20150202 Movable Type Seminar
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2015 年 2 月 2 日シックス・アパート株式会社
長内 毅志
アクセシブルなウェブサイト構築とCMS の活用
自己紹介
–2011 年~ Movable Type プロダクトマネージャー
–2014 年~ ディベロッパーリレーションマネージャー
エバンジェリスト
–趣味 ダンス ( ストリート、ジャズ ) ジョギング ( サブフォー )
英語の勉強 (TOEIC 875, 英検準 1 級 )家族と過ごすこと
アジェンダ
•アクセシブルなウェブサイトを構
築するにあたって、 CMS ができる
こと
•Movable Type の最新情報
WCGA 2.0
JIS X 8341-3:2010Indie UI
WAI-ARiA
WebVTTHTML5 Recommendation
ノウハウについて語るセッションではありません
ノウハウを
今日の話を一言で表すと
• コンテンツとデザインを分離し、蓄積
したコンテンツを時代に沿った形で提
供する
アクセシブル = 情報へのアクセスが可能であること
アクセシビリティの定義
• そのウェブページが、高齢者や障害者
も含めた、誰もが情報を取得・発信で
きる柔軟性に富んでいて、アクセスし
た誰もが同様に情報を共有できる状態
にあること• Wikipedia
CMS のイメージ
CMS ができること
• 更新が楽になる?
• 自動更新を実現する仕組み?
• たしかにそれもある
CMS の仕組み
• コンテンツはデータベースに存在
• テンプレートでデザインを定義
CMS の重要なメリット
•コンテンツとデザインを分離でき
る
つまり
• コンテンツとデザインを分離すること
で、時代に沿った形で情報を出力する
ことができる
ネットは有用な情報の宝庫
「コンテンツ」が重要
総務省発表の「情報通信白書」
• 総務省が情報通信の分野における産業
の現況や政策の動向などを取りまとめ
て年次で刊行している文書
• IT 系の統計データに取って、信頼でき
る貴重な情報の宝庫
メトロポリタン美術館
•膨大なコレクションをオンライン
上で検索、閲覧可能
•スマートフォン閲覧にも対応
問題点
閲覧環境は変化する
2008/10/3 日経「スマートフォンは売れるのか」
http://www.nikkei.com/article/DGXZZO10913560S0A710C1000000/
参考 : 閲覧環境の変化
• 出典:株式会社 MM 総研
http://www.m2ri.jp/newsreleases/main.php?id=010120130328500
未来の予想はむずかしい
•10 年前 (2004 年 )–IE のシェア 90% 以上
–ドコモの i モード絶好調
•5 年前 (2009 年 )–2007 年 iPhone 登場、 2008 年に日本発
売
–「スマホは売れるのか ? 」
「レスポンシブデザイン」というキーワード
•5 年前、 10 年前にスマホの普及を
予想できた人はいますか ?•スマホ向けのウェブ技術の予想が
できた人は?
未来は予測可能か
2018 年 デバイス毎のデータ流量の「増加率」
0%
20%
40%
60%
80%
100%
120%
モバイル データ トラフィックの予測( 2013 ~ 2018 年の CAGR )
スマートフォン
タブレットPC
ノートPC
M2M( ウェアラブル )
シスコシステムズ「全世界のモバイル データ トラフィックの予測、 2013 ~ 2018 年アップデート」よりhttp://www.cisco.com/web/JP/solution/isp/ipngn/literature/white_paper_c11-520862.html
ウェアラブルコンピュータ
•5 年後のデバイス、
デザインを予想するのは
非常にむずかしい
•アクセス環境はどのように変化
するか分からない
•アクセシビリティの方法論は変
わる
If もしも
•ページ数が数千 -数万に及ぶコ
ンテンツ
•最新のデバイス向けにリニュー
アルを行う必要が出たら?
数万ページを手作業でリニューアル?
• 蓄積された情報が多いほど、リニュー
アルコストは比例的に増加する
コンテンツとデザインが分離していれば
• デバイスに応じたテンプレート設定
CMS ができること
•コンテンツとデザインを「分離」
•コンテンツを時代にそった方法で
アクセシブルな形で「提供」する
決して新しい発想ではない
ここまでのまとめ
• コンテンツとデザインを分離すること
で、閲覧環境の変化に備え、情報をア
クセシブルに提供することができる
• そのために、 CMS は有用である
Movable Type の Data API
CMS の基本構造
DB
管理画面からデータ入力テンプレートに従ってデータ出力
API の利用
DB
管理画面、テンプレートを使わずデータの入出力できる
API API
拡張性に富む
•開発言語を問わずデータ出力
•管理画面をつかわずデータ登録
Data API
•REST 形式で MT のデータを入出力–GET https://your-host/your-mt-api.cgi/ v1/sites/{blog_id}/entries
•MT の認証をつかうため、新たに認
証システムをつくる必要がない
•コンテンツの可搬性
ウェブに限らず、あらゆるコンテンツを管理
ウェブサイト
スマホアプリ
Web サービス
Data API の活用例
http://makanai.sixapart.jp
Data API の活用例
Movable Type 最新情報
最新バージョン
Movable Type 6.0.6
パフォーマンス改善
5 つの新機能
•Data API•Chart API•非公開日指定
•Google Analytics との連携
•メッセージセンター
Google Analytics の連携
• Google Analytics と連携してアクセスデータを
ダッシュボード上に表示
JSON データで取得可能
•JSON 形式でデータを取得可能•PHP 、 JavaScript などで任意の形で加工、利用
プラグイン
•more-analytics https://github.com/miyanaga/
mt-more-analytics/
• MIT ライセンス
•近日商用版リリース予定
レスポンシブウェブデザインテーマ
•Rainier–ブログ向けテーマ
•Eiger–企業サイト向けテーマ
Apex
•追加テーマ「 Apex 」http://plugins.movabletype.jp/movable_type/apex.html
Rainier と Eiger 、 Apex のライセンス
•MIT ライセンス ( オープンソース )–自由にカスタマイズ、再頒布可能
–ビジネス利用も可能、オープンソース頒布も
カスタマイズ例
http://plugins.movabletype.jp/drk7jp/seo-tuning-eiger.html
5.X の機能も引き継いでいます
• スマホ対応の管理画面
• 定型文機能
• PSGI 対応
• セキュリティ強化機能
–連続した不正アクセスユーザーの ID をロックアウトする
–パスワードポリシーの設定変更
• リスティングフレームワーク
Movable Type のラインアップ
•Movable Type•Movable Type クラウド
•MovableType.net
Movable Type クラウド版
• クラウド環境で MT を提供
• サーバー保守、メンテナンスはシックス・アパートが担当
• 月額 5000円~
サーバー配信機能
•外部サーバーへ html送信
•ステージング構成が簡単
バックアップ機能
•1 日に 1度データをバックアップ
• いつでも復旧可能
2 つの新機能
• IP制限–管理画面、公開サイトへのアクセス制限が可能
• マルチドメイン対応
–S4i 、 S4g 以上、 10 ドメインまで利用可能
MovableType.net
•Web サービス型 CMS•カスタムフィールドが利用可能
•GitHub 上のテーマと連携可能
•低価格 (2500円 / 月~ )
パブリックベータ絶賛公開中
自由度低( ウェブサービス型 )
高(ソフトウェア型 )
手軽さ複雑
容易
MT on AWS
•AWS marketplace で提供
•micro インスタンスは無料 (AWS使用料別 )
MT コミュニティとイベント
•MT蝦夷•MT東北•MT東京•MT なごや
•MT関西•MT広島•MT福岡•MT 長野
MTDDC Meetup TOKYO 2014
MT Live
• 今日明日、 TAM Coworking で開催!
まとめ
• アクセシブルな情報の提供のため、コン
テンツとデザインを分離する
• コンテンツの可搬性を重視し、ネット環
境の変化に対応する
• Movable Type は上記をカバーした、 10年以上の実績があるパブリッシングプ
ラットフォーム