ファイナンシャル・エクストラネット

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Copyright© 2012 by KVH Co. LTD All Rights Reserved. Not to be copied or reproduced without express permission of KVH Co LTD Page 1 of 7 ファイナンシャル・エクストラネット 簡単にスタートできるグローバル・ファイナンシャル・コミュニティ ホワイトペーパー:KVH 金融業界向けソリューション 2 : 2 (STP) 4 6 7 KVH

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簡単にスタートできるグローバル・ファイナンシャル・コミュニティ

ホホホホワワワワイイイイトトトトペペペペーーーーパパパパーーーー::::KVH金金金金融融融融業業業業界界界界向向向向けけけけソソソソリリリリュュュューーーーシシシショョョョンンンン

目目目目次次次次 2 はじめに: コネクティビティの挑戦

2 ファイナンシャル・エクストラネット・コネクティビティ需要の要因

規制緩和および流動性の分散

金融商品相対売買市場における電子取引の採用 取引後処理の自動化及びストレート・スルー・プロセッシング(STP) 株式及びデリバティブ取引所のボリューム増加

4 主要な検討事項

6 結論

7 KVH について

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ははははじじじじめめめめにににに: ココココネネネネククククテテテティィィィビビビビテテテティィィィのののの挑挑挑挑戦戦戦戦 電子取引の出現と市場及び取引執行所のフラグメンテーション化が進み、従来型の専用線によるインフラの欠点が明らかになってきています。現在では、可能な限り広範な流動性及び取引機会へのアクセスを確実なものとするため、複数の取引所への接続の確保がトレーディングファームに求められています。従来は音声システムを利用していた金融商品取引において電子取引が普及するにつれ、データ回線接続への需要が急激に増大しています。取引量の増加に伴い取引後処理の自動化が求められるようになり、債権やスワップなどの店頭取引銘柄では清算サイクルの縮小及び規制により、透明性が高く体系化された取引が要求されています。ブローカーたちは、何百もの顧客と冗長化されたネットワークで接続し、さらに遠隔の DRサイトへの接続も可能であると報告しています。グローバルな複数拠点及びマルチアセット取引戦略においては、ネットワーク構成はますます複雑化し管理コストが増大しています。 フフフファァァァイイイイナナナナンンンンシシシシャャャャルルルル・・・・エエエエククククスススストトトトララララネネネネッッッットトトト・・・・ココココ

ネネネネククククテテテティィィィビビビビテテテティィィィ需需需需要要要要のののの要要要要因因因因

1. 規規規規制制制制緩緩緩緩和和和和おおおおよよよよびびびび流流流流動動動動性性性性のののの分分分分散散散散 規制緩和により取引所間の競争が激化し、かつてないほど多くの流動性プールが存在しています(取引所、ATS、PTS、ECN、ダークプール等)。トレーディングファームは多数の流動性プールで取引を行うことにより優位性を保持します。しかしこのような優位性は、接続の複雑さとコストによって簡単に打ち消されてしまいます。

2. 金金金金融融融融商商商商品品品品相相相相対対対対売売売売買買買買市市市市場場場場ににににおおおおけけけけるるるる電電電電子子子子取取取取引引引引のののの採採採採用用用用 アジアの金融商品取引市場では特に、電子取引の採用が遅れています。しかしアルゴリズムの利用と法規制準拠の必要性が増し、電子取引は徐々に普及し始めています。取引は従来、取引相手への常時接続を提供する音声ネットワークを介して行われていました。このような従来型音声ネットワークに代わり内部管理型ポイント・ツー・ポイントまたはMPLSデータ接続を利用する場合、その複雑さやスケールの大きさのために持続できなくなるケースも生じています。 3. 取取取取引引引引後後後後処処処処理理理理のののの自自自自動動動動化化化化及及及及びびびびスススストトトトレレレレーーーートトトト・・・・ススススルルルルーーーー・・・・ププププロロロロセセセセッッッッシシシシンンンンググググ(STP) 取引後サイクルを効率化するために、取引後のプロセスにかかわる相手とのユビキタス接続への要求が増しています。加えて、取引後処理の多くは従来の社内アプリケーション処理に代わり“Application as a

Service”を利用したオペレーションモデルで実行されることが多くなっています。ここでも、内部管理型ポイント・ツー・ポイントまたはMPLSデータ接続を利用し、その複雑さやスケールゆえ持続できなくなることが考えられます。 4. 株株株株式式式式及及及及びびびびデデデデリリリリババババテテテティィィィブブブブ取取取取引引引引所所所所ののののボボボボリリリリュュュューーーームムムム増増増増加加加加 アルゴリズム取引を採用すると通常は一回あたりの注文額が減り、その結果同量の株式を購入するために必要な取引の回数が増えることになります。これらの取引は多数の異なる取引相手を介して行われることも多く、取引後の確認、マッチング及び清算プロセスを完了するためにトレーディングファームが接続しなければならない取引相手の数が増えることになります。

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ネットワーク接続の課題を解決するために、ファイナンシャル・エクストラネット・プロバイダーとのパートナーシップを検討する取引参加者が増えています。ファイナンシャル・エクストラネット・プラットフォームにより、トレーディングファームは金融取引に求められるスピード、信頼性、セキュリティ、独占性を失わずに、単一のアクセスで多くの流動性プールや取引のライフサイクルにおけるバリュースタック・サービスプロバイダーに接続することができるようになります。 ファイナンシャル・エクストラネットのメリットは、取引参加者とトレーディングライフサイクルにおけるサービスプロバイダー、取引所、取引相手および指定報

告団体や監視機関との間のコミュニケーションの合理化と、複雑な接続ポートフォリオの管理が不要になることによるコスト効率化が挙げられます。 今後の市場や顧客需要を見据えて対応できるサービスプロバイダーを選択することが、コネクティビティ・ソリューション・アーキテクトの最大の課題です。本稿では、ファイナンシャル・エクストラネット・プロバイダーの評価に当り検討すべき事項の概要と、特にアジアにおける当該検討事項のメリットを解説します。

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主主主主要要要要なななな検検検検討討討討事事事事項項項項: トトトトレレレレーーーーデデデディィィィンンンンググググラララライイイイフフフフササササイイイイククククルルルル全全全全体体体体ののののババババリリリリュュュューーーーススススタタタタッッッッククククをををを網網網網羅羅羅羅すすすするるるる広広広広範範範範ななななココココミミミミュュュュニニニニテテテティィィィ エクストラネットサービスには、取引参加者、取引所及び ECN など広範なコミュニティへ接続できる必要があります。さらに、大半のトレーディングファームでは、トレーディングライフサイクルにおけるあらゆるバリュースタックプロバイダーとの接続要求が高まっています。ビジネスモデルとコスト効率を向上させる試みとして、多くのトレーディングファームはビジネスの差別化に直結しないプロセスは社内処理の代わりに外部委託を選択しています。新しいオペレーションモデルの成功には、このようなサポートサービスへのシームレスなアクセスが不可欠です。ファイナンシャル・エクストラネット・コミュニティは、コロケーション及びプ

ロキシミティ・ホスティング・センターなどオンデマンドの取引サポートを提供するエコシステムホスティング環境への接続を必要としています。 低低低低遅遅遅遅延延延延 ファイナンシャル・エクストラネット・プラットフォームによる接続では、超低遅延であることが最優先ではないものの、ある程度の低遅延が求められています。資本市場取引ではアルゴリズム取引が通常の形態となっており、あらゆる商品において以前よりも価格変動のスピードが増しています。したがって、トレーダの潜在的なスピードへの要求に応えるため高スループットかつ低遅延のバックボーン上に構築されるエクストラネットサービスが理想的です。旧来の一般的な目的で利用されるキャリアネットワーク上に構築されたエクストラネットでは不十分です。

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信信信信頼頼頼頼性性性性 ファイナンシャル・エクストラネットはトレーディングファームのビジネスプロセスの根幹であるため、信頼できることが最も重要です。取引後処理にエクストラネットを利用する際、万が一清算が決められた時間内に完了しない場合は直接経済に影響します。金融サービス業界のニーズに応えるため、ファイナンシャル・エクストラネットは 24 時間 365 日体制で専門エンジニアが監視する冗長性の高いネットワーク上に構築される必要があります。また、サービスレベルやパフォーマンスを保証するため、SLA(サービスレベル・アグリーメント)を精査する必要があります。 カカカカススススタタタタママママーーーーササササーーーービビビビスススス 取引相手やその他のパートナーとの接続にエクストラネットサービスを利用する場合、自社に代わりにエクストラネットのプロバイダーが、接続先との連絡窓口になります。優れたお客様サービスの実績を有するエクストラネット・サービスプロバイダーで、自社チームと同様のレベルで取引相手のニーズを満たすことは重要となります。 ググググロロロローーーーババババルルルルリリリリーーーーチチチチ、、、、ロロロローーーーカカカカルルルルナナナナレレレレッッッッジジジジ アジアパシフィックは、市場構成、規則、会社法及びインフラの整備状況も様々な、ユニークな市場です。取引所、ECN 及び各地のサービスプロバイダーには多数のコネクティビティ・アーキテクチャーがあります。アジア内及び国際的に事業を展開する金融機関にとって、グローバルネットワークへリーチし、十分に現地に精通しており、現地特有の複雑さを解決できる経験豊かなエクストラネット・サービスプロバイダーの活用が大変重要です。

言言言言語語語語能能能能力力力力 アジアにネットワークを拡張している国際ファームにとって、サービス構築にあたりマルチリンガル・サポートは不可欠です。組織全体にわたりマルチリンガル対応が可能なサービスプロバイダーは、国際的なオペレーション上の問題をより迅速に解決することができます。 迅迅迅迅速速速速性性性性 最短(通常1~2日)で接続構築が可能なファイナンシャル・エクストラネット・プロバイダーは、トレーディングファームの収益に大きく貢献します。ネットワーク接続の完了を待つ時間は取引機会の逸失につながります。アジアでは地域によりインフラの成熟度やサービスへの期待が大きく異なり、プロビジョニングプロセスが予測可能なプロバイダーは事業計画の際、大変重要です。 セセセセキキキキュュュュリリリリテテテティィィィ プライベート管理の専用ネットワークを利用したファイナンシャル・エクストラネットは、ネットワークに接続する全ての参加者に必要な、最適なセキュリティを確保します。制限が厳しいものや、パブリックなインターネットへのゲートウェイ接続のないエクストラネットが望まれます。エクストラネット・サービス・プロバイダーを利用することにより、通常トレーディングファームにいない高度に専門的なネットワークセキュリティ・プロフェッショナルサービスを利用できることも、トレーディングファームにとって大きなメリットです。 付付付付加加加加価価価価値値値値ササササーーーービビビビスススス((((トトトトーーーータタタタルルルルパパパパッッッッケケケケーーーージジジジソソソソリリリリュュュューーーーシシシショョョョンンンン))))

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エクストラネット・サービス・プロバイダー選択の際、どのような付加価値が提供されるかという点も重要です。ネットワーク接続と同様、金融機関は現在、セキュリティの高い堅牢なデータセンターや、ビジネス情報処理や保存に利用するプライベートクラウド及びマネージド専用サーバへの依存が増大しています。ファイナンシャル・エクストラネットを活用したい金融機関にとって、総合的なエンド・ツー・エンド・ソリューションの一部としてデータセンターやクラウドサービスを手がけるサービスプロバイダーの利用は、コスト効率を考えると望ましい選択となります。 結果として、柔軟に対応できるサービスプロバイダーは、顧客のニーズに合わせた対応が可能であり、顧客のトレーディング戦略に最適なソリューションを提供することができます。 結結結結論論論論 ゲーム会社は、高い競争や膨大なインフラコスト、インターネットやダウンロードに対するユーザーの期待の増加、複雑な ITオペレーションと管理のための国際

的なリソース不足など、様々な課題に直面しています。 これらの課題に優れたコスト効率かつ効果的に対応するには、現在のニーズと将来の製品開発のニーズに正確に合致した統合的かつカスタマイズが可能なIT ソリューション、国際的スケールで円滑なゲーム体験を実現する低遅延国際ネットワーク、需要の変動への迅速な対応、ミッションクリティカルな情報を高度にセキュアな IT 環境で処理できる柔軟な IaaS とクラウドソリューションの採用が有効といえます。 また、国際的なゲームビジネスの展開において、特にユニークなユーザーを抱えるアジア市場への参入と予想不能な新製品への需要は、大きな課題とリスクをはらんでいます。そのため、拡張性の高いインフラ、オンサイトでのサポートエンジニア、さらに多言語のサポートなど、ターゲット市場で強固なサービス提供体制を有するサービスプロバイダーを探すべきです。それにより、製品需要やデータトラフィックの変動やピーク時でも、エンドユーザーへのネットワーク遅延を最小化し、柔軟性やコスト効率を最大化しながら、製品のパフォーマンスを最適化することができます。

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KVHは、アジアにフォーカスした通信/ITサービスプロバイダーとして、1999年に米国フィデリティ・グループにより東京を本社に設立されました。企業の重要な情報を、保存から、処理、保護、配信まで、エンドツーエンドでサポートする情報デリバリー・プラットフォーム戦略に基づき、クラウドとネットワークを統合したソリューションおよび最高品質なサービスを提供しています。自社所有のインフラをコアにした KVHのサービスには、クラウドサービス、データセンター・サービス、マネージド・ネットワークサービス、プロフェッショナルサービスなど、包括的な通信/ITマネジメント・ソリューションが含まれています。 アジア地域の拠点として設立された KVHは、東京、横浜、大阪に加え、香港、上海、シンガポール、ソウル、釜山、シカゴにも拠点を構え、シームレスなグローバル ITサービスを展開しています。顧客は 1,890社を超え、その業種は、金融、製造、メディア、ゲーム、E コマースなど多岐にわたっています。詳しくは KVHのウェブサイト http://kvh.co.jp をご覧ください。