B2個人情報発信2014 ver.03 canpanサマースクール
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Copyright by CANPAN
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NPO関係者の個人の情報発信
“たとえ明日、世界が滅びるとしても、
今日、あなたは活動の情報を発信する”
日本財団CANPANプロジェクトNPO法人CANPANセンター 山田泰久Twitter:@canpan2009http://www.facebook.com/yamadamay2014年8月改訂 Ver.03
×プロフィール
山田泰久(やまだやすひさ)
NPO法人CANPANセンター常務理事
群馬県高崎市出身、慶應義塾大学文学部卒(フランス文学専攻)。
1996年日本財団に入会。2014年4月、日本財団からNPO法人CANPANセンターに出向。
日本財団とCANPANセンターが合同で実施する、市民、NPO、企業などの活
動を支援し、連携を促進することで、民間主体のより豊かな社会づくりに貢献することを目指すソーシャルプロジェクト「日本財団CANPANプロジェクト」の企画責任者。
主に、NPO×情報発信、ソーシャルメディア、オンライン寄付、助成金、IT・Web、ノウハウ、ネットワーク、出身地などの文脈でセミナー開催、セミナー講師、プロジェクト、情報発信などを行っている。
twitter:@canpan2009 Facebook→http://www.facebook.com/yamadamay
ブログ:CANPAN講座 http://blog.canpan.info/c-koza/
Shop人にやさしく http://blog.canpan.info/p-shop/
CANPAN・NPOフォーラム http://blog.canpan.info/cpforum/
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3
CANPANについてhttp://fields.canpan.info/
公益団体のための情報発信サイト
★「団体情報」と「ブログ」で情報発信事例を学ぶ
★「助成制度」と「事業成果物」を事業の参考に
★日本財団とNPO法人CANPANセンターが合同で運営
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4
情報発信に関する個人的な歩み
日本財団・福祉チームで助成事業担当2005年~ ブログを活用した助成事業の情報発信
CANPAN担当(主にブログ活用)2009年~ Twitter時代2011年~ Facebook時代2012年~ ITツール・サービス時代2013年~ まわりまわってブログ時代★2009年4月~2014年3月までの5年間で、情報発信やITに関するセミナー企画・講師を約240回
この10年間の取り組みから見えてきた、NPOの情報発信に特化したノウハウをお伝えします。
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5
セミナーの趣旨
「説得」ではなく、「納得」のセミナーを目指します
団体の情報発信は必須だけど、個人の発信は必須ではありません。
団体の情報発信の必要性は説得させることはできますが、個人の発信の必要性は正直説得できる気がしません。
なので、個人の情報発信の重要性になんとなく気づいた人だけに、わかってもらえる、「納得!」という内容です。
※本セミナー資料は、6月、7月に開催したCANPAN研究会:個人の情報発信の内容を反映させたものです。
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6
団体か? 個人か?
今日は、どちらの立場で参加していますか?
スタッフ個人の
情報発信を
活性化したい
個人の
情報発信を
学びたい
団体の広報
個人として
• 自らの個人の情報発信の実践
• 個人の情報発信のあり方
• 組織の中での推進
• 団体内でのロールモデル
• 団体や社会への貢献
• 自分ブランディング
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7
ミニワーク&グループディスカッション
団体や活動の広報
情報収集力
自分ブランディング
ネットワーキング
個人の情報発信
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NPOの情報発信の
大前提を確認する
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9
NPOの情報発信とは?
“あなたの団体の活動は、誰のための活動か?”
NPOの情報発信も同じ
“あなたの団体の発信は、誰のための発信か?”
「誰」(=受益者)の
ための情報発信
受益者を支える「活動」を持続していく組織体の
ための情報発信
×
10
NPOの情報発信ターゲットの階層
ボランティア
寄付者
支援者
助成機関
企業
行政
一般市民
受益者
スタッフ
第5階層 第4階層 第3階層 第2階層 第1階層 第2階層 第3階層 第4階層 第5階層
一般市民
地域住民
生活の場で会う人
行政関係者
家族
専門職支援者
組織のための情報発信 受益者のための情報発信
団体を理解してもらう 活動や情報を提供する
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NPOの情報発信の構造
【広報】紙媒体:パンフ、会報誌
Web:ホームページ、ブログその他:マスコミ対応、イベント開催
個人の情報発信
コミュニケーション
コンテンツマーケティング
コンテンツ開発
わたしたちが伝えたいこと
あなたに伝わること
~2010年
2011年~
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NPOのWeb系発信ツール
ストック情報
フロー情報
個人 団体
HP
団体ブログ
facebookページ
twitter公式アカウント
代表者ブログ
TWスタッフアカウント
TW代表者アカウント
facebook個人
検索&知名度
ソーシャルネットワーク
◇ストック情報をフローへ◇公式サイトからソーシャルメディアへ
◇団体の情報を個人のネットワークへ
スタッフブログ
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NPO関係者の
個人の情報発信のパターン
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個人の情報発信のパターン
情報活動家
業務遂行派
ナチュラル志向
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事例1:情報活動家
○情報発信そのものが社会を変えていく活動と信じている
ケース:主に代表や事務局長
ツール:個人ブログ、SNSの個人アカウント
内 容:
・団体の活動に関する発信が5割以上、個人的なことが5割以下
・募集告知(イベント、ボランティア、採用、寄付キャンペーン)
・オピニオン、提案
・事業や人の紹介
●団体ブランディング、自分ブランディングにつながる
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事例2:業務遂行派
○業務上、情報発信の重要性に気づいてしまった
ケース:広報担当、イベント担当者、ファンドレイザー
ツール:SNSの個人アカウント
内 容:
・募集告知(イベント、ボランティア、採用、寄付キャンペーン)
・担当業務の中で、公式アカウントとは別に、個人アカウントで読者、参加者、支援者とSNS上でコミュニケーションを行う(お礼やお問合せ対応など)
●参加者の集まりが悪いなど、泣く泣く個人的に情報発信をするようになったことも・・・
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事例3:ナチュラル志向
○プライベートも仕事(NPO)の話も同じように発信する
ケース:NPO関係者全般
ツール:SNSの個人アカウント
内容:
・団体の活動に関する発信が2~3割、個人的なことが7~8割
・普段の生活の一部として仕事があり、仕事に関するつぶやきが、たまたまNPO活動に関する発信となっている
・情報のシェア
・募集告知(イベント、ボランティア、採用、寄付キャンペーン)
●情報発信そのものに対して抵抗感はない。いい人。
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きっかけ
個人の情報発信を始めたきっかけ
• とりあえず、なんとなく
• 情報発信の効果を信じて
• 情報発信が好き
• イベント担当などで、業務上せっぱつまって
• 知ってしまったものの責任
• 世間に訴えたい
• がんばっている自分が好き
• 自分ブランディング
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NPO関係者の個人の情報発信に必要なもの
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前提
【社会環境】
○SNSの活用が当たり前に
○イベント・セミナーの数がすごく増えている
→ネット上で、リアルで、個人がコミュニケーション(情報発信)する機会が増えている
【団体として】
これを機会と捉えるか、脅威と捉えるか?
• SNSを理解しないのが一番のリスク、理解した上でSNSを活かすチャンスを考える
• SNSだけではなく、リアルな場での発信もチャンスと考える
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あらためて、団体か? 個人か?
今日は、どちらの立場で参加していますか?
スタッフ個人の
情報発信を
活性化したい
個人の
情報発信を
学びたい
団体の広報
個人として
情報発信で社会に貢献する
自ら実践して個人の情報発信を行う
他のスタッフに薦めるには「説得」ではなく、「納得」
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団体の立場で考えた時に
団体のことをどう伝えるか、どう伝えちゃいけないかを共有する
→団体として、コミュニケーション内容の基準を作る
個人の情報発信を促進する、評価する
→ネガティブガイドラインではなく、ポジティブガイドランを作る
団体への貢献の仕方は複数あり、その一つの方法として個人の情報発信がある
→SNSの発信だけではなく、リアルな場でのコミュニケーションも
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団体内で推進するために
団体
社会問題
NPOセクター
• スタッフの人となりから団体に関心を持ってもらう• 組織や活動のことを伝える• 発信で資源を集める
• 知られていないことを知ってもらう• 必要としている人に情報を届ける
• NPOの役割そのものを理解してもらう• 日常の中でNPOの情報を見るきっかけを作る
コミットメント 個人の情報発信
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個人の立場で考えた時に
個人の情報発信で貢献したい
• 団体の運営に対する貢献
• 取り組んでいる問題に対する理解促進
• 社会に対する有益情報の提供
• 自分の周囲の人に対する有益情報の提供
• 市民参加の実現
『一人でも「参考になった」という人がいるのなら発信する』
という決意
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個人の情報発信の資質
チェックポイント
情報発信に対する自団体の文化(情報発信の○×)を理解している
情報を発信することでどんな影響(いい意味でも、悪い意味でも)が出るかという想像力を持っている
情報発信をしていれば何かいいことがあると信じている
<オンラインの情報発信の場合> SNSの特性を理解している
<リアルな場での交流>対人コミュニケーションが嫌いじゃない
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NPO関係者の個人の情報発信をどう実現していくか?
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ステップ1~4
ステップ1 団体の情報発信の拡散
ステップ2 社会問題の情報収集と拡散
ステップ3 個人としての発信
ステップ4 コミュニケーション
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ステップ1 団体の情報発信の拡散
(1)SNSの個人アカウントでシェア①公式アカウントの投稿や、ブログ等のURLをコメントをつけずにシェア
②一言、紹介コメントをつけてのシェア③自分の関わりや思いを交えたコメントをつけてのシェア
(2)リアルな場で団体パンフレットの配布①常に団体のパンフレットやチラシなどを数部持っていて、リアルに会った人の中で興味を持ってくれた人に渡す
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ステップ2 社会問題の情報収集と拡散
(1)取り組んでいる社会問題に関する情報を積極的に収集する
(2)SNSの個人アカウントでシェア①参考サイトのURLのシェア②一言、解説コメントをつけてのシェア③自分の関わりや考え、思いを交えたコメントをつけてのシェア
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ステップ3 個人としての発信
(1)日常会話として(オンライン/オフライン)①ソーシャルセクター以外の友達も見ていると意識して、省略せずにわかりやすい内容で発信
②時事ネタに関するタイムリーな情報提供
(2)物語で伝える(オフライン)①団体の物語②なぜこの活動に関わっているかの個人の物語
(3)専門性の発信(オンライン)①オピニオン、提案②業務を通じて得た知見やノウハウの提供
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ステップ4 コミュニケーション
(1)イベント参加者とのコミュニケーション①イベント当日のリアルなコミュニケーションの他に、イベント前後のSNS上のコミュニケーション
(2)支援者とのコミュニケーション(オンライン)
(3)情報拡散者とのコミュニケーション(オンライン)①情報拡散に対してもしっかりお礼を伝える
★対象者の投稿に対する情報収集が重要★どの立場で会話するか、その人と関係性に基づく、コミュニケーションが大事
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ツール
ブログ
• コミュニケーション・ツール• 友達のカテゴリー設定で発信先を使い分け
• 更新頻度&投稿の時間帯
• テーマ型の情報発信ツール(日常の発信はその他のSNSへ)
• 活動より、思い・意見・考え
• 団体ブログに個人名で記事作成というスタイルもあり
リアル • 自己紹介&団体紹介
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【参考】研究会からの参考事例①
【Facebook】• 団体のFacebookページは個人のアカウントでシェアする。• Facebookシェアもコメント付きでする。コメント付きの方が読まれる。
• 団体の投稿に絡めて、「最近こういうことやっています」という近況報告を団体の投稿のシェアとともに行う。
• Facebookで表示されるのは最初の数行なので、そこで簡単にわ
かりやすく伝える。そこからリンクへ飛ばす、その後ろで長くコメントする。
【Twitter】• 個人ブログを更新した際に自動でTwitterに連携。• Twitterは、カテゴリー層への個別アプローチ(ボランティアについてつぶやいている人など)に活用する。
• Twitterはキーワードを意識して投稿。そのキーワードについてつぶやいているTwitterのBotがRTしてくれることもある。
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【参考】研究会からの参考事例②
【SNS共通】• イベントのゲストや講師をタグ付けして投稿(相手のタイムラインにも表示させる)
• シェアの時に自分の言葉で書く。友人であれば、Facebookは引用「@_」を使う、Twitterであればアカウント「@_」を入れる。
• イベントの発表者に”有名人”をお願いし、その人のブランド力、発信力を活用する。
【ブログ】• ブログ記事作成はスタッフの育成機会として活用。
• 団体ブログは情報、代表ブログは意思表明という使い分けを行っている。
• 関係者ブログは、団体のビジョンが伝わっているかの試金石になる。
• ブログは写真やURリンク、タイトルをしっかり考える。
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個人の情報発信の目的
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個人の情報発信の目的
・情報の流通
・個人のつながりでの広報活動
・支援者とのコミュニケーション強化
・個人によるオピニオン・ノウハウ提供を通じた団体の認知度向上(コンテンツ・マーケティング)
・発信者個人のネットワーク強化
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• 情報発信の内容に個人を登場させる(共感ポイント)
• SNSの発信の中にNPO活動の話題を潜ませる
• 社会の意識を変えていくために、まずは周囲の人の意識を変えていく
• 自分たちにとってあたりまえのことが、他の人の参考になる
• SNS上では宣伝より報告をしっかり行う
• SNS上で行ったお願い事項にはしっかり感謝の言葉を伝える
• 情報がより多く拡散されることが団体のイメージ向上につながる
• 団体の中で、SNSの特性・便利さ・怖さを共有・蓄積していく
★参考事例:
マドレボニータ、コモンビート、チャリティサンタ、カナエールなど
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個人の情報発信のアイデア・テクニック・ポイント
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ケース・スタディ
・リアル/オンラインの作法
・Facebookのテクニック
・Twitterのテクニック
・クラウドファンディング時の作法
・イベント時の作法
・寄付キャンペーン時の作法
・アドボカシー時の作法
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ケース・スタディ
• Facebookは友達を「リスト」で整理し、発信の対象をわける、FBイベントの招待の際に活用する
• 積極的に発信することで、その内容について友達から相談がくる
• きっと何かあった時に、友達に頼りにされる
• Facebookグループで非公開グループを作成し、ボランティア、支援者との交流を行う
• Yahoo!リアルタイム検索で、団体について発信している人を見つける
• 寄付の時はFacebookメッセージで個別にお願いをする
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【参考】研究会からの参考事例③
【団体の中での個人の情報発信に関する扱い】
• 目的・効果のマインドセットを主にしたポジティブガイドラインを作成している。
• 採用とビジョン共有、日頃のコミュニケーションがあれば、団体のブランディングに悪影響となるような発信は基本的にしない。
• なるべくSNSを使ってもらい、トライ&エラーを行っていく。スタッフ同士のつながりを強化して、goodを共有し、エラーを気づきやすい環境にしていく。
• 「発信する=自分を表現する」ととらえている。発信することは素晴らしい。
• スタッフ個人の発信について、「いいね!」「共感した!」の反応を積極的にしていく。
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【参考】研究会からの参考事例④
• 他人の言葉のコピペではなく、自分の言葉で発信することを推奨。テンプレートは共有してもOK。自分で考えることが重要。
• 団体のアカウントで発信する時に「誰が書いたか」が重要なので、冒頭に名前を入れるようにする。
• 団体で発信する時も、自分の人柄がわかってもらえる、親近感をもってもらえそうなエピソードを投稿する
• 情報公開のタイミングを周知させる。
• 表現、表記のしかたを合わせる。
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【参考】研究会からの参考事例⑤
【個人の情報発信】
• 読み手がいやな印象を持つ(感じる)内容や文面は書かない。
• 10回に1回ぐらいは本音っぽい投稿で人間としてのブランディングを図る
• 団体の宣伝になりすぎないようにする。
• まじめになりすぎず、かつまじめにがんばっている”NPO”のイメージを壊さないようにする。
• 自分らしい言葉で書く。
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【参考】研究会からの参考事例⑥
【個人の情報発信の成功体験】
• オピニオン的な発信することで、その趣旨に賛同してもらい土地を寄付していただいた。
• とあるキーワードに関連してTwitterで発信したら、そのキーワードに関心を持っている有名人がRTしてくれた。
• ネットで発信することで、書籍出版にもつながる。
• クラウドファンディングの時に、シェアしてくれた友達には個人アカウントで「いいね!」「ありがとう!」のコメントなどを積極的に行い、寄付へのアクションをおこしてもらうには、個別にメール・電話・メッセージすることで、寄付の確度が高まった。どれだけリアルなコミュニケーションに近づけられるか
• 思わぬところから仲間があらわれる。
• 活動の情報を発信し続けていたら、活動地域以外の人にも興味を持ってもらえるようになった。
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【参考】研究会からの参考事例⑦
• 団体の活動をシェアすることで、団体のことを知らなかった旧友に活動を知ってもらった。
• 個人で情報発信していると、思わぬ人から「○○やっているんだよね」とか話が来たりする。
• 個人対個人でアプローチできる(ボランティアの勧誘など)
• メルマガで転職話を書く→Facebookページに投稿→個人アカウントでコメント付きシェア(自分の知り合いからいろいろな反応があった)。
• NPOで働く以前のFacebookの友達がそれなりにいるので、NPO関
係の投稿をするようになったら、そういった一般の人から相談されるようになった。
• Facebookを活用することで世代を超えた友人関係が出来た。
• 1年以上会ってない人とも、Facebookなど情報発信をしていると、話が早く理解される。
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【参考】研究会からの参考事例⑧
• ネットワークが強化される(広くなる、名刺交換しただけだけどその後がある)。
• 支援者と距離が近くなる。
• Facebookが個人証明になることが多い(この人、大丈夫だという安心感)。
• 誕生日にかこつけて投稿することで、集客・告知に効果があった。
• 関係情報をキャッチしやすい。
• (失敗事例)メディアに出るときに告知をしなかった。寄付者に活
動の様子を伝えたり、コミニュケーションをする機会を逃した。周囲の知人に、自分たちの活動のことや社会課題を伝える機会にもなったのに残念だった。
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参考
地元応援クラウドファンディングFAAVOのブログから引用http://faavo.jp/magazine/4453
プロジェクトの周知活動で知っておきたい7つのFacebook活用方法■リンクをシェアするときは、必ず一緒にコメントを入れる■友達がプロジェクトページのリンクを投稿してくれたら「いいね!」とコメントをつける■投稿をするときは、ポジティブな表現を使う
■写真付き投稿には人の顔が入った写真を使うと関心を引きやすい■FAAVOのFacebookページで自分のプロジェクトが紹介されていたら、『いいね!』とコメントをつける■リンクをシェアするときは、友達と同じタイミングでシェア■支援して欲しい、投稿をみてほしい人がいる場合、その人の投稿に「いいね!」、コメントする。あるいは、その人のFacebookプロフィール欄を見に行く。
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NPO関係者の個人の情報発信のこれから
47
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あらためて
NPOの情報発信・広報は、次の時代へ
◎紙→ インターネット →ソーシャルメディア →SNS(今ここ)
自団体の宣伝・広報のためというよりは、業界全体を通じての認知度向上、機会提供を目指す
①NPOセクターのことや活動そのものを知ってもらう
②情報発信を通じて「市民参加」の機会を提供する
→SNSがここまで流行る前では実現できなかったことが、実現できるようになった
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個人の情報発信の意義
• SNSでつながっている同じような人が発信している情報の価値(=特別なものではなく、「自分でも出来る」感)。
• 自団体のミッションや活動に共感しているNPOスタッフが、自分の共感と同じような体験を、周囲の人にも提供したいという気持ちを持つ。
• 一方的に訴えるのではなく、自然と理解してもらうことが必要。そのツールとしてSNSが重要になってきている。
• 周囲の人に対して、参考になる情報を提供する、社会貢献を行う機会の情報を提供する。「市民参加」と「市民メディア」という社会の実現を目指す。
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団体としての注意点
• 個人の情報発信の強制はお互い不幸になる
• 誰かが率先する、成功体験を共有する
• 様々な方法で団体に貢献することが出来ることを提示する(そのうちの一つが、個人の情報発信)
• 自由に発信できる雰囲気を作る
• 個人の情報発信で団体に貢献してくれた人はしっかり讃える
• ポジティブガイドラインを作る、やってもいいことの棚卸しをしてポジティブリストを作る
• 必要最低限のリスクだけを管理
×今後の検討課題
個人の情報発信のさらなる整理
<検討ポイント>
・役職/部門別の個人の情報発信の違い
・団体の規模や分野による違い
・受益者もSNSをやっている場合の配慮
・支援者とスタッフ個人で友達になるかどうか
(仕事とプライベートの使い分け)
・今後の人材採用の際に、情報発信力が加味されるかどうか
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×これからの社会
• これからは組織ではなく、やっぱり人。
• 人のつながり、個と個がつながることの大事さ。
• 個人の情報発信とは、発信と収集。
• ネット上のグループディスカッション、対話の場。
(話して、聞いて、自分の中に新しいものが生まれる)
52
×
個人の情報発信のヒントになるネット記事
53
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参考
「自社のウェブサイトに社長の写真が 載っていない会社は要注意」
「社長の挨拶文の主語に「私」「私たち」をつかっているかいないかを調べました」
ほぼ日刊イトイ新聞「どうして投資をするんだろう?」
第5回 社員の顔がみえる会社。 2014-5-20
ファンドマネージャー・藤野英人さんの言葉より
http://www.1101.com/fujino/2014-05-20.html
→人の顔が見えること、発信の主語が「私」「私たち」になっていること。「人は人にしか共感しない」というNPOの情報発信のヒントになる記事です。
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55
参考
「『脱・広告』を宣言する理由として、『広告ありき』ではなく『人を起点としたマーケティング』が必要とされているという言い方もできるでしょう。」
「アンバサダーにお金をあげないで!」
宣伝会議のアドタイ『いいかげん、脱・広告宣言!』
京井 良彦さん
(電通 マーケティング・デザイン・センター プランニング・ディレクター)
http://www.advertimes.com/20140611/article159862/
→「人を起点としたマーケティング」というキーワードを参考にして、NPOは「人を起点とした情報発信」という考えがこれから必要。
記事の中にある「アンバサダー」について、NPOスタッフこそ、アンバサダーとなって自団体の紹介をしたい。
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56
参考
「インナーマーケティングで顧客接点を広告化!」
宣伝会議のアドタイ『いいかげん、脱・広告宣言!』
京井 良彦さん
(電通 マーケティング・デザイン・センター プランニング・ディレクター)
http://www.advertimes.com/20140604/article158705/
×これからの情報発信樹木は育成することのない
無数の芽を生み、根をはり、枝や葉を拡げて
個体と種の保存にはあまりあるほどの養分を吸収する。
樹木は、この溢れんばかりのの過剰を使うことも、享受することもなく自然に還すが
動物はこの溢れる養分を、自由で嬉々としたみずからの運動に使用する。
このように自然は、その初源からの生命の無限の展開にむけての秩序を奏でている。
物質としての束縛を少しずつ断ちきり、やがて自らの姿を自由に変えていくのである。
“デンマーク王子アウグステンブルク公にあてた
美学的なことに関する書簡第27号より一部を抜粋“
フリードリヒ・フォン・シラー
横浜/ランドマークタワー
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