第36 回「秋田県内企業の景気動向調査」結果...2014 05 08 11 H27 02 2015 05 08 11...
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第 36 回 秋田県内企業景気動向調査 FIDEA Information & Research Institute, Inc. 株式 会社 フィデア情報総研 第 36 回「秋田県内企業の景気動向調査」結果 （2020 年 5 月調査） 2020 年 6 月 株式会社フィデア情報総研 ～ 景況感は大幅に悪化。先行きは厳しい見通し ～ 【 調査の要旨 】 県内企業の業況は、自社の業況判断を示す「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」が▲44.3 （前回調査比 20.4 ポイント下落）と 4 期連続で悪化し、大幅な悪化となった。「各種Ｄ Ｉ値（前年同期比）」では、「売上高」、「営業利益」、「資金繰り」はいずれも悪化し、「人 員人手」は大幅にプラス幅が縮小した。 業種別に「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」をみると、建設業は 4 期連続の悪化、製 造業は 6 期連続の悪化、卸・小売業は 3 期連続の悪化、サービス業が 2 期連続の悪化と、 4 業種すべてで悪化となった。 地域別に「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」をみると、県北が▲32.4（前回調査比 22.1 ポイント下落）、中央は▲44.4（同 18.9 ポイント下落）、県南は▲51.3（同 22.1 ポイント下落）と 3 地域すべてで大幅な悪化となった。 先行き見通しは、「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」が▲54.9（今回調査比 10.6 ポ イント下落）と一層の悪化が見込まれている。 【 特別調査 】 夏季ボーナスの支給動向についてうかがったところ、回答企業（388 社）の 53.9％が 「支給する」と回答した。この割合は、前回調査（64.0％）から 10.1 ポイント低下し、 4 期ぶりの低下となった。 春季以降の賃金改定動向について、春季以降の賃金改定動向（ベースアップや定期昇 給を実施する（した）か）について尋ねたところ、全業種では「賃上げを実施する（し た）」と回答した企業は 37.9％となり、前回調査（46.4％）から 8.5 ポイント低下した。 新型コロナウイルス感染症の事業への影響について、事業活動全体における平常時 の経営状況を 100 とした場合の今年度の業績見通しについて尋ねたところ、全業種では 「80～100」と回答した企業が 46.1％で最も多く、これに「50～79」（32.0％）が続い た。
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第 36回
秋田県内企業景気動向調査 FIDEA Information & Research Institute, Inc.
株式
会社 フィデア情報総研
第 36 回「秋田県内企業の景気動向調査」結果
（2020年 5月調査）
2020年 6月
株式会社フィデア情報総研
～ 景況感は大幅に悪化。先行きは厳しい見通し ～
【 調査の要旨 】
県内企業の業況は、自社の業況判断を示す「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」が▲44.3
（前回調査比 20.4ポイント下落）と 4期連続で悪化し、大幅な悪化となった。「各種Ｄ
Ｉ値（前年同期比）」では、「売上高」、「営業利益」、「資金繰り」はいずれも悪化し、「人
員人手」は大幅にプラス幅が縮小した。
業種別に「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」をみると、建設業は 4期連続の悪化、製
造業は 6期連続の悪化、卸・小売業は 3期連続の悪化、サービス業が 2期連続の悪化と、
4業種すべてで悪化となった。
地域別に「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」をみると、県北が▲32.4（前回調査比
22.1ポイント下落）、中央は▲44.4（同 18.9ポイント下落）、県南は▲51.3（同 22.1
ポイント下落）と 3地域すべてで大幅な悪化となった。
先行き見通しは、「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」が▲54.9（今回調査比 10.6ポ
イント下落）と一層の悪化が見込まれている。
【 特別調査 】
夏季ボーナスの支給動向についてうかがったところ、回答企業（388社）の 53.9％が
「支給する」と回答した。この割合は、前回調査（64.0％）から 10.1ポイント低下し、
4期ぶりの低下となった。
春季以降の賃金改定動向について、春季以降の賃金改定動向（ベースアップや定期昇
給を実施する（した）か）について尋ねたところ、全業種では「賃上げを実施する（し
た）」と回答した企業は 37.9％となり、前回調査（46.4％）から 8.5ポイント低下した。
新型コロナウイルス感染症の事業への影響について、事業活動全体における平常時
の経営状況を 100とした場合の今年度の業績見通しについて尋ねたところ、全業種では
「80～100」と回答した企業が 46.1％で最も多く、これに「50～79」（32.0％）が続い
た。
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秋田県内企業景気動向調査 FIDEA Information & Research Institute, Inc.
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目次
Ⅰ．県内企業の業況 ..................................................................................................................................... 3
1. 概況 ................................................................................................................................................ 3
2. 業種別の動向 ................................................................................................................................. 4
（１）業種別の概況 .............................................................................................................................. 4
（２）業種別ＤＩ値の動向 ................................................................................................................... 5
① 建設業 ..................................................................................................................................... 5
② 製造業 ..................................................................................................................................... 6
③ 卸・小売業 .............................................................................................................................. 7
④ サービス業 .............................................................................................................................. 8
3. 地域別の動向 ................................................................................................................................. 9
（１）地域別の概況 .............................................................................................................................. 9
（２）地域別ＤＩ値の動向 ................................................................................................................. 10
① 県北 ....................................................................................................................................... 10
② 中央 ....................................................................................................................................... 11
③ 県南 ....................................................................................................................................... 12
Ⅱ．景気の天気予報図 ............................................................................................................................... 13
Ⅲ．特別調査 .............................................................................................................................................. 14
1. 夏季ボーナスの支給動向について............................................................................................... 14
（１）支給予定動向 ............................................................................................................................ 14
（２）支給予定額について ................................................................................................................. 16
2. 春季以降の賃金改定動向について............................................................................................... 18
3. 新型コロナウイルス感染症の事業への影響 ................................................................................ 19
＜参考資料Ⅰ：業種別・地域別回答率＞ .................................................................................................. 20
＜参考資料Ⅱ：調査の概要＞ .................................................................................................................... 20
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Ⅰ．県内企業の業況
1. 概況
～ 景況感は大幅に悪化。先行きは厳しい見通し ～
県内企業の業況は、自社の業況判断を示す「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」が▲44.3（前回調査比 20.4
ポイント下落）と 4期連続で悪化し、大幅な悪化となった。「各種ＤＩ値（前年同期比）」では、「売上高」、
「営業利益」、「資金繰り」はいずれも悪化し、「人員人手」は大幅にプラス幅が縮小した。
先行き見通しは、「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」が▲54.9（今回調査比 10.6 ポイント下落）と一層
の悪化が見込まれている。新型コロナウイルス感染症の経済活動への影響が引き続き懸念されるなか、先行き
は厳しい見通しとなっている。
図表 1 全業種「自社業況ＤＩ値（前年同期比）」の推移
図表 2 全業種「各種ＤＩ値（前年同期比）」の推移
前年同期比の自社業況ＤＩ値
▲44.3
▲54.9▲45.3
▲67.2▲70.0▲60.0▲50.0▲40.0▲30.0▲20.0▲10.0
0.010.020.030.0
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秋田 山形
▲80.0
▲60.0
▲40.0
▲20.0
0.0
20.0
40.0
60.0
H2402
201205 08 11
H2502
201305 08 11
H2602
201405 08 11
H2702
201505 08 11
H2802
201605 08 11
H2902
201705 08 11
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売上高 営業利益 人員人手 資金繰り
自社業況（前年同期比）
前回調査比 前回調査予測
2019.05 (n=372) ▲ 1.1 4.3 ▲ 16.9 5.9 ▲ 3.7 34.2 ▲ 4.9
2019.08 (n=375) ▲ 1.9 ▲ 0.8 ▲ 12.9 0.0 ▲ 10.7 37.9 ▲ 5.1
2019.11 (n=367) ▲ 7.6 ▲ 5.7 ▲ 8.8 ▲ 9.3 ▲ 8.2 39.8 ▲ 5.8
2020.02 (n=377) ▲ 23.9 ▲ 16.3 ▲ 19.1 ▲ 22.0 ▲ 21.4 25.5 ▲ 12.2
2020.05 (n=388) ▲ 44.3 (▲ 20.4) ▲ 30.3 ▲ 41.8 ▲ 42.0 2.0 ▲ 22.7
前回調査比 - - - (▲ 19.8) (▲ 20.6) (▲ 23.5) (▲ 10.5)
先行き見通し ▲ 54.9 - - ▲ 55.7 ▲ 56.5 12.9 ▲ 35.1
今回調査比 (▲ 10.6) - - (▲ 13.9) (▲ 14.5) (10.9) (▲ 12.4)
※ 「売上高」ＤＩ値は、建設業の「完成工事高」を含んだ値。
営業利益
人員人手
資金繰り調査時（サンプル数）
売上高全業種
見通し
見通し
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2. 業種別の動向
（１）業種別の概況
業種別に「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」をみると、建設業は 4期連続の悪化、製造業は 6期連続の悪
化、卸・小売業は 3 期連続の悪化、サービス業が 2期連続の悪化と、4業種すべてで悪化となった。特に製造
業とサービス業では 30.0ポイント以上の下落とマイナス幅が大きくなっている。
業況の先行き見通しは、製造業で小幅な改善が見込まれるものの依然大幅な悪化超で、その他の 3業種では
悪化の見通しとなっており、総じて厳しい見通しを示している。
図表 3 業種別「自社業況ＤＩ値（前年同期比）」の推移
前年同期比の自社業況ＤＩ値
▲80.0
▲60.0
▲40.0
▲20.0
0.0
20.0
40.0
H2402
201205 08 11
H2502
201305 08 11
H2602
201405 08 11
H2702
201505 08 11
H2802
201605 08 11
H2902
201705 08 11
H3002
201805 08 11
H3102
2019
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R202
202005 08
建設業 製造業 卸・小売業 サービス業
自社業況（前年同期比）
全業種 建設 製造 卸・小売 サービス
2019.05 (n=372) ▲ 1.1 3.9 ▲ 4.9 ▲ 5.0 1.1
2019.08 (n=375) ▲ 1.9 0.0 ▲ 12.5 1.9 1.0
2019.11 (n=367) ▲ 7.6 ▲ 3.1 ▲ 28.9 ▲ 3.1 2.3
2020.02 (n=377) ▲ 23.9 ▲ 6.8 ▲ 30.6 ▲ 40.2 ▲ 18.4
2020.05 (n=388) ▲ 44.3 ▲ 15.6 ▲ 66.3 ▲ 47.2 ▲ 54.7
前回調査比 (▲ 20.4) (▲ 8.8) (▲ 35.7) (▲ 7.0) (▲ 36.3)
先行き見通し ▲ 54.9 ▲ 34.0 ▲ 61.8 ▲ 65.1 ▲ 61.9
今回調査比 (▲ 10.6) (▲ 18.4) (4.5) (▲ 17.9) (▲ 7.2)
調査時（サンプル数）
業種別
見通し
5
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（２）業種別ＤＩ値の動向
① 建設業
「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」は▲15.6（前回調査比 8.8 ポイント下落）と 4 期連続の悪化となった。
「各種ＤＩ値（前年同期比）」では、「完成工事高」、「営業利益」、「手持工事高」、「資金繰り」はいず
れも悪化し、「人員人手」は 2期連続でプラス幅が縮小した。各社のコメントからみると、輸入資材の納入遅
れや民間発注の仕事量の減少が見られるなど、新型コロナウイルス感染症の影響がうかがえた。
先行き見通しは、「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」が▲34.0（今回調査比 18.4 ポイント下落）と悪化
が見込まれている。
図表 4 建設業「自社業況ＤＩ値（前年同期比）」の推移
図表 5 建設業「各種ＤＩ値（前年同期比）」の推移
前年同期比の自社業況ＤＩ値
▲15.6
▲34.0
▲13.6
▲49.5▲60.0
▲40.0
▲20.0
0.0
20.0
40.0
H2402
201205 08 11
H2502
201305 08 11
H2602
201405 08 11
H2702
201505 08 11
H2802
201605 08 11
H2902
201705 08 11
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秋田 山形
▲60.0
▲40.0
▲20.0
0.0
20.0
40.0
60.0
80.0
H2402
201205 08 11
H2502
201305 08 11
H2602
201405 08 11
H2702
201505 08 11
H2802
201605 08 11
H2902
201705 08 11
H3002
201805 08 11
H3102
2019
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完成工事高 営業利益 手持工事高 人員人手 資金繰り
自社業況（前年同期比）
調査時（サンプル数） 前回調査比 前回調査予測
2019.05 (n=102) 3.9 2.8 ▲ 10.6 10.8 ▲ 3.9 ▲ 1.9 47.1 0.0
2019.08 (n=96) 0.0 ▲ 3.9 ▲ 6.8 7.3 ▲ 11.5 10.5 57.3 0.0
2019.11 (n=96) ▲ 3.1 ▲ 3.1 6.3 ▲ 9.4 ▲ 9.4 7.3 62.5 ▲ 3.1
2020.02 (n=103) ▲ 6.8 ▲ 3.7 ▲ 13.6 ▲ 4.8 ▲ 15.5 ▲ 5.8 29.2 ▲ 7.8
2020.05 (n=109) ▲ 15.6 (▲ 8.8) ▲ 31.1 ▲ 15.5 ▲ 21.1 ▲ 22.0 22.0 ▲ 8.3
前回調査比 - - - (▲ 10.7) (▲ 5.6) (▲ 16.2) (▲ 7.2) (▲ 0.5)
先行き見通し ▲ 34.0 - - ▲ 40.4 ▲ 42.2 ▲ 38.5 27.5 ▲ 22.0
今回調査比 (▲ 18.4) - - (▲ 24.9) (▲ 21.1) (▲ 16.5) (5.5) (▲ 13.7)
人員人手
資金繰り
建設業 完成工事高
営業利益
手持工事高
見通し
見通し
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② 製造業
「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」は▲66.3（前回調査比 35.7 ポイント下落）と大幅に悪化し、6期連続
での悪化となった。「各種ＤＩ値（前年同期比）」では、「仕入価格」と「在庫状況」が改善した一方、「売
上高」、「営業利益」、「資金繰り」は悪化と、前回調査と同様の動きとなった。「人員人手」は余剰に転じ
た。各社のコメントからみると、外出自粛やイベント中止などの影響から酒造などの食品製造に落ち込みが見
られるほか、自動車関連や衣料品関連など多くの業種で受注の減少が見られるなど、総じて新型コロナウイル
ス感染症の影響が色濃くうかがえた。
業況の先行き見通しは、「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」が▲61.8（今回調査比 4.5 ポイント上昇）と
依然大幅な悪化超ながら、小幅な改善が見込まれている。
図表 6 製造業「自社業況ＤＩ値（前年同期比）」の推移
図表 7 製造業「各種ＤＩ値（前年同期比）」の推移
前年同期比の自社業況ＤＩ値
▲66.3
▲61.8
▲44.3
▲62.4▲80.0
▲60.0
▲40.0
▲20.0
0.0
20.0
40.0
H2402
201205 08 11
H2502
201305 08 11
H2602
201405 08 11
H2702
201505 08 11
H2802
201605 08 11
H2902
201705 08 11
H3002
201805 08 11
H3102
2019
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R202
202005 08
秋田 山形
▲80.0
▲60.0
▲40.0
▲20.0
0.0
20.0
40.0
H2402
201205 08 11
H2502
201305 08 11
H2602
201405 08 11
H2702
201505 08 11
H2802
201605 08 11
H2902
201705 08 11
H3002
201805 08 11
H3102
2019
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R202
202005 08
売上高 営業利益 仕入価格 在庫状況 人員人手 資金繰り
自社業況（前年同期比）
前回調査比 前回調査予測
2019.05(n=82) ▲ 4.9 ▲ 1.2 ▲ 26.8 3.7 ▲ 9.7 ▲ 64.6 ▲ 7.3 18.3 ▲ 11.0
2019.08 (n=80) ▲ 12.5 ▲ 7.6 ▲ 19.5 ▲ 5.0 ▲ 20.0 ▲ 52.5 ▲ 5.0 11.3 ▲ 8.8
2019.11 (n=83) ▲ 28.9 ▲ 16.4 ▲ 16.3 ▲ 27.7 ▲ 18.0 ▲ 47.0 ▲ 14.4 6.0 ▲ 13.3
2020.02 (n=85) ▲ 30.6 ▲ 1.7 ▲ 24.1 ▲ 33.0 ▲ 24.7 ▲ 41.2 ▲ 9.5 7.1 ▲ 16.5
2020.05 (n=89) ▲ 66.3 (▲ 35.7) ▲ 25.9 ▲ 61.8 ▲ 61.8 ▲ 13.5 1.2 ▲ 27.0 ▲ 37.0
前回調査比 - - - (▲ 28.8) (▲ 37.1) (27.7) (10.7) (▲ 34.1) (▲ 20.5)
先行き見通し ▲ 61.8 - - ▲ 62.9 ▲ 61.8 ▲ 11.2 ▲ 24.7 ▲ 7.8 ▲ 44.9
今回調査比 (4.5) - - (▲ 1.1) (0.0) (2.3) (▲ 25.9) (19.2) (▲ 7.9)
資金繰り調査時（サンプル数）
製造業売上高
営業利益
仕入価格
在庫状況
人員人手
見通し
見通し
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③ 卸・小売業
「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」は▲47.2（前回調査比 7.0ポイント下落）と 3期連続での悪化となっ
た。「各種ＤＩ値（前年同期比）」では、「仕入価格」が大幅に改善し低下に転じた一方、「売上高」、「営
業利益」、「在庫状況」、「資金繰り」は悪化し、「人員人手」は 3期連続でプラス幅が縮小した。各社のコ
メントからみると、外出自粛やイベント等の中止を受けて飲食料品関連やガソリンスタンドなどで業況の悪化
が見られるなど、総じて新型コロナウイルス感染症の影響がうかがえた。
業況の先行き見通しは、「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」が▲65.1（今回調査比 17.9ポイント下落）
と、一段と悪化が見込まれている。
図表 8 卸・小売業「自社業況ＤＩ値(前年同期比)」の推移
図表 9 卸・小売業「各種ＤＩ値（前年同期比）」の推移
前年同期比の自社業況ＤＩ値
▲47.2
▲65.1
▲63.9
▲79.6▲100.0
▲80.0
▲60.0
▲40.0
▲20.0
0.0
20.0
40.0
H2402
201205 08 11
H2502
201305 08 11
H2602
201405 08 11
H2702
201505 08 11
H2802
201605 08 11
H2902
201705 08 11
H3002
201805 08 11
H3102
2019
R105 08 11
R202
202005 08
秋田 山形
▲80.0
▲60.0
▲40.0
▲20.0
0.0
20.0
40.0
60.0
H2402
201205 08 11
H2502
201305 08 11
H2602
201405 08 11
H2702
201505 08 11
H2802
201605 08 11
H2902
201705 08 11
H3002
201805 08 11
H3102
2019
R105 08 11
R202
202005 08
売上高 営業利益 仕入価格 在庫状況 人員人手 資金繰り
自社業況（前年同期比）
前回調査比 前回調査予測
2019.05 (n=100) ▲ 5.0 3.6 ▲ 19.0 ▲ 1.0 ▲ 3.0 ▲ 45.0 ▲ 1.0 25.0 ▲ 4.0
2019.08 (n=104) 1.9 6.9 ▲ 14.0 ▲ 5.8 ▲ 6.7 ▲ 29.8 ▲ 8.7 37.5 ▲ 10.6
2019.11 (n=98) ▲ 3.1 ▲ 5.0 ▲ 22.1 ▲ 9.2 ▲ 5.1 ▲ 18.4 ▲ 4.1 35.7 ▲ 8.2
2020.02 (n=102) ▲ 40.2 ▲ 37.1 ▲ 29.6 ▲ 38.2 ▲ 32.3 ▲ 29.4 ▲ 11.8 24.5 ▲ 18.6
2020.05 (n=106) ▲ 47.2 (▲ 7.0) ▲ 43.1 ▲ 50.0 ▲ 42.4 5.6 ▲ 23.6 7.5 ▲ 20.7
前回調査比 - - - (▲ 11.8) (▲ 10.1) (35.0) (▲ 11.8) (▲ 17.0) (▲ 2.1)
先行き見通し ▲ 65.1 - - ▲ 65.1 ▲ 66.0 ▲ 11.3 ▲ 24.5 16.0 ▲ 37.8
今回調査比 (▲ 17.9) - - (▲ 15.1) (▲ 23.6) (▲ 16.9) (▲ 0.9) (8.5) (▲ 17.1)
卸・小売業調査時（サンプル数）
資金繰り
売上高営業利益
仕入価格
在庫状況
人員人手
見通し
見通し
8
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株式
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④ サービス業
「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」は▲54.7（前回調査比 36.3 ポイント下落）と大幅に悪化し、2期連続
での悪化となった。「各種ＤＩ値（前年同期比）」でみると、「売上高」、「営業利益」、「資金繰り」はい
ずれも悪化し、「人員人手」は不足感が解消した。各社のコメントからみると、新型コロナウイルス感染症を
背景に観光関連や運輸関連などを中心に需要の落ち込みが見られた。
業況の先行き見通しは、「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」が▲61.9（今回調査比 7.2 ポイント下落）と
大幅な悪化の見込みとなっている。
図表 10 サービス業「自社業況ＤＩ値(前年同期比)」の推移
図表 11 サービス業「各種ＤＩ値（前年同期比）」の推移
前年同期比の自社業況ＤＩ値
▲54.7▲61.9
▲56.7
▲77.4▲100.0
▲80.0
▲60.0
▲40.0
▲20.0
0.0
20.0
40.0
60.0
H2402
201205 08 11
H2502
201305 08 11
H2602
201405 08 11
H2702
201505 08 11
H2802
201605 08 11
H2902
201705 08 11
H3002
201805 08 11
H3102
2019
R105 08 11
R202
202005 08
秋田 山形
▲80.0
▲60.0
▲40.0
▲20.0
0.0
20.0
40.0
60.0
H2402
201205 08 11
H2502
201305 08 11
H2602
201405 08 11
H2702
201505 08 11
H2802
201605 08 11
H2902
201705 08 11
H3002
201805 08 11
H3102
2019
R105 08 11
R202
202005 08
売上高 営業利益 人員人手 資金繰り
自社業況（前年同期比）
前回調査比 前回調査予測
2019.05(n=88) 1.1 11.6 ▲ 11.6 10.2 1.1 44.4 ▲ 5.6
2019.08 (n=95) 1.0 ▲ 0.1 ▲ 12.5 3.2 ▲ 6.3 41.1 ▲ 1.1
2019.11 (n=90) 2.3 1.3 ▲ 3.1 7.7 ▲ 1.1 51.1 1.1
2020.02 (n=87) ▲ 18.4 ▲ 20.7 ▲ 8.9 ▲ 12.6 ▲ 12.6 40.3 ▲ 5.7
2020.05 (n=84) ▲ 54.7 (▲ 36.3) ▲ 18.4 ▲ 44.0 ▲ 47.7 0.0 ▲ 28.5
前回調査比 - - - (▲ 31.4) (▲ 35.1) (▲ 40.3) (▲ 22.8)
先行き見通し ▲ 61.9 - - ▲ 55.9 ▲ 57.1 11.9 ▲ 38.1
今回調査比 (▲ 7.2) - - (▲ 11.9) (▲ 9.4) (11.9) (▲ 9.6)
資金繰り調査時（サンプル数）
サービス業売上高
営業利益
人員人手
見通し
見通し
9
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3. 地域別の動向
（１）地域別の概況
地域別に「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」をみると、県北が▲32.4（前回調査比 22.1ポイント下落）、
中央は▲44.4（同 18.9ポイント下落）、県南は▲51.3（同 22.1 ポイント下落）と 3地域すべてで大幅な悪化
となった。
業況の先行き見通しは、「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」をみると、3地域すべてで悪化の見通しとな
っており、特に県北が厳しい見通しとなっている。
図表 12 地域別「自社業況ＤＩ値（前年同期比）」の推移
前年同期比の自社業況ＤＩ値
▲70.0
▲60.0
▲50.0
▲40.0
▲30.0
▲20.0
▲10.0
0.0
10.0
20.0
30.0
H2402
201205 08 11
H2502
201305 08 11
H2602
201405 08 11
H2702
201505 08 11
H2802
201605 08 11
H2902
201705 08 11
H3002
201805 08 11
H3102
2019
R105 08 11
R202
202005 08
県北 中央 県南
自社業況（前年同期比）
全地域 県北 中央 県南
2019.05 (n=372) ▲ 1.1 1.6 ▲ 0.5 ▲ 3.8
2019.08 (n=375) ▲ 1.9 6.4 ▲ 0.5 ▲ 9.2
2019.11 (n=367) ▲ 7.6 ▲ 6.5 ▲ 3.6 ▲ 15.4
2020.02 (n=377) ▲ 23.9 ▲ 10.3 ▲ 25.5 ▲ 29.2
2020.05 (n=388) ▲ 44.3 ▲ 32.4 ▲ 44.4 ▲ 51.3
前回調査比 (▲ 20.4) (▲ 22.1) (▲ 18.9) (▲ 22.1)
先行き見通し ▲ 54.9 ▲ 63.2 ▲ 53.7 ▲ 52.1
今回調査比 (▲ 10.6) (▲ 30.8) (▲ 9.3) (▲ 0.8)
地域別
調査時（サンプル数）
見通し
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（２）地域別ＤＩ値の動向
① 県北
「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」は▲32.4（前回調査比 22.1 ポイント下落）と大幅に悪化し、3期連続
の悪化となった。業種別では、建設業が小幅な改善となったものの、その他の 3業種では悪化となり、特にサ
ービス業では 57.1 ポイント下落、製造業でも 31.3ポイント下落と、この 2業種で大幅な悪化となった。
業況の先行き見通しは、「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」が▲63.2（今回調査比 30.8 ポイント下落）
と大幅な悪化が見込まれている。業種別では、サービス業では改善が見込まれる一方、その他の 3業種では大
幅な悪化の見通しとなっている。
図表 13 県北業種別「自社業況ＤＩ値（前年同期比）」の推移
前年同期比の自社業況ＤＩ値
▲80.0
▲60.0
▲40.0
▲20.0
0.0
20.0
40.0
60.0
H2402
201205 08 11
H2502
201305 08 11
H2602
201405 08 11
H2702
201505 08 11
H2802
201605 08 11
H2902
201705 08 11
H3002
201805 08 11
H3102
2019
R105 08 11
R202
202005 08
建設業 製造業 卸・小売業 サービス業
自社業況（前年同期比）
調査時(サンプル数) 建 設 製 造 卸・小売 サービス
2019.05 (n=62) 1.6 0.0 0.0 ▲ 11.1 21.4
2019.08 (n=63) 6.4 0.0 8.3 0.0 17.6
2019.11 (n=61) ▲ 6.5 ▲ 5.8 ▲ 18.2 0.0 ▲ 6.2
2020.02 (n=68) ▲ 10.3 ▲ 9.6 ▲ 7.1 ▲ 15.8 ▲ 7.2
2020.05 (n=68) ▲ 32.4 ▲ 9.5 ▲ 38.4 ▲ 30.0 ▲ 64.3
前回調査比 (▲ 22.1) (0.1) (▲ 31.3) (▲ 14.2) (▲ 57.1)
先行き見通し ▲ 63.2 ▲ 66.7 ▲ 69.2 ▲ 65.0 ▲ 50.0
今回調査比 (▲ 30.8) (▲ 57.2) (▲ 30.8) (▲ 35.0) (14.3)
県 北
見通し
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② 中央
「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」は▲44.4（前回調査比 18.9 ポイント下落）と 3 期連続の悪化となっ
た。業種別では 4業種すべてで悪化となっており、特に製造業では 41.6ポイント下落、サービス業でも 33.7
ポイント下落と、この 2業種で大幅な悪化となった。
業況の先行き見通しは、「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」が▲53.7（今回調査比 9.3 ポイント下落）と
悪化が見込まれている。業種別にみると、製造業では小幅な改善が見込まれているものの依然大幅な悪化超で、
その他の 3業種では悪化の見通しとなっている。
図表 14 中央業種別「自社業況ＤＩ値（前年同期比）」の推移
前年同期比の自社業況ＤＩ値
▲80.0
▲60.0
▲40.0
▲20.0
0.0
20.0
40.0
60.0
H2402
201205 08 11
H2502
201305 08 11
H2602
201405 08 11
H2702
201505 08 11
H2802
201605 08 11
H2902
201705 08 11
H3002
201805 08 11
H3102
2019
R105 08 11
R202
202005 08
建設業 製造業 卸・小売業 サービス業
自社業況（前年同期比）
調査時(サンプル数) 建 設 製 造 卸・小売 サービス
2019.05 (n=204) ▲ 0.5 0.0 ▲ 5.5 5.5 ▲ 3.4
2019.08 (n=203) ▲ 0.5 1.9 ▲ 17.2 9.1 ▲ 1.6
2019.11 (n=196) ▲ 3.6 ▲ 7.8 ▲ 22.9 7.7 1.8
2020.02 (n=196) ▲ 25.5 ▲ 9.6 ▲ 31.4 ▲ 40.8 ▲ 21.8
2020.05 (n=203) ▲ 44.4 ▲ 10.8 ▲ 73.0 ▲ 48.2 ▲ 55.5
前回調査比 (▲ 18.9) (▲ 1.2) (▲ 41.6) (▲ 7.4) (▲ 33.7)
先行き見通し ▲ 53.7 ▲ 28.6 ▲ 67.6 ▲ 62.5 ▲ 61.1
今回調査比 (▲ 9.3) (▲ 17.8) (5.4) (▲ 14.3) (▲ 5.6)
中 央
見通し
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③ 県南
「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」は▲51.3（前回調査比 22.1 ポイント下落）と 5 期連続で悪化した。
業種別にみると、4業種すべてで悪化となっており、小幅な悪化にとどまった卸・小売業を除く 3 業種では 30.0
ポイント前後の下落と、大幅な悪化となった。
業況の先行き見通しは、「自社の業況ＤＩ値（前年同期比）」が▲52.1（今回調査比 0.8 ポイント下落）と
小幅な悪化が見込まれている。業種別では、建設業と製造業で改善が見込まれている一方、卸・小売業とサー
ビス業では大幅な悪化の見通しとなっている。
図表 15 県南業種別「自社業況ＤＩ値（前年同期比）」の推移
前年同期比の自社業況ＤＩ値
▲100.0
▲80.0
▲60.0
▲40.0
▲20.0
0.0
20.0
40.0
60.0
H2402
201205 08 11
H2502
201305 08 11
H2602
201405 08 11
H2702
201505 08 11
H2802
201605 08 11
H2902
201705 08 11
H3002
201805 08 11
H3102
2019
R105 08 11
R202
202005 08
建設業 製造業 卸・小売業 サービス業
自社業況（前年同期比）
調査時(サンプル数) 建 設 製 造 卸・小売 サービス
2019.05 (n=106) ▲ 3.8 13.4 ▲ 5.9 ▲ 22.2 0.0
2019.08 (n=109) ▲ 9.2 ▲ 3.5 ▲ 15.2 ▲ 9.3 ▲ 6.3
2019.11 (n=110) ▲ 15.4 7.1 ▲ 37.8 ▲ 24.1 12.5
2020.02 (n=113) ▲ 29.2 0.0 ▲ 38.9 ▲ 55.2 ▲ 16.6
2020.05 (n=117) ▲ 51.3 ▲ 28.1 ▲ 69.2 ▲ 56.6 ▲ 43.8
前回調査比 (▲ 22.1) (▲ 28.1) (▲ 30.3) (▲ 1.4) (▲ 27.2)
先行き見通し ▲ 52.1 ▲ 21.9 ▲ 53.8 ▲ 70.0 ▲ 75.0
今回調査比 (▲ 0.8) (6.2) (15.4) (▲ 13.4) (▲ 31.2)
県 南
見通し
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県 南
中 央
秋 田 県
県 北
Ⅱ．景気の天気予報図
今期の概況 来期の見通し
【天気図の凡例】
全業種
建設
製造
卸・小売
サービス
秋 田 県 県北 中央 県南
全業種
建設
製造
卸・小売
サービス
秋 田 県 県北 中央 県南
14
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Ⅲ．特別調査
1. 夏季ボーナスの支給動向について
（１）支給予定動向
夏季ボーナスの支給動向（予定）について尋ねたところ、回答企業（388社）の 53.9％が「支給する」と回
答した。この割合は、前回調査（64.0％）から 10.1ポイント低下し、4期ぶりの低下となった。一方、「支給
しない」と回答した企業の割合は 18.0％で、前回調査（14.2％）から 3.8ポイント上昇した。
業種別にみると、「支給する」と回答した企業の割合は建設業が 67.9％で引き続き最も高く、次いで卸・小
売業（52.8％）、サービス業（51.2％）、製造業（40.4％）と続き、この割合はすべての業種で前回調査より
低下となった。
図表 16 業種別「夏季ボーナスの支給動向」
57.0
59.8
59.9
64.0
53.9
67.3
67.7
69.9
71.6
67.9
45.3
53.1
46.2
47.6
40.4
49.6
56.0
58.3
65.0
52.8
66.3
62.9
65.6
69.3
51.2
17.9
16.3
17.0
14.2
18.0
8.0
8.1
5.4
6.9
8.3
22.6
19.8
25.3
23.2
22.5
24.4
22.9
20.9
18.0
21.7
16.3
13.5
15.6
10.2
21.4
25.1
23.9
23.1
21.8
28.1
24.8
24.2
24.7
21.6
23.9
32.1
27.1
28.6
29.3
37.1
26.1
21.1
20.9
17.0
25.5
17.3
23.6
18.9
20.5
27.4
0% 20% 40% 60% 80% 100%
2016.05 (n=442)
2017.05 (n=393)
2018.05 (n=389)
2019.05 (n=372)
2020.05 (n=388)
2016.05 (n=113)
2017.05 (n=99)
2018.05 (n=93)
2019.05 (n=102)
2020.05 (n=109)
2016.05 (n=106)
2017.05 (n=96)
2018.05 (n=91)
2019.05 (n=82)
2020.05 (n=89)
2016.05 (n=119)
2017.05 (n=109)
2018.05 (n=115)
2019.05 (n=100)
2020.05 (n=106)
2016.05 (n=104)
2017.05 (n=89)
2018.05 (n=90)
2019.05 (n=88)
2020.05 (n=84)
全建
製造
卸サ
支給する 支給しない 未定
全業種
建設業
製造業
卸・小売業
サービス業
15
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また、今季「支給する」と回答した企業に対し、昨年夏季と比べて支給額を増やすかどうか尋ねたところ、
全業種では「さほど変わらない」と回答した企業が 70.8％と最も多く、次いで「減らす」とした企業が 21.5％
と 2割台で続いている。一方、「増やす」とした企業は 7.7％と 1 割未満にとどまった。
業種別にみると、「増やす」と回答した企業の割合は建設業の 12.2％が最も高く、最も低いのはサービス業
の 4.7％であった。一方、「減らす」と回答した企業の割合は、製造業で 44.4％と、他の 3 業種に比べて突出
して高くなった。
図表 17 業種別 夏季ボーナスを“支給する”企業の方針（昨年夏季比）
7.7
12.2
5.6
5.4
4.7
70.8
74.3
50.0
69.6
83.7
21.5
13.5
44.4
25.0
11.6
0% 20% 40% 60% 80% 100%
全業種（n=209）
建設業（n=74）
製造業（n=36）
卸・小売業（n=56）
サービス業（n=43）
増やす さほど変わらない 減らす
16
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（２）支給予定額について
夏季ボーナスの支給予定額について尋ねたところ、全業種平均（155 社）で 28.2万円となり、前回調査に比
べて 0.4 万円（1.3％）増加の見込みとなった。
業種別の平均支給予定額をみると、建設業と卸・小売業では増加が見込まれている一方、製造業とサービス
業では減少する見込みとなっている。
図表 18 業種別「夏季ボーナスの平均支給額」の推移
279,341
266,989
283,355
278,436
281,972
264,037
256,618
291,875
301,491
305,727
284,882
238,000
236,200
227,375
211,600
265,708
263,022
263,659
259,490
278,537
299,627
305,347
319,620
303,327
298,014
0 100,000 200,000 300,000 400,000
2016.05 (n=188)
2017.05 (n=188)
2018.05 (n=169)
2019.05 (n=188)
2020.05 (n=155)
2016.05 (n=54)
2017.05 (n=55)
2018.05 (n=48)
2019.05 (n=55)
2020.05 (n=55)
2016.05 (n=34)
2017.05 (n=39)
2018.05 (n=30)
2019.05 (n=32)
2020.05 (n=25)
2016.05 (n=41)
2017.05 (n=45)
2018.05 (n=41)
2019.05 (n=49)
2020.05 (n=41)
2016.05 (n=59)
2017.05 (n=49)
2018.05 (n=50)
2019.05 (n=52)
2020.05 (n=37)
全建
製造
卸サ
（円）
全業種
建設業
製造業
卸・小売業
サービス業
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また、平均支給予定額の分布をみると、全業種では「20 万円以上 30万円未満」の割合が 28.5％で最も高く、
次いで「10万円以上 20万円未満」（25.3％）、「30万円以上 40 万円未満」（20.3％）が続いている。
業種別にみると、建設業と卸・小売業では「20 万円以上 30万円未満」の割合が最も高くなっている一方、
製造業では「10 万円以上 20 万円未満」、サービス業では「30 万円以上 40 万円未満」が最も高くなるなど、
業種によって違いが見られた。
図表 19 業種別「夏季ボーナスの平均支給予定額」
平均支給予定月数については、全業種では「1.0ヵ月以上 1.5ヵ月未満」が 50.0％と最も高く、製造業の 55.6％
を始めとして、いずれの業種でも「1.0 ヵ月以上 1.5ヵ月未満」が最も高い割合を示している。
図表 20 業種別「夏季ボーナスの平均支給予定月数」
2.5
1.8
4.0
2.4
2.7
25.3
18.2
52.0
22.0
21.6
28.5
32.7
28.0
31.7
18.9
20.3
16.4
4.0
22.0
35.1
13.9
16.4
4.0
14.6
16.2
9.5
14.5
8.0
7.3
5.4
0% 20% 40% 60% 80% 100%
全業種（n=158）
建設業（n=55）
製造業（n=25）
卸・小売業（n=41）
サービス業（n=37）
10万円未満 10万円以上20万円未満 20万円以上30万円未満
30万円以上40万円未満 40万円以上50万円未満 50万円以上
2.3
3.1
3.7
0.0
2.6
9.1
7.7
18.5
8.7
5.3
50.0
50.8
55.6
54.3
39.5
19.9
15.4
14.8
17.4
34.2
15.9
23.1
7.4
15.2
10.5
1.7
0.0
0.0
4.3
2.6
1.1
0.0
0.0
0.0
5.3
0% 20% 40% 60% 80% 100%
全業種（n=176）
建設業（n=65）
製造業（n=27）
卸・小売業（n=46）
サービス業（n=38）
0.5ヵ月未満 0.5ヵ月以上1.0ヵ月未満 1.0ヵ月以上1.5ヵ月未満
1.5ヵ月以上2.0ヵ月未満 2.0ヵ月以上2.5ヵ月未満 2.5ヵ月以上3.0ヵ月未満
3.0ヵ月以上
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2. 春季以降の賃金改定動向について
春季以降の賃金改定動向（ベースアップや定期昇給を実施する（した）か）について尋ねたところ、全業種
では「ベア・定期昇給とも実施」する（した）企業は 8.5％で、これに「ベアのみ実施」（6.2％）と「定期昇
給のみ実施」（23.2％）を加えた、「賃上げを実施する（した）」と回答した企業は 37.9％となり、前回調査
（46.4％）から 8.5ポイント低下した。
業種別にみると、「賃上げを実施する（した）」と回答した企業は建設業の 46.8％が最も高く、以下はサー
ビス業（40.5％）、卸・小売業（36.8％）、製造業（25.9％）の順となっている。
図表 21 全業種「春季以降の賃金改定動向」の推移
図表 22 業種別「春季以降の賃金改定動向」
14.7
14.2
8.5
5.1
5.9
6.2
27.0
26.3
23.2
26.7
28.8
37.6
1.0
0.8
0.5
15.9
16.1
14.7
9.5
9.5
9.3
0% 20% 40% 60% 80% 100%
2018.05（n=389）
2019.05（n=372）
2020.05（n=388）
ベア・定昇とも実施 ベアのみ実施 定昇のみ実施
現状維持 賃下げを実施 成果に応じて個別に対応
未定
8.5
14.7
9.0
5.7
3.6
6.2
7.3
4.5
4.7
8.3
23.2
24.8
12.4
26.4
28.6
37.6
27.5
47.2
41.5
35.7
0.5
0.0
1.1
0.9
0.0
14.7
19.3
16.9
12.3
9.5
9.3
6.4
9.0
8.5
14.3
0% 20% 40% 60% 80% 100%
全業種（n=388）
建設業（n=109）
製造業（n=89）
卸・小売業（n=106）
サービス業（n=84）
ベア・定昇とも実施 ベアのみ実施 定昇のみ実施
現状維持 賃下げを実施 成果に応じて個別に対応
未定
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3. 新型コロナウイルス感染症の事業への影響
新型コロナウイルス感染症の事業への影響について、事業活動全体における平常時の経営状況を 100とした
場合の今年度の業績見通しについて尋ねたところ、全業種では「80～100」と回答した企業が 46.1％で最も多
く、これに「50～79」（32.0％）、「わからない・見通しが立たない」（11.6％）が続き、「30～49」（4.6％）、
「30未満」（3.4％）、「100 超」（2.3％）はいずれも 1割未満の極めて低い割合となった。全体の 4 割の企
業が平常時の 8 割未満に落ち込むことを見込んでおり、また、1割の企業は「わからない・見通しが立たない」
と回答していることから、総じてみれば新型コロナウイルス感染症の事業への影響の大きさがうかがえた。
業種別にみると、建設業、卸・小売業、サービス業では「80～100」の割合が最も高くなっている一方、製
造業では「50～79」が最も高くなっている。
図表 23 業種別「平常時を 100とした場合の今年度の業績見通し」
2.3
2.8
2.2
3.8
0.0
46.1
56.0
32.6
47.2
46.4
32.0
22.9
44.9
34.0
27.4
4.6
1.8
10.1
2.8
4.8
3.4
1.8
1.1
1.9
9.5
11.6
14.7
9.0
10.4
11.9
0% 20% 40% 60% 80% 100%
全業種（n=388）
建設業（n=109）
製造業（n=89）
卸・小売業（n=106）
サービス業（n=84）
100超 80～100 50～79 30～49 30未満 わからない・見通しが立たない
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＜参考資料Ⅰ：業種別・地域別回答率＞
（業種別：%） （地域別：%）
＜参考資料Ⅱ：調査の概要＞
調査の目的
県内に本社を置いて企業活動を営む法人企業を対象に、各社の業況の現状と今後の見通しに関する判断を調査し、県内
の景気動向について把握するために実施した。
調査の方法
インターネットを利用したアンケート調査（一部ＦＡＸを利用）。
調査期間
2020年 5月 11日（月）～20日（水）
地域区分
（サンプル数：社） （回答数：社）
建 設 製 造 卸・小売 サービス 合 計 建 設 製 造 卸・小売 サービス 合 計
県 北 22 18 24 19 83 県 北 21 13 20 14 68
中 央 67 51 69 77 264 中 央 56 37 56 54 203
県 南 37 51 40 22 150 県 南 32 39 30 16 117
合 計 126 120 133 118 497 合 計 109 89 106 84 388
（回答率：％）
建 設 製 造 卸・小売 サービス 合 計
県 北 95.5 72.2 83.3 73.7 81.9
中 央 83.6 72.5 81.2 70.1 76.9
県 南 86.5 76.5 75.0 72.7 78.0
合 計 86.5 74.2 79.7 71.2 78.1
25.4
28.1
24.1
22.9
26.8
27.3
23.7
21.6
0% 25% 50% 75% 100%
サンプル割合
回答割合
建設 製造 卸・小売 サービス
16.7
17.5
53.1
52.3
30.2
30.2
0% 25% 50% 75% 100%
サンプル割合
回答割合
県北 中央 県南
地域名 対象となる市町村名
県 北 大館市、能代市、北秋田市、鹿角市、三種町、八峰町、小坂町、藤里町、上小阿仁村
中 央 秋田市、由利本荘市、潟上市、男鹿市、にかほ市、五城目町、八郎潟町、井川町、大潟村
県 南 横手市、大仙市、湯沢市、仙北市、美郷町、羽後町、東成瀬村
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調査の内容
アンケート調査は、各企業の業況判断について 3 肢択一方式を採っている。毎回必ず調査する「定例調査」と、調査時
期にふさわしい経済トピックス等について調査する「特別調査」とを設けている。
項目 選択肢 （択一方式）
自社の業況（共通項目） 1. 良い 2. さほど変わらない 3. 悪い
業界の業況（共通項目） 1. 良い 2. さほど変わらない 3. 悪い
売上高（建設業を除く） 1. 増えた 2. さほど変わらない 3. 減った
完成工事高（建設業） 1. 増えた 2. さほど変わらない 3. 減った
営業利益（共通項目） 1. 増えた 2. さほど変わらない 3. 減った
人員や人手（共通項目） 1. 足りない 2. ちょうどよい 3. 余っている
資金繰り（共通項目） 1. 楽になった 2. さほど変わらない 3. 厳しい
原材料等の仕入価格（製造業のみ） 1. 下がった 2. さほど変わらない 3. 上がった
製（商）品の仕入価格（卸・小売業のみ） 1. 下がった 2. さほど変わらない 3. 上がった
在庫状況（製造業） 1. 増えた 2. さほど変わらない 3. 減った
手持工事高（建設業） 1. 増えた 2. さほど変わらない 3. 減った
（注）各項目とも「前年同期比」、「前期比」、「来期の見通し」について、それぞれ 3 肢択一方式を採っている。
集計方法
各項目とも、現状判断、先行き見通しについてそれぞれＤＩ値を算出する。ＤＩ値とは、Diffusion Index（ディフュー
ジョン・インデックス）の略で、算出方法は次の通り。
例）自社の業況ＤＩ値
＝（「1．良い」と回答した企業の割合）－（「3．悪い」と回答した企業の割合）
たとえば「自社の業況ＤＩ値」がプラスであれば、相対的に自社の業況が良いと判断した企業が多いことになる。また、
業況の変化の方向（良くなっているか、悪くなっているか）についても分かる。
ちなみに、他のＤＩ値についても同様に、選択肢「1． 」（「調査の内容」の「選択肢」欄をご参照のこと）を選んだ
企業の割合から選択肢「3． 」を選んだ企業の割合を差し引いて算出する。
＜お知らせ＞
ＦＳＮ会員専用ホームページ（http://www.bb-town.jp/cgi-bin/fsn.cgi）にアクセスすると、統計データの最新
版をダウンロードすることができます。こちらも是非ご利用ください。なお、過去の調査レポートや統計データは
当社ホームページ（https://www.fir.co.jp/）「調査レポート」コーナーからダウンロードすることができます。
＜お問い合わせ先＞
株式会社フィデア情報総研 秋田事業所 地域政策コンサルティング部 後藤／佐藤
秋田事業所
〒010-0001 秋田県秋田市中通 3-1-41 北都銀行本店 3F
℡：018-837-1727 Fax：018-834-5508
山形支社
〒990-0043 山形県山形市本町 1-4-21 荘銀山形ビル 8F
℡：023-626-9017 Fax：023-626-9038 E-mail：[email protected]
URL：https://www.fir.co.jp/
