原因となります。

消耗部品の交換時期の目安は正常に使用され、定期的に点検された場合の標準値です。使用状況によっては短くなる場合があります。

制御盤へは絶縁抵抗試験を行わないでください。また、電動機の絶縁抵抗試験時には配線を制御盤から外してください。制御盤故障のおそれがあります。

注 意

注 記

警 告

修理・交換により発生した廃棄部品等は、専門の業者へその処置を依頼してください。注 記

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7-2

表7-2 保守点検表

点検周期 消耗部品の交換時期の目安 項目

点検調整箇所 点検項目 点検

方法 判断基準

日常 6ヶ月 1年 消耗部品 数量 交換時期

温度 測定 0~40℃以内 ○

湿度 測定 0~85%RH以下

結露のないこと ○

環境

ほこり等

仕様の範囲内

目視 ないこと ○

電圧 測定 規定電圧が印加され

ていること ○

電源

電源端子台

電圧変動 測定

許容変動範囲内であ

ること

(⇒3.3.1参照)

パネル表示・表示灯 点灯確認 目視 異常のないこと ○

設定値 設定値 目視 仕様通りの設定にな

っていること ○

運転状況 警報履歴 目視 警報発生中でないこと

過去の履歴確認 ○

配線用遮断器

(漏電アラーム遮断器) 操作位置 目視

トリップしていない

こと ○

ネジのゆるみ 増締 ゆるみのないこと ○

発熱のあと 目視 変色してないこと ○

電源端子台

電動機端子台

入出力端子台

動力線 ほこりの付着、損傷 目視

ほこりの付着、損傷

なきこと ○

扉 開閉 手動 スムースであること ○

構造・外観 絶縁物 目視 割れ変形のないこと ○

ネジのゆるみ 増締 ゆるみのないこと ○

接点の消耗 目視 厚さ新品の2/3以上 ○電磁接触器

接点の接触状態 目視 接触面がなめらかで

あること ○

電磁接触器 5 3年に1回

プリント基板 運転動作 目視 異常のないこと ○ プリント基板 1*1 5年に1回

ヒューズ 溶断 目視 溶断していないこと ○

外観 目視 ひび割れ、変色、変

形がないこと ○

制御盤

Vスター始動器

ネジのゆるみ 増締 ゆるみのないこと ○

※1 オプション仕様では2になります。

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8-1

8. 不具合発生時の対応方法について

復旧できない警報発生時やその他何らかの異常が発生した場合には、すぐに運転を停止し、弊社またはサービス会社へ連絡してください。事故に繋がるおそれがあります。連絡時には、銘板記載内容・警報番号・異常の状況について確認の上、お知らせください。

注 意

8.1 警報発生時の対応

8.1.1 警報内容の確認

トラブル発生時には、ブザー発声とともに

操作パネルの異常表示灯が点滅し、表示部

に警報番号が表示されます。

表8-1-1 警報番号一覧表により警報内容

を確認しトラブルの原因を復旧してくださ

い。

トラブルの原因につきましては、「8.2 ト

ラブルの原因と対策」をご参照ください。

複数の警報が同時に発生した場合には、2

秒ごとに表示する警報番号を切り替えて、

順次表示します。

表8-1-1 警報番号一覧表

警報番号 内容 表示灯 警報番号 内容 表示灯

E001 消火ポンプ過電流異常

過電流 E040※4 加圧ポンプ過電流 異常

E002※1 漏電警報 異常 E050※4 吐出圧力低下 異常

E011※2 呼水槽満水 異常 E080 EEPROMエラー 異常

E012※2 呼水槽減水 異常

呼水槽減水 E118※4 OP1通信異常 異常

E021 消火水槽満水 異常 E180※4 OP1タイマICエラー 異常

E022 消火水槽減水 異常

E031※3 補給水槽満水 異常

E032※3 補給水槽減水 異常

※1 漏電仕様の場合の対応となります。

※2 呼水槽付きの場合の対応となります。

※3 押込み(呼水槽なし)の場合、またはオプション仕様の場合の対応となります。

※4 オプション仕様の場合の対応となります。

警報出力中でも、運転中の消火ポンプは運転を継続します。異常発生に伴い消火ポンプが自動的に停止することはありません。注 記

8.1.2 警報リセットの方法

トラブルの原因を復旧し、リセットスイッチを押してください。

トラブルの原因を復旧する前にリセットスイッチを押しても無効となり、リセットできません。

また、発生している警報が複数ある場合は、原因が復旧されたものだけがリセットされます。

設 定

戻る

起動 停止

呼水槽減水

電源

過電流異常停止運転

リセット

確定

ブザー停止

ブザー停止スイッチ

異常表示灯表示部

リセットスイッチ

図8-1-1 操作パネル

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8-2

8.1.3 ブザー停止方法

ブザー発声中に、ブザー停止スイッチを押すことによりブザーを停止することができます。

8.2 トラブルの原因と対策

表8-2 トラブルの原因と対策①

警報番号 内容 推定原因 対策

仕様範囲外の流量で使用したため、過電

流となった。

仕様範囲内に収まるように吐出し量を調

整する。

電源電圧が降下もしくは相間アンバラン

スがあり電流値が増加した。

電源容量が不足していないか、アンバラ

ンスがないか確認・整備する。

電動機の不良により過電流が流れた。

電動機の点検・交換を要するため、テラ

ル株式会社またはサービス会社に連絡す

る。

E001 消火ポンプ

過電流

定格電流の設定が間違えている。 設定値を確認し、正しい値に設定する。

→ 4.3参照

ボールタップの故障。 ボールタップを点検・交換する。

フロートスイッチ配線の誤接続。 フロートスイッチの配線をチェックし正

しく接続する。 → 3.3.2参照

E011

E012

呼水槽満水

呼水槽減水

フロートスイッチの故障。 フロートスイッチを点検・交換する。

ボールタップの故障。 ボールタップを点検・交換する。 E021 消火水槽満水

電極ホルダー内に水が浸水している。 電極ホルダー部の点検・整備。

ボールタップの故障。 ボールタップを点検・交換する。

電極棒配線の誤接続、接続不良、断線。電極棒の配線をチェックし正しく接続す

る。 E022 消火水槽減水

電極ホルダー部の接触不良。 電極ホルダー部の点検・整備。

ボールタップの故障。 ボールタップを点検・交換する。 E031※1 補給水槽満水

電極ホルダー内に水が浸水している。 電極ホルダー部の点検・整備。

ボールタップの故障。 ボールタップを点検・交換する。

電極棒配線の誤接続、接続不良、断線。電極棒の配線をチェックし正しく接続す

る。 E032※1 補給水槽減水

電極ホルダー部の接触不良。 電極ホルダー部の点検・整備。

E080 EEPROM

エラー 制御基板の記憶素子が故障している。

制御基板の点検・交換を要するため、テ

ラル株式会社またはサービス会社に連絡

する。

※1 押込み(呼水槽なし)の場合の対応となります。

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9-1

9. オプション仕様

この章では、オプション仕様について説明します。ご要望により特殊仕様の製品をご購入された場合

には一部内容が異なる場合がありますので、別途納入仕様書等でご確認ください。

9.1 オプション基板について

感電のおそれがあります。

電源通電中は、入出力端子台のカバーを外さないでください。警 告

表9-1 (a) オプション基板1コネクタ接続先

番号 接続先 番号 接続先 番号 接続先

CN1 盤内機器 CN5 (未使用) CN11 盤内機器※2

CN2 (未使用) CN7 盤内機器※1 CN12 盤内機器

CN3 (未使用) CN8 盤内機器※1 CN13 盤内機器※2

CN4 (未使用) CN10 盤内機器※1

※1 加圧ポンプ仕様の場合のみ接続されています。

※2 アラーム弁仕様の場合のみ接続されています。

表9-1 (b) オプション基板1の入出力端子台の記号と用途

記号 用途 記号 用途

PS11,PS12 自動点検用圧力スイッチ接続端子※3 2LC 信号出力コモン

PS21,PS22 加圧ポンプ用圧力スイッチ接続端子※1 2L1 自動点検テスト運転※7(無電圧 a 接点)

3E1~3E3 補給水槽水位検出電極※4 2L2 吐出圧力低下※7(無電圧 a 接点)

1LC 信号出力コモン 2L3 加圧ポンプ運転※8(無電圧a接点)

1L1 補給水槽減水信号出力※5(無電圧a接点) 2L4 加圧ポンプ過電流※8(無電圧a接点)

1L2 補給水槽満水信号出力※5(無電圧a接点)

1L3 一括故障※6(無電圧a接点)

※3 自動点検仕様の場合のみ接続されます。

※4 呼水槽付きの場合のみ接続されます。

※5 補給水槽仕様の場合のみ出力が可能です。

※6 『一括故障』は、種類を問わず警報発生中に出力されます。

※7 自動点検仕様の場合のみ出力が可能です。

※8 加圧ポンプ仕様の場合のみ出力が可能です。

PS

11

PS

12

PS

21

PS

22

3E

1

3E

2

3E

3

1LC

1L1

1L2

1L3

2LC

2L1

2L2

2L3

2L4

CN3 CN2 CN1 CN11 CN5 CN4CN8 CN7

CN

10

CN

13

CN

12

TB2-1

TB

2-2

オプション基板1

図 9-1 (a) オプション基板 1 詳細図

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9-2

表9-1 (c) オプション基板2コネクタ接続先

番号 接続先

CN1 盤内機器

CN2 (未使用)

CN5 盤内機器

CN6 (未使用)

表9-1 (d) オプション基板2の入出力端子台の記号と用途

記号 用途

A1C,A2C 信号入力コモン

A11~A14,A21~A24 アラーム弁接点入力端子

B1C,B2C 信号出力コモン

B11~B14,B21~B24 アラーム弁サイレン出力端子(AC24V)

3LC,4LC 信号出力コモン

3L1~3L4,4L1~4L4 アラーム弁作動信号出力端子(無電圧 a 接点)

3L44L4

3L34L3

3L24L2

3L14L1

3LC4LC

CN1 CN2CN5 CN6

B1

CB

2C

B1

1B

21

B1

2B

22

B1

3B

23

B1

4B

24

A1

CA

2C

A1

1A

21

A1

2A

22

A1

3A

23

A1

4A

24

TB

3-3TB3-2TB3-1

オプション基板2

図 9-1 (b) オプション基板 2 詳細図

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9-3

9.2 計装関係

以下の通り計装配線を行ってください。

表9-2 (a) オプション基板1の外部入出力端子

端子記号 名称 説明

PS11-PS12 自動点検用圧力スイッチ 自動点検用の圧力スイッチ(低圧時接点閉)を接続します。

PS21-PS22 加圧ポンプ用圧力スイッチ 加圧ポンプ用の圧力スイッチ(低圧時接点閉)を接続します。

3E1-3E3 補給水槽満水信号 補給水槽満水の電極棒を接続します。

3E2-3E3 補給水槽減水信号 補給水槽減水の電極棒を接続します。

1LC-1L1 補給水槽減水警報 補給水槽減水警報信号(無電圧 a 接点)を出力します。

1LC-1L2 補給水槽満水警報 補給水槽減水警報信号(無電圧 a 接点)を出力します。

1LC-1L3 一括故障 何らかの警報発生中時に信号(無電圧 a 接点)を出力します。

2LC-2L1 自動点検テスト運転 自動点検仕様のテスト運転時に信号(無電圧 a 接点)を出力します。

※自動点検仕様の場合のみ出力が可能です。

2LC-2L2 吐出圧力低下警報 吐出圧力低下警報信号(無電圧 a 接点)を出力します。

※自動点検仕様の場合のみ出力が可能です。

2LC-2L3 加圧ポンプ運転 加圧ポンプ運転信号(無電圧 a 接点)を出力します。

※加圧ポンプ仕様の場合のみ出力が可能です。

2LC-2L4 加圧ポンプ過電流警報 加圧ポンプ過電流警報信号(無電圧 a 接点)を出力します。

※加圧ポンプ仕様の場合のみ出力が可能です。

オプション基板1

PS11

PS12

PS21

PS22

3E1 3E2 3E3 1LC 1L1 1L2 2LC 2L1 2L2 2L3 2L4

補給水槽液面信号

TB2-1

TB2-2

補給水槽満水

1L3

一括故障

自動

点検

用圧

力ス

イッ

加圧

ポン

プ用

圧力

スイ

ッチ

補給水槽減水

吐出圧力低下

加圧ポンプ運転

加圧ポンプ過電流

※2 ※3※1

※3 ※3 自動点検テスト運転

※1

※1※2

※2

・破線はお客様接続範囲です。 ※1 自動点検仕様の対応となります。※2 加圧ポンプ仕様の対応となります。※3 呼水槽付きの場合の対応となります。

図 9-2 (a) オプション基板 1 の計装配線

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9-4

表9-2 (b) オプション基板2の外部入出力端子

端子記号 名称 説明

A1C-A11

A1C-A14

アラーム弁接点信号

(アラーム弁番号 1~4) アラーム弁を接続します。(無電圧 a 接点)

A2C-A21

A2C-A24

アラーム弁接点信号

(アラーム弁番号 5~8) アラーム弁を接続します。(無電圧 a 接点)

B1C-B11

B1C-B14

アラーム弁

サイレン用信号

(アラーム弁番号 1~4)

アラーム弁のサイレン用信号(有電圧 AC24V)を出力します。

B2C-B21

B2C-B24

アラーム弁

サイレン用信号

(アラーム弁番号 5~8)

アラーム弁のサイレン用信号(有電圧 AC24V)を出力します。

3LC-3L1

3LC-3L4

アラーム弁作動信号

(アラーム弁番号 1~4) アラーム弁の作動信号(無電圧 a 接点)を出力します。

4LC-4L1

4LC-4L4

アラーム弁作動信号

(アラーム弁番号 5~8) アラーム弁の作動信号(無電圧 a 接点)を出力します。

オプション基板2

A1C

TB3-1

A2C 3LC 4LCB2C~A11 A14 ~A21 A24 ~B21 B24B1C ~B11 B14 ~ ~3L1 4L1 4L43L4

アラーム弁接点信号(1~4)

アラーム弁接点信号(5~8)

アラーム弁 

サイレン

アラーム弁 

サイレン

アラーム弁 

サイレン

アラーム弁 

サイレン

アラーム弁 

作動信号

アラーム弁 

作動信号

アラーム弁 

作動信号

アラーム弁 

作動信号

TB3-2 TB3-3

1 4 5 8 1 4 5 8

・破線はお客様接続範囲です。

図 9-2 (b) オプション基板 2 の計装配線

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9-5

9.3 各種オプション仕様

9.3.1 補給水槽仕様

呼水槽付き仕様の場合、オプション基板 1 の端子 3E1(満水), 3E2(減水), 3E3(アース)に補給水槽用

電極棒を接続することで補給水槽の満水・減水を検出することができます。

水位検出には、5 秒の確認時間を設けています。

(1) 計装配線

※ 外部入出力端子の詳細に関しては表 9-2 (a)をご参照ください。

制御盤出荷時には、減水とアース間の端子に短絡片があります。減水用電極棒を接続しない場合は、短絡片を外さずに使用してください。

注 記

(2) 警報内容

表9-3-1 警報番号一覧表

警報番号 内容 表示灯

E031 補給水槽満水 異常

E032 補給水槽減水 異常

警報リセットする場合は、水位が復帰した状態でリセットスイッチを押してください。

オプション基板1

3E1 3E2 3E3

補給水槽減水

アース

補給水槽満水

図 9-3-1 呼水槽付きで補給水槽仕様の場合の配線方法

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9-6

9.3.2 加圧ポンプ仕様

スプリンクラー設備の場合、配管内を常に高圧の状態に保っているため、配管が老朽化し、圧力が低

下する恐れがあります。加圧ポンプは配管の老朽化による圧力低下で、消火ポンプが誤起動しないよ

う、配管内の圧力を高圧の状態に保つために使用します。

(1) 計装配線

※ 外部入出力端子の詳細に関しては表 9-2 (a)をご参照ください。

(2) 加圧ポンプの運転

加圧ポンプは、盤面の切替スイッチにて「手動」「停止」「自動」の運転方式を選択します。

① 手動運転

加圧ポンプを運転します。

② 停止

加圧ポンプを停止します。

③ 自動運転

・ 加圧ポンプ用圧力スイッチの ON/OFF により、加圧ポンプを起動/停止させます。

・ 圧力スイッチが ON(低圧時 ON)で加圧ポンプを起動、OFF(高圧時 OFF)で停止します。

・ 加圧ポンプが起動すると、圧力スイッチの ON/OFF に関係なく 10 秒間は運転を継続しま

す。

消火ポンプ用の配線用遮断器がOFFの場合、加圧ポンプは運転できません。注 記

加圧ポンプ運転中に盤面の起動スイッチを押したり、外部起動信号が入力された場合、加圧ポンプを停止し消火ポンプが起動します。注 記

オプション基板1

PS21

PS22

TB2-2

加圧ポンプ用圧力スイッチ

2LC 2L3 2L4

加圧ポンプ運転

加圧ポンプ過電流

TB2-1

・破線はお客様接続範囲です。

図 9-3-2 加圧ポンプ仕様の計装配線

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9-7

(3) 加圧ポンプ過電流異常

加圧ポンプ運転中は運転ランプが点滅し、表示部に と表示されます。

(4) 加圧ポンプ過電流異常

加圧ポンプ用のサーマルがトリップすると、加圧ポンプ過電流異常として警報出力を行い、加圧ポン

プを停止します。

表9-3-2 警報番号一覧表

警報番号 内容 表示灯

E040 加圧ポンプ過電流 異常

警報リセットする場合は、サーマルが復帰した状態でリセットスイッチを押してください。

(5) 加圧ポンプの主回路配線について

加圧ポンプ仕様では、新たに配線用遮断器と電磁開閉器が内蔵されます。

加圧ポンプの配線は、直接サーマルに接続する形となります。

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9-8

9.3.3 自動点検仕様

消火ポンプはその性質上、ほとんど運転することがないため、可動部の硬化、機械的なロック等によ

り、起動できない状態になる可能性があります。このような状態を防ぐため、あらかじめ定められた

時間が経過すると、消火ポンプを試験運転させます。

(1) 計装配線

※ 外部入出力端子の詳細に関しては表 9-2 (a)をご参照ください。

(2) 自動点検運転の流れ

自動点検運転中に盤面の起動スイッチを押したり、外部起動信号が入力された場合には、自動点検運転を中止し通常運転を行います。注 記

オプション基板1

PS11

PS12

TB2-2

自動点検用圧力スイッチ

2LC 2L1 2L2

自動点検テスト運転

吐出圧力低下

TB2-1

・破線はお客様接続範囲です。

図 9-3-3 (a) 自動点検仕様の計装配線

初回運転時刻(P313)

7/112:00

7/114:00

7/114:03

7/214:00

P311=180[秒]

P312=24[時間]

P313=120[分]

消火ポンプ停止

消火ポンプ起動

電源投入時の時刻

運転周期(P312)

運転時間(P311)

※ P313設定値が0の場合初回運転時刻は、P312と同値となります。

運転周期(P312)

運転時間(P311)

7/214:03

7/314:00

図 9-3-3 (b) 自動点検運転の流れ

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9-9

(3) パラメータ

:自動点検運転時間

機能 自動点検運転時の運転時間を設定します。

調整範囲 10~180 [秒]

初期値 10 [秒]

備考 自動点検仕様の場合のみ表示されます。

:自動点検運転周期

機能 自動点検運転時の運転周期を設定します。

調整範囲 1~336 [時間]

初期値 24 [時間]

備考 自動点検仕様の場合のみ表示されます。

:自動点検初回運転時刻

機能 自動点検運転時の初回運転時刻を設定します。

調整範囲 0~1440 [分]

初期値 0 [分]

備考 自動点検仕様の場合のみ表示されます。

:自動点検テスト運転

機能 自動点検機能のテスト運転を行います。

調整範囲 :-

:自動点検テスト運転開始

初期値 :-

備考

自動点検仕様の場合のみ表示されます。

に設定後は、直ちに自動点検テスト運転を開始します。

消火ポンプ運転中では、 に設定することはできません。

(4) 自動点検運転中の表示

自動点検運転中は運転ランプが点灯し、表示部に が表示されます。

(5) 吐出圧力低下異常

自動点検運転中、自動点検用圧力スイッチが ON(低圧時 ON)になった場合、吐出圧力低下として警

報出力を行い、自動点検運転を停止します。

表9-3-3 警報番号一覧表

警報番号 内容 表示灯

E050 吐出圧力低下 異常

警報リセットする場合は、リセットスイッチを押してください。

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9-10

9.3.4 漏電仕様

漏電仕様では、配線用遮断器の代わりに漏電アラーム遮断器が内蔵されます。

消火ポンプ運転中に漏電が発生しても遮断器はトリップせず、漏電警報を発生します。

(1) 計装配線

(2) 漏電警報

漏電を検出すると、漏電異常として警報出力を行います。

表9-3-4 警報番号一覧表

警報番号 内容 表示灯

E002 漏電 異常

警報リセットする場合は、漏電アラームが復帰した状態でリセットスイッチを押してください。

消火ポンプ運転中に漏電警報が発生しても、消火ポンプは停止しません。注 記

制御基板

LC L7

漏電

TB1-2

・破線はお客様接続範囲です。

図 9-3-4 漏電仕様の計装配線

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9-11

9.3.5 アラーム弁仕様

アラーム弁の作動信号が入力されると、外部へ警報出力を行い、消火ポンプを連動起動させることが

できます。また、アラーム弁の作動時に、そのアラーム弁に対応したサイレン用接点信号を出力しま

す。

BN2L(S)制御盤ではアラーム 8 系統まで対応しています。

注 記

リセット

確定

停止

消火ポンプを連続起動させた場合、外部からのアラーム弁作動信号入力中は、消火ポンプを停止させることはできません。消火ポンプ

を停止させる場合は、アラーム弁作動信号の入力を止め、   ス

イッチを押してアラーム弁作動信号内部自己保持を解除してくださ

い。その後   スイッチを押すことで消火ポンプを停止すること

ができます。

(1) 計装配線

図 9-2 (b)および 表 9-2 (b)をご参照ください。

(2) サイレン容量

接続可能なサイレン容量は、アラーム 8 系統までトータルで 200VA までとしてください。

容量以上のサイレンを接続しないでください。誤動作や故障の原因となる恐れがあります。注 意

(3) パラメータ

:アラーム弁連動

機能 アラーム弁作動時に、消火ポンプの起動を連動させるか、非連動にするかを設定します。

調整範囲 0 :非連動

1 :連動

初期値 1 :連動

備考 アラーム弁仕様の場合のみ表示します。

(4) アラーム弁作動中の表示

アラーム弁作動中は、アラーム弁番号を表示します。

複数のアラーム弁が作動中の場合、発生順に 新アラーム弁番号を表示します。

例:アラーム弁番号1作動時 削除: m

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9-12

9.4 オプション仕様時のトラブルの原因と対策

表9-4 トラブルの原因と対策②

警報番号 内容 推定原因 対策

漏電アラーム遮断器(配線用遮断器)の2

次側電路のどこかで漏電している。 漏電箇所を調査し改善する。

電動機の絶縁が低下している。

電動機の点検・交換を要するため、テラ

ル株式会社またはサービス会社に連絡す

る。 E002※1 漏電警報

漏電アラーム遮断器(漏電リレー)が故障

している。

漏電アラーム遮断器(漏電リレー)の点検・

交換を要するため、テラル株式会社また

はサービス会社に連絡する。

ボールタップの故障。 ボールタップを点検・交換する。 E031※2 補給水槽満水

電極ホルダー内に水が浸水している。 電極ホルダー部の点検・整備。

ボールタップの故障。 ボールタップを点検・交換する。

電極棒配線の誤接続、接続不良、断

線。

電極棒の配線をチェックし正しく接続す

る。 E032※2 補給水槽減水

電極ホルダー部の接触不良。 電極ホルダー部の点検・整備。

仕様範囲外の流量で使用したため、過

電流となった。

仕様範囲内に収まるように吐出し量を調

整する。

電源電圧が降下もしくは相間アンバラ

ンスがあり電流値が増加した。

電源容量が不足していないか、アンバラ

ンスがないか確認・整備する。

電動機の不良により過電流が流れた。

電動機の点検・交換を要するため、テラ

ル株式会社またはサービス会社に連絡す

る。

E040※3 加圧ポンプ

過電流

サーマルの設定値が間違えている。 設定値を確認し、正しい値に設定する。

消火ポンプに異物がかみ込んでいる。

ポンプの点検・分解を要するためテラル

株式会社またはサービス会社に連絡す

る。

吸込配管から空気が混入している。 吸込配管各部の継ぎ目を調べ修理する。

E050※4 吐出圧力低下

呼水が不足している。 呼水を十分にする。

オプション基板1が故障している。

オプション基板1の点検・交換を要するた

めテラル株式会社またはサービス会社に

連絡する。 E118※5 OP1通信異常

コネクタの接続不良

(制御基板のCN1,または、オプション

基板1のCN1)

コネクタをしっかり差し込む。

E180※5 OP1

タイマICエラー オプション基板1が故障している。

オプション基板1の点検・交換を要するた

めテラル株式会社またはサービス会社に

連絡する。

※1 漏電仕様の場合の対応となります。

※2 補給水槽仕様の場合の対応となります。

※3 加圧ポンプ仕様の場合の対応となります。

※4 自動点検仕様の場合の対応となります。

※5 オプション基板1付きの場合の対応となります。

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修理・サービスのご用命は最寄りの支店・営業所へご連絡ください。年  月現在

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本     社 広島県福山市御幸町森脇230 〒720-0003 TEL.084-955-1111 FAX.084-955-5777

東 北 支 店仙 台 営 業 所 仙台市宮城野区銀杏町39-25 〒983-0047 TEL.022-232-0115 FAX.022-238-9248札 幌 営 業 所 札幌市中央区北11条西23丁目1-3 〒060-0011 TEL.011-644-2501 FAX.011-631-8998北 東 北 営 業 所 盛岡市津志田南2丁目12-27 〒020-0839 TEL.019-601-8818 FAX.019-601-8819郡 山 営 業 所 郡山市島1丁目13-9 〒963-8034 TEL.024-922-5122 FAX.024-922-4226

北 関 東 支 店大 宮 営 業 所 さいたま市見沼区大和田町2-1018-2 〒337-0053 TEL.048-681-7822 FAX.048-681-7082新 潟 営 業 所 新潟市中央区山二ツ5丁目6-21 〒950-0922 TEL.025-287-5032 FAX.025-287-3719長 岡 営 業 所 長岡市宮関3丁目1-21 〒940-2021 TEL.0258-29-1725 FAX.0258-29-2369水 戸 営 業 所 水戸市白梅4丁目2-16 〒310-0804 TEL.029-224-8904 FAX.029-231-4044土 浦 営 業 所 牛久市ひたち野西四丁目22-3 オーシャンパドラー フロアC 〒300-1206 TEL.029-870-2760 FAX.029-870-2761宇 都 宮 営 業 所 宇都宮市鶴田町3333番地18 〒320-0851 TEL.028-346-3400 FAX.028-346-9432前 橋 営 業 所 前橋市元総社町84-3 〒371-0846 TEL.027-253-0262 FAX.027-253-0278

東 京 支 店城東第1・第2営業所 東京都文京区後楽2丁目3-27 テラル後楽ビル 〒112-0004 TEL.03-3818-7769 FAX.03-3818-6763城西第1・第2営業所 東京都文京区後楽2丁目3-27 テラル後楽ビル 〒112-0004 TEL.03-3818-6752 FAX.03-3818-6763アクアシステム関東営業所 東京都文京区後楽2丁目3-27 テラル後楽ビル 〒112-0004 TEL.03-5684-0238 FAX.03-5684-0218東京開発グループ 東京都文京区後楽2丁目3-27 テラル後楽ビル 〒112-0004 TEL.03-3818-6846 FAX.03-3818-6763立 川 営 業 所 立川市幸町3丁目32-9 〒190-0002 TEL.042-536-2714 FAX.042-538-7080千 葉 営 業 所 千葉市中央区今井町1493-4 〒260-0815 TEL.043-264-5252 FAX.043-226-7353横 浜 営 業 所 横浜市神奈川区新浦島町1丁目1-25(テクノウェイブ100 10F) 〒221-0031 TEL.045-450-5351 FAX.045-450-5352

東 京 支 社東京産業システム1課 東京都文京区後楽2丁目3-27 テラル後楽ビル 〒112-0004 TEL.03-3818-8101 FAX.03-3818-6798東京産業システム2課 東京都文京区後楽2丁目3-27 テラル後楽ビル 〒112-0004 TEL.03-5805-1311 FAX.03-3818-6798東京環境システム1課 東京都文京区後楽2丁目3-27 テラル後楽ビル 〒112-0004 TEL.03-3818-7800 FAX.03-3818-5031東京環境システム2課 東京都文京区後楽2丁目3-27 テラル後楽ビル 〒112-0004 TEL.03-3818-7766 FAX.03-3818-5031東京環境システム3課 東京都文京区後楽2丁目3-27 テラル後楽ビル 〒112-0004 TEL.03-3818-7800 FAX.03-3818-5031東京環境システム4課 東京都文京区後楽2丁目3-27 テラル後楽ビル 〒112-0004 TEL.03-3818-7799 FAX.03-3818-5031東京施工管理1課・2課 東京都文京区後楽2丁目3-27 テラル後楽ビル 〒112-0004 TEL.03-3818-7764 FAX.03-3818-6437市 場 開 発 課 東京都文京区後楽2丁目3-27 テラル後楽ビル 〒112-0004 TEL.03-3818-6846 FAX.03-3818-5031ソリューション技術1課 東京都文京区後楽2丁目3-27 テラル後楽ビル 〒112-0004 TEL.03-6891-7800 FAX.03-3818-5031ソリューション技術2課 東京都文京区後楽2丁目3-27 テラル後楽ビル 〒112-0004 TEL.03-6891-7800 FAX.03-3818-5031ソリューション技術3課 東京都文京区後楽2丁目3-27 テラル後楽ビル 〒112-0004 TEL.03-6891-7800 FAX.03-3818-5031

北 陸 支 店金 沢 営 業 所 金沢市松島2丁目18 〒920-0364 TEL.076-240-0350 FAX.076-240-0357富 山 営 業 所 富山市田中町2丁目10-24 〒930-0985 TEL.076-433-2151 FAX.076-432-8234福 井 営 業 所 福井市問屋町3丁目501番地(ウィング八田101号) 〒918-8231 TEL.0776-28-5361 FAX.0776-28-5362

中 部 支 店名 古 屋 営 業 所 名古屋市中区伊勢山1-1-19(名古屋急送ビル 6F) 〒460-0026 TEL.052-339-0871 FAX.052-339-0895名古屋環境システム課 名古屋市中区伊勢山1-1-19(名古屋急送ビル 6F) 〒460-0026 TEL.052-339-0875 FAX.052-339-0895名古屋産業システム課 名古屋市中区伊勢山1-1-19(名古屋急送ビル 6F) 〒460-0026 TEL.052-339-0891 FAX.052-339-0895産業システム開発課 名古屋市中区伊勢山1-1-19(名古屋急送ビル 6F) 〒460-0026 TEL.052-339-0891 FAX.052-339-0895アクアシステム中部営業所 名古屋市中区伊勢山1-1-19(名古屋急送ビル 6F) 〒460-0026 TEL.052-332-6510 FAX.052-332-6513静 岡 営 業 所 静岡市駿河区豊田3丁目2-15 〒422-8027 TEL.054-285-3201 FAX.054-284-1831沼 津 営 業 所 沼津市若葉町3-10 〒410-0059 TEL.055-923-1377 FAX.055-923-3449浜 松 営 業 所 浜松市東区丸塚町132-1 〒435-0046 TEL.053-463-1701 FAX.053-464-1818岐 阜 営 業 所 岐阜市六条南3丁目7-11 〒500-8358 TEL.058-271-6651 FAX.058-274-7379

大 阪 支 店大 阪 営 業 所 大阪市西区靭本町1丁目11-7(信濃橋三井ビル3F) 〒550-0004 TEL.06-7711-8882 FAX.06-7711-5554アクアシステム近畿営業所 大阪市西区靭本町1丁目11-7(信濃橋三井ビル3F) 〒550-0004 TEL.06-7711-8883 FAX.06-7711-5554大 阪 開 発 チ ー ム 大阪市西区靭本町1丁目11-7(信濃橋三井ビル3F) 〒550-0004 TEL.06-7711-8887 FAX.06-7711-5554大阪環境システム課 大阪市西区靭本町1丁目11-7(信濃橋三井ビル3F) 〒550-0004 TEL.06-7711-8885 FAX.06-7711-5554大 阪 施 工 管 理 課 大阪市西区靭本町1丁目11-7(信濃橋三井ビル3F) 〒550-0004 TEL.06-7711-8885 FAX.06-7711-5554大阪産業システム課 大阪市西区靭本町1丁目11-7(信濃橋三井ビル3F) 〒550-0004 TEL.06-7711-8884 FAX.06-7711-5554ソリューション技術大阪G 大阪市西区靭本町1丁目11-7(信濃橋三井ビル3F) 〒550-0004 TEL.06-7711-8886 FAX.06-7711-5554南 大 阪 営 業 所 堺市北区百舌鳥梅町3丁47-1(グレース中百舌鳥トキワ2A号室) 〒591-8032 TEL.072-253-4391 FAX.072-253-6966滋 賀 営 業 所 守山市守山2丁目16-38-103 〒524-0022 TEL.077-583-3666 FAX.077-583-3685京 都 営 業 所 京都市伏見区竹田中川原町359番地(TMKビル 1F) 〒612-8412 TEL.075-647-1550 FAX.075-647-1537神 戸 営 業 所 神戸市中央区多聞通2丁目4-4(ブックローン神戸ビル 7F) 〒650-0015 TEL.078-382-1991 FAX.078-382-1993姫 路 営 業 所 姫路市栗山町111 〒670-0954 TEL.079-281-5511 FAX.079-281-1487

中 国 支 店広 島 営 業 所 広島市西区三篠町3-12-21(第2ベルビィ三篠 1F) 〒733-0003 TEL.082-537-0660 FAX.082-537-0678福 山 営 業 所 福山市御幸町森脇337-2 〒720-0003 TEL.084-961-0222 FAX.084-961-0211米 子 営 業 所 米子市上福原5丁目1-50 〒683-0004 TEL.0859-32-2970 FAX.0859-32-2971岡 山 営 業 所 岡山市北区上中野2丁目24-14 〒700-0972 TEL.086-241-4221 FAX.086-241-4230

四 国 支 店高 松 営 業 所 高松市東ハゼ町4-5 〒761-8054 TEL.087-867-4040 FAX.087-867-4042松 山 営 業 所 松山市朝生田町2丁目1-33 〒790-0952 TEL.089-935-4335 FAX.089-935-4331

九 州 支 店福岡第1・第2営業所 福岡市博多区山王1丁目6-3 〒812-0015 TEL.092-474-7161 FAX.092-474-7167北 九 州 営 業 所 北九州市小倉北区中井5丁目11-13 〒803-0836 TEL.093-571-5731 FAX.093-591-0192久 留 米 営 業 所 久留米市山川追分1丁目4-24 〒839-0814 TEL.0942-88-5825 FAX.0942-88-5823大 分 営 業 所 大分市仲西町1丁目10-15 〒870-0135 TEL.097-551-1857 FAX.097-552-0589熊 本 営 業 所 熊本市東区上南部2丁目7番12号 〒861-8010 TEL.096-380-8388 FAX.096-380-1795アクアシステム南九州営業所 熊本市東区上南部2丁目7番12号 〒861-8010 TEL.096-388-6615 FAX.096-388-6616長 崎 営 業 所 長崎市大橋町7-5(横山ビル 1F) 〒852-8134 TEL.095-848-2221 FAX.095-848-5137宮 崎 営 業 所 宮崎市大字芳士870 〒880-0123 TEL.0985-39-1577 FAX.0985-39-1089鹿 児 島 営 業 所 鹿児島市荒田2丁目59-11 〒890-0054 TEL.099-253-4321 FAX.099-253-4325沖 縄 営 業 所 那覇市壷川2-1-5 〒900-0025 TEL.098-851-9591 FAX.098-851-9593

●駐在所 長野、徳島、高知、山口

2016 06

IMN-00183-000-A