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3分ではじめる、お仕着せのe-Learningからの卒業
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3分ではじめる
お仕着せのe-Learningからの卒業
角南 北斗Sunami Hokuto
角南 北斗Sunami Hokuto
フリーランスの
教育系Webデザイナー
Web 学習
外国人介護士の日本語学習を
支援するWebサイトの制作
電子書籍:プレゼンのプ
調理師専門学校で
飲食店開業の支援講座
photo by pakutaso.com
PCCでの最近の発表タイトル
✴ 勝たないプレゼンテーションの学びかた✴ スマホ時代のWeb教材制作アプローチ✴ お料理のコツと情報教育✴ 日記じゃないのよブログは
日本語教師
ITと教育をつなぐ人
きっかけは、PCC(2003)
2003年のPCCで見たもの
苦手なITに振り回され本質を見失い気味の教育現場
あれから10年の月日が流れ...
2013年のPCC
教育現場でのIT活用は本質的なものになったか?
まだまだ多くの現場が、ITを教育の道具として主体的に使えていない現状がある
その原因は?
たとえば、教材
電子版の教材は紙版と比べて使う側だけでなく制作側にとっても難しい部分がいくつかある。
前提:
教材開発はとっても大変。メディアが何であろうと。
制作時:
ITの知識や理解が必要。とにかく形にするのはもちろん、使えるレベルに仕立てるのにも。
運用時:
現場に合わせて改変するのにもコンテンツを二次利用するのにもITの知識や理解が必要。
要するに、紙ほど直感的に扱えない
1. 教材開発者が増えない2. 教材設計が難しい3. 教材の質が悪くて学習者が困る4. 教材に困らされた教師はITへの不信感が増す
結果として...
この状況を何とかしたい
1. 教材開発者が増えない2. 教材設計が難しい3. 教材の質が上がらない4. 教師のITへの不信感が増す
発表者の仕事の領域
開発側は教育を知るべき。でも教師もITを学ばないと教育は大きくは変わっていかない。
3分ではじめる
お仕着せのe-Learningからの卒業
お仕着せのe-Learning
誰かが作ったIT教材を教師は受け身的に使うだけ。授業内容に沿った教材ではなく教材に沿った授業のような姿勢。
目指すべきe-Learning
教材ではなく教師が主役。ITを「活用すべき道具」として主体的に扱うようなアプローチ。
道具としてのIT活用の事例として私の実践を紹介します。
いわゆるオンラインフォーム。Google Driveで作成。学習者に公開URLを伝えておく。
教師が質問などを投げ掛ける。学習者はPCやスマホからその回答を投稿する。
どんな利点があるの?
利点1:
汎用性が高い。いろいろな場面で使える。
問いはフォームに書かずに
その都度、教師が伝える
回答は教師だけが見たり
投影などで学生と共有したり
✴アイディアや意見の出し合い✴グループワークの進捗報告✴課題の提出(テキスト)✴授業の感想や質問の受付
活用例
ITの長所を存分に生かすような双方向の授業に刷新するのは大変。特に受講生が大人数の場合は。これは、既存の授業を部分的に双方向に変えるための仕組み。
利点2:
導入が簡単。3分。無料。
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利点3:
アレンジするのも簡単。できないことも明確。
名前欄を追加してみる
3択問題専用のフォーム
✴投稿者のなりすましは防げない✴投稿回数の制限はできない✴ファイルの送信はできない✴表示の細かい調整はできない
できないこと
できないことがあるのはべつに悪いことじゃない。どんなものにも向き不向きはある。
できる範囲で活用する術を知る。足りないものの価値が明確になる。そこまできてやっと独自開発も適切に行なえる。
1. ITの特性を理解している2. 代替策の存在を知っている3. 学習者のニーズを知っている
教師に求められる開発スキル
PC教室 どこでも
教師が
与える
学習者が
選ぶ
学生は今の時代に生きている。開発者だって教師だって今の時代に生きようとしないと今の教育はデザインできない。
成功した事例の紹介もいい。立派な設備の自慢もいい。でも、身近に感じられない話は日々の実践とつなげにくい。
まずは 3分e-Learning でITという道具を授業に生かす成功体験を重ねてもらいたい。そんな小さくとも大きな一歩をぜひ多くの教師にお願いしたい。
たとえば来年のPCCで、みなさんの小さな成功体験を発表として聴けるのを、今から楽しみにしています。
ありがとうございました。
ご感想・ご意見をお待ちしてます。
Twitter:@shokuto
Blog:withcomputer.jp