Blockchain.tokyo LT - decentralized logistics (publish)

Build decentralized logistics platform with ÐAppblockchain.tokyo#4 Lightning Talk

2018-01-16 shao (Sho SAWADA)

blockchain.tokyo#4 LT @shao1555 - Build decentralized logistics platform with ÐApp

自己紹介▸ 澤田翔 (shao)

▸ Bitcellar (カメラアプリ) → Supership → 澤田企画合同会社

▸ フリーランスのエンジニア・ITアドバイザリ(最近は仮想通貨関連の仕事が多いですね)

▸ 決済サービスとか中国IT事情とかも得意分野

テーマ▸ ÐApp で非中央集権型のロジスティクスサービスを作ってみる話

▸ 要素技術: ÐApp, ERC223 Token, Smart Oracle (Oraclize)

▸ これから話すサービスが具体的にリリースされるわけではありません


典型的な物流システム

物流拠点A 物流拠点B

▸ 宅配業者は、荷主の倉庫から集荷し、出発地に近い物流拠点から目的地に近い物流拠点を経て、宛先の家に配送する

▸ 基本的には一社が一気通貫で行う (ヤマトと佐川は相乗りしない)


経路上で複数必要になる伝票

▸ 依頼主、引受店舗、発送店舗、到着店舗、宛先など、関わる当事者が情報を追えるように複写伝票になっている


伝票をコントラクトにすることで

▸ 業務指示と報酬の支払いシステムをコントラクトに乗せることで、各タスクを自由に請け負うことができるようになる (例えばヤマトが引き受けた荷物を佐川が運ぶこともできる)

物流拠点A

物流拠点B物流拠点A

物流拠点B

①

②

③

報酬: 0.001ETH, 保証金: 1ETH




コントラクトの実装

▸ 荷主が送料 (fee) をセットしてコントラクトを発行

▸ 運送業者は、荷物が運べなかった時の保険金をデポジットしてタスクを引き受ける。タスクが完遂したら保険金 + feeを受け取る。


みんなで手分けして荷物を運べる

- 0.01ETH

- 2 ETH

+ 2.005 ETH

- 2 ETH

+ 2.001 ETH

- 2 ETH

+ 2.004 ETH


運ぶ人が賠償金を用意するのは大変なので

0.01 ETH/月

100 sETH (100ETH分の保険)

- 2 sETH

+0.005 ETH+ 2 sETH

- 2 sETH


住所などの個人情報はblockchainの外に持つ(Oraclize)


まとめ▸ 「非中央集権型」のインフラを作ることで、コントラクトに沿えば誰もが参加できるようになる

▸ まるで伝票１枚１枚に金銭的価値があり、そこから報酬が分配されるような仕組み

▸ Ethereumのスマートコントラクトで概ね実現できそうだが、住所など、データ量が多く、アクセスレベルを規制する必要がある場合は Oraclize が有効雑感:

Ethereumに公開鍵認証を用いたアドレス間メッセージがあると、Oraclizeを介さずに住所などを送れて嬉しい。EIP書くべきか


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