川崎市民の住環境万3,660戸です。前回調査の平成20年から6万...

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川崎市民の住環境 川崎市の住宅及び住環境の実態・推移を、「住宅・土地 統計調査結果」(総務省統計局)をもとに表、グラフを用 いてわかりやすくまとめました。 JR南武線 京王相模原線 小田急多摩線 小田急小田原線 東急田園都市線 東急大井町線 東急東横線 東急目黒線 東海道新幹線 JR横須賀線 JR東海道本線・京浜東北線 京浜急行本線 JR鶴見線 JR浜川崎線 京急大師線 多摩区役所 生田出張所 麻生区役所 柿生分庁舎 向丘出張所 宮前区役所 橘出張所 中原区役所 日吉出張所 幸区役所 川崎市役所 川崎区役所 田島支所 大師支所 高津区役所 多摩区 高津区 中原区 川崎区 幸 区 宮前区 麻生区 N 1

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Page 1: 川崎市民の住環境万3,660戸です。前回調査の平成20年から6万 7,280戸(9.8%)増加しました。平成5年からの20 年間で25万戸以上増加しています。

川崎市民の住環境

 川崎市の住宅及び住環境の実態・推移を、「住宅・土地統計調査結果」(総務省統計局)をもとに表、グラフを用いてわかりやすくまとめました。

JR南武線京王相模原線

小田急多摩線

小田急小田原線

東急田園都市線東急大井町線

東急東横線東急目黒線

東海道新幹線

JR横須賀線

JR東海道本線・京浜東北線

京浜急行本線

JR鶴見線

JR浜川崎線

京急大師線

多摩区役所生田出張所

麻生区役所

柿生分庁舎

向丘出張所

宮前区役所

橘出張所

中原区役所

日吉出張所幸区役所

川崎市役所川崎区役所

田島支所

大師支所

高津区役所

多摩区

高津区

中原区

川崎区

幸 区

宮前区

麻生区N

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1 川崎市の住宅のすがた

 住宅・土地統計調査(総務省統計局)は、世帯が暮らす住宅や世帯が持つ土地の状況を調べ、国や地方公共団体における「住生活基本計画」の成果指標の設定をはじめ、耐震や防災を中心とした都市計画の策定や空き家対策などに幅広く活かされるものです。昭和23(1948)年以来5年ごとに行われており、全国の15分の1の世帯を対象に調査する抽出調査です。 調査結果からは、高齢者の方々が独立して生活できる環境かどうかといった居住環境や、個々の住宅やマンションの棟単位での耐震対策や管理状況、そして近年特に問題となっている空き家問題など、住宅構造、建て方等の現状がわかり、貴重な情報が得られます。 今回の特集では、住宅・土地統計調査結果から知ることができる、川崎市民の住環境の実態を見ていきます。

■住宅・土地統計調査とは

 平成25年10月1日現在の市内の総住宅数は75万3,660戸です。前回調査の平成20年から6万7,280戸(9.8%)増加しました。平成5年からの20年間で25万戸以上増加しています。 全国の総住宅数の増加率の推移と比較すると、昭和58年から昭和63年にかけての5年間以降、川崎市は全国を上回る率で住宅が増えていることが分かります。(図1)

*総住宅数とは、居住世帯のある住宅、ない住宅の合計数であり、居住世帯のない住宅は空き家、建築中の住宅などです。

■総住宅数は75万3,660戸、 5年間で9.8%増加

 平成25年の調査時点で市内には居住世帯のある住宅が67万1,430戸あります(住宅の所有の関係「不詳」を含む)。 内訳をみると持ち家が31万4,270戸、借家が32万7,220戸と、約半数ずつですが、借家が少し多くなっています。 持ち家率、借家率を全国、東京都特別区、横浜市と比較すると、川崎市の持ち家率は全国よりも14.5ポイント、横浜市よりも11.8ポイント低く、東京都特別区よりも2.5ポイント高くなっています。(図2、表1)

■持ち家と借家は約半数ずつ

 居住世帯のある住宅数を区別にみると、中原区が11万7,100戸と最も多くなっています。次いで多摩区(10万6,070戸)、川崎区(10万5,260戸)、高津区(10万3,800戸)、宮前区(9万3,160戸)、麻生区(7万4,420戸)、幸区(7万1,620戸)となっています。(図3)

■中原区が居住世帯のある住宅数が 最も多い

(表1)

中原区

多摩区

川崎区

高津区

宮前区

麻生区

幸 区

40,000 50,000 60,000 70,000 80,000 90,000 100,000 110,000 120,000(戸)

*不詳を除いて算出

借家51%

持ち家49%

全国

持ち家率 借家率

東京都特別区

横浜市

川崎市

63.5%

46.5%

60.8%

49.0%

36.5%

53.5%

39.2%

51.0%

800000

700000

600000

500000

400000

300000

200000

100000

50

45

40

35

30

25

20

15

10

5

0昭和48 平成558 63 10 15 20 2553

(戸)

(年)全国増加率増加率総住宅数

(%)

(図1)総住宅数、増加率の推移

川崎市の住宅の所有関係割合(平成25年)(図2)

(図3)区別の居住世帯のある住宅数(平成25年)

 住宅を建築の時期別にみると、昭和55年までに建築された住宅が11万1,880戸(全体の18.4%)で、新耐震基準が施行された昭和56年以降に建築された住宅が49万6,820戸(同81.6%)となっています。 全国の昭和55年までに建築された住宅の割合(29.6%)と比較すると、本市は全国より11.2ポイント低くなっており、川崎市は新しい住宅が多いことが分かります。(図7)

 川崎市の持ち家数は31万4,270戸で、持ち家率は全体の49.0%となっています。 区別に持ち家率をみると、麻生区が61.1%で最も高く、次いで宮前区(58.3%)、幸区(51.8%)、川崎区(49.5%)、高津区(43.1%)、多摩区(42.7%)、中原区(42.6%)となっています。(図6)

 川崎市の1人当たりの居住畳数をみると、平成25年時点で川崎市全体は11.4畳となっており、昭和58年から一貫して増加していることが分かります。 区ごとにみると、麻生区が13.2畳と最も多く、次いで宮前区(11.7畳)、多摩区(11.3畳)、中原区(11.2畳)、幸区(11.1畳)、高津区(10.8畳)、川崎区(10.8畳)となっています。(図8)

■昭和55年以前に建てられた住宅の 割合は18.4%

■1人当たりの居住畳数は麻生区が 最も多い13.2畳

■持ち家率は麻生区が最も高い

30 35 40 45 50 55 60 65 70(%)

*不詳を除いて算出

川崎市

麻生区

宮前区

幸区

川崎区

高津区

多摩区

中原区

 住宅の状況を建て方別にみると、一戸建が16万7,600戸で住宅全体の25.0%を占めており、長屋建が8,700戸(1.3%)、共同住宅が49万4,000戸(73.6%)、その他が1,100戸(0.2%)となっています。 人口が140万人以上の都市で割合をみると、福岡市の共同住宅の割合が77.6%で最も高く、次いで東京都特別区(74.8%)と続き、川崎市は3位となっています。(図4)

■住宅の73.6%が共同住宅

 世帯の年間収入階級別にその階級の世帯数全体における持ち家の割合をみると、「300万円未満」は持ち家率が33.1%と最も低く、「1,000万円以上」が77.9%となっており、年間収入階級が高くなるにつれて持ち家率が上昇していることが分かります。 5年前の平成20年と比較すると、「1,000万円以上」の持ち家率は2.6ポイント減少していますが、それ以外の階級では持ち家率が増加しています。(図5)

■年収が高い世帯で持ち家率が高い

平成21年~平成25年9月

平成18年 ~  20年

平成13年 ~  17年

平成8年  ~   12年

平成3年  ~   7年

昭和56年  ~  平成2年

昭和55年以前

*不詳を除いて算出(戸)

111,880

123,440

76,940

84,920

84,730

94,760

32,03014

12

10

8

6

4

2

0川崎市 川崎区 幸区 中原区 高津区 宮前区 多摩区 麻生区

(畳)

平成5年昭和58年 平成15年 平成25年

100%90%80%70%60%50%40%30%20%10%0% 全

国福岡市

東京都特別区

川崎市

大阪市

名古屋市

札幌市

神戸市

横浜市

京都市

*不詳を除いて算出(%)

共同住宅 一戸建て 長屋建て

9080706050403020100

平成5 10 15 20 25

300万~500万円未満 500万~700万円未満300万円未満

700万~1000万円未満 1000万円以上

(%)

(図4)大都市別建て方別住宅割合

(図5)世帯の年間収入階級別持ち家率 (図6)区別持ち家率(平成25年)

(図8)1人当たりの居住畳数の区別推移(図7)建設の時期別住宅の割合

(年)

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 住宅を建築の時期別にみると、昭和55年までに建築された住宅が11万1,880戸(全体の18.4%)で、新耐震基準が施行された昭和56年以降に建築された住宅が49万6,820戸(同81.6%)となっています。 全国の昭和55年までに建築された住宅の割合(29.6%)と比較すると、本市は全国より11.2ポイント低くなっており、川崎市は新しい住宅が多いことが分かります。(図7)

 川崎市の持ち家数は31万4,270戸で、持ち家率は全体の49.0%となっています。 区別に持ち家率をみると、麻生区が61.1%で最も高く、次いで宮前区(58.3%)、幸区(51.8%)、川崎区(49.5%)、高津区(43.1%)、多摩区(42.7%)、中原区(42.6%)となっています。(図6)

 川崎市の1人当たりの居住畳数をみると、平成25年時点で川崎市全体は11.4畳となっており、昭和58年から一貫して増加していることが分かります。 区ごとにみると、麻生区が13.2畳と最も多く、次いで宮前区(11.7畳)、多摩区(11.3畳)、中原区(11.2畳)、幸区(11.1畳)、高津区(10.8畳)、川崎区(10.8畳)となっています。(図8)

■昭和55年以前に建てられた住宅の 割合は18.4%

■1人当たりの居住畳数は麻生区が 最も多い13.2畳

■持ち家率は麻生区が最も高い

30 35 40 45 50 55 60 65 70(%)

*不詳を除いて算出

川崎市

麻生区

宮前区

幸区

川崎区

高津区

多摩区

中原区

 住宅の状況を建て方別にみると、一戸建が16万7,600戸で住宅全体の25.0%を占めており、長屋建が8,700戸(1.3%)、共同住宅が49万4,000戸(73.6%)、その他が1,100戸(0.2%)となっています。 人口が140万人以上の都市で割合をみると、福岡市の共同住宅の割合が77.6%で最も高く、次いで東京都特別区(74.8%)と続き、川崎市は3位となっています。(図4)

■住宅の73.6%が共同住宅

 世帯の年間収入階級別にその階級の世帯数全体における持ち家の割合をみると、「300万円未満」は持ち家率が33.1%と最も低く、「1,000万円以上」が77.9%となっており、年間収入階級が高くなるにつれて持ち家率が上昇していることが分かります。 5年前の平成20年と比較すると、「1,000万円以上」の持ち家率は2.6ポイント減少していますが、それ以外の階級では持ち家率が増加しています。(図5)

■年収が高い世帯で持ち家率が高い

平成21年~平成25年9月

平成18年 ~  20年

平成13年 ~  17年

平成8年  ~   12年

平成3年  ~   7年

昭和56年  ~  平成2年

昭和55年以前

*不詳を除いて算出(戸)

111,880

123,440

76,940

84,920

84,730

94,760

32,03014

12

10

8

6

4

2

0川崎市 川崎区 幸区 中原区 高津区 宮前区 多摩区 麻生区

(畳)

平成5年昭和58年 平成15年 平成25年

100%90%80%70%60%50%40%30%20%10%0% 全

国福岡市

東京都特別区

川崎市

大阪市

名古屋市

札幌市

神戸市

横浜市

京都市

*不詳を除いて算出(%)

共同住宅 一戸建て 長屋建て

9080706050403020100

平成5 10 15 20 25

300万~500万円未満 500万~700万円未満300万円未満

700万~1000万円未満 1000万円以上

(%)

(図4)大都市別建て方別住宅割合

(図5)世帯の年間収入階級別持ち家率 (図6)区別持ち家率(平成25年)

(図8)1人当たりの居住畳数の区別推移(図7)建設の時期別住宅の割合

(年)

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空き家の現状2

16

14

12

10

8

6

4

2

0

90000

80000

70000

60000

50000

40000

30000

20000

10000

0昭和48 平成553 58 63 10 15 20 25

(戸)

(年)

空家数

空き家率

全国空き家率(%)

 平成25年の売却用の住宅などを含めた川崎市の空き家数は7万8,460戸で、総住宅数(75万3,660戸)の10.4%となっています。 5年前の平成20年からそれぞれ8,940戸、0.3ポイントの増加となっており、空き家率は最も高かった平成10年(10.8%)から10%台でほぼ横ばいに推移しています。(図9)

■空き家率が最も高かったのは 平成10年の10.8%

 川崎市の長期不在等の空き家(1万3,610戸)のうち「腐朽・破損あり」は3,670戸で、全体の27.0%を占めています。 5年前の平成20年(22.9%)と比べると4.1ポイント高くなっています。(図13)

■長期不在等の空き家のうち 4分の1以上は「腐朽・破損あり」

7

6

5

4

3

2

1

0

(%)

全国

新潟市

岡山市

北九州市

京都市

熊本市

広島市

静岡市

堺市大阪市

千葉市

神戸市

浜松市

仙台市

名古屋市

相模原市

横浜市

札幌市

さいたま市

福岡市

東京都特別区

川崎市

 川崎市の空き家の内訳のうち、長期不在等の「その他の住宅」は総住宅数に対し1.8%です。 区別にみると、最も高い割合だったのは麻生区の3.4%となっています。次いで高い順に中原区(2.4%)、幸区(2.3%)、多摩区(2.2%)、宮前区(1.4%)、高津区(1.2%)、川崎区(0.1%)となっています。(図11)

 20政令指定都市と東京都特別区で、総住宅数に占める長期不在等の「その他の住宅」の割合を比較すると、川崎市が最も低いことが分かります(1.8%)。全国平均は5.3%で、3.5ポイント低くなっています。 5年前の平成20年(2.1%)と比べると川崎市は0.3ポイント低くなっています。(図12)

川崎市

麻生区

中原区

幸 区

多摩区

宮前区

高津区

川崎区

(%)

0 0.5 1 1.5 2 2.5 3 3.5

■市内で最も長期不在等の空き家が 多いのは麻生区

(0.7%)580

二次的住宅 賃貸用の住宅 売却用の住宅 その他の住宅

(長期不在等の住宅)

(戸)

(76.3%)59,840

(5.6%)4,420

(17.3%)13,610

 平成25年の川崎市の空き家の内訳をみると、「賃貸用の住宅」が5万9,840戸で空き家総数の76.3%を占め、最も多くなっています。次いで高い順にみると、建て替え等のため取り壊すことになっている、または長期不在等の「その他の住宅」が1万3,610戸(17.3%)、「売却用の住宅」が4,420戸(5.6%)、たまに寝泊りしている人がいる「二次的住宅」が580戸(0.8%)となっています。(図10)

■空き家の76.3%は賃貸用の住宅

腐朽・破損あり

腐朽・破損なし

27.0%

73.0%

(図9)空き家数及び空き家率の推移

(図10)空き家の内訳

(図11)区別長期不在等の住宅の割合(平成25年) (図12)21大都市、長期不在等の住宅の割合(平成25年)

(図13)長期不在等の住宅の「腐朽・破損」の割合(平成25年)

世帯の居住環境

川崎市

川崎区

幸 区

中原区

高津区

宮前区

多摩区

麻生区

0 20 40 60 80 100

駅まで200m未満

200~500

500~1000

1000~2000

2000m以上

7.2 19.6 32.7 28.3 12.2

6.3 28.2 39 26.1 0.4

9 24.1 47.6 18.5 0.8

6.2 18.1 26.9 30.5 18.4

5.610.7 20.5 29.4 33.7

12 22.8 33.9 24.9 6.5

6.6 15.5 23.1 33.8 20.9

3.112.6 31.6 42.2 10.5

川崎市

川崎区

幸 区

中原区

高津区

宮前区

多摩区

麻生区 6.9 10.1 33.5 41.9 7.6

7.3 12.3 45 30.4 5

6.9 11.4 39.2 37.5 4.9

9.9 14.4 51.5 21.4 2.8

8.8 13.8 57.1 18 2.3

11.1 18.4 52.1 15.4 2.9

15.8 27.7 40.3 13 3.1

9.4 15.2 46.2 25.1 4

15分未満

*不詳を除いて算出

15~30分

30分~1時間

1時間~1時間30分

1時間30分以上

 最寄りの駅が片道500m未満の住宅の割合が最も高いのは多摩区で、区内の居住世帯のある住宅数全体の34.8%となっています。次いで多い順に川崎区(34.5%)、中原区(33.1%)、高津区(24.2%)、麻生区(22.1%)、宮前区(16.3%)、幸区(15.7%)となっています。(図14)

■宮前区の住宅の6割超が 最寄り駅まで1km以上

 川崎市の雇用者普通世帯(家計を主に支える者が雇用者である普通世帯)について、通勤時間が最も長い世帯の割合が高いのは麻生区で、49.5%の世帯が1時間以上かけて通勤していることが分かります。(図15)

■通勤時間(片道)の長い世帯の 割合が高い麻生区

川崎市

川崎区

幸 区

中原区

高津区

宮前区

多摩区

麻生区

250m未満

250~500

500~1,000

1,000m以上

0 2010 4030 6050 70 80 90 100

22.4 25.8 33.5 18.2

45.5 38 16 0.5

18.9 33.2 43.2 4.7

12.5 24.2 46 17.4

14.8 24.7 37.1 23.3

31.9 24.7 25.4 18

13.4 16.7 36.4 33.6

20.7 20.1 30.9 28.4

 最寄りの面積がおおむね0.25ha(50m×50m)以上の、児童・近隣・総合・運動公園のいずれかの公園までの距離が片道500m未満の住宅数の割合が最も高いのは川崎区で、区内の居住世帯のある住宅数に対し83.5%となっており、次いで高い順に宮前区(56.6%)、幸区(52.1%)、麻生区(40.8%)、高津区(39.6%)、中原区(36.7%)、多摩区(30.0%)となっています。(図17)

■川崎区は公園までの距離が 短い住宅が多い

川崎市

川崎区

幸 区

中原区

高津区

宮前区

多摩区

麻生区

250m未満

250~500

500~1,000

1,000m以上

0 2010 4030 6050 70 80 90 100

41.6 36.5 19.7 2.3

53.8 31.7 14.1 0.4

56.9 34.6 8.5

36.3 32.6 25.8 5.3

39.5 37.4 22.7 0.4

30.9 38.6 26.3 4.2

24.5 34.4 35.5 5.6

 最寄りの内科・外科・あるいは小児科のいずれかを含む医療機関までの距離が片道500m未満の住宅数の割合をみると最も高いのは中原区で、区内の居住世帯のある住宅数に対し92.3%となっており、次いで高い順に幸区(91.5%)、川崎区(85.4%)、宮前区(76.9%)、高津区(68.9%)、麻生区(58.9%)となっています。(図16)

■中原区は医療機関までの距離が 短い住宅が多い

48.0 44.2 7.5 0.2

川崎市

川崎区

幸 区

中原区

高津区

宮前区

多摩区

麻生区

250m未満

250~500

500~1,000

1,000~2,000

0 2010 4030 6050 70 80 90 100

 最寄りの災害対策基本法に基づく避難地で一次避難所に定められている緊急避難場所までの距離が片道500m未満の住宅数の割合が最も高いのは川崎区で、区内の居住世帯のある住宅数に対し81.6%となっており、次いで高い順に幸区(75.1%)、中原区(71.7%)、麻生区(62.2%)、宮前区(57.1%)、多摩区(51.8%)、高津区(45.0%)となっています。(図18)

■川崎区は緊急避難場所までの距離が 短い住宅が多い

22.6 40.7 35.1 1.7

0.118.347.334.3

30.2 44.9 24.9

0.228.151.220.5

13.9 31.1 47.2 7.9

19.3 37.8 42.9

18.9 32.8 46.4 1.8

23.0 39.2 36.6 1.2

3

0 2010 4030 6050 70 80 90 100(%)

(%)

(%)

(%)

(%)

(図14)区別最寄りの鉄道の駅までの距離別割合(平成25年) (図15)区別家計を主に支える者の通勤時間別割合(平成25年)

(図16)区別最寄りの医療機関までの距離別割合(平成25年)

(図17)区別最寄りの公園までの距離別割合(平成25年)

(図18)区別最寄りの緊急避難場所までの距離別割合(平成25年)

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世帯の居住環境

川崎市

川崎区

幸 区

中原区

高津区

宮前区

多摩区

麻生区

0 20 40 60 80 100

駅まで200m未満

200~500

500~1000

1000~2000

2000m以上

7.2 19.6 32.7 28.3 12.2

6.3 28.2 39 26.1 0.4

9 24.1 47.6 18.5 0.8

6.2 18.1 26.9 30.5 18.4

5.610.7 20.5 29.4 33.7

12 22.8 33.9 24.9 6.5

6.6 15.5 23.1 33.8 20.9

3.112.6 31.6 42.2 10.5

川崎市

川崎区

幸 区

中原区

高津区

宮前区

多摩区

麻生区 6.9 10.1 33.5 41.9 7.6

7.3 12.3 45 30.4 5

6.9 11.4 39.2 37.5 4.9

9.9 14.4 51.5 21.4 2.8

8.8 13.8 57.1 18 2.3

11.1 18.4 52.1 15.4 2.9

15.8 27.7 40.3 13 3.1

9.4 15.2 46.2 25.1 4

15分未満

*不詳を除いて算出

15~30分

30分~1時間

1時間~1時間30分

1時間30分以上

 最寄りの駅が片道500m未満の住宅の割合が最も高いのは多摩区で、区内の居住世帯のある住宅数全体の34.8%となっています。次いで多い順に川崎区(34.5%)、中原区(33.1%)、高津区(24.2%)、麻生区(22.1%)、宮前区(16.3%)、幸区(15.7%)となっています。(図14)

■宮前区の住宅の6割超が 最寄り駅まで1km以上

 川崎市の雇用者普通世帯(家計を主に支える者が雇用者である普通世帯)について、通勤時間が最も長い世帯の割合が高いのは麻生区で、49.5%の世帯が1時間以上かけて通勤していることが分かります。(図15)

■通勤時間(片道)の長い世帯の 割合が高い麻生区

川崎市

川崎区

幸 区

中原区

高津区

宮前区

多摩区

麻生区

250m未満

250~500

500~1,000

1,000m以上

0 2010 4030 6050 70 80 90 100

22.4 25.8 33.5 18.2

45.5 38 16 0.5

18.9 33.2 43.2 4.7

12.5 24.2 46 17.4

14.8 24.7 37.1 23.3

31.9 24.7 25.4 18

13.4 16.7 36.4 33.6

20.7 20.1 30.9 28.4

 最寄りの面積がおおむね0.25ha(50m×50m)以上の、児童・近隣・総合・運動公園のいずれかの公園までの距離が片道500m未満の住宅数の割合が最も高いのは川崎区で、区内の居住世帯のある住宅数に対し83.5%となっており、次いで高い順に宮前区(56.6%)、幸区(52.1%)、麻生区(40.8%)、高津区(39.6%)、中原区(36.7%)、多摩区(30.0%)となっています。(図17)

■川崎区は公園までの距離が 短い住宅が多い

川崎市

川崎区

幸 区

中原区

高津区

宮前区

多摩区

麻生区

250m未満

250~500

500~1,000

1,000m以上

0 2010 4030 6050 70 80 90 100

41.6 36.5 19.7 2.3

53.8 31.7 14.1 0.4

56.9 34.6 8.5

36.3 32.6 25.8 5.3

39.5 37.4 22.7 0.4

30.9 38.6 26.3 4.2

24.5 34.4 35.5 5.6

 最寄りの内科・外科・あるいは小児科のいずれかを含む医療機関までの距離が片道500m未満の住宅数の割合をみると最も高いのは中原区で、区内の居住世帯のある住宅数に対し92.3%となっており、次いで高い順に幸区(91.5%)、川崎区(85.4%)、宮前区(76.9%)、高津区(68.9%)、麻生区(58.9%)となっています。(図16)

■中原区は医療機関までの距離が 短い住宅が多い

48.0 44.2 7.5 0.2

川崎市

川崎区

幸 区

中原区

高津区

宮前区

多摩区

麻生区

250m未満

250~500

500~1,000

1,000~2,000

0 2010 4030 6050 70 80 90 100

 最寄りの災害対策基本法に基づく避難地で一次避難所に定められている緊急避難場所までの距離が片道500m未満の住宅数の割合が最も高いのは川崎区で、区内の居住世帯のある住宅数に対し81.6%となっており、次いで高い順に幸区(75.1%)、中原区(71.7%)、麻生区(62.2%)、宮前区(57.1%)、多摩区(51.8%)、高津区(45.0%)となっています。(図18)

■川崎区は緊急避難場所までの距離が 短い住宅が多い

22.6 40.7 35.1 1.7

0.118.347.334.3

30.2 44.9 24.9

0.228.151.220.5

13.9 31.1 47.2 7.9

19.3 37.8 42.9

18.9 32.8 46.4 1.8

23.0 39.2 36.6 1.2

3

0 2010 4030 6050 70 80 90 100(%)

(%)

(%)

(%)

(%)

(図14)区別最寄りの鉄道の駅までの距離別割合(平成25年) (図15)区別家計を主に支える者の通勤時間別割合(平成25年)

(図16)区別最寄りの医療機関までの距離別割合(平成25年)

(図17)区別最寄りの公園までの距離別割合(平成25年)

(図18)区別最寄りの緊急避難場所までの距離別割合(平成25年)

Page 6: 川崎市民の住環境万3,660戸です。前回調査の平成20年から6万 7,280戸(9.8%)増加しました。平成5年からの20 年間で25万戸以上増加しています。

6

4 1人暮らしの現状

昭和48 53 58 63単身世帯数 単身世帯率 全国単身世帯率

平成5 10 15 2520

50454035302520151050

300000

250000

200000

150000

100000

50000

0

■市内に住む世帯の42.0%が 単身世帯

■最も単身世帯の割合が高いのは 多摩区の47.4%

(%) (世帯)

(年)

42.0%

47.4%

47.1%

46.8%

42.7%

39.2%

33.8%

32.0%

川崎市

多摩区

川崎区

中原区

高津区

幸区

麻生区

宮前区

 川崎市の住宅に居住する世帯のうち単身世帯は28万2,050世帯で、全世帯の42.0%を占めています。 平成20年からの5年間で、世帯総数における単身世帯の割合は2.9ポイントの増加となっています。 全国の単身世帯の割合と比較すると、川崎市は単身世帯の割合が高いことが分かります。(図19)

平成10年 15持ち家数 持ち家率

25 (年)20

80,000

70,000

60,000

50,000

40,000

30,000

20,000

10,000

0

30

25

20

15

10

5

0

(戸)(%)■単身世帯の持ち家数が5年間で 大幅に増加 平成25年の単身世帯における持ち家世帯の数は6万6,630世帯で、単身世帯全体の24.3%です。 平成20年からの5年間で単身世帯の持ち家数は2万5,830世帯の増加、単身世帯における持ち家世帯の割合は6.5ポイントの増加となっています。(図21)

平成5年 10 15 20 2565歳以上単身の持ち家数 65歳以上単身の持ち家率

(戸)

(年)

(%)

40000

35000

30000

25000

20000

15000

10000

5000

0

60

50

40

30

20

10

0

 平成25年の川崎市の単身世帯の持ち家について、年齢別の割合をみると「65歳以上」(3万3,370世帯)が最も高く、全体の48.7%を占めています。 5年前の平成20年(42.3%)と比較すると、6.4ポイントの増加となっています。(図22)

■単身世帯の持ち家の48.7%が 65歳以上

(世帯)

13,390

川崎区 幸 区 中原区 高津区 宮前区 多摩区 麻生区

9,360 7,800 7,600 8,930 9,750 6,450

■高齢者の単身世帯数が最も多いのは川崎区

 川崎市の65歳以上の単身世帯数は6万3,290世帯で、全世帯(67万1,430世帯)に占める割合は9.4%となっています。世帯数は川崎区が最も多く1万3,390世帯、麻生区が最も少なく6,450世帯となっています。 また、区ごとの全世帯に占める65歳以上の単身世帯の割合をみると、最も高いのは幸区の13.1%で、次いで高い順に川崎区(12.7%)、宮前区(9.6%)、多摩区(9.2%)、麻生区(8.7%)、高津区(7.3%)、中原区(6.7%)となっています。(図23)

 川崎市の住宅に居住する世帯における単身世帯の割合を区別にみると、最も単身世帯率が高いのは多摩区の47.4%でした。次いで高い順に、川崎区(47.1%)、中原区(46.8%)、高津区(42.7%)、幸区(39.2%)、麻生区(33.8%)、宮前区(32.0%)となっています。(図20)

(図19)単身世帯の推移 (図20)区別単身世帯の割合(平成25年)

(図21)単身世帯における持ち家数及び持ち家率推移

(図22)65歳以上の単身世帯の持ち家数及び持ち家率推移

(図23)区別65歳以上の単身世帯数(平成25年)

5 高齢者の住環境

100%

80%

60%

40%

20%

0%

1000以上

*不詳を除いて算出

700~1000

500~700

300~500

300未満川崎市

川崎区

幸区

中原区

高津区

宮前区

多摩区

麻生区

350,000

300,000

250,000

200,000

150,000

100,000

50,000

0

50454035302520151050

平成10

高齢者等のための設備がある住宅数 高齢者等のための設備がある住宅の割合

15 20 25

(戸)

■高齢者等のための設備がある 住宅の割合は45.4%

 平成25年における川崎市の「高齢者等のための設備のある住宅」は30万4,800戸で、市内の居住世帯のある住宅全体の45.4%です。 5年前の平成20年(25万5,400戸、41.6%)と比較すると、それぞれ4万9,400戸、3.8ポイントの増加となっています。(図24)

■麻生区は高齢者等のための設備工事を 行った持ち家率が最も高い 平成25年調査時点で、高齢者等のための設備工事を行った持ち家は2万7,560戸で、市内にある持ち家の8.8%です。 区別にみると、区内の持ち家のうち高齢者等のための設備工事を行った割合が最も高いのは麻生区で10.8%で、次いで高い順に幸区(10.4%)、川崎区

(8.8%)、多摩区(8.4%)、中原区(8.2%)、宮前区(7.9%)、高津区(7.3%)となっています。(図26)

■高齢者対応型共同住宅の割合は 幸区が最も高い 高齢者対応型共同住宅とは、その敷地に接している道路から共同住宅の各住宅の入口まで介助なしに車いすで通行できる構造になっている場合で、① 道路から建物内まで高低差がある場合は傾斜路が設置してあること。② エレベーターの入口の幅が80cm以上あり、乗り場のボタン及びエレベーター内の操作盤が車いす利用者に配慮した設計になっていること。③ 共用の廊下に段差がなく、その幅が140cm以上あることの3つをおおむね満たしているものをいいます。 川崎市の共同住宅49万4,040戸のうち9万9,690戸、20.2%が高齢者対応型共同住宅となっており、区別にみると、最も高いのは幸区の30.6%でした。(図28)

■麻生区は年収1,000万円以上の 65歳以上の世帯員のいる世帯の 割合が最も高い

 川崎市の65歳以上の世帯員のいる世帯は18万3,130世帯あります。区別にみると、川崎区が3万3,590世帯、幸区が2万5,980世帯、中原区2万3,460世帯、高津区2万2,480世帯、多摩区2万6,400世帯、宮前区2万7,130世帯、麻生区2万4,090世帯です。 年間収入別にみると、麻生区が年間収入が高い世帯の割合が高いことが分かります。(図25)

■手すりをつける工事が最も多い 高齢者等のための設備工事を行った持ち家の工事内容の内訳をみると、「階段や廊下の手すり」をつける工事が1万5,160戸と最も多く、次いで多い順に

「浴室の工事」(1万650戸)、「トイレの工事」(1万20戸)、「屋内の段差の解消」(3,740戸)、「その他」

(5,010戸)となっています。(図27)

川崎市

麻生区

幸 区

川崎区

多摩区

中原区

宮前区

高津区

10.8%

8.8%

10.4%

8.8%

8.4%

8.2%

7.9%

7.3%

(戸)*複数回答あり

階段や廊下

の手すり

浴室の工事

トイレの工事

屋外の段差

その他

15,16010,650 10,020

3,740 5,010

(%)

(図26)高齢者等のための設備工事をした持ち家の割合(平成25年)

(図24)高齢者等のための設備がある住宅数・割合

(図25)区別65歳以上の世帯員のいる世帯の年間収入の割合(平成25年)

(図27)高齢者等のための設備工事をした持ち家の工事内容(平成25年)

川崎市

幸 区

中原区

高津区

川崎区

宮前区

麻生区

多摩区

16.5%

18.0%

18.4%

22.2%

22.4%

30.6%

20.2%

14.1%

(図28)区別高齢者対応型共同住宅の割合(平成25年)

(年)

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4 1人暮らしの現状

昭和48 53 58 63単身世帯数 単身世帯率 全国単身世帯率

平成5 10 15 2520

50454035302520151050

300000

250000

200000

150000

100000

50000

0

■市内に住む世帯の42.0%が 単身世帯

■最も単身世帯の割合が高いのは 多摩区の47.4%

(%) (世帯)

(年)

42.0%

47.4%

47.1%

46.8%

42.7%

39.2%

33.8%

32.0%

川崎市

多摩区

川崎区

中原区

高津区

幸区

麻生区

宮前区

 川崎市の住宅に居住する世帯のうち単身世帯は28万2,050世帯で、全世帯の42.0%を占めています。 平成20年からの5年間で、世帯総数における単身世帯の割合は2.9ポイントの増加となっています。 全国の単身世帯の割合と比較すると、川崎市は単身世帯の割合が高いことが分かります。(図19)

平成10年 15持ち家数 持ち家率

25 (年)20

80,000

70,000

60,000

50,000

40,000

30,000

20,000

10,000

0

30

25

20

15

10

5

0

(戸)(%)■単身世帯の持ち家数が5年間で 大幅に増加 平成25年の単身世帯における持ち家世帯の数は6万6,630世帯で、単身世帯全体の24.3%です。 平成20年からの5年間で単身世帯の持ち家数は2万5,830世帯の増加、単身世帯における持ち家世帯の割合は6.5ポイントの増加となっています。(図21)

平成5年 10 15 20 2565歳以上単身の持ち家数 65歳以上単身の持ち家率

(戸)

(年)

(%)

40000

35000

30000

25000

20000

15000

10000

5000

0

60

50

40

30

20

10

0

 平成25年の川崎市の単身世帯の持ち家について、年齢別の割合をみると「65歳以上」(3万3,370世帯)が最も高く、全体の48.7%を占めています。 5年前の平成20年(42.3%)と比較すると、6.4ポイントの増加となっています。(図22)

■単身世帯の持ち家の48.7%が 65歳以上

(世帯)

13,390

川崎区 幸 区 中原区 高津区 宮前区 多摩区 麻生区

9,360 7,800 7,600 8,930 9,750 6,450

■高齢者の単身世帯数が最も多いのは川崎区

 川崎市の65歳以上の単身世帯数は6万3,290世帯で、全世帯(67万1,430世帯)に占める割合は9.4%となっています。世帯数は川崎区が最も多く1万3,390世帯、麻生区が最も少なく6,450世帯となっています。 また、区ごとの全世帯に占める65歳以上の単身世帯の割合をみると、最も高いのは幸区の13.1%で、次いで高い順に川崎区(12.7%)、宮前区(9.6%)、多摩区(9.2%)、麻生区(8.7%)、高津区(7.3%)、中原区(6.7%)となっています。(図23)

 川崎市の住宅に居住する世帯における単身世帯の割合を区別にみると、最も単身世帯率が高いのは多摩区の47.4%でした。次いで高い順に、川崎区(47.1%)、中原区(46.8%)、高津区(42.7%)、幸区(39.2%)、麻生区(33.8%)、宮前区(32.0%)となっています。(図20)

(図19)単身世帯の推移 (図20)区別単身世帯の割合(平成25年)

(図21)単身世帯における持ち家数及び持ち家率推移

(図22)65歳以上の単身世帯の持ち家数及び持ち家率推移

(図23)区別65歳以上の単身世帯数(平成25年)

5 高齢者の住環境

100%

80%

60%

40%

20%

0%

1000以上

*不詳を除いて算出

700~1000

500~700

300~500

300未満川崎市

川崎区

幸区

中原区

高津区

宮前区

多摩区

麻生区

350,000

300,000

250,000

200,000

150,000

100,000

50,000

0

50454035302520151050

平成10

高齢者等のための設備がある住宅数 高齢者等のための設備がある住宅の割合

15 20 25

(戸)

■高齢者等のための設備がある 住宅の割合は45.4%

 平成25年における川崎市の「高齢者等のための設備のある住宅」は30万4,800戸で、市内の居住世帯のある住宅全体の45.4%です。 5年前の平成20年(25万5,400戸、41.6%)と比較すると、それぞれ4万9,400戸、3.8ポイントの増加となっています。(図24)

■麻生区は高齢者等のための設備工事を 行った持ち家率が最も高い 平成25年調査時点で、高齢者等のための設備工事を行った持ち家は2万7,560戸で、市内にある持ち家の8.8%です。 区別にみると、区内の持ち家のうち高齢者等のための設備工事を行った割合が最も高いのは麻生区で10.8%で、次いで高い順に幸区(10.4%)、川崎区

(8.8%)、多摩区(8.4%)、中原区(8.2%)、宮前区(7.9%)、高津区(7.3%)となっています。(図26)

■高齢者対応型共同住宅の割合は 幸区が最も高い 高齢者対応型共同住宅とは、その敷地に接している道路から共同住宅の各住宅の入口まで介助なしに車いすで通行できる構造になっている場合で、① 道路から建物内まで高低差がある場合は傾斜路が設置してあること。② エレベーターの入口の幅が80cm以上あり、乗り場のボタン及びエレベーター内の操作盤が車いす利用者に配慮した設計になっていること。③ 共用の廊下に段差がなく、その幅が140cm以上あることの3つをおおむね満たしているものをいいます。 川崎市の共同住宅49万4,040戸のうち9万9,690戸、20.2%が高齢者対応型共同住宅となっており、区別にみると、最も高いのは幸区の30.6%でした。(図28)

■麻生区は年収1,000万円以上の 65歳以上の世帯員のいる世帯の 割合が最も高い

 川崎市の65歳以上の世帯員のいる世帯は18万3,130世帯あります。区別にみると、川崎区が3万3,590世帯、幸区が2万5,980世帯、中原区2万3,460世帯、高津区2万2,480世帯、多摩区2万6,400世帯、宮前区2万7,130世帯、麻生区2万4,090世帯です。 年間収入別にみると、麻生区が年間収入が高い世帯の割合が高いことが分かります。(図25)

■手すりをつける工事が最も多い 高齢者等のための設備工事を行った持ち家の工事内容の内訳をみると、「階段や廊下の手すり」をつける工事が1万5,160戸と最も多く、次いで多い順に

「浴室の工事」(1万650戸)、「トイレの工事」(1万20戸)、「屋内の段差の解消」(3,740戸)、「その他」

(5,010戸)となっています。(図27)

川崎市

麻生区

幸 区

川崎区

多摩区

中原区

宮前区

高津区

10.8%

8.8%

10.4%

8.8%

8.4%

8.2%

7.9%

7.3%

(戸)*複数回答あり

階段や廊下

の手すり

浴室の工事

トイレの工事

屋外の段差

その他

15,16010,650 10,020

3,740 5,010

(%)

(図26)高齢者等のための設備工事をした持ち家の割合(平成25年)

(図24)高齢者等のための設備がある住宅数・割合

(図25)区別65歳以上の世帯員のいる世帯の年間収入の割合(平成25年)

(図27)高齢者等のための設備工事をした持ち家の工事内容(平成25年)

川崎市

幸 区

中原区

高津区

川崎区

宮前区

麻生区

多摩区

16.5%

18.0%

18.4%

22.2%

22.4%

30.6%

20.2%

14.1%

(図28)区別高齢者対応型共同住宅の割合(平成25年)

(年)

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8

市勢データ

 主要統計である「人口」、「事業所」、「工業」などの調査をもとに、近年の推移をグラフ化してまとめました。

N

6 省エネルギー設備の現状

■省エネルギー設備のある住宅は 断熱効果のある窓が多数派

■麻生区は省エネルギー設備のある住宅の割合が最も高い

 平成25年の省エネルギー設備のある住宅は、一部の窓に二重サッシまたは複層ガラス(以下二重サッシ等)の窓を持つ住宅が5万6,080戸と最も多く、次いで多い順にすべての窓に二重サッシ等の窓を持つ住宅(5万4,360戸)、太陽光を利用した発電機器(6,590戸)、太陽熱を利用した温水機器(5,230戸)の順となっています。(図29)

 平成25年の省エネルギー設備等のある住宅の割合を区別にみると、「太陽熱を利用した温水機器あり」は麻生区が820戸で区内の住宅総数の1.1%と最も高く、次いで高い順に宮前区(1.1%)、多摩区(1.0%)、幸区(0.7%)、高津区(0.7%)、川崎区(0.7%)、中原区(0.6%)となっています。 「太陽光を利用した発電機器あり」は、麻生区が1.610戸で住宅総数の2.2%と最も高く、次いで高い順に中原区(1.0%)、多摩区(1.0%)、宮前区(0.9%)、高津区(0.9%)、幸区(0.7%)、川崎区(0.7%)となっています。 「一部・又は全てに二重サッシ又は複層ガラスの窓あり」は、麻生区が1万8,810戸で住宅総数の26.0%と最も高く、次いで高い順に宮前区(19.8%)、中原区(16.7%)、幸区(15.6%)、高津区(14.6%)、川崎区(14.6%)、多摩区(14.6%)となっています。(図32~34)

■すべての窓に断熱効果のあるガラス 窓を持つ住宅の数が5年で1.5倍に

 平成25年の二重サッシ等の窓を持つ住宅は11万440戸(居住世帯のある住宅の16.4%)となっています。内訳をみると、「すべての窓にあり」の住宅は5万4,360戸(同8.1%)、「一部の窓にあり」の住宅は5万6,080戸(同8.4%)となっています。 5年前の平成20年の「すべての窓にあり」(3万5,900戸、同5.9%)と比較すると、増加率は51.4%、構成比は2.2ポイントの増加となっています。(図31)

■太陽光を利用した発電機器のある 住宅の数が5年で3.4倍に

 平成25年の省エネルギー設備等のある住宅についてみると、「太陽熱を利用した温水機器あり」の住宅は5,230戸(居住世帯のある住宅の0.8%)となっており、「太陽光を利用した発電機器あり」の住宅は6,590戸(同1.0%)となっています。 5年前の平成20年の「太陽光を利用した発電機器あり」(1930戸、同0.3%)と比較すると、増加率は241.5%で、構成比は0.7ポイントの増加となっています。(図30)

7,000

6,000

5,000

4,000

3,000

2,000

1,000

0平成15

太陽熱を利用した温水器 太陽光を利用した発電機器

(戸)

(年)20 25

(図30)太陽光、太陽熱を利用した機器をもつ住宅数

60,000

50,000

40,000

30,000

20,000

10,000

0

(戸)

平成15 (年)20 25すべての窓にあり 一部の窓にあり

太陽熱を利用した温水機器

太陽光を利用した発電機器

二重サッシ等の窓(すべて)

二重サッシに窓(一部)

(戸)0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000

(図29)省エネルギー設備のある住宅数(平成25年)

*不詳を除いて算出

1.2

1

0.8

0.6

0.4

0.2

0

(%)

(図32)太陽熱を利用した温水機器のある住宅の割合(平成25年)

川崎市

川崎区

幸区

中原区

高津区

宮前区

多摩区

麻生区

2.5

2

1.5

1

0.5

0

*不詳を除いて算出(%)

(図33)太陽光を利用した発電機器のある住宅の割合(平成25年)

川崎市

川崎区

幸区

中原区

高津区

宮前区

多摩区

麻生区

30

25

20

15

10

5

0

*不詳を除いて算出(%)

二重サッシ等の窓のある住宅の割合(平成25年)

(図34)

川崎市

川崎区

幸区

中原区

高津区

宮前区

多摩区

麻生区

(図31) 二重サッシ等の窓を持つ住宅