BRS-LC - Binzel-Abicor...BRS-LC 1概要 JA - 3 1概要...
Transcript of BRS-LC - Binzel-Abicor...BRS-LC 1概要 JA - 3 1概要...
T E C H N O L O G Y F O R T H E W E L D E R ´ S W O R L D .
www.binzel-abicor.com
ZE
RT I F
I Z I E R T E S
Q M - S Y S T EM
DIN EN
ISO 9001
JA取扱説明書
BRS-LC
JA トーチクリーニングステーション
JA - 2
BRS-LC
JA 取扱説明書
© 本取扱説明書に印刷誤植があったり、不正確な情報が記載されていたり、或いは製品の改良がある場合、
当社は事前の予告なしに説明書を変更する権利を有します。変更がある場合は取扱説明書の新版で反映され
ます。
この取扱説明書のストアブランドおよび商標はすべて各保有者および製造者に所有権がある。
ABICOR BINZEL の各国代理店またはパートナーの連絡先情報または弊社の販売中の製品に関するドキュメント
を入手するには、弊社の ホームページ www.binzel-abicor.com をご覧ください。
1 概要 JA- 21.1 EU適合宣言 JA- 2
2 安全事項 JA- 32.1 規定に沿った使用 JA- 32.2 オペレータの義務 JA- 32.3 個人用保護具 (PPE) JA- 32.4 警告の分類 JA- 32.5 安全記号の表示 JA- 42.6 緊急時の対応 JA- 4
3 製品の説明 JA- 53.1 技術データ JA- 53.2 略語 JA- 63.3 銘板 JA- 73.4 使用記号とシンボル JA- 7
4 納入範囲 JA- 74.1 輸送 JA- 74.2 保管 JA- 8
5 機能説明 JA- 85.1 付属品・選択部品 JA- 9
6 試運転 JA- 96.1 据え付け JA- 96.2 クランプ位置への移動のためのロボット
プログラミング JA- 106.3 V-ブロックの固定 JA- 116.4 リーマの取り付け JA- 116.5 クランプ位置の設定 JA- 126.6 エアモーターの設定 JA- 126.7 フロントインジェクタ(オプション) JA- 136.8 電気接続 JA- 136.9 フローチャート JA- 156.10 圧縮エアの接続 JA- 16
7 運転 JA- 17
8 運転終了 JA- 17
9 メンテナンスと清掃 JA- 179.1 週1回の手入れ JA- 18
10 トラブルシューティング JA- 1810.1 トーチクリーニングステーションBRS-LC JA- 1810.2 フロントインジェクタ(オプション) JA- 19
11 分解 JA- 19
12 廃棄処理 JA- 2012.1 材料 JA- 2012.2 補助材料 JA- 2012.3 梱包 JA- 20
BRS-LC 1 概要
JA - 3
1 概要
トーチ・クリーニングステーション BRS-LC は MIG / MAG 溶接トーチのガスノズル内面を自
動的に清掃するために使用します。 本装置は、トーチ寿命、保全期間延長のための予防装置
になります。 本取扱説明書はクリーニングステーション BRS-LC に関するもの専用です。 ク
リーニングステーション BRS-LC をお使いになる際に ABICOR BINZEL 製のオリジナル予備
品を御使用ください。
1.1 EC 適合宣言
JA - 4
2 安全事項 BRS-LC
2 安全事項
添付文書の安全の手引きに従ってください。
2.1 規定に沿った使用
• 本説明書に記載の機器は、説明書に記載の目的および用途においてのみ使用することが
できます。それに関する稼動、メンテナンス、および保全条件に従ってください。
• その他のいかなる使用も規定に違反したものとみなされます。
• 独断での改造や性能改良のための変更は認められていません。
2.2 オペレータの義務
• 取扱い説明書は、いつでも見られるように機器のそばに置き、製品引渡しの際には取扱
い説明書も一緒に渡してください。
• 使用開始、操作およびメンテナンス作業は、専門スタッフ以外が実行することはできま
せん。専門スタッフとは、専門的な訓練、知識および経験に基づいて、
委任された作業を判断し、起こりうる危険を認知できる人員です。
(ドイツ国内の場合はTRBS 1203を参照)。
• 他の人を作業領域に近づけないようにしてください。
• 各国の作業安全規定に従ってください。
• 作業領域の照明を良好な状態に維持し、作業領域を清潔に保ってください。
• 各国労働保護規定。ドイツでの例:労働保護法および作業保護規定
• 作業安全および事故防止規定
2.3 個人用保護具 (PPE)
使用者の危険を避けるため、本説明書では個人用保護具(PPE)の着用を推奨しています。
• これは保護スーツ、保護メガネ、呼吸保護マスクP3クラス、保護手袋および安全シュー
ズからなります。
2.4 警告の分類
取扱説明書で使用する警告は、4つの異なるレベルに分類し、考えられる危険な作業工程を
示しています。重要度が高い順で、下記を意味します :
危険
すぐに差し迫っている危険を示しています。これが避けられない場合、死亡あるいは重傷
につながります。
警告
起こりうる危険状況を示しています。これが避けられない場合、重傷につながることがあ
ります。
注意
起こりうる有害状況を示しています。この状況が回避されないと、軽傷または微傷を引き
起こすおそれがあります。
予告
作業結果を損なう、または設備の物的損害につながる可能性がある危険を示しています。
BRS-LC 2 安全事項
JA - 5
2.5 安全記号の表示
下記の安全記号がトーチクリーニングステーション BRS-LC の確認しやすい場所に張付しま
す。
2.6 緊急時の対応
緊急時には、ただちに次のユーティリティを停止してください。
• 電流、圧縮空気、ガス
そのほかの対策については、取扱説明書「電源」、または、そのほかの周辺機器の資料をご
覧ください。
記号 意味
本取扱説明書を熟読してください。
耳と眼の保護具をご使用ください!
自動運転開始の警告
手の外傷の警告
JA - 6
3 製品の説明 BRS-LC
3 製品の説明
3.1 技術データ
警告
不適切な使用により生じる危険
機器の不適切な使用により、人員、動物および資産への危険が生じるおそれがあります。
• 機器は正しい使用方法を守ってご利用ください。
• 機器の性能改良のために、任意で改装したり変更しないでください。
• 機器は、資格を持っているスタッフ(ドイツ国内は TRBS 1203 法規を参照)によっての
み実施されなければなりません。
図 1 技術データ
244,
5
ca. 3
90
50
230200
ø 9
2560 11
0
168 159 27
環境大気温度 + 5℃から+ 50 ℃まで
相対大気湿度 ~ 90RH(20 ℃の時)
表 1 操作時の環境条件
環境空気の温度 + 5℃から+ 50 ℃まで
運送時および保管時 - 25 °C bis + 55 °C
相対湿度 ~ 90RH(20 ℃の時)
表 2 輸送および保管の環境条件
重量 10 kg
寸法 LxWxH 230×220×390
表 3 重量、寸法
BRS-LC 3 製品の説明
JA - 7
3.2 略語
エア接続径 G1/4“
内径 小 ø 8 mm
定格圧力 6 bar
作動圧 6 ~ 8 bar
圧縮空気品質等級(ISO 8573-1:2010) 等級 4以上
表 4 分岐ブロック
作動電圧 /内部の電圧源 24 VDC / 200 mA
保護等級 IP 21
5/2 ボートバルブ
定格電圧 24 VDC
消費電力 4.5 W
誘導性 近接スイッチ(PNP)
動作電圧 10 ~ 30 V DC
消費電流 約 4 mA(24 V DC の時)
許容残留リップル Vss < 10 %
連続電流 大 200 mA
消費電流 約 4 mA(24 V)
電圧降下 約 1.2 V(200 mA)
表 5 電気的接続
予告
• トーチクリーニング・ステーションは、 大性能と寿命を保証するため、清浄、含油エ
アのみで運転します。
表 4 分岐ブロック JA- 6
エアモーター/含油圧縮エアでの低格回転数 約 650 r/min、6 bar の時
エア消費量 約 500 l/min
表 6 エアモーター BRS-LC
BRS-LC トーチクリーニングステーション
TCP ツール・センター・ポイント
表 7 略語
図面やグラフにおける寸法単位: ミリメータ [mm]
表 8 寸法
JA - 8
4 納入範囲 BRS-LC
3.3 銘板
クリーニングステーション BRS-LC については銘板と共に裏側に表示されています:
お問い合わせの際には、下記の情報をご用意下さい。
機種、シリアル番号(S/N)、部品番号、製造年
3.4 使用記号とシンボル
取扱説明書には次の記号およびシンボルが使用されています。
4 納入範囲
磨耗・消耗部品は別途注文になります。
磨耗・消耗部品の注文データおよび識別番号は、 新の注文書を参照してください。ご相
談およびご注文の連絡先は、インターネット www.binzel-abicor.com でご覧いただけます。
4.1 輸送
納入範囲の部品は出荷前に入念に点検、包装しますが、運送中に損害を受ける可能性があ
ります。
図 2 トーチクリーニングステーション BRS-LC の銘板
記号 説明
• 作業指示や段落を示す段落記号。
クロスリファレンスのシンボルのところには、詳細情報、補足情報、関連情報などの参照指示が記載されています。
1 文書で記載され、順番通りに実施すべき作業ステップです。
• 完全に組み立てたトーチクリーニングステーション BRS-LC • 逆止弁付きの接続部(組付け済み)
• サイレンサ • 取扱説明書
• エアブロー用圧縮空気ホース
表 9 納入範囲
受入検査 納品書をもとに、すべての品目が揃っているか、点検してください。
製品に損傷がないか検査してください (外観検査 )!
クレームの場合 輸送中に納品が損傷した場合、直ちに 終運送業者に連絡を取ってください。 運送業者が検査する場合もありますので、包装材を保管しておいてください。
返送用の梱包 可能な限り、搬送の場合にオリジナルの包装と包材を使って下さい。 梱包や輸送中の保全
についての質問が生じた場合は、お客様の販売店、輸送業者、運送人にご相談ください。
表 10 運送と梱包
BRS-LC 5 機能説明
JA - 9
4.2 保管
閉鎖された場所での物理的保管条件:
表 2 輸送および保管の環境条件 JA- 5
5 機能説明
清掃工程には、トーチのガスノズルの円筒状の部分をクランプ具でクランプします。 ガスノ
ズルとトーチの形状に合わせたリーマは、シリンダーのストロークでガスノズル内面に移
動させて付着している溶接スパッタを取り除きます。 そこで、ケーブルアッセンブリーを使
用してガスノズル内面によって噴出されます(オプション)。 こうして、エアブロー機能
(オプション)との併用によって清掃工程の 適化が図れます。
1 装置カバー
2 V- ブロック(ノズル外形に合ったもの)
3 圧縮エア接続口 G1/4
4 ケーブルグランド
5 サイレンサ
6 エアブロー用圧縮空気ホース
7 制御線を接続する端子
8 アルミ鋳物製の本体ケース
9 エアモーター
10 ガイドブロック
11 リーマ昇降 50 mm
12 リーマ(使用されるトーチに合ったもの)
13 V- ブロック取付ベース
図 3 トーチクリーニングステーションのユニット BRS-LC
4
2
3
1
5
6
78
9
10
11
12
13
200
11060
25
JA - 10
6 試運転 BRS-LC
5.1 付属品・選択部品
6 試運転
6.1 据え付け
BRS-LC は制約付きで任意な位置、方向に設定できます。 故障なくの機能を保障するために
は、における 図 3 トーチクリーニングステーションのユニット BRS-LC JA- 8 に示すように
設定してください。
BRS-LC は、4本のネジ(ø8 mm)で防振基礎、又はオプションとして納入可能の組立スタン
ド上に固定します。
V- ブロック 使用されるガスノズルのクランプ部の外径が刻印されている。必ずサイズが合ったものを使用すること。M8-20 にて本体クランプ側にしっかり固定すること。 全ての弊社製ガスノズル用が納品可能です(ガスノズル外形基準)。
リーマ リーマの外径は、使用されるノズルの先端内径に合致したもの(通常 0.5 mm 程度小さめ)を選択する。リーマの長さにもご注意ください(リーマ挿入可能深さに合わせる)リーマの脱着時には下記サイズのスパナを使用すること。 全ての標準 WH 及びロボトーチ仕様に納入できます。
表 11 付属品
エアユニット 部品番号 830.0075エアユニットと潤滑油添加ユニットで構成される。 エアユニットは、圧縮エア中のゴミを取り除き、空気圧作動コンポーネントの潤滑のために霧状オイルを混ぜ合わせます。
フロントインジェクター(スプレーユニット)
部品番号 832.0035清掃後に、スパッター付着防止液の噴霧に使用します。
組立てスタンド 部品番号 831.0285BRS-LC は、スペースを節約するように設定可能な、容易で、かつ低価格なオプションとなります。
ブロー及びフロントインジェクター(スプレーユニット、24 V)
部品番号 832.0025ケーブルアッセンブリーを使ってガスノズル内面のブローやスパッタ付着防止液の噴霧に使用する組合せユニットです。
電磁バルブ(24 V) 部品番号 832.0005ケーブルアッセンブリーを使ってガスノズルの内面をブローするために使用します。
表 12 オプション
危険
不意の起動による負傷の危険
メンテナンス、修理、組立、取り外し等の作業中は、以下の事に注意してください。
• 電源を切ってください。
• 圧縮空気の供給を遮断してください。
• 電源プラグを抜いてください。
予告
• 設置や検収は、資格を持っているスタッフ(ドイツ国内は TRBS 1203 法規に参照)に
よって実施されなければなりません。
• 下記の注意事項に従ってください :
2 安全事項 JA- 3
BRS-LC 6 試運転
JA - 11
6.2 クランプ位置への移動のためのロボットプログラミング
ガスノズルのクランプによってトーチを介してロボット軸に反動力が伝達されないために
は、精度の高いロボットのプログラミングが必要です。 それによって故障や軸の停止が発生
する場合があります。 下記に記載されている位置決め点をロボットのプログラムに保存して
ください。
1 ロボットを待機位置 (1) に移動させる
2 BRS-LC 準備完了の状態を確認する
3 ”下方ストローク”(= I)の時、トーチを取付けベースに移動させる (2)
4 ガスノズルは、円筒状の部分によって加圧されることなく、V- ブロックに均一にに接触
しています。 トーチとリーマの軸がこれにより互いに同軸位置となります。
クランプ位置 (3)
1 待機位置 P1 2 トーチを取付けベースに移動させる 3 クランプ位置(P2)
図 4 試運転
予告
• トーチがクランプ位置になく、クランプ及びシリンダが運動する場合、リーマが損傷を
受ける恐れがあります。
1
2
3
JA - 12
6 試運転 BRS-LC
6.3 V- ブロックの固定
1 V- ブロック (2) を上から本体 (1) に挿入します。
2 キャップボルト (3) を捻じ込みます。
6.4 リーマの取り付け
1 取付ベース 2 V- ブロック 3 キャップボルト
図 5 V- ブロックの固定
1 2
3
1 リーマホルダ 2 リーマ 3 スパナ(SW-27/SW-17)
図 6 リーマの取り付け
予告
• 適切な幅を持つ工具以外のものを使わないでください。 リーマホルダ SW 17
1 2
3
BRS-LC 6 試運転
JA - 13
6.5 クランプ位置の設定
図 4 試運転 JA- 10
1 ガスノズルの付いているトーチ (7) を工具軸(リーマ軸)に対して垂直に BRS-LC (3) の上
で P1に移動させます(図 4)。
2 クランプ位置 P2(図 4)に移動させます。 ガスノズルの円筒状の部分 (1) が V- ブロック (2)に平行に接触するようにご注意ください。
6.6 エアモーターの設定
図 4 試運転 JA- 10
1 スライドブロックにおけるガイドブロック(4)をボルト(3)で緩めてスライドできるように
します。
2 エアモーター (5) をそのホルダ内で 下端に引き下げます。
3 ティーチングゲージ (7) をリーマ (6) に差し込みます。
4 トーチのガスノズル (2) をクランプ位置(P2)に移動させます。
5 ガイドブロック (4) を 下端(下部ストローク)で維持します。
6 差し込んだティーチングゲージ (7)の付いたエアモーター(2)をガスノズル (5)先端に押し
て当てます。
1 ガスノズル 2 V- ブロック 3 クリーニングステーション BRS-LC
図 7 クランプ位置の設定
1 2
3
1 本体
2 ガスノズル
3 ボルト
4 ガイドブロック
5 エアモーター
6 リーマ
7 ティーチングゲージ
図 8 エアモーターの設定
1 2
3
45
6
7
JA - 14
6 試運転 BRS-LC
7 設定したモーター位置をネジ (3) で止めます。
8 トーチをクランプ位置 (1) から移動させ、ティーチングゲージ (7) をリーマ (6) から取り外
します。
6.7 フロントインジェクタ(オプション)
清掃後、トーチはクランプ位置 (1) からガスノズル (2) での噴霧のためにインジェクタ (4)の上に移動させます。
この位置では、ガスノズル (2) はローラーレベル (3) を操作し、 ポートバルブ (7) が切り替
えます。 そうすると、圧縮エアは昇降シリンダではなくて、インジェクタ (4) に供給されま
す。
図 12 空気圧系統図 JA- 16
制御信号 昇降 = 1 を再び設定することによって噴霧が有効となります。 インジェクタ (4)を通す空気流は吸込ホース (5) で真空を作成します。 それによって、スパッタ付着防止液が
スパッタ付着防止液の容器 (6) から吸い込まれて、流れている空気に混入されます。
図 11 フローチャート JA- 15
6.8 電気接続
1 両サイドの固定ネジを緩めてフードカバーを取り外します。
2 PG 9 ネジ接続部を介して接続ケーブルをターミナルブロックに通します。
1 クランプ位置(P2)
2 ガスノズル
3 ローラーレバー
4 インジェクター
5 吸込ホース
6 スパッタ付着防止液の容器
7 ポート切替バルブ
図 9 スプレー噴霧の工程
2
1
3
4
5
6
7
予告
• トーチ・クリーニングステーションには、設定作業中に圧縮空気や電源を接続しては
なりません!
• ガスノズル直径と V-ブロック直径が合致することが必要です。
• ティーチングゲージとガスノズルの呼び径が合致することが必要です。
• リーマをトーチ種類に合致させてください。
BRS-LC 6 試運転
JA - 15
3 ターミナルアサインメント:作動電圧 24 VDC は X1.7 に、GND は X1.5.
4 ”Lift”(昇降動き)用の制御信号の入力は X1.10.
5 ”Ready”(ストロークが下方位置で、開いたクランプシリンダ)用の制御信号を X1.12
に設定します。
図 10 配線図
XPE1
X1.1
X1.1
X1.2
X1.2
X1.3
X1.4
X1.5
X1.6
X1.7
X1.8
X1.9
X1
S1S2
Y1Y2
X1.1
0X1
.11X1
.12
X2.1
X2.2
X3.1
X3.2
信号
クランプシリンダ 開
入力 / アンクランプ
出力 / シリンダ上昇
クランプ/モーター出力
ユー
ザー
24 VDC
COM(0V))
クランプ/モーター
内部
バルブ
昇落シリンダ 下端
昇降
JA - 16
6 試運転 BRS-LC
6.9 フローチャート
図 11 フローチャート
清掃
入力リーマ昇落 下端
= I?
YES
NO
BRS-LCに移動
離脱BRS-LC
出力エアブロー= I
出力クランプ= I
昇降 = I
出力
待機 2 s
昇降 = 0
出力
入力リーマ昇落 下端
= I?
出力エアブロー= 0
出力クランプ= 0
出力エアブロー= 0
待機 0.5 s
待機 0.5 s
待機 0.5 s
スプレー噴霧
リターンリターン
オプシ
スプレー噴霧
サブプログラム
噴霧位置
に移動
昇降 = 0
出力
昇降 = 1
出力
噴霧位置
離脱
原因確認
YES
NO
NOYESタイムアウト
t > 2 s
BRS-LC準備完了
オプション
推薦
清掃時間
用途による
短 1.8 s
BRS-LCにフロントインジェクターが
付いている場合
確認:
空気圧、作動
電圧、など
機械的な操作
3/2ポートバルブ作動
相当する
エアブロー
噴霧スプレー時間 用途
による
ョン
BRS-LC 6 試運転
JA - 17
6.10 圧縮エアの接続
・配管径 1/4 IN( 低φ8) ・配管径 1/6 IN( 低φ6) ・一時側に残圧抜き 3ポートバ
ルブの設置が望ましい。・配管径 1/4 IN( 低φ6) ・配管径 1/4 IN( 低 φ6) ・一
時側に残圧抜き 3ポートバルブの設置が望ましい。
警告
• メンテナンス・ステーション BRS-LC の設置作業が終わってから圧力をかけてください。
図 12 空気圧系統図
エアモーター
クランプシリンダ
アンクランプ クランプ
インジェクター
昇降シリンダ
下落 上昇
スパッタ付着防止液の容器
オプション
Z2 S2 Z1 S1
NW4
NW4
NW4
NW6
14
A
B
4 2 12
5 13
A B
1 3
31 5
2
24
14 14
14 12
1212
6 bar
JA - 18
7 運転 BRS-LC
7 運転
1 ロボット制御装置をオンします。
2 溶接工程を開始します。
3 溶接工程を完了させます。
8 運転終了
1 ロボット制御装置をオフします。
9 メンテナンスと清掃
定期的な、そして継続したメインテナンスと清掃は、機能の長い寿命と故障防止の前提で
す。
予告
• 運転、資格を持っているスタッフ(ドイツ国内は TRBS 1203 法規を参照)によってのみ
実施されなければなりません。
• トーチ・クリーニングステーション BRS-LC は溶接システムに組み込まれるため、運転
に際しては、ロボット制御などの溶接関連設備の取扱説明書を参照してください。
• トーチ・クリーニングステーション BRS-LC は、必ず一緒に納入した保護装置で操作さ
れることを確認してください。
予告
• トーチ・クリーニングステーション BRS-LC は溶接システムに組み込まれるため、運転
停止はロボットの制御に従います。 その時、溶接システムの各種コンポーネントの停止
手順書(取扱説明書)をご用意ください。
危険
不意の起動による負傷の危険
メンテナンス、修理、組立、取り外し等の作業中は、以下の事に注意してください。
• 電源を切ってください。
• 圧縮空気の供給を遮断してください。
• 電源プラグを抜いてください。
危険
感電の恐れあり
損傷したケーブルを使用すると電気事故が発生する場合があります。
• すべてのケーブルとコネクタに損傷がなく、安全に使用できる状態であるかどうかを点
検してください。
• 損傷、変形、磨耗した部品は交換してください。
予告
• メンテナンス作業および洗浄作業は、格のある人のみ
( ドイツ国内の場合は TRBS 1203 を参照 ) に限定されています。
• メンテナンス作業中および洗浄作業中は、必ずご自身が使用している作業服を着用して
ください。
BRS-LC 10 トラブルシューティング
JA - 19
9.1 週1回の手入れ
本クリーニングステーション BRS-LC は大体メンテナンスフリーです。 ですが、装置の価値
及び機能性を維持するためには、機械的な負荷を受ける部品の定期的な清掃、点検を行う
ことをお勧めします。
10 トラブルシューティング
10.1 トーチクリーニングステーション BRS-LC
予告
• 記載されているメンテナンス間隔は目安となる間隔で、交代制でない場合の運転時間を
基準にしています。
週1回の手入れ 月1回の手入れ
• リーマの状態を確認します。過酷な作業環境では毎日確認すること。
• クランプユニットを清掃します。過酷な環境作業では、毎日点検すること。
• フロントインジェクタを清祥します。
• 噴霧ユニットの蓋と Oリングを外してゴムシールを確認します。
図 9 スプレー噴霧の工程 JA- 13
• ABICOR BINZEL は基本的な清掃を毎月実施することをお勧めします。
表 13 メンテナンス間隔
危険
許可のない個人が行うと、負傷したり機器が損傷する危険があります
不適切な修理や製品への変更は、重度の負傷または機器への損傷につながる場合がありま
す。許可のない個人による変更が行われた場合、保証は無効となります。
• 操作、メンテナンス、洗浄、修理作業中は、資格のある人 ( ドイツ国内の場合は TRBS
1203 を参照 ) 以外は実行することができません。
予告
• 上記の対策で問題が解決されない場合には、専門業者又は製造元へご連絡下さい。
• 溶接電源、ケーブルアッセンブリーなど、溶接技術に属する個々の構成要素の取扱説明
書も併せてご参照ください。
故障 原因 対策
エアモーターが回転し
ない
• エア供給・ホース経路・接続不良・ホース折れ曲がり
• エアシリンダに至るまでの全てのホースと接続部をチェック
• モーターの故障、モーターを交換する
• 電磁バルブ Y1または Y2 が正しく動作していない
• ロボット制御装置の信号出力をチェック
• バルブ劣化・故障 • バルブの交換
不十分な清掃 • リーマの不良・磨耗 • リーマを交換する
トーチ部品の損害 • ノズルのサイズに合わない部品(V-ブロック、リーマ)が付着されている
• ガスノズルに合うリーマと V- ブロックを取り付ける
• ガスノズルの変形を確認する
• リーマの挿入深さを調整する
表 14 故障とその対策 BRS-LC
JA - 20
11 分解 BRS-LC
10.2 フロントインジェクタ(オプション)
11 分解
1 ネジを緩めてクリーニング・ステーションと切り粉受け皿を取り外します。
2 ネジを緩めて装置スタンドを底部から取り外します。
故障 原因 対策
噴霧できない • スパッタ防止液量不足 • スパッター防止液を補充する
• エア供給・ホース経路・接続不良・ホース折れ曲がり
• エアシリンダに至るまでの全てのホースと接続部をチェック
• 電磁バルブ Y4が正しく作動していない
• ロボット制御装置の信号出力をチェック
• バルブ劣化・故障 • 電磁バルブ Y4 を交換する
噴霧量の過多・過少 • 液量の調整不良 • 液量設定スロットルで調整
• 圧力調整器の設定を確認する : 低 6 bar / 高 8 bar
噴霧がない • 空き瓶 • ボトルを交換する
表 15 フロントインジェクタ(オプション)の故障と対策
危険
不意の起動による負傷の危険
メンテナンス、修理、組立、取り外し等の作業中は、以下の事に注意してください。
• 電源を切ってください。
• 圧縮空気の供給を遮断してください。
• 電源プラグを抜いてください。
予告
• 分解は資格のある人 ( ドイツ国内の場合は TRBS 1203 を参照 ) 以外は実行することが
できません。
• の記載項目もご確認ください。
8 運転終了 JA- 17
BRS-LC 12 廃棄処理
JA - 21
12 廃棄処理
トーチクリーニングステーション BRS-LC を適切に廃棄処理するために、まず分解する必要
があります。 廃棄の際には、関連する現地の規定、法律、規格、基準などが守られねばなり
ません。
11 分解 JA- 19
12.1 材料
本製品は、大部分がプラスチック、鉄、非鉄金属でできています。 鉄と非鉄金属は、製鋼所
や製錬所で再び溶かすことができるため、ほとんど無制限に再利用できます。 使用されてい
る化学合成物質も何が使われているかを示されているので、材料がリサイクルできるため
の分別、分留が準備されています。
12.2 補助材料
油、グリース、及び清掃材は土地に負担をかけたり、水道に流入させてはなりません。 これ
らの液体は適切な容器に保管し、適切な施設で処分してください。 処分の際にはご使用地域
の定める規定と、原料メーカーによる処分時のアドバイスに従ってください。 汚染された掃
除道具(ハケや布など)は、必ずメーカーの指示に従って処分してください。
12.3 梱包
ABICOR BINZEL では、運送時の梱包をできるだけ減らしています。 包材を選定する時に
は、その再利用を考慮しております。
T E C H N O L O G Y F O R T H E W E L D E R ´ S W O R L D .
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