20120410 aiming水口 ドイツゲームのすゝめ
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ドイツゲームのすゝめ
水口 雄夫 2012/04/10
下記の特徴を持つ非電子型のテーブルゲームを指す
• 最大の特徴は、対象を子供から大人までとする、いわゆる「ファミリーゲーム」を指向している点である。
• ゲームのコンポーネント(内容物)はしっかりとした造作となっており、板状のボード、(多くは木製の)コマなどが用いられる。造形デザインや描かれるイラストもレベルが高い。
• ゲームのデザイナー(作者)が意識され、パッケージに明記されることが多い。人気デザイナーも多く、デザイナーの名前が売り上げにも影響する。
(Wikipedeaより一部抜粋)
ドイツゲームって何さ?
つまりどういう事よ!
ドイツゲームって何さ?
『ドイツを中心に流行ったボードゲーム』
を指し
個人的な解釈を通すと
『運と技術の両方が適度に必要なゲーム』
ドイツゲームを一言でいうと?
初心者でも、ある程度上級者と
遊ぶことができる
『対人コンテンツ』
ドイツゲームの一番いい所
ドイツゲームをやろう!
ボードゲームには下記の大きく5つの分類があるが、どれも紀元前から遊ばれていると言われている
• 競争ゲーム
(例)双六、バックギャモン
• マンカラ
(アフリカ、中近東、東南アジアの伝統ゲーム)
• 包囲ゲーム
(例)囲碁
• 戦争ゲーム
(例)チェス、将棋
• 配列ゲーム
(例)五目ならべ
『ドイツゲームの歴史は20世紀から』
ドイツゲーム前史~ボードゲームの発展~
“モノポリー”(1935)
・プレイ人数:2~8人
・プレイ時間:60~180分
・簡単な説明
資金と資産を流用し、総資産を稼ぐことを目標にする
・運要素
サイコロによる移動
・技術
交渉術
他にボードゲームと呼ばれる物も少なく、
後に続かなかったため、単身のヒットのみに収まってしまった
ドイツゲーム前史~ボードゲームの発展~
・プレイ人数:2~7人
・プレイ時間:300分以上
・簡単な説明
第一次世界大戦を元にした、ウォーシミュレーションゲーム
プレイヤーは1国を操作し、交渉術のみで他国との戦争に生き残る
・プレイ人数:GM次第
・プレイ時間:GM次第
・簡単な説明
プレイヤーはファンタジー世界のキャラクターになり、
ダンジョンに潜り、モンスター等と戦い宝を奪う等のシナリオクリアを目指す
ドイツゲーム前史~ボードゲームの発展~
“ディプロマシー”(1961)※販売開始
“ダンジョンズ&ドラゴンズ”(1974)
ドイツゲーム前史~ボードゲームの発展~
1980年代後半に始まるコンピューターゲームの発展によって、
多くのユーザーを奪われ、死に絶えたように思われていた。
コンピューターゲームの普及
・プレイ人数:1~2人
・プレイ時間:ソフトによって異なる
・簡単な説明
最終出荷台数は全世界累計で約6291万台
通称“ファミコン”
“ファミリーコンピューター”(1983)
ドイツゲームの誕生
“ウサギとハリネズミ”(1979)
・プレイ人数:2~6人
・プレイ時間:30~45分
・簡単な説明
第1回ドイツ年間ゲーム大賞に選ばれた作品
双六から運要素を薄くし、戦略要素を加えたゲーム
“スコットランドヤード”(1983)
・プレイ人数:3~6人
・プレイ時間:60~90分
・簡単なゲーム内容
第5回ドイツ年間ゲーム大賞
犯人側(1人) 対 警察側(多数)に分かれて推理対決を行うゲーム
『ドイツ年間ゲーム大賞の設立』
“カタンの開拓者たち”(1995)
全世界で爆発的にヒットし、1500万パッケージ以上の売り上げを誇る
・プレイ人数:2~4人
・プレイ時間:60~90分
・簡単な説明
資源を集め、他のプレイヤーと交渉し、
自分の都市を発展していく
・運要素
サイコロによる資源の算出量
・技術要素
開発地の選択、交渉術
ドイツゲームの歴史
ドイツゲームの歴史
“カルカソンヌ”(2000)
・プレイ人数:2~5人
・プレイ時間:30~60分
・簡単な説明
売上として全世界でミリオンを達成したゲーム
場の絵柄に合わせて、ランダムで引いたタイルを配置していく
置いたタイルの位置やその上に置くコマが戦術に繋がる
“ドミニオン”(2008)
・プレイ人数:2~4人
・プレイ時間: 20~40分
・簡単なゲーム内容
カルカソンヌ以来のミリオンヒットゲーム
特徴的なカード購入とデッキ構築プロセスそのものが、
そのままゲームの主軸になっているゲーム
日独のボードゲーム市場の比較
ボードゲーム売上(2010年)
約493億
ゲームソフト売上(2010年)
約1755億
『ドイツでは安定した人気を有している』
日独のボードゲーム市場の比較
ボードゲーム売上(2010年)
約122億(※ミニ電子ゲーム、手品、パーティー商品等含む)
ゲームソフト売上(2010年)
約3180億
『日本では市場規模が小さい』
ドイツゲームが日本で普及しない理由
• 場所の問題 ドイツゲームは基本的に場所が必要
物によっては家庭のテーブルではプレイできない大きさの場所を使用する
その為、どうしても場所が限定されてしまう
• 人の問題 ドイツゲームは基本的に人数が必要
最低2人、基本的に4人以上集まるのが好ましい
その為、どうしても時間が限定されてしまう
• ゲーム筐体の問題 ドイツゲームは基本的にドイツゲーム本体が必要
本体を購入するための資金、限られた状況での購入手段
その為、どうしても入手のハードルが上がってしまう
『プレイするまでにコストがかかる』
日本じゃドイツゲームは普及しないの?
違うよ。 全然そんなことないよ
ドイツゲーム世界大会で日本人の活躍
• ドミニオン 第1回大会優勝(全1回中1回)
• カルカソンヌ 第6回大会優勝(全6回中1回)
• ラミィキューブ 第1回、第5回大会優勝(全7回中2回)
• カタン 第3回大会3位(全10回中優勝無し)
『ドイツゲームは日本人の性格に向いている』
販売店舗の増加
“イエローサブマリン” 秋葉原、新宿、池袋等全国に店舗を構える
秋葉原店等、専用のプレイスペースを用意している店舗もあり
“すごろく屋”
高円寺駅徒歩5分
説明用のプレイステージもあり、子供向けのゲームも各種取り揃えている
ボードゲームカフェの増加
“JELLY JELLY CAFE”
場所:渋谷駅徒歩8分
料金:2時間500円(1ドリンク付き)
1日1000円(フリードリンク)
70を超えるボードゲームが常備されており
ゲームをする際に人が足りなければ店員さんが参加してくれる
“LEAVE A NEST CAFE”
場所:四谷駅徒歩数分
料金:ランチ1000円前後
ドリンク500円前後
外観だけ見るとおしゃれなカフェ
ボードゲームだけでなく、料理も楽しむことができる
プレイヤーの増加
※NHKボードゲーム特集より (2011年11月)
ボードゲームプレイヤーは
じわじわと増加している!
ドイツゲームをやろう!
以上ご清聴ありがとうございました