2014.4.15 研究紹介 tennis service

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    26-Jun-2015
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早稲田大学修士2年。 専門はテニスの動作解析です。

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テニスにおけるサービスの正確性

~トスの再現性と到達点~

早稲田大学スポーツ科学研究科彼末研究室 修士課程 2 年井元 龍太郎

研究発表

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• サービスにはボールコントロール戦術が用いられる(今野 ,2007 )

• 1st,2nd によってトスの位置は変わる( John et al,2003 )

• 一般的にトスを重要な要素としてあげている• サービステストの点数とシングルスのランキング

に高い相関があることが確認された( Hewitt,1996 )

正確性(到達点)

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背景(先行研究)• 風の影響でトスがずれても、正確性(到達

点)が上がる場合もある。( National レベル)

 ( Mendes et al,2013 )

適応力

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サービスコントロールは何が関連しているのか

競技者のレベルによるトスの再現性とインパクト時の適応力

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実験(中級者)

解析(中級者)

2014 年 1 月

現在

2012 年 5 月~

解析(上級者)内堀さんデータ

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方法• ハイスピードビデオカメラ( CASIO 社

製 ,EX-F1, 撮影速度 300fps 、露光時間:1/1000sec )

• 動作解析ソフト Frame-DIAS IV(DKH 社製 )• キャリブレーション (Calkit)• DLT 法による三次元座標の算出

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固定

上級者 7 名(早稲田大学庭球部)(テニス歴 10 年以上)

中級者 9 名(テニス歴4年~右利き)

センターとサイドに的を設置教示:的を狙うことを重視( 2nd)≒①center side➁

教示:試合と同様(≒ 1st)➂game

3 試行ぞれぞれ 20 球ずつ。

①②③

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トスの再現性とは・・・

リリースからインパクトまで、トスが毎回どのくらい同じ軌道を描くのか

リリース

トップ

インパクト

→ リリース時、両足の位置を計測

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再現性

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トスの再現性

到達点のばらつき

トスは到達点にどれほど影響するのか

x

y x’y’

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x

x’

y

y’

side単位は( m )

center

到達地点 インパクト位

置0.6 0.7 0.8 0.9 1 1.1 1.2

-0.40

-0.20

0.00

0.20

0.40

0.60

0.80

f(x) = − 0.0751623 x + 0.281022R² = 0.00125540656547907

1.2 1.3 1.4 1.5 1.6

-1.50

-1.00

-0.50

0.00

0.50

1.00

1.50

インパクト位置

到達地点

y = 2.3524x - 2.8996R² = 0.0495

トス (x,y,z) と到達点 (x’,y’ )それぞれの組み合わせ( 6 通り)に相関は見られなかった

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A B C D E F G0

0.05

0.1

0.15

0.2

0.25

gamecenterside

(m)インパクトにおけるトスの再現性

大学生トッププレーヤーの中でもトスのインパクト時による再現性が高い、低いは存在した(有意差あり)

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これまでの全体( 3 試行)の主な結果

• No-Net 試行と Net 試行においてトスの有意差なし(ロジスティック分析)

• トスをあげる方向について、被験者により左右に違う

• トスのインパクト時における再現性はボール 1.5 ~3 個のずれ( 0.09 ~ 0.21m )

  (2 個ずれるとスイートスポットから外れる)* ボール 1 個 = 約 0.65m

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これまでの全体( 3 試行)の主な結果• トスのインパクト時における再現性が顕著に高

い被験者はサービスの入る確率も高かった(インカレ優勝者)

• 一方でトスのインパクト時における再現性が低くてもサービスが入る確率が高い被験者もいた

• 上級者は高さに関して、トスをインパクト時に修正できた

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0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

0.12

0.14

0.16

中級者 Top

中級者 impact

上級者 Top上級者 Impact

上級者と中級者の違い

上級者は適応力が高い傾向にある

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今後の予定1. 被験者のレベルをどのように分けて統計をとるか2. トスや到達点の基準となる数値の出し方3. 解析の切り口4. 適応力の測り方(前後の到達点を比較)

*参考 ( これまでに出した三次元データ )• 打った後のスピード、角度• トスのスピード、角度、時間• リリース時における両足の位置• 到達点の位置