9-1-1 建ぺい率・容積率の計算 -...

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1 DA 法規関連 9-1-1 建ぺい率・容積率の計算 2D 3D Version 1.0 条件により建ぺい率及び容積率を計算 建築基準法などに基づく建ぺい率限度・容積率限度 及び建築面積限度、延べ床面積限度を計算します。 ◆制限事項 本コマンドでは、敷地に3以下の建ぺい率や容積率 の指定がある場合の各値を加重平均により計算出 来ます。また、容積率限度の算定において、計画建 物の床面積が必要になる「高層住居誘導地域内の建 築物で住宅部分の床面積が全体の床面積の 2/3 にな る場合」の計算は行いません。 ◆使い方 ①計算を行う敷地の条件を選択及び入力します ②敷地全体に関係する諸条件の入力を行います ※複数の用途地域にまたがる敷地の場合は、各敷地 のチェックボックスにチェックを入れて下さい。チェックを入れ ても条件が不足していると計算を行いません ③計算ボタンを左クリックして計算を行います ④計算結果がダイアログ下部に表示されます ※矢印アイコンを左クリックすることで図面より 値を取得出来ます。参照できる図形要素は、 敷地面積:文字列か閉じたポリラインの面積 道路幅員:2点間の距離 特定道路までの距離:2点間の距離 ◆計算式を図面に記入する 計算を行った後、計算結果の各欄の右側にある計算 式記入ボタンを左クリックすることで、各計算式を 図面に記入できます。文字の設定は文字設定により 決定されます。レイヤやカラー、線種、線幅、グル ープ番号はアクティブな属性が適用されます。 ◆計算結果の小数点以下桁処理について 計算される小数点以下の桁数は、計算結果において 小数点以下の表示桁数で設定した値の桁より下桁 を切り捨てて表示します ◆終了の仕方 終了ボタンを左クリックしてコマンドを終了す る場合、各入力や選択された値は次回起動時に反 映されます。但し、キーボードより ESC キーを 押して終了した場合は、コマンド起動時より変更 された値等は次回起動時に反映されません。 ◆関連法規の参照 日本国電子政府 HP の法令データ提供システムを 参照します。HPを参照する為にはインターネットに接 続する必要があります。またこの機能は日本国電 子政府の都合により行えない場合があります。

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DA 法規関連 9-1-1

建ぺい率・容積率の計算 2D ・3D Version 1.0

条件により建ぺい率及び容積率を計算

建築基準法などに基づく建ぺい率限度・容積率限度

及び建築面積限度、延べ床面積限度を計算します。 ◆制限事項 本コマンドでは、敷地に3以下の建ぺい率や容積率

の指定がある場合の各値を加重平均により計算出

来ます。また、容積率限度の算定において、計画建

物の床面積が必要になる「高層住居誘導地域内の建

築物で住宅部分の床面積が全体の床面積の 2/3 にな

る場合」の計算は行いません。

◆使い方 ①計算を行う敷地の条件を選択及び入力します ②敷地全体に関係する諸条件の入力を行います ※複数の用途地域にまたがる敷地の場合は、各敷地

のチェックボックスにチェックを入れて下さい。チェックを入れ

ても条件が不足していると計算を行いません ③計算ボタンを左クリックして計算を行います ④計算結果がダイアログ下部に表示されます ※矢印アイコンを左クリックすることで図面より

値を取得出来ます。参照できる図形要素は、 敷地面積:文字列か閉じたポリラインの面積 道路幅員:2点間の距離 特定道路までの距離:2点間の距離

◆計算式を図面に記入する 計算を行った後、計算結果の各欄の右側にある計算

式記入ボタンを左クリックすることで、各計算式を

図面に記入できます。文字の設定は文字設定により

決定されます。レイヤやカラー、線種、線幅、グル

ープ番号はアクティブな属性が適用されます。 ◆計算結果の小数点以下桁処理について 計算される小数点以下の桁数は、計算結果において

小数点以下の表示桁数で設定した値の桁より下桁

を切り捨てて表示します

◆終了の仕方 終了ボタンを左クリックしてコマンドを終了す

る場合、各入力や選択された値は次回起動時に反

映されます。但し、キーボードより ESC キーを

押して終了した場合は、コマンド起動時より変更

された値等は次回起動時に反映されません。 ◆関連法規の参照 日本国電子政府HPの法令データ提供システムを

参照します。HPを参照する為にはインターネットに接

続する必要があります。またこの機能は日本国電

子政府の都合により行えない場合があります。

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DA 法規関連 9-2-1

無窓階(消防)計算 2D ・3D Version 1.0

消防法の無窓階の判定計算を行う 計算表の作成を行う

消防法、消防法法施工令、消防法施工規則に準じた

無窓階の判定計算を行います。 ◆制限事項 通達・昭和 50 年 6 月 16 日消防安第 65 号のバルコ

ニーのある場合の有効な開口形状の確認する機能

はありません。この場合有効な開口形状だとしても

計算上は無効な開口形状として処理されます。 同じ階数に複数の開口部を入力する場合は、それぞ

れの開口部の入力を続いた行になるように入力を

行う必要があります。(例えば、8階の入力がされ

同一階に複数の開口部がある場合は、階

数、床面積、割合、有効合計、判定用の不

等号、必要面積、結果の各欄は、当該階の

最上行のみに表示されます

た行の次に9階の入力を行い更に次の行に8階の

入力を行った場合は、二つの8階はそれぞれ別の階

として集計されます。) ◆使い方 ①計算を行う階数の開口部の情報を入力します 入力の際は、図面から数値などを参照することが

出来ます ②諸条件が入力されると自動的に計算を行い、表内

に結果が表示されます。割合、有効面積、有効合

計、判定の不等号、必要面積、結果の各欄が入力

状況に応じて計算されます

◆算定表の図面への記入 作図ボタンを左クリックすることで、その時点で表

示されている表の内容を図面中に作図することが

出来ます。文字の設定は文字設定により決定されま

す。レイヤやカラー、線種、線幅、グループ番号は

アクティブな属性が適用されます。 ◆計算結果の小数点以下桁処理について 計算される小数点以下の桁数は、計算結果において

小数点以下の表示桁数で設定した値の桁より下桁

を切り捨てて表示します

◆計算結果 入力された値に応じて自動的に計算が行われます。 結果は、表の結果欄に表示されます。 無窓階:有効面積が不足しています 無窓階(開口部の数が不足):無窓階の条件にある開

口部の数が不足しています 有窓階:有効面積及び開口部の数が足りています

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DA 法規関連 9-2-2

無窓階(消防)計算 2D ・3D Version 1.0

消防法の無窓階の判定計算を行う 計算表の作成も行う

◆表の編集機能 【コピー】 ドラッキングされている範囲をメモリへコピーし

ます 【貼り付け】 コピーされている内容を、カレントセルへ貼り付け

ます。貼り付けるのに不適当な内容がある場合、そ

の部分への貼り付けは行われません 【行挿入】 カレントセルの前に行を挿入します 複数行を選択している場合は、選択されている行数

分の行挿入を行います

【行削除】 選択されているセルの行を削除し、行を詰めます 【図面参照】 修正を行うセルの値を、図面より参照します 図面より参照できる内容は以下の通りです。 階 数:文字列

床面積:閉じたポリラインの面積か文字列 建具名:文字列 W(開口部の幅):2点間の距離 H(開口部の高さ):2点間の距離 数量:文字列

◆終了の仕方 終了ボタンを左クリックして終了する場合、各入

力や選択された値は次回起動時に反映されます。

但し、キーボードより ESC キーを押して終了し

た場合、コマンド起動時より変更された値等は次

回起動時に反映されません。この場合表内のデー

タも保存されることはありません。 ◆関連法規の参照 日本国電子政府HPの法令データ提供システムを

参照します。HPを参照する為にはインターネットに接

続する必要があります。またこの機能は日本国電

子政府の都合により行えない場合があります。

◆入力データの保存 入力された表内のデータは、本コマンドがインスト

ールされているフォルダに DALawNoWindowFloor.dat というテキストファイルで保存されています。 このファイルは、Microsoft Excell などでCSV ファ

イルで取り込むことも出来ます。

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DA 法規関連 9-3-1

居室の換気量計算 2D ・3D Version 1.0

居室の換気量計算を行う 表や計算式の記入を行う

建築基準法などの改正内容(平成 12 年 6 月 1 日施

行)に基づいた居室における換気設備の換気量計算

を行います。 建築基準法第 28 の 2、建築基準法施行令第 20 条の

2、告示 昭 45 建告 第 1826 号 に準じた計算を行

います。 主に以下の二つの計算を行います。 ①居室における必要換気面積と開口部による有効

換気面積の比較検討 ②特定の居室における自然換気設備である排気筒

有効断面積、機械換気設備の有効換気量及び中央

複数の開口部がある場合、室名、床面積、

有効面積合計、不等号、必要換気面積は、

当該居室の最上行のみに表示されます。

管理方式の空調設備における有効換気量の算出

を①の条件と合わせて計算 ◆制限事項 同じ居室に複数の開口部を入力する場合は、それぞ

れの開口部の入力を続いた行になるように入力を

行う必要があります。(例えば、就寝室 A の入力が

された行の次に居室 B の入力を行い更に次の行に

就寝室 A の入力を行った場合は、二つの就寝室 Aはそれぞれ別の居室として集計されます。)

◆使い方(有効自然換気量の計算) ①計算を行う居室の開口部の情報を入力します ②諸条件が入力されると自動的に計算を行い、表内

に結果が表示されます。有効換気面積、有効面積

合計、判定の不等号、必要換気面積の各欄が入力

状況に応じて計算されます。 ◆算定表の図面への記入 作図ボタンをクリックすることで、表の内容を図面

中に作図することが出来ます。文字の設定は文字設

定により決定されます。レイヤやカラー、線種、線幅、グ ループ番号はアクティブな属性が適用されます。

◆計算結果の小数点以下桁処理について 計算される小数点以下の桁数は、計算結果において

小数点以下の表示桁数で設定した値の桁より下桁

を切り捨てて表示します ◆使い方(換気設備の必要性能計算) ①換気計算ボタンを左クリックすると換気設備の必要

性能の計算を行うダイアログが表示されます。h 及

び N の値を入力すると自動的に計算されます。 ②各計算結果の右側にある計算式記入ボタンを左

クリックすることで、各性能値を算出する計算式

とその値を図面中に配置することが出来ます。

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DA 法規関連 9-3-2

居室の換気量計算 2D ・3D Version 1.0

居室の換気量計算を行う 表や計算式の記入を行う

◆表の編集機能 【コピー】 ドラッキングされている範囲をメモリへコピーし

ます 【貼り付け】 コピーされている内容を、カレントセルへ貼り付け

ます。貼り付けるのに不適当な内容がある場合、そ

の部分への貼り付けは行われません 【行挿入】 カレントセルの前に行を挿入します 複数行を選択している場合は、選択されている行数

分の行挿入を行います

【行削除】 選択されているセルの行を削除し、行を詰めます 【図面参照】 修正を行うセルの値を、図面より参照します 図面より参照できる内容は以下の通りです。 室 名:文字列 床面積:閉じたポリラインの面積か文字列 開口名:文字列 W(開口部の幅):2点間の距離 H(開口部の高さ):2点間の距離 数量:文字列

倍率(形状でその他を選択した場合):文字列

◆終了の仕方 終了ボタンを左クリックして終了する場合、各入

力や選択された値は次回起動時に反映されます。

但し、キーボードより ESC キーを押して終了し

た場合、コマンド起動時より変更された値等は次

回起動時に反映されません。この場合表内のデー

タも保存されることはありません。 ◆関連法規の参照 日本国電子政府HPの法令データ提供システムを

参照します。HPを参照する為にはインターネットに接

続する必要があります。またこの機能は日本国電

子政府の都合により行えない場合があります。

◆入力データの保存 入力された表内のデータは、本コマンドがインスト

ールされているフォルダに DALawVentilationN.dat というテキストファイルで保存されています。 このファイルは、Microsoft Excell などでCSV ファ

イルで取り込むことも出来ます。

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DA 法規関連 9-4-1

火気使用室の換気量計算 2D ・3D Version 1.0

火気使用室の換気量計算を行う 計算式の記入を行う

建築基準法などの改正内容(平成 12 年 6 月 1 日施

行)に基づいた居室における換気設備の換気量計算

を行います。建築基準法第 28 の3、建築基準法施

行令第 20 条の3、告示 昭 45 建告第 1826 号に準

じた計算を行います。 入力された値により以下の計算を行います。 火気使用室における自然換気設備の排気筒方式、煙

突方式、排気フード付排気筒方式Ⅰ型及びⅡ型におけ

る給気口・給気筒・煙突の有効断面積と、機械換気

設備の換気扇等方式、煙突+換気扇等、排気等フード

付排気筒方式+換気扇等Ⅰ型及びⅡ型における有

効換気量。 ◆制限事項 特になし ◆使い方 ①計算を行う火気使用室の情報を入力します ②諸条件が入力されたあと、計算ボタンを左クリッ

クすることで自然換気設備及び機械換気設備の

計算を行い、各欄内に結果が表示されます ※矢印アイコンを左クリックすることで図面より

値を取得出来ます。参照できる図形要素は、 排気筒・煙突の長さ:2点間の距離 排気筒・煙突の高さ:2点間の距離

◆計算式の図面への記入 計算式記入ボタンを左クリックすることで、その欄

の計算式及び計算結果の内容を図面中に文字列と

して配置することが出来ます。文字の設定は文字設

定により決定されます。レイヤやカラー、線種、線

幅、グループ番号はアクティブな属性が適用されます。 ◆計算結果の小数点以下桁処理について 計算される小数点以下の桁数は、計算結果において

小数点以下の表示桁数で設定した値の桁より下桁

を切り捨てて表示します

◆終了の仕方 終了ボタンを左クリックして終了する場合、各入力や選

択された値は次回起動時に反映されます。但し、

キーボードより ESC キーを押して終了した場合は、

コマンド起動時より変更された値は反映しません。 ◆関連法規の参照 日本国電子政府HPの法令データ提供システムを

参照します。HPを参照する為にはインターネットに接

続する必要があります。またこの機能は日本国電

子政府の都合により行えない場合があります。

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DA 法規関連 9-5-1

採光計算 2D ・3D Version 1.0

居室の採光面積の計算を行う 計算表の記入を行う

建築基準法などの改正内容(平成 12 年 6 月 1 日施

行)に基づいた採光計算を行います。居室単位に法

規上採光面積が足りているかどうかを判定します。 建築基準法第 28、建築基準法施行令第 19 条、20条、告示 昭 55 建告第 1800 号に準じた計算を行

います。 ◆制限事項 一つの表で計算を行う事の出来る建物の属する用

途地域は、一つの地域に限ります。 開口部の入力に際しては、開口部の幅と高さにより

面積を決定できる四角形の形状のみを扱います。

複数の居室がある場合は、室名、床面積、

割合、有効採光面積合計、判定用の不等号、

必要採光面積の各欄は、当該居室の最上行 のみに表示されます。

◆使い方 ①計算を行う居室の開口部の情報等を入力します ②諸条件が入力されると自動的に計算を行い、表内

に結果が表示されます。割合、採光補正係数、有

効採光面積、有効採光面積合計、判定の不等号、

必要採光面積の各欄が入力状況に応じて計算さ

れます。

◆算定表の図面への記入 表作図ボタンを左クリックすることで、表示されて

いる表の内容を図面中に作図することが出来ます。

文字の設定は文字設定により決定されます。レイヤ

やカラー、線種、線幅、グループ番号はアクティブ

な属性が適用されます。 ◆計算結果の小数点以下桁処理について 計算される小数点以下の桁数は、計算結果において

小数点以下の表示桁数で設定した値の桁より下桁

を切り捨てて表示します

◆計算結果 入力された値に応じて自動的に計算が行われます。 結果は、表の結果欄に表示されます。 採光有効面積≧必要採光面積の場合 :当該居室は必要な採光面積を満たしています 採光有効面積<必要採光面積の場合 :当該居室は必要な採光面積を満たしていません

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DA 法規関連 9-5-2

採光計算 2D ・3D Version 1.0

居室の採光面積の計算を行う 計算表の記入を行う

◆表の編集機能 【コピー】 ドラッキングされている範囲をメモリへコピーし

ます 【貼り付け】 コピーされている内容を、カレントセルへ貼り付け

ます。貼り付けるのに不適当な内容がある場合、そ

の部分への貼り付けは行われません 【行挿入】 カレントセルの前に行を挿入します 複数行を選択している場合は、選択されている行数

分の行挿入を行います

【行削除】 選択されているセルの行を削除し、行を詰めます 【図面参照】 修正を行うセルの値を、図面より参照します 図面より参照できる内容は以下の通りです。 室 名:文字列 床面積:閉じたポリラインの面積か文字列 建具名:文字列 W :2点間の距離 H :2点間の距離 数 量:文字列 水平距離:2点間の距離

垂直距離:2点間の距離

◆終了の仕方 終了ボタンを左クリックして終了する場合、各入

力や選択された値は次回起動時に反映されます。

但し、キーボードより ESC キーを押して終了し

た場合、コマンド起動時より変更された値等は次

回起動時に反映されません。この場合表内のデー

タも保存されることはありません。 ◆関連法規の参照 日本国電子政府HPの法令データ提供システムを

参照します。HPを参照する為にはインターネットに接

続する必要があります。またこの機能は日本国電

子政府の都合により行えない場合があります。

◆入力データの保存 入力された表内のデータは、本コマンドがインスト

ールされているフォルダに DALawLighting.dat というテキストファイルで保存されています。 このファイルは、Microsoft Excell などでCSV ファ

イルで取り込むことも出来ます。

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DA 法規関連 9-6-1

斜線制限 2D ・3D Version 1.0

斜線制限(道路斜線・隣地斜線・北側斜

線)の斜線を作図する

建築基準法、建築基準法施行令などに基づいた道路

斜線、隣地斜線、北側斜線の各斜線の作図をします。 確認申請時におけるの各種斜線制限による建築可

能空間(断面形状)の検討が行えます。 ◆制限事項 本コマンドでは、建築基準法第 54 条、54 条の2、

55 条、56 条、建築基準法施行令第 130 条の 10、11、12、131 条、131 条の2、132 条、134 条、135 条 の 2、3、4 に準じた計算を行っています。 但し、建築基準法施行令第 132 条における2以上の

前面道路がある場合の道路斜線にあたっては、祖れ ぞれの区域における斜線条件を別々に入力しなけ

ればなりません。また必要があれば標準コマンドに

おける線分編集を行う必要があります。 ◆使い方 ①確認したい斜線制限の種類を選択します ②用途地域をリストから選択します ③限界容積率の数値を選択又は入力を行います。 ④前面道路の幅員を入力します。 ⑤建物のセットバックの距離を入力します。 ⑥前面道路の反対側にある公園、広場、水面等の幅

を入力します。 ⑥道路又は隣地との高低差を入力します。

⑦斜線作図ボタンを左クリックして、条件における

斜線の作図を開始します。 ※矢印アイコンを左クリックすることで図面より

2点間の距離を取得出来ます。 ◆作図の手順 ①最初に敷地の道路境界点もしくは隣地境界点を

指示します ②斜線の作図範囲や向きをマウスの位置により決

定します ③寸法線及び寸法数値が仮作図されますので、作図

を行う場合は左クリック、しない時は右クリックをします ④勾配記号を作図します。しない時は右クリックします

◆文字の設定 作図の際の寸法数値文字やその他の文字の大き

さやレイヤ・カラーの設定を行う事が出来ます。 ◆寸法線の設定 寸法線の足の長さ、オフセットされる距離、止め

円の半径サイズの設定及びレイヤ、カラーの設定

が行えます。レイヤやカラーの設定を行わない場

合はアクティブ属性が適用されます

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DA 法規関連 9-6-2

斜線制限 2D ・3D Version 1.0

斜線制限(道路斜線・隣地斜線・北側斜

線)の斜線を作図する

左図は道路斜線を作図した例です。

第1種中高層住居専用地域において、前面道路が

12mを超える場合のセットバックを適用した場合

と適用しない場合の斜線制限範囲は、セットバック

距離のチェックボックスを切り替えて作図をする

ことで比較できます。

◆終了の仕方 終了ボタンを左クリックしてコマンドを終了す

る場合、各入力や選択された値は次回起動時に反

映されます。 但し、キーボードよりESCキーを押してコマン

ドを終了した場合は、コマンド起動時より変更さ

れた値等は次回起動時に反映されません。 ◆関連法規の参照 日本国電子政府HPの法令データ提供システムを

参照します。HPを参照する為にはインターネットに接

続する必要があります。またこの機能は日本国電

子政府の都合により行えない場合があります。

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DA 法規関連 9-7-1

ガラスの耐風圧計算 2D ・3D Version 1.0

帳壁とするガラスの風圧力に対する許

容耐力計算を行う。

建築基準法などの改正内容(平成 12 年 6 月 1 日施

行)に基づいたガラスに対する耐風圧力の計算を行

います。 確認申請時等における帳壁に使用するガラスの許

容耐力が、法令上必要な風圧力に耐えられるかどう

かを判定します。ガラスの種類や厚さなどの組み合

わせによる検討を行えます。 ◆制限事項 本コマンドでは、建築基準法施行令第 39 条、82 条

の5、告示 昭 46 建告第 109 号、平 12 建告 1454 号、平 12 建告 1458 号に準じた風圧力及び帳壁に

用いるガラスの許容耐力を計算します。 法令上構造計算の必要な高さ 13mを超える建築物

でない場合においても同様の計算式により計算を

行っています。 ガラスの許容耐力の計算で、複層ガラスの場合は2

枚による複層ガラスの計算まで行う事が出来ます。 ◆使い方 ①風圧力を計算する為の諸条件を入力します ②特定地点における風圧力を計算する場合は、①に

加えてガラスの地盤面からの高さ、隅角部からの

距離を入力します ③ガラスの許容耐力を計算する為の諸条件を入力

します ④ガラスの構成が合わせガラスか複層ガラスの場

合は、対向するガラスの種類、厚さを入力します ⑤計算ボタンを左クリックし、計算を行います ◆1m毎の各部位における風圧力分布表を作図 分布表作図ボタンを左クリックすることで、計算結

果による風圧力分布表を図面に作図します。 ◆風圧力とガラスの許容耐力の計算式記入 特定地点の計算式記入ボタンを左クリックするこ

とで、特定地点での風圧力及びガラスの許容耐力の

計算式を図面に作図します。 ◆図面に記入される際の属性 文字の設定は文字設定により決定されます。レイヤ

やカラー、線種、線幅、グループ番号はアクティブ

な属性が適用されます。 ◆計算結果の小数点以下桁処理について 計算される小数点以下の桁数は、計算結果において

小数点以下の表示桁数で設定した値の桁より下桁

を切り捨てて表示します

DA 法規関連 9-7-2

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ガラスの耐風圧計算 2D ・3D Version 1.0

帳壁とするガラスの風圧力に対する許

容耐力計算を行う。

◆計算結果 建物の諸条件を入力して計算を行った場合、風圧力

分布表がダイアログ内に表示されます。 この1m毎の各部位の風圧力が、ガラスの許容耐力

を設計する目安となります。 また、特定地点のにおけるガラスの許容耐力や特定

地点での風圧力が求まる場合、その際の計算式を確

認し、設計図書に添付することが出来ます

◆入力する値を図面から参照 入力を行うセルの値を、矢印アイコンを左クリック

することで図面より参照します 図面より参照できる内容は以下の通りです。 建物の高さと軒の高さの平均:2点間の距離 建物短辺の長さ:2点間の距離 ガラスの地盤面からの高さ:2点間の距離

隅角部からの距離:2点間の距離 ガラスの見付面積:閉じたポリラインの面積か文字列 ガラスの厚さ:2点間の距離 対向ガラスの厚さ:2点間の距離

◆終了の仕方 終了ボタンを左クリックしてコマンドを終了する

場合、各入力や選択された値は次回起動時に反映さ

れます。但し、キーボードより ESC キーを押して

終了した場合は、コマンド起動時より変更された値

等は次回起動時に反映されません。 ◆関連法規の参照 日本国電子政府 HPの法令データ提供システムを参

照します。HPを参照する為にはインターネットに接続す

る必要があります。またこの機能は日本国電子政府

の都合により行えない場合があります。