祝山口大学合気道部創部50周年号 - Yamaguchi...

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祝山口大学合気道部創部 50 周年号 残 心 2017 年 3 月 21 日発行

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祝山口大学合気道部創部 50 周年号

残 心

2017年 3月 21 日発行

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目 次

1. 巻頭言 合気道部主将・渉外田中良研 ・・・1

祝山口大学合気道部創部50 周年 宇部興風館 和崎正経 ・・・

山口大学合気道部創立50 周年記念に当たり 昭和42 年入学 河村 充雅・・・

合気道部の思い出 昭和49 年入学 北山 茂治・・・

西日本大会 昭和51年入学 平井 一 ・・・

夏合宿と盲腸 昭和52 年入学 阿部 悦雄・・・

祝 山大合気道部50 周年 昭和53年入学 倉員 謙作・・・

山大合気道部創部50 周年、おめでとうございます!そして、ありがとうございました!

昭和55 年入学 村上 浩・・・

合気道部創立50周年記念祝賀会を開催して 昭和55 年入学 山本 節男・・・

山大合気道部 50 周年を迎えて・現役時代の思い出

昭和 56 年入学 吉増(古賀)彰生・・・

出会い〜山口大学合気道部を通じて〜 昭和 57 年入学 住友 喜重・・・

合気道に感謝! 昭和58年入学 高橋 典男・・・

祝合気道部創部 50 周年 平成 3 年入学 中川 善登・・・

久しぶりの残心 平成 3 年度入学髙山 成・・・

⼭⼤合気道部の思い出の再解釈 平成 8 年度入学 野田 和宏・・・

どとーの 15 年 平成 9 年度入学中山仁司・・・

今思うこと 平成 18 年入学 高原(篠原)美穂・・・

祝山口大学合気道部創立 50 周年 平成 19 年入学 今村竜太郎 ・・・

山口大学合気道部創立 50 周年おめでとうございます

平成 20 年入学 森下 めぐみ・・・

山口大学創立50周年記念

合気道部主将・渉外 教育学部 3 年(平成 26 年入学) 田中良研 ・・・

山口大学合気道部 50 周年記念 OB 会を経験して

人文学部 3 年(平成 26 年入学) 平松鈴佳 ・・・

山口大学合気道部 50 周年 工学部 3 年(平成 26 年入学)山口直郁・・・

合気道部 50 周年を祝して 経済学部 2 年(平成 27 年入学) 小嶋三紀也・・・

合氣道部に入るきっかけ 工学部 2 年(平成 27 年入学) 北野大地・・・

私の目標 教育学部 2 年(平成 27 年入学)黒澤友恵・・・

合気道部に入部することになったきっかけ

経済学部 1 年(平成 28 年入学)吉岡紘志・・・

2.集合写真&思い出写真

年間行事と練習 ・・・・

3. 編集後記 藤原 勇

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祝山口大学合気道部創部 50 周年

宇部興風館 和崎正経

まずは、興風館を代表し山口大学合気道部が創部 50周年を迎えられたこと心よりお慶び申し上げます。顧

みますに、初代館長和崎正義が早稲田大学合気道部師

範富木謙治先生とのご縁で柔道道場興風館に合気道を

導入、その後幾度かの富木先生と早稲田大学合気道部

の学生の来館および指導を仰ぎつつ興風館で山口大学

の学生と合気道を共に稽古をするようになりました。

山口大学合気道部は昭和 44 年(西暦 1969 年)5 大学対抗合気道大会(早稲田大、

国士舘大、成城大、明治大、山口大)を始め、関西学生合気道競技大会に於いて

も上位成績を残す伝統ある山大合気道部として今日創部50周年を迎えられまし

た。 近年は合気道に限らず武道競技の人口は少なく部員数確保も大変な昨今、大

学は学問を学ぶ場であると共に、人間形成、人生の友を得られる場だと勝手に

思いながら、合気道を通じて自己研鑽の一助けになればと願っています。 また、近年は興風館での合宿をしていますが、学生諸君には何かと不便をか

けているのではと心苦しく思っています。しかし、これも大学生活の一環とし

て思い出にしてもらえれば幸せに思います。 現役諸君の益々の頑張りと OB 諸兄の叱咤激励を願い、山口大学合気道部が

更なる未来に向かって大いに飛躍されんことを心より願いお祝いの言葉とさせ

ていただきます。

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「西 日 本 大 会」

昭和51年入学(1976年)入学 平井 一

昭和52年7月、私が大学2年生の時、西日本大会が山

口大学で開催されました。当時、西日本大会は、西南学院

大学、久留米大学、山口大学の3校の持ち回りで開催され

ていた大会です。そうはいっても、富木謙治先生、大庭英

雄先生、成山哲朗先生等、たくさんの師範の方々が参加く

ださっていました。 またこの年は、早稲田大学、国士舘大学、近畿大学、合

気会の広島大学の参加もあり結構大きな大会となりました。

そのため、第1体育館(当時)での会場準備、看板の準備、旅館の手配等大変苦労した記憶が

あります。特に体育館への畳の搬入は、体育館利用のサークルとの兼ね合いにより短時間で

せざるを得ませんでした。前日の稽古も早めに切り上げ、7月の真夏の太陽の下、汗だくに

なりながら武道場から畳を運び会場を準備しました。 40年たった今では試合等の記憶があまり鮮明ではありませんが、ただ一つはっきりと覚

えているのは広島大学の女子の演武です。合気会の演武を見るのは初めてのことで、とても

興味深く見たことと、演武自体の凄みを感じることができたことを今でも鮮明に記憶してい

ます。また演武の途中に短刀が額に当たりかなりの流血をしてしまったのですが、それに動

じることなく最後まで演武を実施されました。我々は、流血にもいささかも動じることなく

演武をする心の強さに感服するとともに怪我のことをとても心配しましたが、広島大学の

方々は、畳を汚してしまったこと、演武で怪我をしてしまったことをとても悔やんで何度も

頭を下げられました。演武自体の凄みを感じたのはこのときが初めてでした。(流血に関係

なく) さて、大会前日の夜に、同期の岩村君、中尾君、真鍋君とともに富木先生の宿にお邪魔し

て、色々とお話を聞くことができました。先生はとても大柄でご高齢にもかかわらず体躯も

しっかりとした感じを受け矍鑠とされていました。先生は、合気道の乱取り稽古(競技化)

のこと、柔道のように学校体育での活用のこと等とても興味深いものをたくさん語ってくだ

さいました。その中でも私が一番心に残ったのが、足腰の強さ、柔軟性に関することであっ

たと思います。体調を崩され入院をされていていたときも、ベッドに横になりながら、足を

宙に浮かせて運足の足の運びを、日に何度も稽古されたとのことでした。私はこのお話を伺

って以後、人一倍気持ちを入れて運足の練習をした記憶があります。 西日本大会では、博多、久留米と参加させていただき、それぞれの地で記憶に残る思い出

があります。山大では企画運営に関する経験もさせていただきました。今、振り返って合気

道部での部活動は、日々の稽古も含めて感謝の念で一杯です。 今後の合気道部のますますの弥栄を祈念いたします。

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「夏合宿と盲腸」

昭和 56 年卒 経済学部 阿部悦雄

昭和 52 年夏、私は萩の菊ヶ浜の波打ち際で体裁きをし

ていた。山大合気道部恒例夏合宿である。

早朝ランニングに始まり、午前は体育館での基礎体力作

りの名のもと、地獄の腹筋八艘飛び、腕立て、首筋トレと

続き、体裁きにおいて胸は真っ赤から真っ黒へ変色、新入

部員の私にとっては経験したことのない地獄の連続だっ

た。そんな合宿も半ばを迎えた夕刻から自分の腹筋が悲鳴

を挙げ出し、様子がおかしいので病院へ行ってみると急性盲腸炎と腹膜炎も併発し

ているとの診断が下った。急遽、緊急手術という事になったので、萩で手術を受け

るわけにもいかず、実家の光市までタクシーで帰宅(確かメーターは32,000

円を示していた)、近隣の総合病院で緊急手術を受けた。

これが私の合気道の記憶として一番鮮明に残っている一大惨事である。

この経験は今では笑い話として仲間とも話せるが、例えば現代社会であればどう

なっていただろうか。あの頃は本当に良き時代であったと思う。こんな経験があっ

ても退部することなく、続けられたのも当時の先輩方の厳しい中にも本当の優しさ

があったからである。それこそが山大合気道部であったと思う。

この合気道部で教わった和合の精神、礼節、協調性、忍耐があればこそ今の自分

があると言っても過言ではないと感じている。

卒業後は金融機関で 32 年間勤務し、大過なく順調に過ごせたのもこの時代に培う

ことが出来た経験と考え方によるものであり、現在、中小企業ではあるが企業のト

ップとして経営が出来ているのも、全て合気道部での下地があったからだと思う。

現役の皆さんも今を信じて努力を続けてください。きっと 40 年後にこの素晴らし

い部活動に感謝すると思う。

最後に、合気道部を通じた関係者の皆様に感謝すると同時にご健康とご多幸を祈

念してペンを置きます。

素晴らしい合気道部仲間の皆さん有り難う。

オッス!!!

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「山大合気道部 50 周年を迎えて・現役時代の思い出」

昭和 56 年入学 吉増(古賀)彰生

6月25日の「合気道部50周年記念事業」が盛大に開催され

ことを喜ばしく思います。又、当日の準備・設営に関し奮闘いた

だいた田中主将以下現役の皆さんに感謝いたします。

本来、記念式典にて OB の方々にお伝えすべきだった事が3点あ

ります。

1つ目が、この「50周年記念事業」が盛大に開催できたのも、

現役あってのことであるという事です。部員数が少なく、試合で団体も組めない様な危機的

状況なのです。それどころか存続も厳しいと言っても過言ではないかもしれません。現役は

少ない人数で良くやっています。部員集めは現役に任せるしかありませんが、OB の方々に

は是非とも山口または試合会場に応援に行っていただきたい。寄付金をお願いしたい。OB

会には引続き参加いただきたい。以上のご協力をお願いしたいということです。

2つ目は諸事情もあり、試合会場が関西地区で行われることが多くなりました。関西在住

である私に関西周辺にいらっしゃる OB の方々のお名前・メールアドレス等の情報提供をお

願いしたい(事前承諾はお願いします)。ということです。私の方で取纏めて、試合日程等

のご案内をさせていただきたいと思っております。

3つ目は合気道部50年の内、30年以上に亘り、現役のためにご尽力いただいている杉

山先輩(卒業年度は S57 年度)の紹介をしたいということです。卒業後も東京在住にもかか

わらず、萩での夏合宿・新歓合宿、各試合の応援等現在も続けられています。意思が強いと

いうか石(石仏)そのものです。山大合気道部への一番の功労者だと思います。本当に頭が

下がります。例えば、杉山さんが雪降る夜中に立っていたら私が身に着けている傘や蓑を着

けてあげたいぐらいの思いです。お返しはいりません。

是非とも、式典で挨拶をしていただきたかった。(声がムチャ小さいけど)

以上の3点です。

次に現役時代の思い出としては、昭和 57 年 1 月を経験している者として、まず辛い思い

出を皆様にお伝えしなければならない。

私が 1年生の時です。冬休みを早めに繰上げて山口に戻り、1月 6日の武道会主催の椹野

川での寒中水泳に参加しました。本来は水泳ではなく、各クラブで円陣を組み、川に腰まで

浸かり気合を入れるというものでした。川から上がり、焚火に当たりながら温かいものを食

べるという段取りだったと思います。ところが、勢い余って、少林寺拳法部のみ、ある先輩

の掛け声で、再度川に入って向こう岸(河川敷公園)まで泳ぎだしました。その時の状況は

今でも鮮明に覚えています。少林寺拳法部の 1 年生 2 名(経済学部佐藤君と工学部の 1名)

が不幸にも溺れて死んでしまいました。本当に痛ましいばかりであり、この事故は全国ネッ

トニュースでも取り上げられました。その後、武道系サークルは3ヶ月の活動停止、6か月

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間対外試合禁止となった。(活動停止期間中は武道系サークル全員での大学構内の清掃奉仕

活動等を行った。)少林寺拳法部の主将は書類送検されることとなったが、ご遺族の嘆願に

より免れた。私と同じ1年生が亡くなっており、仮に合気道の先輩が泳げと叫んでいたらと

思うと他人ごとではない。「その場の勢いで軽率な行動をしてはいけない」という教訓を深

く感じた。

卒業後、事故現場を訪れたが、椹野川の曲がった場所であり、河川敷公園側は水深が深い。

また、幕末の奇兵隊の3代総督であった赤禰武人の処刑場跡が近くにあり、決して泳ぐよう

な場所ではなかった。

楽しい思い出は先輩・同期・後輩との厳しい練習・飲み会・合宿・遠征など数多くあり、

何を書こうか迷ってしまいますが、私が 3年の時の山口大学駅伝大会のことを書きたいと思

います。例年、男子1チーム・女子1チームで参加していましたが、当時は部員も多かった

ので、男子は思い切って2チームで参加することにしました。ベストメンバーを揃えた「合

気餅」チームとオチャラケメンバー「無知と老足」チームである。(ちなみにチーム名は「鞭

と蝋燭アーいい気持ち」より引用)「合気餅」チームは長距離得意のメンバーで構成し、靴

を履いて上位を狙うチームとした。「無知と老足」チームは上半身裸・下は道着、いつもの

裸足で走ることにした。2月の寒さの為「その場の勢いの軽率な行動」とならない様、事前

に2度、クラブの練習にて上半身裸でランニングの実践は積みました。それが原因かどうか

わかりませんが、風邪による辞退者が出たため、結局、長距離が苦手な私が「無知と老足」

チームで走る羽目になってしまった。小雨交じりの寒い日だったような記憶がある。

話は変わりますが、この場を借りて、萩合宿での伝統である「明神池ランニング」を私の

代に止めたことをお詫びしたい。(関西大会初参加のため実戦練習を行うためという大義名

分はあります)決して、長距離ランニングが苦手だったからではありません。

さて、現役の皆様には是非とも、多くの新入部員を入れていただき、部活動を盛り上げて

いただきたい。山大合気道部の存続をお願いします。又、貴重な学生時代に合気道部で様々

な経験を積むことは必ず、何らかの形で社会に出てからの役に立ちます。これは保証します。

次回の OB 会・5年後の OB 会でお逢いできることを楽しみにしています。

追伸、文中に杉山先輩に対し、不適切な文言がありましたが、これは宮内君(S62 年度卒

業)が記念式典当日に発していた暴言(例えば、石仏・傘地蔵・子泣きジジイ、輪島功一な

ど)より引用いたしました。悪しからず。

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合気道に感謝!

昭和58年入学 高橋 典男

山口大学合気道部の創部50周年、心よりお祝い申し上げま

す。これも、和崎先生や中村先生、OB、現役の方々日々の積

み重ねと思います。本当にうれしく思います。皆様ありがとう

ございます。 合気道を学び、多くの方々と出会い、汗を流したことは人生

の中でも大きな思い出であり、財産となっています。忘れられ

ない思い出を挙げてみます。 1.体験がいつのまにか入部へ 高校の体育の柔道着を持参して体験へ。そこには怖い先輩が

いて、いきなり200本の後方受け身。終わった頃にはボロボロでした。最後は、主将から

いきなり「新入部員前へ」と言われ、とまどいながら前で挨拶。翌朝は、腹痛でからだが起

こせませんでした。 2.夏合宿、萩の長寿寺で1週間 朝のランニングから始まり、稽古、海水浴、稽古、夜宴会とハードでした。 一年生は食事の配膳に洗濯も加わり、休む暇なし。体力的に非常につらかった。 しかし、二年生以降はつらいながらも、こなせるようになった自分がいたことに驚き、自己

の成長を実感しました。仕事でも夏合宿に勝るつらい経験はないですね(笑)。合宿を思えば

日々怖いものはありません。 3.全国大会 出場校は8~10校。強かったのは、早稲田がダントツ、次に天理。主将として出場した

3年生の時は、準決勝で関西学院に惜敗、3位決定戦で天理に大将戦で追いつき、代表戦ま

で持ち込みましたが、惜敗。悔しい思いをしました。対戦相手の顔、後輩たちの声援が今で

も忘れられません。 4.主将としての1年間 男女とも強くなるために、技の精度を上げるべきと考えました。当時、男子と女子は同じ

技なのになぜか違う。男女混合の型や掛かり稽古を取り入れました。男性は間接が柔らかい

女性に強引な力技ではなく、丁寧かつ高い精度で、女性は、体が大きく力強い相手にも掛か

る技と、男性の強い突きをさばくスピードを身に付けることが目的でした。少しは技の精度

が上がっただろうか。 5.やっぱり出会い ご指導いただいた先生方、大会の度に差し入れしてくださる先輩方、同級生、後輩達。久

しぶりにお会いすると昔話で盛り上がれる最高の瞬間が生まれます。 皆さん、見た目は少しずつ変ってますが。私も含めて。。。(笑) これからも山口大学合気道部の一員として、応援していきます!

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祝合気道部創部 50 周年

平成 3 年入学 中川善登

合気道部創部 50 周年、おめでとうございます。時代が移り変わってい

く中、合気道に汗を流すその時その時の若者が 50 年間に渡り脈々と部を

繋いできたのは大したことだと思います。今後 60 年、70 年と繋がって

いくことを祈念しています。

私は仕事の都合で今バンコクにいます。タイの人々は一生懸命働きま

すし、上下関係や年功序列の文化もあり、日本っぽいところが多いです。一方、「サバイサバイ」

といって、何か困ったことがあっても、「まあ、いっか」とあきらめてしまう国民性も持ち合わ

せています。私は上海にも都合 7 年半いましたが、同じアジアと言っても中国とタイではまた文

化も大きく異なり、人としての特性も違います。

そういう異文化の中で、在海外日系企業においては日本人が指導的役割を果たすことが多いで

す。が、日本人がすべてに於いて正しいということはなく、時として「やりすぎ」、「こだわりす

ぎ」になることが往々にしてあります。なので、次第に現地に合わせつつ 大値を導き出す重要

性に気付くようになり、妥協できない点も何とか現地に落とし込もうとしはじめます。自分でや

るのが一番早くて楽なのですが、それをやってしまうと自分がその国を離れた瞬間、すべて元通

りになってしまい、何の育成にもならない、何も現地に残せないという結果に結びついてしまい

ます。多くの駐在員はそこに気付き、大変な労力を割いてでも現地にやらせ、育てることに注力

しているのです。日本でのマネジメントに通じるところでもありますが、これが海外で勤務する

醍醐味の一つだと思います。

現職では、そういう海外で活躍する他社のコアメンバーと会話する機会が非常に多いです。そ

の中に、雰囲気からして「凄さ」を醸す人がいます。そういう人はバイタリティに溢れており、

紐解いていくと大学時代に部活に打ち込んでいたり、オールジャパンに選出される一歩手前まで

行っていたり、そしてまた大きな挫折も味わっていたりと、何かその核となるものを若くして手

に入れていたりします。逆説的ですが、普通に生活していたのでは手に入れられない何か、(苦

境を跳ね返す力、諦めない粘り強さ、ピンチをチャンスに変えるメンタリティ等々)、そういう

ものを持っている人材は、将来また活躍する可能性を秘めているということにもなると思います。

私の場合(というとおこがましいですが)、私がそれを手に入れた場所、それが合気道部だっ

たようです。優勝も経験しましたし、怪我による挫折も経験しました。喜びも苦しみも怒りも。

悲しみはありませんでしたが。一生付き合える掛け替えのない仲間達も得ました。そういう中で、

挫けない強さ、粘り強さといったものを育むことができたように思います。現役の皆さんも、

OB の皆さんも、この大切な 4 年間を合気道部で過ごしたことは大きな財産だと思います。これ

からもこの財産を得る人が繋がっていけばよいなと思います。

と、偉そうなことを書いてしまいましたが、今や準備運動から運足までで息が上がりそうで、

皆さんのまともな練習相手にもなれません。ごめんなさい。

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久しぶりの残心

平成 3 年度入学 髙山 成 家族を宇部に残したまま,大阪工業大学というところ

で教員をやっている.単身赴任ではや 6 年が経つ.あま

り知られていないが,実は大工大には富気流の合気道部

があり,実際,私は大学三年生の時の全国大会で,大工

大の選手と対戦している.しかし,最近はこちらも部員

が少ないようで,工大の中では別の合気拳法部なる団体

の方が,認知度が高いのは非常に残念なことである. こうした状況であるが,未だ私は顧問を引き受けてい

ない.なぜなら誰も頼みに来ないからである.まあ私学

なので職場の人遣いはかなり荒く,また昨今それでなく

ても大学の先生も忙し過ぎであり,正直,この上部活の

世話なんか勘弁してくれという気持ちはある.また,家

庭が崩壊しない程度に山口の家にも戻らねばならない.しかも奇遇なことに,私の前任の先生

が,この合気道部の顧問をされていたらしい.定年のため別の先生に顧問を代わったばかりの

ところに,私が赴任してきたという訳だ.当然どちらの先生も素人だろう.まさか後任にマイ

ナーな流派の合気道家が来るとは,夢にも思わなかったのだろう. さて,合気道修行を止めて久しく,齢も四十を越えて不摂生を繰り返していると,運動不足

を超越してさすがに生命の危機を感じるようになる.やはり「健康で文化的な生活」を送るた

めには,適度な運動=スポーツは不可欠である.そんなこんなで,ひょんなことからランニン

グを始めた.さらにここ三年間,下関海響マラソンという大会に友人と誘いあわせて参加して

いる.下関マラソンは,大勢の下関市民が沿道から声援を送ってくれる,とてもアットホーム

で気持のよい大会だ.開催時期も 11 月はじめと丁度よい. スタート~5km 今年も来た.やるぞー! 5km~15km 身体も温まってきた.少し飛ばすか….どけどけ!ごぼう抜きだっ! 15km~30km 少し疲れた…,体も脱水気味だな.でも水を飲んでゼリーを

チューチューやったらまだいけるか? 30km~35km 脚が急激に動かなくなった.もう何をしても回復の見込みはないな…. 35km~37km 誰だ?こんな大会に出ようとか言い出したのは….二度と出るか! 37km~40km ….もう言葉も出ねえ….なんで金払ってこんな事やってんだ? 40km~42km すいませんでした.もう今年で最後にします. 42km~ゴール さてと….だるいが沿道から人が見てるし,最後くらい走るか….

そこのガキっ!応援するのはいいが一緒に走ってんじゃねえ!

毎年このようなレース展開は,ほとんど進歩していない.むしろ年々着実に退化したところを

見せつけている.30km を過ぎるとまったく脚が動かなくなり,走りと共にやる気も急激に失

速していく.これは練習不足の素人の典型的なレース展開だそうだ.失速せずに最後まで走り

きるには・・,やはり練習しかないのである.合気道と同じく練習で出来ないことは試合でも

出来ないのである. 大会のダイエット効果により減った体重だけは,晩の打上げさらに体力回復と称する数日に

およぶ暴飲暴食を経るうち,たちまち復活していく.その頃にはあんなに苦しかったこともす

っかり忘れ,「また来年に向けて始動だ!」などと言っているから不思議である.

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「⼭⼤合気道部の思い出の再解釈」

平成8年度⼊学 野⽥ 和宏

山口大学合気道部、創部 50周年おめでとうございます。心よりお祝い申

し上げます。

合気道部時代の思い出は多くありますが、卒業して社会人となり、しば

らく経った今だからこそ、当時のことについて別の角度で見えてきたもの

も多くあります。それを綴ることで、私の残心といたします。

1.ちょいイベント

合気道部には、ちょいイベントが多くありました。ちょいイベントは、本当にちょっとした行事だっ

たりルールだったりするのですが、不条理さあるいは逆に幸福感におけるインパクトが大きく、

今でも鮮明によみがえります。

大きなイベント(新歓コンパや追い出し稽古、長寿寺での夏合宿、大会など)は、目的が明確

で、準備にそれなりの工数を要するものですが、一方のちょいイベントは、「慣習」や「面白さ」が

重視されていました。

■節分

節分の日になると、1回生の家に急に先輩が訪れ、ひたすら部屋の中に豆類をまく、というま

さに鬼の所業なるイベントでした。恐ろしいのは、先輩ではなく豆です。掃除が行き届かないと、

卒業まで発見されない豆もありました。年々エスカレートした挙句、「電子機器にゴマをまく」と

いう事案も発生し、問題になりました。面白ければそれでよいのか、と。1回生にとっては地味

に被害が大きい行事であり、居留守必須です。

■昇段審査の昼食での持ち寄りの一品

なぜか男子部限定の風習で、興風館での昇段審査の日、昼食は先輩が 1品ずつ手作りで持ち寄

るという文化がありました。私が持ち寄る立場になったとき、料理が面倒で、山陽小野田市の実

家から一品拝借して持参しました。

■七夕祭りのリンゴ飴

バタ祭での合気道部の出店はリンゴ飴と相場が決まっていました。そしてバタ祭の前日、1回生

の誰かが犠牲となり、その家のキッチンにて飴作りがおこなわれたものです。もちろんふざける

先輩もいますので、キッチンまわりが全体的にべとべとになります。油ではなく飴で。

■瑠璃光寺での肝試しでの男女ペア

春合宿で唯一幸せな、ちょいイベントでした。なぜか男子側の OBがペアを決めていた気がします。

私の場合、家内とはこれが縁となりました。

■中村先生のかきごおり

夏合宿にいくと幹部だけご馳走になれるという、平和で貴重なちょいイベントでした。

今思うと、細部まで作りこまれたイベントが多く、『柔道部物語』ならぬ『合気道部物語』も夢

ではないでしょう。

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2.事務処理について(本学 VS ⼯学部)

本学主将であった私は、工学部の同期たちによく不満をぶつけていました。なんとなく本学メ

ンバのほうが、合宿や遠征、各種行事などの調整にとられる時間が多いような気がしていて、そ

れらの事務作業負担の不公平感によるものでした。

はっきりいって「工学部の幹部なんて中華丼を食べるイベントくらいしかなくて楽なもんだろ」とい

う勝手な先入観をもっていました。今になって思えばひどい言いがかりです。それもあってか、

当時の工学部主将の大下君とは音信普通です。千田君も日本を離れてしまいました。

あの時、定期的に幹部同士で本学と工学部、男子部と女子部の間で情報共有をして、役割分担を

明確にしていれば、もっとチームとして動けていたのではないかという気がします。

3.全国⼤会「勝浦」

2回生の頃、勝浦で全国大会が開催されました。当時は関東地方に縁がなかったため、東京も

勝浦もざっくりと関東地方なんだろうなという程度に認識していました。

いま私は関東に住んでいるため、「勝浦」の絶妙な位置がよくわかります。はっきりいって遠い。

当時は Webサービスもほとんどなかったと思うのですが、主務の人はよく宿泊施設や鉄道の切

符を手配したな、と感服します。もはやどこに宿泊したかも覚えていませんが、宿の場所がわか

らずかなり歩いたような記憶があります。

そして後輩の中山君が、麻雀牌をマットごと持参してきたことも忘れません。忘れ物ならぬ過

剰持参物とでもいいましょうか。

4.先輩⽅

自分が幹部として合気道部を運営できたのは、杉山先輩や高山成先輩をはじめ、多くの OBや先

輩の方々に支えられたことによるものでした。

なかでも、久野剛先輩、織田真之介先輩、井上光基先輩への感謝は言い尽くせません。私の学

年は、本学の男子は私だけであり、当時はそれなりに部の運営に対してプレッシャーを感じてい

たような気がします(今になって思えば、部員の数は多く、十分に恵まれた環境にあったのです

が)。そんな時、先輩方に合気道部の練習や各行事に積極的に参加していただけていたことは、私

にとって非常に心強いことであり、幸運なことでした。

山大合気道部にて、組織の運営に必要な、何か人の繋がりのようなものを実感できたことは、

今でも私の軸となっています。

合宿や遠征にかけた金銭の額は忘れてしまいましたが、合気道部時代の当時のエピソードは忘

れずに今でも残っています。合気道そのものだけでなく、年に 1回の「残心」の刊行も、自己実

現の場として意味のあるものでした。思えば、山大合気道部は、体育会の 1つの部としてだけで

なく、それまでの部員の意思によって、その品質が作り込まれてきたものだと思います。今後と

も、山大合気道部の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

以上

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~どとーの 15 年~ 平成 9 年度入学 中山 仁司

2 月某日、仕事中に大学時代の先輩、野田さんよりメールを受信。

中身を確認するとどうやら山大合気道部が 50 周年を迎えるとのこ

と。ついては残心の原稿を募集しているらしい。非常に懐かしく思い

ながら、知っている同期、後輩のメールアドレスへ転送。残念ながら

宛先不明で幾つか返ってきたのを寂しく思いつつ、投稿するかどうか

悩んでいると、野田さんから追伸のメール受信。内容はこんな感じで書いたよという野田さ

んの原稿であった。これは負けていられないと、帰宅後過去の残心を引っ張り出し、読み返

してみると、私、個人の残心 20 ページも書いてたんだね・・・。

同期の山さんからも原稿を期待する旨のメールを受信したので久しぶりに書いてみるか、

とスマホから執筆を開始。

山口大学合気道部創部 50 周年おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

過去の残心を見返しながら、入部当時のことを思い出すと、実は平成 9 年度の合気道部新

人て 16 人もいたんだーとか、一番入部が最初だったのは台湾からの留学生、葉さんだった

んだーとか、色褪せていた思い出が鮮やかに蘇って参りました。

新歓合宿では例の恒例行事で窓ガラスを叩き割った記憶が非常に強く、諸先輩方、後輩の

皆様には大変ご迷惑をおかけしました。瑠璃光寺での肝試しでは、間違って一般人を驚かし

た人がいて、当時の主将の井上さんが住職に謝りに行ってた記憶が残っています。また、緊

急時には巨大ロボへ変形合体すると真之介さんが言い張っていた吉田寮では、朝練後の朝

食を食べに行っていたことが思い出されました。

七夕祭では伝統のりんご飴作りが保健所の指導により我々の次の代で中止になり、私が

キッチンが赤く(食紅で)甘く(砂糖で)黒く(鍋が)なった最後の被害者となりました。

あとはオスマンサンコンが本当に黒かったり。

萩での夏合宿は走って動いて呑んで吐いての繰り返し。ロケット花火を体捌きって、良い

子は真似しちゃダメなことばかりやってた気がします。酔っ払って境内から落ちた人もい

ましたね。とにかく筋肉痛と背中の日焼けが酷かった印象が強いです。

大会ではあまり良い成績は残せませんでしたが、個人戦団体戦演舞のエントリーは非常

に疲れた気がします。

そして主務。今は残っているかどうかは分かりませんが、当時の想いは主務ノートに全て

書き記していました。その為、大変だったことは覚えていますが、その中身については綺麗

さっぱり忘れ去っています。また、当時の主将だった糸谷さんにも大変苦労をかけました。

彼も家の中で雨が降ったり、キムチが降ったり、なかなかハードは災難に合う事が多かった

ですが、大変お世話になりました。彼をはじめ、同期の方々とはなぜか卒業後に仲良くなり、

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卒業旅行には計 4 回(留年やら院卒やらで卒業タイミングが皆違う)も行かせて頂きまし

た。残念ながら 5 回目は私が背骨を折る自損事故により中止となってしまいましたが。

また、私が合気道部のことを語る上で外せないのが、久野さん、真之介さん、野田さん

の 3 名です。御三方には私の結婚式にも来て頂きました。久野さんからは学生時代一番食

事代を奢らせた後輩として紹介を受けたり、真之介さんは始終覆面レスラーのマスクを被

り、織田真之介の代理ですと言い張ってたり、野田さんは・・・まあ、置いといて、その節

はありがとうございました。御三方には学生時代のみならず、社会人になってからも大変お

世話になりました。

そして後輩です。それぞれとても個性の強い面々が揃っており、圧倒されておりましたが、

いつしか山大合気道部色に染まり、気がつけば誰かしらうちのアパートで麻雀をするよう

になっていました。

卒業時に引越しの準備をしていると、テレビの裏から豆が見つかったり、換気扇のフィル

ターが赤く(食紅で)染まっていたりしていましたが、今となっては良い思い出です。

他にも「右折禁止の旅」「英語禁止の麻雀」「白木屋 10 時間滞在」等、大学生ならではのア

タマの悪い思い出が、多々ありますが、キリがないのでこの辺で。

私が大学生活を通して学んだことは、前回の残心でも記しましたが、人間関係です。社会

人になって 15 年が経ちますが、当時に学んだことは今でも私の土台となっています。もち

ろん、合気道の技術も役にたってます。先日子供の運動会で走る機会がありました。日頃の

運動不足が祟り、派手に転んでしまったのですが、合気道をしていたお陰まで受け身をとる

ことが出来ました。ちょっと感動。

最後に山口大学合気道部の皆様と OB の方々の益々の発展を心よりお祈りし、スマホを置

かせて頂きます。

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祝山口大学合気道部創立 50 周年

平成 19 年入学 今村 竜太郎

山口大学合気道部創立 50 周年、おめでとうござ

います。

1年生から幹部の役を務められる現役の皆さん

の日々努力のおかげで、山口大学合気道部の歴史が、

1年ずつ積み重なっているんだと思います。大変感

謝しています。ありがとうございます。

現在、私は、山口県の周防大島町に住んでいます。

島と言いつつ橋でつながっていますが、島での生活

6年目です。大学時代も実家から出たことがなかっ

た私は、第2の故郷を求めて、周防大島を訪ねました。島に親戚がいるわけで

もなく、外から来た見ず知らずの若者を、ありがたいことに受け入れてもらい、

周防大島で仕事をさせてもらっています。

日々の仕事を通じて、社会の継続に尽力する中で、山大合気道部での活動は、

自分の中で財産になっていると、いつも思います。

大学生活で1つの部活動をやり遂げたい、身体面と精神面で自分を今より強

くしたい、という漠然な想いがありました。茶話会で、一生懸命、合気道のこ

とを話してくださった藤井先輩に背中を押され、合気道部に入部しました。

合気道部の稽古では、物覚えも裁量も良くない私は、先輩と同期と後輩にた

くさん迷惑をかけました。頭に描いた技の動きのイメージを身体に写すことが

中々できず、何回も受けてもらいました。背の高さを活かしきれず、腰が高い

ので、乱取はよく倒されていました。練習を分析する力、想像する力をもっと

駆使して、もっとがんばれたんじゃないかと、振り返ってみて思います。

そんな現役時代に、特に濃密に感じていたことは、助けてもらっている、と

いう感覚です。自分自身がひたすらに努力することは当たり前ですが、それに

加えて、周りの人の力を借り受けるということが、すごく大事なんだというこ

とを、日々感じさせてもらいました。先輩からも学び、同輩からも学び、後輩

からも学び、経験を分かち合ったことは、私の一生の財産です。

今は、仕事に一生懸命で、このままではいけないと思いながら、手首は固く

なる一方ですが、また稽古をしたいですし、山大合気道部にはこれから恩返し

していきたいです。ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

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山口大学合気道部創立 50 周年おめでとうございます

平成 20 年入学 森下 めぐみ

合気道部が 50 周年を迎えるにあたりいろいろと企画をし

てくださった藤原先生、現役の皆さん方に感謝しています。

毎年 OB 会に参加しようと思うのですが、なかなか都合が合

わず、行きたいという気持ちだけになってしまっています。

卒業して1年目、2年目は年に一度、山口を訪れ後輩たちと

稽古をしたり、山口で開催された西日本大会の運営の手伝い

をしたりしていましたが、ここ2・3年はそれもできず申し

訳なく思っています。

合気道部に入ったきっかけは当時習っていた剣道の先生に「この道場以外で剣道はした

くないから大学ではほかのことをしたい」と相談したところ「合気道はどうか?」といわ

れ武道会の体験で先輩方の姿を見たことでした。教師になるのが夢で「なにかがおきたと

きに生徒を守れる力を持ちたい。」「棒を持てば剣道で何とかなるけど素手では戦えない・・」

「合気道なら護身術にもなる。」「身長が低くてもできそうだ!」といった気持ちから入

部を決めました。武道会の体験の時、武道場の入り口で同期の女の子にこの思いを熱く語

ったのを今でも覚えています。

入部当初は「合気道は背が低くてもできる」と思っていましたし、そういわれていまし

た。実際そうなのかもしれませんが、当時ごりごりマッチョな同級生の男子2人を相手に

自主練をしていた私にとって、彼たちは壁のようでぶつかってもこちらがとばされる。試

合に行けば女子にさえ片手で吹っ飛ばされる毎日。受け身すら存分にとれずおもちゃのよ

うにとばされ続ける毎日。「背が低くてもできるのは絶対嘘!!」と思いながらも負けず

嫌いなので OB に技を教えてください!投げてください!といってどんどんかかり、体中が

痛くなるほど受け身の練習、技の練習をしていました。今となればよくあんなにできたな

と思うのですが、当時は本当に必死でした。けがなどが続きモチベーションも上がりきら

ないまま迎えた3年の引退試合。もやもやした気持ちだけが残りました。ほかの同級生が

引退していく中、後輩に技を教えてもらって4年生の 11 月、本当に最後の大会に参加しま

した。入賞こそはできなかったものの、後輩や OB の方々のおかげでいい試合ができました。

最後の大会に参加して本当に良かったと思っています。もし3年の引退試合の時にあのま

まやめていたら、今こうして記念の言葉を書くこともなかったかもしれません。4年間続

けたからこそ合気道を好きで居られる。今でも忘れないで居られると思います。4年間で

合気道からたくさんの事を学びました。私のために時間を割いて技を教えてくださった先

生方、OB の方々、先輩、同期、後輩本当にありがとうございました。卒業を機に合気道か

らは離れてしまいましたが、今はその学んだことを生かして教壇に立っています。

合気道部がなくなることなく、60 周年、70 周年・・・100 周年を迎えることができるこ

とを祈っています。合気道部の今後ますますの発展と OB の方々、学生の皆さんのますます

のご活躍を祈っています。

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山口大学創立50周年記念

合気道部主将・渉外

教育学部 3年(平成 26 年入学) 田中良研

山口大学合気道部関係の皆様始めましてこんにちは、平成 26 年

入学の田中良研です。今回、山口大学創立50周年記念に関して

主将・総務という役割をさせていただきました。当初は、なぜ自

分が主将の時に大きなイベントがあるのかという不満と不安でし

た。何度かOB会を催してもご出席されるOBさんは限られおり、

今回の50周年記念が成功するか不安でした。2015年には5

0週年記念のレクレーションが開催されました。レクレーション

では、多くのOBさんがご出席せれ、おしゃれ茶屋でにぎわった

ことを覚えています。ご出席されたOBさんも普段会えない方と昔の話をされており、す

ぐに時間が過ぎてしまいました。その時初めて、開催して本当に良かったなと思いました。

レクレーションのおかげで多くのOBさんと知り合うことができ、50週年記念に繋がっ

たと思います。

50週年記念では顧問の藤原先生をはじめとする同期や後輩と協力し、開催することが

出来ました。関東では山本氏の協力もあり同時開催することができました。機会があれば

関東のOBさんにお会いしたいと思います。50週年記念では多くにOBさんがご出席さ

れ成功だと思っております。宇部の中村先生や和崎先生も50週年記念に1部からご出席

され、「山口大学合気道部が50年も続いていることは素晴らしいことである」と語ってい

ました。2部ではホテル「かめ福」での祝賀会も盛り上がり、だんだん茶屋ではぎゅうぎ

ゅう詰めのなか楽しみました。山口大学合気道部がこれからも続いて欲しいと思っており

ます。

ここで、自己紹介をしたいと思います。私は、平成26年に入学し合気道に入部しまし

た。同期は4人と少ない中でもお互いに競い合い練習に励んでいました。私は1年の冬に

主将となりました。1年の同期全員が幹部となり右も左もわかりませんでした。技に関す

ることや部活に関わることも何も知らない中ひたすらに練習をしていました。その上、部

活の運営や指導もしなければならないことが多く、毎日追われる日々でした。

詳しい技の指導では成山師範、酒井先生に山口にお越しいただき講習を受けました。学

生規定や短刀の返し技など親切丁寧にご指導いただけました。私は、合気道部に入部し多

く人と関わり、大勢の人から支えられていることに気付きました。合気道部に入部したこ

とで多くの事を学びました。今年(平成28年)で現役最後となりました。今後の目標と

しては、乱取りだけでなく演武(規定)にも男女ともに出場すること、そして、二段まで取

りたいと思います。

私がOBになってもできる限りの援助とコンパ等の参加もしていきたいと思っておりま

す。今後、山口大学合気道部が大いに活躍することを願っております。これからも山口大

学合気道部をよろしくお願いいたします。次は 55 周年記念、60 周年記念でお会いしまし

ょう。

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山口大学合気道部 50 周年記念 OB 会を経験して

人文学部 3年(平成 26 年入学) 平松鈴佳

今年、山口大学合気道部が創部 50 周年を迎えるにあたり、

この貴重な機会に現役の幹部として巡り合えたことを本当に嬉

しく思います。大学生になり、学生たちの力で部活を運営する

ようになって 3年が経とうとしておりますが、大勢の OB の

方々をお迎えして祝賀会を行うということは、私にとって初め

ての経験でした。半年以上前から藤原先生と現役部員とのミー

ティングを少しずつ行い、50 周年記念の日を迎えました。その

過程の中で祝賀会を開くためにはどのような準備が必要で、どういった役割が必要に

なるのか、また、その祝賀会を開くにあたり、忙しい中にいかに効率よく準備を進め

ていけばよいのかなど様々なことを勉強することが出来ました。多くの面で助けてい

ただいた藤原先生や一緒に頑張ってくれた現役部員の皆さんには本当に感謝していま

す。

OB 会の当日は自分の役割をこなすのに精一杯でしたが、それでも、参加された OB

の方々が合気道部での思い出を語り合い、懐かしんでおられるところを見ることがで

き、OB 会を無事に開くことが出来て良かったなと思いました。また、一部の練習の時

は普段は本学部員 5 名だけしかいない練習場が普段の倍以上活気にあふれており、と

ても充実した時間を過ごすことが出来ました。二部の祝賀会での二次会の時に、OB の

方から合気道部が無くなってしまうのは寂しい、これからもこの部が続いてほしい、

というお言葉をいただきましたが、私自身もそう思います。入部して 2年半、辛いこ

ともたくさんありましたが、それと同じくらい楽しいこともありました。私にとって

この部はやはり大切な居場所であり、多くの OB の方にとってもそうであると思いま

す。これからも山口大学の合気道部がそのような、いつでも戻ることのできる、暖か

い場所であり続けられるように、この部を卒部してからも力になっていければと思っ

ています。

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山口大学合気道部 50 周年

平成 26 年度入学 山口 直郁

このたびの山口大学合気道部 50 周年記念へと参加してくだ

さった皆様ありがとうございました。また、普段より合気道部

を支えてくださっている皆様に深くお礼申し上げます。 私は合気道部創部 50 周年という記念の年に現役生としてこ

の合気道部に在籍できたことをとてもうれしく思っておりま

す。記念会の日に来ていただいた OB さん方の人数を見て、こ

れまで積み上げられた 50 年という年月の長さを実感させてい

ただきました。 私が合気道部に入部してから今年で 3 年目になりますが未だに難しいと感じるこ

とも多く、まだまだ未熟なのだと思い知らされます。基本となる 17 本であっても 1本を完全に納得するような型に近づけるだけでも一苦労です。それでも、自らが納

得することのできる型ができるまで何度も繰り返し鍛錬をするしかないのだと考え

ております。そして、山口大学合気道部にいたことを恥じることのないように自分

はこれができたのだ、自分はここでこれを学んだのだと胸を張って言えるようにな

れるように日々精進してまいります。 最後になりますがこれからもまた 10 年、20 年と続けていけるように山口大学合

気道部を末永くよろしくお願い致します。

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合気道部 50 周年を祝して

経済学部 2 年(平成 27 年度入学) 小嶋三紀也

山口大学合気道部創部 50 周年、来ていただいた多くの OB さ

ん、このために準備をしてくれた多くの現役の皆様ありがとうご

ざいました。

山口大学合気道部創部 50 周年を開催したことによって多くの

ものを自分の心の中に得れた気がします。OB さんとの練習風景や乱取りを見て昔の空

気や山口大学合気道部の深くて長い歴史を感じることができました。

自分は大学に入ってから武道をやりたいと思っていました。そこで合気道部に出会い

多くのことを習い、多くの経験をさしていただきました。

自分は合気道部に入って短いですが多くの人の話を聞いて現役の間だけでなく、卒業

しても末永く合気道をやっていきたいと思いました。自分の人生の中で大きな芯柱にな

るようにこれからも努めていきたいと思います。

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合氣道部に入るきっかけ

工学部 2 年(平成 27 年度入学) 北野大地

僕が合氣道部に入る大きなきっかけは吉田寮(七夕祭実行委員)

に入ってすぐ仲良くなった同期の小嶋に誘われたことです。茶話

会を小嶋と一緒に巡っていて、小嶋が合氣道の茶話会に行きたい

といったので、ちょうどやっていた合気道部の茶話会に行きまし

た。4人で茶話会に行ったのですがそのうちの一人が合氣道部の

前で「合氣道なんて実際使えないだろう」という風に言い、OB の

中山さんに何か分かりませんでしたが当身技をかけられたのが印

象的で入部を決めました。

武道は学校の体育などでしかやったことがなかったので、初めの受け身の練習で全身

が筋肉痛になり足の皮がはがれ痛いことばかりでした。今は慣れてきて興風館の硬い畳

でも皮がはがれないくらいなりました。

2年になって後輩(吉岡君)ができ、技や部活の決まりなど教えるようになりましたが、

人にものを教えることに慣れてなく教えることの難しさを痛感しています。

吉岡君は体格もよく、物覚えもいいのですが、後輩なので乱取も型もどうしても負け

たくなくいいプレッシャーをあたえてくれる存在になっています。僕も彼にいい影響を

与えられよう努力しようと思います。

合氣道部での今の目標は田中先輩を打ち倒し、大会で結果を残すことと、まだまだ下

手ですが二段をとることです。人数や環境も大変ですが、もうすぐ幹部になるのでもっ

としっかりして学業とも両立させながら目標に向かって頑張っていきたいです。

50周年記念で多くの OB さんが来てくださり、夏合宿では二日間大神さんが来てく

ださって技を教えてもらい、いろんな話をきいてとても勉強になりました。ありがとう

ございました。OB さんとの練習は現役にとって貴重だと思っているので来年からもご

指導をお願いします。

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私の目標

教育学部 2 年(平成 27 年度入学)黒澤友恵

好きな技:隅落とし

今後の目標:個人的な目標は大会で入賞することです。

そのために今まで以上に練習に励んでいきたいと思いま

す。また、黒帯を取ることも目標の 1 つです。17 本、裏

技、古流などの型はまだまだ未熟なので完成させていき

たいと思います。部活全体の目標としては部員を増やす

ことです。今は 1 年生が 1 人しかいないので来年は後輩

をもっと入れて活動を活発にしていきたいと思います!

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合気道部に入部することになったきっかけ

経済学部 1 年(平成 28 年度入学)吉岡紘志

私が合気道部に入部することになったきっかけは、新入

生として入学した直後の部活やサークルの勧誘イベントに

参加した時に合気道部の先輩と話したことです。当時の私

は空手と柔道を経験しており、柔道に関しては段もとって

いたため、これ以上格闘技はすることもないだろうと考え

ていましたが、合気道部の活動ビデオを見てこの考えは一

変しました。まず、自分の頭の中では合気道は形ばかりで実

践では全く使えないという考えがありましたが、試合形式

のビデオを見たときに「合気道って戦うのか」と衝撃を受けました。そして同時に「空

手や柔道をしてきたが、よくよく考えれば相手が武器を持っているときの対処法をほと

んど知らない」と気づきました。これらのことを理由に合気道に興味を持ち入部させて

いただきました。

入部して数か月経った現在思うことは「合気道はとても難しい。けど、楽しい」とい

うことです。合気道は空手や柔道と違い、覚えることが膨大な量であり、頭を相当つか

います。今まではある程度技を覚えたらそれを極め、最後は力でという形でやってきた

ため、それができない合気道は自分に合わないのではないかと思ったこともあります。

しかし合気道は、力をほとんど使わなくでも、少しの違いで技がかかるという面白さが

あることがわかり、これが楽しいと思えるようになりました。

今年はたまたま創部 50 周年の年に当たり、山大合気道部の歴史を感じることが多々

ありました。この歴史を自分の代で終わらせてはならない。伝統を次の代へ繋げなけれ

ば。そう思いました。確かに、私はたった一人の新入部員です。できることは少ないか

もしれません。プレッシャーに感じることもあります。しかし、私の代は私 1 人であっ

ても、一人ぼっちではありません。私には多くの先輩方、OB さんたち、そしてこれか

ら入るであろう後輩がいます。多くの人たちの支えを受けながら、山大合気道部の歴史

と伝統を次の世帯へと繋げていきたいと思います。

心身共に未熟ではございますが日々精進してまいりたいと思っておりますので、どう

ぞよろしくお願いいたします。

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合気道部集合写真昭和51年

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合気道部集合写真昭和53年

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合気道部集合写真昭和54,55年

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合気道部集合写真昭和55年

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合気道部集合写真

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合気道部集合写真 昭和59-60

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合気道部集合写真 昭和61-62

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合気道部集合写真昭和63-平成元年

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合気道部集合写真平成2、4年

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合気道部集合写真平成5-6年

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合気道部集合写真平成8-9年

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合気道部集合写真平成10-11年

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合気道部集合写真平成13-14年

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合気道部集合写真平成15-16年

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合気道部集合写真平成18年

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合気道部集合写真平成22-23年

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合気道部集合写真平成22-23年2

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合気道部集合写真平成24,27年

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編集後記 祝山口大学合気道部創部 50 周年の記念誌に、和崎先生およびたくさんの OB の方

から原稿を頂きまして作る事ができました。感謝申し上げます。

和崎先生および多くの OB の方が原稿の中で語っておられる 50 周年を迎えた気持

ち、大学生活で合気道部活の思い出、さらに社会人として合気道または合気道部の関

わりについて、その後の人生・生き方に影響を受けたこと。改めて合気道部の繋がり

が貴重なものであることを改めて感じております。本冊子は 50 周年の祝賀会に参加

されなかった方にも残心の原稿を集めることで、50 周年を祝ってもらえる物として

この喜びを共有しようと考えました。また 50 周年を記念した集合写真を掲載しまし

た。思い出の写真は多いですが紙面の都合から限られた物でしか載せられません。こ

の数年雑誌「残心」は OB も原稿を集めることで世代をこえた会話ができると思いま

す。学生の思い、OB の思いがあって融合しておもしろいと思いました。残心も一時

期は発行されていなく、数年前に復活した経緯もあります。山口大学の合気道部員は

少なくて活動が危ぶまれていますが、現在まで継続されています。少ないなりに 50周年の行事を無難に切り抜けてきました。3 年生の指揮力については、そばから見て

すばらしいと思いました。 最後に合気道部 OB の皆様、合気道部の事を思い出して下さい。OB 会は毎年企画

されております。 5 年毎に集まろうとの計画もあります。是非、次回は機会を付く

って合流しましょう。OB の皆様と部員の皆様のご健康とご活躍をお祈りします。

武道会逍遙歌より~♪♫♬ 山口大学合気道部その名は残る ♪♫♬~ 2017 年 3 月 21 日 「残心(祝山口大学合気道部創部 50 周年号) 発行:山口大学体育会合気道部 住所:〒753-8511 山口市吉田 1677-1 電話:083-933-5000(代表:山口大学) 編集:藤原 勇