旅立ちの翼にのせて、 ッ ー 贈る言葉。 ·...

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旅立ちの翼にのせて、 贈る言葉。 後輩に贈る 卒業生の メッセージ 後輩に贈る僕のメッセージは、「大学生活は楽しんだ 者勝ち」ということ!“楽しむ”というのは、単に“面白お かしく”という意味ではなく、苦労や努力も含めて、楽し むということです。そして、大学生活を楽しむには目標 を持つのが一番です。僕も「コンピュータを学ぶ」とい う目的を持っていたおかげで、毎日がとても充実して いたように思います。広島工業大学は勉強やクラブ はもちろん、国際交流や特別授業など、色々なことに 挑戦する機会を与えてくれる大学です。せっかくの機 会をムダにしないでぜひ楽しんでください! 「挑戦する機会」をくれた大学 ここから広がる未来への可能性 工学部 電気・デジタルシステム工学科卒業 小見角 知典 さん 広島工業大学大学院に進学 Message for you 当然のことですが、大学に入ることが人生のゴールではな く、実はここからが夢を実現させる道の始まり!だから、大学 生活には目標が必要です。僕も「憧れの企業に入る」こと を目標に、日々の勉学に励みました。具体的には「建築屋 たち」という学科のサークルでさまざまな建築テーマに取り 組んだり、設計競技に参加するなど、実践をベースとした勉 強を行ってきました。会社に入ったら、いつかは「東京ミッド タウン」や「梅田スカイビル」など、その都市のランドマーク となるようなビッグプロジェクトに携わってみたいですね。 夢を実現させるのはこれから! 工学部 建築工学科卒業 沖 廉 さん 株式会社竹中工務店に就職 大 学 生 活で一 番 長い時 間を過ごしたのは、硬 式テニス部 の仲間たち。最初は20人いた同級生も、最終的に10人し か残りませんでしたが、その分、とても濃いつき合いができま した( 笑 )。部 活 動で得た仲間たちとの絆 、規 律を教えてく れた先輩たち、そして後輩を引張っていくことの難しさといっ たさまざまな経 験は、どれをとってもかけがえのない僕の宝 物です。後輩の皆さんも、どんなことでもいいです!ひとつだ けでもいいから、必死になって頑張れるものをみつけてくだ さい。そこには必ず大切な出会いや発見があるはずです。 頑張った自分を誇りに思って! 工学部 機械システム工学科卒業 川向 祐太 さん 株式会社シンコーに就職 入社予定の会社は鉄道建設では定評のある企業。ここで経験を積ん で、鉄道土木のスペシャリストを目指したいと考えています。今、日本では 整備新幹線の建設計画が進行中で、東京~大阪間を1時間弱で結ぶ リニア中央新幹線の建設が予定されています。これから、社会人とし て、そんな仕事に携われると考えただけで、胸がワクワクします。これから 出会う仕事一つひとつが、スキルを磨く大切な機会!いずれは、このスキ ルを武器に、日本の新幹線技術を取り 入れたいと考えている海外の国々にも 進出してみたいと考えています。 スキルを身につけて海外へ進出 卒業研究では、身体の不自由な方を誘導・補助する移動ロボッ トを作成する研究に取り組んでいました。そもそもロボットに興味 を持ったのは、広島工業大学のオープンキャンパスがきっかけで す。日頃から「こんなものがあれば、毎日がもっと便利になるの に」と、よく考えていたのですが、この大学はそんな考えを現実に する理想の場所だと思います。春からは大学院に進みますが、 誰もが安全に生活できるように、卒業研究をさらに深化させてい くつもり。いつか、人に心から 喜んでもらえる“ものづくり”を 実現させたいです。 人を幸福にするものづくり 工学部 知能機械工学科卒業 宗広 真希 さん 広島工業大学大学院に進学 工学部 都市建設工学科卒業 岩屋 篤 さん 鉄建建設株式会社に就職 工学部 電子・光システム工学科卒業 荒瀧 朋浩 さん 株式会社中電工に就職 入学当初は大学院に進もうなんて考えていなかったのです が、真 面目に授 業に取り組んでいたら、「もっと深く学びた い」という欲が出てきて、本学の大学院に進学することにな りました。大学での勉強を成功させるコツは、とにかく基礎を 大切にすることです。基礎が積み重なっていくにしたがって、 探究心も膨らみ、いろんな可能性のトビラが開きます。大学 院に進んだら、専門知識だけでなく、考える力や発想力、研 究成果を人に伝える力も磨きたいと考えています。2年後、 どんな自分になっているのか、自分でも大変楽しみです。 03

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Page 1: 旅立ちの翼にのせて、 ッ ー 贈る言葉。 · ルを武器に、日本の新幹線技術を取り 入れたいと考えている海外の国々にも 進出してみたいと考えています。

旅立ちの翼にのせて、贈る言葉。

後輩に贈る

卒業生の

メッセージ

後輩に贈る僕のメッセージは、「大学生活は楽しんだ

者勝ち」ということ!“楽しむ”というのは、単に“面白お

かしく”という意味ではなく、苦労や努力も含めて、楽し

むということです。そして、大学生活を楽しむには目標

を持つのが一番です。僕も「コンピュータを学ぶ」とい

う目的を持っていたおかげで、毎日がとても充実して

いたように思います。広島工業大学は勉強やクラブ

はもちろん、国際交流や特別授業など、色々なことに

挑戦する機会を与えてくれる大学です。せっかくの機

会をムダにしないでぜひ楽しんでください!

「挑戦する機会」をくれた大学 ここから広がる未来への可能性

工学部電気・デジタルシステム工学科卒業

小見角 知典さん広島工業大学大学院に進学

中学生の頃から情報工学に興味があり、システムエ

ンジニアの職につきたいと考えていました。大学院進

学の道を選んだのは、その知識を深めるため。将来は

技術者として研究・開発に取り組み、社会に貢献した

いと考えています。僕は高校時代、情報コースにいた

せいか、専門科目は強いが、一般科目に弱いところが

ありました。しかし、技術者として、柔軟な発想を身に

つけるには、幅広い知識が必要。大学生活は得意な

分野だけでなく、さまざまな分野に目を向け、さまざまな

人と触れ合うように心がけた4年間でした。

色々な出会いのあった4年間

情報学部 情報工学科卒業

福永 晋之介さん広島工業大学大学院に進学

情報学部 健康情報学科卒業

関口 真己子さん呉共済病院に就職

春から医療機関で健康運動指導士として働きま

す。この4年間は“学生”という最後の自由な時間

…。やりたいことを思う存分やる期間だと考え、部

活、アルバイト、インターンシップ、ボランティア、資

格取得などに取り組んできました。おかげでほとんど

休みのない生活を過ごしてきたような気がします。な

かでも印象に残っているのは、マネージャーをつとめ

た軟式野球部での活動。毎日夜遅くまで練習を行

い、毎年のように全国大会に連れていってもらいま

した。喜びも、悲しみも、感動も、部活からいっぱいも

らいました。

最後の自由な時間を悔いなく!

Message for you 仲間と一緒に達成感を共有するのも、ものづくりの楽し

さなのだと大学生活で実感しました。そのきっかけとなっ

たのは、実際にシステム開発の工程をゼロから体験する

授業。7人一組となり、システムの機能設計からプログラ

ミングまで体験したのですが、その頃ちょうど就活と重

なっていたため、中味の濃い授業はかなりハードでした。

しかし、試行錯誤を重ねる作業に僕らは夢中になり、放

課後や休日まで使って、実習に取り組みました。それはも

のづくりを学ぶ、この大学ならではの体験。完成した時

の感動は一生忘れません。

ものづくりの感動を仲間と共有

当然のことですが、大学に入ることが人生のゴールではな

く、実はここからが夢を実現させる道の始まり!だから、大学

生活には目標が必要です。僕も「憧れの企業に入る」こと

を目標に、日々の勉学に励みました。具体的には「建築屋

たち」という学科のサークルでさまざまな建築テーマに取り

組んだり、設計競技に参加するなど、実践をベースとした勉

強を行ってきました。会社に入ったら、いつかは「東京ミッド

タウン」や「梅田スカイビル」など、その都市のランドマーク

となるようなビッグプロジェクトに携わってみたいですね。

夢を実現させるのはこれから!

工学部 建築工学科卒業

沖 廉さん株式会社竹中工務店に就職

大学生活で一番長い時間を過ごしたのは、硬式テニス部

の仲間たち。最初は20人いた同級生も、最終的に10人し

か残りませんでしたが、その分、とても濃いつき合いができま

した(笑)。部活動で得た仲間たちとの絆、規律を教えてく

れた先輩たち、そして後輩を引張っていくことの難しさといっ

たさまざまな経験は、どれをとってもかけがえのない僕の宝

物です。後輩の皆さんも、どんなことでもいいです!ひとつだ

けでもいいから、必死になって頑張れるものをみつけてくだ

さい。そこには必ず大切な出会いや発見があるはずです。

頑張った自分を誇りに思って!

工学部 機械システム工学科卒業

川向 祐太さん株式会社シンコーに就職

入社予定の会社は鉄道建設では定評のある企業。ここで経験を積ん

で、鉄道土木のスペシャリストを目指したいと考えています。今、日本では

整備新幹線の建設計画が進行中で、東京~大阪間を1時間弱で結ぶ

リニア中央新幹線の建設が予定されています。これから、社会人とし

て、そんな仕事に携われると考えただけで、胸がワクワクします。これから

出会う仕事一つひとつが、スキルを磨く大切な機会!いずれは、このスキ

ルを武器に、日本の新幹線技術を取り

入れたいと考えている海外の国々にも

進出してみたいと考えています。

スキルを身につけて海外へ進出

卒業研究では、身体の不自由な方を誘導・補助する移動ロボッ

トを作成する研究に取り組んでいました。そもそもロボットに興味

を持ったのは、広島工業大学のオープンキャンパスがきっかけで

す。日頃から「こんなものがあれば、毎日がもっと便利になるの

に」と、よく考えていたのですが、この大学はそんな考えを現実に

する理想の場所だと思います。春からは大学院に進みますが、

誰もが安全に生活できるように、卒業研究をさらに深化させてい

くつもり。いつか、人に心から

喜んでもらえる“ものづくり”を

実現させたいです。

人を幸福にするものづくり

工学部 知能機械工学科卒業

宗広 真希さん広島工業大学大学院に進学

工学部 都市建設工学科卒業

岩屋 篤さん鉄建建設株式会社に就職

「とにかく設計がしたい!」という思いから、広島工業

大学に入学しました。僕の大学生活は、設計に関

わることなら、なんでも貪欲に吸収しようと努めた4

年間でした。毎日出される課題も、一つひとつが真

剣勝負!「より良いものを、より楽しいものを」と願い

ながら、さまざまな視点から取り組んだ結果、設計

競技で賞をもらうこともできました。課題に追われる

忙しい日々でしたが、いま振り返れば、すべてが良き

思い出です。課題を完成させるために友達と学校

に泊まり込んだ日々さえ、忘れられない一生の思い

出です(笑)。

課題一つひとつが真剣勝負!

環境学部 環境デザイン学科卒業

上田 寛之さん広島工業大学大学院に進学

最初はまちづくりのプロを目指し、公共交通を主体

とした環境にやさしい都市づくりをテーマに、卒業研

究に取り組んでいました。そして、その情報収集の

ために駅員のアルバイトを行っていたのですが、こ

れがきっかけとなり、公共交通にも次第に魅力を感

じるようになって、JR九州を志望。自分が内定をもら

えたのは、卒業研究のおかげのようなものです。そ

れと、フィールドワークを大切にするゼミの経験が、

就活の場で思わぬアピール材料となったのも就活

成功の要因!自分を伝える経験があって本当によ

かったです。

「自分」を伝える経験ができた

環境問題という幅広い分野を学んだおかげで知識の

領域がグンと広がり、希望の航空測量の会社にも就

職でき、大変満足のいく学生生活がおくれたと実感し

ています。私は卒業研究で衛星画像を用いた植生分

類画像を作成していたのですが、友人と屋久島旅行

で2000m級の宮之浦岳に登った際、毎日衛星画像

で瞬時に山頂付近の様子を見ることができる私たち

は、なんて貴重な体験を毎日しているんだろう…とつく

づく思ったものです。そんな恵まれた環境があったお

かげで、未来を生きる人間として幅広い視野が養えた

と思います。

環境から学んだ幅広い可能性!

環境学部 地球環境学科卒業

山内 健一さんアジア航測株式会社に就職

環境学部 地域環境学科卒業

宮川 卓也さん九州旅客鉄道株式会社(JR九州)に就職

情報学部 知的情報システム学科卒業

井上 康彦さん株式会社インテックに就職

工学部 電子・光システム工学科卒業

荒瀧 朋浩さん株式会社中電工に就職

入学当初は大学院に進もうなんて考えていなかったのです

が、真面目に授業に取り組んでいたら、「もっと深く学びた

い」という欲が出てきて、本学の大学院に進学することにな

りました。大学での勉強を成功させるコツは、とにかく基礎を

大切にすることです。基礎が積み重なっていくにしたがって、

探究心も膨らみ、いろんな可能性のトビラが開きます。大学

院に進んだら、専門知識だけでなく、考える力や発想力、研

究成果を人に伝える力も磨きたいと考えています。2年後、

どんな自分になっているのか、自分でも大変楽しみです。

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Page 2: 旅立ちの翼にのせて、 ッ ー 贈る言葉。 · ルを武器に、日本の新幹線技術を取り 入れたいと考えている海外の国々にも 進出してみたいと考えています。

旅立ちの翼にのせて、贈る言葉。

後輩に贈る

卒業生の

メッセージ

後輩に贈る僕のメッセージは、「大学生活は楽しんだ

者勝ち」ということ!“楽しむ”というのは、単に“面白お

かしく”という意味ではなく、苦労や努力も含めて、楽し

むということです。そして、大学生活を楽しむには目標

を持つのが一番です。僕も「コンピュータを学ぶ」とい

う目的を持っていたおかげで、毎日がとても充実して

いたように思います。広島工業大学は勉強やクラブ

はもちろん、国際交流や特別授業など、色々なことに

挑戦する機会を与えてくれる大学です。せっかくの機

会をムダにしないでぜひ楽しんでください!

「挑戦する機会」をくれた大学 ここから広がる未来への可能性

工学部電気・デジタルシステム工学科卒業

小見角 知典さん広島工業大学大学院に進学

中学生の頃から情報工学に興味があり、システムエ

ンジニアの職につきたいと考えていました。大学院進

学の道を選んだのは、その知識を深めるため。将来は

技術者として研究・開発に取り組み、社会に貢献した

いと考えています。僕は高校時代、情報コースにいた

せいか、専門科目は強いが、一般科目に弱いところが

ありました。しかし、技術者として、柔軟な発想を身に

つけるには、幅広い知識が必要。大学生活は得意な

分野だけでなく、さまざまな分野に目を向け、さまざまな

人と触れ合うように心がけた4年間でした。

色々な出会いのあった4年間

情報学部 情報工学科卒業

福永 晋之介さん広島工業大学大学院に進学

情報学部 健康情報学科卒業

関口 真己子さん呉共済病院に就職

春から医療機関で健康運動指導士として働きま

す。この4年間は“学生”という最後の自由な時間

…。やりたいことを思う存分やる期間だと考え、部

活、アルバイト、インターンシップ、ボランティア、資

格取得などに取り組んできました。おかげでほとんど

休みのない生活を過ごしてきたような気がします。な

かでも印象に残っているのは、マネージャーをつとめ

た軟式野球部での活動。毎日夜遅くまで練習を行

い、毎年のように全国大会に連れていってもらいま

した。喜びも、悲しみも、感動も、部活からいっぱいも

らいました。

最後の自由な時間を悔いなく!

Message for you 仲間と一緒に達成感を共有するのも、ものづくりの楽し

さなのだと大学生活で実感しました。そのきっかけとなっ

たのは、実際にシステム開発の工程をゼロから体験する

授業。7人一組となり、システムの機能設計からプログラ

ミングまで体験したのですが、その頃ちょうど就活と重

なっていたため、中味の濃い授業はかなりハードでした。

しかし、試行錯誤を重ねる作業に僕らは夢中になり、放

課後や休日まで使って、実習に取り組みました。それはも

のづくりを学ぶ、この大学ならではの体験。完成した時

の感動は一生忘れません。

ものづくりの感動を仲間と共有

当然のことですが、大学に入ることが人生のゴールではな

く、実はここからが夢を実現させる道の始まり!だから、大学

生活には目標が必要です。僕も「憧れの企業に入る」こと

を目標に、日々の勉学に励みました。具体的には「建築屋

たち」という学科のサークルでさまざまな建築テーマに取り

組んだり、設計競技に参加するなど、実践をベースとした勉

強を行ってきました。会社に入ったら、いつかは「東京ミッド

タウン」や「梅田スカイビル」など、その都市のランドマーク

となるようなビッグプロジェクトに携わってみたいですね。

夢を実現させるのはこれから!

工学部 建築工学科卒業

沖 廉さん株式会社竹中工務店に就職

大学生活で一番長い時間を過ごしたのは、硬式テニス部

の仲間たち。最初は20人いた同級生も、最終的に10人し

か残りませんでしたが、その分、とても濃いつき合いができま

した(笑)。部活動で得た仲間たちとの絆、規律を教えてく

れた先輩たち、そして後輩を引張っていくことの難しさといっ

たさまざまな経験は、どれをとってもかけがえのない僕の宝

物です。後輩の皆さんも、どんなことでもいいです!ひとつだ

けでもいいから、必死になって頑張れるものをみつけてくだ

さい。そこには必ず大切な出会いや発見があるはずです。

頑張った自分を誇りに思って!

工学部 機械システム工学科卒業

川向 祐太さん株式会社シンコーに就職

入社予定の会社は鉄道建設では定評のある企業。ここで経験を積ん

で、鉄道土木のスペシャリストを目指したいと考えています。今、日本では

整備新幹線の建設計画が進行中で、東京~大阪間を1時間弱で結ぶ

リニア中央新幹線の建設が予定されています。これから、社会人とし

て、そんな仕事に携われると考えただけで、胸がワクワクします。これから

出会う仕事一つひとつが、スキルを磨く大切な機会!いずれは、このスキ

ルを武器に、日本の新幹線技術を取り

入れたいと考えている海外の国々にも

進出してみたいと考えています。

スキルを身につけて海外へ進出

卒業研究では、身体の不自由な方を誘導・補助する移動ロボッ

トを作成する研究に取り組んでいました。そもそもロボットに興味

を持ったのは、広島工業大学のオープンキャンパスがきっかけで

す。日頃から「こんなものがあれば、毎日がもっと便利になるの

に」と、よく考えていたのですが、この大学はそんな考えを現実に

する理想の場所だと思います。春からは大学院に進みますが、

誰もが安全に生活できるように、卒業研究をさらに深化させてい

くつもり。いつか、人に心から

喜んでもらえる“ものづくり”を

実現させたいです。

人を幸福にするものづくり

工学部 知能機械工学科卒業

宗広 真希さん広島工業大学大学院に進学

工学部 都市建設工学科卒業

岩屋 篤さん鉄建建設株式会社に就職

「とにかく設計がしたい!」という思いから、広島工業

大学に入学しました。僕の大学生活は、設計に関

わることなら、なんでも貪欲に吸収しようと努めた4

年間でした。毎日出される課題も、一つひとつが真

剣勝負!「より良いものを、より楽しいものを」と願い

ながら、さまざまな視点から取り組んだ結果、設計

競技で賞をもらうこともできました。課題に追われる

忙しい日々でしたが、いま振り返れば、すべてが良き

思い出です。課題を完成させるために友達と学校

に泊まり込んだ日々さえ、忘れられない一生の思い

出です(笑)。

課題一つひとつが真剣勝負!

環境学部 環境デザイン学科卒業

上田 寛之さん広島工業大学大学院に進学

最初はまちづくりのプロを目指し、公共交通を主体

とした環境にやさしい都市づくりをテーマに、卒業研

究に取り組んでいました。そして、その情報収集の

ために駅員のアルバイトを行っていたのですが、こ

れがきっかけとなり、公共交通にも次第に魅力を感

じるようになって、JR九州を志望。自分が内定をもら

えたのは、卒業研究のおかげのようなものです。そ

れと、フィールドワークを大切にするゼミの経験が、

就活の場で思わぬアピール材料となったのも就活

成功の要因!自分を伝える経験があって本当によ

かったです。

「自分」を伝える経験ができた

環境問題という幅広い分野を学んだおかげで知識の

領域がグンと広がり、希望の航空測量の会社にも就

職でき、大変満足のいく学生生活がおくれたと実感し

ています。私は卒業研究で衛星画像を用いた植生分

類画像を作成していたのですが、友人と屋久島旅行

で2000m級の宮之浦岳に登った際、毎日衛星画像

で瞬時に山頂付近の様子を見ることができる私たち

は、なんて貴重な体験を毎日しているんだろう…とつく

づく思ったものです。そんな恵まれた環境があったお

かげで、未来を生きる人間として幅広い視野が養えた

と思います。

環境から学んだ幅広い可能性!

環境学部 地球環境学科卒業

山内 健一さんアジア航測株式会社に就職

環境学部 地域環境学科卒業

宮川 卓也さん九州旅客鉄道株式会社(JR九州)に就職

情報学部 知的情報システム学科卒業

井上 康彦さん株式会社インテックに就職

工学部 電子・光システム工学科卒業

荒瀧 朋浩さん株式会社中電工に就職

入学当初は大学院に進もうなんて考えていなかったのです

が、真面目に授業に取り組んでいたら、「もっと深く学びた

い」という欲が出てきて、本学の大学院に進学することにな

りました。大学での勉強を成功させるコツは、とにかく基礎を

大切にすることです。基礎が積み重なっていくにしたがって、

探究心も膨らみ、いろんな可能性のトビラが開きます。大学

院に進んだら、専門知識だけでなく、考える力や発想力、研

究成果を人に伝える力も磨きたいと考えています。2年後、

どんな自分になっているのか、自分でも大変楽しみです。

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