第1回デザイニング・インターフェイス勉強会「ユーザの行動」

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@yasulab デザイニング・インターフェイス(2e)勉強会 第1回 第1

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デザイニング・インターフェイス(2e)勉強会第1回 第1章

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デザイニング・インターフェイス(2e)勉強会第1回 第1章

良ければ、本を買ってね!

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注意事項

• 発表者 = デザインを勉強したいエンジニア

• 質問はUstでも口頭でもいつでも歓迎!

• 即座に回答できない場合は宿題的な感じで。

• 「それ違うんじゃね?」と感じたら是非指摘を。

• 勉強会の経緯・スケジュールはこちらから↓http://www.facebook.com/groups/di2e.study/

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注意事項

• 50分ぐらい経ったら教えて下さい。

• 安西先生...休憩したいです... orz

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今日の概要

• ユーザの行動について

• ユーザは何を望んでいるのか?

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略語解説集• ID: Interface Design

• SW: Software

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良いIDはユーザの理解から

• 出発点=ユーザの理解

• 1. どんな人物なのか

• 2. なぜ特定のSWを使うのか?

• 3. それをどう操作するのか?

“汝のユーザを知れ ― 彼らはあなたとは別人なのだ”

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どうしてそれを使うの?

• SWを使う=目標達成のための手段

• 調べもの,学習,制御,創作,会話,娯楽 ...

• ユーザの達成したい目標を正しく見極めよう.

• 目標達成の近道になるなら、どんどん削ろう!

• 例:Simple Timekeeper

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例:Simple Timekeeperhttp://simpletimekeeper.com/

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1. (Start + Stop) button

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2. Number == Form

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ちょっと考えてみる...

• 入力するフォームを削ること=目標達成の近道?

• 思考コストが低下する...かも?

• マウスを、より動かさなくて良くなる...とか?

• NumberをClickableにしたら気づく...のか?

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ちょっと考えてみる...

 ↓ ユーザ調査

• 入力するフォームを削ること=目標達成の近道?

• 思考コストが低下する...かも?

• マウスを、より動かさなくて良くなる...とか?

• NumberをClickableにしたら気づく...のか?

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“好奇心を持とう. ユーザは実際にどのような人々で,何を考えたり感じたりしているのか,それを見出す専門的スキルを身につけよう.”

P. 4

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ユーザ調査

• “最も良い方法は、外に出て彼らに会うことだ.”

• cf. AirBnBが Los Angelsまでいった話.

• cf. YCのアドバイザがよく一蹴する例.

• 「ユーザはなんて言ってるの?」

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ユーザ調査

• “最も良い方法は、外に出て彼らに会うことだ.”

• cf. AirBnBが Los Angelsまでいった話.

• cf. YCのアドバイザがよく一蹴する例.

• 「ユーザはなんて言ってるの?」「え、でもユーザって人それぞれじゃね?」

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ユーザ調査• ポイントは、“概ね”該当する事実は何なのか?

• 一般的な行動パターン vs. 例外的なケース

• 1. 概ね、どんなゴールを目指してるのか?2. 概ね、どんなタスクを実行するのか?3. 概ね、どんな単語を使うのか?4. 概ね、どんなスキルを持ってるのか?5. 概ね、どんな考え方を持ってるのか?

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すごく時間がかかるけど,

正しい問題を見極めよう.

最初の一歩は大事なので,

正しく踏み出そう.

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ユーザ調査の方法 (例)

• 1. 直接観察

• 2. Case Study 

• 3. アンケート調査

• 4. ペルソナ※他にも色々あるようですが、本題ではないので省略.

詳しくは「The Lean Startup」のMeasure等を参考に.

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ユーザ調査のポイント

• 真の問題を理解するのは難しい.

• 一般的には、やや偏りがちになる

• e.g. 説明出来るだけの言語表現能力が必要

• 行き当たりばったりだと、変なデータを得るかも.

• Formal method > Informal method > Do nothing

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←ここまで前置き  ここからが本題→

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ユーザの行動パターン• ユーザ調査でデータを得たけど、それで?

• ユーザをパターンに当てはめてみる。

• で、どんなパターンがあるの? → 次で説明

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ユーザの行動パターン• ユーザ調査でデータを得たけど、それで?

• ユーザをパターンに当てはめてみる。

• で、どんなパターンがあるの? → 次で説明

• どうしてパターンに当てはめるの?

• 基礎となる構造・機能・表現を決めるため.

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ユーザの行動パターン• ユーザ調査でデータを得たけど、それで?

• ユーザをパターンに当てはめてみる。

• で、どんなパターンがあるの? → 次で説明

• どうしてパターンに当てはめるの?

• 基礎となる構造・機能・表現を決めるため.

Design Interface !

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“一人一人がユニークな存在だとはいうものの、人々は概して予想通りにふるまうものだ。”

P. 9

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どんなパターンがある?• 1.Safe Exploration

• 2. Instant Gratification

• 3. Satisficing

• 4. Changes in Midstream

• 5. Deferred Choices

• 6. Incremental Construction

• 7. Habituation

• 8. Microbreaks

• 9. Spatial Memory

• 10. Prospective Memory

• 11. Streamlined Repetition

• 12. Keyboard Only

• 13. Other People’s Advice

• 14. Personal Recommendations

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頑張って覚える!

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1. Safe Exploration

• 「無理なく探検できますように...」

• 色々試すためのアレコレ.

• 代償を支払うことなく探検させよう!

• Undo / Redo

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2. Instant Gratification

• 「今すぐやりたい!」

• 素晴らしいユーザ体験を迅速に提供しよう

• “エンジニアの仕事が0を1にする仕事なら、 デザインは1を100にする仕事”

“見て2秒でわかるUIを常に目標として掲げている”

http://www.startup-dating.com/2012/05/interview_ikumikatayama/

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3. Satisficing

• 「もうこれでお腹いっぱいです」

• Stisficing = Satisfying + Sufficing 

• 全てを知るには時間が掛かる→必要十分な結果.

• 例:目につきやすい場所に少数の選択肢

• 状況が改善されるとしても,必要とされないかも.

• 例:メールからFacebookに行く人々

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4. Changes in Midstream

• 「気が変わったので、他のことやります」

• 方針変更できる機会を提供&その場合の対処策。

• 途中まで入力された情報の保存.

• 例:途中で気が変わった僕へのクーポンメール.

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5. Deferred Choices

• 「とりあえず○○だけしたいんですけど...」

• 不要なステップを後回しに。

• 例:掲示板にコメントしたいだけなのにSing up

• 例:必要最低限の入力項目, 設定画面で詳細設定

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6. Incremental Construction

• 「試行錯誤したい!」

• 編集 <--- > 結果を迅速に表示

• 例:ATNDのイベント編集画面

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7. Habituation

• 「おいおい、いつものアレが出来ないぞ!」

• 「いつもの」の一貫性

• 例:「Ctrl-a, Ctrl-x, Ctrl-s」を入力すると...?」

• MS Wordの場合 vs. Emacsの場合

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ふぅ...

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8. Microbreaks

• 「お、バスが来るのは2分間後か...」

• 迅速な実行 & 素早い呼び出し

• ✘ 毎回ログイン

• ✘ ロードに時間が掛かる

• ✘ 最初の画面に欲しい情報が表示されない

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9. Spatial Memory

• 「あれ、いつもの場所にいつものアレがない...」

• 秩序あるカオス

• “ちょっと、勝手に僕の机を片付けないでよ!”

• 勝手に整理、ダメ、ゼッタイ.

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10. Prospective Memory

• 「忘れやすいアレは、ここに置いたままにしよう」

• 不完全な記憶のための、外部記憶装置的な機能

• 例1:ウィンドウの開けっ放し

• 例2:デスクトップに保存

• 例3:重要なメールにStar

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11. Streamlined Repetition

• 「いったい何回繰り返せばいいの、この操作 orz」

• よく繰り返す操作を簡単に.

• 例:エディタの検索&置換

• 例:Photoshopの「アクション」登録

• 例:Unix Terminalの「Ctrl-p/Ctrl-n + Enter」

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12. Keyboard Only

• 「マウスを使うとか情弱です ( ー`дー´)キリッ」

• 他にも、身体上の理由でマウスが使えないとか。

• 例:Sign up 画面でマウス使いたくないよ!

• でも、ゆうちょの口座番号入力とかどうよ?

• cf. ゆうちょダイレクト

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13. Other People’s Advice

• 「これって、他の人のどうやってるんだろうね?」

• 他人を参考にしたい欲。そのためのアレコレ。

• 例:MATLABのカンニング推奨コンテスト

• 例:他人が良く検索する項目を挙げる

• cf. Google検索/Google入力=( ー`дー´)キリッ

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14. Personal Recommendations

• 「SVの人が薦めた本だから、DI本はきっと凄い本」

• 知人の推薦 ≧ 他人の推薦

• 同じURLにアクセスすると、同じページが見れる

• 簡単に友人に紹介できる機能

• 手動テキスト > 自動テキスト

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以上!

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どんなパターンがある?• 1.Safe Exploration

• 2. Instant Gratification

• 3. Satisficing

• 4. Changes in Midstream

• 5. Deferred Choices

• 6. Incremental Construction

• 7. Habituation

• 8. Microbreaks

• 9. Spatial Memory

• 10. Prospective Memory

• 11. Streamlined Repetition

• 12. Keyboard Only

• 13. Other People’s Advice

• 14. Personal Recommendations

Page 45: 第1回デザイニング・インターフェイス勉強会「ユーザの行動」

今日の概要

• ユーザの行動について

• ユーザは何を望んでいるのか?

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とりあえず今日はここまで.

詳細は本を参照して下さい.

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@yasulab

デザイニング・インターフェイス(2e)勉強会第1回 第1章

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次回?

•第2章(+ 第 x 章?)

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詳細はこちらからhttp://www.facebook.com/groups/di2e.study/