顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用着色剤

プラスチック用機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

お問い合わせ先／ コート材事業部 東日本支社　　TEL:03(3662)4179　　FAX:03(3669)3960〈e-mail〉sc6@daicolor.co.jp 西日本支社　　TEL:06(6455)9060　　FAX:06(6455)9539

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83 84セイカビーム　[SEIKABEAM]紫外線・電子線硬化型コート材

セイカビームは、高性能・高生産性を特徴とする放射線硬化技術を利用し、基材の表面改質や保護を目的に開発された

紫外線・電子線硬化型コーティング材・インキで、様々な基材への応用が可能です。

紫外線・電子線の照射により常温で瞬時に硬化し、その塗膜により耐擦傷性・耐汚染性・耐薬品性などのすぐれた物性

が得られると同時に、電気特性・光学特性などの機能も付与することもできます。

用途

各種プラスチック（成形品・板・フィルム）、金属・金属蒸着・メッキ、紙などの表面改質

特徴

1. 基材への塗工が容易にでき、紫外線・電子線を照射するだけで瞬時に硬化し、高速加工が可能です。

2.3 次元架橋による硬化皮膜より、基材の持つ弱点を改質します。

3. 常温硬化反応のため、熱に弱いプラスチック・紙などにも機能の高い皮膜が形成できます。

4. 電子線硬化型では、着色エナメル硬化・厚膜硬化・不透明基材接着・超高速硬化などの対応も可能です。

5. 塗工方法は、スプレー、ディッピング、ロール、グラビア、スピンナー、カーテンフロー、シルクスクリーンなどに対応できます。

各シリーズの塗工方法と応用用途

セイカビームの応用用途例

シリーズ名 塗工方法 応用用途

PHC／MPLシリーズ スプレー法 プラスチックおよび金属製品（携帯電話、化粧品容器、家電製品、OA機器等）

DPシリーズ ディッピング法 光学製品（レンズ、メーターパネル、風防、ガラス代替樹脂等）

Pシリーズ グラビア印刷 塩ビ製品（床材、軟質および半硬質塩ビフィルム部材、硬質塩ビ部材等）

EXFシリーズ グラビア印刷 PETフィルム製品（遮光および飛散防止、タッチパネル、FPD等）

VDALシリーズ スピンナー法 光ディスク製品（CDおよびメモリーディスクの反射膜の保護）

SCRシリーズ シルクスクリーン法 光ディスク製品（レーベル印刷）

Kシリーズ グラビア印刷 紙製品（パッケージ、雑誌および書籍、ラベルおよびシール等）

EBシリーズ 各種塗工方法に対応 各種基材、用途に対応が可能

光ディスク反射膜の保護

合成木材の表面処理

化粧品ケースの表面塗装

顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用

着色剤

プラスチック用

機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

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83 84ダイプラコート　[DAIPLACOAT]意匠性・機能性コート材

ダイプラコートは、プラスチックをはじめ、金属・紙などの幅広い用途に応じて、弊社独自の技術による意匠性・触感性、

機能性を付与することのできるコーティング材です。

目的別に、「意匠性コート材」、「機能性コート材」があります。

また、熱膨張性マイクロスフェアや樹脂ビーズなど機能性添加剤も取り揃えています。

用途

各種プラスチック（成型品、シート）、金属、紙等の意匠付与及び表面改質。

特徴

1. スプレー、ロールコートなど様々な塗工方法に対応できます。

2. 触感をはじめとする意匠性の付与に対応できます。

3. 機能性付与では導電性、潤滑性に長年の技術蓄積があります。

4. 低 VOC 対応での水性の製品も取り揃えています。

意匠・触感用の代表的製品

塗料添加用ウレタンビーズ

ダイプラコートの塗工例

機能性付与の代表的製品

ダイプラコート・シリーズ名 塗工方法 特　　徴

スェード、SP、SFX スプレー 耐久性にすぐれたスェード触感コーティング材です。

ソフト　SO スプレー 2液タイプでゴム触感を付与します。

SCW ロールコート ウレタンビーズのソフト触感を持つ紙、プラスチック用水性スェードです。

WUS、WA スプレー プラスチック成形物用で意匠付与のすぐれた耐久性を持つ水性コーティング材です。

ダイプラコート・シリーズ名 塗工方法 特　　徴

E 各種 主にカーボンを配合・分散して、帯電防止や導電性を付与します。

R 各種 主にPTFEを配合・分散して、潤滑性付を付与します。

WF ロールコート 低VOCの汚染防止用水性保護コーティング材です。

シリーズ名 特　　徴

RHU 平均粒径6〜9μｍと12〜 17μｍの透明2タイプで柔らかいスェード感が付与できます。

顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用着色剤

プラスチック用機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

お問い合わせ先／ 株式会社タウンアート　本社 　　　　　　　TEL:092(471)4770　 FAX:092(471)4780　　　　　　　　　　　東京営業所　　　　　　　 TEL:048(992)8330　 FAX:048(992)8331

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85 86ダイステンダー　[DAISTAINDER]透湿・撥水性コンクリート用塗料

ダイステンダーは、打ち放しコンクリート建築等のもつ素材感を十二分に活かしながら、素材を保護するために開発さ

れた透湿・撥水性クリアー塗料です。　　■ホルムアルデヒド放散等級区分 ： Ｆ☆☆☆☆　　【ダイステンダー 2000】 水性アクリルシリコン樹脂系、汎用タイプ　　【ダイステンダー 3000】 水性フッ素樹脂系、超耐候性タイプ　　【ダイステンダー 3000R】 水性フッ素樹脂トップコート仕上げ

特徴

1.す穴、セパ穴の濡れ色防止

　浸透性の助剤100Rを添加して塗布することにより、密着性を

保持したまま雨天時の濡れ色を防止します。

耐候性比較（SUVテスター）

※サンシャインウェザオメーターの約 10倍の紫外線強度照射試験

2. 長期間持続する撥水性

　塗膜自体が撥水性の効果を持つので、塗膜がある限り撥水性が

持続します。

3. 抜群の耐久性

　耐候性のすぐれた樹脂と、変褪色のない顔料を使用しています。

4.すぐれた透湿性

　クリアー塗料としてはすぐれた透湿性がありますので、塗膜のフ

クレを防ぐことができます。

※水濡れ試験

　　　　[100R未添加 ]　　　　　　　　 [100R添加 ]

カラーシステム

＊ダイステンダーはクリアー塗料のため、下地の色によって塗料が同色でも見え方が変わります。

＊ダイステンダーは濃中淡と 3段階の色彩を用意し、下地の色に対応した色選定（MAP方式）が可能となっています。

カラーシステムの特長

・クリアー塗料1缶に対して専用の調色用カラー1袋を添加するだ

けで、各色対応が可能です。

・既存着色配合塗料とは異なり、必要な分だけカラーを添加する

だけでよいので、塗料の余剰がほとんど発生しません。省資源、

省スペース化及びコストの削減が可能となります。

・景観法に準ずる各種色彩ガイドラインに配慮した色彩ラインアッ

プにより、美しい街並みの創造に寄与します。

・攪拌機等の最低限の設備で、オリジナルブランドによる塗料販売

が可能となります。

施工例

顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用

着色剤

プラスチック用

機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

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85 86ダイスコート 800P　[DAISCOAT 800P]道路・床用常乾型水性無機質系塗料

ダイスコート 800Pは、コンクリート、アスファルト床面用カラー舗装材として、国内ではじめて開発に成功した変性高分子シリカ系の水性無機質系塗料です。

すぐれた耐久性、耐摩耗性、防滑性をもち、透湿性が高いためアスコン塗装時にもフクレの問題を起こしません。

水性一液タイプですので、扱いやすく設計されています。

特徴

1.30年以上の実績で耐候性、耐摩耗性が実証されています。

2. 通気性、透湿性、耐久性等、すぐれた塗膜機能があります。

3. ノンスリップ性が高く、雨天時でも効果を発揮します。

カラーシステム

用途

・河川敷や遊水地等、透湿性が特に要求される箇所

・プールサイド等ノンスリップ性が要求される箇所

・歩道や広場等の景観に調和したカラー舗装

色彩の総合メーカーならではの当社の正確な配合技術を応用し、

ベース塗料7色から数多くの色を生み出すようシステム化していま

す。

カラーシステムの特長

工法

［A−1］　アスコン向け防塵仕様、3回塗り［A−3］　　アスコン向け超耐久仕様、4回塗り　特殊骨材を使用し、ローラースケート等に最適［C−5］　コンクリート向け耐摩耗仕様、3回塗り　強固なコンクリート密着性能

・ベース塗料を在庫しておけば、数多くの色に対応することができます。

・攪拌機等の最低限の設備で、オリジナルブランドによる塗料販売が可能となります。

・余剰な特注色を製造する必要がなく、省資源、省在庫による省スペース化及びコストの削減が可能となります。

顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用着色剤

プラスチック用機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

87 88

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ローンコート [LAWNCOAT]・サンディーフェース [SANDY FACE]道路・床用常乾型水性アクリル塗料

ローンコートの特徴

1.30 年以上の実績で耐候性、耐摩耗性等が実証されています。

2.通気性、透湿性、衝撃吸収性等、すぐれた塗膜性能を有してい

ます。

3.ハードタイプが 3 種類とソフトタイプの 4 種類の仕様がありま

す。

サンディーフェースの特徴

ローンコート

無機・有機の超耐候性顔料を主体に、アクリル樹脂

の特性をプラスし、配合物質を一つ一つ厳選して設計

したスーペリア・アクリルエマルジョン塗料です。　

アクリル塗料の常識を超えた美粧性、機能性および

耐久性を兼ね備えた塗料です。

自然石調・サンディーフェース多彩

従来の塗膜とは全く異質の自然石調仕上げのカラー

舗装材で、自然に調和した快適な環境デザインを可

能にします。

■ホルムアルデヒド放散等級区分 ： Ｆ☆☆☆☆

1.仕上がりに高級感が得られ、施工費は安価です。

2. 歩道などの曲面や縁石等の立ち上がり面もきれいに仕上がりま

す。

3.シームレス塗装が可能なため、歩行性も良好です。

4. 細かい粗面の仕上がりなので雨天でも滑りにくい塗膜です。

5. 硬質のセラミック着色骨材を使用しているので、耐摩耗性は抜

群です。

6. 塗料タイプなので傷の補修を簡単に行うことができます。

7. 耐候性にすぐれています。

ローンコートの用途

・コンクリートおよびアスコン床面のカラー舗装

・テニスコート等の全天候型カラー舗装

・歩道や広場等の景観に調和したカラー舗装

サンディーフェースの用途　　

・公園の遊歩道、通学路、商店街歩道、プールサイド、

　ジョギングコース、フェリーターミナル等

・コンクリートブロック、セメント成型物への塗装

ローンコートの種類

[ ローンコート　H]

　・全天候型ハードタイプ仕様用

　・強靭な塗膜

　・超耐久性

[ ローンコート　S]

　・全天候型ソフトタイプ仕様用

　・衝撃吸収性大、反撥弾性小のため疲れにくい舗装材

サンディーフェースの塗膜性能

項目 試験方法 結果

耐摩耗性JIS　K5665（CS -17、9.8N　1000回転）

110mg

耐酸性JIS　K5600（2％硫酸48Hr 浸漬）

異常なし

耐アルカリ性JIS　K5600（飽和消石灰水1ヶ月浸漬）

異常なし

温冷繰返し JIS　A6909　10サイクル 異常なし

促進耐候性

サンシャインウェザオメーター2000Hr 異常なし

UVテスター　200Hr

サンディーフェース拡大図

88

顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用

着色剤

プラスチック用

機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

87 88

お問い合わせ先／ ファインポリマー事業部 東日本支社　　TEL:03(3661)5645　　FAX:03(3669)8062 〈e-mail〉fp@daicolor.co.jp 西日本支社　　TEL:06(6455)9045　　FAX:06(6455)9441

ダイアロマー SP、FF　[DAIALLOMER SP, FF]シリコーン・フッ素共重合樹脂

各種ポリマーとシリコーン・フッ素を共重合したものです。

汎用溶剤で構成された溶液を、塗布・乾燥・硬化することで、シリコーン・フッ素の表面性質を強調した塗膜を得るこ

とが可能になります。

さらに、ベースポリマーに由来する機械的強度の向上が期待でき、共重合のためブリードの心配も少なくなります。

用途

・機能性フィルム用コーティング剤

・汚染防止付与コーティング剤

・感熱記録用コーティング剤

・表面特性付与コーティング剤

・剥離剤・撥水剤

特徴

・非粘着性　　・低摩擦係数　　・耐薬品性　　・防汚染性

・電気絶縁性　　・撥水性　　・耐熱・耐寒性　　・撥油性

構造

製品

ダイアロマーSPはシリコーン共重合体、ダイアロマー FF はフッ素共重合体です。

ダイアロマーは、シリコーン・フッ素の含有量および共重合させる樹脂を自由に選択することができます。

目的・用途に応じた樹脂設計が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

ダイアロマーは下記のような 3 種類の構造を持っています。

ブロック型 グラフト型 ブロック・グラフト型

：ベースポリマー成分

：シリコーンまたはフッ素成分

89

顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用着色剤

プラスチック用機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

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ダイアロマー IJ　[DAIALLOMER IJ]インクジェット受像用コーティング剤

インクジェット受像用に開発されたコーティング剤です。特殊共重合樹脂でインク吸収性にすぐれた親水性があるとと

もに、印字画像や皮膜は高い耐水性を示します。

また、PET、紙、合成擬革および不織布など各種基材に対する接着性が良好で、プライマー等の前処理の必要がなく直接基材にコーティングすることができます。

用途

・インクジェット受像用コーティング剤 ・昇華転写受像用コーティング剤

・防曇付与コーティング剤 ・合成擬革用コーティング剤

・帯電防止コーティング剤 ・親水性付与コーティング剤

特徴

1. 透明性 :塗布乾燥するだけで透過率やヘイズの損失がない無色透明な皮膜が得られます。

2. 柔軟性 :塗布による基材のカーリングや布等に処理しても風合いを損ないません。

3. 解像度 :インク滴の真円性が高く、滲みが少量です。

4. 発色性 :ウレタン結合および染料定着基の作用によりインクの定着と高い発色性を有します。

5. 画像の耐水性 :シリコーンの環境応答性によりインクのような少量の水滴は吸収しますが、大量の水に対しては耐水性を発揮します。

ダイアロマー IJ代表銘柄

製品名 不揮発分 粘度（dPa･s） 溶剤系 備考

グロスタイプ

ＩＪ−2101 25% 50〜 150 IPA/TOL 標準品、膨潤型

ＩＪ−2105 8% 30〜 100 IPA/TOL/ 水 耐ブロッキング性改良、膨潤型

ＩＪ−2210 15% 200〜 700 IPA/TOL/ 水 耐ブロッキング性改良、膨潤型

マットタイプ ＩＪ−104 25% 20〜 100 IPA/TOL マット調、空隙型

和紙を基材に印刷した時の滲み

和紙（コーティングなし） ダイアロマー IJを塗布した和紙

＜膨潤型と空隙型メディアのインク吸収機構＞　

膨潤型メディア 空隙型メディア

インク

受像層

基材

受像層

基材

膨潤型メディア：インク受像層の親水性バインダーがインク溶媒に膨潤してインクを保持する。空隙型メディア：インク受像層が多孔質であり、インクはこの多孔質層を通して吸収される。

90

顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用

着色剤

プラスチック用

機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

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ダイアロマー AS　[DAIALLOMER AS]帯電防止コーティング剤

透明かつ湿度依存性の少ない帯電防止機能を付与した特殊共重合樹脂を主成分としたコーティング剤です。

特殊機能性共重合体にイオン導電機構を複合化した設計で、さまざまな応用展開が可能です。

また、各種 PETフィルム、シート、紙、トレイ及び合成擬革など各種基材に対する接着性が良好で、プライマー等の前処理の必要がなく、直接基材にコーティングすることができます。

用途

・帯電防止コーティング剤 ・剥離フィルム ・電子部材、電子機器

・LCD用保護フィルム ・フィルム、成型品、プラスチック ・ディスプレイ部材

・IC キャリアテープ ・汚染防止コーティング剤 ・各種包装材料

特徴

1. 透明性 ：塗布乾燥するだけで透過率やヘイズの損失がない透明な帯電防止皮膜が得られます。

2.帯電防止性 ：帯電防止性能は、湿度変化や経時変化に対して良好です。

3. 密着性 ：種々の基材に対しての密着性にすぐれています。

4. 表面特性 ：筆記性、耐溶剤性、磨耗性、滑り性、剥離性等の調整が可能です。

5. 塗工適性 ：2 液仕様（速硬化システム）であり、薄膜でも帯電防止機能が発現できます。

6. 応用展開 ：機能性塗料、インキ、コーティング剤への展開に有効です。

導電機構の体系

代表銘柄

製品名 表面抵抗率（Ω／□） 不揮発分（％） 粘度（mPa･s） 溶剤系 備考

ダイアロマーAS-3101SP 4.0E+09 20 １〜200 MEK/ アノン 標準品

ダイアロマーAS-3102SP 8.0E+08 20 １〜200 MEK/ アノン 干渉模様が少ない

クロスネートXC-R − 100 − 架橋剤

タイプ 導電機構 備考

ASシリーズ イオン伝導イオン導電剤を複合化したポリマー湿度依存性が少なく安定した表面抵抗値

界面活性剤 イオン伝導 ブリードして導電層を形成（水の介在が必要）

導電ポリマー 電子伝導導電性のネットワークで静電気を除去させる

導電フィラー 電子伝導

測定条件：塗布量 0.5μｍ・Dry、温度 23℃、相対湿度 60%

92

顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用

着色剤

プラスチック用

機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

お問い合わせ先／ グラビアインキ事業部　　　　　　東日本支社　　TEL:03(3662)0688　　FAX:03(3664)4077〈e-mail〉gravure@daicolor.co.jp　 西日本支社　　TEL:06(6455)9085　　FAX:06(6455)9484　　　　　　　　　　　　　　　　中部支社　　　TEL:0568(89)0911　　FAX:0568(89)0914

PTC-NT建材用機能性コーティング剤

グラビアコーティングタイプの建材用トップコート剤です。

各種基材 (紙用・フィルム用）や要求物性に応じた製品を取り揃えています。

耐傷性にすぐれた「PTC-NTパワーグロス・パワーマットシリーズ」、木質感を付与した「PTC-NT RUB シリーズ」をご紹介します。

耐傷性トップコート剤の特徴

用途

・PTC-NT　パワーグロス・パワーマットは耐傷性良好な薄紙用・

フィルム用トップコート剤です。

・スチールウールや木屑で擦っても傷がつきません。

・建材用薄紙シート（一般紙、強化紙、含浸紙等）の表面保護、意匠性付与

・建材用フィルム（オレフィン、PET、塩ビ等）の表面保護、意匠性付与

耐傷性トップコート剤の配合例

薄紙用 フィルム用

PTC-NTパワーグロス (K-1)PTC -NTパワーマット (HC -1)

合計量：100部

PTC-NTF パワーグロス

PTC-NTF パワーマット

合計量：100部PTCHT　スリップ剤 (K)5 部

PTCLT　硬化剤 (K)　20部

PTCLT　硬化剤 (K)　10部

希釈溶剤（酢エチ /酢ブチ＝2/1）　適量

希釈溶剤（酢エチ /酢ブチ＝2/1）　適量

印刷粘度　＃3ザーンカップで20秒程度に調整

高意匠性トップコート剤の特徴

・PTC-NT　RUBシリーズは滑らかな木質感を付与することが可

　能な薄紙用・フィルム用トップコート剤です。

高意匠性トップコート剤の配合例

薄紙用 フィルム用

PTC -NTRUB203グロスPTC -NTRUB203マット

合計量：100部

PTC -NTRUB273　グロス（V-AB）

PTC-NTRUB273　マット（V-AB）

合計量：100部PTCHT　スリップ剤 (K)5 部

PTCLT　硬化剤 (K)20部

PTCLT　硬化剤 (K)10部

希釈溶剤（酢エチ /酢ブチ＝2/1）　適量

希釈溶剤（酢エチ /酢ブチ＝2/1）　適量

印刷粘度　＃3ザーンカップで20秒程度に調整

耐傷性トップコート剤代表銘柄

用途 薄紙用フィルム用

（オレフィン、PET、塩ビ）

品名

PTC-NTパワーグロス（K-1）

PTC -NTF パワーグロス

PTC-NTパワーマット（HC -1）

PTC - NTF パワーマット

樹脂系 アクリルポリオール系

溶剤系 エステル、ケトン系

特徴耐傷性、耐溶剤性、

耐熱性耐傷性、耐光性、耐加工適性

高意匠性トップコート剤代表銘柄

用途 薄紙用フィルム用

（オレフィン、PET、塩ビ等）

品名

PTC -NTRUB203グロス

PTC - NTRUB273グロス（V-AB）

PTC - NTRUB203マット

PTC - NTRUB273マット（V -AB）

樹脂系 アクリルポリオール系

溶剤系 エステル、ケトン系

注意事項

・2液硬化型ですので使用時は充分攪拌し、当日使用量のみを配合し、速やかに使用してください。

・版、ドクター、バット等は念入りに洗浄してください。

・印刷後はエージングが必要になりますので、エージング条件を別途ご確認ください。

92

顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用着色剤

プラスチック用機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

お問い合わせ先／ 九州大日精化工業株式会社　営業部　化成品課　　TEL:092(411)1425　　FAX:092(473)1573http://www.daicolor.co.jp/users/kyusyu/index.htm

エレクノン　[ELECNON]各種プラスチック用の表面処理型帯電防止剤です。界面活性剤が親水性膜層を形成することにより、静電気の漏洩を促

し帯電を防止します。

スプレー、塗布、浸漬、ローラー、グラビアコート等の方法で充分な帯電防止効果を発揮します。

用途

1.プラスチック製品、発泡材料、産業資材一般

2.フィルム、包装材料、不織布、合成皮革、紙、合成繊維

3. 静電塗装、インキの帯電防止

特徴

1. 低湿度での帯電防止効果にすぐれています。

2. 透明樹脂への仕上がりがすぐれています。

3. 高濃度品を調整することで経済的効率を高められます。

4. 水溶性タイプ、溶剤タイプを取り揃えています。

エレクノンの種類と適用使用例

タイプ品　名

希釈溶媒使用対象可能樹脂および基材

特長エレクノン オレフィン系樹脂 スチレン系樹脂 PET、PC、ナイロン

水溶性タイプ

FCA 水 △ ○ ○ 防曇性、耐熱性

CW水 △ ○ ○ 防曇性

アルコール系溶剤 ○ ○ ○ 密着性、防曇性

溶剤タイプ

5802A アルコール系溶剤 ○ ○ ○ 速乾性

OR−300 アルコール系溶剤 ○ ○ △ 速乾性

OR−1000 − ○ ○ ○ 速乾性、密着性

エレクノンの帯電防止効果

試料名 希釈倍率 処理方法表面抵抗値(Ω /cm2)

エレクノン FCA 50倍 浸漬 8.0 × 108

エレクノンCW 50倍 浸漬 4.0 × 108

エレクノン5802Ａ 50倍 浸漬 7.5 × 108

エレクノンOR−300 50倍 浸漬 3.0 × 108

エレクノンOR−1000 原液 浸漬 2.5 × 108

未処理 ＞1013

使用方法

1. エレクノンを希釈溶媒にて50〜100倍に希釈してご使用ください。

2. エレクノンOR -1000 は原液のままご使用ください。

3. エレクノンは、スプレー・浸漬・ロールコート等の方法で対象樹脂に塗布してください。

※ここに記載された事項は細心の注意を払って行った実験結果に基づくものですが、実際の現場結果を確実に保証するものではありません。

測定条件：20℃× 60％ R．H．

エレクノン CW

エレクノン FCA

エレクノン CW

エレクノン FCA

93 表面処理型帯電防止剤

94

顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用

着色剤

プラスチック用

機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

お問い合わせ先／ 九州大日精化工業株式会社　営業部　化成品課　　TEL:092(411)1425　　FAX:092(473)1573http://www.daicolor.co.jp/users/kyusyu/index.htm

WEBエレクノン　[WEB ELECNON]オフセット輪転機用表面処理型帯電防止剤

オフセット輪転機用の表面塗布型帯電防止剤です。印刷紙表面に発生した静電気を、界面活性剤が親水性膜層を形成

することにより静電気の漏洩を促し、帯電を防止します。

WEB エレクノンの特徴1.すぐれた帯電防止性能があります。

2. 高濃度品を調整することで経済的効率を高めることができます。

3.すぐれた滑性があり、紙詰まりやくっつきを防止し、紙揃えの向

上、印刷のスピードアップが期待できます。

4. 用紙に柔軟性を与える特殊成分を含んでおり、しっとりとした風

合いの付与が期待できます。

5. 高い消泡性があります。

使用方法

1. 原液を水で5〜10％に希釈してご使用ください。

　希釈したWEBエレクノンは通常のインラインコーターでご使用

ください。

2. 紙質やドライヤーの温度等の条件により希釈濃度を調節してく

ださい。

滑性評価および帯電防止効果

管理方法

1. 通気の良い場所で、容器を密閉し保管してください。

2. アルカリ性物質と一緒に保管しないでください。

代表銘柄

製品名 特徴

WEBエレクノンEA 汎用（非シリコン系）

WEBエレクノン除電強化剤WE 高帯電防止（非シリコン系）

WEBエレクノンOU 高帯電防止、滑性（非シリコン系）

WEBエレクノン JU 高帯電防止、高滑性（シリコン系）

試験方法　各種原液を、水で10％に希釈し、微塗コート紙に0.3 〜 1.1g／m2の割合で塗布。 　乾燥後23℃　50％　R.H．の恒温恒湿内で滑性および帯電防止効果の評価を行いました。 　コート紙に何も塗布しないものをBLANKとしています。

【静摩擦係数】紙の最初の動きを阻止しようとする摩擦力と紙に垂直に加わる力の比

【動摩擦係数】　動いている紙の動きを阻止しようとする摩擦力と垂直に加わる力の比

WEB エレクノン 帯電防止性能

動摩擦係数 静摩擦係数

Blank（無塗布） 0.295 0.329

WEBエレクノンEA 0.232 0.287

WEBエレクノンJU 0.191 0.222

※ここに記載された事項は細心の注意を払って行った実験結果に基づくものですが、実際の現場結果を確実に保証するものではありません。

【表面抵抗値　使用測定器】　三菱化学　Hiresta− UP　MCP− HT450

測定条件：23℃　50％　R.H．

表面抵抗値（Ω/cm2）

Blank（無塗布） 8.0 × 1010

WEBエレクノンEA 8.6 × 109

WEBエレクノン除電強化剤WE 5.7 × 109

WEBエレクノンJU 6.2 × 109

WEBエレクノンOU 3.1 × 109

帯電防止剤　10％希釈滑り性比較

5

4.5

4

3.5

3

2.5

2

1.5

1

0.5

Load:N

0 5 10 15 20 25 30Stroke:mm

BLANK

WEBエレクノン EA

WEBエレクノン JU

94

顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用着色剤

プラスチック用機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

95

お問い合わせ先／ グラビアインキ事業部　　　　　　東日本支社　　TEL:03(3662)0688　　FAX:03(3664)4077〈e-mail〉gravure@daicolor.co.jp　 西日本支社　　TEL:06(6455)9085　　FAX:06(6455)9484　　　　　　　　　　　　　　　　中部支社　　　TEL:0568(89)0911　　FAX:0568(89)0914

クールライフ SP　[COOL LIFE SP]太陽熱高反射コート剤

特徴

1. 遮熱用特殊顔料の採用によるすぐれた遮熱効果があります。

2. 反応硬化型アクリルシリコン樹脂の使用により高耐候性、耐汚

　染性を実現します。

3. 水性タイプの低 VOCコート剤です。

4. 刷毛、ローラー、スプレーなどで塗工できます。

近年、都市圏においてヒートアイランド現象を緩和させる施策が急がれています。

その対策の一つとして、建築物や道路、素材への蓄熱を減らす遮熱コート剤に期待が集まっています。蓄熱を抑えるこ

とで、省エネ、省資源化対策に有効であり、注目されています。

クールライフSPは、太陽光に含まれる熱線といわれる赤外線を高レベルで反射する太陽熱高反射コート剤です。屋根や壁面への赤外線を効率的に反射して室内の温度上昇を抑制し、夏場の消費電力削減とそれに伴うCO2削減にも貢献します。

用途

工場・住宅などの鋼板屋根、スレート屋根および外壁

代表銘柄

下塗上塗

部材 鋼板屋根 スレート屋根

製品名 プライマーARプライマーSL

クールライフSPホワイト

標準塗布量kg/m2/ 回

0.10〜0.20 0.20〜0.40 0.15

標準塗布回数

１回 １回 2回

施工例

ベース顔料

調色カラー　　　　　　　800g缶　遮熱顔料

プレハブ倉庫鋼板屋根への施工データ（2010年10月測定）

屋根表面温度（℃）

室内温度（℃）

測定時刻

測定時刻

外気温

未塗装

他社遮熱白

クールライフSP

外気温

未塗装

他社遮熱白

クールライフSP

ホワイト

イエロー9151 ブラウン9211 ブラウン9270 グリーン9310

ブルー9454 ブラック9510 ブラック9581 ブラック9596

10

19

28

37

46

55

23:0022:0021:0020:0019:0018:0017:0016:0015:0014:0013:0012:0011:0010:009:008:007:006:005:004:003:002:001:000:00

10

16

22

28

34

40

23:0022:0021:0020:0019:0018:0017:0016:0015:0014:0013:0012:0011:0010:009:008:007:006:005:004:003:002:001:000:00

施工実績

施工前 施工後

96

顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用

着色剤

プラスチック用

機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

お問い合わせ先／ グラビアインキ事業部　　　　　　東日本支社　　TEL:03(3662)0688　　FAX:03(3664)4077〈e-mail〉gravure@daicolor.co.jp　 西日本支社　　TEL:06(6455)9085　　FAX:06(6455)9484　　　　　　　　　　　　　　　　中部支社　　　TEL:0568(89)0911　　FAX:0568(89)0914

アクアクールW-2　[AQUACOOL W-2]窓ガラス用紫外線赤外線吸収水性コート剤

2009年4月より省エネ改正法が施工され、工場、住宅等の省エネ対策が義務付けられることになりました。建物の中で熱の出入りが最も高い窓ガラスの省エネ対策は進んでいないのが現状です。

アクアクールW-2は水性ガラス遮熱コート剤で、太陽光の紫外線、近赤外線を吸収することにより室内の温度上昇を抑制し、夏場の消費電力を削減することができます。さらに水性のため溶剤臭も少なく、室内塗装ができます。

特徴

窓ガラスに塗工することにより、紫外線・赤外線を吸収しカットする性能があり、西日対策、紫外線対策に有効です。

熱線遮蔽により建物の熱の出入りを抑え、空調効率を上げることで省エネが期待できます。

塗工方法

1. アクアクールW-2を100部に対しアクアクール硬化剤 25部を

混合し撹拌してください。

2. 塗布量は 20ｇ/㎡ wet 以上になるように塗装してください。

3. 塗装はガラス温度が25℃以下で行い、短時間（数分以内）で

塗装してください。

4. 雨天時、高湿度下での塗装は問題ありません。

5. 塗装後硬化するまで数週間要しますので水拭きはしないでくだ

さい。

6.テープを貼ったままにしておくと塗膜が剥離する可能性がありま

すのでお控えください。

諸耐性試験方法

　左記方法で作製した塗布物で耐性試験を行う。

1. 密着性〜塗膜をセロテープ剥離試験で評価する。

2. 表面硬度〜鉛筆硬度試験を行い、表面硬さを試験する。

3. 耐沸騰水性〜沸騰水により塗膜が白化するかどうか試験する。

4. 耐薬品性〜耐酸性、耐アルカリ性試験を行い塗膜の劣化度合い

を試験する。

5. 耐溶剤性〜トルエン、IPAを塗膜上に滴下し塗膜の劣化度合い

を試験する。

6. 耐光性〜アイスーパーUV試験機で資料に照射し光による劣化度

合いを試験する。

試験結果

物性 評価結果 試験内容

密着性 合格 25mmニチバンセロハンテープにより強剥離する。

鉛筆硬度 H（5/5） 手掻き法により塑性変形を生じない鉛筆硬度

耐沸騰水性 合格 沸騰水に2hrs 浸漬し塗膜の白化度合いを調べる。

耐酸性 合格 5％酢酸水溶液を滴下し24時間後の劣化を調べる。

耐アルカリ性 合格 １%炭酸ソーダ水溶液にて24時間後の劣化を調べる。

耐トルエン性 合格 トルエンで湿潤した布を置き24時間後の塗膜の状態を調べる。

耐 IPA性 合格 IPAで湿潤した布を置き24時間後の塗膜の状態を調べる。

耐光性試験合格 アイスーパーUVにて100時間後の評価。（ガラス塗布物にて評価）

合格（ヤヤへイズ）

アイスーパーUVにて200時間後の評価。（ガラス塗布物にて評価）

吸収スペクトル 横図参照 日立分光光度計　U4100、　300nm〜2500nm

測定データ

本製品を25g／㎡ wet塗布した場合の分光スペクトルチャート例

A社施工温度計測〈7月〉

300 500 1000

1500

2000

25000

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

22.0

24.0

26.0

28.0

30.0

32.0

34.0

36.0

温度↑

7月17日～ 7月18日～ 7月19日～

0：00

12：00

6：00

18：00

0：00

0：00

12：00

6：00

18：00

12：00

6：00

18：00

22：00

38.0

未塗布ガラス アクアクール施工

性状および使用方法

アクアクールW-2アクアクール硬化剤

（E）

内容 赤外線吸収材／ウレタン系 アジリジン系

固形分 26〜28％ 9〜11％

溶剤含有量 4〜6％ 89〜 91％

配合比率 100部 10部

希釈原液をご使用ください。

乾燥が速すぎるなどやむを得ない場合は水希釈してください。

太陽熱カットのメカニズム

※本数値は理論値であり、物性を保証するものではありません。

アクアクールW-2

赤外線

ガラス 日射透過率（62%）

透過赤外線

可視光透過率（80%）

屋内側屋外側

可視光線

熱線吸収

紫外線

UVカット

顔料

カラーベース

プラスチック材料

プラスチック用着色剤

プラスチック用機能剤

繊維・紙用着色剤

印刷インキ

ウレタン樹脂

接着剤

塗料・コート材

キトサン

色彩管理技術

お問い合わせ先／ グラビアインキ事業部　　　　　　東日本支社　　TEL:03(3662)0688　　FAX:03(3664)4077〈e-mail〉gravure@daicolor.co.jp　 西日本支社　　TEL:06(6455)9085　　FAX:06(6455)9484　　　　　　　　　　　　　　　　中部支社　　　TEL:0568(89)0911　　FAX:0568(89)0914

アクアクールPET　[AQUACOOL PET]PET用紫外線赤外線吸収水性コート剤

省エネ改正法にともない、工場や住宅等の省エネ対策が義務付けられることになりました。建物の中で熱の出入りが最

も高い窓ガラスの省エネ対策として、太陽光の紫外線、近赤外線を吸収する遮熱フィルムを貼付する方法も有効な手段

です。

アクアクール PETは、PETフィルム用の遮熱コート剤で熱線、紫外線をカットするフィルムに加工することができます。

性状および使用方法

アクアクールPET アクアクール硬化剤（P）

内容 赤外線吸収材／ウレタン系 エポキシ系

固形分 39〜41％ 13〜15％

溶剤含有量 4〜5％ 50〜 60％

配合比率 100部 20部

希釈 粘度調整で希釈する場合は水希釈してください。

塗工方法

1. アクアクールPETを100部に対しアクアクール硬化材（P）20部を混合し撹拌する。

2. 塗布量は30ｇ/㎡ wet以上になるように版を選定してください。希釈すると赤外線吸収剤量が低下しますので、できるだけ原液でコーティ

ングしてください。原反は処理PETをご使用ください（未処理 PETには密着しません）。　　　　　　　　　　

3. 乾燥は100℃以上で30秒以上行ってください。

4. 乾燥後は50℃前後で1日以上エージングを行ってください。

5. エージングした印刷物に指定のUVハードコート剤をコーティングしてください。

試験結果

物性 評価結果 試験内容

密着性 合格 25mmニチバンセロテープにより強剥離する。

鉛筆硬度 H（5/5） 手掻き法により塑性変形を生じない鉛筆硬度（UVハードコート剤をコートすると3H以上になります）

耐沸騰水性 合格 沸騰水に2時間浸漬し塗膜の白化度合いを調べる

耐酸性 合格 5％酢酸水溶液を滴下し24時間後の劣化を調べる。

耐アルカリ性 合格 １％炭酸ソーダ水溶液にて24時間後の劣化を調べる。

耐トルエン性 合格 トルエンで湿潤した布を置き24時間後の塗膜の状態を調べる。

耐 IPA性 合格 IPAで湿潤した布を置き24時間後の塗膜の状態を調べる。

耐光性試験合格 アイスーパーUVにて100時間後の評価（ガラス塗布物にて評価）。

合格（ヤヤへイズ） アイスーパーUVにて200時間後の評価（ガラス塗布物にて評価）。

吸収スペクトル 下図参照 日立分光光度計　U4100　、　300nm〜2500nm

試験項目 測定結果

紫外線透過率　　　τ UV(%) 3.8%

可視光線透過率　　　τＶ　　(%) 70%

日射透過率　　　　τ e(%) 51.8%

日射反射率　　　　　ρ e(%) 11.6%

室内側（フィルム貼付

面）

垂直放射率　ε ni(-) 0.94

修正放射率　ε i(-) 0.878

室外側垂直放射率　ε ne(-) 0.896

修正放射率　ε e(-) 0.842

遮蔽係数　　　　　　Ｓ　　　(-) 0.73

熱貫流率　　　　　　U(-) 5.9

分光スペクトルチャート 光学性能試験結果　

（本製品を25g/㎡ wet 塗布した場合）　本製品を25g／㎡wet塗布した場合のチャート例

※上記は当社実験データであり、これを保証するものではありません。

300

500

1000

1500

2000

2500

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

97