クラウドのなかみ

2009/07/23株式会社Fusic 平田哲

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クラウドのなかみ

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平田哲 (id:debility)・株式会社Fusic 技術開発部・プログラマやってます・多分インフラ周りの主担当です・最近はPHP書く機会がやたら多いです・と呼ばれて久しいです

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近況その1・mixiアプリの中で動いています

あるいは

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近況その2・イベントの神輿になりますhttp://pudding.jp/

それはさておき。

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1. クラウドの話


[Wikipediaさんに聞いてみました]

クラウドコンピューティング(cloud computing)とは、インターネットを基本にした新しいコンピュータの利用形態である。ユーザーはコンピュータ処理を、ネットワーク（通常はインターネット）経由で、サービスとして利用できる。

- Wikipediaより引用



[goo国語辞典さんにも聞いてみました]

くらうど【蔵▽人】⇒ くろうど（蔵人）(1)蔵人所の役人で、機密の文書・訴訟をつかさどった令外(りようげ)の官。のちには、天皇の衣食・起居のことから伝宣・進奏・諸儀式、その他宮中のいっさいのことを扱った。院・摂家にも置かれた。くらんど。くらうど。(2)宮中の雑事に奉仕する女官。女蔵人(によくろうど)。



[再度Wikipediaさんに聞いてみました]




？




！



という過程を経たとか経なかったとか。

で、「実際に組んでみたほうが理解できる」と感じた部分も多々あったので、クラウドそのものの概念や定義については偉い人に任せてとりあえず組むことに。



2. Eucalyptus


[Elastic Utility Computing Architecture for Linking Your Programs To Useful Systems]

・クラウド環境構築ミドルウェア・オープンソース・Amazon EC2/S3互換・Ubuntu 9.04以降で公式サポート

2. Eucalyptus


登場するもの

・クラウドコントローラ・クラスタコントローラ・ノードコントローラ・インスタンスなど

2. Eucalyptus


2. Eucalyptus


CloudController

ClusterController

NodeController

Access

今回の構成

2. Eucalyptus


FrontendServer

BackendServer

CLC

CC NC

今回の構成 (Instance起動後)

2. Eucalyptus


FrontendServer

BackendServer

CLC

CC

NC+Instance群

3. デモ


動かすまでの手順をざっくり

・インストール・あれこれ設定して起動・起動イメージの登録・イメージを指定してインスタンス起動・セキュリティポリシー設定で

3. デモ


・イメージを指定してインスタンス起動・セキュリティポリシー設定あたりをデモします。

3. デモ


デモでやること

・インスタンスを立ち上げる・許可するポートを指定する・それに外部からログインする・インスタンスを終了するまでをざっとやります。

3. デモ


デモの注意事項

本来はグローバルIPなりをインスタンスごとに割り振るのですが、デモ環境用にグローバルIPが1つしかないのでこんな構成にしています。

3. デモ


3. デモ


FrontendServer

BackendServer

CLC

CC

NC+Instance群

Router 各インスタンスのsshにはポート指定でアクセスする

動かすまでに苦労したところ色々

・ドキュメントが少ない-> かつ妄信だと動かなかったりする・dhcpdの設定周りが若干特殊・ログだけで追い切れないバグもある-> 必要なディレクトリが作られないとか・Java VMがFull GC連発-> 設定値を書き換えて対処

3. デモ


4. RightScale



RightScale[Cloud Computing Management Platform]

・Amazon EC2管理GUI・負荷分散管理・オートスケーリング管理・Eucalyptusに公式対応・容易に連携

4. RightScale


Eucalyptus+RightScaleでできること

・Eucalyptus管理画面から直接登録・インスタンス起動/停止・認証に使用する鍵の管理・起動イメージ管理（閲覧のみ）

4. RightScale


Eucalyptus+RightScaleでできること

以下は現在未実装、将来対応予定・ElasticIP管理・セキュリティグループ管理・ストレージブラウザ・ボリューム管理

4. RightScale

5. 次やること＋まとめ



Eucalyptus+Wakame

・インスタンス管理をWakameで行う・インスタンス増減をスケジューリング・オートスケーリングなどなど



Eucalyptus 1.6 (現在は1.5)

・1.x系の最終リリース(予定)・複数クラスタに対応・依存ライブラリ構成が結構変わる

→ いろいろ変わるだろうから再検証



まとめ

必要な知識は大きく分けると以下の2つ。・仮想化技術に対する知識・ネットワークに対する知識既存技術の組み合わせで成り立っているので、構築する上でこれらの知識は必須になってきます。



まとめ

1.6およびその後のBug Fixで現状の構成についてはだいぶ安定するでしょう。更にRightScale側の対応を待つのもいいですが、先に組んでみるとRightScaleの便利さが分かるのでいいんじゃないかなと。構成についてはAmazon EC2を触っておけば掴みやすいと思います。


ご清聴ありがとうございました。


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