平成26年度石岡市統合型地理情報システム構築業務プロポー …専用端末...

15
平成26年度石岡市統合型地理情報システム構築業務プロポーザル 基本仕様書 平成26年 石岡市役所

Transcript of 平成26年度石岡市統合型地理情報システム構築業務プロポー …専用端末...

平成26年度石岡市統合型地理情報システム構築業務プロポーザル

基本仕様書

平成26年 石岡市役所

1

1.業務概要

(1) 適用範囲

本仕様書は,石岡市(以下「発注者」という)が受注者へ委託する平成26年度石岡市統合型地理情報

システム構築業務プロポーザルに係る「統合型地理情報システム導入作業委託」契約,「統合型地理

情報システム保守委託」契約,「統合型地理情報システム機器借上」契約(以下「本業務」という)

について適用する。

(2) 業務の目的

本業務は,現行の石岡市統合型地理情報システムについて既存サーバが導入後5年を経過しハード

ウェア等の保守に支障を来すことを踏まえ,統合型地理情報システムの再構築を行うものである。

また,税務課が独自に導入している地理情報システムを統合型地理情報システムに機能追加すること

でシステムを一本化し,再構築するものである。

(3) 現行システムの概要等

<石岡市の状況>

人口 78,537人(平成26年6月1日現在)

範囲 石岡市全域

職員数 約700名 同時接続 30

使用ブラウザ IE7以降

使用端末 ノートPC(OS Windows 7 ,Windows vista)

シンクライアント端末(システム構成は以下の通り)

<シンクライアント専用端末及びシンクライアントシステム構成>

分類 項目 値

シンクライアント

専用端末

メーカー 日本ヒューレット・パッカード株式会社

機種 HP t65630w Thin Client

OS WindowsXP Embedded Standard 正規版(日本

語)

ディスプレイ 17インチスクエアTFTカラー

表示解像度 1,280×1,024ドット

専用端末台数 210台

端末のIPアドレス DHCPによる自動取得

2

シンクライアント

システム

(ミドルウェア)

メーカー シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社

製品

Citrix XenApp Ver5.0

※サーバリプレイス等に対応するため,ver5.0

以降にも対応すること

サーバOS

Windows2003 Server Std(32bit)

※サーバリプレイス等に対応するため,

windows2008,windows2012にも対応すること

シンクライアント

専用端末で動作す

るシステムに対す

る制約事項

アクセス方法 シンクライアント専用端末からXenAppサーバへ

のアクセス方法はWebブラウザ(CitrixXenApp

Web Plugin)による方式

画面転送方式 公開デスクトップ方式

ブラウザ Internet Explorer 8 以降

ユーザ認証 Active Directory(Windows 2008Server)

印刷 シンクライアントシステムが管理するプリント

サーバでの印刷

端末の外部デバイス 外部記憶媒体使用不可

※現行のシンクライアントシステムは平成27年度に更新を予定している。

<統合型地理情報システム>

導入業者 国際航業株式会社

導入システム Sonic Web ver3.6

ハードウェア サーバ1台構成

ゼンリンZ-MAP 同時30ライセンス

<税務課個別地理情報システム>

導入業者 国際航業株式会社

導入システム Sonic Web ver3.6

ハードウェア サーバ1台構成

ゼンリンZ-MAP 同時6ライセンス

(4) 基本方針

・現行システムで課題となっている,シンクライアントシステム上でシステムが動作しない点につい

3

て,次期統合型地理情報システムでは,すべての機能の動作が可能なシステムを導入する。

・統合型地理情報システムに固定資産税機能を追加することで,税務課が独自に導入している,地理

情報システムとの一本化を図る。

・現行システムのデータを新システムに移行する。

・現行システムより操作性,レスポンス,データの入出力,印刷,作図等の機能の利便性を向上させ

る。

・職員コード及び組織コードを共通基盤と統一し,人事異動の際にはデータ連携をする。

(5) 選定方法

石岡市統合型地理情報システムは庁内全職員を対象とした大規模なシステムであるため,その機能

性や利便性など構築するシステム内容は受注者の技術力により品質に大きな差異が生じる。また,

統合型地理情報システムの運用には,システムに関する知識のみではなく,データの移行や地図

データの更新等,業務に関する知識など幅広いノウハウが必要となる。このため,公募型プロ

ポーザル方式で受注者を選定することとし,価格だけでなく技術力や提案力,信頼性などを含め

選定することとする。

2.機能要件

(1) 空間参照系

データの位置座標については,次のとおりとする。

準拠する測地系 : 世界測地系

水平位置の座標系 : 平面直角座標第Ⅸ系

垂直位置の座標系 : 日本水準原点を基準とする高さ

(2) システム機能要件

【統合型地理情報機能要件】

項目 機能 内容

ユーザ管理

ユーザ認証

ユーザとパスワードによりシステム利用者を認証する機能

既存のユーザ管理機構との連携によりシングルサインオンを実現する機能。

ログインユーザにより,利用可能なデータを制限する機能。データのアクセス制

限は表示不可/表示のみ可/選択可能/編集可能のレベルに分類され,属性情報は

項目ごとのアクセスレベル設定が可能な機能。

レイヤ群の同時利用者数のアクセス制御を行う機能

パスワード変更 ユーザがパスワードを変更する機能

セッション管理 システムの同時利用者を管理し,最大利用者数を制限する機能

履歴管理 ログイン~ログアウトまでの主な操作履歴をログとしてサーバーに記録する機能

地図表示 ズーム

表示地図の縮尺を一定割合で拡大・縮小する機能

表示地図領域内でマウス操作により矩形領域を指定し拡大する機能。

表示地図領域内でマウス操作により矩形領域を指定し縮小する機能

4

指定の縮尺で地図を画面に表示する機能

マウスホイールの操作により地図を拡大・縮小する機能

移動

マウス操作により表示地図の任意の箇所1点を指定し,指定した箇所を画面の中

心に表示する機能

マウス操作により地図をつかんだようにして移動させる機能

マウス操作により地図を任意方向に連続してスクロールさせる機能

座標値を任意に入力して,入力した座標位置を中心に地図を画面表示する機能

地図画面の周辺にマウスを置くことで地図をその方向に自動でスクロールする機

地図回転表示

北を上で表示する以外に,任意の方角を上に地図表示する機能

地図を回転表示させる角度を任意に数値を指定する機能

地図を回転表示させる角度を地図上の2点をクリックする事で指定する機能(任

意の2点で指定された方向を画面上水平として表示)

地図上でのマウスドラッグにより,自由に地図を回転表示させる機能

地図サイズ変更 地図画面をウィンドウサイズに連動して表示する機能

地図表現

ラスター ラスターデータをレイヤとして重ね合わせ可能とする機能

ベクター ベクターデータをレイヤとして重ね合わせ可能とする機能

ベクターデータを透過して重ね合わせ表示する機能

レイヤ管

レイヤ表示

画面上に表示させるレイヤを任意にON/OFFする機能

システムで管理されるレイヤを階層的に分類してレイヤツリーとして表示する機

レイヤごとに,線種,線色,塗りつぶし色等の表現(スタイル)を設定・変更す

る機能

レイヤの表示を任意の縮尺範囲でのみ表示されるように設定・変更する機能

レイヤセット

レイヤ表示のON/OFFや,スタイルを記憶し,名前をつけてレイヤセットとして

保存する機能。複数のレイヤセットが保存可能な機能

保存されているレイヤセットを呼び出す事で,瞬時に多数のレイヤのON/OFFや

スタイルを切り替える機能

起動時に適用するレイヤセットの指定機能

2画面表示

索引図表示

メインの地図画面とは別に全体図(索引図)を表示し,メイン地図画面の表示領

域を示す機能

索引図上をマウス操作でクリックし,メイン地図画面の表示位置を案内図上でク

リックした位置に移動する機能

2画面連動 メイン地図画面とサブ地図画面の2つの地図画面を並べて表示する機能

メイン地図の動きと同期してサブ地図画面も拡大/縮小・移動する機能

その他地図

表示

凡例表示 各レイヤの凡例を表示する機能

縮尺表示 表示中の地図の縮尺を表示する機能

スケールバー表示 表示中の地図縮尺に対応したスケールバーを表示する機能

コンパス表示 方位を示すコンパスを表示する機能

注意文表示 著作権情報や個人情報に関する注意事項など,表示されているレイヤに伴い地図

上に注意文を表示する機能

5

属性管理 基本属性

図形に対応するテキスト情報などを属性情報として関連付けて管理する機能

1レイヤに対して複数の種類の属性表(テーブル)を関連付けて管理する機能

1図形に対して複数の属性レコードを関連付けて管理する機能

複数のレイヤに対して同一の属性表(テーブル)を関連付けて管理する機能

複数の図形に対して同一の属性レコードを関連付けて管理する機能

属性情報として各種のデータ型(整数型・実数型・文字列型・日付型・URL型)

を利用する機能

調書出力 Excel形式で調書出力する機能

検索

地図検索

ツリー上の検索を行う機能

リスト上の検索を行う機能

住所や目標物のキーワードを入力して対象の住所や目標物の位置を地図表示する

機能

属性表示

マウス操作により地物をクリックし,対象地物の属性を表示する機能。

マウス操作により地図上に円を入力し,円内に含まれた地物の属性を抽出して表

示する機能

マウス操作により地図上に多角形を入力し,入力した多角形内に含まれた地物の

属性を抽出して表示する機能

属性検索

検索条件を設定して属性データを検索し表示する機能

条件検索で表示された属性一覧より選択した属性情報に対応する地物を地図表示

する機能

条件検索で表示された属性一覧より選択した属性情報に対応する地物を強調して

地図表示する機能

条件検索の際に,検索対象となる空間的範囲を指定して,領域内の属性データを

検索・表示する機能

属性データ

処理

抽出結果

検索等により表示された属性データを利用して総計・件数・平均値・最大値・最

小値・標準偏差の算出を行う機能

抽出結果の一覧表を昇順もしくは降順に並べ替え表示をする機能

検索等により表示された属性データをテキストファイルで出力する機能

リンク処理 リンク処理機能

未リンク処理機能

印刷

地図印刷

画面表示した地図データを接続されているプリンタにて紙に印刷する機能

印刷状態をあらかじめ画面上で確認する機能

印刷する地図縮尺を指定する機能

画面上で表示されている地図の範囲を印刷する機能

プレビュー上で位置を調整する

レイアウト印刷

印刷レイアウト(印刷時の地図や装飾の配置や大きさ)を自由に変更・設定でき

る機能

印刷テンプレートとして,任意の印刷レイアウトを呼び出して印刷する機能

設定した印刷レイアウトをユーザーごとに複数印刷テンプレートとして保存でき

る機能

6

印刷する地図にタイトルや方位シンボル等の各種装飾(スケールバー,縮尺文字

列,索引図,地図凡例,主題図凡例,任意のテキスト,任意のピクチャ,属性情

報,注意文,四隅座標)を施す機能

印刷サイズ B0までの大判印刷に対応する機能

計測

計測図形 地図上でマウスクリックにより指定した多点間の距離を計算する機能

入力 地図上でマウスクリックにより指定した多角形の面積を計測する機能

選択 既存地物をマウスクリックにより選択し,その面積・周長を計測する機能

同心円 円の半径・ピッチ等を指定して,地図上に同心円を作図する機能

計測結果 計測履歴を表示,削除する機能

計測履歴を集計する機能

作図・編集

図形登録

所定のレイヤにマウス操作により点(アイコン・シンボル)を記入して登録する

機能

座標値を指定して図形を入力する機能

所定のレイヤにマウス操作により線を記入して登録する機能

所定のレイヤにマウス操作により多角形を記入して登録する機能

所定のレイヤにマウス操作により円を記入して登録する機能

所定のレイヤにマウス操作により矩形(長方形)を記入して登録する機能

所定のレイヤにマウス操作により文字列を記入して登録する機能

座標値を指定して図形を入力する機能

図形編集

作図済みの図形を削除する機能

作図済みの図形をマウス操作により指定して移動する機能

作図済みの線・多角形図形に頂点を追加する機能

作図済みの線・多角形図形の頂点を移動する機能

作図済みの線・多角形図形の頂点を削除する機能

2つ以上の多角形図形を選択し,飛び地やドーナツ図形として1つの図形に結合

する機能

飛び地図形やドーナツ図形を分離する機能。

作図済みの点図形に割り当てられるアイコン・シンボルを変更する機能。

選択された図形を複製して登録する機能

図形編集補助

図形の作図時に既存の図形の頂点,辺,角度,交点に吸着させる機能

半径を数値で入力して円図形を登録する機能

マウスによる図形入力時に線分の長さや半径を表示する機能

属性登録・編集

作図した図形に対して関連する属性を入力し付与する機能

指定した図形に関連付く任意の属性の値を編集し,更新する機能

指定した図形に関連付く任意の属性の値を削除する機能

指定した属性情報と図形情報との関連付けを設定・解除する機能

解析等

主題図機能

属性情報の値を地図上に文字表示する機能

属性情報の値の範囲で地図上の図形色分け,シンボル分け表示する機能

属性情報の値で地図上の図形色分け,シンボルを表示する機能

属性情報の値で地図上に円グラフや棒グラフを表示する機能

主題図の凡例を表示する機能

設定した主題図を地図セット起動時に表示する機能

関連ファイルパネル 図形と関連付けられたファイルの一覧が,図形の選択時にすぐに画面上で表示さ

れ確認できる機能

出力/入力 クリップボードコピー 表示中の地図画面を画像としてクリップボードに取込む機能

7

地図画面上でマウス操作により矩形領域を指定して,指定範囲を画像としてク

リップボードに取り込む機能

MS-Office連携 MS-Office製品への画像取り込みとして,Excel,Word,PowerPointが指定でき

る機能

空間データ出力

表示中の地図画面の範囲の空間データを他のGIS等で利用できるファイル形式

(Shapeファイル形式,DXFファイル形式,SXFファイル形式,GMLファイル形

式,KMLファイル形式)で出力する機能

表示中の地図画面の範囲の属性データをcsvファイル形式で出力する機能

属性表インポート

ユーザが作成したCSV形式およびタブ区切りテキスト形式のデータを既存のレイ

ヤの属性とマッチングし,新たな属性表として取り込む機能。

ユーザが作成したCSV形式およびタブ区切りテキスト形式のデータを既存のレイ

ヤの属性とマッチングし,既存の属性表にレコードを追加して取り込む機能

ユーザが作成したCSV形式およびタブ区切りテキスト形式のデータを既存のレイ

ヤの属性とマッチングし,既存の属性表のデータを入れ替える機能

属性表インポート時に既存の別レイヤにマッチング元の図形データをコピーしつ

つインポートする機能

アドレスマッチング 住所が含まれる情報を自動的に地図上へ展開し,且つ属性情報として取り込む機

空間データインポート

他のGIS等で利用されるファイル形式の空間データ(Shapeファイル形式,DXF

ファイル形式,SXFファイル形式,GMLファイル形式,KMLファイル形式)をイ

ンポートする機能

ユーザ管理

ユーザ管理 システムのユーザ情報を追加・編集・削除する機能

グループ管理 システムのグループ情報を追加・編集・削除する機能

ユーザ情報一括登録 ユーザ,グループ情報を一括登録する機能

地図ファイ

ル管理

システムで取り扱う地図データファイルを管理する機能

レイヤ管理

カテゴリ管理 レイヤカテゴリを追加・編集・削除する機能

レイヤ管理 レイヤを追加・編集・削除する機能

レイヤのグループ別の権限を管理する機能

属性テーブ

ル管理

属性テーブル管理 属性テーブルとその項目を追加・編集・削除する機能

属性テーブルとその項目のグループ別の権限を管理する機能

コード表管理 属性テーブルで利用されるコード表を追加・編集・削除する機能

コード表の内容を編集する機能

コード表インポート テキストファイル等からコード表をインポートする機能

関連ファイ

ル管理

キャビネットフォルダ

管理

関連ファイルキャビネットのフォルダを追加・編集・削除する機能

関連ファイルキャビネットのフォルダのグループ別の権限を管理する機能

ファイル一括インポー

ト 関連ファイルとして利用する文書ファイル等を一括でインポートする機能

リソース管

理 シンボル管理 システムで利用されるアイコン等のシンボルを追加・削除・変更する機能

ログ集計・

解析 ログ閲覧機能 収集されたログを閲覧する機能

8

【固定資産業務支援機能要件】

項目 機能 内容

評価データ

編集機能

目標物マーク編集 目標物マークを作成,削除,移動する機能

標準地編集 標準地を作成,削除,移動する機能

路線区分編集 路線区分を作成,削除,移動する機能

路線区分頂点編集 路線区分の頂点を追加,削除,移動する機能

状況類似区分編集 状況類似区分を作成,削除,合成,分割する機能

状況類似区分頂点編集 状況類似区分の頂点を追加,削除,移動する機能

状況類似区分中抜編集 飛地・中抜き作成,解除する機能

家屋編集機

家屋棟番号編集 家屋棟番号の入力,削除,移動,修正する機能

家屋形状編集 家屋形状を作成,削除,移動,回転する機能

家屋形状頂点編集 家屋形状の頂点を追加,削除,移動する機能

家屋形状中抜編集 飛地・中抜図形を作成,解除する機能

家屋編集(ベクトル変

換)

家屋編集時に,家屋現況図等のラスタデータを空間配置し,ベクトルデータへ変

換・登録する機能

土地異動編

集機能

表示地番編集 表示地番の入力,削除,移動,修正する機能

筆形状編集 筆形状を作成,削除,移動する機能

筆形状頂点編集 登録された筆形状の頂点を作成,削除,移動する機能

筆形状中抜編集 飛地・中抜図形を作成,解除する機能

分筆処理 地番図上の土地を分筆する機能

分筆処理(座標) 座標値を用いて土地を分筆する機能

分筆処理(OCR 取込

み)

地積測量図等に表示されている座標値を OCR読み込み機能により,自動取得し,分

筆の際に利用できる機能

合筆処理 地番図上の土地を合筆する機能

課税分割機

能 課税分割処理

地番図上の土地を課税分割用に分割する機能。

分割線は,表示・非表示が可能なこと

画地認定・

計測機能

画地界生成(認定) 筆を選択することで画地を認定する機能

複数の筆を選択する事で数筆一画地の認定を行う機能

間口・奥行・かげ地計

路線価区域に於いては 1点指示もしくは任意の間口を設定することで,用途,路線

番号を取得し,間口,奥行,かげ地割合を自動で算出する機能

その他宅地評価区域に於いては 1点指示もしくは任意の間口を設定することで,標

準宅地番号を取得し,間口,奥行,かげ地割合を自動で算出する機能

正面間口を替えて想定整形地を作成し,最小となる想定整形地を求め,対象画地の

蔭地割合,想定間口,想定奥行,想定整形地面積を自動で算出する機能

計測結果出力

正面,二方,側方の計測結果併せてCSV形式でファイル出力する機能

正面,二方,側方の計測結果(計測図と計測数値)を併せて1枚のレイアウトで印

刷する機能

画地計算機

所要の補正項目の入力 所要の補正項目の入力機能

所要の補正項目に対す

る空間解析機能 所要の補正において,空間解析による所要の補正割合を算出する機能

住宅用地項目の入力 居住割合,家屋床面積等の入力機能

評点数算出 評点数を算出する機能

9

公図管理 公図検索・閲覧・出力 公図名・地番を入力して関連する公図を検索し,公図の検索結果を表示・出力する

機能

(3) サーバ及びハードウェア要件 (借上)

下記仕様を基準とし,同等品以上かつ本仕様書の要件を満たし,システムが動作するのに必要な性能

の機器を提案すること

区分 内容 数量・保守等

サーバ ・ラックマウントサーバ

XeonプロセッサーE5-2637v2(3.5GHz 4コア)

メモリー 4GB x 4

RAID5+Hotspare

・UPS

ラックマウント型,停電時システムを正常に

シャットダウンすることができる容量を確保

すること

・バックアップ装置

定期的かつ自動的にディスクまたはテー

プにバックアップを行えるよう設定し,

障害の際に容易に復旧できるような構築

を行うこと

・コンソールユニット

・サーバラック

19インチラック 42U

・ネットワーク機器

固定資産税の機能が使用できる端末をIPアドレ

スにより制限すること。その為に必要なネット

ワーク機器またはセキュリティ機器を導入する

こと

・その他システム稼働に必要な機器及び部品類

数量:1式

・5年以上の使用・保守に耐えう

る物を調達すること。

・保守は5年間当日対応オンサイ

ト保守とし,障害時は原則24時

間以内に復旧できる内容で提案

を行うこと。

大判プロッター Canon iPF765(カラー,A0ノビに対応) 数量:2台

・5年間翌日対応オンサイト保守

・5年以上の使用・保守が可能な

こと

その他 ・サーバ構築に必要なソフトウェア及びミドル

ウェア,その他機器

※windows2008等,5年間以内に製品のサポート

が終了するソフトウェアを導入する場合は,サ

数量:1式

10

ポート終了までにソフトウェアのバージョン

アップを行うこと。その際に発生する費用も構

築費用に含めること。

・その他,各社提案により必要となるもの

・機器搬入・設置・配線

※ウィルス対策ソフトは,発注者の所有するもの

を利用可能とする。

※ハードウェアは5年間の保守を含む内容とすること。

(4) その他の要件

・前述のシンクライアント環境においてすべての機能が動作するシステムであること

・操作性が優れたWebGISであり,レスポンス,データの入出力,印刷,作図等の機能の向上が見込め

ること

・統合型地理情報システムの同時接続数を30ユーザとし,固定資産税機能の同時接続ユーザを6ユー

ザとする。

・ゼンリンZ-MAP 同時30ライセンスとし,毎年更新を行うこと。

・庁内グループウェアシステム(サイボウズ ガルーン3)と連携し,シングルサインオンでログイ

ンできること。

・職員コード及び,所属コードを石岡市が管理する共通基盤と統一したコードとし,人事異動の際の

データ連携ができるように構築すること。詳細な連携方法については別途協議する。

・既存または将来導入する業務に特化した専用機能をもつ個別GISと、統合型地理情報システムとは

データ連携を行うこと。

3.業務仕様

(1) 作業概要

本作業の概要は,次のとおりとする。

計画準備 1式

データの移行 1式

環境設定 1式

データセットアップ・動作確認 1式

操作研修 1式

(2) 計画準備

計画準備は,ハードウェアの納入時期,システム稼動時期にあわせ,工程,人員配置等の

計画を策定するものとし,受注者は発注者に対し,導入スケジュール案の提示を行うもの

とする。

(3) データの移行

11

現行システムからの移行に関して必要な調整を行い,データ移行に関する計画を立案し協議すること。

データの移行は,既存統合型地理情報システム搭載のすべてのデータ及び税務課地理情報シ

ステムについて発注者所有のバックアップデータを基に新システムに搭載を行うものする。

発注者所有バックアップデータ形式は以下の通りである。

共用空間データ(都市計画基本図) DMデータファイル

空中写真オルソフォトデータ 県撮影仕様形式

都市計画情報データ MQX形式

地番図データ MQX形式

道路路線網データ MQX・BDS形式

固定資産土地評価データ MQX形式

その他コンテンツデータ Shape形式

(4) 環境設定

・環境設定は,発注者と協議を行い,基本パッケージをベースにシステム化の領域の確定,

制約条件の整理,システムに求められる機能の体系化を行い,システムの環境設定を行

うこと。

・ソフトウェアのインストールを行い,受注者の社内環境を用いて基本的な動作確認まで行うこと。

・グループウェアシステム(サイボウズ ガルーン3)と連携したシングルサインオンの設定を行う

こと。

・導入当初は仮運用となるため,ログイン方法については発注者と協議を行うこと。

・共通基盤と統一した職員コード,組織コードの作成を行い,権限設定を行うこと。

・固定資産業務支援機能については,発注者が指定する特定のユーザ及び端末のみで利用できるよう

構築し,セキュリティ面での対策を行うこと。

(5) 動作確認

動作確認は,データ移行後に受注者の社内環境にて動作確認を行うとともに,サーバ機器を

ラックマウントした後,発注者のネットワーク環境上にてサーバにおける動作確認を行い,

発注者と協力して,シンクライアント環境及びクライアントにおける接続確認及び動作確

認を行うものとする。

(6) 操作研修

受注者はマニュアルを作成し,本稼働前に職員に対して研修を行うものとする。

・一般利用者 30名 2時間(4回)

・システム管理者 5名 2時間(1回)

・税務課職員 5名 2時間(1回)

また,例年新規採用職員向けに操作研修を年1回程度行うこと。

・一般利用者 25名 2時間(1回)

12

4.非機能要件

(1) 信頼性

・重要データの消去を避ける為,必要な対策を行うこと。

・データの整合性を確保するため,十分なチェックを行うこと。

・現行システムに影響を与えないこと。

・発注者及び他業者と協力して関連システムの動作確認作業を行うこと。

(2) 拡張性

・OSやミドルウェア及びパッケージ製品等についてバージョンアップに対応できる,互換

性の高い製品を採用すること。

・システムのカスタマイズや機能追加が可能な製品であること。

(3) セキュリティ

・操作履歴をログとして保存し,不正の追跡が行えること。

・ユーザ認証及びアクセス権限の設定により,利用可能なデータを制限すること。

・ウィルスソフト及びセキュリティ等の設定により,不正なアクセス及びマルウェア等の

感染を防ぐこと。なお,ウィルスソフトは発注者が所持するライセンスを使用することが

できる。

(4) バックアップ

定期的かつ自動的にディスクまたはテープにバックアップを行えるよう設定し,障害の際

に容易に復旧できるような構築を行うこと。バックアップのスケジュールは受注者と協議

の上,決定する。

(5) 障害発生時の対応

・最新のバックアップデータからデータの復元を行うこと。

・大規模災害等の特別な状況を除き,障害発生から原則24時間以内に障害復旧を行うこと。

・システム導入後,障害時の連絡体制について,資料を作成し提示すること。

(6) システム・データ保守

受注者は発注者の求めに応じて,地番図,網図,地形図,航空写真等のデータの修正・更新を行うこ

と。また,茨城県と県内市町村が共同で整備している「いばらきデジタルまっぷ」とのデータ連携に

係る作業が発生した場合,データ出力作業を行い,発生する費用はシステム保守費に含むこと。

・地番図データ更新

・網図データ更新

13

・地形図更新

・航空写真データ更新

・システム定期保守

・いばらきデジタルまっぷ連携の為のデータ出力

(7) その他

・OS等のパッチ適用作業を計画的に実施すること。

・システムの再起動等の保全措置を定期的かつ自動的に実施できるよう設定すること。

・仮運用中においては,発注者にて動作検証,機能確認等を行うものとする。発注者による機能要望

については,受注者において一覧表に取りまとめ,対応可否及び開発時期について発注者に報告を

行うものとする。

・例年発生する人事異動による職員コード及び組織コードの変更及び追加について,共通基盤から出

力したデータを基にシステムに反映させること。連携方法については,別途協議を行う

・不正アクセス及びシステム障害等について,その原因究明のために必要なアクセスログを記録する

こと

5.特記事項

(1) 法令等の遵守

本事業は,本仕様書によるほか,次の法令及び関係法規等に準拠し,実施するものとする。

地理空間情報活用推進基本法(平成19年法律第63号)

測量法(昭和24年法律第188号)

測量法施工令(昭和24年政令第322号・平成16年改正)

測量法施行規則(昭和24年建設省令第16号)

公共測量作業規程の準則

統合型GIS推進指針(平成20年総務省)

製品仕様による数値地図データ作成ガイドライン改訂版(案)(平成19年国土地理院)

石岡市個人情報保護条例

石岡市契約規則

その他の関係法令・規則・通達等

(2) 疑義

本仕様書に定めのない事項又は疑義が生じた場合は,発注者と受注者で協議し,発注者の指示に従う

ものとする。

(3) 管理技術者

本業務遂行にあたり受注者は,本業務の意図及び目的を十分に理解し,技術面の管理を行うために,

統合型GIS新規導入等の経験を有した管理技術者を選任・配置しなければならない。

14

(4) 個人情報保護等

受注者は,個人情報保護のため制定された(財)日本情報処理開発協会による「プライバシーマー

ク」又は情報セキュリティマネジメントシステム「ISMS」の認定及び認証を受けるものとする。

(5) 補償

作業遂行中に第三者より受けた,又は与えた損害は全て受注者の責任において解決するものとする。

(6) 成果品

本業務の納入成果品は次の通りとする。

統合型地理情報システム導入

統合型地理情報システムライセンス証(同時アクセス30ライセンス) 1式

固定資産税機能システムライセンス証(同時アクセス6ライセンス) 1式

住宅地図データ(ゼンリンZ-MAP 同時30ライセンス) 1式

操作マニュアル 1式

システム仕様書 1式

議事録 1式

(7) 成果品の帰属

本事業における成果品の版権は,全て発注者に帰属するものとする。ただし,受注者が成果物の作成

にあたって開発したシステムプログラム(著作権法第10条第1項第9号に規定するプログラム著作物を

いう。)及びデータベース(著作権法第12条の2に規定するデータベースの著作物をいう。)につい

ては,適用外とする。

(8) 秘密の保持

受注者は本事業を通じて知り得た情報を他へ漏らしてはならない。

(9) 納入期限及び場所

本事業の納入期限及び場所は,次のとおりとする。

納入期限 平成 27年 3月 31日(火)

納入場所 石岡市役所 総務部 情報政策課

石岡市役所 八郷総合支所