AST, ALT, LDH, ALP γーGT, CK, AMY, ChEALP 0 10 20 30 40 50 60 360 365 370 375 380 385 390 395 400...
Transcript of AST, ALT, LDH, ALP γーGT, CK, AMY, ChEALP 0 10 20 30 40 50 60 360 365 370 375 380 385 390 395 400...
AST, ALT, LD, ALP
γーGT, CK, AMY, ChE
日大板橋病院 臨床検査部
竹島 秀美
酵素項目評価幅一覧
項目 A評価幅 B評価幅 C評価幅
試料 S-1 S-2 S-1 S-2 S-1 S-2
AST ±5% ±5% ±7.5% ±7.5% ±10%
ALT ±5% ±5% ±7.5% ±7.5% ±10%
LD ±3.9% ±3.9% ±5% ±5% ±7.5% ±7.5%
ALP ±5% ±5% ±7.5% ±7.5%
γ-GT ±5% ±5% ±7.5% ±7.5%
CK ±5% ±5% ±7.5% ±7.5%
AMY ±5% ±5% ±7.5% ±7.5%
CHE ±4.7% ±4.7% ±5% ±5% ±7.5% ±7.5%
AST
0
10
20
30
40
50
60
110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122
S-1
0
20
40
60
80
100
120
140
19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
S-2
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
106 108 110 112 114 116 118 120 122 124 126
測定値
測定値
S-1
頻度
頻度
S-2
目標値:116.4
110~123(C:0)
目標値:26.5
25~28(D:1)
● JSCC法● IFCC法
N = 197
施設数 施設% 試料 目標値 平均値 C.V(%)
JSCC標準化対応法197 99.5% S-1 116.4 115.9 1.5
197 99.5% S-2 26.5 26.3 3.6
IFCC標準化対応法1 0.5% S-1 112
1 0.5% S-2 27
1) 今年度の採用頻度は、1施設を除き殆どJSCC標準化対応法であった。
2) 全体のCVはS-1が1.5%(昨年度1.6%)と非常に収束度合いが高かった。S-2ではCV3.6%であるがSDは0.93であり十分な収束が認められた。
3) 今年度の評価においては、S-2低濃度試料で評価が厳しくなるため±7.5%B評価を設定した。S-1試料ではC・D評価の施設は認められなかったが、S-2試料で1施設D評価であった。D評価の施設においては検量に指定factorを使用する機種と推察されるためと思われる。
ALT
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
128 130 132 134 136 138 140 142 144
S-1
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29
S-2
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
126 128 130 132 134 136 138 140 142 144
測定値
測定値
S-1
頻度
頻度
S-2
目標値:135.5
128~143(C:0)
目標値:23.7
22~25(C:1,D:2)
● JSCC法● IFCC法
N = 198
1) 今年度の採用頻度は1施設を除き殆どJSCC標準化対応法であった。また日臨技評価範囲に準じ、今年度はS-2試料においてA評価±5.0%
B評価±7.5%、C評価±10.0%の評価幅を採用した。
2) 全体のCVはS-1が1.6%、S-2が4.5%であり、S-2試料のSDは1.08であることからも、十分な収束が認められた。
3) S-1試料で評価幅を外れた施設は認められなかった。S-2試料ではC評価1施設、D評価2施設であった。
4) ALT項目のD評価施設においても、1施設指定factorでの検量と推察される機種が認められた。
施設数 施設% 試料 目標値 平均値 C.V(%)
JSCC標準化対応法198 99.5% S-1 135.5 135.0 1.6
198 99.5% S-2 23.7 23.9 4.5
IFCC標準化対応法1 0.5% S-1 127
1 0.5% S-2 26
205
210
215
220
225
230
235
330 335 340 345 350 355 360 365 370
LD
0
10
20
30
40
50
60
70
334 337 340 343 346 349 352 355 358 361 364 367
S-1
0
10
20
30
40
50
60
210 212 214 216 218 220 222 224 226 228 230 232
S-2
測定値
測定値
S-1
頻度
頻度
S-2
目標値:349.7
336~364(C:0)
目標値:220.5
211~230(C:0)
● JSCC法●GSCC/IFCC標準化対応法
N = 193
1) 採用頻度はJSCC標準化対応法が99.5%であり、十分な標準化が認められた。
2) 全体のCVはS-1が1.2%、S-2が1.5%であり、非常に収束度合いが高かった。
3) 評価幅を外れた施設はS-1試料、S-2試料とも認められなかった。
施設数 施設% 試料 目標値 平均値 C.V(%)
JSCC標準化対応法193 99.5% S-1 349.7 349.6 1.2
193 99.5% S-2 220.5 220.4 1.5
GSCC/IFCC標準化対応法
1 0.5% S-1 457
1 0.5% S-2 210
ALP
0
10
20
30
40
50
60
360 365 370 375 380 385 390 395 400 405 410 415
S-1
0
5
10
15
20
25
30
35
220 222 224 226 228 230 232 234 236 238 240 242 244 246 248
S-2
測定値
測定値
S-1
頻度
頻度
S-2
目標値:385.7
366~406(C:4)
目標値:234.9
223~247(C:3)
215
220
225
230
235
240
245
250
255
360 370 380 390 400 410 420
● JSCC法
N = 193
ALP
215
220
225
230
235
240
245
250
255
360 370 380 390 400 410 420
1000以上
500 ~ 999
300 ~ 499
200 ~ 299
0 ~ 199
なし・未記入
病床数別
試料11
試料
12
N = 193
施設数 施設% 試料 目標値 平均値 C.V(%)
JSCC標準化対応法193 100% S-1 385.7 385.9 1.9
193 100% S-2 234.9 233.5 2.2
1) 採用頻度はJSCC標準化対応法100%であり、全ての施設で採用していた。
2) 全体のCVはS-1が1.9%、S-2が2.2%であり、昨年度の調査と比較して、(昨年度S-1 3.3%、S-2 3.4%)収束度合いが高かった。
3) 評価幅を外れた施設は、S-1試料でC評価4施設、S-2試料ではC評価3施設であった。
4) 評価幅を外れた施設においては、S-1試料とS-2試料のツインプロットより比例系統誤差が示唆された。ALP項目ではbufferのpH変動によるデータへの影響があるため、自施設での管理血清によるデータ管理に注視頂きたい。今年度調査の全施設統計SDは、S-1試料で7.2U/L、S-2試料で5.1 U/L であった。
γ-GT
0
10
20
30
40
50
60
150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164
S-1
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
34 35 36 37 38 39 40 41 42
S-2
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
145 150 155 160 165 170 175
測定値
測定値
S-1
頻度
頻度
S-2
目標値:155.8
148~164(C:0)
目標値:37.9
35~40(C:1)
N = 194
● JSCC/IFCC標準化対応法■その他の方法
施設数 施設% 試料 目標値 平均値 C.V(%)
JSCC標準化対応法194 98.4% S-1 155.8 155.3 1.2
194 98.4% S-2 37.9 37.6 2.5
その他の方法3 1.6% S-1 161.0 6.1
3 1.6% S-2 39.3 5.2
1) 採用頻度はJSCC標準化対応法が98.4%であり、特定のメーカーの試薬を使用している3施設中2施設が検量に指定factorを用いており「その他の方法」を指定していた。データ標準化の目的からもERMでの検量を行いJSCC標準化対応法への変更を考慮願いたい。
2) 全体のCVはS-1試料が1.2%、S-2試料が2.5%であり、非常に収束度合いが高かった。γ-GT項目についても十分な標準化が進んでいる状況が認められた。
3) 評価幅を外れた施設は、S-1試料では認められなかった。S-2試料ではC評価1施設であった。C評価の施設においては比例系統誤差が認められた。
CK
0
10
20
30
40
50
60
70
80
330 335 340 345 350 355 360 365 370 375 380 385
S-1
0
10
20
30
40
50
60
70
158 160 162 164 166 168 170 172 174 176 178
S-2
155
160
165
170
175
180
330 335 340 345 350 355 360 365 370 375 380
測定値
測定値
S-1
頻度
頻度
S-2
目標値:352.5
334~371(C:1)
目標値:166.1
157~175(C:1)
● JSCC法● IFCC法
N = 186
1) 本年度の採用頻度はJSCC標準化対応法が99.5%であり、十分な標準化が進んでいる状況が認められた。
2) 全体のCVはS-1が1.4%、S-2が1.5%であり非常に収束度合いが高かった。
3) 評価幅を外れた施設は、S-1試料でC評価1施設、S-2試料ではC評価1施設であった。
4) C評価の1施設は、S-1とS-2のツインプロットより比例系統誤差が認められたため、適切な検量を実施することにより評価幅を許容できることが示唆された。また他の1施設は検量に指定factorを用いると推察される機種であった。
施設数 施設% 試料 目標値 平均値 C.V(%)
JSCC標準化対応法186 99.5% S-1 352.5 356.2 1.4
186 99.5% S-2 166.1 166.9 1.5
IFCC標準化対応法1 0.5% S-1 359
1 0.5% S-2 171
AMY(全体)
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
185 190 195 200 205 210 215 220 225 230 235 240 245 250 255
S-1
0
10
20
30
40
50
60
70
80
72 74 76 78 80 82 84 86 88 90 92 94 96 98 100
S-2
70
75
80
85
90
95
100
180 190 200 210 220 230 240 250 260
測定値
測定値
S-1
頻度
頻度
S-2
●標準化対応法● G3-CNP
N = 191
AMY(標準化対応法)
0
5
10
15
20
25
30
35
40
45
218 220 222 224 226 228 230 232 234 236 238 240 242 244 246 248
S-1
0
5
10
15
20
25
30
35
40
45
50
85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98
S-2
82
84
86
88
90
92
94
96
98
100
210 215 220 225 230 235 240 245 250
測定値
測定値
S-1
頻度
頻度
S-2
目標値:228.6
217~241(C:1,D:1)
目標値:88.8
84~94(C:1,D:1)
N = 188
● Gal-G2-CNP ● 3-ケトブチリデン-G5-CNP ● 4.6エチリデン-G7-PNP
● 6-アジ化-G5-CNP ● G3-CNP ● G5-CNP(PNP)
● Gal-G5-PNP(CNP) ● ベンジル-G5-PNP ● G4-CNP(PNP)
施設数 施設% 試料 目標値 平均値 C.V(%)
IFCC(JSCC)標準化対応法
188 97.9% S-1 228.6 229.3 1.8
188 97.9% S-2 88.8 88.8 2.1
非還元末端非修飾オリゴ糖比色法(G3-CNP)
4 2.1% S-1 210.0 10.5
4 2.1% S-2 89.3 9.5
非還元末端修飾オリゴ糖比色法(ベンジル-G5-PNP)
0 0%
0 0%
非還元末端修飾オリゴ糖比色法(3-ケトブチリデン-G5-CNP)
0 0%
0 0%
非還元末端修飾オリゴ糖比色法(6-アジ化-G5-CNP)
0 0%
0 0%
非還元末端修飾オリゴ糖比色法(4,6-エチデリン-G7-PNP)
0 0%
0 0%
非還元末端修飾Galactose修飾など(Gal-G5-PNP(CNP))
0 0%
0 0%
非還元末端修飾Galactose修飾など(Gal-G2-CNP)
0 0%
0 0%
1) 採用頻度はJSCC標準化対応法が都臨技精度管理調査開始以来、87.5% → 91.9% → 94.8% →95.0%→95.8%→96.8%⇒97.9%⇒97.2%⇒97.9%と年々頻度が増加傾向にあり、AMY
項目においても十分な標準化が進んでいる状況が認められた。
2) JSCC標準化対応法のCVは、S-1が1.8%、S-2が2.1%であり、使用基質によるデータ乖離も認められなかったため、データは非常に収束していた。
3) A評価幅を外れた施設は、S-1試料はC評価1施設D評価1施設S-2試料ではC評価1施設D評価1施設であった。C・D評価の施設においては比例系統誤差が認められたため、酵素キャリブレータによる検量が望まれる。
4) G3-CNPによる基質固有値を選択した施設においても、JSCC標準化対応法に補正したと推察できる施設が2施設あった。
ChE(標準化対応法)
0
10
20
30
40
50
60
70
206 209 212 215 218 221 224 227 230 233 236 239 242 245 248
S-1
0
5
10
15
20
25
30
35
40
45
313 316 319 322 325 328 331 334 337 340 343 346 349 352 355 358 361 364 367 370
S-2
300
310
320
330
340
350
360
370
380
200 205 210 215 220 225 230 235 240 245 250 255
測定値
測定値
S-1
頻度
頻度
S-2
目標値:232.7
221~244(C:1,D:1)
目標値:351.9
335~369(D:1)
N = 165
● p-ヒドロキシベンゾイルコリン ● 2,3-ジメトキシベンゾイルチオコリン● 5-メチル-2テノイルチオコリン● ブチリルチオコリン● ベンゾイルチオコリン
施設数 施設% 試料 目標値 平均値 C.V(%)
JSCC標準化対応法154 100% S-1 232.7 233.1 1.9
154 100% S-2 351.9 352.6 1.7
チオコリン誘導体を基質とする方法(ブチリルチオコリン)
0 0%
0 0%
チオコリン誘導体を基質とする方法(2,3-ジメトキシベンゾイルチオコリン)
0 0%
0 0%
チオコリン誘導体を基質とする方法(5-メチル-2-テノイルチオコリン)
0 0%
0 0%
チオコリン誘導体を基質とする方法(ベンゾイルチオコリン)
0 0%
0 0%
ベンゾイルコリン誘導体を基質とする方法
(3,4-ジヒドロキシベンゾイルコリン)
0 0%
0 0%
1) 採用頻度はJSCC標準化対応法の8年間の推移は87.3% → 88.4% → 93.3% →100%→100%→100%⇒99.4%⇒99.4%⇒100%でありCHE項目においても十分な標準化が進んでいる状況が認められた。
2) JSCC標準化対応法のCVは、S-1試料1.9%、S-2試料1.7%であり、非常に収束度 度合いが高かった。
3) 評価幅を外れた施設はJSCC標準化対応法報告で、S-1試料ではC評価1施設D評価1施設、S-2試料ではD評価1施設であった。D評価の施設では比例系統誤差が認められたため、適切な検量を実施することにより評価幅を許容できることが示唆された。
4) JSCC標準化対応法での基質別の乖離は認められなかった。
AST[dry]
0
1
2
3
4
5
102 104 106 108 110 112 114 116 118 120 122
S-1
0
1
2
3
4
5
6
24 25 26 27 28 29 30 31 32
S-2
目標値:26.5
21~32(C:0)
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
100 102 104 106 108 110 112 114 116 118 120 122
測定値
測定値
S-1
頻度
頻度
S-2
目標値:116.4
93~140(C:0)
N = 13
●富士フィルム●オーソ
ALT[dry]
0
1
2
3
4
117 120 123 126 129 132 135 138 141 144 147 150
S-1
0
1
2
3
4
5
6
19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
S-2
測定値
測定値
S-1
頻度
頻度
S-2
目標値:135.5
108~163(C:0)
N = 13
目標値:23.7
18~29(C:1)
17
19
21
23
25
27
29
31
105 110 115 120 125 130 135 140 145 150 155 160 165
●富士フィルム●オーソ
LD[dry]
0
1
2
3
4
325 330 335 340 345 350 355 360 365 370 375 380 385
S-1
0
1
2
3
4
5
205 210 215 220 225 230 235 240 245 250 255 260
S-2
測定値
測定値
S-1
頻度
頻度
S-2
目標値:349.7
279~420(C:0)
N = 13
目標値:220.5
176~265(C:0)
200
210
220
230
240
250
260
310 320 330 340 350 360 370 380 390
●富士フィルム●オーソ
ALP[dry]
0
1
2
3
325 330 335 340 345 350 355 360 365 370 375 380
S-1
0
0.5
1
1.5
2
2.5
3
3.5
4
4.5
185 190 195 200 205 210 215 220 225 230 235
S-2
測定値
測定値
S-1
頻度
頻度
S-2
目標値:385.7
308~463(C:0)
N = 11
目標値:234.9
187~282(C:0)
180
190
200
210
220
230
240
320 330 340 350 360 370 380 390
●富士フィルム●オーソ
γ-GT[dry]
0
1
2
3
4
151 154 157 160 163 166 169 172 175 178 181 184
S-1
0
1
2
3
4
30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40
S-2
測定値
測定値
S-1
頻度
頻度
S-2
目標値:155.8
124~187(C:0)
N = 11
目標値:37.9
30~4(C:0)
30
32
34
36
38
40
145 155 165 175 185
●富士フィルム●オーソ
CK[dry]
0
1
2
3
4
5
375 380 385 390 395 400 405 410 415 420 425
S-1
0
1
2
3
4
5
150 155 160 165 170 175 180 185 190 195 200
S-2
測定値
測定値
S-1
頻度
頻度
S-2
目標値:352.5
282~424(C:0)
N = 13
目標値:166.1
132~200(C:0)
150
155
160
165
170
175
180
185
190
195
200
350 360 370 380 390 400 410 420 430
●富士フィルム●オーソ
AMY[dry]
0
1
2
3
4
5
6
7
8
190 210 230 250 270 290 310 330 350
S-1
0
1
2
3
4
5
76 78 80 82 84 86 88 90 92 94 96
S-2
測定値
測定値
S-1
頻度
頻度
S-2
目標値:228.6
182~275(D:1)
N = 13
目標値:88.8
71~107(C:0)
70
75
80
85
90
95
100
105
110
170 190 210 230 250 270 290 310 330 350
●富士フィルム●オーソ
ChE[dry]
0
1
2
3
222 224 226 228 230 232 234 236 238 240
S-1
0
1
2
3
336 339 342 345 348 351 354 357 360 363
S-2
測定値
測定値
S-1
頻度
頻度
S-2
目標値:232.7
186~280(C:0)
N = 5
目標値:351.9
281~423(C:0)
330
335
340
345
350
355
360
365
370
210 215 220 225 230 235 240 245 250
●富士フィルム●オーソ
1) 前回の調査同様、今回の精度管理調査においてもS-1、S-2試料ともWET法と同じ目標値を用いて評価を行った。なお評価幅については、昨年までの評価幅をそのまま用いた。
2) AST, LD,ALP,γGT,CK,CHEの項目においては、JSCC標準化対応法の目標値±20%の範囲内であり、ドライ項目においても年々データの収束が認められた。
3) A評価の範囲内ではあるが、すべての酵素項目において富士フィルム社とオーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス社のデータにおいて二峰性が確認された。
4) ALP,CK項目について、WET法の目標値に対して全て低値もしくは高値傾向が認められ、試料のマトリクスの影響が示唆された。
5) AMY項目D評価施設では、データの入力ミスが推察された。