植物由来「ヘミセルロース」活用 バイオプラスチック製品...Components of...
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株式会社 事業革新パートナーズ
植物由来「ヘミセルロース」活用バイオプラスチック製品
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Mission
3ヘミセルロースとは
ヘミセルロース(hemicellulose)は植物細胞壁に含まれる、
セルロースを除く水に対して不溶性の多糖類の総称。
生分解性、流動性、透明性など多様な機能がある非結晶性の
バイオプラスチックとして大きな可能性を持っている
ヘミセルロースは木材に約30%含まれ、世界の
木材生産量年間18億トンの内ヘミセルロース
産出量は年間約5億トン存在するが、利用率1%
未満でほとんどが廃棄され有効活用されていない
ヘミセルロースの生産量と実態
ヘミセルロースとは
セルロース・リグニン
ヘミセルロース
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(ラインナップ)
1. スタンダード:ヘミセルロースと他樹脂材料の混錬製品ヘミセルロース原料1~51%+樹脂 (PMMA、PS、PA、PEなど指定プラスチック、石灰石
リサイクル樹脂/紙パウダー等
2. ファースト :ヘミセルロース構造を他樹脂材料分子構造に組み込んだ製品ヘミセルロース誘導体1~51% +樹脂 (PMMA、PS、PA、PEなど指定プラスチック)
3. プレミア :ヘミセルロース100%製品ヘミセルロース特殊構造材料 100%
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(※)当社ヘミセルロース材料ラインナップを対象とした「HEMIX」 商標登録済み(日本・米国・欧州)(※) 「バイオマスマーク」認証申請・取得予定
HEMIX (TM)
製品ラインナップ
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評価項目 ヘミセルロース PLA
植物由来材料含有率(%) 90 30〜80
耐熱温度(℃) 120〜250 70〜100
引張強度(Mpa) 49 34
曲げ強度(Mpa) 62 50
流動性(g/10min) 200 6
転写性(nm) 80 500,000
光線透過率(%) 95 90
生分解率(%) 90(27℃ 海水) 0(27℃ 海水)
製品比較 (ヘミセルロース ・ PLA)
バイオ・生分解性プラスチック製品の中で、世界的に量産され、知名度が高い「PLA」が最大の課題としている「海中生分解性」「流動性・耐熱性」に対して当社ヘミセルロースは高い機能を有し、差別化可能(ヘミセルロースxPLAで、PLA市場をカバーする)
6生産プロセス
原料調達研究開発
誘導体化ポリマー化モノマー化
製紙メーカーその他からヘミセルロース原料調達
材料開発、機能評価
バイオプラスチック化のための化学合成
押出し混錬~ペレット製造
試作~射出成形量産
樹脂ペレット製造 3Dプリンターを使った試作品の作成
提携金型・成形メーカーによる成形量産
当社ヘミセルロース バイオプラスチックの生産工程です。
①製紙メーカーを中心とした供給先からの安定原料調達、②提携化学メーカーでの化学合成、③ペレット量産体制 (④試作・射出成形) を整備しております。