沖 貞明 三原キャンパス 3523研究室 · PDF file 研究室の場所 ... (英語でのプレゼンテーションスキルを身につけるコースです。スライド作成から発表まで段階
プレゼンテーションスキル
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プレゼンテーションスキル
• 09: 30~ 10: 20 看護研究とプレゼン• 10: 30~ 11: 20 プレゼン基礎と素材• 11: 30~ 12: 30 素材と加工、処理環境• 昼食• 13: 30~ 14: 20 パワーポイントの概論• 14: 30~ 16: 00 日本語記述の要点
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About 研修講師• 田中 潔(たなかきよし)
– 略歴: 岡山大、九州大修了後岡山商大へ勤務。教授– 岡山県を中心に看護研修を 25年以上– 主な科目:ネットワークシステム演習、社会調査実践他など
– 連絡先 岡山商科大学 〒 700-8601(専用番号で届く)
– [email protected] (eメール)– http://www.nahaha.org (Web)– 検索エンジン 「岡山商大 田中」で検索– 大学電話 086-252-0642– 大学 FAX 086-255-6947
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After 研修後 アポイントメント
• 質問・相談は eメール [email protected]が最適。メールなら返事確実。その他電話・FAXは 086-284-7726(自宅)でも可能。
• 相談の「三種の神器」: 看護研究計画書、使用アンケート用紙、データ入力エクセルファイル(すでにあれば)
• 遠方の場合メールだけで指導する場合もある( PC用メールがあるとファイルのやり取りが便利。連絡なら携帯メールでも可能)
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After インターネット上での情報源
• 検索エンジン「岡山商大 田中」
プレゼンテーションを考える
なぜプレゼンに苦労しているのでしょう?
何をプレゼンすべきでしょう?
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プレゼンテーションとは
• プレゼンテーション、示説→みんなの前で発表すること
• 良いプレゼンとは–見栄えのする(見易い)表示や資料を行う–そのためにはパワーポイントpptが主流?–発表時間を厳守する–質疑応答にさわやかに(カッコ良く)回答する
• 企画から発表までを見通す• 判明したことが分かっている
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望ましい研究スタイルとは看護研究・調査研究を考える(独断と偏見を含む)
• 量的研究–統計的な処理,何かの物差し(尺度 )で計る–行動や現象を計量する学問–文章やインタビューからでも数値化すれば量的研究なのだ
• 質的研究– 解析者の知見による見解– 少なくても自然科学ではない
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質的研究と量的研究の関係• 南小樽病院 瀬畠 克之さんのページより引用
• <表1> 質的研究と量的研究との比較 質的研究 量的研究 仮説生成型 仮説検証型 言語や現象 (概念 ) 数値データ 合目的的抽出 無作為抽出 哲学・社会学理論 数理統計学的理論
• 研究では“仮説を生み出す”というよりは“仮説を明確化していく”といった方が正確かもしれません。 <表2> 質的研究の分類(私案) ミクロ研究(個人誌研究) マクロ研究(一般化研究) 調査手法 個人面接 個人面接(複数) デイスコース アナリシス フォーカスグループ 観察法 (観察法) ドキュメント分析 コンセンサスメソッド 研究視座 ケーススタデ グランデッド・セオリーアプローチイ エスノグラフィー フェノメノロジー
• 学部で学ぶこと 実験方法、データ収集、分析方法やプレゼン• 大学院で学ぶこと 仮説設計や問題設定
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パワーポイント全盛時代への警鐘
トヨタがパワーポイント( ppt)禁止令
ダイヤモンド社オンライン( 2009/5/20)より
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記事のポイント
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「素材集め」はプレゼンのコツ
本物志向
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• 材料を集める,揃える–文字,表,図(写真),グラフ,デザイン
図..–デジカメ, VTR 機器の扱い方– PCへの音声・画像ファイルを移動
• プレゼン作品を PCで作成する– 作品の構成や起承転結–パワーポイント(パワポ)の使用・操作方法– Word, Excelからパワポへ連携–パワポでの作図,アニメ効果
• プレゼン作品の実行–発表当日あせらないために
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素材の集め方
• デジタル機器(デジカメなど)で撮影• スキャナで画像読み取り
–これらはマルチメディアの取り扱い• ソフト Officeで素材を作る
– Wordで文字原稿– Excelで表やグラフ– ペイントでイラスト–パワーポイントで編集,デザイン効果
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素材を PCに集める道具たち• PC 側の端子を確認• USB 接続 機器接続の万能選手
– USB1.0と USB2.0(より高速、標準)が共存
• IEEE1394 – 動画などより高速接続向け– 端子形状が異なる 小さな正方形
• 接続の基本はケーブル接続– 挿すだけで OK
• PC デジカメやビデオ
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カード型メモリで移す
• 事実上の標準 デファクトスタンダード
• USBメモリ– USBに直接挿せる
• SDメモリカード(系)– 標準サイズの他、ミニ SDやマイクロ SDも一般的(携帯電話に伴ない)
• メモリスティック– ソニー独自のメモリカード
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接続の小道具たち
• USB ハブ( 2~3千円)– たくさんの USB 機器を接続する
• マルチカードリーダー(2から3千円)– たくさんの形状のメモリカードの読み書き
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プレゼンはファイルを集めること
• パワポがうまく使えない• 文章の構成,起承転結
– 1ページ1行で表現できるだろうか?• 文章の表現方法
– 言葉づかいやページの割り振り• でも
– 図表が上手に描けない– デザインが下手(田中も同感)– 写真や動画も使いたい– 文字がくるりと動く(アニメーション)
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あなたはこの処理をどのソフトで
• 文章を作成する– メモ帳,ワード,日本語ワープロ
• 表計算や計算処理– エクセル
• インターネット– インターネットエクスプローラ,オペラ
• 電子メール– アウトルックやアウトルック Express
• 統計分析– エクセル,SPSS,SAS,S
• お絵かき・写真修整– ペイント,フォトショップ
• 発表– パワーポイント
• 実は,プレゼンにはこれだけのソフトが本当は必要
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こうしなさいAV機器
• 写真に撮る–デジカメで撮っておきPCにファイル化する–できたファイルはJPGがつく
• 動画を撮る– 短いカット撮りしてPCにファイル化する–できたファイルはMOVやAVIやMPEG
• 音声– 音声ファイル化する WAVやMID
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こうしなさいAV機器2
• 文書,図表–パワポで作る PPT–ワード,エクセルからコピペする DOCやXLS
• 芸術的,細かな画像(加工含む)– お絵かきソフトで作成 GIFやJPG
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Officeソフトをプレゼン作成の中心に
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プレゼン技法の変遷
• 模造紙・紙芝居時代– 模造紙+色マジック・絵具
• スライド時代– 写真撮影+製図技法・ロットリング
• 今や• PC利用時代
–示説ソフト「パワーポイント」+液晶プロジェクタ
– 製図技法はほとんど不要22
マイクロソフトOffice(MS- Office)
• マイクロソフト社のビジネスソフト群– ワード、エクセル、パワーポイント、アクセス
• PCを買うとWordとExcelはついているのが普通...でもでも本当は– Word 文書や資料作成(看護研究計画書類)– Excel データ分析・グラフ(データの視覚
化・プレゼン)• パワーポイント
– 必要に応じて購入するソフト(別売1~2万円)– 施設 PCには装備なしのこともあり– プレゼン準備にハタと困る場合あり
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自 PCでソフト確認
• PC 購入時には「スタート」、「すべてのプログラム」を開いてMSOfficeの確認をする
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Wordや Excelからパワーポイント
• 精密な文書作成にはやはりWord
• 精密なデータ処理には Excelを
• 書類はWordとして保存し,再利用する• データや表類は Excelとして保存する
– 機械可読式データ(マシン・リーダブル・データ)
• 人に見せる時,これらをパワーポイントで要約して表示する
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みんなファイルにして
PCに保管.
パワポでコピペで統合化 液晶プロジェクタや
プリンタに出力
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Office ソフト間の連携・継承
• Officeの操作性はほぼ統一されている–ワードとパワーポイントは酷似・違和感なし
• あるソフトで作成したもの(オブジェクト)は
• 多くの場合、別のソフトへ移動できる
• MSOffice ソフト間は• 「オブジェクト指向型」ソフト群
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Office ソフト間のオブジェクト交換
• ワードで作成した文書(テキスト)• エクセルで作成したグラフ• ホームページから画像をさがす
•コピー&貼り付け(ペースト)でパワーポイントに持ってくることが可能
• コピー : クリップボードへの取り込み• ペースト: クリップボードから貼り付け
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見やすい素材づくりグラフ、 Excelの利用
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グラフの活用(数値の「見える化」)」
• 棒グラフ–分布の形を良く見よう–棒の間隔にだって意味がある
• 折れ線グラフ–プロフィール分析に使う
• 散布図– 2つの項目間の関係
• 色々なグラフを参考に
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分布の形と基礎集計
投げ1のヒストグラム
31
投げ1と投げ2を書き分ける
32
棒の間隔をコントロール
• あなたは気をつかっていますか?33
折れ線グラフはプロフィール分析
• 6 つの項目について、それぞれ10点満点で採点する。
• 1点=できていない 5点=普通 10点=出来ている
• 患者群、看護群ごとに平均を算出
プロフィール分析
5
6
7
8
9
10
言葉遣い
安心
感厳守
迅速対応
朗らか 身
なり
患者平均看護平均
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散布図→単回帰分析
• 回帰直線y=x 相関係数r= 0.43
• 投げ1と投げ2の直線関係は弱い(あまりない)
y = xR2 = 0.1859
10
20
30
40
10 20 30 40投げ1
投げ
2
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日本語表現の要点
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プレゼンの心がけ
• 表示日本語は簡潔に、読みやすく• 聴衆者は「表示を読み」ながら、「説明を聞く」ことを忘れずに
• 伝えたいことが簡潔か?–だから、「箇条書き」が原則
• しゃべることと表示が同じ内容か?• しゃべる速度はややゆっくりと
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プレゼンに役立つ表現方法
• 問: 看護協会は今後どのような研修を行うべきでしょうか?(ある年の会員向け調査より)
• 回答例:答えを尋ねるのでなく自ら調べる姿勢を持つ若者が減ったので,現代の若者の姿勢を集団教育で示して欲しいと思いますし,先輩をみて育つ後輩も少なくなった気がします.
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文章構成上の課題
• 質問者が期待している回答ができていない–思いついたまま書いているだけ–質問者側(聴衆者)を意識しているか
• 文章構成の基本–5W 1 Hをできるだけ– 起承転結,序破急を知っていますか?
• 余談:データ入力が大変,読み飛ばされるもととなりせっかくの回答が無駄になる
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5W 1 Hを思い出す
• 5つの「W」– 1.WHEN いつ– 2.WHERE どこで– 3.WHO 誰が– 4.WHAT 何を ...... そしてもう1つ,– 5.WHY (なぜか)
• 1つの「 H」– 1.HOW どのように
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相手に伝わるコツ
• 上手な文章は「短い」– 読点や句点をやや多めに使う–ところでどちらが。かご存知?
• 掲示資料は「である調」–~である.–~なのです.(ですます調)は使わない
• さらに,箇条書きや体言止めも効果的
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• 経験格言–内容のない発表はきれい(に作ろう)–内容のある発表は汚ない(くても許す)
• 細かな資料は突っ込まれる• ポイントを押さえた資料や効果(色やア
ニメーション)• シンプル イズ ベスト
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戦略=目的+手段• 目的と手段は階層的につながっている• (戦略の階層性)• 目的が具体的・明快だと手段が立てやすい
• そして、戦略とは「選択と集中」• 複数の選択肢を出来るだけたくさん作る• 選択肢の長所と短所を吟味する• その中から選び、まっしぐら(集中) 43
戦略的であることチェックリスト
• □ 現状分析ができている• □ 分析から(中・長期の)目標がはっきりしている
• □ 目的達成のため手段は適切か?• □ 目的達成のため資源は集中されているか?
• □ その目的や手段を説明できるか?
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論理的とは
• 文章やスピーチの場合: 段落と段落、話と話の関係がわかりやすいこと
• 企画書の場合: 話の筋道が分かりやすい、ページとページのつながりが分かりやすい
• 論理的とは結論・主張が明快で、その理由と話の筋道が分かりやすいこと
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話の筋道→接続詞を上手に
• 上位目標確認• さて 現状分析• であるから 戦略目標(仮説)の提示
• そのため 実施案の提示• つまり まとめ、展
開なのです
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日常の接続詞一覧
• 順接 であるから、なので、そのため• 逆接 しかし、だが• 添加 そして、さらに• 説明 要するに、つまり• 転換 さて、ところで• 例示 例えば 並列 かつ、または
• 補足 ちなみに• 理由 なぜなら
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論理に困ったら逆に考える、並列もチェックする
• 三段論法–AならばB、BならばCよってAならばC
• Cの理由はB、Bの理由はAそこでCの理由はAなのか・・・「逆向き推論」
• 逆向き推論チェックの徹底こそが納得しやすい論理形成
• かつ(AND)、または(OR)、~でない(NOT)の組み合わせが多い(論理の並列)
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帰納と演繹
• 帰納とは事実から結論を得る• 統計は帰納的考えに近い
– ラーメン店Aはうまく、行列があった– ラーメン店Bはうまく、行列があった–だからうまいラーメン店には行列がある
• 演繹は推論すること(症例研究)–この疾病には斑点が出る。この患者には斑点がある。そこでこの患者はこの疾病か?
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推敲(すいこう)してみましょう
• 推敲前:• 答えを尋ねるのでなく自ら調べる姿勢を持つ若者が減ったので,現代の若者の姿勢を集団教育で示して欲しいと思いますし,先輩をみて育つ後輩も少なくなった気がします.
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• 答えを尋ねるのでなく自ら調べる姿勢を持つ若者が減った
• 現代の若者の姿勢を集団教育で示して欲しい• 先輩をみて育つ後輩も少なくなった
• 先輩から学ぶ,自ら調べるなど,職場で能動的に活動できる人材育成のための集合研修
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