いまどきのチームびるでぃんぐ

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いまどきのチームびるでぃんぐ ITで開発チームを作りたい人へ Eiji Kuroda http://blog.kuroda.me/eiji/ 08 June 2012 1 1268日金曜日

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IT業界でエンジニアのチームを作る時のコツみたいなのを書きました。

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いまどきのチームびるでぃんぐITで開発チームを作りたい人へ

Eiji Kurodahttp://blog.kuroda.me/eiji/

08 June 2012

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人を集める

チームビルディングとは、簡単に言うと人を集めること

この資料では、開発チームを対象にしている

どんな人を、どんなふうに集めるか説明したい

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どっちなんだ?

まずは、作りたいチームがどっちのタイプか決めなくてはいけない。

•傭兵型費用がかかっても短期で作りたい

•ECO型費用をかけずにじっくり育てたい

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二兎追う者は一兎も得ず

早くて安くて高品質なんて無い(と思ってたほうがいい)

金が無いなら、じっくり作れ

早く作りたいなら、金を集めろ

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エンジニアはどこにいる?

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エンジニアはどこにいる?

いいエンジニアを獲得できる確率

転職:1~2%

派遣:5%

SIer:5〜10%

フリー:10%

いずれも、個人的感覚に基づく

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エンジニアの特性

正社員 派遣 外注 フリー忠誠心スキル柔軟性耐久性瑕疵対応

費用

◎ △ △ ☓△ △ ◯ ◎◯ △ ◯ △△ ◯ ☓ ◎◎ △ ◎ ☓◎ ◯ △ △

柔軟性は、業務変更とか部署移動とか耐久性は、仕様変更、深夜対応、徹夜とか

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タイプ別特徴

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正社員

忠誠心は高くなりやすい

部署異動や業務変更ができる

単価も安くなりやすい

いいエンジニアを取れる確率は低い

採用までに期間が必要(2〜3ヶ月)

採用責任も付随してくる

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派遣社員

忠誠心は期待しない方がいい

エンジニアに関しては、スキルの高い人は少ない

デザイナは比較的いる

単価は社員より少し高くなる

採用までの期間が比較的短い

将来社員化も可能(紹介予定派遣)

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外注

他社にまるごとお願いする、という意味

依頼元への忠誠心は期待できない自分でチームを作らなくて済む

外注のチーム内に一人はそこそこ優秀な人がいる

開発までの時間がかかる or 初は調子よく何でもやると言いながら、後で困窮する

瑕疵時の対応をしてもらえる

単価はピンキリ

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フリーランス

忠誠心は期待できない

ここ数年スキルの高い人が増えた気が

プロ意識を持った人が多い

反面、こだわりを持った人も多い

単価は高くなりやすい

頼りすぎると、突然居なくなる

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傭兵型チームびるでぃんぐ

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短期間でチームを作る

2ヶ月〜半年位の仕事向き

フリーランスのエンジニアを中心にチームを作る

単価は高いが、スキルも高い

3ヶ月単位くらいで人は入れ替わる

スキル不足、チームと合わないなどあれば、すぐに契約終了

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いい人を集めるコツ

フリーランスの親玉みたいな人と知り合いになって、芋づる式に人を呼び寄せる

自分の求めてる人材像をしっかり持つ

妥協点を事前に持っておく

多少コミュ障があっても大丈夫とか

遅刻は目をつぶるとか

単価を高めにする

期待以上の働きなら、単価を上げてあげる

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チーム構成はこんな感じ

エンジニア4〜6名+プロデューサ

社員のエンジニアを混ぜるとき

スキル不足の社員を混ぜると混乱する

派遣は混ぜない方が無難

プロデューサは社員か派遣がベター

フリーランスもあり

権限の範囲をはっきりさせておく

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注意点

1〜2ヶ月経つと、サービスに対する意見も出てくるので、なるべくしっかり聞く。

複数のチームがある場合、バラバラになりやすいので、全員でなにかできるイベントを作る(ランチを全員で行くとか)

業務が長くなると(1年超え)飽きてて居なくなる。

直接指示を出す場合、フリーランスの人と直接契約する。

業務委託者に直接指示すると偽装請負。

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ECO型チームびるでぃんぐ

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中長期続くチームを作る

2年以上続くチームに向いてる

保守フェーズや研究開発

作る時は傭兵型、保守フェーズからECO型に変化してもいい

正社員が中心

なるべく少ない人数でまわす

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いい人を集めるコツ

今から作るものがエッジが効いてればヘッドハンティングの会社を使う紹介会社へ広告出稿するその他、Facebookとかで広める

保守だったり、エッジがなければ普通に紹介会社経由が無難多くを期待せず、入ってから教育広告出稿とかしても、大して応募は増えない

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秘策

エッジを無理やり作る

使うアーキテクチャが斬新

海外が開発拠点

在宅勤務が基本、etc.

あまりにもGeekなのは逆効果

応募に躊躇させちゃだめ

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チーム構成はこんな感じ

エンジニア2〜5名

基本的には社員だけで構成

派遣社員より正社員の数が多くなるように

スキルの高いフリーランスは混ぜない

年齢が近い人で構成するとベター

プロデューサ的な人との直接のやりとりは避ける

2年位でメンバの入れ替えをする

モチベーションの維持に気を配る

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後に

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十人十色

10個のチームがあれば、10個の個性がある

どんなチームも完璧では無い

しかも、 初から「チーム」になってるわけじゃない

信念と勇気をもって、チームと心中するくらいの気持ちがあれば、きっといいチームができるはず!!

マネージメント論は、またいずれ書きます。

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Thanks

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