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成果を確認しながら、患者安全活動を
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Transcript of 成果を確認しながら、患者安全活動を
成果を確認しながら、 患者安全活動を
笑顔のおうちクリニック松戸 学習システム開発
笑顔のおうち 患者安全財団 準備委員会
松本尚浩
はじめに
• この発表は、医療安全管理者養成講習会で発表された内容の一部です。 – http://www.gakkai.ne.jp/jsqsh/program.html
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 2
教育・訓練の成果
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 3
あなたは、患者安全の 教育・訓練の成果を評価している
1. 全くそう思わない(0)
2. 20/100(かなり否定)
3. 40/100(少し否定)
4. 60/100(少し肯定)
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11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 4 0:15 投票数: 68
患者安全の教育・訓練の結果、 患者安全が促進した。
1. 全くそう思わない(0)
2. 20/100(かなり否定)
3. 40/100(少し否定)
4. 60/100(少し肯定)
5. 80/100(かなり肯定)
6. 非常に同意(100)
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11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 5 0:15 投票数: 74
カークパトリックの 研修効果4レベル
1.反応
研修参加者の満足度 (アンケート調査など)
2.学習 受講者の知識理解度や学習到達度 (筆記試験や実技試験)
3.行動変容 現場での行動変化 (インタビューや他者評価)
4.結果 組織の業績向上 (医療過誤減少,病院内死亡減少)
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 6
あなたの組織での教育・訓練の成果を 何らかの基準で評価している。
1. 全くそう思わない(0)
2. 20/100(かなり否定)
3. 40/100(少し否定)
4. 60/100(少し肯定)
5. 80/100(かなり肯定)
6. 非常に同意(100)
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11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 7 0:15 投票数: 73
実践例1:心肺蘇生術講習会
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 8
急変だぁ 心肺蘇生術やんなきゃ!
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 9
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 10
2001年~2006年
心肺蘇生術(CPR)教育
約500床の病院で隔月、CPRコース開催
6年間(~2006年12月)受講者総数、約700名 11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 11
心肺蘇生術教育は、 患者安全を促進できたのか?
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 12
心肺
停止
イベントの数
院内心肺停止イベント登録数の変化
2000年、心肺蘇生術(CPR)国際ガイドライン後 世界各地でCPR教育とCPR登録が増加
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 13
院内CPR後の生存退院率は改善せず
(N Engl J Med 2009; 361: 22-31)
生存
退院
率(%
)
院内心肺蘇生術(CPR)後,生存退院率の年次変化
ガイドライン2000後CPR教育増加
CPR教育効果でCPR後の 生存退院率増加を期待していたが、、、
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 14
心肺蘇生術(BLS,ALS) 再訓練の必要性と科学的根拠
• BLSやALSの知識技術は3-6ヶ月で低下 – p17, Consensus 2010
• BLS(一次救命処置) – BLS講習受講者に対する技術評価や再講習は、現在一般的に推奨されている12~24か月ごとより頻回に行うべきである(JRC, ClassⅠ)
• ALS(二次救命処置、ICLSなど) – ALS講習受講者の技術評価や再訓練は、現在の講習で推奨されているよりも短い間隔で行うべきである(JRC, ClassⅠ)
医療安全管理者養成研修会 15 11 Dec, 2014
事例1の教育・訓練成果は、 カーク・パトリックの何レベル?
1. 1レベル:満足度のみ
2. 2レベル:教育できた
3. 3レベル:現場で改善
4. 4レベル:患者安全促進
5. どれでもない
6. 全くわからない
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事例1:教育・訓練成果は、 カーク・パトリックの何レベルか?
1.反応
◎~△ (研修参加者アンケート調査など)
2.学習 ◎~不明
3.行動変容 不明:受講者の心肺蘇生術実施未確認
4.結果 不明:受講者施設の心肺停止数未確認
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 17
あなたの組織での心肺蘇生術教育は 患者安全の成果を示した
1. 全くそう思わない(0)
2. 20/100(かなり否定)
3. 40/100(少し否定)
4. 60/100(少し肯定)
5. 80/100(かなり肯定)
6. 非常に同意(100)
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11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 18 0:15 投票数: 73
実践例2:学習支援者(指導者)養成
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 19
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 20
AHA(アメリカ心臓協会) コアインストラクターコース
• AHA ACLS/BLSインストラクターコース受講前のコース
– 自習用DVDソフトウエア
– オンライン双方向性プログラム
• 素晴らしい教材,プログラム
– これは教育学プロの仕業に違いない
• テキスト裏表紙:“このコースは,「ibstpiインストラクターコンピテンシー」に準拠している“
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 21
プロフェッショナルとしての基礎 1. 効果的なコミュニケーションを行う。 2. 専門分野の知識やスキルを常に磨いておく。 3. 規定の倫理や法を順守する。 4. プロフェッショナルとしての信用を確立する。 企画と準備 5. インストラクションと方法と教材を企画準備する。 6. インストラクションに必要な具体的な準備をする。 方法と戦略 7. 受講者が意欲的に、集中して学べるように働きかける。 8. プレゼンテーションを効果的に行う。 9. ファシリテ-ションを効果的に行う。 10. タイミングよく的確に質問をする。 11. 明確な説明とフィードバックを与える。 12. 学んだ知識やスキルが持続するように働きかける。 13. 学んだ知識やスキルが実際に使えるように働きかける。 14. メディアやテクノロジーを使って学習効果を高める。 評価 15. 学習成果とその実用性を評価する。 16. インストラクションの効果を評価する。 マネジメント 17.学習効率と学んだことの実践を促進する環境を維持する。 18.適切なテクノロジーを使って、インストラクションのプロセスを管理する。
ibstpi インストラクターコンピテンシー(IIC)
第4章だけでも、 ご一読お勧めします
IICの一部、日本語化
• 論文「インストラクターコンピテンシーの医療者教育への応用」
– ibstpi インストラクターコンピテンシーの解説と応用提案
• 資料「ibstpi インストラクターコンピテンシー 第4章」
– 18項目の粗訳
22 医療安全管理者養成研修会 11 Dec, 2014
事例2:市中病院での指導者養成
• ibstpiインストラクターコンピテンシー(IIC)講習会
– 1年目:毎月1回
– 病院内の指導者・指導者候補が講習参加
• IIC チェックリスト作成学習会
– 2年目:毎月1回
– IICの18項目から興味ある項目を選び、チェックリストを作成し、現場でチェックリスト応用して指導者養成
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 23
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 24
ibstpi インストラクターコンピテンシー
ibstpi
• ibstpi:The International Board of Standards for Training, Performance and Instruction – 研修・職能・教育に関する国際標準委員会
– 教授システム学専門家が含まれる
• 18項目のコンピテンシー – 5つの領域に分類
– コンピテンシー毎に具体的記述 • 合計98項目
患者安全への 教授システム学の応用
• 関わった市中病院での教育担当者の変化
– 熊本大学大学院「教授システム学専攻」へ
• (http://www.gsis.kumamoto-u.ac.jp/)
– 2名が入学、2014年春修了
• 新病院にシミュレーションセンター設置(2014年5月)
– 教授システム学応用した教育プログラム
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 25
事例1の教育・訓練成果は、 カーク・パトリックの何レベル?
1. 1レベル:満足度のみ
2. 2レベル:教育できた
3. 3レベル:現場で改善
4. 4レベル:患者安全促進
5. どれでもない
6. 全くわからない
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11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 26 0:15 投票数: 75
事例2:教育・訓練成果は、 カーク・パトリックの何レベルか?
1.反応
不明
2.学習 不明
3.行動変容 ◎:IICチェックリスト応用した指導者養成 ◎:教授システム学大学院進学・卒業
4.結果 不明:施設での患者安全促進は未確認
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 27
施設・部署の教育担当者に 学習支援者技能を身につけさせたい
1. 全くそう思わない(0)
2. 20/100(かなり否定)
3. 40/100(少し否定)
4. 60/100(少し肯定)
5. 80/100(かなり肯定)
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IICを心肺蘇生術指導に応用
• 心肺蘇生術コース指導者のガイドブック
• 第3章 新しい概念にチャレンジしよう
– インストラクターコンピテンシー
29 医療安全管理者養成研修会 11 Dec, 2014
IICを応用した ICLS指導者養成
ワークショップご希望あれば開催します
実践例3:振り返り会話 (デブリーフィング)支援者養成
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 30
事例を振り返って学ぶ場では 当事者を責める雰囲気を除いている
1. 全くそう思わない(0)
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• 専門職のプロフェッショナルとしての力量形成は、省察(振り返り)しながら実践を積むことによって達成される。 – ドナルド・A. ショーン『省察的実践とは何か―プロフェッショナルの行為と思考』 (柳沢昌一・三輪 建二監訳)2007、鳳書房。
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 32
プロフェッショナルと振り返り
「振り返って学ぶ」科学的根拠
• デブリーフィングは心肺蘇生術教育・実施に有用 (Resuscitation 81S (2010) e1–e25)
– CoSTR 2010(心肺蘇生術ガイドライン根拠)
• マサチューセッツ総合病院(MGH)では最近2年間2000回以上のデブリーフィングを実施し、研究中
– Simul Healthcare 2006;1: 49–55
医療安全管理者養成研修会 33 11 Dec, 2014
症例検討会は 他人の前で
自分の失敗責められて 辛かった
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 34
患者安全促進には、 「責めない文化」が重要
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 35
実践例3:責めないデブリーフィング (振り返り会話)支援者養成
• 某病院看護管理者対象の講習会 – 構造化デブリーフィングの理論
– 構造化デブリーフィング練習
– 構造化デブリーフィング支援者練習 • 終了後アンケートでは、高い満足度
• 講習会後アンケート調査 – 現場での「振り返り会話」支援を管理者自己評価
– 現場での「振り返り会話」支援を同僚他者評価 • 受講した看護管理者の変化が示された
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 36
事例3の教育・訓練成果は、 カーク・パトリックの何レベル?
1. 1レベル:満足度のみ
2. 2レベル:教育できた
3. 3レベル:現場で改善
4. 4レベル:患者安全促進
5. どれでもない
6. 全くわからない
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事例3:教育・訓練成果は、 カーク・パトリックの何レベルか?
1.反応
◎~△ (研修参加者アンケート調査など)
2.学習 不明:試験・実技チェックなし
3.行動変容 受講者の自己評価・他者評価で成果
4.結果 不明:該当施設の患者安全促進未確認
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 38
改めて、私の患者安全実践 教育・訓練の成果は?
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 39
事例毎の教育・訓練成果
事例 成果 カークパトリック・4レベル
心肺蘇生術講習会 アンケート満足度あり 1:反応
市中病院でのIIC応用 職員の教授システム学
大学院進学・修了 2:学習
市中病院でのデブリーフィング(振り返り会話)支援者養成
現場での「責めない振り返り会話」実践
3:行動変容
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 40
事例毎の教育・訓練成果
事例 成果 カークパトリック・4レベル
心肺蘇生術講習会 アンケート満足度あり 1:反応
市中病院でのIIC応用 職員の教授システム学
大学院進学・修了 2:学習
市中病院でのデブリーフィング(振り返り会話)支援者養成
現場での「責めない振り返り会話」実践
3:行動変容
11 Dec, 2014 医療安全管理者養成研修会 41
皆様の施設での、 学習支援者養成や
デブリーフィング(振り返り会話) 支援者養成をお手伝いします。
教育・訓練の成果を確認しながら 患者安全を促進したい
1. 全くそう思わない(0)
2. 20/100(かなり否定)
3. 40/100(少し否定)
4. 60/100(少し肯定)
5. 80/100(かなり肯定)
6. 非常に同意(100)
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