2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス - Poole · 2020-03-23 ·...

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス 科目名 英語2 教員名 Rebecca Anne Arthur 授業種別 演習 授業形態 週間授業 開講間隔 週1回 単位数 1 履修年次 1 学期 後期 到達目標 ・初歩的な英語によるコミュニケーションができるようになる。 ・保育の現場で使用する基本的な英語力が身につき、対処できるようになる。 授業概要 保育を学ぶ受講者が、英語1に続いて、英語の基礎となる単語や表現を楽しく学べるように、ゆっくりと ステップアップしていきます。教材は保育所の生活で取り扱う内容で構成されています。童謡やゲームを 用いたり、異文化を理解するコーナーも設けます。ペアワークやグループワークなどのアクティビティを 通じて、簡単な英語でのコミュニケーションができるように進めます。英語話者が担当します。 授業計画 第 1 回 オリエンテーション、Lesson 16 : Lunch Menu ランチの献立 第 2 回 Lesson 17 : Toilet Training トイレット・トレーニング 第3回 Lesson 18 : The Message Notebook 連絡帳 第4回 Lesson 19 : Fighting けんか 第5回 Lesson 20 : The Face and Body 身体の部位 第6回 Lesson 21 : Injuries and Illnesses けがと病気 第7回 Lesson 22 : First Aid & Medical Care 救急処置 第8回 Lesson 23 : Telephone Calls 電話の応待 第9回 Lesson 24 : Telephone Messages 留守番電話 第 10 回 Lesson 25 : Field Trips 遠足 第 11 回 Lesson 26 : Annual School Calendar 年間行事予定 第 12 回 Lesson 27 : Baby Care 育児用品 第 13 回 Lesson 28 : Baby Development 赤ちゃんの成長 第 14 回 Lesson 29 : Graduation 卒園 第 15 回 Lesson 30 : National Holidays & Celebrations 祝日と記念日 授業方法 演習形式で、15のレッスンを毎時間1レッスンずつ、必要に応じて補助教材も用いながら進めます。各レ ッスンでは各シチュエーションで用いる基本の単語やフレーズを確認し、練習問題を通して文法や語法の ポイントを押さえます。毎回小テスト(リスニングやスピーキングを含むことがある)があります。レッ スン16から30まで保育所での出来事の流れに沿いつつ、日常英会話としても役立つよう取り組みま す。 授業外学習 ①授業で学習した英語表現が口をついて出てくるまでリスニングやスピーキングの練習をする。 ②授業の予習と宿題、小テストのための準備学習をする。 教科書 宮田学(編) 高橋妙子(著)『保育英語の練習帳』萌文書林、2014年 参考書 和英辞典(中辞典レベルがよい) 評価方法 小テスト 30% 授業参加度 40% 宿題 /クイズ 30% (小テスト等は採点・確認後、返却・フィードバックする。) 既修条件 なし 担当教員の実務経 験内容

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 英語2

教員名 Rebecca Anne Arthur

授業種別 演習 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 1

履修年次 1 学期 後期

到達目標 ・初歩的な英語によるコミュニケーションができるようになる。

・保育の現場で使用する基本的な英語力が身につき、対処できるようになる。

授業概要 保育を学ぶ受講者が、英語1に続いて、英語の基礎となる単語や表現を楽しく学べるように、ゆっくりと

ステップアップしていきます。教材は保育所の生活で取り扱う内容で構成されています。童謡やゲームを

用いたり、異文化を理解するコーナーも設けます。ペアワークやグループワークなどのアクティビティを

通じて、簡単な英語でのコミュニケーションができるように進めます。英語話者が担当します。

授業計画 第1回 オリエンテーション、Lesson 16 : Lunch Menu ランチの献立

第2回 Lesson 17 : Toilet Training トイレット・トレーニング

第3回 Lesson 18 : The Message Notebook 連絡帳

第4回 Lesson 19 : Fighting けんか

第5回 Lesson 20 : The Face and Body 身体の部位

第6回 Lesson 21 : Injuries and Illnesses けがと病気

第7回 Lesson 22 : First Aid & Medical Care 救急処置

第8回 Lesson 23 : Telephone Calls 電話の応待

第9回 Lesson 24 : Telephone Messages 留守番電話

第 10回 Lesson 25 : Field Trips 遠足

第 11回 Lesson 26 : Annual School Calendar 年間行事予定

第 12回 Lesson 27 : Baby Care 育児用品

第 13回 Lesson 28 : Baby Development 赤ちゃんの成長

第 14回 Lesson 29 : Graduation 卒園

第 15回 Lesson 30 : National Holidays & Celebrations 祝日と記念日

授業方法 演習形式で、15のレッスンを毎時間1レッスンずつ、必要に応じて補助教材も用いながら進めます。各レ

ッスンでは各シチュエーションで用いる基本の単語やフレーズを確認し、練習問題を通して文法や語法の

ポイントを押さえます。毎回小テスト(リスニングやスピーキングを含むことがある)があります。レッ

スン16から30まで保育所での出来事の流れに沿いつつ、日常英会話としても役立つよう取り組みま

す。

授業外学習 ①授業で学習した英語表現が口をついて出てくるまでリスニングやスピーキングの練習をする。

②授業の予習と宿題、小テストのための準備学習をする。

教科書 宮田学(編) 高橋妙子(著)『保育英語の練習帳』萌文書林、2014年

参考書 和英辞典(中辞典レベルがよい)

評価方法 小テスト 30%

授業参加度 40%

宿題 /クイズ 30%

(小テスト等は採点・確認後、返却・フィードバックする。)

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

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科目名 日本国憲法

教員名 吉井 武史

授業種別 講義 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 1 学期 後期

到達目標 ・近代立憲政治の思想と歴史を理解する。

・日本国憲法の三原則(平和主義・基本的人権の尊重・国民主権)につき洞察を深める。

・将来公教育に関わることを前提として、憲法理解を深める。

授業概要 本来、近代的な憲法・法律は、人を縛る不自由なものというよりは、むしろ国民の権利や安全を守ってく

れるものである。先人が寄せた憲法への期待、憲法成立過程とともに、憲法が具体的に国民の何を守ろう

としているのかにつき解説する。社会性、遵法精神とともに、社会への問題意識や参加意識を持つことも

促したい。

授業計画 第1回 憲法とは何か~イントロダクション~

第2回 日本国憲法の歴史(1)大日本帝国憲法成立まで

第3回 日本国憲法の歴史(2)日本国憲法成立まで

第4回 平和主義(1)その理念

第5回 平和主義(2)社会的現実

第6回 平和主義に関わる主な裁判

第7回 基本的人権の尊重(1)

第8回 基本的人権の尊重(2)新しい人権

第9回 基本的人権に関わる主な裁判

第 10回 勤労の義務と権利

第 11回 国民の政治参加(選挙・国会・地方政治)

第 12回 間接民主制(内閣)

第 13回 国民と司法の関わり(裁判所と裁判員)

第 14回 財政と改正

第 15回 まとめ

期末試験

授業方法 講義形式とする

授業外学習 頻繁に小テストを実施するので、予習・復習が必須である。

教科書 随時,資料を配布する

参考書 授業中に適宜紹介する

評価方法 期末試験 70%、小テスト 30%。

小テストは必ず次週に返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

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科目名 気象と生活

教員名 大嶋 耕一

授業種別 講義 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 1 学期 前期

到達目標 ・ テレビや新聞、インターネットで得られる気象情報を積極的に活用できるようになる。

・ 特に気象災害についての知識を習得し、少なくとも自分と身の回りの人の安全を確保できるようにな

る。

授業概要 インターネットが普及したおかげで、気象情報はいつでも好きなときに、リアルタイムな情報を得られ

るようになった。この授業では、まず最も基本的な気象に関する知識を学ぶ。次に、どこでどのような気

象情報が得られ、それをどう生活の中で活用できるのかについて学ぶ。また、特に台風、雷、竜巻、集中

豪雨といった、シビアな気象現象について正しい知識を習得し、災害から身を守るための能力を養う。

授業計画 第1回 オリエンテーション、ネットで得られる気象情報

第2回 地上天気図と高層天気図

第3回 気象衛星画像、気象レーダー

第4回 天気予報と警報・注意報

第5回 地球の大気、地球の熱収支

第6回 温室効果、放射冷却、水蒸気

第7回 雲のできかた

第8回 雲の種類、雨や雪の降る過程

第9回 気圧と風、大気の大循環

第 10回 気団と前線、温帯低気圧

第 11回 梅雨前線、台風

第 12回 大気の安定・不安定、積乱雲と雷雨

第 13回 今日明日の天気を予想してみよう

第 14回 集中豪雨や竜巻などによる気象災害

第 15回 代表的な気圧配置と気象現象

期末試験

授業方法 講義を中心に行う。

授業外学習 毎回宿題プリントを配布するので、オリエンテーションで説明する方法で提出すること。

教科書 教科書は使用せず、必要な資料を配付する。

参考書 気象庁ホームページ(http://www.jma.go.jp/jma/index.html)

青木孝監修『図解 気象・天気の仕組みがわかる事典』成美堂出版、2009年

岩谷忠幸『プロが教える気象・天気図のすべてがわかる本』ナツメ社、2011年

岩槻秀明『天気図の読み方がよ~くわかる本』秀和システム、2010年

評価方法 期末試験 50%、宿題 30%、授業への取り組み 20%

宿題プリントは、授業前日までに事前提出したものを添削し、いったん返却した上で、授業冒頭で解説し

たものを再提出する。評価の際は事前提出のあるものを高く評価する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

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科目名 ジェンダー論

教員名 佐竹 純子

授業種別 講義 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 1 学期 後期

到達目標 ・「ジェンダー」という用語を説明することができる。

・性差別のない社会を築くために必要な知識や考える力を身につける。

授業概要 現代日本の男女共同参画社会における「ジェンダー」をめぐる諸問題について考える。まず過去の文献を

読み解き、女性解放思想(フェミニズム)の歴史をふりかえり、男女平等をめざす国際的な取り組みにつ

いて理解する。「ジェンダー」と他の社会的諸問題との関係を明らかにすることで、「ジェンダー」をめぐ

ってこれまで日本で当然とされてきた考え方について批判的にみていく。

授業計画 第1回 オリエンテーション、ジェンダーとは

授業の進め方について説明し、ジェンダーや性差など基本概念について解説する

第2回 教育とジェンダー(1)

現代の幼児教育保育、学校教育、進路選択についてジェンダーの視点から検証する

第3回 教育とジェンダー (2)

教育をめぐる西洋思想の文献をジェンダーの視点から読み解く

第4回 家族・仕事・性役割

主婦の誕生から「ケア」の社会化まで、性役割をめぐる歴史をふりかえる

第5回 まとめと復習テスト(1)

第1回~第4回の授業のまとめをし、復習テストをおこなう

第6回 女性差別撤廃条約の意義

女性差別撤廃条約など、国際的な男女平等をめざす取り組みについて解説する

第7回 男女雇用機会均等法と労働

日本の男女雇用機会均等法の成立と改正、非正規雇用とジェンダーについて検討する

第8回 北京行動綱領以降の課題

北京行動綱領以降の課題として、貧困、政策決定、女性に対する暴力撤廃等について考察する

第9回 男女共同参画社会基本法

現代日本の男女共同参画社会について解説し、ジェンダー平等社会を展望する

第10回 まとめと復習テスト(2)

第6回~第9回の授業のまとめをし、復習テストをおこなう

第11回 スポーツとジェンダー

近代スポーツにおける性差別や暴力の問題に目を向け、性差について再考する

第12回 大衆文化とジェンダー

ディズニーやジブリのアニメや映画などの大衆文化をジェンダーの視点から読み解く

第13回 ことば・メディアと性差別

ことばやメディアにおける性差別に注目し、差別是正の方向を探る

第14回 性差別のない社会をめざして

性の多様性などジェンダーをめぐる最新情報を紹介しつつ、性差別のない社会を展望する

第15回 まとめ

授業全体のまとめ・レポートの提出と発表はこの回までにおこなう

授業方法 ・講義形式とし、視聴覚教材による学習も行なう。

・毎回の授業の最後に課題を提出する。

授業外学習 ・第2回目以降の授業で予習の課題を出すことがある。

・第5回と第10回に復習テストをおこなうので、指定された範囲の授業の復習をする。

・第15回までにテーマを選びジェンダーの視点からレポートにまとめ発表をするので、そのための準備

学習をする。

教科書 自作プリント

参考書 授業中に紹介

評価方法 課題提出 20%、授業への参加度 30%、復習テスト 20%、レポートと発表 30%

課題や復習テストは確認後、返却する

既修条件 なし

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担当教員の実務経

験内容

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科目名 日本の文学

教員名 西尾 宣明

授業種別 講義 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 1 学期 前期・後期

到達目標 1.小説や詩、短歌などの文芸作品の読解を通じて、日本語の表現文化の本質性と芸術性を理解することが

できる。

2.文芸作品に認められる時代性や風土性の理解を通じて、日本の言語文化の感性や思想を認識することが

できる。

授業概要 1920年以降の小説作品を時代順に読解する。そして、そこに認められる日本文化の特質や感覚性に

ついて理解を深める。具体的には、大正モダニズムと白樺派文芸、昭和の都市を描いた文芸、戦争時代を

描いた文芸、昭和30年代の日本を描いた文芸、現代の若者を描いた文芸などである。

また、日本文化の伝統性を理解するために、短歌や詩の講義も行う。近代日本の歴史的展開を視野に、

文芸に認められる思想性と感覚性を考察する。

授業計画 第1回 オリエンテーション

授業の進め方と評価方法を説明し、文芸作品へのアプローチの方法を理解する。

第2回 大正時代と白樺派

日本近代の文芸史と白樺派について考える

第3回 志賀直哉作品に描かれる人間像

『清兵衛と瓢箪』『和解』などの作品を読解する。

第4回 日本の近代化と1920年代

日本の近代化と文芸作品の展開との関係性を講義する。

第5回 小説読解の多様性

横光利一『頭ならびに腹』を読解し、理解のあり方の多様性を理解する

第6回 モダニズム時代の都会と農村

宮沢賢治『注文の多い料理店』の読解、ならびに児童文化としての絵本の画像について考察

する。

第7回 自然からの人間への復讐

宮沢賢治『注文の多い料理店』の読解、ならびに児童文化としての絵本の画像について考察

する。

第8回 戦争と日本人

遠藤周作『海と毒薬』の読解を通じて、戦争時代の人間の狂気について講義する。

第9回 戦争と狂気

遠藤周作『海と毒薬』の読解を通じて、戦争時代の人間の狂気について講義する。

第10回 戦争時代の若者と現代の若者

荻原浩『僕たちの戦争』の読解を通じて、戦争時代と現代の若者との違いを考察する。

第11回 時代と人間の普遍性

荻原浩『僕たちの戦争』の読解を通じて、戦争時代と現代の若者との違いを考察する。

第12回 ロリータとヤンキー

嶽本野ばら『下妻物語』の読解を通じて、若者の価値観と友情について考える。

第13回 友情と人間

嶽本野ばら『下妻物語』の読解を通じて、若者の価値観と友情について考える。

第14回 堺と与謝野晶子

近代短歌の様式と与謝野晶子について講義する。

第15回 近代文芸の様式と方法

近代文芸史を講義し、日本文化について考える。

授業方法 講義を中心とする。また、映画化された作品鑑賞も行う。

授業外学習 ①講義までに、該当する小説作品を読む。

②講義で課題としたレポートなどを作成する。

教科書 プリントを配布する。

参考書 授業中に適宜紹介する。

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

評価方法 レポート2回70%、授業への参加度30%(ミニッツペーパー、レポート、授業の理解度など)

提出物は、確認後返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 社会心理学

教員名 苅野 正美

授業種別 講義 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 1 学期 後期

到達目標 1.社会心理学の基礎理論を修得できる。

2.自己と他者、集団、社会との相互関係の理解を深めることができる。

授業概要 この講義では、社会心理学の知見から社会や組織集団と個人との相互関係について解説する。はじめに、

自己認知や対人認知などを取り上げ、個人内過程を概観する。次に、対人魅力や説得と態度変化を解説し、

対人関係の諸側面について考察する。さらに、集団行動、集団過程、社会的交換など、個人が所属するさ

まざまな組織と自己との関係について解説する。

授業計画 第1回 社会心理学を理解するために

社会心理学が対象とする問題や研究方法について、基本的考え方をとらえる

第2回 自己認知

「自己」の概念、自己と社会的適応、自尊感情について解説する

第3回 対人認知(1)

印象形成、対人認知のプロセスモデル、対人認知の個人差について解説する

第4回 対人認知(2)

帰属と帰属のバイアス、対人認知と感情について解説する

第5回 社会的認知

対人認知における歪み、ステレオタイプ、自己成就的予言について解説する

第6回 態度形成と変容

対人魅力、態度と認知、説得的コミュニケーションについて説明する

第7回 社会的影響過程

集団規範と同調、少数派の影響について解説する

第8回 社会的交換

社会的交換理論と衡平理論について理解する

第9回 対人葛藤と交渉

対人葛藤と認知、葛藤解決の手続き、対人葛藤と動機について解説する

第 10回交渉と取引

利害に基づく葛藤関係の解決過程について解説する

第 11回社会的公正

分配的公正、手続き的公正について解説する

第 12回ソーシャル・サポート

ソーシャル・サポートのメカニズム、ソーシャル・サポートとストレスおよび健康との関連に

ついて

説明する

第 13回集団の生産性

社会的促進、社会的手抜きについて解説する

第 14回集団意思決定

集団意思決定、集団極性化、集団的浅慮について説明する

第 15回 社会的ジレンマと協力

社会的ジレンマと社会的かしこさについて解説する

期末試験

授業方法 講義が中心となるが、内容の理解を深めるためにグループワークや視聴覚教材なども取り入れる。

授業外学習 ・予習として教科書の該当する章を事前に読み、専門用語等を理解しておくこと。

・毎回、前回の授業に関するミニテストを行うので、必ず復習をすること。

・第 10回の授業でレポートを提出するので、それまでの授業内容を復習しておくこと。

教科書 山田一成・北村英哉・結城雅樹『よくわかる社会心理学』ミネルヴァ書房,2007年

参考書 1.池上知子・遠藤由美『グラフィック社会心理学第2版』サイエンス社,2011年

2.潮村公弘・福島治『社会心理学概説』北大路書房,2007年

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

その他、授業で紹介する。

評価方法 期末試験 60%,課題レポート 30%,授業への参加度10%

課題を理解したうえで、具体的・理論的に述べ、的確に記述することを求める。提出物は確認後、必要に

応じてコメントを付し返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 堺の文化

教員名 西尾 宣明、加藤 晴美 他

授業種別 講義 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 1 学期 後期

到達目標 1.本学が所在する堺や南大阪の、文化的歴史的特色を学び、地域への理解を深めることができる。

2.地域への理解を深めることで、地域社会に対する豊かな感情を醸成することができる。

3.地域社会で活躍するさまざまなゲストスピーカーの講義を通じて、地域研究の現状と課題を理解する

ことができる。

授業概要 本学が所在する堺や南大阪の地域としての、特色、歴史、文化、産業などを学び、地域への理解を深め、

地域に対する豊かな感情を醸成する。

それぞれの分野について専門的知識や経験を有するゲストスピーカーを招き、堺を中心に広く南大阪が

もつ歴史的文化的特色や、独自の風土また産業などについて、講義を中心に授業をすすめる。

授業計画 第1回 オリエンテーション〈講義・評価の方法、堺の歴史概説〉

第2回 「堺学」とはなにか

地域学および堺学の具体的方法について解説する。

第3回 堺と大航海時代

15世紀から16世紀にかけての、世界と堺の関係や、キリスト教の役割などを講義する。

第4回 茶道の歴史

堺とゆかりの深い茶道の成立と展開について理解する。

第5回 千利休と堺

堺出身の茶人千利休の生涯と思想を解説する。

第6回 堺の観光文化

歴史都市堺の観光戦略と観光資源について講義する。

第7回 南大阪の歴史的街道(1)

高野街道や紀伊街道など堺にゆかりのある街道と、その歴史について講義する。

第8回 近代の堺

近現代の堺の発展について学習する。

第9回 南大阪の産業

南大阪の伝統産業とその成り立ちについて講義する。

第10回 与謝野晶子と、女性史

与謝野晶子から、女性の職業と生活について学ぶ。

第11回 線香の歴史

堺線香の成り立ちと、継承について学ぶ。

第12回 日本の喫茶方法

お茶の歴史と、お茶の入れ方などを学ぶ。

第13回 地域文化を学ぶ意義

地域の歴史を学ぶ意義を考察する。

第14回 堺事件と近代文学

堺事件の解説およびそれを素材とする小説作品の内容を考察する。

第15回 まとめ

期末試験

授業方法 講義を中心とし、映像・画像鑑賞も交える。ゲストスピーカーの予定等で、講義予定を一部変更すること

もある。

授業外学習 ① ノート形式のプリントを整理し、各講義の内容を理解する。

② 講義に関するレポートを課すので、期末試験時に提出する。

教科書 『国際堺学を学ぶ人のために』 木村一信・西尾宣明(編)、世界思想社、2013年 12月

ほかに、各講義ごとにプリント、資料などを配布する。

参考書 『大阪近代文学事典』日本近代文学会関西支部編、和泉書院、2005年5月。

ほかは、授業中に適宜紹介する。

評価方法 期末試験60%、ミニッツペーパー・レポートなど20%、授業の参加度20%(教員からの質問への回

答など)

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提出物等は、確認後返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 社会学

教員名 森定 玲子

授業種別 講義 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 1 学期 後期

到達目標 ・社会学の基本的なアプローチを理解する。

・「家族」を取り巻く現象についての理解が深まる。

授業概要 私達がいかに社会を作っているのか、社会が私達をいかに規定しているのか-社会学はこの2つの方向

から社会と個人の関係を解き明かそうとする。この授業では、「家族」という私達に最も身近な集団に焦

点を当て、「私的で個人的な事柄」が「社会」の影響を受けていることを検証する。と同時に、「私的で個

人的な選択」が、「社会」の仕組みを大きく変えていくことを考察する。

授業計画 第1回 オリエンテーション(評価法と講義目的について)/社会学とは何か

第2回 家族とは何か

第3回 家族の人口学

第4回 法律婚と事実婚

第5回 国際結婚

第6回 同性婚・パートナーシップ制度

第7回 家庭の中の暴力

第8回 離婚、再婚、ステップファミリー

第9回 ひとり親家庭

第 10回 貧困を考える

第 11回 教育と家族

第 12回 若者と仕事

第 13回 仕事と格差

第 14回 晩婚化、未婚化、非婚化

第 15回 高齢者と家族

期末試験

授業方法 主として講義の形で行う。適宜、グループ討議を組み入れる。

授業外学習 毎回、課題用紙が配布され、翌週提出する。テーマに関する情報をインターネットで検索したり、関連す

る新聞記事を読んでコメントを書いたりする。

教科書 指定なし。適時、資料(プリント)を配布する。

参考書 岩間暁子・大和礼子・田間泰子『問いからはじめる家族社会学』(有斐閣)2015

神原文子・杉井潤子・竹田美知『よくわかる現代家族[第2版]』(ミネルヴァ書房)2016

永田夏来・松木洋人『入門 家族社会学』(新泉社)2017

評価方法 期末試験 50%、毎回の課題用紙提出 40%、授業への参加度10%(教員からの質問等に応じて的確に回答

していくことを標準とし、積極的な発言などを評価する。)提出課題は確認後に返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 国際理解

教員名 佐竹 純子

授業種別 講義 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 1 学期 前期・後期

到達目標 ・グローバルな視点で日本と世界の関係を理解できる。

・さまざまな側面から、世界の人々の相互理解のために何が必要かを考えるための知識を習得する。

授業概要 世界を広域、あるいは特定の地域に注目して、文化、歴史、政治、経済、社会などの問題を扱い、国際理

解を深める。とくに、日本社会が国際社会とどのように向き合い、国際問題にどのように対処すればよい

のか、また、どうすれば世界の人々が共存の道を歩むことができるかについて、歴史的な視点を大切にし

ながら、学習する。

授業計画 第1回 オリエンテーション(授業の目的、進め方、評価方法など)

第2回 世界地図に親しむ

世界の地域について概説し、地図の読み方になれる

第3回 世界遺産と観光

ユネスコ世界遺産や観光について「平和の文化」という視点から考察する

第4回 多言語のすすめ

世界の言語状況について概説し、国連公用語などの諸言語による挨拶になれる

第5回 食とマナー

食とマナーについて異文化理解という視点から宗教や経済関係にふれつつ解説する

第6回 世界史に親しむ

現代の時事問題・国際問題を歴史的視点から読み解く方法を身につける

第7回 国際連合と持続可能な開発

国際連合の役割や機関、持続可能な開発目標について解説する

第8回 まとめと復習テスト

第2回から第7回の授業の内容を復習し、一般教養・時事問題形式の復習テストをおこなう

第9回 世界の女性と子ども(1)

世界の女性と子どもがおかれている状況を新聞やビデオを通して知る

第10回 世界の女性と子ども(2)

世界の女性と子どもの現状と課題について貧困・開発・移住などの視点から考察する

第11回 アフリカ系音楽からK-POPまで(1)

ポピュラー音楽の発展に多大な貢献をしてきたアフリカ系音楽について解説する

第12回 アフリカ系音楽からK-POPまで(2)

アフリカ系音楽の影響に留意しつつ世界のポピュラー音楽を鑑賞する

第13回 多文化のすすめ

日本における多文化共生の現状と課題について考察し、世界の多文化共生の状況にふれる

第14回 国際平和のために

平和と暴力の定義、日本の平和主義、グローバルな平和構築について考察する

第15回 まとめ

授業全体のまとめ・レポートの提出と発表はこの回までにおこなう

授業方法 講義中心であるが、視聴覚教材を用いることがある。

授業外学習 授業内容に応じた課題を出すことがある。

第8回に復習テストを行なうので、指定された範囲の授業の復習をする。

第15回までに世界の地域とテーマを選んでレポートにまとめ発表をするので、そのための準備学習をす

る。

教科書 自作プリント

参考書 授業中に紹介する。

評価方法 課題提出 30%、復習テスト 10%、レポートと発表 30%、授業への参加度 30%

課題や復習テストは確認後、返却する

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 生活創造 A

教員名 上山 博 大土恵子

授業種別 演習 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 1 学期 後期

到達目標 1.自らの計画で野菜を栽培し、収穫し調理することによって、自分の人生や生活、進路の指針を探求す

る力(=生活創造力)を身に着けるとともに、命の大切さを理解する。

2.野菜栽培や、里山の観察及び植物の食べ方や加工法の習得通じ、環境、食糧問題の重要性を理解する。

3.栽培活動や調理が保育や幼児教育の一手段となることを理解する。

4.旬の野菜やそれを活用した調理で、季節の多様性を実感する。

5.健康な心と身体を育てるための、「食」に関する知識や技術を身につける。

授業概要 生活創造(=「自己の人生や生活を創りだす」)は、学生一人ひとりが広い視野をもって自分の人生や生

活、進路の指針を探求するために設定する科目である。多様で自由な発想を大切にしたい。そのため、学

生の主体的、積極的な学習参加、姿勢が求められる。

本授業においては、野菜作りの栽培計画を自ら立て、その計画に基づきグループで野菜栽培を実践すると

ともに、収穫したものを調理し食することによって、植物の命の大切さや食育についての理解を深める。

併せて、グループ活動を通じて、連携や社会人としての職業意識、仕事に対する考え方を深める。生活の

中心である食領域を学修することによって、自己の健康や生活に一定の指針を得る。

授業計画 1. オリエンテーション 秋野菜の作付け計画、ポタジェの土づくり、ホウレンソウ、大根、カブの種ま

き、稲木づくり

2. 稲刈り、落花生の収穫

3. ダイコン、カブの間引き、ポップコーンづくり

4. ダイコン、カブの間引きと間引き菜の調理

5. サツマイモの収穫、焼きいも

6. サツマイモの収穫と芋を使った調理

7. ホウレンソウ、カブの収穫

8. 里芋の収穫と貯蔵、大根の収穫

9. ジャガイモの収穫とじゃがバター

10. キャベツ、白菜の収穫

11. 餅付き

12. 秋冬野菜の収穫、調理1

13. 秋冬野菜の収穫、調理2

14. ポタジェ、菜園の片付け

15. 生活創造Aの反省(保育活動や幼児教育への生かすためのテーマで意見交換ブレーンストーミング)

(天気や作物の生育状況によって変更することがあります。)

授業方法 授業は菜園における実習と調理室での調理を中心に行います。

グループで栽培計画を樹立しその計画に基づき、野菜作倍を行います。また、収穫方法も習得し、その方

法で収穫した野菜を用いて調理を行います。

受講者は自主的に積極的に相互の協力によって創り上げることが基本です。

菜園の管理(水やり、除草、施肥(肥料まき))等を自分自身が栽培計画に基づいて自主的に行なってく

ださい。

菜園での授業の時は、農作業が出来る服装で出席してください。

授業外学習 菜園や個人畑の植栽されている作物を注意深く観察し、自主的に菜園を管理すること。

情報整理ノート(自己の食生活チェックを作成し、自己評価を記述)を毎時間授業開始時に提出する。

収穫する野菜で、何を調理するかレシピを作りレポートとして提出する。

教科書 必要に応じてプリントを配布します。

参考書 松井孝編 イチバン親切な野菜づくりの教科書 新星出版

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

北条雅章監修 まるごとわかる!野菜づくり手帖 池田書店

NHK趣味の園芸 HPもみてくだい{http://www.shuminoengei.jp/}

評価方法 菜園実習: 授業への参加度を 60%とする。授業への参加度は、教員からの質問等に応じて的確に回答し

ていくことを標準として、論理性、積極性、自主性を高く評価する。ポタジェの作物の管理状況 30%、レ

ポート(内容、提出状況)10%

調理実習:授業への参加度を 70%とする。授業への参加度は、教員からの質問等に応じて的確に回答して

いくことを標準として、論理的、積極的な発言をより高く評価する。授業外学習に提示している情報整理

ノート 15%、個人レポート 15%、情報整理ノートは確認後返却する。

(菜園実習点×0.6)+(調理実習×0.4)=生活創造Aの評価

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

農林水産関係技術員

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 生活創造 B

教員名 上山 博、大土恵子

授業種別 演習 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 1 学期 前期

到達目標 1.自らの計画で野菜を栽培し、収穫し調理することによって、自分の人生や生活、進路の指針を探求す

る力(=生活創造力)を身に着けるとともに、命の大切さを理解する。

2.野菜栽培や、里山の観察及び植物の食べ方や加工法の習得通じ、環境、食糧問題の重要性を理解する。

3.栽培活動や調理が保育や幼児教育の一手段となることを理解する。

4.旬の野菜やそれを活用した調理で、季節の多様性を実感する。

5.健康な心と身体を育てるための、「食」に関する知識や技術を身につける。

授業概要 生活創造(=「自己の人生や生活を創りだす」)は、学生一人ひとりが広い視野をもって自分の人生や生

活、進路の指針を探求するために設定する科目である。多様で自由な発想を大切にしたい。そのため、学

生の主体的、積極的な学習参加、姿勢が求められる。

本授業においては、野菜作りの栽培計画を自ら立て、その計画に基づきグループで野菜栽培を実践すると

ともに、収穫したものを調理し食することによって、植物の命の大切さや食育についての理解を深める。

併せて、グループ活動を通じて、連携や社会人としての職業意識、仕事に対する考え方を深める。生活の

中心である食領域を学修することによって、自己の健康や生活に一定の指針を得る。

授業計画 1. オリエンテーション、ヨモギ摘み、ヨモギ団子作り

2. ポタジェ(個人畑)づくり、土の搬入、夏野菜苗の定植1、スナップエンドウ収穫体験

3. スナップエンドウ収穫、スナップエンドウを使った調理

4. 夏野菜(コーン)の定植、モチ米の種まき、イチゴの収穫体験

5. イチゴの収穫、イチゴの調理

6. タマネギの収穫体験と保存、タマネギのホイル焼き

7. ジャガイモの収穫体験と品種別食べ比べ、サツマイモ苗定植

8. 大麦の収穫と田植え

9. タマネギ、ジャガイモの収穫と調理

10. 小麦の収穫、夏野菜の中間管理

11. 麦の脱穀と麦茶作り。

12. 夏野菜の収穫体験とコーンの収穫と試食、赤しその収穫と紫蘇ジュース作り

13. 夏野菜の収穫と調理(1)

14. 夏野菜の収穫と調理(2)

15. 生活創造Bの反省(保育活動や幼児教育への生かすためのテーマで意見交換ブレーンストーミング)

(天気や作物の生育状況によって変更することがあります。)

授業方法 授業は菜園における実習と調理室での調理を中心に行います。

グループで栽培計画を樹立しその計画に基づき、野菜作倍を行います。また、収穫方法も習得し、その方

法で収穫した野菜を用いて調理を行います。

受講者は自主的に積極的に相互の協力によって創り上げることが基本です。

菜園の管理(水やり、除草、施肥(肥料まき))等を自分自身が栽培計画に基づいて自主的に行なってく

ださい。

菜園での授業の時は、農作業が出来る服装で出席してください。

授業外学習 菜園や個人畑の植栽されている作物を注意深く観察し、自主的に菜園を管理すること。

情報整理ノート(自己の食生活チェックを作成し、自己評価を記述)を毎時間授業開始時に提出する。

収穫する野菜で、何を調理するかレシピを作りレポートとして提出する。

教科書 必要に応じてプリントを配布します。

参考書 松井孝編 イチバン親切な野菜づくりの教科書 新星出版

北条雅章監修 まるごとわかる!野菜づくり手帖 池田書店

NHK趣味の園芸 HPもみてくだい{http://www.shuminoengei.jp/}

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

評価方法 菜園実習: 授業への参加度を 60%とする。授業への参加度は、教員からの質問等に応じて的確に回答し

ていくことを標準として、論理性、積極性、自主性、協調性を高く評価する。菜園の作物の管理状況30%

レポート(内容、提出状況)10% 提出したレポートは確認後に返却する。

調理実習:授業への参加度を 70%とする。授業への参加度は、教員からの質問等に応じて的確に回答して

いくことを標準として、論理的、積極的な発言をより高く評価する。授業外学習に提示している情報整理

ノート 15%、個人レポート 15%、情報整理ノートは確認後返却する。

(菜園実習点×0.6)+(調理実習×0.4)=生活創造Bの評価

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

農林水産関係技術員

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 コンピュータ活用演習

教員名 和田 慎二郎

授業種別 演習 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 1

履修年次 2 学期 前期

到達目標 ・サーティファイ主催のWord、Excel検定の3級あるいは2級に合格できる。

・Word、Excelの経験が浅い受講者は3級合格レベルの実力を身につける。

・すでに3級レベルの資格を取得した受講者は、2級合格レベルの実力を身につける。

※株式会社サーティファイは、主に社会人を対象に、ビジネスの能力を認定する各種検定試験を主催して

いる。取得した資格は、2級、3級に関わらず、就職試験のための履歴書に記載できる。

授業概要 この授業では、Word、Excelについて、実践形式の演習を通してそれらの検定の3級、2級合格レベル

の実力を身につける。

授業は、受講者それぞれの経験・技能を踏まえて、各自が目標を立て、自分のペースで進めるようにす

る(Word、Excelそれぞれの最初の3級模擬問題1のみ一斉に行う)。

授業計画 1.オリエンテーション、前半(Word)の準備

Word3級レベルの演習(1)の 1/3 「体験学習の案内文書」を作成する。

模擬問題1の問題2~問題3(1)までを、一斉に行う。

1つ1つの作業を、受講者全員が正しく実行できたことを確認してから、次に進む。

2.Word3級レベルの演習(1) の 2/3

前回の続きとして、模擬問題1の問題3(2)~問題4(1)までを、一斉に行う。

1つ1つの作業を、受講者全員が正しく実行できたことを確認してから、次に進む。

3.Word3級レベルの演習(1)の 3/3

前回の続きとして、模擬問題1の問題4(2)~問題5までを、一斉に行う。

1つ1つの作業を、受講者全員が正しく実行できたことを確認してから、次に進む。

【初心者】

4.Word3級レベルの演習(2)

「オリーブオイルフェアの案内」を作成する。

5.Word3級レベルの演習(3)

「エコにつながる節約生活の案内文書」を作成する。

6.Word3級レベルの演習(4)

デジタルカメラ活用講座を告知する文書を作成する。

7.Word3級レベルの演習(5)

「花粉症対策用品の販売促進のチラシ」を作成する。

【経験者】

4.Word2級レベルの演習(1)

「紹介冊子」を作成する。

5.Word2級レベルの演習(2)

「広告」を作成する。

6.Word2級レベルの演習(3)

インフォメーションカタログを作成する。

7.Word2級レベルの演習(4)

インフォメーションカタログを作成する(前回の続き)。

8.後半(Excel)の準備

Excel3級レベルの演習(1) の 1/3 「仕入元別販売数量表」の集計・抽出を行い、「仕入元別販売比率」

を示す円グラフを作成する。

模擬問題1の問題1~問題2までを、一斉に行う。

1つ1つの作業を、受講者全員が正しく実行できたことを確認してから、次に進む。

9.Excel3級レベルの演習(1) の 2/3

前回の続きとして、模擬問題1の問題3~問題4までを、一斉に行う。

1つ1つの作業を、受講者全員が正しく実行できたことを確認してから、次に進む。

10.Excel3級レベルの演習(1) の 3/3

前回の続きとして、模擬問題1の問題5を、一斉に行う。

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

1つ1つの作業を、受講者全員が正しく実行できたことを確認してから、次に進む。

【初心者】

11.Excel3級レベルの演習(2)

「都市別人口表」の集計・抽出を行い、「子ども・高齢者人口比較」を示す面グラフを作成する。

12.Excel3級レベルの演習(3)

「開発部経費内訳表」の集計・抽出を行い、「月別経費増減」を示す折れ線グラフを作成する。

13.Excel3級レベルの演習(4)

「12月生活費表」と「年間集計表」の集計・抽出を行い、「生活費グラフ」を示す面グラフを作成す

る。

14.Excel3級レベルの演習(5)

「新商品地区別売上表」の集計・抽出を行い、「新商品売上比較」を示す横棒グラフを作成する。

【経験者】

11.Excel2級レベルの演習(1)

「競技施設予約状況表」の集計を行い、「今期売上状況」のグラフを作成し、予算配分の試算を行う。

12.Excel2級レベルの演習(2)

「販売員別週間売上表」の集計を行い、商品別売上構成比のグラフを作成し、四半期売上表を作成す

る。

13.Excel2級レベルの演習(3)

項目別・年代別の支出の一覧表を作成し、ピボットテーブルを使って集計し、グラフを使って平均

金額と比較し、変動支出を節約する目標値を計算する。

14.Excel2級レベルの演習(4)

項目別・年代別の支出の一覧表を作成し、ピボットテーブルを使って集計し、グラフを使って平均

金額と比較し、変動支出を節約する目標値を計算する(前回の続き)。

15.これまでの未提出課題等の総仕上げ

授業方法 この授業では、Word、Excel検定の問題集に取り組む。この問題集には解説がほとんど無いため、Word、

Excelそれぞれの最初の3級模擬問題1は一斉に行う。1つずつの作業について説明し、受講者全員が理

解し正しく実行できたことを確認してから、次の作業に進む。3級模擬問題1を充分に理解し課題を完成

できると、3級模擬問題2以降は同様な問題となるため、各自が自分のペースで進めていく。難易度に余

裕のある受講者は2級の模擬問題に取り組む。

※Word、Excelの文書ファイルを保存するためのUSBメモリーを持参すること。

授業外学習 ・授業時間内に必要な課題を完成できない場合、授業外で完成させ期限内に提出すること。

・学外で取り組む場合は、Word、Excelの文書ファイルを保存するためのUSBメモリーを持参すること。

・Word2級, Excel2級を受験する場合は、各自で知識問題に取り組むこと(授業では実技問題のみを扱

う)。

教科書 サーティファイ編著『Word文書処理技能認定試験3級問題集(2016対応)』,サーティファイ

サーティファイ編著『Word文書処理技能認定試験2級問題集(2016対応)』,サーティファイ

サーティファイ編著『Excel表計算処理技能認定試験3級問題集(2016対応)』,サーティファイ

サーティファイ編著『Excel表計算処理技能認定試験2級問題集(2016対応)』,サーティファイ

(注)3級か2級のどちらかを選び、Word2016とExcel2016の両方の問題集を必ず入手すること。Word2016

(2級)と Excel2016(3級)のような組み合わせも可とする。

参考書 必要に応じて授業で紹介する。

評価方法 授業への参加度50%、提出課題50%

提出課題は、確認後、返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 韓国語1

教員名 金 洪仙

授業種別 演習 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 1

履修年次 1 学期 前期

到達目標 ・韓国語の読み書きができる。

・韓国語で自己紹介や簡単な挨拶と会話ができる。

・韓国語学習を発展させて、韓国の文化や社会についても理解する。

授業概要 韓国と日本は古来、多岐にわたり交流を続けてきた。韓国語の習得により隣国への理解を深め、さらに

良い関係を築けるようにする。

前期では基礎的な母音・子音などの文字を学んだうえで、会話練習を中心に授業を進めていく。同時に

視聴覚教材を利用し、韓国社会・文化を楽しく紹介する。

授業計画 第1回 オリエンテーション(授業の進め方、成績評価の説明、韓国と韓国語について)

第2回 [文字と発音編]・10個の子音字を覚える・有声音化を理解する・文字を書いて覚える

第3回 [文字と発音編]・激音と濃音がわかる・平音・激音・濃音を区別する・文字を書いて覚える

第4回 [文字と発音編]・11個の合成母音字がわかる・文字を書いて覚える

第5回 [文字と発音編]・パッチム(終声)がわかる・連音化・濃音化を理解する・漢数字 を覚える

第6回 [文字と発音]の復習と練習

第7回 第1課・お会いできて嬉しいです・自己紹介(名前・出身地などを聞いて答える)

第8回 第2課・私の弟です(家族の紹介・家族について話す)

第 9 回 復習と練習・ペアワーク&グループワークで会話練習

第 10 回 第3課・図書館ではありません(場所を聞く・確認する)

第 11回 第4課・ここに傘はありませんか(モノの有無や位置について話す)

第 12 回 復習と練習・ペアワーク&グループワークで会話練習

第 13回 第5課・映画、お好きですか(趣味について話す・好き嫌いをいう)

第 14回 第6課・小説家になりたいです(職業や夢について話す・相手の意向を聞く)

第 15 回 学習到達度最終確認(授業内テスト)

授業方法 プリント、パワーポイント、DVD等を使用する。

授業外学習 第2回以降は授業内容にあった課題を出す。

教科書 授業中に適宜紹介する。

参考書 『パランセ 韓国語会話入門』(朝日出版社)を使用する。購入は学生の任意(自由)とする。

評価方法 学習到達度最終確認(授業内テスト) 50% 授業への参加度(課題、小テスト、発音・会話練習)50%の割

合で評価する。授業への参加度は、教員からの質問等に回答することとし、積極的な発言をより高く評価

する。授業内課題は確認・採点後に返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 韓国語2

教員名 金 洪仙

授業種別 演習 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 1

履修年次 1 学期 後期

到達目標 前期で学んだ基礎を固め、大意を汲み取るリスニング、簡単な意思を伝えることができるようになる。簡

単な自己紹介ができ、行きたいところを尋ねて行けるようになることを目指す。

授業概要 「韓国語初級1」を履修した学生を対象にし、初級1で習得した韓国語の読み書き・会話能力を伸ばし、

日常生活の会話表現を習得していく。

韓国への理解も更に深められるようにする。授業の進度によって韓国のドラマ・映画を見る。

授業計画 第1回 前期の学習事項の確認

第2回 第7課・それよりこれがいいです(買い物をする・値段を聞き取る)

第3回 第8課・ぼくはアメリカンコーヒー!(注文する・計算する)

第4回 復習と練習・ペアワーク&グループワークで会話練習

第 5 回 第9課・誕生日はいつですか(記念日について話す・他人と比較する)

第 6 回 第10課・時間ありますか(日程や予定について話す)

第 7 回 復習と練習・ペアワーク&グループワークで会話練習

第8回 第 11課・バスで40分くらいかかります(道を訊く・道案内をする)

第 9 回 第12課・どこで買いましたか(ショッピングについて話す・希望をいう)

第 10回 復習と練習・ペアワーク&グループワークで会話練習

第 11回 第 13課・少し甘くなかったですか(食事や料理の味について話す)

第 12回 第 14課・ソウルより暑いです(天気について話す・自然現象をいう)

第 13 回 復習と練習・ペアワーク&グループワークで会話練習

第 14回 第 15課・眠れませんでした(学校生活について話す・理由を説明する)

第 15 回 学習到達度最終確認(授業内テスト)

授業方法 プリント、パワーポイント、DVD等を使用する。

授業外学習 授業内容にあった課題を出す。

教科書 授業中に適宜紹介する。

参考書 『パランセ 韓国語会話入門』(朝日出版社)を使用する。購入は学生の任意(自由)とする。

評価方法 学習到達度最終確認(授業内テスト) 50% 授業への参加度(課題、小テスト、発音・会話練習)50%の割

合で評価する。授業への参加度は、教員からの質問等に回答することとし、積極的な発言をより高く評価

する。授業内課題は確認・採点後に返却する。

既修条件 韓国語 1

担当教員の実務経

験内容

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 キャリアゼミナール

教員名 井下/織田/辻/明神

授業種別 演習 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 1

履修年次 1 学期 前期

到達目標 ・自己を分析し、自身の生き方や人生の目標を設計できる。

・「働く」ことの意味を考え、自分に適した志望職業を設定できる。

・就職活動に必要な知識や手順を理解し、最小限の一般常識や社会人基礎力を習得する。

授業概要 自分自身を見つめ自分の適性や能力を知り、自身の生き方や人生の目標を探る。将来のライフデザインを

描きながら、到達の為のキャリア形成について考え、履歴書、並びにエントリーシートの書き方や面接、

採用試験問題対策等具体的な就職活動準備、学習を行う。

授業計画 第 01回 オリエンテーション:キャリアデザインとは何か

第 02回 キャリアガイダンス:キャリア形成について

第 03回 「働く」ということ:働くことの意義と職業倫理について

第 04回 就職サイトの活用と求人情報:就職サイトの利用方法と求人票の見方について

第 05回 保育士就職模擬試験対策①〔専門試験〕の実施

第 06回 保育士就職模擬試験対策②〔教養試験〕の実施

第 07回 専門職に求められる人材:各専門職の求める人材像についての理解

第 08回 将来構想のための自己分析:職業人になるに当たって必要な自己課題

第 09回 履歴書の書き方:①記入方法や要点についての解説

第 10回 履歴書の書き方:②添削指導

第 11回 エントリーシートの書き方:記入方法やポイントについての解説と添削指導

第 12回 作文・小論文試験対策:テーマに基づき作成、添削指導

第 13回 社会に求められるマナー:身だしなみや言葉遣い、電話対応等社会的マナーについて

第 14回 個人面接試験対策:基本動作や面接の心構えについて

第 15回 集団面接対策:集団面接と個人面接の共通点と相違点について

授業方法 講義と演習

授業外学習 ・学内外の就職セミナーやガイダンスに積極的に参加する。

・求人サイトや就職ナビを活用し、常に情報収集を行う。

・保育園や施設の見学、ボランティア活動に参加する。

教科書 『就職の手引き』、 また、必要に応じて資料を配布する。

参考書 授業中に適宜紹介する。

評価方法 期末レポートの得点を30%、履歴書や個人面接等に関する課題を 50%、授業への参加度を20%の割合で

評価する。授業への参加度は、教員からの質問に応じて積極的で的確に回答していくことを標準とする。

各課題や期末レポートは、確認・評価後に返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 卒業研究

教員名 井下/織田/辻/明神

授業種別 演習 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 1

履修年次 2 学期 後期

到達目標 ・乳幼児の養護、教育、及び子育てに関する今日的諸問題・課題を探求することにより、幼児教育・保育

における総合的な理解を深め、問題・課題解決に向けて自らの考えを整理することができる。

・これまでに学んだ科目を横断的に応用し、学生自らがテーマ選択・調査・討論等に関わり、卒業研究と

して論文化することができる。

・自らの作成した卒業論文を他者に伝えるために、自らの考えを焦点化し、表現方法を工夫することによ

って、卒業研究としての完成度を高める。

・保育者の専門性を考え、外部との協働活動を行うことで実践に生かすことができる。

授業概要 保育・教育や乳幼児に関する今日的課題(「児童虐待」「子育て支援」「家族問題」「子どもの貧困」「子ど

もの発達」「障がい児」「食育」等)について、学生自らがテーマ選択・調査・研究・発表・討論に関わり、

卒業研究として卒業論文を作成する。テーマに対して主体的に取り組む力、自らの考えを整理する力、明

文化する力、他者に伝える力、などを育成し、本学での学びの集大成的な位置づけをもっている。

授業計画 1.本授業のガイダンス(目的、内容、日程、方法、評価等)

2.論文作成に関する説明を行う。

3.各自のテーマを確定し、論文作成計画書を作成する。

4.論文作成計画書にそって、個別指導を受ける。

5.地域活動を行う。

6.論文作成計画書にそって、各自で論文作成に取り組む。

7.論文作成計画書にそって、各自で論文作成に取り組む。

8.クラス内中間発表を行い、議論を通して情報を交換し合う。

9.議論の内容を踏まえて、卒業論文を作成する。

10.地域活動を行う。

11.卒業論文の仮提出をする。

12.仮提出論文の修正を行う。

13.最終卒業論文を提出する。

14.卒業論文発表会に向けてパワーポイントを作成する。

15.学科(2年、全教員)を対象として、パワーポイントを用いて卒業論文発表を行う。

授業方法 クラス単位の授業であり、適宜、個別にチューターの指導を受ける。卒業論文発表会は、学科全体での行

事になる。

授業外学習 各自の研究テーマについて、種々の方法による個別学習の積み重ねを求める。たとえば、文献学習、イン

ターネットによる資料収集、アンケート調査、インタビュー調査、関与観察などの多様な研究方法による

学習や、多くの他者と議論を積み重ねることによる考察の深化など、主体的な学習姿勢が求められる。

教科書 各担当者の指示による。

参考書 新聞を出来るだけ購読し、今日的問題・課題にふれる。

評価方法 原則として、卒業論文50%、授業への参加度15%、中間発表・仮提出 20%、卒業発表 15%としている。

授業への参加度は、教員からの質問に応じて積極的に的確に回答していくことを標準としていく。卒業論

文提出までの各課題について、確認後に返却し、本学の卒業論文として相応しい内容に仕上げていく。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 保育・教職実践演習(幼稚園等)/ 保育・教職実践演習(幼稚園)

教員名 寺田 恭子

授業種別 演習 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 2 学期 後期

到達目標 ・保育・教職に関する教科の履修や保育・教育活動等を通して獲得した知識・技能が有機的に統合され、

現場で応用、活用される実践力に高めることができる。

・子どもが育つ保育環境、教育環境の現代的課題について現状分析、考察を行い、解決の方法を検討する

ことができる。

・自らの学びを振り返り、保育士、教諭として必要な自己の知識や技能などの専門性、指導力を客観的に

把握することができる。

・保育士、教諭に求められる課題を確認した上で、自己の課題を明らかにし、必要に応じて不足している

知識や技能等を補い、その定着を図ることができる。

授業概要 保育者(保育士、教諭)になる上で、これまで学修してきた内容を振りかえる。さらに保育者(保育士、

教諭)に求められる課題を確認し、現在の自分が修得している知識や技能、専門性、指導力などを把握す

る。そのために、グループワークやグループ発表、相互評価、ロールプレイ、クラス調査などを取り入れ、

より体験的に客観的に自己を把握する。以下の保育者(保育士、教諭)に求められる6つの指標にそって、

自らの課題を明らかにし、行動計画をたてる。

・子どもへの尊敬と愛情のまなざし

・多様性によりそう専門性

・保護者と子育てを共有する関係性

・子どもの権利と福祉を護る社会的意識

・子どもの力を伸ばす専門性と指導力

・子どもを理解し、社会化へと導く専門性

授業計画 第 01回 本授業の目的と意義(ガイダンス)

第 02回 これまでの学修をふり返る

第 03回 今日的な保育・教育課題を考える①(少子化、子育て支援、虐待、家庭との連携等)

第 04回 今日的な保育・教育課題を考える②(保・幼・小の連携、長時間保育と子どもの発達等)

第 05回 今日的な保育・教育課題を考える③(特別支援、あそびと子どもの体力、地域との連携等)

第 06回 グループ発表と相互評価

第 07回 保育者(幼稚園教諭・保育士・保育教諭)に求められる課題①(使命感や責任感、子どもへの

愛情と尊敬)

第 08回 保育者(幼稚園教諭・保育士・保育教諭)に求められる課題②(社会性や対人関係、こども理

解とクラス経営)

第 09回 保育者(幼稚園教諭・保育士・保育教諭)に求められる課題③(子どもの力を伸ばす専門性と

指導力)

第 10回 保育者(幼稚園教諭・保育士・保育教諭)に求められる課題④(多様性によりそい、子どもの

福祉と権利をまもる社会的意識)

第 11回 「保育者に求められる課題」のまとめと発表

第 12回 保育者としての自己を把握する(グループワーク:アンケート調査の作成)

第 13回 保育者としての自己を把握する(グループワーク:アンケート調査の集約)

第 14回 保育者としての自己の課題を明らかにする(レポート提出)

第 15回 保育者としての自己の課題を明らかにする(レポート返却とまとめ)

授業方法 ロールプレイング、グループワーク、グループ発表,

相互評価、クラス調査など

授業外学習 ・新聞や文献,インターネット等で今日的保育・教育課題についての現状把握と考察を深める。

・グループ発表に向けてパワーポイントを作成する。

・自己の課題と行動計画について、アンケート調査結果をもとにレポートを作成する。

教科書 寺田恭子、榊原志保、高橋一夫編著『保育・教職実践演習』ミネルヴア書房,2019

参考書 最新保育資料集等 その他適宜紹介する。

評価方法 授業への参加度(主体的な受講態度など)(30%)、 グループワーク討議と発表(30%)、課題の提

出状況及びその内容(40%)を予定している。授業への参加度は、教員からの質問に応じて積極的に的

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

確に回答していくことを標準としていく。各課題の発表については、クラス内で相互評価をしたり、また

提出物に関しては、確認評価後、返却する。

既修条件 原則として「保育実習1」を履修済み、または「教育実習」を履修中または修得見込みであること。

担当教員の実務経

験内容

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 キリスト教保育

教員名 多胡 淳子

授業種別 講義 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 1 学期 前期

到達目標 1.キリスト教保育の理論と実践の全般について理解を得ることにより、学生がキリスト教保育に対してポ

ジティブ(好意的、肯定的)なイメ-ジを抱くことができる。

2.授業を受ける前と受ける前に実施するアンケート調査を比較することによって、どのような変化があっ

たか、学生自身が知ることができる。

授業概要 キリスト教に基づく保育の理論を実践的に学ぶ。具体的には、クリスマスに代表されるキリスト教保育の

場におけるキリスト教文化に接し、そこで必要とされる保育技術を習得しつつ、キリスト教保育の保育理

論、子ども理解の土台となるキリスト教の人間観や世界観を学ぶ。

授業計画 1. アンケート1、オリエンテーション、講義「キリスト教と保育の関連性1」

2. 「キリスト教と保育の関連性2」

3. 「基本の理解を1」

4.「基本の理解を2」

5. 「こども理解とキリスト教保育」、「さまざまなキリスト教保育の取組み」

6. 「礼拝から始まる保育」

7. 「キリスト教保育と行事」

8. 「クリスマス物語を読み解く1」

9. 「クリスマス物語を読み解く2」

10.「クリスマスを読み解く3」

11. 「クリスマス礼拝体験」

12.「キリスト教保育の目標」

13. 「キリスト教保育の定義」

14. 演習 : 小論文作成

15. まとめ「愛と信頼のうちに育つ」、小テスト、授業評価

授業方法 クリスマス物語を読み解きながら、キリスト教保育の理論的な理解を深めると同時に実際の保育の場で行

われているキリスト教保育に触れ、理論と実践を統合的に学習する。

授業外学習 毎回の授業を復習してください。まとめとして授業内テストを行います。指定されたテーマについての小

論文作成と課題提出が求められます。

教科書 『新キリスト教保育指針』キリスト教保育連盟

その他、適宜資料を配付する。

参考書 『聖書』(新共同訳),渡辺のゆり他編著倉戸直美監修 『キリスト教保育-最新保育テキストブック1』

聖公会出版 2007年

評価方法 授業参加度及び提出課題等(40%)、小テスト(40%)、小論文(20%)

課題は採点後、返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

幼保連携型認定こども園 園長

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 保育原理

教員名 明神 規子

授業種別 講義 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 2 学期 前期

到達目標 1. 保育の意義について理解する

2. 改訂 保育所保育指針における保育の基本について理解する

3. 保育の内容と方法の基本について理解する

4. 保育の思想と歴史的変遷について理解する

5. 保育の現状と課題につて考察する

授業概要 保育にかかわる基礎的な知識や理論を学ぶとともに、「望ましい保育の在り方とは何か」を考えたり、自

らの保育実践を省察するための枠組みや手がかりを習得していく。具体的には、まず「保育」を知るため

に、保育の意味や保育を取り巻く歴史的・社会的背景を理解する。次に「保育の基本」として、発達理論

や保育の内容・方法・形態・評価の仕方等について学修する。その上で、子育て支援や保幼小連携、課題

を抱えた家庭への支援の仕方について理解を深める。

授業計画 1. 保育とは何か

2. 子どもや保育を取り巻く現状と課題

3. 保育の歴史と思想

4. 保育の現状と制度

5. 保育の専門性

6. 改訂保育所保育指針における保育の基本①

7. 改訂保育所保育指針における保育の基本②

8. 保育の目標

9. 保育の環境保育の方法・形態・役割

10. 保育のねらいと内容

11. 保育における個と集団 -考え方と配慮ー

12. 保育の計画、記録と評価

13. 保護者支援

14. 多様な保育ニーズ

15. これからの保育の課題

授業方法 教科書に加えてプリントや視聴覚教材を用いた授業を中心に、個人やグループワークを取り入れます。

授業外学習 毎回の授業内容に該当するテキスト箇所を読んで復習してください。理解度を知るための復習小テストを

数回実施します。授業中に取り組めなかった課題は指定された期限までに完成させ、提出してください。

教科書 「新現代保育原理」 第3版 建帛社

参考書 適宜紹介します。

評価方法 授業への取り組み(30%) ・ パワーポイントでのプレゼン(30%) ・ 授業毎のレポート20% ・ 小テ

スト(20%)

授業への参加度は、教員からの質問に応じて積極的に的確に回答して行くことを標準として行く。論理的

な発言をより評価する。レポートは確認後に返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

保育士

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 子ども家庭福祉 / 児童家庭福祉

教員名 寅屋 壽廣

授業種別 講義 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 2 学期 後期

到達目標 ・現代社会における児童家庭福祉の意義と歴史的変遷について理解し説明することができる。

・児童家庭福祉と保育との関連性及び児童の人権について理解し説明することができる。

・児童家庭福祉の制度や実施体系等について理解し説明することができる。

・児童家庭福祉の現状と課題について理解し説明することができる。

・児童家庭福祉の動向と展望について理解し説明することができる。

授業概要 すべての子どもには、生まれ育った環境によって左右されることなく、適切な養育を受け、健やかな発達

を保障される権利がある。しかし、児童虐待や家庭内暴力事件の増加、経済格差の影響を受けて貧困児童

が増加するなど、子どもの権利が大きく侵害されているといっても過言ではない。このような状況のなか

で、家庭や地域を視座に入れた福祉実践が求められている。この授業では、子どもの権利擁護を図るため

に現代社会を取り巻く現状と課題を明確にするとともに、子どもの最善の利益を保障していくために何が

必要かについて解説し、共に考えていく。

授業計画 第1回 子ども家庭福祉の理念と概念

第2回 子ども家庭福祉の歴史的変遷

第3回 子どもの人権擁護

第4回 子ども家庭福祉の制度と実施体系

第5回 子ども家庭福祉の施設と専門職

第6回 少子化と地域子育て支援

第7回 母子保健と子どもの健全育成

第8回 多様な保育ニーズへの対応

第9回 子ども虐待・DVとその防止

第10回 貧困家庭、外国籍の子どもとその家庭への対応

第11回 社会的養護

第12回 障害のある子どもへの対応

第13回 少年非行等への対応

第14回 次世代育成支援と子ども家庭福祉の推進

第15回 地域における連携・協同とネットワーク

期末試験

授業方法 テキストをもとに講義形式で授業を行うが、グループワーク、発表、ロールプレイなども取り入れた授業

を実施する。またパワーポイントを活用する。

授業外学習 第1回

(予習)シラバスを読み、本科目の授業内容等を理解する。テキスト第1講の通読(P1~12)及び子

ども家庭福祉とは何かについて自分の考えをまとめておく。

(復習)振り返りシートを作成し提出する。

第2回~15回

(予習)各回のテキスト部分の通読及び各回ごとのテーマについて自分の考えをまとめておく。

(復習)振り返りシートを作成し提出する。

教科書 新・基本保育シリーズ③「子ども家庭福祉」 新保幸男、小林理編集、中央法規出版、2019年

参考書 「児童家庭福祉」喜多一憲監修、堀場純矢編集、株式会社みらい、2017年

「児童の福祉を支える児童家庭福祉」第3版 吉田眞理編、萌文書林、2016年

参考資料を適宜配布

評価方法 期末試験40%、振り返りシート30%(独自のルーブリックに基づいて、各回の振り返りシートを0~

2点で評価する。)、受講状況30%(各回の授業への積極的参加(発表や質問等は加点)や授業態度(受

講マナーや私語、携帯電話等の使用など授業の妨げになる行為、テキスト忘れなどは減点)、グループワ

ークへの積極的参加や発表など独自のルーブリックをもとに総合的に評価する。)レポートや振り返りシ

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

ート等については、確認後、コメントをつけて返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

児童相談所所長

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 子ども家庭支援論

教員名 寅屋 壽廣

授業種別 講義 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 2 学期 後期

到達目標 ・子育て家庭に対する支援の意義・目的を理解し説明することができる。

・保育の専門性を活かした子ども家庭支援の意義と基本について理解し説明することができる。

・子育て家庭に対する支援の体制について理解し説明することができる。

・子育て家庭のニーズに応じた多様な支援の展開と子ども家庭支援の現状、課題について理解し説明する

ことができる。

授業概要 子どもが生活する基本的な場は家庭である。子どもにとって最初の教師は母親、最初の学校は家庭である

ことから、子どもの成長にとって家庭環境の及ぼす影響は大きなものとなる。このため家族の福祉を保障

することで、子どもの保育をより充実したものにすることができること。さらに保育士の役割の一つとし

て保育所保育指針で子育て支援があげられている。これらのことから家庭の意義や機能、家庭を取り巻く

社会状況の変化や地域社会の変容、要保護児童やその家庭への支援など、保育士が家庭を支援していくこ

との基本的・理論的枠組みを概説する。さらに家庭支援の多様な施策や支援活動を講義及び演習(グルー

プディスカッション・発表等)を通して学習し、効果的な支援のあり方や今後の課題について考え、現場

での実践に活かせるように支援していく。

授業計画 第1回 子ども家庭支援の意義と必要性

第2回 子ども家庭支援の目的と機能

第3回 子育て支援施策・次世代育成支援施策の推進

第4回 子育て家庭の福祉を図るための社会資源

第5回 保育の専門性を活かした子ども家庭支援とその意義

第6回 子どもの育ちの喜びの共有

第7回 保護者および地域が有する子育てを自ら実践する力の向上に資する支援

第8回 保育士に求められる基本的態度

第9回 家庭の状況に応じた支援

第 10回 地域の資源の活用と自治体・関係機関等との連携・協力

第 11回 子ども家庭支援の内容と対象

第 12回 保育所等を利用する子どもの家庭への支援

第 13回 地域の子育て家庭への支援

第 14回 要保護児童およびその家庭に対する支援

第 15回 子育て支援に関する課題と展望

期末試験

授業方法 テキストをもとに講義形式で授業を行うが、グループワーク、発表、ロールプレイなども取り入れた授業

を実施する。またパワーポイントを活用する。

授業外学習 第1回

(予習)シラバスを読み、本科目の授業内容を理解する。テキスト第 1 講の通読(P1~12)及び家庭と家

族の違いについて自分の考えをまとめておく。

(復習)振り返りシートを作成し提出する。

第2回~15回

(予習)各回で学ぶテキスト部分の通読及び各回ごとのテーマについて自分の考えをまとめておく。

(復習)振り返りシートを作成し提出する。

教科書 新基本保育シリーズ⑤「子ども家庭支援論」 松原康雄、村田典子、南野奈津子編集、中央法規、2019年

参考書 「家庭支援論」 伊藤嘉余子・野口啓二編著、ミネルヴァ書房、2017年

参考資料を適宜配布

評価方法 期末試験40%、振り返りシート30%(独自のルーブリックに基づいて、各回の振り返りシートを 0~

2点で評価する。)受講状況30%(各回の授業への積極的参加(発表や質問は加点)や授業態度(受講マ

ナーや私語、携帯電話等の使用等授業の妨げになる行為、テキスト忘れなどは減点)、グループワークへ

の積極的参加や発表など独自のルーブリックをもとに総合的に評価する。)

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既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

児童相談所所長

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 家庭支援論

教員名 寅屋 壽廣

授業種別 講義 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 2 学期 後期

到達目標 ・家庭の意義とその機能について理解し説明することができる。

・子育て家庭を取り巻く社会的状況等について理解し説明することができる。

・子育て家庭の支援体制について理解し説明することができる。

・子育て家庭のニーズに応じた多様な支援の展開と関係機関の連携について理解し説明することができ

る。

授業概要 子どもが生活する基本的な場は家庭である。子どもにとって最初の教師は母親、最初の学校は家庭である

ことから、子どもの成長にとって家庭環境の及ぼす影響は大きなものとなる。このため家族の福祉を保障

することで、子どもの保育をより充実したものにすることができること。さらに保育士の役割の一つとし

て保育所保育指針で子育て支援があげられている。これらのことから家庭の意義や機能、家庭を取り巻く

社会状況の変化や地域社会の変容、要保護児童やその家庭への支援など、保育士が家庭を支援していくこ

との基本的・理論的枠組みを概説する。さらに家庭支援の多様な施策や支援活動を講義及び演習(グルー

プディスカッション・発表等)を通して学習し、効果的な支援のあり方や今後の課題について考え、現場

での実践に活かせるように支援していく。

授業計画 第1回 家庭の意義と機能

第2回 家庭支援の必要性

第3回 保育士等が行う家庭支援の原理

第4回 家庭生活を取り巻く社会的状況の変化

第5回 地域社会の変容と家庭支援

第6回 現代の家庭における人間関係

第7回 男女共同参画社会とワーク・ライフ・バランス

第8回 子育て家庭の福祉を図るための社会資源

第9回 子育て支援施策・次世代育成支援施策の推進

第10回 多様な子育て支援サービスの概要

第11回 保育所入所児童の家庭への支援

第12回 地域の子育て家庭への支援

第13回 要保護児童およびその家庭に対する支援

第14回 子育て支援における関係機関との連携

第15回 子育て支援サービスの課題

期末試験

授業方法 テキストをもとに講義形式で授業を行うが、グループワーク、発表、ロールプレイなども取り入れた授業

を実施する。またパワーポイントを活用する。

授業外学習 第1回

(予習)シラバスを読み、本科目の授業内容等を理解する。テキスト第1講の通読(P1~12)及び家

庭と家族の違いについて自分の考えをまとめておく。

(復習)振り返りシートを作成し提出する。

第2回~15回

(予習)各回のテキスト部分の通読及び各回ごとのテーマについて自分の考えをまとめておく。

(復習)振り返りシートを作成し提出する。

教科書 基本保育シリーズ⑬「家庭支援論」第2版 、新保幸男、小林理編集、中央法規、2017年

参考書 「家庭支援論」 林邦雄・谷田貝公明監修、中野由美子編著、一藝社、2013年

「家庭支援論」 伊藤嘉余子・野口啓示編著、ミネルヴァ書房、2017年

参考資料を適宜配布

評価方法 期末試験40%、振り返りシート30%(独自のルーブリックに基づいて、各回の振り返りシートを0~

2点で評価する。)、受講状況30%(各回の授業への積極的参加(発表や質問等は加点)や授業態度(受

講マナーや私語、携帯電話等の使用など授業の妨げになる行為、テキスト忘れなどは減点)、グループワ

ークへの積極的参加や発表など独自のルーブリックをもとに総合的に評価する。)レポートや振り返りシ

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

ート等については、確認後、コメントをつけて返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

児童相談所所長

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 教育心理学

教員名 南 亜紀子

授業種別 講義 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 2 学期 前期

到達目標 幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程について、基礎的な知識を身につけ、各発達段階におけ

る心理的特性を踏まえた学習活動を支える指導の基礎となる考え方を理解する。

そのため、以下の各目標を掲げる。

①幼児、児童及び生徒の心身の発達の過程及び特徴を理解する。

②保育現場で必要な教育心理学の基礎的な考え方を理解し、その技術を保育目標や保育計画に応用でき

る。

授業概要 今日、子どもたちが生きる環境そのもの、また教育環境は大きく変化している。教育者や保育者は、子

どもたちを取り巻く現状を的確に捉え理解したうえで、教育・保育活動に携わることが求められている。

本講義の目的は、発達と教育のつながりを明確に理解し、子どもの発達過程をしっかりと学習することを

通して、教育者・保育者を志す者が、現場において、その学びを生かしながら、教育や支援に取り組める

ようになることである。

子どもの 「生きる力」や「学ぶ心(意欲)」を育む教育者・保育者となるための大切な心構えや配慮、

及びその具体的方法や工夫について学習する。さらには、現場で起こりうるさまざまな問題や課題に対し

ての対応のひとつとして、教育心理学的なアプローチを学ぶ。

授業計画 第1回:発達と教育① 発達の概念及び教育における発達理解の意義について

第2回:発達と教育② 各時期における運動・言語・認知・社会性の発達と教育との関わり

第3回:学習の形態や概念① 学習とは 条件づけ学習と保育・教育への応用

第4回:学習の形態や概念② 知能、記憶とは何か

第5回:学ぶ心を育む① 動機づけとは、内発的動機づけと外発的動機づけ

第6回:学ぶ心を育む② 原因帰属と動機づけ、コンピテンス、自己効力感

第7回:学ぶ心を育む③ 「動機づけ」「やる気」「意欲」を引き出すために

第8回:学びの援助 集団づくり 子どもたちの学びを支援するために

第9回:クラス運営① クラス(集団)の理解 集団づくりのための発達の援助

第 10回:クラス運営② 保育者に必要な資質

第 11回:子どもの個性の理解① 個性とは何か

第 12回:子どもの個性の理解② パーソナリティと適応、心身の発達と心の柔軟性

第 13回:子どもの発達理解と支援 配慮が必要なこども、障がいの理解と援助

第 14回:現場で起こる課題への対応 個々の発達の特徴と集団への配慮

第 15回:主体的な学習活動を支える指導とは まとめ

授業方法 講義形式で教科書にそって進め、配布する資料に記入しながら重要用語について学習する。また、事例検

討やグループディスカッション、ワークシートの作成、協同学習(グループワーク)、振り返りシートの活

用等なども予定している。

授業外学習 毎回の授業に該当する教科書や参考資料を読んで復習してください。また、レポートなどの課題は指定さ

れた期日までに完成させて提出してください。

教科書 髙村和代・安藤史高・小平英志 『保育のためのやさしい教育心理学』 ナカニシヤ出版,2009 年

参考書 適宜紹介

評価方法 ①授業への参加状況(積極的な受講態度、主体的な学習状況) 30%

②復習テスト 30%

③提出課題 40%

提出物は確認後、返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

臨床心理士

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 幼児理解と教育相談 / 教育相談

教員名 山本 弥栄子

授業種別 講義 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 2 学期 後期

到達目標 幼児理解は、幼稚園教育のあらゆる営みの基本となるものである。幼稚園における幼児の生活や遊びの実

態に即して、幼児の発達や学び及びその過程で生じるつまずき、その要因を把握するための原理や対応の

方法を考えることができる。そのため、以下の各目標を掲げる。

①幼児理解についての知識を身に付け、考え方や基礎的態度を理解する。

②幼児理解の方法を具体的に理解する。

また、教育相談は、幼児、児童及び生徒が自己理解を深めたり好ましい人間関係を築いたりしながら、

集団の中で適応的に生活する力を育み、個性の伸長や人格の成長を支援する教育活動である。幼児、児童

及び生徒の発達の状況に即しつつ、個々の心理的特質や教育的課題を適切に捉え、支援するために必要な

基礎的知識(カウンセリングの意義、理論や技法に関する基礎的知識を含む)を身に付ける。そのため、

以下の各目標を掲げる。

①学校における教育相談の意義と理論を理解する。

②教育相談を進める際に必要な基礎的知識(カウンセリングに関する基礎的事柄を含む)を理解する。

③教育相談の具体的な進め方やそのポイント、組織的な取組みや連携の必要性を理解する。

授業概要 保育者や教育者が、基本的なカウンセリングの理論や技法についての理解を通して、子どもや保護者をよ

り深く理解し、必要に応じて適切に対応できる実践力を身につけることを目指す。さらに、専門機関との

円滑な連携のあり方について学ぶ。また、一人ひとりの豊かな内面を理解し、その発達の課題や特性に応

じた保育を進めるために、カウンセリングマインドを活かした子ども・保護者支援についても理解する。

授業計画 第1回:教育相談・保育相談・幼児理解を学ぶ意義

第2回:教育相談・保育相談とは 幼児理解から発達や学びを捉える

第3回:教育相談・保育相談とは 幼児理解を深めるための教師の基礎的な態度

第4回:幼児理解の方法① 観察と記録の意義や目的

第5回:幼児理解の方法② 個と集団の関係を捉える意義や方法

第6回:幼児理解の方法③ 幼児のつまずき(1) 気になる子どもへの対応

第7回:幼児理解の方法④ 幼児のつまずき(2) 発達障がいの子どもへの対応

第8回:幼児理解の方法⑤ 保護者の心情と基礎的な対応の方法

第9回:教育相談の意義と課題の理解

第 10回:教育相談に関わる心理学の基礎的な理論・概念とは

第 11回:教育相談に必要な知識① 幼児の不適応・問題行動の意味やシグナルの理解

第 12回:教育相談に必要な知識② 幼児教育におけるカウンセリングマインド

第 13回:教育相談に必要な知識③ カウンセリングの基礎的な姿勢や技法

第 14回:教育相談を行う際の目標の立て方・進め方

いじめ・不登園・虐待等の課題に対する教育相談の進め方

第 15回:教育相談の計画の作成や園内体制の整備 地域の専門機関との連携 まとめ

授業方法 講義形式で進め、配布する資料に記入しながら重要用語について学習する。また、事例検討やワークシー

トの作成、協同学習(ペアワーク、グループワーク、ロールプレイ等)、振り返りシートの活用なども予定

している。

授業外学習 毎回の授業に該当する参考資料を読んで復習してください。また、レポートなどの課題は指定された期日

までに完成させて提出してください。

教科書 指定なし 適時、資料を配布

参考書 小田豊・秋田喜代美『子どもの理解と保育・教育相談』みらい,2008 年

評価方法 ①授業への参加状況(積極的な受講態度、主体的な学習状況、小テスト) 25%

②復習テスト 50%

③提出課題 25%

小テストは採点後、返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

心理発達相談員

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 子どもの健康と安全

教員名 飯盛 順子

授業種別 演習 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 1

履修年次 2 学期 前期

到達目標 1.子どもの健康及び安全に係る保健活動の計画及び評価について理解する。

2.子どもの健康増進及び心身の発育・発達を促す保健活動や環境について理解する。

3.子どもの疾病とその予防及び適切な対応の知識や具体的な方法について理解する。

4.救急時の対応や事故防止、安全管理の知識と具体的な方法について理解する。。

5.現代社会における心の健康問題や地域保健活動等について理解する。

授業概要 「子どもの保健 」で既習したことを振り返りながら、乳幼児期における発育、発達に応じた適切な保育、

養護の知識と技術を解説する。身体発育の測定法と評価法、日常の健康状態の把握、異常の発見、異常症

状の手当てなど健康管理に必要な知識と技術を解説するとともに、保育を行ううえで不可欠な技術である

日常の養護(抱っこ・おんぶの仕方・授乳・離乳食の与え方、着替えの仕方・沐浴の仕方など)や保育環

境の衛生管理の仕方を、実習を通して解説する。乳幼児期の発達過程は、食事、睡眠、排泄、清潔、健康

の自己管理などの生活習慣の自立の過程でもある。子どもの自立が促されるための援助方法を解説する。

授業計画 1.保健計画の作成と活用、並びに記録と自己評価

2.子どもの健康状態の観察:身体測定、体温・呼吸・脈拍・血圧の測定方法

3.養護技術;抱き方、おんぶの仕方、食事の与え方、調乳・ミルクの与え方

4.養護技術;衣服の着脱の仕方、排泄の援助

5.養護技術;身体の清潔、沐浴実習

6.子どもの病気の特徴

7.異常症状に気づいたときの対応

8.感染症の予防、感染症が発生した時の対応

9.配慮を要する子どもへの適切な対応(慢性疾患、アレルギー性疾患、乳児、障がいのある子ども)

10.基本的生活習慣の自立と健康教育;歯磨き、うがい、手洗い、薄着

11.日常におこりやすいけがや事故と応急処置、並びに事故防止と安全教育

12.事故発生時の対応;心肺蘇生法実習

13.事故発生時の対応;三角巾・包帯の使い方、患者の運び方

14.集団保育における健康管理;健康診断

15.全体の復習とまとめ

期末試験

授業方法 講義と演習(パワーポイントを使用) 必要により DVD等の視聴

授業外学習 予習として教科書の該当する所を事前に読んでおく。必ず、教科専用のノートを作成し、学習に活用する

こと。

教科書 「演習 子どもの保健Ⅱ」 今井七重 編 (株)みらい 第2版

参考書 川原佐公監修、古橋紗人子編著『赤ちゃんから学ぶ「乳児保育」の実践力ー保育所・家庭で役立つー』 保

育出版社 2014

評価方法 期末試験 70%、課題レポートの提出10%、授業への参加度20%

授業への参加度は、教員からの質問等に応じて的確に 回答していくことを標準とし、論理的、積極的な

発言をより高く評価する。課題レポートについては採点後、回答に対する全体評価や感想を伝え、課題の

重要な部分について再確認し、返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

看護師

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 子どもの食と栄養

教員名 寺田 恭子

授業種別 演習 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 2 学期 後期

到達目標 1.健康な生活の基本としての食生活の意義や栄養に関する基本的知識を身につけることができる。

2.子どもの発育・発達と食生活の関連について理解することができる。

3.食育の基本とその内容及び食育のための環境を地域社会・文化とのかかわりの中で理解することがで

きる。

4.家庭や児童福祉施設における食生活の現状と課題について課題意識をもつことができる。

5.特別な配慮を要する子どもの食と栄養について理解することができる。

授業概要 乳幼児期における栄養と食生活の形成は、生涯にわたる心身の健康の基礎である。子どもの発育と食生活

の意義や栄養に関する基本的知識を学び、また近年、深刻化している食物アレルギーなどの特別な配慮を

要する子どもの食と栄養についても学ぶ。子どもの生活の場である家庭や児童福祉施設などの食生活の現

状を理解した上で、保護者に対する食生活指導・支援や職員間、地域との連携など、食育の本質やその内

容について考える。

授業計画 1~2.子どもの健康と食生活の意義

(1)子どもの心身の健康と食生活

(2)子どもの食生活の現状と課題

3~4.栄養に関する基本的知識

(1)栄養の基本的概念と栄養素の種類と機能

(2)食事摂取基準の献立作成・調理の基本

5~7.子どもの発育・発達と食生活

(1)乳児期の授乳・離乳の意義と食生活

(2)幼児期の心身の発達と食生活

(3)学童期の心身の発達と食生活

(4)生涯発達と食生活

8~10.食育の基本と内容

(1)食育における養護と教育の一体性

(2)食育の内容と計画及び評価

(3)食育のための環境

(4)地域の関係機関や職員間の連携

(5)食生活指導及び食を通した保護者への支援

11.授業内テスト

12~13.家庭や児童福祉施設における食事と栄養

(1)家庭における食事と栄養

(2)児童福祉施設における食事と栄養

14.特別な配慮を要する子どもの食と栄養

(1)疾病及び体調不良の子どもへの対応

(2)食物アレルギーのある子どもへの対応

(3)障がいのある子どもへの対応

15.子どもの食と栄養における課題と本授業のまとめ

授業方法 講義を中心に演習(課題レポート、グループ発表等)、および調理実習を行う。

授業外学習 授業課題に基づき、レポートを作成する。また、実習に向けてグループ内で実習計画や準備をする。

教科書 坂本裕子編著『子どもの食と栄養』青鞜社、2020

参考書 必要に応じて紹介する。

評価方法 原則として、期末テスト(50%)、課題レポートなど(30%)、授業参加度(主体的な授業への取り組

みや積極的な発言など)(20%)など、総合的に評価をする。またノート提出も予定している。授業へ

の参加度は、教員からの質問に応じて積極的に的確に回答していくことを標準としていく。ノート等の課

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

題については、確認評価後、返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 保育・教育課程総論

教員名 松田 智子

授業種別 講義 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 2 学期 前期

到達目標 幼稚園教育要領を基準としいて、各園に置いて編成される教育課程の意義や編成の方法を理解する。各幼

稚園の園児の実態や、地域や保護者の実態に合わせて、カリキュラム・マネジメントを行うことの意義を

理解する。

授業概要 幼稚園教育の目的を達成するために、十分な計画を必要とするので、まず\乳児期から連続する幼児教

育の特質を理解する。幼稚園の入園から修了までの生活と体験を組織化した教育課程編成の意義、指導計

画の作成に必要な基本的な知識を習得する。

授業計画 第1回:イントロダクション/科目の概要を知り、乳児期から連続する幼児期の発達課題と、生涯の中で

の幼児期の在り方について理解する

第2回:幼稚園教育要領等の社会的な役割・機能・内容を理解するとともに今回の改訂の社会的背景を知

第3回:教育課程編成の基礎を学ぶ①

幼児教育においての教育課程意義と役割、その目的や必要性を学ぶ

第4回:教育課程編成の基礎を学ぶ②

教育課程編成を支える法制度、幼稚園教育要領の変遷の歴史を社会的背景とともに学ぶ

第5回:教育課程編成の具体①

幼稚園教育の基本の環境を通して行う教育について 5 領域を横断的に配置することを学

第6回:教育課程編成の具体②

各園の幼児の実態や地域家庭の実態を教育課程に反映することを学ぶ

第7回:教育課程編成の実態③

5領域を横断的に、年間を通して総合的に内容の選択配列について学ぶ

第8回:教育課程編成の実際④

各園の教育目標・ねらい・教育内容の関連について学ぶ

第9回:教育課程編成の実際⑤

幼稚園の教育課程の形式や内容を具体的に実例で学び、編成の手順を理解する

第 10回:指導計画の作成①

教育課程と指導計画の関係と指導計画の作成の手順と留意点を学ぶ

第 11回:指導計画の作成②

長期及び短期の指導計画について学び、それぞれの手順と留意点を理解する

第 12回:カリキュラム・マネジメントの意義や重要性

領域をまたいでカリキュラムを把握し教育課程全体のマネジメントの意義を理解する

第 13回:カリキュラム評価の基礎を理解しているか

評価の考え方と育成する資質・能力に基づく評価観点の設定、評価方法の具体事例

第 14回:幼稚園と小学校の接続を意識した教育課程の編成

5歳児後半までに育てたい10の力がついているか具体的に評価することを学ぶ

第 15回:まとめと学んだことの振り返り

授業方法 講義形式が中心となるが、実際の教育課程及び指導計画を持ち寄って論議する。

授業外学習 前時に課題を提示し、それについて自分なりに調べてくる。それを授業の前に確認する。

教科書 「教育・保育課程論」 高橋弥生・大沢裕編集 (一藝社)2018.3

幼稚園教育要領、幼保連携型認定こども園教育、保育要領

参考書 授業中に適宜資料を配付する

評価方法 毎回の授業後で実施する小テストとレポート(70%) 授業中の学習(討論)への参加度(30%)で評価す

る。授業への参加度は、教員からの質問等に応じて回答していくことで、積極的な発言を高く評価する。

小テストは採点後、レポートは確認後に点数をつけて次回に返す。

既修条件 なし

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

担当教員の実務経

験内容

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 乳児保育Ⅱ

教員名 辻 富士子

授業種別 演習 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 1

履修年次 2 学期 後期

到達目標 1.3歳未満児の発育・発達の過程や特性を踏まえた援助やかかわりの基本的な考え方について理解するこ

とができる。

2.養護と教育の一体性を踏まえ、3歳未満児の子どもの生活や遊びと保育の方法及び環境について、具体

的に理解することができる。

3.乳児保育における配慮の実際について、具体的にりかいすることができる。

4.上記1から3を踏まえ、乳児保育における計画の作成について、具体的に理解することができる。

授業概要 乳児保育の基本理念について確認するとともに、保育所、乳児院など様々な保育施設で行われている乳児

保育へのニーズを理解し、求められている社会的役割について理解できるに進めていく。

また、3歳未満児の発育・発達をふまえた生活や遊びの環境、援助について、一人ひとりの発達の特徴や

子ども理解にもとづいた保育の環境、遊び、絵本、おもちゃ、子育て支援、安全管理、保育方法、配慮な

どについて様々な場における実践を通して習得できるように指導する。

乳児保育における計画の作成につて、長期指導計画、短期の指導計画、個別の指導計画等について、実際

の事例をもとに理解し、計画・立案、実践、振り返り、評価を通して習得する。

授業計画 第 01回 乳児保育の基本 ①子どもと保育士等との関係の重要性

第 02回 乳児保育の基本 ②個々の子どもに応じた援助や受容的・応答的なかかわり

第 03回 乳児保育の基本 ③子どもの主体性の尊重と自己の育ち

第 04回 乳児保育の基本 ④子ども体験と学びの芽生え

第 05回 子どもの発育・発達を踏まえた生活と遊びの実際 ①一日の生活の流れと保育の環境

第 06回 子どもの発育・発達を踏まえた生活と遊びの実際 ②生活や遊びを支える環境の構成

第 07回 子どもの発育・発達を踏まえた生活と遊びの実際 ③生活の援助

第 08回 子どもの発育・発達を踏まえた生活と遊びの実際 ④遊び(室内)と援助

第 09回 子どもの発育・発達を踏まえた生活と遊びの実際 ⑤遊び(屋外)と援助

第 10回 子どもの発育・発達を踏まえた生活と遊びの実際 ⑥子ども同士のかかわりとその援助

第 11回 乳児保育における配慮の実際 ①心身の健康・安全と情緒の安定

第 12回 乳児保育における配慮の実際 ②集団での生活

第 13回 乳児保育における配慮の実際 ③環境の変化や移行

第 14回 乳児保育における計画の実際 ①長期的な指導計画と短期的な指導計画

第 15回 乳児保育における計画の実際 ②個別的な指導計画と集団の指導計画

授業方法 講義と演習

授業外学習 教材、指導案、児童文化財などの作成課題を出す。

教科書 適宜自作プリントを配布する。

参考書 『乳児保育の実践と子育て支援』 榊原洋一・今井和子編著 ミネルヴァ書房

『乳児保育』 吉本和子 著 エイデル研究所

『よくわかる保育心理学』鯨岡峻・和子 著 ミネルウ`ァ書房

『乳児の保育新時代』 乳児保育研究会 ひとなる書房

評価方法 教材づくり、レポートなどの課題を 50%、実技を 30%、授業参加度を 20%の割合で評価する。授業参加

度は、教員からの質問等に応じて的確に回答していくことを標準とし、グループでの教材作りや実技実践

への積極的な発言や役割の果たし方も高く評価する。レポート課題は、確認後に返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

保育士

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 障がい児保育

教員名 南 亜紀子

授業種別 演習 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 2 学期 前期

到達目標 1.さまざまな障がいの特性及び障がいのある子どもの理解や援助の方法、環境構成等について理解でき

る。

2.障がいのある子どもの保育計画を作成し、個別支援および仲間関係の中で育ち合う保育について理解

できる。

3.障がいのある子どもの保護者支援や関係機関との協力・連携について学び、現状と課題について理解

できる。

授業概要 近年、障がいを持つ子どもや配慮の必要がある子どもが地域の保育所や幼稚園に通うことは特別なこと

ではなくなり、児童福祉施設においても発達障がいをもつ子どもが増加しているといわれている。このよ

うな状況をうけて、保育者における障がい児支援やその保護者支援の専門性は必要不可欠となっている。

本講義では、さまざまな障がいの特性、支援方法を学ぶとともに、保護者支援、地域・関係機関との連

携のありかたを学ぶ。また、保育全般とも共通する一人ひとりの子どもの持つ力や可能性を引き出す眼差

しについて理解を深める。

授業計画 第1回:オリエンテーション 障がい児保育を学ぶ意義について

第2回:障がいの概念と障がい児保育の歴史

第3回:障がい児保育の基本

第4回:障がいの特性理解と保育における発達の援助 1 肢体不自由児、視覚・聴覚障がい児の理解と支

第5回:障がいの特性理解と保育における発達の援助2 知的障がい児の理解と支援

第6回:障がいの特性理解と保育における発達の援助3 発達障がい児への理解と援助①

注意欠陥多動性障がい(ADHD)、学習障がい(LD)等

第7回:障がいの特性理解と保育における発達の援助4 発達障がい児への理解と援助②

自閉性スペクトラム障がい等

第8回:障がい児保育の実際 個別指導計画の作成、記録、評価①

第9回:障がい児保育の実際 個別指導計画の作成、記録、評価② 事例検討

第 10回:子どもの発達を促す生活や遊びの環境

第 11回:子ども同士のかかわりあいと育ち合い

第 12回:保護者や家族に対する理解と支援

第 13回:地域の専門機関との連携

第 14回:小学校、保健・医療における現状と課題

第 15回:障がいのある子どもの保育にかかわる現状と課題、まとめ

授業方法 講義形式で進め、教科書や配布する資料にそって学習する。また、事例検討やグループディスカッション

なども予定している。

授業外学習 毎回の授業に該当する教科書や参考資料を読んで復習してください。また、レポートなどの課題は指定さ

れた期日までに完成させて提出してください。

教科書 井村圭壯・今井慶宗編者 『障がい児保育の基本と課題』 学文社,2016年

参考書 適宜紹介

評価方法 ①授業への参加度(積極的な受講態度、主体的な学習状況)30%

②復習テスト 30%

③提出課題 40%

提出物は確認後、返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

臨床心理士

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 社会的養護2

教員名 寅屋 壽廣

授業種別 演習 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 1

履修年次 1 学期 前期

到達目標 ・子どもの理解を踏まえた社会的養護の基礎的な内容について具体的に理解し説明することができる。

・施設養護及び家庭養護の実際について理解し説明することができる。

・社会的養護における計画・記録・自己評価の実際について理解し説明することができる。

・社会的養護に関わる相談援助の方法・技術について理解し説明することができる。

・社会的養護における子ども虐待の防止と家庭支援について理解し説明することができる。

授業概要 子どもの権利擁護を推進するとともに、援助者である保育士等が身につけておかなければならない社会的

養護における保育の専門性にかかわる知識・技術とその実践について解説する。

さらに、社会的養護における子どもの理解、入所児童に対する日常生活支援や心理的支援、自立に向けて

取り組まれている支援など、保育士をはじめとする職員が取り組んでいる支援内容について概説する。

また、各施設における生活特性を理解し、一人ひとりの子どもに合った個別支援計画の作成、記録の方法、

職員自身や施設が提供している支援に対する自己評価の実施などの必要性について学修し、家庭復帰や子

どもの虐待防止、家庭支援のための相談援助の技法が取得できるように授業展開を図る。

授業計画 第1回 子どもの権利擁護

第2回 社会的養護における子どもの理解

第3回 社会的養護の内容① 日常生活支援

第4回 社会的養護の内容② 心理的支援

第5回 社会的養護の内容③ 自立支援

第6回 施設養護の生活特性及び実際① 乳児院等

第7回 施設養護の生活特性及び実際② 障害児施設等

第8回 施設養護の生活特性及び実際③

第9回 アセスメントと個別支援計画の作成

第10回 記録および自己評価

第11回 社会的養護における保育の専門性にかかわる知識・技術とその実践

第12回 社会的養護にかかわる相談援助の知識・技術とその実践

第13回 社会的養護におけるソーシャルワーク

第14回 社会的養護における家庭支援

第15回 社会的養護の課題と展望

期末試験

授業方法 テキストをもとに講義形式で授業を行うが、グループワーク、発表、ロールプレイなど演習を積極的に取

り入れた授業を実施する。またパワーポイントを活用する。

授業外学習 第1回

(予習)シラバスを読み、本科目の授業内容等を理解する。テキスト第1講の通読(P1~12)及び子

どもの権利擁護とは何かについて自分の考えをまとめておく。

(復習)振り返りシートを作成し提出する。

第2回~15回

(予習)各回のテキスト部分の通読及び各回ごとのテーマについて自分の考えをまとめておく。

(復習)振り返りシートを作成し提出する。

教科書 新・基本保育シリーズ「社会的養護Ⅱ」 相澤仁、村井美紀、大竹智 編集、中央法規、2019年

参考書 「社会的養護」 喜多一憲・監修 堀場純矢・編集、みらい、2018年

「社会的養護の原理」 櫻井奈津子編、青鞜社、2018年

必要の都度適宜資料を配布する。

評価方法 期末試験40%、振り返りシート30%(独自のルーブリックに基づいて、各回の振り返りシートを0~

2点で評価する。)、受講状況30%(各回の授業への積極的参加(発表や質問等は加点)や授業態度(受

講マナーや私語、携帯電話等の授業の妨げになる行為、テキスト忘れなどは減点)、グループワークへの

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

参加や発表など独自のルーブリックをもとに総合的に評価する。)レポートや振り返りシート等について

は、確認後、コメントをつけて返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

児童相談所所長

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 子育て支援

教員名 寺田 恭子

授業種別 演習 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 1

履修年次 2 学期 前期

到達目標 1.保育士の行う保育の専門性を背景とした保護者に対する相談、助言、情報提供、行動見本の提示等の支

援(保育相談支援)について、その特性と展開を具体的に理解する。

2.保育士の行う子育て支援について、様々な場や対象に即した支援の内容と方法及び技術を、実践事例

等を通して具体的に理解する。

授業概要 本演習では、保護者に対する保育相談支援の意義と原則について理解し、保育の特性と保育者の専門性を

生かした支援のあり方を学習する。具体的には、子どもの最善の利益を尊重し、子どもの成長の喜びを共

有し、保護者の養育力の向上を図り、地域の社会資源の活用と関係機関との連携を図る。そのためには、

まず子どもに関する相談に乗る姿勢や技術が重要であり、事例を交えた演習により、保育士の行う子育て

支援を具体的に学ぶ。

授業計画 1)保育士の行う子育て支援の特性

1.子育て家庭の現状をふまえ、保護者支援のニーズへの気づきや意義を学ぶ

2.保育士の行う相談援助を学び、保護者との相互理解と信頼関係について理解を深める

2)保育士の行う子育て支援の展開

3.支援の原則(1) 子どもの最善の利益と保護者の主体性を生かした子育て支援の原則を学ぶ

4.支援の原則(2) 守秘義務、受容的かかわり、保育士の倫理観を学ぶ

5.支援の技術(1) ソーシャルワークを基盤にした相談援助技術をふり返る

6.支援の技術(2) 支援の計画と環境の構成を学ぶ

7.支援の技術(3) 記録、評価、ケースカンファレンス、研修、研究等のあり方を学ぶ

8.支援の技術(4) 職員間や社会資源の連携、協働を学ぶ

3)保育士の行う子育て支援とその実際(内容・方法・協働)

9.保育所等における子育て支援

10.地域の子育て支援に関する事例

11.障害のある子どもや特別な配慮を要する子ども及びその家庭に対する支援

12.子ども虐待の予防と対応など、要保護児童等の家庭に対する対応

13.保育士による子育て支援の事例(1) 保育所の子育て支援の事例①

14.保育士による子育て支援の事例(2) 保育所の子育て支援の事例②

15.保育士による子育て支援の事例(3) 保育所以外の児童福祉施設の子育て支援の事例

授業方法 理論学習を踏まえた上で、視聴覚教材を活用したり、グループワーク、グループ発表等も予定している。

授業外学習 授業時に学ぶテキスト部分の予復習をし、課題が出される場合は図書館等で調べてまとめること。

教科書 才村純・芝野松次郎・新川泰弘・宮野安治『子ども家庭福祉専門職による子育て支援』ミネルヴァ書房,

2019.4.

参考書 適宜紹介する。また、自作プリントを配布する。

評価方法 原則として、授業への参加度(20%)(積極的な受講態度や、主体的な学習状況)、課題レポートやグル

ープ発表(30%)、期末テスト(50%)を考えている。またノート提出を予定している。授業への参

加度は、教員からの質問に応じて積極的に的確に回答していくことを標準としていく。ノート等の課題に

ついては、確認評価後、返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 環境

教員名 大内田 真理

授業種別 演習 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 1

履修年次 2 学期 後期

到達目標 ・領域「環境」とのねらい及び内容について理解し、領域間を関連づけながら保育内容全体を理解したう

えで専門的な知識と技術が身につく。

・身近な環境とかかわる重要性についての理解を深めるとともに、それらを生活や遊びへ取り入れる実践

力が身につく。

・保育者自身が子どもにとって影響力が大きい人的環境であることを理解し、自己の課題を見出しその解

決に向けて具体策を考えることができる。

授業概要 身近な環境(生物や自然、物や道具、社会文化的事象等)へ興味や探究心をもってかかわることで、数や

文字等の基本的な生活を構成する要素を自然に取り入れる力を養うために必要となる専門的な知識や技

術を習得できるよう概説する。領域「環境」のねらい及び内容について、指導計画の作成から具体的に学

び、領域間を関連づけながら保育内容全体を理解し、実践する能力を身につけられるようにすすめていく。

また、保育者となる自身が人的環境のひとつとなることを意識し、保育者となるための自己の課題を見出

し、その課題解決に向けて具体策を考えられるようにする。

授業計画 第1回:幼児教育の基本と領域「環境」

第2回:領域「環境」と保育者の役割

第3回:子どもの育ちと領域「環境」

第4回:自然に親しみ、植物や生き物に触れる

第5回:グループワークⅠ(自然に親しむキャンパスマップの作成)

第6回:グループワークⅡ(自然に親しむキャンパスマップの発表)

第7回:グループワークⅢ(キャンパスマップ作成についての振り返りと課題の明確化)

第8回:ものや道具にかかわって遊ぶ

第9回:文字や標識に関心をもつ

第 10回:数量や図形に関心をもつ

第 11回:探求心や知的好奇心を育む科学遊び

第 12回:日本の文化と伝統行事へ親しむ

第 13回:地域社会とのかかわり

第 14回:安心・安全な環境づくり

第 15回:幼児期における環境教育

定期試験を行う

授業方法 講義、教材研究、授業内容や授業内課題によりグループワーク、グループディスカッションを行う。

授業外学習 ①第2回以降は、授業前には教科書の授業内容の箇所を熟読しておく。

②授業後には、講義内容の教科書の箇所と、講義内容をまとめたプリント、講義内容に関する演習問題を

もとに復習をする。

教科書 無藤隆監修 『新訂 事例で学ぶ保育内容 領域 環境』 萌文書林, 2018年改訂版

文部科学省 『幼稚園教育要領』

内閣府・文部科学省・厚生労働省 『幼保連携型認定こども園教育保育要領』

厚生労働省 『保育所保育指針』

参考書 必要に応じて適宜紹介する

評価方法 授業内課題 30%、レポート課題 40%、定期試験 30%

授業内課題は、課題解決に向かって論理的に問題可決できること、また受講者同士で積極的、協働的に解

決できることを高く評価する。課題レポートは、授業内容に関する課題について自分の意見を展開し、考

察できているものを高く評価する。レポートは確認後に返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 言葉

教員名 西尾 宣明

授業種別 演習 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 1

履修年次 2 学期 前期

到達目標 1、言葉の概念や意義を理解するとともに、幼児教育を視野に、「話すこと」「聞くこと」等の対人コミュ

ニケーションについての認識を深め、また日本語の文字の種類や成立ちについて理解することができる。

2、現在の児童文化や、物語や絵本についての読解方法を習得することができる。

3、紙芝居などの作成を通じて、幼児に対する言語教育の重要性と方法を学ぶことができる。

授業概要 言葉の概念や意義を、幼児教育を視野に理解する。そして「話すこと」「聞くこと」また文字などの日本

語表現についての知識を学ぶ。そして、長期間、日本の子供たちに親しまれてきた小説、絵本、アニメー

ション教材などを用いて、物語の読解方法と鑑賞のあり方について理解する。児童文化に対する認識を深

めるとともに、それをどのような方法で幼児に教授することが効果的か、紙芝居作成や読み聞かせなどの

アクテイヴ・ラーニングを通じて学ぶ。言語文化を中心に幼児教育における「言葉」の重要性について講

義する。

授業計画 第1回 言葉とはなにか。

幼児教育における、話すこと、聞くこと、を考える。

第2回 日本語における文字の種類と成立ち

第3回 物語・小説の読解方法と、児童・幼児を対象とする言語文化について

第4回 物語に描かれた子供の造形

志賀直哉、矢玉四郎などの作品を分析する。

第5回 戦後文学と絵本

阿川弘之『きかんしゃ やえもん』を読む。

第6回 絵本の鑑賞と読解方法

阿川弘之『きかんしゃ やえもん』を分析する。

第7回 児童文化としての絵本とアニメーション

第8回 映像・画像と物語との関係性

宮沢賢治『注文の多い料理店』を読解する。

第9回 紙芝居の作成法

宮沢賢治『注文の多い料理店』の紙芝居を事例に学ぶ。

第10回 紙芝居作成(1)

第11回 紙芝居作成(2)

第12回 紙芝居作成(3)

グループに分かれ、紙芝居作成のアクテイヴ・ラーニングを行う。

第13回 紙芝居の読み聞かせ演習

作成した紙芝居で読み聞かせの演習を行う。

第14回 幼児の言葉獲得の重要性

第15回 現代における幼児・児童の言語文化と日本語表現

授業方法 第7回までは講義中心に授業を進める。それ以降は、紙芝居創作や読み聞かせなどのアクテイブラーニン

グも行う。

授業外学習 1、教材とする児童文学の読解

2、紙芝居創作の準備

3、課題レポートの作成

教科書 『きかんしゃ やえもん』阿川弘之(著)、岩波書店、1956年 12月

『はれときどきぶた』矢玉四郎(著)、岩崎書店、1980年9月

ほかに、プリントを配布する。

参考書 授業中に適宜紹介する。

評価方法 課題レポート50%、紙芝居創作と読み聞かせ30%、授業への参加度20%(ミニッツペーパーなど)

提出物は、確認後返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 人間関係

教員名 山本 弥栄子

授業種別 講義 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 1

履修年次 2 学期 前期

到達目標 幼稚園教育において育みたい資質・能力を理解し、幼稚園教育要領に示された当該領域のねらい及び内容

について背景となる専門領域と関連させて理解を深めるとともに、幼児の発達に即して主体的・対話的で

深い学びが実現する過程を踏まえて具体的な指導場面を想定して保育を構想する方法を身に付ける。

(1)幼稚園教育要領に示された幼稚園教育の基本を踏まえ、各領域のねらい及び内容を理解する。

(2)幼児の発達や学びの過程を理解し、具体的な指導場面を想定して保育を構想する方法を身に付ける。

授業概要 保育領域「人間関係」の保育指導法の探求として、各年齢の発達の理解をふまえながら、人間関係をつな

ぐ保育内容を研究し、開発する機会を設ける。また人間関係をつなぐ保育内容として、手遊びや折り紙指

導の発表、連絡帳やクラスだよりなどを作成する実践力を養う。

授業計画 第1回: 幼稚園教育要領における幼稚園教育の基本の理解

第2回: 領域人間関係の全体構造の理解

第3回: 人間関係のねらい及び内容の理解

第4回: 幼児が経験し身に付けていく内容と指導上の留意点

第5回: 幼稚園教育における評価の考え方の理解

第6回: 領域ごとに幼児が経験し身に付けていく内容の関連性の理解

第7回: 幼稚園の指導内容と小学校の教科等とのつながりの理解

第8回: 幼児の認識・思考、動き等を視野に入れた保育の構想の重要性の理解

第9回: 各領域の特性や幼児の体験との関連の理解

第 10回: 情報機器及び教材の活用法の理解と保育の構想への活用

第 11回: 指導案の構成の理解

第 12回: 具体的な保育を想定した指導案を作成

第 13回: 模擬保育の演習発表

第 14回: 模擬保育の振り返り

第 15回: 各領域の特性に応じた保育実践の動向の理解と保育構想の向上

授業方法 科目担当者による講義形式と、保育内容の研究(演習形式:受講者による制作や発表を主とするグループ

ワーク)を取り入れる。特に人間関係を広げる遊び(ルールのある遊び)や折り紙指導を取りあげ、指導

案作成の学びにつなげる。また保育者と保護者をつなぐ保育だよりの作成や連絡帳の書き方指導なども行

なう。

授業外学習 保育・教育現場において、各年齢の人間関係の発達、人間関係を広げる子どもの「あそび」について学ん

でおくこと。

教科書 保育内容-人間関係-(徳安敦(編) 青鞜社 2018年)

参考書 幼稚園教育要領<最新版>(文部科学省)

幼保連携型認定こども園教育・保育要領<最新版>(内閣府・文部科学省 厚生労働省)

評価方法 ①模擬保育発表(30%)

②模擬保育発表及びグループワークの振り返りに関するミニッツペーパー(40%)

③保育指導法のワークシート作成(30%)

本授業では、積極的な授業への参加を求めます。

なお、大幅な遅刻は欠席とみなすことがあります(詳細は第1回目授業で説明します)。

提出物は確認後、返却します。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

心理発達相談員

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 保育指導論

教員名 辻 富士子

授業種別 講義 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 2 学期 前期

到達目標 ・幼稚園教育において育みたい資質・能力を理解し、幼稚園教育要領に示された当該領域のねらい及び内

容について、背景となる専門領域と関連させて理解を深めるともに、幼児の発達に即して、主体的・対話

的で深い学びが実現する過程を踏まえて具体的な指導場面を想定して保育を構想する方法を身に付ける。

授業概要 ・幼児教育の基本、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿などについて幼稚園教育要領総則から概説す

る。そのことを踏まえ、幼児の発達や理解に基づき、幼児の主体的な活動が確保される指導方法について

模擬保育実践から学ぶ。保育の場面や遊びの指導案の作成、模擬保育実践、振り返りを通して具体的に学

習を進める

授業計画 第1回:幼稚園教育要領の理解 ①第1章

第2回:幼稚園教育要領の理解 ②第2章 第3章

第3回:幼稚園教育要領の理解 ③幼稚園教育における保育指導

第4回:具体的な場面を想定した指導方法①場面の想定(健康・人間関係・言葉)

第5回:具体的な場面を想定した指導方法②指導案の作成(健康・人間関係・言葉)

第6回:具体的な場面を想定した指導方法③模擬保育の発表(健康・人間関係・言葉)

第7回:模擬保育の振り返りと相互評価

第8回:遊びを通しての総合的な指導方法①ねらいと内容

第9回:遊びを通しての総合的な指導方法②実践方法の選択

第 10回:遊びを通しての総合的な指導方法③指導案の作成

第 11回:遊びを通しての総合的な指導方法④模擬保育の準備

第 12回:遊びを通しての総合的な指導方法⑤模擬保育の発表

第 13回:模擬保育の振り返りと相互評価

第 14回:幼稚園教育と小学校教科とのつながりの理解①環境

第 15回: 幼稚園教育と小学校教科とのつながりの理解②表現

授業方法 幼稚園教育要領に関するグループ討議や報告、模擬保育実践の内容選定・指導案作成・実践・振り返り報

告相互評価など主体的で能動的な学習を進める。

授業外学習 模擬保育の準備、振り返りレポートの作成、レポートの作成など定期的に課題を提出する。

教科書 ・『幼稚園教育要領<平成29年告示>』文部科学省/著 フレーベル館/編

・自作プリント

参考書 参考書・参考資料等

『よくわかる教育・保育ハンドブック-保育の質を上げる10のポイント-』無籐隆/著 フレーベル館

『ここがポイント 3法令ガイドブック(平成 29年告示対応)』無籐隆/著 汐見稔幸/著 砂上史子/著 フ

レーベル館

『保育方法・指導方法』大豆田啓友・渡辺英則・森上史朗/著 株式会社ミネルヴァ書房

評価方法 ・授業内小テストで 60 %、レポート、指導案等の課題で20%、授業参加度で20%の割合で評価をする。

授業参加度は、教員からの質問に応じて的確に回答していくことを標準とし、グループ討議等において積

極的に発言していくことを高く評価する。小テストは採点後、レポートは確認後に返却する。

既修条件 なし

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

保育士

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 在宅保育

教員名 明神 規子

授業種別 講義 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 2 学期 後期

到達目標 保育形態の1つに、子どもの家庭に保育者が訪問して保育を行う家庭訪問保育があります。本科目では、

保育制度における家庭訪問保育の独自性について学びます。さらに家庭訪問保育に必要な基本姿勢や保育

技術についても実践的に学び、子育て支援社会を支えるために必要な「理論」と「実践力」を身につけま

す。

授業概要 ・家庭訪問保育の社会的役割について説明できる。

・子どものより良い生活と遊びを支えるための保育者の配慮・環境構成について説明できる。

・子育てに関する基本的知識を持ち、他者にわかりやすく伝えることができる。

・家庭訪問保育に必要な基本的姿勢について考え、話し合うことができる。

授業計画 1.オリエンテーション

2.家庭訪問保育の概要

3.保育マインド

4.居宅訪問保育の概要

5.乳幼児の生活と遊び

6.乳幼児の食事と栄養

7.小児保健

8.居宅訪問保育の保育内容

9.居宅訪問保育における環境整備

10.安全の確保とリスクマネージメント

11.居宅訪問保育者の職業倫理と配慮事項

12.居宅訪問保育における保護者への対応

13.特別に配慮を要する子どもへの対応

14.実践演習(生活・遊び)

15.一般家庭訪問保育の業務の流れ

授業方法 公益社団法人全国保育サービス協会監修 「家庭訪問保育の理論と実践」のテキストや資料をもとにした

講義形式を基本とし、グループ討議や実技交流、ミニレポートの作成など。

授業外学習 予習:授業計画に記載されているキーワードについて事前に教科書を読んでおく。

復習:講義内容を復習し、ノートやレジメをまとめて整理をしておく。

教科書 公益社団法人全国保育サービス協会監修 家庭訪問保育の理論と実践(中央法規)

居宅訪問型保育基礎演習テキスト

参考書 その都度必要に応じて紹介する。

評価方法 授業への出席状況及び参加態度40%、小テスト 30%、レポート 30%とする。授業内の参加度については、

教員からの質問等に的確に回答していくこと、またグループディスカッション等において論理的、積極的

に発言することを高く評価する。授業内のレポート、小テストについては確認後まとめて返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

保育士

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 器楽C

教員名 井下/石栗/内海/岡田/山本

授業種別 演習 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 1

履修年次 2 学期 前期

到達目標 ・「器楽 A、B」時習得の演奏技術がさらに向上し、レパートリーが拡充される。

・保育、幼児教育者の資質として求められる豊かな音楽的感性、情緒、及び表現力が養成され、それらを

活用した現場での指導力を習得する。

・演奏を、音楽的視点を持って客観的に評価できる。

授業概要 『ソナチネ』後半、ブルグミュラー18,12の練習曲』、ソナタからメンデルスゾーン、ショパン等の自由曲

までのコース。『ソナチネ』修了者の科目内での使用テキストは、完全な自由とする。半期をかけてピア

ノ芸術作品(大曲)1曲を仕上げる。高難度の幼児歌曲弾き歌いも行い、より発展した模擬歌唱指導がで

きるようにする。ピアノ独奏曲、幼児歌曲共に内容、規模のグレード・アップしたものであるため、更に

進んだ演奏技術と音楽的な表現力が求められる。

授業計画 第一回:各自の演奏技能の確認と次週課題提示。

第二回:各自の進度に応じた『ソナチネ』『ブルグミュラー18、12の練習曲』他教則本課題曲の練習。

第三回:『ソナチネ』『ブルグミュラー18、12の練習曲』他教則本課題曲の完成と新たな課題曲練習。模擬

歌唱指導①

第四回:中級以上の幼児歌曲数曲の伴奏部練習。模擬歌唱指導②

第五回:幼児歌曲の弾き歌い練習。模擬歌唱指導③

第六回:幼児歌曲試験課題曲の弾き歌い完成。模擬歌唱指導④

第七回:幼児歌曲弾き歌い試験クラス内リハーサル。

第八回:第1回技能習得度確認及び昇級実技試験。

第九回:新たな『ソナチネ』『ブルグミュラー18、12の練習曲』他教則本課題曲の練習。

第十回:『ソナチネ』『ブルグミュラー18、12の練習曲』他教則本課題曲の完成。模擬歌唱指導⑤

第十一回:『ソナチネ』『ブルグミュラー18、12の練習曲』他教則本課題曲の練習、及びリズム課題曲の練

習。模擬歌唱指導⑥

第十二回:『ソナチネ』『ブルグミュラー18、12の練習曲』他教則本課題曲、及びリズム課題曲の完成。

第十三回:『ソナチネ』『ブルグミュラー18、12の練習曲』他教則本課題曲、及びリズム課題曲の暗譜。

第十四回:『ソナチネ』『ブルグミュラー18、12の練習曲』他教則本課題曲、及びリズム課題曲クラス内リ

ハーサル。

第十五回:第2回技能習得度確認及び昇級実技試験。

授業方法 基本的には個人レッスン形態を採るが、模擬歌唱指導では各クラス合同で行う。試験直前リハーサル時等

においては、クラス単位で授業を行う。

個人の進度に応じた課題曲を提示する。実習課題曲や採用試験課題曲には最優先で指導に当たる。

実技試験はクラス合同で行い、他人の演奏を聴いて評価する。

授業外学習 授業課題に対する日々の練習は当然であるが、採用試験対策として初見視奏、並びに季節の幼児歌曲弾き

歌いを常時練習しておく。

教科書 小林美実編 『こどものうた200』 『続こどものうた 200』 チャイルド本社

一宮道子編 『マーチ集』 全音楽譜出版社

参考書 個人の進度に応じ、随時紹介する。

評価方法 実技試験結果 70%、授業参加度(受講姿勢、提出物)30%の割合で評価する。

日々の努力の積み重ねが実りをもたらす科目である故、熱意を維持して臨んでほしい。

各提出物は、確認後返却を行う。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

声楽家

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 器楽D

教員名 井下/石栗/内海/岡田/山本

授業種別 演習 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 1

履修年次 2 学期 後期

到達目標 ・二年間の学びの集大成として、演奏・表現技能が総合的にレヴェル・アップする。

・採用試験、及び就職現場での働きに備えて、高度な指導・応用力が習得できる。

授業概要 学生時代最後の集大成の場(現場に出て行く前の最終授業)として、教則本の進度に関係なく、凡ゆるジ

ャンルのピアノ作品を学べるコース。基本的には採用試験、及び音楽発表会に備えてのピアノ曲とアンサ

ンブル(4、6手連弾)曲各1曲を仕上げる。アンサンブル曲は技術、音楽性、協調性等の総合能力向上の

教材として有益である。

授業計画 第一回:各自の演奏技能の確認と次週課題提示。

第二回:アンサンブル(4、6手連弾)曲の練習。

第三回:アンサンブル(4、6手連弾)曲の練習。

第四回:アンサンブル(4、6手連弾)曲の練習。

第五回:アンサンブル(4、6手連弾)曲の練習。

第六回:アンサンブル(4、6手連弾)曲の完成。

第七回:アンサンブル(4、6手連弾)曲のクラス内リハーサル。

第八回:アンサンブル(4、6手連弾)曲実技試験。

第九回:各自の進度に応じた教則本他自由曲の選曲、及び練習。

第十回:独奏実技試験曲の練習。

第十一回:独奏実技試験曲の練習。

第十二回:独奏実技試験曲の練習。

第十三回:独奏実技試験曲の完成。

第十四回:独奏実技試験曲のクラス内リハーサル。

第十五回:ピアノ独奏曲実技試験。

授業方法 基本的には個人指導形態を採るが、実技試験リハーサル、及びアンサンブル曲練習においては、クラス授

業、或いは 2~3人のグループ授業形態となる。連弾は、基本的にクラス内での組み合わせで行う。

就職内定学生に関しては、最終ピアノ独奏曲におけるジャンルは一切問わない。

採用試験課題曲に関しては、各自の試験日に合わせて随時指導をする。

授業外学習 授業課題に対する日々の練習は当然であるが、採用試験や保育・教育現場での演奏対策として初見試奏や

季節の幼児歌曲弾き歌いを常時練習しておく。

教科書 小林美実編 『こどものうた200』 『続こどものうた 200』 チャイルド本社

参考書 個人の必要に応じ、随時紹介する。

評価方法 二度の実技試験結果70%、授業への参加度(受講姿勢、提出物)30%の割合で評価する。

努力と意欲を保ち続ける真摯な練習姿勢を、大いに評価する。

提出物は、確認後返却を行う。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

声楽家

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 ダンス

教員名 平山 久美

授業種別 演習 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 1

履修年次 2 学期 後期

到達目標 ダンスを通じて、個々の身体表現とはなにかについて考察できる。

対象年齢に応じた身体能力を理解し、ダンス創作ができる。

枠組みに囚われない創造力と想像力を活かし、自身の身体感覚を確認する。

授業概要 ダンスという身体表現が人類にとって、最古のコミュニケーション方法であったことを認識し、単なる運

動ではなく、身体を扱う「表現」であることを考察しながら、ダンスのもつ様々な効果や要素、活用方法

を講義する。

個々の持つリズムは誰一人同じではない。もちろん身体能力も、身体性も違う。自己と他者、個人と集団

など、社会性を凝集したグループワークを通して、アクティブに習得可能となるのがダンスであると言え

る。本講座では、身体的なテクニックではなく、ダンスそのものに内包する様々な社会的観点、身体を扱

うことによる生理学的観点など、同時多発的に発生する様々な事象を、ダンス創作を通じて考察する。

授業計画 第1回 ガイダンス

第2回 運動とあそび

第3回 身体表現学 自身の動きを発見する

第4回 ダンスの持つ社会性とコミュニケーション グループで即興する

第5回 リズム運動

第6回 グループ創作(1) 対象年齢の考察

第7回 グループ創作(2) 振り付けとは

第8回 グループ創作(3) 空間認知

第9回 グループ創作(4) 個人と他者

第 10回 グループ創作(5) テーマを明確にする

第 11回 グループ創作(6) 作品構成

第 12回 グループ創作(7) 到達目標の明確化

第 13回 グループ創作(8) 作品の視覚的効果の考察

第 14回 グループ創作(9) 作品練習 (授業内実技試験・個人)

第 15回 グループ創作(10) 作品発表 (授業内実技試験・グループ)

授業方法 実技中心。2回目以降の講義では、必ず運動着を着用のこと。基本的にシューズは使用しない。

授業外学習 チームで創作した際の復習

自身が興味のある身体表現の検索

通学時に見る様々な年代の方の身体的運動特性の観察

教科書 必要に応じ、適宜テキストを配布

参考書 講義内で適宜紹介する

評価方法 ■授業中の単発レポートと参加意欲 60点

■グループ創作発表 40点

提出物は確認後、返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 ミュージカル

教員名 内海 由美子

授業種別 演習 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 1

履修年次 2 学期 前期

到達目標 ・自らが歌い、演じることを体験し、その楽しさ、喜びを感じる。

・保育現場にたったときに、子どもたちに「歌うこと」「演じること」の楽しさを伝え、指導できる力を

身につけることができる。

授業概要 ミュージカル(音楽劇)を作ることを学ぶ。呼吸法、発声法などを基礎から学び、演劇に必要な、基本動

作を身につける。実際に音楽劇を製作する過程を通して、保育現場での舞台作りに役立たせる。表現する

ことを自身が経験する。

授業計画 1.音楽と演技の基礎練習 呼吸、発声の練習

2.音楽と演技の基礎練習 保育現場で使われている音楽劇を体験①

3.音楽と演技の基礎練習 保育現場で使われている音楽劇を体験②

4.音楽劇鑑賞 台本作りのための題材(絵本など)探し

3.題材研究①

4.題材研究②

5.台本作成①

6.台本作成②

7.音楽の決定

8.配役を決定 台本読み合わせ①

9.台本練習と音楽練習

10.小道具、大道具について学ぶ

11.立ち稽古①

12.立ち稽古②

13.通し稽古①

14.通し稽古②

15.舞台完成と振り返り

授業方法 受講生とのディスカッションにより授業を進める。受講生にあった題材を選択し、オリジナルの音楽劇の

製作を行う。合唱も体験する。

授業外学習 次の授業にむけてのセリフや歌の練習。

教科書 授業中に必要に応じて指示する。

参考書 授業中に必要に応じて指示する。

評価方法 授業への参加度 30%、取り組み姿勢 50%、歌唱や演技などのパフォーマンス達成度20%とし、総合的に評

価する。授業への取り組み姿勢は、積極的な発言や準備など率先した行動を高く評価する。提出物は確認

後、返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

声楽家

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 教育社会論

教員名 池田 美芽

授業種別 講義 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 2 学期 後期

到達目標 ・教育と社会構造・社会規範及び教育行政機関の関わりについて理解を深めることができる

・さまざまな教育事象にともなう価値観の再考を協働して検討することができる

・憲法や教育法規、ならびに教育制度について理解することができる

・安全の必要性とその安全教育について理解することができる

授業概要 教育と社会のかかわりについて、可能な限り教育・幼児教育に関連するさまざまな出来事を取り上げる。

そのことについて自らの考えを整理し、自分自身のもつ教育観を問い直しながら自覚的に教育と社会の関

連について考える。制度と社会的要請について検討し考える。

授業計画 第1回:オリエンテーション 公教育の原理と理念

第2回:教育法規の体系と日本国憲法

第3回:現代社会の状況と学校

第4回:近年の政策と教育の接続

第5回:幼稚園・保育園・子ども園制度について

第6回:学校教育・幼児教育の理想と学校経営

第7回:教育活動計画と評価

第8回:教育の社会的機能① 家庭地域とのつながり

第9回:教育の社会的機能② 子どもの社会化

第 10回:保護者の子育ての多様化と課題

第 11回:学級担任の役割と効果的な指導

第 12回:情報社会の課題と子ども

第 13回:望ましい子ども教育の環境(安全管理や安全教育)

第 14回:世界と日本の教育事情と教育課題解決のグループワーク

第 15回:課題解決の発表とディスカッション

授業方法 講義を中心とするが、ディスカッション、プレゼンテーション、相互評価を授業で取入れて進める

授業外学習 授業で学んだ知識を整理しておくとともに、レポート作成のために教育・幼児教育に関わる出来事を資料

として収集整理しておくこと。

教科書 なし

参考書 『教育小六法 平成30年版 』市川 須美子、 小野田、 勝野、 窪田、 中嶋、 成嶋 学陽書房 2018.1.19

および授業中に適宜、資料を配布する

評価方法 レポート試験(60%) 授業への意欲的参加と学習発表(40%) 提出したレポート・課題などは確認後に返

却します。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 特別支援教育

教員名 松久 眞実

授業種別 講義 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 1 学期 後期

到達目標 通常の学級にも在籍している発達障害や軽度知的障害をはじめとする様々な障害等により特別の支援を

必要とする幼児、児童及び生徒が授業において学習活動に参加している実感・達成感をもちながら学び、

生きる力を身に付けていくことができるよう幼児、児童及び生徒の学習上又は生活上の困難を理解し、個

別の教育的ニーズに対して、他の教員や関係機関と連携しながら組織的に対応していくために必要な知識

や支援方法を理解する。

(1)特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒の障害の特性及び心身の発達を理解する。

(2)特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒に対する教育課程や支援の方法を理解する。

(3)障害はないが特別の教育的ニーズのある幼児、児童及び生徒の学習上又は生活上の困難とその対応

を理解する。

授業概要 特別支援教育の現状を概説し、発達障害や軽度知的障害をはじめとする様々な障害のある幼児、児童及び

生徒が、発達的観点からの教育的支援をなぜ必要とするのかを様々な角度から論じる。

これまでの特殊教育と特別支援教育の違いを歴史的背景を概観しながら理解するとともに、「障害」のあ

る幼児、児童及び生徒の支援を充実させていくために、「障害」についての基本的な知識、支援方法につ

いて習得する。

授業計画 第1回:特別支援教育に関する制度の理念や仕組み

第2回:発達障害のある幼児、児童及び生徒の心身の発達や心理的特性-LD・ADHD-

第3回:発達障害のある幼児、児童及び生徒の心身の発達や心理的特性-自閉スペクトラム症-

第4回:様々な障害のある幼児、児童及び生徒の基礎的な理解

-視覚障害・聴覚障害について-

第5回:様々な障害のある幼児、児童及び生徒の基礎的な理解

-知的障害・肢体不自由・病弱等について-

第6回:特別の教育的ニーズのある幼児、児童及び生徒の学習上又は生活上の困難と対応

-母国語や貧困などの問題について-

第7回:発達障害のある幼児、児童及び生徒に対する支援方法

第8回:軽度知的障害のある幼児、児童及び生徒に対する支援方法

第9回:「通級による指導」の教育課程上の位置づけと理解

第 10回:「自立活動」と教育課程上の位置付けと理解

第 11回:特別支援教育に関する教育課程の枠組み

第 12回:個別の指導計画と個別の教育支援計画作成の意義と方法の理解

第 13回:特別支援教育コーディネーターの必要性への理解

第 14回:関係機関や家庭との連携

第 15回:特別な教育的ニーズのある幼児、児童及び生徒への組織的な対応

授業方法 講議とグループ学習

授業外学習 毎回、レポートに授業内容や感想をまとめたり、次回の予習として、提示されたテーマについて調べ学習

を行い、翌週提出する。

教科書 「教員と教員になりたい人のための特別支援教育のテキスト:気付き、工夫して、つなげる」(学研)

必要に応じて、資料やレジメを配布する。

参考書 あったかクラスづくり―通常の学級で無理なくできるユニバーサルデザイン―

(著:松久 真実・米田 和子・高山 恵子 明治図書2009)

評価方法 ①授業中の参加態度(授業における積極的な態度・発言など)20%

②ワークシート(内容の整合性、的確な記述など)30%

③課題レポート(提出期日、内容への理解度、字数、文献引用など)50%

提出物は確認後、返却する。

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 教育方法の理論と実践

教員名 大土 恵子

授業種別 講義 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 2

履修年次 2 学期 後期

到達目標 ・教育方法の基礎理論の理解を深める。

・教育の目的に適した方法や技術を習得し、実践に役立てようとする。

・今日的な学習方法を理解し、教材作成と指導のあり方を検討することができる。

・教育における情報機器を活用した指導技術などを身につける。

授業概要 教育の方法、技術、特に授業づくりについて、子どもの学習経験の問題や学習集団でのコミュニケーショ

ンの問題などの具体的事例を通じながら学ぶ。教材研究の意味や教材研究の仕方を詳しく解説する。授業

づくりを試みる。

授業計画 第1回 教育方法と授業について

第2回 教育方法の歴史的変遷

第3回 学習の基本原理(教えること、学ぶこと)

第4回 学習理論の展開1(我が国と西洋における学習指導理論の変遷)

第5回 学習理論の展開2(生活・経験・系統・構造、人間性、個性重視の学習指導)

第6回 学習の構造と実践(子ども集団、保育の題材と学習展開の構想)

第7回 教授、学習の形態(パーソナル、ペア、グループ、クラス)

第8回 保育技術の応用(生活と遊びを通した総合的な幼児教育)

第9回 教材研究(教材研究の意味と教材研究の仕方、学習指導案)

第 10回 育みたい資質・能力と学習の評価

第 11回 情報機器の活用(PC・iPad・iPhoneによる教材作成)

第 12回 教育方法の実践1(PC・iPad・iPhoneを使った授業)

第 13回 教育方法の実践2(「はなす」と「きく」、ロールプレイの方法論)

第 14回 模擬授業の試み

第 15回 まとめと授業での課題発見

授業方法 講義を中心とするが、ディスカッション、プレゼンテーション、相互評価を取り入れて進める。

授業外学習 授業において出される課題レポートを提出する。

教科書 『教育の方法と技術』樋口直広編著 ミネルヴァ書房

参考書 授業中に、適宜資料を配布する。

評価方法 レポート課題(60%)授業への意欲的参加と学習発表(30%)課題レポート(10%)

提出物は確認後、返却する。

既修条件 なし

担当教員の実務経

験内容

幼稚園教諭

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 保育実習指導2

教員名 辻 富士子

授業種別 演習 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 1

履修年次 2 学期 前期

到達目標 ・保育所の役割や機能について、具体的な実践を通して理解を深めることができる。

・子どもの観察や関わりの視点を明確にすることを通して、保育の理解を深めることができる。

・既習の教科目や保育実習1の経験を踏まえ、子どもの保育及び子育て支援について総合的に理解でき

る。

・保育の計画・実践・観察・記録・記録及び自己評価について、実際に取り組み、理解を深めることがで

きる。

・保育士の業務内容や職業倫理について、具体的な実践に結び付けて理解できる。

・実習における自己の課題を明確化する。

授業概要 ・保育実習 1の経験を踏まえ、さらに保育現場での発展的、総合的な実践能力を高め、乳幼児とのかかわ

りと理解を深め、保育士として必要な資質・能力・技術を磨く。

・模擬保育の計画・実践・観察・記録に主体的に取り組み、反省、評価を通して保育を振り返り、実践力

を高める。また家庭と地域の生活実態に触れて、子どもの家庭福祉ニーズに対する理解力、判断力を養う

とともに、子育てを支援するために必要とされる能力を養う。さらに保育観の形成と保育技術の向上に努

めて、今後の実践に活かせる基本を修得する。

・実習の前後に事前事後指導を行い、自己課題を明確にする。

授業計画 1. 保育実習1の振り返り、保育実習2の意義・目的と実習内容の概要

2. 保育所の役割や機能の具体的展開①養護と保育が一体となって行われる保育

3. 保育所の役割や機能の具体的展開②保育所の社会的役割と責任

4. 観察に基づく保育の理解①子どもの心身の状態や活動

5. 観察に基づく保育の理解②保育士等の援助やかかわり

6. 観察に基づく保育の理解③保育所の生活の流れや展開

7. 子どもの保育及び保護者・家庭への支援と地域社会等との連携①総合的に行う保育

8. 子どもの保育及び保護者・家庭への支援と地域社会等との連携②子育て支援

9. 子どもの保育及び保護者・家庭への支援と地域社会等との連携③関係機関及び地域社会

10. 指導計画の作成・実践・観察・評価①全体的な計画に基づき作成

11. 指導計画の作成・実践・観察・評価②保育の実践

12. 指導計画の作成・実践・観察・評価③保育士の援助

13. 保育士の業務と職業倫理①保育士の業務

14. 保育士の業務と職業倫理②保育士の職業倫理

15. 自己の課題の明確化

進行具合等によっては、授業計画を変更することがある。

授業方法 講義形式を中心とし、必要に応じて演習を取り入れる。

授業外学習 『学外実習ハンドブック』の「保育実習の概要」を事前に読んでおくこと。

模擬保育実践のための指導案作成・教材準備・自己評価をする。

教科書 適宜プリントを配布する。

参考書 ・新基本保育シリーズ20「保育実習」監修交易財団法人児童育成協会 中央法規 2019

評価方法 保育指導案の作成・実践・自己評価を50%、レポート課題を 20%・授業への参加度を30%の割合で評価

する。授業への参加度は、教員からの質問等に応じて的確に回答していくことを標準とし、保育実践への

積極的な参加姿勢も高く評価する。指導案やレポートなどは、確認後に返却する。

既修条件 原則として「保育実習1」が修得見込みであること。

担当教員の実務経

験内容

保育士

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

科目名 保育実習指導3

教員名 寅屋 壽廣

授業種別 演習 授業形態 週間授業

開講間隔 週1回 単位数 1

履修年次 2 学期 前期

到達目標 ・保育実習の意義と目的を理解し、保育について総合的に学び実践することができる。

・実習や既習の教科の内容やその関連性を踏まえ、保育実践力を培い実践することができる。

・保育の観察、記録及び自己評価等を踏まえた保育の改善について実践や事例を通して学び実施すること

ができる。

・保育士の専門性と職業倫理について理解し説明することができる。

・実習の事後指導を通して、実習の総括と自己評価を行い、保育に対する課題や認識を明確にし説明する

ことができる。

授業概要 保育実習1をとおして得られた施設実習の課題を振り返り、保育実習3に向けての自分の新たな課題や目

的意識を明確にすることができるようにするため、施設養護の目的や施設で暮らす子どもや利用者の理

解、施設保育士の役割等について解説する。

次に、保育所以外の児童福祉施設、その他の社会福祉施設での実習の留意点を概説し、参加実習に向けて

の心構えや準備、実習課題、実習計画の作成等、実習に臨むための必要な能力を醸成する。

さらに、実習の総括と自己評価を行うことをとおして、自己課題が明確になるように授業を進めていく。

授業計画 第1回 保育実習3の意義・目的と実習内容の概要について、保育実習1(施設実習)の振り返り

第2回 施設実習① 施設養護の目的や意義

第3回 施設実習② 施設で暮らす子どもや利用者の理解

第4回 施設実習③ 施設保育士の役割

第5回 施設実習④ 施設における養護内容

第6回 施設実習⑤ 施設内の生活環境、衛生、安全管理

第7回 施設実習⑥ 児童福祉施設における実習の留意点

第8回 施設実習⑦ 障害児者施設等における実習の留意点

第9回 保育実習の目的と概要・心構えと準備

第10回 保育実習の記録・実習課題

第11回 実習計画案の作成①

第12回 実習計画案の作成②

第13回 実習後の学びー総括、評価ー

第14回 自己課題の明確化

第15回 学びを深めるために

授業方法 テキストをもとに講義形式で授業を行うが、グループワーク、発表などの演習形式も取り入れた授業を実

施する。また施設理解のためのDVDの鑑賞や必要に応じて施設見学なども実施する。授業展開にあたっ

てはパワーポイントを活用する。

授業外学習 「学外実習ハンドブック」の「保育実習の概要」を事前に読んでおくこと。

第1回

(予習)シラバスを読み、本科目の授業内容等を理解する。保育実習1を振り返り自分の課題や実習での

学びについてまとめておく。

(復習)振り返りシートを作成し提出する。

第2回~15回

(予習)各回のテキスト部分の通読及び各回ごとのテーマについて自分の考えをまとめておく。例えば第

2回であればテキスト第11講の通読(P123~134)及び施設養護の目的や意義について自分の考

えをまとめておく。

(復習)振り返りシートを作成し提出する。

教科書 新・基本保育シリーズ「保育実習」 近喰晴子、寅屋壽廣、松田純子 編集、中央法規、2019年

参考書 「より深く理解できる施設実習―施設種別の計画と記録の書き方」 藤京子他(著)、(株)萌文書林、2

015年

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2020 年度プール学院短期幼児教育保育学科シラバス

「幼稚園・保育所・施設 実習ワーク」 小林育子他(著)、(株)萌文書林、2015年

評価方法 発表40%、振り返りシート30%(独自のルーブリックに基づいて、各回の振り返りシートを0~2点

で評価する。)、受講状況30%(各回の授業への積極的参加(質問等は加点)や授業態度(受講マナーや

私語、携帯電話等の使用など授業の妨げになる行為、テキスト忘れなどは減点)、グループワークへの積

極的参加や発表など独自のルーブリックをもとに総合的に評価する。)レポートや振り返りシート等につ

いては、確認後、コメントをつけて返却する。

既修条件 原則として「保育実習1」が修得見込みであること。

担当教員の実務経

験内容

児童相談所所長