群馬県介護福祉士会会報 平成17年8月 日発行 ·...

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一般社団法人群馬県介護福祉士会 会報 平成 29 4 23 日発行 平成 29 年 3 月 29 日(水)に群馬県災害派遣福祉チームの派遣に関する基本協定式があり、締結さ れました。災害では人命をどう守るかが最重要課題とされていますが、災害による影響は一時被害 が防止された後も続き、「災害による間接的な被災」から命を守る二次被害の防止が必要となる中 で、高齢者や障害者等、災害時に合理的な配慮を必要とする災害時要配慮者支援についての体制が 求められています。こうした災害時への備えとして、社会福祉施設、専門職、行政、社会福祉協議 会並びに住民組織との連携、地域の要配慮者支援の役割と進めるべき基盤整備のあり方、さらには 災害派遣福祉チーム(DWAT)の必要性があります。介護福祉士会も生活を支える専門職とし て、他団体等との連携をはかり、この群馬県災害派遣福祉チームのメンバーとして、今後起こりう る可能性のある災害に備えて、会員と共に考えていきたいと思いますので、ご協力のほど、宜しく お願い致します。 平成 29 年 6 月 3 日(土)に 29 年度の定時社員総会が開催されます。定時社員総会では 28 年度に会 員、県民の皆様にお示ししました事業計画の報告と、29 年度の事業計画(案)の提示となります。 年末から今もなお、理事が中心となり様々な計画を具体的にし、予算等を作成しております。28 年 度も会員、県民の皆様に向けて、「心豊かな暮らしを支えるパートナー」としての群馬県介護福祉士 会として様々な活動をしてきました。毎年増員していく会員数ではございますが、介護福祉士の資 格取得者も同時に増えていくため、組織率としては横ばいでございます。県内に 2 万人を超える介 護福祉士の仲間にどう魅力を伝え、入会に繋げ、共に活動できることができるか、そして、介護福 祉士という専門職を理解してもらい、介護福祉士になりたいという想いを持ってもらえるよう県民 の皆様に魅力をどう発信したら伝わるのかを試行錯誤しこの 1 年も歩んできました。総会では、そ んな魅力発信、イメージチェンジをテーマに記念講演で「イケメン介護福祉士“中浜崇之”」講師を お招きします。 【研修委員会】では様々な研修を通し、介護福祉士のあるべき姿の研鑽をしてきました。【組織強化 委員会】では青年部活動等、新しい取り組みで組織内外との交流などで強い絆を紡いできました。 その魅力を【広報委員会】が発信し、たくさんの人に「介護福祉士会」を知ってもらえました。そ して、【総務委員会】はそれを皆さんにわかりやすく形にし、理事会、総会資料等で纏めてくれてい ました。そして何より、各支部での草の根的活動が会員や県民との距離を近づけ、介護福祉士会の 理解に繋がったと思っております。この想いと活動が 1 年に 1 度行われる「定時社員総会」でみな さんに協議していただくものになります。会員一人ひとりが主役であり、議決権を持つ人です。お 忙しいことは重々承知しておりますが、介護福祉士会の 1 年の中の 1 番大切な 1 日になりますの で、ぜひ『出席』のご協力をお願い致します。そして、共に歩みだす 1 日にしましょう。 会長 小池 昭雅 (1) Vol.75 2017. 4 ■発行 一般社団法人 群馬県介護福祉士会事務局 〒371-8525 群馬県前橋市新前橋町 13-12 群馬県社会福祉協議会 地域福祉課内 TEL 027-255-6226 FAX 027-255-6173 URL http://www.gunma-careworkers.net/ E-mail [email protected]

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一般社団法人群馬県介護福祉士会 会報 平成 29 年 4 月 23 日発行

平成 29年 3月 29日(水)に群馬県災害派遣福祉チームの派遣に関する基本協定式があり、締結さ

れました。災害では人命をどう守るかが最重要課題とされていますが、災害による影響は一時被害

が防止された後も続き、「災害による間接的な被災」から命を守る二次被害の防止が必要となる中

で、高齢者や障害者等、災害時に合理的な配慮を必要とする災害時要配慮者支援についての体制が

求められています。こうした災害時への備えとして、社会福祉施設、専門職、行政、社会福祉協議

会並びに住民組織との連携、地域の要配慮者支援の役割と進めるべき基盤整備のあり方、さらには

災害派遣福祉チーム(DWAT)の必要性があります。介護福祉士会も生活を支える専門職とし

て、他団体等との連携をはかり、この群馬県災害派遣福祉チームのメンバーとして、今後起こりう

る可能性のある災害に備えて、会員と共に考えていきたいと思いますので、ご協力のほど、宜しく

お願い致します。

平成 29年 6月 3日(土)に 29年度の定時社員総会が開催されます。定時社員総会では 28年度に会

員、県民の皆様にお示ししました事業計画の報告と、29年度の事業計画(案)の提示となります。

年末から今もなお、理事が中心となり様々な計画を具体的にし、予算等を作成しております。28年

度も会員、県民の皆様に向けて、「心豊かな暮らしを支えるパートナー」としての群馬県介護福祉士

会として様々な活動をしてきました。毎年増員していく会員数ではございますが、介護福祉士の資

格取得者も同時に増えていくため、組織率としては横ばいでございます。県内に 2万人を超える介

護福祉士の仲間にどう魅力を伝え、入会に繋げ、共に活動できることができるか、そして、介護福

祉士という専門職を理解してもらい、介護福祉士になりたいという想いを持ってもらえるよう県民

の皆様に魅力をどう発信したら伝わるのかを試行錯誤しこの 1年も歩んできました。総会では、そ

んな魅力発信、イメージチェンジをテーマに記念講演で「イケメン介護福祉士“中浜崇之”」講師を

お招きします。

【研修委員会】では様々な研修を通し、介護福祉士のあるべき姿の研鑽をしてきました。【組織強化

委員会】では青年部活動等、新しい取り組みで組織内外との交流などで強い絆を紡いできました。

その魅力を【広報委員会】が発信し、たくさんの人に「介護福祉士会」を知ってもらえました。そ

して、【総務委員会】はそれを皆さんにわかりやすく形にし、理事会、総会資料等で纏めてくれてい

ました。そして何より、各支部での草の根的活動が会員や県民との距離を近づけ、介護福祉士会の

理解に繋がったと思っております。この想いと活動が 1年に 1度行われる「定時社員総会」でみな

さんに協議していただくものになります。会員一人ひとりが主役であり、議決権を持つ人です。お

忙しいことは重々承知しておりますが、介護福祉士会の 1年の中の 1番大切な 1日になりますの

で、ぜひ『出席』のご協力をお願い致します。そして、共に歩みだす 1日にしましょう。

会長 小池 昭雅

(1)

Vol.75 2017. 4

■発行 一般社団法人

群馬県介護福祉士会事務局 〒371-8525 群馬県前橋市新前橋町 13-12

群馬県社会福祉協議会 地域福祉課内 TEL 027-255-6226 FAX 027-255-6173 URL http://www.gunma-careworkers.net/ E-mail [email protected]

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一般社団法人群馬県介護福祉士会 会報 平成 29 年 4 月 23 日発行

新人定着セミナーを開催しました 2月 22日(水)、群馬県介護福祉士会 青年部による、入職 1~2年目の職員を対象とした『定着支援研修』が行われ、募集定員 50名を大きく上回る 67名の新人職員の方々が集まりました。 メイン講師の小池昭雅会長をはじめ、次世代を担う若手介護福祉士達がファシリテーターを努め、介護を始めたキッカケや仕事のやりがい等、自分自身を振り返るグループワークで、お互いの意見を交わし合いました。 参加者からは『やりがいについてあまり考えたことがなかったので、他人の意見が聞けて良かった』『明日からまた頑張ろうと思った』等、ポジティブな意見が沢山でており、皆さんモチベーションが上がった状態で職場に戻れたことと思います。参加者の輝く瞳が、明るい介護福祉士の未来を映しているように見えました。『介護福祉士が介護福祉士を支える』素敵な研修でした。 北毛支部支部長 髙橋 将弘

ディズニー流笑顔の接遇研修を開催しました 誰もが一度は遊びに行ったことがある「夢と魔法の王国」ディズニーランド。今回は現場で働いていた元アトラクション責任者が講義をして下さりました。 私たちがディズニーランドで楽しい時を過ごすには、陰でスタッフの苦労、接遇、人財教育、育

成、共通認識、共有があったのかと認識させられました。考えると介護現場に通じるものが多々あると思い、ここで学んだ接遇、教育を自身も実践しつつアウトプットしていきたいと感じました。 福祉施設等を利用されている方のみならず、関わる人達に対しても接遇を意識し自己啓発に努め

ていきたいです。 理事 角田 匡哉

認知症VR体験セミナーを開催しました 3月 14日(火)に下河原忠道さんを講師にお招きし高崎サンピアにてVR認知症体験セミナーを開催しました。募集をかけるとすぐに定員が埋まってしまうほどの人気でした。 参加頂いた皆様の熱い思いに胸が打たれ、「面白いものを体験しただけで終わらせずに次

のアクションにつなげていこう」と皆さんでおっしゃっていて、刺激をいただきました。 ご参加頂きありがとうございました。 常任理事 南雲 三恵子

若手介護職員交流イベントを開催しました 3月 22日(水)エテルナ高崎にて若手介護職員交流イベントを開催しました。同じグループ内には専門学校を卒業して間もない方や、管理職の方、ソーシャルワーカーの方など、様々な立場の方がいらっしゃり、その中で自分の1年後の姿などを発表し合いました。グループワークを通して、様々な意見が飛び交いましたが、自分とは違う意見を認め合うことで、相手を知り、認めるという福祉に大切な部分も成長できた気がします。また、途中悩みを相談し合う場面もあり、同じ悩みを共有できたこともひとりではないという心強さも感じることができました。 その後の懇親会では、群馬県内外の介護職の方達と交流ができ、全国各地で熱い想いを胸に秘めた介護福祉士達と交流し、想いを共有しあえたことも、離れた場所で頑張っている仲間が居るという励みにもなりました。 自分の中で様々な考え方を構築できた良い機会だったと思います。今後もこういった研修に参加したいです。ありがとうございました。 会員 南雲 由夏

入会キャッシュバックキャンペーン 今年度も開催致します!!今年度新規ご加入頂いた方、先着 30名さまに 1,000円分のQUOカードをプレゼントします。ご紹介で入会された方には、ご紹介頂いた方にもプレゼントします!先着順となっておりますのでこの機会にぜひ入会を!!周りに入会を考えている方がいましたらご紹介下さい。

お待ちしております!! 組織強化委員会

事務局よりお知らせ 6月3日(土)に定時社員総会を開催します。既にお手元に総会出欠のハガキが届いているかと思います。お手数ですが出欠の記入をし、事務局まで返信をお願い致します。 なお、欠席される方も委任状の提出が必要となりますので返信をお願い致します。

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一般社団法人群馬県介護福祉士会 会報 平成 29 年 4 月 23 日発行

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『支部総会、研修会報告』

3月 25日(土)に北毛支部総会が行われ、皆様のご

協力もあり、スムーズに次第を進めることができまし

た。本当にありがとうございました。

また、小池昭雅 会長の基調公演を行い、介護福祉

士としての在り方、これからの展望等を、介護現場の

実体験を交えてお話ししていただきました。

感動の映像を映写しながら、とても分かりやすく私た

ちの情動に語りかけ、さまざまなことを考えさせられ

た、とても有意義な時間となりました。

平成 29年度から、新たに支部役員として森川康弘

さんが仲間に加わり、更に活動の幅を広げていきま

す。今年度も宜しくお願い致します。

支部長 髙橋 将弘

『支部総会、研修会報告』 待ちに待った春! 園芸店にも彩り豊かな花苗がたくさん出回りま

す。この季節らしく爽やかで、一鉢でも存在感のある寄せ植えをJA全農ぐんま・花木流通センターの職員さんの指導のもと参加者と一緒に作りました。 シルバーの古びたカゴに合いそうなピンク系の花

と緑の葉でまとめて、横に広く丸いカゴなので、中心を伸びやかな雰囲気が出るよう植物をセレクト。全体的にふんわりとした表情豊かな面白い寄せ植えが完成しました。 支部総会では、会員の皆様と意見交換を行い、充

実した総会になりました。 今年度も、交流会・研修会を通して少しでも皆様

に役立てるよう活動を行っていきます。 是非、支部活動への参加を、よろしくお願い致し

ます。次回は、バーベキューです。 支部長 青山 公大

『支部総会、施設見学会報告』 3月 11日(土)の支部総会は施設見学会と同時開催

でMWS日高デイトレセンターで行いました。 見学会ではその広さと 1日に 200人程度の利用があると言う圧倒的な規模にまず驚きを感じました。さらに充実の利用内容!トレーニングや学習療法はもちろんのこと、パンやそば打ち、麻雀などの趣味活動に移動販売による買い物支援等、多岐にわたってます。 しかも運動、学習療法は資格を取得した介護福祉士が主に関わっていると言うことです。介護福祉士として出来ることに色々な可能性を感じた見学会でした。

支部長 大井 和之

『支部総会、研修会報告』

3月 25日(土)支部総会・研修会を開催しました。

今回は一般社団法人変わる!介護の理事、小川順

也氏をお招きし、「もしも、介護従事者がリハビリ

を学んだら?~『支えるケア』から『良くなるケ

ア』へ~」と題し、他支部の会員のほか、養成校の

学生さんにも参加頂きました。

グループワークでの生活動作の分解や、ICFの

視点を再確認することで、日頃の介護方法や生活リ

ハビリの視点を楽しく学ぶことができました。

支部長 芝﨑 光弘

中毛支部

北毛支部 東毛支部

西毛支部 支部の

ページ

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一般社団法人群馬県介護福祉士会 会報 平成 29 年 4 月 23 日発行

ファーストステップ研修の学び

「セーフティマネジメント」講師:高崎健康福祉大学 野田 敦史先生

今回の事前課題は「論理的思考法について調べ、レポート用紙にまとめる」でした。難しい研修を想像していましたが、全体討議(賛成派、反対派、中立派のチームに分かれてすべての役割を体験)を行いとても分かりやすい研修でした。講師の話に「介護職は直接利用者に関わるだけでなく、社会に対して主張していくことも仕事」との言葉がありました。今後は介護への関心と同時に、社会の動向にも目を向けたいと思います。(K.K)

「介護職の健康とメンタルヘルス」講師:産業カウンセラー 齋藤 文江先生

今回の研修は「心身共に健やかに働くために」を勉強しました。問題への個々の捉え方は違うので難しく感じる分野です。しかし自分の考え方の癖を知り、ストレスを溜めがちな人の特徴的な認知のゆがみ、無意識に行う受取り方の違いを知り対応してゆく。ストレスを感じやすい人は、自分の考え方を知り、溜めないうちに解消してゆく。そして最後に学んだ自律訓練法(リラックス体操)も勉強になりました。(T.A)

「自職場の分析」講師:高崎健康福祉大学 原田 欣宏先生

今回の研修の目的は「サービスのあり方、組織、経営に問題意識を持ち業務改善を企画・提案し、具体的に取組める」「多面的な視点、着眼点、発想から職場の問題点・課題を分析し、解決に取組める」「実践をまとめ、的確にプレゼンテーションできる」でした。演習で年間計画目標を立て、目標に向かって 1年間どのように活動するか、達成可能かをイメージしながら作ってゆく工程は難しいものでした。しかし、目前の課題だけではなく年間を通じ考え、作ることで今後やるべき事が可視化され、チームで共有できました。今後は自分自身のアンテナを張り問題意識を持ち、具体的な取組みが行えるようチームを巻き込みながら実践してゆきたいと思いました。(S.J)

*平成 28年度ファーストステップ研修は、2月 19日に会長 小池

昭雅による『総合学習』で最終日を終えました。修了生の「尊厳を

支えるケア」の実践、「小規模チームのリーダー」としての活躍を期

待したいと思います。

「実習指導者フォローアップ研修を開催しました」 今回の実習指導者フォローアップ研修を受講して、他施設の指導者とグループワークができたことで、どのように受け入れ、指導していけば良いか情報共有できました。また、改めてガイドライン、松沼先生には具体的な指導方法を教えていただきとても勉強になりました。今後も様々な内容でフォローアップ研修を開催してもらえると介護福祉士、実習指導者として質の向上が図れると感じました。

中毛支部 岡田 守弘 「コーチング研修開催しました」

2月 15日(水)「コーチング~伝える技法~介護職員としてふさわしい資質について、「人」は人を育てられる?コーチングにおける代表的な 4大スキルなど、講義演習を交えた研修を行いました。受講後のアンケートでは「3回目にいきなり参加しましたが、生き方にそのままつながるような、とても良い学びとなりました。迷わず、明日から実践していきたいと思いました。」「自分を振り返るとても良い機会となりました。 他の方のご意見も大変参考になりました。」「現在、現場で起きている事と照らし合わせながら、考えられたのでとても勉強になりました。」等のご意見いただきました。 29年度は 7月 19日(水)、8月 9日(水)、9月 20日(水)、19:00∼21:00研修を行います。ご参加お待ちしております。 理事 林 直子

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■編集後記

新緑の季節となる今日このごろ皆様いかがお過ごしでしょうか。先

日うちの施設では中庭にじゃがいもを利用者様と共に植えました。昨

年はその他にも様々な野菜を植えたのですが、今年はそれ以外には決

まっていませんが、やはり昨年豊作で大好評だったスイカは今年も挑

戦してみたいと思います。 中山

生涯研修体系研修

現在の会員数

群馬県介護福祉士会の会員数は、

『819名』です。 【平成 29年 3月末現在】