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平成30年度 災害対応特殊水槽付消防ポンプ自動車(Ⅱ型) 仕...
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平成30年度
災害対応特殊水槽付消防ポンプ自動車(Ⅱ型)
仕様書
南那須地区広域行政事務組合
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Ⅰ 総 則
1 目的
この仕様書は、南那須地区広域行政事務組合(以下「当組合」という。)が平成30年度に購入す
る災害対応特殊水槽付消防ポンプ自動車Ⅱ型(以下「車両」という。)の仕様について定める。
2 適合法令等
この車両の製作は、仕様書及び承認図書によるほか、国が行う補助の対象となる緊急消防援助隊の
施設の基準額(平成16年3月30日総務省告示第281号)及び緊急消防援助隊設備整備費補助金交付
要綱(平成18年4月1日消防消第49号)、並びに道路運送車両法(昭和26年法律第185号)及び道
路運送車両の保安基準(昭和26年運輸省令第67号)、その他関係法令及び通達の定める規格要件に
適合し、緊急自動車として承認が得られるものであること。
3 車両概要
本車両は、低床型のダブルキャブオーバー四輪駆動消防専用シャシに、消防ポンプ装置(消防検定
A-2級ポンプ)、2,000ℓ以上の水槽、吸管巻取装置及び消防活動上必要な資機材を装備し、迅速
確実な消防活動を行うことができる水槽付消防ポンプ自動車であり、かつ運転操作及び点検整備が容
易な構造であること。
4 製作上の問題処理等
⑴ 車両の保管責任は当組合の最終検査を受けるまでの間は、受注者が負うものとする。
⑵ 仕様内容に疑義が生じた場合又は仕様の変更が必要な場合は、当組合とその都度速やかに協議し、
承認後に施工すること。
⑶ 仕様内容については、当組合の解釈に従うものとする。
⑷ 本車両製作にあたり、工業所有権その他の法令等に抵触する問題が生じた場合は、受注者におい
てこれらの問題を解決し、その旨を当組合に報告すること。
5 製作上の注意
⑴ 消防車両の安全基準検討委員会が定める「消防車両の安全基準について」の項目を満たし、製造
工場については品質管理システム(ISO認証取得)を構築していること。
⑵ 車両は、本仕様書によるもののほか各種使用する材料、部品等について特に指示する以外は、日
本工業規格適合品、又は受注者の規格による精選された耐久性に富む新品を使用すること。
⑶ 車体は、常時登録された車両総重量の状態において十分耐え得るものであること。
⑷ 標準装備以外の各装置及び部品の取付けは、ボルト締めを原則とすること。
⑸ 車体全般にわたり、防水、防蝕及び防錆措置を十分行うこと。
⑹ 清掃、点検、調整及び修理が容易に行えるものとすること。
⑺ 使用取扱い上の安全性及び操作性を十分考慮すること。
⑻ 全体的に重量軽減を図り、前後左右の荷重バランスを十分考慮すること。
⑼ 装備品等は機能的、かつバランスよく配備すること。
⑽ 堅牢にして長期の使用に十分耐え得るものであり、かつ維持管理が経済的に行えるものとするこ
と。
⑾ 洗浄ができ、かつ残水等の生じない構造とすること。又、車体等で塗装剥離の恐れのある部分に
は、適切な保護対策を講ずること。
⑿ 法定点検整備が容易に行える構造とすること。
⒀ 車両等の故障又はトラブル時において、当日又は翌日の対応が可能であること。
6 検査
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⑴ 検査実施の日時は、当組合に提出した工程表に基づき検査日程を調整し、2週間前までに書面を
もって連絡すること。
⑵ 検査立会人は、受注者の営業担当又は技術担当1名以上とすること。
⑶ 検査は、中間検査及び完成検査とし、当組合の指示に従って行うこと。
7 納入
車両は、日本消防検定協会、関東運輸局栃木陸運支局の検査に合格し、新規登録手続き及び関係機
関への届出等が完了後、当組合が指定する期日及び場所に納入すること。なお、車両納車後、当組合
が指定する日に取扱説明を行なうこと。
8 車両登録等の費用
⑴ 自動車登録手続代行費用、納車費用、自動車保管場所証明手続代行費用及び緊急自動車届出等の
登録に関する費用については、受注者が負担するものとする。
⑵ 自動車重量税、自賠責保険料(24 ヶ月)、リサイクル法預託金、自動車(検査・抹消)登録手
数料(印紙代)等の預かり法定費用及び当組合指定業者が行う消防専用無線電話装置・車両運用端
末装置(AVM)の移設の費用は、当組合が負担するので入札額には含めないこと。
9 保証
車両の保証期間は、車両、艤装部分及び装備品については12ヶ月とし、積載品、特別装備品につ
いては、各メーカーの公表した保証期間とすること。ただし、保証期間後においても設計不良又は機
能不良に起因するものについては、受注者が責任を負うものとすること。
Ⅱ 提出書類
1 承認図書
契約後速やかに当組合と細部打合せを行うものとし、細部打合せ後1ヶ月以内に次の書類(A4版
に製本)を3部提出し、承認を受けること。なお、承認後1部を受注者へ返却するものとする。
⑴ 工程表
⑵ 諸元明細表(図面に番号、説明及び車両全体の性能)
⑶ 製作図等
ア 艤装外観5面図(縮尺1/20)
イ ポンプ・水槽・積載品搭載図
ウ ポンプ配管図
エ その他当組合の指示するもの
2 完成図書
⑴ 完成図(縮尺1/20)
⑵ 自動車検査証
⑶ 緊急自動車確認証
⑷ 改造自動車等検査結果通知書写し
⑸ 消防ポンプ性能試験成績表
⑹ 日本消防検定協会の合格プレートの写し
⑺ ポンプ他取り扱い説明書及び車両整備説明書
⑻ 写真
⑼ その他当組合が必要と認めるもの
Ⅲ シャシ
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1 諸元及び性能
⑴ 型式 ダブルキャブオーバー型低床式(消防専用シャシ)
日野GX2AGBF-DMGAAV
⑵ 駆動方式 四輪駆動
⑶ ホイールベース 3.79メートル以上
⑷ エンジン型式 水冷式ディーゼルターボエンジン
⑸ エンジン出力 220PS(162kW)以上
⑹ トランスミッション マニュアル
⑺ ステアリング パワーステアリング
⑻ 乗車定員 6名
⑼ 蓄電池の容量 24V-100AH以上
2 装備品
⑴ エンジン回転計
⑵ エンジン油温計
⑶ アワーメーター
⑷ エンジンアイドリングコントロールスイッチ
⑸ バッテリーメインスイッチ
⑹ フライホイールPTO
⑺ 電子ガバナー
⑻ ABS装置
⑼ 坂道発進補助装置
⑽ フォグランプ
⑾ GPSナビゲーションシステム及びバックモニター
⑿ 専用エアコン
⒀ 集中ドアロック
⒁ 全窓パワーウインドウ(メーカー設定が無ければ前席のみでも可)
⒂ サンバイザー(運転席及び助手席)及びサイドバイザー(ステンレス製)
⒃ 路肩灯(バス用、保護枠付き)
⒄ その他メーカー標準装備品
Ⅳ 艤装
1 ポンプ等の材料は、次に掲げるもの又はこれと同等以上の強度及び耐久性を有するものを使用して
あること。
部 品 名 材 料
ポ
ン
プ
羽根車 日本工業規格(工業標準化法(昭和24年法律第185号)第17条第1
項の日本工業規格をいう。以下同じ。)
H5120(銅及び銅合金鋳物)
日本工業規格 H5121(銅合金連続鋳造鋳物)
ポンプケース 日本工業規格 H5120(銅及び銅合金鋳物)
日本工業規格 H5121(銅合金連続鋳造鋳物)
日本工業規格 G5501(ねずみ鋳鉄品)
日本工業規格 H5202(アルミニウム合金鋳物)
ポンプ軸 日本工業規格 G4303(ステンレス鋼棒)
日本工業規格 G4102(ニッケルクロム鋼鋼材)
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真空ポンプ 日本工業規格 H5120(銅及び銅合金鋳物)
日本工業規格 H5121(銅合金連続鋳造鋳物)
真空ポンプ軸 日本工業規格 G4051(機械構造用炭素鋼鋼材)
重要動力伝導軸
重要動力伝導歯車
日本工業規格 G4051(機械構造用炭素鋼鋼材)
日本工業規格 G4052(焼入性を保証した構造用鋼鋼材(H鋼))
吸・吐水用配管 日本工業規格 G5501(ねずみ鋳鉄品)
日本工業規格 G3452(配管用炭素鋼鋼管)
ホースの結合用ネジ部 日本工業規格 H5120(銅及び銅合金鋳物)
日本工業規格 H5121(銅合金連続鋳造鋳物)
日本工業規格 H5202(アルミニウム合金鋳物)
車の構成材 日本工業規格 G3101(一般構造用圧延鋼材)
注 通水内面には防食処置を施すこと。(ただし、銅及び銅合金部分を除く。)
2 艤装材料は次のとおりとする。
⑴ 艤装材料の厚さは、次によるものとしフロアーステップ、バンパー上部、車体上部及びその他必
要とする部分は縞鋼板とすること。
ア 車体上部 3.2㎜以上
イ 側 板 2.0㎜以上
ウ サイドエプロン 1.2㎜以上
エ フェンダー 1.0㎜以上
⑵ リヤサスペンションは強化バネ仕様とすること。
⑶ 保護枠・計器板・蝶番・手摺りその他金属の露出部分及び外部に取付けるボルトナット類は全て
ステンレス製のものを使用し、ネジ緩み防止剤等を使用し取付けること。
⑷ コーキング類は弾力性があり,永年使用により硬化しないものを使用すること。
⑸ プラスチック類は,全て難燃性のものを使用すること。
⑹ ゴム製品は,全て耐油性の合成ゴムを使用すること。
3 車両の寸法及び重量は次のとおりとする。
⑴ 全長 6.9m以下
⑵ 全高 3.0m以下
⑶ 全幅 2.3m以下
⑷ 車両総重量 12トン未満
4 主ポンプ装置
⑴ 主ポンプは国検A-2級以上で高圧2段バランスタービンポンプとし、次によること。
ア 型式:AL3000型
イ 規格放水性能:0.85MPaにおいて2.5㎡/min以上
ウ 高圧放水性能:1.40MPaにおいて1.4㎡/min以上
⑵ 主ポンプ材質は軽量アルミ製とし、ポンプ内は防錆・防食特殊コーキングを実施すること。
⑶ 主ポンプグランド部はメカニカルシールとし、グリース及びグランドパッキンを使用しない構造
とし、主ポンプメタル部はグリース等の不要な構造とすること。
⑷ ポンプ本体下部に、PTO切換え連動式のドレンバルブを設けること。
⑸ ポンプドレンには、緊急時の手動操作用レバーを設けること。
5 真空ポンプ
⑴ 真空ポンプはメンテナンスフリーの完全無給式とし、内部に大量の水が流入しても問題がない耐
久性を有し、真空漏れの原因につながる呼水回路の気水分離装置やオイルタンクなどは必要としな
いものとすること。
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⑵ 真空ポンプの動力伝達は、電磁クラッチにより動力を伝達する構造とし、操作は左右操作板に設
けた液晶ディスプレイ式揚水装置にて行うものとすること。
6 動力伝達装置
⑴ 動力伝達装置は、分解及び点検整備が容易にでき、かつ振動等により緩み等が生じないようシャ
シフレームに確実に取付けること。
⑵ 駆動は、シャシに付属するPTOを介して行うこと。
⑶ 各動力伝達は、スプラインシャフト及びユニバーサルジョイント等を使用して、車体のねじれ等
に十分耐え、かつ異常な騒音を発しない構造とすること。
7 不凍液注入装置
⑴ 不凍液注入装置は、水ポンプ及び真空ポンプにカプラー式ホースを用いて容易に注入できること。
8 吸水管、吸吐水口及び中継口
⑴ 吸水管(75㎜×10m)1本は、車両中央部のポンプ室付近に横引き方向に搭載し、両側から吸
水可能な構造(横引き吸管電動巻取り付)とすること。
⑵ 吸水口は、ボールコック付75㎜(ストレーナー付)のエルボ付吸水口を左右各1個とし、軽量
吸管とすること。
⑶ 中継口は、ボールコック付65㎜をポンプ室左右側に各1個を設け、オス型キャップを取付ける
こと。
⑷ 放水口は、ボールコック付65㎜放水口を第1・第3放口に取り付け、第2・第4放水口にはボー
ルコック付65-50㎜のマルチプル放水口を取付けること。
9 安全機能装置付ポンプ操作装置
⑴ 圧力計・連成計(リタード式)を設けること。
⑵ ポンプスロットルは電子式スロットルとし、スロットルの作動状態については両側面ポンプ操作
装置に設けた多目的表示液晶ディスプレイに表示すること。
⑶ 非常用ポンプスロットルスクリューは、左右とも右回転でスロットルアップとすること。
⑷ 液晶ディスプレイは、次の表示が出来るものとすること。
ア 取扱表示
イ モニター表示
ウ 流水表示
エ 流量・圧力
オ その他必要な表示(別途協議)
⑸ 液晶ディスプレイの各表示切り替えは、手袋での操作可能なタッチパネル式とすること。
⑹ 流量計をポンプ室両側に各1個(合計2個)設けること。なお、積算流量は手動でリセットでき
ること。
⑺ 非常時における真空ポンプ操作は、ボディー両側に設けられた別回路の手動操作装置にて可能と
すること。
⑻ スロットル固定機能付きとすること。
⑼ ポンプ圧上限設定機能付きとすること。
10 冷却装置
⑴ エンジン部等を冷却する水配管(主回路及び予備回路)を取付けること。
11 水槽
⑴ 水槽は、耐腐食性に強い樹脂製(PP材)とし、積載容量は2,000ℓ以上とすること。
⑵ 水槽内部には、車両の走行等による水の移動を制限するための防波板を設けること。
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⑶ 水槽両側に水槽への補給口(65㎜マチノ式メス金具、ストレーナ付き)を設け、オス型キャッ
プを取付けること。
⑷ 水槽には、オーバーフローパイプ(65㎜以上)を設けること。
⑸ 水槽上部には、マンホール式の蓋を設け、内部の点検清掃が容易にできる構造とすること。
⑹ 水槽ドレンバルブを設けること。
⑺ 水量計を取付け、水位フロート及び照明装置を設けること。
⑻ 水槽は、ポンプによる自己補給機能が可能であり、ポンプへの補給口及び排水口が設けられ、配
管には緩衝装置が設けてあること。
12 自衛噴霧装置
⑴ 自衛噴霧装置を設けること。(車体両側面に各3口、合計6口)設置位置は協議すること。
⑵ 操作バルブはポンプ室左右に設け、操作したバルブの反対側より放水する構造とすること。
13 キャブ艤装
キャブボディは、鋼板製とし走行による振動等に十分耐え得る構造で次のとおりとすること。
⑴ キャブ等の構造
ア 堅ろうな天蓋及びドアを設けること。
イ 隊員が安全に乗車できる座席を設けること。なお、後部席は3人席とし、それぞれ跳ね上げ式
シートとすること。
ウ キャブ外側上部の後方から赤色警光灯にいたるまでの範囲にアルミ縞板製の作業台(ルーフデ
ッキ)を設け、車両へ強固に取付けること。なお、周囲にはステンレス製パイプ1段式柵を取付
けること。
エ キャブ内は低床型とし、エンジン部分の点検等が容易に行えるように電動キャブチルト装置付
きとすること。
オ フロントバンパーのフロアーステップ部にはアルミ縞板を張り、フロントガラス上部の左右部
に専用の取手を取付けること。
⑵ 内部装備品等
ア 隊員の乗降時及び走行時における安全の確保に必要な握り棒(ステンレス製パイプ)、手摺り
及び安全帯を設けること。
イ 運転席と後部座席の中央にA3サイズの書類入れボックスを2個取付けること。
ウ 空気呼吸器固定装置(ウォーカーウェイブラケット)は、助手席脇に1基、後部座席用に3基
取付けること。
エ 後部座席のランバーサポートは、空気呼吸器の脱着に支障とならないスライド式とすること。
オ 後部座席背もたれ付近に、空気呼吸器の面体を掛けるためのフックを取付けること。
カ 後部座席下部に資機材・工具収納ボックスを設けること。
キ 運転席と助手席の間にコンソールボックスを設けること。(別途協議)
ク 車内の前後部に各LED室内灯を設置すること。(別途協議)
ケ フレキシブルマップランプ(LED)を助手席に1個設けること。
コ 車内天井中央部に後部座席から出し入れできる収納棚(ネット付)を設けること。
サ キャブ内天井部に携帯拡声器を2個取付けること。
シ キャブ内後部座席の前面手摺りにS字フックを8個設けること。
ス キャブ左右下部に車輪止め(中型)各2個を設置すること。
セ その他、必要に応じて別途協議すること。
14 取付け品及び取付け装置
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⑴ 赤色散光警光灯
ア キャブ上に箱型台座を設け、大型のLED散光式警光灯を設置すること。
イ スピーカー内臓とすること。
ウ 電動モーターサイレン内臓とすること。
エ 標識灯付きとすること。
⑵ 電子サイレンアンプ
ア 電子サイレンアンプは、センターコンソール部に機能的に取付けること。
イ サイレン・警鐘等を吹鳴し、任意にアンプ内蔵の合成音声を拡声できるものであること。
⑶ 赤色点滅灯は以下のとおりとし、赤色散光警光灯に連動すること。
ア 車両前部グリル上部の左右対称の位置に保護枠付きで取付けること。
イ 車両後部上方の左右対称の位置に保護枠付きで取付けること。
ウ 車両側面上部の左右対称の位置に各2個、保護枠付きで取付けること。
⑷ 作業灯は以下のとおりとする。
ア 車両後部上方の赤色点滅灯下部の左右対称の位置に保護枠付きで取付けること。
イ 車両側面立上げ部の左右対称の位置に各2個、保護枠付きで取付けること。
ウ 上記作業灯のスイッチは、車内スイッチのほか、各側部及び後部に別スイッチ(保護枠付き)を
設けること。
⑸ 積載はしご昇降装置(手動ダンパー式)
ア 車体の上部に、積載はしご昇降装置を取付けること。
イ 装置本体には、三連梯子、カギ付き梯子、とび口を容易に取り外しできるよう取付けること。
⑹ 照明装置
ア 車体上部にナイトスキャンチーフLED(160W(EV20)×2灯、埋め込み操作盤)を設置す
ること。
イ 照明装置は、埋め込み操作盤のほか無線リモコン付とすること。
15 車体の形状及び艤装要領
⑴ 車体はボックス型とし、車両の製作にあたっては、努めてアルミ縞板及びステンレス鋼を使用し
総合的な重量軽減を図り、車両全体の荷重バランス、低重心を考慮すること。
⑵ 車体の骨組みは、自立する構造とし、側板、腰板等に直接大きな荷重をかけないこと。
⑶ 車体上面はアルミ縞板とし、雨水等が滞留及び車体内部に浸水しない構造とすること。
⑷ 車体側面左右は各3枚、後面1枚のオールシャッター形状とし、次のとおりとすること。
ア 側面前方シャッター内には、各吸吐水コックを設置し、内部はポンプ室とすること。なお、シ
ャッターボックス下部にはステップ兼用扉式の収納庫を設けること。
イ 側面中央シャッター内は、左右にスライド式の棚を設置し、資機材等を積載可能なスペースと
すること。(内部は水槽とすること。)
ウ 側面後部シャッター内は、二段棚を設け、各種の消防ホース・資機材等が積載可能とし、後部
シャッター下部にはステップ兼用扉式の収納庫を設けること。
エ 車体後部シャッター内は、棚及び引き出しを設け、効率よく各資機材が配置できる構造とする
こと。(各資機材品の配置は、低重心配置とすること。)
⑸ ポンプ室の上部点検口は、雨水等が浸入しない構造とすること。
⑹ 車体上部にアルミ縞板製の蓋付き収納箱を設けること(取り外し可能とすること。)。
⑺ 各シャッター下部のステップ兼用扉には、扉の縁3面に黄色反射テープを貼付すること。
⑻ 主要積載品及び取付け品は、強固な固定装置により積載又は取付けること。
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⑼ 手摺、足掛かり、握り棒を必要な揚所に取付けること(別途協議)。
⑽ ステップは周辺折り曲げ構造とし、ブラケット、手摺、握り棒等を取付ける部分には、十分な補
強を施すこと。
⑾ 車体の重要な点検箇所及び主要部分には、点検整備に必要なスペースを確保するとともに必要な
箇所には点検口を設けること。
⑿ 燃料給油口は、容易な位置に設けること。
⒀ オイルパンヒーターを装備すること。(防水型コード10m付)
16 ステップ・バッテリー収納
⑴ サイドステップは、キャブの下部まで延長すること。
⑵ バッテリー収納庫をスライド式で設け、側面に化粧カバーを取付けること。
17 その他の取付け品等
⑴ 昇降用梯子、タラップ等
ア キャブ後方左右に各1基及び車体後部に収納式(1基)昇降用梯子を取付けること。(構造上
不可の場合は別途協議)
イ 梯子、タラップ、ステップ等は、堅牢かつ昇降容易な構造とすること。
⑵ 手摺り及び握り棒
ア 車体上部側面立ち上げ部に1段式及びその他の周囲に2段式の手摺を取付けること。
イ キャブ後方の昇降用梯子またはタラップの付近に握り棒を取付けること。
ウ その他、車両整備等に必要な場所に手摺り又は握り棒を取付けること。
⑶ 消防章は、車両フロント中央部に取付けること。
⑷ 全輪に泥除けを取付けること。
⑸ 車両前面下部の適当な位置に牽引用フックを設けること。
⑹ 空気呼吸器用ボンベ(4本)を収納すること(固定具取付)。
⑺ その他、必要に応じて別途協議すること。
18 装備品等
⑴ 積載はしごは、チタン製三連はしご(8.7m)及びチタン製カギ付きはしご(3.1m)とし、容易に
昇降可能な手動式積載はしご昇降装置をとりつけること。
⑵ 消防ホース(65mm×201n 1.6MPa)を30本付属すること。
⑶ その他、必要に応じて別途協議すること。
19 電装品関係
⑴ 各電装品の電気配線及び無線電話装置関係の配線は、キャブの内張り内を通し電装品及び各配線
の取付け箇所が容易に点検できること。
⑵ 配線及びコネクター等は、防水及び防錆性能を有するものを使用し、コネクター等に雨水が直接
かからない措置を講ずること。
⑶ 電装品のスイッチは、集中スイッチとすること。
⑷ 各装置のヒューズは、コンソールボックスの付近に専用の集中ボックスを設け取付けること。
⑸ 資機材収納ボックス等の照明灯
ア 各資機材収納ボックス内を有効に照明できる照明灯を設け、点灯及び消灯を扉の開閉と連動す
る構造とすること。
イ ポンプ操作部を有効に照明できる計器灯(LED灯)を車両両側に各1箇所設け、スイッチを直近
に設けること。
⑹ 路肩灯(保護枠付き)を取付け、車幅灯と連動すること。
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⑺ その他、必要に応じて別途協議すること。
20 消防無線装置(移設)
⑴ 消防専用無線電話装置および車両運用端末装置(AVM)は、既存の車両から当組合指定業者が
移設する。なお、移設の時期については当組合と十分に打ち合わせること。
⑵ 無線機及び AVM の設置に必要な通線等の事前に施工設置に含める事項は以下のとおりとする。
ア 運転室中央にAVMモニターおよび無線機本体を取り付けるための架台を設けること。
イ 助手席裏上部に無線用スピーカーを取り付けること。
ウ 車外の無線送受話器及びスピーカーは、左右の側面前方シャッター内の別途指示位置に取付け、
車外無線装置付近から分配器を用いて消防無線装置本体へ配線すること。(車外切り替えスイッチ
を運転室中央の操作しやすい場所に取り付けること。)
エ 無線アンテナ架台及び点検口を設けること。
オ AVM本体及び無線端末装置等は助手席後部などの、露出の少ない場所に設置すること。
⑶ 無線機及びAVM本体の電源を確保すること。
Ⅴ 塗装等
1 塗装要領
⑴ 車体は、特殊化学液で十分錆落としの上、隣酸塩被膜を形成後プライマー、パテ、水研ぎ、サフ
ェーサーを行い、熱風乾燥炉にて充分乾燥させ、赤色塗料(ハイソリッドウレタン塗料 H-ECO
レッド)で吹き付けを行い、再度熱風乾燥炉にて充分に乾燥させること。
⑵ ステンレス板及びメッキ加工以外の部分は、全て塗装し金属露出部分がないようにすること。
⑶ ポンプ室内部各ボックス内部は、オリエンタルグリーン又は、シルバー塗装とすること。
⑷ ステップ及びボディー上部のアルミ縞板は銀色に塗装すること。
⑸ キャブ内部の塗装は、メーカー標準色とすること。
⑹ 各種配管類は、法定塗装とすること。
⑺ その他、必要に応じて別途協議すること
2 記入文字
車両左右及び前後部(シャッター部を含む)及びキャブ上部並びに標識灯には、指定の文字・表示
等を記入すること。(詳細については別途指示)
Ⅵ 別表第1(本車両の補助対象規格等は次のとおりとする。)
⑴ 取付品及び取付装置
番号 品 名 規格・型式 数量 単位
1 ポンプ圧力計 【単品】φ100ブルトン管式 (紺地) 1 組
2 ポンプ連成計 【単品】φ100ブルトン管式 (紺地) 1 組
3 エンジン回転計 1 式
4 エンジン油温計 1 式
5 赤色警光灯
大阪サイレン製WF-LL-VJ2-LF.M 1 式
大阪サイレン製LF-21(LED点滅灯)フロント 2 個
大阪サイレン製LF-31(LED点滅灯)両サイド 4 個
大阪サイレン製LF-31(LED点滅灯)リヤ 2 個
6 電子サイレン(警鐘付き) 大阪サイレン製TSK-5102V(音声合成アリ) 1 式
7 照明灯 ナイトスキャンチーフLED(160W×2灯)
埋め込み操作盤、無線リモコン付 1 式
8 後退警報器 1 式
9 標識灯 警光灯に内臓 1 式
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⑵ 軽微な変更として備えることができる取付品及び取付装置
番号 品 名 規格・型式 数量 単位
1 GPSナビゲーション バックモニター付 1 式
2 電動サイレン スイッチ付き(本体は赤色警光灯に内臓) 1 式
3 真空計 1 式
4 ポンプ回転計 左右各1個 1 式
5 流量計 左右各1個 1 式
6 積算流量計 1 式
7 キャブチルト装置 1 式
8 オイルパンヒーター 15m防水型コード付 1 式
9 ポンプアンダーカバー 1 式
10 不凍液注入装置 2系統1.36ℓタンク式 1 式
11 スタッドレスタイヤ ホイール付 6 本
12 作業灯 大阪サイレン製LI-31(LED)両サイド各2 4 個
大阪サイレン製LI-31(LED)リヤ 2 個
13 車外無線送話機取出口 スピーカー付 2 個
14 社外操作機器用配管 左右 1 式
15 水タンクヒーター 1 式
16 自衛噴霧装置 1 式
17 水槽吸水コックヒーター コード2.5m (D2.5) 1 式
Ⅶ 別表第2
⑴ 車両に備えなければならない積載品及び附属品
番号 品 名 規格・型式 数量 単位
1 吸管 LF-18 呼称75×10m ACエキスパン 2 式
2 吸ロストレーナ ポリ製 φ75 2 式
3 吸管ストレーナ ポリ製 φ75 2 式
4 中継口ストレーナ STD 65 (ポリ・中継口に含む)左右各1 1 式
5 吸管ちりよけ籠 ポリ製 2 式
6 吸管まくら木 IWA ゴム製 2 式
7 吸管ロープ クレモナ(ビニロン)製 (p ×15m) 2 式
8 消火栓金具 75Aネジ雌×65A町雌AC製 1 式
9 中継用媒介金具 65Aネジ雌×65A町雌AC製 2 式
10 消火栓開閉金具
大箱廻しSTD L=800㎜ 1 式
日の出式 1 式
前沢式 1 式
11 吸管スパナ Φ75用 2 式
12 管そう ヨネ PL-65A(ノズルセットキット・レンチ付き) 2 式
13 ノズル ヨネ ダブコンマークH 2 式
14 放口媒介金具 65Aネジ雌×町雄AC製(STD)姻一65 2 式
マルチANT 65MC 2 式
15 とび口 グラスファイバー製 1.8m 2 本
16 金てこ STD(800㎜・黒電着) 1 本
17 剣先スコップ (側先・木柄) 磨きショベル(STD) 1 丁
18 はしご チタン製三連梯子8.7m KHFL-CT87
手動式積載はしご昇降装置(引手等延長) 1 式
19 車輪止 (ニコー) 樹脂製 黒色 4 式
20 消火器 ABC粉末10型(自動車用) 1 本
21 ポンプ工具 冷却水スパナ 1 式
22 消防ホース 呼称65×20m 1.6MPa 30 本
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⑵ 車両に軽微な変更として備えることができる積載品及び附属品
番号 品 名 規格・型式 数量 単位
1 タイヤチェーン 1 式
2 分岐管 マルチ分岐管(65-65・50)WB-65MC 1 式
3 ホースブリッジ コンパクトブリッジCB450 1 式
4 ワイヤー 牽引用ワイヤー 12×5m 1 本
5 照明器具 三脚付き可搬式投光器(ホンダEU16i発電機・
コードリール付き)EO28 1 式
6 ホース背負い器 ホースバック50-65 1 式
7 おの 1 丁
8 掛矢 1 丁
9 スタンドパイプ 単ロスタンドパイプ715㎜【標準】 1 式
10 特殊ノズル クアドラNH-50QF(肩掛けバンド付き) 1 式
11 特殊ノズル用ホース 呼称50×20m 2 本
呼称40×20m 2 本
Ⅷ 補助対象加算項目
番号 品 名 規格・型式 数量 単位
1 吸管巻取装置 電動式―横引き 1 式
2
放射性汚染防護服 デムロン防護服フルボディスーツ 2 式
デムロン防護服ベスト 2 式
放射線測定用可搬式測定器 RadEye B20 1 式
個人用外部被ばく線量測定器 マイドーズミニ 5 式
3
空気呼吸器&ボンベ ライフゼムA1-08面体カバー付き(収納ケース付) ブルネッカー73011Z(カバー付き) 4 式
空気ボンベ ブルネッカー73011Z(カバー付き) 1 本
空気呼吸器取付装置 ウォーカーウェイ 4 式
Ⅸ その他の取付品、積載品等
番号 品 名 規格・型式 数量 単位
1 消防章 1 式
2 防汚カバー 全席 1 式
3 跳ね上げ式シート リヤーシート 2 式
4 側方灯 LEDサイドリフレクターランプDS5005左右 1 式
5 音声拡声器 定格出力6Wタイプ TS-613R 2 式
6 路肩灯 バスタイプ 1 式
7 路肩灯保護枠 バスタイプ 1 式
8 ホース背負い器 ホースバック50-65 3 式
9 積載はしご チタン製カギ付き梯子3.1m KHFL-CT31 1 脚
10 特殊ノズル クアドラNH-50QF(肩掛けバンド付き) 3 式
11 特殊ノズル用ホース 呼称50×20m 13 本
呼称40×20m 3 本
12 エンジンカッター STIHL製 TS410 1 式
13 チェーンソー STIHL製 MS261 1 式
14 ドライブレコーダー 2018年式 1 式
15 サイドバイザー ステンレス製 1 式
16 マッドガード 全輪 1 式
17 工具 標準工具 1 式
18 フロアーマット 前席、後席 1 式
19 ナンバーフレーム 前後 1 式
20 対空文字 1 式
21 消防本部文字 1 式
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22 デザイン 1 式
23 携帯電話 現有携帯電話機機器の更新 1 式