2020年度の高速道路事業の概要 - 高速道路・高速情...
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2020年4月
NEXCO中日本 名古屋支社
保全・サービス事業部
2020年度の高速道路事業の概要
1.名古屋支社の供用中路線の紹介
2.メンテナンスサイクルの実施
3.リニューアルプロジェクト
4.大規模規制計画
5.耐震工事
6.今年度の発注見通し
7.次世代高速道路の構築に向けた取り組み
(i-MOVEMENTプロジェクト)
目 次
1.名古屋支社の供用中路線の紹介管理路線 13路線
管理延長 約940km
事務所数(HSC) 10事務所
• 当支社は東名、名神、中央道などの重交通の高速道路約920kmを管理。• 開通後30年以上を経過した道路が約4割を占めるなど老朽化が進展。
■開通後の経年数別路線図
1.名古屋支社の供用中路線の紹介
■高速道路の経過年数の推移
床板下面の疲労劣化 舗装の亀裂
2.メンテナンスサイクル
• 省令点検において健全性Ⅲと診断された構造物への対策を優先に、早期かつ計画的な補修工事を実施。
• お客様への影響を考慮しながら、集中工事や昼夜連続規制も取り入れつつメンテナンスサイクルを確実に遂行。
床板の打替え
防護柵の取替え
床板防水
ジョイント部の非排水化
■予防保全■維持・修繕■点検・修繕計画
点 検
修繕計画の策定
• ライフサイクルコストの最小化、予防保全及び性能向上の観点から、必要かつ効果的な対策を講じ、 高速道路のネットワーク機能を長期にわたって健全に保つための大規模更新・修繕事業。
• 重大な変状に進展する恐れがある箇所を対象に、2015年~2029年までの15年間で実施。
3.リニューアルプロジェクト
■橋 梁・床板の取替え・桁の補強・高性能床板防水の施工
■トンネル:インバート設置
■土 工:グラウンドアンカー施工
4.大規模規制計画
• メンテナンスサイクルの確実な遂行のため、リニューアル工事をはじめとする大規模な交通規制を伴う工事を下記の区間、期間で実施予定。
2020年4月~8月上旬
4.大規模規制計画
2020年度4月~2021年3月
5.耐震工事
• 大規模地震の発生確率等を踏まえ、落橋・倒壊の防止対策に加え、路面に大きな段差が生じないよう、支承の補強や交換等を行う事業。
• 平成8年より前の道路橋示方書によって建設された橋梁を対象に、今後30年間に震度6弱以上の地震の発生確率が26%以上の地域を先行して推進。
■橋脚部鋼板巻立、梁部連続繊維シート巻立 ■支承取替え
施工前
施工後
施工前
施工後
10
5.耐震工事
https://www.c-nexco.co.jp/topics/993.html
【2019年8月公表(2020年2月更新)】•今後の耐震工事の事業計画や設計の方向性について弊社HPにて公表。•弊社HPドライバーズサイト ⇒ トピックス ⇒ 『橋梁の耐震補強計画について』
◆耐震設計・工事の事業計画
6.今年度の保全・サービス事業の発注見通し(工事)
【2020年4月公表】• 今年度内に土木、施設あわせて194件の工事を発注予定。• リニューアル工事は13件、耐震工事は15件。
種別 工種 件数うち、リニューアル
工事の件数うち、耐震工事の件数
土木工事 15 1 11舗装工事 24 1PC橋上部工工事 1橋梁補修工事 40 11 2塗装工事 9道路付属物工事 19土木補修工事 12 2解体工事 3
123 13 15建築工事 6電気工事 9通信工事 5管工事 2トンネル非常用設備工事 1受配電設備工事 17伝送・情報処理設備工事 6交通情報設備工事 24トンネル換気設備工事 1
71 0 0
194 13 15
土木工事
小計
施設物工事
小計
合計
6.今年度の保全・サービス事業の発注見通し(設計等)
【2020年4月公表】• 今年度内に土木、施設あわせて99件の設計等業務を発注予定。• リニューアル工事に係る設計等は33件、耐震工事に係る設計等は25件。
種別 工種 件数うち、リニューアル
工事の件数うち、耐震工事の件数
橋梁設計 62 24 23
トンネル設計 1
道路設計 6 3
その他土木設計 7 5
地質・土質調査 2
図面・調書作成 1
土木施工管理 3 1 2
82 33 25
建築設計 6
施設設備設計 11
17 0 0
99 33 25
小計
小計
合計
土木
施設
7.次世代高速道路の構築に向けた取り組み
◆i-MOVEMENTプロジェクト
メンテナンス改革 保全マネジメント改革
交通運用改革料金・サービス改革
高速道路の急加速的な老朽化や、災害への備えなど新たな事業による事業量の増、生産年齢人口の減少など、高速道路を取り巻く環境の厳しい変化に対し、最先端のICT技術・ロボティクスの導入により高速道路モビリティの進化を目指す取り組み。