病理診断科...細胞診断 細胞診断検査でわかることは?...
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検査
病理検査
組織診
細胞診
病理解剖
細菌検査
喀痰・血液
生理検査
心電図
脳波・超音波
画像検査
レントゲン
CT・MRI
聴力検査
内視鏡検査
眼科
耳鼻科
放射線科
臨床検査科
病理診断科
消化器内科・外科
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病理診断科
の仕事
医師・・・・・・・・・・・常勤1名 非常勤2名 (認定病理医 細胞診専門医)
臨床検査技師・・・・・・・常勤5名 非常勤1名 (細胞検査士・病理2級検査技師・認定病理検査技師)
病理診断科部長
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臨床検査技師(全国に約60,000人) ・国家資格
・医師の指導監督下に血液検査、細菌(微生物)検
査、生理検査、病理検査等を行う
細胞検査士(全国に約6,000人)絶滅危惧種?!
・認定試験に合格した臨床検査技師
・顕微鏡を使って病気(特にがん)の有無を調べる
*病理診断科の医師を助ける重要な役割
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病理検査室の仕事
検査技師
病理医
病理医と臨床検査技師の二人三脚の仕事です!
診 断
細胞診検査 組織診検査
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病理診断って?
細胞を顕微鏡で見て病気かどうかを判断
主治医に報告 治療
(病理医・臨床検査技師)
がんの診断
感染症の有無
治療の効果判定(主にがん)
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病理検査室の仕事
組織診断
病理解剖
細胞診断
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病理解剖診断
病理解剖でわかることは? ・臨床診断の適正さ・治療効果の検証
・死因・合併症の解明
病理解剖に携わる人は? ・医師(病理医・臨床医・研修医)
・臨床検査技師(介助)
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組織診断
検査対象 ・手術で切除・内視鏡下で採取された体の一部
術中迅速診断 ・手術中に体の一部をとり、直ちに標本作製
・良性・悪性の診断
術式の決定・変更
組織診断 ・良性/悪性の診断・がんの広がり・感染症の有無
治療方針の提案・治療効果の判定
約10分で判定
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保存液で固定
検鏡
診断
検体の受付
肉眼形態の観察
標本作製
大腸がんの組織診断の流れ
75mm
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ヘマトキシリン・エオジン染色
核:青 細胞質:赤
組織診断になくてはならない染色です!
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細胞診断って?
体の細胞を取って染色し、顕微鏡で観察して診断すること!
子宮 尿・痰 胸水・腹水 乳腺・甲状腺
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細胞診断
細胞診断検査でわかることは? ・良性病変,前癌病変,がん,感染症
・治療効果(主にがん)
細胞診断検査の利点は? ・容易に検体が採れる(尿・痰)
・繰り返し検査ができる
細胞診断は誰が行う? ・細胞検査士が良性・悪性判定(病理医が確定)
病理医と臨床検査技師(細胞検査士)の二人三脚!
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0
2000
4000
6000
8000
10000
12000
14000
16000
18000
1993-1997 1998-2002 2003-2007 2008-2012 2013-2017
12,000件
15,000件
当院の細胞診断件数(5年毎)
+3,000件
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640
370 320
201
166
100
52 45
42
27
1位 子宮
3位 胸水・腹水
2位 肺
乳腺
甲状腺
胆汁
リンパ節
当院の細胞診断材料別件数(2017年度)
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細胞診検査の流れ
1. 検体採取・受付
2. 標本作製
3. 染色(パパニコロウ染色)
4. 鏡検・診断
5. 報告
パパニコロウ染色
細胞診断
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パパニコロウ 染色
染色開発者 ゲオルギオス・パパニコロウ氏
核(青)
細胞質 (赤・黄・緑)
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細胞診断 『悪性』の責任
『悪性』とは癌細胞を認める場合
*患者様の一生を左右する診断で,
その責任は重大 !
細胞診断 『境界病変』の苦悩
『境界病変』とは良性と悪性との
区別が出来ない細胞を認める場合
*検査を受けた患者様に確かな診断を
提供するため,日々,悩んでいます !
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60%
26%
12%
2%
その他
良性
境界
悪性
当院の細胞診断判定の割合(2017年度)
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101
80
73
29
22
21
19
14 3 2
肺がん
子宮がん
胸水・腹水に 出てくる 各種のがん
甲状腺
膀胱・腎臓
リンパ節
乳がん
当院の細胞診断における臓器別がんの割合(2017年度)