Casino
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はじめに大阪府の橋下徹元知事、09年9月夢洲・咲洲地区まちづくり推進協議会の席上、ベイエリア再開発に絡んだコンベンション機能強化の一環で「カジノ構想」。大阪エンターテイメント都市構想推進検討会立ち上げ、専門家交え研究会重ねる。
以前にも石原東京都知事や太田前大阪知事や、和歌山県などもカジノ誘致検討→いずれも計画進まず。
先の大阪W選挙での維新の会が圧勝。カジノ構想が実現に向けて動くのでは?
カジノのゲーム テーブルゲーム…ルーレット、ブラックシャック、バカラ、ポーカー
マシンゲーム…スロット
スロットの方が利益効率が良いので増加傾向
テーブルゲームがカジノの魅力
客を呼ぶのはテーブルゲーム、金を落とすのはスロット
カジノのお金の流れ
客 賭け
カジノ
政府、地方自治体
海外から
国内から
テーブルゲーム
マシンゲーム
客
客
勝者
ハウスエッジ
エンターテイメントの提
供
カジノ税、法人税観光客の増加
税収アップ
ギャンブル依存治安、モラルの悪化
観光資源
カジノの歴史
欧州では18世紀から上流階級の社交場として発展
政府は賭博場を公認しつつ課税
アメリカでは1931年ネバダ州でカジノが合法化、1940年代にカジノの街として急成長
1960、70年代になるとラスベガスではカジノ以外のエンターテイメントの充実を図り大型 IR化。世界中で合法化の動きが見られ現在120カ国以上で合法。
国によって特徴ある。観光資源としてアジアで注目。
ヨーロッパのカジノ 欧州型
歴史が古く、現在でも「紳士淑女の社交場」としてお高いイメージ
外観も豪華絢爛と言うよりは重厚で格式がある
入場制限厳しく、ドレスコードがあるのが一般的で、上流階級を対象としている
保養地に付随する一娯楽施設として小規模なものが多いが各地に点在
一般観光客を呼び寄せる事を対象とせず
アメリカのカジノ ラスベガス型
お金を持った成人なら社会階層問ない
カジュアルな服装
広大な土地に莫大な資本でエンターテイメント充実 させ観光客呼び込み
カジノとコンベンションなどを組み合わせた MICE ( meeting incentive convention exhibition)→ ビジネス客などもターゲットに
現在では売上げの6割がカジノ以外のホテルやレストラン運営
他にも市民の 娯楽としての地方カジノなど存在
アジア〜マカオ〜
60年代から02年までカジノの独占運営 東洋のラスベガスとして、空港や港湾、マカオタワーなどインフラ整備への投資も展開
02年からライセンス自由化、海外からの投資呼び込み、競争を通じてさらなる活性化。新規参入の米国資本はラスベガスの経営手法で黒字化が実現
現在観光客の83%が本土の中国人
リーマンショックでも落ち込み少ない
ラスベガスの2、5倍の規模の売上げ
アジア〜シンガポール〜 04年構想の IR 統合型リゾートが完成
観光客24%アップ(10年)
ASEAN 諸国における観光地の台頭により綺麗な街だけでは戦えなくなるのが背景
税収と雇用の増大
売上げ規模はラスベガス抜くと予想
カジノ市場地域 2006 200
72008 2009 2010
米国 57,500 60,229 59,238 57,240 56,500
対前年比 (%) 8,7 4,7 -1,6 -3,4 -1,3
アジア太平洋 12,774 16,721 20,343 21,845 32,305
対前年比 16,9 30,9 21,7 7,4 47,9
欧州 18,765 18,861 18,091 15,658 14,573
対前年比 2,5 0,5 -4,1 -13,4 -7,2
総計 93,813 101,070
103,401 100,418 109,354
対前年比 8,4 7,7 2,3 -2,8 8,8PWC社 単位:百万米ドルアジアの成長著しい。 経済発展、可処分所得増大、富裕層の増加。PWC社は今後もカジノの市場成長予想。アジアは20%前後の成長。
大阪 IR構想の概要 (1) 目的 ・国際観光の 振興 (内外からの観光集客・MICEの誘致 ) ・都市魅力の創造 (世界一流のエンターテイメント等 )、都市のブランドイメージの向上 ・地域経済の活性化 ・違法カジノの排除
(2)IR 立地のより期待される経済効果 ・訪日外国人の増加 (外貨獲得 ) ・雇用効果、幅広い産業への経済波及効果
(3)基本コン セプト・エンターテイメント機能やコンベンション (MICE)機能をメインとした統合型リゾート (IR)を 立地 (カジノがメインではない。 ) ・観光客からビジネス客まで、誰もが楽しめる世界最高水準のエンターテイメント・リゾート ( 非日常空間 )を創出・大阪の既存のエンターテイメント施設や関西の世界的な観光資源とのコラボレーション により、他都市の IRとの差別化を図るとともに、大きなシナジー効果を発生
(4) 顧客ターゲット ・中国をはじめとした東アジアからの訪日外国人 ・MICE(国際会議・展 示会等 )参加者及びその家族 (5) 統合型リゾート (IR)の建設・運営・ IRに係る制度内容は、国が制定する特別立法により規定・ 民間の資金・ノウハウで、 IRを立地 (大阪・関西の企業・地域の活性化につながるしくみも 検討 )
大阪における統合型リゾート (IR) に関する基本的な考え方について平成 23年 2月 16日 大阪エンターテイメント都市構想推進検討会 より抜粋
日本でカジノ 設置した場合の課題
集客…魅力的なエンターテイメントが提供可能か?場所はどこに?
様々な階層から利益巻き上げるノウハウ…日本にはカジノの経営ノウハウが 無い。外国資本の 介入。利益が流出。
滞在時間増やす…周辺のホテル、アミューズメント施設の充実。
リピーター率…交通アクセス
セーフティーネット…未成年やギャンブル依存をどのように規制すべきか?
最後に〜私の意見〜 導入すべきと思う。大阪 IR構想に賛成。
IR化して不況に強いと言われたラスベガス、ただ先述の表にあるように不況で縮小。アジアの成長が止まった時に果たして維持できるか。
公営にするとお 荷物に成り下がる可能性
民営にしてカジノ税 も低めに押さえ、莫大な投資呼び込むべき
マカオやシンガポールと異なり、京都や神戸など観光資源が豊富
カジノだけでなく周辺の観光都市や既存の施設も含めて一大観光都市化。
参考文献・
サイト
カジノの文化誌 大川潤、佐伯英隆
(中公選書2011)
大阪における統合型リゾート(IR
)
に
関する基本的な考え方(大阪府
201
1)
日本にカジノを
http
://casino-status.com/
(2
011/12/5)