第2 回 神田外語大学 経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援...

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2 神田外語大学 経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援 点検・評価に係る点検評価委員会 実施報告書 2015/3/31 神田外語大学 グローバル推進室 - 0 -

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神田外語大学 経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援

点検・評価に係る点検評価委員会

第 2 回

神田外語大学

経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援

点検・評価に係る点検評価委員会

【 実施報告書 】

2015/3/31

神田外語大学 グローバル推進室

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神田外語大学 経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援

点検・評価に係る点検評価委員会

第 2回 神田外語大学 経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援

≪ 点検評価委員会 実施概要 ≫

1.趣旨

平成24年度に文部科学省より採択を受けたグローバル人材育成推進事業では、その構想調書において、「構想

の実施、達成状況を評価し、改善を図るために外部有識者による第三者評価に取り組む」こととしている。また、

第三者評価の結果を学外に公表し、事業の透明性と、大学の取り組みに対する社会からの理解を図るため、毎年

定期的に第三者評価を実施することとした。昨年度は「第1回神田外語大学グローバル人材育成推進事業 点検・

評価に係る点検評価委員会」を実施。今年度は第2回目の実施となる。

2.概要

1.実施日:2015年3月10日(火)

2.時 間:10:00-12:05 *参考:第1回(昨年度)2013年11月14日14:20-17:00

3.場 所:神田外語大学

4.要 項

1.(事前)「中間評価調書」「自己点検評価書」送付

2.(当日)10:00-10:10 打ち合わせ

10:15-11:35 挨拶 / 各事業プレゼンテーション(本学教職員)

11:45-12:00 講評

12:00-12:05 学長挨拶

3.問い合わせ先(実施部署)

神田外語大学 グローバル推進室

・担 当:係長 前澤 宏和

・電 話:043-273-2179

・Email :[email protected]

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神田外語大学 経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援

点検・評価に係る点検評価委員会

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≪ 点検・評価委員会 第三者評価委員名簿 ≫

氏 名 所 属 等

様 千葉県教育庁 教育振興部教職員課 課長

様 イオン株式会社 グループ人事部長

様 日本貿易振興機構 理事

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点検・評価に係る点検評価委員会

第2回 神田外語大学 経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援

≪ 点検・評価委員会 詳細 ≫

■日時 / 場所

2015年3月10日(火) 10:00-12:05(予定) / 神田外語大学 1号館3階 大会議室

■第三者評価委員について

1. 様 千葉県教育庁 教育振興部教職員課 課長

2. 様 イオン株式会社 グループ人事部長

3. 様 日本貿易振興機構 理事

■次第:

1.開会

2.第三者評価委員 挨拶

3.構想実施責任者 事業進捗説明

4.各取り組みにおける評価報告

■当日スケジュールについて (目安)

10:00 ~ 10:10 評価委員打ち合わせ

10:15 ~ 10:18 学長挨拶

10:18 ~ 10:21 第三者評価委員挨拶

10:21 ~ 10:24 構想実施責任者より事業進捗説明

10:24 ~ 10:25 会議次第について

10:25 ~ 11:35 各取り組みにおける評価報告

11:35 ~ 11:45 休憩

11:45 ~ 12:00 評価委員講評

12:00 ~ 12:05 学長挨拶

■各取り組みにおける評価報告について

1.語学達成目標と外国語学部英米語学科トップクラスの取り組みについて

2.TOEFL Global 600 Clubについて

3.日本人学生の海外派遣プログラムについて

4.海外インターンシッププログラムについて

5.ボランティア活動とスポーツ通訳ボランティアについて

6.Adventure Communication Program について

7.言語メディア教育研究プロジェクト(LMLRP)について

8.全国英語プレゼンテーションコンテストについて

5.休憩

6.第三者評価委員による講評

7.閉会

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点検・評価に係る点検評価委員会

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平成26年度 自己点検・評価報告書

大 学 名 神田外語大学 機関番号 32510

申請タイプ -種別 タイプ B 特色型

構 想 名 等 神田外語大学 グローバル人材育成推進事業

学 長 名 酒井 邦弥

構 想 責 任 者 (氏 名) 窪田 高明 (職 名) 神田外語大学副学長

国 内 参 加 大 学

取組学部・研究科等名 外国語学部

相手大学等名(国名)

事 務 担 当 者 (氏 名) (職 名)

連 絡 先

(住 所)

(電話番号)

(E-mail)

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点検・評価に係る点検評価委員会

構想の目的及び概要(構想調書からの転載)

≪育成するグローバル人材像≫

本学は開学以来「言葉は世界をつなぐ平和の礎」を建学の理念とし、世界平和、国際社会に貢献しうる、豊

かな教養を身につけた国際人の育成に努めてきた。それを可能にした前述の特色ある教育法、自立学習施設、

学生支援制度は、昨年度に行なわれた第三者評価や、平成24年3月のみずほ情報総研株式会社「大学におけるグ

ローバル人材育成のための指標調査 報告書」などが示す通り、外国語および異文化理解を専門とし、積極的

にグローバル人材の育成に取り組む大学として、学外からも高く評価されている。しかし、日本経済が低迷し、

追い打ちをかけるように、将来を背負う若者の内向き志向が顕在化すると、大学に対して世界の舞台で活躍し

うるグローバル人材を一刻も早く社会に送り出してほしいという声が、産業界をはじめ、さまざまな業界から

強く発せられるようになった。また、平成22年4月に日本学術会議がまとめた「提言 21世紀の教養と教養教育」

(以下、提言)に指摘されたように、現代は「グローカル化の時代」である。本学は、そうした社会の要請に

的確に応えるため、また、グローバルかつローカルな課題に対応するためにも、単に外国語ができるだけでな

く、異なる文化背景や能力を持つ他者とともに、「いつでも・どこでも・だれとでも」豊かな社会を構築でき

る、幅広い豊かな教養と能動的コミュニケーション能力を備えた真の国際人を育成し、これからの社会へ輩出

することを改めて確認し目標としたい。

本学が定義するグローバル人材とは、建学の理念、教育目的、教育の特色などを踏まえ、「高度の外国語(地

域言語および英語)運用能力を有し、わが国の伝統と文化を究明し、諸外国の文化を理解し、国際社会の一員

として世界平和に貢献し得る、幅広くかつ能動的コミュニケーション力を備えた自立した真の国際人」であり、

学生が卒業するまでに真の国際人として身に付けるべき具体的な資質・能力を、以下のとおり表現する。

1. 本学の外国語力スタンダードを満たす、高度の外国語運用能力

2. 自己の意見を適切に表現できるコミュニケーション能力

3. 他国の伝統・文化を尊重する世界観・歴史観、および自国の伝統に基づく深い文化観

4. 探究心にあふれ、新しい価値観を創造し得る幅広い教養

5. 冷静に将来を洞察する力

6. 自立的・主体的・能動的に行動できる力

7. たくましさと品格を備え、さらに人の心の痛みを思う豊かな心

上記の資質・能力は、グローバル人材育成推進会議の「中間まとめ」で示唆されたグローバル人材の「Ⅰ~

Ⅲ、その他要素」と、日本学術会議の「提言」で述べられた「グローカル化時代」に必要とされる人材に必要

な3つの知(「学問知」「技法知」「実践知」)をバランスよく網羅しており、本学の育成すべきグローバル人

材像は、まさにこれからの時代にふさわしい21世紀型グローバル人材像であるといえる。

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点検・評価に係る点検評価委員会

1.大学のグローバル化に向けた戦略と教育課程の国際通用性の向上

■構想調書 17~21ページ 記載事項

申請時の構想及び平成25年度実績 平成26年度の実施状況

1. 平成 25年 3月までに「グローバル推進委員会」

と「グローバル推進室」を設置

大学の教育研究のグローバル化をより強力かつ

機動的・効果的に推進するため、新たに「グ

ローバル推進委員会」および「グローバル推進室」

を設置し、「グローバル人材育成」に関わる、「教

育プログラム」「正課外支援体制」「異文化体験

環境」などが系統的に連携できる体制を整備

した。

■グローバル推進室

構成員:

■グローバル推進委員会

構成委員:

2. 平成 25 年 3 月までに、本学のグローバル化推進

室、国際交流課、および ELI事務局の専任職

員を 1名ずつ(計 3名)採用する。

TOEIC:800以上をもち、さらに在外経験のあ

る経験豊かな職員を平成25年3月までに上記

の部署に対して 3名配属する計画を立て、

構想のとおり専属専任職員を4名配置した。

1. グローバル推進室: (公募採用)

平成24年12月着任

2. SALC: (公募採用)

平成24年12月着任

3. ELI事務室: (非常勤⇒専任)

平成25年1月着任

4. 国際交流課: (法人本部企画部より異動)

平成25年2月着

【平成27年1月末までの取組状況(自己点検)とその評価(自己評価)】

1.について 平成24年度内に設置済

≪自己点検、評価にかかる今年度の取組≫

1.経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成推

進事業 取組報告会(自己点検)

6月18日(水) グローバル推進委員会主催

2.経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成

支援 中間評価

10月7日(火)日本学術振興会主催

3.神田外語大学グローバル人材育成推進事業点検・

評価に係る点検評価委員会(第三者評価)

3月10日(火)(予定) 同委員会主催

2.について 平成24年度内に採用

今年度、外国籍専任職員を広報部で採用

大学広報部: (公募採用)

平成26年9月着任(アメリカ合衆国出身)

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点検・評価に係る点検評価委員会

3. 平成 25 年 4 月以降、毎年 1 回、SD を目的と

する「1ヶ月海外語学研修」を実施する。

本構想を推進する職員に対し、平成 25年 4月

から語学の 4技能の強化を図る目的で、

1ヶ月程度の海外研修を実施。平成 25年度は

3名の職員が参加した。

≪H25年度実績≫

1.ニュージーランド研修:Auckland University

H25年8月10日~8月31日:アドミッションセンター

2.マレーシア研修:English Language Company, Malaysia

H26年2月9日~3月1日:大学附属図書館

3.シンガポール研修:inlingua School of Languages

H26年3月1日~3月22日:キャリア教育センター

≪職員の語学力目標数に対する達成状況≫

TOEIC800 H24年度 H25年度

目標値 13人 18人

実績 22人

差 +3人

4. 平成 26 年 3 月までに、海外大学用のパンフレット

を製作する。

本学の教育目的や理念、および特徴を簡潔に

まとめた英語版のパンフレットの製作を平成 24 年

11 月に完成させた。同パンフレットは本学の案内

書として、海外の大学や企業の担当者が本学

を訪問する際に利用されるほか、本学の教職

員が海外の大学や企業を訪問する際にも積極

的に利用されている。

≪英語版パンフレット≫

3.について 平成27年春に実施予定

平成26年度については既に当初目標(22名)に

対し、27名の職員(111人中、24.3%)がTOEIC800

以上を保持。今年度は2名の職員を海外研修に

派遣する。

≪平成26年度 職員海外語学研修一覧≫

1.フィリピン研修:UV ESLセンター H27年2月16日~3月8日

≪職員の語学力目標数に対する達成状況≫

TOEIC800 H25年度 H26年度

目標値 18人 22人

実績 22人 27人

差 +3人 +5人

4.について 平成24年11月に完成

Certificate Program in Japan Studies用の

リーフレットを制作 ≪新≫

平成26年5月27日~29日に米国にて開催された

NAFSA(National Assiociation for Foreign

Student Affairs)に参加した際、英語版パンフレ

ットとともに配布した。

≪CPJS パンフレット≫

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点検・評価に係る点検評価委員会

5. 平成 26 年 3 月までに、外国部学部のシラバスを

整備し、必要に応じて、日・英両語表記とす

る。

シラバスの英語化については、平成24年10月より

「教務委員会」において、科目名・講義内容

などを日・英両語表記にすべく作業を開始し、

平成25年3月に完了した。平成25年5月1日時点

において、シラバスの「授業の目的」に英語表記

がある科目は、全科目(学部)の83.1%(1769

科目/ 2129科目)におよぶ。

6. 平成 26年 3月までに、外国語学部の全ての研

究プログラムに「科目分類一覧」を設定する。

ナンバリング制度の段階的な導入を目的として、

学生が「研究プログラム」を学ぶ過程でどのよう

な専門性が身に付くのかを視覚でも認知でき

るように「科目分類一覧」を設置した(平成

25 年度に完了)。もともと学生便覧にはそれ

ぞれの研究プログラムに関して詳細な説明がな

されていたが、これは、それぞれの研究プログ

ラムの研究領域と、その領域を扱う授業科目を

ツリー図等で分類したものである。研究科目群に

おいて、学生の体系的な履修・学修を可能に

し、学習意欲の向上の他、グローバル人材に必要

な資質の向上が期待されている。

7. 平成 26年 3月までに、本学のホームページ上にお

いて「国際的な活動に特に重点を置く大学にお

いて公表が望まれる項目」を公表する。

平成25年10月に、本学ホームページ上の「情報公表

一覧」に、「国際的な活動に特に重点を置く大

学において公表が望まれる項目」の掲載を開始

した。WEB上で公表したことで、学外からでも本

学の教育情報の把握が可能となった。優秀な学

生や教員の獲得に寄与する公算も高く、大学の

国際化が期待される。

5.について 平成25年3月に実施

今年度も11月12日(水)教務委員会において

次年度(H27年度)シラバスについて各専任教員に

依頼。

6.について 全ての研究プログラムに設置

ナンバリングの導入に向けた取組 ≪新≫

構想調書では授業科目の難易度を視覚的に捉

えられる「ナンバリング制度」導入は「検討」課題

としたが、本年度より本格的導入に向けて教務

委員会のもとに科目ナンバリング作業部会を設置

し、平成28年度からの導入を目指す。

7.について 平成25年9月末に公表

同補助事業専用サイトの設置 ≪新≫

平成26年3月に、本補助事業の取組や成果を更

に詳細に学内外に周知するために特設サイトを開

設。構想調書に沿った形で、すべての事業内容、

進捗状況、および達成目標の詳細が確認できる

ようになり、受け手が事業全体を把握しやすく

なった。また平成27年2月には英語版を公開し

た。

【今後の展望】

着実な補助事業の実施と、本計画の達成に向け

て、中期経営計画を柱に、学長の強力なリーダーシップ

のもと、教職員が一丸となって取り組みたい。

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点検・評価に係る点検評価委員会

2.グローバル人材として求められる能力を育成するための大学の特色に応じた取組

■構想調書 22~25ページ 記載事項

申請時の構想及び平成25年度実績 平成26年度の実施状況

1. 平成 25年 4月に、「KUIS Japanese Studies

Program」を担当する専任教員を 2 名採用す

る。また、平成25年4月に、外国語学部の「KUIS

Japanese Studies Program」を開始する。

平成24年度は、プログラム開発、および担当教員

の採用を行なう。本補助事業の推進者である

窪田副学長を中心にプロジェクト委員会を設置。

体系的な下記10科目を設置。教員は日本研究

を専門に行い、当該研究分野において英語で

の授業実績を有し、博士の学位をもつ以下の

ネイティブ教員を2名採用。

1. (日本研究所専任講師)

2. (日本研究所専任講師)

※H25年度CPJS科目履修者数=207名、登録者数=13名

設置科目:①The Literatures of Japan、②The History of Modern

Japan、③The History of Premodern Japan、④Japanese Popular

Cultures、⑤Tourism & Local Cultures of Japan、⑥Japanese

Religions、⑦The Languages of Japan Ⅰ、⑧The Languages of Japan

Ⅱ、⑨International Relations: Japan in the Asian Context、⑩

Legal and Political Systems of Japan

2. 平成 25 年 4月に、本学の「日本語ライティングセン

ター」を担当する専任教員を 1名採用する。

平成25年4月1日より専任講師1名( )

着任。専任講師の着任により、センターの常設運営

を開始。非常勤講師とあわせて、週3コマの講座

開講、および日中の相談時間を設けた。

≪H25年度 JWC利用者数一覧表≫

H25年度JWC取組 利用者 (人)

講 *1講座=6回 64

相談 189

講演会 90

合計 343

【平成27年1月末までの取組状況(自己点検)とその評価(自己評価)】

1.について 昨年度より同プログラムを開始

今年度は新科目「Media and Japanese Society」

を設置・開講。計11科目の科目群とした。

≪H26年度CPJS科目別受講者数一覧表≫

※H26年度CPJS科目履修者数=237名、登録者数=38名

2.について 平成25年度内に採用

≪H26年度前期分 JWC利用者数一覧表≫

H26年度 *前期分 利用者数 (人 )

講座 *1 座=6回 44

相談 112

講演会 93

合計 249

*上表は前期分(4月―9月)の実績

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点検・評価に係る点検評価委員会

3. 平成 25年 4月に、「Writing Tutor」制度を

開始する。

平成 25年 4月、アカデミック・ライティングスキルの向上

を図り、さらに同年度より開始された新カリキュ

ラムを補完するため、「Criterion」を利用した

Writing Tutor制度を英米語学科上級クラスで開

始した。これは、課題の設定も容易で、さら

に学生へのフィードバック、レポートなどの機能が充

実しており、費用対効果も高く、何名でも同

時に添削できるメリットがある。また、平成 25年

10 月より週一回(90 分)、TOEFL-ITP530 以

上、および TOEIC900 以上の英米語学科上級ク

ラスの学生を対象としたアカデミック・スキルを涵養す

る対面式の課外講座を開講。短期間で飛躍的

に当該スキルを向上させることができたほ

か、学生同士が刺激し合い、学習のモチベ

ーションが持続したことで、自立学習者に必

要なスキルも涵養することができた。

H25年度 Criterion実施状況

1500回実施

4. 平成 25年 4月以降、毎年 5回、グローバル人材

のイメージ化を支援する講演会を実施する。

1 卒業生による在学生支援

≪H25年度実績≫

-1. KUIS Global Career Expo 2013

(H25年5月19日、講演者数:20名、参加者数:50名)

-2. KUIS Alumni Global Job Talk Series 2013

(H25年5月~12月、講演者数7名、計5回実施)

-3. OBOG交流会

(H26年1月11日、講演者数:7名、参加者数:80名)

-4. 「インドネシア海外就職セミナー」

(H25年11月11日、参加者数:20名)

-5.「日本語教師の仕事~タイでの1年間」

(H25年4月18日 30名参加)

-6.「イケアでの仕事と学生の皆さんに伝えたいこと」

(H25年4月19日 33名参加)

-7.「サウジアラビアでの仕事と生活」

(H25年7月25日 11名参加)

-8.「ホテルでの仕事と学生の皆さんに伝えたいこと」

(H26年1月9日 30名参加)

3.について 平成25年4月よりオンラィン英文添削システ

ム「Criterion」を導入

H26年度は1700回分を実施。

TOEFL Tutor制度を導入 ≪新≫

「Teaching is Learning」による教育効果を狙い、

平成26年度から開始。チューターには、TOEFL-ITPで

高得点を保持し、自身の英語能力向上に対する

意欲が高く、かつ後輩の指導に深い関心を持つ

英米語学科の主に3、4年生(TOEFL GLOBAL 600

会員)を採用している。

≪H26年度 TOEFL Tutor登録者数≫

学年 前期登録者数 後期登録者数

4年次生 6 7

3年次生 4 6

2年次生 0 2

合計 10 15

4.について 今年度7回実施

1.卒業生による在学生支援

-1. KUIS Global Career Expo 2014

キャリア教育センターと神田外語大学同窓会共催

開催日:H26.5.18(日) 在学生100名以上参加

*講演者:計30名 *本学卒業生

-2. KUIS Global Career OB Talk LIVE

「一風堂“RAMENを世界に広める”」

開催日:H26.10.3(金)50名参加

講演者:博多一風堂 中山雄太郎氏(英米語学科卒業)

-3. ASEAN海外就職セミナー 2014 Vol.1

開催日:H26.11.17(月)50名参加

講演者:JAC Recruitmentシンガポール

マネージャー 今野俊明氏(英米語学科卒業)

JAC Recruitmentタイ

マネージャー 吉田裕志氏(中国語学科卒業)

JAC Recruitmentベトナム

マネージングディレクター加藤将司氏

-4.【予定】KUIS Global Career Expo 2015

キャリア教育センター主催

開催日:H27.2.14(土)

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点検・評価に係る点検評価委員会

2 グローバル企業で活躍する若手社員による講演会

≪H25年度実績≫

1.「英国航空業界の現状とグローバル企業」

(H25年10月8日 120名参加)

講演者:ヴァージンアトランティック航空サービストレーニング・スーパーバイザー

リチャード・フィッツジェラルド氏、ヘレン・ハウ氏

2.「旅行業界セミナー」

(H26年2月21日 40参加)

講演者:ICAEトラベル 代表取締役社長 西澤重治氏

5. 平成26年3月までに「KUIS Volunteer Center」

を設立し、そのための職員を 1名採用する。

当初予定よりも早い平成25年4月に設立。専任

職員も平成25年4月に着任。

構成員:

ボランティアセンター運営委員会構成委員:

≪H25年度実績≫

分野 参加者数(人)

スポー 通訳、国際会議 32

地域貢献、国際 交流 517

国際協力、 際 発 66

合計 615

2.グローバル人材育成講演会

-1.「在キューバ日本国大使 講演会」

開催日:H26.5.9 在学生150名参加

講演者:在キューバ日本国特命全権大使 佐藤博史氏

-2.「JR東日本-1.「JR東日本の取組と本学の学生に期待すること」

開催日:H26.6.2 在学生150名参加

講演者:東日本旅客鉄道株式会社取締役会長 清野智氏

-3. 第1回 Global Career Seminar 「僕らの考える

グローバリゼーション~海外での体験が君たちを変える」

開催日:H26.9.9 在学生100名参加

講演者:デロイトトーマツコンサルティング株式会社執行役員、

メディアセクターAPAC統括パートナー 松永エリック匡史氏

8bitnews代表/ジャーナリスト 堀潤氏

株式会社ジョッキンゼー代表取締役社長 朝倉祐介氏

-4.「~感動葬儀を台湾に広げる仕事~」

開催日:H26.10.22 在学生20名参加

講演者:アーバンフューネスコーポレーション海外事業担当 中西実氏

-5.【予定】「世界で働く人になる」

開催日:H27.1.19 在学生60名参加

講演者:国際連合世界食糧計画(WFP) 田島麻衣子氏

5.について 平成25年4月に設置し、職員1名採用

ボランティアセンター専用HP設置 ≪新≫

平成26年3月に当センターの専用ホームページを制作。学外から

も当センターの取組や実績を参照できるようになった。

≪H26年度実績≫*2014年12月末日時点

【今後の展望】

最終年度の到達目標を見据えながら着実な補助

事業の実施を行なうとともに、各取り組みの充実

化を図っていきたい。

分野 参加者数(人 )

スポーツ通訳、国際会議 125

地域貢献、国際交流 351

国際協 、国際開発 45

合計 521

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点検・評価に係る点検評価委員会

3.教員のグローバル教育力の向上の取組

■構想調書 26~28ページ 記載事項

申請時の構想及び平成25年度実績 平成26年度の実施状況

1. 平成 24年 9月以降、毎年 1回、学部専任教員

の FD を目的とした職員による授業観察を実

施する。

平成24年度、および平成25年度に、学部専任

教員の教育力の向上、および教育力の客観的

な評価指標の一つとして、本学専任職員によ

る授業観察を実施し、当該教員へフィードバック

を行なった。平成25年度は、教務部教務課、

広報部、メディア教育センター、学長室、グローバル推

進室の職員7名が、英語による授業(4技能の

スキル向上を目指さない専門科目)を展開してい

る教員の授業観察を行なった。

≪H25年度 授業観察実施科目≫

1.The History of Premodern Japan

2.The Literatures of Japan

3.The Languages of JapanⅠ

2. 平成 25年 4月以降、毎年 10回、FDを目的と

した講師招聘による講演会活動を実施する。

平成25年度は、PD(Professional

Development)を目的として、学外のコンサルタント

や教育関係者を招聘し、ワークショップや講演会の

ほか、語学専任講師のカウンセリングを実施。また

本学教員によるPD活動として、Bag Lunch

Seminarを12回実施。さらに学内だけでなく広

く学外にも開かれたPDとするために、英語教

育関係者を対象に、7~8月にかけて全国9会場

で英語教育公開講座(全20講座)、10月に「自

立語学学習の方向性(過去・現在・未来)」

と題したシンポジウム(8講演)を開催。また平成

26年2月には、得られた成果の公表・普及と国

内大学のグローバル化への貢献に資する取組の

一環として、本学において学会「Paperless:

Innovation & Technology in Education」を

実施。2月の学会には、国内外より119名の英

語教育関係者(*学生も含む)が参加。終日

【平成27年1月末までの取組状況(自己点検)とその評価(自己評価)】

1.について 職員による授業観察を実施

今年度は学内プロジェクト「カリキュラム研究会」による

教員授業観察を実施。プロジェクトメンバー(専任職

員)12名が32科目の授業観察を行なった。

≪H26年度 授業観察実施科目(抜粋)≫

・Foundational Literacies Reading &Writing(b)-21

・English for Business Career I

・Japanese Popular Culture

・Japanese Religions

・Freshman English

・Media English

・アドベンチャーコミュニケーションプログラム

・ヨーロッパ政治経済論Ⅱ

・ブラジルの政治・経済2

・国際協力入門

・英語通訳法ⅡB

2.について FD講演会を20回実施

今年度も構想調書の通り、FDを目的とした講演会

等を学内外にわたり20回実施。

≪外部コンサルタント招聘実績≫

1. 氏 5/ 9~25、11/ 1~16 招聘

2. 氏 5/18~23 招聘

3. 氏 10/ 7~14 招聘

4. 氏 11/27~28 招聘

≪全教員対象 PD講演会≫

1. Bag Lunch Seminar H26.6~12、140名参加

*12セッション

2. Jeremie Seror氏 講演会 H27. 1.20実施予定

≪学外教員対象 PD講演会など≫

1. 英語教育公開講座 (10都市)H26.7-8, 504名参加

2. 英語教育公開シンポジウム H26.9.20-21,180名参加

3. TESOL講演会

- 12 -

神田外語大学 経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援

点検・評価に係る点検評価委員会

にわたり、2つの基調講演を含む、55セッションも

の発表が行なわれた。

≪外部コンサルタント招聘実績≫

1. 氏 6/ 9~22、11/18~30 招聘

2. 氏 10/ 8~31 招聘

3. 氏 5/12~17、11/10~15 招聘

4. 氏 12/13~22 招聘

≪全教員対象 PD講演会≫

1. Bag Lunch Seminar H25.6~12、167名参加

2. Rod Ellis氏 講演会 H25.6、270名参加

3. 長友和彦氏 H25.7、40名参加

≪学外教員対象 PD講演会など≫

1. 英語教育公開講座 (9都市)H25.7~ 541名参加

2. 教科化を見据えて考える小学校英語教育と今後

の展望 H25.9、47名参加

3. Direction in Self-Access Learning Symposium

H25.10、92名参加

4.Paperless:Innovation & Technology in Education

H26.2、119名参加

Rod Ellis氏 H26.11.7、75名参加

4. TESOL講演会

Thomas Farrell氏 H26.11.29、40名参加

5. TESOL無料講演会

吉田 研作氏 H26.12.20、44名参加

言語メディア教育研究プロジェクト設置 ≪新≫

言語メディア教育研究プロジェクト(以降LMLRP)は2014

年4月にメディア技術と従来型のテキストの融合など、言

語教育や学習のプロセス、実践、研究を目的とした

新設プロジェクトである。活動内容は、革新的かつメデ

ィア技術を利用した教育手法の研究や、神田外語大

学内のメディア技術を利用したプロジェクト支援などを

行なう。また国内外に協力関係を築き、幅広い研

究活動を行なう。構成=9名:教員7名、職員2名

≪講演会等 PD実績≫

1. 宮川繁氏講演会 H26.7.16、30名参加

2. Engineering active learning

H26.11.14、20名参加

3. 神田外語大学×マサチューセッツ工科大学

共同研究開発事業報告会

H26.12.17、40名参加

4. Growing in digital maturity

H26.1.12、20名参加

5. Designing tasks for collaborative learning

outputs and outcomes

H27.1.14、37名参加

≪外部コンサルタント招聘実績≫

1. M.Vallance 氏 11/13 ~14 招聘

2. K.Wong 氏 12/14 ~17 招聘

3. P.Towndrow 氏 H27 1/ 12~16 招聘

【今後の展望】

本学のPD活動は、国内でも先進的な取組となって

おり、平成24年度に行なった公益財団法人日本高

等教育評価機構による第三者評価でも、特徴的な

取組として、高く評価されている。今後も現状の

取組に満足することなく、さらに外部にも開かれ

た取組を積極的に行なうことで、我が国全体のグ

ローバル教育力の底上げに貢献したい。

- 13 -

神田外語大学 経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援

点検・評価に係る点検評価委員会

4.日本人学生の留学を促進するための環境整備

■構想調書 29~31ページ 記載事項

申請時の構想及び平成25年度実績 平成26年度の実施状況

1. 平成28年度までに、10件の海外留学プログラ

ムを開発する。

本取組を推進・サポートするための部署として「グ

ローバル推進室」を設置したほか、国際協定校担当

者との業務上の十分な対応が行なえる職員を国

際交流課に増員したことで、体制を充実させる

ことができた。その結果、平成25年度までに下

記のとおり、長期留学(7件)、短期研修(4件)、

計11件の留学プログラムを開発することができた。

≪長期留学プログラム≫(7件、うち英語圏3件)

スペイン=2件、

韓国=1件、

アメリカ=1件

ブラジル=1件、

マレーシア=1件、

インドネシア=1件

≪短期研修プログラム≫(4件、うち英語圏3件)

マレーシア=1件、

韓国=1件、

カナダ=1件、

台湾=1件

【平成27年1月末までの取組状況(自己点検)とその評価(自己評価)】

1.について 海外留学プログラムを4件開発

≪長期留学プログラム≫(1件、うち英語圏0件)

ベトナム=1件

≪短期研修プログラム≫(3件、うち英語圏2件)

オーストラリア=1件、アメリカ=1件、スペイン=1件

海外インターンシッププログラムを6件開発 ≪新≫

1.Double Major Internship プログラム 4件

~アジアにおける日本企業のローカリゼーションへの取組を学ぶ~

平成25年度にインターンシップ先企業開拓のためインド

ネシア(17社)、タイ(14社)、ベトナム(9社)を訪問。キャリ

ア教育センター職員が50社以上を訪問し、受入交渉

の末、同プログラムを開発。今年度は21名の学生

を派遣。本学の海外インターンシップは、「英語」ある

いは「英語&現地語」で行なうユニークなものとな

っており、当該プログラムを通じて、外国語能力、

コミュニケーション能力、異文化理解等、グローバル人材と

して必要な資質・能力を向上できる内容となっ

ている。今年度は21名が参加した。

Double Major Internship プログラム(インドネイア)

Double Major Internship プログラム (タイ)

Double Major Internship プログラム(ベトナム)

Double Major Internship プログラム (台湾)

2.経験価値創造型インターンシップ プログラム 2件

「高度な英語運用能力」「豊かなコミュニケーション能

力」「他国の伝統・文化を尊重する世界観」「新

しい価値観を創造し得る幅広い教養」及び、「た

くましさと品格」を備えたグローバル人材の育成

を目指し、英国、ブルネイにおいて数週間、現地

企業(ヴァージンアトランティック航空(英国)、フレーミートラ

ベル(ブルネイ))にてインターンシップを実施する。

今年度は15名の学生を派遣予定。

経験価値創造型インターンシップ プログラム(イギリス)

経験価値創造型インターンシップ プログラム(ブルネイ)

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点検・評価に係る点検評価委員会

2. 平成 25年 4月以降、海外留学について、保護

者に対する説明会の実施

本構想では、アジア圏での英語力の向上を目的とし

た海外留学プログラムの開拓に取り組んでおり、そ

の背景について、学生だけでなく、学生の保護者

に対しても「意図」あるいはその「目的」をしっ

かり説明する機会(①「保護者懇談会」、②年2

回実施する「保護者会」)を設け、周知を徹底し

た。また、平成25年11月に、開学以来初となる「留

学フェア」を実施。留学経験のある学生や国際協定

校からの留学生による、留学相談・報告会を実施。

留学に興味のある学生のモチベーションアップ、具体的な

留学先の情報収集を可能にする場を提供するこ

とができた。

3. 平成 26年 3月までに、「留学支援ポータルサイト」

を開設する。

平成25年9月までに、当初の予定より早く、留学

におけるフローを全て留学WEBにて完結できるシステム

を構築。今年度後期から留学を開始する学生よ

り使用開始。本システムを利用することで、今後は、

留学前の選考⇒留学中の授業・生活報告⇒帰国

後の単位認定、および留学終了報告ができるよ

う検討する。

また、留学を考えている潜在的な学生が、過去

に留学をしていた学生の生活レポートや授業科目

などをいつでもどこでも閲覧できるよう、情報

を公開し、更なる留学を促していく。

2.について 説明会を実施

今年度の神田外語大学留学フェアは、計2回実施。

1. H26年 5月 計216名

(内訳:在学生76名、高校生98名、保護者42名)

2. H26年11月 在学生71名参加

キャリア教育センターでの取組 ≪新≫

キャリア教育センターでは、インドネシア、タイ、ベトナム、中南

米の日系企業等において、長く駐在経験があ

り、現地企業と強いリレーションを持つスペシャリストを「コ

ーディネーター」として、同センターに配置し、留学後の

キャリア開発・海外就職について、アドバイスやカウンセリ

ングができる体制を整えた。

1.インドネシア語専攻担当:

2.タイ語専攻担当:

3.ベトナム語専攻担当:

4.イベロアメリカ言語学科担当:

3.について 平成25年9月より運用開始

留学前の選考システムを稼働開始。また、平成25年度

の稼働で改修すべき点を洗い出し、より円滑に留

学サポートができるよう、システムの安定稼働を図った。

【参考】≪平成26年度海外派遣実績(見込み)≫

留学(短期) 226

留学(長期) 159

海外インターンシップ 58

海外ボランティア 49

合計(見込み) 492

目標値(465人)差 +27

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点検・評価に係る点検評価委員会

4. 平成 26年 3月までに、SALC モジュールとして

「Preparing for Study Abroad Module」を導

入する。

本学の学生の留学に対する意識を高め、目的達

成の為に必要な学習に対するモチベーションを維持で

きるようSALC=Self-Access Learning Centerで

は平成24年度10月よりラーニングアドバイザーを中心

に新しいモジュールの開発を行ない、平成25年度4

月より新しいモジュールを本学のクラスに試験的に導

入した。またこのモジュールの効果を学生、教員、

ラーニングアドバイザーの観察結果をもとに検証・評

価・分析し、更にモジュールの改善を行ない、平成

25年度末に「Effective Learning Module (ELM)」

という新しいモジュールが完成した。この導入によ

り、今まで以上に学生がモジュールを通じて、留学

に対する意識を高め、目標設定を行ない、効果

的な学習ストラテジーを使うことにより、主体的に英

語学習を行なうことが可能になった。新しいモジ

ュールで身につける英語学習方法は、留学前の準備

学習および、留学先での学習にも応用可能なも

のとなる(平成26年度前期のELM履修登録者は

200名を越えた)。また平成26年度後期には、iPad

のアプリが完成する予定であり、ラーニングアドバイザ

ーと学生間のやり取りがより活発化されると共

に、さらに多くの学生にモジュールの内容を周知で

きるようになる。

4.について、平成25年度より新SALCモジュールを導入

≪新モジュール登録状況≫

年度 登録者数

2014年度 389名

今年度は、既存モジュール「Sophomore Module」

「Preparing for Your Future Module」に加え、

新しく開発したモジュール「Effective Learning

ModuleⅠ(ELM1)」、「Effective Learning Module

Ⅱ(ELM2)」を開講した。新しく導入したELM1と

ELM2には計389名の学生が登録した。現在、ELM1

およびELM2の内容を見直し、更に改善を進めてい

る。また今年度中にELM1のiPadアプリが完成し、平

成27年度前期から導入する。更に平成27年度は

ELM1およびELM2の内容が週1コマ1単位の正規科目

として「Effective Language Learning Course Ⅰ」

および「Effective Language Learning Course Ⅱ」

の名称で全学科全学生を対象に開講される。

【今後の展望】

前述のモジュール、CPJS科目の充実を図るだけでな

く、学生の多様性に配慮した海外留学・海外インター

ンシッププログラムを開発・充実させることで、目標値

を達成できるように取り組みたい。

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神田外語大学 経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援

点検・評価に係る点検評価委員会

5.語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組

■構想調書 32~34ページ 記載事項

申請時の構想及び平成25年度実績 平成26年度の実施状況

1. 平成 25年 1月以降、毎年 1回、2~4年次生

を対象とした英語テストを実施する。

平成25年度は、TOEFL –ITP=8回、TOEIC=7回を学

内実施。各学年、年一回を必須受験とした。英

米語学科では、一定基準以上を取得した学生に

対し、TOEFL最高点伸長のための講座、合宿等を

実施した。国際コミュニケーション学科では、1年次で一

定基準未満の学生を対象としたTOEIC基礎文法

講座を実施し、平均点の底上げをはかった。

≪平成25年度TOEFL合宿実施日程≫

第1回合宿(H25.10.25~10.28)British Hills

第2回合宿(H25.11.21~11.24) British Hills

第3回合宿(H26. 1.26~ 1.27) British Hills

2. 平成 25年 3月までに、既存の学習ポートフォリオ

システムの一部改編を行なう。

語学力については、既存パッケージを改編したこと

で、教職員だけでなく学生自身も、最新スコアを「学

生カルテ上」で把握できるようになった。また、留

学先での学習状況をポートフォリオとして自己管理で

きるシステムを、平成24年度末に新たに導入した「留

学ポータルサイト」で実現。

【平成27年1月末までの取組状況(自己点検)とその評価(自己評価)】

1.について 英語テストを実施

TOEFL GLOBAL 600 クラブ発足 ≪新≫

主に米国大学入学基準であるTOEFLをベンチマーク

としているので、卒業時までその点数を向上さ

せるモチベーションの維持が難しい。そのため卒業ま

でに語学力を継続的に研鑽できる仕掛けとし

て、同クラブを今年度より発足。TOEFL517以上の

学生を対象とし、TOEFL Tutor制度のSA(Student

Assistant)やTOEFL合宿への参加が認められ

る。さらに、目標値を達成した学生には奨学金

や記念品を授与するなど、様々なインセンティブを設

けることで、卒業するまで学習意欲を継続させ

る取り組みを独自に行なっている

◎TOEFL GLOBAL 600 クラブ特典内容

1. TOEFL受験料4回分免除

2. 特別価格のBritish Hills集中講座に優先参加

3. TOEFL(550,580,600)取得者に記念バッチ授与

4. TOEFL600取得者に奨学金10万円授与

5. TOEFL Tutor に優先登録

2.について 既存の学習ポートフォリオシステムへ語学力を

反映。また留学時の学習記録を管理する留学ポート

フォリオ機能を、H24年度末に新たに導入した留学ポー

タルサイト上で実現

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神田外語大学 経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援

点検・評価に係る点検評価委員会

3. 平成 25年 3月までに、外国語学部英米語学科

1・2年次生の上級クラス(120名/学年)の授業

カリキュラムを改定する。

採択年度の10月から外部コンサルタント( 氏、

氏)と本学ELI(English Language Institute)

教員(7名)がカリキュラムの具現化に向けて改定作業

を開始したことで、平成24年度内に大幅な英語

カリキュラム改定を実現。今年度の英米語学科新入生

に対し、平成25年3月25日(TOEFL-ITP)、3月26

日(KEPT)をプレイスメントテストとして実施。2つのテス

ト結果を基に最上級クラス=120名を選定。最上級クラ

スの学生は以下の科目を履修する。

≪最上級クラスの英語科目≫ 9コマ/週

1.Freshman English 4コマ/週

2.Foundational Literacies:Reading & Writing 2コマ/週

3.英語基礎演習 1コマ/週

4.Accelerated English Proficiency Courses for Freshmen

2コマ/週

4. 平成 25年 11月以降、全ての「推薦入試」に

おいて、「英語リスニング試験」を実施する。

平成24年度(平成25年度入試)から、全ての推

薦入試において「英語リスニング試験」を実施。こ

れにより、「推薦入試」「一般入試」いずれの

入試方式で入学をした場合でも、必ず英語リスニン

グ力を測る試験を受験していることとなった。

本学の授業は双方向型の授業スタイルが主流であ

り、教員や学生の発言を理解するリスニング力がと

ても重要である。上述の英語リスニング試験の全面

実施により、今まで以上に正確に、本学の授業

に適応できる受験生を選抜できるようになっ

た。

3.について 左記の通り、外国語学部英米語学科

1・2年次生の上級クラス(120名/学年)の授業

カリキュラムを改定

現2年次生の1年次終了時点におけるTOEFLスコア

平均点は現3年次生の2年次終了時点における

平均スコアに迫っており、アカデミックスキルの涵養を目

的とした新たなカリキュラムの効果が確認されてい

る。

英米語学科卒業要件(語学力)の設定 ≪新≫

平成26年度からの入学者(卒業は平成30年3月)

は、TOEFL480以上を卒業要件に設定した。

TESOL(Teaching English to Speakers of Other

Languages) 学位プログラム 開設 ≪新≫

同プログラムは、我が国初の「授業がすべて英語

で行なわれ、現職の教員も履修できる大学院レ

ベルの英語教員養成プログラム」であり、「教師の

教える力」「実践を振り返る力」「授業運営に

おいて効果的な意思決定ができる力」の育成を

目指して、平成25年9月に開講した。

学部との接続を見据えた質の高い英語教員養

成プログラムが設置され、継続的な学習を促すき

っかけを創出している。

4.について 平成 25年度入試から実施

リスニング試験の時間延長 ≪新≫

平成27年度推薦入試より、「英語リスニング試験」

の試験時間を20分から30分へ変更し、一般入試

と同一試験時間、同一レベルの問題を作成するこ

とが決定した。このことによって、推薦入試と

一般入試の受験者のリスニング力を同等に比較で

きることとなり、入学時と入学後の英語力比較

測定データとしても活用できることを期待して

いる。

【今後の展望】

平成26年度英米語学科入学者より、卒業要件に

TOEFL-ITP480を設定した。さらに、英米語学科指

定の「研究科目=24単位」のうち、半分を「英語」

のみで実施される科目とするなど、教育体制、お

よびカリキュラムを大幅に変更。補助事業終了後も、引

き続き真の国際人の育成に努める覚悟である。

- 18 -

神田外語大学 経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援

点検・評価に係る点検評価委員会

6.構想の実現に向けた推進体制などに関する取組

■構想調書 35ページ 記載事項

申請時の構想及び平成25年度実績 平成26年度の実施状況

1. 平成 24年 11月以降、毎年 1回、全国の学生

を対象に、英語プレゼンテーションコンテストを開催する。

「問題を発見し、解決策を簡潔にまとめ提案す

る能力の育成」「英語を使い、相手に訴えかけ理

解を得る表現力の醸成」「グローバル時代における

就業能力の育成」を目的として企画。「世界に目

を向け思考する」をテーマに、さまざまなアイディア

や特性を持つ視野の広い学生を集め、ともに鍛

えあう機会を創出する。読売新聞社と共同開

催。本学だけでなく、全国の学生に対しても英

語プレゼンの場を提供できる。

【第1回テーマ】

1. 世界の舞台で、オリンピック・パラリンピック招致をアピール!

2. 富士山を世界遺産に登録 ユネスコにアピール!

3. オバマ米大統領に日本の新幹線技術をプロモーション!

【第2回テーマ】

1. NYに観光PR拠点!アンテナショップ企画を考案

2. 世界中のバイヤーに日本が誇る農産品をアピール!

3. 宇宙ステーション「きぼう」夢ある活用方法をNASAに提

案!

年度 参加校数 参加者数

2012年度 73校 220組410名

2013年度 68校 177組371名

2. 平成 25年 4月以降、本事業で得られた成果を

普及するため、ホームページ上にその成果を公表

する。

取り組みによって得られた成果を、グローバル推

進室において一元化し、外部有識者による第三

者評価の結果および自己点検・評価の結果とと

もに、本学のホームページ上において公表を行なっ

ている。最終年度にあたる平成28年度は、本事

業の最終報告会を同推進室が開催し、取り組み

で得られた成果や、今後の課題や方針について

の報告を行なう予定である。平成25年度に実施

した自己点検、および第三者評価の結果につい

ても、大学ホームページ「グローバル人材育成推進事

業」内に於いて公表開始した。

【平成27年1月末までの取組状況(自己点検)とその評価(自己評価)】

1.について 平成26年12月に第3回大会を開催

・開催日:平成26年12月6日(土)

・対象者:大学生、大学院生、短期大学生、

高等専門学校生、専門学校生

・応募数:145校 633人

・共催:読売新聞社

・テーマ:

① 震災復興を加速せよ!

国際フォーラムで支援策を提言

② これが日本の「技」だ!

ロンドンの展示会で自社商品をアピール

③ ASEAN諸国へ発表!

新しい日本の「お・も・て・な・し」改革

2.について 専用ホームページ上にて公表

専用ホームページ(英語版)の制作

平成27年度を目途に英語版が完成する予定。

これにより、さらに多くの人が同事業における本

学の取組について理解を深めることができるよ

うになる。

【今後の展望】

タイプB(特色型)ではあるが、国内大学のグローバル化

を牽引するような先進的な取組を積極的に展開

したい。

- 19 -

神田外語大学 経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援

点検・評価に係る点検評価委員会

評価委員講評

委員

昨年度の評価委員会において、取組の妥当性については確認をさせていただいているので、今回は、

これまでの取組に肉付けした部分を確認させていただくとともに、事業の中間年度であることから、これま

での取組を一層充実させつつ、いかに事業終了後も、安定して継続できるシステムを構築できるか、という

視点で講評させていただきたい。

グローバル人財の育成については、一般的に、どのような人間がグローバル人財かと考えた場合、大

きく3つの要素が考えられる。第1の要素としては、語学力あるいはコミュニケーション能力を備えているこ

と。第2の要素として、積極性や主体性、協調性や柔軟性、使命感や責任感など、広く人間性にかかわるも

ので、グローバル人財にかかわらず、人として身に付けるべきものを備えていること。第3の要素として、

様々な文化を背景とする人たちと社会活動を営む中で求められる日本人としてのアイデンティティを有して

いることなどを挙げることができる。

グローバル人財に必要な要素をそのように考えると、語学力の育成については、英米語学科の学生の

TOEFLのスコアが年々上がっていることを数値で確認することができた。特に、トップクラスの取組につい

ては、相当充実してきたと実感している。今後は、全体の底上げが図れるように、トップクラス以外の学生、

たとえばインターミディエイトクラスの学生を対象とした取組など、習熟度別の取組も期待したい。

次に、日本人としてのアイデンティティを育成する上で効果的な留学については、私自身、高校の英語

教員の時に、2週間ほどホームステイをしながら、海外の姉妹校に通わせる海外研修の引率をした経験が

あるが、貴学において実施している、東南アジアにおける2~3週間の海外インターンシップ・プログラムの

取組は、大学という発達段階を考えた時に、キャリア教育の要素が入っていることと、グローバルに活躍で

きる身近な場での取組であることなどから、学生のモチベーションを上げることができ、とても優れた取組

であると考える。今後は、ビジネス英語などの業務英語を事前指導に取り入れるなどによって、さらにプロ

グラムの効果が高まることを期待している。

また、グローバル人財の主たる資質と考える、広く人間性の育成という点では、国際会議・通訳ボランテ

ィア活動や、ACP(Adventure Communication Program) というユニークなプログラムを導入したことで、プ

ログラムに参加する学生が、積極性や協調性などの必要性を体感する、きっかけとなる可能性があり、こ

れらの取組をさらに充実できれば、さらに良い成果に繋がっていくものと期待している。

なお、貴学の学生による英語のプレゼンテーションは、本事業のゴールを示唆しているような、素晴らし

いパフォーマンスであった。

最後になるが、現在、多くの貴学の卒業生が、グローバル人財を育成する立場で、本県の中学校や高

校の英語教員として、千葉県教育に携わっていただいているが、今後も、引き続き、貴学から優秀な人財

の輩出を期待している。

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神田外語大学 経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援

点検・評価に係る点検評価委員会

評価委員講評

委員

イオン株式会社における人事の最大の課題は「ダイバーシティ」と「グローバル」である。当社では昨年

度の営業収益が約6兆4千億円、本年度は約8兆円の事業規模になる見込みである。これは当然海外だけ

ではなく国内のM&A等による事業規模の拡大も含んでいるが、今後のグループ全体の成長のエンジンと

いうのは基本的に海外に向かざるを得ない状況である。当社ではそういった事業戦略を基本的に支える

のはグローバル人財であると考えており、その人財をどのように獲得・育成していくのかについて、喫緊の

課題であると認識している。現在も貴学と様々な取り組みを実施しているが、本日素晴らしいプレゼンテー

ションを披露した学生のような優秀な人財が一人でも多く当社に入社してもらえるよう、引き続き協力いた

だきたい。

今年度の補助事業の具体的な報告内容については、3つの観点から評価・提言をしたい。まず1つ目の

当補助事業のマネジメント体制について、当社では当然のことながら中期の戦略を立案し各事業部で戦略

達成のための戦術に落とし込むというプロセスを行なっているが、貴学においても補助事業の推進に当た

っては具体的なPDCAのマネジメントサイクルでしっかり管理していることを確認することができた。また具

体的な数値目標をKPI(重要目標達成指標)という形で管理し、それが十分に機能していることも確認する

ことができた。

2つ目は留学制度とインターンシッププログラムが融合した特長的な取り組みについて、今回はプログラ

ム参加前の事前指導および参加後の事後指導についての説明は省略されたが、事前・事後の指導内容

については、具体的な内容の報告会もしくは学外への情報発信を強化するなど、今後そのプログラムを参

加する学生にも効果が広がるように、学内で実施に向けた検討を行なっていただきたい。

最後に、当補助事業の評価・統治体制について、例えば上場企業であれば、社外取締役を複数名配置

しなければならない等、企業のガバナンスのあり方については社会から大きく問われている現状である。

今回の第三者による評価委員会という存在自体も、評価の妥当性や客観性を担保するために非常に重要

な機関であると考えている。貴学のこれまでの具体的取り組みと成果については、この第三者評価委員会

での報告を基にホームページ上で公開されるため、このような第三者評価委員会の一連の取り組みが十

分に機能していることが報告内容から確認することができ、高く評価することができる。

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神田外語大学 経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援

点検・評価に係る点検評価委員会

評価委員講評

委員

昨年度の評価委員会を経た今回の評価委員会において、この事業の取り組みを具体的によく理解する

ことができた。まずは「経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援」という事業名が示唆すると

おり、いわゆる「語学オタク」だけではなく「幅広い視野」や「専門性」を身に付けることができるプログラムを

開発・展開することが求められている。「語学」しかやらないということは、翻って「語学しか極められない」

ということ。それだけでは、経済社会の発展を牽引するような人財になることはできず、グローバル社会で

も活躍できるとは考えにくい。「協調性」や「幅広い視野で物事を捉える」力が必要となるわけだが、そのよ

うな力を備えた人財か否かというのは、学生のうちから判断することができない。大学時代に広い見聞でも

のを見られる環境が得られれば得られるほど、社会で役立つ人財に近づく可能性はあると考えている。

貴学のプログラムは、大学時代に通訳ボランティアなどで学生が社会と触れ合える接点を多く設けてお

り評価することができる。これらの取り組みを更に強化してもらいたい。また、貴学学生による英語プレゼ

ンテーションを通じての提言として、「池上彰」的な人間と「佐藤優」的な人間の両方の特徴を兼ね備えた人

財をどのように育てるのか、少なくとも日本貿易振興機構アジア経済研究所では、短時間で分かりやすく

要点をたて、さらに専門分野を追究できる能力をもつ人財を必要としている。社会人になると限られた時間

の中で訴求効果の高いプレゼンテーションを作らなければならない。時間をくぎったなかでいかにこのよう

なプレゼンテーションを作れるかについて、例えば日々の授業において取り組んでいくと社会の即戦力を

輩出することに繋がるのではないかと考えている。

貴学はiPad などのICTツールを活用した授業改善に積極的に取り組んでいるが、それらのツールを活

用した新しい教育については世間でも大分注目されるようになってきた。新しい動きを教育に取り入れな

がら、他方で、学生には「本を読む」習慣を身に付けられるように、学内で配慮してもらいたい。本を読む行

為を習慣化できるのは、まさに学生時代だろうと考えている。平成24年度に学術研究水準のさらなる向上

と教育・研修内容のさらなる充実を目的として、貴学とアジア経済研究所の図書館は協定を締結したので、

そのような観点からも、貴学学生には同研究所の図書館も積極的に活用してもらい、幅広い知識と専門性

とともに本を読む習慣を身に付けてもらいたい。

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