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第 12 章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

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第 12章 環境影響評価の結果

12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

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12.1.1 大気環境

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12.1.1-1

(529)

第 12 章 環境影響評価の結果

12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1 大気環境

1. 大気質

(1) 調査結果の概要

① 気象の状況

a. 文献その他の資料調査

「気象統計情報」(気象庁ホームページ)等による気象に係る情報の収集、整理及び解析を

行った。

(a) 観測地域

対象事業実施区域を中心とした半径 20kmの範囲内(海域を除く)(以下、「20km圏内」と

いう。)とした。

(b) 観測地点

第 12.1.1.1-1 図に示す最寄りの気象官署である神戸地方気象台とした。

(c) 観測期間

「気象統計情報」等に掲載されている至近30年統計記録(昭和56年~平成22年、ただし、

最多風向は平成2年~平成 22 年)とした。

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12.1.1-2

(530)

第 12.1.1.1-1 図(1) 気象観測地点の位置(広域)

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12.1.1-3

(531)

第 12.1.1.1-1 図(2) 気象観測地点の位置(拡大)

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12.1.1-4

(532)

(d) 調査結果

対象事業実施区域周辺の気象の状況は、神戸地方気象台の観測記録によれば第 12.1.1.1-1

表、第 12.1.1.1-2 表のとおりである。

第 12.1.1.1-1 表 神戸地方気象台の気象概況

項目 平年値

天気

快晴日数

年間 25.1日

最多月 11月(3.8日)

最少月 7月(0.8日)

晴日数

年間 218.0日

最多月 1月(23.0日)

最少月 6月(11.6日)

曇天日数

年間 121.9日

最多月 6月(17.5日)

最少月 12月(4.7日)

降水日数

1mm/日以上 93.4日

最多月 6月(10.9日)

最少月 1月(4.7日)

10mm/日以上 38.9日

30mm/日以上 10.0日

降雪日数 年間 18.6日

最多月 2月(7.0日)

霧日数 年間 1.3日

最多月 4月(0.3日)

雷日数 年間 13.5日

最多月 8月(3.0日)

不照日数 年間 44.4日

最多月 6月(6.2日)

気象

風向

年間最多 北(N)

月間最多

3月、10~11月:北(N)

1~2月、12月:西(W)

4~5月、9月:東北東(ENE)

6~7月:西南西(WSW)

8月:南西(SW)

風速

年間平均 3.6m/s

月間平均 最大:4.1m/s(1月)

最小:3.3m/s(7~8月)

気温

年間平均 16.7℃

月間平均 最高:28.3℃(8月)

最低:5.8℃(1月)

湿度

年間平均 66%

月間平均 最高:75%(7月)

最低:61%(3月、12月)

降水量

年間 1,216.2mm

月間 最多:181.6mm(6月)

最小:37.8mm(1月)

注:観測期間は至近 30 年統計記録(昭和 56 年~平成 22 年、ただし最多風向は平成2年

~平成 22 年)とした。

〔「気象統計情報」(気象庁ホームページ)より作成 〕

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12.1.1-5

(533)

第 12.1.1.1-2 表 神戸地方気象台の気候表

項目 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月

天気日数

快晴(雲量<1.5) 日 2.2 1.5 2.2 2.8 2.1 0.9 0.8

晴(1.5≦雲量<8.5) 日 23.0 20.1 19.1 17.8 15.8 11.6 14.1

曇天(雲量≧8.5) 日 5.8 6.4 9.7 9.4 13.1 17.5 16.1

雪 日 6.3 7.0 2.9 0.1 0.0 0.0 0.0

霧 日 0.1 0.2 0.1 0.3 0.2 0.1 0.1

雷 日 0.1 0.2 0.3 0.5 1.2 1.3 2.6

不照 日 2.9 3.5 4.8 3.9 4.6 6.2 3.3

最多風向(方位) - W W N ENE ENE WSW WSW

風速 m/s 4.1 3.5 3.7 3.4 3.5 3.5 3.3

強風日数 日 5.2 3.9 4.5 3.9 3.1 2.0 1.3

気温

平均 ℃ 5.8 6.1 9.3 14.9 19.4 23.2 26.8

日最高の平均 ℃ 9.0 9.6 12.8 18.7 23.2 26.6 30.0

日最低の平均 ℃ 2.7 3.0 6.0 11.3 16.2 20.4 24.4

相対湿度 % 62 63 61 62 66 72 75

降水量 mm 37.8 56.9 98.5 101.6 149.7 181.6 152.1

降水日数

降水量 1.0mm以上 日 4.7 6.0 9.7 9.1 9.5 10.9 10.2

降水量 10.0mm以上 日 1.4 2.1 3.7 3.8 4.5 5.6 4.5

降水量 30.0mm以上 日 0.1 0.3 0.4 0.7 1.5 1.7 1.7

雲量(10 分比) - 5.5 5.9 6.4 6.2 7.0 8.0 7.6

日照時間 h 154.9 141.9 164.0 194.7 190.4 170.1 194.1

項目 8月 9月 10 月 11 月 12 月 年間 統計期間

天気日数

快晴(雲量<1.5) 日 1.2 0.9 3.0 3.8 3.7 25.1

昭和 56 年~

平成 22 年

晴(1.5≦雲量<8.5) 日 19.7 16.2 18.8 19.3 22.6 218.0

曇天(雲量≧8.5) 日 10.1 12.9 9.2 6.9 4.7 121.9

雪 日 0.0 0.0 0.0 0.0 2.3 18.6

霧 日 0.0 0.0 0.1 0.0 0.0 1.3

雷 日 3.0 2.2 0.8 0.6 0.6 13.5

不照 日 1.3 4.2 4.0 3.2 2.3 44.4

最多風向(方位) - SW ENE N N W N 平成 2 年

~ 平成 22 年

風速 m/s 3.3 3.7 3.5 3.5 3.8 3.6

昭和 56 年~

平成 22 年

強風日数 日 2.3 2.1 3.2 3.4 4.6 39.5

気温

平均 ℃ 28.3 25.2 19.3 13.9 8.7 16.7

日最高の平均 ℃ 31.8 28.5 22.7 17.3 11.9 20.2

日最低の平均 ℃ 25.8 22.5 16.1 10.6 5.4 13.7

相対湿度 % 71 70 64 63 61 66

降水量 mm 90.9 144.6 98.3 63.4 40.9 1,216.2

降水日数

降水量 1.0mm以上 日 6.0 8.8 7.9 5.6 5.1 93.4

降水量 10.0mm以上 日 2.7 3.9 3.1 2.2 1.4 38.9

降水量 30.0mm以上 日 0.9 1.3 0.8 0.4 0.2 10.0

雲量(10 分比) - 6.6 7.2 6.0 5.5 5.1 6.4

日照時間 h 228.3 159.6 170.0 142.7 162.0 2,072.6

注:強風日数は、日最大風速が 10.0m/s以上の日数を計上した。

〔「気象統計情報」(気象庁ホームページ)より作成 〕

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12.1.1-6

(534)

b. 現地調査

(a) 地上気象

ア. 観測地点

第 12.1.1.1-1 図に示す対象事業実施区域近傍の1地点とした。

イ. 観測期間

1年間連続観測(平成 28 年1月1日~12 月 31 日)を行った。

ウ. 観測方法

「気象業務法施行規則」(昭和 27 年運輸省令第 101 号)及び「地上気象観測指針」(気象

庁、平成 14 年)等に基づく方法により、風向、風速、日射量、放射収支量、気温及び湿度を

観測し、観測結果の整理及び解析を行った。

使用した観測機器は、以下のとおりである。

風向及び風速:風車型風向風速計

気温 :電気式温度計(白金抵抗型)

湿度 :電気式湿度計(静電容量式)

日射量 :全天電気式日射計

放射収支量 :風防型放射収支計

エ. 観測結果

(ア) 風向及び風速

観測結果の概要は第 12.1.1.1-3 表のとおりであり、その詳細は第 12.1.1.1-4 表、第

12.1.1.1-5 表及び第 12.1.1.1-2 図のとおりである。

年間の最多風向は、全日が東北東(ENE)で 20.0%、昼間が南南西(SSW)で

18.1%、夜間が東北東(ENE)で 23.8%となっている。

年間の平均風速は、全日が 2.9m/s、昼間が 3.3m/s、夜間が 2.5m/sとなっている。

季節別にみると、全日の風向は、春季、秋季及び冬季が東北東(ENE)、夏季が南南西

(SSW)の風が多くなっている。また、全日の平均風速は、秋季が最も小さく、夏季が大

きくなっている。

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12.1.1-7

(535)

第 12.1.1.1-3 表 地上における風向及び風速観測結果の概要

項目

昼夜

季節

最多風向 平均風速(m/s)

全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間

年間 ENE

(20.0%)

SSW

(18.1%)

ENE

(23.8%)2.9 3.3 2.5

春季 ENE

(17.9%)

SSW

(22.7%)

ENE

(22.0%)2.9 3.3 2.4

夏季 SSW

(18.9%)

SSW

(27.9%)

WSW

(20.7%)3.1 3.4 2.7

秋季 ENE

(29.7%)

ENE

(25.2%)

ENE

(33.9%)2.6 2.8 2.3

冬季 ENE

(17.9%)

WSW

(14.4%)

ENE

(20.8%)3.0 3.5 2.7

注:1.最多風向の( )内は、最多風向の出現頻度を示す。

2.昼間及び夜間の区分は、各月の平均的な日出、日入時間をもとに下表のとおり設定した。

季節 月 昼間 夜間 季節 月 昼間 夜間

春季

3月 7時~18時 19時~6時

秋季

9月 6時~18時 19時~5時

4月 6時~18時 19時~5時 10 月 7時~17時 18時~6時

5月 5時~19時 20時~4時 11 月 7時~17時 18時~6時

夏季

6月 5時~19時 20時~4時

冬季

12 月 7時~16時 17時~6時

7月 5時~19時 20時~4時 1月 8時~17時 18時~7時

8月 6時~18時 19時~5時 2月 7時~17時 18時~6時

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12.1.1-8

(536)

第 12.1.1.1-4 表(1) 風速階級別風向出現頻度(地上・年間)

観測期間:平成28年1月1日~12月31日

観測高度:地上高14m

(単位:%)

風向

風速

階級

(m/s)

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 合計

0.5

~0.9

全日 1.0 0.9 0.7 0.6 0.5 0.3 0.2 0.2 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.4 0.9 6.3

昼間 0.4 0.5 0.4 0.5 0.4 0.3 0.1 0.2 0.1 0.2 0.0 0.0 0.1 0.0 0.2 0.4 3.8

夜間 1.6 1.4 1.0 0.8 0.5 0.4 0.3 0.2 0.2 0.1 0.1 0.1 0.2 0.1 0.5 1.4 8.9

1.0

~1.9

全日 2.6 5.1 4.6 1.9 0.7 0.9 1.0 1.2 1.0 0.4 0.4 0.4 0.5 0.9 1.5 1.5 24.4

昼間 0.8 2.2 3.0 1.8 0.9 0.9 1.2 1.6 1.2 0.3 0.2 0.2 0.4 0.5 0.8 0.7 16.7

夜間 4.5 8.2 6.3 1.9 0.4 0.8 0.7 0.8 0.7 0.4 0.7 0.7 0.7 1.3 2.2 2.3 32.7

2.0

~2.9

全日 1.0 3.0 5.7 1.9 0.6 0.7 0.5 1.4 2.4 1.2 1.1 0.9 0.7 0.8 1.0 0.9 24.0

昼間 1.2 2.1 4.1 2.0 1.0 1.1 0.9 2.1 3.9 1.1 0.7 0.5 0.5 0.6 1.1 1.2 24.1

夜間 0.9 3.9 7.5 1.9 0.2 0.2 0.2 0.7 0.7 1.4 1.6 1.4 0.9 0.9 0.9 0.6 23.9

3.0

~3.9

全日 0.5 2.3 4.8 1.3 0.3 0.2 0.1 0.5 3.8 1.8 2.3 1.1 0.5 0.3 0.6 0.6 21.2

昼間 0.6 2.1 4.6 1.7 0.4 0.3 0.2 0.9 6.8 2.3 1.5 0.4 0.2 0.4 0.9 0.7 24.1

夜間 0.4 2.6 5.0 1.0 0.1 0.0 0.1 0.1 0.6 1.3 3.0 1.9 0.9 0.3 0.4 0.4 18.0

4.0

~5.9

全日 0.2 1.5 4.1 1.0 0.1 0.0 0 0.3 3.1 2.3 4.4 1.7 0.6 0.2 0.3 0.2 19.7

昼間 0.3 1.3 4.2 1.4 0.1 0.0 0 0.5 5.7 3.5 5.7 1.9 0.4 0.2 0.3 0.3 25.7

夜間 0.0 1.7 4.0 0.5 0.0 0 0 0.1 0.3 0.9 2.9 1.6 0.8 0.1 0.3 0.1 13.3

6.0 以上

全日 0.1 0.1 0.1 0.0 0.0 0 0 0.0 0.2 0.3 1.5 0.9 0.3 0.0 0.0 0 3.6

昼間 0.1 0.1 0.2 0.0 0.0 0 0 0.0 0.4 0.4 2.4 0.9 0.2 0.0 0.0 0 4.9

夜間 0 0.2 0.0 0.0 0 0 0 0.0 0.0 0.2 0.5 0.8 0.4 0 0.1 0 2.3

合 計

全日 5.4 13.0 20.0 6.7 2.1 2.1 1.8 3.7 10.6 6.1 9.7 5.1 2.8 2.3 3.8 4.0 100

昼間 3.4 8.4 16.5 7.3 2.8 2.7 2.4 5.3 18.1 7.9 10.5 3.9 1.8 1.9 3.3 3.4 100

夜間 7.5 17.9 23.8 6.1 1.4 1.4 1.3 1.9 2.5 4.3 8.8 6.5 3.8 2.7 4.4 4.7 100

(単位:%)

全日 昼間 夜間

静穏率 0.8 0.7 0.9

欠測率 0 0 0

注:1.静穏は、0.4m/s以下とし、合計 100%には静穏を含む。

2.出現頻度は、四捨五入の関係で合計が一致しないことがある。

3.「0」は、観測されなかったことを示す。

4.「0.0」は、小数点以下第2位を四捨五入して、0.1 に満たないものを示す。

5.昼間及び夜間の区分は、第 12.1.1.1-3 表の注2のとおりである。

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12.1.1-9

(537)

第 12.1.1.1-4 表(2) 風速階級別風向出現頻度(地上・春季)

観測期間:平成28年3月1日~5月31日

観測高度:地上高14m

(単位:%)

風向

風速

階級

(m/s)

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 合計

0.5

~0.9

全日 1.0 1.1 0.7 0.5 0.5 0.5 0.1 0.4 0.2 0.2 0 0.0 0.1 0.1 0.3 0.6 6.4

昼間 0.3 0.7 0.4 0.4 0.3 0.4 0 0.4 0.2 0.2 0 0 0.1 0 0 0.2 3.7

夜間 1.8 1.6 1.1 0.7 0.7 0.6 0.3 0.4 0.2 0.1 0 0.1 0.2 0.2 0.6 1.0 9.8

1.0

~1.9

全日 2.6 4.4 4.1 1.4 0.9 0.8 0.9 1.4 1.0 0.3 0.5 0.5 0.6 1.1 1.6 1.5 23.6

昼間 0.7 1.6 2.5 1.2 0.8 1.0 1.1 1.6 1.2 0.2 0.2 0 0.2 0.7 1.0 0.7 14.9

夜間 5.1 7.8 6.0 1.5 0.9 0.6 0.5 1.2 0.6 0.5 0.8 1.2 1.1 1.6 2.3 2.5 34.6

2.0

~2.9

全日 0.8 3.1 5.1 2.2 0.8 0.5 0.5 1.9 3.1 1.2 1.1 1.0 0.6 0.4 0.9 0.7 24.0

昼間 0.7 2.2 3.9 2.0 1.2 0.7 0.7 2.7 5.0 1.2 0.6 0.2 0.2 0.4 0.8 1.1 23.7

夜間 0.9 4.2 6.5 2.5 0.3 0.3 0.2 0.8 0.8 1.2 1.8 1.8 1.1 0.4 1.0 0.2 24.3

3.0

~3.9

全日 0.6 2.3 4.5 1.2 0.2 0.3 0.0 0.9 4.7 1.9 1.9 1.7 0.2 0.4 0.9 0.6 22.3

昼間 0.8 2.0 3.9 1.1 0.2 0.5 0.1 1.4 8.1 2.7 1.8 0.5 0.3 0.6 1.2 1.0 26.2

夜間 0.4 2.7 5.3 1.3 0.1 0.1 0 0.2 0.4 0.8 2.1 3.2 0.1 0.1 0.4 0.2 17.4

4.0

~5.9

全日 0.1 2.2 3.3 0.8 0.1 0 0 0.3 4.3 2.6 4.3 0.6 0.1 0.2 0.3 0.0 19.3

昼間 0.2 1.7 3.6 1.1 0.1 0 0 0.4 7.3 4.2 5.6 0.7 0.2 0.2 0.2 0.1 25.8

夜間 0 2.8 3.0 0.4 0.1 0 0 0.2 0.4 0.6 2.8 0.6 0 0.1 0.3 0 11.2

6.0 以上

全日 0 0.1 0.2 0.0 0.0 0 0 0.1 0.5 0.5 1.7 0.2 0 0 0.1 0 3.6

昼間 0 0.1 0.3 0.1 0.1 0 0 0.1 0.9 0.9 2.5 0.1 0 0 0 0 5.1

夜間 0 0.1 0.1 0 0 0 0 0.1 0.1 0.1 0.7 0.3 0 0 0.2 0 1.7

合 計

全日 5.2 13.1 17.9 6.2 2.5 2.2 1.5 5.0 13.8 6.7 9.6 4.0 1.7 2.2 4.0 3.5 100

昼間 2.8 8.2 14.7 5.9 2.8 2.6 1.9 6.6 22.7 9.5 10.8 1.5 1.1 2.0 3.3 3.2 100

夜間 8.3 19.2 22.0 6.5 2.1 1.6 1.0 3.0 2.5 3.4 8.3 7.2 2.5 2.4 4.9 4.0 100

(単位:%)

全日 昼間 夜間

静穏率 0.8 0.7 1.0

欠測率 0 0 0

注:1.静穏は、0.4m/s以下とし、合計 100%には静穏を含む。

2.出現頻度は、四捨五入の関係で合計が一致しないことがある。

3.「0」は、観測されなかったことを示す。

4.「0.0」は、小数点以下第2位を四捨五入して、0.1 に満たないものを示す。

5.昼間及び夜間の区分は、第 12.1.1.1-3 表の注2のとおりである。

Page 14: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-10

(538)

第 12.1.1.1-4 表(3) 風速階級別風向出現頻度(地上・夏季)

観測期間:平成28年6月1日~8月31日

観測高度:地上高14m

(単位:%)

風向

風速

階級

(m/s)

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 合計

0.5

~0.9

全日 0.7 0.7 0.3 0.8 0.5 0.6 0.5 0.3 0.2 0.2 0.1 0 0.1 0.1 0.3 1.0 6.3

昼間 0.5 0.3 0.2 0.5 0.5 0.5 0.4 0.2 0.1 0.2 0.2 0 0 0.1 0.2 0.3 4.2

夜間 0.9 1.2 0.3 1.3 0.3 0.7 0.7 0.3 0.4 0.2 0.1 0 0.3 0.1 0.4 1.9 9.4

1.0

~1.9

全日 1.1 2.2 2.0 1.2 0.5 0.5 1.3 2.0 1.4 0.7 0.8 0.5 0.3 0.4 1.0 0.4 16.3

昼間 0.8 1.6 1.3 0.8 0.7 0.3 1.3 2.0 1.3 0.5 0.2 0.2 0.3 0.2 0.8 0.4 12.6

夜間 1.6 3.1 3.0 1.7 0.1 0.7 1.3 2.0 1.7 1.1 1.7 0.9 0.3 0.7 1.2 0.4 21.7

2.0

~2.9

全日 0.7 2.5 4.7 1.4 0.6 0.6 0.5 2.2 3.3 2.2 1.6 1.2 0.4 0.3 0.2 0.4 22.8

昼間 0.8 1.6 3.1 1.2 0.8 1.0 0.7 2.7 4.4 1.4 0.3 0.5 0.5 0.4 0.4 0.7 20.3

夜間 0.7 3.8 7.1 1.8 0.2 0.1 0.1 1.5 1.6 3.4 3.5 2.2 0.2 0.2 0 0 26.4

3.0

~3.9

全日 0.4 2.9 4.4 1.0 0.2 0.0 0.2 0.5 7.7 2.9 3.8 0.9 0.1 0.1 0.1 0.2 25.6

昼間 0.4 2.6 4.2 1.0 0.3 0.1 0.2 0.8 11.9 3.0 1.4 0.3 0.2 0.2 0.2 0.2 26.9

夜間 0.3 3.5 4.8 1.1 0.1 0 0.1 0.2 1.5 2.6 7.5 1.7 0.1 0 0 0.1 23.7

4.0

~5.9

全日 0.1 2.1 3.2 0.4 0.0 0 0 0.4 6.1 3.6 7.2 1.7 0.0 0.0 0.1 0.2 25.4

昼間 0.2 1.4 3.9 0.5 0 0 0 0.5 9.9 4.7 7.2 1.9 0.1 0.1 0.2 0.3 31.0

夜間 0 3.0 2.1 0.2 0.1 0 0 0.1 0.4 2.0 7.3 1.5 0 0 0 0.1 17.0

6.0 以上

全日 0 0.1 0.1 0 0 0 0 0 0.2 0.3 1.9 0.1 0 0 0.0 0 2.8

昼間 0 0.1 0.2 0 0 0 0 0 0.3 0.5 2.8 0.2 0 0 0.1 0 4.2

夜間 0 0.2 0 0 0 0 0 0 0 0 0.6 0 0 0 0 0 0.8

合 計

全日 3.0 10.6 14.7 4.9 1.8 1.7 2.4 5.3 18.9 9.9 15.5 4.4 1.0 0.9 1.9 2.2 100

昼間 2.7 7.6 12.9 4.0 2.4 1.9 2.6 6.1 27.9 10.3 12.0 3.1 1.0 0.8 2.0 1.9 100

夜間 3.5 14.9 17.4 6.2 0.9 1.5 2.2 4.2 5.6 9.3 20.7 6.3 1.0 1.0 1.7 2.6 100

(単位:%)

全日 昼間 夜間

静穏率 0.9 0.8 1.0

欠測率 0 0 0

注:1.静穏は、0.4m/s以下とし、合計 100%には静穏を含む。

2.出現頻度は、四捨五入の関係で合計が一致しないことがある。

3.「0」は、観測されなかったことを示す。

4.「0.0」は、小数点以下第2位を四捨五入して、0.1 に満たないものを示す。

5.昼間及び夜間の区分は、第 12.1.1.1-3 表の注2のとおりである。

Page 15: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-11

(539)

第 12.1.1.1-4 表(4) 風速階級別風向出現頻度(地上・秋季)

観測期間:平成28年9月1日~11月30日

観測高度:地上高14m

(単位:%)

風向

風速

階級

(m/s)

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 合計

0.5

~0.9

全日 1.1 1.1 0.7 0.6 0.6 0.1 0.1 0.0 0.0 0.1 0 0.1 0.1 0.1 0.3 1.2 6.6

昼間 0.5 0.8 0.5 0.5 0.5 0.1 0.1 0 0 0.1 0 0.1 0.1 0.1 0.3 1.0 4.6

夜間 1.6 1.4 1.0 0.8 0.8 0.2 0.2 0.1 0.1 0.2 0 0.1 0.2 0.2 0.4 1.3 8.5

1.0

~1.9

全日 3.1 7.4 6.5 2.5 0.9 1.5 1.0 0.7 1.0 0.2 0.2 0.3 0.3 0.8 1.3 1.9 29.5

昼間 0.8 2.8 4.8 3.1 1.4 1.9 1.1 1.3 1.7 0.3 0.1 0.2 0.2 0.5 0.4 0.8 21.4

夜間 5.2 11.8 8.1 2.0 0.4 1.2 0.8 0.2 0.4 0.1 0.3 0.4 0.4 1.1 2.1 2.9 37.1

2.0

~2.9

全日 1.8 4.4 9.0 1.9 0.9 0.9 0.7 0.9 1.9 1.0 0.8 0.5 0.4 0.6 1.0 1.4 28.1

昼間 2.5 3.5 5.7 2.1 1.3 1.4 1.2 1.2 3.7 0.8 0.9 0.5 0.5 0.8 1.2 1.8 29.0

夜間 1.2 5.3 12.1 1.7 0.4 0.4 0.2 0.6 0.3 1.2 0.7 0.6 0.3 0.5 0.7 1.0 27.2

3.0

~3.9

全日 0.5 3.5 7.2 2.0 0.3 0.2 0.1 0.2 2.0 1.0 1.0 0.2 0.2 0.2 0.7 0.7 20.2

昼間 0.8 2.9 7.6 3.2 0.5 0.4 0.2 0.5 3.5 1.4 0.9 0.1 0.3 0.3 1.2 0.8 24.6

夜間 0.4 4.0 6.8 0.9 0.2 0 0.1 0 0.6 0.6 1.1 0.4 0.2 0.2 0.2 0.5 16.0

4.0

~5.9

全日 0.2 1.1 6.2 1.7 0 0 0 0.1 1.1 1.2 1.8 0.3 0.0 0 0.0 0.2 14.1

昼間 0.4 1.5 6.5 2.6 0 0 0 0.2 1.8 2.0 2.9 0.3 0.1 0 0.1 0.5 18.9

夜間 0.1 0.8 6.0 0.9 0 0 0 0 0.4 0.4 0.8 0.4 0 0 0 0 9.7

6.0 以上

全日 0.2 0 0 0.0 0 0 0 0 0 0.1 0.2 0.0 0 0 0 0 0.6

昼間 0.5 0 0 0 0 0 0 0 0 0.1 0.2 0.1 0 0 0 0 0.8

夜間 0 0 0 0.1 0 0 0 0 0 0.2 0.2 0 0 0 0 0 0.4

合 計

全日 7.0 17.6 29.7 8.8 2.7 2.7 1.9 2.0 6.0 3.6 4.0 1.5 1.1 1.8 3.3 5.4 100

昼間 5.4 11.6 25.2 11.5 3.7 3.8 2.6 3.2 10.7 4.6 5.1 1.2 1.1 1.6 3.2 4.9 100

夜間 8.5 23.3 33.9 6.3 1.9 1.7 1.2 0.9 1.7 2.7 3.0 1.8 1.0 2.0 3.4 5.8 100

(単位:%)

全日 昼間 夜間

静穏率 0.8 0.7 1.0

欠測率 0 0 0

注:1.静穏は、0.4m/s以下とし、合計 100%には静穏を含む。

2.出現頻度は、四捨五入の関係で合計が一致しないことがある。

3.「0」は、観測されなかったことを示す。

4.「0.0」は、小数点以下第2位を四捨五入して、0.1 に満たないものを示す。

5.昼間及び夜間の区分は、第 12.1.1.1-3 表の注2のとおりである。

Page 16: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-12

(540)

第 12.1.1.1-4 表(5) 風速階級別風向出現頻度(地上・冬季)

観測期間:平成28年1月1日~2月29日

12月1日~12月31日

観測高度:地上高14m

(単位:%)

風向

風速

階級

(m/s)

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 合計

0.5

~0.9

全日 1.3 0.7 1.1 0.4 0.2 0.1 0.1 0.1 0.0 0.0 0.1 0.1 0.1 0.0 0.5 0.8 5.8

昼間 0.4 0.1 0.4 0.5 0.2 0.2 0 0.1 0 0.1 0 0 0.2 0 0.2 0 2.6

夜間 2.0 1.2 1.5 0.3 0.2 0.1 0.2 0.1 0.1 0 0.2 0.2 0 0.1 0.7 1.4 8.3

1.0

~1.9

全日 3.5 6.5 5.8 2.4 0.5 0.7 0.7 0.6 0.5 0.3 0.1 0.4 0.9 1.2 2.2 2.2 28.5

昼間 0.7 3.2 4.2 2.4 0.7 0.5 1.4 1.3 0.5 0.4 0.1 0.2 0.7 0.7 1.2 1.3 19.7

夜間 5.6 8.9 7.1 2.3 0.3 0.8 0.2 0.2 0.4 0.2 0.2 0.6 1.0 1.6 2.9 2.9 35.1

2.0

~2.9

全日 0.8 2.0 4.2 2.2 0.2 0.7 0.5 0.7 1.1 0.5 1.0 0.9 1.4 1.8 2.0 1.1 21.1

昼間 0.9 1.3 3.7 2.9 0.4 1.5 1.1 1.6 2.2 0.9 1.3 0.7 1.0 1.2 2.3 1.3 24.2

夜間 0.8 2.6 4.6 1.6 0 0.1 0.2 0 0.3 0.2 0.8 1.0 1.7 2.2 1.8 0.9 18.8

3.0

~3.9

全日 0.5 0.7 3.1 1.1 0.3 0.1 0.1 0.5 0.8 1.5 2.2 1.8 1.6 0.7 0.9 0.8 16.5

昼間 0.5 0.9 2.8 1.5 0.5 0.2 0.1 1.0 1.8 1.8 2.1 0.9 0.2 0.7 0.9 1.1 16.9

夜間 0.4 0.6 3.3 0.8 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 1.3 2.2 2.5 2.7 0.6 0.9 0.6 16.2

4.0

~5.9

全日 0.1 0.5 3.6 0.9 0.2 0.0 0 0.4 0.9 1.6 4.0 4.3 2.2 0.5 0.6 0.3 19.9

昼間 0.3 0.3 2.7 1.4 0.4 0.1 0 0.9 1.9 2.6 6.7 5.3 1.5 0.7 0.6 0.4 25.9

夜間 0 0.6 4.3 0.5 0 0 0 0 0.1 0.8 1.9 3.5 2.7 0.2 0.6 0.2 15.4

6.0 以上

全日 0 0.3 0.2 0 0 0 0 0 0.1 0.3 2.2 3.1 1.3 0.0 0.0 0 7.6

昼間 0 0.3 0.3 0 0 0 0 0 0.2 0.2 4.2 3.9 1.0 0.1 0 0 10.2

夜間 0 0.3 0.1 0 0 0 0 0 0 0.3 0.7 2.5 1.5 0 0.1 0 5.5

合 計

全日 6.3 10.7 17.9 6.9 1.4 1.7 1.5 2.2 3.4 4.2 9.6 10.6 7.4 4.3 6.2 5.1 100

昼間 2.9 6.1 14.1 8.7 2.3 2.6 2.6 4.8 6.7 6.0 14.4 11.1 4.6 3.5 5.2 4.0 100

夜間 8.8 14.1 20.8 5.5 0.6 1.0 0.7 0.3 1.0 2.8 6.0 10.3 9.5 4.8 7.0 5.9 100

(単位:%)

全日 昼間 夜間

静穏率 0.6 0.5 0.6

欠測率 0 0 0

注:1.静穏は、0.4m/s以下とし、合計 100%には静穏を含む。

2.出現頻度は、四捨五入の関係で合計が一致しないことがある。

3.「0」は、観測されなかったことを示す。

4.「0.0」は、小数点以下第2位を四捨五入して、0.1 に満たないものを示す。

5.昼間及び夜間の区分は、第 12.1.1.1-3 表の注2のとおりである。

Page 17: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-13

(541)

第 12.1.1.1-5 表 風向別昼夜別平均風速(地上)

観測期間:平成28年1月1日~12月31日

観測高度:地上高14m

(単位:m/s)

風向

季節

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 平均

年間

全日 1.8 2.4 2.9 2.5 1.9 1.8 1.8 2.3 3.4 3.7 4.4 4.3 3.4 2.3 2.2 1.9 2.9

昼間 2.5 2.7 3.1 2.7 2.1 2.0 1.9 2.5 3.5 3.9 4.9 5.0 3.3 2.7 2.5 2.4 3.3

夜間 1.4 2.3 2.7 2.3 1.6 1.4 1.5 2.0 2.6 3.2 3.7 3.8 3.5 2.0 2.0 1.5 2.5

春季

全日 1.7 2.6 2.9 2.6 2.0 1.8 1.8 2.4 3.6 3.9 4.5 3.3 2.2 2.1 2.4 1.9 2.9

昼間 2.4 2.9 3.1 2.8 2.2 2.0 1.9 2.5 3.6 4.1 4.9 4.0 2.6 2.6 2.7 2.5 3.3

夜間 1.4 2.4 2.6 2.3 1.5 1.5 1.4 2.2 2.8 3.0 3.8 3.1 1.9 1.7 2.2 1.3 2.4

夏季

全日 1.8 2.9 3.1 2.3 1.8 1.6 1.6 2.2 3.5 3.6 4.2 3.6 2.2 2.0 1.9 1.8 3.1

昼間 2.1 3.0 3.4 2.5 1.8 1.8 1.7 2.4 3.7 3.9 5.0 4.3 2.6 2.4 2.3 2.4 3.4

夜間 1.5 2.8 2.8 2.0 2.0 1.2 1.4 1.9 2.4 3.0 3.6 3.0 1.7 1.6 1.2 1.2 2.7

秋季

全日 2.0 2.3 2.9 2.8 1.8 1.8 1.9 2.1 3.0 3.6 3.9 3.0 2.2 2.0 2.1 1.9 2.6

昼間 2.9 2.6 3.1 2.9 2.0 2.0 2.0 2.2 3.0 3.7 4.2 3.2 2.5 2.2 2.6 2.3 2.8

夜間 1.5 2.1 2.7 2.5 1.5 1.5 1.6 1.9 2.9 3.4 3.5 2.9 2.0 1.8 1.6 1.6 2.3

冬季

全日 1.5 2.0 2.7 2.4 2.3 2.0 1.9 2.7 3.3 3.9 4.7 5.1 4.1 2.6 2.3 1.9 3.0

昼間 2.3 2.4 2.9 2.6 2.6 2.2 2.0 2.8 3.5 3.8 5.1 5.7 4.0 3.0 2.5 2.6 3.5

夜間 1.4 1.9 2.6 2.2 1.4 1.7 1.5 1.7 2.2 3.9 4.1 4.6 4.1 2.3 2.2 1.6 2.7

注:昼間及び夜間の区分は、第 12.1.1.1-3 表の注2のとおりである。

Page 18: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-14

(542)

第 12.1.1.1-2 図(1) 風速階級別風配図(地上・年間)

観測期間:平成28年1月1日~12月31日

観測高度:地上高14m

注:1.昼間及び夜間の区分は、第 12.1.1.1-3 表の注2のとおりである。

2.円内の数字は、上段が静穏(0.4m/s以下)の出現頻度(%)、下段が欠測率(%)を示す。

全日

昼間 夜間

Page 19: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-15

(543)

第 12.1.1.1-2 図(2) 風速階級別風配図(地上・季節別)

観測期間:平成28年1月1日~12月31日

観測高度:地上高14m

春季

夏季

秋季

冬季

注:1.昼間及び夜間の区分は、第 12.1.1.1-3 表の注2のとおりである。

2.円内の数字は、上段が静穏(0.4m/s以下)の出現頻度(%)、下段が欠測率(%)を示す。

全日 昼間

夜間

Page 20: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-16

(544)

(イ) 気温、日射量及び放射収支量

観測結果の概要は第 12.1.1.1-6 表のとおりであり、その詳細は第 12.1.1.1-7 表のとおり

である。

気温は、年平均値が 17.8℃であり、月平均値は8月が最も高く 29.6℃、1月が最も低く

7.0℃となっている。

日射量は、年平均値が 14.1MJ/(m2・日)であり、月平均値は8月が最も大きく 21.3MJ/(m2・

日)、12 月が最も小さく 8.0MJ/(m2・日)となっている。

放射収支量は、年平均値が-2.0MJ/(m2・日)であり、月平均値は7月が最も大きく-

1.1MJ/(m2・日)、1月、12 月が最も小さく-2.8MJ/(m2・日)となっている。

第 12.1.1.1-6 表 気温、日射量及び放射収支量観測結果の概要

観測期間:平成 28 年1月1日~12 月 31 日

項目 年平均値 月平均値

備考 最高 最低

気温(℃) 17.8 29.6

(8月)

7.0

(1月)

最高気温 37.5℃(8月)

最低気温 -3.4℃(1月)

日射量(MJ/(m2・日)) 14.1 21.3

(8月)

8.0

(12 月) ―

放射収支量

(MJ/(m2・日)) -2.0

-1.1

(7月)

-2.8

(1月、12 月)―

注:1.気温は、毎正時の観測値である。

2.放射収支量は、夜間について記載した。

第 12.1.1.1-7 表 気象観測結果

観測期間:平成 28 年1月 1 日~12 月 31 日

年月

項目

平成 28 年 年間

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10 月 11 月 12 月

気温(

℃)

平均 7.0 7.7 10.8 16.6 20.9 23.4 27.7 29.6 26.0 20.7 13.7 9.7 17.8

日最高の平均 10.1 11.2 14.7 20.1 24.7 26.4 30.7 33.6 29.1 24.1 17.3 13.2 21.3

日最低の平均 4.0 4.2 7.1 13.1 17.3 20.4 25.2 26.8 23.4 17.4 10.5 6.4 14.7

最高 16.2 20.6 20.5 25.3 28.3 30.3 33.5 37.5 34.1 29.8 21.9 20.4 37.5

最低 -3.4 0.2 0.9 5.4 12.9 14.7 22.1 21.7 19.8 10.6 6.6 2.5 -3.4

相対湿度

(%) 62 60 59 65 64 74 74 65 75 66 69 68 67

日射量

(MJ/(m2・日)) 8.9 11.7 15.3 16.0 19.2 16.5 19.9 21.3 12.4 11.3 9.2 8.0 14.1

放射収支量

(MJ/(m2・日)) -2.8 -2.6 -2.4 -1.9 -1.6 -1.2 -1.1 -1.6 -1.2 -2.2 -2.3 -2.8 -2.0

注:1.気温は、毎正時の観測値である。

2.放射収支量は、夜間について記載した。

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12.1.1-17

(545)

(ウ) 大気安定度

観測結果に基づき作成した大気安定度出現頻度は、第 12.1.1.1-8 表のとおりである。

年間の大気安定度出現頻度は、中立が 50.6%、安定が 31.9%、不安定が 17.5%となって

いる。

第 12.1.1.1-8 表 大気安定度出現頻度

観測期間:平成 28 年1月1日~12 月 31 日

(単位:%)

分類

安定度

季節

不安定 中立 安定

計A A-B B B-C 小計 C C-D D 小計 E F G 小計

年間 0.7 4.3 9.2 3.3 17.5 8.0 3.3 39.2 50.6 7.0 5.6 19.4 31.9 100

春季 0.9 5.8 10.5 3.7 20.8 8.7 2.9 37.5 49.1 5.0 5.6 19.6 30.1 100

夏季 0.8 4.7 11.5 4.0 21.0 10.4 4.3 40.2 54.8 8.2 4.3 11.8 24.2 100

秋季 0.9 3.9 8.7 3.3 16.7 7.1 2.4 40.2 49.7 7.1 7.1 19.4 33.6 100

冬季 0.4 2.7 6.3 2.2 11.6 6.0 3.8 38.8 48.5 7.6 5.4 26.8 39.9 100

注:1.安定度の分類は、「発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針」(原子力安全委員会、昭和57年)によ

る。

2.出現頻度は、四捨五入の関係で合計が一致しないことがある。

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12.1.1-18

(546)

(b) 上層気象

ア. 観測地点

第 12.1.1.1-1 図に示す対象事業実施区域近傍の1地点とした。

イ. 観測期間

1年間連続観測(平成 28 年1月1日~12 月 31 日)を行った。

ウ. 観測方法

「発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針」(原子力安全委員会、昭和 57 年(平成

13 年一部改訂))等に基づく方法により、ドップラーソーダを用いて地上高 150mの風向及び

風速を観測し、観測結果の整理及び解析を行った。

エ. 観測結果

(ア) 風向及び風速

観測結果の概要は第 12.1.1.1-9 表のとおりであり、その詳細は第 12.1.1.1-10 表、第

12.1.1.1-11 表及び第 12.1.1.1-3 図のとおりである。

年間の最多風向は、全日及び昼間が東北東(ENE)で 16.9%及び 14.7%、夜間が北東

及び東北東(NE、ENE)で 19.3%となっている。

年間の平均風速は、全日が 4.0m/s、昼間が 4.1m/s、夜間が 3.8m/sとなっている。

季節別にみると、全日の最多風向は、春季、秋季及び冬季が東北東(ENE)、夏季が西

南西(WSW)となっている。また、全日の平均風速は、秋季が最も小さく、冬季が大きく

なっている。

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12.1.1-19

(547)

第 12.1.1.1-9 表 上層における風向及び風速観測結果の概要

項目

昼夜

季節

最多風向 平均風速(m/s)

全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間

年間 ENE

(16.9%)

ENE

(14.7%)

NE,ENE

(19.3%)4.0 4.1 3.8

春季 ENE

(17.6%)

SW

(16.7%)

ENE

(21.4%)3.9 4.2 3.6

夏季 WSW

(20.0%)

SW

(23.2%)

WSW

(26.1%)3.9 4.0 3.7

秋季 ENE

(24.0%)

ENE

(22.0%)

NE

(28.0%)3.7 3.7 3.7

冬季 ENE

(14.5%)

WSW

(14.7%)

ENE

(16.8%)4.3 4.6 4.1

注:1.最多風向の( )内は、最多風向の出現頻度を示す。

2.昼間及び夜間の区分は、各月の平均的な日出、日入時間をもとに下表のとおり設定した。

季節 月 昼間 夜間 季節 月 昼間 夜間

春季

3月 7時~18時 19時~6時

秋季

9月 6時~18時 19時~5時

4月 6時~18時 19時~5時 10 月 7時~17時 18時~6時

5月 5時~19時 20時~4時 11 月 7時~17時 18時~6時

夏季

6月 5時~19時 20時~4時

冬季

12 月 7時~16時 17時~6時

7月 5時~19時 20時~4時 1月 8時~17時 18時~7時

8月 6時~18時 19時~5時 2月 7時~17時 18時~6時

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12.1.1-20

(548)

第 12.1.1.1-10 表(1) 風速階級別風向出現頻度(上層・年間)

観測期間:平成28年1月1日~12月31日

観測高度:地上高150m

(単位:%)

風向

風速

階級

(m/s)

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 合計

0.5

~0.9

全日 0.3 0.5 0.4 0.4 0.4 0.4 0.3 0.2 0.3 0.2 0.3 0.2 0.2 0.3 0.4 0.4 5.3

昼間 0.2 0.3 0.3 0.3 0.3 0.4 0.3 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.1 0.2 0.2 0.2 3.8

夜間 0.4 0.6 0.5 0.5 0.5 0.4 0.4 0.2 0.4 0.2 0.4 0.3 0.3 0.4 0.6 0.6 6.8

1.0

~1.9

全日 1.0 1.9 1.8 1.5 0.8 0.9 1.0 1.1 1.1 1.1 0.8 0.8 0.4 0.8 0.6 0.9 16.3

昼間 0.5 1.0 1.5 1.5 0.9 1.2 1.5 1.5 1.3 1.2 0.6 0.3 0.1 0.5 0.4 0.5 14.7

夜間 1.6 3.0 2.0 1.5 0.6 0.5 0.4 0.6 0.8 0.9 0.9 1.3 0.7 1.0 0.8 1.3 18.1

2.0

~2.9

全日 0.8 2.2 2.9 1.0 0.6 0.5 0.5 0.9 1.2 1.6 1.4 0.8 0.5 0.5 0.6 0.6 16.6

昼間 0.6 1.6 2.4 0.9 0.7 0.8 0.8 1.4 2.0 2.2 1.1 0.6 0.4 0.3 0.6 0.6 16.9

夜間 1.0 2.8 3.5 1.2 0.4 0.1 0.2 0.3 0.4 1.0 1.7 1.1 0.6 0.6 0.6 0.7 16.4

3.0

~3.9

全日 0.8 2.0 3.1 0.6 0.2 0.3 0.2 0.3 1.0 2.1 2.2 0.7 0.6 0.6 0.5 0.4 15.5

昼間 0.7 1.3 2.8 0.9 0.3 0.4 0.2 0.5 1.7 3.1 2.0 0.5 0.3 0.4 0.6 0.4 16.1

夜間 0.9 2.8 3.3 0.3 0.1 0.0 0.1 0.1 0.3 0.9 2.5 0.9 0.8 0.8 0.4 0.4 14.8

4.0

~5.9

全日 1.1 4.1 5.3 0.5 0.2 0.1 0.1 0.2 0.9 2.6 4.4 1.6 1.1 0.8 0.8 1.0 24.8

昼間 1.1 2.9 4.9 0.7 0.2 0.1 0.1 0.2 1.6 4.1 4.9 1.3 0.6 0.8 1.1 1.5 26.3

夜間 1.1 5.4 5.8 0.4 0.1 0.0 0.0 0.1 0.1 1.0 3.9 1.9 1.6 0.8 0.5 0.5 23.2

6.0

~7.9

全日 0.3 2.7 2.6 0.1 0.0 0.0 0.0 0.1 0.3 1.4 2.3 1.1 0.7 0.2 0.5 0.6 13.0

昼間 0.3 2.2 2.1 0.1 0.1 0.0 0.0 0.1 0.4 2.5 3.3 1.4 0.3 0.2 0.6 0.7 14.2

夜間 0.4 3.2 3.2 0.0 0 0 0 0.1 0.1 0.4 1.3 0.8 1.1 0.3 0.3 0.5 11.6

8.0

以上

全日 0.1 1.1 0.8 0.0 0.0 0 0.0 0.1 0.3 0.8 0.9 0.8 0.6 0.2 0.4 0.4 6.6

昼間 0.2 0.7 0.7 0.0 0.0 0 0 0.1 0.4 1.2 1.3 0.8 0.3 0.1 0.2 0.3 6.4

夜間 0.0 1.6 1.0 0 0 0 0.0 0.1 0.2 0.4 0.5 0.8 1.0 0.2 0.5 0.5 6.8

合 計

全日 4.5 14.5 16.9 4.1 2.2 2.1 2.1 2.9 5.1 9.8 12.3 6.1 4.1 3.3 3.8 4.3 100

昼間 3.7 10.0 14.7 4.4 2.6 3.1 2.9 4.1 7.6 14.4 13.2 5.1 2.2 2.5 3.8 4.2 100

夜間 5.3 19.3 19.3 3.9 1.8 1.1 1.2 1.5 2.4 4.9 11.3 7.2 6.2 4.1 3.7 4.5 100

(単位:%)

全日 昼間 夜間

静穏率 2.0 1.6 2.4

欠測率 0.0 0 0.0

注:1.静穏は、0.4m/s以下とし、合計 100%には静穏を含む。

2.出現頻度は、四捨五入の関係で合計が一致しないことがある。

3.「0」は、観測されなかったことを示す。

4.「0.0」は、小数点以下第2位を四捨五入して、0.1 に満たないものを示す。

5.昼間及び夜間の区分は、第 12.1.1.1-9 表の注2のとおりである。

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12.1.1-21

(549)

第 12.1.1.1-10 表(2) 風速階級別風向出現頻度(上層・春季)

観測期間:平成28年3月1日~5月31日

観測高度:地上高150m

(単位:%)

風向

風速

階級

(m/s)

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 合計

0.5

~0.9

全日 0.2 0.4 0.4 0.3 0.2 0.4 0.3 0.2 0.5 0.2 0.4 0.2 0.2 0.4 0.4 0.3 5.0

昼間 0.2 0.4 0.4 0.3 0.2 0.4 0.4 0.3 0.3 0 0.3 0.1 0 0.2 0.3 0.1 3.9

夜間 0.3 0.4 0.3 0.3 0.2 0.4 0.2 0.1 0.6 0.5 0.5 0.3 0.4 0.6 0.5 0.6 6.3

1.0

~1.9

全日 0.7 2.0 1.4 1.4 0.9 0.8 1.1 1.4 1.2 1.4 0.7 1.1 0.4 0.6 0.5 1.1 16.7

昼間 0.2 1.1 1.1 1.1 1.0 1.0 1.7 1.5 1.5 1.2 0.6 0.3 0.1 0.4 0.2 0.8 13.9

夜間 1.3 3.3 1.8 1.7 0.7 0.6 0.3 1.2 0.8 1.6 0.8 2.1 0.7 0.8 0.9 1.4 20.3

2.0

~2.9

全日 0.9 2.0 3.2 1.1 0.5 0.5 0.6 1.1 1.2 1.4 1.6 1.3 0.6 0.5 0.6 0.6 17.7

昼間 0.6 1.5 2.3 0.7 0.5 0.7 1.0 1.6 1.7 1.9 1.4 0.6 0.6 0.2 0.6 0.6 16.3

夜間 1.2 2.8 4.4 1.6 0.5 0.2 0.2 0.5 0.5 0.7 1.9 2.1 0.6 0.9 0.6 0.6 19.5

3.0

~3.9

全日 0.6 1.6 3.8 0.5 0.4 0.2 0.1 0.3 1.6 2.9 2.6 0.8 0.5 0.3 0.4 0.2 16.8

昼間 0.4 1.1 3.2 0.4 0.6 0.4 0.2 0.5 2.6 4.5 2.1 0.8 0.3 0.2 0.6 0.1 17.8

夜間 0.8 2.3 4.5 0.7 0.2 0 0 0 0.4 0.9 3.3 0.8 0.6 0.4 0.1 0.3 15.4

4.0

~5.9

全日 0.7 3.4 5.5 0.5 0.1 0.1 0.0 0.2 0.9 2.7 4.6 1.1 0.3 0.6 0.7 1.4 22.9

昼間 0.7 2.4 4.4 0.7 0.2 0 0.1 0.2 1.5 4.2 5.3 1.0 0.2 0.9 0.9 2.1 24.9

夜間 0.7 4.6 6.8 0.3 0.1 0.2 0 0.2 0.2 0.8 3.7 1.2 0.4 0.3 0.4 0.4 20.4

6.0

~7.9

全日 0.3 2.4 2.2 0.1 0.0 0.0 0.0 0.3 0.2 1.5 2.4 0.5 0.0 0.1 0.7 0.6 11.6

昼間 0.4 2.1 1.9 0.1 0.1 0.1 0.1 0.2 0.3 2.5 3.3 0.5 0 0.2 1.0 0.8 13.6

夜間 0.2 2.9 2.5 0.1 0 0 0 0.4 0.1 0.2 1.2 0.5 0.1 0.1 0.4 0.3 9.1

8.0

以上

全日 0 1.7 1.2 0 0 0 0.0 0.4 0.5 1.6 1.1 0.4 0.0 0.0 0.3 0.1 7.4

昼間 0 1.1 1.3 0 0 0 0 0.3 0.9 2.4 1.5 0.2 0 0 0.1 0.2 8.0

夜間 0 2.3 1.0 0 0 0 0.1 0.5 0.1 0.6 0.6 0.6 0.1 0.1 0.5 0.1 6.7

合 計

全日 3.4 13.6 17.6 4.0 2.1 2.1 2.3 3.9 6.2 11.7 13.5 5.3 2.0 2.5 3.5 4.3 100

昼間 2.5 9.7 14.6 3.3 2.4 2.6 3.4 4.7 8.9 16.7 14.6 3.4 1.2 2.0 3.6 4.6 100

夜間 4.6 18.6 21.4 4.8 1.7 1.4 0.8 3.0 2.8 5.4 12.0 7.7 3.0 3.3 3.5 3.8 100

(単位:%)

全日 昼間 夜間

静穏率 1.9 1.6 2.3

欠測率 0 0 0

注:1.静穏は、0.4m/s以下とし、合計 100%には静穏を含む。

2.出現頻度は、四捨五入の関係で合計が一致しないことがある。

3.「0」は、観測されなかったことを示す。

4.「0.0」は、小数点以下第2位を四捨五入して、0.1 に満たないものを示す。

5.昼間及び夜間の区分は、第 12.1.1.1-9 表の注2のとおりである。

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12.1.1-22

(550)

第 12.1.1.1-10 表(3) 風速階級別風向出現頻度(上層・夏季)

観測期間:平成28年6月1日~8月31日

観測高度:地上高150m

(単位:%)

風向

風速

階級

(m/s)

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 合計

0.5

~0.9

全日 0.2 0.3 0.3 0.2 0.3 0.4 0.1 0.1 0.2 0.2 0.2 0.3 0.1 0.0 0.5 0.4 3.9

昼間 0.2 0.2 0.3 0.1 0.1 0.4 0.1 0.1 0.2 0.2 0.1 0.2 0.1 0 0.4 0.4 2.7

夜間 0.3 0.6 0.3 0.3 0.6 0.3 0.2 0.2 0.3 0.2 0.3 0.4 0.1 0.1 0.8 0.3 5.6

1.0

~1.9

全日 1.1 1.1 1.4 1.3 0.4 1.0 1.4 1.4 1.9 1.5 1.0 0.6 0.2 0.6 0.5 0.5 16.1

昼間 0.6 0.4 1.1 1.2 0.5 1.4 1.7 2.0 1.9 1.7 0.8 0.2 0.1 0.3 0.2 0.3 14.3

夜間 1.9 2.2 1.9 1.3 0.2 0.4 0.9 0.6 2.0 1.2 1.5 1.2 0.3 1.1 0.8 0.9 18.7

2.0

~2.9

全日 0.7 1.8 2.4 0.5 0.5 0.5 0.5 1.0 1.9 3.0 2.0 0.5 0.1 0.2 0.3 0.4 16.4

昼間 0.8 1.4 2.0 0.5 0.6 0.8 0.8 1.6 2.5 3.6 1.0 0.3 0.1 0.3 0.5 0.5 17.2

夜間 0.7 2.5 2.9 0.3 0.2 0 0 0.2 1.0 2.0 3.6 0.9 0.2 0.1 0.1 0.3 15.2

3.0

~3.9

全日 0.6 2.1 2.3 0.5 0.0 0.2 0.1 0.5 1.4 3.5 3.8 1.0 0.3 0.2 0.4 0.3 17.2

昼間 0.5 1.7 2.4 0.8 0.1 0.3 0.1 0.6 2.0 4.9 2.6 0.5 0.3 0.2 0.5 0.3 17.6

夜間 0.8 2.7 2.2 0 0 0 0.1 0.2 0.6 1.6 5.6 1.6 0.3 0.3 0.2 0.2 16.5

4.0

~5.9

全日 0.5 4.4 3.5 0.1 0.0 0.1 0 0.1 1.6 5.3 8.3 1.6 0.4 0.2 0.3 0.4 27.0

昼間 0.6 2.9 3.8 0.2 0 0.2 0 0.2 2.6 7.3 6.5 1.3 0.4 0.4 0.5 0.6 27.4

夜間 0.3 6.7 3.0 0 0.1 0 0 0 0.1 2.5 10.9 2.1 0.3 0 0.1 0.1 26.4

6.0

~7.9

全日 0.2 2.8 1.6 0 0 0 0 0.0 0.3 3.0 3.4 1.0 0.1 0.0 0.2 0.4 13.0

昼間 0.2 2.4 1.8 0 0 0 0 0 0.3 4.4 3.5 1.4 0.1 0.1 0.3 0.7 15.0

夜間 0.3 3.5 1.2 0 0 0 0 0.1 0.2 1.0 3.1 0.3 0.1 0 0 0 10.0

8.0

以上

全日 0 1.4 0.2 0 0 0 0 0 0.1 0.9 1.3 0.2 0.0 0 0.0 0.3 4.5

昼間 0 0.7 0 0 0 0 0 0 0.1 1.2 1.5 0.3 0.1 0 0.1 0.3 4.2

夜間 0 2.4 0.4 0 0 0 0 0 0.2 0.3 1.0 0.1 0 0 0 0.3 4.8

合 計

全日 3.4 14.0 11.6 2.5 1.2 2.1 2.1 3.2 7.5 17.4 20.0 5.3 1.2 1.4 2.2 2.7 100

昼間 2.7 9.5 11.3 2.9 1.3 3.0 2.7 4.5 9.6 23.2 15.9 4.2 1.1 1.2 2.4 3.0 100

夜間 4.4 20.6 12.1 2.0 1.1 0.8 1.2 1.3 4.5 8.9 26.1 6.7 1.5 1.7 2.0 2.2 100

(単位:%)

全日 昼間 夜間

静穏率 1.9 1.4 2.7

欠測率 0.0 0 0.1

注:1.静穏は、0.4m/s以下とし、合計 100%には静穏を含む。

2.出現頻度は、四捨五入の関係で合計が一致しないことがある。

3.「0」は、観測されなかったことを示す。

4.「0.0」は、小数点以下第2位を四捨五入して、0.1 に満たないものを示す。

5.昼間及び夜間の区分は、第 12.1.1.1-9 表の注2のとおりである。

Page 27: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-23

(551)

第 12.1.1.1-10 表(4) 風速階級別風向出現頻度(上層・秋季)

観測期間:平成28年9月1日~11月30日

観測高度:地上高150m

(単位:%)

風向

風速

階級

(m/s)

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 合計

0.5

~0.9

全日 0.3 0.3 0.5 0.5 0.6 0.5 0.2 0.2 0.3 0.3 0.3 0.2 0.1 0.2 0.2 0.5 5.2

昼間 0.3 0.3 0.3 0.4 0.6 0.6 0.1 0.1 0.3 0.3 0.2 0.3 0.2 0.2 0 0.1 4.1

夜間 0.3 0.4 0.6 0.6 0.7 0.4 0.4 0.4 0.3 0.3 0.4 0.1 0.1 0.2 0.4 0.9 6.3

1.0

~1.9

全日 1.2 2.5 2.3 1.9 1.3 0.8 0.9 0.9 0.7 0.9 0.7 0.5 0.5 0.7 0.8 1.3 18.0

昼間 0.6 1.7 2.4 2.5 1.8 1.3 1.3 1.4 1.0 1.1 0.8 0.6 0.4 0.7 0.9 0.6 18.9

夜間 1.8 3.3 2.3 1.3 0.8 0.4 0.4 0.4 0.4 0.7 0.7 0.5 0.7 0.7 0.7 2.0 17.1

2.0

~2.9

全日 1.1 3.3 3.9 1.4 0.7 0.6 0.4 0.7 0.8 1.5 1.1 0.5 0.4 0.3 0.4 0.7 17.7

昼間 0.7 2.5 3.6 1.3 1.1 1.0 0.7 1.1 1.4 1.8 0.8 0.5 0.3 0.3 0.3 0.8 18.1

夜間 1.4 4.0 4.3 1.4 0.4 0.2 0.2 0.3 0.2 1.2 1.2 0.4 0.5 0.3 0.5 0.7 17.3

3.0

~3.9

全日 1.1 3.3 4.0 1.0 0.1 0.2 0.3 0.2 0.5 1.0 1.1 0.3 0.4 0.7 0.5 0.5 15.2

昼間 0.9 1.9 4.0 1.5 0.2 0.3 0.5 0.4 0.8 1.4 1.1 0.2 0.4 0.6 0.4 0.4 14.8

夜間 1.2 4.7 4.0 0.4 0.1 0.1 0.2 0 0.3 0.5 1.0 0.4 0.4 0.9 0.6 0.7 15.6

4.0

~5.9

全日 2.1 7.1 8.3 1.0 0.3 0.0 0.0 0.0 0.3 1.3 1.6 0.5 0.5 0.3 0.9 1.5 25.7

昼間 2.3 5.2 8.3 1.2 0.5 0.1 0.1 0 0.6 1.9 2.4 0.4 0.3 0.6 1.3 2.2 27.1

夜間 2.0 8.8 8.4 0.7 0.1 0 0 0.1 0.1 0.8 0.8 0.5 0.7 0.1 0.4 0.8 24.3

6.0

~7.9

全日 0.5 4.7 4.3 0.1 0.0 0 0.0 0 0.2 0.6 1.0 0.1 0.1 0.0 0.3 0.9 13.0

昼間 0.5 3.1 3.1 0.3 0.1 0 0.1 0 0.2 1.0 1.6 0.2 0.1 0.1 0.5 0.9 11.8

夜間 0.5 6.1 5.4 0 0 0 0 0 0.2 0.2 0.4 0.1 0.2 0 0.2 0.8 14.2

8.0

以上

全日 0.5 0.5 0.7 0.0 0.0 0 0 0 0.3 0.3 0.1 0.0 0.0 0.0 0.2 0.5 3.3

昼間 0.8 0.3 0.4 0.1 0.1 0 0 0 0.2 0.4 0.2 0.1 0 0 0.3 0.6 3.4

夜間 0.1 0.6 1.0 0 0 0 0 0 0.4 0.2 0.1 0 0.1 0.1 0.1 0.5 3.1

合 計

全日 6.7 21.6 24.0 5.9 3.2 2.1 1.9 2.0 3.0 5.9 5.9 2.2 2.2 2.3 3.3 6.0 100

昼間 6.0 14.9 22.0 7.3 4.3 3.3 2.7 3.0 4.4 7.9 7.1 2.2 1.6 2.4 3.7 5.5 100

夜間 7.3 28.0 26.0 4.5 2.0 1.0 1.2 1.1 1.7 3.9 4.7 2.1 2.7 2.2 3.0 6.4 100

(単位:%)

全日 昼間 夜間

静穏率 2.0 1.8 2.1

欠測率 0 0 0

注:1.静穏は、0.4m/s以下とし、合計 100%には静穏を含む。

2.出現頻度は、四捨五入の関係で合計が一致しないことがある。

3.「0」は、観測されなかったことを示す。

4.「0.0」は、小数点以下第2位を四捨五入して、0.1 に満たないものを示す。

5.昼間及び夜間の区分は、第 12.1.1.1-9 表の注2のとおりである。

Page 28: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-24

(552)

第 12.1.1.1-10 表(5) 風速階級別風向出現頻度(上層・冬季)

観測期間:平成28年1月1日~2月29日

12月1日~12月31日

観測高度:地上高150m

(単位:%)

風向

風速

階級

(m/s)

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 合計

0.5

~0.9

全日 0.5 0.8 0.5 0.5 0.6 0.4 0.7 0.4 0.3 0.1 0.2 0.3 0.4 0.6 0.4 0.3 7.0

昼間 0.3 0.3 0.2 0.5 0.6 0.4 0.6 0.5 0.2 0.2 0 0 0.1 0.4 0.1 0.1 4.8

夜間 0.6 1.1 0.6 0.6 0.6 0.4 0.7 0.2 0.4 0 0.3 0.5 0.6 0.7 0.6 0.5 8.6

1.0

~1.9

全日 1.0 2.1 1.8 1.4 0.6 0.9 0.5 0.7 0.5 0.5 0.5 0.8 0.5 1.1 0.7 0.6 14.4

昼間 0.6 0.9 1.6 1.3 0.5 1.3 1.0 1.1 0.6 0.5 0.3 0 0 0.7 0.5 0.4 11.4

夜間 1.3 3.0 2.0 1.5 0.7 0.6 0.2 0.5 0.5 0.4 0.7 1.4 1.0 1.4 0.8 0.7 16.7

2.0

~2.9

全日 0.6 1.6 2.2 1.2 0.5 0.4 0.4 0.6 1.1 0.5 0.8 1.0 0.9 0.9 1.0 0.9 14.7

昼間 0.5 1.2 1.9 1.2 0.5 0.7 0.5 1.3 2.3 0.9 1.0 1.0 0.7 0.5 1.0 0.5 15.8

夜間 0.7 1.9 2.5 1.3 0.6 0.2 0.2 0.1 0.1 0.3 0.7 1.0 1.0 1.1 1.0 1.1 13.9

3.0

~3.9

全日 0.8 1.0 2.2 0.5 0.2 0.4 0.2 0.3 0.5 0.8 1.4 0.8 1.2 1.0 0.9 0.5 12.7

昼間 1.0 0.5 1.8 1.0 0.4 0.9 0.3 0.5 1.0 0.7 1.8 0.5 0.3 0.6 1.1 0.7 13.2

夜間 0.6 1.4 2.6 0.2 0 0.1 0.1 0.2 0.1 0.9 1.1 1.0 1.8 1.3 0.7 0.3 12.4

4.0

~5.9

全日 1.1 1.6 4.0 0.5 0.2 0.0 0.2 0.2 0.8 1.1 3.2 3.3 3.2 2.0 1.5 0.9 23.6

昼間 1.1 1.2 3.1 0.6 0.3 0.1 0.3 0.5 1.6 2.1 4.9 2.9 1.7 1.7 2.2 1.3 25.7

夜間 1.1 1.8 4.7 0.3 0.1 0 0.1 0 0.2 0.3 1.8 3.5 4.3 2.2 0.9 0.6 22.1

6.0

~7.9

全日 0.3 0.7 2.3 0.0 0.0 0.0 0 0.0 0.3 0.6 2.5 2.9 2.4 0.7 0.6 0.6 14.2

昼間 0.2 1.0 1.5 0.1 0.1 0.1 0 0.1 0.6 1.3 4.8 4.2 1.2 0.4 0.7 0.4 16.7

夜間 0.3 0.6 3.0 0 0 0 0 0 0.1 0.2 0.8 1.9 3.4 0.9 0.6 0.7 12.4

8.0

以上

全日 0 1.1 1.3 0 0 0 0 0 0.2 0.4 1.1 2.7 2.4 0.5 1.0 0.5 11.3

昼間 0 0.7 1.3 0 0 0 0 0 0.3 0.4 1.9 3.2 1.5 0.6 0.6 0.2 10.9

夜間 0 1.3 1.4 0 0 0 0 0 0.1 0.4 0.5 2.3 3.1 0.5 1.2 0.8 11.6

合 計

全日 4.3 8.8 14.5 4.2 2.2 2.2 2.0 2.3 3.7 4.1 9.8 11.7 11.0 6.9 6.0 4.3 100

昼間 3.7 5.8 11.4 4.7 2.6 3.5 2.8 4.0 6.7 6.2 14.7 11.7 5.5 5.1 6.3 3.7 100

夜間 4.7 11.1 16.8 3.9 2.0 1.2 1.4 1.0 1.4 2.5 6.0 11.7 15.2 8.2 5.8 4.8 100

(単位:%)

全日 昼間 夜間

静穏率 2.1 1.6 2.4

欠測率 0 0 0

注:1.静穏は、0.4m/s以下とし、合計 100%には静穏を含む。

2.出現頻度は、四捨五入の関係で合計が一致しないことがある。

3.「0」は、観測されなかったことを示す。

4.「0.0」は、小数点以下第2位を四捨五入して、0.1 に満たないものを示す。

5.昼間及び夜間の区分は、第 12.1.1.1-9 表の注2のとおりである。

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12.1.1-25

(553)

第 12.1.1.1-11 表 風向別昼夜別平均風速(上層)

観測期間:平成28年1月1日~12月31日

観測高度:地上高150m

(単位:m/s)

風向

季節

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 平均

年間

全日 3.5 4.5 4.2 2.4 2.1 1.9 1.9 2.6 3.4 4.4 4.7 4.9 5.0 3.4 4.1 4.0 4.0

昼間 4.2 4.6 4.2 2.6 2.3 2.1 2.0 2.5 3.5 4.6 5.2 5.7 5.1 3.8 4.3 4.4 4.1

夜間 2.9 4.4 4.2 2.1 1.7 1.5 1.6 2.9 2.9 3.9 4.1 4.4 5.0 3.2 3.8 3.6 3.8

春季

全日 3.1 4.7 4.3 2.4 2.4 2.0 1.9 3.4 3.6 4.7 4.7 3.8 2.9 3.1 4.3 3.6 3.9

昼間 3.8 4.8 4.4 2.5 2.5 2.1 1.9 3.0 3.9 5.0 5.2 4.2 3.2 3.7 4.4 4.2 4.2

夜間 2.7 4.6 4.1 2.3 2.2 1.8 2.3 4.2 2.5 3.6 4.0 3.6 2.8 2.7 4.0 2.7 3.6

夏季

全日 2.8 4.8 3.9 2.2 1.8 1.9 1.7 2.2 3.1 4.4 4.7 4.2 3.7 2.6 2.7 4.0 3.9

昼間 3.1 4.8 4.0 2.5 1.9 2.0 1.8 2.3 3.3 4.5 5.2 5.0 4.2 3.4 3.4 4.4 4.0

夜間 2.6 4.8 3.7 1.4 1.6 1.2 1.5 2.2 2.7 3.8 4.3 3.5 3.1 1.8 1.5 3.1 3.7

秋季

全日 4.2 4.4 4.3 2.6 2.1 1.8 2.1 1.9 3.4 3.8 3.9 3.1 3.2 2.8 3.6 4.1 3.7

昼間 5.4 4.4 4.2 2.8 2.3 1.9 2.3 2.1 3.0 4.0 4.4 3.1 3.0 3.0 4.2 4.8 3.7

夜間 3.3 4.4 4.4 2.4 1.6 1.6 1.5 1.6 4.3 3.6 3.3 3.1 3.3 2.7 2.9 3.5 3.7

冬季

全日 3.0 3.9 4.4 2.2 2.0 2.0 1.8 2.2 3.5 4.6 5.2 6.1 5.9 3.9 4.7 4.3 4.3

昼間 3.4 4.5 4.4 2.6 2.4 2.3 2.0 2.5 3.8 4.5 5.7 7.1 6.5 4.4 4.7 4.2 4.6

夜間 2.9 3.7 4.4 1.9 1.6 1.4 1.5 1.6 2.7 4.7 4.3 5.3 5.7 3.7 4.7 4.3 4.1

注:昼間及び夜間の区分は、第 12.1.1.1-9 表の注2のとおりである。

Page 30: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-26

(554)

第 12.1.1.1-3 図(1) 風速階級別風配図(上層・年間)

観測期間:平成28年1月1日~12月31日

観測高度:地上高150m

注:1.昼間及び夜間の区分は、第 12.1.1.1-9 表の注2のとおりである。

2.円内の数字は、上段が静穏(0.4m/s以下)の出現頻度(%)、下段が欠測率(%)を示す。

全日

昼間 夜間

Page 31: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-27

(555)

第 12.1.1.1-3 図(2) 風速階級別風配図(上層・季節別)

観測期間:平成28年1月1日~12月31日

観測高度:地上高150m

春季

夏季

秋季

冬季

注:1.昼間及び夜間の区分は、第 12.1.1.1-9 表の注2のとおりである。

2.円内の数字は、上段が静穏(0.4m/s以下)の出現頻度(%)、下段が欠測率(%)を示す。

全日 昼間

夜間

Page 32: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-28

(556)

(c) 高層気象

ア. 観測地点

第 12.1.1.1-1 図に示す対象事業実施区域近傍及び内陸地点の2地点とした。内陸地点につ

いては、内部境界層の発達状況等を確認するための観測地点である。

イ. 観測期間

1年間とし、対象事業実施区域近傍の1地点は季節ごとに各1回(各1週間、1時間 30 分

毎に1日 16回(1時 30分~24時))観測を行った。内陸地点の1地点は春季、夏季、秋季に

各1回(各1週間、1時間 30 分毎に1日9回(6~18 時))観測を行った。

春季:平成28年4月19日~25日

夏季:平成28年7月23日~29日

秋季:平成28年10月1日~4日、6日~8日

冬季:平成28年1月9日~15日

※平成28年10月5日は台風影響のため観測を中断した。

ウ. 観測方法

「高層気象観測指針」(気象庁、平成 16 年)に基づく方法により、風向、風速及び気温を

観測し、観測結果の整理及び解析を行った。

(ア) 風向及び風速

高層風:GPSゾンデにより高度 1,500mまで観測した。

地上風(対象事業実施区域近傍のみ実施):風車型風向風速計(地上高 14m)で連続観

測した。

(イ) 気温

高層気温:GPSゾンデにより高度 1,500mまで観測した。

地上気温:アスマン通風乾湿計(地上高 1.5m)で観測した。

エ. 観測結果

(ア) 風向

観測結果の概要は第 12.1.1.1-12 表のとおりであり、その詳細は第 12.1.1.1-13 表及び第

12.1.1.1-4 図のとおりである。

全季節の高度別最多風向及び出現頻度は、対象事業実施区域近傍における地上では東北東

(ENE)で 17.2%、高度 100mでは南西(SW)、西南西(WSW)で 14.5%、高度 200

~300mでは南西(SW)で17.0~19.4%、高度500~1,500mでは西(W)で13.2~17.6%、

内陸地点における高度 100mでは南西(SW)で 20.1%、高度 200mでは南西(SW)、西

南西(WSW)で 20.1%、高度 300~700mでは西南西(WSW)で 16.9~22.2%、高度

1,000mでは南南西(SSW)で 16.9%、高度 1,500mでは西(W)で 16.9%となっている。

季節別の高度別最多風向及び出現頻度は、対象事業実施区域近傍における春季では地上で

南南西(SSW)の20.5%、夏季では高度200mで南西(SW)の47.3%、秋季では地上で

東北東(ENE)の30.4%、冬季では高度1,000mで西北西(WNW)の36.6%、内陸地点

における春季では高度 200mで南西(SW)の 22.2%、夏季では高度 300mで西南西(WS

W)の 39.7%、秋季では高度 100mで北東(NE)の 25.4%となっている。

Page 33: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-29

(557)

第 12.1.1.1-12 表(1) 高度別最多風向の概要(対象事業実施区域近傍)

季節 最多風向

全季節

地上

高度 100m

高度 200~300m

高度 500~1,500m

ENE (17.2%)

SW、WSW (14.5%)

SW (17.0~19.4%)

W (13.2~17.6%)

春季

地上

高度 100m

高度 200~300m

高度 500m

高度 700m

高度 1,000m

高度 1,500m

SSW (20.5%)

NE (18.8%)

ENE (13.4~16.1%)

WSW (13.4%)

W (12.5%)

S、SSW (11.6%)

SSW (15.2%)

夏季

地上

高度 100~700m

高度 1,000m

高度 1,500m

WSW (33.0%)

SW (31.3~47.3%)

SSW (31.3%)

SW、W (16.1%)

秋季

地上

高度 100~200m

高度 300m

高度 500m

高度 700m

高度 1,000m

高度 1,500m

ENE (30.4%)

NE (19.6%)

ENE (17.9%)

NE、SSW (11.6%)

SSW (15.2%)

SW (13.4%)

S (17.0%)

冬季

地上~200m

高度 300~700m

高度 1,000~1,500m

WNW (19.6~25.9%)

W (28.6~32.1%)

WNW (33.0~36.6%)

注:最多風向の( )内は、各風向の出現頻度を示す。

第 12.1.1.1-12 表(2) 高度別最多風向の概要(内陸地点)

季節 最多風向

全季節

高度 100m

高度 200m

高度 300~700m

高度 1,000m

高度 1,500m

SW (20.1%)

SW、WSW (20.1%)

WSW (16.9~22.2%)

SSW (16.9%)

W (16.9%)

春季

高度 100~200m

高度 300m

高度 500~700m

高度 1,000m

高度 1,500m

SW (17.5~22.2%)

ENE、WSW(20.6%)

W (14.3~20.6%)

S (12.7%)

SSW (15.9%)

夏季

高度 100m

高度 200~500m

高度 700~1,000m

高度 1,500m

SW (34.9%)

WSW (31.7~39.7%)

SW (34.9~36.5%)

W (20.6%)

秋季

高度 100m

高度 200m

高度 300m

高度 500m

高度 700~1,000m

高度 1,500m

NE (25.4%)

ENE (20.6%)

SW (19.0%)

NE、SSW、WSW及びN(11.1%)

SSW (12.7~17.5%)

W (19.0%)

注:最多風向の( )内は、各風向の出現頻度を示す。

Page 34: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-30

(558)

風向

第 12.1.1.1-13 表(1) 高度別風向出現頻度(高層・全季節及び季節別)

(対象事業実施区域近傍) 観測期間:春季;平成28年4月19日~25日

夏季;平成28年7月23日~29日

秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日

冬季;平成28年1月9日~15日

(単位:%)

高度(

m)

データ数

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 静穏

地上 448 3.3 8.9 17.2 4.9 1.6 2.0 1.6 2.5 10.9 8.3 14.3 7.6 5.8 1.8 5.4 2.0 2.0

100 448 3.3 12.7 11.2 4.5 2.5 2.5 2.0 2.2 6.3 14.5 14.5 5.4 8.3 3.3 2.2 3.6 1.1

200 448 2.7 11.2 11.8 5.4 2.2 2.0 2.5 2.2 5.6 19.4 10.9 7.4 8.0 2.2 2.9 2.5 1.1

300 448 3.6 8.7 11.2 3.6 3.3 1.3 2.7 2.7 6.9 17.0 12.5 9.6 6.9 3.8 2.7 2.0 1.6

500 448 2.9 5.4 6.5 3.1 3.3 2.5 2.7 4.5 10.0 12.9 10.5 13.2 10.5 4.5 2.9 3.1 1.6

700 448 3.3 4.7 3.1 3.1 1.1 2.2 3.6 6.5 11.4 12.9 8.7 13.2 11.2 5.8 3.8 4.7 0.7

1,000 448 4.5 3.6 1.8 2.5 1.3 1.6 2.9 7.8 13.6 10.9 6.9 14.7 12.3 5.6 5.1 4.5 0.4

1,500 448 2.5 1.8 0.4 1.6 1.8 2.7 3.3 10.0 8.9 8.7 6.5 17.6 12.9 10.9 6.3 3.3 0.7

地上 112 5.4 12.5 17.9 5.4 4.5 2.7 0 0 20.5 11.6 6.3 2.7 1.8 0.9 4.5 0.9 2.7

100 112 3.6 18.8 15.2 3.6 5.4 1.8 3.6 2.7 8.0 13.4 11.6 2.7 3.6 0.9 1.8 3.6 0

200 112 2.7 14.3 16.1 6.3 1.8 3.6 6.3 3.6 6.3 10.7 14.3 4.5 2.7 0.9 2.7 2.7 0.9

300 112 0.9 12.5 13.4 7.1 3.6 3.6 6.3 5.4 6.3 8.0 12.5 8.0 1.8 0.9 4.5 2.7 2.7

500 112 1.8 8.0 10.7 4.5 5.4 2.7 4.5 7.1 3.6 6.3 13.4 9.8 10.7 0.9 6.3 0.9 3.6

700 112 3.6 7.1 4.5 5.4 2.7 2.7 3.6 9.8 7.1 6.3 4.5 12.5 11.6 5.4 8.9 4.5 0

1,000 112 8.0 3.6 3.6 6.3 0.9 3.6 0.9 11.6 11.6 3.6 8.0 8.9 6.3 7.1 10.7 5.4 0

1,500 112 1.8 3.6 0.9 0 0.9 2.7 2.7 8.9 15.2 8.0 8.9 12.5 8.0 9.8 8.9 5.4 1.8

地上 112 0 4.5 10.7 0.9 0 2.7 1.8 4.5 13.4 14.3 33.0 8.0 0.9 0 0.9 0 4.5

100 112 0 7.1 8.0 0.9 0.9 1.8 0.9 4.5 7.1 31.3 28.6 4.5 0.9 1.8 0 0 1.8

200 112 0 4.5 11.6 0 0 1.8 0 1.8 11.6 47.3 17.0 4.5 0 0 0 0 0

300 112 0 3.6 9.8 0.9 0.9 0.9 0 3.6 13.4 43.8 21.4 0.9 0 0 0 0 0.9

500 112 0 0 3.6 5.4 2.7 0.9 2.7 1.8 24.1 33.9 17.0 4.5 1.8 0 0 0 1.8

700 112 0 0 1.8 1.8 0.9 1.8 2.7 7.1 23.2 33.9 18.8 4.5 1.8 0.9 0 0 0.9

1,000 112 0.9 0 0.9 0.9 0.9 1.8 4.5 10.7 31.3 26.8 12.5 7.1 0.9 0 0 0 0.9

1,500 112 0.9 0 0 3.6 3.6 8.0 6.3 14.3 15.2 16.1 6.3 16.1 3.6 4.5 0.9 0 0.9

地上 112 1.8 17.9 30.4 9.8 1.8 0.9 1.8 2.7 8.0 4.5 4.5 4.5 0.9 0.9 4.5 4.5 0.9

100 112 6.3 19.6 17.9 11.6 0.9 2.7 2.7 0.9 7.1 9.8 5.4 0 2.7 1.8 2.7 7.1 0.9

200 112 6.3 19.6 16.1 9.8 5.4 1.8 1.8 2.7 3.6 13.4 3.6 0 3.6 0.9 2.7 5.4 3.6

300 112 9.8 12.5 17.9 6.3 6.3 0 4.5 0.9 7.1 11.6 6.3 0.9 2.7 5.4 3.6 3.6 0.9

500 112 7.1 11.6 9.8 1.8 4.5 3.6 3.6 7.1 11.6 8.0 8.9 6.3 1.8 3.6 2.7 8.0 0

700 112 5.4 10.7 5.4 3.6 0.9 3.6 8.0 8.0 15.2 10.7 6.3 3.6 1.8 2.7 2.7 9.8 1.8

1,000 112 5.4 7.1 2.7 2.7 3.6 0.9 6.3 8.9 11.6 13.4 4.5 9.8 5.4 1.8 8.0 7.1 0.9

1,500 112 4.5 3.6 0.9 1.8 2.7 0 4.5 17.0 5.4 9.8 8.9 14.3 7.1 10.7 5.4 3.6 0

地上 112 6.3 0.9 9.8 3.6 0 1.8 2.7 2.7 1.8 2.7 13.4 15.2 19.6 5.4 11.6 2.7 0

100 112 3.6 5.4 3.6 1.8 2.7 3.6 0.9 0.9 2.7 3.6 12.5 14.3 25.9 8.9 4.5 3.6 1.8

200 112 1.8 6.3 3.6 5.4 1.8 0.9 1.8 0.9 0.9 6.3 8.9 20.5 25.9 7.1 6.3 1.8 0

300 112 3.6 6.3 3.6 0 2.7 0.9 0 0.9 0.9 4.5 9.8 28.6 23.2 8.9 2.7 1.8 1.8

500 112 2.7 1.8 1.8 0.9 0.9 2.7 0 1.8 0.9 3.6 2.7 32.1 27.7 13.4 2.7 3.6 0.9

700 112 4.5 0.9 0.9 1.8 0 0.9 0 0.9 0 0.9 5.4 32.1 29.5 14.3 3.6 4.5 0

1,000 112 3.6 3.6 0 0 0 0 0 0 0 0 2.7 33.0 36.6 13.4 1.8 5.4 0

1,500 112 2.7 0 0 0.9 0 0 0 0 0 0.9 1.8 27.7 33.0 18.8 9.8 4.5 0

注:1.出現頻度は、四捨五入の関係で合計が 100 にならないことがある。

2.静穏は、風速 0.4m/s以下とした。

3.「0」は、観測されなかったことを示す。

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12.1.1-31

(559)

風向

第 12.1.1.1-13 表(2) 高度別風向出現頻度(高層・全季節及び季節別)

(内陸地点) 観測期間:春季;平成28年4月19日~25日

夏季;平成28年7月23日~29日

秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日

(単位:%)

高度(

m)

データ数

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 静穏

地上 - - - - - - - - - - - - - - - - - -

100 189 3.2 16.9 10.1 2.6 4.2 2.1 1.6 3.7 8.5 20.1 11.6 3.7 3.2 1.1 2.1 3.7 1.6

200 189 2.1 13.8 13.2 5.3 2.1 1.6 1.1 3.7 2.6 20.1 20.1 3.7 1.1 2.1 2.6 3.2 1.6

300 189 2.6 10.1 11.1 7.9 2.1 0.5 3.2 1.6 3.7 21.2 22.2 4.2 0.5 1.6 1.6 4.8 1.1

500 189 3.7 6.9 6.9 3.7 2.6 3.2 1.6 5.8 7.9 13.8 19.0 12.7 1.1 2.1 4.2 4.2 0.5

700 189 3.2 5.3 4.2 1.1 2.1 3.2 1.6 9.0 7.4 16.4 16.9 9.0 4.2 4.8 4.8 5.3 1.6

1,000 189 3.2 2.6 2.6 1.6 2.1 1.1 2.6 8.5 16.9 15.3 9.5 12.2 5.3 4.8 3.2 7.4 1.1

1,500 189 1.1 1.6 1.1 2.6 2.1 1.6 3.7 12.2 11.6 11.6 6.3 16.9 7.9 5.3 7.4 5.8 1.1

地上 - - - - - - - - - - - - - - - - - -

100 63 3.2 12.7 11.1 4.8 7.9 3.2 1.6 3.2 14.3 17.5 6.3 4.8 3.2 1.6 3.2 1.6 0

200 63 0 12.7 15.9 9.5 4.8 1.6 0 4.8 1.6 22.2 12.7 6.3 1.6 1.6 3.2 1.6 0

300 63 0 4.8 20.6 12.7 1.6 0 1.6 3.2 3.2 15.9 20.6 6.3 1.6 0 3.2 4.8 0

500 63 3.2 7.9 9.5 3.2 3.2 7.9 1.6 6.3 4.8 6.3 14.3 20.6 1.6 3.2 4.8 1.6 0

700 63 4.8 6.3 6.3 1.6 1.6 4.8 3.2 11.1 0 6.3 7.9 14.3 11.1 7.9 4.8 6.3 1.6

1,000 63 6.3 3.2 4.8 3.2 0 1.6 1.6 12.7 11.1 4.8 7.9 9.5 9.5 9.5 4.8 9.5 0

1,500 63 1.6 1.6 1.6 1.6 1.6 1.6 1.6 9.5 15.9 4.8 3.2 11.1 6.3 9.5 14.3 12.7 1.6

地上 - - - - - - - - - - - - - - - - - -

100 63 0 12.7 6.3 0 1.6 3.2 1.6 3.2 6.3 34.9 23.8 4.8 1.6 0 0 0 0

200 63 0 11.1 3.2 1.6 1.6 3.2 3.2 3.2 1.6 30.2 38.1 1.6 0 0 0 0 1.6

300 63 0 11.1 3.2 1.6 0 1.6 6.3 1.6 6.3 28.6 39.7 0 0 0 0 0 0

500 63 0 1.6 3.2 4.8 3.2 0 0 4.8 7.9 28.6 31.7 14.3 0 0 0 0 0

700 63 0 0 0 0 3.2 3.2 0 4.8 9.5 36.5 31.7 9.5 0 1.6 0 0 0

1,000 63 0 1.6 0 0 1.6 0 3.2 3.2 22.2 34.9 14.3 14.3 0 0 0 1.6 3.2

1,500 63 1.6 0 0 3.2 4.8 1.6 4.8 11.1 15.9 15.9 7.9 20.6 7.9 1.6 1.6 0 1.6

地上 - - - - - - - - - - - - - - - - - -

100 63 6.3 25.4 12.7 3.2 3.2 0 1.6 4.8 4.8 7.9 4.8 1.6 4.8 1.6 3.2 9.5 4.8

200 63 6.3 17.5 20.6 4.8 0 0 0 3.2 4.8 7.9 9.5 3.2 1.6 4.8 4.8 7.9 3.2

300 63 7.9 14.3 9.5 9.5 4.8 0 1.6 0 1.6 19.0 6.3 6.3 0 4.8 1.6 9.5 3.2

500 63 7.9 11.1 7.9 3.2 1.6 1.6 3.2 6.3 11.1 6.3 11.1 3.2 1.6 3.2 7.9 11.1 1.6

700 63 4.8 9.5 6.3 1.6 1.6 1.6 1.6 11.1 12.7 6.3 11.1 3.2 1.6 4.8 9.5 9.5 3.2

1,000 63 3.2 3.2 3.2 1.6 4.8 1.6 3.2 9.5 17.5 6.3 6.3 12.7 6.3 4.8 4.8 11.1 0

1,500 63 0 3.2 1.6 3.2 0 1.6 4.8 15.9 3.2 14.3 7.9 19.0 9.5 4.8 6.3 4.8 0

注:1.出現頻度は、四捨五入の関係で合計が 100 にならないことがある。

2.静穏は、風速 0.4m/s以下とした。

3.「0」は、観測されなかったことを示す。

4.「-」は、観測を実施していないことを示す。

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12.1.1-32

(560)

第 12.1.1.1-4 図(1) 高度別風配図(高層・全季節)(対象事業実施区域近傍)

観測期間:春季;平成28年4月19日~25日

夏季;平成28年7月23日~29日

秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日

冬季;平成28年1月9日~15日

注:1.円内の数字は静穏率(風速 0.4m/s以下、%)を示す。

2.円の右下の数字のうち、上段はデータ数、下段は欠測数を示す。

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12.1.1-33

(561)

第 12.1.1.1-4 図(2) 高度別風配図(高層・春季)(対象事業実施区域近傍)

観測期間:春季;平成28年4月19日~25日

注:1.円内の数字は静穏率(風速 0.4m/s以下、%)を示す。

2.円の右下の数字のうち、上段はデータ数、下段は欠測数を示す。

Page 38: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-34

(562)

第 12.1.1.1-4 図(3) 高度別風配図(高層・夏季)(対象事業実施区域近傍)

観測期間:夏季;平成28年7月23日~29日

注:1.円内の数字は静穏率(風速 0.4m/s以下、%)を示す。

2.円の右下の数字のうち、上段はデータ数、下段は欠測数を示す。

Page 39: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-35

(563)

第 12.1.1.1-4 図(4) 高度別風配図(高層・秋季)(対象事業実施区域近傍)

観測期間:秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日

注:1.円内の数字は静穏率(風速 0.4m/s以下、%)を示す。

2.円の右下の数字のうち、上段はデータ数、下段は欠測数を示す。

Page 40: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-36

(564)

第 12.1.1.1-4 図(5) 高度別風配図(高層・冬季)(対象事業実施区域近傍)

観測期間:冬季;平成28年1月9日~15日

注:1.円内の数字は静穏率(風速 0.4m/s以下、%)を示す。

2.円の右下の数字のうち、上段はデータ数、下段は欠測数を示す。

Page 41: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-37

(565)

第 12.1.1.1-4 図(6) 高度別風配図(高層・全季節)(内陸地点)

観測期間:春季;平成28年4月19日~25日

夏季;平成28年7月23日~29日

秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日

注:1.円内の数字は静穏率(風速 0.4m/s以下、%)を示す。

2.円の右下の数字のうち、上段はデータ数、下段は欠測数を示す。

3.冬季観測を実施していないため、春季、夏季及び秋季の3季節で統計したものである。

Page 42: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-38

(566)

第 12.1.1.1-4 図(7) 高度別風配図(高層・春季)(内陸地点)

観測期間:春季;平成28年4月19日~25日

注:1.円内の数字は静穏率(風速 0.4m/s以下、%)を示す。

2.円の右下の数字のうち、上段はデータ数、下段は欠測数を示す。

Page 43: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-39

(567)

第 12.1.1.1-4 図(8) 高度別風配図(高層・夏季)(内陸地点)

観測期間:夏季;平成28年7月23日~29日

注:1.円内の数字は静穏率(風速 0.4m/s以下、%)を示す。

2.円の右下の数字のうち、上段はデータ数、下段は欠測数を示す。

Page 44: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-40

(568)

第 12.1.1.1-4 図(9) 高度別風配図(高層・秋季)(内陸地点)

観測期間:秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日

注:1.円内の数字は静穏率(風速 0.4m/s以下、%)を示す。

2.円の右下の数字のうち、上段はデータ数、下段は欠測数を示す。

Page 45: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-41

(569)

(イ) 風速

観測結果の概要は第 12.1.1.1-14 表、第 12.1.1.1-15 表のとおりであり、その詳細は第

12.1.1.1-16 表、第 12.1.1.1-17 表及び第 12.1.1.1-5 図のとおりである。

全季節の高度別平均風速は、対象事業実施区域近傍における地上では 2.8m/s、高度 100m

では 4.0m/s、高度 200mでは 4.5m/s、高度 300mでは 4.8m/s、高度 500mでは 5.3m/s、高度

700mでは 5.7m/s、高度 1,000mでは 6.2m/s、高度 1,500mは 7.1m/s、内陸地点における高

度 100mでは 4.1m/s、高度 200~300mでは 4.3m/s、高度 500mでは 4.4m/s、高度 700mでは

4.7m/s、高度 1,000mでは 5.3m/s、高度 1,500mは 6.4m/sとなっている。

全季節の高度別最多風速階級及び出現頻度は、対象事業実施区域近傍における地上では

1.0~1.9m/sの 25.2%、高度 100~1,000mでは 4.0~5.9m/sの 18.8~31.5%、高度 1,500m

では 10.0m/s以上の 23.4%、内陸地点における高度 100~1,500mでは 4.0~5.9m/sの 19.0~

31.2%となっている。

第 12.1.1.1-14 表(1) 高度別平均風速の概要(対象事業実施区域近傍)

(単位:m/s)

高度

季節 平均風速

地上 100m 200m 300m 500m 700m 1,000m 1,500m

全季節 2.8 4.0 4.5 4.8 5.3 5.7 6.2 7.1

春季 2.7 3.7 4.0 4.2 4.6 5.3 6.3 8.0

夏季 3.2 4.2 4.6 5.0 5.3 5.0 4.3 4.2

秋季 2.4 3.7 4.0 4.2 4.8 5.6 7.0 8.4

冬季 3.1 4.4 5.2 5.8 6.6 7.0 7.4 7.8

第 12.1.1.1-14 表(2) 高度別平均風速の概要(内陸地点)

(単位:m/s)

高度

季節 平均風速

地上 100m 200m 300m 500m 700m 1,000m 1,500m

全季節 - 4.1 4.3 4.3 4.4 4.7 5.3 6.4

春季 - 4.0 4.3 4.2 4.2 4.7 5.9 8.1

夏季 - 4.6 4.8 4.7 4.7 4.4 4.0 3.9

秋季 - 3.7 3.8 3.9 4.3 5.0 6.1 7.2

注:「-」は、観測を実施していないことを示す。

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12.1.1-42

(570)

第 12.1.1.1-15 表(1) 高度別最多風速階級の概要(対象事業実施区域近傍)

季節 最多風速階級

全季節

地上

高度 100~1,000m

高度 1,500m

1.0~1.9m/s (25.2%)

4.0~5.9m/s (18.8~31.5%)

10.0m/s以上 (23.4%)

春季

地上

高度 100~500m

高度 700m

高度 1,000~1,500m

1.0~1.9m/s (28.6%)

4.0~5.9m/s (20.5~27.7%)

2.0~2.9m/s (17.0%)

10.0m/s以上 (21.4~25.0%)

夏季

地上~200m

高度 300m

高度 500m

高度 700m

高度 1,000~1,500m

4.0~5.9m/s (35.7~38.4%)

4.0~5.9m/s、6.0~7.9m/s (26.8%)

4.0~5.9m/s (28.6%)

8.0~9.9m/s (20.5%)

4.0~5.9m/s (34.8~37.5%)

秋季

地上

高度 100~1,000m

高度 1,500m

1.0~1.9m/s (35.7%)

4.0~5.9m/s (22.3~25.9%)

10.0m/s以上 (35.7%)

冬季

地上

高度 100m

高度 200m

高度 300m

高度 500~700m

高度 1,000~1,500m

1.0~1.9m/s (25.9%)

4.0~5.9m/s (35.7%)

4.0~5.9m/s、6.0~7.9m/s (25.0%)

4.0~5.9m/s (21.4%)

6.0~7.9m/s (30.4~31.3%)

10.0m/s以上 (26.8~31.3%)

注:最多風速階級の( )内は、各風速階級の出現頻度を示す。

第 12.1.1.1-15 表(2) 高度別最多風速階級の概要(内陸地点)

季節 最多風速階級

全季節 高度 100~1,500m 4.0~5.9m/s (19.0~31.2%)

春季

高度 100~200m

高度 300m

高度 500m

高度 700m

高度 1,000m

高度 1,500m

4.0~5.9m/s (28.6~30.2%)

2.0~2.9m/s (23.8%)

4.0~5.9m/s (27.0%)

6.0~7.9m/s (25.4%)

4.0~5.9m/s (27.0%)

4.0~5.9m/s、10.0m/s以上 (23.8%)

夏季

高度 100~500m

高度 700m

高度 1,000m

高度 1,500m

4.0~5.9m/s (28.6~39.7%)

3.0~3.9m/s、4.0~5.9m/s (25.4%)

4.0~5.9m/s (25.4%)

2.0~2.9m/s (23.8%)

秋季

高度 100m

高度 200m

高度 300m

高度 500m

高度 700m

高度 1,000m

高度 1,500m

1.0~1.9m/s、4.0~5.9m/s (20.6%)

4.0~5.9m/s (23.8%)

1.0~1.9m/s、4.0~5.9m/s (20.6%)

4.0~5.9m/s (25.4%)

2.0~2.9m/s (22.2%)

4.0~5.9m/s (23.8%)

8.0~9.9m/s (25.4%)

注:最多風速階級の( )内は、各風速階級の出現頻度を示す。

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12.1.1-43

(571)

第 12.1.1.1-16 表(1) 高度別平均風速(高層・全季節及び季節別)

(対象事業実施区域近傍)

観測期間:春季;平成28年4月19日~25日

夏季;平成28年7月23日~29日

秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日

冬季;平成28年1月9日~15日

(単位:m/s)

季節

昼夜

高度 (m)

全季節 春季 夏季 秋季 冬季

全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間

地上 2.8 3.2 2.5 2.7 3.1 2.2 3.2 3.4 2.9 2.4 2.6 2.2 3.1 3.5 2.8

50 3.5 3.7 3.4 3.3 3.6 2.9 3.7 3.9 3.5 3.3 3.2 3.4 3.8 3.9 3.7

100 4.0 4.0 4.0 3.7 3.9 3.3 4.2 4.4 3.9 3.7 3.4 3.9 4.4 4.3 4.5

150 4.2 4.1 4.4 3.9 4.0 3.7 4.4 4.5 4.2 3.9 3.4 4.3 4.8 4.4 5.1

200 4.5 4.2 4.7 4.0 4.1 4.0 4.6 4.7 4.5 4.0 3.4 4.5 5.2 4.6 5.7

250 4.6 4.2 5.0 4.1 4.0 4.2 4.8 4.8 4.8 4.1 3.4 4.6 5.5 4.7 6.2

300 4.8 4.3 5.3 4.2 3.9 4.5 5.0 4.8 5.2 4.2 3.5 4.7 5.8 4.8 6.7

350 5.0 4.3 5.6 4.3 3.9 4.7 5.1 4.8 5.6 4.3 3.6 4.9 6.1 4.9 7.0

400 5.1 4.3 5.8 4.4 4.0 5.0 5.2 4.7 5.9 4.4 3.7 5.1 6.3 5.1 7.3

450 5.2 4.4 6.0 4.5 4.0 5.2 5.2 4.6 6.0 4.6 3.8 5.2 6.5 5.3 7.5

500 5.3 4.5 6.2 4.6 4.1 5.4 5.3 4.5 6.2 4.8 3.9 5.5 6.6 5.5 7.5

550 5.4 4.6 6.3 4.8 4.3 5.5 5.3 4.5 6.3 5.0 4.1 5.7 6.7 5.7 7.5

600 5.5 4.7 6.4 5.0 4.5 5.7 5.2 4.4 6.2 5.2 4.3 5.9 6.7 5.8 7.4

650 5.6 4.8 6.4 5.2 4.7 5.8 5.1 4.3 6.2 5.4 4.5 6.1 6.8 6.0 7.5

700 5.7 4.9 6.5 5.3 4.9 5.9 5.0 4.1 6.1 5.6 4.7 6.4 7.0 6.3 7.5

750 5.8 5.0 6.6 5.5 5.1 6.0 4.8 3.9 5.9 5.9 4.9 6.7 7.1 6.5 7.5

800 5.9 5.1 6.6 5.7 5.3 6.2 4.6 3.8 5.7 6.1 5.1 6.9 7.2 6.7 7.5

850 6.0 5.2 6.7 5.8 5.5 6.3 4.5 3.7 5.5 6.3 5.3 7.1 7.3 6.9 7.5

900 6.1 5.4 6.8 6.0 5.7 6.5 4.4 3.6 5.3 6.5 5.4 7.4 7.3 7.1 7.5

950 6.2 5.5 6.8 6.2 5.9 6.6 4.3 3.6 5.2 6.8 5.6 7.7 7.4 7.3 7.4

1,000 6.2 5.6 6.8 6.3 6.0 6.6 4.3 3.7 5.0 7.0 5.9 7.9 7.4 7.4 7.4

1,050 6.3 5.7 6.9 6.4 6.1 6.7 4.3 3.8 4.9 7.2 6.1 8.0 7.4 7.4 7.4

1,100 6.4 5.9 6.9 6.4 6.2 6.8 4.3 3.9 4.9 7.4 6.4 8.2 7.5 7.6 7.4

1,150 6.5 6.0 7.0 6.6 6.4 6.8 4.3 3.9 4.9 7.6 6.5 8.4 7.5 7.6 7.3

1,200 6.6 6.1 7.0 6.7 6.6 6.8 4.3 3.9 4.9 7.7 6.6 8.6 7.5 7.7 7.3

1,250 6.7 6.2 7.1 6.8 6.9 6.8 4.3 3.9 4.8 7.9 6.7 8.8 7.6 7.9 7.3

1,300 6.8 6.4 7.1 7.0 7.2 6.8 4.3 3.9 4.8 8.1 6.9 8.9 7.6 8.0 7.4

1,350 6.9 6.5 7.2 7.2 7.4 7.0 4.2 3.9 4.7 8.2 7.2 9.1 7.7 8.1 7.4

1,400 6.9 6.6 7.3 7.5 7.7 7.2 4.2 3.9 4.6 8.3 7.3 9.2 7.7 8.1 7.5

1,450 7.0 6.7 7.4 7.7 8.0 7.5 4.2 4.0 4.5 8.4 7.3 9.3 7.8 8.0 7.6

1,500 7.1 6.8 7.4 8.0 8.2 7.8 4.2 4.0 4.5 8.4 7.3 9.3 7.8 8.0 7.6

観測回数 448 224 224 112 63 49 112 63 49 112 49 63 112 49 63

注:昼間及び夜間の区分は、下表のとおりである。

季節 昼間 夜間

春季 6時~18 時 19 時 30 分~4時 30 分

夏季 6時~18 時 19 時 30 分~4時 30 分

秋季 7時 30 分~16 時 30 分 18 時~6時

冬季 7時 30 分~16 時 30 分 18 時~6時

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12.1.1-44

(572)

第 12.1.1.1-16 表(2) 高度別平均風速(高層・全季節及び季節別)

(内陸地点) 観測期間:春季;平成28年4月19日~25日

夏季;平成28年7月23日~29日

秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日

(単位:m/s)

季節

昼夜 高度 (m)

全季節 春季 夏季 秋季

全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間

地上 - - - - - - - - - - - -

50 3.5 3.5 2.7 3.3 3.3 - 4.0 4.0 - 3.1 3.3 2.7

100 4.1 4.1 3.8 4.0 4.0 - 4.6 4.6 - 3.7 3.6 3.8

150 4.3 4.3 4.3 4.3 4.3 - 4.8 4.8 - 3.8 3.7 4.3

200 4.3 4.3 4.6 4.3 4.3 - 4.8 4.8 - 3.8 3.6 4.6

250 4.3 4.3 4.7 4.2 4.2 - 4.8 4.8 - 3.9 3.6 4.7

300 4.3 4.2 4.7 4.2 4.2 - 4.7 4.7 - 3.9 3.7 4.7

350 4.2 4.2 4.7 4.1 4.1 - 4.6 4.6 - 3.9 3.7 4.7

400 4.2 4.2 4.7 4.1 4.1 - 4.5 4.5 - 4.1 3.9 4.7

450 4.3 4.2 4.8 4.1 4.1 - 4.6 4.6 - 4.1 4.0 4.8

500 4.4 4.3 4.8 4.2 4.2 - 4.7 4.7 - 4.3 4.1 4.8

550 4.5 4.4 4.9 4.2 4.2 - 4.7 4.7 - 4.4 4.3 4.9

600 4.5 4.5 5.2 4.3 4.3 - 4.6 4.6 - 4.6 4.5 5.2

650 4.6 4.6 5.4 4.5 4.5 - 4.5 4.5 - 4.8 4.7 5.4

700 4.7 4.7 5.5 4.7 4.7 - 4.4 4.4 - 5.0 4.9 5.5

750 4.8 4.7 5.7 4.9 4.9 - 4.3 4.3 - 5.2 5.1 5.7

800 4.9 4.8 5.8 5.1 5.1 - 4.2 4.2 - 5.4 5.3 5.8

850 5.0 4.9 6.1 5.2 5.2 - 4.1 4.1 - 5.5 5.3 6.1

900 5.1 5.0 6.4 5.4 5.4 - 4.0 4.0 - 5.7 5.5 6.4

950 5.2 5.1 6.6 5.7 5.7 - 4.0 4.0 - 5.9 5.7 6.6

1,000 5.3 5.2 6.8 5.9 5.9 - 4.0 4.0 - 6.1 5.9 6.8

1,050 5.5 5.4 7.1 6.1 6.1 - 4.0 4.0 - 6.4 6.1 7.1

1,100 5.7 5.5 7.4 6.3 6.3 - 4.0 4.0 - 6.6 6.4 7.4

1,150 5.8 5.7 7.5 6.6 6.6 - 4.0 4.0 - 6.9 6.7 7.5

1,200 5.9 5.8 7.5 6.9 6.9 - 4.0 4.0 - 7.0 6.8 7.5

1,250 6.0 5.9 7.6 7.1 7.1 - 3.9 3.9 - 7.0 6.8 7.6

1,300 6.1 5.9 7.7 7.3 7.3 - 3.8 3.8 - 7.1 6.9 7.7

1,350 6.1 6.0 7.8 7.4 7.4 - 3.8 3.8 - 7.1 6.9 7.8

1,400 6.2 6.0 7.9 7.6 7.6 - 3.8 3.8 - 7.2 7.0 7.9

1,450 6.3 6.2 8.0 7.9 7.9 - 3.9 3.9 - 7.2 7.0 8.0

1,500 6.4 6.3 8.0 8.1 8.1 - 3.9 3.9 - 7.2 7.0 8.0

観測回数 189 175 14 63 63 - 63 63 - 63 49 14

注:1.「-」は、観測を実施していないことを示す。

2.昼間及び夜間の区分は、下表のとおりである。

季節 昼間 夜間

春季 6時~18 時 19 時 30 分~4時 30 分

夏季 6時~18 時 19 時 30 分~4時 30 分

秋季 7時 30 分~16 時 30 分 18 時~6時

Page 49: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-45

(573)

第 12.1.1.1-5 図(1) 高度別平均風速(高層・全季節及び季節別)

(対象事業実施区域近傍) 観測期間:春季;平成28年4月19日~25日

夏季;平成28年7月23日~29日

秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日

冬季;平成28年1月9日~15日

全季節 春季 夏季

秋季 冬季

Page 50: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-46

(574)

第 12.1.1.1-5 図(2) 高度別平均風速(高層・全季節及び季節別)

(内陸地点) 観測期間:春季;平成28年4月19日~25日

夏季;平成28年7月23日~29日

秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日

全季節 春季

夏季 秋季

Page 51: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-47

(575)

第 12.1.1.1-17 表(1) 高度別風速階級出現頻度(高層・全季節及び季節別)

(対象事業実施区域近傍) 観測期間:春季;平成28年4月19日~25日

夏季;平成28年7月23日~29日

秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日

冬季;平成28年1月9日~15日

(単位:%)

0.0~

0.4

0.5~

0.9

1.0~

1.9

2.0~

2.9

3.0~

3.9

4.0~

5.9

6.0~

7.9

8.0~

9.9

10.0

以上

全季節

地上 448 2.0 5.8 25.2 19.9 23.0 23.0 1.1 0 0

100 448 1.1 4.7 13.8 15.6 14.7 31.5 16.3 1.6 0.7

200 448 1.1 5.6 12.7 12.7 12.5 27.0 19.6 7.6 1.1

300 448 1.6 6.3 14.1 9.4 11.8 23.9 18.8 10.5 3.8

500 448 1.6 3.6 12.3 11.2 10.3 21.7 19.0 10.9 9.6

700 448 0.7 2.9 9.6 11.8 12.7 18.8 18.1 13.4 12.1

1,000 448 0.4 3.3 7.8 10.5 8.7 26.1 15.4 9.8 17.9

1,500 448 0.7 1.1 4.0 8.5 11.2 23.2 15.6 12.3 23.4

春季

地上 112 2.7 5.4 28.6 25.9 17.0 19.6 0.9 0 0

100 112 0 5.4 13.4 25.0 15.2 27.7 11.6 1.8 0

200 112 0.9 5.4 10.7 18.8 21.4 24.1 13.4 5.4 0

300 112 2.7 8.0 13.4 10.7 17.0 23.2 15.2 9.8 0

500 112 3.6 5.4 16.1 11.6 10.7 20.5 17.0 7.1 8.0

700 112 0 5.4 15.2 17.0 13.4 12.5 14.3 7.1 15.2

1,000 112 0 6.3 13.4 10.7 14.3 19.6 7.1 7.1 21.4

1,500 112 1.8 1.8 4.5 8.9 10.7 16.1 17.9 13.4 25.0

夏季

地上 112 4.5 4.5 10.7 16.1 28.6 35.7 0 0 0

100 112 1.8 3.6 8.9 11.6 17.9 38.4 17.0 0.9 0

200 112 0 1.8 14.3 7.1 11.6 36.6 25.0 3.6 0

300 112 0.9 0 10.7 10.7 15.2 26.8 26.8 8.0 0.9

500 112 1.8 0.9 7.1 13.4 13.4 28.6 15.2 13.4 6.3

700 112 0.9 1.8 12.5 12.5 17.0 18.8 14.3 20.5 1.8

1,000 112 0.9 4.5 9.8 17.9 9.8 37.5 13.4 5.4 0.9

1,500 112 0.9 0 10.7 18.8 18.8 34.8 10.7 3.6 1.8

秋季

地上 112 0.9 8.0 35.7 20.5 23.2 11.6 0 0 0

100 112 0.9 7.1 23.2 10.7 14.3 24.1 17.0 0 2.7

200 112 3.6 10.7 15.2 13.4 11.6 22.3 15.2 5.4 2.7

300 112 0.9 12.5 22.3 8.0 8.0 24.1 12.5 6.3 5.4

500 112 0 5.4 16.1 13.4 14.3 24.1 12.5 2.7 11.6

700 112 1.8 1.8 8.0 11.6 14.3 25.9 13.4 8.9 14.3

1,000 112 0.9 0.9 5.4 8.9 7.1 23.2 18.8 12.5 22.3

1,500 112 0 0.9 0.9 4.5 8.0 17.0 12.5 20.5 35.7

冬季

地上 112 0 5.4 25.9 17.0 23.2 25.0 3.6 0 0

100 112 1.8 2.7 9.8 15.2 11.6 35.7 19.6 3.6 0

200 112 0 4.5 10.7 11.6 5.4 25.0 25.0 16.1 1.8

300 112 1.8 4.5 9.8 8.0 7.1 21.4 20.5 17.9 8.9

500 112 0.9 2.7 9.8 6.3 2.7 13.4 31.3 20.5 12.5

700 112 0 2.7 2.7 6.3 6.3 17.9 30.4 17.0 17.0

1,000 112 0 1.8 2.7 4.5 3.6 24.1 22.3 14.3 26.8

1,500 112 0 1.8 0 1.8 7.1 25.0 21.4 11.6 31.3

注:1.出現頻度は、四捨五入の関係で合計が 100 にならないことがある。

2.「0」は、観測されなかったことを示す。

風速階級(m/s)

季節 高度 (m) データ数

Page 52: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-48

(576)

第 12.1.1.1-17 表(2) 高度別風速階級出現頻度(高層・全季節及び季節別)

(内陸地点) 観測期間:春季;平成28年4月19日~25日

夏季;平成28年7月23日~29日

秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日

(単位:%)

0.0~

0.4

0.5~

0.9

1.0~

1.9

2.0~

2.9

3.0~

3.9

4.0~

5.9

6.0~

7.9

8.0~

9.9

10.0

以上

全季節

地上 - - - - - - - - - -

100 189 1.6 4.2 12.7 14.3 15.9 29.6 18.5 2.6 0.5

200 189 1.6 6.9 10.1 14.8 11.6 31.2 14.8 7.9 1.1

300 189 1.1 6.3 14.3 15.9 13.8 23.8 17.5 4.2 3.2

500 189 0.5 4.8 13.2 17.5 12.7 27.5 14.8 5.8 3.2

700 189 1.6 2.1 11.1 18.0 18.0 19.6 15.3 6.9 7.4

1,000 189 1.1 6.3 9.0 13.8 14.3 25.4 11.6 6.9 11.6

1,500 189 1.1 1.6 6.3 14.3 13.2 19.0 14.3 14.3 15.9

春季

地上 - - - - - - - - - -

100 63 0 1.6 11.1 20.6 17.5 28.6 19.0 1.6 0

200 63 0 1.6 11.1 20.6 12.7 30.2 17.5 6.3 0

300 63 0 4.8 14.3 23.8 9.5 22.2 20.6 3.2 1.6

500 63 0 7.9 17.5 11.1 9.5 27.0 23.8 3.2 0

700 63 1.6 4.8 11.1 17.5 14.3 14.3 25.4 3.2 7.9

1,000 63 0 6.3 7.9 15.9 15.9 27.0 4.8 3.2 19.0

1,500 63 1.6 0 3.2 9.5 7.9 23.8 15.9 14.3 23.8

夏季

地上 - - - - - - - - - -

100 63 0 4.8 6.3 9.5 15.9 39.7 22.2 0 1.6

200 63 1.6 4.8 4.8 9.5 12.7 39.7 17.5 7.9 1.6

300 63 0 3.2 7.9 9.5 22.2 28.6 25.4 1.6 1.6

500 63 0 1.6 6.3 17.5 20.6 30.2 12.7 9.5 1.6

700 63 0 0 14.3 14.3 25.4 25.4 7.9 9.5 3.2

1,000 63 3.2 4.8 9.5 17.5 22.2 25.4 9.5 7.9 0

1,500 63 1.6 4.8 11.1 23.8 22.2 15.9 14.3 3.2 3.2

秋季

地上 - - - - - - - - - -

100 63 4.8 6.3 20.6 12.7 14.3 20.6 14.3 6.3 0

200 63 3.2 14.3 14.3 14.3 9.5 23.8 9.5 9.5 1.6

300 63 3.2 11.1 20.6 14.3 9.5 20.6 6.3 7.9 6.3

500 63 1.6 4.8 15.9 23.8 7.9 25.4 7.9 4.8 7.9

700 63 3.2 1.6 7.9 22.2 14.3 19.0 12.7 7.9 11.1

1,000 63 0 7.9 9.5 7.9 4.8 23.8 20.6 9.5 15.9

1,500 63 0 0 4.8 9.5 9.5 17.5 12.7 25.4 20.6

注:1.出現頻度は、四捨五入の関係で合計が 100 にならないことがある。

2.「0」は、観測されなかったことを示す。

3.「-」は、観測を実施していないことを示す。

風速階級(m/s)

季節 高度 (m) データ数

Page 53: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-49

(577)

(ウ) 気温

ⅰ. 気温

観測結果は、第 12.1.1.1-18 表及び第 12.1.1.1-6 図のとおりである。

平均気温の昼夜間差は、各季節とも地上付近で大きいが、高度が増すとともに小さくな

っている。

Page 54: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-50

(578)

第 12.1.1.1-18 表(1) 高度別平均気温(高層・全季節及び季節別)

(対象事業実施区域近傍) 観測期間:春季;平成28年4月19日~25日

夏季;平成28年7月23日~29日

秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日

冬季;平成28年1月9日~15日

(単位:℃)

季節

昼夜

高度(m)

全季節 春季 夏季 秋季 冬季

全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間

地上 19.2 20.6 17.8 17.5 18.5 16.2 27.5 28.1 26.6 24.7 26.0 23.7 7.2 8.4 6.3

50 18.6 19.4 17.7 16.9 17.3 16.3 26.5 26.8 26.1 24.3 25.0 23.7 6.6 7.0 6.3

100 18.2 18.9 17.4 16.5 16.9 16.0 26.0 26.3 25.7 23.9 24.5 23.4 6.2 6.6 5.9

150 17.8 18.6 17.0 16.2 16.6 15.8 25.6 25.9 25.3 23.5 24.1 23.0 5.8 6.2 5.6

200 17.4 18.2 16.7 15.9 16.2 15.5 25.2 25.5 24.8 23.2 23.7 22.7 5.4 5.8 5.2

250 17.1 17.8 16.3 15.6 15.9 15.2 24.8 25.1 24.4 22.8 23.3 22.4 5.1 5.4 4.8

300 16.7 17.4 16.0 15.2 15.5 14.9 24.4 24.7 24.0 22.5 23.0 22.1 4.7 5.0 4.4

350 16.3 17.1 15.6 14.9 15.1 14.6 24.0 24.4 23.6 22.1 22.6 21.8 4.3 4.5 4.1

400 16.0 16.7 15.3 14.6 14.8 14.3 23.7 24.1 23.2 21.8 22.2 21.5 3.8 4.1 3.7

450 15.6 16.3 14.9 14.2 14.4 14.0 23.3 23.7 22.9 21.5 21.9 21.2 3.4 3.6 3.3

500 15.3 15.9 14.6 13.9 14.1 13.7 23.0 23.4 22.5 21.2 21.5 20.9 3.0 3.2 2.9

550 15.0 15.6 14.3 13.6 13.8 13.5 22.6 23.0 22.2 20.9 21.2 20.7 2.6 2.8 2.5

600 14.6 15.2 14.0 13.4 13.4 13.2 22.3 22.6 21.8 20.7 20.9 20.5 2.2 2.3 2.1

650 14.3 14.9 13.7 13.1 13.2 13.0 22.0 22.3 21.5 20.4 20.6 20.3 1.8 1.9 1.7

700 14.0 14.5 13.4 12.8 12.9 12.6 21.6 22.0 21.2 20.2 20.3 20.1 1.4 1.4 1.3

750 13.7 14.2 13.1 12.5 12.6 12.4 21.3 21.6 20.9 19.9 19.9 19.8 1.0 1.0 0.9

800 13.4 13.9 12.8 12.2 12.3 12.2 21.0 21.3 20.6 19.6 19.6 19.6 0.5 0.6 0.5

850 13.0 13.5 12.5 12.0 12.0 11.9 20.7 21.0 20.4 19.3 19.3 19.3 0.1 0.2 0.1

900 12.7 13.2 12.2 11.7 11.7 11.6 20.4 20.7 20.1 19.0 19.0 19.1 -0.3 -0.2 -0.3

950 12.4 12.9 11.9 11.3 11.3 11.3 20.2 20.4 19.8 18.7 18.6 18.8 -0.7 -0.6 -0.7

1,000 12.1 12.5 11.6 11.0 11.0 11.0 19.9 20.1 19.6 18.5 18.3 18.6 -1.1 -1.1 -1.1

1,050 11.7 12.2 11.3 10.6 10.7 10.6 19.6 19.8 19.4 18.2 18.1 18.3 -1.5 -1.5 -1.5

1,100 11.4 11.9 11.0 10.3 10.3 10.3 19.3 19.5 19.1 18.0 17.8 18.1 -1.9 -1.9 -1.9

1,150 11.1 11.6 10.7 10.1 10.1 10.1 19.1 19.2 18.9 17.7 17.6 17.8 -2.3 -2.3 -2.3

1,200 10.8 11.3 10.4 9.8 9.7 9.8 18.8 19.0 18.6 17.5 17.5 17.5 -2.7 -2.7 -2.8

1,250 10.6 11.1 10.1 9.5 9.5 9.5 18.6 18.8 18.4 17.3 17.3 17.3 -3.1 -3.1 -3.2

1,300 10.3 10.8 9.7 9.2 9.2 9.1 18.3 18.5 18.2 17.1 17.1 17.0 -3.5 -3.4 -3.6

1,350 10.0 10.5 9.4 8.9 8.9 8.9 18.1 18.2 17.9 16.8 16.9 16.8 -3.9 -3.8 -4.0

1,400 9.7 10.2 9.2 8.7 8.7 8.6 17.8 17.9 17.7 16.6 16.6 16.5 -4.3 -4.2 -4.4

1,450 9.4 10.0 8.9 8.5 8.6 8.3 17.6 17.7 17.5 16.4 16.4 16.3 -4.7 -4.6 -4.8

1,500 9.2 9.7 8.7 8.3 8.4 8.2 17.3 17.4 17.3 16.2 16.1 16.2 -5.1 -5.0 -5.2

観測回数 448 224 224 112 63 49 112 63 49 112 49 63 112 49 63

注:昼間及び夜間の区分は、第 12.1.1.1-16 表の注のとおりである。

Page 55: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-51

(579)

第 12.1.1.1-18 表(2) 高度別平均気温(高層・全季節及び季節別)

(内陸地点) 観測期間:春季;平成28年4月19日~25日

夏季;平成28年7月23日~29日

秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日

(単位:℃)

季節

昼夜 高度(m)

全季節 春季 夏季 秋季

全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間

地上 24.4 24.5 24.1 19.0 19.0 - 28.7 28.7 - 25.7 26.1 24.1

50 23.1 23.0 23.8 17.6 17.6 - 26.9 26.9 - 24.7 24.9 23.8

100 22.6 22.6 23.4 17.2 17.2 - 26.5 26.5 - 24.2 24.5 23.4

150 22.3 22.2 23.0 16.9 16.9 - 26.1 26.1 - 23.8 24.1 23.0

200 21.9 21.8 22.7 16.5 16.5 - 25.7 25.7 - 23.5 23.7 22.7

250 21.5 21.4 22.4 16.1 16.1 - 25.3 25.3 - 23.1 23.3 22.4

300 21.1 21.0 22.0 15.8 15.8 - 24.9 24.9 - 22.7 22.9 22.0

350 20.7 20.7 21.7 15.4 15.4 - 24.5 24.5 - 22.3 22.5 21.7

400 20.4 20.3 21.5 15.0 15.0 - 24.1 24.1 - 22.0 22.2 21.5

450 20.0 19.9 21.3 14.7 14.7 - 23.7 23.7 - 21.7 21.8 21.3

500 19.7 19.6 21.1 14.3 14.3 - 23.4 23.4 - 21.4 21.5 21.1

550 19.3 19.2 20.9 13.9 13.9 - 23.0 23.0 - 21.1 21.1 20.9

600 19.0 18.9 20.7 13.6 13.6 - 22.7 22.7 - 20.8 20.8 20.7

650 18.7 18.6 20.5 13.3 13.3 - 22.3 22.3 - 20.5 20.5 20.5

700 18.4 18.3 20.3 13.1 13.1 - 22.0 22.0 - 20.2 20.2 20.3

750 18.1 17.9 20.0 12.8 12.8 - 21.7 21.7 - 19.8 19.8 20.0

800 17.8 17.6 19.6 12.4 12.4 - 21.4 21.4 - 19.5 19.5 19.6

850 17.5 17.3 19.2 12.1 12.1 - 21.1 21.1 - 19.3 19.3 19.2

900 17.2 17.0 18.9 11.8 11.8 - 20.8 20.8 - 19.0 19.0 18.9

950 16.9 16.7 18.6 11.5 11.5 - 20.4 20.4 - 18.7 18.7 18.6

1,000 16.6 16.4 18.4 11.2 11.2 - 20.1 20.1 - 18.4 18.4 18.4

1,050 16.2 16.1 18.1 10.8 10.8 - 19.8 19.8 - 18.1 18.1 18.1

1,100 16.0 15.8 17.9 10.5 10.5 - 19.5 19.5 - 17.9 17.9 17.9

1,150 15.7 15.6 17.6 10.2 10.2 - 19.3 19.3 - 17.7 17.7 17.6

1,200 15.5 15.3 17.4 9.9 9.9 - 19.1 19.1 - 17.5 17.5 17.4

1,250 15.3 15.1 17.2 9.7 9.7 - 18.8 18.8 - 17.3 17.3 17.2

1,300 15.0 14.8 17.0 9.4 9.4 - 18.6 18.6 - 17.1 17.1 17.0

1,350 14.8 14.6 16.8 9.2 9.2 - 18.3 18.3 - 16.9 16.9 16.8

1,400 14.5 14.4 16.5 9.0 9.0 - 18.0 18.0 - 16.6 16.6 16.5

1,450 14.3 14.1 16.2 8.7 8.7 - 17.8 17.8 - 16.3 16.3 16.2

1,500 14.0 13.9 16.0 8.6 8.6 - 17.5 17.5 - 16.0 16.1 16.0

観測回数 189 175 14 63 63 - 63 63 - 63 49 14

注:1.昼間及び夜間の区分は、第 12.1.1.1-16 表の注のとおりである。

2.「-」は、観測を実施していないことを示す。

Page 56: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-52

(580)

第 12.1.1.1-6 図(1) 高度別平均気温(高層・全季節及び季節別)

(対象事業実施区域近傍) 観測期間:春季;平成28年4月19日~25日

夏季;平成28年7月23日~29日

秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日

冬季;平成28年1月9日~15日

Page 57: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-53

(581)

第 12.1.1.1-6 図(2) 高度別平均気温(高層・全季節及び季節別)

(内陸地点) 観測期間:春季;平成28年4月19日~25日

夏季;平成28年7月23日~29日

秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日

Page 58: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-54

(582)

ⅱ. 気温勾配

観測結果の概要は第 12.1.1.1-19 表、第 12.1.1.1-20 表のとおりであり、その詳細は第

12.1.1.1-21 表、第 12.1.1.1-22 表及び第 12.1.1.1-7 図のとおりである。

全季節の高度別平均気温勾配は、対象事業実施区域近傍における地上~高度 50mでは全

日が-1.3℃/100m、昼間が-2.5℃/100m、夜間が-0.1℃/100m、高度 50~1,500mでは全日が

-0.8~-0.5℃/100m、内陸地点における地上~高度 50mでは全日が-2.8℃/100m、昼間が-

3.0℃/100m、夜間が-0.7℃/100m、高度 50~1,500mでは全日が-0.9~-0.4℃/100mとなっ

ている。

全季節の高度別気温勾配階級出現頻度は、対象事業実施区域近傍における地上~高度 50

mでは不安定(≦-1.3℃/100m)が多く 45.8%あり、高度 50~1,500mでは中立(-1.2~-

0.3℃/100m)が多く 81.3~89.3%、内陸地点における地上~高度 50mでは不安定(≦-

1.3℃/100m)が多く78.3%、高度50~1,500mでは中立(-1.2~-0.3℃/100m)が多く74.1

~93.7%となっている。

第 12.1.1.1-19 表(1) 高度別平均気温勾配の概要(対象事業実施区域近傍)

(単位:℃/100m)

高度

昼夜

季節

地上~高度 50m 高度 50~1,500m

全日 昼間 夜間 全日

全季節 -1.3 -2.5 -0.1 -0.8~-0.5

春季 -1.3 -2.5 0.3 -0.7~-0.3

夏季 -1.9 -2.6 -1.0 -1.0~-0.4

秋季 -0.8 -2.0 0.1 -0.8~-0.4

冬季 -1.2 -2.8 0.0 -0.8

注:昼間及び夜間の区分は、第 12.1.1.1-16 表の注のとおりである。

第 12.1.1.1-19 表(2) 高度別平均気温勾配の概要(内陸地点)

(単位:℃/100m)

高度

昼夜

季節

地上~高度 50m 高度 50~1,500m

全日 昼間 夜間 全日

全季節 -2.8 -3.0 -0.7 -0.9~-0.4

春季 -2.7 -2.7 - -0.8~-0.3

夏季 -3.6 -3.6 - -0.9~-0.4

秋季 -2.1 -2.5 -0.7 -0.9~-0.3

注:昼間及び夜間の区分は、第 12.1.1.1-16 表の注のとおりである。

Page 59: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-55

(583)

第 12.1.1.1-20 表(1) 高度別気温勾配階級出現頻度の概要(対象事業実施区域近傍)

(単位:%)

高度

気温勾配階級

季節

地上~高度 50m 高度 50~1,500m

≦-1.3

不安定

-1.2~-0.3

中立

≧-0.2

安定

≦-1.3

不安定

-1.2~-0.3

中立

≧-0.2

安定

全季節 45.8 23.9 30.4 0~ 6.7 81.3~89.3 7.1~18.8

春季 44.6 18.8 36.6 0~ 2.7 64.3~88.4 10.7~35.7

夏季 62.5 31.3 6.3 0~14.3 82.1~95.5 2.7~17.9

秋季 33.0 22.3 44.6 0~ 7.1 73.2~87.5 5.4~26.8

冬季 42.9 23.2 33.9 0~ 2.7 87.5~97.3 2.7~ 9.8

第 12.1.1.1-20 表(2) 高度別気温勾配階級出現頻度の概要(内陸地点)

(単位:%)

高度

気温勾配階級

季節

地上~高度 50m 高度 50~1,500m

≦-1.3

不安定

-1.2~-0.3

中立

≧-0.2

安定

≦-1.3

不安定

-1.2~-0.3

中立

≧-0.2

安定

全季節 78.3 18.0 3.7 0~12.7 74.1~93.7 4.8~25.9

春季 73.0 25.4 1.6 0~11.1 60.3~88.9 6.3~39.7

夏季 96.8 3.2 0 0~15.9 74.6~98.4 1.6~25.4

秋季 65.1 25.4 9.5 0~11.1 79.4~93.7 1.6~20.6

Page 60: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-56

(584)

第 12.1.1.1-21 表(1) 高度別平均気温勾配(高層・全季節及び季節別)

(対象事業実施区域近傍) 観測期間:春季;平成28年4月19日~25日

夏季;平成28年7月23日~29日

秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日

冬季;平成28年1月9日~15日

(単位:℃/100m)

季節

昼夜 高度(m)

全季節 春季 夏季 秋季 冬季

全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間

地上~ 50 -1.3 -2.5 -0.1 -1.3 -2.5 0.3 -1.9 -2.6 -1.0 -0.8 -2.0 0.1 -1.2 -2.8 0.0

50 ~ 100 -0.8 -1.0 -0.7 -0.7 -0.8 -0.5 -1.0 -1.1 -0.9 -0.8 -1.0 -0.7 -0.8 -0.9 -0.7

100~ 150 -0.7 -0.8 -0.7 -0.6 -0.7 -0.5 -0.8 -0.8 -0.9 -0.7 -0.8 -0.7 -0.8 -0.7 -0.8

150~ 200 -0.7 -0.7 -0.7 -0.6 -0.7 -0.6 -0.8 -0.8 -0.9 -0.7 -0.7 -0.7 -0.8 -0.8 -0.8

200~ 250 -0.7 -0.8 -0.7 -0.7 -0.7 -0.6 -0.8 -0.8 -0.9 -0.7 -0.8 -0.6 -0.8 -0.8 -0.8

250~ 300 -0.7 -0.8 -0.7 -0.7 -0.8 -0.6 -0.8 -0.7 -0.8 -0.7 -0.8 -0.6 -0.8 -0.9 -0.7

300~ 350 -0.7 -0.8 -0.7 -0.6 -0.7 -0.5 -0.7 -0.7 -0.8 -0.7 -0.8 -0.7 -0.8 -0.9 -0.8

350~ 400 -0.7 -0.8 -0.7 -0.7 -0.7 -0.6 -0.7 -0.7 -0.7 -0.6 -0.7 -0.6 -0.8 -0.9 -0.8

400~ 450 -0.7 -0.8 -0.7 -0.7 -0.7 -0.7 -0.7 -0.7 -0.7 -0.7 -0.8 -0.6 -0.8 -0.9 -0.8

450~ 500 -0.7 -0.7 -0.6 -0.6 -0.6 -0.6 -0.7 -0.7 -0.7 -0.6 -0.6 -0.5 -0.8 -0.9 -0.8

500~ 550 -0.7 -0.7 -0.6 -0.6 -0.7 -0.4 -0.7 -0.7 -0.7 -0.5 -0.7 -0.4 -0.8 -0.9 -0.8

550~ 600 -0.7 -0.7 -0.6 -0.6 -0.6 -0.5 -0.8 -0.8 -0.7 -0.5 -0.6 -0.4 -0.8 -0.9 -0.8

600~ 650 -0.6 -0.6 -0.6 -0.5 -0.6 -0.5 -0.6 -0.6 -0.6 -0.5 -0.6 -0.5 -0.8 -0.8 -0.8

650~ 700 -0.6 -0.7 -0.6 -0.6 -0.6 -0.6 -0.7 -0.7 -0.6 -0.5 -0.7 -0.4 -0.8 -0.9 -0.8

700~ 750 -0.6 -0.7 -0.6 -0.5 -0.6 -0.5 -0.6 -0.7 -0.6 -0.6 -0.7 -0.5 -0.8 -0.8 -0.8

750~ 800 -0.6 -0.7 -0.6 -0.5 -0.6 -0.4 -0.6 -0.6 -0.5 -0.6 -0.7 -0.5 -0.8 -0.9 -0.8

800~ 850 -0.6 -0.7 -0.6 -0.6 -0.6 -0.5 -0.6 -0.6 -0.6 -0.6 -0.7 -0.5 -0.8 -0.8 -0.9

850~ 900 -0.6 -0.6 -0.6 -0.6 -0.6 -0.6 -0.6 -0.6 -0.6 -0.5 -0.6 -0.5 -0.8 -0.8 -0.8

900~ 950 -0.7 -0.7 -0.6 -0.7 -0.6 -0.7 -0.6 -0.6 -0.5 -0.6 -0.6 -0.5 -0.8 -0.9 -0.7

950~1,000 -0.6 -0.7 -0.6 -0.7 -0.6 -0.7 -0.6 -0.6 -0.5 -0.6 -0.6 -0.5 -0.8 -0.9 -0.8

1,000~1,050 -0.6 -0.7 -0.6 -0.7 -0.7 -0.7 -0.5 -0.6 -0.4 -0.5 -0.6 -0.5 -0.8 -0.8 -0.8

1,050~1,100 -0.6 -0.6 -0.6 -0.6 -0.7 -0.6 -0.6 -0.6 -0.6 -0.5 -0.4 -0.5 -0.8 -0.8 -0.8

1,100~1,150 -0.6 -0.6 -0.6 -0.5 -0.6 -0.5 -0.5 -0.5 -0.5 -0.5 -0.4 -0.6 -0.8 -0.8 -0.8

1,150~1,200 -0.6 -0.6 -0.6 -0.6 -0.6 -0.6 -0.5 -0.5 -0.5 -0.4 -0.3 -0.5 -0.8 -0.8 -0.9

1,200~1,250 -0.6 -0.5 -0.6 -0.6 -0.6 -0.6 -0.4 -0.5 -0.4 -0.4 -0.3 -0.5 -0.8 -0.8 -0.8

1,250~1,300 -0.6 -0.6 -0.6 -0.6 -0.5 -0.6 -0.5 -0.6 -0.4 -0.5 -0.5 -0.5 -0.8 -0.8 -0.8

1,300~1,350 -0.6 -0.6 -0.6 -0.5 -0.5 -0.5 -0.5 -0.6 -0.5 -0.5 -0.4 -0.5 -0.8 -0.8 -0.8

1,350~1,400 -0.6 -0.6 -0.6 -0.5 -0.4 -0.5 -0.5 -0.6 -0.5 -0.5 -0.5 -0.5 -0.8 -0.8 -0.8

1,400~1,450 -0.5 -0.5 -0.5 -0.4 -0.3 -0.5 -0.4 -0.5 -0.4 -0.4 -0.5 -0.4 -0.8 -0.8 -0.8

1,450~1,500 -0.5 -0.5 -0.5 -0.3 -0.2 -0.4 -0.5 -0.6 -0.4 -0.4 -0.5 -0.2 -0.8 -0.8 -0.8

観測回数 448 224 224 112 63 49 112 63 49 112 49 63 112 49 63

注:1.気温勾配は、(上の気温-下の気温)÷(上の高度-下の高度)×100mで集計した。

2.昼間及び夜間の区分は、第 12.1.1.1-16 表の注のとおりである。

Page 61: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-57

(585)

第 12.1.1.1-21 表(2) 高度別平均気温勾配(高層・全季節及び季節別)

(内陸地点) 観測期間:春季;平成28年4月19日~25日

夏季;平成28年7月23日~29日

秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日

(単位:℃/100m)

季節

昼夜 高度(m)

全季節 春季 夏季 秋季

全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間

地上~ 50 -2.8 -3.0 -0.7 -2.7 -2.7 - -3.6 -3.6 - -2.1 -2.5 -0.7

50 ~ 100 -0.9 -0.9 -0.9 -0.8 -0.8 - -0.9 -0.9 - -0.9 -0.9 -0.9

100~ 150 -0.7 -0.7 -0.7 -0.7 -0.7 - -0.7 -0.7 - -0.7 -0.8 -0.7

150~ 200 -0.7 -0.8 -0.6 -0.7 -0.7 - -0.8 -0.8 - -0.7 -0.8 -0.6

200~ 250 -0.8 -0.8 -0.7 -0.8 -0.8 - -0.8 -0.8 - -0.7 -0.7 -0.7

250~ 300 -0.8 -0.8 -0.8 -0.7 -0.7 - -0.8 -0.8 - -0.8 -0.8 -0.8

300~ 350 -0.7 -0.8 -0.6 -0.7 -0.7 - -0.8 -0.8 - -0.7 -0.8 -0.6

350~ 400 -0.7 -0.7 -0.5 -0.7 -0.7 - -0.7 -0.7 - -0.7 -0.7 -0.5

400~ 450 -0.7 -0.7 -0.4 -0.7 -0.7 - -0.8 -0.8 - -0.6 -0.6 -0.4

450~ 500 -0.7 -0.8 -0.3 -0.7 -0.7 - -0.8 -0.8 - -0.7 -0.7 -0.3

500~ 550 -0.7 -0.7 -0.4 -0.7 -0.7 - -0.7 -0.7 - -0.6 -0.7 -0.4

550~ 600 -0.6 -0.7 -0.4 -0.6 -0.6 - -0.7 -0.7 - -0.6 -0.7 -0.4

600~ 650 -0.6 -0.6 -0.4 -0.6 -0.6 - -0.7 -0.7 - -0.6 -0.6 -0.4

650~ 700 -0.6 -0.6 -0.5 -0.5 -0.5 - -0.7 -0.7 - -0.6 -0.6 -0.5

700~ 750 -0.6 -0.6 -0.6 -0.6 -0.6 - -0.6 -0.6 - -0.7 -0.7 -0.6

750~ 800 -0.6 -0.6 -0.8 -0.6 -0.6 - -0.6 -0.6 - -0.6 -0.6 -0.8

800~ 850 -0.6 -0.6 -0.7 -0.7 -0.7 - -0.6 -0.6 - -0.5 -0.5 -0.7

850~ 900 -0.6 -0.6 -0.6 -0.6 -0.6 - -0.6 -0.6 - -0.6 -0.6 -0.6

900~ 950 -0.6 -0.6 -0.5 -0.6 -0.6 - -0.7 -0.7 - -0.6 -0.6 -0.5

950~1,000 -0.6 -0.6 -0.5 -0.6 -0.6 - -0.7 -0.7 - -0.6 -0.6 -0.5

1,000~1,050 -0.7 -0.7 -0.5 -0.7 -0.7 - -0.6 -0.6 - -0.6 -0.6 -0.5

1,050~1,100 -0.5 -0.5 -0.5 -0.6 -0.6 - -0.5 -0.5 - -0.5 -0.4 -0.5

1,100~1,150 -0.5 -0.5 -0.4 -0.6 -0.6 - -0.5 -0.5 - -0.4 -0.4 -0.4

1,150~1,200 -0.4 -0.4 -0.5 -0.6 -0.6 - -0.4 -0.4 - -0.3 -0.3 -0.5

1,200~1,250 -0.5 -0.5 -0.3 -0.5 -0.5 - -0.5 -0.5 - -0.4 -0.5 -0.3

1,250~1,300 -0.5 -0.5 -0.5 -0.6 -0.6 - -0.5 -0.5 - -0.4 -0.4 -0.5

1,300~1,350 -0.5 -0.5 -0.4 -0.5 -0.5 - -0.5 -0.5 - -0.4 -0.4 -0.4

1,350~1,400 -0.5 -0.5 -0.6 -0.4 -0.4 - -0.6 -0.6 - -0.6 -0.6 -0.6

1,400~1,450 -0.5 -0.5 -0.6 -0.5 -0.5 - -0.5 -0.5 - -0.5 -0.5 -0.6

1,450~1,500 -0.5 -0.5 -0.4 -0.3 -0.3 - -0.5 -0.5 - -0.5 -0.5 -0.4

観測回数 189 175 14 63 63 - 63 63 - 63 49 14

注:1.気温勾配は、(上の気温-下の気温)÷(上の高度-下の高度)×100mで集計した。

2.昼間及び夜間の区分は、第 12.1.1.1-16 表の注のとおりである。

3.「-」は、観測を実施していないことを示す。

Page 62: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-58

(586)

第 12.1.1.1-7 図(1) 高度別平均気温勾配(高層・全季節及び季節別)

(対象事業実施区域近傍) 観測期間:春季;平成28年4月19日~25日

夏季;平成28年7月23日~29日

秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日

冬季;平成28年1月9日~15日

Page 63: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-59

(587)

第 12.1.1.1-7 図(2) 高度別平均気温勾配(高層・全季節及び季節別)

(内陸地点) 観測期間:春季;平成28年4月19日~25日

夏季;平成28年7月23日~29日

秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日

Page 64: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-60

(588)

第 12.1.1.1-22 表(1) 高度別気温勾配階級出現頻度(高層・全季節及び季節別)

(対象事業実施区域近傍) 観測期間:春季;平成28年4月19日~25日

夏季;平成28年7月23日~29日

秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日

冬季;平成28年1月9日~15日

(単位:%)

-1.8 以下

-1.7 ~

-1.3

-1.2 ~

-0.8

-0.7 ~

-0.3

-0.2 ~ 0.0

+0.1 ~

+0.2

+0.3 ~

+0.7

+0.8 以上

全季節

地上~ 50 448 35.3 10.5 12.3 11.6 9.8 4.5 5.1 10.9

50~ 100 448 2.9 3.8 62.1 24.1 4.2 1.1 0.9 0.9

150~ 200 448 0 0 67.6 20.8 6.9 2.7 1.3 0.7

250~ 300 448 0 0 67.6 21.7 5.8 2.0 1.6 1.3

450~ 500 448 0 0 62.3 23.0 8.3 2.0 3.1 1.3

650~ 700 448 0 0 60.5 24.3 9.2 2.5 1.6 2.0

950~1,000 448 0 0 55.8 31.0 8.7 1.3 1.6 1.6

1,450~1,500 448 0 0 44.2 37.1 8.9 2.7 2.5 4.7

春季

地上~ 50 112 37.5 7.1 7.1 11.6 10.7 5.4 5.4 15.2

50~ 100 112 0 2.7 57.1 29.5 4.5 0.9 1.8 3.6

150~ 200 112 0 0 54.5 25.0 11.6 3.6 4.5 0.9

250~ 300 112 0 0 60.7 27.7 7.1 2.7 1.8 0

450~ 500 112 0 0 52.7 26.8 12.5 4.5 3.6 0

650~ 700 112 0 0 55.4 26.8 8.9 2.7 2.7 3.6

950~1,000 112 0 0 57.1 27.7 10.7 1.8 2.7 0

1,450~1,500 112 0 0 35.7 28.6 15.2 6.3 2.7 11.6

夏季

地上~ 50 112 46.4 16.1 18.8 12.5 1.8 1.8 0.9 1.8

50~ 100 112 7.1 7.1 65.2 17.9 0.9 1.8 0 0

150~ 200 112 0 0 79.5 16.1 2.7 1.8 0 0

250~ 300 112 0 0 73.2 17.0 5.4 0.9 2.7 0.9

450~ 500 112 0 0 60.7 29.5 3.6 1.8 3.6 0.9

650~ 700 112 0 0 53.6 33.0 12.5 0.9 0 0

950~1,000 112 0 0 40.2 42.0 12.5 1.8 1.8 1.8

1,450~1,500 112 0 0 25.9 61.6 8.0 1.8 1.8 0.9

秋季

地上~ 50 112 21.4 11.6 10.7 11.6 16.1 7.1 9.8 11.6

50~ 100 112 2.7 4.5 60.7 26.8 3.6 1.8 0 0

150~ 200 112 0 0 61.6 25.9 7.1 4.5 0.9 0

250~ 300 112 0 0 60.7 25.9 6.3 2.7 0.9 3.6

450~ 500 112 0 0 58.0 18.8 13.4 1.8 3.6 4.5

650~ 700 112 0 0 51.8 21.4 12.5 6.3 3.6 4.5

950~1,000 112 0 0 42.0 41.1 10.7 1.8 1.8 2.7

1,450~1,500 112 0 0 31.3 45.5 10.7 1.8 4.5 6.3

冬季

地上~ 50 112 35.7 7.1 12.5 10.7 10.7 3.6 4.5 15.2

50~ 100 112 1.8 0.9 65.2 22.3 8.0 0 1.8 0

150~ 200 112 0 0 75.0 16.1 6.3 0.9 0 1.8

250~ 300 112 0 0 75.9 16.1 4.5 1.8 0.9 0.9

450~ 500 112 0 0 77.7 17.0 3.6 0 1.8 0

650~ 700 112 0 0 81.3 16.1 2.7 0 0 0

950~1,000 112 0 0 83.9 13.4 0.9 0 0 1.8

1,450~1,500 112 0 0 83.9 12.5 1.8 0.9 0.9 0

注:1.出現頻度は、四捨五入の関係で合計が 100 にならないことがある。 2.気温勾配は、(上の気温-下の気温)÷(上の高度-下の高度)×100mで集計した。 3.「0」は、観測されなかったことを示す。

季節 高度(m) データ数

気温勾配階級 (℃/100m)

Page 65: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-61

(589)

第 12.1.1.1-22 表(2) 高度別気温勾配階級出現頻度(高層・全季節及び季節別)

(対象事業実施区域近傍) 観測期間:春季;平成28年4月19日~25日 夏季;平成28年7月23日~29日 秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日 冬季;平成28年1月9日~15日

(単位:%)

≦-1.3

(不安定)

-1.2~-0.3

(中立)

≧-0.2

(安定)

全季節

地上~ 50 448 45.8 23.9 30.4

50~ 100 448 ○ 6.7 86.2 7.1

150~ 200 448 0 88.4 11.6

250~ 300 448 0 ○ 89.3 10.7

450~ 500 448 0 85.3 14.7

650~ 700 448 0 84.8 15.2

950~1,000 448 0 86.8 13.2

1,450~1,500 448 0 81.3 ○ 18.8

春季

地上~ 50 112 44.6 18.8 36.6

50~ 100 112 ○ 2.7 86.6 10.7

150~ 200 112 0 79.5 20.5

250~ 300 112 0 ○ 88.4 11.6

450~ 500 112 0 79.5 20.5

650~ 700 112 0 82.1 17.9

950~1,000 112 0 84.8 15.2

1,450~1,500 112 0 64.3 ○ 35.7

夏季

地上~ 50 112 62.5 31.3 6.3

50~ 100 112 ○ 14.3 83.0 2.7

150~ 200 112 0 ○ 95.5 4.5

250~ 300 112 0 90.2 9.8

450~ 500 112 0 90.2 9.8

650~ 700 112 0 86.6 13.4

950~1,000 112 0 82.1 ○ 17.9

1,450~1,500 112 0 87.5 12.5

秋季

地上~ 50 112 33.0 22.3 44.6

50~ 100 112 ○ 7.1 ○ 87.5 5.4

150~ 200 112 0 ○ 87.5 12.5

250~ 300 112 0 86.6 13.4

450~ 500 112 0 76.8 23.2

650~ 700 112 0 73.2 ○ 26.8

950~1,000 112 0 83.0 17.0

1,450~1,500 112 0 76.8 23.2

冬季

地上~ 50 112 42.9 23.2 33.9

50~ 100 112 ○ 2.7 87.5 ○ 9.8

150~ 200 112 0 91.1 8.9

250~ 300 112 0 92.0 8.0

450~ 500 112 0 94.6 5.4

650~ 700 112 0 ○ 97.3 2.7

950~1,000 112 0 ○ 97.3 2.7

1,450~1,500 112 0 96.4 3.6

注:1.出現頻度は、四捨五入の関係で合計が 100 にならないことがある。 2.気温勾配は、(上の気温-下の気温)÷(上の高度-下の高度)×100mで集計した。 3.「○」は、季節ごとの高度 50~1,500mにおけるそれぞれの最大値を示す。 4.「0」は、観測されなかったことを示す。

季節 高度(m) データ数

気温勾配階級 (℃/100m)

Page 66: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-62

(590)

第 12.1.1.1-22 表(3) 高度別気温勾配階級出現頻度(高層・全季節及び季節別)

(内陸地点) 観測期間:春季;平成28年4月19日~25日

夏季;平成28年7月23日~29日

秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日

(単位:%)

-1.8 以下

-1.7 ~

-1.3

-1.2 ~

-0.8

-0.7 ~

-0.3

-0.2 ~ 0.0

+0.1 ~

+0.2

+0.3 ~

+0.7

+0.8 以上

全季節

地上~ 50 189 69.8 8.5 12.7 5.3 3.2 0 0 0.5

50~ 100 189 3.7 9.0 63.0 19.6 2.6 1.1 0 1.1

150~ 200 189 1.1 0 64.6 23.3 8.5 1.1 1.1 0.5

250~ 300 189 0 0 78.3 15.3 3.7 1.1 1.1 0.5

450~ 500 189 0 0 67.2 20.6 6.3 1.1 4.2 0.5

650~ 700 189 0 0 55.0 25.9 11.1 2.6 3.2 2.1

950~1,000 189 0 0 48.1 36.5 10.6 2.1 1.6 1.1

1,450~1,500 189 0 0 34.4 39.7 15.9 3.2 2.6 4.2

春季

地上~ 50 63 66.7 6.3 15.9 9.5 1.6 0 0 0

50~ 100 63 0 11.1 66.7 15.9 4.8 0 0 1.6

150~ 200 63 0 0 65.1 20.6 12.7 0 0 1.6

250~ 300 63 0 0 74.6 14.3 4.8 3.2 1.6 1.6

450~ 500 63 0 0 66.7 19.0 7.9 1.6 3.2 1.6

650~ 700 63 0 0 57.1 19.0 14.3 1.6 3.2 4.8

950~1,000 63 0 0 50.8 31.7 12.7 1.6 0 3.2

1,450~1,500 63 0 0 34.9 25.4 22.2 6.3 3.2 7.9

夏季

地上~ 50 63 93.7 3.2 3.2 0 0 0 0 0

50~ 100 63 6.3 9.5 60.3 17.5 3.2 3.2 0 0

150~ 200 63 0 0 65.1 30.2 4.8 0 0 0

250~ 300 63 0 0 79.4 19.0 1.6 0 0 0

450~ 500 63 0 0 71.4 22.2 4.8 0 1.6 0

650~ 700 63 0 0 60.3 27.0 7.9 0 3.2 1.6

950~1,000 63 0 0 47.6 42.9 7.9 0 1.6 0

1,450~1,500 63 0 0 38.1 36.5 19.0 3.2 3.2 0

秋季

地上~ 50 63 49.2 15.9 19.0 6.3 7.9 0 0 1.6

50~ 100 63 4.8 6.3 61.9 25.4 0 0 0 1.6

150~ 200 63 3.2 0 63.5 19.0 7.9 3.2 3.2 0

250~ 300 63 0 0 81.0 12.7 4.8 0 1.6 0

450~ 500 63 0 0 63.5 20.6 6.3 1.6 7.9 0

650~ 700 63 0 0 47.6 31.7 11.1 6.3 3.2 0

950~1,000 63 0 0 46.0 34.9 11.1 4.8 3.2 0

1,450~1,500 63 0 0 30.2 57.1 6.3 0 1.6 4.8

注:1.出現頻度は、四捨五入の関係で合計が 100 にならないことがある。

2.気温勾配は、(上の気温-下の気温)÷(上の高度-下の高度)×100mで集計した。

3.「0」は、観測されなかったことを示す。

季節 高度(m) データ数

気温勾配階級 (℃/100m)

Page 67: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-63

(591)

第 12.1.1.1-22 表(4) 高度別気温勾配階級出現頻度(高層・全季節及び季節別)

(内陸地点) 観測期間:春季;平成28年4月19日~25日

夏季;平成28年7月23日~29日

秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日

(単位:%)

≦-1.3

(不安定)

-1.2~-0.3

(中立)

≧-0.2

(安定)

全季節

地上~ 50 189 78.3 18.0 3.7

50~ 100 189 ○ 12.7 82.5 4.8

150~ 200 189 1.1 87.8 11.1

250~ 300 189 0 ○ 93.7 6.3

450~ 500 189 0 87.8 12.2

650~ 700 189 0 81.0 19.0

950~1,000 189 0 84.7 15.3

1,450~1,500 189 0 74.1 ○ 25.9

春季

地上~ 50 63 73.0 25.4 1.6

50~ 100 63 ○ 11.1 82.5 6.3

150~ 200 63 0 85.7 14.3

250~ 300 63 0 ○ 88.9 11.1

450~ 500 63 0 85.7 14.3

650~ 700 63 0 76.2 23.8

950~1,000 63 0 82.5 17.5

1,450~1,500 63 0 60.3 ○ 39.7

夏季

地上~ 50 63 96.8 3.2 0

50~ 100 63 ○ 15.9 77.8 6.3

150~ 200 63 0 95.2 4.8

250~ 300 63 0 ○ 98.4 1.6

450~ 500 63 0 93.7 6.3

650~ 700 63 0 87.3 12.7

950~1,000 63 0 90.5 9.5

1,450~1,500 63 0 74.6 ○ 25.4

秋季

地上~ 50 63 65.1 25.4 9.5

50~ 100 63 ○ 11.1 87.3 1.6

150~ 200 63 3.2 82.5 14.3

250~ 300 63 0 ○ 93.7 6.3

450~ 500 63 0 84.1 15.9

650~ 700 63 0 79.4 ○ 20.6

950~1,000 63 0 81.0 19.0

1,450~1,500 63 0 87.3 12.7

注:1.出現頻度は、四捨五入の関係で合計が 100 にならないことがある。 2.気温勾配は、(上の気温-下の気温)÷(上の高度-下の高度)×100mで集計した。 3.「○」は、季節ごとの高度 50~1,500mにおけるそれぞれの最大値を示す。 4.「0」は、観測されなかったことを示す。

季節 高度(m) データ数

気温勾配階級 (℃/100m)

Page 68: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-64

(592)

ⅲ. 逆転層

観測結果は、第 12.1.1.1-23 表のとおりである。

全季節の逆転層の型別出現頻度は、対象事業実施区域近傍においては全日で逆転なしが

87.5%、下層逆転が 3.6%、上層逆転が 8.5%、全層逆転が 0.4%、内陸地点においては全

日で逆転なしが 84.1%、下層逆転が 3.7%、上層逆転が 9.5%、全層逆転が 2.6%となって

いる。

第 12.1.1.1-23 表(1) 逆転層の出現頻度(対象事業実施区域近傍)

観測期間:春季;平成28年4月19日~25日

夏季;平成28年7月23日~29日

秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日

冬季;平成28年1月9日~15日

季節 全季節 春季 夏季 秋季 冬季

昼夜

逆転層区分

回数

(回)

頻度

(%)

回数

(回)

頻度

(%)

回数

(回)

頻度

(%)

回数

(回)

頻度

(%)

回数

(回)

頻度

(%)

全日

逆転なし 392 87.5 88 78.6 107 95.5 87 77.7 110 98.2

下層逆転 16 3.6 7 6.3 2 1.8 5 4.5 2 1.8

上層逆転 38 8.5 17 15.2 3 2.7 18 16.1 0 0

全層逆転 2 0.4 0 0 0 0 2 1.8 0 0

昼間

逆転なし 204 91.1 53 84.1 59 93.7 43 87.8 49 100.0

下層逆転 4 1.8 0 0 2 3.2 2 4.1 0 0

上層逆転 15 6.7 10 15.9 2 3.2 3 6.1 0 0

全層逆転 1 0.4 0 0 0 0 1 2.0 0 0

夜間

逆転なし 188 83.9 35 71.4 48 98.0 44 69.8 61 96.8

下層逆転 12 5.4 7 14.3 0 0 3 4.8 2 3.2

上層逆転 23 10.3 7 14.3 1 2.0 15 23.8 0 0

全層逆転 1 0.4 0 0 0 0 1 1.6 0 0

注:1.気温勾配が、0.1℃/100m以上のものを逆転とした。

2.出現頻度はそれぞれ全日、昼間、夜間ごとの観測回数に対する比率(%)を示す。

なお、観測回数は下表のとおりである。

(単位:回)

昼夜 全季節 春季 夏季 秋季 冬季

全日 448 112 112 112 112

昼間 224 63 63 49 49

夜間 224 49 49 63 63

3.昼間及び夜間の区分は、第 12.1.1.1-16 表の注のとおりである。

4.出現頻度は、四捨五入の関係で合計が 100 にならないことがある。

5.逆転層区分高度は、将来の有効煙突高さを考慮して 400mとした。

6.逆転層区分は、区分高度と逆転層の位置関係から、区分高度より下にあるものを下層逆転、区分高度より上

にあるものを上層逆転、区分高度にまたがるものを全層逆転とした。逆転の区分は、下図のとおりである。

区分高度

地上 下層逆転 上層逆転 全層逆転

は逆転層を示す。

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12.1.1-65

(593)

第 12.1.1.1-23 表(2) 逆転層の出現頻度(内陸地点)

観測期間:春季;平成28年4月19日~25日

夏季;平成28年7月23日~29日

秋季;平成28年10月1日~4日

10月6日~8日

季節 全季節 春季 夏季 秋季

昼夜

逆転層区分

回数

(回)

頻度

(%)

回数

(回)

頻度

(%)

回数

(回)

頻度

(%)

回数

(回)

頻度

(%)

全日

逆転なし 159 84.1 53 84.1 54 85.7 52 82.5

下層逆転 7 3.7 3 4.8 2 3.2 2 3.2

上層逆転 18 9.5 6 9.5 7 11.1 5 7.9

全層逆転 5 2.6 1 1.6 0 0 4 6.3

昼間

逆転なし 150 85.7 53 84.1 54 85.7 43 87.8

下層逆転 7 4.0 3 4.8 2 3.2 2 4.1

上層逆転 15 8.6 6 9.5 7 11.1 2 4.1

全層逆転 3 1.7 1 1.6 0 0 2 4.1

夜間

逆転なし 9 64.3 - - - - 9 64.3

下層逆転 0 0 - - - - 0 0

上層逆転 3 21.4 - - - - 3 21.4

全層逆転 2 14.3 - - - - 2 14.3

注:1.気温勾配が、0.1℃/100m以上のものを逆転とした。

2.「-」は、観測を実施していないことを示す。

3.出現頻度はそれぞれ全日、昼間、夜間ごとの観測回数に対する比率(%)を示す。

なお、観測回数は下表のとおりである。

(単位:回)

昼夜 全季節 春季 夏季 秋季

全日 189 63 63 63

昼間 175 63 63 49

夜間 14 - - 14

4.昼間及び夜間の区分は、第 12.1.1.1-16 表の注のとおりである。

5.出現頻度は、四捨五入の関係で合計が 100 にならないことがある。

6.逆転層区分高度は、将来の有効煙突高さを考慮して 400mとした。

7.逆転層区分は、区分高度と逆転層の位置関係から、区分高度より下にあるものを下層逆転、区分

高度より上にあるものを上層逆転、区分高度にまたがるものを全層逆転とした。逆転の区分は、

下図のとおりである。

区分高度

地上 下層逆転 上層逆転 全層逆転

は逆転層を示す。

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12.1.1-66

(594)

(エ) 天気概況

高層気象観測期間中の天気概況は第 12.1.1.1-24 表、天気図は第 12.1.1.1-8 図のとおり

であり、各季節とも季節を代表する天気状況であった。

第 12.1.1.1-24 表 高層気象観測期間中の天気概況

季節 概況

春季

春季観測期間中は、4月19日から20日にかけて移動性高気圧に覆われ、西日本は晴天であった

が、21日は東シナ海から日本海南部を東進する低気圧やそれに伴う前線の影響で、午前中から夜

にかけて雨となる。22日から23日前半にかけては移動性高気圧に覆われ、晴れるが、その後、気

圧の谷の影響で23日夕方から翌24日未明にかけて雨となる。24日から25日は日本海に中心を持つ

移動性高気圧に覆われたが、太平洋側には前線が停滞したため、雲の多い天気となった。

夏季

夏季観測期間中は、7月23日から24日にかけては千島列島近海に中心を持つ高気圧に覆われ、

23日の西日本は晴天であったが、24日は西日本の上空に湿った空気が流れ込んだため、曇天とな

った。25日から27日午前中にかけては低気圧が日本海で停滞し、引き続き西日本の上空には湿っ

た空気が流れ込んだため、雲が多く、25日の夜から27日未明にかけて雨を伴う時間帯もあった。

27日午後から29日にかけては太平洋高気圧が西日本に張り出し、概ね晴れの天気で経過した。

秋季

秋季観測期間中は、10月1日は西日本を東西に延びる停滞前線の影響を受け、未明と朝に一時

雨が降ったが、概ね曇天で経過し、夕方以降には一時晴れ間も広がった。2日は日本海に中心を

持つ高気圧に覆われたため、未明に一時雨が降ったが、その後は曇から晴れとなった。3日は前

線を伴う低気圧が日本海を東進し、西日本の南岸には停滞前線も発生したため、曇天で日中時々

雨となった。4日は前線が西日本の南岸に停滞したため、昼過ぎと夜遅くに晴れ間も出たが概ね

曇天であった。6日は台風18号から変わった低気圧が日本の東海上を東進し、西日本は大陸の高

気圧に覆われたため、概ね晴天となった。7日は日本海の移動性高気圧に覆われ、晴天となった

が、8日は日本海を低気圧が東進し、低気圧から南西に伸びる寒冷前線が西日本に近づいたた

め、概ね雲の多い天気であった。

冬季

冬季観測期間中は、冬型の気圧配置で始まり、晴天であったが、半ば頃には日本の南海上や日

本海を低気圧が東進し、上空の寒気の影響を受けて低い雲に覆われ、雨も降った。その後、冬型

の気圧配置や大陸の高気圧に覆われ、晴れた。

1月9日~10日は冬型の気圧配置で晴れ、11日は冬型の気圧配置が緩み、天気は概ね晴れであっ

た。12日は日本の南海上を低気圧が離れて東進し、その後冬型の気圧配置で概ね晴れ、13日は日

本海を低気圧が東進し、その後冬型の気圧配置となったが、上空の寒気の影響で日中低い雲に覆

われ、朝夕一時雨が降った。14日は冬型の気圧配置で終日晴れ、15日は中国大陸の高気圧に覆わ

れ、終日晴れた。

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12.1.1-67

(595)

第 12.1.1.1-8 図(1) 高層気象観測期間中の天気図(春季)

4月 19 日 4月 20 日 4月 21 日

4月 22 日 4月 23 日 4月 24 日

4月 25 日

〔「気象庁ホームページ」より作成 〕

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12.1.1-68

(596)

第 12.1.1.1-8 図(2) 高層気象観測期間中の天気図(夏季)

7月 23 日 7月 24 日 7月 25 日

7月 26 日 7月 27 日 7月 28 日

7月 29 日

〔「気象庁ホームページ」より作成 〕

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12.1.1-69

(597)

第 12.1.1.1-8 図(3) 高層気象観測期間中の天気図(秋季)

10 月1日 10 月2日 10 月3日

10 月4日 10 月6日 10 月7日

10 月8日

〔「気象庁ホームページ」より作成 〕

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12.1.1-70

(598)

第 12.1.1.1-8 図(4) 高層気象観測期間中の天気図(冬季)

1月9日 1月 10 日 1月 11 日

1月 12 日 1月 13 日 1月 14 日

1月 15 日

〔「気象庁ホームページ」より作成 〕

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12.1.1-71

(599)

② 大気汚染物質の濃度の状況

a. 文献その他の資料調査

「兵庫県大気環境の状況」(兵庫県の環境ホームページ)等による二酸化硫黄、窒素酸化物

及び浮遊粒子状物質に係る情報の収集、整理及び解析を行った。

(a) 調査地域

20km圏内とした。

(b) 調査地点

第 12.1.1.1-9 図に示す対象事業実施区域を中心とした半径 20km範囲内の一般大気環境測定

局(以下、「一般局」という。)32 地点とした。

(c) 調査期間

平成 23~27 年度の5年間とした。

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12.1.1-72

(600)

第 12.1.1.1-9 図 大気質調査地点の位置

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12.1.1-73

(601)

(d) 調査結果

ア. 二酸化硫黄(SO2)

平成23~27年度における二酸化硫黄の調査結果の概要は第12.1.1.1-25表のとおりであり、

その詳細は第 12.1.1.1-28 表のとおりである。

平成 23~27 年度の二酸化硫黄の年平均値は、平成 23年度が 0.001~0.006ppm、平成 24年度

が 0.001~0.006ppm、平成 25年度が 0.001~0.006ppm、平成 26年度が 0.001~0.006ppm、平成

27 年度が 0.001~0.006ppmの範囲内にあり、日平均値の2%除外値は平成 23 年度が 0.003~

0.013ppm、平成 24 年度が 0.003~0.013ppm、平成 25 年度が 0.004~0.014ppm、平成 26 年度が

0.004~0.011ppm、平成 27 年度が 0.003~0.011ppmの範囲内である。

二酸化硫黄に係る環境基準の適合状況は、平成 23~27 年度の5年間ともすべての測定局で

短期的評価及び長期的評価の環境基準に適合している。

第 12.1.1.1-25 表 二酸化硫黄の調査結果の概要

項目

年度

年平均値

(ppm)

日平均値の

2%除外値

(ppm)

1時間値の最高値

(ppm)

環境基準への適合状況

(適合局数/測定局数)

短期的評価 長期的評価

平成 23 年度 0.001~0.006 0.003~0.013 0.009~0.044 18/18 18/18

平成 24 年度 0.001~0.006 0.003~0.013 0.011~0.060 18/18 18/18 平成 25 年度 0.001~0.006 0.004~0.014 0.015~0.039 18/18 17/17

平成 26 年度 0.001~0.006 0.004~0.011 0.013~0.050 18/18 17/17

平成 27 年度 0.001~0.006 0.003~0.011 0.010~0.049 18/18 18/18

注:1.平成 25、26 年度は、有効測定時間(6,000 時間)に達していない測定局が1局あった。

2.環境基準の短期的評価;1時間値が 0.1ppm以下で、かつ、1日平均値が 0.04ppm以下であること。

3.環境基準の長期的評価;1日平均値の年間2%除外値が 0.04ppm以下であること。ただし、1日平均値

が 0.04ppmを超えた日が2日以上連続しないこと。

「兵庫県大気環境の状況」(兵庫県の環境ホームページ)

「平成 23~27 年度 環境データ集」(大阪市ホームページ)より作成

イ. 窒素酸化物(NOX)

平成23~27年度における二酸化窒素の調査結果の概要は第12.1.1.1-26表のとおりであり、

その詳細は第 12.1.1.1-29 表のとおりである。

平成 23~27 年度の二酸化窒素の年平均値は、平成 23年度が 0.009~0.025ppm、平成 24年度

が 0.008~0.025ppm、平成 25年度が 0.009~0.025ppm、平成 26年度が 0.008~0.024ppm、平成

27 年度が 0.005~0.024ppmの範囲内にあり、日平均値の年間 98%値は平成 23 年度が 0.022~

0.049ppm、平成 24 年度が 0.021~0.049ppm、平成 25 年度が 0.020~0.051ppm、平成 26 年度が

0.017~0.049ppm、平成 27 年度が 0.012~0.047ppmの範囲内である。

二酸化窒素に係る環境基準の適合状況は、平成 23~27 年度の5年間ともすべての測定局で

環境基準に適合している。

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12.1.1-74

(602)

第 12.1.1.1-26 表 二酸化窒素の調査結果の概要

項目

年度

年平均値

(ppm)

日平均値の年間 98%値

(ppm)

環境基準への適合状況

(適合局数/測定局数)

平成 23 年度 0.009~0.025 0.022~0.049 30/30

平成 24 年度 0.008~0.025 0.021~0.049 30/30

平成 25 年度 0.009~0.025 0.020~0.051 28/28

平成 26 年度 0.008~0.024 0.017~0.049 29/29

平成 27 年度 0.005~0.024 0.012~0.047 29/29

注:1.平成 25 年度は2局、平成 26、27 年度は1局有効測定時間(6,000 時間)に達していない

測定局があった。

2.環境基準の評価;1日平均値の年間 98%値が 0.06ppmを超えないこと。

「兵庫県大気環境の状況」(兵庫県の環境ホームページ)

「平成 23~27 年度 環境データ集」(大阪市ホームページ)より作成

ウ. 浮遊粒子状物質(SPM)

平成 23~27 年度における浮遊粒子状物質の調査結果の概要は第 12.1.1.1-27 表のとおりで

あり、その詳細は第 12.1.1.1-30 表のとおりである。

平成 23~27 年度の浮遊粒子状物質の年平均値は、平成 23 年度が 0.015~0.027mg/m3、平成

24 年度が 0.014~0.028mg/m3、平成 25 年度が 0.016~0.030mg/m3、平成 26 年度が 0.013~

0.030mg/m3、平成 27 年度が 0.013~0.026mg/m3の範囲内にあり、日平均値の2%除外値は平成

23 年度が 0.033~0.057mg/m3、平成 24 年度が 0.038~0.065mg/m3、平成 25 年度が 0.045~

0.077mg/m3、平成 26 年度が 0.032~0.062mg/m3、平成 27 年度が 0.034~0.061mg/m3の範囲内で

ある。

浮遊粒子状物質に係る環境基準の短期的評価の適合状況は、平成 24、26 年度はすべての測

定局で環境基準に適合しているが、平成 23 年度は 25 局、平成 25 年度は1局、平成 27 年度は

2局で環境基準に適合していない。

浮遊粒子状物質に係る環境基準の長期的評価の適合状況は、平成 24、26、27 年度はすべて

の測定局で環境基準に適合しているが、平成 23 年度は 14 局、平成 25 年度は1局で環境基準

に適合していない。

第 12.1.1.1-27 表 浮遊粒子状物質の調査結果の概要

項目

年度

年平均値

(mg/m3)

日平均値の

2%除外値

(mg/m3)

1時間値の

最高値

(mg/m3)

環境基準への適合状況

(適合局数/測定局数)

短期的評価 長期的評価

平成 23 年度 0.015~0.027 0.033~0.057 0.088~0.198 4/29 15/29

平成 24 年度 0.014~0.028 0.038~0.065 0.084~0.199 29/29 29/29

平成 25 年度 0.016~0.030 0.045~0.077 0.086~0.223 28/29 27/28

平成 26 年度 0.013~0.030 0.032~0.062 0.081~0.178 29/29 28/28

平成 27 年度 0.013~0.026 0.034~0.061 0.075~0.286 27/29 28/28

注:1.平成 25、26、27 年度は、有効測定時間(6,000 時間)に達していない測定局が1局あった。

2.環境基準の短期的評価;1時間値が 0.20mg/m3以下で、かつ、1日平均値が 0.10mg/m3を以下

であること。

3.環境基準の長期的評価;1日平均値の年間2%除外値が 0.10mg/m3以下であること。ただし、

1日平均値が 0.10mg/m3を超えた日が2日以上連続しないこと。

「兵庫県大気環境の状況」(兵庫県の環境ホームページ)

「平成 23~27 年度 環境データ集」(大阪市ホームページ)より作成

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12.1.1-75

(603)

b. 現地調査

(a) 調査地域

20km圏内とした。

(b) 調査地点

六甲山のふもとまで住宅地が迫っている地形を考慮して、第 12.1.1.1-9 図に示す対象事業

実施区域の北西方向の五毛丸山と北方向の渦森台の2地点とした。

(c) 調査期間

五毛丸山は、1年間連続観測(平成 28 年1月1日~12 月 31 日)を行った。

渦森台は、季節ごとに各 1 回(各 1 週間)観測を行った。

春季:平成28年4月19日~25日

夏季:平成28年7月23日~29日

秋季:平成28年10月1日~4日、6日~8日

冬季:平成28年12月14日~20日

※平成28年10月5日は台風影響のため観測を中断した。

(d) 調査方法

「大気の汚染に係る環境基準について」(昭和 48 年環境庁告示第 25 号)に定める方法によ

り硫黄酸化物及び浮遊粒子状物質を、「二酸化窒素に係る環境基準について」(昭和 53 年環

境庁告示第 38 号)に定める方法により窒素酸化物を測定し、観測結果の整理及び解析を行っ

た。

(e) 調査結果

調査結果は、第 12.1.1.1-28~30 表のとおりである。なお、同表には比較のために、文献そ

の他の資料調査の結果も含めて記載した。

五毛丸山において、二酸化硫黄及び浮遊粒子状物質に係る環境基準の短期的評価及び長期的

評価、二酸化窒素に係る環境基準の評価に照らしてみると、いずれも適合している。渦森台に

おいて、二酸化硫黄及び浮遊粒子状物質に係る環境基準の短期的評価に照らしてみると、いず

れも適合している。

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12.1.1-76

(604)

第 12.1.1.1-28 表(1) 二酸化硫黄の調査結果

図中番号

測定局名

設置主体

用途地域

年度

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値が0.1ppmを超えた

時間数とその割合

日平均値が0.04ppmを超えた 日数と

その割合

1時間

値の

最高値

日平均 値の 2%

除外値

日平均値が

0.04ppmを

超えた日が

2日以上

連続

したことの

有無

環境基準の

長期的評価

による

日平均値が

0.04ppmを

超えた日数

(日) (時間) (ppm) (時間) (%) (日) (%) (ppm) (ppm) (有×・無○) (日)

2 六甲アイラ

ンド

神戸市

23 364 8,647 0.003 0 0 0 0 0.025 0.008 ○ 0 24 365 8,651 0.003 0 0 0 0 0.044 0.008 ○ 0

25 358 8,538 0.003 0 0 0 0 0.026 0.008 ○ 0

26 364 8,654 0.003 0 0 0 0 0.033 0.008 ○ 0

27 363 8,671 0.003 0 0 0 0 0.035 0.007 ○ 0

3 灘浜 神戸市

23 354 8,368 0.006 0 0 0 0 0.031 0.012 ○ 0

24 345 8,214 0.005 0 0 0 0 0.060 0.009 ○ 0

25 321 7,617 0.004 0 0 0 0 0.031 0.007 ○ 0

26 356 8,476 0.002 0 0 0 0 0.050 0.006 ○ 0

27 365 8,664 0.002 0 0 0 0 0.036 0.006 ○ 0

5 港島 神戸市

23 359 8,517 0.003 0 0 0 0 0.041 0.007 ○ 0

24 354 8,392 0.004 0 0 0 0 0.027 0.008 ○ 0

25 341 8,128 0.003 0 0 0 0 0.025 0.008 ○ 0

26 348 8,354 0.003 0 0 0 0 0.023 0.008 ○ 0

27 364 8,648 0.003 0 0 0 0 0.031 0.007 ○ 0

8 兵庫南部 神戸市

23 342 8,174 0.004 0 0 0 0 0.023 0.007 ○ 0

24 354 8,399 0.004 0 0 0 0 0.031 0.008 ○ 0

25 357 8,447 0.004 0 0 0 0 0.026 0.008 ○ 0

26 363 8,624 0.002 0 0 0 0 0.025 0.007 ○ 0

27 365 8,663 0.002 0 0 0 0 0.022 0.006 ○ 0

12 垂水 神戸市

23 352 8,299 0.004 0 0 0 0 0.027 0.008 ○ 0

24 354 8,375 0.004 0 0 0 0 0.023 0.008 ○ 0

25 327 7,841 0.005 0 0 0 0 0.029 0.009 ○ 0

26 355 8,509 0.002 0 0 0 0 0.020 0.006 ○ 0

27 365 8,662 0.002 0 0 0 0 0.020 0.006 ○ 0

16 潮見小学校 芦屋市

23 365 8,709 0.002 0 0 0 0 0.034 0.006 ○ 0

24 364 8,678 0.002 0 0 0 0 0.038 0.007 ○ 0

25 365 8,684 0.002 0 0 0 0 0.025 0.007 ○ 0

26 362 8,662 0.002 0 0 0 0 0.022 0.007 ○ 0

27 363 8,658 0.002 0 0 0 0 0.023 0.006 ○ 0

17 打出浜

小学校

芦屋市

23 365 8,698 0.002 0 0 0 0 0.044 0.005 ○ 0

24 360 8,656 0.002 0 0 0 0 0.019 0.006 ○ 0

25 331 7,938 0.002 0 0 0 0 0.021 0.006 ○ 0

26 331 7,909 0.002 0 0 0 0 0.018 0.007 ○ 0

27 365 8,674 0.002 0 0 0 0 0.049 0.005 ○ 0

19 市立立花北

小学校

尼崎市

23 363 8,647 0.001 0 0 0 0 0.014 0.004 ○ 0

24 365 8,632 0.001 0 0 0 0 0.012 0.004 ○ 0

25 363 8,606 0.001 0 0 0 0 0.016 0.005 ○ 0

26 363 8,613 0.001 0 0 0 0 0.015 0.004 ○ 0

27 364 8,684 0.001 0 0 0 0 0.017 0.004 ○ 0

注:1.図中番号は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.用途地域は、第 3.1.1-3 表の注3を参照。

「兵庫県大気環境の状況」(兵庫県の環境ホームページ)

「平成 23~27 年度 環境データ集」(大阪市ホームページ)より作成

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12.1.1-77

(605)

第 12.1.1.1-28 表(2) 二酸化硫黄の調査結果

図中番号

測定局名

設置主体

用途地域

年度

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値が0.1ppmを超えた

時間数とその割合

日平均値が0.04ppmを超えた 日数と

その割合

1時間

値の

最高値

日平均 値の 2%

除外値

日平均値が

0.04ppmを

超えた日が

2日以上

連続

したことの

有無

環境基準の

長期的評価

による

日平均値が

0.04ppmを

超えた日数

(日) (時間) (ppm) (時間) (%) (日) (%) (ppm) (ppm) (有×・無○) (日)

20 国設尼崎 国 住

23 366 8,724 0.002 0 0 0 0 0.016 0.004 ○ 0 24 365 8,707 0.002 0 0 0 0 0.013 0.004 ○ 0

25 362 8,650 0.002 0 0 0 0 0.016 0.005 ○ 0

26 319 7,645 0.002 0 0 0 0 0.019 0.005 ○ 0

27 363 8,641 0.001 0 0 0 0 0.019 0.004 ○ 0

21 琴ノ浦高校 尼崎市

23 363 8,688 0.002 0 0 0 0 0.021 0.006 ○ 0

24 360 8,609 0.002 0 0 0 0 0.017 0.006 ○ 0

25 134 3,200 (0.003) (0) (0) (0) (0) (0.019)(0.007) (○) (0)

26 187 4,577 (0.001) (0) (0) (0) (0) (0.017)(0.004) (○) (0)

27 364 8,686 0.002 0 0 0 0 0.018 0.005 ○ 0

22 西宮市役所 西宮市

23 323 7,826 0.002 0 0 0 0 0.020 0.005 ○ 0

24 359 8,597 0.002 0 0 0 0 0.027 0.005 ○ 0

25 364 8,679 0.003 0 0 0 0 0.024 0.006 ○ 0

26 364 8,680 0.003 0 0 0 0 0.016 0.007 ○ 0

27 364 8,681 0.003 0 0 0 0 0.021 0.005 ○ 0

23 鳴尾支所 西宮市

23 366 8,715 0.003 0 0 0 0 0.021 0.006 ○ 0

24 363 8,661 0.002 0 0 0 0 0.017 0.005 ○ 0

25 363 8,681 0.002 0 0 0 0 0.020 0.006 ○ 0

26 364 8,682 0.002 0 0 0 0 0.019 0.006 ○ 0

27 364 8,687 0.002 0 0 0 0 0.021 0.005 ○ 0

25 甲陵中学校 西宮市

23 363 8,693 0.002 0 0 0 0 0.012 0.003 ○ 0

24 360 8,622 0.001 0 0 0 0 0.013 0.004 ○ 0

25 364 8,685 0.002 0 0 0 0 0.018 0.004 ○ 0

26 360 8,640 0.002 0 0 0 0 0.013 0.004 ○ 0

27 366 8,710 0.001 0 0 0 0 0.010 0.003 ○ 0

26 山口小学校 西宮市

23 366 8,710 0.001 0 0 0 0 0.013 0.004 ○ 0

24 363 8,668 0.002 0 0 0 0 0.012 0.004 ○ 0

25 364 8,681 0.002 0 0 0 0 0.017 0.005 ○ 0

26 363 8,682 0.001 0 0 0 0 0.025 0.004 ○ 0

27 366 8,697 0.001 0 0 0 0 0.010 0.003 ○ 0

27 浜甲子園 西宮市

23 366 8,708 0.002 0 0 0 0 0.019 0.006 ○ 0

24 358 8,572 0.002 0 0 0 0 0.019 0.006 ○ 0

25 362 8,616 0.002 0 0 0 0 0.021 0.007 ○ 0

26 365 8,687 0.002 0 0 0 0 0.021 0.006 ○ 0

27 352 8,408 0.002 0 0 0 0 0.022 0.006 ○ 0

29 よりあい

ひろば

兵庫県

23 363 8,667 0.001 0 0 0 0 0.009 0.003 ○ 0

24 363 8,675 0.001 0 0 0 0 0.011 0.003 ○ 0

25 345 8,273 0.001 0 0 0 0 0.015 0.004 ○ 0

26 363 8,695 0.001 0 0 0 0 0.024 0.004 ○ 0

27 364 8,701 0.001 0 0 0 0 0.019 0.003 ○ 0

注:1.図中番号は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.用途地域は、第 3.1.1-3 表の注3を参照。

3.( )は、年間有効測定時間数(6,000 時間)に達していない測定局の値を示す。

「兵庫県大気環境の状況」(兵庫県の環境ホームページ)

「平成 23~27 年度 環境データ集」(大阪市ホームページ)より作成

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12.1.1-78

(606)

第 12.1.1.1-28 表(3) 二酸化硫黄の調査結果

図中番号

測定局名

設置主体

用途地域

年度

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値が0.1ppmを超えた

時間数とその割合

日平均値が0.04ppmを超えた 日数と

その割合

1時間

値の

最高値

日平均 値の 2%

除外値

日平均値が

0.04ppmを

超えた日が

2日以上

連続

したことの

有無

環境基準の

長期的評価

による

日平均値が

0.04ppmを

超えた日数

(日) (時間) (ppm) (時間) (%) (日) (%) (ppm) (ppm) (有×・無○) (日)

30 此花区役所 大阪市

23 358 8,648 0.005 0 0 0 0 0.027 0.013 ○ 0 24 363 8,697 0.005 0 0 0 0 0.032 0.013 ○ 0

25 364 8,709 0.004 0 0 0 0 0.033 0.010 ○ 0

26 363 8,708 0.005 0 0 0 0 0.028 0.011 ○ 0

27 365 8,731 0.004 0 0 0 0 0.029 0.011 ○ 0

32 南港中央

公園

大阪市

23 366 8,730 0.005 0 0 0 0 0.034 0.011 ○ 0

24 365 8,694 0.006 0 0 0 0 0.035 0.013 ○ 0

25 363 8,686 0.006 0 0 0 0 0.039 0.014 ○ 0

26 365 8,720 0.006 0 0 0 0 0.028 0.011 ○ 0

27 366 8,744 0.006 0 0 0 0 0.028 0.011 ○ 0

注:1.図中番号は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.用途地域は、第 3.1.1-3 表の注3を参照。

「兵庫県大気環境の状況」(兵庫県の環境ホームページ)

「平成 23~27 年度 環境データ集」(大阪市ホームページ)より作成

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12.1.1-79

(607)

第 12.1.1.1-28 表(4) 二酸化硫黄の調査結果

図中番号

測定局名

設置主体

用途地域

調査期間

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値が0.1ppmを超えた

時間数とその割合

日平均値が0.04ppmを超えた 日数と

その割合

1時間

値の

最高値

日平均 値の 2%

除外値

日平均値が

0.04ppmを

超えた日が

2日以上

連続

したことの

有無

環境基準の

長期的評価

による

日平均値が

0.04ppmを

超えた日数

(日) (時間) (ppm) (時間) (%) (日) (%) (ppm) (ppm) (有×・無○) (日)

- 五毛丸山 事業者

住 年

間 365 8,748 0.002 0 0 0 0 0.015 0.004 ○ 0

注:用途地域は、第 3.1.1-3 表の注3を参照。

第 12.1.1.1-28 表(5) 二酸化硫黄の調査結果

図中番号

測定局名

設置主体

用途地域

調査期間

有効測定日数

測定時間

期間平均値

1時間値が0.1ppmを超えた

時間数とその割合

日平均値が0.04ppmを超えた 日数と

その割合

1時間

値の

最高値

日平均 値の

最高値

日平均値が

0.04ppmを

超えた日が

2日以上

連続

したことの

有無 (日) (時間) (ppm) (時間) (%) (日) (%) (ppm) (ppm) (有×・無○)

- 渦森台 事業者

全季節 28 672 0.001 0 0 0 0 0.011 0.004 ○ 春季 7 168 0.002 0 0 0 0 0.010 0.003 ○

夏季 7 168 0.001 0 0 0 0 0.003 0.002 ○

秋季 7 168 0.001 0 0 0 0 0.011 0.002 ○

冬季 7 168 0.002 0 0 0 0 0.009 0.004 ○

注:用途地域は、第 3.1.1-3 表の注3を参照。

Page 84: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-80

(608)

第 12.1.1.1-29 表(1) 窒素酸化物の調査結果

図中番号

測定局名

設置主体

用途地域

年度

二酸化窒素(NO2)

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値の最高値

1時間値が0.2ppmを超えた時間数とその割合

1時間値が0.1ppm以上0.2ppm以下の時間数とその割合

日平均値が

0.06ppmを

超えた日数

とその割合

日平均値が

0.04ppm以上

0.06ppm以下

の日数と

その割合

日平均値の年間98%値

98%値

評価による

日平均値が

0.06ppm

を超えた

日数

(日) (時間) (ppm) (ppm) (時間) (%) (時間) (%) (日) (%) (日) (%) (ppm) (日)

1 東灘 神戸市

23 324 7,739 0.014 0.065 0 0 0 0 0 0 0 0 0.032 0 24 327 7,777 0.014 0.076 0 0 0 0 0 0 0 0 0.031 0

25 289 6,873 0.014 0.090 0 0 0 0 0 0 0 0 0.032 0

26 359 8,573 0.013 0.073 0 0 0 0 0 0 1 0.3 0.028 0

27 364 8,645 0.013 0.070 0 0 0 0 0 0 0 0 0.027 0

2 六甲

アイランド

神戸市

23 354 8,451 0.019 0.077 0 0 0 0 0 0 4 1.1 0.037 0

24 361 8,589 0.019 0.082 0 0 0 0 0 0 8 2.2 0.041 0

25 363 8,634 0.019 0.078 0 0 0 0 0 0 10 2.8 0.042 0

26 363 8,632 0.018 0.073 0 0 0 0 0 0 5 1.4 0.037 0

27 346 8,254 0.018 0.083 0 0 0 0 0 0 6 1.7 0.038 0

3 灘浜 神戸市

準工

23 309 7,443 0.024 0.078 0 0 0 0 0 0 17 5.5 0.043 0

24 338 8,117 0.024 0.091 0 0 0 0 0 0 24 7.1 0.046 0

25 335 8,027 0.023 0.080 0 0 0 0 0 0 20 6.0 0.045 0

26 351 8,355 0.022 0.086 0 0 0 0 0 0 17 4.8 0.044 0

27 360 8,568 0.022 0.078 0 0 0 0 0 0 13 3.6 0.043 0

4 住吉南 神戸市

23 363 8,604 0.023 0.077 0 0 0 0 0 0 20 5.5 0.043 0

24 363 8,604 0.022 0.092 0 0 0 0 0 0 24 6.6 0.046 0

25 363 8,633 0.021 0.084 0 0 0 0 0 0 19 5.2 0.048 0

26 343 8,216 0.021 0.087 0 0 0 0 0 0 11 3.2 0.042 0

27 349 8,359 0.020 0.101 0 0 1 0.0 0 0 9 2.6 0.040 0

5 港島 神戸市

準工

23 360 8,544 0.018 0.067 0 0 0 0 0 0 6 1.7 0.039 0

24 360 8,585 0.018 0.072 0 0 0 0 0 0 11 3.1 0.042 0

25 357 8,521 0.018 0.080 0 0 0 0 0 0 14 3.9 0.045 0

26 362 8,617 0.017 0.082 0 0 0 0 0 0 6 1.7 0.038 0

27 362 8,598 0.017 0.079 0 0 0 0 0 0 4 1.1 0.035 0

6 灘 神戸市

23 341 8,170 0.014 0.072 0 0 0 0 0 0 2 0.6 0.032 0

24 356 8,473 0.014 0.087 0 0 0 0 0 0 1 0.3 0.031 0

25 337 8,046 0.013 0.084 0 0 0 0 0 0 1 0.3 0.031 0

26 330 7,958 0.013 0.075 0 0 0 0 0 0 0 0 0.029 0

27 336 8,057 0.013 0.075 0 0 0 0 0 0 0 0 0.027 0

8 兵庫 南部

神戸市

23 359 8,538 0.016 0.085 0 0 0 0 0 0 4 1.1 0.036 0

24 362 8,577 0.017 0.074 0 0 0 0 0 0 4 1.1 0.039 0

25 219 5,274 (0.015)(0.078) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (4) (1.8)(0.038) (0)

26 364 8,620 0.016 0.084 0 0 0 0 0 0 5 1.4 0.037 0

27 362 8,596 0.016 0.083 0 0 0 0 0 0 3 0.8 0.036 0

注:1.図中番号は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.用途地域は、第 3.1.1-3 表の注3を参照。

3.( )は、年間有効測定時間数(6,000 時間)に達していない測定局の値を示す。

「兵庫県大気環境の状況」(兵庫県の環境ホームページ)

「平成 23~27 年度 環境データ集」(大阪市ホームページ)より作成

Page 85: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-81

(609)

第 12.1.1.1-29 表(2) 窒素酸化物の調査結果

図中番号

測定局名

設置主体

用途地域

年度

一酸化窒素(NO) 窒素酸化物(NO+NO2)

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値の最高値

日平均値の年間98%値

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値の最高値

日平均値の年間98%値

年平均値

(日) (時間) (ppm) (ppm) (ppm) (日) (時間) (ppm) (ppm) (ppm) (%)

1 東灘 神戸市

23 324 7,739 0.004 0.153 0.020 324 7,739 0.018 0.213 0.052 77.624 327 7,777 0.003 0.118 0.017 327 7,777 0.017 0.179 0.044 80.525 289 6,873 0.003 0.168 0.012 289 6,873 0.017 0.230 0.046 81.926 359 8,573 0.002 0.095 0.011 359 8,573 0.015 0.149 0.037 85.027 364 8,645 0.002 0.085 0.009 364 8,645 0.015 0.138 0.037 84.9

2 六甲

アイランド

神戸市

23 354 8,451 0.005 0.151 0.028 354 8,451 0.024 0.197 0.060 78.724 359 8,560 0.005 0.122 0.024 359 8,560 0.023 0.171 0.060 79.925 363 8,634 0.005 0.126 0.023 363 8,634 0.023 0.184 0.060 80.026 363 8,632 0.004 0.128 0.016 363 8,632 0.022 0.188 0.051 81.827 346 8,254 0.004 0.187 0.020 346 8,254 0.022 0.239 0.056 82.5

3 灘浜 神戸市

準工

23 309 7,443 0.013 0.198 0.055 309 7,443 0.037 0.261 0.089 63.624 338 8,117 0.012 0.228 0.045 338 8,117 0.036 0.306 0.087 67.125 335 8,027 0.011 0.179 0.039 335 8,027 0.034 0.242 0.083 68.526 351 8,355 0.008 0.161 0.033 351 8,355 0.031 0.227 0.075 73.127 360 8,568 0.009 0.186 0.033 360 8,568 0.031 0.234 0.069 72.1

4 住吉南 神戸市

23 363 8,604 0.009 0.192 0.047 363 8,604 0.032 0.252 0.083 71.024 363 8,604 0.008 0.181 0.039 363 8,604 0.031 0.243 0.083 72.725 363 8,633 0.008 0.177 0.041 363 8,633 0.029 0.235 0.081 73.726 343 8,216 0.006 0.164 0.025 343 8,216 0.027 0.228 0.063 77.127 349 8,359 0.006 0.247 0.028 349 8,359 0.026 0.348 0.064 77.0

5 港島 神戸市

準工

23 360 8,544 0.005 0.297 0.034 360 8,544 0.023 0.359 0.072 78.624 360 8,585 0.004 0.256 0.032 360 8,585 0.022 0.322 0.069 80.525 357 8,521 0.004 0.174 0.025 357 8,521 0.022 0.241 0.064 80.726 362 8,617 0.004 0.193 0.019 362 8,617 0.021 0.258 0.057 82.227 362 8,598 0.003 0.121 0.018 362 8,598 0.020 0.173 0.048 83.2

6 灘 神戸市

23 341 8,170 0.004 0.204 0.033 341 8,170 0.018 0.262 0.060 79.124 356 8,473 0.003 0.148 0.016 356 8,473 0.017 0.206 0.047 82.525 337 8,046 0.002 0.194 0.013 337 8,046 0.016 0.269 0.043 84.626 330 7,958 0.002 0.150 0.010 330 7,958 0.015 0.210 0.038 84.227 336 8,057 0.002 0.120 0.013 336 8,057 0.015 0.161 0.039 84.6

8 兵庫 南部

神戸市

23 359 8,538 0.005 0.185 0.026 359 8,538 0.021 0.235 0.058 76.824 362 8,577 0.004 0.151 0.026 362 8,577 0.021 0.205 0.053 78.925 219 5,264 (0.004) (0.119) (0.022) 219 5,264 (0.019) (0.168) (0.061) (79.4)26 364 8,620 0.004 0.132 0.017 364 8,620 0.020 0.189 0.055 80.727 362 8,596 0.004 0.110 0.017 362 8,596 0.020 0.164 0.050 81.3

注:1.図中番号は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.用途地域は、第 3.1.1-3 表の注3を参照。

3.( )は、年間有効測定時間数(6,000 時間)に達していない測定局の値を示す。

「兵庫県大気環境の状況」(兵庫県の環境ホームページ)

「平成 23~27 年度 環境データ集」(大阪市ホームページ)より作成

NO2

NO+NO2

Page 86: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-82

(610)

第 12.1.1.1-29 表(3) 窒素酸化物の調査結果

図中番号

測定局名

設置主体

用途地域

年度

二酸化窒素(NO2)

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値の最高値

1時間値が0.2ppmを超えた時間数とその割合

1時間値が0.1ppm以上0.2ppm以下の時間数とその割合

日平均値が

0.06ppmを

超えた日数

とその割合

日平均値が

0.04ppm以上

0.06ppm以下

の日数と

その割合

日平均値の年間98%値

98%値

評価による

日平均値が

0.06ppm

を超えた

日数

(日) (時間) (ppm) (ppm) (時間) (%) (時間) (%) (日) (%) (日) (%) (ppm) (日)

9 長田 神戸市

23 313 7,417 0.015 0.090 0 0 0 0 0 0 2 0.6 0.034 0 24 362 8,578 0.015 0.082 0 0 0 0 0 0 1 0.3 0.033 0

25 307 7,341 0.015 0.081 0 0 0 0 0 0 2 0.7 0.034 0

26 282 6,714 0.014 0.070 0 0 0 0 0 0 0 0 0.033 0

27 363 8,595 0.014 0.066 0 0 0 0 0 0 1 0.3 0.030 0

10 須磨 神戸市

23 360 8,568 0.020 0.085 0 0 0 0 0 0 13 3.6 0.041 0

24 254 6,025 0.021 0.085 0 0 0 0 0 0 11 4.3 0.043 0

25 363 8,611 0.020 0.077 0 0 0 0 0 0 12 3.3 0.042 0

26 363 8,614 0.019 0.077 0 0 0 0 0 0 11 3.0 0.040 0

27 362 8,623 0.019 0.082 0 0 0 0 0 0 4 1.1 0.037 0

11 白川台 神戸市

23 326 7,779 0.014 0.062 0 0 0 0 0 0 0 0 0.030 0

24 337 8,066 0.014 0.064 0 0 0 0 0 0 0 0 0.032 0

25 305 7,341 0.012 0.063 0 0 0 0 0 0 0 0 0.028 0

26 355 8,514 0.012 0.055 0 0 0 0 0 0 0 0 0.029 0

27 365 8,652 0.012 0.058 0 0 0 0 0 0 0 0 0.026 0

12 垂水 神戸市

23 352 8,336 0.018 0.076 0 0 0 0 0 0 3 0.9 0.034 0

24 279 6,634 0.017 0.081 0 0 0 0 0 0 4 1.4 0.037 0

25 363 8,601 0.018 0.078 0 0 0 0 0 0 5 1.4 0.037 0

26 316 7,603 0.017 0.079 0 0 0 0 0 0 3 0.9 0.036 0

27 366 8,656 0.017 0.070 0 0 0 0 0 0 2 0.5 0.034 0

14 北 神戸市

23 347 8,222 0.009 0.056 0 0 0 0 0 0 0 0 0.022 0

24 363 8,617 0.009 0.058 0 0 0 0 0 0 0 0 0.021 0

25 301 7,170 0.009 0.051 0 0 0 0 0 0 0 0 0.020 0

26 355 8,454 0.008 0.055 0 0 0 0 0 0 0 0 0.021 0

27 348 8,285 0.008 0.045 0 0 0 0 0 0 0 0 0.020 0

15 北神 神戸市

23 357 8,480 0.010 0.056 0 0 0 0 0 0 0 0 0.025 0

24 320 7,704 0.010 0.056 0 0 0 0 0 0 0 0 0.024 0

25 276 6,582 0.010 0.061 0 0 0 0 0 0 0 0 0.026 0

26 256 6,100 0.010 0.062 0 0 0 0 0 0 0 0 0.024 0

27 361 8,563 0.009 0.059 0 0 0 0 0 0 0 0 0.022 0

16 潮見

小学校

芦屋市

23 364 8,705 0.019 0.085 0 0 0 0 0 0 8 2.2 0.041 0

24 357 8,541 0.019 0.112 0 0 3 0.0 0 0 12 3.4 0.043 0

25 363 8,659 0.019 0.089 0 0 0 0 0 0 15 4.1 0.044 0

26 331 7,925 0.018 0.086 0 0 0 0 0 0 4 1.2 0.037 0

27 360 8,623 0.017 0.090 0 0 0 0 0 0 5 1.4 0.039 0

注:1.図中番号は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.用途地域は、第 3.1.1-3 表の注3を参照。

「兵庫県大気環境の状況」(兵庫県の環境ホームページ)

「平成 23~27 年度 環境データ集」(大阪市ホームページ)より作成

Page 87: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-83

(611)

第 12.1.1.1-29 表(4) 窒素酸化物の調査結果

図中番号

測定局名

設置主体

用途地域

年度

一酸化窒素(NO) 窒素酸化物(NO+NO2)

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値の最高値

日平均値の年間98%値

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値の最高値

日平均値の年間98%値

年平均値

(日) (時間) (ppm) (ppm) (ppm) (日) (時間) (ppm) (ppm) (ppm) (%)

9 長田 神戸市

23 313 7,417 0.004 0.488 0.019 313 7,417 0.019 0.503 0.052 79.324 362 8,578 0.004 0.169 0.017 362 8,578 0.018 0.230 0.048 80.825 307 7,340 0.003 0.121 0.017 307 7,340 0.018 0.173 0.049 82.226 282 6,714 0.003 0.109 0.014 282 6,714 0.017 0.163 0.044 82.127 363 8,595 0.003 0.146 0.014 363 8,595 0.017 0.205 0.044 82.6

10 須磨 神戸市

23 360 8,568 0.008 0.165 0.036 360 8,568 0.028 0.235 0.072 72.524 254 6,025 0.007 0.168 0.030 254 6,025 0.028 0.231 0.071 75.425 363 8,611 0.006 0.149 0.031 363 8,611 0.026 0.201 0.072 75.926 363 8,614 0.006 0.129 0.025 363 8,614 0.024 0.176 0.067 77.227 362 8,623 0.006 0.146 0.027 362 8,623 0.024 0.208 0.062 77.1

11 白川台 神戸市

23 326 7,779 0.003 0.126 0.015 326 7,779 0.016 0.174 0.042 84.724 337 8,066 0.002 0.089 0.010 337 8,066 0.016 0.137 0.041 86.225 305 7,341 0.002 0.100 0.010 305 7,341 0.014 0.143 0.037 85.426 355 8,514 0.002 0.095 0.011 355 8,514 0.014 0.146 0.039 86.027 365 8,652 0.001 0.086 0.007 365 8,652 0.013 0.128 0.033 90.2

12 垂水 神戸市

23 352 8,336 0.005 0.142 0.030 352 8,336 0.023 0.183 0.063 77.524 279 6,634 0.003 0.099 0.018 279 6,634 0.021 0.147 0.052 84.125 363 8,601 0.004 0.095 0.027 363 8,601 0.022 0.165 0.062 81.726 316 7,604 0.004 0.116 0.021 316 7,603 0.021 0.171 0.057 83.127 366 8,656 0.003 0.082 0.018 366 8,656 0.020 0.128 0.050 84.9

14 北 神戸市

23 347 8,222 0.001 0.081 0.009 347 8,222 0.011 0.111 0.031 87.024 363 8,617 0.001 0.064 0.005 363 8,617 0.010 0.103 0.025 89.725 301 7,170 0.001 0.051 0.005 301 7,170 0.010 0.083 0.024 90.426 355 8,454 0.001 0.038 0.005 355 8,454 0.009 0.081 0.025 90.527 348 8,285 0.001 0.046 0.003 348 8,285 0.009 0.089 0.024 91.8

15 北神 神戸市

23 357 8,480 0.005 0.226 0.035 357 8,480 0.015 0.268 0.062 66.824 320 7,704 0.004 0.233 0.031 320 7,704 0.014 0.285 0.051 73.225 276 6,582 0.004 0.206 0.029 276 6,582 0.014 0.263 0.055 73.226 256 6,100 0.003 0.160 0.024 256 6,100 0.014 0.204 0.048 75.127 361 8,563 0.003 0.165 0.020 361 8,563 0.012 0.214 0.040 75.5

16 潮見

小学校

芦屋市

23 364 8,705 0.006 0.252 0.034 364 8,705 0.025 0.324 0.067 75.924 357 8,541 0.007 0.727 0.038 357 8,541 0.025 0.811 0.073 73.125 363 8,659 0.008 0.559 0.046 363 8,659 0.027 0.633 0.082 69.426 331 7,925 0.007 0.503 0.039 331 7,925 0.025 0.560 0.068 72.527 360 8,623 0.006 0.369 0.034 360 8,623 0.023 0.439 0.067 75.6

注:1.図中番号は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.用途地域は、第 3.1.1-3 表の注3を参照。

「兵庫県大気環境の状況」(兵庫県の環境ホームページ)

「平成 23~27 年度 環境データ集」(大阪市ホームページ)より作成

NO2

NO+NO2

Page 88: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-84

(612)

第 12.1.1.1-29 表(5) 窒素酸化物の調査結果

図中番号

測定局名

設置主体

用途地域

年度

二酸化窒素(NO2)

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値の最高値

1時間値が0.2ppmを超えた時間数とその割合

1時間値が0.1ppm以上0.2ppm以下の時間数とその割合

日平均値が

0.06ppmを

超えた日数

とその割合

日平均値が

0.04ppm以上

0.06ppm以下

の日数と

その割合

日平均値の年間98%値

98%値

評価による

日平均値が

0.06ppm

を超えた

日数

(日) (時間) (ppm) (ppm) (時間) (%) (時間) (%) (日) (%) (日) (%) (ppm) (日)

17 打出浜小学校

芦屋市

23 363 8,664 0.018 0.080 0 0 0 0 0 0 6 1.7 0.038 0 24 362 8,666 0.017 0.079 0 0 0 0 0 0 8 2.2 0.040 0

25 330 7,901 0.017 0.085 0 0 0 0 0 0 9 2.7 0.040 0

26 332 7,927 0.016 0.083 0 0 0 0 0 0 1 0.3 0.034 0

27 363 8,662 0.016 0.082 0 0 0 0 0 0 4 1.1 0.035 0

18 朝日ヶ丘小学

兵庫県

23 360 8,603 0.009 0.060 0 0 0 0 0 0 0 0 0.026 0

24 359 8,595 0.009 0.064 0 0 0 0 0 0 0 0 0.025 0

25 363 8,661 0.009 0.069 0 0 0 0 0 0 0 0 0.024 0

26 362 8,644 0.008 0.064 0 0 0 0 0 0 0 0 0.021 0

27 364 8,669 0.008 0.065 0 0 0 0 0 0 0 0 0.021 0

19 市立立花北小学校

尼崎市

23 365 8,703 0.016 0.072 0 0 0 0 0 0 1 0.3 0.034 0

24 363 8,661 0.015 0.075 0 0 0 0 0 0 0 0 0.032 0

25 340 8,133 0.015 0.089 0 0 0 0 0 0 3 0.9 0.033 0

26 341 8,183 0.014 0.092 0 0 0 0 0 0 0 0 0.030 0

27 364 8,644 0.014 0.094 0 0 0 0 0 0 0 0 0.032 0

20 国設 尼崎

国 住

23 363 8,665 0.019 0.073 0 0 0 0 0 0 6 1.7 0.038 0

24 364 8,696 0.019 0.074 0 0 0 0 0 0 5 1.4 0.038 0

25 359 8,589 0.020 0.086 0 0 0 0 0 0 9 2.5 0.040 0

26 363 8,659 0.016 0.096 0 0 0 0 0 0 1 0.3 0.034 0

27 362 8,643 0.017 0.089 0 0 0 0 0 0 4 1.1 0.037 0

21 琴ノ浦高校

尼崎市

23 364 8,712 0.020 0.074 0 0 0 0 0 0 6 1.6 0.038 0

24 364 8,669 0.021 0.090 0 0 0 0 0 0 14 3.8 0.041 0

25 132 3,168 (0.021)(0.084)))

(0) (0) (0) (0) (0) (0) (3) (2.3)(0.036) (0)

26 197 4,743 (0.018)(0.096) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (1) (0.5)(0.036) (0)

27 364 8,648 0.018 0.092 0 0 0 0 0 0 6 1.6 0.037 0

22 西宮市役所

西宮市

23 337 8,049 0.019 0.074 0 0 0 0 0 0 6 1.8 0.039 0

24 358 8,576 0.018 0.086 0 0 0 0 0 0 10 2.8 0.040 0

25 365 8,693 0.018 0.088 0 0 0 0 0 0 10 2.7 0.040 0

26 363 8,658 0.017 0.087 0 0 0 0 0 0 4 1.1 0.036 0

27 366 8,716 0.018 0.093 0 0 0 0 0 0 6 1.6 0.038 0

23 鳴尾 支所

西宮市

23 364 8,679 0.022 0.078 0 0 0 0 0 0 9 2.5 0.042 0

24 365 8,694 0.021 0.083 0 0 0 0 0 0 11 3.0 0.041 0

25 364 8,687 0.020 0.085 0 0 0 0 0 0 12 3.3 0.041 0

26 364 8,672 0.020 0.088 0 0 0 0 0 0 3 0.8 0.038 0

27 366 8,717 0.020 0.095 0 0 0 0 0 0 5 1.4 0.038 0

注:1.図中番号は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.用途地域は、第 3.1.1-3 表の注3を参照。

3.( )は、年間有効測定時間数(6,000 時間)に達していない測定局の値を示す。

「兵庫県大気環境の状況」(兵庫県の環境ホームページ)

「平成 23~27 年度 環境データ集」(大阪市ホームページ)より作成

Page 89: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-85

(613)

第 12.1.1.1-29 表(6) 窒素酸化物の調査結果

図中番号

測定局名

設置主体

用途地域

年度

一酸化窒素(NO) 窒素酸化物(NO+NO2)

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値の最高値

日平均値の年間98%値

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値の最高値

日平均値の年間98%値

年平均値

(日) (時間) (ppm) (ppm) (ppm) (日) (時間) (ppm) (ppm) (ppm) (%)

17 打出浜小学校

芦屋市

23 363 8,662 0.007 0.175 0.033 363 8,662 0.024 0.219 0.067 72.724 362 8,666 0.006 0.156 0.027 362 8,666 0.022 0.219 0.065 75.125 330 7,901 0.006 0.159 0.030 330 7,901 0.022 0.210 0.066 75.226 332 7,927 0.004 0.107 0.017 332 7,927 0.019 0.158 0.051 80.827 363 8,662 0.004 0.159 0.018 363 8,662 0.020 0.206 0.054 79.5

18 朝日ヶ丘小学

兵庫県

23 360 8,603 0.003 0.106 0.014 360 8,603 0.012 0.158 0.037 78.324 359 8,595 0.002 0.090 0.010 359 8,595 0.011 0.136 0.033 81.225 363 8,661 0.002 0.113 0.009 363 8,661 0.011 0.162 0.034 80.626 362 8,644 0.002 0.055 0.008 362 8,644 0.010 0.103 0.027 78.327 364 8,669 0.002 0.066 0.008 364 8,669 0.010 0.107 0.028 81.6

19 市立立花北小学校

尼崎市

23 365 8,703 0.004 0.110 0.019 365 8,703 0.019 0.171 0.051 81.424 363 8,661 0.003 0.095 0.015 363 8,661 0.018 0.149 0.044 82.525 340 8,133 0.003 0.120 0.014 340 8,133 0.018 0.181 0.046 82.826 341 8,183 0.002 0.083 0.010 341 8,183 0.016 0.133 0.040 85.227 364 8,644 0.002 0.083 0.010 364 8,644 0.017 0.135 0.042 85.8

20 国設 尼崎

国 住

23 363 8,665 0.007 0.141 0.030 363 8,665 0.026 0.199 0.064 74.224 364 8,696 0.006 0.179 0.028 364 8,696 0.025 0.247 0.061 75.925 359 8,589 0.005 0.179 0.027 359 8,589 0.025 0.246 0.065 79.226 363 8,659 0.004 0.103 0.016 363 8,659 0.020 0.158 0.046 81.627 362 8,643 0.004 0.102 0.017 362 8,643 0.020 0.158 0.052 81.7

21 琴ノ浦高校

尼崎市

23 364 8,712 0.007 0.151 0.031 364 8,712 0.028 0.218 0.066 73.624 364 8,669 0.007 0.164 0.027 364 8,669 0.027 0.233 0.060 76.025 132 3,168 (0.005) (0.051) (0.018) 132 3,168 (0.025) (0.109) (0.050) (81.0)26 197 4,743 (0.006) (0.127) (0.024) 197 4,743 (0.024) (0.169) (0.057) (75.7)27 364 8,648 0.005 0.132 0.020 364 8,648 0.022 0.193 0.058 78.8

22 西宮市役所

西宮市

23 337 8,049 0.005 0.147 0.029 337 8,049 0.025 0.193 0.062 78.224 358 8,576 0.005 0.150 0.022 358 8,576 0.023 0.217 0.061 79.725 365 8,693 0.004 0.117 0.024 365 8,693 0.023 0.175 0.065 80.326 363 8,658 0.004 0.102 0.016 363 8,658 0.021 0.168 0.053 81.827 366 8,716 0.004 0.087 0.017 366 8,716 0.021 0.132 0.057 82.9

23 鳴尾 支所

西宮市

23 364 8,679 0.010 0.171 0.040 364 8,679 0.032 0.231 0.079 68.324 365 8,694 0.008 0.207 0.031 365 8,694 0.029 0.281 0.067 71.325 364 8,687 0.008 0.141 0.031 364 8,687 0.028 0.202 0.070 71.726 364 8,672 0.007 0.125 0.023 364 8,672 0.027 0.176 0.059 74.427 366 8,717 0.007 0.100 0.025 366 8,717 0.027 0.148 0.061 75.3

注:1.図中番号は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.用途地域は、第 3.1.1-3 表の注3を参照。

3.( )は、年間有効測定時間数(6,000 時間)に達していない測定局の値を示す。

「兵庫県大気環境の状況」(兵庫県の環境ホームページ)

「平成 23~27 年度 環境データ集」(大阪市ホームページ)より作成

NO2

NO+NO2

Page 90: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-86

(614)

第 12.1.1.1-29 表(7) 窒素酸化物の調査結果

図中番号

測定局名

設置主体

用途地域

年度

二酸化窒素(NO2)

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値の最高値

1時間値が0.2ppmを超えた時間数とその割合

1時間値が0.1ppm以上0.2ppm以下の時間数とその割合

日平均値が

0.06ppmを

超えた日数

とその割合

日平均値が

0.04ppm以上

0.06ppm以下

の日数と

その割合

日平均値の年間98%値

98%値

評価による

日平均値が

0.06ppm

を超えた

日数

(日) (時間) (ppm) (ppm) (時間) (%) (時間) (%) (日) (%) (日) (%) (ppm) (日)

24 瓦木

公民館

西宮市

23 364 8,696 0.019 0.076 0 0 0 0 0 0 6 1.6 0.039 0 24 361 8,637 0.018 0.085 0 0 0 0 0 0 6 1.7 0.039 0

25 363 8,661 0.019 0.085 0 0 0 0 0 0 11 3.0 0.043 0

26 353 8,403 0.018 0.091 0 0 0 0 0 0 4 1.1 0.036 0

27 161 3,845 (0.016)(0.096) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (1) (0.6)(0.035) (0)

25 甲陵

中学校

西宮市

23 366 8,706 0.014 0.066 0 0 0 0 0 0 0 0 0.032 0

24 364 8,684 0.013 0.067 0 0 0 0 0 0 1 0.3 0.031 0

25 365 8,652 0.013 0.083 0 0 0 0 0 0 1 0.3 0.031 0

26 362 8,666 0.011 0.067 0 0 0 0 0 0 0 0 0.027 0

27 365 8,712 0.011 0.063 0 0 0 0 0 0 1 0.3 0.025 0

26 山口

小学校

西宮市

23 366 8,704 0.013 0.077 0 0 0 0 0 0 0 0 0.028 0

24 365 8,695 0.013 0.075 0 0 0 0 0 0 0 0 0.026 0

25 362 8,676 0.012 0.070 0 0 0 0 0 0 0 0 0.027 0

26 365 8,689 0.012 0.075 0 0 0 0 0 0 0 0 0.025 0

27 364 8,681 0.011 0.072 0 0 0 0 0 0 0 0 0.025 0

27 浜甲子

西宮市

23 365 8,722 0.018 0.073 0 0 0 0 0 0 5 1.4 0.038 0

24 358 8,562 0.018 0.086 0 0 0 0 0 0 10 2.8 0.040 0

25 364 8,683 0.018 0.084 0 0 0 0 0 0 10 2.7 0.043 0

26 365 8,691 0.017 0.085 0 0 0 0 0 0 3 0.8 0.037 0

27 365 8,711 0.017 0.092 0 0 0 0 0 0 4 1.1 0.038 0

28 伊丹

市役所

兵庫県

23 361 8,701 0.015 0.062 0 0 0 0 0 0 0 0 0.028 0

24 362 8,712 0.008 0.065 0 0 0 0 0 0 0 0 0.026 0

25 361 8,707 0.011 0.062 0 0 0 0 0 0 0 0 0.023 0

26 360 8,691 0.009 0.061 0 0 0 0 0 0 0 0 0.017 0

27 362 8,723 0.005 0.035 0 0 0 0 0 0 0 0 0.012 0

29 よりあいひろ

兵庫県

23 354 8,500 0.016 0.070 0 0 0 0 0 0 3 0.8 0.034 0

24 363 8,725 0.015 0.064 0 0 0 0 0 0 3 0.8 0.034 0

25 345 8,322 0.014 0.059 0 0 0 0 0 0 1 0.3 0.031 0

26 347 8,399 0.013 0.062 0 0 0 0 0 0 1 0.3 0.029 0

27 364 8,742 0.014 0.071 0 0 0 0 0 0 1 0.3 0.030 0

30 此花

区役所

大阪市

23 364 8,712 0.023 0.082 0 0 0 0 0 0 17 4.7 0.042 0

24 359 8,651 0.023 0.095 0 0 0 0 0 0 27 7.5 0.047 0

25 364 8,703 0.022 0.088 0 0 0 0 0 0 21 5.8 0.044 0

26 363 8,702 0.021 0.100 0 0 2 0.0 0 0 13 3.6 0.042 0

27 363 8,709 0.022 0.089 0 0 0 0 0 0 12 3.3 0.044 0

注:1.図中番号は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.用途地域は、第 3.1.1-3 表の注3を参照。

3.( )は、年間有効測定時間数(6,000 時間)に達していない測定局の値を示す。

「兵庫県大気環境の状況」(兵庫県の環境ホームページ)

「平成 23~27 年度 環境データ集」(大阪市ホームページ)より作成

Page 91: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-87

(615)

第 12.1.1.1-29 表(8) 窒素酸化物の調査結果

図中番号

測定局名

設置主体

用途地域

年度

一酸化窒素(NO) 窒素酸化物(NO+NO2)

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値の最高値

日平均値の年間98%値

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値の最高値

日平均値の年間98%値

年平均値

(日) (時間) (ppm) (ppm) (ppm) (日) (時間) (ppm) (ppm) (ppm) (%)

24 瓦木

公民館

西宮市

23 364 8,696 0.007 0.122 0.029 364 8,696 0.026 0.185 0.065 73.724 361 8,637 0.006 0.152 0.024 361 8,637 0.024 0.222 0.057 75.925 363 8,661 0.005 0.155 0.024 363 8,661 0.024 0.227 0.065 77.326 353 8,403 0.005 0.092 0.016 353 8,403 0.022 0.136 0.050 79.427 161 3,845 (0.004) (0.060) (0.012) 161 3,845 (0.020) (0.130) (0.041) (80.8)

25 甲陵

中学校

西宮市

23 366 8,706 0.003 0.102 0.019 366 8,706 0.017 0.145 0.050 80.624 364 8,684 0.003 0.120 0.012 364 8,684 0.016 0.166 0.042 80.125 365 8,652 0.003 0.102 0.012 365 8,652 0.016 0.160 0.043 80.526 362 8,666 0.003 0.064 0.009 362 8,666 0.014 0.108 0.037 81.727 365 8,712 0.002 0.078 0.008 365 8,712 0.014 0.114 0.034 82.1

26 山口

小学校

西宮市

23 366 8,704 0.006 0.280 0.039 366 8,704 0.018 0.332 0.068 69.424 365 8,695 0.005 0.358 0.032 365 8,695 0.018 0.411 0.057 70.625 362 8,679 0.005 0.256 0.034 362 8,676 0.017 0.315 0.057 70.926 365 8,689 0.004 0.253 0.024 365 8,689 0.016 0.296 0.046 73.027 364 8,681 0.004 0.308 0.020 364 8,681 0.016 0.363 0.043 72.7

27 浜甲子

西宮市

23 365 8,722 0.005 0.169 0.029 365 8,722 0.024 0.230 0.066 77.024 358 8,562 0.005 0.173 0.025 358 8,562 0.023 0.241 0.060 78.625 364 8,683 0.005 0.120 0.021 364 8,683 0.023 0.174 0.059 79.426 365 8,691 0.004 0.083 0.015 365 8,691 0.021 0.130 0.049 81.427 365 8,711 0.004 0.093 0.017 365 8,711 0.021 0.149 0.052 81.5

28 伊丹

市役所

兵庫県

23 361 8,701 0.004 0.123 0.017 361 8,701 0.019 0.182 0.043 79.124 362 8,712 0.004 0.082 0.012 362 8,712 0.012 0.121 0.032 64.925 361 8,707 0.002 0.083 0.010 361 8,707 0.013 0.128 0.030 82.326 360 8,691 0.002 0.049 0.006 360 8,691 0.010 0.073 0.023 84.627 362 8,723 0.001 0.048 0.005 362 8,723 0.007 0.065 0.015 79.5

29 よりあいひろ

兵庫県

23 354 8,500 0.005 0.144 0.030 354 8,500 0.021 0.191 0.063 74.824 363 8,725 0.004 0.124 0.022 363 8,725 0.019 0.174 0.050 78.625 345 8,322 0.004 0.129 0.020 345 8,322 0.018 0.172 0.048 79.226 347 8,399 0.003 0.079 0.012 347 8,399 0.016 0.129 0.043 82.327 364 8,742 0.003 0.098 0.014 364 8,742 0.016 0.144 0.043 82.9

30 此花

区役所

大阪市

23 364 8,712 0.012 0.276 0.055 364 8,712 0.035 0.358 0.091 65.124 359 8,651 0.011 0.221 0.043 359 8,651 0.035 0.277 0.086 66.925 364 8,703 0.011 0.194 0.045 364 8,703 0.033 0.243 0.087 67.926 363 8,702 0.009 0.163 0.034 363 8,702 0.030 0.217 0.077 70.227 363 8,709 0.010 0.158 0.037 363 8,709 0.032 0.223 0.077 68.5

注:1.図中番号は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.用途地域は、第 3.1.1-3 表の注3を参照。

3.( )は、年間有効測定時間数(6,000 時間)に達していない測定局の値を示す。

「兵庫県大気環境の状況」(兵庫県の環境ホームページ)

「平成 23~27 年度 環境データ集」(大阪市ホームページ)より作成

NO2

NO+NO2

Page 92: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-88

(616)

第 12.1.1.1-29 表(9) 窒素酸化物の調査結果

図中番号

測定局名

設置主体

用途地域

年度

二酸化窒素(NO2)

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値の最高値

1時間値が0.2ppmを超えた時間数とその割合

1時間値が0.1ppm以上0.2ppm以下の時間数とその割合

日平均値が

0.06ppmを

超えた日数

とその割合

日平均値が

0.04ppm以上

0.06ppm以下

の日数と

その割合

日平均値の年間98%値

98%値

評価による

日平均値が

0.06ppm

を超えた

日数

(日) (時間) (ppm) (ppm) (時間) (%) (時間) (%) (日) (%) (日) (%) (ppm) (日)

31 淀

中学校

大阪市

23 366 8,735 0.021 0.082 0 0 0 0 0 0 9 2.5 0.041 0 24 365 8,701 0.020 0.095 0 0 0 0 0 0 14 3.8 0.043 0

25 365 8,711 0.020 0.092 0 0 0 0 0 0 13 3.6 0.043 0

26 365 8,705 0.020 0.099 0 0 0 0 0 0 5 1.4 0.038 0

27 366 8,738 0.019 0.094 0 0 0 0 0 0 9 2.5 0.041 0

32 南港 中央 公園

大阪市

準工

23 365 8,722 0.025 0.092 0 0 0 0 2 0.5 34 9.3 0.049 0

24 364 8,685 0.025 0.093 0 0 0 0 0 0 41 11.3 0.049 0

25 363 8,676 0.025 0.083 0 0 0 0 0 0 42 11.6 0.051 0

26 365 8,715 0.024 0.094 0 0 0 0 0 0 25 6.8 0.049 0

27 366 8,734 0.024 0.087 0 0 0 0 0 0 30 8.2 0.047 0

注:1.図中番号は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.用途地域は、第 3.1.1-3 表の注3を参照。

「兵庫県大気環境の状況」(兵庫県の環境ホームページ)

「平成 23~27 年度 環境データ集」(大阪市ホームページ)より作成

Page 93: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-89

(617)

第 12.1.1.1-29 表(10) 窒素酸化物の調査結果

図中番号

測定局名

設置主体

用途地域

年度

一酸化窒素(NO) 窒素酸化物(NO+NO2)

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値の最高値

日平均値の年間98%値

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値の最高値

日平均値の年間98%値

年平均値

(日) (時間) (ppm) (ppm) (ppm) (日) (時間) (ppm) (ppm) (ppm) (%)

31 淀

中学校

大阪市

23 366 8,735 0.006 0.162 0.034 366 8,735 0.028 0.228 0.069 76.724 365 8,701 0.006 0.167 0.025 365 8,701 0.026 0.237 0.063 77.625 365 8,711 0.006 0.161 0.028 365 8,711 0.026 0.223 0.070 78.226 365 8,705 0.005 0.111 0.019 365 8,705 0.024 0.167 0.055 80.127 366 8,738 0.005 0.129 0.021 366 8,738 0.024 0.185 0.061 80.5

32 南港 中央 公園

大阪市

準工

23 365 8,722 0.011 0.246 0.054 365 8,722 0.036 0.321 0.104 68.424 364 8,685 0.011 0.228 0.050 364 8,685 0.035 0.278 0.092 70.025 363 8,676 0.011 0.272 0.056 363 8,676 0.036 0.329 0.103 69.926 365 8,715 0.008 0.223 0.042 365 8,715 0.032 0.291 0.088 74.427 366 8,734 0.009 0.314 0.045 366 8,734 0.033 0.376 0.089 73.5

注:1.図中番号は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.用途地域は、第 3.1.1-3 表の注3を参照。

「兵庫県大気環境の状況」(兵庫県の環境ホームページ)

「平成 23~27 年度 環境データ集」(大阪市ホームページ)より作成

NO2

NO+NO2

Page 94: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-90

(618)

第 12.1.1.1-29 表(11) 窒素酸化物の調査結果

図中番号

測定局名

設置主体

用途地域

調査期間

二酸化窒素(NO2)

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値の最高値

1時間値が0.2ppmを超えた時間数とその割合

1時間値が0.1ppm以上0.2ppm以下の時間数とその割合

日平均値が

0.06ppmを

超えた日数

とその割合

日平均値が

0.04ppm以上

0.06ppm以下

の日数と

その割合

日平均値の年間98%値

98%値

評価による

日平均値が

0.06ppm

を超えた

日数

(日) (時間) (ppm) (ppm) (時間) (%) (時間) (%) (日) (%) (日) (%) (ppm) (日)

- 五毛

丸山

事業者

住 年間

365 8,746 0.007 0.053 0 0 0 0 0 0 0 0 0.018 0

注:用途地域は、第 3.1.1-3 表の注3を参照。

第 12.1.1.1-29 表(12) 窒素酸化物の調査結果

図中番号

測定局名

設置主体

用途地域

調査期間

二酸化窒素(NO2)

有効測定日数

測定時間

期間平均値

1時間値の最高値

1時間値が0.2ppmを超えた時間数とその割合

1時間値が0.1ppm以上0.2ppm以下の時間数とその割合

日平均値が

0.06ppmを

超えた日数

とその割合

日平均値が

0.04ppm以上

0.06ppm以下

の日数と

その割合

日平均値の最高値

(日) (時間) (ppm) (ppm) (時間) (%) (時間) (%) (日) (%) (日) (%) (ppm)

- 渦森台 事業者

全季節 28 672 0.008 0.050 0 0 0 0 0 0 0 0 0.028春季 7 168 0.009 0.036 0 0 0 0 0 0 0 0 0.014

夏季 7 168 0.007 0.019 0 0 0 0 0 0 0 0 0.009

秋季 7 168 0.007 0.032 0 0 0 0 0 0 0 0 0.012

冬季 7 168 0.011 0.050 0 0 0 0 0 0 0 0 0.028

注:用途地域は、第 3.1.1-3 表の注3を参照。

Page 95: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-91

(619)

第 12.1.1.1-29 表(13) 窒素酸化物の調査結果

図中番号

測定局名

設置主体

用途地域

調査期間

一酸化窒素(NO) 窒素酸化物(NO+NO2)

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値の最高値

日平均値の年間98%値

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値の最高値

日平均値の年間98%値

年平均値

(日) (時間) (ppm) (ppm) (ppm) (日) (時間) (ppm) (ppm) (ppm) (%)

- 五毛

丸山

事業者

住 年間 365 8,746 0.001 0.072 0.007 365 8,746 0.008 0.120 0.022 84.5

注:用途地域は、第 3.1.1-3 表の注3を参照。

第 12.1.1.1-29 表(14) 窒素酸化物の調査結果

図中番号

測定局名

設置主体

用途地域

調査期間

一酸化窒素(NO) 窒素酸化物(NO+NO2)

有効測定日数

測定時間

期間平均値

1時間値の最高値

日平均値の最高値

有効測定日数

測定時間

期間平均値

1時間値の最高値

日平均値の最高値

期間平均値

(日) (時間) (ppm) (ppm) (ppm) (日) (時間) (ppm) (ppm) (ppm) (%)

- 渦森台 事業者

全季節 28 672 0.003 0.064 0.015 28 672 0.011 0.112 0.043 73.3春季 7 168 0.002 0.012 0.003 7 168 0.011 0.048 0.016 82.6夏季 7 168 0.002 0.014 0.003 7 168 0.009 0.029 0.012 77.3秋季 7 168 0.003 0.045 0.008 7 168 0.010 0.076 0.018 69.3冬季 7 168 0.005 0.064 0.015 7 168 0.016 0.112 0.043 67.3

注:用途地域は、第 3.1.1-3 表の注3を参照。

NO2

NO+NO2

NO2

NO+NO2

Page 96: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-92

(620)

第 12.1.1.1-30 表(1) 浮遊粒子状物質の調査結果

図中番号

測定局名

設置主体

用途地域

年度

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値が0.20mg/m3

を超えた時間数とその割合

日平均値が

0.10mg/m3を

超えた日数とその割合

1時間

値の

最高値

日平均

値の

2%

除外値

日平均値が

0.10mg/m3を

超えた日が

2日以上連続

したことの

有無

環境基準の

長期的評価

による

日平均値が

0.10mg/m3を

超えた日数

(日) (時間) (mg/m3) (時間) (%) (日) (%) (mg/m3) (mg/m3) (有×・無○) (日)

1 東灘 神戸市

23 361 8,696 0.020 0 0 1 0.3 0.147 0.046 ○ 0 24 362 8,688 0.019 0 0 0 0 0.151 0.054 ○ 0

25 362 8,695 0.019 0 0 0 0 0.128 0.061 ○ 0

26 362 8,689 0.015 0 0 0 0 0.087 0.037 ○ 0

27 363 8,723 0.018 0 0 0 0 0.102 0.050 ○ 0

2 六甲

アイランド

神戸市

23 360 8,681 0.019 0 0 1 0.3 0.128 0.044 ○ 0

24 363 8,703 0.018 0 0 0 0 0.134 0.050 ○ 0

25 362 8,692 0.020 0 0 0 0 0.095 0.057 ○ 0

26 363 8,701 0.019 0 0 0 0 0.108 0.049 ○ 0

27 364 8,736 0.019 0 0 0 0 0.121 0.052 ○ 0

3 灘浜 神戸市

準工

23 361 8,653 0.024 0 0 1 0.3 0.144 0.048 ○ 0

24 363 8,648 0.022 0 0 0 0 0.142 0.057 ○ 0

25 356 8,505 0.025 0 0 0 0 0.159 0.067 ○ 0

26 363 8,702 0.017 0 0 0 0 0.101 0.045 ○ 0

27 364 8,735 0.018 0 0 0 0 0.108 0.052 ○ 0

5 港島 神戸市

準工

23 362 8,685 0.024 0 0 2 0.6 0.155 0.054 × 2

24 362 8,663 0.023 0 0 0 0 0.199 0.059 ○ 0

25 356 8,487 0.028 0 0 0 0 0.149 0.077 ○ 0

26 348 8,364 0.018 0 0 0 0 0.097 0.048 ○ 0

27 364 8,715 0.019 0 0 0 0 0.152 0.056 ○ 0

6 灘 神戸市

23 362 8,704 0.018 0 0 1 0.3 0.144 0.044 ○ 0

24 363 8,694 0.017 0 0 0 0 0.155 0.049 ○ 0

25 362 8,697 0.019 0 0 0 0 0.104 0.058 ○ 0

26 363 8,706 0.018 0 0 0 0 0.092 0.045 ○ 0

27 363 8,719 0.018 0 0 0 0 0.101 0.056 ○ 0

8 兵庫 南部

神戸市

23 363 8,699 0.026 0 0 2 0.6 0.157 0.057 × 2

24 363 8,673 0.024 0 0 0 0 0.150 0.061 ○ 0

25 358 8,589 0.025 0 0 0 0 0.111 0.060 ○ 0

26 363 8,701 0.020 0 0 0 0 0.092 0.052 ○ 0

27 364 8,725 0.019 0 0 0 0 0.137 0.053 ○ 0

9 長田 神戸市

23 363 8,707 0.018 0 0 1 0.3 0.137 0.040 ○ 0

24 362 8,693 0.017 0 0 0 0 0.120 0.048 ○ 0

25 362 8,695 0.019 0 0 0 0 0.124 0.057 ○ 0

26 362 8,696 0.018 0 0 0 0 0.087 0.046 ○ 0

27 364 8,725 0.017 0 0 0 0 0.110 0.051 ○ 0

10 須磨 神戸市

23 356 8,589 0.022 0 0 1 0.3 0.124 0.057 ○ 0

24 363 8,682 0.019 0 0 0 0 0.168 0.054 ○ 0

25 361 8,677 0.022 0 0 0 0 0.137 0.069 ○ 0

26 362 8,688 0.020 0 0 0 0 0.115 0.052 ○ 0

27 364 8,718 0.018 1 0.0 0 0 0.203 0.051 ○ 0

注:1.図中番号は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.用途地域は、第 3.1.1-3 表の注3を参照。

「兵庫県大気環境の状況」(兵庫県の環境ホームページ)

「平成 23~27 年度 環境データ集」(大阪市ホームページ)より作成

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12.1.1-93

(621)

第 12.1.1.1-30 表(2) 浮遊粒子状物質の調査結果

図中番号

測定局名

設置主体

用途地域

年度

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値が0.20mg/m3

を超えた時間数とその割合

日平均値が

0.10mg/m3を

超えた日数とその割合

1時間

値の

最高値

日平均

値の

2%

除外値

日平均値が

0.10mg/m3を

超えた日が

2日以上連続

したことの

有無

環境基準の

長期的評価

による

日平均値が

0.10mg/m3を

超えた日数

(日) (時間) (mg/m3) (時間) (%) (日) (%) (mg/m3) (mg/m3) (有×・無○) (日)

11 白川台 神戸市

23 340 8,187 0.017 0 0 1 0.3 0.149 0.042 ○ 0 24 362 8,686 0.017 0 0 0 0 0.123 0.051 ○ 0

25 363 8,702 0.019 0 0 0 0 0.105 0.054 ○ 0

26 360 8,655 0.018 0 0 0 0 0.083 0.045 ○ 0

27 361 8,699 0.016 0 0 0 0 0.118 0.050 ○ 0

12 垂水 神戸市

23 363 8,680 0.025 0 0 2 0.6 0.165 0.055 × 2

24 363 8,677 0.023 0 0 0 0 0.121 0.062 ○ 0

25 360 8,604 0.024 0 0 0 0 0.090 0.056 ○ 0

26 355 8,582 0.017 0 0 0 0 0.093 0.045 ○ 0

27 363 8,720 0.018 0 0 0 0 0.198 0.056 ○ 0

14 北 神戸市

23 347 8,335 0.015 0 0 1 0.3 0.143 0.034 ○ 0

24 363 8,694 0.014 0 0 0 0 0.084 0.046 ○ 0

25 362 8,699 0.016 0 0 0 0 0.086 0.047 ○ 0

26 362 8,701 0.017 0 0 0 0 0.094 0.045 ○ 0

27 349 8,380 0.016 0 0 0 0 0.087 0.047 ○ 0

15 北神 神戸市

23 363 8,715 0.017 0 0 0 0 0.114 0.046 ○ 0

24 363 8,696 0.015 0 0 0 0 0.106 0.045 ○ 0

25 363 8,710 0.017 0 0 0 0 0.099 0.050 ○ 0

26 363 8,708 0.016 0 0 0 0 0.099 0.039 ○ 0

27 361 8,667 0.016 0 0 0 0 0.107 0.043 ○ 0

16 潮見

小学校

芦屋市

23 366 8,757 0.021 0 0 2 0.5 0.187 0.048 × 2

24 365 8,725 0.020 0 0 0 0 0.148 0.057 ○ 0

25 365 8,735 0.020 0 0 0 0 0.099 0.059 ○ 0

26 332 7,977 0.020 0 0 0 0 0.178 0.047 ○ 0

27 340 8,210 0.017 1 0.0 0 0 0.286 0.044 ○ 0

17 打出浜小

学校

芦屋市

23 362 8,688 0.023 0 0 2 0.6 0.156 0.043 × 2

24 364 8,734 0.022 0 0 0 0 0.092 0.051 ○ 0

25 280 6,753 0.023 0 0 0 0 0.109 0.051 ○ 0

26 335 8,018 0.022 0 0 0 0 0.099 0.049 ○ 0

27 360 8,647 0.020 0 0 0 0 0.110 0.048 ○ 0

18 朝日ヶ丘小学校

兵庫県

23 365 8,761 0.019 0 0 2 0.5 0.171 0.045 × 2

24 365 8,731 0.018 0 0 0 0 0.127 0.051 ○ 0

25 363 8,721 0.020 0 0 0 0 0.127 0.063 ○ 0

26 361 8,704 0.018 0 0 0 0 0.087 0.046 ○ 0

27 364 8,735 0.017 0 0 0 0 0.095 0.045 ○ 0

19 市立立花北小学校

尼崎市

23 365 8,687 0.018 0 0 1 0.3 0.198 0.043 ○ 0

24 336 8,017 0.017 0 0 0 0 0.103 0.044 ○ 0

25 363 8,694 0.021 0 0 0 0 0.108 0.058 ○ 0

26 363 8,702 0.019 0 0 0 0 0.114 0.046 ○ 0

27 364 8,721 0.017 0 0 0 0 0.084 0.044 ○ 0

注:1.図中番号は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.用途地域は、第 3.1.1-3 表の注3を参照。

「兵庫県大気環境の状況」(兵庫県の環境ホームページ)

「平成 23~27 年度 環境データ集」(大阪市ホームページ)より作成

Page 98: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-94

(622)

第 12.1.1.1-30 表(3) 浮遊粒子状物質の調査結果

図中番号

測定局名

設置主体

用途地域

年度

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値が0.20mg/m3

を超えた時間数とその割合

日平均値が

0.10mg/m3を

超えた日数とその割合

1時間

値の

最高値

日平均

値の

2%

除外値

日平均値が

0.10mg/m3を

超えた日が

2日以上連続

したことの

有無

環境基準の

長期的評価

による

日平均値が

0.10mg/m3を

超えた日数

(日) (時間) (mg/m3) (時間) (%) (日) (%) (mg/m3) (mg/m3) (有×・無○) (日)

20 国設尼崎 国 住

23 366 8,735 0.015 0 0 0 0 0.088 0.033 ○ 0 24 359 8,616 0.015 0 0 0 0 0.096 0.038 ○ 0

25 363 8,693 0.017 0 0 0 0 0.110 0.045 ○ 0

26 362 8,691 0.013 0 0 0 0 0.097 0.032 ○ 0

27 357 8,626 0.013 0 0 0 0 0.104 0.034 ○ 0

21 琴ノ浦 高校

尼崎市

23 363 8,711 0.021 0 0 2 0.6 0.148 0.044 × 2

24 342 8,242 0.023 0 0 0 0 0.105 0.053 ○ 0

25 132 3,187 (0.031) (0) (0) (0) (0) (0.133)(0.068) (○) (0)

26 115 2,800 (0.023) (0) (0) (0) (0) (0.083)(0.045) (○) (0)

27 362 8,695 0.021 0 0 0 0 0.116 0.052 ○ 0

22 西宮

市役所

西宮市

23 333 8,052 0.021 0 0 2 0.6 0.160 0.047 × 2

24 363 8,714 0.021 0 0 0 0 0.140 0.052 ○ 0

25 363 8,717 0.021 0 0 0 0 0.123 0.057 ○ 0

26 363 8,715 0.020 0 0 0 0 0.132 0.051 ○ 0

27 363 8,724 0.022 0 0 0 0 0.124 0.059 ○ 0

23 鳴尾 支所

西宮市

23 366 8,759 0.022 0 0 3 0.8 0.171 0.045 × 3

24 361 8,690 0.023 0 0 0 0 0.107 0.053 ○ 0

25 361 8,701 0.025 0 0 0 0 0.092 0.059 ○ 0

26 361 8,689 0.022 0 0 0 0 0.084 0.048 ○ 0

27 364 8,737 0.020 0 0 0 0 0.089 0.046 ○ 0

24 瓦木

公民館

西宮市

23 364 8,734 0.018 0 0 1 0.3 0.135 0.042 ○ 0

24 363 8,711 0.019 0 0 0 0 0.181 0.052 ○ 0

25 363 8,717 0.020 0 0 0 0 0.131 0.053 ○ 0

26 363 8,715 0.020 0 0 0 0 0.164 0.050 ○ 0

27 222 5,355 (0.022) (0) (0) (0) (0) (0.101)(0.054) (○) (0)

25 甲陵

中学校

西宮市

23 366 8,770 0.021 0 0 2 0.5 0.180 0.043 × 2

24 358 8,651 0.022 0 0 0 0 0.102 0.055 ○ 0

25 363 8,714 0.023 0 0 0 0 0.089 0.056 ○ 0

26 363 8,715 0.021 0 0 0 0 0.098 0.052 ○ 0

27 364 8,738 0.021 0 0 0 0 0.075 0.047 ○ 0

26 山口

小学校

西宮市

23 364 8,741 0.017 0 0 0 0 0.119 0.041 ○ 0

24 363 8,720 0.018 0 0 0 0 0.086 0.050 ○ 0

25 362 8,713 0.019 0 0 0 0 0.093 0.052 ○ 0

26 354 8,531 0.021 0 0 0 0 0.089 0.050 ○ 0

27 355 8,561 0.017 0 0 0 0 0.077 0.044 ○ 0

27 浜甲子園 西宮市

23 364 8,733 0.021 0 0 1 0.3 0.163 0.054 ○ 0

24 358 8,613 0.019 0 0 0 0 0.144 0.053 ○ 0

25 365 8,733 0.021 0 0 0 0 0.117 0.065 ○ 0

26 357 8,581 0.019 0 0 0 0 0.104 0.049 ○ 0

27 354 8,536 0.018 0 0 0 0 0.125 0.046 ○ 0

注:1.図中番号は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.用途地域は、第 3.1.1-3 表の注3を参照。

3.( )は、年間有効測定時間数(6,000 時間)に達していない測定局の値を示す。

「兵庫県大気環境の状況」(兵庫県の環境ホームページ)

「平成 23~27 年度 環境データ集」(大阪市ホームページ)より作成

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12.1.1-95

(623)

第 12.1.1.1-30 表(4) 浮遊粒子状物質の調査結果

図中番号

測定局名

設置主体

用途地域

年度

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値が0.20mg/m3

を超えた時間数とその割合

日平均値が

0.10mg/m3を

超えた日数とその割合

1時間

値の

最高値

日平均

値の

2%

除外値

日平均値が

0.10mg/m3を

超えた日が

2日以上連続

したことの

有無

環境基準の

長期的評価

による

日平均値が

0.10mg/m3を

超えた日数

(日) (時間) (mg/m3) (時間) (%) (日) (%) (mg/m3) (mg/m3) (有×・無○) (日)

28 伊丹

市役所

兵庫県

23 277 6,695 0.015 0 0 0 0 0.094 0.034 ○ 0 24 338 8,211 0.016 0 0 0 0 0.096 0.043 ○ 0

25 361 8,705 0.017 0 0 0 0 0.095 0.056 ○ 0

26 359 8,666 0.019 0 0 0 0 0.081 0.047 ○ 0

27 318 7,754 0.015 0 0 0 0 0.081 0.044 ○ 0

29 よりあいひろば

兵庫県

23 358 8,649 0.019 0 0 2 0.6 0.151 0.046 × 2

24 363 8,719 0.018 0 0 0 0 0.142 0.056 ○ 0

25 342 8,271 0.019 3 0.0 2 0.6 0.223 0.072 × 2

26 346 8,491 0.016 0 0 0 0 0.116 0.043 ○ 0

27 354 8,525 0.013 0 0 0 0 0.114 0.044 ○ 0

30 此花

区役所

大阪市

23 359 8,632 0.021 0 0 2 0.6 0.157 0.053 × 2

24 363 8,695 0.020 0 0 0 0 0.143 0.057 ○ 0

25 362 8,688 0.021 0 0 0 0 0.133 0.057 ○ 0

26 361 8,677 0.020 0 0 0 0 0.108 0.049 ○ 0

27 363 8,702 0.020 0 0 0 0 0.111 0.049 ○ 0

31 淀

中学校

大阪市

23 366 8,740 0.020 0 0 2 0.5 0.175 0.047 × 2

24 364 8,698 0.020 0 0 0 0 0.140 0.052 ○ 0

25 363 8,695 0.019 0 0 0 0 0.120 0.057 ○ 0

26 358 8,620 0.017 0 0 0 0 0.104 0.045 ○ 0

27 364 8,718 0.020 0 0 0 0 0.092 0.052 ○ 0

32 南港中央

公園

大阪市

準工

23 322 7,772 0.027 0 0 3 0.9 0.190 0.055 × 3

24 361 8,640 0.028 0 0 0 0 0.145 0.065 ○ 0

25 353 8,514 0.030 0 0 0 0 0.118 0.074 ○ 0

26 356 8,542 0.030 0 0 0 0 0.099 0.062 ○ 0

27 360 8,636 0.026 0 0 0 0 0.098 0.061 ○ 0

注:1.図中番号は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.用途地域は、第 3.1.1-3 表の注3を参照。

「兵庫県大気環境の状況」(兵庫県の環境ホームページ)

「平成 23~27 年度 環境データ集」(大阪市ホームページ)より作成

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12.1.1-96

(624)

第 12.1.1.1-30 表(5) 浮遊粒子状物質の調査結果

図中番号

測定局名

設置主体

用途地域

調査期間

有効測定日数

測定時間

年平均値

1時間値が0.20mg/m3

を超えた時間数とその割合

日平均値が

0.10mg/m3を

超えた日数とその割合

1時間

値の

最高値

日平均

値の

2%

除外値

日平均値が

0.10mg/m3を

超えた日が

2日以上連続

したことの

有無

環境基準の

長期的評価

による

日平均値が

0.10mg/m3を

超えた日数

(日) (時間) (mg/m3) (時間) (%) (日) (%) (mg/m3) (mg/m3) (有×・無○) (日)

- 五毛

丸山

事業者

住 年間

363 8,736 0.015 0 0 0 0 0.080 0.035 ○ 0

注:用途地域は、第 3.1.1-3 表の注3を参照。

第 12.1.1.1-30 表(6) 浮遊粒子状物質の調査結果

図中番号

測定局名

設置主体

用途地域

調査期間

有効測定日数

測定時間

期間平均値

1時間値が0.20mg/m3

を超えた時間数とその割合

日平均値が

0.10mg/m3を

超えた日数とその割合

1時間

値の

最高値

日平均

値の

最高値

日平均値が

0.10mg/m3を

超えた日が

2日以上連続

したことの

有無

(日) (時間) (mg/m3) (時間) (%) (日) (%) (mg/m3) (mg/m3) (有×・無○)

- 渦森台 事業者

全季節 28 672 0.016 0 0 0 0 0.063 0.044 ○ 春季 7 168 0.023 0 0 0 0 0.063 0.044 ○

夏季 7 168 0.013 0 0 0 0 0.035 0.016 ○

秋季 7 168 0.015 0 0 0 0 0.036 0.026 ○

冬季 7 168 0.012 0 0 0 0 0.043 0.025 ○

注:用途地域は、第 3.1.1-3 表の注3を参照。

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12.1.1-97

(625)

③ 大気環境濃度の解析

a. 解析対象地点

第 12.1.1.1-9 図に示す新設発電所の着地濃度が相対的に高くなる対象事業実施区域を中心と

する半径 10kmの範囲内の一般局とした。各測定物質の解析対象地点は第 12.1.1.1-31 表のとお

りである。

第 12.1.1.1-31 表 解析対象地点

図中

番号 測定局名

二酸化硫黄(SO2)

の測定の有無

窒素酸化物(NOX)

の測定の有無

浮遊粒子状物質(SPM)

の測定の有無

(有○・無-) (有○・無-) (有○・無-)

1 東灘 - ○ ○

2 六甲アイランド ○ ○ ○

3 灘浜 ○ ○ ○

4 住吉南 - ○ -

5 港島 ○ ○ ○

6 灘 - ○ ○

8 兵庫南部 ○ ○ ○

9 長田 - ○ ○

14 北 - ○ ○

16 潮見小学校 ○ ○ ○

17 打出浜小学校 ○ ○ ○

18 朝日ヶ丘小学校 - ○ ○

22 西宮市役所 ○ ○ ○

27 浜甲子園 ○ ○ ○

注:図中番号は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

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12.1.1-98

(626)

b. 解析結果

(a) 二酸化硫黄(SO2)

ア. 経年変化

各測定局における平成 23~27 年度の5年間の年平均値の経年変化は、第 12.1.1.1-10 図の

とおりである。

二酸化硫黄の濃度は、横ばいに推移している。

第 12.1.1.1-10 図 二酸化硫黄の年平均値の経年変化

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度

(ppm)

打出浜小学校

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度

(ppm)

西宮市役所

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度

(ppm)

兵庫南部

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度

(ppm)

潮見小学校

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度

(ppm)

灘浜

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度

(ppm)

港島

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度

(ppm)

六甲アイランド

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度(ppm)

浜甲子園

Page 103: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-99

(627)

イ. 月別平均濃度

各測定局における平成27年度の月別平均濃度の変化は、第12.1.1.1-11図のとおりである。

二酸化硫黄は、月による濃度の変化は小さい。

第 12.1.1.1-11 図 二酸化硫黄の月別平均濃度(平成 27 年度)

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度(ppm)

打出浜小学校

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度(ppm)

西宮市役所

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度(ppm)

兵庫南部

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度(ppm)

潮見小学校

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度(ppm)

灘浜

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度(ppm)

港島

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度

(ppm)

六甲アイランド

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度

(ppm)

浜甲子園

Page 104: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-100

(628)

ウ. 時刻別平均濃度

各測定局における平成 27 年度の時刻別平均濃度の変化は、第 12.1.1.1-12 図のとおりであ

る。

二酸化硫黄は、昼間に濃度が高くなる傾向が認められる。

第 12.1.1.1-12 図 二酸化硫黄の時刻別平均濃度(平成 27 年度)

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度(ppm)

打出浜小学校

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度

(ppm)

西宮市役所

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度

(ppm)

兵庫南部

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度

(ppm)

潮見小学校

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度

(ppm)

灘浜

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度(ppm)

港島

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度

(ppm)

六甲アイランド

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度

(ppm)

浜甲子園

Page 105: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-101

(629)

エ. 風向別平均濃度

各測定局における平成 27 年度の風向別平均濃度の変化は、第 12.1.1.1-13 図のとおりであ

る。

二酸化硫黄は、多くの測定局で南寄りの風向時に濃度が高くなる傾向が認められる。

第 12.1.1.1-13 図 二酸化硫黄の風向別平均濃度(平成 27 年度)

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度

(ppm)

風向

六甲アイランド

発電所の影響方位

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度(p

pm)

風向

灘浜

発電所の影響方位

Cは静穏を示す

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度

(ppm)

風向

港島

発電所の影響方位

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度

(ppm)

風向

兵庫南部

発電所の影響方位

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度(p

pm)

風向

潮見小学校

発電所の影響方位

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度(p

pm)

風向

打出浜小学校

発電所の影響方位

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度(p

pm)

風向

西宮市役所

発電所の影響方位

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度(p

pm)

風向

浜甲子園

発電所の影響方位

Page 106: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-102

(630)

オ. 風速階級別平均濃度

各測定局における平成 27 年度の風速階級別平均濃度の変化は、第 12.1.1.1-14 図のとおり

である。

二酸化硫黄は、風速の違いによる濃度の変化は小さい。

第 12.1.1.1-14 図 二酸化硫黄の風速階級別平均濃度(平成 27 年度)

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度

(ppm)

風速階級(m/s)

西宮市役所

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度

(ppm)

風速階級(m/s)

潮見小学校

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度

(ppm)

風速階級(m/s)

港島

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度(ppm)

風速階級(m/s)

打出浜小学校

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度

(ppm)

風速階級(m/s)

兵庫南部

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速濃

度(ppm)

風速階級(m/s)

灘浜

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度(ppm)

風速階級(m/s)

六甲アイランド

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度

(ppm)

風速階級(m/s)

浜甲子園

Page 107: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-103

(631)

(b) 窒素酸化物(NOX)

ア. 経年変化

各測定局における平成 23~27 年度の5年間の年平均値の経年変化は、第 12.1.1.1-15 図の

とおりである。

窒素酸化物及び二酸化窒素の濃度は、横ばいで推移している。

第 12.1.1.1-15 図(1) 窒素酸化物及び二酸化窒素の年平均値の経年変化

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度(ppm)

東灘

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度(ppm)

六甲アイランド

窒素酸化物

二酸化窒素

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度(ppm)

灘浜

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度(ppm)

住吉南

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度(ppm)

港島

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度(ppm)

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度(ppm)

兵庫南部

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度(ppm)

長田

Page 108: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-104

(632)

第 12.1.1.1-15 図(2) 窒素酸化物及び二酸化窒素の年平均値の経年変化

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度(ppm)

潮見小学校

窒素酸化物

二酸化窒素

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度

(ppm)

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度

(ppm)

打出浜小学校

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度

(ppm)

朝日ヶ丘小学校

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度

(ppm)

西宮市役所

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度(ppm)

浜甲子園

Page 109: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-105

(633)

イ. 月別平均濃度

各測定局における平成27年度の月別平均濃度の変化は、第12.1.1.1-16図のとおりである。

窒素酸化物及び二酸化窒素の濃度は、多くの測定局で冬季に若干濃度が高くなる傾向が認め

られる。

第 12.1.1.1-16 図(1) 窒素酸化物及び二酸化窒素の月別平均濃度(平成 27 年度)

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度

(ppm)

六甲アイランド

窒素酸化物

二酸化窒素

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度

(ppm)

灘浜

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度

(ppm)

住吉南

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度

(ppm)

港島

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度

(ppm)

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度

(ppm)

兵庫南部

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度(ppm)

長田

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度

(ppm)

東灘

Page 110: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-106

(634)

第 12.1.1.1-16 図(2) 窒素酸化物及び二酸化窒素の月別平均濃度(平成 27 年度)

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度

(ppm)

潮見小学校

窒素酸化物

二酸化窒素

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度

(ppm)

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度

(ppm)

打出浜小学校

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度

(ppm)

朝日ヶ丘小学校

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度

(ppm)

西宮市役所

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度

(ppm)

浜甲子園

Page 111: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-107

(635)

ウ. 時刻別平均濃度

各測定局における平成 27 年度の時刻別平均濃度の変化は、第 12.1.1.1-17 図のとおりであ

る。

窒素酸化物及び二酸化窒素は、朝に濃度が高くなる傾向が認められる。

第 12.1.1.1-17 図(1) 窒素酸化物及び二酸化窒素の時刻別平均濃度(平成 27 年度)

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度(ppm)

東灘

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24濃度(ppm)

六甲アイランド

窒素酸化物

二酸化窒素

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度(ppm)

灘浜

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度(ppm)

住吉南

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度(ppm)

港島

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度(ppm)

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度(ppm)

兵庫南部

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度(ppm)

長田

Page 112: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-108

(636)

第 12.1.1.1-17 図(2) 窒素酸化物及び二酸化窒素の時刻別平均濃度(平成 27 年度)

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度

(ppm)

潮見小学校

窒素酸化物

二酸化窒素

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度

(ppm)

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度

(ppm)

打出浜小学校

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度

(pp

m)

朝日ヶ丘小学校

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度

(ppm)

西宮市役所

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度

(ppm)

浜甲子園

Page 113: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-109

(637)

エ. 風向別平均濃度

各測定局における平成 27 年度の風向別平均濃度の変化は、第 12.1.1.1-18 図のとおりであ

る。

窒素酸化物及び二酸化窒素は、多くの測定局で東から南寄りの風向時に濃度が高くなる傾向

が認められる。

第 12.1.1.1-18 図(1) 窒素酸化物及び二酸化窒素の風向別平均濃度(平成 27 年度)

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度

(ppm)

風向

東灘

発電所の影響方位

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度(ppm)

風向

六甲アイランド

窒素酸化物

二酸化窒素

Cは静穏を示す

発電所の影響方位

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度

(ppm)

風向

灘浜

発電所の影響方位

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度(ppm)

風向

港島

発電所の影響方位

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度(ppm)

風向

発電所の影響方位

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度(ppm)

風向

兵庫南部

発電所の影響方位

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度(ppm)

風向

長田

発電所の影響方位

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度

(ppm)

風向

発電所の影響方位

Page 114: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-110

(638)

第 12.1.1.1-18 図(2) 窒素酸化物及び二酸化窒素の風向別平均濃度(平成 27 年度)

注:住吉南局では風向を測定していないため、解析の対象から除外した。

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度

(ppm)

風向

潮見小学校

発電所の影響方位

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度(ppm)

風向

朝日ヶ丘小学校

発電所の影響方位

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度

(ppm)

風向

打出浜小学校

窒素酸化物

二酸化窒素

発電所の影響方位

Cは静穏を示す

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度

(ppm)

風向

西宮市役所

発電所の影響方位

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度(ppm)

風向

浜甲子園

発電所の影響方位

Page 115: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-111

(639)

オ. 風速階級別平均濃度

各測定局における平成 27 年度の風速階級別平均濃度の変化は、第 12.1.1.1-19 図のとおり

である。

窒素酸化物及び二酸化窒素は、風速が増加するに従って濃度が低下する傾向が認められる。

第 12.1.1.1-19 図(1) 窒素酸化物及び二酸化窒素の風速階級別平均濃度(平成 27 年度)

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度(ppm)

風速階級(m/s)

兵庫南部

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度(ppm)

風速階級(m/s)

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度(ppm)

風速階級(m/s)

港島

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度(ppm)

風速階級(m/s)

灘浜

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度

(ppm)

風速階級(m/s)

東灘

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度(ppm)

風速階級(m/s)

六甲アイランド

窒素酸化物

二酸化窒素

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度(ppm)

風速階級(m/s)

長田

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度

(ppm)

風速階級(m/s)

Page 116: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-112

(640)

第 12.1.1.1-19 図(2) 窒素酸化物及び二酸化窒素の風速階級別平均濃度(平成 27 年度)

注:住吉南局では風速を測定していないため、解析の対象から除外した。

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度(ppm)

風速階級(m/s)

朝日ヶ丘小学校

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度

(ppm)

風速階級(m/s)

潮見小学校

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度(ppm)

風速階級(m/s)

打出浜小学校

窒素酸化物

二酸化窒素

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度(ppm)

風速階級(m/s)

西宮市役所

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度(ppm)

風速階級(m/s)

浜甲子園

Page 117: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-113

(641)

(c) 浮遊粒子状物質(SPM)

ア. 経年変化

各測定局における平成 23~27 年度の5年間の年平均値の経年変化は、第 12.1.1.1-20 図の

とおりである。

浮遊粒子状物質の濃度は、横ばいで推移している。

第 12.1.1.1-20 図(1) 浮遊粒子状物質の年平均値の経年変化

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度(mg/m

3 )

東灘

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度濃度

(mg/m3)

六甲アイランド

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度(mg/m

3 )

灘浜

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度(mg/m

3)

港島

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度(mg/m

3)

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度(mg/m

3 )

兵庫南部

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度(mg/m

3)

長田

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度(mg/m

3)

Page 118: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-114

(642)

第 12.1.1.1-20 図(2) 浮遊粒子状物質の年平均値の経年変化

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度(mg/m

3)

打出浜小学校

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度(mg/m

3)

潮見小学校

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度(mg/m

3)

朝日ヶ丘小学校

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度(mg/m

3)

西宮市役所

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

濃度

(mg/m

3 )

浜甲子園

Page 119: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-115

(643)

イ. 月別平均濃度

各測定局における平成27年度の月別平均濃度の変化は、第12.1.1.1-21図のとおりである。

浮遊粒子状物質は、夏季に濃度が高くなる傾向が認められる。

第 12.1.1.1-21 図(1) 浮遊粒子状物質の月別平均濃度(平成 27 年度)

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度(mg/m

3)

東灘

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度(mg/m

3)

六甲アイランド

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度(mg/m

3)

灘浜

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度(mg/m

3)

港島

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度

(mg/m

3)

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度(mg/m

3)

兵庫南部

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度(mg/m

3)

長田

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度(mg/m

3)

Page 120: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-116

(644)

第 12.1.1.1-21 図(2) 浮遊粒子状物質の月別平均濃度(平成 27 年度)

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度

(mg/m

3)

打出浜小学校

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度

(mg/m

3)

潮見小学校

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度

(mg/m

3)

朝日ヶ丘小学校

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度

(mg/m

3)

西宮市役所

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度

(mg/m

3)

浜甲子園

Page 121: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-117

(645)

ウ. 時刻別平均濃度

各測定局における平成 27 年度の時刻別平均濃度の変化は、第 12.1.1.1-22 図のとおりであ

る。

浮遊粒子状物質は、時刻による濃度の変化は小さい。

第 12.1.1.1-22 図(1) 浮遊粒子状物質の時刻別平均濃度(平成 27 年度)

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度(mg/m

3)

東灘

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度(mg/m

3)

六甲アイランド

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度

(mg/m

3)

灘浜

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度(mg/m

3 )

港島

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度(mg/m

3)

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度

(mg/m

3)

兵庫南部

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度

(mg/m

3)

長田

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度

(mg/m

3)

Page 122: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-118

(646)

第 12.1.1.1-22 図(2) 浮遊粒子状物質の時刻別平均濃度(平成 27 年度)

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度

(mg/m

3 )

打出浜小学校

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度(mg/m

3)

潮見小学校

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度(mg/m

3)

朝日ヶ丘小学校

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度(mg/m

3)

西宮市役所

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

3 6 9 12 15 18 21 24

濃度(mg/m

3)

浜甲子園

Page 123: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-119

(647)

エ. 風向別平均濃度

各測定局における平成 27 年度の風向別平均濃度の変化は、第 12.1.1.1-23 図のとおりであ

る。

浮遊粒子状物質は、多くの測定局で南寄りの風向時に濃度が高くなる傾向が認められる。

第 12.1.1.1-23 図(1) 浮遊粒子状物質の風向別平均濃度(平成 27 年度)

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度(m

g/m3)

風向

六甲アイランド

発電所の影響方位

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度(m

g/m3)

風向

東灘

発電所の影響方位

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度(mg/m3)

風向

灘浜

発電所の影響方位

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度

(mg/m3)

風向

港島

発電所の影響方位

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度(mg/m

3 )

風向

発電所の影響方位

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度(mg/m

3 )

風向

兵庫南部

発電所の影響方位

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度(mg/m

3 )

風向

長田

発電所の影響方位

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度(mg/m3)

風向

発電所の影響方位

Cは静穏を示す

Page 124: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-120

(648)

第 12.1.1.1-23 図(2) 浮遊粒子状物質の風向別平均濃度(平成 27 年度)

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度

(mg/m

3)

風向

潮見小学校

発電所の影響方位

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度

(mg/m

3)

風向

打出浜小学校

発電所の影響方位

Cは静穏を示す

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度(mg/m

3)

風向

朝日ヶ丘小学校

発電所の影響方位

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度(mg/m

3)

風向

西宮市役所

発電所の影響方位

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向

濃度(mg/m

3)

風向

浜甲子園

発電所の影響方位

Page 125: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-121

(649)

オ. 風速階級別平均濃度

各測定局における平成 27 年度の風速階級別平均濃度の変化は、第 12.1.1.1-24 図のとおり

である。

浮遊粒子状物質は、多くの測定局で風速が増加するに従って濃度が低下する傾向が認められ

る。

第 12.1.1.1-24 図(1) 浮遊粒子状物質の風速階級別平均濃度(平成 27 年度)

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度

(mg/m3 )

風速階級(m/s)

長田

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度(mg/m

3 )

風速階級(m/s)

港島

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度(mg/m

3 )

風速階級(m/s)

兵庫南部

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度(mg/m

3 )

風速階級(m/s)

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度(mg/m

3 )

風速階級(m/s)

灘浜

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度(mg/m

3 )

風速階級(m/s)

東灘

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速濃度

(mg/m3 )

風速階級(m/s)

六甲アイランド

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度(mg/m

3 )

風速階級(m/s)

Page 126: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-122

(650)

第 12.1.1.1-24 図(2) 浮遊粒子状物質の風速階級別平均濃度(平成 27 年度)

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度

(mg/m

3 )

風速階級(m/s)

朝日ヶ丘小学校

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度

(mg/m

3)

風速階級(m/s)

潮見小学校

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度

(mg/m

3 )

風速階級(m/s)

西宮市役所

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度

(mg/m

3 )

風速階級(m/s)

打出浜小学校

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

0.100

0.0

~0.4

0.5

~0.9

1.0

~1.9

2.0

~2.9

3.0

~3.9

4.0

~5.9

6.0~ 全風速

濃度

(mg/m

3)

風速階級(m/s)

浜甲子園

Page 127: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-123

(651)

④ 道路構造及び当該道路における交通量に係る状況

a. 文献その他の資料調査

「平成 22 年度全国道路・街路交通情勢調査(道路交通センサス)一般交通量調査」(国土交

通省、平成 23 年)等(以下、「道路交通センサス 一般交通量調査」という。)による道路交

通量に係る情報の収集及び当該情報の整理を行った。

(a) 調査地域

工事用資材等の搬出入及び資材等の搬出入に用いる車両(以下、「関係車両」という。)の

主要な交通ルートの沿道及びその周辺とした。

(b) 調査地点

第 12.1.1.1-25 図に示す主要な交通ルートにおける「道路交通センサス 一般交通量調査」

による道路交通量の測定地点2地点とした。

(c) 調査期間

平成 11、17、22 年度とした。

(d) 調査結果

道路交通量の調査結果は、第 12.1.1.1-32 表のとおりである。

第 12.1.1.1-32 表 道路交通量の調査結果

(単位:台)

図中

番号 測定地点 路線名

交通量

平成 11 年度 平成 17 年度 平成 22 年度

① 灘浜東町 市道灘浜住吉川線 17,117 16,822 14,389

② 住吉南町4丁目 市道灘浜住吉川線 9,963 9,954 9,362

注:1.図中番号は、第 12.1.1.1-25 図を参照。

2.交通量は、平日の往復交通量の測定結果を示す。

3.調査時間は、12 時間(7~19 時)である。

4.交通量には、二輪車は含まない。

「平成11、17、22年度 全国道路・街路交通情勢調査(道路交通センサス)」

(兵庫県ホームページ)より作成

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12.1.1-124

(652)

第 12.1.1.1-25 図 道路交通量調査地点の位置

Page 129: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-125

(653)

b. 現地調査

(a) 調査地域

関係車両の主要な交通ルートの沿道及びその周辺とした。

(b) 調査地点

第 12.1.1.1-25 図に示す主要な交通ルートのうち、住居等の配置を勘案し、市道灘浜住吉川

線及び市道高羽線沿いの4地点とした。

(c) 調査期間

交通量の状況を代表する平日及び休日の各1日とし、24 時間の連続測定を行った。

平日:平成 28 年 10 月 18 日(火)0~24 時

休日:平成 28 年 10 月 23 日(日)0~24 時

(d) 調査方法

ア. 道路構造に係る状況

調査地点の道路の構造、車線数、幅員及び道路の縦横断形状を調査し、調査結果の整理を行

った。

イ. 道路交通量に係る状況

方向別、車種別交通量を調査し、調査結果の整理及び解析を行った。

(e) 調査結果

ア. 道路構造に係る状況

調査地点の道路断面構造等は、第 12.1.1.1-26 図のとおりである。

イ. 道路交通量に係る状況

道路交通量の調査結果は、第 12.1.1.1-33 表のとおりである。

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12.1.1-126

(654)

〔道路断面構造〕

路線名 路面状況 規制速度

市道灘浜住吉川線 排水性アスファルト 50km/h

〔沿道の状況〕

第 12.1.1.1-26 図(1) 調査地点の道路断面構造等(道路1)

A’ A

単位(m)

A

A’

Page 131: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-127

(655)

〔道路断面構造〕

路線名 路面状況 規制速度

市道高羽線 密粒性アスファルト 40km/h

〔沿道の状況〕

第 12.1.1.1-26 図(2) 調査地点の道路断面構造等(道路2)

A’ A

単位(m)

AA’

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12.1.1-128

(656)

〔道路断面構造〕

路線名 路面状況 規制速度

市道灘浜住吉川線 排水性アスファルト 50km/h

〔沿道の状況〕

第 12.1.1.1-26 図(3) 調査地点の道路断面構造等(道路3)

A’ A

単位(m)

A

A’

Page 133: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-129

(657)

〔道路断面構造〕

路線名 路面状況 規制速度

市道西灘浜手1号線 排水性アスファルト 40km/h

市道灘浜住吉川線 排水性アスファルト 50km/h

港湾幹線道路 密粒性アスファルト 60km/h

〔沿道の状況〕

第 12.1.1.1-26 図(4) 調査地点の道路断面構造等(道路4)

A’ A

単位(m)

A

A’

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12.1.1-130

(658)

第 12.1.1.1-33 表 道路交通量の調査結果

調査

地点 路線名 時間帯

平日(平成 28 年 10 月 18 日) 休日(平成 28 年 10 月 23 日)

小型車 大型車 合計 小型車 大型車 合計

道路1 市道灘浜住吉

川線

昼間

(台/12h) 5,737 6,990 12,727 9,243 2,274 11,517

夜間

(台/12h) 2,497 4,721 7,218 3,276 1,838 5,114

全日

(台/24h) 8,234 11,711 19,945 12,519 4,112 16,631

道路2 市道高羽線

昼間

(台/12h) 5,976 2,771 8,747 6,634 749 7,383

夜間

(台/12h) 2,237 727 2,964 2,051 344 2,395

全日

(台/24h) 8,213 3,498 11,711 8,685 1,093 9,778

道路3 市道灘浜住吉

川線

昼間

(台/12h) 4,746 2,835 7,581 4,171 588 4,759

夜間

(台/12h) 1,605 663 2,268 1,209 227 1,436

全日

(台/24h) 6,351 3,498 9,849 5,380 815 6,195

道路4

市道西灘浜手

1号線

(北側)

昼間

(台/12h) 5,224 1,066 6,290 5,064 243 5,307

夜間

(台/12h) 1,522 208 1,730 1,217 68 1,285

全日

(台/24h) 6,746 1,274 8,020 6,281 311 6,592

市道灘浜住吉

川線

(南側)

昼間

(台/12h) 4,701 7,166 11,867 7,888 2,282 10,170

夜間

(台/12h) 2,117 4,457 6,574 2,869 1,817 4,686

全日

(台/24h) 6,818 11,623 18,441 10,757 4,099 14,856

港湾幹線道路

(ハーバーハ

イウェイ)

昼間

(台/12h) 10,740 5,326 16,066 7,271 788 8,059

夜間

(台/12h) 4,895 3,306 8,201 2,645 616 3,261

全日

(台/24h) 15,635 8,632 24,267 9,916 1,404 11,320

注:昼間は7時~19 時、夜間は 19 時~7時である。

Page 135: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-131

(659)

⑤ 重金属等の微量物質の濃度の状況

a. 文献その他の資料調査

「大気環境測定結果」(神戸市)等による有害大気汚染物質濃度の情報の収集、整理及び解

析を行った。

(a) 調査地域

20km圏内とした。

(b) 調査地点

第 12.1.1.1-27 図に示す対象事業実施区域周辺の6地点とした。

(c) 調査期間

平成 27 年度とした。

(d) 調査項目

環境省の有害大気汚染物質モニタリング調査及び「環境の保全と創造に関する条例」(平成

7年兵庫県条例第 28 号)において対象としている項目のうち、石炭中に含まれる重金属等の

微量物質であるヒ素及びその化合物、ベリリウム及びその化合物、クロム及びその化合物、水

銀及びその化合物、マンガン及びその化合物、ニッケル化合物の6項目とした。

Page 136: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-132

(660)

第 12.1.1.1-27 図 重金属等の微量物質調査地点の位置

Page 137: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-133

(661)

(e) 調査結果

重金属等の微量物質の濃度の調査結果は、第 12.1.1.1-34 表のとおりである。

第 12.1.1.1-34 表 重金属等の微量物質の濃度の調査結果

測定項目 市町名 図中番号 測定点名 年平均値(ng/m3) 指針値(ng/m3)

ヒ素及び

その化合物

神戸市 1 灘浜 1.6

6 以下

2 兵庫南部 1.8

3 東部自排 1.0

西宮市 4 西宮市役所 0.99

5 塩瀬 0.93

尼崎市 6 琴ノ浦高校 1.3

ベリリウム及び

その化合物

神戸市 1 灘浜 0.0094

-

2 兵庫南部 0.0088

3 東部自排 0.015

西宮市 4 西宮市役所 0.0074

5 塩瀬 0.0097

尼崎市 6 琴ノ浦高校 0.024

クロム及び

その化合物

神戸市 1 灘浜 4.0

-

2 兵庫南部 5.6

3 東部自排 3.4

西宮市 4 西宮市役所 2.7

5 塩瀬 1.7

尼崎市 6 琴ノ浦高校 13

水銀及び

その化合物

神戸市 1 灘浜 2.1

40 以下

2 兵庫南部 2.0

3 東部自排 2.0

西宮市 4 西宮市役所 1.8

5 塩瀬 1.5

尼崎市 6 琴ノ浦高校 2.1

マンガン及び

その化合物

神戸市 1 灘浜 24

140 以下

2 兵庫南部 29

3 東部自排 19

西宮市 4 西宮市役所 13

5 塩瀬 11

尼崎市 6 琴ノ浦高校 46

ニッケル化合物 神戸市 1 灘浜 5.6

25 以下

2 兵庫南部 7.5

3 東部自排 3.2

西宮市 4 西宮市役所 4.6

5 塩瀬 2.7

尼崎市 6 琴ノ浦高校 9.7

注:1.図中番号は、第 12.1.1.1-27 図を参照。

2.平均値の欄には当該地点における複数回の測定結果の算術平均値を記載した。ただし、検出下限

値未満のデータが存在する場合には、原則として、当該検出下限値に 1/2 を乗じて得られた値を

用いて平均値を算出した。

3.指針値は、「環境中の有害大気汚染物質による健康リスクの低減を図るための指針となる数値」

(平成 15 年9月 30 日環境省環境管理局長通知、平成 22 年 10 月 15 日環境省水・大気環境局長通

知、平成26年4月30日環境省水・大気環境局長通知)に定められている数値を示す。なお、「-」

は指針値が定められていないことを示す。

「平成 27 年度神戸市大気汚染調査報告 第 58 報」(神戸市、平成 28 年)

「平成 28 年度版 尼崎の環境」(尼崎市、平成 29 年)

「平成 27 年度 有害大気汚染物質年平均値」(西宮市提供データ)より作成

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12.1.1-134

(662)

b. 現地調査

(a) 調査地域

20km圏内とした。

(b) 調査地点

第 12.1.1.1-27 図に示す対象事業実施区域を囲む周辺の4地点とした。

(c) 調査期間

1年間とし、季節ごとに 24 時間連続測定を3回とした。

春季:平成28年4月5日~8日

夏季:平成28年7月19日~22日

秋季:平成28年10月18日~21日

冬季:平成28年12月6日~9日

(d) 調査項目

環境省の有害大気汚染物質モニタリング調査及び「環境の保全と創造に関する条例」(平成

7年兵庫県条例第 28 号)において対象としている項目のうち、石炭中に含まれる重金属等の

微量物質であるヒ素及びその化合物、ベリリウム及びその化合物、クロム及びその化合物、水

銀及びその化合物、マンガン及びその化合物、ニッケル化合物の6項目とした。

(e) 調査方法

「有害大気汚染物質測定方法マニュアル(平成 23 年3月改訂)」(環境省、平成 23 年)等

に基づく方法により、重金属等の微量物質の大気中の環境濃度を測定し、調査結果の整理及び

解析を行った。

(f) 調査結果

重金属等の微量物質の濃度の調査結果は、第 12.1.1.1-35 表のとおりである。

第 12.1.1.1-35 表 重金属等の微量物質の濃度の調査結果(年平均値)

(単位:ng/m3)

調査地点

項目 五毛丸山 北青木

ポート

アイランド

六甲

アイランド 指針値

ヒ素及びその化合物 1.1 1.5 1.5 1.4 6

ベリリウム及びその化合物 0.003 0.006 0.006 0.005 -

クロム及びその化合物 0.9 1.7 2.5 1.6 -

水銀及びその化合物 1.9 1.8 2.0 1.9 40

マンガン及びその化合物 5.0 11 10 9.8 140

ニッケル化合物 1.3 2.3 3.2 3.3 25

注:1.調査地点は、第 12.1.1.1-27 図を参照。

2.調査結果は、各調査地点で測定された調査期間の平均値とした。

3.検出下限以上、定量下限未満の場合には、下線を付して示した。

4.指針値は、「環境中の有害大気汚染物質による健康リスクの低減を図るための指針となる数値」(平成 15

年9月 30 日環境省環境管理局長通知、平成 22 年 10 月 15 日環境省水・大気環境局長通知、平成 26 年4

月 30 日環境省水・大気環境局長通知)に定められている数値を示す。なお、「-」は指針値が定められ

ていないことを示す。

Page 139: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-135

(663)

(2) 予測及び評価の結果

① 工事の実施

a. 工事用資材等の搬出入

(a) 環境保全措置

工事用資材等の搬出入に伴う窒素酸化物、浮遊粒子状物質及び粉じん等の影響を低減するた

め、以下の環境保全措置を講じる。

・ボイラー等の大型機器は、可能な限り海上輸送することにより、工事用資材等の搬出入に

用いる車両(以下、「工事関係車両」という。)台数を低減する。

・掘削範囲を必要最小限とすることにより発生土量を低減するとともに、掘削工事に伴う発

生土は全量を対象事業実施区域で埋戻し及び盛土に利用し、外部へ搬出しないことで搬出

車両台数を低減する。

・工事関係者の通勤における乗り合い及び公共交通機関の利用の徹底により、工事関係車両

台数を低減する。

・急発進、急加速の禁止、車両停止時のアイドリングストップ等のエコドライブの徹底を図

ることにより、排ガスの排出量を低減する。

・工事関係車両の出場時に適宜タイヤ洗浄を行うことにより、粉じん等の飛散防止を図る。

・粉じんの発生の可能性がある資材等の搬出入は、必要に応じシート被覆等の飛散防止対策

を講じる。

・定期的に会議等を行い、上記の環境保全措置を工事関係者へ周知徹底する。

(b) 窒素酸化物及び浮遊粒子状物質の予測

ア. 予測地域

工事関係車両の主要な交通ルートの沿道及びその周辺とした。

イ. 予測地点

第 12.1.1.1-25 図に示す主要な交通ルートのうち、住居等の配置を勘案し、市道灘浜住吉川

線及び市道高羽線沿いの4地点とした。

ウ. 予測対象時期

第 2.2.6-1 表、及び第 2.2.6-3 表に示す工事計画を基に月別の工事関係車両の通行台数を設

定し、第 12.1.1.1-28 図に示す工事関係車両の運行による窒素酸化物及び浮遊粒子状物質に係

る環境影響が最大となる時期(予測地点 道路2、3、4:工事開始後 17 か月目、予測地点

道路1:工事開始後 25 か月目)を予測対象時期とした。

Page 140: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-136

(664)

0

100

200

300

400

500

600

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1112131415161718192021 2223 2425 2627 2829 3031 3233 3435 3637 3839 4041 4243 4445 4647 4849 5051 52535455

排出量

工事開始後月数(か月)

(g/(km・日))

0

100

200

300

400

500

600

1 2 3 4 5 6 7 8 9 1011121314151617 18 19 20 2122232425262728 29 30 31 3233343536373839 40 41 42 4344454647484950 51 52 535455

排出量

工事開始後月数(か月)

(g/(km・日))

第 12.1.1.1-28 図(1) 工事関係車両による月別排出量(窒素酸化物)(道路1)

第 12.1.1.1-28 図(2) 工事関係車両による月別排出量(窒素酸化物)(道路2)

最大排出量:25 か月目(233 g/(km・日))

最大排出量:17 か月目(529 g/(km・日))

Page 141: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-137

(665)

0

100

200

300

400

500

600

1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112131415161718 19 20 21 22 23242526272829303132 33 34 35 36373839404142434445 46 47 48 49505152535455

排出量

工事開始後月数(か月)

(g/(km・日))

0

100

200

300

400

500

600

1 2 3 4 5 6 7 8 9 1011121314 15 16 17 1819202122232425 26 27 28 2930313233343536 37 38 39 4041424344454647 48 49 50 5152535455

排出量

工事開始後月数(か月)

(g/(km・日))

第 12.1.1.1-28 図(3) 工事関係車両による月別排出量(窒素酸化物)(道路3)

第 12.1.1.1-28 図(4) 工事関係車両による月別排出量(窒素酸化物)(道路4)

最大排出量:17 か月目(240 g/(km・日))

最大排出量:17 か月目(448 g/(km・日))

Page 142: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-138

(666)

0

5

10

15

20

25

1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112131415161718192021222324252627282930313233343536 37383940414243444546474849505152535455

排出量

工事開始後月数(か月)

(g/(km・日))

0

5

10

15

20

25

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10111213141516171819202122232425262728293031323334353637383940414243444546474849505152535455

排出量

工事開始後月数(か月)

(g/(km・日))

第 12.1.1.1-28 図(5) 工事関係車両による月別排出量(浮遊粒子状物質)(道路1)

第 12.1.1.1-28 図(6) 工事関係車両による月別排出量(浮遊粒子状物質)(道路2)

最大排出量:25 か月目(8.3 g/(km・日))

最大排出量:17 か月目(19.1 g/(km・日))

Page 143: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-139

(667)

0

5

10

15

20

25

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1112 1314 1516 1718 1920 2122 2324 2526 2728 2930 3132 3334 3536 3738394041424344454647 4849 5051 5253 5455

排出量

工事開始後月数(か月)

(g/(km・日))

0

5

10

15

20

25

1 2 3 4 5 6 7 8 9 1011121314151617181920212223 2425 2627 2829 3031 3233 3435 3637 3839 4041 4243 4445 4647 4849 5051 5253 5455

排出量

工事開始後月数(か月)

(g/(km・日))

第 12.1.1.1-28 図(7) 工事関係車両による月別排出量(浮遊粒子状物質)(道路3)

第 12.1.1.1-28 図(8) 工事関係車両による月別排出量(浮遊粒子状物質)(道路4)

最大排出量:17 か月目(8.6 g/(km・日))

最大排出量:17 か月目(16.0 g/(km・日))

Page 144: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-140

(668)

エ. 予測手法

環境保全のために講じようとする対策を踏まえ、地域の一般車両及び工事関係車両の走行台

数等を整理及び解析し、一般車両等及び工事関係車両による窒素酸化物及び浮遊粒子状物質の

寄与濃度を「窒素酸化物総量規制マニュアル〔新版〕」(公害研究対策センター、平成 12

年)(以下、「NOxマニュアル」という。)に基づくJEA修正型線煙源拡散式を用いた数値計算

により求め、将来環境濃度の日平均値を予測した。

工事関係車両による二酸化窒素濃度及び浮遊粒子状物質濃度の予測手順は、第 12.1.1.1-29

図のとおりである。

第 12.1.1.1-29 図 工事関係車両による二酸化窒素濃度及び浮遊粒子状物質濃度

の予測手順

気象条件の設定

排出量の算出

事業計画

環境保全措置

工事計画・運転計画

・工事関係車両台数

拡散計算

現地調査(気象)

地上気象

(対象事業実施区域近傍)

・放射収支量

地上気象

(対象事業実施区域近傍)

・風向、風速

風向・風速

放射収支量

排出源高さ

・一般道路:路面高さから1m

・高架道路:防音壁高さから1m

拡散計算式

・JEA修正型線煙源拡散式

直角風時、平行風時、無風・弱風時

交通ルートの設定

二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の将来環境濃度

(日平均値)

二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の寄与濃度(日平均値)

将来寄与濃度

バックグラウンド濃度

(一般環境濃度+一般車両等寄与濃度)

交通条件の設定

道路条件の設定

交通量の設定

・時間別一般交通量

・一般車両等台数の

将来伸び率の検討

・走行速度

・道路構造

・予測地点位置

車種別排出係数

予測対象日の設定

最寄り一般局(灘浜局)における二酸化窒素又

は浮遊粒子状物質の日平均値が最も高くなった

日(平成 28 年 1 月~平成 28 年 12 月)

バックグラウンド濃度の設定

文献その他の資料調査

・大気質(一般局)

・一般環境濃度

最寄り一般局における至近5年間(平成 23~

27 年度)の日平均値の年間 98%値又は日平

均値の2%除外値の平均値

・一般車両等寄与濃度

一般車両等(一般道路)

将来寄与濃度

・工事関係車両

最大排出時期の決定(工事中)

最大排出時期の工事関係車両台数

窒素酸化物から

二酸化窒素への変換

指数近似モデルⅠ

Page 145: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-141

(669)

(ア) 計算式

ⅰ. 拡散計算式

有風時(風速 1.0m/s以上)及び無風・弱風時(風速 1.0m/s未満)に区分し、JEA修正

型線煙源拡散式により拡散予測計算を行った。

(ⅰ) 直角風時(風速 1.0m/s以上で、線煙源と風向のなす角度が 40°以上の時)

ただし、erf(W)=

JEA修正型パラメータ(直角風時)

パラメータ 道路構造 沿道条件(低中層密集)

A 平坦 2.16

高架 5.4

S 平坦 α=0.71

高架 α=1.03

B 平坦 0.018

高架 0.036

G 平坦 γ=0.107

高架 γ=0.120

P 平坦 2.5

高架 2.5

「窒素酸化物総量規制マニュアル〔新版〕」

(公害研究対策センター、平成 12 年)より作成

S=α・exp 0.89 L

u・sinθG=γ・exp -2.45

u・sinθ

π

x+x0 x+x0 ・

B(He・z) ・IS-1

2B(He・z) ・W(x:y1,y2)・106

P2

P2

1-S

C(x,z)=QL・ ・exp -BA・Γ(S)

u・sinθ ・(x+x0)S

zP+HeP

x+x0

x x12

0

W(x:y1,y2)= (y2>0)

(y1<y2≦0)

2∫exp(-t2 )dt W

0

erf G・ -erf G・ y2 y1

Page 146: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-142

(670)

(ⅱ) 平行風時(風速 1.0m/s以上で、線煙源と風向のなす角度が 40°未満の時)

ただし、erf(W)=

JEA修正型パラメータ(平行風時)

パラメータ 道路構造 沿道条件(低中層密集)

A 平坦

α=6.98 β=2.80

高架 α=6.98 β=2.80

G1 平坦

γ=0.143 高架

G2 平坦 4.32

高架 1.63

「窒素酸化物総量規制マニュアル〔新版〕」

(公害研究対策センター、平成 12 年)より作成

ただし、

(ⅲ) 無風・弱風時(風速 1.0m/s未満の時)

B±=(x+x0)2+G2・(z±He)2 (複号同順)

erf -erf

(y1≦0,y2>0)

(y2>y1>0)

(y1<y2≦0)

W±(x:y1,y2)=

1-erf

0

(複号同順)

G1・ B±

y2

G1・ B±

y1

G1・ B±

y2

A=α・exp -βL

u・cosθ

L G1=γ・exp -1.61

u・cosθ

2 B-

C(x,z)= ・π・A QL

・W+(x:y1,y2) +1

B+

・W-(x:y1,y2) ・106 1

S S

tan-1 -tan-1

B±=(x+x0)2+G・(z±He)2 (複号同順)

1W±(x:y1,y2)=

π(複号同順)

B±

y2

B±

y1

A 1C(x,z)= ・

u・cosθ

QL

2・ ・W+(x:y1,y2) +

B+

・W-(x:y1,y2) ・1061

B-

π2∫exp(-t2 )dt W

0

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12.1.1-143

(671)

JEA修正型パラメータ(無風・弱風時)

パラメータ 道路構造 設定式

A 平坦 1.86 exp(-0.948・L)

高架 0.76 exp(-2.76・L)

S 平坦 0.47 exp(1.29・L)

高架 0.38 exp(1.29・L)

平坦 3.9

高架 5.5 exp(-4.3・L) (L≧0) 5.5 exp(-77.6・L) (L<0)

「窒素酸化物総量規制マニュアル〔新版〕」

(公害研究対策センター、平成 12 年)より作成

[記号]

C :濃度(窒素酸化物;ppm、浮遊粒子状物質;mg/m3)

x :計算地点と線煙源までの垂直距離(m)

z :計算地点の高さ(=1.5m)

u :風速(m/s)

QL :線煙源排出強度(窒素酸化物;m3N/(m・s)、浮遊粒子状物質;kg/(m・s))

He :排出源高さ(m)

x0 :線煙源からの離隔距離(初期拡散効果)(m)

直角風時;1m、平行風時;道路幅の 1/2

θ :線煙源と風向とのなす角度

Γ :ガンマ関数

I :第1種の変形ベッセル関数

W :有限効果

y1、y2 :有限線煙源の端点座標

L :放射収支量(kW/m2)

ⅱ. 窒素酸化物から二酸化窒素への変換

窒素酸化物から二酸化窒素への変換式は、次のとおりとした。

なお、オゾンのバックグラウンド濃度は、第 12.1.1.1-36 表のとおりとした。

[記号]

[NO2] :二酸化窒素の濃度(ppm)

[NOX]D :拡散計算から得られた窒素酸化物の濃度(ppm)

α :排出源近傍での一酸化窒素と窒素酸化物との比(=0.9)

β :平衡状態を近似する定数(昼夜とも 0.3)

t :拡散時間(s)

K :実験定数(s-1)

K=γ・u・[O3]B

γ :定数(自動車;0.208)

u :風速(m/s)

[O3]B :オゾンのバックグラウンド濃度(ppm)

1+β[NO2]=[NOx]D・ 1-

α {exp(-K・t)+β}

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12.1.1-144

(672)

第 12.1.1.1-36 表 オゾンのバックグラウンド濃度

(単位:ppm)

区分 昼 夜

不安定 中立 中立 安定

有風時 0.028 0.023 0.013 0.010

無風・弱風時 0.015 0.013 0.008 0.007

〔「窒素酸化物総量規制マニュアル〔新版〕」(公害研究対策センター、平成 12 年)より作成〕

(イ) 予測条件

ⅰ. 煙源及び台数の諸元

(ⅰ) 交通量

予測地点における将来交通量は、第 12.1.1.1-37 表のとおり設定した。

第 12.1.1.1-37 表 予測地点における将来交通量

(道路2、3、4:工事開始後 17 か月目、道路1:工事開始後 25 か月目) (単位:台)

予測

地点 路線名

一般車両等 工事関係車両 合計 工事関係車両の割合

(%) 小型車 大型車 合計 小型車 大型車 合計 小型車 大型車 合計

道路1 市道灘浜住

吉川線 8,234 11,711 19,945 169 196 365 8,403 11,907 20,310 1.8

道路2 市道高羽線 8,213 3,498 11,711 388 374 762 8,601 3,872 12,473 6.1

道路3 市道灘浜住

吉川線 6,351 3,498 9,849 250 198 448 6,601 3,696 10,297 4.4

道路4

市道西灘浜

手1号線 6,746 1,274 8,020 0 0 0 6,746 1,274 8,020 0

市道灘浜住

吉川線 6,818 11,623 18,441 388 374 762 7,206 11,997 19,203 4.0

港湾幹線道

路 15,635 8,632 24,267 0 0 0 15,635 8,632 24,267 0

注:1.予測地点は、第 12.1.1.1-25 図を参照。

2.交通量は、平日の 24 時間の往復交通量を示す。

3.一般車両等には、既設の神戸発電所関係車両の交通量を含む。

4.一般車両等の交通量は、過去の道路交通センサス一般交通量調査の結果より、近年の道路交通に増加傾向が

ほとんど認められないことから、伸び率を考慮しないこととした。

5.小型車の交通量には、二輪車は含まない。

(ⅱ) 道路構造

予測地点における道路断面構造等は、第 12.1.1.1-26 図のとおりである。

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12.1.1-145

(673)

(ⅲ) 車種別排出量の設定

工事関係車両及び一般車両等から排出される窒素酸化物及び浮遊粒子状物質の排出量

は、将来交通量に第 12.1.1.1-38 表に示す「国土技術政策総合研究所資料 No.671 道路

環境影響評価等に用いる自動車排出係数の算定根拠(平成 22 年度版)」(国土交通省国

土技術政策総合研究所、平成 24 年)の車種別排出係数(平成 27 年次)を乗じることに

より算出した。

予測地点における窒素酸化物及び浮遊粒子状物質の排出量は、第 12.1.1.1-39 表のと

おりである。

なお、排出量の算定にあたっては、走行速度を道路2、4(市道高羽線、市道西灘浜

手1号線)を 40km/h(規制速度)、道路1、3、4(市道灘浜住吉川線)を 50km/h(規

制速度)、道路4(港湾幹線道路)を 60km/h(規制速度)とした。

第 12.1.1.1-38 表 車種別排出係数

(単位:g/(km・台))

予測項目 車種 走行速度

(km/h) 平成27年次 平成32年次

窒素酸化物

小型車

40 0.069 0.053

50 0.058 0.045

60 0.053 0.041

大型車

40 1.344 0.725

50 1.138 0.608

60 1.075 0.569

浮遊粒子状物質

小型車

40 0.002019 0.000757

50 0.001594 0.000554

60 0.001512 0.000544

大型車

40 0.048968 0.014261

50 0.041184 0.011936

60 0.037098 0.010746

「国土技術政策総合研究所資料No.671 道路環境影響評価等に用いる

自動車排出係数の算定根拠(平成 22 年度版)」

(国土交通省国土技術政策総合研究所、平成 24 年)より作成

第 12.1.1.1-39 表 予測地点における大気汚染物質の排出量

(道路2、3、4:工事開始後 17 か月目、道路1:工事開始後 25 か月目)

予測

地点 路線名

窒素酸化物(m3N/(km・日)) 浮遊粒子状物質(kg/(km・日))

一般車両等 工事関係車両 合計 一般車両等 工事関係車両 合計

道路1 市道灘浜住

吉川線 6.722 0.113 6.835 0.495 0.008 0.503

道路2 市道高羽線 2.565 0.258 2.823 0.188 0.019 0.207

道路3 市道灘浜住

吉川線 2.118 0.117 2.235 0.154 0.009 0.163

道路4

市道西灘浜

手1号線 1.060 0 1.060 0.076 0 0.076

市道灘浜住

吉川線 6.634 0.218 6.852 0.490 0.016 0.506

港湾幹線道

路 4.922 0 4.922 0.344 0 0.344

注:予測地点は、第 12.1.1.1-25 図を参照。

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12.1.1-146

(674)

ⅱ. 気象条件

拡散計算に用いた気象条件は、地上気象観測期間中に灘浜局において、日平均値が最大

となった日(二酸化窒素については平成 28 年3月4日、浮遊粒子状物質については平成

28 年8月 15 日)の地上気象観測結果とした。

なお、日平均値が最大となった日の気象条件は、第 12.1.1.1-40 表のとおりである。

第 12.1.1.1-40 表 日平均値予測に用いた気象条件

時刻

二酸化窒素 浮遊粒子状物質

風向

(16 方位)

風速

(m/s)

放射収支量

(kW/m2)

風向

(16 方位)

風速

(m/s)

放射収支量

(kW/m2)

1 N 0.8 -0.058 SW 1.5 -0.030

2 NE 1.0 -0.057 WSW 1.5 -0.024

3 NE 1.0 -0.059 SSW 1.0 -0.032

4 ENE 0.8 -0.058 SSE 0.7 -0.019

5 ENE 1.2 -0.056 S 1.6 -0.018

6 ENE 2.0 -0.058 S 1.8 -0.001

7 ENE 2.5 -0.026 S 1.9 0.027

8 ENE 3.7 0.069 S 1.9 0.153

9 ENE 4.1 0.241 S 2.2 0.229

10 ESE 2.1 0.196 S 2.4 0.165

11 ESE 2.4 0.242 SSW 3.3 0.463

12 S 1.3 0.402 S 3.8 0.612

13 SSW 3.3 0.328 SSW 4.4 0.567

14 SSW 3.2 0.305 SSW 3.8 0.505

15 SW 3.6 0.139 SSW 4.4 0.180

16 SSW 3.7 0.130 SSW 3.9 0.291

17 SSW 3.1 -0.025 SSW 3.6 0.142

18 S 1.9 -0.024 SW 2.6 -0.006

19 SSW 1.0 -0.050 SW 1.9 -0.032

20 E 0.5 -0.051 S 2.4 -0.036

21 ESE 0.7 -0.046 S 2.0 -0.027

22 E 1.8 -0.030 SW 2.9 -0.030

23 ENE 1.5 -0.029 WSW 3.3 -0.024

24 ENE 1.2 -0.019 SW 2.1 -0.026

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12.1.1-147

(675)

オ. 予測結果

(ア) 窒素酸化物(NOX)

工事関係車両及び一般車両等から排出される窒素酸化物(二酸化窒素に換算)濃度の日平

均値予測結果は、第 12.1.1.1-41 表のとおりである。

道路1では、工事関係車両の寄与濃度は 0.000041ppmであり、これにバックグラウンド濃

度を加えた将来環境濃度は 0.046033ppmである。

道路2では、工事関係車両の寄与濃度は 0.000045ppmであり、これにバックグラウンド濃

度を加えた将来環境濃度は 0.044578ppmである。

道路3では、工事関係車両の寄与濃度は 0.000029ppmであり、これにバックグラウンド濃

度を加えた将来環境濃度は 0.044599ppmである。

道路4では、工事関係車両の寄与濃度は 0.000043ppmであり、これにバックグラウンド濃

度を加えた将来環境濃度は 0.046387ppmである。

第 12.1.1.1-41 表 工事用資材等の搬出入に伴う二酸化窒素濃度の予測結果

(道路2、3、4:工事開始後 17 か月目、道路1:工事開始後 25 か月目) (単位:ppm)

予測

地点

工事関係車両

寄与濃度

バックグラウンド濃度 将来

環境濃度

寄与率

(%) 環境基準 一般車両等

寄与濃度 環境濃度 合計

① ② ③ ④=②+③ ⑤=①+④ (①/⑤)

道路1 0.000041 0.001992 0.044 0.045992 0.046033 0.09

日平均値が

0.04~0.06ppm

までのゾーン内

又はそれ以下

道路2 0.000045 0.000533 0.044 0.044533 0.044578 0.10

道路3 0.000029 0.000570 0.044 0.044570 0.044599 0.07

道路4 0.000043 0.002344 0.044 0.046344 0.046387 0.09

注:1.予測地点は、第 12.1.1.1-25 図を参照。

2.環境濃度は、予測地点の最寄りの一般局である灘浜局の平成 23~27 年度における二酸化窒素濃度の日平均

値の年間 98%値の平均値を用いた。

(イ) 浮遊粒子状物質(SPM)

工事関係車両及び一般車両等から排出される浮遊粒子状物質濃度の日平均値予測結果は、

第 12.1.1.1-42 表のとおりである。

道路1では、工事関係車両の寄与濃度は 0.000021mg/m3 であり、これにバックグラウンド

濃度を加えた将来環境濃度は 0.055411mg/m3である。

道路2では、工事関係車両の寄与濃度は 0.000035mg/m3 であり、これにバックグラウンド

濃度を加えた将来環境濃度は 0.054376mg/m3である。

道路3では、工事関係車両の寄与濃度は 0.000020mg/m3 であり、これにバックグラウンド

濃度を加えた将来環境濃度は 0.054366mg/m3である。

道路4では、工事関係車両の寄与濃度は 0.000014mg/m3 であり、これにバックグラウンド

濃度を加えた将来環境濃度は 0.054812mg/m3である。

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12.1.1-148

(676)

第 12.1.1.1-42 表 工事用資材等の搬出入に伴う浮遊粒子状物質濃度の予測結果

(道路2、3、4:工事開始後 17 か月目、道路1:工事開始後 25 か月目) (単位:mg/m3)

予測

地点

工事関係車両

寄与濃度

バックグラウンド濃度 将来

環境濃度

寄与率

(%) 環境基準 一般車両等

寄与濃度 環境濃度 合計

① ② ③ ④=②+③ ⑤=①+④ (①/⑤)

道路1 0.000021 0.001390 0.054 0.055390 0.055411 0.04

日平均値が

0.10mg/m3以下

道路2 0.000035 0.000341 0.054 0.054341 0.054376 0.06

道路3 0.000020 0.000346 0.054 0.054346 0.054366 0.04

道路4 0.000014 0.000798 0.054 0.054798 0.054812 0.03

注:1.予測地点は、第 12.1.1.1-25 図を参照。

2.環境濃度は、予測地点の最寄りの一般局である灘浜局の平成 23~27 年度における浮遊粒子状物質濃度の日

平均値の2%除外値の平均値を用いた。

(c) 粉じん等の予測

ア. 予測地域

工事関係車両の主要な交通ルートの沿道及びその周辺とした。

イ. 予測地点

第 12.1.1.1-25 図に示す主要な交通ルートのうち、住居等の配置を勘案し、市道灘浜住吉川

線及び市道高羽線沿いの4地点とした。

ウ. 予測対象時期

工事関係車両の交通量が最大になる時期(予測地点 道路1、2、3、4:工事開始後 25 か

月目)とした。

エ. 予測手法

予測地点における工事関係車両の交通量と将来交通量との比較を行い、影響の度合いの大き

い交通量について予測した。

オ. 予測結果

予測地点における将来交通量は、第 12.1.1.1-43 表のとおりであり、工事関係車両の占める

割合は、最大で 6.7%(835 台)である。

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12.1.1-149

(677)

第 12.1.1.1-43 表 予測地点における将来交通量

(道路1、2、3、4:工事開始後 25 か月目) (単位:台)

予測

地点 路線名

一般車両等 工事関係車両 合計 工事

関係車両

の割合

(%) 小型車 大型車 合計 小型車 大型車 合計 小型車 大型車 合計

道路1 市道灘浜住

吉川線 8,234 11,711 19,945 169 196 365 8,403 11,907 20,310 1.8

道路2 市道高羽線 8,213 3,498 11,711 467 368 835 8,680 3,866 12,546 6.7

道路3 市道灘浜住

吉川線 6,351 3,498 9,849 298 172 470 6,649 3,670 10,319 4.6

道路4

市道西灘浜

手1号線 6,746 1,274 8,020 0 0 0 6,746 1,274 8,020 0

市道灘浜住

吉川線 6,818 11,623 18,441 467 368 835 7,285 11,991 19,276 4.3

港湾幹線道

路 15,635 8,632 24,267 0 0 0 15,635 8,632 24,267 0

注:1.予測地点は、第 12.1.1.1-25 図を参照。

2.交通量は、平日の 24 時間の往復交通量を示す。

3.一般車両等には、既設の神戸発電所関係車両の交通量を含む。

4.一般車両等の交通量は、過去の道路交通センサス一般交通量調査の結果より、近年の道路交通に増加傾向が

ほとんど認められないことから、伸び率を考慮しないこととした。

5.小型車の交通量には、二輪車は含まない。

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12.1.1-150

(678)

(d) 評価の結果

ア. 環境影響の回避・低減に関する評価

工事用資材等の搬出入に伴う窒素酸化物、浮遊粒子状物質及び粉じん等の影響を低減するた

め、以下の環境保全措置を講じる。

・ボイラー等の大型機器は、可能な限り海上輸送することにより、工事関係車両台数を低減

する。

・掘削範囲を必要最小限とすることにより発生土量を低減するとともに、掘削工事に伴う発

生土は全量を対象事業実施区域で埋戻し及び盛土に利用し、外部へ搬出しないことで搬出

車両台数を低減する。

・工事関係者の通勤における乗り合い及び公共交通機関の利用の徹底により、工事関係車両

台数を低減する。

・急発進、急加速の禁止、車両停止時のアイドリングストップ等のエコドライブの徹底を図

ることにより、排ガスの排出量を低減する。

・工事関係車両の出場時に適宜タイヤ洗浄を行うことにより、粉じん等の飛散防止を図る。

・粉じんの発生の可能性がある資材等の搬出入は、必要に応じシート被覆等の飛散防止対策

を講じる。

・定期的に会議等を行い、上記の環境保全措置を工事関係者へ周知徹底する。

これらの環境保全措置を講じることにより、工事用資材等の搬出入に伴う窒素酸化物(二酸

化窒素に換算)の寄与率は最大で 0.10%、浮遊粒子状物質の寄与率は最大で 0.06%と小さい

ことから、実行可能な範囲内で影響の低減が図られているものと評価する。

粉じん等については、将来交通量に占める工事関係車両の割合は最大で約 6.7%を占めるが、

必要に応じシート被覆等の飛散防止対策を講じることから、工事用資材等の搬出入に伴う環境

への影響は少ないものと考えられることから、実行可能な範囲内で影響の低減が図られている

ものと評価する。

イ. 環境保全の基準等との整合性

窒素酸化物(二酸化窒素に換算)については、将来環境濃度の予測結果は、道路1が

0.046033ppm、道路2が 0.044578ppm、道路3が 0.044599ppm及び道路4が 0.046387ppmであり、

いずれも環境基準(1時間値の1日平均値が 0.04~0.06ppmまでのゾーン内又はそれ以下)に

適合し、将来環境濃度に対する工事関係車両の寄与率は、0.07~0.10%と小さいことから現状

程度の水準を維持し、これを大きく上回ることとならない。

浮遊粒子状物質については、将来環境濃度の予測結果は、道路1が 0.055411mg/m3、道路2

が 0.054376mg/m3、道路3が 0.054366mg/m3 及び道路4が 0.054812mg/m3 であり、いずれも環

境基準(1時間値の1日平均値が 0.10mg/m3以下)に適合している。

以上のことから、環境保全の基準等の確保に支障を及ぼすものではないと評価する。

なお、粉じん等については、環境基準等の基準又は規制値は定められていない。

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12.1.1-151

(679)

b. 建設機械の稼働

(a) 環境保全措置

建設機械の稼働に伴う窒素酸化物及び粉じん等の影響を低減するため、以下の環境保全措置

を講じる。

・機器及び配管等は、可能な限り工場組立を行い、建設機械稼働台数を低減する。

・可能な限り排出ガス対策型建設機械を使用する。

・工事規模に合わせて建設機械を適正に配置して必要最小限の建設機械を稼働するとともに、

建設機械停止時のアイドリングストップの徹底を図ることにより、排ガスの排出量を低減

する。

・工事期間中の建設機械の稼働に伴う窒素酸化物排出量が多い時期において、月々の工事範

囲における建設機械の稼働計画を把握し、建設機械からの窒素酸化物排出量の低減に努め

る。

・建設機械の点検、整備を適宜実施することにより、性能維持に努める。

・掘削工事や発生土の運搬等の工事では適宜散水等を行うことにより、粉じん等の発生量を

低減する。

・定期的に会議等を行い、上記の環境保全措置を工事関係者へ周知徹底する。

(b) 窒素酸化物の予測

ア. 予測地域

窒素酸化物の拡散の特性を踏まえ、窒素酸化物に係る環境影響を受けるおそれがある地域

を包含する範囲として、対象事業実施区域及びその周辺とした。

イ. 予測地点

窒素酸化物に係る環境影響を的確に把握できる地点として、対象事業実施区域近傍の住居

等が存在する地域とした。

ウ. 予測対象時期

建設機械の稼働による窒素酸化物に係る環境影響が最大となる時期(工事開始後6か月

目)とした。

エ. 予測手法

環境保全のために講じようとする対策を踏まえ、地域の気象の状況を整理及び解析し、建

設機械からの窒素酸化物の寄与濃度を「NOxマニュアル」に基づき、大気拡散式による数値

計算により求め、将来環境濃度の日平均値を予測した。

建設機械の稼働に伴う二酸化窒素の予測手順は、第 12.1.1.1-30 図のとおりである。

Page 156: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-152

(680)

第 12.1.1.1-30 図 建設機械の稼働に伴う二酸化窒素の予測手順

気象条件の設定

排出量の算出

事業計画

環境保全措置の設定

工事計画の設定

・建設機械種類別数

・稼働時間等

拡散計算

現地調査(気象)

地上気象

(対象事業実施区域近傍)

・風向、風速

・日射量、放射収支量

風向、風速

大気安定度

有効煙突高さ

(建設機械)

・2m

(工事用船舶)

・有風時(風速 2.0m/s以上)

CONCAWE式

・弱風時・有風時(風速 0.5~1.9m/s)

Briggs式とCONCAWE式の線形内挿

・無風時(風速 0.4m/s以下)

Briggs式とCONCAWE式の線形内挿

拡散計算式

・有風時(風速 1.0m/s以上)

プルーム式

・弱風時(風速 0.5~0.9m/s)

弱風パフ式

・無風時(風速 0.4m/s以下)

簡易パフ式

二酸化窒素の将来環境濃度(日平均値) 二酸化窒素の寄与濃度(日平均値)

将来寄与濃度

バックグラウンド濃度

予測対象日の設定

最寄り一般局(灘浜局)における二酸化窒素の

日平均値が最も高くなった日

(平成 28 年1月~平成 28 年 12 月)

バックグラウンド濃度の設定

文献その他の資料

・大気質(一般局)

環境濃度(二酸化窒素)

・最寄り一般局における至近5年間(平成 23~

27 年度)の日平均値の年間 98%値の平均値

将来寄与濃度

・建設機械

・工事用船舶

最大排出時期の決定(工事中)

窒素酸化物から二酸化窒素への変換

指数近似モデルⅠ

Page 157: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-153

(681)

(ア) 計算式

ⅰ. 有効煙突高さ

有効煙突高さは、建設機械及び工事用車両については、地上高さ2mとし、工事用船舶

については、以下に示すCONCAWE式及びBriggs式により、有風時、弱風時及び無風時につい

て算出した。

(ⅰ) 有風時(風速 2.0m/s以上)

CONCAWE式で求めた排煙の上昇高さを用いた。

(ⅱ) 弱風時・有風時(風速 0.5~1.9m/s)

Briggs式(風速0m/s)とCONCAWE式(風速 2.0m/s)で求めた排煙の上昇高さを当該風

速で線形内挿して求めた。

(ⅲ) 無風時(風速 0.4m/s以下)

Briggs式(風速0m/s)とCONCAWE式(風速 2.0m/s)で求めた排煙の上昇高さを風速

0.4m/sで線形内挿して求めた。

He=H0+ΔH

CONCAWE式 :ΔH=0.0855・QH ・u

Briggs式 :ΔH=0.979・QH ・

[記号]

He :有効煙突高さ(m)

H0 :煙突の実高さ(m)

ΔH :排煙の上昇高さ(m)

u :煙突頭頂付近の風速(m/s)

dθ/dz :温位傾度(昼間;0.002℃/m、夜間:0.003℃/m)

QH :排出熱量(J/s)

また、

QH=ρ・Q・CP・ΔT

ρ :0℃における排出ガス密度(1.293×103g/m3)

Q :排出ガス量(湿り)(m3N/s)

CP :定圧比熱(1.0056J/(K・g))

ΔT :排出ガス温度と気温(15℃)との温度差(℃)

dθ 14

38

dz

12

34

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12.1.1-154

(682)

ⅱ. 拡散計算式

(ⅰ) 有風時(風速 1.0m/s以上):プルーム式

(ⅱ) 弱風時(風速 0.5~0.9m/s):弱風パフ式

(ⅲ) 無風時(風速 0.4m/s以下):簡易パフ式

[記号]

C(x,y) :地点(x,y)における地上濃度(ppm)

x :風向に沿った風下距離(m)

y :風向に直角な水平距離(m)

C(R) :煙源から水平距離Rの地点における地上濃度(ppm)

R :煙源からの水平距離(m)

QP :汚染物質の排出量(m3N/s)

u :風速(m/s)

He :有効煙突高さ(m)

σy :有風時の水平方向の拡散パラメータ(m)

σz :有風時の鉛直方向の拡散パラメータ(m)

α :弱風・無風時の水平方向の拡散パラメータ(m/s)

γ :弱風・無風時の鉛直方向の拡散パラメータ(m/s)

η2=x2+y2+ ・He2

α2

γ2

π・σy・σz・uC(x,y)=

QP ・exp -

2σy2

y2 ・exp -

2σz2

He2 ・106

ux

αη

1 ・ ・ 1+

u2x2

2α2η22

π

2

η2

ux

・exp ・erfc - αη

・106

(2π) γ 2α2C(x,y)=

2QP ・exp -

u2 32

R2+ ・He2

1 2QP C(R)=

α2

γ2(2π) ・γ

・ ・1063 2

π

2exp(-t2 )dt

W ∫erfc(W) =

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12.1.1-155

(683)

ⅲ. 拡散パラメータ

拡散計算式に用いる拡散パラメータは、有風時はパスキル・ギフォード線図の近似関数

を用い、弱風時及び無風時はそれぞれパスキル安定度に対応した拡散パラメータを用いた。

有風時の拡散パラメータは第12.1.1.1-44表、第12.1.1.1-45表に、弱風時及び無風時の

拡散パラメータは、第12.1.1.1-46表に示すとおりである。

なお、有風時の水平方向の拡散パラメータσyは、以下のとおり、評価時間に応じた補正

をして用いた。

σy=σyp・

[記号]

σy :補正されたy軸方向の拡散幅(m)

σyp :パスキル・ギフォード線図による拡散パラメータ(m)

t :評価時間(=60 分)

tp :パスキル・ギフォード線図の評価時間(=3分)

第 12.1.1.1-44 表 有風時における鉛直方向の拡散パラメータ

(パスキル・ギフォード線図の近似関数)

σz(x)=γz・xαz

大気安定度 αz γz 風下距離x(m)

1.122

1.514

2.109

0.0800

0.00855

0.000212

0~ 300

300~ 500

500~

A-B

1.043

1.239

1.602

0.1009

0.03300

0.00348

0~ 300

300~ 500

500~

B 0.964

1.094

0.1272

0.0570

0~ 500

500~

B-C 0.941

1.006

0.1166

0.0780

0~ 500

500~

C 0.918 0.1068 0~

C-D

0.872

0.775

0.737

0.1057

0.2067

0.2943

0~ 1,000

1,000~10,000

10,000~

0.826

0.632

0.555

0.1046

0.400

0.811

0~ 1,000

1,000~10,000

10,000~

0.788

0.565

0.415

0.0928

0.433

1.732

0~ 1,000

1,000~10,000

10,000~

0.784

0.526

0.323

0.0621

0.370

2.41

0~ 1,000

1,000~10,000

10,000~

0.794

0.637

0.431

0.222

0.0373

0.1105

0.529

3.62

0~ 1,000

1,000~ 2,000

2,000~10,000

10,000~

「窒素酸化物総量規制マニュアル〔新版〕」

(公害研究対策センター、平成 12 年)より作成

tp

t 0.2

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12.1.1-156

(684)

第 12.1.1.1-45 表 有風時における水平方向の拡散パラメータ

(パスキル・ギフォード線図の近似関数)

σy(x)=γy・xαy

大気安定度 αy γy 風下距離x(m)

A 0.901

0.851

0.426

0.602

0~1,000

1,000~

A-B 0.908

0.858

0.347

0.488

0~1,000

1,000~

B 0.914

0.865

0.282

0.396

0~1,000

1,000~

B-C 0.919

0.875

0.2235

0.303

0~1,000

1,000~

C 0.924

0.885

0.1772

0.232

0~1,000

1,000~

C-D 0.927

0.887

0.1401

0.1845

0~1,000

1,000~

D 0.929

0.889

0.1107

0.1467

0~1,000

1,000~

E 0.921

0.897

0.0864

0.1019

0~1,000

1,000~

F 0.929

0.889

0.0554

0.0733

0~1,000

1,000~

G 0.921

0.896

0.0380

0.0452

0~1,000

1,000~

「窒素酸化物総量規制マニュアル〔新版〕」

(公害研究対策センター、平成 12 年)より作成

第 12.1.1.1-46 表 弱風時、無風時の拡散パラメータ

大気安定度 弱風時(0.5~0.9m/s) 無風時(≦0.4m/s)

α γ α γ

A 0.748 1.569 0.948 1.569

A-B 0.659 0.862 0.859 0.862

B 0.581 0.474 0.781 0.474

B-C 0.502 0.314 0.702 0.314

C 0.435 0.208 0.635 0.208

C-D 0.342 0.153 0.542 0.153

D 0.270 0.113 0.470 0.113

E 0.239 0.067 0.439 0.067

F 0.239 0.048 0.439 0.048

G 0.239 0.029 0.439 0.029

「窒素酸化物総量規制マニュアル〔新版〕」

(公害研究対策センター、平成 12 年)より作成

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12.1.1-157

(685)

ⅳ. 窒素酸化物から二酸化窒素への変換

窒素酸化物から二酸化窒素への変換式は、次のとおりとした。

なお、オゾンのバックグラウンド濃度は、第 12.1.1.1-36 表のとおりとした。

[記号]

[NO2] :二酸化窒素の濃度(ppm)

[NOX]D :拡散計算から得られた窒素酸化物の濃度(ppm)

α :排出源近傍での一酸化窒素と窒素酸化物との比(=0.9)

β :平衡状態を近似する定数(昼夜とも 0.3)

t :拡散時間(s)

K :実験定数(s-1)

K=γ・u・[O3]B

γ :定数(建設機械及び工事用車両;0.208、

工事用船舶;0.00618)

u :風速(m/s)

[O3]B :オゾンのバックグラウンド濃度(ppm)

(イ) 予測条件

ⅰ. 煙源の諸元

建設機械から排出される窒素酸化物の排出量は、「NOxマニュアル」に示されている以下

の算定式より算出した。

QN=1.49(P・A)1.14・10-3

[記号]

QN :窒素酸化物排出量(m3N/h)

P :定格出力(PS)

A :負荷率

建設機械の稼働に伴う月別排出量は第 12.1.1.1-31 図、建設機械からの排出量が最大と

なる工事開始後6か月目の日排出量は、第 12.1.1.1-47 表のとおりである。

第 12.1.1.1-31 図 建設機械の稼働に伴う窒素酸化物の月別排出量

0

100

200

300

400

500

600

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10111213 1415161718 1920212223 2425262728293031323334353637 3839404142 4344454647 4849505152 535455

排出量

工事開始後月数(か月)

(m3N/日)

1+β[NO2]=[NOx]D・ 1-

α {exp(-K・t)+β}

最大排出量:6か月目(476.7m3N/日)

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12.1.1-158

(686)

第 12.1.1.1-47 表(1) 建設機械の稼働に伴う窒素酸化物排出量

(工事開始後6か月目)

建設機械 規格 定格出力

(PS)

稼働台数

(台/日)

稼働時間

(h/日)

窒素酸化物排出量

(m3N/(h・台))

トラック 4~10t 186~349 21 4.7 0.059~0.120

クレーン装置付トラック 4~10t 179~329 10 5.8 0.056~0.112

散水車 4,000~10,000L 179~290 3 5.5 0.058~0.100

クローラクレーン 50~200t 179~320 16 5.8 0.107~0.208

オールテレーンクレーン 80~300t 450~523 7 6.2~6.6 0.165~0.196

ラフテレーンクレーン 5~50t 160~349 23 6.0 0.112~0.271

高所作業車 6~12m 131~140 7 5.2 0.040~0.044

バックホウ 0.01~1.6m3 15~405 46 6.3 0.014~0.604

杭打機 60t 216~220 3 5.8~5.9 0.151~0.171

空気圧縮機 20~175HP 35~268 10 8.0 0.047~0.474

発動発電機 75~400kVA 125~485 6 8.0~14.0 0.149~0.698

コンクリートポンプ車 80~150m3/h 271~360 12 6.9 0.177~0.245

トラックミキサ 4.5m3 290 2 4.9 0.139

ダンプトラック 4~10t 184~334 17 5.9 0.058~0.114

ロードローラー 4~10t 76 3 5.1 0.067

ブルドーザ 3~20t 39~190 6 5.0~6.5 0.042~0.255

コンクリート破砕機 918kN 208 1 6.3 0.330

油圧ブレーカー 300~1,300kg 18~141 2 6.3 0.017~0.181

クラムシェル 0.4m3 141 3 6.2 0.181

アスファルトフィニッシャ 1.4~3.2m 35 1 5.0 0.035

コンクリートミキサー船 2,200PS 2,200 1 6.0 4.569

グラブ浚渫船 25m3 3,213 1 8.0 7.036

非旋回非航起重機船 300t吊 441 1 6.0 0.731

クレーン付台船 50t吊 139 1 8.0 0.196

揚錨船 5~20t吊 275~412 2 8.0 0.427~0.677

引船 450~2,500PS 450~2,500 4 8.0 0.748~5.285

潜水士船 180PS 179 1 8.0 0.262

警戒船 150PS 150 1 8.0 0.214

交通船 130PS 131 1 8.0 0.183

押船 2,000PS 2,000 2 8.0 4.098

注:建設機械の定格出力及び稼働時間は、「平成 28 年度版 建設機械等損料表」(一般社団法人日本建設機械施工協

会、平成 28 年)等に基づいて設定した。

第 12.1.1.1-47 表(2) 建設機械の稼働に伴う窒素酸化物の日排出量

(工事開始後6か月目)

項目 窒素酸化物

日排出量 476.7m3N/日

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12.1.1-159

(687)

ⅱ. 気象条件

窒素酸化物(二酸化窒素に換算)の日平均値の予測に用いた気象条件は、地上気象観測

期間中(平成 28 年1月1日~12 月 31 日)に対象事業実施区域に最も近い一般局(灘浜

局)において、二酸化窒素濃度の日平均値が最大となった日(平成 28 年3月4日)の地上

気象観測結果とした。

なお、二酸化窒素濃度の日平均値が最大となった日の気象条件は、第 12.1.1.1-48 表の

とおりである。

第 12.1.1.1-48 表 窒素酸化物の日平均値予測に用いた気象条件

時刻 風向(16 方位) 風速(m/s) 大気安定度

1 N 0.8 G

2 NE 1.0 G

3 NE 1.0 G

4 ENE 0.8 G

5 ENE 1.2 G

6 ENE 2.0 G

7 ENE 2.5 DD

8 ENE 3.7 C

9 ENE 4.1 B-C

10 ESE 2.1 B

11 ESE 2.4 B

12 S 1.3 A

13 SSW 3.3 B

14 SSW 3.2 B-C

15 SW 3.6 C

16 SSW 3.7 B-C

17 SSW 3.1 DD

18 S 1.9 DD

19 SSW 1.0 G

20 E 0.5 G

21 ESE 0.7 G

22 E 1.8 G

23 ENE 1.5 G

24 ENE 1.2 DN

注:DDは昼間のDを、DNは夜間のDを示す。

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12.1.1-160

(688)

オ. 予測結果

建設機械から排出される窒素酸化物(二酸化窒素に換算)の日平均値予測結果は、第

12.1.1.1-49 表及び第 12.1.1.1-32 図のとおりである。

近傍の住居等が存在する地域における寄与濃度の最大は 0.0126ppmであり、これにバックグ

ラウンド濃度を加えた将来環境濃度は 0.0566ppmである。

第 12.1.1.1-49 表 建設機械の稼働に伴う二酸化窒素濃度の予測結果(日平均値)

(単位:ppm)

建設機械

寄与濃度

バック

グラウンド濃度

将来

環境濃度 環境基準

① ② ①+②

0.0126 0.044 0.0566

日平均値が 0.04~0.06ppm までのゾーン内

又はそれ以下

注:バックグラウンド濃度は、最寄りの一般局である灘浜局の平成 23~27 年度にお

ける二酸化窒素濃度の日平均値の年間 98%値の平均値を用いた。

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12.1.1-161

(689)

第 12.1.1.1-32 図 建設機械の稼働による二酸化窒素の寄与濃度の予測結果

Page 166: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-162

(690)

(c) 粉じん等の予測

ア. 予測地域

粉じん等に係る環境影響を受けるおそれがある地域を包含する範囲として、対象事業実施区

域及びその周辺とした。

イ. 予測地点

対象事業実施区域近傍の住居等が存在する地域とした。

ウ. 予測対象時期

工事期間中とした。

エ. 予測手法

過去の発電所建設事例を参考に、環境保全措置を検討し、周辺環境に及ぼす影響を定性的に

予測した。

オ. 予測結果

建設機械の稼働場所においては適宜散水等を行い、また、建設機械は適宜洗浄することから、

粉じん等の影響は少ないものと予測する。

(d) 評価の結果

ア. 環境影響の回避・低減に関する評価

建設機械の稼働に伴う窒素酸化物及び粉じん等の影響を低減するため、以下の環境保全措置

を講じる。

・機器及び配管等は、可能な限り工場組立を行い、建設機械稼働台数を低減する。

・可能な限り排出ガス対策型建設機械を使用する。

・工事規模に合わせて建設機械を適正に配置して必要最小限の建設機械を稼働するとともに、

建設機械停止時のアイドリングストップの徹底を図ることにより、排ガスの排出量を低減

する。

・工事期間中の建設機械の稼働に伴う窒素酸化物排出量が多い時期において、月々の工事範

囲における建設機械の稼働計画を把握し、建設機械からの窒素酸化物排出量の低減に努め

る。

・建設機械の点検、整備を適宜実施することにより、性能維持に努める。

・掘削工事や発生土の運搬等の工事では適宜散水等を行うことにより、粉じん等の発生量を

低減する。

・定期的に会議等を行い、上記の環境保全措置を工事関係者へ周知徹底する。

これらの環境保全措置を講じることにより、建設機械の稼働に伴う窒素酸化物の排出量は低

減され、また、粉じん等については適宜散水等を行うとともに建設機械を適宜洗浄するため、

建設機械の稼働に伴う環境への影響は少ないものと考えられることから、実行可能な範囲内で

影響の低減が図られているものと評価する。

イ. 環境保全の基準等との整合性

建設機械の稼働に伴う窒素酸化物(二酸化窒素に換算)については、近傍の住居等が存在す

る地域における最大着地濃度出現地点の将来環境濃度が 0.0566ppmであり、環境基準(1時間

値の1日平均値が 0.04~0.06ppmまでのゾーン内又はそれ以下)に適合している。

以上のことから、環境保全の基準等の確保に支障を及ぼすものではないと評価する。

なお、粉じん等については、環境基準等の基準又は規制値は定められていない。

Page 167: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-163

(691)

② 土地又は工作物の存在及び供用

a. 施設の稼働(排ガス)

施設の稼働(排ガス)に係る予測は年平均予測にあわせて短期的な変動幅を把握するため、

日平均値についても予測した。

また、年間を通じての発生は限られるが、特殊気象条件下において高濃度となる可能性があ

る1時間値についても予測した。施設の稼働(排ガス)に係る予測の概念図は、第 12.1.1.1-

33 図のとおりである。

第 12.1.1.1-33 図 施設の稼働(排ガス)に係る予測の概念図

事業計画

煙源諸元

(a) 環境保全措置

調査結果

文献その他の資料

現地調査

(大気質、気象)

(b) 年平均値の予測

(c) 日平均値の予測

(d) 特殊気象条件下の予測(1 時間値)

ア.逆転層形成時

イ.煙突ダウンウォッシュ発生時

ウ.建物ダウンウォッシュ発生時

エ.内部境界層による フュミゲーション発生時

(e) 地形影響の予測(1 時間値)

(f) 重金属等の微量物質の予測(年平均値)

(g) 評価の結果

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12.1.1-164

(692)

(a) 環境保全措置

施設の稼働(排ガス)に伴う硫黄酸化物、窒素酸化物及び浮遊粒子状物質の影響を低減する

ため、以下の環境保全措置を講じる。

・排煙脱硫装置を設置することにより、排ガス中の硫黄酸化物、ばいじん及び重金属等の微

量物質の濃度及び排出量を可能な限り低減する。

・排煙脱硝装置を設置することにより、排ガス中の窒素酸化物の濃度及び排出量を可能な限

り低減する。

・集じん装置を設置することにより、排ガス中のばいじん及び重金属等の微量物質の濃度及

び排出量を可能な限り低減する。

・上記設備について適切な運転管理及び定期的な点検により性能維持に努める。

(b) 年平均値の予測

予測対象物質は、神戸製鉄所及び神戸発電所(以下、「既設設備」という。)、新設発電所

の煙突から排出される硫黄酸化物、窒素酸化物及びばいじんとし、予測にあたっては、排ガス

中の硫黄酸化物の全量を二酸化硫黄、窒素酸化物の全量を二酸化窒素、ばいじんの全量を浮遊

粒子状物質とした。なお、浮遊粒子状物質については、大気中においてガス状物質と同じ挙動

をするものとした。

ア. 予測地域

20km圏内とした。

イ. 予測地点

予測地域内において二酸化硫黄、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の着地濃度が相対的に高く

なると想定される対象事業実施区域を中心とした半径 10kmの範囲内の一般局(以下、「代表

測定局」という。)及び大気質の現地調査地点(五毛丸山)の 15 局とした。

ウ. 予測対象時期

既設設備及び新設発電所の運転が定常状態となり、二酸化硫黄、二酸化窒素及び浮遊粒子状

物質に係る環境影響が最大となる時期とした。

エ. 予測手法

既設設備及び新設発電所の煙突からの二酸化硫黄、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の寄与濃

度を「NOxマニュアル」に示すプルーム式、パフ式等により数値計算を行い、将来環境濃度の

年平均値を予測した。

年平均値の予測の手順は、第 12.1.1.1-34 図のとおりである。

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12.1.1-165

(693)

第 12.1.1.1-34 図 年平均値の予測手順

拡散計算

二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質の

将来環境濃度(年平均値)

気象条件の設定 事業計画の設定(新設・既設)

環境保全措置

煙源諸元の設定

・排出ガス量(湿り)

・煙突の実高さ

・排出ガス温度

・硫黄酸化物、窒素酸化

物、ばいじん排出量

現地調査(気象)

上層気象

(対象事業実施区域近傍)

・風向・風速

煙突頭頂付近の

風向、風速

大気安定度

運転計画の設定

バックグラウンド濃度の設定

文献その他の資料調査及び現地調査

・大気質(代表測定局及び五毛丸山)

環境濃度(二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質)

・代表測定局における至近5年間(平成 23~27 年度)の

年平均値の平均値及び五毛丸山の年平均値

地上気象

(対象事業実施区域近傍)

・風向・風速

・日射量、放射収支量

二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質の

寄与濃度(年平均値)

寄与濃度コンター図(年平均値)

・現状(既設設備)

・将来(既設設備+新設発電所)

・将来(新設発電所)

将来寄与濃度(新設発電所)

バックグラウンド濃度(環境濃度)

二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質の

寄与濃度(年平均値)

寄与濃度(代表測定局及び五毛丸山)

・現状(既設設備)

・将来(既設設備+新設発電所)

・将来(新設発電所)

有効煙突高さ

・有風時(風速 2.0m/s以上)

CONCAWE式

・弱風時・有風時(風速 0.5~1.9m/s)

Briggs式とCONCAWE式の線形内挿

・無風時(風速 0.4m/s以下)

Briggs式とCONCAWE式の線形内挿

拡散計算式

・有風時(風速 1.0m/s以上)

プルームの長期平均式

・弱風時(風速 0.5~0.9m/s)

弱風パフ式

・無風時(風速 0.4m/s以下)

簡易パフ式

拡散パラメータの設定

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12.1.1-166

(694)

(ア) 計算式

ⅰ. 有効煙突高さ

(ⅰ) 有風時(風速 2.0m/s以上)

CONCAWE式で求めた上昇高さを用いた。

(ⅱ) 弱風時・有風時(風速 0.5~1.9m/s)

Briggs式(風速0m/s)とCONCAWE式(風速 2.0m/s)で求めた上昇高さを風速階級 0.5

~0.9m/sの代表風速 0.7m/s及び風速階級 1.0~1.9m/sの代表風速 1.5m/sで線形内挿して

求めた。

(ⅲ) 無風時(風速 0.4m/s以下)

Briggs式(風速0m/s)とCONCAWE式(風速 2.0m/s)で求めた上昇高さを風速 0.4m/sで

線形内挿して求めた。

He=H0+ΔH

CONCAWE式 :ΔH=0.0855・QH ・u

Briggs式 :ΔH=0.979・QH ・

[記号]

He :有効煙突高さ(m)

Ho :煙突の実高さ(m)

ΔH :排煙の上昇高さ(m)

u :煙突頭頂付近の風速(m/s)

dθ/dz :温位傾度(昼間;0.002℃/m、夜間;0.003℃/m)

QH :排出熱量(J/s)

また、

QH=ρ・Q・CP・ΔT

ρ :0℃における排出ガス密度(1.293×103g/m3)

Q :排出ガス量(湿り)(m3N/s)

CP :定圧比熱(1.0056J/(K・g))

ΔT :排出ガス温度と気温(15℃)との温度差(℃)

12

34

dθ 14

38

dz

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12.1.1-167

(695)

ⅱ. 拡散計算式

有風時(風速 1.0m/s以上)、弱風時(風速 0.5~0.9m/s)及び無風時(風速 0.4m/s以

下)に区分し、以下の計算式により拡散予測計算を行った。

(ⅰ) 有風時(風速 1.0m/s以上):プルームの長期平均式

(ⅱ) 弱風時(風速 0.5~0.9m/s):弱風パフ式

(ⅲ) 無風時(風速 0.4m/s以下):簡易パフ式

[記号]

C(R) :煙源から水平距離Rの地点における地上濃度(ppm又はmg/m3)

R :煙源からの風下距離(m)

QP :汚染物質の排出量(m3N/s又はkg/s)

u :煙突頭頂付近の風速(m/s)

He :有効煙突高さ(m)

σz :有風時の鉛直方向の拡散パラメータ(m)

α :弱風時、無風時の水平方向の拡散パラメータ(m/s)

γ :弱風時、無風時の鉛直方向の拡散パラメータ(m/s)

(ⅳ) 拡散パラメータ

有風時の鉛直方向の拡散パラメータは第 12.1.1.1-44 表に示すパスキル・ギフォード

線図の近似関数を、弱風時、無風時の水平方向及び鉛直方向の拡散パラメータは第

12.1.1.1-46 表に示すパスキル安定度に対応した弱風時、無風時の拡散パラメータをそ

れぞれ使用した。

2

12QP C(R)=

He2

σz2

2π π

8

・exp - ・106

・u・R・σz

R2+ ・He2

1 2QP C(R)=

α2

γ2(2π) ・γ

・ ・1063 2

C(R)= QP 1

・ ・ R2+(α2/γ2)He

2 ・exp - ・106π

8 γ

u2He2

2γ2・ R2+(α2/γ2)He2π

2

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12.1.1-168

(696)

(イ) 予測条件

ⅰ. 煙源の諸元

計算に用いた煙源の諸元は、第 12.1.1.1-50 表のとおりである。

(i) 発電所(神戸発電所及び新設発電所)の煙源の諸元

・現状は平成28年度、将来は新設2号機稼働後の平成34年度とした。

・排出ガス量は設備能力最大で、200t/hの熱供給を含んだ数値である。

・硫黄酸化物等の排出量は、100%負荷及び50%負荷の排出ガス量と最大排出濃度を用

いて設定した。

・設備の稼働は、神戸発電所(現状及び将来)と新設発電所(将来)ともに、年間利

用率80%とした。

・新設発電所については、通常負荷日(265日)は24時間100%負荷とし、部分負荷日

(34日)は、8時~22時100%負荷、22時~8時50%負荷とした。定期点検等による

停止日は1機当たり66日とした。

・神戸発電所については、通常負荷日(291日)は24時間100%負荷とし、定期点検等

による停止日は1機当たり74日とした。

(ⅱ) 神戸製鉄所の煙源の諸元

・現状は高炉を含む上工程が稼働している平成28年度、将来は平成34年度とした。

なお、上工程は平成29年10月末まで稼働していた。

・施設の数は、上工程休止に伴い現状は32施設が将来18施設となる。排出量以外の数

値は、最小~最大の範囲で記載した。

・諸元に用いた数値は、負荷が最大となる値(電気事業法及び大気汚染防止法の届出

値)とし、設備の稼働率は現状及び将来ともに、年間100%とした。

第 12.1.1.1-50 表(1) 煙源の諸元(現状)

項目 単位

既設設備

神戸製鉄所 神戸発電所

1号機 2号機

煙突 種類 - - 2筒身集合型

地上高 m 6.0~100.3 150

排出ガス量 湿り 103m3N/h 2.5~726 2,420 2,420

煙突出口ガス 温度 ℃ 36~360 90 90

速度 m/s 7.7~68.6 30 30

硫黄酸化物 排出量 m3N/h 37.3 51.4 51.4

窒素酸化物 排出量 m3N/h 118.8 54.5 54.5

ばいじん 排出量 kg/h 75.9 22.7 22.7

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12.1.1-169

(697)

第 12.1.1.1-50 表(2) 煙源の諸元(将来)

項目 単位

新設発電所 既設設備

100%負荷 50%負荷

神戸製鉄所

神戸発電所

新設

1号機

新設

2号機

新設

1号機

新設

2号機1号機 2号機

煙突 種類 - 2筒身集合型 2筒身集合型 - 2筒身集合型

地上高 m 150 150 6.0~100.3 150

排出ガス量 湿り 103m3N/h 2,287 2,287 1,697 1,697 2.5~172 2,420 2,420

煙突出口ガス 温度 ℃ 90 90 90 90 53~360 90 90

速度 m/s 31.6 31.6 23.5 23.5 4.3~68.6 30 30

硫黄酸化物 排出量 m3N/h 25.7 25.7 19.1 19.1 6.7 34.3 34.3

窒素酸化物 排出量 m3N/h 41.9 41.9 23.8 23.8 49.0 45.4 45.4

ばいじん 排出量 kg/h 10.5 10.5 6.0 6.0 35.8 18.2 18.2

第 12.1.1.1-50 表(3) 発電所(新設発電所及び神戸発電所)の最大排出濃度

項目 単位 新設発電所 神戸発電所

現状 将来

硫黄酸化物 ppm 13 24 16

窒素酸化物 ppm 20 24 20

ばいじん mg/m3N 5 10 8

注:1.窒素酸化物及びばいじんの排出濃度は、乾きガスベースでO2濃度 6%換算値である。

2.窒素酸化物の最大排出濃度は、環境保全協定で定められているボイラーの起動過

程(排煙脱硝装置入口の排ガス温度が 300℃以上)から適用される数値である。

第 12.1.1.1-50 表(4) 煙源の諸元(神戸製鉄所、現状及び将来)

項目

現状 将来

施設数

硫黄酸化物

排出量

(m3N/h)

窒素酸化物

排出量

(m3N/h)

ばいじん

排出量

(kg/h)

施設数

硫黄酸化物

排出量

(m3N/h)

窒素酸化物

排出量

(m3N/h)

ばいじん

排出量

(kg/h)

ボイラー 4 26.0 61.2 42.5 1 6.7 11.9 16.1

溶鉱炉 3 9.0 5.2 4.7 0 --- --- ---

乾燥炉 3 2.4 1.5 3.0 0 --- --- ---

溶解炉 3 --- --- 1.0 0 --- --- ---

加熱炉 19 --- 51.0 24.8 17 --- 37.1 19.7

合計 32 37.3 118.8 75.9 18 6.7 49.0 35.8

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12.1.1-170

(698)

ⅱ. 気象条件等

気象条件の設定にあたっては、煙突高さの異なる煙源が複数あることから、その煙突高

さに応じて、下層・中層・上層に区分し、それぞれについて条件を設定した。

(ⅰ) 風向及び風速

各層における代表風は以下のとおりとした。

下層(実高 50m未満の煙突に適応)

:地上気象観測(地上 14m)における観測風

中層(実高 50m以上 100m未満の煙突に適応)

:上層気象観測(地上 150m)における観測風を用いて以下の式で風速補正

UZ=U0(Z/Z0)p

記号

UZ :高度Z(m)における推計風速(m/s)

U0 :上層気象観測(地上 150m)における観測風速(m/s)

Z :推計高度(75m)

Z0 :上層気象観測の風速観測高度(=地上 150m)

p :大気安定度によるベキ指数(第 12.1.1.1-51 表のとおり)

第 12.1.1.1-51 表 大気安定度別ベキ指数

大気安定度 A~B-C C~D(昼) D(夜)~E F~G

p 0.015 0.117 0.220 0.298

注:1.大気安定度は地上気象観測における地上のパスキル安定度である。

2.ベキ指数は、対象事業実施区域近傍地点における高層気象観測結果に基づき、地上から 400m

(ボサンケⅠ式による新設発電所煙突の有効煙突高さ 399m)までの風速分布より設定した。

上層(実高 100m以上の煙突に適応)

:上層気象観測(地上 150m)における観測風

なお、風速階級区分は、第 12.1.1.1-52 表のとおりとし、弱風時及び有風時の代表風

速は各風速区分内の平均風速を用いた。

第 12.1.1.1-52 表 風速階級区分と代表風速

(単位:m/s)

区分 無風時 弱風時 有風時

風速階級 ≦0.4 0.5~0.9 1.0~1.9 2.0~2.9 3.0~3.9 4.0~5.9 6.0~7.9 8.0≦

代表

風速

下層 - 0.7 1.5 2.4 3.4 4.7 6.7 9.0

中層 - 0.7 1.5 2.4 3.4 4.9 6.8 9.7

上層 - 0.7 1.5 2.5 3.4 4.9 6.8 9.8

注:代表風速は、各風速階級区分内の風速値の算術平均値である。

(ⅱ) 大気安定度

地上の大気安定度は、対象事業実施区域近傍における地上気象観測結果から、第

12.1.1.1-53 表により分類した大気安定度を用いた。

下層、中層及び上層の大気安定度は、第 12.1.1.1-54 表に示す地上の大気安定度との

関係を用いて設定した。

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12.1.1-171

(699)

第 12.1.1.1-53 表 地上の大気安定度分類表

風速u

(m/s)

日射量(T)kW/m2 放射収支量(Q)kW/m2

T≧0.60 0.60>T

≧0.30

0.30>T

≧0.150.15>T Q≧-0.020

-0.020>Q

≧-0.040 -0.040>Q

u<2 A A-B B D D G G

2≦u<3 A-B B C D D E F

3≦u<4 B B-C C D D D E

4≦u<6 C C-D D D D D D

6≦u C D D D D D D

〔「発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針」(原子力安全委員会、昭和 57 年)より作成〕

第 12.1.1.1-54 表 地上の大気安定度との関係

地上の

大気安定度 A A-B B B-C C C-D DD DN E F G

下層の

大気安定度 A A-B B B-C C C-D D E F G

中層、上層の

大気安定度 B B-C C C-D D E F

注:1.DDは昼間のD、DNは夜間のDを示す。

2.昼間及び夜間の時間区分は第12.1.1.1-3表の注2のとおりである。

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12.1.1-172

(700)

オ. 予測結果

(ア) 二酸化硫黄

施設の稼働に伴う二酸化硫黄の地上濃度の年平均値予測結果は第 12.1.1.1-55 表、対象事

業実施区域周辺における寄与濃度の地上濃度分布は第 12.1.1.1-35 図のとおりである。

将来(新設発電所)の寄与濃度の最大は、兵庫南部局、潮見小学校局、打出浜小学校局及

び西宮市役所局の 0.00004ppmであり、バックグラウンド濃度を含む将来環境濃度の最大は、

灘浜局の 0.00402ppmである。

将来(新設発電所)の最大着地濃度は、煙突から北東約 8.2kmで 0.00005ppmである。

なお、現状(既設設備)の最大着地濃度は煙突から西南西へ約 1.5kmで 0.00041ppmであり、

将来(既設設備+新設発電所)の最大着地濃度は煙突から西南西へ約 6.1kmで 0.00017ppmで

ある。

第 12.1.1.1-55 表(1) 二酸化硫黄年平均値の予測結果

(単位:ppm)

図中

番号 測定局名

寄与濃度 バック

グラウンド

濃度

(b)

将来

環境濃度

(a+b)

現状 将来

既設設備 既設設備+

新設発電所

新設発電所

(a)

2 六甲アイランド 0.00012 0.00007 0.00002 0.003 0.00302

3 灘浜 0.00016 0.00008 0.00002 0.004 0.00402

5 港島 0.00012 0.00007 0.00002 0.003 0.00302

8 兵庫南部 0.00021 0.00012 0.00004 0.003 0.00304

16 潮見小学校 0.00026 0.00014 0.00004 0.002 0.00204

17 打出浜小学校 0.00025 0.00014 0.00004 0.002 0.00204

22 西宮市役所 0.00021 0.00013 0.00004 0.003 0.00304

27 浜甲子園 0.00010 0.00006 0.00002 0.002 0.00202

A 五毛丸山 0.00013 0.00009 0.00002 0.002 0.00202

注:1.図中番号の数字は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.バックグラウンド濃度は、各代表測定局の平成 23~27 年度における二酸化硫黄濃度の年平均値の

平均値を用いた。五毛丸山は平成 28 年1月から 12 月の年平均値とした。

3.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転による影響を含

んだ値である。

第 12.1.1.1-55 表(2) 二酸化硫黄年平均値の予測結果(最大着地濃度)

項目

寄与濃度

現状 将来

既設設備 既設設備+

新設発電所 新設発電所

最大着地濃度 0.00041ppm 0.00017ppm 0.00005ppm

最大着地濃度地点 西南西 約 1.5km 西南西 約 6.1km 北東 約 8.2km

注:寄与濃度の最大着地濃度は、着地濃度が最大となる濃度である。

Page 177: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-173

(701)

第 12.1.1.1-35 図(1) 二酸化硫黄の寄与濃度の予測結果(現状:既設設備)

Page 178: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-174

(702)

第 12.1.1.1-35 図(2) 二酸化硫黄の寄与濃度の予測結果(将来:既設設備+新設発電所)

Page 179: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-175

(703)

第 12.1.1.1-35 図(3) 二酸化硫黄の寄与濃度の予測結果(将来:新設発電所)

Page 180: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-176

(704)

(イ) 二酸化窒素

施設の稼働に伴う二酸化窒素の地上濃度の年平均値予測結果は第 12.1.1.1-56 表、対象事

業実施区域周辺における寄与濃度の地上濃度分布は第 12.1.1.1-36 図のとおりである。

将来(新設発電所)の寄与濃度の最大は、長田局及び朝日ヶ丘小学校局の 0.00008ppmで

あり、バックグラウンド濃度を含む将来環境濃度の最大は、灘浜局の 0.02304ppmである。

将来(新設発電所)の最大着地濃度は、煙突から北東約 8.2kmで 0.00008ppmである。

なお、現状(既設設備)の最大着地濃度は煙突から西南西へ約 1.5kmで 0.00107ppmであり、

将来(既設設備+新設発電所)の最大着地濃度は煙突から西南西へ約 2.7kmで 0.00094ppmで

ある。

第 12.1.1.1-56 表(1) 二酸化窒素年平均値の予測結果

(単位:ppm)

図中

番号 測定局名

寄与濃度 バック

グラウンド

濃度

(b)

将来

環境濃度

(a+b)

現状 将来

既設設備 既設設備+

新設発電所

新設発電所

(a)

1 東灘 0.00085 0.00076 0.00003 0.014 0.01403

2 六甲アイランド 0.00030 0.00025 0.00003 0.019 0.01903

3 灘浜 0.00045 0.00040 0.00004 0.023 0.02304

4 住吉南 0.00086 0.00071 0.00003 0.021 0.02103

5 港島 0.00044 0.00038 0.00003 0.018 0.01803

6 灘 0.00033 0.00031 0.00004 0.013 0.01304

8 兵庫南部 0.00052 0.00040 0.00006 0.016 0.01606

9 長田 0.00068 0.00051 0.00008 0.015 0.01508

14 北 0.00013 0.00011 0.00003 0.009 0.00903

16 潮見小学校 0.00070 0.00054 0.00006 0.018 0.01806

17 打出浜小学校 0.00064 0.00049 0.00006 0.017 0.01706

18 朝日ヶ丘小学校 0.00061 0.00046 0.00008 0.009 0.00908

22 西宮市役所 0.00053 0.00041 0.00007 0.018 0.01807

27 浜甲子園 0.00024 0.00019 0.00003 0.018 0.01803

A 五毛丸山 0.00031 0.00026 0.00004 0.007 0.00704

注:1.図中番号の数字は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.バックグラウンド濃度は、各代表測定局の平成 23~27 年度における二酸化窒素濃度の年平均値の

平均値を用いた。兵庫南部局の平成 25 年度は年間の測定時間が 6,000 時間未満であるため、平均

値の算出からは除外した。五毛丸山は平成 28 年1月から 12 月の年平均値とした。

3.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転による影響を含

んだ値である。

第 12.1.1.1-56 表(2) 二酸化窒素年平均値の予測結果(最大着地濃度)

項目

寄与濃度

現状 将来

既設設備 既設設備+

新設発電所 新設発電所

最大着地濃度 0.00107ppm 0.00094ppm 0.00008ppm

最大着地濃度地点 西南西 約 1.5km 西南西 約 2.7km 北東 約 8.2km

注:寄与濃度の最大着地濃度は、着地濃度が最大となる濃度である。

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12.1.1-177

(705)

第 12.1.1.1-36 図(1) 二酸化窒素の寄与濃度の予測結果(現状:既設設備)

Page 182: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-178

(706)

第 12.1.1.1-36 図(2) 二酸化窒素の寄与濃度の予測結果(将来:既設設備+新設発電所)

Page 183: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-179

(707)

第 12.1.1.1-36 図(3) 二酸化窒素の寄与濃度の予測結果(将来:新設発電所)

Page 184: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-180

(708)

(ウ) 浮遊粒子状物質

施設の稼働に伴う浮遊粒子状物質の地上濃度の年平均値予測結果は第 12.1.1.1-57 表、対

象事業実施区域周辺における寄与濃度の地上濃度分布は第 12.1.1.1-37 図のとおりである。

将来(新設発電所)の寄与濃度の最大は、長田局と朝日ヶ丘小学校局の 0.000020mg/m3 で

あり、バックグラウンド濃度を含む将来環境濃度の最大は、兵庫南部局の 0.023014mg/m3 で

ある。

将来(新設発電所)の最大着地濃度は、煙突から北東約 8.2kmで 0.000020mg/m3である。

なお、現状(既設設備)の最大着地濃度は煙突から西南西へ約 1.5kmで 0.00119mg/m3であ

り、将来(既設設備+新設発電所)の最大着地濃度は煙突から西南西へ約 2.7kmで 0.00058

mg/m3である。

第 12.1.1.1-57 表(1) 浮遊粒子状物質年平均値の予測結果

(単位:mg/m3)

図中

番号 測定局名

寄与濃度 バック

グラウンド

濃度

(b)

将来

環境濃度

(a+b)

現状 将来

既設設備 既設設備+

新設発電所

新設発電所

(a)

1 東灘 0.00060 0.00048 0.000008 0.018 0.018008

2 六甲アイランド 0.00020 0.00014 0.000007 0.019 0.019007

3 灘浜 0.00043 0.00022 0.000010 0.021 0.021010

5 港島 0.00026 0.00020 0.000008 0.022 0.022008

6 灘 0.00023 0.00019 0.000009 0.018 0.018009

8 兵庫南部 0.00034 0.00024 0.000014 0.023 0.023014

9 長田 0.00045 0.00030 0.000020 0.018 0.018020

14 北 0.00008 0.00006 0.000007 0.016 0.016007

16 潮見小学校 0.00045 0.00032 0.000015 0.020 0.020015

17 打出浜小学校 0.00040 0.00029 0.000016 0.022 0.022016

18 朝日ヶ丘小学校 0.00037 0.00026 0.000020 0.018 0.018020

22 西宮市役所 0.00032 0.00023 0.000017 0.021 0.021017

27 浜甲子園 0.00015 0.00010 0.000008 0.020 0.020008

A 五毛丸山 0.00020 0.00016 0.000010 0.015 0.015010

注:1.図中番号の数字は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.バックグラウンド濃度は、各代表測定局の平成 23~27 年度における浮遊粒子状物質濃度の年平均

値の平均値を用いた。五毛丸山は平成 28 年1月から 12 月の年平均値とした。

3.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転による影響を含

んだ値である。

第 12.1.1.1-57 表(2) 浮遊粒子状物質年平均値の予測結果(最大着地濃度)

項目

寄与濃度

現状 将来

既設設備 既設設備+

新設発電所 新設発電所

最大着地濃度 0.00119mg/m3 0.00058mg/m3 0.000020mg/m3

最大着地濃度地点 西南西 約 1.5km 西南西 約 2.7km 北東 約 8.2km

注:寄与濃度の最大着地濃度は、着地濃度が最大となる濃度である。

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12.1.1-181

(709)

第 12.1.1.1-37 図(1) 浮遊粒子状物質の寄与濃度の予測結果(現状:既設設備)

Page 186: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-182

(710)

第 12.1.1.1-37 図(2) 浮遊粒子状物質の寄与濃度の予測結果(将来:既設設備+新設発電所)

Page 187: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-183

(711)

第 12.1.1.1-37 図(3) 浮遊粒子状物質の寄与濃度の予測結果(将来:新設発電所)

Page 188: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-184

(712)

(c) 日平均値の予測

日平均値の予測は、新設発電所を対象に、寄与高濃度日と実測高濃度日について行った。

予測対象物質は、新設発電所の煙突から排出される硫黄酸化物、窒素酸化物及びばいじんと

し、予測にあたっては、排ガス中の硫黄酸化物の全量を二酸化硫黄、窒素酸化物の全量を二酸

化窒素、ばいじんの全量を浮遊粒子状物質とした。なお、浮遊粒子状物質については、大気中

においてガス状物質と同じ挙動をするものとした。

ア. 予測地域

20km圏内とした。

イ. 予測地点

予測地域内において二酸化硫黄、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の着地濃度が相対的に高く

なると想定される代表測定局及び五毛丸山の 15 局とした。

ウ. 予測対象時期

新設発電所の運転が定常状態となり、二酸化硫黄、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質に係る環

境影響が最大となる時期とした。

エ. 予測手法

新設発電所の煙突からの二酸化硫黄、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の寄与濃度を「NOxマ

ニュアル」に示すプルーム式、パフ式等により数値計算を行い、将来環境濃度の日平均値を予

測した。

日平均値の寄与高濃度日及び実測高濃度日の予測にあたっては、年平均値予測で用いた1年

間の現地気象観測の毎時の実測データ(1時間値)を基に、年間 366 日の日平均値のすべてを

計算し、年間の最大値、上位5日間の平均値及び測定局の高濃度日における日平均値を求めた。

日平均値の予測の手順は、第 12.1.1.1-38 図のとおりである。

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12.1.1-185

(713)

第 12.1.1.1-38 図 日平均値の予測手順

気象条件の設定 事業計画の設定(新設)

年平均値と同様

拡散計算

年平均値と同様

<寄与高濃度日>

バックグラウンド濃度の設定

環境濃度(二酸化硫黄、二酸化窒

素、浮遊粒子状物質)

代表測定局及び五毛丸山における日

平均値の最高値(平成 28 年1月~平

成 28 年 12 月)

<実測高濃度日>

二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質の

将来環境濃度(日平均値)

将来寄与濃度(新設発電所)

バックグラウンド濃度(環境濃度)

年平均値と同様

二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質の

寄与濃度(年間 366 日における日平均値)

寄与高濃度日の抽出

日平均値最大値、上位5日間の平均

<実測高濃度日>

実測高濃度日の抽出

代表測定局及び五毛丸山で日平均値の最高

値が測定された日の寄与濃度の日平均値

バックグラウンド濃度の設定

・環境濃度(二酸化硫黄、二酸化窒

素、浮遊粒子状物質)

平成 23~27 年度の代表測定局にお

ける日平均値の年間 98%値又は日平

均値の2%除外値の平均値

五毛丸山における日平均値の年間

98%値又は日平均値の2%除外値(平

成 28 年1月~平成 28 年 12 月)

<寄与高濃度日>

二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質の

将来環境濃度(日平均値)

将来寄与濃度(新設発電所)

バックグラウンド濃度(環境濃度)

文献その他の資料調査及び現地調査

・大気質(代表測定局及び五毛丸山)

文献その他の資料調査及び現地調査

・大気質(代表測定局及び五毛丸山)

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12.1.1-186

(714)

(ア) 計算式

「(b) 年平均値の予測」と同じ計算式とした。

(イ) 予測条件

「(b) 年平均値の予測」と同じ予測条件とした。

オ. 予測結果

施設の稼働に伴う排ガスの寄与高濃度日及び実測高濃度日の日平均値の予測結果は、以下の

とおりである。

(ア) 寄与高濃度日

ⅰ.二酸化硫黄

代表測定局及び五毛丸山における予測結果は、第 12.1.1.1-58 表のとおりである。

将来寄与濃度の日平均値最大値は、兵庫南部局の 0.00031ppmであり、上位5日間の平均

値の最大は兵庫南部局の 0.00023ppmである。

また、バックグラウンド濃度を含む将来環境濃度の最大は、港島局の 0.00824ppmである。

第 12.1.1.1-58 表 二酸化硫黄日平均値(寄与高濃度日)の予測結果

(単位:ppm)

図中

番号 測定局名

将来寄与濃度 バック

グラウンド濃度

将来

環境濃度 日平均値

最大値

上位5日間

の平均値

① ② ①+②

2 六甲アイランド 0.00019 0.00012 0.008 0.00819

3 灘浜 0.00021 0.00014 0.008 0.00821

5 港島 0.00024 0.00019 0.008 0.00824

8 兵庫南部 0.00031 0.00023 0.007 0.00731

16 潮見小学校 0.00015 0.00012 0.007 0.00715

17 打出浜小学校 0.00022 0.00020 0.006 0.00622

22 西宮市役所 0.00015 0.00011 0.006 0.00615

27 浜甲子園 0.00013 0.00012 0.006 0.00613

A 五毛丸山 0.00024 0.00019 0.004 0.00424

注:1.図中番号の数字は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.バックグラウンド濃度は、各代表測定局の平成 23~27 年度における日平均値の2%除外値の平均

値を用いた。五毛丸山は平成 28 年1月1日~12 月 31 日の日平均値の2%除外値とした。

3.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転による影響を含

んだ値である。

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12.1.1-187

(715)

ⅱ.二酸化窒素

代表測定局及び五毛丸山における予測結果は、第 12.1.1.1-59 表のとおりである。

将来寄与濃度の日平均値最大値は、兵庫南部局の 0.00051ppmであり、上位5日間の平均

値の最大は兵庫南部局及び北局の 0.00038ppmである。また、バックグラウンド濃度を含む

将来環境濃度の最大は、灘浜局の 0.04434ppmである。

第 12.1.1.1-59 表 二酸化窒素日平均値(寄与高濃度日)の予測結果

(単位:ppm)

図中

番号 測定局名

将来寄与濃度 バック

グラウンド濃度

将来

環境濃度 日平均値

最大値

上位5日間

の平均値

① ② ①+②

1 東灘 0.00029 0.00019 0.030 0.03029

2 六甲アイランド 0.00031 0.00020 0.039 0.03931

3 灘浜 0.00034 0.00023 0.044 0.04434

4 住吉南 0.00033 0.00021 0.044 0.04433

5 港島 0.00039 0.00030 0.040 0.04039

6 灘 0.00032 0.00021 0.030 0.03032

8 兵庫南部 0.00051 0.00038 0.037 0.03751

9 長田 0.00040 0.00037 0.033 0.03340

14 北 0.00041 0.00038 0.021 0.02141

16 潮見小学校 0.00024 0.00020 0.040 0.04024

17 打出浜小学校 0.00035 0.00033 0.037 0.03735

18 朝日ヶ丘小学校 0.00011 0.00010 0.023 0.02311

22 西宮市役所 0.00024 0.00019 0.039 0.03924

27 浜甲子園 0.00022 0.00019 0.039 0.03922

A 五毛丸山 0.00039 0.00032 0.018 0.01839

注:1.図中番号の数字は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.バックグラウンド濃度は、各代表測定局の平成 23~27 年度における日平均値の年

間 98%値の平均値を用いた。兵庫南部局の平成 25 年度は年間の測定時間が 6,000

時間未満であるため、平均値の算出からは除いた。五毛丸山は平成 28 年1月1日

~12 月 31 日の日平均値の年間 98%値とした。

3.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転に

よる影響を含んだ値である。

4.北局は平成 28 年3月に西南西約 1.1kmの地点に移転し、同年4月より南五葉局と

して測定を行っているが、寄与濃度は北局として統一した。

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12.1.1-188

(716)

ⅲ.浮遊粒子状物質

代表測定局及び五毛丸山における予測結果は、第 12.1.1.1-60 表のとおりである。

将来寄与濃度の日平均値最大値は、兵庫南部局の 0.00013mg/m3 であり、上位5日間の平

均値の最大も兵庫南部局の 0.00010mg/m3である。

また、バックグラウンド濃度を含む将来環境濃度の最大は、港島局の 0.05910mg/m3 であ

る。

第 12.1.1.1-60 表 浮遊粒子状物質日平均値(寄与高濃度日)の予測結果

(単位:mg/m3)

図中

番号 測定局名

将来寄与濃度 バック

グラウンド濃度

将来

環境濃度 日平均値

最大値

上位5日間

の平均値

① ② ①+②

1 東灘 0.00007 0.00005 0.050 0.05007

2 六甲アイランド 0.00008 0.00005 0.050 0.05008

3 灘浜 0.00009 0.00006 0.054 0.05409

5 港島 0.00010 0.00008 0.059 0.05910

6 灘 0.00008 0.00005 0.050 0.05008

8 兵庫南部 0.00013 0.00010 0.057 0.05713

9 長田 0.00010 0.00009 0.048 0.04810

14 北 0.00010 0.00009 0.044 0.04410

16 潮見小学校 0.00006 0.00005 0.051 0.05106

17 打出浜小学校 0.00009 0.00008 0.048 0.04809

18 朝日ヶ丘小学校 0.00003 0.00003 0.050 0.05003

22 西宮市役所 0.00006 0.00005 0.053 0.05306

27 浜甲子園 0.00005 0.00005 0.053 0.05305

A 五毛丸山 0.00010 0.00008 0.035 0.03510

注:1.図中番号の数字は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.バックグラウンド濃度は、各代表測定局の平成 23~27 年度における日平均値の

2%除外値の平均値を用いた。五毛丸山は平成 28 年1月1日~12 月 31 日の日平

均値の2%除外値とした。

3.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転に

よる影響を含んだ値である。

4.北局は平成 28 年3月に西南西約 1.1kmの地点に移転し、同年4月より南五葉局と

して測定を行っているが、寄与濃度は北局として統一した。

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12.1.1-189

(717)

(イ) 実測高濃度日

ⅰ.二酸化硫黄

代表測定局及び五毛丸山において高濃度(日平均値)が観測された日の気象条件での予

測結果は、第 12.1.1.1-61 表のとおりである。

将来寄与濃度の最大は、灘浜局の 0.00012ppmであり、バックグラウンド濃度を含む将来

環境濃度の最大は、六甲アイランド局の 0.01004ppmである。

第 12.1.1.1-61 表 二酸化硫黄日平均値(実測高濃度日)の予測結果

(単位:ppm)

図中

番号 測定局名

将来寄与濃度 バック

グラウンド濃度

将来

環境濃度

① ② ①+②

2 六甲アイランド 0.00004 0.010 0.01004

3 灘浜 0.00012 0.007 0.00712

5 港島 0.00000 0.010 0.01000

8 兵庫南部 0.00001 0.007 0.00701

16 潮見小学校 0.00002 0.008 0.00802

17 打出浜小学校 0.00000 0.008 0.00800

22 西宮市役所 0.00000 0.007 0.00700

27 浜甲子園 0.00002 0.007 0.00702

A 五毛丸山 0.00008 0.006 0.00608

注:1.図中番号の数字は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.各代表測定局及び五毛丸山の実測高濃度日は、平成 28 年1月1日~平成 28 年

12 月 31 日の日平均値の最高値が出現した日である。

3.将来寄与濃度は、各代表測定局及び五毛丸山の実測高濃度日における気象条件

を用いて予測した値である。

4.バックグラウンド濃度は、各代表測定局及び五毛丸山における平成 28 年1月1

日~12 月 31 日の日平均値の最大値を用いた。

5.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運

転による影響を含んだ値である。

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12.1.1-190

(718)

ⅱ.二酸化窒素

代表測定局及び五毛丸山において高濃度(日平均値)が観測された日の気象条件での予

測結果は、第 12.1.1.1-62 表のとおりである。

将来寄与濃度の最大は、長田局の 0.00019ppmであり、バックグラウンド濃度を含む将来

環境濃度の最大は、灘浜局の 0.05305ppmである。

第 12.1.1.1-62 表 二酸化窒素日平均値(実測高濃度日)の予測結果

(単位:ppm)

図中

番号 測定局名

将来寄与濃度 バック

グラウンド濃度

将来

環境濃度

① ② ①+②

1 東灘 0.00014 0.034 0.03414

2 六甲アイランド 0.00003 0.045 0.04503

3 灘浜 0.00005 0.053 0.05305

4 住吉南 0.00004 0.050 0.05004

5 港島 0.00002 0.048 0.04802

6 灘 0.00007 0.036 0.03607

8 兵庫南部 0.00008 0.048 0.04808

9 長田 0.00019 0.042 0.04219

14 北 0.00018 0.024 0.02418

16 潮見小学校 0.00003 0.046 0.04603

17 打出浜小学校 0.00003 0.046 0.04603

18 朝日ヶ丘小学校 0.00002 0.029 0.02902

22 西宮市役所 0.00006 0.047 0.04706

27 浜甲子園 0.00001 0.045 0.04501

A 五毛丸山 0.00018 0.030 0.03018

注:1.図中番号の数字は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.各代表測定局及び五毛丸山の実測高濃度日は、平成 28 年1月1日~平成 28 年

12 月 31 日の日平均値の最高値が出現した日である。

3.将来寄与濃度は、各代表測定局及び五毛丸山の実測高濃度日における気象条件

を用いて予測した値である。

4.バックグラウンド濃度は、各代表測定局及び五毛丸山における平成 28 年1月1

日~12 月 31 日の日平均値の最大値を用いた。

5.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運

転による影響を含んだ値である。

6.北局は平成 28 年3月に西南西約 1.1kmの地点に移転し、同年4月より南五葉局

として測定を行っているが、寄与濃度は北局として統一した。

Page 195: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-191

(719)

ⅲ.浮遊粒子状物質

代表測定局及び五毛丸山における高濃度(日平均値)が観測された日の気象条件での予

測結果は、第 12.1.1.1-63 表のとおりである。

将来寄与濃度の最大は、港島局及び五毛丸山の 0.00003mg/m3 であり、バックグラウンド

濃度を含む将来環境濃度の最大は、港島局の 0.05503mg/m3である

第 12.1.1.1-63 表 浮遊粒子状物質日平均値(実測高濃度日)の予測結果

(単位:mg/m3)

注:1.図中番号の数字は、第 12.1.1.1-9 図を参照。

2.各代表測定局及び五毛丸山の実測高濃度日は、平成 28 年1月1日~平成 28 年

12 月 31 日の日平均値の最高値が出現した日である。 3.将来寄与濃度は、各代表測定局及び五毛丸山の実測高濃度日における気象条件

を用いて予測した値である。

4.バックグラウンド濃度は、各代表測定局及び五毛丸山における平成 28 年1月1

日~12 月 31 日の日平均値の最大値を用いた。

なお、神戸において黄砂が観測された日は対象から除外した。

5.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運

転による影響を含んだ値である。

6.北局は平成 28 年3月に西南西約 1.1kmの地点に移転し、同年4月より南五葉局

として測定を行っているが、寄与濃度は北局として統一した。

図中

番号 測定局名

将来寄与濃度 バック

グラウンド濃度

将来

環境濃度

① ② ①+②

1 東灘 0.000002 0.048 0.048002

2 六甲アイランド 0.00001 0.052 0.05201

3 灘浜 0.00000004 0.050 0.05000004

5 港島 0.00003 0.055 0.05503

6 灘 0.000002 0.047 0.047002

8 兵庫南部 0.00002 0.049 0.04902

9 長田 0.00002 0.051 0.05102

14 北 0.00002 0.043 0.04302

16 潮見小学校 0.000002 0.047 0.047002

17 打出浜小学校 0.00002 0.048 0.04802

18 朝日ヶ丘小学校 0.000002 0.047 0.047002

22 西宮市役所 0.000003 0.050 0.050003

27 浜甲子園 0.00002 0.050 0.05002

A 五毛丸山 0.00003 0.045 0.04503

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12.1.1-192

(720)

(d) 特殊気象条件下の予測

気象条件により新設発電所の排煙の着地濃度が相対的に高くなるとされる逆転層形成時、煙

突ダウンウォッシュ発生時、建物ダウンウォッシュ発生時及び内部境界層によるフュミゲーシ

ョン発生時について、煙突風下軸上における1時間値の着地濃度を予測した。

予測対象物質は、新設発電所の煙突から排出される硫黄酸化物、窒素酸化物及びばいじんと

し、予測にあたっては、排ガス中の硫黄酸化物の全量を二酸化硫黄、窒素酸化物の全量を二酸

化窒素、ばいじんの全量を浮遊粒子状物質とした。なお、浮遊粒子状物質については、大気中

においてガス状物質と同じ挙動をするものとした。

ア. 逆転層形成時

煙突上部に逆転層がある場合は、排煙が逆転層を突き抜けずに、逆転層より上方への拡散が

妨げられ、蓋(リッド)があるような状態となり高濃度となることがある。

この上層逆転層形成時における1時間値を予測した。

上層逆転層形成時の概念図は、第 12.1.1.1-39 図のとおりである。

第 12.1.1.1-39 図 上層逆転層形成時の概念図

(ア) 予測地域

20km圏内とした。

(イ) 予測地点

風下軸上における1時間値着地濃度の最大地点とした。

(ウ) 予測対象時期

新設発電所の運転が定常状態となり、二酸化硫黄、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質に係る

環境影響が最大となる時期とした。

(エ) 予測手法

逆転層形成時の特殊気象条件下で発生する新設発電所の煙突からの二酸化硫黄、二酸化窒

素及び浮遊粒子状物質の寄与濃度を、最大連続負荷時において、「NOxマニュアル」等に示

す方法により数値計算を行い、将来環境濃度の1時間値を予測した。

逆転層形成時における予測の手順は、第 12.1.1.1-40 図のとおりである。

温度の高度変化

「発電所に係る環境影響評価の手引」

(経済産業省商務流通保安グループ電力安全課、平成 29 年)より作成

逆転層

反射

煙突

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12.1.1-193

(721)

第 12.1.1.1-40 図 逆転層形成時の予測手順

気象条件の設定

逆転層を突き抜けない。

事業計画

環境保全措置

煙源諸元の設定

・排出ガス量

・煙突の実高さ

・排出ガス温度

・硫黄酸化物、窒素酸化物、

ばいじん排出量

逆転層を突き抜ける。

拡散計算

現地調査(気象)

地上気象

(対象事業実施区域近傍)

・風速

・日射量、放射収支量

高層気象

(対象事業実施区域近傍)

逆転層出現頻度

大気安定度

有効煙突高さ

・有風時(風速 2.0m/s以上)

CONCAWE式

・有風時(風速 0.5~1.9m/s)

Briggs式とCONCAWE式の線形内挿

・無風時(風速 0.4m/s以下)

Briggs式とCONCAWE式の線形内挿

拡散計算式

・有風時(風速 0.5m/s以上)

混合層高度を考慮したプルーム式

・無風時(風速 0.4m/s以下)

混合層高度を考慮した無風パフ式

拡散パラメータの設定

運転計画の設定

バックグラウンド濃度の設定

二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質の

寄与濃度(1時間値)

寄与濃度

・将来(新設発電所)

文献その他の資料調査及び現地調査

・大気質(代表測定局及び五毛丸山)

環境濃度(二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質)

・逆転層形成時に最大着地濃度が出現した日時における代

表測定局及び五毛丸山の1時間値の最大値

(平成 28 年1月~平成 28 年 12 月)

二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質の将来環境濃度(1時間値)

将来寄与濃度(新設発電所)

バックグラウンド濃度(環境濃度)

逆転層突き抜け判定

・接地逆転層突き抜け判定

・上層逆転層突き抜け判定

・気温(地上~1,500m)

・風向、風速(150m) 煙突頭頂部の風

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12.1.1-194

(722)

ⅰ. 計算式

(ⅰ) 有効煙突高さ

無風時(風速 0.4m/s以下)及び有風時(風速 0.5~1.9m/s)の排煙上昇高さは、「(b)

年平均値の予測 エ.予測手法 (ア) 計算式」と同様に、Briggs式(風速0m/s)と

CONCAWE式(風速 2.0m/s)で求めた上昇高さを、無風時は風速 0.4m/sで、有風時は煙

突頭頂部における風速で線形内挿して求めた。

有風時(風速 2.0m/s以上)の排煙上昇高さは、「(b) 年平均値の予測」と同様の

CONCAWE式で求めた。

(ⅱ) 拡散計算式

逆転層形成時の拡散式は、混合層高度を考慮した以下に示すプルーム式及び無風パフ

式とした。

ⅰ)有風時(風速 0.5m/s以上)プルーム式

ⅱ)無風時(風速 0.4m/s以下)無風パフ式

[記号]

C(x) :風下距離x(m)における地上濃度(ppm又はmg/m3)

x :発生源からの風下距離(m)

Qp :汚染物質の排出量(m3N/s又はkg/s)

u :煙突頭頂付近の風速(m/s)

He :有効煙突高さ(m)

σy :有風時の水平方向の拡散パラメータ(m)

σz :有風時の鉛直方向の拡散パラメータ(m)

L :逆転層の下端高度(m)

α :無風時の水平方向の拡散パラメータ(m/s)

γ :無風時の鉛直方向の拡散パラメータ(m/s)

2π・σy・σz・u Σn=-3

C(x)= Qp

・3

exp -(2nL-He)2

2σz2

+exp - (2nL+He)2

2σz2

・106

(2π)3/2・γ Σ n=-3

C(x)= Qp

・ 3 1

+ ・106

x2+ (2n・L+He)2γ2

α2

1

x2+ (2n・L-He)2γ2

α2

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12.1.1-195

(723)

(ⅲ) 逆転層の突き抜け判定

ⅰ)接地逆転層の突き抜け判定

浮力を持つ煙流が接地逆転層を突き抜けるか否かについては、次の式で計算される高さ

(ΔH)が、その逆転層の上限よりも高いとき、その煙流は突き抜けるものとした。

(有風時:u≧0.5m/s)

(無風時:u<0.5m/s)

ⅱ)上層逆転層の突き抜け判定

浮力を持つ煙流が上層逆転層を突き抜けるか否かについては、以下の式を満たすときに

突き抜けるものとした。

(有風時:u≧0.5m/s)

(無風時:u<0.5m/s)

ΔH :排ガスの上昇高さ(m)

Z1 :貫通される上層逆転層の煙突上の高さ(m)

b1 :逆転パラメータ =gΔT/T (m/s2)

S :安定度パラメータ = (s-2)

F :浮力フラックス・パラメータ (m4/s3)

g :重力加速度 (m/s2)

T :環境大気の平均絶対温度 (K)

ΔT :上層逆転層の下端と上端の温度差(K)

u :煙突頭頂付近の風速 (m/s)

QH :煙突排出ガスによる排出熱量 (J/s)

Cp :定圧比熱(=1.0056J/(K・g))

ρ :環境大気の平均密度 (g/m3)

:温位勾配 (℃/m)

uS

F 1/3 ΔH=2.9

ΔH=5.0F1/4・S-3/8

ub1

F 1/2 Z1≦2.0

Z1≦4F0.4・b1-0.6

dz

dθ

g・QH

π・CP・ρ・TF= =8.8×10-6・QH

dz

dθ

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12.1.1-196

(724)

(ⅳ) 拡散パラメータ

有風時の鉛直方向及び水平方向の拡散パラメータは第 12.1.1.1-44 表、第 12.1.1.1-

45 表に示すパスキル・ギフォード線図の近似関数を、無風時の水平方向及び鉛直方向の

拡散パラメータは第 12.1.1.1-46 表に示すパスキル安定度に対応した無風時の拡散パラ

メータをそれぞれ使用した。

また、有風時の水平方向の拡散パラメータσyは、以下のとおり、評価時間に応じた

修正をして用いた。

σy=σyp・

[記号]

σy :評価時間で補正した水平方向の拡散幅(m)

σyp :パスキル・ギフォード線図による水平方向の拡散パラメータ(m)

t :評価時間(=60 分)

tp :パスキル・ギフォード線図の評価時間(=3分)

ⅱ. 予測条件

(ⅰ) 煙源の諸元

計算に用いた煙源の諸元は、第 12.1.1.1-64 表のとおりとし、ばい煙の排出量が最大

となる条件を適用した。

第 12.1.1.1-64 表 煙源の諸元

項目 単位 新設1号機 新設2号機

煙突 種類 - 2筒身集合型

地上高 m 150

排出ガス量 湿り 103m3N/h 2,287 2,287

煙突出口ガス 温度 ℃ 90 90

速度 m/s 31.6 31.6

硫黄酸化物 排出濃度 ppm 13 13

排出量 m3N/h 25.7 25.7

窒素酸化物 排出濃度 ppm 20 20

排出量 m3N/h 41.9 41.9

ばいじん 排出濃度 mg/m3N 5 5

排出量 kg/h 10.5 10.5

注:1.排出ガス量は、設備能力最大であり、200t/hの熱供給を含んだ数値である。

2.窒素酸化物及びばいじんの排出濃度は、乾きガスベースでO2 濃度6%換算値で

ある。

3.各排出濃度は、最大排出濃度を示す。また、窒素酸化物の最大排出濃度は、環境

保全協定で定められているボイラーの起動過程(排煙脱硝装置入口の排ガス温度

が 300℃以上)から適用される数値である。

tp

t 0.2

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12.1.1-197

(725)

(ⅱ) 逆転層突き抜け状況

高層気象観測期間中(各季7日 1.5 時間毎、計 448 回観測)の逆転層形成時について、

「NOxマニュアル」に示される方法により、逆転層突き抜け判定を行った結果は、第

12.1.1.1-65 表のとおりである。

第 12.1.1.1-65 表 逆転層の突き抜け状況

区分 出現回数

(回)

出現頻度

(%)

逆転層なし 392 87.5

接地逆転層 突き抜ける 10 2.2

突き抜けない 0 0.0

上層逆転層

突き抜ける 7 1.6

突き抜けないHe>L 17 3.8

He≦L 22 4.9

合計 448 100.0

注:1.逆転層の区分は次のとおりとした。

接地逆転層:逆転層の下端高度が煙突高度(150m)以下のもの

上層逆転層:逆転層の下端高度が煙突高度(150m)より高いもの

2.Heは有効煙突高さ、Lは逆転層の下端高度を示す。

3.予測は、高層気象観測結果から判定した上層逆転層形成時のうち、煙流

が上層逆転層を突き抜けず、かつ有効煙突高さが逆転層下端より低い場

合について行う。

(ⅲ) 気象条件

風向及び風速は、逆転層形成時の高層気象観測結果(高度 150m)を用い、大気安定

度は逆転層形成時の地上の大気安定度を第 12.1.1.1-54 表に基づいて上層の大気安定度

に置き換えて用いた。

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12.1.1-198

(726)

(オ) 予測結果

逆転層形成時の影響について、着地濃度が最大となった時刻の予測結果は、第 12.1.1.1-

66 表のとおりである。

1時間値の最大着地濃度は、風向が東北東(ENE)、風速が 6.5m/s、上層の大気安定

度C-Dの条件で、煙突から 10.4kmの地点において、二酸化硫黄は 0.0014ppm、二酸化窒素

は 0.0023ppm、浮遊粒子状物質は 0.0006mg/m3である。

また、バックグラウンド濃度を加えた将来環境濃度は、二酸化硫黄は 0.0024ppm、二酸化

窒素は 0.0133ppm、浮遊粒子状物質は 0.0196mg/m3である。

第 12.1.1.1-66 表(1) 逆転層形成時の予測結果

(最大着地濃度及び出現距離) 項目 単位 逆転層形成時

風向 16 方位 ENE

風速 m/s 6.5

上層の大気安定度 - C-D

逆転層下端高度 m 400

有効煙突高さ m 384

最大着地

濃度

二酸化硫黄 ppm 0.0014

二酸化窒素 ppm 0.0023

浮遊粒子状物質 mg/m3 0.0006

最大着地濃度出現距離 km 10.4

第 12.1.1.1-66 表(2) 逆転層形成時の予測結果

(将来環境濃度)

予測項目 単位

将来寄与濃度

(最大着地濃度)

バックグラウンド

濃度 将来環境濃度

① ② ①+②

二酸化硫黄 ppm 0.0014 0.001 0.0024

二酸化窒素 ppm 0.0023 0.011 0.0133

浮遊粒子状物質 mg/m3 0.0006 0.019 0.0196

注:1.バックグラウンド濃度は、最大着地濃度が出現した時刻における代表測定局及び

五毛丸山の最大値を用いた。

二酸化硫黄:平成 28 年7月 23 日6時(兵庫南部局、西宮市役所局、五毛丸山)

二酸化窒素:平成 28 年7月 23 日6時(長田局)

浮遊粒子状物質:平成 28 年7月 23 日6時(潮見小学校局)

2.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転

による影響を含んだ値である。

Page 203: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-199

(727)

イ. 煙突ダウンウォッシュ発生時

強風時には、煙突から出た排出ガスは煙突自体の背後にできる空気の巻き込み渦の中に取り

込まれ、煙が地上付近に到達することにより、地上で高濃度が発生することがある。この煙突

ダウンウォッシュ発生時の影響について予測を行った。

なお、煙突ダウンウォッシュは、一般に風速が排出ガス速度の 2/3 倍以上において生じると

いわれている。

煙突ダウンウォッシュの概念図は第 12.1.1.1-41 図のとおりである。

第 12.1.1.1-41 図 煙突ダウンウォッシュの概念図

(ア) 予測地域

20km圏内とした。

(イ) 予測地点

風下軸上における1時間値着地濃度の最大地点とした。

(ウ) 予測対象時期

新設発電所の運転が定常状態となり、二酸化硫黄、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質に係る

環境影響が最大となる時期とした。

(エ) 予測手法

煙突ダウンウォッシュ発生時の特殊気象条件下で発生する新設発電所の煙突からの二酸化

硫黄、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の寄与濃度を、最大連続負荷時において、「NOxマニ

ュアル」等に示す方法により煙突ダウンウォッシュの発生について検討し、発生時における

数値計算を行い、将来環境濃度の1時間値を予測した。

煙突ダウンウォッシュ発生時における予測の手順は第 12.1.1.1-42 図のとおりである。

煙突

建屋

「発電所に係る環境影響評価の手引」

(経済産業省商務流通保安グループ電力安全課、平成 29 年)より作成

Page 204: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-200

(728)

第 12.1.1.1-42 図 煙突ダウンウォッシュ時の予測手順

気象条件の設定

煙突ダウンウォッシュが発生する。

事業計画

環境保全措置

煙源諸元の設定

・排出ガス量

・煙突の実高さ

・排出ガス温度

・煙突内径

・排出ガス速度

・硫黄酸化物、窒素酸化

物、ばいじん排出量

煙突ダウンウォッシュは発生しない。

拡散計算

現地調査(気象)

上層気象

(対象事業実施区域近傍)

・風向、風速(150m) 煙突頭頂部の風

大気安定度

有効煙突高さ

・Briggs(ダウンウォッシュ)式

拡散計算式

・プルーム式

拡散パラメータの設定

運転計画の設定

バックグラウンド濃度の設定

二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質の

寄与濃度(1時間値)

寄与濃度

・将来(新設発電所)

文献その他の資料調査及び現地調査

・大気質(代表測定局及び五毛丸山)

環境濃度(二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質)

・煙突ダウンウォッシュ発生時に最大着地濃度が出現した日

時における代表測定局及び五毛丸山の1時間値の最大値

(平成 28 年1月~平成 28 年 12 月)

二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質の将来環境濃度(1時間値)

将来寄与濃度(新設発電所)

バックグラウンド濃度(環境濃度)

煙突頭頂部付近の風速≧排出ガス速度の 2/3 倍以上

YES NO

地上気象

(対象事業実施区域近傍)

・風速

・日射量、放射収支量

Page 205: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-201

(729)

ⅰ. 計算式

(ⅰ) 有効煙突高さ

Briggs(ダウンウォッシュ)式

He=H0+ΔH

[記号]

He :有効煙突高さ(m)

Ho :煙突の実高さ(m)

ΔH :排煙の上昇高さ(m)

Vs :排出ガス速度(m/s)

u :煙突頭頂付近の風速(m/s)

D :煙突頭頂部等価口径(m)

(ⅱ) 拡散計算式

以下に示すプルーム式を用いた。

[記号]

C(x) :煙源からの風下距離xにおける地上濃度(ppm又はmg/m3)

x :煙源から計算点までの風下距離(m)

Qp :汚染物質の排出量(m3N/s又はkg/s)

u :煙突頭頂付近の風速(m/s)

He :有効煙突高さ(m)

σy :有風時の水平方向の拡散パラメータ(m)

σz :有風時の鉛直方向の拡散パラメータ(m)

(ⅲ) 拡散パラメータ

「ア. 逆転層形成時」と同じ拡散パラメータとした。

ΔH=2 -1.5 DVs

Qp

π・σy・σz・uC(x)=

He2

2σz2

・exp - ・106

Page 206: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-202

(730)

ⅱ. 予測条件

(ⅰ) 煙源の諸元

計算に用いた煙源の諸元は、第 12.1.1.1-64 表のとおりである。

(ⅱ) 気象条件

風向、風速及び大気安定度は、「(b) 年平均値の予測」で用いた1年間の毎時のデー

タとした。

Briggs(ダウンウォッシュ)式では、煙突ダウンウォッシュが発生する風速は排ガス

速度の 2/3 以上が条件となることから、煙突頭頂部の風速が 21.1m/s以上の時刻を対象

とした。

(オ) 予測結果

煙突ダウンウォッシュ発生時の影響について、着地濃度が最大となった時刻の予測結果は、

第 12.1.1.1-67 表のとおりである。

1時間値の最大着地濃度は、風向が北北東(NNE)、風速が 23.4m/s、上層の大気安定

度C-Dの条件で、煙突から 2.9kmの地点において二酸化硫黄は 0.0016ppm、二酸化窒素は

0.0027ppm、浮遊粒子状物質は 0.0007mg/m3である。

また、バックグラウンド濃度を加えた将来環境濃度は、二酸化硫黄は 0.0036ppm、二酸化

窒素は 0.0087ppm、浮遊粒子状物質は 0.0167mg/m3である。

第 12.1.1.1-67 表(1) 煙突ダウンウォッシュ発生時の予測結果

(最大着地濃度及び出現距離) 項目 単位 煙突ダウンウォッシュ発生時

風向 16 方位 NNE

風速 m/s 23.4

上層の大気安定度 - C-D

有効煙突高さ m 147.5

最大着地

濃度

二酸化硫黄 ppm 0.0016

二酸化窒素 ppm 0.0027

浮遊粒子状物質 mg/m3 0.0007

最大着地濃度出現距離 km 2.9

Page 207: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-203

(731)

第 12.1.1.1-67 表(2) 煙突ダウンウォッシュ発生時の予測結果

(将来環境濃度)

予測項目 単位

将来寄与濃度

(最大着地濃度)

バックグラウンド

濃度 将来環境濃度

① ② ①+②

二酸化硫黄 ppm 0.0016 0.002 0.0036

二酸化窒素 ppm 0.0027 0.006 0.0087

浮遊粒子状物質 mg/m3 0.0007 0.016 0.0167

注:1.バックグラウンド濃度は、最大着地濃度が出現した時刻における代表測定局及び

五毛丸山の最大値を用いた。

二酸化硫黄:平成 28 年9月 20 日 14 時(五毛丸山)

二酸化窒素:平成 28 年9月 20 日 14 時(六甲アイランド局)

浮遊粒子状物質:平成 28 年9月 20 日 14 時(打出浜小学校局)

2.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転

による影響を含んだ値である。

Page 208: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-204

(732)

ウ. 建物ダウンウォッシュ発生時

強風時には、近隣の建物の影響により煙突から出た排出ガスは建物の風下方向にできる空気

の巻き込み渦の中に取り込まれ、煙が地上付近に到達することにより、地上で高濃度が発生す

ることがある。

建物ダウンウォッシュは、一般に煙突実高さの 1/2.5 よりも高い建物が煙突周辺に位置する

場合において生じるといわれている。

本事業では、高さ 60m(煙突実高さ/2.5)以上の建物が対象になるため、この条件に該当

するボイラー(建物高さ約 81、75、72m)、屋内式貯炭場(建物高さ約 62m)を対象として

建物ダウンウォッシュ発生時の影響について予測を行った。

建物ダウンウォッシュの概念図は第 12.1.1.1-43 図のとおりである。

第 12.1.1.1-43 図 建物ダウンウォッシュの概念図

(ア) 予測地域

20km圏内とした。

(イ) 予測地点

風下軸上における1時間値着地濃度の最大地点とした。

(ウ) 予測対象時期

新設発電所の運転が定常状態となり、二酸化硫黄、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質に係る

環境影響が最大となる時期とした。

(エ) 予測手法

建物ダウンウォッシュ発生時の特殊気象条件下で発生する新設発電所の煙突からの二酸化

硫黄、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の寄与濃度を、最大連続負荷時において、米国環境保

護庁(EPA)のISC-PRIMEモデル(Industrial Source Complex Plume Rise Model

Enhancements)により建物ダウンウォッシュの発生について検討し、発生時における数値計

算を行い、将来環境濃度の1時間値を予測した。

建物ダウンウォッシュ発生時における予測の手順は第 12.1.1.1-44 図のとおりである。

煙突 建屋

「発電所に係る環境影響評価の手引」

(経済産業省商務流通保安グループ電力安全課、平成 29 年)より作成

Page 209: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-205

(733)

第 12.1.1.1-44 図 建物ダウンウォッシュ時の予測手順

気象条件の設定

建物ダウンウォッシュが発生する。

事業計画

環境保全措置

煙源諸元の設定

・排出ガス量

・煙突の実高さ

・排出ガス温度

・煙突等価口径

・硫黄酸化物、窒素酸化

物、ばいじん排出量

拡散計算

現地調査(気象)

地上気象

(対象事業実施区域近傍)

・風速

・日射量、放射収支量

上層気象

(対象事業実施区域近傍)

・風向、風速(150m)

煙突頭頂部の風

大気安定度

拡散計算式

・ISC-PRIMEモデル

拡散パラメータの設定

運転計画の設定

バックグラウンド濃度の設定

二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質の

寄与濃度(1時間値)

文献その他の資料調査及び現地調査

・大気質(代表測定局及び五毛丸山)

環境濃度(二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質)

・建物ダウンウォッシュ発生時に最大着地濃度が出現し

た日時における代表測定局及び五毛丸山の1時間値の

最大値

(平成 28 年1月~平成 28 年 12 月)

二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質の将来環境濃度(1時間値)

将来寄与濃度(新設発電所)

バックグラウンド濃度(環境濃度)

YES

NO

建物配置の設定

(煙突周辺)

・建物の高さ

・建物の奥行き

・建物の幅

周辺建物における影響風向判定

建物の高さと建物の風向方向投影幅の小さい方をLとする。

煙突と近接する建物間の距離が、風下方向にLの5倍以内、

または風上方向にLの2倍の範囲であり、かつ、

煙突高さが(近接する建物の高さ+Lの 1.5 倍)より低い。

寄与濃度

・将来(新設発電所)

建物ダウンウォッシュは発生しない。

Page 210: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-206

(734)

ⅰ. 計算式

C(x,y)=CN (LB≦xb<LB+0.85LR)

C(x,y)=λ・CN+(1-λ)・CF (LB+0.85LR≦xb<LB+LR)

C(x,y)=CP+λ・CN+(1-λ)・CF (LB+LR≦xb<LB+1.15LR)

C(x,y)=CP+CF (LB+1.15LR≦xb)

[記号]

C(x,y):地点(x,y)における地上濃度(ppm又はmg/m3)

CN :near wake領域において取り込まれたプルームによるnear wake内の

濃度(ppm又はmg/m3)

CF :near wake領域において取り込まれたプルームによるfar wake内の

寄与濃度(ppm又はmg/m3)

CP :near wake領域において取り込まれた分を除くプルームによるfar

wake内の寄与濃度(ppm又はmg/m3)

x :煙源から風向に沿った風下距離(m)

y :風向に直角な水平距離(m)

xBadj :煙源から建物までの風向に沿った風下距離(m)

xb :建物から風向に沿った風下距離(m)(=x-xBadj)

QP :汚染物質の排出量(m3N/s又はkg/s)

K :単位換算係数(=1×106)

He :有効煙突高さ(m)

u :煙突頭頂部付近の風速(m/s)

uH :建物頂部の風速(m/s)

σy :煙突排煙の水平方向の拡散パラメータ(m)

σz :煙突排煙の鉛直方向の拡散パラメータ(m)

σyc :仮想排出源の水平方向の拡散パラメータ(m)

σzc :仮想排出源の鉛直方向の拡散パラメータ(m)

B :near wake内の濃度の再循環係数(=3)

LB :風向に沿った建物の奥行き(m)

WB :風向に直角する建物の幅(m)

W’B :HB/3≦WB≦3HBで抑えた値

HB :建物の高さ(m)

LR :near wake領域の奥行きの長さ(m)

Hc :near wake領域の高さ(m)

f :near wake領域に取り込まれたプルームの割合

λ= LB+1.15LR-xb

0.3LR

CN=

B・f・QP・K・exp - ・ 1

2

σyc

2

uH・Hc・W’B CF=

f・QP・K・exp - ・ 1

2

σyc

2

π・u・σzc・σyc

CP=

(1-f)・QP・K・exp -1

2

He

σz

2

π・u・σz・σy

・exp - ・1

2

σy

2

Page 211: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-207

(735)

ISC-PRIMEモデルの拡散パラメータは、パスキル・ギフォード線図に基づき、A~Fの6

階級の大気安定度ごとに風下距離の関数として与えられるものを使用した。なお、ISC-

PRIMEモデルではB-C、C-Dはないので、B-CはB、C-DはCとした。

ⅱ. 予測条件

(ⅰ) 煙源の諸元

計算に用いた煙源の諸元は、第 12.1.1.1-64 表のとおりである。

(ⅱ) 建物等の諸元

煙突周辺の高さ 60m(煙突高さ 150mの 1/2.5)以上の建物が、建物ダウンウォッシ

ュの予測対象になるため、この条件に該当するボイラー1(建物高さ約 81m)、ボイラ

ー2(建物高さ約 72m)、ボイラー3、4(建物高さ約 75m)、屋内式貯炭場(建物高

さ約 62m)を対象として建物ダウンウォッシュ発生時の影響について予測を行った。

建物等の諸元は第 12.1.1.1-68 表、建物等の配置は第 12.1.1.1-45 図のとおりである。

第 12.1.1.1-68 表 煙突周辺の建物等の諸元

図中番号 建物等の名称 寸法

① ボイラー1 約 56×約 54×高さ約 81m

② ボイラー2 約 58×約 57×高さ約 72m ③ ボイラー3 約 56×約 47×高さ約 75m ④ ボイラー4 約 56×約 47×高さ約 75m ⑤ 屋内式貯炭場 約 111×約 211×高さ約 62m

注:図中番号は、第 12.1.1.1-45 図を参照。

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12.1.1-208

(736)

第 12.1.1.1-45 図 煙突周辺の主な建物の配置

(ⅲ) 気象条件

風向、風速及び大気安定度は、「(b) 年平均値の予測」で用いた1年間の毎時のデー

タとした。

図中番号 建物等の名称

① ボイラー1

② ボイラー2

③ ボイラー3

④ ボイラー4

⑤ 屋内式貯炭場

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12.1.1-209

(737)

(オ) 予測結果

建物ダウンウォッシュ発生時の影響について、着地濃度が最大となった時刻の予測結果は、

第 12.1.1.1-69 表のとおりである。

1時間値の最大着地濃度は、風向が北(N)、風速が 5.9m/s、上層の大気安定度B-C

の条件で、煙突から 0.7kmの地点において二酸化硫黄は 0.0053ppm、二酸化窒素は

0.0086ppm、浮遊粒子状物質は 0.0021mg/m3である。

また、バックグラウンド濃度を加えた将来環境濃度は、二酸化硫黄は 0.0063ppm、二酸化

窒素は 0.0146ppm、浮遊粒子状物質は 0.0141mg/m3である。

第 12.1.1.1-69 表(1) 建物ダウンウォッシュ発生時の予測結果

(最大着地濃度及び出現距離) 項目 単位 建物ダウンウォッシュ発生時

風向 16 方位 N

風速 m/s 5.9

上層の大気安定度 - B-C

最大着地

濃度

二酸化硫黄 ppm 0.0053

二酸化窒素 ppm 0.0086

浮遊粒子状物質 mg/m3 0.0021

最大着地濃度出現距離 km 0.7

第 12.1.1.1-69 表(2) 建物ダウンウォッシュ発生時の予測結果

(将来環境濃度)

予測項目 単位

将来寄与濃度

(最大着地濃度)

バックグラウンド

濃度 将来環境濃度

① ② ①+②

二酸化硫黄 ppm 0.0053 0.001 0.0063

二酸化窒素 ppm 0.0086 0.006 0.0146

浮遊粒子状物質 mg/m3 0.0021 0.012 0.0141

注:1.バックグラウンド濃度は、最大着地濃度が出現した時刻における代表測定局及び

五毛丸山の最大値を用いた。

二酸化硫黄:平成 28 年3月 21 日 10 時(西宮市役所局、浜甲子園局、五毛丸山)

二酸化窒素:平成 28 年3月 21 日 10 時(灘浜局)

浮遊粒子状物質:平成 28 年3月 21 日 10 時(西宮市役所局)

2.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転

による影響を含んだ値である。

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12.1.1-210

(738)

海(冷)

乱れの

大きい領域

乱れの

小さい領域風 → → →

陸(暖)

内部境界層

エ. 内部境界層によるフュミゲーション発生時

海岸付近で海風により内部境界層が発生している場合、煙突から海風層に排出された排煙が

内陸側に流れた後、内部境界層にぶつかると、大気の不安定な内部境界層内に流入して急速に

地表付近まで降下し(フュミゲーション発生)、地上に高濃度を及ぼす可能性がある。

このフュミゲーション発生時の影響について予測を行った。

フュミゲーションの概念図は、第 12.1.1.1-46 図のとおりである。

第 12.1.1.1-46 図 フュミゲーションの概念図

※内部境界層:

一般に春から夏にかけた晴天時には、水温の低い海上から流れてくる海風は大気の

乱れの小さい安定した大気層になっている。一方、地表近くでは日射による乱れの大

きな大気層が生じている。この海上から流れてきた乱れの小さい大気層と地表近くの

乱れの大きな大気層が接する境界の内側を内部境界層という。

(ア) 予測地域

20km圏内とした。

(イ) 予測地点

風下軸上における1時間値着地濃度の最大地点とした。

(ウ) 予測対象時期

新設発電所の運転が定常状態となり、二酸化硫黄、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質に係る

環境影響が最大となる時期とした。

(エ) 予測手法

内部境界層によるフュミゲーション発生時の特殊気象条件下で発生する新設発電所の煙突

からの二酸化硫黄、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の寄与濃度を、最大連続負荷時において、

フュミゲーションモデル(Lyons & Cole、1973 年)により数値計算を行い、将来環境濃度

の1時間値を予測した。

内部境界層によるフュミゲーション発生時における予測の手順は、第 12.1.1.1-47 図のと

おりである。

「発電所に係る環境影響評価の手引」

(経済産業省商務流通保安グループ電力安全課、平成 29 年)より作成

Page 215: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-211

(739)

第 12.1.1.1-47 図 内部境界層によるフュミゲーション発生時の予測手順

気象条件の設定

内部境界層出現時の気象条件の設定

事業計画

環境保全措置

煙源諸元の設定

・排出ガス量

・煙突の実高さ

・排出ガス温度

・硫黄酸化物、窒素酸化

物、ばいじん排出量

拡散計算

現地調査(気象)

地上気象

(対象事業実施区域近傍)

・風速

・日射量、放射収支量

高層気象

(対象事業実施区域近傍及び内陸地点)海風層高度の設定

大気安定度の設定

有効煙突高さ

・有風時(風速 2.0m/s以上)

CONCAWE式

・有風時(風速 0.5~1.9m/s)

Briggs式とCONCAWE式の線形内挿

拡散計算式

・フュミゲーションモデル(Lyons & Cole)

拡散パラメータの設定

運転計画の設定

バックグラウンド濃度の設定

二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質の寄

与濃度(1時間値)

寄与濃度

・将来(新設発電所)

文献その他の資料調査及び現地調査

・大気質(代表測定局及び五毛丸山)

環境濃度(二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質)

・フュミゲーション発生時に最大着地濃度が出現した日時

における代表測定局及び五毛丸山の1時間値の最大値

(平成 28 年1月~平成 28 年 12 月)

二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質の将来環境濃度(1時間値)

将来寄与濃度(新設発電所)

バックグラウンド濃度(環境濃度)

・風向、風速

(高度 50~1,500m) 不安定層及び中立層高度

の確認

内部境界層発達高度の設定

内部境界層の出現条件の設定

・気温(地上~1,500m)

時間帯の設定(昼間)

現地調査

・気温

・海水温

気温と海水温の

比較

Page 216: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-212

(740)

ⅰ. 計算式

(ⅰ) 有効煙突高さ

「ア. 逆転層形成時」と同じ有効煙突高さとした。

(ⅱ) 拡散計算式

フュミゲーションモデルでは、風下での拡散領域を3つのゾーンに分けてゾーン毎に

計算を行うことから、拡散計算は以下の3領域に分けて行った。

・内部境界層上空の海風層内の拡散(安定層中の拡散)

・フュミゲーションの領域の拡散

・内部境界層内の拡散

[記号]

C(x,y) :地点(x,y)の地上濃度(ppm又はmg/m3)

x :風向に沿った風下距離(m)

y :風向に直角な水平距離(m)

Qp :汚染物質の排出量(m3N/s又はkg/s)

σy :有風時の水平方向の拡散パラメータ(m)

σz :有風時の鉛直方向の拡散パラメータ(m)

u :煙突頭頂付近の風速(m/s)

He :有効煙突高さ(m)

σyf :次式によって表わされるフュミゲーション領域内の

プルームの水平方向の拡散パラメータ(m)

x’ :仮想点源からの風下距離(m)

L(X) :内部境界層の高度(m)

X :海岸線からの風下距離(m)

π・σy・σz・uC(x,y)=

Qp ・exp -

2σy2

y2 ・exp -

2σz2

He2

・106

・exp - σyf

y ・106

2

1 2

2π・σy(x’)・u・L(X)C(x,y)=

Qp

σy(x’)

2

1・exp -

2

・106

2π・σyf・u・L(X)C(x,y)=

Qp dp

2

p2 ・ ∫ (2π) ・exp -

-∞

p12

p= L(X)-He

σz

He σyf=σy+

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12.1.1-213

(741)

(ⅲ) 内部境界層高度の推定式

現地調査結果のうち内陸地点における高層気象観測結果から求めた内部境界層高度よ

り、次式における係数Aを設定して用いた。

L(X)=A・ X

[記号]

L(X) :内部境界層の高度(m)

A :比例定数(m0.5)

X :海岸線からの風下距離(m)

(ⅳ) 拡散パラメータ

有風時の水平方向及び鉛直方向の拡散パラメータは、「ア. 逆転層形成時」と同様と

した。

ⅱ. 予測条件

(ⅰ) 内部境界層フュミゲーション出現条件

高層気象観測結果等を基に、フュミゲーションが発生する可能性のある内部境界層の

出現について検討を行った。内部境界層フュミゲーションの特徴は以下のとおりとした。

・海風に伴う内部境界層が形成されるのは、海風が吹いているときに限られるが、その際

にフュミゲーションが発生するには、排煙の流れる層で海風が吹いているときに限られ

る。従って、時間的には昼間で、排煙の有効煙突高さが海風の吹いている層内にあると

きに限られる。

・内部境界層では、大気は不安定層又は中立層を成しており、大気の乱れは上層の安定層

に比べ圧倒的に大きい。

・内部境界層は、海上で冷やされた大気が海風によって内陸に運ばれ、日中の地表面から

熱放射で強制対流が生じることにより形成されることから、内陸の気温が海水温より高

いときに限られる。

上記の特徴から、海風に伴うフュミゲーションが発生する可能性のある内部境界層の

出現条件を以下のとおり設定した。

・時間帯は昼間であること。

・排煙の有効煙突高さより高い層まで海風(風向:東南東~南~西南西)が吹いているこ

と。

・海風層内に、地上から不安定層又は中立層(気温勾配≦-0.8℃/100m)が連続している

とき、それを内部境界層とする。この不安定層又は中立層の上限の高度を内部境界層の

出現高度とする。

・内陸地点における海風層の高度が内部境界層高度より高い。(上空に海風が吹いてい

る。)

・内部境界層が発達しフュミゲーションを起こす可能性がある条件として、対象事業実施

区域近傍に比べ、内陸地点の方が内部境界層高度が高い。

・内陸地点の気温が海水温より高いこと。

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12.1.1-214

(742)

高層気象観測期間中(各季7日 1.5 時間毎、計 448 回観測)において上記の内部境界

層フュミゲーションの出現条件を満足する回数は、19 回(4.2%)であり、その出現状

況は、第 12.1.1.1-70 表のとおりである。

第 12.1.1.1-70 表 フュミゲーションの発生する可能性のある内部境界層の出現状況

No 季

出現日時

(平成 28 年)

対象事業実施区域近傍 内陸地点 高層気象 内陸

地点

気温

水温

比例

係数

内部境界層 海風層 内部境界層 海風層 150m風

月日 時刻

出現

高度

気温

勾配

出現

高度

気温

勾配

出現

高度

気温

勾配

出現

高度

気温

勾配風向 風速

m ℃/

100m m

℃/

100mm

℃/

100mm

℃/

100m- m/s ℃ ℃ m0.5

4月 19 日 15:00 50 -2.5 550 -0.9 150 -1.9 300 -0.6 SSW 6.0 19.6 15.7 3.2

2 4月 20 日 12:00 150 -2.0 1,500 -0.7 600 -1.2 1,500 -0.8 SW 3.9 20.4 15.8 10.9

3 4月 20 日 13:30 50 -5.2 1,500 -0.8 750 -1.3 1,500 -0.6 WSW 5.5 21.8 16.5 8.9

4 4月 20 日 16:30 50 -5.4 1,500 -0.7 550 -1.2 1,500 -0.4 SW 7.5 19.8 16.2 10.0

5 4月 23 日 13:30 50 -2.7 1,100 -0.5 100 -1.8 350 -1.0 WSW 4.2 22.3 17.1 1.2

6 4月 23 日 16:30 50 -2.1 600 -0.7 150 -0.9 750 -0.7 WSW 3.9 21.4 17.3 1.8

7 4月 24 日 13:30 150 -2.5 500 -0.6 250 -1.7 600 -0.8 SW 4.1 21.8 19.1 4.5

7月 25 日 9:00 300 -1.0 1,450 -0.8 750 -1.0 1,400 -0.4 SSW 0.9 27.4 25.0 16.2

9 7月 25 日 13:30 250 -1.4 1,450 -0.8 700 -1.2 1,500 -0.6 WSW 3.5 28.8 25.4 8.3

10 7月 25 日 16:30 50 -3.9 1,500 -0.6 100 -1.9 1,500 -0.6 SW 5.3 27.4 25.1 1.8

11 7月 26 日 13:30 300 -1.1 1,100 -0.6 400 -1.1 1,050 -0.6 WSW 6.3 26.6 25.3 4.8

12 7月 26 日 15:00 250 -1.3 1,050 -0.7 350 -1.1 1,150 -0.8 SW 7.5 27.1 25.5 6.4

13 7月 28 日 6:00 0 - 1,500 -0.8 500 -0.9 1,500 -0.8 SSW 2.8 27.4 25.8 10.8

14 7月 28 日 15:00 100 -1.7 550 -1.0 400 -1.5 450 -0.4 SW 4.4 32.9 27.8 7.3

15 7月 29 日 18:00 50 -4.1 400 -0.6 150 -1.5 300 -0.6 SW 7.6 29.3 28.4 2.7

16

10 月2日 12:00 50 -3.1 850 -0.7 100 -3.0 700 -0.8 SW 2.4 29.9 25.6 1.8

17 10 月2日 15:00 100 -2.2 1,500 -0.5 200 -1.6 500 -0.7 SW 4.6 30.3 26.9 3.6

18 10 月8日 12:00 50 -2.1 1,500 -0.9 550 -1.1 1,500 -0.4 SW 3.5 27.7 24.6 10.0

19 10 月8日 15:00 100 -2.0 1,500 -0.8 500 -1.2 1,500 -0.7 WSW 7.9 29.0 25.3 5.9

注:1.内部境界層は、気温勾配-0.8℃/100m以下の層とした。

2.内部境界層の気温勾配は、地上から内部境界層上端までの平均気温勾配である。

3.海風層の気温勾配は、内部境界層上端から海風層上端までの平均気温勾配である。ただし、内部境界層上端

が 150m以下の場合、下端高度は 150m、海風層上端が 800m(区分高度 400mの 2 倍)以上の場合、上端高

度は 800mとして、平均気温勾配を算出した。

4.対象事業実施区域近傍で内部境界層が出現しなかった場合、気温勾配は「-」とした。

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12.1.1-215

(743)

(ⅱ) 煙源の諸元

計算に用いた煙源の諸元は、第 12.1.1.1-64 表のとおりである。

(ⅲ) 気象条件

高層気象観測結果等から判定した内部境界層フュミゲーションの発生の可能性がある

時刻を対象に予測を行った。

拡散計算に用いた風向及び風速は、高層気象観測結果(高度 150m)を用いた。

内部境界層内の不安定層及び内部境界層外の安定層における大気安定度は、以下の方

法により設定した。

・内部境界層内の大気安定度:地上の大気安定度階級とした。

・内部境界層外の大気安定度:内部境界層上部の海風層の気温勾配から第 12.1.1.1-71 表

に示す方法により上層の大気安定度を設定した。

第 12.1.1.1-71 表 気温勾配による安定度区分

安定度階級 安定度区分 気温勾配

(℃/100m)

A 強不安定 <-1.9

B 並不安定 -1.9~-1.7

C 弱不安定 -1.7~-1.5

D 中立 -1.5~-0.5

E 弱安定 -0.5~ 1.5

F 並安定 1.5~ 4.0

G 強安定 4.0≦

〔「Regulatory Guide 1.2.3」(1972)より作成〕

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12.1.1-216

(744)

(オ) 予測結果

内部境界層フュミゲーション発生時の影響について、着地濃度が最大となった時刻の予測

結果は、第 12.1.1.1-72 表のとおりである。また、予測に用いた内部境界層と有効煙突高さ

の関係を示したフュミゲーション発生時のモデル化図は、第 12.1.1.1-48 図のとおりである。

1時間値の最大着地濃度は、風向が南南西(SSW)、風速が 0.9m/s、内部境界層内の

大気安定度B、内部境界層外の大気安定度Dの条件で、煙突から 4.2kmの地点において二酸

化硫黄は 0.0092ppm、二酸化窒素は 0.0150ppm、浮遊粒子状物質は 0.0038mg/m3である。

また、バックグラウンド濃度を加えた将来環境濃度は、二酸化硫黄は 0.0242ppm、二酸化

窒素は 0.0520ppm、浮遊粒子状物質は 0.0398mg/m3である。

第 12.1.1.1-72 表(1) 内部境界層フュミゲーション発生時の予測結果

(最大着地濃度及び出現距離) 項目 単位 内部境界層フュミゲーション発生時

風向 16 方位 SSW

風速 m/s 0.9

大気安定度 - 境界層内:B、境界層外:D

有効煙突高さ m 989

最大着地

濃度

二酸化硫黄 ppm 0.0092

二酸化窒素 ppm 0.0150

浮遊粒子状物質 mg/m3 0.0038

最大着地濃度出現距離 km 4.2

第 12.1.1.1-72 表(2) 内部境界層フュミゲーション発生時の予測結果

(将来環境濃度)

予測項目 単位

将来寄与濃度

(最大着地濃度)

バックグラウンド

濃度 将来環境濃度

① ② ①+②

二酸化硫黄 ppm 0.0092 0.015 0.0242

二酸化窒素 ppm 0.0150 0.037 0.0520

浮遊粒子状物質 mg/m3 0.0038 0.036 0.0398

注:1.バックグラウンド濃度は、最大着地濃度が出現した時刻における代表測定局及び

五毛丸山の最大値を用いた。

二酸化硫黄:平成 28 年7月 25 日9時(灘浜局)

二酸化窒素:平成 28 年7月 25 日9時(灘浜局)

浮遊粒子状物質:平成 28 年7月 25 日9時(西宮市役所局)

2.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転

による影響を含んだ値である。

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12.1.1-217

(745)

0

200

400

600

800

1000

1200

1400

1600

1800

-1 0 1 2 3 4 5

高度(m

海岸線からの風下距離(km)

第 12.1.1.1-48 図 内部境界層によるフュミゲーション発生時のモデル化図

内部境界層

L(X) = 16.2・X1/2

有効煙突高さ 989m

煙突 注:排煙の状況はプルームの中心位置を表す。

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12.1.1-218

(746)

(e) 地形影響の予測

地形影響については、「発電所に係る環境影響評価の手引」(経済産業省商務流通保安グル

ープ電力安全課、平成 29 年)によれば、煙源から半径5km以内にボサンケⅠ式による有効煙

突高さの 0.6 倍以上の高さの地形がある場合、あるいは、煙源から 20km以内にボサンケⅠ式

による有効煙突高さ以上の高さの地形がある場合、地形影響を考慮した予測手法を用いること

とされている。

新設発電所について地形影響の判定を行ったところ、半径5km以内及び半径 20km以内に該

当する地形が存在する。このため、新設発電所の排煙に対する対象事業実施区域の周辺地形に

よる影響について、地形影響の予測を行った。

ア. 予測地域

20km圏内とした。

イ. 予測地点

風下軸上における1時間値着地濃度の最大地点とした。

ウ. 予測対象時期

新設発電所の運転が定常状態となり、二酸化硫黄、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質に係る環

境影響が最大となる時期とした。

エ. 予測手法

新設発電所の排煙に対する対象事業実施区域の周辺地形による影響について、「環境アセス

メントのための排ガス拡散数値予測手法の開発-地形影響の評価手法-」(財団法人電力中央

研究所、平成 14 年)(以下、「数値モデル」という。)に示す方法により、1時間値の数値

計算を行い、地形影響の予測を行った。

地形影響評価の手順は、第 12.1.1.1-49 図のとおりである。

第 12.1.1.1-49 図 数値モデルによる地形影響評価の手順

平地における数値モデルによる排ガス拡散計算

(気流計算、拡散計算)

平地における経験的な拡散式の再現

地形を考慮した数値モデルによる排ガス拡散計算

(気流計算、拡散計算)

平地と同じ流入気流条件で計算

地形影響の評価

・最大着地濃度比(α)

・最大着地濃度出現距離比(β)

・煙軸上着地濃度比(γ(x))

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12.1.1-219

(747)

(ア) 計算式

数値モデルは、気流モデルと拡散モデルから構成されている。予測計算は、まず気流モデ

ルにより地形上(平地条件及び実地形条件)の気流・乱流の分布を計算し、次に、得られた

気流に対して拡散モデルを適用して、地表濃度分布を計算した。

ⅰ. 気流モデル

気流モデルの概要は、第 12.1.1.1-73 表のとおりである。なお、乱流モデルは応力方程

式モデルを用いた。

第 12.1.1.1-73 表 気流モデルの概要

項目 説明

座標系

実地形に沿った座標系

・計算の格子幅 :水平方向 500m、

鉛直方向約 30~約 400m

・計算の格子点数:水平方向 81、鉛直方向 31

近似仮定 境界層近似及び静力学平衡近似

基礎方程式

以下の中立時、三次元、非圧縮流体の基礎方程式を上記の座

標系、近似仮定のもとで解く。

・連続式

・運動方程式

・乱流エネルギーの輸送方程式

・散逸の輸送方程式

乱流モデル GibsonとLaunderによって開発された応力方程式モデル

ⅱ. 拡散モデル

拡散モデルは、Thomsonが提案したラグランジュ型粒子モデルを用いた。

(イ) 予測条件

ⅰ. 地形条件

対象事業実施区域周辺の地形は、第 12.1.1.1-50 図のとおりである。

ⅱ. 煙源の諸元

計算に用いた煙源の諸元は、第 12.1.1.1-64 表のとおりである。

ⅲ. 気象条件

予測に用いた風向は、以下の3風向とした。

・南東(SE):摩耶山(有効煙突高さ以上の地形)を考慮した方向

・南+12.5°※(S+12.5°):六甲山(有効煙突高さ以上の地形)を考慮した方向

※南から南南西の向きへ時計回りに 12.5°ずらした方位

・南西(SW):有効煙突高さ以上の地形が認められる風向の中で、風向の出現頻度が

最多となる方向

風速は、上層風の年平均風速である 4.0m/sとした。

大気安定度は、発生頻度の高い中立とした。

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12.1.1-220

(748)

第 12.1.1.1-50 図 対象事業実施区域周辺の地形

Page 225: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-221

(749)

オ. 予測結果

予測結果は、第 12.1.1.1-74 表及び第 12.1.1.1-51 図のとおりである。

最大着地濃度比は 1.87~3.60、最大着地濃度出現距離比は 0.46~0.79 である。

第 12.1.1.1-74 表(1) 地形影響の予測結果(最大着地濃度及び出現距離)

項目

風向

最大着地濃度 最大着地濃度

出現距離

(km)

最大

着地濃度比

α

最大着地濃度

出現距離比

β

二酸化硫黄

(ppm)

二酸化窒素

(ppm)

浮遊粒子状

物質

(mg/m3)

平地 0.00062 0.00101 0.00026 12.0 - -

SE 0.00126 0.00203 0.00053 5.5 2.02 0.46

S+12.5° 0.00225 0.00362 0.00095 8.5 3.60 0.71

SW 0.00117 0.00188 0.00049 9.5 1.87 0.79

注:1.最大着地濃度比(α)=(実地形での最大着地濃度)/(平地での最大着地濃度)

2.最大着地濃度出現距離比(β)=(実地形での最大着地濃度出現距離)/(平地での最大着地濃度

出現距離)

3.数値モデルにおける平地の気流モデルは、ほぼ中立であることを確認している。

第 12.1.1.1-74 表(2) 地形影響の予測結果(将来環境濃度)

予測項目 単位

将来寄与濃度

(最大着地濃度)

バックグラウンド

濃度 将来環境濃度 最大着地

濃度比 ① ② ①+②

二酸化硫黄 ppm 0.00225 0.025 0.02725

3.60 二酸化窒素 ppm 0.00362 0.069 0.07262

浮遊粒子状物質 mg/m3 0.00095 0.159 0.15995

注:1.バックグラウンド濃度は、最大着地濃度地点の最寄りの一般局(二酸化硫黄は山口小学校局、二酸化窒

素及び浮遊粒子状物質は朝日ヶ丘小学校局)における平成 23~27 年度における1時間値の最大値を用

いた。

なお、浮遊粒子状物質については神戸において黄砂が観測された日は対象から除外した。

2.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転による影響を含んだ値

である。

第 12.1.1.1-51 図 平地の最大着地濃度に対する濃度比(γ(x))

注:濃度比は、以下に示す煙軸上着地濃度比を示す。

煙軸上着地濃度比(γ(x))=(煙軸上実地形での着地濃度)/(平地での最大着地濃度)

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

3.0

3.5

4.0

4.5

0 5,000 10,000 15,000 20,000

濃度比

風下距離[m]

平地

SE

S+12.5°

SW

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12.1.1-222

(750)

(f) 重金属等の微量物質の予測

新設発電所の煙突から排出される石炭中に含まれる重金属等の微量物質について、周辺地域

における年平均値の最大着地濃度を予測した。

ア. 予測地域

20km圏内とした。

イ. 予測地点

第 12.1.1.1-27 図に示す文献その他の資料調査地点6地点及び現地調査地点4地点とした。

ウ. 予測対象時期

新設発電所の運転が定常状態となり、ばい煙の排出が最大となる時期とした。

エ. 予測手法

施設の稼働(排ガス)に伴って排出される石炭中に含まれる重金属等の微量物質による年平

均値の最大着地濃度を予測した。

予測対象とする物質は、環境省の有害大気汚染物質モニタリング調査及び「環境の保全と創

造に関する条例」(平成7年 兵庫県条例第 28 号)において対象としている項目のうち、石炭

中に含まれる重金属等の微量物質であるヒ素及びその化合物、ベリリウム及びその化合物、ク

ロム及びその化合物、水銀及びその化合物、マンガン及びその化合物、ニッケル化合物の6項

目とした。

(ア) 計算式

排煙中のばいじんの排出濃度と、そのばいじん濃度で予測した浮遊粒子状物質の年平均値

の最大着地濃度の関係から、拡散による希釈率を求め、排煙中の重金属等の微量物質濃度に

この希釈率を乗じることにより、重金属等の微量物質の年平均値の最大着地濃度(寄与濃

度)を求めた。

(イ) 予測条件

排煙中の重金属等の微量物質濃度は、石炭中の重金属等の微量物質濃度に、大気中への

排出割合を乗じることにより求めた。

予測に用いた排煙中の重金属等の微量物質濃度は第 12.1.1.1-75 表のとおりである。

浮遊粒子状物質の最大着地濃度(年平均値)

重金属等の微量物質の最大着地濃度=

(年平均値) 排煙中の重金属等の微量物質濃度×

排煙中のばいじんの排出濃度

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12.1.1-223

(751)

第 12.1.1.1-75 表 排煙中の重金属等の微量物質濃度

予測項目

石炭中の重金属等の

微量物質濃度 大気への排出割合

排煙中の重金属等の

微量物質濃度

(μg/g) (%) (mg/m3)

ヒ素及びその化合物 4.6 0.13 0.00068

ベリリウム及びその化合物 4.6 0.017 0.000090

クロム及びその化合物 23 0.038 0.00100

水銀及びその化合物 0.10 26.6 0.00304

マンガン及びその化合物 131 0.019 0.00285

ニッケル化合物 58 0.026 0.00173

注:1.石炭中の重金属等の微量物質濃度は、現時点で使用が予定されている石炭中で最も高い値を用いた。

2.大気への排出割合は、平成 25~28 年度における神戸発電所の実測平均値を用いた。

3.排煙中の重金属等の微量物質濃度は次式で算出した。

排煙中の重金属等の微量物質濃度(mg/m3)=

年間燃料使用量 :約 317(万t/年)

排出ガス量(乾き):3,952(×103m3N/h)

年間設備利用率 :80(%)

オ. 予測結果

新設発電所のばいじん排出濃度は、5mg/m3N(第 2.2.9-5 表参照)、浮遊粒子状物質の年平

均値の最大着地濃度は 0.000020mg/m3であり、その希釈率は、4.0×10-6となる。

重金属等の微量物質濃度の予測結果は、第 12.1.1.1-76 表のとおりである。

重金属等の微量物質の将来環境濃度は、ヒ素及びその化合物が 0.9327~1.8027ng/m3、ベリ

リウム及びその化合物が 0.00336~0.02436ng/m3、クロム及びその化合物が 0.9040~

13.0040ng/m3、水銀及びその化合物が 1.5122~2.1122ng/m3、マンガン及びその化合物が

5.0114~46.0114ng/m3、ニッケル化合物が 1.3069~9.7069ng/m3である。

×103 石炭中の重金属等の微量物質濃度(μg/g)×年間燃料使用量(t)×大気への排出割合(%)

排出ガス量(m3N/h)×8,760(h)×年間設備利用率(%)

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12.1.1-224

(752)

第 12.1.1.1-76 表(1) 重金属等の微量物質濃度の予測結果(灘浜)

(単位:ng/m3)

予測項目 最大着地濃度

灘浜

バックグラウンド

濃度

将来

環境濃度

寄与率

(%)

① ② ③=①+② ①/③

ヒ素及びその化合物 0.0027 1.6 1.6027 0.2

ベリリウム及びその化合物 0.00036 0.0094 0.00976 3.7

クロム及びその化合物 0.0040 4.0 4.0040 0.1

水銀及びその化合物 0.0122 2.1 2.1122 0.6

マンガン及びその化合物 0.0114 24 24.0114 0.05

ニッケル化合物 0.0069 5.6 5.6069 0.1

注:1.バックグラウンド濃度は、灘浜局にて観測された年平均値(平成 27 年度)を用いた。

2.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転による

影響を含んだ値である。

第 12.1.1.1-76 表(2) 重金属等の微量物質濃度の予測結果(兵庫南部)

(単位:ng/m3)

予測項目 最大着地濃度

兵庫南部

バックグラウンド

濃度

将来

環境濃度

寄与率

(%)

① ② ③=①+② ①/③

ヒ素及びその化合物 0.0027 1.8 1.8027 0.1

ベリリウム及びその化合物 0.00036 0.0088 0.00916 3.9

クロム及びその化合物 0.0040 5.6 5.6040 0.1

水銀及びその化合物 0.0122 2.0 2.0122 0.6

マンガン及びその化合物 0.0114 29 29.0114 0.04

ニッケル化合物 0.0069 7.5 7.5069 0.1

注:1.バックグラウンド濃度は、兵庫南部局にて観測された年平均値(平成 27 年度)を用いた。

2.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転による

影響を含んだ値である。

第 12.1.1.1-76 表(3) 重金属等の微量物質濃度の予測結果(東部自排)

(単位:ng/m3)

予測項目 最大着地濃度

東部自排

バックグラウンド

濃度

将来

環境濃度

寄与率

(%)

① ② ③=①+② ①/③

ヒ素及びその化合物 0.0027 1.0 1.0027 0.3

ベリリウム及びその化合物 0.00036 0.015 0.01536 2.3

クロム及びその化合物 0.0040 3.4 3.4040 0.1

水銀及びその化合物 0.0122 2.0 2.0122 0.6

マンガン及びその化合物 0.0114 19 19.0114 0.1

ニッケル化合物 0.0069 3.2 3.2069 0.2

注:1.バックグラウンド濃度は、東部自排局にて観測された年平均値(平成 27 年度)を用いた。

2.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転による

影響を含んだ値である。

Page 229: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-225

(753)

第 12.1.1.1-76 表(4) 重金属等の微量物質濃度の予測結果(西宮市役所)

(単位:ng/m3)

予測項目 最大着地濃度

西宮市役所

バックグラウンド

濃度

将来

環境濃度

寄与率

(%)

① ② ③=①+② ①/③

ヒ素及びその化合物 0.0027 0.99 0.9927 0.3

ベリリウム及びその化合物 0.00036 0.0074 0.00776 4.6

クロム及びその化合物 0.0040 2.7 2.7040 0.1

水銀及びその化合物 0.0122 1.8 1.8122 0.7

マンガン及びその化合物 0.0114 13 13.0114 0.1

ニッケル化合物 0.0069 4.6 4.6069 0.1

注:1.バックグラウンド濃度は、西宮市役所局にて観測された年平均値(平成 27 年度)を用いた。

2.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転による

影響を含んだ値である。

第 12.1.1.1-76 表(5) 重金属等の微量物質濃度の予測結果(塩瀬)

(単位:ng/m3)

予測項目 最大着地濃度

塩瀬

バックグラウンド

濃度

将来

環境濃度

寄与率

(%)

① ② ③=①+② ①/③

ヒ素及びその化合物 0.0027 0.93 0.9327 0.3

ベリリウム及びその化合物 0.00036 0.0097 0.01006 3.6

クロム及びその化合物 0.0040 1.7 1.7040 0.2

水銀及びその化合物 0.0122 1.5 1.5122 0.8

マンガン及びその化合物 0.0114 11 11.0114 0.1

ニッケル化合物 0.0069 2.7 2.7069 0.3

注:1.バックグラウンド濃度は、塩瀬局にて観測された年平均値(平成 27 年度)を用いた。

2.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転による

影響を含んだ値である。

第 12.1.1.1-76 表(6) 重金属等の微量物質濃度の予測結果(琴ノ浦高校)

(単位:ng/m3)

予測項目 最大着地濃度

琴ノ浦高校

バックグラウンド

濃度

将来

環境濃度

寄与率

(%)

① ② ③=①+② ①/③

ヒ素及びその化合物 0.0027 1.3 1.3027 0.2

ベリリウム及びその化合物 0.00036 0.024 0.02436 1.5

クロム及びその化合物 0.0040 13 13.0040 0.03

水銀及びその化合物 0.0122 2.1 2.1122 0.6

マンガン及びその化合物 0.0114 46 46.0114 0.02

ニッケル化合物 0.0069 9.7 9.7069 0.1

注:1.バックグラウンド濃度は、琴ノ浦高校局にて観測された年平均値(平成 27 年度)を用いた。

2.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転による

影響を含んだ値である。

Page 230: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-226

(754)

第 12.1.1.1-76 表(7) 重金属等の微量物質濃度の予測結果(五毛丸山)

(単位:ng/m3)

予測項目 最大着地濃度

五毛丸山

バックグラウンド

濃度

将来

環境濃度

寄与率

(%)

① ② ③=①+② ①/③

ヒ素及びその化合物 0.0027 1.1 1.1027 0.2

ベリリウム及びその化合物 0.00036 0.003 0.00336 10.7

クロム及びその化合物 0.0040 0.9 0.9040 0.4

水銀及びその化合物 0.0122 1.9 1.9122 0.6

マンガン及びその化合物 0.0114 5.0 5.0114 0.2

ニッケル化合物 0.0069 1.3 1.3069 0.5

注:1.バックグラウンド濃度は、現地調査結果の年平均値を用いた。

2.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転による

影響を含んだ値である。

第 12.1.1.1-76 表(8) 重金属等の微量物質濃度の予測結果(北青木)

(単位:ng/m3)

予測項目 最大着地濃度

北青木

バックグラウンド

濃度

将来

環境濃度

寄与率

(%)

① ② ③=①+② ①/③

ヒ素及びその化合物 0.0027 1.5 1.5027 0.2

ベリリウム及びその化合物 0.00036 0.006 0.00636 5.7

クロム及びその化合物 0.0040 1.7 1.7040 0.2

水銀及びその化合物 0.0122 1.8 1.8122 0.7

マンガン及びその化合物 0.0114 11 11.0114 0.1

ニッケル化合物 0.0069 2.3 2.3069 0.3

注:1.バックグラウンド濃度は、現地調査結果の年平均値を用いた。

2.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転による

影響を含んだ値である。

第 12.1.1.1-76 表(9) 重金属等の微量物質濃度の予測結果(ポートアイランド)

(単位:ng/m3)

予測項目 最大着地濃度

ポートアイランド

バックグラウンド

濃度

将来

環境濃度

寄与率

(%)

① ② ③=①+② ①/③

ヒ素及びその化合物 0.0027 1.5 1.5027 0.2

ベリリウム及びその化合物 0.00036 0.006 0.00636 5.7

クロム及びその化合物 0.0040 2.5 2.5040 0.2

水銀及びその化合物 0.0122 2.0 2.0122 0.6

マンガン及びその化合物 0.0114 10 10.0114 0.1

ニッケル化合物 0.0069 3.2 3.2069 0.2

注:1.バックグラウンド濃度は、現地調査結果の年平均値を用いた。

2.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転による

影響を含んだ値である。

Page 231: 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及 … · 12.1.1-1 (529) 第12章 環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

12.1.1-227

(755)

第 12.1.1.1-76 表(10) 重金属等の微量物質濃度の予測結果(六甲アイランド)

(単位:ng/m3)

予測項目 最大着地濃度

六甲アイランド

バックグラウンド

濃度

将来

環境濃度

寄与率

(%)

① ② ③=①+② ①/③

ヒ素及びその化合物 0.0027 1.4 1.4027 0.2

ベリリウム及びその化合物 0.00036 0.005 0.00536 6.7

クロム及びその化合物 0.0040 1.6 1.6040 0.2

水銀及びその化合物 0.0122 1.9 1.9122 0.6

マンガン及びその化合物 0.0114 9.8 9.8114 0.1

ニッケル化合物 0.0069 3.3 3.3069 0.2

注:1.バックグラウンド濃度は、現地調査結果の年平均値を用いた。

2.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転による

影響を含んだ値である。

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12.1.1-228

(756)

(g) 評価の結果

ア. 環境影響の回避・低減に関する評価

施設の稼働(排ガス)に伴う硫黄酸化物、窒素酸化物及び浮遊粒子状物質の影響を低減する

ため、以下の環境保全措置を講じる。

・排煙脱硫装置を設置することにより、排ガス中の硫黄酸化物、ばいじん及び重金属等の微

量物質の濃度及び排出量を可能な限り低減する。

・排煙脱硝装置を設置することにより、排ガス中の窒素酸化物の濃度及び排出量を可能な限

り低減する。

・集じん装置を設置することにより、排ガス中のばいじん及び重金属等の微量物質の濃度及

び排出量を可能な限り低減する。

・上記設備について適切な運転管理及び定期的な点検により性能維持に努める。

これらの環境保全措置を講じることにより、施設の稼働(排ガス)に伴う環境への影響は少

ないものと考えられることから、実行可能な範囲内で影響の低減が図られているものと評価す

る。

イ. 環境保全の基準等との整合性

以下のことから、環境保全の基準等の確保に支障を及ぼすものではないと評価する。

(ア) 年平均値

年平均値の予測結果は、第 12.1.1.1-77 表のとおりである。

評価対象地点は、将来寄与濃度の最大及び将来環境濃度の最大となる測定局とした。

年平均値の評価は、評価対象地点について将来環境濃度と環境基準を年平均の値に換算し

た値(以下、「環境基準の年平均相当値」という。)との比較により行った。

二酸化硫黄の将来環境濃度は、将来寄与濃度が最大となる兵庫南部局、潮見小学校局、打

出浜小学校局及び西宮市役所局のうち最大値は 0.00304ppm、将来環境濃度が最大となる灘

浜局では 0.00402ppmであり、いずれも環境基準の年平均相当値を下回っている。

二酸化窒素の将来環境濃度は、将来寄与濃度が最大となる長田局及び朝日ヶ丘小学校局の

うち最大値は 0.01508ppm、将来環境濃度が最大となる灘浜局では 0.02304ppmであり、いず

れも環境基準の年平均相当値を下回っている。

浮遊粒子状物質の将来環境濃度は、将来寄与濃度が最大となる長田局及び朝日ヶ丘小学校

局のうち最大値は 0.018020mg/m3 、将来環境濃度が最大となる兵庫南部局では

0.023014mg/m3であり、いずれも環境基準の年平均相当値を下回っている。

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12.1.1-229

(757)

第 12.1.1.1-77 表 年平均値予測結果と環境基準との対比

予測

項目 評価対象地点

将来寄与濃度

バック

グラウンド

濃度

将来環境濃度 環境基準の

年平均相当値

寄与率 評価対象

地点の

選定根拠① ② ③=①+② ①/③

二酸化

硫黄

(ppm)

兵庫南部 0.00004 0.003 0.00304

0.019

1.3%

将来寄与濃

度の最大

潮見小学校 0.00004 0.002 0.00204 2.0%

打出浜小学校 0.00004 0.002 0.00204 2.0%

西宮市役所 0.00004 0.003 0.00304 1.3%

灘浜 0.00002 0.004 0.00402 0.5% 将来環境濃

度の最大

二酸化

窒素

(ppm)

長田 0.00008 0.015 0.01508

0.019

~0.030

0.5% 将来寄与濃

度の最大朝日ヶ丘小学校 0.00008 0.009 0.00908 0.9%

灘浜 0.00004 0.023 0.02304 0.2% 将来環境濃

度の最大

浮遊粒子

状物質

(mg/m3)

長田 0.000020 0.018 0.018020

0.034

0.1% 将来寄与濃

度の最大朝日ヶ丘小学校 0.000020 0.018 0.018020 0.1%

兵庫南部 0.000014 0.023 0.023014 0.1% 将来環境濃

度の最大

注:1.バックグラウンド濃度は、平成 23~27 年度における各項目の年平均値の平均値を用いた。

2.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転による影響を含んだ値である。

3.環境基準の年平均相当値は、調査地域内にある一般局の平成 23~27 年度の観測値を基に作成した以下の式

により求めた。なお、一般局の観測値は、平成 23~27 年度の各年度のうち、年間有効測定時間(6,000 時間)

に達していないものを除いた(二酸化硫黄は 18~21 局、二酸化窒素は 29~33 局、浮遊粒子状物質は 28~31

局)。

二酸化硫黄 y=0.4917・x-0.0006 y:年平均相当値(ppm) x:日平均値の2%除外値(ppm)

二酸化窒素 y=0.5573・x-0.0032 y:年平均相当値(ppm) x:日平均値の年間 98%値(ppm)

浮遊粒子状物質 y=0.2832・x+0.0052 y:年平均相当値(mg/m3) x:日平均値の2%除外値(mg/m3)

4.二酸化窒素の環境基準の年平均相当値については、環境基準のゾーン(1時間値の1日平均値が 0.04~

0.06ppmまでのゾーン内又はそれ以下)の下限値と上限値の範囲で示した。

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12.1.1-230

(758)

(イ) 日平均値

日平均値の予測結果は、第 12.1.1.1-78 表のとおりである。

評価対象地点は、将来寄与濃度の最大及び将来環境濃度の最大となる測定局とした。

評価は、評価対象地点について将来環境濃度と環境基準との比較により行った。

ⅰ. 寄与高濃度日

二酸化硫黄の将来環境濃度は、将来寄与濃度が最大となる兵庫南部局が 0.00731ppm、将

来環境濃度が最大となる港島局が 0.00824ppmであり、環境基準に適合している。

二酸化窒素の将来環境濃度は、将来寄与濃度が最大となる兵庫南部局が 0.03751ppm、将

来環境濃度が最大となる灘浜局が 0.04434ppmであり、環境基準に適合している。

浮遊粒子状物質の将来環境濃度は、将来寄与濃度が最大となる兵庫南部局が

0.05713mg/m3、将来環境濃度が最大となる港島局が 0.05910mg/m3 であり、環境基準に適合

している。

第 12.1.1.1-78 表(1) 日平均値予測結果と環境基準との対比(寄与高濃度日)

予測

項目 評価対象地点

将来寄与濃度

バック

グラウンド

濃度

将来

環境濃度 環境基準 寄与率

評価対象

地点の

選定根拠① ② ③=①+② ①/③

二酸化

硫黄

(ppm)

兵庫南部 0.00031 0.007 0.00731 1時間値の

1日平均値が

0.04ppm 以下

4.2%

将来寄与

濃度の最

港島 0.00024 0.008 0.00824 2.9%

将来

環境濃度

の最大

二酸化

窒素

(ppm)

兵庫南部 0.00051 0.037 0.03751 1時間値の

1日平均値が

0.04~0.06ppm

までのゾーン

内又はそれ以

1.4%

将来寄与

濃度の最

灘浜 0.00034 0.044 0.04434 0.8%

将来

環境濃度

の最大

浮遊粒子

状物質

(mg/m3)

兵庫南部 0.00013 0.057 0.05713 1時間値の

1日平均値が

0.10mg/m3以下

0.2%

将来寄与

濃度の最

港島 0.00010 0.059 0.05910 0.2%

将来

環境濃度

の最大

注:1.将来寄与濃度は、日平均値の最大値である。

2.バックグラウンド濃度は、平成 23~27 年度における各項目の日平均値の年間 98%値又は日平均値の2%除

外値の平均値を用いた。

3.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転による影響を含んだ値であ

る。

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12.1.1-231

(759)

ⅱ. 実測高濃度日

二酸化硫黄の将来環境濃度は、将来寄与濃度が最大となる灘浜局が 0.00712ppm、将来環

境濃度が最大となる六甲アイランド局が 0.01004ppmであり、環境基準に適合している。

二酸化窒素の将来環境濃度は、将来寄与濃度が最大となる長田局が 0.04219ppm、将来環

境濃度が最大となる灘浜局が 0.05305ppmであり、環境基準に適合している。

浮遊粒子状物質の将来環境濃度は、将来寄与濃度及び将来環境濃度が最大となる港島局

が 0.05503mg/m3、将来寄与濃度が最大となる五毛丸山が 0.04503mg/m3であり、環境基準に

適合している。

第 12.1.1.1-78 表(2) 日平均値予測結果と環境基準との対比(実測高濃度日)

予測

項目 評価対象地点

将来寄与濃度

バック

グラウンド

濃度

将来

環境濃度 環境基準 寄与率

評価対象

地点の

選定根拠① ② ③=①+② ①/③

二酸化

硫黄

(ppm)

灘浜 0.00012 0.007 0.00712 1時間値の

1日平均値が

0.04ppm以下

1.7%

将来寄与

濃度

の最大

六甲アイランド 0.00004 0.010 0.01004 0.4%

将来環境

濃度

の最大

二酸化

窒素

(ppm)

長田 0.00019 0.042 0.04219

1時間値の

1日平均値が

0.04~0.06ppm

までのゾーン

内又はそれ以

0.5%

将来寄与

濃度

の最大

灘浜 0.00005 0.053 0.05305 0.1%

将来環境

濃度

の最大

浮遊粒子

状物質

(mg/m3)

港島 0.00003 0.055 0.05503 1時間値の

1日平均値が

0.10mg/m3以下

0.1%

将来寄与

濃度の最

大、将来

環境濃度

の最大

五毛丸山 0.00003 0.045 0.04503 0.1%

将来寄与

濃度

の最大

注:1.バックグラウンド濃度は、各代表測定局及び五毛丸山における平成 28 年1月1日~12 月 31 日の日平均値

の最大値を用いた。

なお、浮遊粒子状物質については神戸において黄砂が観測された日は対象から除外した。

2.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転による影響を含んだ値であ

る。

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12.1.1-232

(760)

(ウ) 特殊気象条件下

特殊気象条件下の1時間値の予測結果は、第 12.1.1.1-79 表のとおりである。

評価は、寄与濃度の最大着地濃度地点について将来環境濃度と環境基準又は昭和 53 年の

中央公害対策審議会の答申による短期暴露についての指針値(以下、「短期暴露の指針値」

という。)との比較により行った。

ⅰ.逆転層形成時

二酸化硫黄の将来環境濃度は、0.0024ppmであり、環境基準に適合している。

二酸化窒素の将来環境濃度は、0.0133ppmであり、短期暴露の指針値に適合している。

浮遊粒子状物質の将来環境濃度は、0.0196mg/m3であり、環境基準に適合している。

ⅱ. 煙突ダウンウォッシュ発生時

二酸化硫黄の将来環境濃度は、0.0036ppmであり、環境基準に適合している。

二酸化窒素の将来環境濃度は、0.0087ppmであり、短期暴露の指針値に適合している。

浮遊粒子状物質の将来環境濃度は、0.0167mg/m3であり、環境基準に適合している。

ⅲ. 建物ダウンウォッシュ発生時

二酸化硫黄の将来環境濃度は、0.0063ppmであり、環境基準に適合している。

二酸化窒素の将来環境濃度は、0.0146ppmであり、短期暴露の指針値に適合している。

浮遊粒子状物質の将来環境濃度は、0.0141mg/m3であり、環境基準に適合している。

ⅳ. 内部境界層フュミゲーション発生時

二酸化硫黄の将来環境濃度は、0.0242ppmであり、環境基準に適合している。

二酸化窒素の将来環境濃度は、0.0520ppmであり、短期暴露の指針値に適合している。

浮遊粒子状物質の将来環境濃度は、0.0398mg/m3であり、環境基準に適合している。

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12.1.1-233

(761)

第 12.1.1.1-79 表(1) 特殊気象条件下の1時間値予測結果と環境基準等との対比

区分 予測項目 将来寄与濃度

バックグラ

ウンド濃度 将来環境濃度 環境基準又は

短期暴露の指針値 ① ② ①+②

逆転層

形成時

二酸化硫黄

(ppm) 0.0014 0.001 0.0024

1時間値として

0.1ppm以下

二酸化窒素

(ppm) 0.0023 0.011 0.0133

1時間暴露として

0.1~0.2ppm以下

浮遊粒子状物質

(mg/m3) 0.0006 0.019 0.0196

1時間値として

0.20mg/m3以下

注:1.将来寄与濃度は、1時間値の最大着地濃度である。

2.バックグラウンド濃度は、最大着地濃度が出現した時刻における代表測定局及び五毛丸山の最大値を用いた。

二酸化硫黄:平成 28 年7月 23 日6時(兵庫南部局、西宮市役所局、五毛丸山)

二酸化窒素:平成 28 年7月 23 日6時(長田局)

浮遊粒子状物質:平成 28 年7月 23 日6時(潮見小学校局)

3.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転による影響を含んだ値であ

る。

4.環境基準又は短期暴露の指針値については、二酸化硫黄及び浮遊粒子状物質が1時間値に係る環境基準、二

酸化窒素が短期暴露指針値を示す。

第 12.1.1.1-79 表(2) 特殊気象条件下の1時間値予測結果と環境基準等との対比

区分 予測項目 将来寄与濃度

バックグラ

ウンド濃度 将来環境濃度 環境基準又は

短期暴露の指針値 ① ② ①+②

煙突ダウン

ウォッシュ

発生時

二酸化硫黄

(ppm) 0.0016 0.002 0.0036

1時間値として

0.1ppm以下

二酸化窒素

(ppm) 0.0027 0.006 0.0087

1時間暴露として

0.1~0.2ppm以下

浮遊粒子状物質

(mg/m3) 0.0007 0.016 0.0167

1時間値として

0.20mg/m3以下

注:1.将来寄与濃度は、1時間値の最大着地濃度である。

2.バックグラウンド濃度は、最大着地濃度が出現した時刻における代表測定局及び五毛丸山の最大値を用いた。

二酸化硫黄:平成 28 年9月 20 日 14 時(五毛丸山)

二酸化窒素:平成 28 年9月 20 日 14 時(六甲アイランド局)

浮遊粒子状物質:平成 28 年9月 20 日 14 時(打出浜小学校局)

3.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転による影響を含んだ値であ

る。

4.環境基準又は短期暴露の指針値については、二酸化硫黄及び浮遊粒子状物質が1時間値に係る環境基準、二

酸化窒素が短期暴露指針値を示す。

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12.1.1-234

(762)

第 12.1.1.1-79 表(3) 特殊気象条件下の1時間値予測結果と環境基準等との対比

区分 予測項目 将来寄与濃度

バックグラ

ウンド濃度 将来環境濃度 環境基準又は

短期暴露の指針値 ① ② ①+②

建物ダウン

ウォッシュ

発生時

二酸化硫黄

(ppm) 0.0053 0.001 0.0063

1時間値として

0.1ppm以下

二酸化窒素

(ppm) 0.0086 0.006 0.0146

1時間暴露として

0.1~0.2ppm以下

浮遊粒子状物質

(mg/m3) 0.0021 0.012 0.0141

1時間値として

0.20mg/m3以下

注:1.将来寄与濃度は、1時間値の最大着地濃度である。

2.バックグラウンド濃度は、最大着地濃度が出現した時刻における代表測定局及び五毛丸山の最大値を用いた。

二酸化硫黄:平成 28 年3月 21 日 10 時(西宮市役所局、浜甲子園局、五毛丸山)

二酸化窒素:平成 28 年3月 21 日 10 時(灘浜局)

浮遊粒子状物質:平成 28 年3月 21 日 10 時(西宮市役所局)

3.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転による影響を含んだ値であ

る。

4.環境基準又は短期暴露の指針値については、二酸化硫黄及び浮遊粒子状物質が1時間値に係る環境基準、二

酸化窒素が短期暴露指針値を示す。

第 12.1.1.1-79 表(4) 特殊気象条件下の1時間値予測結果と環境基準等との対比

区分 予測項目 将来寄与濃度

バックグラ

ウンド濃度 将来環境濃度 環境基準又は

短期暴露の指針値 ① ② ①+②

内部境界層

フュミゲー

ション

発生時

二酸化硫黄

(ppm) 0.0092 0.015 0.0242

1時間値として

0.1ppm以下

二酸化窒素

(ppm) 0.0150 0.037 0.0520

1時間暴露として

0.1~0.2ppm以下

浮遊粒子状物質

(mg/m3) 0.0038 0.036 0.0398

1時間値として

0.20mg/m3以下

注:1.将来寄与濃度は、1時間値の最大着地濃度である。

2.バックグラウンド濃度は、最大着地濃度が出現した時刻における代表測定局及び五毛丸山の最大値を用いた。

二酸化硫黄:平成 28 年7月 25 日9時(灘浜局)

二酸化窒素:平成 28 年7月 25 日9時(灘浜局)

浮遊粒子状物質:平成 28 年7月 25 日9時(西宮市役所局)

3.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転による影響を含んだ値であ

る。

4.環境基準又は短期暴露の指針値については、二酸化硫黄及び浮遊粒子状物質が1時間値に係る環境基準、二

酸化窒素が短期暴露指針値を示す。

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12.1.1-235

(763)

(エ) 地形影響

対象事業実施区域周辺の地形影響について数値モデルにより検討した1時間値の予測結果

は、第 12.1.1.1-80 表のとおりである。

評価は、最大着地濃度比が最大となる南+12.5°(S+12.5°)の風向における寄与濃度

の最大着地濃度地点について、将来環境濃度と環境基準又は短期暴露の指針値との比較によ

り行った。

二酸化硫黄の将来環境濃度は 0.02725ppmであり、環境基準に適合している。

二酸化窒素の将来環境濃度は 0.07262ppmであり、短期暴露の指針値に適合している。

浮遊粒子状物質の将来環境濃度は 0.15995mg/m3であり、環境基準に適合している。

第 12.1.1.1-80 表 地形影響を考慮した1時間値予測結果と環境基準等との対比

予測項目 風向

将来寄与濃度

[最大着地濃度]

バック

グラウンド濃度

将来

環境濃度

環境基準又は

短期暴露の

指針値

最大着地

濃度比 ① ② ①+②

二酸化硫黄

(ppm)

S+12.5°

0.00225 0.025 0.02725 1時間値が

0.1ppm以下

3.60 二酸化窒素

(ppm) 0.00362 0.069 0.07262

1時間暴露として

0.1~0.2ppm以下

浮遊粒子

状物質

(mg/m3)

0.00095 0.159 0.15995 1時間値が

0.20mg/m3以下

注:1.バックグラウンド濃度は、最大着地濃度地点の最寄りの一般局(二酸化硫黄は山口小学校局、二酸化窒素及

び浮遊粒子状物質は朝日ヶ丘小学校局)における平成 23~27 年度における1時間値の最大値を用いた。

なお、浮遊粒子状物質については神戸において黄砂が観測された日は対象から除外した。

2.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転による影響を含んだ値であ

る。

3.環境基準又は短期暴露の指針値については、二酸化硫黄及び浮遊粒子状物質が1時間値に係る環境基準、二

酸化窒素が短期暴露指針値を示す。

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12.1.1-236

(764)

(オ) 重金属等の微量物質

重金属等の微量物質の年平均値の予測結果と指針値との対比は、第 12.1.1.1-81 表のとお

りである。

大気環境中の重金属等の微量物質については、予測対象項目のうち、ヒ素及びその化合物、

水銀及びその化合物、マンガン及びその化合物並びにニッケル化合物については、「環境中

の有害大気汚染物質による健康リスクの低減を図るための指針となる数値」(平成 15 年9

月 30 日環境省環境管理局長通知、平成 22 年 10 月 15 日環境省水・大気環境局長通知及び平

成 26 年4月 30 日環境省水・大気環境局長通知)(以下、「指針値」という。)が定められ

ている。

なお、評価は、将来環境濃度が最大となる予測地点のヒ素及びその化合物、水銀及びその

化合物、マンガン及びその化合物並びにニッケル化合物の将来環境濃度と指針値との比較に

より行った。

ヒ素及びその化合物の将来環境濃度は、1.8027ng/m3 であり、指針値(年平均値が6

ng/m3)以下である。

水銀及びその化合物の将来環境濃度は、2.1122ng/m3 であり、指針値(年平均値が

40ng/m3)以下である。

マンガン及びその化合物の将来環境濃度は、46.0114ng/m3 であり、指針値(年平均値が

140ng/m3)以下である。

ニッケル化合物の将来環境濃度は、9.7069ng/m3 であり、指針値(年平均値が 25ng/m3)

以下である。

以上のことから、環境保全の基準等との整合が図られているものと評価する。

第 12.1.1.1-81 表 予測結果と指針値との対比

(単位:ng/m3)

予測項目 評価

対象地点

最大着地濃度 バックグラウンド

濃度

将来

環境濃度 指針値 寄与率

①/③ ① ② ③=①+②

ヒ素及び

その化合物 兵庫南部 0.0027 1.8 1.8027 6 0.1

水銀及び

その化合物

灘浜

琴ノ浦高校 0.0122 2.1 2.1122 40 0.6

マンガン及び

その化合物 琴ノ浦高校 0.0114 46 46.0114 140 0.02

ニッケル化合物 琴ノ浦高校 0.0069 9.7 9.7069 25 0.1

注:1.バックグラウンド濃度は、評価対象地点で測定された年平均値を用いた。

2.バックグラウンド濃度は、現状の既設設備(神戸製鉄所及び神戸発電所)の運転による影響を含んだ

値である。

3.指針値は、「環境中の有害大気汚染物質による健康リスクの低減を図るための指針となる数値」に定

められている数値を示す。

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12.1.1-237

(765)

b. 資材等の搬出入

(a) 環境保全措置

資材等の搬出入に伴う窒素酸化物、浮遊粒子状物質及び粉じん等の影響を低減するため、以

下の環境保全措置を講じる。

・定期点検関係者の通勤における乗り合い及び公共交通機関の利用の徹底により、資材等の

搬出入に用いる車両(以下、「発電所関係車両」という。)台数を低減する。

・急発進、急加速の禁止、車両停止時のアイドリングストップ等のエコドライブの徹底を図

ることにより、排ガスの排出量を低減する。

・定期的に会議等を行い、上記の環境保全措置を定期点検関係者へ周知徹底する。

(b) 窒素酸化物及び浮遊粒子状物質の予測

ア. 予測地域

発電所関係車両の主要な交通ルートの沿道及びその周辺とした。

イ. 予測地点

第 12.1.1.1-25 図に示す主要な交通ルートのうち、住居等の配置を勘案し、市道灘浜住吉川

線及び市道高羽線沿いの4地点とした。

ウ. 予測対象時期

発電所関係車両の運行による窒素酸化物及び浮遊粒子状物質に係る環境影響が最大となる時

期(定期点検時)とした。

エ. 予測手法

環境保全のために講じようとする対策を踏まえ、地域の一般車両及び発電所関係車両の走行

台数等を整理及び解析し、一般車両等及び発電所関係車両による窒素酸化物及び浮遊粒子状物

質の寄与濃度を「NOxマニュアル」に基づくJEA修正型線煙源拡散式を用いた数値計算により求

め、将来環境濃度の日平均値を予測した。

発電所関係車両の走行に伴う窒素酸化物及び浮遊粒子状物質の予測手順は、第 12.1.1.1-52

図のとおりである。

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12.1.1-238

(766)

第 12.1.1.1-52 図 発電所関係車両による二酸化窒素濃度及び浮遊粒子状物質濃度の

予測手順

気象条件の設定

排出量の算出

事業計画

環境保全措置

運転計画

・発電所関係車両台数

(定期点検関係車両台

数を含む)

拡散計算

現地調査(気象)

地上気象

(対象事業実施区域近傍)

・放射収支量

地上気象

(対象事業実施区域近傍)

・風向、風速

風向・風速

放射収支量

排出源高さ

・一般道路:路面高さから1m

・高架道路:防音壁高さから1m

拡散計算式

・JEA修正型線煙源拡散式

直角風時、平行風時、無風・弱風時

交通ルートの設定

二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の将来環境濃度

(日平均値)

二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の寄与濃度(日平均値)

将来寄与濃度

バックグラウンド濃度

(一般環境濃度+一般車両等寄与濃度)

交通条件の設定

道路条件の設定

交通量の設定

・時間別一般交通量

・一般車両等台数の

将来伸び率の検討

・走行速度

・道路構造

・予測地点位置

車種別排出係数

予測対象日の設定

最寄り一般局(灘浜局)における二酸化窒素又

は浮遊粒子状物質の日平均値が最も高くなった

日(平成 28 年1月~平成 28 年 12 月)

バックグラウンド濃度の設定

文献その他の資料調査

・大気質(一般局)

・一般環境濃度

最寄り一般局における至近5年間(平成 23~

27 年度)の日平均値の年間 98%値又は日平

均値の2%除外値の平均値

・一般車両等寄与濃度

一般車両等(一般道路)

将来寄与濃度

・発電所関係車両

二酸化窒素変換

指数近似モデルⅠ

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12.1.1-239

(767)

(ア) 計算式

「① 工事の実施 a. 工事用資材等の搬出入」と同じ計算式とした。

(イ) 予測条件

ⅰ. 煙源及び台数の諸元

(ⅰ) 交通量

予測地点における将来交通量は、第 12.1.1.1-82 表のとおり設定した。

第 12.1.1.1-82 表 予測地点における将来交通量(定期点検時)

[平日] (単位:台)

予測

地点 路線名

一般車両等 発電所関係車両 合計 発電所

関係車両の割合 (%)

小型車 大型車 合計 小型車 大型車 合計 小型車 大型車 合計

道路1 市道灘浜住吉

川線 8,234 11,711 19,945 155 35 190 8,389 11,746 20,135 0.9

道路2 市道高羽線 8,213 3,498 11,711 80 17 97 8,293 3,515 11,808 0.8

道路3 市道灘浜住吉

川線 6,351 3,498 9,849 48 11 59 6,399 3,509 9,908 0.6

道路4

市道西灘浜手

1号線 6,746 1,274 8,020 0 0 0 6,746 1,274 8,020 0

市道灘浜住吉

川線 6,818 11,623 18,441 205 45 250 7,023 11,668 18,691 1.3

港湾幹線道路 15,635 8,632 24,267 0 0 0 15,635 8,632 24,267 0

[休日] (単位:台)

予測

地点 路線名

一般車両等 発電所関係車両 合計 発電所

関係車両の割合 (%)

小型車 大型車 合計 小型車 大型車 合計 小型車 大型車 合計

道路1 市道灘浜住吉

川線 12,519 4,112 16,631 155 35 190 12,674 4,147 16,821 1.1

道路2 市道高羽線 8,685 1,093 9,778 80 17 97 8,765 1,110 9,875 1.0

道路3 市道灘浜住吉

川線 5,380 815 6,195 48 11 59 5,428 826 6,254 0.9

道路4

市道西灘浜手

1号線 6,281 311 6,592 0 0 0 6,281 311 6,592 0

市道灘浜住吉

川線 10,757 4,099 14,856 205 45 250 10,962 4,144 15,106 1.7

港湾幹線道路 9,916 1,404 11,320 0 0 0 9,916 1,404 11,320 0

注:1.交通量は、24 時間の往復交通量を示す。

2.一般車両等は、既設の神戸発電所関係車両の交通量を含む。

3.一般車両等の交通量は、過去の道路交通センサス一般交通量調査の結果より、近年の道路交通に増加傾向が

ほとんど認められないことから、伸び率を考慮しないこととした。

4.小型車の交通量には、二輪車は含まない。

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12.1.1-240

(768)

(ⅱ) 道路構造

予測地点における道路断面構造等は、第 12.1.1.1-26 図のとおりである。

(ⅲ) 車種別排出量の設定

将来の発電所関係車両及び一般車両等から排出される窒素酸化物及び浮遊粒子状物質

の排出量は、将来交通量に第 12.1.1.1-38 表に示す「国土技術政策総合研究所資料

No.671 道路環境影響評価等に用いる自動車排出係数の算定根拠(平成 22 年度版)」の

車種別排出係数(平成 32 年次)を乗じることにより算出した。

予測地点における窒素酸化物及び浮遊粒子状物質の排出量は、第 12.1.1.1-83 表のと

おりである。

なお、排出量の算定にあたっては、走行速度を道路2、4(市道高羽線、市道西灘浜

手1号線)を 40km/h(規制速度)、道路1、3、4(市道灘浜住吉川線)を 50km/h(規

制速度)、道路4(港湾幹線道路)を 60km/h(規制速度)とした。

第 12.1.1.1-83 表 予測地点における大気汚染物質の排出量(定期点検時)

[平日]

予測

地点 路線名

窒素酸化物(m3N/(km・日)) 浮遊粒子状物質(kg/(km・日))

一般車両等 発電所

関係車両 合計 一般車両等

発電所

関係車両 合計

道路1 市道灘浜住吉

川線 3.648 0.014 3.662 0.144 0.0005 0.1445

道路2 市道高羽線 1.447 0.008 1.455 0.056 0.0003 0.0563

道路3 市道灘浜住吉

川線 1.175 0.004 1.179 0.045 0.0002 0.0452

道路4

市道西灘浜手

1号線 0.624 0 0.624 0.023 0 0.0230

市道灘浜住吉

川線 3.591 0.018 3.609 0.143 0.0007 0.1437

港湾幹線道路 2.704 0 2.704 0.101 0 0.1010

[休日]

予測

地点 路線名

窒素酸化物(m3N/(km・日)) 浮遊粒子状物質(kg/(km・日))

一般車両等 発電所

関係車両 合計 一般車両等

発電所

関係車両 合計

道路1 市道灘浜住吉

川線 1.492 0.014 1.506 0.056 0.0005 0.0565

道路2 市道高羽線 0.610 0.008 0.618 0.022 0.0003 0.0223

道路3 市道灘浜住吉

川線 0.359 0.004 0.363 0.013 0.0002 0.0132

道路4

市道西灘浜手

1号線 0.272 0 0.272 0.009 0 0.0090

市道灘浜住吉

川線 1.449 0.018 1.467 0.055 0.0007 0.0557

港湾幹線道路 0.587 0 0.587 0.020 0 0.0200

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12.1.1-241

(769)

ⅱ. 気象条件

「① 工事の実施 a. 工事用資材等の搬出入」と同じ気象条件とした。

オ. 予測結果

(ア) 窒素酸化物(NOX)

将来の発電所関係車両及び一般車両等から排出される窒素酸化物(二酸化窒素に換算)濃

度の日平均値予測結果は、第 12.1.1.1-84 表のとおりである。

道路1では、平日の将来の発電所関係車両の寄与濃度は 0.000005ppmであり、これにバッ

クグラウンド濃度を加えた将来環境濃度は 0.045089ppmである。休日の将来の発電所関係車

両の寄与濃度は 0.000005ppmであり、これにバックグラウンド濃度を加えた将来環境濃度は

0.044479ppmである。

道路2では、平日の将来の発電所関係車両の寄与濃度は 0.000002ppmであり、これにバッ

クグラウンド濃度を加えた将来環境濃度は 0.044278ppmである。休日の将来の発電所関係車

両の寄与濃度は 0.000002ppmであり、これにバックグラウンド濃度を加えた将来環境濃度は

0.044143ppmである。

道路3では、平日の将来の発電所関係車両の寄与濃度は 0.000001ppmであり、これにバッ

クグラウンド濃度を加えた将来環境濃度は 0.044320ppmである。休日の将来の発電所関係車

両の寄与濃度は 0.000001ppmであり、これにバックグラウンド濃度を加えた将来環境濃度は

0.044109ppmである。。

道路4では、平日の将来の発電所関係車両の寄与濃度は 0.000004ppmであり、これにバッ

クグラウンド濃度を加えた将来環境濃度は 0.045310ppmである。休日の将来の発電所関係車

両の寄与濃度は 0.000004ppmであり、これにバックグラウンド濃度を加えた将来環境濃度は

0.044521ppmである。

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12.1.1-242

(770)

第 12.1.1.1-84 表 資材等の搬出入に伴う二酸化窒素濃度の予測結果(定期点検時)

[平日] (単位:ppm)

予測

地点

発電所関係

車両寄与濃度

バックグラウンド濃度 将来

環境濃度

寄与率

(%) 環境基準 一般車両等

寄与濃度 環境濃度 合計

① ② ③ ④=②+③ ⑤=①+④ (①/⑤)

道路1 0.000005 0.001084 0.044 0.045084 0.045089 0.011

日平均値が

0.04~0.06ppm

までのゾーン内

又はそれ以下

道路2 0.000002 0.000276 0.044 0.044276 0.044278 0.005

道路3 0.000001 0.000319 0.044 0.044319 0.044320 0.002

道路4 0.000004 0.001306 0.044 0.045306 0.045310 0.009

[休日] (単位:ppm)

予測

地点

発電所関係

車両寄与濃度

バックグラウンド濃度 将来

環境濃度

寄与率

(%) 環境基準 一般車両等

寄与濃度 環境濃度 合計

① ② ③ ④=②+③ ⑤=①+④ (①/⑤)

道路1 0.000005 0.000474 0.044 0.044474 0.044479 0.011

日平均値が

0.04~0.06ppm

までのゾーン内

又はそれ以下

道路2 0.000002 0.000141 0.044 0.044141 0.044143 0.005

道路3 0.000001 0.000108 0.044 0.044108 0.044109 0.002

道路4 0.000004 0.000517 0.044 0.044517 0.044521 0.009

注:環境濃度は、予測地点の最寄りの一般局である灘浜局の平成 23~27 年度における二酸化窒素濃度の日平均値の

年間 98%値の平均値を用いた。

(イ) 浮遊粒子状物質(SPM)

将来の発電所関係車両及び一般車両等から排出される浮遊粒子状物質濃度の日平均値予測

結果は、第 12.1.1.1-85 表のとおりである。

道路1では、平日の将来の発電所関係車両の寄与濃度は 0.0000015mg/m3 であり、これに

バックグラウンド濃度を加えた将来環境濃度は 0.0544065mg/m3 である。休日の将来の発電

所関係車両の寄与濃度は 0.0000015mg/m3 であり、これにバックグラウンド濃度を加えた将

来環境濃度は 0.0541585mg/m3である。

道路2では、平日の将来の発電所関係車両の寄与濃度は 0.0000006mg/m3 であり、これに

バックグラウンド濃度を加えた将来環境濃度は 0.0541016mg/m3 である。休日の将来の発電

所関係車両の寄与濃度は 0.0000006mg/m3 であり、これにバックグラウンド濃度を加えた将

来環境濃度は 0.0540446mg/m3である。

道路3では、平日の将来の発電所関係車両の寄与濃度は 0.0000004mg/m3 であり、これに

バックグラウンド濃度を加えた将来環境濃度は 0.0541024mg/m3 である。休日の将来の発電

所関係車両の寄与濃度は 0.0000004mg/m3 であり、これにバックグラウンド濃度を加えた将

来環境濃度は 0.0540314mg/m3である。

道路4では、平日の将来の発電所関係車両の寄与濃度は 0.0000006mg/m3 であり、これに

バックグラウンド濃度を加えた将来環境濃度は 0.0542376mg/m3 である。休日の将来の発電

所関係車両の寄与濃度は 0.0000006mg/m3 であり、これにバックグラウンド濃度を加えた将

来環境濃度は 0.0540876mg/m3である。

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12.1.1-243

(771)

第 12.1.1.1-85 表 資材等の搬出入に伴う浮遊粒子状物質濃度の予測結果

(定期点検時) [平日] (単位:mg/m3)

予測

地点

発電所関係

車両寄与濃度

バックグラウンド濃度 将来

環境濃度

寄与率

(%) 環境基準 一般車両等

寄与濃度 環境濃度 合計

① ② ③ ④=②+③ ⑤=①+④ (①/⑤)

道路1 0.0000015 0.000405 0.054 0.054405 0.0544065 0.003

日平均値が

0.10mg/m3以

道路2 0.0000006 0.000101 0.054 0.054102 0.0541016 0.001

道路3 0.0000004 0.000102 0.054 0.054102 0.0541024 0.001

道路4 0.0000006 0.000237 0.054 0.054237 0.0542376 0.001

[休日] (単位:mg/m3)

予測

地点

発電所関係

車両寄与濃度

バックグラウンド濃度 将来

環境濃度

寄与率

(%) 環境基準 一般車両等

寄与濃度 環境濃度 合計

① ② ③ ④=②+③ ⑤=①+④ (①/⑤)

道路1 0.0000015 0.000157 0.054 0.054157 0.0541585 0.003

日平均値が

0.10mg/m3以

道路2 0.0000006 0.000044 0.054 0.054044 0.0540446 0.001

道路3 0.0000004 0.000031 0.054 0.054031 0.0540314 0.001

道路4 0.0000006 0.000087 0.054 0.054087 0.0540876 0.001

注:環境濃度は、予測地点の最寄りの一般局である灘浜局の平成 23~27 年度における浮遊粒子状物質濃度の日平均

値の2%除外値の平均値を用いた。

(c) 粉じん等の予測

ア. 予測地域

発電所関係車両の主要な交通ルートの沿道及びその周辺とした。

イ. 予測地点

第 12.1.1.1-25 図に示す主要な交通ルートのうち、住居等の配置を勘案し、市道灘浜住吉川

線及び市道高羽線沿いの4地点とした。

ウ. 予測対象時期

発電所関係車両の交通量が最大となる時期(定期点検時)とした。

エ. 予測手法

予測地点における発電所関係車両の交通量と将来交通量との比較を行い、影響の度合いの大

きい交通量について予測した。

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12.1.1-244

(772)

オ. 予測結果

予測地点における将来交通量は、第 12.1.1.1-86 表のとおりであり、将来の発電所関係車両

の占める割合は、最大で 1.7%(250 台)である。

第 12.1.1.1-86 表 予測地点における将来交通量(定期点検時)

[平日] (単位:台)

予測

地点 路線名

一般車両等 発電所関係車両 合計 発電所

関係車両の割合 (%)

小型車 大型車 合計 小型車 大型車 合計 小型車 大型車 合計

道路1 市道灘浜住吉

川線 8,234 11,711 19,945 155 35 190 8,389 11,746 20,135 0.9

道路2 市道高羽線 8,213 3,498 11,711 80 17 97 8,293 3,515 11,808 0.8

道路3 市道灘浜住吉

川線 6,351 3,498 9,849 48 11 59 6,399 3,509 9,908 0.6

道路4

市道西灘浜手

1号線 6,746 1,274 8,020 0 0 0 6,746 1,274 8,020 0

市道灘浜住吉

川線 6,818 11,623 18,441 205 45 250 7,023 11,668 18,691 1.3

港湾幹線道路 15,635 8,632 24,267 0 0 0 15,635 8,632 24,267 0

[休日] (単位:台)

予測

地点 路線名

一般車両等 発電所関係車両 合計 発電所

関係車両の割合 (%)

小型車 大型車 合計 小型車 大型車 合計 小型車 大型車 合計

道路1 市道灘浜住吉

川線 12,519 4,112 16,631 155 35 190 12,674 4,147 16,821 1.1

道路2 市道高羽線 8,685 1,093 9,778 80 17 97 8,765 1,110 9,875 1.0

道路3 市道灘浜住吉

川線 5,380 815 6,195 48 11 59 5,428 826 6,254 0.9

道路4

市道西灘浜手

1号線 6,281 311 6,592 0 0 0 6,281 311 6,592 0

市道灘浜住吉

川線 10,757 4,099 14,856 205 45 250 10,962 4,144 15,106 1.7

港湾幹線道路 9,916 1,404 11,320 0 0 0 9,916 1,404 11,320 0

注:1.交通量は、24 時間の往復交通量を示す。

2.一般車両等は、既設の神戸発電所関係車両の交通量を含む。

3.一般車両等の交通量は、過去の道路交通センサス一般交通量調査の結果より、近年の道路交通に増加傾向が

ほとんど認められないことから、伸び率を考慮しないこととした。

4.小型車の交通量には、二輪車は含まない。

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12.1.1-245

(773)

(d) 評価の結果

ア. 環境影響の回避・低減に関する評価

資材等の搬出入に伴う窒素酸化物、浮遊粒子状物質及び粉じん等の影響を低減するため、以

下の環境保全措置を講じる。

・定期点検関係者の通勤における乗り合い及び公共交通機関の利用の徹底により、発電所関

係車両台数を低減する。

・急発進、急加速の禁止、車両停止時のアイドリングストップ等のエコドライブの徹底を図

ることにより、排ガスの排出量を低減する。

・定期的に会議等を行い、上記の環境保全措置を定期点検関係者へ周知徹底する。

これらの環境保全措置を講じることにより、資材等の搬出入に伴う窒素酸化物(二酸化窒素

に換算)の寄与率は最大で 0.011%、浮遊粒子状物質の寄与率は最大で 0.003%と小さいこと

から、実行可能な範囲内で影響の低減が図られているものと評価する。

粉じん等については、将来交通量に占める将来の発電所関係車両の割合は最大で約 1.7%と

小さく、資材等の搬出入に伴う環境への影響は少ないものと考えられることから、実行可能な

範囲内で影響の低減が図られているものと評価する。

イ. 環境保全の基準等との整合性

窒素酸化物(二酸化窒素に換算)については、将来環境濃度の予測結果は、道路1が平日で

0.045089ppm、休日で 0.044479ppm、道路2が平日で 0.044278ppm、休日で 0.044143ppm、道路

3が平日で 0.044320ppm、休日で 0.044109ppm及び道路4が平日で 0.045310ppm、休日で

0.044521ppmであり、いずれも環境基準(1時間値の1日平均値が 0.04~0.06ppmまでのゾー

ン内又はそれ以下)に適合している。

浮遊粒子状物質については、将来環境濃度の予測結果は、道路1が平日で 0.0544065mg/m3、

休日で 0.0541585mg/m3、道路2が平日で 0.0541016mg/m3、休日で 0.0540446mg/m3、道路3が

平日で 0.0541024mg/m3、休日で 0.0540314mg/m3 及び道路4が平日で 0.0542376mg/m3、休日で

0.0540876mg/m3 であり、いずれも環境基準(1時間値の1日平均値が 0.10mg/m3 以下)に適合

している。

以上のことから、環境保全の基準等の確保に支障を及ぼすものではないと評価する。

なお、粉じん等については、環境基準等の基準又は規制値は定められていない。