[800x600 dungeon van] ファイルについてのガイド...
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[800x600_dungeon_van]ファイルについてのガイドライン
Ver.1.00
0. はじめに
[800x600_dungeon_van] ファイルは、ウディタ上で画面サイズ 800×600 用の 神殿風のダンジョンを制作することを想定した、マップチップです。
このガイドは、当ファイルを主にウディタで使用する際に、ストレス無くマップを制作するための方針案です。すべてのチップについての説明はできませんが、主要なチップや用途が解りつらいチップ、注意が必要なチップについて説明を交えています。 なお、当ファイルの利用規約につきましては、お手数ですが同梱の「利用規約 .txt」をご参照くださいます様、お願いいたします。
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1. 壁、天井、影チップについて(使用レイヤー 1 影のみ 3)
当ファイルでは 16 種類の壁を選択することができ、様々なエリアに応じたダンジョンを構成することが可能です。ファイル上の壁と天井は以下のとおりです。
当ファイルでは壁の高さを、1~ 3マスに想定して作成しています。 各壁チップにはそれぞれ 3段階のグラデーションがかけられています。
作成するダンジョンの壁の高さが1マスならお好みの濃度のチップを、高さが 2マスなら、連続する濃度のチップを選択すると良いでしょう。 逆に4マス以上の壁を作成するときは、壁濃度1のチップを天井に向かって並べると良いかと思います。
影チップはレイヤー 3上にて、主に壁の横などお好みに応じて使用してください。その際は、ウディタ上にて「通行許可設定」を「常にキャラの上に表示」を選択すると、雰囲気がより出るでしょう。
天井チップ
壁チップ
壁チップ
影チップ
天井チップ
壁濃度 1
壁濃度 2
壁濃度 3
壁濃度 1
壁濃度 2
壁濃度 3
2. 壁装飾チップについて(使用レイヤー 2)
こちらのチップは、ダンジョン制作に必ず必要なチップではありません。また、チップの性質上、高さが4マス以上の壁には使用することができません。
壁装飾チップは、4種類の中から選択することができます。壁の色と装飾チップの色のコーディネートにより様々な雰囲気が出ると思いますので、色々試してみると面白いかもしれません。
ファイル上の壁装飾チップは以下のとおりです。
基本はレイヤー 2上にて、縦横 3×3マス用のチップを壁チップに沿うように、並べて作成する事になります。壁チップと同じように、装飾チップも 3段階のグラデーションをかけています。高さが 2マスの壁には、縦横 3×3マス用、及び、横1マス用のチップの真ん中部分を除いて作成することになります。この時、グラデーションが不自然になります。ゲーム上であまり気にならないレベルだと思いますが、ご留意の上作成して下さい。
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縦1マス用 縦横1マス用
横1マス用縦横 3×3マス用
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壁装飾チップは、先に説明した通りダンジョン作成に必要なチップではありません。演出のために、貴重なレイヤーを使うのはもったいないと思われるかもしれません。その際は、お手元の画像編集ソフト等で、予め壁と装飾チップを合成した画像を作成しておくと良いでしょう。
また、作業効率の点から、壁装飾チップをオートタイル化したチップも用意しました。しかし、オートタイルではグラデーションが再現できないので、グラデーションは掛けてありません。また、細部もマップチップに置いてある物と差異がございます。そのかわり高さ 4マス以上の壁にも対応できますので、必要に応じてお使いください。(AutoTile フォルダ > 壁縁 _**( 色名)**.png の各種ファイル)
3. 床チップについて(使用レイヤー1)
床チップは、下記のチップがあります。
床チップ
床チップ
奈落表現用チップ
移動制限用空白
床チップはエリアや他のチップの色味を鑑みながら、お好きなチップをお使いください。
奈落表現チップは、通路上の穴を表現する際に使用します。
一番下の半透明のチップは壁に使用するチップで、穴に面する壁の一つ上のレイヤー(主にレイヤー 2)に置くと、雰囲気が出ると思います。
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4. 天井の縁チップについて(使用レイヤー 2)
天井の縁チップは、オートタイル化してありますので、そちらをお使いください。(AutoTile フォルダ > huti.png )またこのチップは、通路にも使用可能です。
たとえば水面を作成した際に、床との境目をつける場合などに利用可能です。ただし、オートタイルにしてしまった反面、その縁チップと同じレイヤーには他のチップを配置する事ができません。
現状、この問題を回避するためにはオートタイル化を廃止するしかありませんので、他のチップを配置する際には、レイヤー 3を利用して下さい。なお、同梱の 800x600_dungeon_van.tile ファイルには、オートタイルの箇所の通行許可設定は、全て×に設定されています。必要に応じて、オートタイルの通行許可設定を変更し直して下さい。
レイヤー 2の赤い通路の範囲に、他のチップが置けなくなります。この範囲にチップをおく場合はレイヤー 3をご使用下さい。
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見かけ上の通路(移動できない)実質的な通路
チップに被る縁チップ チップに被らない縁チップ
石や手すりのチップは、たとえば高台等の通路上で、キャラの移動に制限をつける際に用います。天井の縁に石のチップを使用すると、若干ではありますが、ゴツゴツとした岩肌感を演出できます。その場合、天井チップを黒く塗りつぶした方が、空洞感がでてらしくなると思います。
ただし石のチップに関しては、すべてのパターンを網羅していないため、場合によっては上手く繋がらないケースや、手前の面が見えてしまうケースがあります。今後のバージョンアップによっては改善される可能性もございますが、現状は、上記の点に留意してお使いください。
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下記は、ここまでの説明を元に作成したサンプルマップ画像です。
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4. その他の装飾品チップについて(使用レイヤー 1・2・3)
その他の装飾品については、レイヤー 1・2・3の適切なレイヤーに設置して下さい。目安としては、透明部分が含まれていないチップはレイヤー 1へ、含まれているチップはレイヤーの重なり具合を考慮してレイヤー 2、もしくは 3へと設置します。
絨毯や石段、棚などの 3×3チップは、真ん中を除いたり、真ん中部分を延長する事で何マスにも対応する事が可能です。棚に関しては、真ん中部分を延長すると同じパターンの繰り返しになってしまうので、違う中パターンや空白をつど入れて対応ください。
横 1マス用チップ
3×3マス用チップ
空白用チップ
ダメージ用チップ
真ん中用チップ
また、ダメージ用チップも空白用チップと交換が可能なので、痛みすぎてると感じた場合には都度交換してご使用ください。
残橋チップを延長する場合には、パターン②のみを延長するとフィットします。
パターン①
パターン①
パターン②
パターン②
5. 各種キャラチップについて
イベントで使用されると想定されるチップ、アニメ表現を伴ったチップ、また上記に当てはまらなくても、今後種類の増加が見込めそうなチップに関しては、キャラチップとして纏めてあります。
これらのキャラチップを使用する場合には、ウディタ側の設定にて影グラフィック番号を「1: 装飾・影なし」を選択してください。
またアニメ表現を伴わないチップに関しては、「移動時アニメ」「待機時アニメ」のチェックを外して下さい。同様に、基本的に動作しないチップが多いため、移動ルート項目が「動作しない」に設定されているかも、併せて確認しましょう。
キャラチップの中には、横に 2マス以上使用しているチップがあります。(例:bars.png door2.png 等)これらのチップはそのまま配置すると、イベントのマスの隣をキャラが通過できてしまいます。
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bars.png ファイルの中の、真ん中にある鉄格子画像を使用した場合、イベントが配置されているマスには進行できませんが、その両隣のマスは進行できてしまいます。
この現象を回避する場合、床の一つ上のレイヤーに移動制限用空白チップを置いて下さい。(該当チップでなくとも、通行許可設定が× になってる透明チップであれば可能)また、透明のチップだと制作し辛いという場合には、キャラチップフォルダの中のblank.png ファイルをイベントとしてお使いください。
ただしどちらの場合でも、キャラチップの状態によって進行を制限したチップの削除や復旧を、コモンで処理しなければいけません。(方法については、現行の版では割愛します)
kirakira.png ファイルを、他のイベントの上に重ねて使用したい場合には、オプションより「主人公より上」のチェックをオンにして下さい。これによって二つのイベント番号がどうであっても、kirakira.png ファイルを常に上に表示させることができます。(他のイベントに重ねないなら、 特に設定は不必要です)
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下記は、先にあげたサンプルマップに若干の修正を加え、ここまでの装飾を施した1例です。
2013/4/21 作成
説明が足りてない箇所もあるとは思いますが、これでガイドの説明を終了致します。