2019年3月期決算説明会2019年6月14日

1.2018年度(2019年3月期) 決算の概要 P.3

2. 中部地域の状況 P.12

3. 2019年度(2020年3月期)の展望とセントレアグループの

主な取組み P.18

4. 2018年度(2019年3月期)決算と2019年度(2020年3月期)業績予想

P.48

5. 参考資料 P.60

CONTENTS

目 次

1

ご説明にあたって（本日のポイント）

2

これまでの地域と一体となったエアポートセールスの取り組みが結実→愛知万博の⾏われた開港直後の2005年度を超える過去最⾼の航空旅客数

路線拡⼤に伴う旅客施設使⽤料増、免税店売上増→売上⾼、最終利益の他、各利益についても過去最⾼を更新

増加したキャッシュフローを将来の発展に向けた取り組みに投下（南側地区整備事業等）

過去最⾼を更新した2018年度決算

環境認識 航空ネットワークのさらなる拡⼤により、国際線を中⼼に加速度的に増加する供給座席数/旅客数

2019年度活動⽅針 路線ネットワークのさらなる拡充を目指し、需要拡⼤のための先⾏費⽤投⼊ 拡⼤基調にある航空旅客に対し、将来のボトルネック解消のため、空港としての量的・質的拡⼤に向けた取り組みを

積極的に推進（国際線保安検査場の⼤規模改修、スマートレーン等先進的な保安検査機器導⼊）

第2ターミナルの供⽤（9/20）やAichi Sky Expoオープン（8/30）によりFLIGHT OF DREAMSを核とした将来の南側地区の各種事業の相乗効果を目指した先⾏費⽤の投下

中⻑期を⾒据えた2019年度の位置づけ

地域目標である2027年の⼆本目滑⾛路実現にむけ、さらなる需要創出を図るなど地域一丸の建設促進活動に積極的に参画

⻑期の地域目標の実現に向けて当期純利益等は引き続き⾼い⽔準を維持するも増収減益の⾒通し（戦略的な踊り場）

１．2018年度(2019年3月期)決算の概要

3

2018年度決算の概要（連結）

4

2017年度 2018年度 増減 前年度⽐

売上⾼ 589.6 642.9 53.2 109.0%

営業利益 89.1 99.0 9.8 111.1%

経常利益 80.2 92.8 12.5 115.7%

当期純利益 54.4 64.4 9.9 118.3%

売上⾼・最終利益の他、各利益についても過去最⾼を更新。旅客数の伸びと、訪日外国人による免税店売上の押し上げがけん引。

空港事業は、旅客数が開港直後の2005年度以来、過去最⾼を更新。国際線は、アジア方面を中⼼に新規就航・増便や機材⼤型化が相次ぎ、国内線も堅調に推移。

商業事業については、旺盛な訪日需要を背景に拡⼤する訪日外国人需要を取り込み、免税店売上⾼が過去最⾼を更新する等、売上⾼全体をけん引した他、新複合商業施設の開業も増収に寄与。

2019年度は、航空ネットワークのさらなる拡⼤により、国際線を中⼼に旅客数が加速度的に増⼤。次なる成⻑軌道に向けた課題を乗り越えるため、空港としての量的・質的拡⼤に向けた取り組みを積極的に推進。こうした過程において、先⾏費⽤が増加し増収減益の⾒通し。

※ 本資料に記載のある「当期純利益」はすべて「親会社株主に帰属する当期純利益」を指します

（単位︓億円）

2018年度概括（空港事業:主な新規就航）

5

6月〜５月〜

2社による⿅児島線

２社による韓国（仁川・釜山）線

2019年3月〜10月〜

2社によるバンコク線

2019年2月〜10月〜

３社による台湾（台北・⾼雄）線

2019年2月〜

広州線直⾏便

2019年3月〜

ジャカルタ線

8月〜 10月〜

7月〜

2018年度概括（商業事業）

6

FLIGHTPARK

ボーイング787初号機(ZA001)を中⼼に、9つの体験型コンテンツで構成されるエリア。航空について楽しみながら学ぶことができます。

SEATTLETERRACE

ボーイング創業の街、シアトルをテーマにしたエリア。シアトル本場の人気メニューやショッピングをお楽しみいただけます。

BOEINGSTORE

米国外初のボーイングストア。アメリカ直輸⼊のグッズに加え、世界でここしか買えないオリジナルグッズを約500点展開。

2018年度概括（商業事業）

7

イルミネーション

CHANELオープン（2019.2.7）

これまでの取り組み

2018年度の取り組み

変化し続けるセントレア︕︕

空港音楽祭

物産展

アイアンマン70.3クリスマスマーケット（2018.11.20〜2018.12.25）到着免税オープン

（2018.4.26）

滑⾛路⾒学バスツアー

Air BIC CAMERAオープン（2018.4.3）

2018年度概括（CS）

8

2018年11月リージョナル空港

2回連続の５スター受賞

2019年3月The World‘s Best

Regional Airport受賞

2019年3月CS表彰式

SKYTRAXによる評価The World‘s

Best Regional Airport第１位

Best RegionalAirport-Asia

第１位

Best Airports : 10-20 million passengers

第１位

2018年度概括（空港事業︓旅客数推移）

9

702 652 625 583495 469 451 472

540 539 552 572 597 625 660

374389 391

344

314 323 326 326300 284 273 283 286

313

690

158157 164

153

127 110 122146 165 216

239269

296

1,235 1,199 1,182

1,080

925 921 889

921 987 990

1,042 1,096

1,153

1,235

1,350

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018速報値

2019計画値

115

（単位︓万人）

（年度） ※単位未満切捨、ただし％は四捨五⼊

国際線(日本人)

国際線(外国人)

国内線

インバウンド前年⽐ 110%

インバウンド ︓過去最⾼ アウトバウンド ︓2015年度を底に回復 国内線 ︓開港以来４番目

愛知万博

JAL破綻

東日本⼤震災

リーマンショック世界的景気低迷

アウトバウンド前年⽐ 109%

国内線前年⽐ 105%

2018年度概括（空港事業︓訪日外国人旅客数推移）

10

※暦年にて算出法務省「出⼊国管理統計」より作成

※単位未満四捨五⼊

韓国26%

中国23%台湾

15%

香港7%

12%

6%

7%4%

韓国12%

中国42%

台湾13%

香港9%

東南アジア15%

3%

3% 3%

322%168% 157%

248% 210% 179% 165%

394%

160% 146%

中国 韓国 台湾 香港 シンガポール タイ フィリピン ベトナム ヨーロッパ 北アメリカ

国籍別出入国者割合

中部空港国籍別出入国者増加率（2014年⽐）

100%

２018年全国

59,955千人

２018年中部空港2,828千人

その他

ヨーロッパ

北アメリカ

東南アジア

その他

ヨーロッパ

北アメリカ

2018年度概括（空港事業︓国際貨物取扱量、発着回数）

11

106 107 103 9786 83 82 83 90 92 98 101 101 103 110

0

20

40

60

80

100

120

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019計画値

233 238 206 123 119 115 116 108 146 176 161 165 179 194 240

53 52 51

3017 14 16 16

29 28 28 28 2625

29

0

20

40

60

0

100

200

300

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019計画値

（便）（千トン）

国際貨物取扱量（輸出⼊） 国際貨物線便数（便/週）

（千回）

（年度） ※単位未満切捨

（年度） ※単位未満四捨五⼊

２．中部地域の状況

12

中部地域の交通インフラ整備

13

東海北陸道（白鳥-⾶騨清⾒）

4⾞線区間延伸【2019.3.20】

新名神（新四日市-⻲山⻄）

三重県区間全通【2019.3.17】

北陸新幹線 ⾦沢-敦賀間開業（2022年度）

東海環状全線（2020年度）

北陸・中京新幹線（仮称）構想（中部圏知事会議）

⼆本目滑⾛路（地域目標2027年度）

⻄知多道路(2027年度)

リニア中央新幹線東京-名古屋間開業

（2027年度）

名⼆環全線（2020年度）

中部地域の⼤規模施設計画

14

みなとアクルス（2018.9.28オープン）

森トラスト⾶騨⾼山ホテル開発用地取得

外資系ラグジュアリーホテル誘致予定（開業時期未定）

岐阜公園再整備事業（2024年度）

アクアイグニス 多気（2020年度）

関ケ原古戦場整備（2020年度）

ジブリパーク（2022年度）

FLIGHT OF DREAMS（2018.10.12オープン）

名古屋鉄道発表資料より引⽤

アクアイグニス公式サイトより引⽤

名鉄名古屋駅新ビル（2027年度）

名古屋城木造天守閣竣工（2022年度）

中部地域の観光資源（観光の宝庫）

15

中部地域は観光資源の宝庫︕他地域にも負けない魅⼒あふれる観光資源が満載特徴

北海道

自然/雪/温泉/食

九州

温泉/食/街

京都

公家文化/侍

⼤阪

古き商店街/食い道楽

東京

モダン/ファッション

中部

特徴自然 雪 温泉

食 街

武家文化 侍

古き商店街 食い道楽

モダン/ファッション/アミューズメント

さらに

武将・忍者

教育・娯楽

産業

スポーツ

祭り・花火

中部地域独自の観光資源

2018 2019 2020 2021〜

愛知県の各種プロジェクトを航空需要に

16

ラグビーワールドカップ（愛知・静岡） 名古屋城⽊造復元（2022年〜） あいち航空ミュージアムリニューアルオープン

レゴランドジャパン第⼆期オープン

⾦シャチ横丁

愛知県観光協会ホームページより引⽤

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館ホームページより引⽤

G20サミット外相会合

G20HPより引⽤

技能五輪全国⼤会（19年度、20年度連続開催）

全国植樹祭

全国植樹祭HPより引⽤

厚⽣労働省報道発表資料より引⽤

World Robot Summit（愛知・福島）

名古屋城公式ホームページより引⽤

ジブリパーク（2022年）

アジア競技⼤会（2026年）

技能五輪国際⼤会(2023年）誘致⽴候補

愛知県ホームページより引⽤

セントレア島内で開催

セントレアを取り巻く状況

17

訪日外国人旅客数の新たな目標2020年 4,000万人2030年 6,000万人

14.8%

中部9県で32.2%

2018年 3,119万人出典:JNTO統計資料

チャンス ニュートラル リスク

ものづくりの集積地製造品出荷額等(2017年)

※出展︓平成30年度工業統計速報

・・・愛知・岐阜・三重・静岡・⻑野・富山・石川・福井・滋賀

愛知

東南アジアにおけるＬＣＣの拡⼤東南アジアでの座席供給量の

うちLCCが過半数（出典︓JADC）

リニア中央新幹線の整備首都圏と中部圏の一体化

（2027年）

空港間競争の激化

訪日旅客 消費動向の変化

首都圏空港発着枠の更なる拡大

空港コンセッションの実施・拡大（仙台、関空・伊丹、福岡…）

モノ消費からコト消費への移⾏ 購入先の多様化＆販売競争

激化

3．2019年度(2020年3月期)の展望とセントレアグループの主な取組み

18

セントレアの持続的成⻑に向けたビジネスモデル

19

成⻑のスパイラル⇒地域社会へ貢献空港機能や競争⼒の強化、魅⼒や利便性の向上

全体の集客⼒アップ魅⼒・店舗⼒のアップ(差別化)

FLIGHT OF DREAMS（2018.10.12）

総合免税店（2019.4.25）

南側地区

南側地区

LCCの拠点化促進

第２ターミナル整備（2019.9.20）

施設容量の増強

南側地区

愛知県国際展示場（2019.8.30）※愛知県事業

空中回廊

来港者（航空旅客）

の増加航空旅客・便数の増加

スポット増設 現在80ｽﾎﾟｯﾄ 新ターミナル供⽤後

87ｽﾎﾟｯﾄ 将来拡張時

93ｽﾎﾟｯﾄ以上CHANEL（2019.2.7）

空港営業の強化

セントレアの存在意義

相乗効果による更なる賑わいの

創出

収益を次の投資へ

第１ターミナル

第１ターミナル

公共インフラとしての持続的成⻑を通じた地域社会への貢献を目指す

商業事業の拡大 航空ネットワークの拡大

国際航空ネットワークの更なる拡⼤（新規就航）

20

就航日 地点名 便数 等ガルーダ・インドネシア航空 2019年 3月24日〜 ジャカルタ 4便/週

天津航空 2019年 3月31日〜 天津 4便/週中国南方航空 2019年 3月31日〜 ハルビン 2便/週中国東方航空 2019年 3月31日〜 ⻄安 4便/週

上海航空 2019年 4月 9日〜 広州 7便/週ティーウェイ航空 2019年 4月 9日〜 済州島 4便/週

春秋航空 2019年 5月 5日〜 深圳 7便/週山東航空 2019年 5月13日〜 ⻘島 3便/週山東航空 2019年 5月14日〜 済南 4便/週エバー航空 2019年 6月 6日〜 台北 7便/週

上海吉祥航空 2019年 6月15日〜 南京 7便/週

山東航空 エバー航空ガルーダ・インドネシア航空

発表済分のみ 2019.6.14時点

ティーウェイ航空

国際線便数（夏ダイヤ ピーク）便／週

国際線・国内線とも就航便数が大きく増加

国際線・国内線就航便数推移

21

国内線便数（各4月１日時点）便／日

250

300

350

400

450

500

2015 2016 2017 2018 2019

452

340

年度

70

75

80

85

90

2015 2016 2017 2018 2019

89

84

年度

1,235 1,199

1,182 1,080

925 921 889 921 987 990

1,042 1,096

1,1531,235

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020

旅客数の推移と今後の⾒込み

22

2019年度には内際合計 供給座席数2,000万席に迫る勢い

（単位︓万人）1,350

2018年度 ※過去最⾼旅客数を更新

（年度）（単位未満切捨）

（速報値）（計画値）

提供座席数約1,600万席

約1,870万席超1,800

1,400

1,500

1,600

1,700

〜

セントレア拠点のＬＣＣ（エアアジア・ジャパン＆ジェットスター・ジャパン）

23

『我が街のエアライン』として地域をあげて育てていく必要

2017.10.29就航日の状況

2018.3.26 拠点開設時の様子

2018年3月 中部国際空港に拠点を開設

第２ターミナル（T2）就航のＬＣＣ

24

エアアジアジャパン北海道、台北線

チェジュ航空ソウル線

ティーウェイ航空ソウル、チェジュ、グアム線

エアプサンプサン線

発表済分のみ 2019.6.14時点

第２ターミナルを起爆剤に

更なるLCC拡大

これからもT2の利用が相次ぐ⾒込み

貨物拠点化推進

25

相次ぐ国際貨物専⽤便の新規就航等により、貨物輸送拠点機能が一層充実

2019年3月〜チャイナエアライン貨物便 新規就航ロサンゼルス－サンフランシスコ－中部－台北 週2便

国際貨物定期便運航便数 29便 *2019.６.1時点

2019年3月〜カリッタ航空貨物便 定期便化

シンシナティ－中部－香港 週７便

愛知県国際展示場（2019.8.30オープン）

第2ターミナル（T2）（2019.9.20オープン）

26

持続的成⻑を⾒据えた空港機能強化 『第２ターミナル（T2）整備』

空港島南側に誕生した新たな賑わいゾーン

FLIGHT OF DREAMS（2018.10.12オープン）

【第２ターミナル(T2)施設概要】 年間旅客取扱数︓国際300万人、国内150万人 延床面積︓約45,000㎡ 構造︓2階建て（1F到着エリア、2F出発エリア） スポット数︓10 ※LCCのビジネスモデルに沿ったスポット配置⇒航空機の自⾛出発が可能、国際線・国内線の切り替えが可能

チェックインロビー滑⾛路をイメージした広い通路を設け、視覚的に分かりやすい導線

到着ロビー和のテイストを織り交ぜ、日本に到着した安堵感や、おもてなし感を醸成

スマートレーンスマートレーンや⾼性能X線機器など、最新の保安検査設備を導⼊

自動チェックイン機・自動手荷物預入機LCC向けターミナルとして国内初となる「自動手荷物預⼊機」を導⼊

27

明るい空間のターミナルで、カジュアルな旅を演出

持続的成⻑を⾒据えた空港機能強化 『第２ターミナル（T2）整備』

28

国際空港に直結する国際展示場（AICHI SKY EXPO）

2019.8.30 オープン

eスポーツ、コンサート、人気アイドルグループ握手会

などを予定面積︓約60,000㎡＝国内4位の面積

（ポートメッセなごやの1.8倍）空港直結の常設保税展示場

アクセス 距離 徒歩自家⽤⾞ （⽴体駐⾞場） 150m 2分バス・タクシー （ターミナル前面） － 1分鉄道・⾼速船 （アクセスプラザ） 550m 7分※

交通アクセス

第２ターミナル第１ターミナル

アクセスプラザ

⾼速船乗り場

⽴体駐⾞場

⽴体駐⾞場（建設中）

FLIGHT OF DREAMS

⽴体駐⾞場

（セントレアガーデン経由）路線・観光バス、タクシー乗降⾞場

一般⾞乗降⾞場

EV

スロープ

29

第２ターミナル（T2）への施設配置（交通アクセス・周辺施設と直結）

アクセス 距離 徒歩FLIGHT OF DREAMS 50m 1分第１ターミナル（ｾﾝﾄﾚｱｶﾞｰﾃﾞﾝ経由） 300m 4分アイチスカイエキスポ 400m 5分

周辺施設

※動く歩道を利⽤

更なる賑わい拠点 「FLIGHT OF DREAMS」

30

「FLIGHT OF DREAMS」に隣接した「国際展示場 AICHI SKY EXPO」 「第２ターミナル（T2）」

まもなく完成︕︕2019.8.30 OPEN 2019.9.20 OPEN

第2ターミナル（T2）

年間来場目標２００万人

年間旅客取扱能⼒４５０万人

徒歩１分

徒歩４分

徒歩１分

⽴体駐⾞場（建設中）

⽴体駐⾞場、アクセスプラザ、鉄道・船現ターミナル（第１ターミナル） 「FLIGHT OF DREAMS」

更なる活性化に︕︕

「Centrair Duty Free コスメ・ファッション店」46ブランド 新たに化粧品9店舗ファッション2店舗が追加︕

内観

2019.4.25 オープン

31

第１ターミナル（T1）の⼤規模改修

総合免税店開港以来初のリニューアル

先進的な保安検査機器を導入〜より安全な保安サービスの充実スマートレーン導入により、

セキュリティ強化＆待ち時間短縮

スマートレーン

国際線保安検査場の改修

2019.8完成予定

持続的成⻑を⾒据えた空港機能強化 『空港島全体』

32

東横イン新棟(客室1,287室)

愛知県有料道路運営権者による国際ブランドホテル誘致（150〜300室）

セントレアホテル新棟（客室160室）

カプセルホテル TUBE Sq

フォーポイントバイシェラトン名古屋中部国際空港（客室319室）

敷地面積︓約287,000㎡展示面積︓約60,000㎡事業主体︓愛知県

ホテル

第２ターミナル

延床面積︓約45,000㎡ (2階建て) スポット数︓10年間旅客取扱数︓国際300万人 国内150万人

2019.9.20 OPEN

AICHI SKY EXPO

2019.8.30 OPEN

セントレア島内ホテル客室数の推移

2005年 2007年 2017年 2019年

客室数 568室 1569室 1707室 3473室（誘致中は除く）

直近3年急激な伸び

クルーズ船誘致

ボーイング787初号機をメインとした複合商業施設 『FLIGHT OF DREAMS』延床面積︓約11,000㎡（4階建て）

FLIGHT OF DREAMS

2018年オープン

2018年オープン

2019年オープン

2017年オープン

2018年オープン

2017年オープン

スカイペットホテル

津

伊勢

岡崎知⽴刈谷

四日市浜松磐田掛川

＝名鉄電⾞ －名鉄バス －遠鉄バス －三重交通 －名古屋バス －名阪近鉄バスージャムジャムエクスプレス （※⾦城ふ頭はJR東海バスも運⾏）（深夜・早朝）

栄桑名⻑島

藤が丘名古屋駅

名鉄バスセンター 交通ネットワーク名鉄バスセンター 交通ネットワーク

名鉄バスセンターでの⾼速バス乗り継ぎ強化で個人旅⾏者の主要観光地へのアクセス利便性向上（施策例︓セントレアリムジン

[14便／日]との乗継切符造成等）

セントレア 交通ネットワークセントレア 交通ネットワーク

航空＋２次交通の融合深度化による外国人個人旅⾏者の主要観光地への容易なアクセス実現

目指すべき姿

徳島

京都

奈良

⾦沢

福井

⾼山

⾼岡 富山 宇都宮

白川郷 上⾼地飯田 伊那 新宿

松本・⻑野

富士五湖神⼾⾼松

松山

豊田

今後の課題

⾦城ふ頭

白馬線 ※期間限定運⾏京都

鳥羽

新ブランディング忍者⾼速船

2018.12.22〜

伊賀忍者ライナー2019.1.19〜

2018.2〜 白馬 2017年度 深夜便のみ2018年度 深夜便＋昼間便

年々拡大︕︕

2017.2〜

２次交通ネットワークの充実

33

サムライ×NINJA空港プロジェクト地域との連携

34

地域×航空会社

連携

地域との連携

35

地域に愛され親しまれるとともに、地域に貢献できる空港づくりを推進

自治体経済界

(利促協)交通

事業者メディア

観光事業者

教育機関

旅⾏業者

津波避難、航空機事故、火災など様々な想定に応じて、ほぼ毎月訓練を実施し「備え」ている

引き続き検証をしながら、「備え」をしっかりとしていく

伊勢湾台風

基準水面（+0）

過去最⾼水位（+3.9ｍ）

（+5.0~7.0ｍ）セントレア護岸

⾼潮の最⼤想定は空港島全域で1~２ｍを想定 自然排水により⻑期間の滞水はないものと想定 電気室等は地下ではなく地上階に配置

津波・⾼潮

＜東日本⼤震災以降の強化対策＞ 電気室等:可搬式防潮板設置、扉のエアタイト化 屋外重要施設:コンクリート製防潮堤設置 「津波避難ビル」看板設置 ⼤津波警報時の「サイレン」設置

地震 震度７クラスに対応した設計（施設、⽤地とも） ⼤被害を防ぐ液状化対策を実施済み

6,500人が3日間必要な備蓄品確保飲料水、食糧、⽑布・マット、発電機、簡易トイレ等

連絡橋付近は水深が浅い(⼤型船×) 連絡橋が⻑期にわたって通⾏できないときは、船舶等

の代替交通の確保に取り組む

滞留

地盤沈下 水深が浅く（平均6ｍ程度）、全体的に強固な地

盤（常滑層）の上に建設 地盤の沈下量は極めて小さい

滑⾛路（＋5.0~5.9ｍ）

2019.5.22 BCP訓練の様子

自然災害等への備え(ハード面強化)

36

国交省航空局

中部地方整備

局

中部運輸局

愛知県防災局

愛知県道路公

社

常滑市

アクセス事業者

外国公館

日常体制の延⻑で緊急対応、早期復旧を実施

COC

セントレアG

エアライン

中部空港事務所

CIQ

空港警察

常滑消防

アクセス事業者

テナント

警備所

COC

セントレアG

エアライン

中部空港事務所

CIQ

空港警察

常滑消防

アクセス事業者

テナント

警備所

総合対策本部

【日常体制】 【島内連携】 【島外連携】共助の強化・拡大 公助の円滑化自助の推奨と確認

自然災害等への備え（連携強化）

37

次の未来へ。セントレアは、コトを起こし続けます。

人も企業もグローバルに⼤きく動く時代。つながりあうことで、人は可能性を拡げ、企業はビジネスを成⻑させることができます。お客さまのために、セントレアは安全・安⼼、そしてサービスを究極まで追求します。

そしてその先へ。私たちは空港の枠を超えて進化してゆきます。

使っていただくのを待っているだけでなく、人や企業や地域社会に積極的に働きかけます。夢を実現し次の未来を切り拓いてゆくために、セントレアをどう活⽤できるか。世界の舞台にどう打って出るか。セントレアのひとりひとりが、お客さまのことを考え、お役に⽴てるよう⾏動を起こしてゆきます。

私たちは、コトを起こし続けます。さあ。次の未来へ。

38

経営基盤の強化（ビジョン2027）

空港運営会社から、空港活用会社へ

39

空港を地域が誇る資産のショーケースに︕

• 国際展示場• IR（カジノ）• クルーズ船寄港地• 空港前島・・・

空港島とその周辺 －インフラ－• ロボット、パーソナルモビリティ• IT、おもてなしコンシェルジェ• 自動運転、環境対応⾞• サムライ・ニンジャ関連コンテンツ• 近代的な農業（体験も）・・・

地域産業 －コンテンツ－

空港島とその周辺⇒地域産業の先端技術のショーケース化

『空港活⽤』の推進＋中部圏、北陸圏の魅⼒の発掘と発信

この地域を首都圏に負けない国際観光都市へ︕空港島はその⽞関⼝として推進の拠点に︕

×

＝実⾏に向けた官⺠一体となった枠組みの構築

企業のシーズと地域のニーズのマッチング

実験内容 サービスロボット（警備、巡回業務） ⾞の自動運転

写真

国際展示場⼊⼝〜駐⾞場、宿泊施設等⾛⾏予定

40

空港内での先端技術の実証実験→エアシティ スマートエアポートこれまで/現在

実験内容 パーソナルモビリティ（警備、巡回業務）

ベビーカー回収（回収業務の効率化）

VR を活用した忍者体験

写真

実験期間 2018.10.22〜11.30 2018.11.4〜2019.3.31 2018.11.22〜12.14

今後

【IT戦略の強化】 バックオフィスシステム一括更新による業務の最適化、省⼒化、及び効率化を推進

経営基盤の強化

【働き⽅の改革】 職場環境改善、ITの積極的な導⼊、人事制度再構築、採⽤活動変⾰

【ハード面での改革】 安全や利便性を⾼める施設、収益性を⾼める施設を着実に構築

【原価の改善・コスト意識】 収益とキャッシュフローを確保する体質は、開港以来維持 持続的成⻑に向けた施策へは、積極的に資源を投⼊ 財投機関債、政保債の年限等の組み合わせの最適化

カネ

経営基盤の強化

41

ヒト

モノ

情報

開港以来大切にしてきた安全・安⼼やお客様満⾜度の追求を進めつつ、経営基盤の強化を通し、空港事業をさらに成⻑させるビジネスモデルに磨きをかける

「空港の活用」 ⇒ 地域社会へ貢献

2019年度 取組み

42

商業事業の拡大 航空ネットワークの拡大

全体集客⼒アップ FLIGHT OF DREAMSを中⼼に南側地

区の新たな商業事業展開

店舗⼒アップ 「総合免税店リニューアルオープン」による

更なる活性化 魅⼒ある新店舗・ブランドの誘致

ネットワークの拡充 空白路線の誘致 既存路線増便／機材⼤型化

LCC拠点化促進 第２ターミナル（T2）整備

空港営業の強化 昇龍道プロジェクト、サムライ忍者プロジェ

クト推進 交通アクセスの拡充

2019年度業績予想（連結）

43

売上⾼は693億円、当期純利益51億円を⾒込む。 国際線は、過去最⾼となる690万人を目指す。国内線も今期の新規就航等の通年化の他、成田便

の増便が⾒込まれることから、660万人とし、合計1,350万人を目指す。発着回数も過去最⾼の11万回を想定。

売上は、航空ネットワークの拡⼤や旅客数の増加などにより増収を⾒込む。費⽤は、経年劣化に伴い増加傾向にある施設維持費の他、空港としての量的・質的拡⼤に向けた取り組みを積極的に推進。以上から先⾏費⽤が増加し増収減益の⾒通し。

2018年度 2019年度 増減

売上⾼ 642.9億円 693.0億円 50.1億円

営業利益 99.0億円 80.0億円 ▲19.0億円

経常利益 92.8億円 78.0億円 ▲14.8億円

当期純利益 64.4億円 51.0億円 ▲13.4億円

航空旅客数 1,235万人 1,350万人 114万人

航空機発着回数 10.3万回 11.0万回 0.7万回

国際貨物取扱量 19.4万トン 24.0万トン 4.5万トン

2019年度の状況

44

中部空港 成田空港 羽田空港 関⻄空港

出⼊国者数 233千人（＋31.4％）

1,090千人（+13.9％）

552千人（+6.2％）

842千人（+17.1％）

うち日本人 146千人（+55.2％）

617千人（+36.7％）

341千人（+20.0％）

406千人（+58.4％）

うち外国人 86千人（+4.3％）

472千人（▲6.5％）

211千人（▲10.4％）

435千人（▲5.8％）

4月の実績（前年同月⽐）

ＧＷ（4月26日~5月6日）の実績

出⼊国在留管理局リリース資料より

80

90

100

110

航空旅客数

40

50

60

国際線

1,000

2,000

3,000

4,000

構内売上 免税店売上

12

14

16

18

15

25

35

日本人 外国人

2018年度 2019年度

万人+13%

+16%

うち

45

35

25

+15%

+18%

国際線内訳 百万円

+13%

+13%

うち 国際貨物取扱量

▲9%

千t

※全国平均▲14％

※航空貨物運送協会調べ

2027年:リニア中央新幹線開業後名古屋駅起点 120分到達エリア

３大ターミナル駅からの120分圏人⼝

4,104 2,993 2,927

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

品川起点 名古屋起点 大阪起点

■60分圏■120分圏

名古屋駅

品川駅

セントレア

将来の中部圏

45

■60分圏■120分圏

名古屋駅

品川駅

セントレア

現 状

5,217 5,949

2,943

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

品川起点 名古屋起点 大阪起点

最大

2027 リニア開業後 首都圏エリアが大幅に拡大

当社としても地域一丸の建設促進活動に積極的に参画

空港は、日本経済の成⻑を⽀える中部圏にとって、地域間競争に⽣き残るための基本インフラ

国際ゲートウェイの一翼を担う空港の機能強化(完全24時間化)の実現が不可⽋

⼆本目滑⾛路の整備に向けた取組み推進

46

地域にとっての重要性

⼆本目滑⾛路建設促進期成同盟会

東海3県1市の⾏政・経済団体の43団体で構成

各「拡充議連」の活動

与党国会議員三重県 愛知県 岐阜県 名古屋市

知多5市5町

メンテナンスによる深夜の滑⾛路閉鎖

ピーク時間帯における受⼊れ制約

空港運用上の諸課題

近い将来の⼤規模改修時における運⽤制約

滑⾛路上での不測事態が空港閉鎖に直結

セントレアの目指す3つの「よい︕」

47

「超優良」なセントレア︕

よい︕すごい︕⽴派︕ よい︕すごい︕⽴派︕ よい︕すごい︕⽴派︕

4．2018年度（2019年3月期）決算と2019年度（2020年3月期）業績予想

48

2018年度決算（連結）

区分 2017年度

2018年度 増減

売上⾼ 589.6 642.9 53.2

空港事業 275.3 290.0 14.7

商業事業 288.2 325.7 37.5

交通アクセス施設事業 26.1 27.1 1.0

営業費⽤ 500.5 543.9 43.3

営業利益 89.1 99.0 9.8

経常利益 80.2 92.8 12.5

当期純利益 54.4 64.4 9.9

区分 2017年度

2018年度 増減

航空旅客数 1,153万人 1,235万人 107.1%

国際線 556万人 609万人 109.6%

国内線 597万人 625万人 104.7%

航空機発着回数 10.0万回 10.3万回 102.3%

国際線 3.9万回 4.0万回 102.6%

国内線 6.1万回 6.3万回 102.2%

国際線貨物取扱量 17.9万トン 19.4万トン 108.2%

来場者数 1,182万人 1,354万人 114.5%

※ 小数点第2位以下切捨、ただし％は四捨五⼊

（単位︓億円）

49

決算業績概要（連結）・利用実績

営業利益営業利益

営業利益増減要因（2017年度対⽐2018年度）

2017年度 2018年度※小数点第2位以下切捨

99.089.1

売上⾼の増加 ▲7.7

▲12.3仕入費用等

の増加

▲23.3単位︓億円

53.2

50

物件費、人件費等の増加

減価償却費の増加

連結損益計算書

区分 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度

売上⾼

空港事業 258.9 262.7 270.2 275.3 290.0

商業事業 210.0 265.9 252.7 288.2 325.7

交通アクセス施設事業 23.8 23.7 25.1 26.1 27.1

計 492.8 552.3 548.1 589.6 642.9

売上原価 352.6 378.6 365.9 388.6 414.3

販売費及び一般管理費 83.5 93.7 105.1 111.9 129.6

営業利益 56.7 79.9 77.0 89.1 99.0

営業外収益 1.1 0.7 1.9 0.6 2.8

営業外費⽤ 14.6 12.2 14.3 9.5 9.0

(内⽀払利息) （13.3） （11.2） （10.3） （8.6） （8.2）

経常利益 43.2 68.4 64.6 80.2 92.8

当期純利益 27.6 45.3 41.8 54.4 64.4

減価償却費 129.8 117.5 111.7 112.7 120.5

51

（単位︓億円）

※ 小数点第2位以下切捨

連結貸借対照表

区分 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度

流動資産 152 193 182 192 313

固定資産 4,465 4,378 4,323 4,268 4,264

うち建物・構築物 1,285 1,214 1,167 1,092 1,061

うち土地 2,902 2,902 2,902 2,902 2,902

資産合計 4,621 4,575 4,509 4,464 4,581

流動負債 550 633 241 473 335

固定負債 3,193 3,018 3,302 2,970 3,160

負債合計 3,743 3,652 3,544 3,443 3,496

資本⾦ 836 836 836 836 836

利益剰余⾦ 30 76 118 172 237

純資産合計 877 923 965 1,020 1,084

負債・資本合計 4,621 4,575 4,509 4,464 4,581

（単位︓億円）

※単位未満切捨

52

2019年度業績予想（連結）

区分 2017年度

2018年度

2019年度

（予想）増減

（予想）

航空旅客数 1,153万人

1,235万人

1,350万人 109%

航空機発着回数

10.0万回

10.3万回

11.0万回 106%

国際航空貨物取扱量

17.9万t

19.4万t

24.0万t 123%

航空取扱量

区分 2017年度

2018年度

2019年度

（予想）増減

（予想）

売上⾼ 589.6 642.9 693.0 50.1

営業利益 89.1 99.0 80.0 ▲19.0

経常利益 80.2 92.8 78.0 ▲14.8

当期純利益 54.4 64.4 51.0 ▲13.4

減価償却費 112.7 120.5 130.5 10.0

業績 （単位︓億円）

※ 小数点第2位以下切捨 ただし％は単位未満四捨五⼊

53

業績予想（連結）・利用実績予想

連結キャッシュフロー計算書

区分 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度

営業活動によるＣＦ 174 173 173 194 203

投資活動によるＣＦ ▲26 ▲33 ▲46 ▲57 ▲114

フリーＣＦ 147 140 126 136 89

財務活動によるＣＦ ▲143 ▲108 ▲135 ▲122 22

174 173 173194

203

▲ 26 ▲ 33 ▲ 46 ▲ 57

▲ 114

147 140 126 136 89

-150

-100

-50

0

50

100

150

200

250

2014 2015 2016 2017 2018

営業CF 投資CF フリーCF

※単位未満切捨

(年度）

54

開港以来、14年連続してフリーキャッシュフロー（ＣＦ）は⿊字を継続（単位︓億円）

（単位︓億円）

0.41％1.56％ 1.56％ 1.42％ 1.43％ 1.34％ 1.24％ 1.09％ 0.78％ 0.64％ 0.57％ 0.52％ 0.50％ 0.42％ 0.34％

1,673 1,673 1,673 1,647 1,621 1,594 1,568 1,542 1,516 1,490 1,457 1,418 1,365 1,303 1,231

2,223 2,223 2,221 2,221 2,122 2,029 1,976 1,938 1,872 1,746 1,643 1,572 1,551 1,495 1,444

238109 96 83 69

5643 40 36

3126 23 20

1613

741661 582 551

521490 459

313 312311

310 310259 259 259

115 115 215215

215218 218 218 218 368

30 3094

37

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

無利子借⼊ 政府保証債 政策投資銀⾏借⼊ ⺠間⾦融機関借⼊ 財投機関債 短期つなぎ

債務残⾼と平均⾦利の推移（連結）

55

（単位:億円）※単位未満切捨

開港後、年間平均111億円の債務を圧縮

4,875

4,428（▲105） 4,163

（▲122）4,286

（▲141）

4,667（▲209）

4,533（▲69）4,603

（▲63）4,050

（▲113） 3,655（▲141）

3,952（▲97）

3,797（▲155） 3,548

（▲107）3,414

（▲134）3,292

（▲121）3,316

（+23）

有利子2,084 (B)

有利子負債加重平均⾦利

有利子削減額

（A)－(B)1,118億円

（年度）

有利子3,202 (A)

債務償還予定

※１ 債券の償還額は、額面⾦額を記載。※２ 単位未満四捨五⼊

2019年3月31日現在の債務に対する償還予定

77 77 77 51 51 51 51 51 51 51

3 3 3 3

259

118

100 100 50

46

208

89

231

167

257

158

79

44

165

0

100

200

300

400

500

2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 2026 2027 2028

<単位:億円>

年度

政府保証債 財投機関債 ⺠間⾦融機関借⼊ 政投銀借⼊⾦ 無利子借⼊⾦

56

95

308

209230245

289

429

286318

266

格付会社による評価AA－ ［格付の方向性︓安定的］格付内容

中部国際空港を保有・運営する国の指定会社。成田国際空港などとともに、国際拠点空港の一翼を担う。後背地の愛知県の人口は増加が続く。旅客、貨物とも潜在需要は大きい。

地域主導で建設が推進された経緯もあって、政府の出資比率は約4割。国際拠点空港として航空政策上の重要性は高い。

国内線は全国主要都市にネットワークを張り、基幹空港として機能する。国際線はアジア路線が中心。北米・欧州路線などの拡充は道半ばだ。航空機部品など大型貨物の取り扱いに強い。

戦争やテロなどによって航空需要は一時的に落ち込む可能性がある。

建設段階から民間ノウハウを活用したコスト削減に力を注いできた。大型空港としては固定費負担が軽い。収益は航空需要の変動の影響を受けやすいものの、効率的な経営で比較的安定した利益を確保している。

開港後10年以上を経て、持続的な成長を見据え、相応の投資が必要になっている。厳選した投資による収益力向上と財務基盤の強化の両立が課題だ。

第2滑走路建設構想があるが着工するとしても相当先になる公算が大きい。現時点では格付に織り込んでいない。

格付評価のポイント

格付投資情報センター（R＆I）格付機関

政府の支援意思や支援能力が変化する場合は格付に響くが、事業基盤の強さを保てれば影響は限定的。

航空需要を着実に取り込み、収益力が高まれば、信用力にプラス。

想定以上に航空需要が低迷して厳しい収支状況が続き、財務基盤が揺らぐ場合は、格付に下押し圧力がかかる。

格付の変更につながる要因

※2018年10月更新済みの発⾏体格付

57

2019年度資⾦調達予定

政府保証債 34億円程度

財投機関債 148億円程度

合計 182億円程度

※2019年6月1日現在の予定であり今後変更する可能性があります

58

M EM O

59

（参考資料）

60

（参考資料）

会社概要会社名 中部国際空港株式会社

（CENTRAL JAPAN INTERNATIONAL AIRPORT CO.,LTD）

設⽴日 1998年5月1日

資本⾦ 836億6,800万円

主要な株主 国・愛知県・岐阜県・三重県・名古屋市・ ⺠間企業・団体 計1,072名（2019年3月末現在）

従業員数 264名（2019年3月末現在）

関係会社（5社）

中部国際空港エネルギー供給（株） 中部国際空港情報通信（株） 中部国際空港旅客サービス（株）

中部国際空港施設サービス（株） 中部国際空港給油施設（株）

グループ総従業員数 1,024名（2019年3月末現在）

基本理念〜抜粋

1 競争⼒のある国際ハブ空港作りに努める

2 「お客様第一」

3 環境への配慮に努め、豊かな地域社会づくりに貢献する

4 「オープンでフェアー」を企業⾏動の基本とする

5 健全経営を実現する

6 自由闊達で風通しの良い企業風⼟を確⽴し、企業の活⼒を最⼤限に発揮

開港 2005年2月

旅客ターミナルビル 年間取扱能⼒ 年間1,700万人

旅客ターミナルビル 面積 219,000㎡

スポット数（小型機⽤ 6 含む） 80

運⽤時間 24時間

滑⾛路⻑ 3,500m×1

2018年度実績年間離発着回数 10.3万回

年間航空旅客数 1,235万人

空港施設・処理能⼒

2019年3月31日現在

61

⽴地・アクセス

名古屋鉄道で名古屋駅から最短28分、

伊勢湾の常滑市沖に位置する24時間運⽤

可能な国際空港

愛知県常滑市

62

施設配置図

電動⾞椅子等にも対応するスペース（多目的トイレ）

⾞椅子・カートと、歩⾏者の幅を確保した動く歩道

階層移動の無い旅客ターミナルビル ⾝体の不自由な方、一般利⽤者などから意⾒を直接聞いて設計 2007年度バリアフリー化推進功労者表彰・総理⼤⾂賞受賞

国際線と国内線を同じフロアの左右に分離 日本各地から、海外への乗継ぎも便利

潮流への影響に配慮したD字形の空港島を採⽤

空港施設の概要中部圏における航空需要に応えるだけでなく、国内路線の多さを活かして全国各地と海外を結ぶ

最先端のユニバーサルデザインの追求

63

集客⼒のある商業施設

展望レストラン（3階） クイーンアリス展望レストラン（3階） クイーンアリス

テーマパーク感覚で楽しめるエンターテイメント空間の創造

64

展望風呂「風（フー）の湯」

結婚式（センターピアガーデン） SORAビジョン（旅客ターミナルビル4階） 銘品館（旅客ターミナルビル3階）

スカイタウン（旅客ターミナルビル4階） 展望レストラン（3階） クイーンアリススカイタウン（旅客ターミナルビル4階）

スカイデッキ（4階）

「中部国際空港の設置及び管理に関する法律」（中部法）により指定された株式会社

国が強く関与する「国際拠点空港」の位置づけ

筆頭株主としての国の関与

成田空港・羽田空港・中部空港・関⻄空港は、国際・国内航空輸送網の拠点となる空港として、国土交通⼤⾂が設置及び管理を⾏う（空港法第４条より抜粋）

＝

本来国が⾏うべき事業であることから、国が株式の４０％を出資し、筆頭株主として経営に関与することで、国の会社に対する責務を明確化。

国が明示するネットワーク拠点としての位置づけ

空港の設置及び管理に関する基本方針（平成20年12月24日告示）より一部抜粋・加筆

成田空港・中部空港・関⻄空港は、それぞれの背後圏の航空需要に応えることはもとより、我が国の国際拠点空港として三空港相まって我が国全体の航空需要に最⼤限対応することが適切である。

法制上・政策上の国の関与

2019年6月1日現在

中部法における国のサポート

政府による株式の引き受け（第５条） 政府による債務保証が可能（第８条） 政府による無利子貸付（第９条） 中部国際空港整備準備⾦を積み⽴てた際の租税特別

措置法上の配慮（第１０条） 国等による人的・技術的援助（第１１条） 等

中部圏にとどまらず全国的な航空需要を担う役割を国の航空政策上位置づけ。

65

政府との関係〜設⽴法について事項 中部国際空港の設置及び管理に関する法律 成田国際

空港（株）法新関⻄国際

空港法

認可 事業認可（制定以外の事業の開始） 国土交通⼤⾂の認可が必要 同左 届出

認可 新株発⾏・社債・資⾦借⼊ 社債発⾏・1年超の借⼊は⼤⾂の認可必要 同左 同左

認可 代表取締役の選任 代表取締役・監査役の選任は⼤⾂の認可必要 同左 同左

認可 事業計画の認可 当該事業年度の計画の提出必要 同左 同左

認可 重要財産の譲渡 重要な財産の譲渡・担保差⼊は認可必要 同左 同左

認可 定款変更など 定款の変更・合併・剰余⾦の配当などは⼤⾂の認可事項 同左 同左

規制 国土交通⼤⾂の定める基本計画への適合 ⼤⾂の定める基本計画への適合が必要 同左 同左

規制 財務諸表の提出 B/S P/L、事業報告の提出必要（事業年度終了後3ヶ月以内） 同左 同左

規制 国土交通⼤⾂の監督・命令権限など ⼤⾂による監督・命令権・報告指示・検査 同左 同左

⽀援 資⾦貸付 公共性維持などの為の無利子資⾦貸付 同左 同左

⽀援 政府出資 予算範囲内での出資 同左 総数

⽀援 債務保証 社債に対して予算範囲内での政府保証の付与 同左 同左

2019年6月1日現在66

国

（国土交通省）

40%

地方

自治体

10%

民間

50%

資本構成（出資⽐率）は、国・地⽅自治体合計50%、中部経済界を中⼼とした⺠間50%

株主構成

国（国土交通⼤⾂） 40% （約335億円）

地方自治体 10% （約84億円） 愛知県 岐阜県

名古屋市 三重県

⺠間 50% （約418億円）

トヨタ自動⾞ 中部電⼒ 東海旅客鉄道 デンソー 日本碍子

三菱ＵＦＪ銀⾏ 名古屋鉄道 みずほ銀⾏ 東邦瓦斯

他

2019年4月1日現在67

国際線〜世界37都市に向け週441便運航 国内線〜国内19都市に向け日89便運航

⿅児島

⼥満別

札幌函館

秋田

成田

福岡

⻑崎松山

⼤分熊本宮崎

那覇

石垣

※貨物便は週29便

仙台新潟

羽田

※2019年6月14日現在

中国・香港・台湾⽅面21都市234便

北京 天津 瀋陽 ⼤連 ⻑春 済南

上海 広州 ⻄安 ⻘島 ハルピン

厦門 煙台 太原 蘭州 成都

寧波 香港 台北 ⾼雄 深圳

韓国⽅面3都市76便

ソウル プサン 済州

北⽶⽅面1都市7便

デトロイト

ヨーロッパ⽅面2都市12便

フランクフルト ヘルシンキ

中東⽅面1都市7便

アブダビ

東南アジア⽅面7都市79便

バンコク マニラ セブ シンガポール ハノイ ホーチミンシティ ジャカルタ

ビーチリゾート⽅面2都市26便

グアム ホノルル

旭川

宮古

中部国際空港のネットワーク

68

名古屋空港時代

国際線 〜航空旅客数と便数の推移 （単位︓千人、便） 国際貨物取扱量と便数の推移 （単位︓千トン）

※国際線就航便数は各年度の夏ダイヤピーク時点での便数⽐較。（旅客・貨物とも）

※国内線就航便数は各年度の4月ダイヤ⽐較。（2004年度のみ夏ダイヤ）※単位未満切捨て

国内線 〜航空旅客数と便数の推移 （単位︓千人、便）

名古屋空港時代

220

313 324 354 343288 292 282 291 290 297

341 355 355 340

4,493

5,329

5,467

5,563 4,975

4,303

4,514

4,374

4,490

4,467 4,503 4,899

5,233 5,563

6,099

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

国際線便数（便/週） 国際線旅客数(年度）

5

40

52 51

3015

1416

1529 28 28 28 26 25

110

233 238206

123 119 115 116 108

146176

161 165179

194

0

50

100

150

200

250

300

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

国際貨物線便数（便/週） 国際貨物取扱量（輸出⼊）(年度）

国際線・国内線旅客数と国際貨物量の推移

名古屋空港時代

10292 94

82 81 73 73 72 67 75 75 77 80 83 89

6,6927,021

6,5256,257 5,833

4,9564,696

4,5154,720

5,404 5,399 5,524 5,728 5,9756,257

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018国内線便数（便/日） 国内線旅客数

(年度）

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当資料及び説明は、当社の業績等について投資家の皆様に情報提供することを目的とするもので債券の募集または売出を意図したものではありません。

当資料及び説明には、将来の予測や⾒通しに関するものが含まれておりますが、こうした将来の予測等には不確定な要因を含んでおり、将来の業績等を保証するものではありません。

実際の業績等については、様々な要因により変化するものであることをご承知おきください。

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