ストーリーポイントをつけれるようになるために必要な3つのこと

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ストーリーポイントを つけれるようになるために (たぶん)必要な3つのこと @harakachi

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ストーリーポイントを つけれるようになるために (たぶん)必要な3つのこと

@harakachi

ストーリーポイントって?

• 作業全体の、規模の大きさを表す単位

• 作業内容や難しさ、リスクなどが一体になったもの

• 他の作業と比べて相対的に表す

3つの必要なこと

1. 何故ユーザーストーリーを使うのかをだいたい理解する

2. 受け入れ条件についても大体わかる

3. 規模の見積りとはどういうことなのかを知る

1. 何故ユーザーストーリーを使うのかをだいたい理解する

ユーザーストーリーとは?(1)

• <ユーザ>として<達成したいゴール>がしたい(欲しい)。なぜなら<理由>だからだ

• リリースしたい単位の全体を表すことができる

• 企画だけやる、デザインだけやる、開発だけやるということを表しにくくなる

• ユーザーの視点から見て、それに価値があるかどうかを判断できるようになる

• 本当にユーザはそれをしたいの?という議論がしやすい

ユーザーストーリーとは?(2)

• 価値があったかどうかを検証しやすくなる

• もし価値があった場合、ユーザの行動はどう変わるのだろう?

• 変わった行動を認識するために、どうやって検証する?

• ユーザーストーリーとタスクの違い

• 完了するとユーザにとって価値があるものになる=ユーザーストーリー

• 完了しても、それ単体ではユーザへの価値にならない=タスク

何故ユーザーストーリーを 使うのか?

• ユーザーストーリーならストーリーポイントが付けやすい

• 着手~ユーザに届くまでを対象に考えることができる

• デザインは簡単だけど作るの大変とか、その逆もあったりするので、チーム全員でやるべきことを調整しながらストーリーポイントを付けることができる!

2. 受け入れ条件についても大体わかる

受け入れ条件とは(1)

• ユーザーストーリーが満たすべき条件のこと

• ユーザーストーリー(プロダクトバックログ)毎に違うものになる

受け入れ条件とは(2)• 例えば

• 「コミュのイベント参加ユーザとして、参加を決めたイベント開催日の3日前に通知が欲しい。なぜならイベント日は忘れがちだからだ」

• 通知はメールで送られること

• 開催日、タイトル、参加人数、リンクを本文に含めること

• AM10時頃から送信を開始すること

3.「規模の見積り」とはどういうことなのかを知る

何故 規模を見積もるのか(1)

• アジャイルチームは、規模の見積もりと期間の見積もりをを分けて考える。この違いを理解するために、これから私が庭の端にある一山の土を、庭の反対側の端まで運ぶ事になったとしよう。

• A. 私は土の山を眺めて、手持ちの道具を思い浮かべる(シャベルと手押し車だ)。そして、この作業に5時間かかると見積もる

• B. 山の寸法から考えて、私は土の量を300立方フィートと見積もった。

• 私の手押し車のラベルには、積載用量が6立方フィートと書いてる。300立方フィートを6立方フィートで割れば、この手押し車で50往復で全ての土を運べることがわかる

• 次に、一回の往復にかかる時間を見積もる。土を積み込むのに3分、庭の端から端まで手押し車で運んで土を降ろすのに2分、空の手押し車を押して戻るのに1分。

• 合計すると、一往復にかかる時間は6分という計算になった。全部で50往復する予定だから、期間の見積もりは300分、すなわち5時間だ。

アジャイルな見積りと計画作り P59より

何故Bの見積りが良いの?• もし、どこかの工程がn分遅れだったとしても、全体を通じて+m分多くなる。といった補正が可能

• そもそも規模を見誤っていた時も、認識して再計算が可能

• 違う規模の同じ作業をする場合に、過去のデータや経験を流用して計算が可能

• 規模感を考えてから、具体的な物事を考えると良い

規模感は相対的に比較できる

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/b2/Skyscrapers_Shinjuku_2007_rev.jpg

規模感を比較してみよう• ドッグポイント見積もり。ドッグポイントとは、犬の肩の高さをあらわすポイントであると定義。この前提で以下の犬種それぞれのドッグポイントを見積もってください

• ラブラドール・レトリーバー

• テリア

• グレート・デーン

• プードル

• ダックスフント

• ジャーマン・シェパード

• セントバーナード

• ブルドック

アジャイルな見積りと計画作り P62より

相対見積りの大事なこと• 見積もる対象の情報を引き出して把握する

• 「プードルってトイプードルのことじゃないよね?」

• 小さすぎる基準は危険

• 小さな基準で大きいものを相対評価する場合、倍率が高くなりすぎてしまう

• 大きなものを小さく分解する

Comming Soon…

「大きなストーリーを分割して、1スプリントに収まるようにする」