1

炭素繊維“トレカ”の戦略的事業拡大について－250億円を投じ日本で生産増強　2010年に売上1,100億円超へ－

炭素繊維“トレカ”の戦略的事業拡大について－250億円を投じ日本で生産増強　2010年に売上1,100億円超へ－

参考資料参考資料

20052005年年44月月1212日日

東レ株式会社東レ株式会社

2

ボーイングボーイング B787B787

•シート数: 200 ～ 300•燃費効率:同ｸﾗｽ比20%改善

•航続距離:6,500-16,000km•速度: マッハ 0.85•就航予定: 2008年

•CFＲＰ: 約35ｔ / 機

3

航空機分野における航空機分野における炭素繊維複合材料の採用拡大炭素繊維複合材料の採用拡大

Toray’s CF Prepreg was selected as a primary structure material

7E7 (Launch in 2008)Boeing 777

Airbus A340-500/600 A380 (Launch in 2006)

New 737

Expansion of New Applications

Replaced all structure materials to composite materials

構造材の複合材化進展

一次構造材として唯一東レプリプレグ採用

B787 （2008年就航予定）ボーイング社　B777

エアバス社　A340-500/600 A380（2006年就航予定）

東レ炭素繊維を採用 一次構造材への大量適用

今後の新開発機種への

更なる複合材適用拡大へ

約23 トン (推定)約23 トン (推定)約7 トン1 トン (B767)１機当たりCF使用量

B 787A380

約35 トン (推定)

一次構造材、

二次構造材

2006 200819951982就航年

一次構造材、

二次構造材

約35 トン (推定)約10トン1.5 トン (B767)１機当たりCFRP使用量

一次構造材、

二次構造材二次構造材構造材種

B 777B 767 etc.機　　　種

4

PANPAN系系炭素繊維の特徴炭素繊維の特徴

0

5

10

15

20

25

30

5 10 15 20 25

ｱﾗﾐﾄﾞ繊維

炭化ｹｲ素

鉄 ｱﾙﾐﾅ

ｶﾞﾗｽﾌｧｲﾊﾞｰ比

強度

(106 c

m)

1. 軽い　 ―― 比重は鉄の1/42. 強い　 ―― 比強度は鉄の10倍

3. 錆びない・腐らない

4. その他- Ｘ線透過性- 耐薬品性- 耐熱性、極低温性

高強度炭素繊維(PAN)

高弾性率炭素繊維(PAN)

ﾋﾟｯﾁ系炭素繊維

PAN系炭素繊維の特徴

PAN系・強度に優れている・CFRP（炭素繊維強化ﾌﾟﾗｽﾁｯｸ）との相性がよい・弾性率とのバランスがよい

ピッチ系・PAN系炭素繊維に比べて高弾性率・原料コストがPAN系に比べて安価

PAN系・ピッチ系の特徴

各種材料の性能比較

比弾性率 (108cm)

5

(CF)

東レ複合材料事業のグローバルな事業体制東レ複合材料事業のグローバルな事業体制

東レｸﾞﾙｰﾌﾟ拠点

SOFICAR Toray TCA CFA

所在地

生産品

SOFICAR

Toray

TCA

CFA

フランス

（ｱﾋﾞﾄﾞｽ）

愛媛、滋賀 アメリカ

（ﾜｼﾝﾄﾝ州） （ｱﾗﾊﾞﾏ州）

炭素繊維

ｺﾝﾎﾟｼﾞｯﾄ

ﾌﾟﾘｶｰｻ･炭素繊維

ﾌﾟﾘﾌﾟﾚｸﾞ

ｺﾝﾎﾟｼﾞｯﾄ

ﾌﾟﾘﾌﾟﾚｸﾞ

ｺﾝﾎﾟｼﾞｯﾄ 炭素繊維ﾌﾟﾘｶｰｻ

アメリカ

（2006年時点）

6

東レグループの炭素繊維生産能力推移・計画東レグループの炭素繊維生産能力推移・計画トン／年

14000

増設計画

CFA

SOFICAR

東レ ＣＦＡ建設中

今回増設決定分０７年１月稼動開始

０６年１月稼動開始

SOFICAR増設分０４年１０月稼動開始

13000

12000

11000

10000

9000

8000

7000

6000

5000

4000

3000

2000

1000

0

1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007

7

炭素繊維の市場拡大炭素繊維の市場拡大

0

10,000

20,000

30,000

40,000

2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

産業

航空機

スポーツ用品

炭素

繊維

需要

　（ト

ン／

年）

海底油田部材

パソコン筐体

風車

自動車部材

大型建築物

航空機構造部材

ＣＮＧタンク

ゴルフシャフト

テニスラケット

ボーイング787エアバスA380

ボーイング777

40,000

8

世界の用途別・地域別世界の用途別・地域別CFCF需要見通しと東レ需要見通しと東レGG販売計画販売計画

ＣＦ需要見通し（用途別） ＣＦ需要見通し（地域別）

千トン/年 千トン/年35 35

スポーツ

産業

航空・宇宙

東レG販売量

市場成長率

10%以上

12.4%東レＧ成長率

日本アジア欧州米国

東レG販売量

30 30

25 25

20 20

15 15

10 10

5 5

0 0

2004 2005 2006 2007 2004 2005 2006 2007

東レｼｪｱ 35%東レｼｪｱ 34%

（ラージトゥを含む）

9

世界の世界のPANPAN系炭素繊維系炭素繊維 市場シェア市場シェア

計 22,000トン（2004年）

Ｂ 社

ラージ　トゥ17%

東レグループ34%

Ｅ 社6%

Ｄ 社3%Ｃ 社

5%

Ａ 社16%

19%＜当社推定＞

10

資料資料東レグループ　炭素繊維生産能力 　　(年産トン)

2,600 トン2,600 トン2,600 トンﾌﾗﾝｽ（ｿﾌｨｶｰﾙ社）

10,900 トン

3,600 トン

4,700 トン

2006年

13,100 トン9,100 トングループ計

3,600 トン1,800 トンアメリカ（CFA社）

6,900 トン4,700 トン日本（愛媛工場）

2007年現在

東レグループ　プリプレグ生産能力　　　　　　　　　　　　　　　　　（年産千m2）

16,400 千m2

11,400 千m2

5,000 千m2

2006年

22,200 千m210,200 千m2グループ計

11,400 千m25,200 千m2アメリカ（TCA社）

10,800 千m25,000 千m2日本（愛媛工場）

2007年現在

（60億円）（470億円）（2004年度見通し）

36億円373億円2003年度実績

24億円346億円2002年度実績

営業利益売上高連結ベース

東レ複合材料事業　連結業績推移

11

本資料中の業績見通し、及び事業計画についての記述は、現時点における将来の経済環境予想等の仮定に基づいています。

本資料において当社の将来の業績を保証するものではありません。