地域商業振興を狙った「びわ湖大花火大会」のオープンデータ活用とこれから...

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地域商業振興を狙った びわ湖大花火大会の オープンデータ活用と これから

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地域商業振興を狙ったびわ湖大花火大会のオープンデータ活用とこれから

2014年3月、プロボノによる任意団体として発足

誰もがデータを共有しあえるようになる↓

より多くのクリエイターが滋賀に役立つアイデアを生み出せる環境ができる(情報にアクセスできることで、市民がまちづくりに参画できる)

情報が届きやすくなる↓

滋賀の生活が、もっと楽しく便利になっていく(そこにビジネスの需要も生まれる、はず!)

5月9日:第1回勉強会開催

何か具体的なプロジェクトを通じてオープンデータを推進し、クリエイターが自由にアイデアを活かせるような環境をつくっていきたい

Code for Shiga / Biwako

びわ湖大花火大会の情報を多くの人に届けることで大津を活性化できないか?

大津商工会議所

びわ湖大花火大会オープンデータ活用実証事業2014年6月スタート

びわ湖大花火大会に関するオープンデータの公開を実験的に行いオープンデータが大津市の観光振興ならびに活性化に

どのように貢献するか検証する

びわ湖大花火大会で

どんな情報が公開されていると

便利?

Photo by go.biwako

    6月 各協力機関に呼びかける

Illustration by Hirofumi Takeoka

大津百町まちなかバル運営委員会

大津市

びわ湖大花火大会実行委員会

店舗の情報

公衆トイレの場所など

花火の打ち上げ情報など

・・・ただしもらったのは、紙とか紙とか紙とか

     6月~7月 オープンデータを作る

Illustration by Hirofumi Takeoka

6月13日:オープンデータの作り方を勉強

6月24日:既設公衆トイレの位置情報を収集

6月27日:集まった情報をオープンデータ化

7月4日:集まった情報をオープンデータ化(第2回)

3団体より 13種類 331件のデータを公開

     7月15日~ クリエイターに呼びかける

本当にアプリ作れるの?

Illustration by Hirofumi Takeoka

7月13日:京都のITコミュニティと試験ワークショップ

     7月15日~ クリエイターに呼びかける

Illustration by Hirofumi Takeoka

7月15日:ドキュメントページ公開

誰でもアプリ作れるの?

7月27日:オープンデータでアプリをつくる方法をレクチャー

8月3日:オープンデータでアプリをつくる方法をレクチャー

8月3日:オープンデータでアプリをつくる方法をレクチャー8月3日:アプリ発表会(プレスイベント)

   7月末~8月8日 アプリをみんなに使ってもらう

Illustration by Hirofumi Takeoka

ワークショップの参加者がアプリをつくったり

オープンデータの公開を 知った人が アプリをつくったり

iOS のネイティブアプリで 広告稼ごうと 考えた人も出てきたり

オープンデータで ゲームを考えた人も 出てきたり

3週間で 9件ものアプリが公開される

短期間で行ったので、もちろん課題もあり

Illustration by Hirofumi Takeoka

こんなデータが提供できればよかった

データが 使いにくかった

こんなアプリがあればよかった

8月29日:オープンデータの大反省会

この事業を通じて、様々な「地域の課題」を関係者間で共有できた

アプリはテーマ別に分かれる必要はあっても主体別に分かれる必要なんてない

• データ • アプリケーション

重要なのは「責任分界点の切り分けが明確になる」こと

担当者「データは持ってるけど、アプリを作る能力なんてない」 ↓

アプリ開発は外部に発注(大抵丸投げ) ↓

数年経てば全体的に使い物にならなくなる

• アプリケーション • アプリケーション• アプリケーション

• データ

重要なのは「責任分界点の切り分けが明確になる」こと

担当者にとって重要なのはデータを提供すること

「餅は餅屋」で、アプリケーションの提供は第三者のアイデアに委ねることができる(もちろんアプリ開発に対する責任はその第三者がもつ)

行政

商業

観光

イベント

Shiga Public Data Platform

まちづくりの契機(イベントなど)がトリガーになって多様な主体が持つ情報が繋がっていく

トリガーになる上で大切なのはデータ自体が「面白いもの」かどうか?

大抵のクリエイターは別に「地域のためにやりたい」という大義なんて持っていない

クリエイターの興味関心 と 地域の課題 を、どのように「つなげる」かが、活用されるオープンデータになる鍵ではないか?

面白そうなので「つくってみた」ら地域の役に立った

①行政、民間、個人間のそれぞれで情報公開のデータモデルを共有する

②主体に関わらずデータを共有できるプラットフォームを構築する

③まちづくりに関するイベントなどを契機にそれらの情報がつながる

④その上で課題を洗い出して、さらにデータやサービスの精度を上げていく

データづくり

フィードバック

サービス開発

データづくり

データづくり

フィードバック

サービス開発

データづくり

来年度以降さらに主体を増やし継続的に改善を続けていくことで

データの精度を高め地域の生活をより便利にしていくためのプロジェクトを

滋賀県内にて開催する予定

データオリエンテッドな社会で公共の枠組みを新しく、そしてもっと楽しくしていきましょう!