サイエンスアゴラ(近藤)

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ジオツーリズムとパブリックアルケオロジーの邂逅

考古学研究者からのコメント

近藤康久東京工業大学

日本学術振興会特別研究員

(専門・考古地理学)

サイエンス・アゴラ2012ジオツーリズムとパブリックアルケオロジーの邂逅

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ジオツーリズムとパブリックアルケオロジーの邂逅

先週、日本人類学会「パブリック考古学の課題と展望」シンポジウムで勉強してきました。

座長:加藤博文北海道大学アイヌ・先住民研究センター教授

1. アメリカ合衆国における文化資源管理:南西部ニューメキシコ州の例

2. パブリック考古学における市民の多様性:イスラエルを事例として

3. 世界遺産知床におけるpublic archaeologyの取り組み

4. 考古学における地域連携の手法と課題

5. アイヌ文化遺産に関する地域住民参画の調査・保全・活用

6. 瀬戸内海における市民を中心とした考古学的取り組み

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ジオツーリズムとパブリックアルケオロジーの邂逅

考古学は誰のものか?

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研究者文化財行政担当者

地権者

地域住民観光客

好古家

ライター

発掘作業員

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ジオツーリズムとパブリックアルケオロジーの邂逅

パブリック考古学4つのアプローチ

実践指向 理論指向

教育 政策 評論 多声

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Okamura & Matsuda (eds.) 2011. New Perspectives in Global Public Archaeology. Springer.

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ジオツーリズムとパブリックアルケオロジーの邂逅

多声性Multivocality

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ジオツーリズムとパブリックアルケオロジーの邂逅

文化遺産と自然遺産はともにある

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中東オマーンのアル・アイン遺跡(ユネスコ世界文化遺産)背後にそびえるミシュト山はロッククライミングのメッカ

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ジオツーリズムとパブリックアルケオロジーの邂逅

遺跡保存運動とジオパーク運動は別個に展開してきたように思う。

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ジオツーリズムとパブリックアルケオロジーの邂逅

遺跡ツーリズム × ジオツーリズム

考古 × ジオ = ∞

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