「認知症サポーターステップアップ講座」指導者養成研修の …...「認知症サポーターステップアップ講座」の概要 ①目的 認知症の人の地域支援体制の充実と認知症になっても安心して暮らせるまち
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平成22年度かかりつけ医認知症サポート医プフォローアップ研修会 2011.1.30
治療可能な認知症例治療可能な認知症例治療可能な認知症例治療可能な認知症例
広島国際大学保健医療学部広島国際大学保健医療学部
理学療法学科理学療法学科理学療法学科理学療法学科
三森康世三森康世三森康世三森康世
認知症を呈する主要な疾患
<基本-20>
代表的な疾患
認知症を呈する主要な疾患
アルツハイマー型認知症アルツハイマー型認知症
血管性認知症血管性認知症
表 疾
管性認知症管性認知症
レビー小体型認知症レビー小体型認知症
前頭側頭葉変性症前頭側頭葉変性症前頭側頭葉変性症前頭側頭葉変性症
その他の認知症その他の認知症
可逆性の疾患
甲状腺機能低下症甲状腺機能低下症
慢性硬膜下血腫慢性硬膜下血腫
可逆性の疾患
慢性硬膜下血腫慢性硬膜下血腫
正常圧水頭症正常圧水頭症
ビタミン欠乏症ビタミン欠乏症 ビタミン欠乏症ビタミン欠乏症
かかりつけ医認知症対応力向上研修テキスト第3版
症例症例11 初診時初診時症例症例11 初診時初診時
自分でもおかしいと言う。自分でもおかしいと言う。
取り繕いあり。取り繕いあり。取り繕いあり。取り繕いあり。
HDSHDS--R/MMSER/MMSE 11/1611/16見当識見当識 0/0/4、遅延再生4、遅延再生 0/30/3、、55つのつの物品物品 3/53/5語流暢性語流暢性 0/50/5(野菜(野菜 33つ)つ)語流暢性語流暢性 0/50/5(野菜(野菜 33つ)つ)
右バレー徴候陽性、右下肢ひきずる、右バレー徴候陽性、右下肢ひきずる、
反射は右上肢で亢進 構音障害反射は右上肢で亢進 構音障害(( )) 感覚正常感覚正常反射は右上肢で亢進、構音障害反射は右上肢で亢進、構音障害((--))、、感覚正常感覚正常
症例症例11 経過経過(1)(1)症例症例11 経過経過(1)(1)
が 障害が 障害8.248.24入院入院 麻痺が進行、感覚障害麻痺が進行、感覚障害(+)(+)小開頭術施行、血腫除去小開頭術施行、血腫除去小開頭術施行、血腫除去小開頭術施行、血腫除去
10.2410.24 一人暮らしを続けており、以前のような問一人暮らしを続けており、以前のような問題行動は明らかでなくな た題行動は明らかでなくな た題行動は明らかでなくなった。題行動は明らかでなくなった。
自分でも以前はボケ自分でも以前はボケてていたと言う。いたと言う。自分でも以前はボケ自分でも以前はボケてていたと言う。いたと言う。
HDSHDS--R/MMSER/MMSE 24/2124/21識識 延 生延 生見当識見当識 4/44/4、、遅延再生遅延再生 1/31/3(ヒントで(ヒントで22つつOKOK)、)、
55つのつの物品物品 3/53/5、、計算・逆唱でー計算・逆唱でー11
認知症を呈する疾患
<基本-19>
認知症を呈する疾患
神経変性疾患 型認知症 前 側 葉変性症 ビ神経変性疾患 アルツハイマー型認知症、前頭側頭葉変性症、レビー小体型認知症、皮質基底核変性症、進行性核上性麻痺 など
脳血管障害 血管性認知症 ビンスワンガー病 脳アミロイドアンギ脳血管障害 血管性認知症、ビンスワンガー病、脳アミロイドアンギオパシー、CADASIL など
感染症 脳炎、進行麻痺、エイズ脳症、プリオン病 など感染症 脳炎、進行麻痺、 イズ脳症、プリオン病 など
腫瘍 脳腫瘍
中枢免疫疾患 神経ベーチェット、多発性硬化症 など中枢免疫疾患 神経 ッ 、多発性硬 症 な
外傷 慢性硬膜下血腫、外傷性脳出血
髄液循環障害 正常圧水頭症
内分泌障害 甲状腺機能低下症
中毒、栄養障害 アルコールに関連するもの・ビタミン欠乏 など
かかりつけ医認知症対応力向上研修テキスト第3版
症例症例11 8686歳歳 女性女性症例症例11 8686歳歳 女性女性
市内マンションで 人暮らし 子供なし市内マンションで 人暮らし 子供なし市内マンションで一人暮らし。子供なし市内マンションで一人暮らし。子供なし
XX年初めから行動がおかしい。年初めから行動がおかしい。
しっかりした人だったが、変わってきたしっかりした人だったが、変わってきた
お金をどこに振り込んだかわからないお金をどこに振り込んだかわからないお金をどこに振り込んだかわからないお金をどこに振り込んだかわからない
鍵を開けることができなくなり、管理人に相談鍵を開けることができなくなり、管理人に相談鍵を開ける きなくなり、管理人 相談鍵を開ける きなくなり、管理人 相談
夏の初めころからとくに目立つ。夏の初めころからとくに目立つ。
かかり け医なし(既往歴なし)かかり け医なし(既往歴なし)かかりつけ医なし(既往歴なし)かかりつけ医なし(既往歴なし)
X.8.19X.8.19X.8.19X.8.19地域包括のケアマネージャー同伴で受診地域包括のケアマネージャー同伴で受診
症例1 MRI(T1WI) 2010 8 19症例1 MRI(T1WI) 2010.8.19
症例症例11 経過経過(2)(2)症例症例11 経過経過(2)(2)
12.212.2 再検査のため外来受診再検査のため外来受診
自分ではどうもないという。自分ではどうもないという。自分ではどうもないという。自分ではどうもないという。
1111月初めから何回か転倒月初めから何回か転倒
前頭部皮下血腫(前頭部皮下血腫(+)+)麻痺・感覚障害なし 歩行もほぼ正常麻痺・感覚障害なし 歩行もほぼ正常麻痺 感覚障害なし。歩行もほぼ正常麻痺 感覚障害なし。歩行もほぼ正常
HDSHDS--R/MMSER/MMSE 23/2123/21
4.治療可能な認知症例
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症例1 CT 2010 12 2症例1 CT 2010.12.2
症例1 CT 2010 12 27症例1 CT 2010.12.27
症例症例22
進行性の認知症症状を主徴とし進行性の認知症症状を主徴とし進行性の認知症症状を主徴とし進行性の認知症症状を主徴とし駆梅療法で完治した駆梅療法で完治した駆梅療法で完治した駆梅療法で完治した神経梅毒の一例神経梅毒の一例
症例症例22 入院時所見入院時所見症例症例22 入院時所見入院時所見
既往歴 家族歴既往歴 家族歴 特記すべき となし特記すべき となし既往歴・家族歴既往歴・家族歴 特記すべきことなし特記すべきことなし
腹部で肝を腹部で肝を11横指触知する以外身体所見に異横指触知する以外身体所見に異常は見られない。常は見られない。
神経学的にも異常所見なし神経学的にも異常所見なし
HDSHDS--R/MMSER/MMSE 18/2518/25初診時(初診時(22か月前)のか月前)のHDSHDS RR 2222点点初診時(初診時(22か月前)のか月前)のHDSHDS--RR 2222点点
WAISWAIS--RR 言語性言語性7777:動作性:動作性6767(総合(総合6969))
症例1 CT 2010 12 27症例1 CT 2010.12.27
症例症例11 まとめまとめ症例症例11 まとめまとめ
MCIMCI(?)+慢性(亜急性)硬膜下血腫(?)+慢性(亜急性)硬膜下血腫
経過の評価がポイント経過の評価がポイント経過の評価がポイント経過の評価がポイント
とくに経過が速いケースは要注意とくに経過が速いケースは要注意
できるだけ速やかに医療につなげる必要できるだけ速やかに医療につなげる必要
画像診断は必須(少なくとも画像診断は必須(少なくともCT)CT)画像診断は必須(少なくとも画像診断は必須(少なくともCT)CT)高齢者では「合わせて高齢者では「合わせて11本」が多い本」が多い
地域包括支援センターの有用性地域包括支援センターの有用性
症例症例22 4848歳歳 男性男性症例症例22 4848歳歳 男性男性
新聞販売店を経営新聞販売店を経営新聞販売店を経営新聞販売店を経営XX--11年年88月月(47(47歳時歳時) )
物覚えが悪いことを自覚。仕事関係の人の名物覚えが悪いことを自覚。仕事関係の人の名前、仕事の前、仕事のPCPCの使い方を忘れるようになった。の使い方を忘れるようになった。
XX--11年年99月月同じことを繰り返して言うようになり、車の運同じことを繰り返して言うようになり、車の運同じことを繰り返して言うようになり、車の運同じことを繰り返して言うようになり、車の運転で道に迷うようになった.転で道に迷うようになった.
XX年年11月月XX年年11月月大学病院外来紹介。頭がボーとする、イライ大学病院外来紹介。頭がボーとする、イライラする等の症状が出現した。ラする等の症状が出現した。ラする等の症状が出現した。ラする等の症状が出現した。
XX年年33月月 精査のため入院。精査のため入院。
症例症例22 入院時検査所見入院時検査所見症例症例22 入院時検査所見入院時検査所見
血液検査:血液検査:血液検査:血液検査:定性梅毒定性梅毒 ガラス板ガラス板 (+)(+)、、 TPHA (+)TPHA (+)定量梅毒定量梅毒 ガラス板ガラス板 ××6464定量梅毒定量梅毒 ガラス板ガラス板 ××6464凝集法凝集法 ××128128、、 TPHA TPHA >>××20480 20480
髄液検査:髄液検査: 髄液検査:髄液検査:
外観外観 :水様透明、初圧:水様透明、初圧 115 mmH115 mmH22OONonneNonne--ApeltApelt (+)(+)、、 PandyPandy (++)(++)細胞数細胞数 37/3 37/3 (単核球優位)(単核球優位)
TPTP 85mg/dl85mg/dl、、IgGIgG 23.8mg/dl23.8mg/dl((IgGIgG Index 1.77Index 1.77))
GluGlu 59mg/dl59mg/dlGluGlu 59mg/dl59mg/dlガラス板法ガラス板法 ××6464、、 TPHA TPHA ××51205120
4.治療可能な認知症例