秋田大学 理工学部 - Akita U · 博士 後期課程 大学院理工学研究科 理工学部...

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Faculty of Engineering Science Akita University 秋田大学 理工学部 2019年度 秋田大学 オープンキャンパス 《開催日》 2019年7月27日(土) 《会場》 秋田大学手形キャンパス 秋田市手形学園町1-1 ※なお、詳細は本学部ホームページをご覧ください。 選抜期日 入試制度 ※出願手続きや試験の日程等は変更になることがあります。募集要項作成次第ホームページに掲載しますのでご確認ください。 前期日程 後期日程 前期 a・・・センター試験重視の配点方式 前期 b・・・個別学力検査重視の配点方式 一般入試 推薦入試 社会人特別入試 理工学部 AO入試 (大学入試センター試験の受験不要) 理工学部 AO入試(大学入試センター試験の受験不要) 編入学 推薦入試一般入試 大学入試センター試験・個別学力検査等(面接) 講義受講後のレポート 面接(学力に関する基礎的な試問を含む) 受験者のプレゼンテーションと質疑応答 面接(学力に関する基礎的な試問を含む) 大学入試センター試験 個別学力検査等 大学入試センター試験 個別学力検査等(面接) 私費外国人留学生入試 渡日前入学許可制度による私費外国人留学生入試(試験を受けるための来日不要) 2020年2月下旬 2020年3月中旬 2019年9月中旬 2019年8月下旬 2020年1月下旬 2020年1月下旬 2019年10月予定 2019年6月下旬 2019年5月下旬 2019年6月下旬 秋田大学 理工学部 2019年4月発行 理工学部へのご質問・不明な点については、 遠慮なく下記広報・企画担当までお問い合わせください。 〒010-8502 秋田市手形学園町1-1 Tel.018-889-2318 Fax.018-889-2300 ホームページ http://www.riko.akita-u.ac.jp/ 至天徳寺 至青森 国際交流会館 ・手形寮 秋田大学 野球場 秋田大学 鉱業博物館 秋田大学 (本道キャンパス) 医学部 附属病院 秋田大学 (手形キャンパス) 秋田大学 西谷地寮 県立循環器・ 脳脊髄センター 城東消防署 広面出張所 手形陸橋 コンビニ コンビニ 秋田銀行 コンビニ コンビニ 三吉神社 至東京 至御所野 至太平・下北手 至秋田 自動車道 秋田中央I.C. 明徳小学校 秋田東中学校 東小学校 NHK 城東中学校 城東消防署 明田地下道 西口 市民市場 秋田拠点センター アルヴェ 中央通 仲小路 広小路 広面小学校 千秋トンネル 千秋 公園 至仁別 手形山公園 秋田高校 秋田大学 留学生会館 JR 秋田駅 秋田中央道路 出入口 札幌 仙台 秋田市 東京 名古屋 大阪 JR 秋田駅 秋田中央道路 出入口 東口 2020 アクセス ■JR秋田駅から、秋田大学 手形キャンパスまで1.3km ●徒歩:秋田駅東口から約15●バス:秋田駅西口バスのりば 12番線から秋田中央交通 手形山大学病院線 5「秋田大学前」下車 秋田まで ●高速道路 仙台から ●飛行機 札幌から 東京から 名古屋から 大阪から ●新幹線 東京から 3時間 1時間 1時間 1時間301時間304時間

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Page 1: 秋田大学 理工学部 - Akita U · 博士 後期課程 大学院理工学研究科 理工学部 生命科学コース 生命科学科物質科学科数理・電気電子情報学科システムデザイン工学科通信教育講座生命科学専攻物質科学専攻数理・電気電子情報学専攻システムデザイン工学専攻共同ライフサイクルデザイン工学専攻

Faculty of Engineering Science Akita University

秋田大学 理工学部

2019年度 秋田大学 オープンキャンパス《開催日》2019年7月27日(土)

《会場》秋田大学手形キャンパス 秋田市手形学園町1-1

※なお、詳細は本学部ホームページをご覧ください。

選抜期日入試制度

※出願手続きや試験の日程等は変更になることがあります。募集要項作成次第ホームページに掲載しますのでご確認ください。

前期日程

後期日程

前期 a・・・センター試験重視の配点方式

前期 b・・・個別学力検査重視の配点方式

一般入試

推薦入試

社会人特別入試

理工学部 AO入試Ⅰ(大学入試センター試験の受験不要)

理工学部 AO入試Ⅱ(大学入試センター試験の受験不要)

編入学

推薦入試Ⅱ

一般入試

大学入試センター試験・個別学力検査等(面接)

講義受講後のレポート面接(学力に関する基礎的な試問を含む)

受験者のプレゼンテーションと質疑応答面接(学力に関する基礎的な試問を含む)

大学入試センター試験個別学力検査等

大学入試センター試験個別学力検査等(面接)

私費外国人留学生入試

渡日前入学許可制度による私費外国人留学生入試(試験を受けるための来日不要)

2020年2月下旬

2020年3月中旬

2019年9月中旬

2019年8月下旬

2020年1月下旬

2020年1月下旬

2019年10月予定

2019年6月下旬

2019年5月下旬

2019年6月下旬

秋田大学 理工学部

2019年4月発行

理工学部へのご質問・不明な点については、遠慮なく下記広報・企画担当までお問い合わせください。

〒010-8502 秋田市手形学園町1-1Tel.018-889-2318 Fax.018-889-2300ホームページ http://www.riko.akita-u.ac.jp/

至天徳寺

至青森

国際交流会館・手形寮

秋田大学野球場

秋田大学鉱業博物館

秋田大学(本道キャンパス)医学部 附属病院

秋田大学(手形キャンパス)

秋田大学西谷地寮

県立循環器・脳脊髄センター

横山・金足線

城東消防署広面出張所

手形陸橋 ●コンビニ

●コンビニ

●秋田銀行

●コンビニ ●コンビニ三吉神社

至東京 至御所野

至太平・下北手

至秋田自動車道秋田中央I.C.

明徳小学校

秋田東中学校

東小学校NHK

城東中学校

城東消防署明田地下道

西口

市民市場 秋田拠点センター アルヴェ

中央通仲小路広小路

広面小学校

千秋トンネル

千秋公園

至仁別手形山公園

秋田高校

秋田大学留学生会館

JR秋田駅

秋田中央道路出入口

東口

札幌

仙台

秋田市

東京名古屋

大阪

JR秋田駅

秋田中央道路出入口

東口

2020

アクセス

■JR秋田駅から、秋田大学 手形キャンパスまで約1.3km●徒歩:秋田駅東口から約15分●バス:秋田駅西口バスのりば    12番線から秋田中央交通    手形山大学病院線    約5分 「秋田大学前」下車

■秋田まで

●高速道路 仙台から

●飛行機 札幌から 東京から 名古屋から 大阪から●新幹線 東京から

約3時間

約1時間約1時間約1時間30分約1時間30分約4時間

Page 2: 秋田大学 理工学部 - Akita U · 博士 後期課程 大学院理工学研究科 理工学部 生命科学コース 生命科学科物質科学科数理・電気電子情報学科システムデザイン工学科通信教育講座生命科学専攻物質科学専攻数理・電気電子情報学専攻システムデザイン工学専攻共同ライフサイクルデザイン工学専攻

博士後期課程

大学院理工学研究科理工学部

生命科学コース

生命科学科

物質科学科

数理・電気電子情報学科

システムデザイン工学科

通信教育講座

生命科学専攻

物質科学専攻

数理・電気電子情報学専攻

システムデザイン工学専攻

共同ライフサイクルデザイン工学専攻

応用化学コース

材料理工学コース

数理科学コース

電気電子工学コース

人間情報工学コース

機械工学コース

土木環境工学コース

生命科学コース

応用化学コース

材料理工学コース

数理科学コース

電気電子工学コース

人間情報工学コース

機械工学コース

土木環境工学コース

総合理工学専攻

附属革新材料研究センター

附属クロスオーバー教育創成センター

附属地域防災力研究センター

深い専門性と幅広い視野を持った人材の育成

山村 明弘理工学部長理工学研究科長

 私たちの社会は第4次産業革命と呼ばれる技術革新の時代を迎えており、生産設備、

流通、消費者を結ぶ「つながる経済」や「つながる産業」が社会を変革していくと予想され

ています。今後の科学技術では深い専門性だけではなく、AI(人工知能)、IoT(モノのイン

ターネット)、データサイエンスを活用して様々な分野の概念や手法を統合して新しい価

値を創出する総合的能力が必要になっています。理工学部ではまず、各分野の基礎をしっ

かり身に付けることを目指します。そして大学院において複数の分野の知識・技能を融合

し新たな価値を生み出すエンジニアリングデザイン能力を養成していきます。秋田大学で

は「学生第一」を理念のひとつとして掲げており、一人一人の学生の個性に応じた指導を

実施し、深い専門性と幅広い視野を持ち第4次産業革命を牽引できる人材を育成します。

 秋田は風光明媚で風土色豊かな地域です。実直で真面目な人が多く、新しく来た人で

も温かく迎えてくれる懐の深さがあります。日本でもユニークな有形・無形文化財が点在

しており、ウィンタースポーツやマリンスポーツも盛んで、勉学に勤しみ知的冒険を楽しむ

には絶好の場所ではないでしょうか。みなさんと秋田から第4次産業革命を切り開いてい

けることを願っています。

博士前期課程

理工学部・大学院理工学研究科組織図

特集CONTENTS

01 Faculty of Engineering Science Akita University Faculty of Engineering Science Akita University 02Faculty of Engineering Science Akita University

※各コース先頭ページ右下にあるQRコードを スマートフォン、タブレットで読み取ると 各コースのホームページをご覧いただけます。

理工学部の研究力附属革新材料研究センター 03~04

特集

コース紹介

理工学部の魅力

生命科学科

情報化に対応した教育への取り組み学生自主プロジェクト入試制度・コース分けクォーター制6年一貫教育キャリアサポートJABEE外国人教員による理系英語教育

生命科学コース

0506070708090910

定員45名

物質科学科応用化学コース材料理工学コース

定員110名

数理・電気電子情報学科数理科学コース電気電子工学コース人間情報工学コース

定員120名

システムデザイン工学科機械工学コース土木環境工学コース

附属研究施設のごあんない 附属クロスオーバー教育創成センター 附属地域防災力研究センター学内施設のごあんない都道府県別学生現員平成30年度入学状況国際交流国内機関との連携・協力協定秋田県の魅力キャンパスライフ学生サポートキャンパス案内図

43

444545464647495050

11~14

15~1819~22

23~2627~3031~34

35~3839~42

定員120名

生命科学科

Departm

ent of Life Science

Life Science Course

生命科学コース

13 Faculty of Engineering Science Akita University

生命の不思議を科学し、医療や産業界に貢献する生命科学コースの教育プログラムでは、化学と生物学を中心とした広範かつ先端の知識と研究技術が習得可能です。難治性疾患、増え続ける人口に対する食料生産、環境保全などの諸問題に取り組める能力を培い、医薬品や健康食品開発等のバイオ・化学企業を始めとするあらゆる生命科学関連産業で活躍できる人材を養成します。

▲生命科学コースの webサイトはコチラから

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Faculty of Engineering Science Akita University 0403 Faculty of Engineering Science Akita University

兼務教員の研究課題一覧

専任教員と研究テーマおよび研究内容

寺 境 光 俊

加 藤 純 雄

大 川 浩 一

松 本 和 也

肖 英 紀

河 上   肇

熊 谷 誠 治

齊 藤 準

今 野 和 彦

田 島 克 文

吉 田 征 弘

吉 村 哲

輸送機産業で役に立つ様々な革新材料

附属革新材料研究センター工 学 部 の 研 究 力

物質科学

物質科学

物質科学

物質科学

物質科学

数理・電気電子情報学

数理・電気電子情報学

数理・電気電子情報学

数理・電気電子情報学

数理・電気電子情報学

数理・電気電子情報学

ハイパーブランチポリマーの合成と機能化

金属複酸化物を利用した環境浄化材料の開発

高速充放電を目的としたリチウムイオン電池用正極材料表面への金属ナノ粒子担持技術の開発

特異的イオン対形成を利用した白金族金属のリサイクル技術の開発

次世代磁気メモリ開発に向けたスキルミオン物質探索

磁性体に関連した逆問題の数学的研究

高密度蓄電デバイスとその構成材料の機能解明と高機能化

ナノスケール磁気イメージングシステムの開発とその先端磁性材料・磁気デバイス評価への応用

圧電素子を用いた超音波計測とその応用

永久磁石モータの解析・設計・評価に関する研究

電界駆動型磁気デバイスの実現に向けた高機能薄膜材料の創製

教員名 専攻 課題名

教授

鮮明な映像を長時間録画できるドライブレコーダ

起伏や風景も忠実に再現する立体映像表示型ナビゲーションシステム

世の中に数多く存在する磁気を用いた種々のデバイス(メモリ・センサ等)は、コイルに電流を流して発生させる磁界により駆動されています。本方式では電力のロスが非常に大きく、それが高性能化を妨げています。

本研究グループでは、電界で駆動する新しい方式を提案しており、それに適した革新的な高機能材料を創製し、その薄膜を高品位に作製することで、超低消費電力・高性能磁気デバイスの実現を目指しています。

 使用済みの自動車排ガス浄化触媒や電子製品等の二次資源には、レアメタルと呼ばれる様々な希少金属が含まれています。 本研究グループでは、レアメタルを効率的に回収できる新たな有機化合物(分離剤)の設計・合成を行っています。

 また、開発した分離剤を使用して、二次資源から効率的にレアメタルを分離できるか評価し、レアメタルの高効率な回収プロセスの構築を目指しています。

山 田 学

レアメタルを効率的に回収できる分離剤の開発

講師

附属革新材料研究センターは平成30年度改組によりスタートした新しい研究センターです。

秋田大学の強みである「材料・素材」を基に新しい価値を創出し、

エレクトロモビリティーやエネルギーの高度利用技術の発展に

「革新的な材料・素材」から貢献することを目的として活動しています。

デバイス

自動車の排気ガスを浄化する自動車排ガス浄化触媒

環境浄化材料

マッドガード柔らかい熱可塑性樹脂(熱可塑性エラストマー)

ハンドルカバー

新素材関連

モータ実験装置

高効率を実現するトロイダル巻線モータを開発

ブレーキ

トルクメータ

試作メータ(トロイダル巻)

エレクトロモビリティ

溶媒抽出法によるレアメタルの回収

レアメタル分離剤ピンサー(カニばさみ)型抽出剤

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Faculty of Engineering Science Akita University 0605 Faculty of Engineering Science Akita University

基礎情報学

基礎AI学

理 工 学 部 の 魅 力

電動ビークルプロジェクト

ニューラルネットワークによる手書き数字の認識の様子

創ったのは俺たち。どんなもんだい!パネル容量400W、ペダル発電100W

イルミネーションとプロジェクションマッピングのコラボレーション

Pythonプログラミングによるデータ解析・可視化

手書きの数字 データニューラルネットワーク

基礎AI学基礎情報学

情報リテラシーコンピュータ操作、プログラミング基礎

データ解析データ表現、統計解析、データ可視化

機械学習の基礎論理回路、パーセプトロン

人工知能の基礎ニューラルネットワークの学習

 AIの歴史は長く、少なくとも60年以上前から研究が行われていましたが、社会の関心を強烈に惹くようになったのはここ10年ほどのことです。最近ではAI搭載のスマートフォンやスマートスピーカーなどが登場し、一般家庭でもごく気軽にAIの恩恵を受けられる時代になりました。このような躍進の背景には、機械学習と呼ばれる分野の目覚ましい発展が挙げられます。 基礎AI学では、基礎情報学で学んだプログラミングスキルを実際に活用し、「自分でプログラムを書き、機械学習の威力を体験してみる」という実習形式の情報教育を提供し、これからの情報化社会に必要とされる高度な情報知識を持った人材を育成していきます。具体的には、機械学習における中心的なモデルの1つであるニューラルネットワーク(NN)について基本的な仕組みから学び、Pythonを用いてNNを実装し様々なデータを処理・認識させていきます。

 秋田県大潟村で開催された「2018ワールド・グリーン・チャレンジ・ソーラーカー・ラリー」のグリーンフリートクラスに参戦。ビークルのアピールポイントは、人に優しく軽量で経済的な高齢者でも楽に乗れるソーラーカー。技を競い合い5位受賞と健闘しました。

 基礎情報学では、数理・データサイエンスの理解を深めるために、基本的な情報リテラシー、さらにデータを扱うための統計解析に関するプログラミング技術を修得することを目的とします。コンピュータ演習で使用するプログラミング言語Pythonは、プログラミング初心者にも理解しやすく統計解析に関するライブラリも充実している言語で、理系文系問わず幅広い研究分野で利用されています。このPythonプログラミングを通じて、プログラミングの基礎知識、コンピュータにおけるデータ表現、様々な分野で活用できるデータ解析技術、認識しやすいデータ可視化手法、さらには基礎AI学の導入部分となる機械学習の基礎について理解を深めていきます。

 秋田大学理工学部では、学生が自主的に考えアイデアを出し、そのアイデアを実現し、さらに学内外にアピールする活動として、学生自主プロジェクトの支援活動を行っています。それぞれのプロジェクト活動に、資金や技術サポートなどを提供しています。学生の自主的な発想から、これまでに様 な々プロジェクトが生まれ進化しています。 秋田大学のオープンキャンパスではプロジェクトの公開展示をご覧いただけます。興味のある方は是非足を運んでみてください。

KAJIYAプロジェクト 南極遠征を目指す秋田大学OB冒険家に、チタンで出来た特殊で丈夫なナイフを製作し提供しています。

プロジェクションマッピング

平成30年度 採択プロジェクト(1)秋田大学3D化プロジェクト(2)電動ビークルプロジェクト (3)ロボットプロジェクト (4)KAJIYAプロジェクト (5)雪国秋田を彩るプロジェクションマッピングプロジェクト (6)ハイブリットロケットプロジェクト(7)Audio Project  (8)CanSatプロジェクト(9)OpenFOAMを用いたデジタルエンジニアリング(10)”あきたこもち”の実用化に向けたプロジェクト (11)ガーデニングに役立つオリジナル光電池プロジェクト

 秋田大学のイベントの一つである、イルミネーションとのコラボレーションに参画しています。冬のキャンパスに彩りを添えて明るく照らし、地域の方々にも公開しています。

“あきたこもち”の実用化に向けたプロジェクト 秋田県産のブランド米「あきたこまち」を使い、もち米を一切使わずにもちもちした食感が楽しめる食べ物です。プロジェクトでは、“あきたこもち”の商品化が進められています。

運転席は飛行機のコックピットさながら。電力計や記録装置が満載※写真はイメージです

イルミネーションとプロジェクションマッピングのコラボレーション

丈夫で特殊なチタンナイフ

情報化に対応した教育への取り組み 学生自主プロジェクト

 我が国は、フィジカル空間(現実空間)とサイバー空間(仮想空間)が高度に融合した社会の実現を目指しています。このような社会をSociety5.0と言います。フィジカル空間からセンサーやIoT(モノのインターネット)を通じてあらゆる情報がサイバー空間へと集積されます。この膨大なビッグデータを人工知能(AI)に解析させ、付加価値の高い情報や提案などをフィジカル空間へフィードバッグさせるというものです。理工学部ではSociety5.0の社会実装に必要な基礎知識を修得するために、1年次全員に基礎情報学、基礎AI学を開講しています。

 我が国は、フィジカル空間(現実空間)とサイバー空間(仮想空間)が高度に融合した社会の実現を目指しています。このような社会をSociety5.0と言います。フィジカル空間からセンサーやIoT(モノのインターネット)を通じてあらゆる情報がサイバー空間へと集積されます。この膨大なビッグデータを人工知能(AI)に解析させ、付加価値の高い情報や提案などをフィジカル空間へフィードバッグさせるというものです。理工学部ではSociety5.0の社会実装に必要な基礎知識を修得するために、1年次全員に基礎情報学、基礎AI学を開講しています。

データサイエンティストへの第一歩データサイエンティストへの第一歩

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Faculty of Engineering Science Akita University 0807 Faculty of Engineering Science Akita University

入試制度・コース分け 6年一貫教育

(AO入試Ⅰ、AO入試Ⅱ、推薦入試Ⅱ)

1年次

2年次

3年次

4年次

セメスター制

クォーター制

4月

1年次

2年次

3年次

4年次

土木環境工学コース

機械工学コース

人間情報工学コース

電気電子工学コース

数理科学コース

材料理工学コース

応用化学コース

生命科学コース

入学前に専門を決める!

クォーター制のメリット

留学等の学外活動への参加促進

土木環境工学コース

機械工学コース

人間情報工学コース

電気電子工学コース

数理科学コース

材料理工学コース

応用化学コース

生命科学コース

入学後に専門を決める!

 特別入試(AO入試Ⅰ、AO入試Ⅱ、推薦入試Ⅱ)では、これまでと同様にコース毎に募集するので、入学時には既にコースが決まっています。

 ただし、どちらの入試で入学しても、1年次での学習内容に違いはなく、教養基礎教育科目を履修します。2年次からはコースに分かれて、専門教育科目を履修します。

 現代の先端科学技術は、1つの専門分野だけを深く学んだ知識のみでは解決できない課題を多く含んでいます。また、例えば、数学と物理学の融合によるロボット工学や新しい計算機の研究、生物と化学の融合による創薬研究、化学と物理の融合による先端材料研究など複数の学問分野にまたがる新しい技術革新や研究分野が次 と々生まれています。 理工学部においては、このような複雑な社会情勢に柔軟に対応できる力を身につけられるよう、各分野で共通に必要な数学や理科(物理、化学、生物)などを低学年で習得できる教育カリキュラムを編成し、幅広い学習を可能としています。そのうえで、3年次以降の高学年および大学院理工学研究科においては、それぞれの専門分野を徹底して研究できるという「6年一貫教育」を理想とした先端理工学教育を実践しています。 この「6年一貫教育」においては、1年から3年までは答えのわかっていることを学ぶ、いわば、その後の高度な学習の準備期間と考えます。この期間に専門分野にとらわれない幅広い知識を身につけることにより、その後の学習・研究で求められる広い視野や考え方・知識を身につけます。4年次以降では、未だ解決されていない問題の答えを見つけるアプローチを卒業課題研究という方法で学ぶことにより問題解決能力を身につけることを目指します。また、研究プロポーザルのような特徴的な双方向授業により、プレゼンテーション能力を含む提案力も身につけます。その後、さらに問題解決能力を高め、社会が求める専門家へと成長するために、大学院博士前期課程の2年間では高度な知識や研究スキルを身につける教育を目指します。

 一般入試(前期日程,後期日程)では、学科一括り入試を実施します。入学時は各学科に配属されます。生命科学科を除く他の学科では、2年次進級時にコース分けを行います。

理工学部では2019年度から入学者選抜の種類によって、コース分けの時期が異なります。

特別入試

大学院進学の勧め

クォーター制 秋田大学では、従来のセメスター制(前期・後期)に加えて、2019年度からは全学的に学期の前期と後期の授業期間をそれぞれ半分に分け、各8週で授業を行うクォーター制を導入します。

留学や海外研修、インターンシップ、ボランティア等の学外活動に参加しやすい環境が整えられます。これらの学外活動の参加により、グローバル化に対応した国際感覚や就学意識、優れた社会性が涵養されます。

短期集中型授業による学習効果の向上

週2回の短期集中型授業により集中度が増加し、教育効果が高まります。

大学の国際運用性の向上

大学の国際運用性が高まるため、留学生が入学しやすい環境が整います。

(前期日程、後期日程)一般入試

生命科学科

物質科学科

数理・電気電子情報学科コース分け

システムデザイン工学科

なお、クォーター制科目の授業は次のいずれかの方法で実施されます。①週1コマ×8週(1単位)  ②週2コマ(週2回)×8週(2単位)  ③週2コマ(連続)×8週(2単位)

5月 6月

前期夏季休業 春季休業

第1クォーター

第2クォーター

第3クォーター

第4クォーター

後期

7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

1 2 3

2年

1年

4年

3年

2年

1年

修士論文

技術者研究者

理工学デザイン

課題解決能力の向上未解決課題の「解決」

大学院博士

前期2年

学部4年

研究実践・課題解決能力の取得未解明課題への挑戦

知識の蓄積答えのあることを学ぶ(準備期間)

卒業課題研究研究プロポーザル創造工房実習外国語文献講読専門科目

(コース毎の科目)教養基礎教育科目

(数学、物理、化学、英語など)

6年一貫教育

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Faculty of Engineering Science Akita University 1009 Faculty of Engineering Science Akita University

キャリアサポート 外国人教員による理系英語教育

JABEE

 理工学部では、学生が卒業後に社会で活躍できるよう、積極的かつ丁寧な進路指導を目指しています。その実現のため様々な取り組みを進めています。

 秋田大学理工学部では、英語教育に力を入れ、理系博士号を取得した外国人教員による理系英語を授業に組み込んでいます。

〈概要〉 理工学部では入学直後から卒業までの一貫したフォローアップを進めています。その取り組みの一つとして入学直後の1年次前期では、自己の将来に対する具体的なイメージを描けるよう「テクノキャリアゼミ」を開講しています。高学年においては、各コースの専門性を考慮して、それぞれのコースに進路指導担当教員を配置し、就職希望学生への詳しい説明を行っています。 また、就職活動に役立つように各コースに就職資料室等を設置して、求人情報、会社案内、会社説明会の案内等の情報提供も行っています。さらに、大学院への進学希望者には、専門的な知識を得るための大学院の説明や紹介を行っています。

プレゼンテーション発表やポスター作成、学生同士のインタビューなどを通して楽しい環境で学びます。

 JABEE(日本技術者教育認定機構、Japan Accreditation Board for Engineering Education: ジャビー)とは、大学、短大など高等教育機関で実施されている技術者教育プログラムが、社会の要求水準を満たしているかどうかを公平に審査・認定する非政府団体(NGO)の専門認定機関です。その認定基準は、技術者教育認定の世界的枠組みであるワシントン協定などの考えに準拠しており、認定プログラムの技術者教育は国際的に同等であると認められます。 理工学研究科では、応用化学コース、材料理工学コース、機械工学コース、土木環境工学コースがJABEE認定を受けています。これらのコースを卒業すると、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。

◎テクノキャリアゼミ◎初年次ゼミ

1年次

秋田大学理工学部における充実した進路指導

社会での活躍

◎就職ガイダンスやイベント開催◎インターンシップによる企業体験◎OB・OGによる講演会や説明会

2・3年次

◎企業への推薦◎履歴書・エントリーシート添削◎面接対策の支援

4年次

自分の将来の進路をイメージできるようになろう

キャリアパスの理解と就職活動に向けて充実した

準備を進めよう

卒業後のキャリアパス形成へのスムーズな移行を

目指そう

継続的な情報提供  Many people think science and engineering is

hard, and many people think that English is very hard. What would most people think about scien-tific English? I think they would think it would be

very, very hard! I don’t think so. With the English you have learned in school you can already talk about many important scientific ideas. And with practice, and being OK with making mistakes, you can become great users of scientific English - the world’s number one scientific language! I look forward to working with you and helping you reach that goal.

外国人教員のメッセージ

博士(工学)

准教授 Watters Eamon Cer tainly the foremost thing I want my students to succeed in gaining is mastery of English. I wouldn’t want them to treat learning of English as a temporary hobby, but as a long-life

process that develops them professionally. Nowadays, a profes-sional of any discipline, needs English, thus, besides knowing how to communicate, my students should also know how to present ideas in an organized way, give reasons and examples to support those ideas and to conclude by predicting or offering recommen-dations for future action.

博士(理学)

准教授 Grave Ewa

 I have always been passionate about teaching. It is central to my past and future as a researcher. I believe teaching can be no more or less than an invitation to a relationship. I think excellent teach-

ers do not wait to be respected by students, but treat them with the same kind of respect. I cannot say enough about how much I have learned from my students. At other times, they bolstered my confidence and instilled enthusiasm in me by talking about my research. Although my passions are for computer science and elec-tronic engineering in particular, my duty is to inspire young minds, provoke their thirst for knowledge, and foster them to become critical and enthusiastic thinkers.

博士(工学)

講 師 Selin Pavel For Japanese students, mastering English language is very important for the useful devel-opment of their academic life. Good knowledge of the intricacies of this international language is

a guarantee for a successful meeting with the high levels of the modern engineering science and practice. The key for their prog-ress and future career development is a good knowing of this language specifics and English specialized terminology.  When students graduate from Akita University and become engineers for industry or scientists, the fluent usage of English language will create conditions for their permanent professional development through the years. So you, students who enter Akita University, will receive important skills by studying engineering and scientific subjects in English. You will be successful through-out your careers which will ensure your successful life.

博士(応用力学)

准教授 Abadzhieva Emiliya

1.楽しく学ぶ

自信がない学生から、留学を目指したり研究者を志す学生まで、学生の語学力のレベルに合わせて適切な指導を行います。英語を学ぶことを怖がることはありません。

2.レベルに合わせて学ぶ

理工学の専門分野の英語記事を読みながらボキャブラリーや表現力を身に付けます。

3.専門分野に関連付けて学ぶ

Page 7: 秋田大学 理工学部 - Akita U · 博士 後期課程 大学院理工学研究科 理工学部 生命科学コース 生命科学科物質科学科数理・電気電子情報学科システムデザイン工学科通信教育講座生命科学専攻物質科学専攻数理・電気電子情報学専攻システムデザイン工学専攻共同ライフサイクルデザイン工学専攻

Faculty of Engineering Science Akita University 12

生命科学科

Departm

ent of Life Science

Life Science Course

生命科学コース

11 Faculty of Engineering Science Akita University

生命の不思議を科学し、医療や産業界に貢献する生命科学コースの教育プログラムでは、化学と生物学を中心とした広範かつ先端の知識と研究技術が習得可能です。難治性疾患、増え続ける人口に対する食料生産、環境保全などの諸問題に取り組める能力を培い、医薬品や健康食品開発等のバイオ・化学企業を始めとするあらゆる生命科学関連産業で活躍できる人材を養成します。

生命科学のフロントランナーになろう

コ ー ス の 特 徴

こんな未来を描いている人のためのコースです

カリキュラムの特徴生命科学コース

生命科学コースでは、医薬品として期待される生物活性天然物の合成や機能性超分子の開発、環境や細胞の電気化学計測や化学分析、医療産業に重要なタンパク質の生化学・分子生物学・構造生物学的解析、生細胞イメージング、病気の原因究明や診断・治療法の開発など、多岐にわたる分野でユニークな最先端の研究を行っています。また、共通言語である英語教育にも力をいれており、外国人教員による専門語学教育を実施しています。

1年は、生命科学の基礎となる生物学、化学や情報化社会で不可欠の情報処理の基礎やAI学を含む幅広い教養を身につける教養教育科目群を開設しています。2年から3年前期にかけては各研究分野に必要な専門知識を習得するため、生化学・分子生物学、細胞生物学を中心とする生物系専門科目と、有機化学と物理化学・分析化学を中心とする化学系専門科目を学びます。また、各専門科目に対応した学生実験も履修します。3年後期からは、さらに研究能力を培うために各研究室に配属され卒業課題研究に取り組みます。個々の研究テーマにできるだけ長い期間取り組めるよう4年よりも早期に配属されます。また、研究情報を入手するため、外国語文献の読み方や検索法も各研究室で実地に学びます。4年では、卒業課題研究への取り組みを通して理論的な考え方(ロジカルシンキング)のスキルやプレゼンテーション能力を身につけることにより、問題解決能力の習得を通じて研究職だけでなく様々な職業に役立つ、高い研究・開発能力を身につけます。さらに、高い専門性を身につけ研究・開発職に就きたい学生には大学院への進学を積極的に勧めています。

生命科学っていったい何だろう?

▲生命科学コースの webサイトはコチラから

▶ 生き物のはたらく仕組みに興味がある

▶ 生物機能分子の人工合成に興味がある

▶ 化学や分子生物学の研究に挑戦したい

▶ 生命科学の知識や技術を職業に活かしたい

取得可能な資格●高等学校教諭一種免許状(理科)特定の科目・単位を修得し、卒業すること等により取得できます。●危険物取扱者(甲種)化学に関連する科目を15単位以上修得することにより受験資格が得られます。

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004

002

003

Faculty of Engineering Science Akita University 1413 Faculty of Engineering Science Akita University

生物機能の発現・観測・模倣を目指した有機化学的研究

生命現象を制御する有機化合物の創成

抗体を作る機能を持つ唯一の免疫細胞であるB細胞の分化や活性化の分子機構を研究

赤芽球が脱核するまで メサラジン結合蛋白質(ウシ脾臓)

遺伝子制御による病気の治療法開発

タンパク質のかたちとはたらきを知る

人体の構造と機能、日本人に多い病気について、最新情報を得ながら、病気と治療薬に関するテーマで研究

病気と治療薬について研究し医療に貢献

005タンパク質が持つさまざまな性質を医療現場に活かす

卒業生からのメッセージ

スタディ・ライフ・バランスの充実

 3年後期からの研究室配属とともに、研究を始め、4年生には学会で発表するまでになりました。また、学会を通じて知り合った他大の学生や、研究室の先輩・後輩と研究で討論し、更に、趣味のテニスやスノーボードも楽しむなど、日々の学生生活を満喫しています。

生命科学コース博士前期課程2年 大畠 昌也さん

挑戦を支えてくれる場所

(栃木県出身)

作用機序の解明のために

 私は昔から生物や化学に興味を持っており、現在細菌感染による免疫細胞への影響の解明を目指して研究をしています。4年生時に先取りで大学院の授業を受けたので、忙しい院生の生活でも集中して研究をすることができます。

生命科学コース博士前期課程1年 佐々木 優美さん(岩手県出身)

新たな医薬品の開発を目指して

 天然由来の微量成分を簡単な物質から合成する方法を研究しています。有機合成の腕を磨くため修士に進学しました。工夫に面白さがあり、完成には達成感があります。最近完成した物質について生物機能を調査して、生命科学の発展に繋げたいと考えています。

 私は早期研究室配属を利用して1年後期から研究室に所属しています。高校生の頃は自分に研究ができるとは全く思っていませんでしたが、大学に入って抗体医薬品に興味を持ち研究室に入ることを決めました。今は学会発表も経験し先輩達と共に研究に励んでいます。

生命科学コース博士前期課程2年 板垣 貴也さん(新潟県出身)

興味の対象から本当の研究へ生命科学コース3年 福島 左耶華さん(栃木県出身)

◎平成29年度博士前期課程修了◎テルモ株式会社勤務

佐藤 晶子さん(岩手県出身)

 入学から大学院修了までの6年間を振り返ると、1つ1つの経験がいまに繋がっていると感じます。在学中は熱心な教授陣によるサポートのもと、研究室への早期配属、留学、医学部との共同研究など、数々の貴重な経験をしました。こうした経験を通し、私は元々興味のあった医学に更なる魅力を感じるようになり、医療機器メーカーに入社しました。現在は、新規開発中の製品について、その機能性・有効性に関する検討や、実験系の確立を行う部署に所属しています。業務内容は、動物のオペや、病理、細胞実験などであり、まさに本学科での学びが活きてくる仕事です。自分の関わった製品がいつか命の現場に届くと考えると、強い責任感とやりがいを感じます。入学時は漠然としたスタートを切った私でしたが、大学で多くの人と出会い、様々な経験ができたからこそ、いまの自分があると思います。皆さんも生命科学の魅力を感じながら、ぜひ新しい世界に飛び込んでみてください!

《就職先》【大学院修了】テルモ、ニプロ、マルコメ、三井金属鉱業、武州製薬、ICON JAPAN、仙台小林製薬、メディネット、ファルコバイオシステムズ、東北化学薬品、日本食品分析センター、メディセオ

【学部卒業】エーザイ、ニプロ、ニプロファーマ、味の素冷凍食品、アツヴィ、持田製薬工場、アルフレッサファインケミカル、デロイトトーマツコンサルティング、銀河フーズ、キューブシステム、恒和薬品、サノ、第一園芸、テスコ、日本フードパッカー、富士食品工業、源川医科器械、丸木医科器械、モガミフーズ、アカオアルミ、秋田県厚生農業協同組合連合会、秋田銀行、東北労働金庫、岩手ふるさと農業協同組合、秋田県庁、仙台市役所、警視庁、新潟市役所、陸上自衛隊、山形県庁

《進学先》【大学院修了】秋田大学大学院博士後期課程【学部卒業】秋田大学大学院、大阪大学大学院、京都大学大学院、東京医科歯科大学大学院、東京大学大学院、東北大学大学院、北海道大学医学院

001

卒業生の主な進路

秋 葉 宇 一化学修飾電極によるナノバイオインターフェースの創成

環状化合物を基本骨格とする超分子の機能及び構造解明

近 藤 良 彦准教授

尾 髙 雅 文産業・医療用タンパク質の構造・機能解明、タンパク質ナノマテリアル材料の開発

教 授

藤 原 憲 秀

天 辰 禎 晃

生物活性天然物の全合成と人工生物機能分子の開発教 授

疋 田 正 喜記憶B細胞の活性化調節機構の解明

(免疫学・細胞工学)

(天然物有機化学)

(疾患生物学)

教 授

准教授

久保田 広 志神経変性疾患と凝集性タンパク質に関する研究

小胞体におけるタンパク質の品質管理メカニズムの研究

田 村  拓教 授 助 教

量子化学的手法による光機能性分子の理論設計

准教授 松 村  洋 寿医薬品の作用機序の解明、農作物の病原菌駆除のためのタンパク質解析

講 師

涌 井 秀 樹血液・腎・リウマチ性疾患の基礎・臨床研究、温故知新創薬

教 授

(生化学・分子生物学)疋 田  正 喜(学科長による兼任)教 授

正常

病態モデル

各分野の教員と主な研究テーマ 先輩からのメッセージ

(生物構造化学)

生命現象において中心的な役割を担っているタンパク質の構造と機能を分子・原子レベルで解明

(最近3年間)

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Faculty of Engineering Science Akita University 16

物質科学科

Departm

ent of Materials Science

Applied C

hemistry C

ourse

応用化学コース

15 Faculty of Engineering Science Akita University

化学の神秘に迫る応用化学コースは、化学に関する基礎(理学系分野)から応用(工学系分野)までをカバーしていることが大きな特徴です。また、環境やエネルギーに関わる諸問題への対応も伝統として受け継がれています。化学および化学技術をベースにして社会で活躍したい意欲のある学生を応援します。

新しい化学技術の可能性を探る視野の広い人材の育成

コ ー ス の 特 徴

こんな未来を描いている人のためのコースです

カリキュラムの特徴応用化学コース

応用化学コースでは原子・分子レベルの化学から化学を活かしたものづくりまでをカバーした教育研究を行います。天然および人工の無機材料、有機材料、エネルギーに関連した化学工学からバイオプロセスまで幅広い化学の専門分野を学びます。

●1年次は、特定の学問領域に偏らない幅広い知識を学ぶ教養教育科目を履修すると共に、理工系分野に必要な化学、物理学、数学などの基礎力を要請する基礎教育科目を履修します。●2年次では、物理化学、有機化学、無機化学、化学工学などに関する基礎を学び、上位学年に進むにつれて徐々に専門性の高い授業を履修します。応用化学コースでは特に実験科目も重視しており、実験をとおして知識の理解と定着を図るとともに、現象を的確にとらえる目と技能を養います。●4年次には卒業課題研究に取り組みます。先進的な研究テーマに挑みながら課題探求能力、問題解決能力、デザイン能力を涵養します。この様なカリキュラムをとおして、物質科学の幅広い基礎と高度な専門性を身につけた次の世代を担う技術者・研究者を養成します。

化学は私たちの暮らしにどのように役立っているのだろう?

▲応用化学コースの webサイトはコチラから

▶ 化学的現象の解明や自然と調和した未来物質の開発に興味がある

▶ 化学でエネルギー・環境問題を解決したい

▶ 国際的に活躍する化学技術者・研究者を目指している

取得可能な資格《卒業により取得できる免許》●「甲種危険物取扱者」:化学に関する授業科目を15単位以上 取得した時点から受験資格を得ることができます。●「高等学校教諭一種免許状(理科、工業)」:所定の科目・単位を 修得し、卒業することにより取得できます。《卒業することにより試験の一部が免除される主な資格》●「火薬類取扱保安責任者」:「火薬学」を修得して卒業した者は 試験科目の一部(一般火薬学)が免除されます。●「技術士・技術士補」:本コースを卒業することにより、 登録すれば技術士補を名乗ることができます。 また、技術士の第一次試験が免除されます。

Page 10: 秋田大学 理工学部 - Akita U · 博士 後期課程 大学院理工学研究科 理工学部 生命科学コース 生命科学科物質科学科数理・電気電子情報学科システムデザイン工学科通信教育講座生命科学専攻物質科学専攻数理・電気電子情報学専攻システムデザイン工学専攻共同ライフサイクルデザイン工学専攻

Faculty of Engineering Science Akita University 1817 Faculty of Engineering Science Akita University

機能性有機材料の合成と機能解析

有機材料化学

卒業生からのメッセージ

いろいろな分野の化学を勉強しよう

(秋田県出身)

応用化学コース4年 中嶋 太志さん

化学は好きですか?

秋田大学生活をそれぞれの「拠り所」に

応用化学コース4年 豊島 菜々子さん

(山梨県出身)

◎平成19年度 環境物質工学科卒業◎三菱ケミカル(株)就職

福井 剛史さん(徳島県出身)

 私は化学メーカーで無機繊維材料の開発・商品化に携わっています。開発・商品化初期においては、テーマの探索および選定を行います。その際には、まず大前提として技術的素養が要求されます。一方、事業化が近づくにつれて関係者は増え、そこでは知的財産権や契約法務など技術周辺の知識、また、調整能力など技術以外の能力も求められます。これらに対して、ベースとなる知識と思考力をいかに養うか、が大切となってきます。本学科では、有機材料化学、無機材料化学、化学工学、生化学ほか、社会では異なる業界や職種となる各々の専門化学分野を学ぶことができます。さらに、その各専門には共通の論理構成があり、基本的な知識として学んでおくと、将来、素材設計や地球環境問題を考える上で役に立ちます。また、秋田大学全体を見た場合、特に資源分野での技術の蓄積は名実共に高く、その内容を自ら上手く利用すれば、これからの時代に自らの強みと成し得ます。最後に、いずれにせよ、大学生活では、自分で決めたある分野にこれ以上はできないと言える位の時間と労力を捧げてみては如何でしょうか。社会人として、何かを始めようとするとき、自分の中に一定水準以上の内容があることは本当に大切だと感じます。大学生活はその1歩目を踏み出すのに良い機会です。よく遊んで、いろいろな人の意見を聞いて、最後は自分で決めて、思い入れの深い大学生活を自ら構築してください。

《就職先》

【大学院修了】DOWAホールディングス、DOWAセミコンダクター秋田、TDK、愛知製鋼、アドフォース、コニシ、コロナ、ジヤトコ エンジニアリン

グ、新日鐵住金、新日本テクノカーボン、田中貴金属グループ、タムラ製作所、テクノプロ・R&D社、東邦亜鉛、東洋電装テクニカルセンター、独

立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構、ニチアス、日鉄鉱業、日本新金属、ニプロファーマ、日本マイクロニクス、藤倉ゴム工業、三井金

属鉱業、三菱マテリアル、佐野市役所

【学部卒業】Hitachi Chemical(Johor) Sdn.Bhd.、TDK、アサカ理研、ウテナ、エムエス機器、関東化学、かんぽ生命保険、栗田エンジニアリング、

猿田興業、山九プラントテクノ、島津アクセス、島津理化、ジャパンセミコンダクター、ソニーリージョナルセールス、太陽誘電、多久製作所、千代

田工商、中央可鍛工業、東京ガスライフバルTAKEUCHI、東芝、東芝メモリ岩手、トラスト・テック、ニプロ大館工場、ニプロファーマ大館工場、日

本新金属秋田工場、ネクステージ、野村マイクロ・サイエンス、東日本旅客鉄道秋田支社、日立公共システム、フソウ、マクロミル、前田製管、丸

木医科器械、メイテックフィルダーズ、矢橋工業、ヤマウチ京都長田野工場、山崎醸造、ヤマザワ、ラピスセミコンダクタ宮城、菱輝金型工業、ロ

ンシール工業、秋田県庁、秋田市役所、岩手県庁、岩手県立高等学校常勤講師、警視庁、厚生労働省岩手労働局、厚生労働省宮城労働局、新潟

県庁、福島県庁

《進学先》

【大学院修了】秋田大学大学院博士後期課程

【学部卒業】秋田大学大学院、群馬大学大学院、静岡大学大学院、筑波大学大学院、東京農工大学大学院、東北大学大学院

001

環境にやさしい、環境浄化に役立つ無機材料を創り出す

無機材料化学002

身近な物質を素材に環境・エネルギー材料を設計する

応用物理化学003

物質変換とエネルギー変換に関する触媒・有機化学反応の研究

エネルギー効率が高くかつ環境負荷の少ない化学反応プロセスの開発

界面応用化学004

クリーンエネルギー・資源循環型社会構築のための化学と技術の創出

エネルギー化学工学006

生体反応を利用した機能性物質の創製とその利用

バイオプロセス工学005

化学プロセスのインテグレーションとIoT化

反応プロセス工学007

卒業生の主な進路

生活・先端技術・医療など様々な分野で活躍する有機材料光触媒による有機物の分解

触媒や吸着剤を調製し、その構造や性能を調べる

松 本 和 也有機材料の合成と機能材料への応用

准教授寺 境 光 俊機能性高分子の合成と機能評価

教 授

進 藤 隆世志エネルギー変換触媒と環境浄化触媒に関する研究

井 上 幸 彦有機反応化学および機能性高分子化学に関する研究

教 授 講 師

北 林 茂 明チタニア/マイカ複合化光触媒の調製とキャラクタリゼーション

助 教

後 藤 猛

髙 橋 博

生体反応を利用した機能性物質の高効率生産とその利用に関する研究

教 授

熱を吸収するゲル材料

昆虫細胞による緑色蛍光タンパク質の発現とコンピューターシミュレーションによる生産挙動解析(左)および酵母における天然ゴム合成関連タンパク質の発現と局在解析(右)

タブレット端末からの装置制御と運転データの可視化

染料物質を吸着後、吸着材を磁石で回収

中 村 彩 乃新規凝集剤・吸着剤の開発とその磁気分離への応用

村 上 賢 治炭素資源変換触媒の開発と新規有機無機複合体の合成

教 授 助 教

機能性多孔質材料や有機無機複合体の調製に関する研究

齊 藤 寛 治環境浄化・エネルギー製造に向けた光触媒設計

講 師加 藤 純 雄 小笠原 正 剛新規金属複酸化物の合成と環境浄化材料への応用に関する研究

教 授

特任助教

横 田 早 希遺伝子組換え技術を利用した機能性物質の創製

助 教

エネルギー資源の高効率利用プロセス開発に関する研究

超音波による化学反応を利用した電池材料や環境浄化材料の合成に関する研究

二次資源からの有価金属回収技術開発に関する研究

コース共通教員 山 下 剛 司第四級オニウム塩ヒドロゲルの膨潤挙動における四級塩構造の影響

助 教

化学プロセスの新規開発とIoT技術による運転データの可視化

准教授

分子化学分野 化学工学分野

各分野の教員と主な研究テーマ 先輩からのメッセージ

加 藤 貴 宏講 師

菅 原 勝 康教 授 大 川 浩 一准教授

 一言で化学といってもその中には様々な分野があり、一見無関係な分野であってもそれらは互いに関係し合っています。 自分はあまり興味がない、苦手だと感じている分野にも積極的に取り組んでみることで、意外な発見や面白いと感じるものが見つかると思います。

 みなさん化学は好きですか?一口に「化学」といっても有機化学、無機化学、物理化学、エネルギー化学など様々な分野があり、ここでは1・2年次で基礎、3年次からはより専門的に学ぶことができます。 今はまだ目標が漠然としていても、大学では自分の興味のある世界を見つけることができるはずです。 みなさんと一緒に学べることを楽しみにしています。

(最近2年間)

は2021年3月退職予定教員を示す。注:◯21

◯21

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Faculty of Engineering Science Akita University 20

物質科学科

Departm

ent of Materials Science

Materials Science and Engineering C

ourse

材料理工学コース

19 Faculty of Engineering Science Akita University

材料とは、社会に直接役立つ物質のこと…材料理工学コースでは、

(1)地球環境や社会基盤を支える金属、セラミックス、  半導体などの機能材料に関わる深い知識と教養を身につけ、

(2)研究・開発および生産技術を前進させる能力を備え、(3)豊かな地域の創生、国内・国際社会の発展に貢献できる人材を養成することを目指します。

先端機能材料を開発し、人間社会を豊かにする

コ ー ス の 特 徴

こんな未来を描いている人のためのコースです

カリキュラムの特徴材料理工学コース

材料理工学コースでは、原子配列や電子状態などのナノスケールレベルの現象から材料の性質が生まれる仕組みを学んだ後、その仕組みに基づいて発現するマクロスケールレベルの材料の物理的・化学的性質を学ぶという、段階を踏んだ教育プログラムを構成しています。また、今日の社会が直面するエネルギー、環境などの問題に対応するため、従来型の材料工学をさらに進めて、ナノサイエンス・ナノテクノロジーの開発手法を積極的に取り入れながら、次世代先端材料やレアメタルなどの希少元素に代わる代替材料の開発を推進するための教育研究活動を実践しています。

材料理工学コースは、大学等で実施されている技術者教育プログラムの質を評価・保証する「JABEE(ジャビー)」が認めた教育プログラムとなっています。1年次では、材料分野の方向性や学習の動機付けを行います。また、広い視野や考え方を養うため教養科目を学ぶとともに、数学、物理学、化学、外国語などの基礎科目を学びます。2年次では、材料分野の基礎として、ナノからメゾスケールでの材料の構造、物性に関する科目を学びます。3年次では、材料の構造、機能、現象の解析法や理論に関する科目を学び、基幹産業や先端科学分野を支える専門知識を習得します。国際コミュニケーション能力を養成するため、外国人教員の英語による専門講義も取り入れています。4年次では、研究プロポーザル、卒業課題研究を通じ、専門分野での基本的なものの見方・考え方を身に着けます。また、自ら課題を設定し、解決のために仮説を立てて実行する力や表現力を養います。

材料には、発見や謎解きの楽しさがあります!

▲材料理工学コースの webサイトはコチラから

▶ 材料の性質や機能を支配する不思議を解明してみたい!

▶ 光・磁気・反応性などの先端機能材料の開発にチャレンジしたい!

▶ エネルギーや環境などの問題に挑戦する技術者や研究者になりたい!

取得可能な資格●高等学校教諭一種免許状(理科、工業)所定の科目・単位を修得し、卒業すること等により取得できます。●技術士・技術士補卒業すること等により、試験の一部が免除されます。●危険物取扱者所定の科目・単位を修得すること等により受験できます。●火薬類取扱保安責任者所定の科目・単位を修得し卒業すること等により、試験の一部が免除されます。

Page 12: 秋田大学 理工学部 - Akita U · 博士 後期課程 大学院理工学研究科 理工学部 生命科学コース 生命科学科物質科学科数理・電気電子情報学科システムデザイン工学科通信教育講座生命科学専攻物質科学専攻数理・電気電子情報学専攻システムデザイン工学専攻共同ライフサイクルデザイン工学専攻

Faculty of Engineering Science Akita University 2221

注:

Faculty of Engineering Science Akita University

電子顕微鏡やシミュレーションを駆使した組織・構造制御に関する研究

材料組織・構造制御学分野

卒業生からのメッセージ

ものづくりの基礎を着実に学ぶ

(福島県出身)

 材料は、自動車や携帯電話など現代の様々なものづくりにおいて基礎となるものです。そのものづくりの基礎を学ぶために必要となる数学・物理学・化学などの基礎科目を、1年生で学習します。学年が上がっていくと、金属の結晶構造やセラミックスの製造方法など、専門的かつ実践的な知識を修得していきます。 材料理工学コースで系統的に修得した知識や技術は、工学の幅広い分野で活用することができます。皆さん、ものづくりの基礎である材料をぜひ一緒に学びましょう。 そして、明るい未来を築いていきましょう!

材料理工学コース4年 北川 和輝さん

メカニズムを理解することが楽しい

どんな製品も元を辿れば材料です。材料理工学コースで得た知識はどんな分野でも応用が効きます。

 皆さんは、目に見えないほど小さなものを自在に操ることができると聞いたら、ワクワクしませんか?  私はいま、原子の並び方を人工的に制御して、世界最強の磁石を作る研究をしています。研究を進める中で、原子の種類や位置を変化させたらこんな結果になった!とか、なぜこの特性が出たのか?といった因果関係やメカニズムを理解することが楽しいと感じています。時には壁にぶつかることもありますが、先生や先輩が新たな視点からのアドバイスを下さるため、とても頼りになります。また、研究で使う装置には様々なものがあり、先進的な実験をすることができる経験はとても貴重なものです。 材料理工学に興味のある皆さん、ぜひ一緒に研究をしてみませんか?

材料理工学コース 博士前期課程1年 白井 千尋さん

(愛知県出身)

◎平成20年度 材料工学科卒業◎平成22年度 材料工学専攻修了◎株式会社IHI就職

滝上 元気さん(群馬県出身)

 IHIエアロスペースはロケット飛翔体等の宇宙機器総合メーカーです。その中で私は、国際宇宙ステーション(ISS)の部品、ISSで使用する実験装置、ISSへの物資補給機(こうのとり)等の生産技術を担当しています。生産技術グループでは一人一人が固有の知識を持っており、自分が知らない知識を得られる事や宇宙へ実際に飛んで行く製品を製造できる事を楽しく思っています。 材料理工学コースでは製品に使われている物質そのものについて学ぶことができます。私の論文は結晶の発光特性を評価するもので、学生時代の集大成です。学んできたことを全て出し切り、実験結果から結論に至る道筋を基礎科学の知識に基づいて論理的に考える事は、社会人になっても役立っています。私の就職先を見て「材料理工学なのに宇宙?」と思うかもしれませんが、「何でもできる!」それが材料理工学だと思います。

《就職先》【大学院修了】JFE鋼板、JFEスチール、KDDI、KYB、NOK、TDK、UACJ、アーレスティ、京セラ、新日鐵住金、スズキ、ダイヤメット、椿本チエイン、東芝メモリ、トーカロ、日産テクノ、日新製鋼、日本原燃、野口製作所、日立製作所、プレス工業、DOWAホールディングス

【学部卒業】CKサンエツ、JR東日本テクノロジー、アイザック、アイシン高丘、エスアイアイ・セミコンダクタ、大泉製作所、カンセツ、キリウ、シーケーエンジニアリング、ジーテクト、ジェイテクト、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング山形テクノロジーセンター、太平電業、ダイヤテックス、竹田設計工業、東海旅客鉄道、東邦金属、日鐵住金溶接工業、日立プラントコンストラクション、日立産機システム、広築、高周波鋳造、盛岡セイコー工業、青森芝浦電子、都築電機、東京ラヂエーター製造、東日本旅客鉄道秋田支社、日立造船、武蔵精密工業、八戸工業大学第二高校、秋田県庁、青森県庁、岩手県庁

《進学先》【大学院修了】秋田大学大学院博士後期課程【学部卒業】秋田大学大学院、名古屋大学大学院、北陸先端科学技術大学院大学、信州大学大学院

001

燃料電池、高温超伝導および硬質セラミック材料に関する研究

エネルギー・セラミック材料分野002

機能性表面の創製、表界面現象の解明、材料設計に関する研究

表界面工学・材料設計学分野003

高精度変形シミュレーション技術や新規鋳造技術を応用した材料およびその加工法の高度化に関する研究

材料加工プロセス学分野004

無機、有機、金属材料の構造・サイズ制御による新規機能性材料の開発

物性・機能材料科学分野005

Al-Co-Ni系準結晶の電子顕微鏡写真

鉄と炭素の合金の凝固組織シミュレーション

棗 千 修金属・合金の凝固のシミュレーションに関する研究

肖 英 紀金属・合金の原子構造と物性研究

准教授齋 藤 嘉 一電子顕微鏡を利用した合金の組織・構造解析に関する研究

教 授

講 師

大 口 健 一材料の変形シミュレーションに関する研究

後 藤 育 壮鋳物の高性能化に関する研究

教 授 講 師

福 地 孝 平相変態材料を活用した工業材料の昇温抑制法の開発

特任助教

辻 内 裕有機分子と半導体を用いた分子エレクトロ二クスデバイスの開発

長谷川 崇革新的な磁性金属材料の開発

講 師

小 玉 展 宏無機固体の光物性とフォトニック結晶の創製

教 授

講 師

溶融塩電析法によるコーティングと酸化による保護皮膜の生成 銅箔の疲労試験と疲労過程のシミュレーション 純銅鋳物の破面に見られる樹枝状晶

有機-無機複合層状ペロブスカイト材料

福 本 倫 久各種センサーによる高温酸化測定法の確立

佐 藤 芳 幸電子状態計算による高温材料設計

准教授

原 基表面機能性材料の創製と評価

教 授 准教授

セラミック材料(リーマ)

酸化物高温超伝導材料の開発

仁 野 章 弘硬質セラミック材料の機械的性質に関する研究

准教授田 口 正 美 魯   小 葉燃料電池および省エネルギー電極材料の開発

教 授

准教授 高 橋 弘 樹燃料電池や電解セルの電極材料の開発

講 師

河 野 直 樹放射線計測を目的とした蛍光体材料の開発

特任講師

林 滋 生微粒子プロセスを用いた機能性無機材料の創製

教 授

直接アンモニア燃料電池

有機層(バリア層)

有機層(バリア層)

無機層(井戸層)

は2020年3月、 は2021年3月退職予定教員を示す。

各分野の教員と主な研究テーマ 先輩からのメッセージ

卒業生の主な進路

1150℃での酸化

100サイクル

(最近3年間)

◯20

◯20

◯21

◯21◯20

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Faculty of Engineering Science Akita University 24

数理・電気電子情報学科

Departm

ent of Mathem

atical Science and Electrical-Electronic-Com

puter Engineering

Mathem

atical Science Course

数理科学コース

23 Faculty of Engineering Science Akita University

数学、物理学、コンピュータサイエンスを学びたいなら…

数理科学で知を探求し、新しい時代を切り拓く。数理科学コースでは、数理科学の基礎と応用を学び、

社会の諸問題の解明に活用するだけでなく、高等学校・中学校教員(数学)となって地域の理数教育の向上に貢献するための教育を行います。数理科学の幅広い分野を網羅しており、代数学、幾何学、解析学、理論物理学、離散数学、コンピュータサイエンスを体系的に学ぶことができます。

歓迎します

世の中には数理科学があふれている!

▲数理科学コースの webサイトはコチラから

▶ 自然現象の多くは数学を使って表すことができる例えば、天気予報には微分方程式が不可欠であり宇宙の形からDNA形状に至るまで幾何学で構造を理解できる。

▶ ビッグデータ分析、人工知能は数学でできている

▶ ネットでのお買い物は、暗号(数学)が支えている

▶ 金融商品の価格は確率微分方程式から推定できる

▶ 言語や文法には数学的なしくみが隠れている

カリキュラムの特徴数理科学コース

● 数学の伝統的な3分野(代数学、幾何学、解析学)に加え、理論物  理学(量子力学)、計算機科学(計算論、情報セキュリティ)を含む  数理科学を体系的に学べます。● 少人数教育を実践します。学生と教員の距離が近く、アットホーム  な雰囲気の中で学習することができます。● 外国人教員が英語で行う専門科目もあります。● 数理科学実験、3年次セミナー、研究プロポーザル、卒業課題研究  などを通じて、自分で考えて学ぶ、という経験を十分に積むこと  ができます。

◎数学や物理の持つ純粋科学の美しさや不思議さに惹かれる人◎自然の原理や仕組みについて深く知りたい人◎粘り強く考えることが好きな人

計算機科学

数学

理論物理学

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Faculty of Engineering Science Akita University 2625 Faculty of Engineering Science Akita University

代数学・離散数学は数の概念、対称性、順列・組合せ、アルゴリズムを研究対象としています。コンピュータサイエンスとの関連も深く、形式言語理論、情報セキュリティ、AIなどを研究対象としています。

離散系数学分野

卒業生からのメッセージ

Inquiry by your curiosity

(北海道出身)

数学の真の楽しさ

数学を学ぶことの面白さを見出せる場所

 数学はどの分野もつながっている。大学で数学を学び、私はこれを強く感じました。今学んでいる数学はあくまで、一つの表し方に過ぎません。物理分野においても、数学という道具を用いることによって証明され、理解が深まるものが数多くあります。高校時代に、それぞれ独立して理解していたものがひとつにまとまる。この感覚を、厳密な定義と証明のもとで行われる大学での数学、物理を学び、皆さんにも味わってほしいと思います。 数学が好きで、より深く探求したいという方は是非、数理科学コースにおこしください。数理科学コースには数学と深く向き合うことのできる環境と、そして何よりも共に数学を学びたい人々が待っています。

数理科学コース3年 小河原 海さん

(秋田県出身)

 When I was a freshman I was faced with the gap between high school and university mathematics, but it actu-ally turned out to be an opportunity to discuss and spend much time with math. I appreciate that we are in an environment which allows us to study and teach each other with my fellow course members. Our teachers and seniors always motivate us and encourage us when we ask questions. This is a precious time in my life, as I am able to study what interests me in such good surroundings. Why don't you study with us?

数理科学コース4年 今野 咲彩さん

◎平成30年度  数理・電気電子情報学専攻修了◎高校教員 就職

(岩手県出身)

(秋田県出身)

大黒 准哉さん

 私は学部時代に数学を学び、もっと学びたいという意欲がわき大学院進学を決めました。高校までの計算中心の数学と異なり大学で習う数学は理論的な話が多く、抽象的な操作が中心となるため最初は難しいと感じていました。しかし、学習や考察を進めていくとさまざまな現象を数学的に説明できるようになり、それに面白さを感じました。普段当たり前だと思うようなことも不思議なことも数学で説明できる面白さを味わえるのが、数理科学コースの醍醐味だと私は感じています。

数学を学ぶこと

◎平成30年度  数理・電気電子情報学科卒業◎企業 就職

清水 香奈子さん

 数学を学んで将来どう活かされるの?と聞かれたり、感じたことはありませんか?数学が様々な分野に応用されていることは知っているけれど、数学を学んだ人材は社会から必要とされているのかと感じると思います。私もそうでした。しかし就活を通じ、必要とされていると実感しました。特に今話題のAI 事業には数学の知識が必要です。知識というのは定理等を知っているだけでなく、4年間数学を学ぶことで培った様々な力(論理的思考力、継続力、処理能力等) のことです。数学を学ぶことは数学を知ることだけでなく、多くの力が得られ、それが社会で必要とされていることを実感しました。

《就職先》

【大学院修了】エヌ・ティ・ティ・システム技研、東北電力、TDK, トラベルデザイン、ヒロセ

電機、マーベラス、三菱電機ビルテクノサービス、盛岡大学附属高等学校、ローランド

【学部卒業】青森銀行、秋田銀行、インテージテクノスフィア、宇都宮地方検察庁、エス・

エフ・ティー、行政システム、国交省東北地方整備局、さくらの百貨店、シイエヌエス、シオ

ステクノロジー、SUBARU、積和不動産、大仙市役所、ディアイスクエア、東京インテリア家

具、東京国税局、トヨタマップマスター、ニプロ医工、パナソニックシステムソリューション

ズジャパン、 PwC あらた有限責任監査法人、 VSN、プライムハウス、北都銀行、みちのく

コカ・コーラボトリング、三菱電機ビルテクノサービス、山形県庁、りそなグループ、臨海

《進学先》秋田大学大学院博士前期課程、 秋田大学大学院博士後期課程

001

取得可能な資格●高等学校教諭一種免許状(数学)、 中学校教諭一種免許状(数学) 所定の科目・単位を修得し、 卒業すること等により 取得できます。

ファゼカス ゾルト シラードCombining computation, geometry and combinatorics: construction of shapes with Ori-tatami systems based on co-transcriptional RNA folding.

講 師山 村 明 弘組合せ群論と代数的半群論、情報セキュリティ、ゲーム・パズルのアルゴリズム

2面体群D3のCayleyグラフ

教 授 新 屋 良 磨「オートマトン」と呼ばれる計算モデルの代数的・組合せ論的性質の研究

特任助教

曲線、曲面や、さらに高次元の図形の形やその応用を調べる幾何学系の研究分野、 その図形の上で連続的に変化する関数やベクトルの様子やその応用を調べる解析学系の研究分野です。

連続系数学分野002

小 林 真 人高次元のかたちを投影を使って探る研究(可視化)。写真はドーナツ面による投影の観察モデル

准教授 中 江 康 晴講 師河 上 肇逆問題の数学的研究。例えば、物体の内部の未知の形状を、観測データから推定する問題は逆問題

教 授

3次元空間の層状の構造(葉層構造)を用いて、空間の性質を調べる研究。図はアノソフ流とその安定/不安定葉層構造

理論物理学とは、対象となる物理系を模した数理模型を考え、その解析を通じて様々な現象や効果を予測・説明することを目的とする分野です。

理論物理学分野003

小野田  勝周期構造中の波の奇妙な振る舞いを幾何学的な観点から研究。図は波の幾何学的特性を可視化した例

教 授 田 沼 慶 忠准教授

異方超伝導体表面や渦などで形成される量子力学的束縛状態が及ぼす物理やその応用などを、数理的に研究

菅 原 透高温物性学と計算熱力学の研究。1000 ℃以上の温度で融けた酸化物の反応を熱力学的に予測する

准教授

三 角 樹 弘素粒子と場の量子論の研究。素粒子から物質が作られる仕組みの解明や素粒子どうしの相互作用の統一的理解を目指している

講 師

各分野の教員と主な研究テーマ 先輩からのメッセージ

卒業生の主な進路(最近2年間)

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Faculty of Engineering Science Akita University 28

数理・電気電子情報学科

Departm

ent of Mathem

atical Science and Electrical-Electronic-Com

puter Engineering

Electrical and Electronic Engineering Course

電気電子工学コース

27 Faculty of Engineering Science Akita University

超スマート社会Society5.0を新しいエレクトロニクスでつくる(1)再生可能エネルギーや省エネ - Smart Grid & Energy(2)ディジタル機器の小型化 - Wearable & Embedded(3)知的で安全な乗り物やシステム - Intelligent & Secure System(4)モノのネット接続 ‒ 5G & IoT

こんな未来を描いている人のためのコースです

電気電子工学コースでは、◎次代を担う発電・蓄電技術や電気機器の省エネ技術◎最先端部品で産業に貢献する光・磁気・電子デバイス技術◎暮らしを豊かにする情報通信・信号処理技術◎安全安心な社会を支える自動制御技術や超音波診断技術などの知識と応用能力を身につけ、地域および国際社会の発展に貢献できる人材を育成します。1~2年次で数学、物理、英語、情報処理、プログラミングなどの基礎知識を身に付けます。3年次で電力工学、光・磁気・半導体デバイス工学、情報通信工学、制御工学などの電気電子工学の基盤知識をアクティブラーニングを積極的に取り入れた講義と実習・実験で学びます。4年次で技術者倫理、研究プロポーザル、卒業課題研究などを通じて社会人に必要とされる倫理観、コミュニケーション能力,プレゼンテーション能力、問題発見・解決能力などを高めます。

新しいエレクトロニクスとは?

▲電気電子工学コースの webサイトはコチラから

▶ 電気電子製品やサービスに興味がある

▶ 電気電子関係の仕事がしたい

▶ 電気電子技術で問題解決に挑戦したい

取得可能な資格●高等学校教諭一種免許状(理科、工業)所定の科目・単位を修得し、卒業すること等により取得できます。●第1級陸上特殊無線技士、第2級海上特殊無線技士所定の科目・単位を修得し、卒業することにより取得できます。●電気主任技術者所定の科目・単位を修得し、卒業後所定の実務経験を経ること等により取得できます。●電気通信主任技術者、火薬類取扱保安責任者所定の科目・単位を修得し、卒業すること等により、試験の一部が免除されます。●第二種電気工事士所定の科目を修得し、卒業すること等により、筆記試験が免除されます。

コ ー ス ・カ リ キ ュ ラ ム の 特 徴

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Faculty of Engineering Science Akita University 3029 Faculty of Engineering Science Akita University

ヒトと環境に関わるエンジニアリングデザインや電気エネルギーの発生・変換・貯蔵に関する教育・研究。

電気エネルギー工学分野

卒業生からのメッセージ

1~2年次の授業を振り返って

(秋田県出身)

 1~2年次では、「基礎物理学」「基礎数学」「大学英語」などの基礎科目を勉強した他、「情報処理の技法」や「プログラミング」ではコンピュータの使い方やC言語を学習しました。実験・実習では「基礎物理実験」で物理現象を実験によって理解できました。「ものづくり基礎実践」と「創造工房実習」ではレゴロボットを組み立てて課題コースに挑戦しました。3年次に進級して専門科目が増えたので将来について少し考えるようになりました。

電気電子工学コース3年

石川 未空さん

基礎から学び力をつける

将来の可能性が広がる電気電子工学コース

 電気電子工学は広い分野範囲を持ち、私たちの生活に身近な所では多くの技術に関与し広く貢献していると同時に研究方面では社会の要望に応じた技術開発が行われています。 本コースでは基礎となる学問を学びそれを用いる専門科目を学習します。そして実験を通して学習した内容に体感的に触れることで、より一層理解を深めることができます。また学習を通じて興味の惹かれる分野を見つけ行う研究は習得した知識を利用し課題・問題を解決していく場となり問題を解決する力が養われます。基礎から学び力をつけ、実りのある経験をしてみませんか。

電気電子工学コース 博士前期課程2年 菅原 朋樹さん

(秋田県出身) 熊谷 彩香さん(秋田県出身)

柴田 実那美さん(青森県出身)

シティ ネル  アイシャ  ブィンティ  ノルディンさん(マレーシア出身)

関 雪乃さん(秋田県出身)

◎平成25年度 電気電子工学科卒業◎株式会社秋田魁新報社就職

齋藤 和哉さん(宮城県出身)

 電気、磁気、通信、半導体…。もちろんまだまだありますが、電気電子工学というカテゴリーの中でもさまざまな学問があり、在学中は幅広い範囲で勉強でき、有意義な時間を過ごせたと思います。 現在は秋田にある新聞社で働いています。研究内容とは深い関係ではないですが、その当時研究の際に行っていたプログラミングの知識は今でも仕事に役立っています。新聞製作において必要なテキストデータを成形、加工する自動処理プログラムやxmlから必要な情報を取り出し記事を生成するプログラムの作成など、使用箇所は多岐にわたります。 入学当初、こんなことをやってみたい!という明確な目標はなかったのですが、多種多様な学問を通して自分が勉強したいものを見つけました。電気電子工学はそんな学生の可能性を広げてくれて、自分のやりたいことが見つかる学問分野なのだと思います。みなさんもぜひ電気電子工学コースで学んでみてはいかがでしょうか。

《就職先》

【大学院修了】アルプス電気、アルパイン、インスペック、シャープ、JR東日本、信越化学、新日鐵住金、スズキ、セイコーエプソン、太平洋セメント、

TDK、東京電力、東北電力、DOWAホールディングス、トヨタ自動車東日本、豊田合成、日本アビオニクス、日本原燃、日本精機、日本電設、日立

産機システム、日立ソリューションズ東日本、ファナック、富士通ゼネラル、富士通エフサス、北海道電力、三菱自動車エンジニアリング、ミネベ

アミツミ

【学部卒業】秋田銀行、アルプス電気、河合楽器製作所、関電工、KDDI、京セラコミュニケーションシステム、JR四国、JR東海、JR東日本、 JR東日

本ビルテック、JUKI電子工業、新日本無線、スズキ、ダイハツ工業、中部電力、東北電力、東北ヒロセ電機、東芝プラントシステム、トヨタ自動車

東日本、豊田合成、ネクスコエンジニアリング東北、富士電機、富士通ゼネラル、三菱電機ビルテクノサービス、丸善石油化学、ユアテック、

リコー ITソリューションズ、リコーインダストリー

《進学先》

秋田大学大学院、東北大学大学院、北海道大学大学院

001

高度情報化社会や高齢化社会などに適応したエレクトロニクスに関する教育・研究。

知能情報通信工学分野002

電子・磁気デバイスやレーザ・液晶などの光エレクトロニクスなどに関する教育・研究。

光・電子・磁気デバイス工学分野003

高性能かつ知的な電気機器や電気システムの設計と開発に関する教育・研究。

制御システム工学分野004

卒業生の主な進路

小形モータの制御法や各種システムへの応用を研究しています。将来はロボット制御などに用いられます。

高効率・高性能な電気機械の設計・開発を行っています。省エネや温室効果ガスの排出量削減が期待されます。

小形モータ制御システム

シミュレーションによる電気機器設計と開発

富 岡 雅 弘回路基板の信号伝送特性と基板材料の関連に関する研究リチウムイオン電池の特性シミュレーション技術の開発

特任助教

電池などのエネルギーデバイスとその構成材料に関する研究

教 授

非線形材料および環境浄化に関する研究

汚染土壌の浄化に関する研究

熊 谷 誠 治

准教授 カビール・ムハムドゥル

今 野 和 彦 小 原   仁

福 田   誠

超音波を用いた計測とイメージング

教 授

通信ネットワークの設計・評価技術に関する研究

教 授

高周波デバイスの低雑音化と高効率化に関する研究

特任講師

田 中 元 志ヒトの活動と関連する音および生体情報の解析とその応用

准教授非線形超音波の計測と応用に関する研究

講 師

超音波デバイスの特性解析と計測応用に関する研究

助 教 西 平 守 正 室 賀  翔

教 授 教 授

リチウムイオン電池の高性能化に関する研究

圧電振動子の振動特性(写真上)とこれを利用した高精度音速測定の様子(写真左)

三 浦   武

永久磁石モータの解析・設計に関する研究

講 師

田 島 克 文電気機器における回路-磁気-運動-熱などの連成解析

教 授システム制御および最適化に関する研究

准教授

各種小形モータの制御に関する研究

助 教 松 尾 健 史吉 田 征 弘

倉 林   徹 齊 藤   準

山 口 留美子

電磁波の発生とその応用に関する研究

新規なナノスケール磁気計測法の開拓とその先端磁気デバイス評価への応用

ミリ波・サブミリ波帯の電磁波伝搬に関する研究

講 師

佐 藤 祐 一半導体薄膜と光電変換デバイスに関する研究

准教授液晶物性値測定、液晶分子配向技術、液晶素子の電気光学特性に関する研究

教 授

新規液晶光学素子の創製とその応用に関する研究

准教授 河 村 希 典 淀 川 信 一

(最近3年間)

各分野の教員と主な研究テーマ 先輩からのメッセージ

は2021年3月退職予定教員を示す。注:◯21

◯21◯21

Page 17: 秋田大学 理工学部 - Akita U · 博士 後期課程 大学院理工学研究科 理工学部 生命科学コース 生命科学科物質科学科数理・電気電子情報学科システムデザイン工学科通信教育講座生命科学専攻物質科学専攻数理・電気電子情報学専攻システムデザイン工学専攻共同ライフサイクルデザイン工学専攻

Faculty of Engineering Science Akita University 32

数理・電気電子情報学科

Departm

ent of Mathem

atical Science and Electrical-Electronic-Com

puter Engineering

Hum

an-Centered C

omputing C

ourse

人間情報工学コース

31 Faculty of Engineering Science Akita University

いま求められている、ヒトを中心としたものづくり“ヒトがヒトを思いやり、優しくできる” 情報技術(IT)の利活用を検討し要素技術の研究開発を通して、国際社会で活躍できる創造性のある人材の育成を目指します。

人の暮らしを豊かにする情報技術(IT)を創造する

コ ー ス の 特 徴

こんな未来を描いている人のためのコースです

カリキュラムの特徴人間情報工学コース

人間情報工学コースでは、ヒトを中心とした情報処理システムの開発を通して、地域社会の課題を解決し新たな価値を創造するための教育研究を行います。ヒトの行動を計測・解析してバイオメトリクスシステムや医療作業支援システムを開発したり、ヒトの表情から心理状態を読み取ったり、リモートセンシングを用いた自然環境の保護や情報通信ネットワークの安全性・利便性の向上など、コンピュータサイエンスを基礎とした高度な応用技術を学びます。

① コンピュータサイエンスと情報技術(IT)を学ぶ。② ヒト・社会・文化・自然のモデリングと分析手法を学ぶ。③ ヒトを中心としたIT環境の良いデザインとは何かを探求する。④ 研究開発における高い創造性の修得を目指す。

今の“IT”…って 本当に人間社会を幸せにしてる?

▲人間情報工学コースの webサイトはコチラから

▶ 感性が豊かで、論理的に思考し、対象を広く深く理解する。

▶ ヒトと情報技術(IT)環境との調和に興味がある。

▶ 日進月歩の高度情報化社会に貢献する意欲がある。

取得可能な資格●高等学校教諭一種免許状(理科、工業) 所定の科目・単位を修得し、卒業すること等により取得できます。

Page 18: 秋田大学 理工学部 - Akita U · 博士 後期課程 大学院理工学研究科 理工学部 生命科学コース 生命科学科物質科学科数理・電気電子情報学科システムデザイン工学科通信教育講座生命科学専攻物質科学専攻数理・電気電子情報学専攻システムデザイン工学専攻共同ライフサイクルデザイン工学専攻

004003

002

Faculty of Engineering Science Akita University 3433 Faculty of Engineering Science Akita University

橋 本 仁情報ネットワークとその最適化、loT応用システムに関する研究准教授

リモートセンシングおよびヒューマンセンシングに関する研究

内 海 富 博短距離無線とLPWAデバイスの応用およびセンサネットワークに関する研究助 教

ヒューマンエラー防止技術の開発および色彩情報の活用法

VLSIのテストに関する研究 遠隔支援とモーションキャプチャ・VR技術

映画や映像のバリアフリー化技術

空間情報学、データ工学、人間中心ユビキタスコンピューティング

ICTを利用した検査・支援技術の生体工学的研究

ヒューマンセンシング、リモートセンシング、画像処理、画像情報応用、視覚認知、感性情報処理、故障診断等に関する研究

夜間情景画像における円形道路標識の認識

リモートセンシングの解析技術を用いた環境モニタリング

プライバシー保護を目的とした背景差換え

図書館を対象とした高精度屋内ナビゲーションの実証試験の様子

マーカレスARの例マーカレスARの例

視覚デザイン評価のための視線分析システム

空間センサー融合によるモバイル情報サービスのデザイン・開発・検証

各種センシング・画像理解に関する基礎・応用

髙 橋 秋 典データマイニング・データ可視化技術の応用助 教

(情報統括センター)

各種VRシミュレータの開発、動作解析による医用検査技術、仮想空間を活用した遠隔教育、福祉情報工学等に関する研究

悪性腫瘍を治療するハイパーサーミア技術の研究

各種VRシミュレータの開発 遠隔作業用ロボットハンドの開発

人間支援技術に関する基礎・応用

地理空間情報技術、データ工学・科学、ユビキタスコンピューティング、人間中心デザイン、空間認知、環境学に関する研究

空間情報学に関する基礎・応用

ネットワーク最適化、loTおよびセンサネットワーク、Webコンテンツ連携、インターネット関連技術等に関する研究

マルチトポロジネットワーク最適化とシミュレーション動作

IoTによる“見守り”のためのIFTTT設計 圃場でのセンサネットワーク構成法に関する研究

情報ネットワーキング技術に関する基礎・応用

必要なものは、やる気と興味

(宮城県出身)

 私は入学するまでプログラミング等の知識が全くなく不安でしたが、講義では初心者にも分かりやすく教えていただけるので、徐々に理解が深まっていきました。完成したプログラムが正確に動いたときは想像以上の達成感を感じます。私のような女子学生も年々増えてきています。今は自信や知識がなくても大丈夫!ぜひこのコースで一緒に学びましょう!

人間情報工学コース4年 榎本 愛さん

やる気から本気へ

自分の可能性を広げる

 情報工学の応用先は医学・交通学や福祉・生活科学など多岐に渡ります。 本コースでは特にヒトを中心としたICTの利活用を目指しており、例えば私は看護の初学者を対象としてARデバイスとモーションキャプチャを利用した採血手技訓練システムを開発しています。 本コースに興味を持った方は是非、パンフレットや各研究室のHPからどのような研究があるのか覗いてみてください。

人間情報工学コース 博士前期課程2年 芳野 光さん

(秋田県出身)

◎平成26年度 情報工学科卒業◎平成28年度 情報工学専攻修了◎株式会社 ドコモCS東北就職

松谷 里沙子さん(福島県出身)

 現在、皆さんが普段から使っているスマートフォン等の移動通信ネットワークを支える仕事をしています。今スマートフォンは連絡や娯楽としてはもちろんのこと、生活に欠かせないものとなっており、特に災害が起きた際の情報入手方法の一つとして、とても重要な役割を担っています。私は、このような生活に直結する重要な業務ができることに、日々やりがいを感じながら仕事をしています。 人間情報工学コースでは、ヒューマンインターフェースや画像処理、セキュリティなど幅広く学ぶことができるため、皆さんの

“好き”にきっと出会うことができ、その“好き”に没頭することができます。趣味や興味から知識を増やし、将来の可能性を広げることができるのは今しかありません。是非、チャンスをつかんでください。

《就職先》【大学院修了】NTT東日本、新日鉄住金ソリューションズ、ドコモ・テクノロジ、トヨタテクニカルディベロップメント、日産テクノ、日立超LSI、日立社会情報サービス、富士通ビー・エス・シー、パナソニックシステムネットワークス開発研究所、パイオニアシステムテクノロジー、ソフトクリエイトホールディングス、ADK富士システム、TDK,ソレキア、電気興業、凸版印刷、さきがけデジタル、秋田テレビ

【学部卒業】NTT-ME、NTTデータアイ、NEC通信システム、NECフィールディング、日立超LSI、富士通ソフトウェアテクノロジーズ、三菱スペース・ソフトウェア、セイコーエプソン、リコー ITソリューションズ、パイオニアシステムテクノロジー、京セラコミュニケーションシステム、ソフトクリエイトホールディングス、ADK富士システム、北日本コンピュータサービス、山洋電気、アイ・エム・サービス、神田通信機、五洋電子、大日本塗料、日本銀行秋田支店、秋田県庁、岩手県一関市役所、千葉県教員

《進学先》【大学院修了】秋田大学大学院博士後期課程【学部卒業】秋田大学大学院、北海道大学大学院、東北大学大学院、新潟大学大学院

001

卒業生の主な進路

各分野の教員と主な研究テーマ 先輩からのメッセージ

卒業生からのメッセージ

有 川 正 俊教 授

石 沢 千佳子准教授

景 山 陽 一教 授 水戸部 一 孝教 授

藤 原 克 哉講 師 中 島 佐和子講 師横 山 洋 之准教授

(最近3年間)

Page 19: 秋田大学 理工学部 - Akita U · 博士 後期課程 大学院理工学研究科 理工学部 生命科学コース 生命科学科物質科学科数理・電気電子情報学科システムデザイン工学科通信教育講座生命科学専攻物質科学専攻数理・電気電子情報学専攻システムデザイン工学専攻共同ライフサイクルデザイン工学専攻

メカニックから、これからの時代に必要な人材に エンジニアリングの基礎を学び

豊かな生活を支える“機械”を考えよう!

人の暮らしを支える新しい“機械” って?

(1)“機械” は日々進化を続けていること(2)“機械工学”はこれからの社会を支える基盤技術として必要であること(3)“機械工学”は目に触れないところでも必要とされていること人々の便利で豊かな生活を支える機械は、高機能、高性能化しており、“人間”、“機械”、“自然”の調和を行いながら、これからの時代に必要となる“機械”を思い描いて形にし、地域社会のみならず、国際社会でも活躍できる人材の育成を目指します。

システムデザイン工学科

Departm

ent of Systems D

esign Engineering

Mechanical Engineering C

ourse

機械工学コース

▲機械工学コースの webサイトはコチラから

コ ー ス の 特 徴

こんな未来を描いている人のためのコースです

▶ “ものづくり”に興味がある

▶ 新しい機械を創造し、形にする分野に挑戦したい

▶ 学んだ専門知識を職業に活かしたい

実習で製作したドローン

カリキュラムの特徴機械工学コース

1年次から3年次までは、教養基礎科目(一般教養、数学や物理、英語等)を始め、材料力学、熱力学、流体力学、機械力学、制御工学などの基幹科目の他、加工学、エネルギー変換機器、ロボット工学などの応用科目まで幅広く学びます。さらに、実験、実習、製図等の実習科目では、機械技術者として必要な素養を身に付けます。4年次は各研究室で卒業研究を行い、考える力やプレゼンテーション力の向上なども目指します。

Faculty of Engineering Science Akita University 3635 Faculty of Engineering Science Akita University

取得可能な資格所定の単位を修得して卒業すると「高等学校第一種免許状(理科、工業)を取得できます。また、卒業後に実務経験を経ることにより取得できる「ボイラー・タービン主任技術者」などの資格もあります。

機械というと、自動車、航空機、船舶などを思い浮かべる方が多いかも知れません。しかし、機械工学は、ナノテクノロジー、半導体、エネルギー、医療福祉、ロボットなど様々な分野に結びついており、様々な産業を支えています。これこそ“機械”がエンジニアリングの基盤技術といわれる理由です。本コースで機械工学を基礎から応用まで学び、エンジニアとしての素養を身に付けましょう!

Page 20: 秋田大学 理工学部 - Akita U · 博士 後期課程 大学院理工学研究科 理工学部 生命科学コース 生命科学科物質科学科数理・電気電子情報学科システムデザイン工学科通信教育講座生命科学専攻物質科学専攻数理・電気電子情報学専攻システムデザイン工学専攻共同ライフサイクルデザイン工学専攻

通常品

凍結

開発品

未凍結

オペレータ

油圧シリンダ

Faculty of Engineering Science Akita University 3837 Faculty of Engineering Science Akita University

渋 谷 嗣

村 岡 幹 夫

奥 山 栄 樹

宮 野 泰 征

山 本 良 之

山 口 誠

趙         旭

田 子 真

中 村 雅 英 小 松 喜 美

杉 山 渉

長 縄 明 大

巖 見 武 裕 佐々木 芳 宏

関   健 史

航空宇宙システム分野

各分野の教員と主な研究テーマ 先輩からのメッセージ

卒業生からのメッセージ

ものづくりに惹かれて

(秋田県出身)

 私は“ものづくり”に興味があり本コースへ入学しました。1年生では数学や物理、英語の他、メカニズムなどの座学を学びながら、実習や課外活動でものづくりを行い、何に興味があるかを再認識しました。また先輩方から、機械工学が様々な分野で必要とされ、社会を支えていることを教わりました。2年生以降でも、日々変化しているものづくりへの探求心を忘れず、自分の将来を考えながら色々なことを学んでいこうと思っています。

学部2年 野々宮 由美香さん

専門科目を学び、実践力を磨く

学生時代に学んだ知識や経験が大変役に立っています。

 機械工学コースでは、エンジニアとして必要な材料、設計、製図など多くの専門科目を学びます。また理工学部では、多くの学生自主プロジェクトを支援しており、私は1年次からロボットプロジェクトに参加しております。この活動では、講義で学んだことを生かしてロボットを設計したり、また講義では学ぶことができない電子回路の製作や無線でロボット制御するためのプログラム製作などを行っています。皆さんも機械工学コースで多くの知識を得て経験を積み、社会で活躍できるエンジニアを目指しましょう。

学部4年 斎藤 隆興さん

(千葉県出身)

◎平成26年度 機械工学科卒業◎平成28年度 機械工学専攻修了◎会津オリンパス(株)就職細川 慎二さん(岩手県出身)

 私は在学中、医療工学に関する研究として、消化管運動計測のためのカテーテルや計測装置の開発、取得したデータの評価のために動物実験などを行っていました。今思えば、非常にたくさんのことを短期間に経験することができ、また目の前の課題を解決できたときの喜びは一入(ひとしお)でした。これは物事を考えるときの基礎であり、一つの財産となっています。 卒業後は、医療分野のモノづくりにかかわりたいという思いから、現在の内視鏡を開発する企業へ就職し、設備の設計から導入、保守業務などを行っています。しかし、現職でも学生時代に学んだ機械工学の知識や、モノづくりに対する考え方が大変役に立っています。 大学生活は、自分のやりたいことに没頭できる時間があります。さらに秋田大学には、それを可能にする教職員や環境が整っています。ぜひ、やりたいことを見つけ学生生活を実り豊かなものにしてください。

《就職先》【大学院修了】東日本旅客鉄道、IHI、トヨタ自動車東日本、川崎重工、JFEエンジニアリング、TDK、パナソニック、シャープ、アルプス電気、コガネイ、東芝機械、東芝プラントシステム、日立パワーソリューションズ、セイコーエプソン、東北電力、SUBARU、村田製作所、白河オリンパス、JFEプラントエンジ、京セラ、クボタ、テイ・エステック、シチズン時計、昭和電工、新日鐵住金、秋田県庁など【学部卒業】フジクラ、ケーヒン、ニプロ、日立情報制御ソリューションズ、大橋鉄工、東北エプソン、秋田エプソン、山形航空電子、アルプス電気、日立工機、JXエンジニアリング、日産テクノ、三菱ビルテクノサービス、日本発条、TDK、三栄機械、東京アールアンドデー、みちのくジャパン、カワサキ機工、中発テクノ、東日本旅客鉄道、パナソニックシステムネットワークス開発研究所、竹田設計工業、日立パワーソリューションズ、ホクエツ秋田、カルソニックカンセイ、国土交通省中部運輸局、秋田市役所、酒田市役所、函館市役所、美郷町など《進学先》【大学院修了】秋田大学大学院【学部卒業】秋田大学大学院、東北大学大学院、宇都宮大学大学院、首都大学東京大学院

(北海道出身)

実践型科目で成長を感じる

 本コースは、機械や材料、流体、熱、電気電子、情報、航空宇宙工学といった幅広い分野について学べるコースです。 幅広く学ぶことにより、一つの物事に対し多角的に解決策を見出すことが期待できます。さらに、個人で課題を解決するのではなく複数人で協力して1つのプロジェクトを解決する実践型の科目もあり、異なる考え方や解決策、を発見することで自分自身の成長を実感できます。ものづくりに興味のある皆さん、ぜひ本コースで共に学びましょう。

博士前期課程2年 齊藤 翔吾さん

001

卒業生の主な進路

次世代移動体の効率化、軽量化などに関する教育研究

医用システム工学分野002

高齢社会を支える医療機器などに関する教育研究

環境適合システム分野003

再生可能エネルギーなどに関する教育研究

光と物質の相互作用を利用した表面構造評価

ナノ構造体の形態制御と電気機能材料の創製・信頼性評価

准教授

磁気応答性機能材料を対象とした熱的・機械的特性の研究

准教授

講 師

航空機複合材の製造技術と電波吸収ナノ材料の開発

精密測定と精密設計

教 授

複合材料システムの物理的モデリングと評価

教 授

教 授 古 林  敬 顕持続可能なエネルギーシステムの設計および解析に関する研究

講 師

構造材料を対象とした接合技術に関する研究金属の微生物腐食の機構解明に関する研究

准教授

血液などの複雑な性質を示す液体の力学的特性とその解析

相変化を伴う伝熱現象の研究教 授

数値シミュレーションによる地熱エネルギー採取方法と氷の融解挙動

教 授

准教授

真空中を流れる気体や自然エネルギー利用に関する研究

講 師

障害者の運動機能を再建するための研究とそのロボット工学への応用

油圧・空圧の長所を生かした流体制御技術の開発

教 授

医療機器やアクチュエータの開発、機械システムの制御法に関する研究

教 授

准教授

光と機械を融合させた医療・産業用デバイスに関する研究開発

講 師

(左)マグネタイトナノ粒子からなる磁性流体(右)磁石に引き寄せられる磁性流体

磁性ナノ粒子

注入

回転精度の高精度測定

電波吸収特性を持つメタルナノコイル

超小型衛星 砂漠地帯の影テント農法

水面を移動しながらミストを放出する流体機械

交流磁界

磁気発熱による局所加温

磁性ナノ粒子を使用した癌温熱療法のイメージ

ダイヤモンド皮膜による材料表面処理

三 島 望製品の資源効率評価式の提案、リモートリサイクルの研究

教 授

燃焼炎によるダイヤモンド皮膜の合成、歯科用回転切削工具の性能評価

准教授

平 山   寛

秋 永   剛

髙 橋   護

超小型人工衛星の開発、スペースデブリの除去技術の研究

講 師

佐々木 英 一発達乱流の秩序構造の解明と制御

特任助教

砂漠地帯における水・食料の保障

准教授

木 下 幸 則原子間力顕微鏡を用いた表面物性の定量値イメージング法の開発

講 師

足 立 高 弘相変化を利用した冷熱エネルギーの開発、OpenFOAM を用いたデジタルエンジニアリング

教 授

壁面近傍乱流の数値シミュレーション

発電用プロペラに対する誘導場の解析結果

小型サポニウス風車の実験

エネルギー社会の未来像

室温-20℃でも凍結しないで水を流すことができる排水管

手術支援を行う医療機器を開発するための動物実験

筋活動とモータを協調制御するリハビリロボットの研究

IPネットワークを利用した遠隔操作システムの研究

(最近3年間)

は2021年3月退職予定教員を示す。注:◯21

◯21

◯21

設計する機械設計する機械

Page 21: 秋田大学 理工学部 - Akita U · 博士 後期課程 大学院理工学研究科 理工学部 生命科学コース 生命科学科物質科学科数理・電気電子情報学科システムデザイン工学科通信教育講座生命科学専攻物質科学専攻数理・電気電子情報学専攻システムデザイン工学専攻共同ライフサイクルデザイン工学専攻

Faculty of Engineering Science Akita University 40

システムデザイン工学科

Departm

ent of Systems D

esign Engineering

Civil and Environm

ental Engineering Course

土木環境工学コース

39 Faculty of Engineering Science Akita University

これからの社会に求められるランドスケープのエキスパートに土木環境工学コースでは、自然環境・社会環境に配慮した社会基盤の整備・維持・管理や安全・安心・快適な地域環境の創造・保全についての教育研究を行います。構造力学、水理学、土質工学、交通システム計画、建設材料学などを中心として、安全・安心・快適な地域環境を創造・保全する技術について学びます。

自然の偉大な力の源泉を人類に役立たせるための技術

コ ー ス の 特 徴

こんな未来を描いている人のためのコースです

カリキュラムの特徴

取得可能な資格

土木環境工学コース

土木技術は公共施設の建設を通して、安全で安心、快適な環境の創造により、人間の生活環境の向上に貢献してきました。しかし、社会資本を整備するために現在の豊かな自然環境を破壊してよいということにはなりません。土木環境工学コースでは6つの主な分野における研究と教育をベースとして、災害に強く快適である持続可能な社会基盤の在り方について学びます。

◎土木工学のベースである構造力学、水理学、土質力学、都市・交通 工学、コンクリート工学などを主体とした基礎力をしっかりと身 につける教育内容の設定◎環境に配慮し、防災・減災機能を有した社会基盤を整備する知識 を習得する教育内容の設定◎高齢者も快適に生活できる都市基盤の整備や積雪寒冷地にお いても安全で持続可能な社会基盤の構築に対して、優れた問題 解決能力を発揮できる人材の育成を目指した教育内容の設定

▶ 社会基盤整備を通した社会貢献に興味がある

▶ 水力、波力、風力などの再生可能エネルギーの利用推進や  低エネルギー社会の構築に挑戦したい

▶ 快適、安全、安心な社会環境を創造するスキルを職業に活かしたい

“自然災害”は減らせるかな?

▲土木環境工学コースの webサイトはコチラから

●高等学校教諭一種免許状(理科、工業)所定の科目・単位を修得し、卒業すること等により取得できます。●測量士・測量士補測量学(2単位)、測量実習(2単位)を修得して卒業した者は測量士補、さらに所定の実務経験1年で測量士の資格を取得することができます。●ダム水路主任技術者第1種:卒業後、5年以上の実務経験、第2種:卒業後、3年以上の実務経験を経ることにより資格を取得できます。●土木施工管理技士・管工事施工管理技士1級:卒業後、指導監督的実務経験1年を含め3年以上の実務経 験を経ることにより受験資格を取得できます。

(国土交通省提供)

卒業研究の一環としてオンサイト木橋の施工を手伝う学生たち

クロロテックによる塩分観測

鳥海山泥流堆積物の原位置地盤強度の測定

河川水の水質測定を実施している様子

Page 22: 秋田大学 理工学部 - Akita U · 博士 後期課程 大学院理工学研究科 理工学部 生命科学コース 生命科学科物質科学科数理・電気電子情報学科システムデザイン工学科通信教育講座生命科学専攻物質科学専攻数理・電気電子情報学専攻システムデザイン工学専攻共同ライフサイクルデザイン工学専攻

Faculty of Engineering Science Akita University 42

後 藤 文 彦

環境構造工学分野

各分野の教員と主な研究テーマ 先輩からのメッセージ

人々の生活の支えに

(青森県出身)

 道路や橋・ダムなど私たちの生活のなかには当たり前のように多くの土木構造物が存在しています。 社会基盤と深い関わりのある土木の基礎知識・技術を講義や実習から学び、皆さんも人々の生活を支える手助けをしてみませんか?

土木環境工学コース4年 小林 夕莉さん

能力を最大限に発揮

様々な人・物と関わり視野を広げてください。

 大学院の授業は専門知識のさらなる向上や経営学など他分野の知識の習得ができます。研究は担当教員の指導の下、自分で計画を立て、自分で考えながら行うため、計画性や考察力、判断力などの能力の発達に繋がります。ぜひ進学しましょう。

土木環境工学コース 博士前期課程2年 鳥山 哲さん

(愛知県出身)

◎平成27年度土木環境工学科卒業◎株式会社ピーエス三菱

吉田 汐里さん(岩手県出身)

 私は高校生の時に地元で見慣れた橋が津波で流された姿を目にし、強い構造物の必要性を感じ土木の道に進みました。さらに大学の講義で学んだプレストレスト・コンクリート(PC)という技術に惹かれ、PCの橋梁を得意とする会社に就職しました。 大学の卒業研究では、石炭灰を混和したコンクリートの耐久性について研究を行いました。何度も失敗を繰り返しながらコンクリートを練り続け、適切な配合を発見した時の達成感は今でも忘れません。実構造物にも利用されている材料であり、自分の手で覚えた練り上がりの感触や知識は現在業務を行う上で重要な基礎となっています。 現在は設計の部署で図面 ・設計計算書の確認や、応力解析など工事に関わる様々な検討を行っています。真っ直ぐの橋か曲線を描いた橋か、川を跨ぐのか道路を跨ぐのか、季節や地域の条件によって、使用材料や施工方法を検討する必要があります。一つとして同じ橋梁は存在しないので、業務をこなす度に新しい発見があり、やりがいを感じます。地元の橋梁を担当した時に、土木を志した原点を思い出しました。 何をきっかけに何の仕事に就くかは誰にもわかりません。自分の選んだ道に後悔することのないよう、興味を持ったことには素直に向き合い、様々な人・物と関わり視野を広げてください。秋田大学は、あなたの背中を押してくれるはずです。

《就職先》安藤・間、五洋建設、竹中土木、西松建設、ピーエス三菱、オリエンタル白石、大林道路等の建設関連企業建設技術研究所、長大、ドーコン、日本工営、パシフィックコンサルタンツ、復建技術コンサルタント等のコンサルタント関連企業JR東日本各支社、東日本道路、ネクスコ・エンジニアリング東北、ネクスコ・エンジニアリング東日本、中日本ハイウエイ・エンジニアリング東京等の鉄道・道路構造物メンテナンス関連企業国土交通省、国土交通省(東北、関東、北陸等)地方整備局、厚生労働省等の国機関、秋田県庁、秋田市役所、青森県庁、岩手県庁、東京都庁等の各地方自治体《進学先》秋田大学大学院理工学研究科東北大学大学院工学研究科筑波大学大学院システム情報工学研究科

001

卒業生の主な進路

木質構造・鋼構造に関する基礎・応用

3D構造解析シミュレーションを用いた構造物の性能評価に関する研究

オンサイト木橋の施工を手伝う学生たち

3D構造解析シミュレーションの実習

木質構造物の耐久性調査を行う学生たち

ドローンを使った構造物のモニタリング

教 授

木材を利用した新しい木質構造物の開発、3D構造解析シミュレーションによる構造物の性能評価、木質構造物の耐久性等に関する研究

水防災システム、海洋開発に関する基礎・応用津波水理実験と数値計算、塩分侵入と地形変化、浅水波、海洋波、水面波と浮体の相互作用に関する研究

野 田 龍木質構造物の耐久性等に関する研究

講 師 浜 岡 秀 勝

福祉環境工学分野004

交通・都市を通じた快適かつ安心な社会の実現

安全・安心に利用できる道路環境の創造

ドライビング・シミュレーターを用いた走行実験

都市計画と関連した富山市のLRT整備 快適に暮らせる住環境評価に関する研究

教 授

すべての人々が快適かつ安心できる都市や道路、公共交通の計画と整備・運用に関する研究

日 野 智地方都市における持続的な都市・公共交通の計画

准教授

渡 邉 一 也津波や洪水を対象とした防災システムに関する研究

流木の堆積に関する水理模型実験

UAVを利用した地形測量の様子

准教授

大振幅浅水波の数値計算

海洋波の数値シミュレーション

泥炭性軟弱地盤の調査と試料採取の様子 鳥海山から採取した泥流堆積物に対して定体積一面せん断試験を行う様子

平 川 知 明水面波と浮体や固定構造物との相互作用に関する研究

助 教

水環境工学分野002

コンクリートの高性能化と最適な維持管理手法の確立各種コンクリートや鋼・コンクリート複合材料の力学的特性、耐久性および環境配慮型コンクリートの性能に関する研究・開発

凍害により劣化した鋼桁コンクリート床版橋

鉄筋コンクリートはりの載荷実験

ポーラスコンクリート

環境材料工学分野005

さまざまな土や地盤の性質やそのなりたちの解明超軟弱土”泥炭”と鳥海山泥流堆積物等を対象とした強度・変形特性、固化破砕を伴う泥炭セメント安定処理土に関する研究

地盤環境工学分野003

徳 重 英 信コンクリートの凍害等の劣化機構および環境配慮型コンクリートの開発と性能評価

教 授 高 橋 良 輔コンクリート構造物の新設設計・維持管理に関する性能評価技術

准教授

荻 野 俊 寛泥炭性軟弱土の強度・変形に関する研究

准教授 田 口 岳 志固化・破砕を伴うセメント安定処理土および鳥海山泥流堆積物に関する研究

助 教

酸性雪の影響調査のためのサンプリング 湿原の環境評価を行うための地下水位計測

環境保全に生かすための地域環境の理解と評価酸性雨が自然水の水質に与える影響の評価、湖水の富栄養化の影響因子に関する研究など

環境保全工学分野006

網 田 和 宏地域環境の理解と評価に関する研究

助 教

41 Faculty of Engineering Science Akita University

卒業生からのメッセージ

(最近3年間)

Page 23: 秋田大学 理工学部 - Akita U · 博士 後期課程 大学院理工学研究科 理工学部 生命科学コース 生命科学科物質科学科数理・電気電子情報学科システムデザイン工学科通信教育講座生命科学専攻物質科学専攻数理・電気電子情報学専攻システムデザイン工学専攻共同ライフサイクルデザイン工学専攻

 クロスオーバー教育創成センターは、2019年4月、附属ものづくり創造工学センターの改組により、理工系実践教育に関する、さまざまな新しい取り組みを行う附属施設として生まれ変りました。当センターは、理工系教育の新手法の開発、国際化教育および教職関連業務を担い、学生および教員双方の質の向上に資する実践教育の推進センターとして、以下に挙げる3部門から構成されます。

1)教育手法開発部門 PBL(Project Based Learning)やアクティブ・ラーニングなどの教育手法の開発を担当します。これまで各コースで別々に取り組まれてきた創造工房実習に代る、専門分野を融合あるいは横断したPBL授業を開発し実践します。また、インターンシップを含む地域企業と連携した教育手法についてもアイデア盛り沢山で進めていきます。

2)グローバル化対応部門 海外留学推進や留学生の受け入れを担当します。外国に留学し、未知の国・世界で生活することは、究極の実践体験・実践教育と言えます。今後の秋田の国際化を視野に、理工学部における留学生の派遣や受入れを一手に担います。留学してみたいと考えている学生さんは一度相談に来てみてください。一方、留学生の増加により秋田大学では英語による講義が増えていくことが予想

附属クロスオーバー教育創成センターhttp://www.riko.akita-u.ac.jp/intro/institution/

されます。英語による工夫を凝らした講義を外国人英語教員と共に開発し、各教員が質の高い英語による講義を提供できるようにします。

3)教職関連対応部門 教員免許取得に関する業務を担当する部門となります。これまで、理工学部には教職関連を取り扱う場所がありませんでした。今後は、教員免許を取得して中高の先生を目指す学生さんは、センターが窓口になります。

 下記に、当センターにおける各部門の取り組み例を挙げています。前身の附属ものづくり創造工学センターで取り組んでいました、学生自主プロジェクトや子どもものづくり教室は、当センターでも継続して実施します。理工学部に在籍する学生・教員そしてすべての人に親しまれるセンターを目指しています。

43 Faculty of Engineering Science Akita University Faculty of Engineering Science Akita University 44Faculty of Engineering Science Akita University

附属研究施設のごあんない

 蔵書数43万冊。講義のある期間は平日22時まで開館。文献を活用したレポート作成など静かに集中して勉強したいときはもちろん、グループワークやディスカッションの場としてグループ学習室も利用可。常駐の専門職員や先輩学生・大学院生(としょサポ)が図書館の使い方や学習に関する相談にも応じます。

 サークル活動などに活用できる研修室・和室や、生協が運営する食堂・売店があり、昼食時には多くの学生で賑わいます。

 履修や奨学金に関すること、学割の発行、就職相談など、学生生活の多方面からサポートします。英語を楽しく学べるALLRoomsもこの建物の2階にあります。

 医師・看護師・カウンセラーが学生生活の健康面を支えます。毎年春に行われている健康診断のほか、心と体の相談にも応じています。

 講義のある期間は平日21時まで開館。PC約400台を備え、調べ物やレポート作成に利用可能。無線LANやWebメールなどの情報サービスを提供します。

 学生による学生のための自律学習を基本理念に、留学生と日本人学生がスタッフとして参画し、英会話、TOEIC講座、English Camp(英語onlyの宿泊研修)、さらに各種イベント等を開催しています。英語に関わる様々な活動を通じて、語学力を身につける学修支援を行い、楽しみながら英語のスキルアップを目指しています。

学内施設のごあんない

中央図書館

学生支援棟

大学会館(クレール)

情報統括センター

保健管理センター

ALL Rooms

2F 閲覧フロア2F 閲覧フロア

1F ラウンジ1F ラウンジ 1F コモンズ1F コモンズ

附属地域防災力研究センターhttp://www.gipc.akita-u.ac.jp/̃mizu/bou/index.html

 学生は本センターの活動内容を大学祭やオープンキャンパスを通して直接知ることができます。また、地域の防災・減災に関する課題について本センター所属研究員による講義などを通して学ぶことができます。

 地域防災力研究センターは平成16年4月に策定した本学部の第1期中期計画に基づき、「自然災害の防止・軽減に資する研究を推進するとともに、地域の防災・減災に関する研究と支援等を通して、安全・安心な地域社会の形成に貢献する」ことを目的として、平成18年1月に設置されました。

 本センターは地震災害、津波災害、河川災害、斜面災害、火山災害、情報・計画の6分野から構成されています。将来的には実績を積み重ねて、自然災害に限らない全学的な組織に拡充させたいと考えています。また、目的を達成するため、国や自治体、地域社会との連携を積極的に図っています。これまで秋田県および県内市町村の

「地域防災計画」の改定などに貢献してきました。 

津波堆積物の試掘(秋田県男鹿市)

2017年7月雄物川l洪水の一例(秋田県大仙市峰吉川)最大浸水深は5.8m程度に達した。

試掘物から過去の津波発生時期、規模等を調査

2017年8月平常時の様子

Page 24: 秋田大学 理工学部 - Akita U · 博士 後期課程 大学院理工学研究科 理工学部 生命科学コース 生命科学科物質科学科数理・電気電子情報学科システムデザイン工学科通信教育講座生命科学専攻物質科学専攻数理・電気電子情報学専攻システムデザイン工学専攻共同ライフサイクルデザイン工学専攻

中南大学●◎(1984,中国)

●●東北大学理学院◎(2004,中国)遼寧工程技術大学(旧阜新砿業学院)◎(1984,中国)清華大学精密儀器与機械学系(2007,中国)清華大学化学系(2008,中国)

●モンタナ鉱物理工科大学 (1982,アメリカ)

●スファックス大学工学部 (2003,チュニジア共和国)

フライベルク工科大学◎(2006,ドイツ)

●ザンビア大学鉱山学部・工学部 (2003,ザンビア国)

インド科学技術研究評議会附属・国立化学技術研究所(2016,インド)

●バンドン工科大学地球科学技術学部◎ (2010,インドネシア)

●オークランド工科大学デザイン創造学部※ (2012,ニュージーランド)

●チュラロンコン大学理学部◎(2009,タイ)●チェンマイ大学工学部・理学部(1999,タイ)

●国立江原大学校(旧三陟大学)◎(2003,韓国)

明新科技大学工学院(2010,台湾)国立彰化師範大学理学院(2017,台湾)国立台湾大学◎(2019,台湾)

●同濟大学材料科学与工程学院(2010,中国) 同濟大学上海市金属効能材料開発応用重点実験室(2010,中国)

出身高校・大学所在地別在学状況

平成30年5月1日現在 平成30年5月1日現在

45 Faculty of Engineering Science Akita University Faculty of Engineering Science Akita University 46Faculty of Engineering Science Akita University

都道府県別学生現員

学 科 入学定員 男 女

志願者数 入学者数

男84.5%

女15.5%

生 命 科 学 科

数理・電気電子情報学科

システムデザイン工学科

物 質 科 学 科

コース

生 命 科 学 コ ース

応 用 化 学 コ ース

材料理工学コース

数 理 科 学 コ ース

電気電子工学コース

人間情報工学コース

機 械 工 学 コ ース

創造生産工学コース

土木環境工学コース

合 計

45

53

57

23

65

32

50

25

45

395

( 15 )

( 3 )

( 1 )

( 4 )

( 5 )

( 18 )

( 14 )

( 1 )

( 1 )

( 62 )

{ 1 }

{ 1 }

( 3 )

( 5 )

( 2 )

( 6 )

( 16 )

{ 1 }

{ 1 }

{ 2 }

140

230

234

109

345

183

355

105

211

1,912

95

115

32

23

24

40

33

15

28

405

( 18 )

( 8 )

( 1 )

( 4 )

( 7 )

( 18 )

( 20 )

( 1 )

( 1 )

( 78 )

{ 1 }

{ 1 }

{ 1 }

{ 3 }

235

345

266

132

369

223

388

120

239

2,317

男 女

( 1 )

( 2 )

( 2 )

( 1 )

( 3 )

( 9 )

{ 1 }

{ 1 }

{ 1 }

{ 1 }

{ 2 }

29

41

57

23

71

30

52

27

46

376

( 3 )

( 3 )

18

17

8

3

3

9

5

2

4

69

( 3 )

( 1 )

( 2 )

( 2 )

( 1 )

( 3 )

( 12 )

{ 1 }

{ 1 }

{ 1 }

{ 3 }

47

58

65

26

74

39

57

29

50

445

平成30年度 入学状況

※( )内は私費外国人留学生で内数、{ }内は外国政府派遣留学生で外数。

入学者男女比率

外国(留学生)61人

北海道…62人 国     名 理工学部 工学資源学部 学部研究生 学部特別聴講学生 科目等履修生 理工学研究科

イ ン ド ネ シ ア

タ イ

中 国

韓 国

フ ィ リ ピ ン

ベ ト ナ ム

マ レ ー シ ア

モ ン ゴ ル

セ ル ビ ア

ア フ ガ ニ ス タ ン

イ ラ ン

ザ ン ビ ア

モ ザ ン ビ ー ク

台 湾

合 計

0

0

19

1

0

18

23

0

0

0

0

0

0

0

61

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

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1

0

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1

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0

2

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3

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1

4

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0

4

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1

3

0

0

0

0

1

1

0

10

1

1

2

0

1

0

0

1

1

1

1

0

0

0

9

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

合 計

1

1

28

2

1

19

26

2

1

1

1

1

1

1

86

機 関 名

秋 田 工 業 高 等 専 門 学 校

国 際 資 源 大 学 校

秋 田 県 産 業 技 術 セ ン タ ー

(秋田市)

(鹿角郡小坂町)

(秋田市)

留学生受け入れ状況

国内機関との連携・協力協定

国際交流

学術交流協定校

※資源人材育成に関する単位互換協定

締結年

2005年

2006年

2006年

機 関 名

北 海 道 大 学 工 学 部

秋 田 県 、 能 代 市

(札幌市)※締結年

2009年

2013年

◎は大学間協定校 ※覚書のみの締結 ( )内は締結年,国名

大学院研究生工学資源学研究科

四国…5人徳 島…香 川…愛 媛…高 知…

0人1人4人0人

東北…948人秋 田…青 森…岩 手…宮 城…山 形…福 島…

509人116人128人68人79人48人

関東…319人茨 城…栃 木…群 馬…埼 玉…千 葉…東 京…神奈川…

57人96人40人37人30人40人19人

中部…328人新 潟…富 山…石 川…福 井…山 梨…長 野…岐 阜…静 岡…愛 知…

100人17人8人2人21人26人14人61人79人

中国…5人鳥 取…島 根…岡 山…広 島…山 口…

0人0人1人3人1人

近畿…24人三 重…滋 賀…京 都…大 阪…兵 庫…奈 良…和歌山…

3人2人6人9人4人0人0人九州・沖縄…8人

福 岡…佐 賀…長 崎…熊 本…大 分…宮 崎…鹿児島…沖 縄…

1人0人2人0人0人1人0人4人

 秋田大学が国際交流協定を結んでいる海外の大学へは、「秋田大学派遣交換留学制度」を利用して本学に在籍したまま留学をすることができます。派遣交換留学生の中で一定の要件を満たす場合は、「秋田大学みらい創造基金学生海外派遣支援事業」より往路国際運賃の一部が支援されます。

Page 25: 秋田大学 理工学部 - Akita U · 博士 後期課程 大学院理工学研究科 理工学部 生命科学コース 生命科学科物質科学科数理・電気電子情報学科システムデザイン工学科通信教育講座生命科学専攻物質科学専攻数理・電気電子情報学専攻システムデザイン工学専攻共同ライフサイクルデザイン工学専攻

秋田県を楽しもう

風力発電

Faculty of Engineering Science Akita University 4847 Faculty of Engineering Science Akita University

 秋田県は風力や地熱、バイオマスなどの自然エネルギーが豊富です。現在、秋田県では、これらの自然資源を活かした様々な再生可能エネルギーの導入を促進しています。そして、これらのエネルギーで作った電気を蓄電池に貯めたり、電気を使って水素を製造したりすることで、新しい形のエネルギー供給県を目指しています。

 秋田県の面積は約1.2万k㎡で、全国第6位の大きさです。秋田県は自然が豊富で、四季折々の見どころがたくさんあります。また、食べ物も美味しく、温泉が各地にあり、自然を活かした遊びも数多くあります。

 秋田県は国内でも有数の風況の優れた地域です。その風を活かした風力発電が盛んに行われています。平成30年6月の時点で、秋田県沿岸には200基を超える風力発電施設があり、導入量は40万kWを超え、青森県に次いで全国第2位となっています。

地熱発電 秋田県内には、大沼、澄川(共に鹿角市)、上の岱(湯沢市)の3か所に地熱発電所があります。発電出力の合計は約8.8万kWであり、大分県、岩手県に次いで全国第3位です。

バイオマス発電  秋田県は全国でも有数の森林県です。未利用材や建築廃材等を原料とした発電も盛んに行っています。秋田県内には現在6か所(秋田市、能代市、五城目町)のバイオマス発電所があり、発電出力の合計は約10.6万kWとなっています(平成29年3月末)。

都市鉱山からの金属回収 秋田県には多くの金属鉱山がありましたが、海外からの安い鉱石の輸入により、県内の鉱山は全て閉山に追い込まれました。しかし、現在は,鉱山で培われた技術を応用して、使用済み電気製品や電子部品などから有用な金属をリサイクルしています。

 白神山地には世界最大級のブナの原生林が広がっています。平成5年12月に世界遺産(自然遺産)に登録されました。人の影響を受けていないため、貴重な生態系が保たれています。

白神山地(青森県との県境)

 男鹿の民俗行事。12月31日の大みそかの晩に地域の家々を巡ります。平成30年の11月にはユネスコの無形文化遺産に登録されました。 「泣く子はいねがー」

男鹿のナマハゲ(男鹿市)

 高さ143 mの秋田港のシンボル的存在です。地上100 mの高さにある展望台からは秋田市や日本海が一望できます。また、夜にはライトアップされます。

ポートタワー・セリオン(秋田市)

 毎年8月3日~6日まで開催され、秋田の夏の夜を彩ります。竿燈は最も大きなもので、長さ12m、重さ50kgになります。

竿燈まつり(秋田市)

理工学部のある手形キャンパスは秋田駅に非常に近く、徒歩15分くらいです。

秋田大学理工学部

 秋田県内には雪質が良く、美しい雪景色を満喫できるスキー場が多くあります。 大学から車で30分程度のスキー場から、内陸部の積雪豊富なスキー場でのスノーシューやスノートレッキング、近隣の宿泊温泉施設の利用等、秋田の冬ならではの楽しみ方はいろいろあります。

ウィンタースポーツ

 きりたんぽ鍋、稲庭うどん、いぶりがっこ、ハタハタ、横手焼きそばなど、秋田県を代表する郷土料理です。

秋田の味

 秋田県原産の日本犬の一種です。 秋田市の千秋公園では、期間限定で秋田犬と触れ合うことができます。

秋田犬(大館市が有名)

 周囲約20km、水深423.4mと日本一の深さの湖です。湖岸には、シンボルである黄金色のたつこ像が輝いています。

田沢湖(仙北市)

 江戸時代の初めから続く武家屋敷が並ぶきれいな街並みが見られます。春の桜景色、冬の雪景色は一見の価値があります。

角館武家屋敷(仙北市)

 毎年8月最終土曜日に開催され、90回を超える歴史のある全国屈指の花火大会です。日本でも唯一の昼花火の競技会も行われています。

大曲の花火(大仙市)

 横手市のかまくらは水神様をまつる小正月行事として400年以上の歴史があります。毎年2月中旬に雪まつりが行われ、夜になると街のあちこちにあるミニかまくら内にろうそくが灯ります。

かまくら(横手市)

白神山地

なまはげ

ハタハタ

秋田犬

田沢湖

角館武家屋敷

かまくらウィンタースポーツ

大曲の花火

ポートタワー・セリオン

竿燈まつり

きりたんぽ鍋

秋 田 県 の 魅 力豊かな自然からエネルギーをつくる

Page 26: 秋田大学 理工学部 - Akita U · 博士 後期課程 大学院理工学研究科 理工学部 生命科学コース 生命科学科物質科学科数理・電気電子情報学科システムデザイン工学科通信教育講座生命科学専攻物質科学専攻数理・電気電子情報学専攻システムデザイン工学専攻共同ライフサイクルデザイン工学専攻

1・2時限

3・4時限

5・6時限

7・8時限

9・10時限

教職関係集中講義学習・発達論、教育課程論、特別活動研究、教育方法論

基礎生物学Ⅰ

月曜日時限/時間

大学英語Ⅰ

学生サポート

a dayCampus Life

6:30

※基礎物理学

実験

火曜日 水曜日 木曜日 金曜日

情報処理の技法

国際政治経済

基礎数学Ⅰ

基礎化学Ⅰ

※秋田の

環境と資源

現代社会と経済Ⅱ

教師論

スポーツ実技Ⅰ

大学英語Ⅰ

初年次ゼミ

化学演習

基礎数学Ⅱ

基礎物理学Ⅰ

応用化学コース2年通学自宅から電車で通っています。

お弁当持参キャンパス内の売店を利用したり、学食で好きなメニューを食べることもできます。

1年次前期時間割

(秋田県出身)佐々木 尚輝さん

自分の目標に向かって!

正門

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キャンパス案内図(手形キャンパス)

理工学部3号館理工学部4号館理工学部5号館総合研究棟(理工学部6号館)理工学部7号館理工学部講義棟 (アクティブラーニング棟)放射性同位元素センター鉱業博物館附属革新材料研究センター

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附属クロスオーバー 教育創成センター附属地域防災力研究センター地方創生センター2号館、放送大学秋田学習センター一般教育1号館一般教育2号館保健管理センター大学会館(クレール)学生支援棟情報統括センターインフォメーションセンター (総合案内)中央図書館野球場弓道場

15

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49 Faculty of Engineering Science Akita University Faculty of Engineering Science Akita University 50Faculty of Engineering Science Akita University

将来は海外で活躍したい!

教養教育科目 基礎教育科目 専門教育科目

教職関連科目 ※印は前半科目

8:5010:20

1・2時限

~

10:3012:00

3・4時限

~

12:00 お昼休み(昼食)

12:5014:20

5・6時限

~

14:3016:00

7・8時限

ほかにこんなことも

~

16:1017:40

9・10時限

~

17:40 帰宅

 僕は時間をとても大切にしています。いろんなことに興味があるため、いくら時間があっても足りないくらいです。  1年生では、教養教育科目、基礎教育科目、専門教育科目の他に教職関連科目等を履修し教員免許取得を目指しています。 大学は自分の責任のもと自由にカリキュラムをPlanningできます。大きな目標を定め、ひとつひとつの目的を達成していけるよう計画的に取り組み公私ともに充実した大学生活を送っています。  秋田大学には自分の夢を叶えるための学習環境が整っています!

高校時代から独学でコツコツとドイツ語やスペイン語を学習しています。長期休み期間中は検定受験や友人と旅行を楽しんでいます。

My Policy「Time is Money」

落ちつける後部座席でしっかり講義を受講

実験はおもしろい!

気を引き締めて真剣に

取り組みます

空き時間はWi-Fiなどの環境が整っている図書館でレポートの作成

サークル活動(サッカー、フットサル、軟式野球など)や塾講師のアルバイトをしています

放課後の過ごし方

 経済的理由により入学料の納付が困難であり、かつ学業優秀と認められる場合、入学前1年以内に、学資負担者の死亡又は本人若しくは学資負担者が風水害等の災害を受けたことにより、入学料の納付が著しく困難である場合については、本人の願い出により選考の上、入学料の全額又は半額を免除若しくは徴収を猶予する制度があります。

●学費

●入学料の免除および徴収猶予

 経済的理由により授業料の納付が困難であり、かつ、学業優秀と認められる場合、学資負担者の死亡又は本人若しくは学資負担者が風水害等の災害を受けたことにより、授業料の納付が著しく困難と認められる場合については、本人の願い出により選考の上、授業料の全額、半額又は1/3を免除する制度があります。

●授業料の免除

 学業成績および人物ともに優れた学生で、経済的理由により修学が困難な学生のために奨学金を貸与する制度があります。

●奨学制度日本学生支援機構奨学金

 本制度は、財団法人土崎感恩講より経済的困窮学生支援の目的でいただいた寄附金を原資として、学部新入生を対象にした秋田大学独自の給付型奨学金制度です。

※学生支援にかかる詳細については,秋田大学 学生支援・就職課へお問い合わせください。 TEL:018-889-2265 E-mail:[email protected]

秋田大学「新入生育英奨学資金」

 地方公共団体および民間育英団体等が貸与・給付を実施する奨学制度があります。その他の奨学制度

 ○第一種奨学金(無利子)  貸与月額/自宅・・・・2万円・3万円・4.5万円から選択、自宅外・・・2万円・3万円・4万円・5.1万円から選択       ※家計基準によって選択できる月額が異なります。 ○第二種奨学金(有利子)  貸与月額/2万円から12万円までの1万円単位から選択

○給付金額/100,000円(入学時1回限り) ※入学料免除許可者は50,000円

金額(円) 納付時期

入学手続時

入学手続時、または4月中

10月中

282,000円

前期分

後期分年間 535,800円授業料

※入学時・在学中に授業料が改定された場合は、改訂時から新授業料が適用となります。

※財団法人土崎感恩講は、1830年に現在の秋田市土崎の有志161人が私財を持ち寄り、窮民救済を目的に設立された法人。平成26年に解散。

入学料

267,900円

267,900円

本部管理棟(事務局)理工学部1号館理工学部1号館理工学部1号館理工学部2号館