アドホック・タスク・グループ(ATG2 1.アドホック・タスク・グループ( ATG ) 概要 1 / 2 2016/3/3 ~ 3/30 アドホック・タスク・グループ
タスク取捨選択の視点と判断を可視化することでスコープ管理を支援する方式の提案...
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タスク取捨選択の視点と判断を 可視化することで
スコープ管理を支援する方式の提案
○山口琢(はこだて未来大学 大学院)
大場みち子、高橋修(はこだて未来大学)
2012-‐09-‐06、弘前大学 文京町キャンパス
平成24年電気学会 C部門大会 企画セッション TC12 ビジネスプロセスの迅速な構築技術
ビジネスプロセスの迅速な構築
走りながら考える 何がしたいのか、後から分かる
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目的: 創造・発見 VS. それに基づく管理
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project an individual or collaboraGve enterprise that is carefully planned to achieve a parGcular aim
Oxford Dic+onaries
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1.2 What is a Project? A project is a temporary endeavor undertaken to create a unique product, service, or result. 2.2 Projects vs. OperaGonal Work OrganizaGons perform work to achieve a set of objecGves. In many organizaGons the work performed can be categorized as either project or operaGons work.
PMBOK, 4th edi+on
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あたかも目的が、 最初から固まっているかのようだが…
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あたかも目的が、 最初から固まっているかのようだが…
実際は、目的は、
プロジェクトの生涯を通じてメンテされる。
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あたかも目的が、 最初から固まっているかのようだが…
実際は、目的は、 プロジェクトの生涯を通じてメンテされる。
目的は、さまざまなアウトプットの、
論理的な(≠時系列の)最上流に位置するので…
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あたかも目的が、 最初から固まっているかのようだが…
実際は、目的は、
プロジェクトの生涯を通じてメンテされる。
目的は、さまざまなアウトプットの、 論理的な(≠時系列の)最上流に位置するので…
整合性を維持する努力が必要。
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あたかも目的が、 最初から固まっているかのようだが…
実際は、目的は、
プロジェクトの生涯を通じてメンテされる。
目的は、さまざまなアウトプットの、 論理的な(≠時系列の)最上流に位置するので…
整合性を維持する努力が必要。
そもそも、what to doを明らかにする仕事においては…
新規事業、research quesGon、
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提案: 発想の転換
新規事業開発などにおいて…
目的の変更管理
目的の創造・発見 の 可視化と計測
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目的の変更管理 • 最後まで目的が変わらないのは良いこと
目的の創造・発見 の 可視化と計測 • 目的が変わらないのはおかしい
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MATRIXによる関係 構築・表現
関係の可視化と計測: チェックリスト vs. 記述的matrix
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チェックリスト
• チェックmatrix • 「関係がある」ことを、単にチェック「x」で示す
• 上位の要求に対する、下位の要求の過不足・影響範囲 – 要求管理におけるtraceability matrix
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spec #1 spec #2 spec #3
objeGve #1 x
objecGve #2 x x
aim #1 x
上位
下位
• 行列の各項目は、キチンと定義され理解されている、という前提
• ゆえに、「x」で「関係がある」ということを示すだけでよい。
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spec #1 spec #2 spec #3
objeGve #1 x
objecGve #2 x x
aim #1 x
既に、明確に定義済み、了解されている、という前提
しかし…
• プロトタイプなどで、what to doを発見・具体化する場合
• 「関係」そのものも創造・発見の対象
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spec #1 spec #2 spec #3
objeGve #1 ?
objecGve #2 ? ?
aim #1 ?
これから発見・明確化していく
記述的matrix (仮称)
関係を記述する。
• なぜ肯定的 / 否定的な関係だと言えるのか。
• そのような関係にある「行」・「列」の発見
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オープンな検索システム クローズドな推薦システム
新たな観光客獲得 aim #1
このようなシステムは、名前を知られていない観光地に注目を集めるには向いていない。
自由に情報を提供できない。既存の枠組み(タグ、属性、分類・カテゴリー)に合わせなくてはならない。
オープンな推薦システム objecGve #1
クローズドな推薦システムでは、Webに公開された一般的な情報を推薦の対象にしていない。公開された情報を
推薦することができない。
検索システムでは、探したモノしか見つからない。探してないモノは見つからない。
追加
記述的matrix (仮称)
「タスク取捨選択の視点と判断を可視化することで スコープ管理を支援…」
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オープンな検索システム クローズドな推薦システム
新たな観光客獲得 aim #1
このようなシステムは、名前を知られていない観光地に注目を集めるには向いていない。
自由に情報を提供できない。既存の枠組み(タグ、属性、分類・カテゴリー)に合わせなくてはならない。
オープンな推薦システム objecGve #1
クローズドな推薦システムでは、Webに公開された一般的な情報を推薦の対象にしていない。公開された情報を推薦す
ることができない。
検索システムでは、探したモノしか見つからない。探してないモノは見つからない。
matrix view ⇔ 文章view • 2つのviewを持つ
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オープンな検索システム クローズドな推薦システム
新たな観光客獲得 aim #1
このようなシステムは、名前を知られていない観光地に注目を集めるには向いていない。
自由に情報を提供できない。既存の枠組みに合わせなくてはならない。
オープンな推薦システム objecGve #1
クローズドな推薦システムでは、Webに公開された一般的な情報を推薦の対象にしていない。
検索システムでは、探したモノしか見つからない。探してないモノは見つからない。
従来から、一般に公開された情報を対象したオープンな検索システムが存在し、利用されている。また、Eコマースサイトのク
ローズドな推薦システムでは、購買履歴やプロフィールなど、そのシステムに閉じた情報から、新たな商品が推薦されている。し
かし、検索システムでは、探したモノしか見つからない。探してないモノは見つからない。 このようなシステムは、名前を知られ
ていない観光地に注目を集めるには向いていない。 クローズドな推薦システムでは、Webに公開された一般的な情報を推薦
の対象にしていない。 公開された情報を推薦の理由に利用することができない。 自由に情報を提供できない。既存の枠組み
に合わせなくてはならない。
可視化
– 目的と仕様などとの関係をmatrixで表現 • 目的の発見、すなわち関係の発見
– 記述的matrix (仮称) • vs. チェックリスト
– スコープ管理におけるtraceability matrix
• 文章view: 関係性の文脈に重きをおいた表現
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• マトリックスであり、… – 過不足チェック、関係のoverview
• …かつ文章である – 人が読める文章として整合性をチェック – 目的や仕様が、互いに他の文脈を構成する – big pictureの共有
• 関係を人が創造・発見していくツール – vs. できあがった and/or データに埋もれた要求・仕様の関
係を自動的に解析する – サイズに限界あり、かもしれない…
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計測 – 目安
– 目的が不明・不確定 → 進捗の母数が不明・不確定
– matrixの複雑度の増大(変化)を量る • 軸項目数
• 記述文字数
…
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母数(目標)
ここまでの成果 進捗 =
今後
適用と評価 • requirement management toolとして • wriGng toolとしては実施中
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以上
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Matrix Writer
• wriGng tool – 提案したtoolは、もともとwriGng toolとして開発し
たもの
• what to say(主題)の試行錯誤を支援 – 書くべきコト(what to say)は、書いてみて分かる
haps://matrix-‐writer.appspot.com/
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