2012.feb.13 第一次ミッション報告書

14
台台台台台台台台台台台 Kuya Fish Campaign 台台台 2012 台 2 台 13 台 台台 2台4台 2 台 11 台 台台台台台台 :一、、() 台 台 台 台 台台 台台台 :、、 ・・ 台台台台 204台 台 台 、、 BMFI 台 台 台 (、) 台台台台台台台台 Habitat for Humanity 台台台台 台台 台台 1. 台台 2. 台台 3.

Transcript of 2012.feb.13 第一次ミッション報告書

Page 1: 2012.feb.13 第一次ミッション報告書

台風センドン被災者支援

Kuya Fish Campaign

第一次ミッション報告書

2012年 2月 13日

期間:2月 4日~2月 11日

参加者:田中一成、伊東光穂、今井裕明(記録)

地域:フィリピン、ミンダナオ島、カガヤン・デ・オロ市

主な成果:204戸に対するやかん、ポット、バケツの配給

BMFIによる活動の支援(衣類の仕分け、家屋補修資材の配給)

第二次活動に係るHabitat for Humanityとの合意

目次

1.経緯と現地の状況

2.ミッションの成果

3.第二次ミッションの計画

Page 2: 2012.feb.13 第一次ミッション報告書

1. 経緯との現地の状況

(1) 経緯と 2月 4日~11日の現地の状況

 台風センドン(国際名ワシ)により 2011年 12月 16日に発生した洪水は、ミン

ダナオ島北部およびネグロス島南部を襲いミンダナオ島カガヤン・デ・オロ市、イ

リガン市を中心に死者 1,268名、被災者約 40万人(2012年 1月 26日、NDRRMC

Updateより)の被害をもたらす。半世紀ぶりの台風であり防災対策がなされていな

かったこと、天然のダムが決壊し急激な水位上昇をもたらしたこと、住民が就寝後

の深夜に洪水が発生したことから死者数の多さが特徴。

 生存者の話(第一次ミッションでのヒアリング)によると当時の様子は、「水が

すごい勢いで流れてきて表面が白く波打っていた。水中の蛇にかまれる、急激に流

れてくるトタン屋根で手足を切るなど、凄惨な状況だった」、「目が覚めた時には

すでに危険な水位に達しており、身分証も持たずに逃げてきた」、「洪水直後は市内

の人でさえその発生を知らずに、どろどろの服でデパートに服を買いに行っていぶ

かしがられた」等。

 流失したカラカラの様子

 カガヤン・デ・オロ市では洪水発生数時間で水のペットボトル配給が開始された。

政府は小学校の体育館等に緊急避難所を開設。最初の数週間には炊き出しが行われた。

数週間経過したころから市街地の外のテントシティー(仮設住宅)への移転が開始さ

れ、食料は自炊に移った。1月 21日時点で完全に破壊された家屋約 11 千戸に対して

テント数は約 2 千戸。

 Indahag Church テントシティーの様子

Page 3: 2012.feb.13 第一次ミッション報告書

第一次ミッション時には水・食糧等は国際 NGOを中心に安定的に供給されていた。

食事は、米、大豆、野菜(オクラ、インゲン豆、かぼちゃ)、魚の干物、卵など。

「災害前よりむしろ良くなった」という声もあり。水はカトリック・リリーフ・

サービス(CRS)等により定期的に供給されている。各テントに寝具、椅子、テーブ

ル、電気、服、洗濯たらい、調理器具、手回し充電式ラジオ等、最低限必要なものは

そろっており、ポータブル DVD等を持っているテントもある。ただし、活動期限を

3月までとするNGOもおり、安定的な仮設住宅生活がいつまで続くか不透明。また

用地不足により国際基準を満たさない過密状態となっている。

 干し魚

 野菜

テントシティーの子供たち

Page 4: 2012.feb.13 第一次ミッション報告書

 デルモンテ社寄付の炊事場

 各家庭の食器、水タンク、洗濯たらい等。

 2月 7日の Shelter Clusterのコーディネーションミーティングでは、避難所から

テントシティーに移住させることが目下の課題として議論された(永住住宅の議論

はまだ本格化していない)。避難所は小学校の施設等を利用しており、移設しないと

教育に支障あり。ただし、カガヤン・デ・オロ市では被災者支援がメイヤー対ガバ

ナーの政争に発展し、土地の確保や移住者リストの作成が遅延しがちとの噂が流布し

ている。流失した地域は No Build ゾーンに指定されており、その再開発は同ミー

ティングでは議論の俎上に上っていない。

長期的には、永住先の用地確保・住宅建設と被災住民の就業支援が最重要課題と、

被災住民、支援団体ともに認識されている。Indahag school テントシティーでは、

「子供に絵をかかせたら、皆家の絵を描いたの。家が欲しいのよ。」との声あり。

就業支援では一時的な Cash for Work(日給 215ペソ)があるが、長期的には市内

から車で 20~30分(往復交通費 60ペソ)離れた永住先で持続的に所得獲得できる

ようにすることが課題。Indahags San Miguel Church テントシティーでは女性中

心にラグ(足ふきマットや鍋敷きに使う厚手の編み物)の生産が開始されている

(一枚 40ペソ、一日2枚生産可能 販売可能な品質)。

Page 5: 2012.feb.13 第一次ミッション報告書

 ラグの生産を行う女性

(2)Kuya Fish Campaignの活動経緯

12 月 27 日~ 1 月 9 日 :田中一成がカガヤン・デ・オロ市ザビエル大学を拠点とし

て、被災者支援ボランティア活動を実施。帰国後、Facebook等を通じて日本国内

で支援を呼びかける。Kuya Fishとは、避難所で田中一成が子供から呼ばれていた

あだ名(「イッセー」の発音が魚を意味する「イスダ」に変形)。

1 月 21 日 :KFC キックオフミーティングを実施。慶応大学、秋田国際教養大学、

東京大学、社会人を含む 11名が参加。日本国内外への情報発信、KFC 自身による

直轄事業の実施といった活動の方向性を決定。

1 月 27 日 :ACC21伊藤道雄代表と面談。KFC活動への賛同と協力の意向を得る。

バライミンダナオ財団(Balay Mindanaw Foundation Inc. 以下、「BMFI」とい

う。)の紹介を受ける。

1 月 28 日 :第二回 KFCミーティングを実施。新規に 5 つの学生団体代表に対して、

KFCの趣旨を説明し、協力の意向を得る。

1 月 31 日 :BMFIより KFCの第一次ミッションの受け入れ許可を得る。

2 月 4 日~ :第一次ミッションをカガヤン・デ・オロ市に派遣(*)

(*)外務省海外安全情報で「十分注意してください」と指定されている地域

2. ミッションの成果

(1) 物資配給活動

カガヤン・デ・オロ市の 42か所(BMFI Bing 氏談)のテントシティー・

避難所のうち、3 テントシティーと 1 つのコミュニティの合計 207戸に対し

て合計 30万円相当の物資を配給。配給内容は、BMFIがテントシティーの住

民から意見をくみ上げてやかん、ポット、バケツ(女性のための尿瓶として

利用)を KFCに対して提案。

1月 30日付 OCHA レポートで、脆弱な立場に置かれやすい女性に対する

支援や乳児のミルクコードの違反等が重要課題として言及されており、妥当

性が高いものと判断して供与を決定。2月 8日に Indahag School, Indahag

Page 6: 2012.feb.13 第一次ミッション報告書

San Miguel Church, Gusaの 3 テントシティーに配給完了。Iponan へは 2

月 11日以降配給予定。

Indahag School  59戸 やかん、まくら、バケツ(完了)

Indahag San Miguel Church 62戸 やかん、ポット、バケツ(完了)

Gusa    35戸 やかん、ポット、バケツ(完了)

Iponan   51戸 やかん、ポット、バケツ(予定)

やかん…テントシティーは炊き出しが必要とされる時期から自炊を行う時期

に移っており、鍋、フライパン等の調理器具が提供済み。やかんを配給する

ことでお湯を沸かす時間を短縮し、女性の調理労働にかかる負担を軽減する

ことを意図したもの。

ポット…お湯を保存することで、乳児のミルクの用意を適時に行えるように

する等の利便性を高めることを意図したもの。

バケツ…女性が深夜に共用トイレに行きたくないという声にこたえて、尿瓶

として提供したもの。

まくら…テントではマットレス等の配給がおこなわれているが、まくらの配

給は未了。良質な睡眠をとることは精神安定上にも重要であり住民のニーズ

が大きかったため、既にポットを所持しているテントシティーに対してポッ

トの代わりに提供したもの。

 一戸当たり約 700ペソ 1400 円相当

Page 7: 2012.feb.13 第一次ミッション報告書

 戸別の袋詰め作業

 物資配給の光景(Gusa テントシティー)

 「ミルク作りが便利になった」と語る住民

 早速、その日の調理に利用されているやか

Page 8: 2012.feb.13 第一次ミッション報告書

(注)テントシティーとは、被災者が通常の生活を取り戻すまでの避難所→仮設住宅→

定住住宅の 3段階のうち 2段階目の仮設住宅の一つの形態としてテント(合計 8畳程

度で居間+3室)を利用するもの。国際宝くじ協会の供与が目立った。日本ではプレ

ハブに当たるか。

(2) バライミンダナオ財団による活動の支援

バライミンダナオ財団(Balay Mindanaw Foundation Inc.、以下「BMFI」と

いう。)の本来業務は、コミュニティ強化、平和構築、モデルファーム経営、マイ

クロファイナンスであったが、今回の災害では、経験のない災害支援分野に組織

を挙げて取り組んでいる。第一次ミッション時点のBMFIの災害支援活動は、主に

支援物資の配給活動、所管 3 テントシティー(Indahag School, Indahag San

Miguel Church, Gusa)及び 5地区(Iponan, Bulua, Bonbon, Kauswagan,

Canito-An)のモニタリング、就業支援、ドナーコミュニティーでの連絡調整、心

のケア活動。

短期的ニーズに対応する物資の配給活動から長期的な自律的生活支援のための就

業支援等にシフトしつつある段階との由。

支援物資の配給活動は、BMFIに直接届く支援物資の配給と大手NGO等の大規模

配給活動の一翼を担う活動(物資は大手 NGOが調達し、BMFIが戸別に仕分けて

配給するもの)の二つから成る。KFCは、前者として下着の仕分け作業、後者と

して建築資材の配給活動に参加した。

下着の仕分け作業

2月 6日(月)、国内からの支援物資(下着等1)の仕分け作業を補助する。支援

者に対する説明責任と受給者に対する平等性を確保するため、支援物資を一枚一枚

数え、種類・サイズ別に仕分け、すべての配給家計に平等にいきわたるように袋詰

めする。一家計当たり 17 枚程度の下着パックを作成。

全体で段ボール 4箱、約 4000ピース、4~5名×8時間の仕事量、深夜 23時 30

分に完了。洪水直後には最大 600箱程度のストックを抱えたとのことなので、膨

大な仕分け作業を行ってきたことがうかがえる。

BMFIの長期ボランティア 1名と正社員 1~2名(担当レベル)による作業を、

伊東、今井と伊東の友人のフィリピン人学生の 3名で補助する。マネジメントク

ラスだけでなく、ボランティア生や担当レベルの社員まで説明責任や平等性に係

る意識が高く、規律が徹底していたことが印象的。

1 女性用下着が太宗を占め、次いで男性用下着、子供服、ブラジャー。

Page 9: 2012.feb.13 第一次ミッション報告書

「(これだけ大変な作業を行っているのだから一つくらいもらっても良いので

はないかと問うたところ)私はサバイバーではないから、支援物品を受け取るわ

けにはいかない」、「まとめて配ると平等性を確保できないので(手間がかかっ

ても)小分けの作業が必要」等の声有り。

仕分けの光景

仕分け結果

 

家屋補修資材配給作業

家屋補修資材の配給は、半壊の家に住み続けている住民向けに行われる。

Habitat for Humanityの提供する資材を BMFI管轄地域に配給する作業。2月 8

日(水)、翌日の家屋補修資材の配給活動に向けて釘を戸別に仕分ける作業を実施。

釘の袋詰め作業は、5種類の釘を 500グラムずつ、合計 2.5 キロ分袋に詰める作

業。釘をまとめて地元の人に渡し配分を任せると横領が起きる可能性があるので、

透明性、平等性を確保するために、20時 30分~午前 2時まで 3~5人掛かり

(BMFIスタッフ 2 名と KFC 田中、今井、Kris さん(Xavier 大学生徒会の女

性))で実施。ここでも透明性・平等性を確保するために仕分け作業に相当のコス

トを裂いていることが伺えた。

2月 9日(木)、Kauswagan区役所で家屋補修資材の配給活動を実施。フィリ

ピン陸軍とともに木材を同数ずつ仕分ける。KFCより田中、今井が参加。家 BMFI

の所管地区では 1000戸以上の対象住民がいるが、第一バッチ 200戸、今回の第

二バッチでも 200戸を対象に配給。受給資格があるもののまだ受給できない家計

が数多く残されており、「どうして私の家は受け取ることができないの」と BMFI

Page 10: 2012.feb.13 第一次ミッション報告書

スタッフに嘆く住民が見受けられた。

(参考)Kauswanga区役所は被災者が各種支援を申請するための行政手続きを行う

ためにごった返していた。もろもろの支援活動は、すべて受給者のリストを作成

した上で行われており、Organizedされていることが印象的だった(不特定多数

にモノを配る活動は皆無だった)。

モニタリング活動は、所管するテントシティーが適切に運営されるように全体

調整を行うもの。具体的には、定期的にテントシティー等を訪問してキャンプマ

ネージャーから水、食料、トイレ等の支援が適切に提供されているかヒアリング

を行い、問題が生じている場合には、関連機関とコーディネーションを行うもの。

KFCが同行した 2月 5日(日)のモニタリングでは、Cash for Workスキーム

によるトイレ建設の遅延(資材が届かないため)を確認。その他は特段の問題無い

ことを確認。

また、2月 6日(月)には近所の避難所の住民が「ここ 2 週間避難所に食料が届

いていない」と相談に来る。BMFIが状況把握のためにスタッフを派遣(定期的な

モニタリングが行われており、そのような事態は生じないはずとの由)。避難所

の住民の拠り所として機能していた。

 Indahag Churchのモニタリング

  BMFIを訪れた住民に耳を傾けるBMFIスタッフ

Page 11: 2012.feb.13 第一次ミッション報告書

就業支援活動では、生活の基盤を失った住民が再就業できるように BMFIが職業

訓練等を企画。2月 12日までにテントシティー住民一人ひとりの職歴、指向やス

キルにかかるプロファイルを作成し、それに基づく技術支援、就職のあっせんを

実施予定(例えば、機械工、マッサージ、大工など)。

他、ドナーコミュニティーでの連絡調整については、以下2.(3)を参照。心

のケア活動については時間の制約から参加出来なかった。

(3) Shelter Clusterに係る情報収集

(最新情報は、以下の Shelter Clusterウェブサイトより)

https://www.sheltercluster.org/Asia/Philippines/

TropicalStormSendong2011/Pages/default.aspx

2月 7日 10時~12時カガヤン・デ・オロ市社会福祉局(DSWD)主催住

宅セクター会議(注、政府がNGOとの情報共有・問題解決の場として定期的

に設定するもの)が開催され、BMFIからは、Shelter 担当のBing 氏と、

KFC伊東、今井(記録)が出席。主な出席者は、政府のとりまとめ部局、政

府のロジスティック部局、国際宝くじ協会、Save the children等。合計 30

名程度。議事要旨以下の通り。

 セクター会議の様子

空室問題の解決…国際宝くじ協会が、2月 6日時点で 462戸のテントの空室

Page 12: 2012.feb.13 第一次ミッション報告書

を指摘。避難民を早急に避難所から移動させるよう要請(放置されるのであ

ればテントを撤去すると赤十字が言っていると、国際宝くじが警告)。ロジ

スティックスの制約により移住が滞っていると担当機関が回答。そのはずは

ないとロジ責任者が反論。政府担当者から、462戸への入居者選定において

政治家から自身の反対者をリストから除外するように圧力があると示唆あり

(BMFI Bing 氏による解釈)。最終的に、2月 7日中にリストを完成させ、

一週間以内に 462戸の空室を満たすべく関係者が協調することに合意。

建築禁止地域の範囲拡大と移住を要する住民の把握…洪水直後に現地視察し

たアキノ大統領の政令により建築禁止地域が設定されたが、市政府は同地域

の拡大(+20 メートル)を企画している。拡大範囲に在住する住民に代替住

宅を提供することが必要と問題提起あり。市政府は、その地域には人はだれ

も住んでいないと説明するも、複数のNGOから、どこどこに何戸が居住し

ている等の指摘あり。拡大した建築禁止地域に含まれるすべての住民が補償

を受けられるように受給者リストを作成するための実査の実施が提案された。

NGOと政府が対等な立場で建設的な議論を行う場があること自体有意義と思

料。BMFIのBing 氏によると、当初は 100を超える国際NGOが自分たちの

スタンダードを押しつけるように言いたいことをいって甚だ混乱したとの由

(ほとんどのNGOは時間の経過とともに被災地を去って行った)。現在の

会合もフラットすぎて大小の議論が混在する等の課題は残るが、問題解決機

能を発揮できている。

「私には本業があるのよ、いつまでもうだうだしているなら本業に戻らせ

てちょうだい、付き合っていられないわ」と責任のなすり合いで進まない議

論に対して不満を表した政府のロジスティック担当部局の人の言葉が印象的。

NGOは本業として災害支援を行っているが、政府は災害支援の業務が制度化

されていないため、本業の傍ら追加的に災害支援活動を行わなければならな

い。

(4) Habitat for Humanity

2月 9日カガヤン・デ・オロ市における永住住宅建設の総括団体である

Habitat for Humanityの現地代表David Liban(呼称DABS)から、3月 9

日~21日まで、日本人ボランティア 10人~15名の受け入れ許可を得た。

Page 13: 2012.feb.13 第一次ミッション報告書

David 氏と現地大学生(手前は KFC田中)

9日は、現地大学生の代表(カガヤン・デ・オロ市の青年議会の議員)に

対してHabitat for Humanityが協力依頼を行う会議(Habitat マニラ支部か

ら 2名、カガヤン・デ・オロから 2名、現地ボランティア約 10名)が開催

され、BMFI 通じで面識を得た Habitat for Humanityの Eugene 氏の働きか

けで KFC(田中、今井)も参加することができた。

永住住宅建設の目標は当初 3カ月に 500戸(一日 6戸程度)、1年で

6000戸(一日 16戸程度)というもの。10人日で一戸の建設が可能な仕様。

技能を持たないボランティアが、プロの監督の元作業を行う。

建設用地の確保が進んでおらず、現在土地は Kalaananと Indahagの二か

所数百戸分のみ。Habitat for Humanityは 2月 9日時点では 3月以降の詳細

な予定をもたないため、ボランティア活動の詳細計画は継続協議となった。

ただし、3月 10日のラウンチングセレモニー、6月 10日の学生 1000人動

員建設デーのみ決まっている。

ザビエル大学農学部長との面談では、ACC21伊藤道雄様からの Regardを伝

え、KFCの活動内容を紹介。農学部長は、KFCの活動に賛同し伊藤様への感

謝の気持ちが示された。Resettlement siteのコミュニティー計画の立案支

援へ参画出来ないか問うたところ、ザビエル大学が開発した Resettlement

siteを紹介され、既に計画済みで建設も開始されているが現地視察を行うこ

とで何らかの視差を得ることができるのではないかと助言を頂いた。生徒会

に所属している Cris ちゃんの引き会わせで生徒会長と顔を合わせ、3月の

ワークキャンプ時には、週末に Xavier 大学生との交流会を開くことに合意し

た。Habitat for Humanity のボランティア決起集会には、Habitat for

Humanity マニラ支部から 2名参加、現地スタッフ 2名、現地ボランティア

約 10名(地元の青年議会の議員と被災者ボランティア)が参加。今後 3ヵ月

間で 500戸、今後 1年間で 6,000戸を建設する計画であり、3月上旬のボラ

ンティア時には、住宅建設に携わることができる見込みとの由(ただし、土

地の確保が進まず、2月 9日時点の定住先の用地は、Indahagと Calaanan

の 2か所数百戸分のみ)。10人日で一戸建設出来る使用であり、建設作業は

Page 14: 2012.feb.13 第一次ミッション報告書

モジュール化されており基本的に誰が作業しても同じ品質になる仕様であり

(事前トレーニングはほとんどいらない)、プロの大工が監督するので大き

なミスは回避できるとの由。3月 10日にはホテルで決起集会を行い(訂正:

建設は行いませんでした)、6月 10日には、1000人の学生を集めて、一日

で 1戸建設するイベントを

(5) ザビエル大学との連携

2 月 9 日、ACC21 伊藤 代表の友人のザ ビ エル大学農学部長 Roel R

Ravanera 氏と面談を行った。農学部長は、KFCの活動に賛同し ACC21伊東

代表への感謝の気持ちを示した。Resettlement siteのコミュニティー計画

の立案支援へ参画できないか問うたところ、ザビエル大学が開発した

Resettlement siteが紹介され、既に計画済みで建設も開始されているが、

現地視察を行うことで何らかの示唆を得られるのではないかと助言をいただ

いた。

ザビエル大学農学部長との面談では、ACC21伊藤道雄様からの Regardを

伝え、KFCの活動内容を紹介。農学部長は、KFCの活動に賛同し伊藤様への

感謝の気持ちが示された。Resettlement siteのコミュニティー計画の立案

支援へ参画出来ないか問うたところ、ザ ビ エル大学が開発した

Resettlement siteを紹介され、既に計画済みで建設も開始されているが現

地視察を行うことで何らかの視差を得ることができるのではないかと助言を

頂いた。また、同じく Kris 氏の働きかけによりザビエル大学生徒会長と面談

し、3月のボランティア派遣時に週末にザビエル大学生との交流会を開くこ

とに合意した。

 Roel 氏との面談

Page 15: 2012.feb.13 第一次ミッション報告書

ザビエル大学生徒会長との面談

2月 10日、面談時に紹介された、Xavier Eco Village(ザビエル大学の所

有地を無償で住民移転先として提供して建設するもの、500ヘクタール。場

所は空港近くのルンビア)を見学。仮設住宅の建設が進捗しており、既に

100戸以上が生活している。今後永住住宅の建設がおこなわれる予定。ごみ

の分別回収の実施と緑のあるスペースをコミュニティー内に設置することが

Eco Villageのいわれ。Xavier 大学の用地であることから計画、実施まで

Xavier 大学の裁量で決定している。

 Eco Village玄関口の旧航空機倉庫

(6)その他

・ BMFIでは Kaloy 代表の旧友のイギリス人 Arther(Social Pastoral Institute所

属)がプライベートでアドバイザリー業務を行っており、2月 8日には、Arther

による兵庫フレームワークの講義が行われた(国際的に共有されている災害対策

枠組みの紹介)。

・ BMFIの紹介で、WASHセクターの中心アクターであるカトリック・リリーフ・

サービス の Juan 氏と連絡先の交換を行った。

・ ザビエルエコビレッジ視察時に、偶然エストラダ大統領の息子と現地記者の一行

に出くわし、エストラダ元大統領息子から声をかけられ KFCの趣旨を説明した。

3. 第二次ミッションの計画

Page 16: 2012.feb.13 第一次ミッション報告書

第二次ミッションとして、3月 9日~21日まで住宅建設ボランティアの現地派遣を実

施することを、受け入れ団体である BMFIと住宅建設担当のHabitat for Humanityと合

意した。詳細計画は別添9のとおり。

別添1.スケジュール

別添2.地図

別添3.写真、記録VTR:

Facebook サイト:Kuya Fish Campaign

http://www.facebook.com/photo.php?

fbid=178433125582828&set=a.107961802629961.15530.100002484262894&t

ype=1&theater#!/groups/166087433494881/

ブログ:Tumblrに開設 Kuya Fish Campaign

http://kuyafishcampaign.tumblr.com/

別添4.Shelter cluster現況調査報告書及び関連資料

別添5.バライミンダナオ財団関連資料(紹介 DVD等)

写真は Kuya Fish Campaignの Facebookをご参照

http://www.facebook.com/photo.php?

fbid=178433125582828&set=a.107961802629961.15530.100002484262894&t

ype=1&theater#!/groups/166087433494881/

別添6.Habitat for Humanity関連資料(紹介 DVD)

別添7.WASH cluster関連資料

別添8.第一次ミッション物資配給活動の領収書

別添9.ボランティア募集要項

別添10.BMFIによる 1月 30日~2月 5日、2月 6日~13日報告書

Page 17: 2012.feb.13 第一次ミッション報告書

別添1.

Kuya Fish Campaign第一次ミッションスケジュール(2月 4日~11日)

2月 4日     配給物資の決定

(今井)     BMFIのオリエンテーション

2月 5日     以下の視察

(伊東、今井) 3テントシティー( Calaanan、 Indahag school、 Indahag

Church)、     

1流失地域(Karakara)

2月 6日     BMFIの月曜定例会への参加

(伊東、今井)  下着の仕分け作業

2月 7日       住宅セクター会議への出席

(田中、伊東、今井) カトリック・リリーフ・サービス Juan 氏と顔合わせ

           KFC配給物品の袋詰め作業

           Habitat for Humanityの Eugeneとの面談

2月 8日       Artherによる国際的な防災枠組みの講義聴講

(田中、伊東、今井) KFC 物資の配給活動

           釘の仕分け作業

2月 9日       住宅補修資材の配給

(田中、今井)    Xavier 大学農学部長との面談

           Xavier 大学生徒会長との面談

           Habitat for HumanityのDavid 氏との面談

2月 10日      Xavier Eco Villageの視察

(田中、今井)   第二次ミッションのロジスティックのBMFIとの協議

2月 11日      今井帰国、田中は継続活動(第二次ミッションに向けた各種調

整)