番組の送出番組の送出(送出システム)(送出システム) 地...

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21 番組を全国あまねくお届けする くお届けする けする 全国 全国 全国 番組 組を 番組 番組 番組 組を 組を 地上テレビとラジオの送信 地上テレビとラジオの送信 墨田放送所と菖蒲久喜ラジオ放送所 〈テレビ放送所(デジタル放送)〉 地上デジタル放送は、周波数を効率的に使えるOFDM というデジタル変調方式を用いてサービスを行っていま す。2017年末現在、約2,200の放送所(出力は10kW から3mW)で全国をカバーしています。 〈ラジオ放送所〉 ラジオ放送は、いつでもどこでも手軽に聞くことができ、 また地震や台風など災害時の重要な情報メディアです。 ラジオ放送の電波はテレビやFM放送の電波より波長が 長く、より遠 方 に 届くた め 約 2 0 0 の 放 送 所( 出 力 は 500kWから50W)で全国をカバーしています。 この他、31の放送所でFM放送の電波によりラジオ第 1、ラジオ第2の番組も送信しています。 24時間、365日安定した電波を確保するため、NHK では放送設備の計画的な更新、日常的な保守・点検のほ か、最新技術を取り 入れた放送機器の 開発にも取り組ん でいます。 放送メディア 放送所数 デジタル総合 2,215局 デジタル教育 2,186局 2017.12.31現在 放送メディア 放送所数 ラジオ第1 224局 ラジオ第2 140局 2017.12.31現在 〈FM放送所〉 ほとんどのFM放送所はテレビ放送所に併設されてい ますが、FM放送の電波はテレビの電波より波長が長く遠 方まで 届くため 、約 5 0 0 の 放 送 所( 出 力 は 1 0 k W から 1W)で全国をカバーしています。 墨田放送所 菖蒲久喜ラジオ放送所 放送メディア 放送所数 F M 532局 2017.12.31現在 放送機の保守 「あまねく日本全国」に届けるために 電波の安定確保を目指して 日本の世帯の約3分の1が集中する首都圏に向けて放送電波を効率的かつ安定的にお届けするため、NHKは大電力の 放送所を設置しています。 各放送所は設備の冗長系を確保し、さらに、予備の放送所を設置するなど、放送電波が途切れることがないよう万全を期 しています。 〈墨田放送所〉 自立式の電波塔としては世界一の高さを誇る東京スカイ ツリーから地上デジタル放送(総合およびEテレ)とFM放送 の電波を送信し、地上デジタル放送は、北関東を含めた首都 圏全域の約1,700万世帯に、FM放送は、東京を中心とした 約1,200万世帯のみなさまに番組をお届けしています。 〈菖蒲久喜ラジオ放送所〉 菖蒲久喜ラジオ放送所は、埼玉県久喜市に位置する日本 最大規模のラジオ放送所で、関東・甲信越を中心に、北は福 島県から南は愛知県までの約2,100万世帯のみなさまに、 ラジオ第1放送と第2放送の放送電波をお届けしています。 NHKが開発した超小型RFレコー ダ。放送電波を簡易に記録・再 生することができ、電波伝搬の調 査・解析に威力を発揮します。

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    よりよい番組を制作・送出する組を組組組組組組組 作・送出する出するるるるい番組い番組い番い番組よりよよよよよよよよりよいり いいいよりりよりよよよよりよりよいりよいりよいりりりりり

    番組の送出(送出システム)番組の送出(送出システム)

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    地上テレビとラジオの送信地上テレビとラジオの送信

    ラジオセンター

    地上デジタル放送NHKは東京・渋谷の放送センターを中心として、全国54局の放送局をテレビ回線で結び、地上デジタル放送を日本全国にお届けしています。地上デジタル放送では映像・音声だけでなく、字幕放送、電

    子番組表(EPG)、データ放送、ハイブリッドキャスト、ワンセグなどの各種サービスを行っています。送出システムではこれら各信号を多重化し、地上デジタル放送の規格に合わせた信号を送出します。放送センターからはこの信号を東京スカイツリーと全国の放送局に配信します。各放送局の送出システムでは、放送センターから配信され

    た全国向け番組と、各放送局で制作したローカル番組を選択し、番組切り替えを行います。データ放送やEPGなどは、その地域のものを多重化し、各地域の放送所から放送します。急な番組編成の変更にも柔軟に対応するため、全国54局の

    送出システムはネットワークで接続されており、正確な番組送出ができるようになっています。

    BSデジタル放送BSデジタル放送は㈱放送衛星システム(B-SAT)が保有す

    る放送衛星により、NHKのハイビジョン2チャンネルの番組を24時間、日本全国にお届けしています。スポーツの複数中継など、1つのチャンネルで2番組を同時放送する「マルチ編成」も一部の時間帯で実施しています。

    放送センター(東京・渋谷) 地域拠点局 地域放送局

    TOC

    回線センター

    海外拠点

    海外からの中継ヘリコプター

    中継車

    衛星伝送中継車

    東京スカイツリー(墨田放送所)

    放送所放送所

    スタジオ

    編成情報 データ放送制作

    データ放送制作

    地域情報入力端末

    EPG情報 双方向データいつでもニュース

    映像・音声信号

    電子番組表

    ワンセグ信号

    データ放送

    制御システム

    多重化装置

    映像・音声・EPG情報・データ放送を放送波形式のTS信号として多重して伝送

    放送局で作成したデータ放送コンテンツを拠点局からテレビ回線に多重して伝送

    光ファイバー光端局

    送信機

    光端局

    ネット受/自局切替

    電子番組表差替

    ワンセグ信号

    データ放送

    制御システム

    多重化装置

    送信機

    ネット受/自局切替

    電子番組表差替

    ワンセグ信号

    全国データ放送

    拠点局データ放送

    放送局データ放送

    制御システム

    多重化装置

    送信機

    データ放送コンテンツ

    STL

    STL

    STL

    STL

    テレビ回線テレビ回線

    ファイルベース送出装置

    墨田放送所と菖蒲久喜ラジオ放送所

    〈テレビ放送所(デジタル放送)〉地上デジタル放送は、周波数を効率的に使えるOFDM

    というデジタル変調方式を用いてサービスを行っています。2017年末現在、約2,200の放送所(出力は10kWから3mW)で全国をカバーしています。

    〈ラジオ放送所〉ラジオ放送は、いつでもどこでも手軽に聞くことができ、

    また地震や台風など災害時の重要な情報メディアです。 ラジオ放送の電波はテレビやFM放送の電波より波長が長く、より遠方に届くため約200の放送所(出力は500kWから50W)で全国をカバーしています。

    この他、31の放送所でFM放送の電波によりラジオ第1、ラジオ第2の番組も送信しています。

    24時間、365日安定した電波を確保するため、NHKでは放送設備の計画的な更新、日常的な保守・点検のほか、最新技術を取り入れた放送機器の開発にも取り組んでいます。

    放送メディア 放送所数 デジタル総合 2,215局 デジタル教育 2,186局

    2017.12.31現在

    放送メディア 放送所数 ラジオ第1 224局 ラジオ第2 140局

    2017.12.31現在

    〈FM放送所〉ほとんどのFM放送所はテレビ放送所に併設されてい

    ますが、FM放送の電波はテレビの電波より波長が長く遠方まで届くため、約500の放送所(出力は10kWから1W)で全国をカバーしています。

    墨田放送所 菖蒲久喜ラジオ放送所

    放送メディア 放送所数 F M 532局

    2017.12.31現在

    放送機の保守

    「あまねく日本全国」に届けるために

    電波の安定確保を目指して

    送出システム

    スーパーハイビジョンの放送はSHV-TOCから送出しています。2016年8月に試験放送を開始し、1日8時間の放送を毎日送出しています。8Kと、2波の4K放送を切り替えることができ、HDR(ハイダイナミックレンジ)や22.2マルチチャンネ ル 音 声 の 送 出 も 可 能 で す 。 2018年12月からの本放送では、4Kと8Kそれぞれの放送をSHV-TOCから行います。

    SHV-TOC

    ラジオセンター

    日本の世帯の約3分の1が集中する首都圏に向けて放送電波を効率的かつ安定的にお届けするため、NHKは大電力の放送所を設置しています。各放送所は設備の冗長系を確保し、さらに、予備の放送所を設置するなど、放送電波が途切れることがないよう万全を期

    しています。

    〈墨田放送所〉自立式の電波塔としては世界一の高さを誇る東京スカイ

    ツリーから地上デジタル放送(総合およびEテレ)とFM放送の電波を送信し、地上デジタル放送は、北関東を含めた首都圏全域の約1,700万世帯に、FM放送は、東京を中心とした約1,200万世帯のみなさまに番組をお届けしています。

    〈菖蒲久喜ラジオ放送所〉菖蒲久喜ラジオ放送所は、埼玉県久喜市に位置する日本

    最大規模のラジオ放送所で、関東・甲信越を中心に、北は福島県から南は愛知県までの約2,100万世帯のみなさまに、ラジオ第1放送と第2放送の放送電波をお届けしています。

    NHKが開発した超小型RFレコーダ̶。放送電波を簡易に記録・再生することができ、電波伝搬の調査・解析に威力を発揮します。

    ラジオ第1は生命や暮らしを守る「安心ラジオ」として番組を充実させるとともに、災害などの緊急時には迅速に情報を伝える役割を担っています。ラジオセンターには生放送用スタジオ2室、ニューススタジ

    オ1室、ミニスタジオが2室あり、ラジオ第1の番組のほとんどは、このラジオセンターから生放送で送出しています。

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    番組を全国あまねくお届けするあまああああ るるくお届けするけけするる全国全国全全国番組番番番番番番番組を組 全全全番組番組番組番番番番組番組を組を組を組組組組組

    放送電波の確保放送電波の確保衛星放送衛星放送

    地上にある送信局から発射された電波を東経110度、赤道上空3万6,000kmにある放送衛星で受信し、放送チャンネルの周波数に変換した後、増幅して日本に向けて送信します。衛星には太陽エネルギーを電気エネルギーに変換する

    ための大きな太陽電池パネルと電波を日本列島の形に合わせて効率よく放射するための「鏡面修整アンテナ」を搭載しています。軌道上には故障に備え予備衛星も待機しています。地上設備には衛星に番組を送信する「アップリンクセンター」と衛星を管制する「衛星管制センター」があります。なお、放送衛星は現在、㈱放送衛星システム(B-SAT)

    が保有し、NHKおよび民放の放送を実施しています。

    BSデジタル放送は、2000年12月1日に開始されました。1つのチャンネルでハイビジョンを2番組以上、標準画質の場合は6番組以上伝送することができ、柔軟で効率的に番組を放送することが可能です。また、電子番組表(EPG)やデータ放送、マルチ編成など、デジタルの特長を生かした放送を行うことができます。NHKのBSデジタル放送については、2000年12月1日

    から標準画質のBS1およびBS2、ハイビジョンのBShiの3番組を放送してきましたが、2011年4月に再編成し、BS1およびBSプレミアムのハイビジョン2番組を放送しています。BSデジタル放送全体では、現在、NHKを含む21の放

    送事業者が合計29番組(ハイビジョン:28番組、標準画質:1番組)の放送サービスを行っています※。※音声放送(1番組)を除く。

    共同受信

    直接受信

    直接受信

    質:1番組)の放送サービスを行っています※。質1番組)の放送サ ビスを行っています 。※音声放送(1番組)を除く。。

    B-SATアップリンク副局(埼玉・菖蒲)

    B-SATアップリンクセンター主局(東京・渋谷)

    (NHK大阪放送局)

    (NHK福岡放送局)

    BSAT-3c

    BSAT-4a

    BSAT-3a

    BSAT-3b

    放送衛星BSAT-4aの打ち上げ成功(2017年9月)

    B-SAT社の放送衛星BSAT-4aは、2018年12月に開始される4K・8K本放送に対応するための衛星で、2017年9月打ち上げに成功しました。2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは、迫力のある映像でみなさまにお楽しみいただけるよう、4K・8K放送の早期の普及を目指しています。また、BSAT-3aの後継機として、現在放送中のBSデジタル放送(2K)にも対応する予定です。

    衛星放送のアップリンク NHKおよび民放の番組は、東京・渋谷の放送センター内のB-SATアップリンクセンター主局でチャンネル単位で合成された後、地上の送信局から放送衛星に向けて電波発射(アップリンク)されます。また、主局が設備保守や降雨などで使用できない場合には、埼玉県にあるアップリンク副局よりアップリンクを行います。なお、首都圏直下地震などの非常災害に備え、NHKの番組をアップリンクするための設備がNHK大阪放送局とNHK福岡放送局にも整備されています。

    放送の良好な受信環境の維持・改善を図ることは公共放送としての重要な責務の一つです。テレビ放送はアナログからデジタルへ移行しましたが、受信障害がなくなるわけではありません。これまで培ってきた放送受信のノウハウを生かし、テレビ・ラジオの受信状況調査を実施するなど、日本全国の各ご家庭で放送が良好に受信できるように取り組んでいます。さらに、視聴者のみなさまから寄せられる受信相談や各種電波障害に対する原因調査や改善指導を実施したり、2018年12月に本放送が開始される新4K8K衛星放送の技術情報や受信方法などを関連業界へ周知するなど、新サービスの普及に向けた活動も展開しています。

    難視聴解消のために地元組合と共同で設置している共同受信施設の安定運用に向けた設備の開発・実用化にも取り組んでいます。これまで、災害時に放送を継続して受信するための「BSデジタル放送をOFDM信号に再変調して伝送するヘッドエンド」や、山間・河川横断などケーブルの敷設が難しい場所で使用する「23GHz帯の無線伝送装置」などを開発・実用化してきました。新4K8K衛星放送など新サービスの普及戦略の立案

    に向けて、ご家庭のテレビの受信方法や各種受信機の所有状況などの実態を把握するための調査や、デジタル受信機や受信システム機器などの性能を把握するための調査を毎年実施しています。時代の変化に合わせた新しい技術開発や各種調査を

    活用し、よりよい受信環境の構築に向けて日々取り組んでいます。

    受信システム機器の性能調査

    新技術セミナー一般視聴者や電器店、工事業者の方などを対象としたセミナーを開催

    大規模な災害が発生したときには、避難所などへテレビやアンテナを設置する活動や被災地での受信相談などを行い、情報を確実にお届けできるよう努めています。

    避難所へのテレビ・アンテナの設置

    デジタル放送の受信状況調査受信サービスカーを使用して各地域の受信状況や障害調査を実施

    衛星放送の仕組み BSデジタル放送 放送の良好受信へ向けた取り組み 技術開発と調査

    大規模災害時の被災地への対応

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    番組を全国あまねくお届けするあまああああ るるくお届けするけけするる全国全国全全国番組番番番番番番番組を組 全全全番組番組番組番番番番組番組を組を組を組組組組組

    放送電波の確保放送電波の確保衛星放送衛星放送

    地上にある送信局から発射された電波を東経110度、赤道上空3万6,000kmにある放送衛星で受信し、放送チャンネルの周波数に変換した後、増幅して日本に向けて送信します。衛星には太陽エネルギーを電気エネルギーに変換する

    ための大きな太陽電池パネルと電波を日本列島の形に合わせて効率よく放射するための「鏡面修整アンテナ」を搭載しています。軌道上には故障に備え予備衛星も待機しています。地上設備には衛星に番組を送信する「アップリンクセンター」と衛星を管制する「衛星管制センター」があります。なお、放送衛星は現在、㈱放送衛星システム(B-SAT)

    が保有し、NHKおよび民放の放送を実施しています。

    BSデジタル放送は、2000年12月1日に開始されました。1つのチャンネルでハイビジョンを2番組以上、標準画質の場合は6番組以上伝送することができ、柔軟で効率的に番組を放送することが可能です。また、電子番組表(EPG)やデータ放送、マルチ編成など、デジタルの特長を生かした放送を行うことができます。NHKのBSデジタル放送については、2000年12月1日

    から標準画質のBS1およびBS2、ハイビジョンのBShiの3番組を放送してきましたが、2011年4月に再編成し、BS1およびBSプレミアムのハイビジョン2番組を放送しています。BSデジタル放送全体では、現在、NHKを含む21の放

    送事業者が合計29番組(ハイビジョン:28番組、標準画質:1番組)の放送サービスを行っています※。※音声放送(1番組)を除く。

    共同受信

    直接受信

    直接受信

    質:1番組)の放送サービスを行っています※。質1番組)の放送サ ビスを行っています 。※音声放送(1番組)を除く。。

    B-SATアップリンク副局(埼玉・菖蒲)

    B-SATアップリンクセンター主局(東京・渋谷)

    (NHK大阪放送局)

    (NHK福岡放送局)

    BSAT-3c

    BSAT-4a

    BSAT-3a

    BSAT-3b

    放送衛星BSAT-4aの打ち上げ成功(2017年9月)

    B-SAT社の放送衛星BSAT-4aは、2018年12月に開始される4K・8K本放送に対応するための衛星で、2017年9月打ち上げに成功しました。2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは、迫力のある映像でみなさまにお楽しみいただけるよう、4K・8K放送の早期の普及を目指しています。また、BSAT-3aの後継機として、現在放送中のBSデジタル放送(2K)にも対応する予定です。

    衛星放送のアップリンク NHKおよび民放の番組は、東京・渋谷の放送センター内のB-SATアップリンクセンター主局でチャンネル単位で合成された後、地上の送信局から放送衛星に向けて電波発射(アップリンク)されます。また、主局が設備保守や降雨などで使用できない場合には、埼玉県にあるアップリンク副局よりアップリンクを行います。なお、首都圏直下地震などの非常災害に備え、NHKの番組をアップリンクするための設備がNHK大阪放送局とNHK福岡放送局にも整備されています。

    放送の良好な受信環境の維持・改善を図ることは公共放送としての重要な責務の一つです。テレビ放送はアナログからデジタルへ移行しましたが、受信障害がなくなるわけではありません。これまで培ってきた放送受信のノウハウを生かし、テレビ・ラジオの受信状況調査を実施するなど、日本全国の各ご家庭で放送が良好に受信できるように取り組んでいます。さらに、視聴者のみなさまから寄せられる受信相談や各種電波障害に対する原因調査や改善指導を実施したり、2018年12月に本放送が開始される新4K8K衛星放送の技術情報や受信方法などを関連業界へ周知するなど、新サービスの普及に向けた活動も展開しています。

    難視聴解消のために地元組合と共同で設置している共同受信施設の安定運用に向けた設備の開発・実用化にも取り組んでいます。これまで、災害時に放送を継続して受信するための「BSデジタル放送をOFDM信号に再変調して伝送するヘッドエンド」や、山間・河川横断などケーブルの敷設が難しい場所で使用する「23GHz帯の無線伝送装置」などを開発・実用化してきました。新4K8K衛星放送など新サービスの普及戦略の立案

    に向けて、ご家庭のテレビの受信方法や各種受信機の所有状況などの実態を把握するための調査や、デジタル受信機や受信システム機器などの性能を把握するための調査を毎年実施しています。時代の変化に合わせた新しい技術開発や各種調査を

    活用し、よりよい受信環境の構築に向けて日々取り組んでいます。

    受信システム機器の性能調査

    新技術セミナー一般視聴者や電器店、工事業者の方などを対象としたセミナーを開催

    大規模な災害が発生したときには、避難所などへテレビやアンテナを設置する活動や被災地での受信相談などを行い、情報を確実にお届けできるよう努めています。

    避難所へのテレビ・アンテナの設置

    デジタル放送の受信状況調査受信サービスカーを使用して各地域の受信状況や障害調査を実施

    衛星放送の仕組み BSデジタル放送 放送の良好受信へ向けた取り組み 技術開発と調査

    大規模災害時の被災地への対応